JP3196314B2 - 粉体供給装置 - Google Patents

粉体供給装置

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JP3196314B2 JP12272492A JP12272492A JP3196314B2 JP 3196314 B2 JP3196314 B2 JP 3196314B2 JP 12272492 A JP12272492 A JP 12272492A JP 12272492 A JP12272492 A JP 12272492A JP 3196314 B2 JP3196314 B2 JP 3196314B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、ガラス基板や
半導体基板等の被加工物に対しパウダー状の粉体を噴射
してエッチング加工あるいはコーティング加工(いわゆ
るデポジション)を行うための加工装置における粉体供
給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体集積回路やプリント配線回
路、さらには磁気ヘッド等の各種機能素子等の製造に際
しては、様々な微細加工が必要で、高度なエッチング技
術や薄膜形成技術が必要となっている。
【0003】このような状況から、各方面で加工技術に
関する研究が進められており、例えば半導体ウエハの表
面をレジストマスクを使って加工するエッチング技術と
してアルゴンイオンを電気的に加速して被加工面に衝突
させ、物理的な破壊によってエッチングするイオンエッ
チング法(IBE)や、フッ素や塩素等の活性ガスイオ
ンを同様に被加工面に衝突させ、物理的、化か句的な作
用でエッチングするリアクティブイオンエッチング法
(RIE)等が開発されている。
【0004】一方、薄膜形成技術としては、真空中でタ
ーゲットに不活性ガスのイオンを加速して衝突させ、タ
ーゲットをたたき出してこれを基板上に堆積させて薄膜
を形成するスパッタ法や、成膜する材料例えば、セラミ
ックスの粉体を大気中もしくは減圧中でプラズマやバー
ナー等の熱により溶解し、これを吹きつけて薄膜を形成
する溶射法や、プラズマ等の熱を利用してガスを反応さ
せ、基板上に反応生成物を体積させて成膜する気相成長
法(CVD)等が知られている。
【0005】しかしながら、前述したエッチング法は、
いずれも加工速度が遅く、さらに装置の価格が高いこ
と、保守や維持管理が煩雑であること等の問題を抱えて
いる。また、薄膜形成技術についても、これまでの方法
では加工速度等の点で不十分であり、また成膜の際の基
板に対する制約も大きいことから抜本的な改善が望まれ
る。
【0006】そこで、上述したエッチング法や薄膜形成
技術に代わる加工方法として、粉体を圧縮空気に混合し
て噴射するいわゆるサンドブラスト加工法が例えば特開
昭64−34670号公報等において提案され注目を集
めている。
【0007】次に、上述したサンドブラスト加工装置の
一例を図4について説明する。本例で使用されるサンド
ブラスト加工装置は、大別して圧縮空気を供給するエア
ーコンプレッサー1と、このエアーコンプレッサー1か
ら送出された圧縮空気と混合される粉体を収容する混合
室2と、圧縮空気と共に一定量の粉体を噴射して被加工
物の表面を加工する加工室3と、この加工室3内の粉体
を上記混合室2へ送給するために一旦収容するリザーブ
室4と、加工室3からリザーブ室4へ粉体を吸引回収す
る排風機5と、リザーブ室4へ粉体を供給する粉体貯蔵
室6とより構成されている。
【0008】以下、サンドブラスト加工装置を詳しく説
明すると、エアーコンプレッサー1から引き出された空
気供給パイプ7は、第1の供給パイプ8と第2の供給パ
イプ9とに分岐され、それぞれ混合室2へ接続されてい
る。第1の供給パイプ8には、混合室2へ供給される圧
力空気の圧力を調整する調整弁10と電気空気弁11が
設けられ、第2の供給パイプ9には、加工室3へ混合室
2内の粉体と共に供給される圧力空気を調整する調整弁
12を設けている。
【0009】混合室2は、円筒状の容器からなり、その
内部に微粒子からなる粉体13が収容されている。混合
室2の底部は円錐形状で、底面にサーメット(金属粉を
小欠して形成される無数の微細孔を有する多孔質)など
よりなる円板状のフイルタ14が設けられ、エアーコン
プレッサー1の第1の供給パイプ8がフイルタ14の背
面側に接続されている。従って、第1の供給パイプ8に
供給される圧縮空気は、フイルタ14を通って混合室2
内へ導入され、混合室2内の空気は排気パイプ15を通
って排風機5から外部へ排出される。
【0010】また、フイルタ14の周囲の混合室2の斜
面には、バイモルフ振動子16が設けられている。この
バイモルフ振動子16は、上下一対の圧電素子と電極と
から構成され、その自由端がフイルタ14の上方に臨む
ように円環状に配置され、基端部が混合室2の円錐状の
斜面に固定されている。
【0011】バイモルフ振動子16は、例えば所定の交
流電圧を印加することによりその自由端を上下方向に振
動させることができ、粉体13を機械的に分散させなが
らフイルタ14からの圧縮空気と攪拌混合するエアーバ
イブレータ効果を付与することができる。
【0012】また、フイルタ14の中央部には、混合室
2の底部を貫通する送り出しパイプ17がその上端を混
合室2内に開口するように設けられており、送り出しパ
イプ17から混合室2で圧縮空気により攪拌分散された
粉体13を送り出すようになっている。送り出しパイプ
17の下端には、第2の供給パイプ9の先端部が配置さ
れており、この第2の供給パイプ9より供給される圧縮
空気の空気流によって生じる負圧によって、送り出しパ
イプ17内に粉体13が吸い込まれ、圧縮空気と混合し
て送り出される。そして、上述した送り出しパイプ17
の上部に集粉器18が混合室2の容器に図示しない手段
によって支持されている。また送り出しパイプ17に
は、送出パイプ19が接続されて加工室3まで延び、そ
の先端部に噴射ノズル20が設けられている。
【0013】上述のように構成した混合室2は、電気は
かり21の上に搭載されて混合室2の粉体13を含めた
総重量を計測している。すなわち、電気はかり21は混
合室2から送り出され噴射ノズル20より一定量の粉体
13の噴出、つまり混合室2内の総重量が一定に減少で
きることを監視することを目的とするものであり、電気
はかり21によって計測している混合室2の総重量の減
少量を、制御ユニット22に入力し、この減少量に基づ
いて第1の供給パイプ8の電気空気弁11の開閉量また
はバイモルフ振動子16への電圧値を制御ユニット22
によって制御している。
【0014】一方、加工室3には、混合室2から送出パ
イプ19の先端部に設けられた噴射ノズル20が配置さ
れ、これと対向して被加工物23が図示しない手段によ
って支持されている。加工室3の底部に接続された粉体
回収ホース24は、リザーブ室4のサイクロン25に接
続されている。リザーブ室4内の底部には、水平状態に
スクリューコンベア26が配置されモータ27によって
回転可能であり、そして、リザーブ室4の端部に垂設し
た送給路28aにジャバラ29を介して送給路28bが
接続され、この送給路28bの下端が混合室2の上部に
接続されている。そして、送給路28bには開閉自在の
三角弁30が設けられている。
【0015】上述した加工室3内の底部に集積した粉体
13のリザーブ室4への回収は排風機5によって行われ
る。すなわち、排風機5の排気作用によってサイクロン
25に接続した粉体回収ホース24内が負圧になること
によって、加工室3内の粉体は粉体回収ホース24内を
通って吸引され、リザーブ室4のサイクロン25へ導か
れる。ここで、排気流は排気パイプ31を通って外部へ
排気され、粉体のみサイクロン25内を通ってリザーブ
室4内へ収容される。
【0016】粉体貯蔵室6は、図示しない攪拌装置によ
って貯蔵室6内の粉体13を攪拌しながらヒータによっ
て温められ、粉体13を乾燥状態にしている。この粉体
貯蔵室6は、その底部に接続した粉体供給ホース32が
エアーコンプレッサー1とサイクロン25とに接続され
ている。
【0017】次に、上述のように構成したサンドブラス
ト加工装置の動作について説明する。混合室2内の粉体
は、バイモルフ振動子16の振動と第1の供給パイプ8
からフイルタ14通って混合室2内へ圧送される圧縮空
気によって攪拌混合されている。そして混合室2内の粉
体は、第2の供給パイプ9内を圧送される圧縮空気によ
って送り出しパイプ17内が負圧になることによって、
一定量の粉体が送り出しパイプ17から吸い出される。
この粉体は送出パイプ19内を圧縮空気と共に圧送さ
れ、噴射ノズル15から圧力空気と共に粉体が噴射して
被加工物23を加工する。
【0018】粉体による被加工物23の加工が行われる
加工室3の底部には、粉体が堆積する。この粉体は排風
機5の排風作用によってリザーブ室4内へ回収される。
このとき、リザーブ室4と混合室2との間の三角弁30
は閉止させる。すなわち、排風機5の排気作用によって
サイクロン25に接続した粉体回収ホース24内が負圧
になることによって、加工室3内の粉体は粉体回収ホー
ス24内を通って吸引され、リザーブ室4のサイクロン
25へ導かれる。ここで、排気流は排気パイプ31を通
って外部へ排気され、粉体のみサイクロン25内を通っ
てリザーブ室4内へ収容される。
【0019】リザーブ室4内の粉体量は、超音波センサ
33によって検出される。すなわち、超音波センサ33
によってリザーブ室4内の粉体の減少が検出されると、
制御ボックス34からの信号によりエアーコンプレッサ
ー1及び排風機5が動作する。このとき、リザーブ室4
と混合室2との間の三角弁30は閉止させる。エアーコ
ンプレッサー1から粉体供給ホース32へ空気を圧送す
ると、粉体貯蔵室6の接続口はエゼクタ作用により負圧
が生じて粉体貯蔵室6内の粉体が粉体供給ホース32へ
吸引される。この吸引された粉体は圧送空気と共にサイ
クロン25へ導かれ、ここで、圧送空気は排気パイプ3
1を通って排風機5から外部へ排気され、粉体のみサイ
クロン25を通ってリザーブ室4内へ供給される。そし
てリザーブ室4内に粉体が定量供給されたことを超音波
センサ33が検出すると、制御ボックス34からの指令
によりエアーコンプレッサー1及び排風機5は停止す
る。
【0020】次に、電気はかり21の計測により混合室
2内の粉体が減少し、混合室2内への粉体の供給指令が
あると、制御ユニット22により三角弁30が開放する
と共にスクリューコンベア26の駆動によって粉体は送
給路28a、ジャバラ29、送球路28bを通って混合
室2内へ供給される。そして混合室2内へ粉体が所定量
収容されると、電気はかり21が混合室2の総重量を検
知し、制御ユニット22からの信号によって三角弁30
が閉止され、同時にスクリューコンベア26が停止し、
粉体の供給が停止される。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】このような構成した従
来のサンドブラスト加工装置は、リザーブ室4と混合室
2とをジャバラ29を介して接続した送給路28a,2
8bのうち、混合室2側の送給路28bにのみ三角弁3
0を設けていたので、粉体を粉体貯蔵室6からリザーブ
室4へ供給するとき、三角弁30は閉止するが排風機5
の排風作用によってサイクロン25を通じてリザーブ室
4内が負圧状態となり、リザーブ室4と混合室2との間
のジャバラ29が収縮して混合室2を引き上げようとす
る吸引力が生じ、混合室2に不要な振動が発生する。
【0022】このため、混合室2の振動はそのまま電気
はかり21に伝わって計測が不安定になるので、混合室
2から送給される粉体量を安定化する制御システムが不
能となる。従って、粉体貯蔵室6からリザーブ室4へ粉
体を供給するときは、混合室2からの粉体の送給を止
め、被加工物の加工を停止しなければならないため、加
工装置の稼働率が大幅に低下するといった問題があっ
た。
【0023】本発明は、上述した問題点を解消するため
になされたもので、被加工物の加工中であっても、粉体
貯蔵室からリザーブ室への粉体の供給を行うことがで
き、加工装置の稼働率を向上することのできる粉体供給
装置を得ることを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、本発明による粉体供給装置は、混合室とリザーブ
室との粉体送給路がジャバラ式送給路を介して接続さ
れ、混合室側及びリザーブ室側の上記粉体送給路のそれ
ぞれにその通路を開閉する第1の開閉バルブ及び第2の
開閉バルブを設け、粉体貯蔵室から粉体をリザーブ室へ
補充するときには、第1の開閉バルブを閉止してリザー
ブ室に生じる負圧の影響をジャバラ式送給路及び混合室
に与えないようにしたものである。
【0025】
【作用】上述のように構成した本発明による粉体供給装
置は、混合室とリザーブ室とを接続した粉体送給路の混
合室側及びリザーブ室側に、それぞれ通路を開閉する開
閉バルブを設けたことにより、混合室から粉体を送給し
加工室において被加工物の加工中であっても、リザーブ
室側の開閉バルブを閉止することで、粉体貯蔵室からリ
ザーブ室へ粉体を供給するために排風機を動作しても、
排風機による排風作用はリザーブ室内が負圧になるだけ
でジャバラ式の送給路が負圧によって吸い上げられるこ
ともなく、従って、混合室が負圧の影響で振動するよう
なことが解消でき、電気はかりの信頼性が向上できる。
【0026】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本例による粉体供給装置の全体の構成図を
示し、図4で説明した従来例装置と異なる部分は全体を
符号35で示したバルブ機構であり、その他の部分は全
て同一であるので同一部分には同一符号を付して重複す
る説明は省略する。すなわち、上述したバルブ機構35
は、混合室2とリザーブ室4とを接続した送給路の中間
がジャバラ式送給路(以下、単にジャバラという)36
からなり、このジャバラ36の上方、つまりリザーブ室
4側の送給路に開閉バルブとなる第1の三角弁37を設
け、またジャバラ36の下方、つまり混合室2側の送給
路に第2の三角弁38を設けたものである。
【0027】以下、上述したバルブ機構35の詳細の一
例を図2及び図3について説明する。リザーブ室4側の
送給路は第1のハウジング39からなり、この第1のハ
ウジング39の上部がリザーブ室4に連設されている。
また、混合室2側の送給路は第2のハウジング40から
なり、この第2のハウジング40の下部が混合室2に連
設されている。そして、第1のハウジング39の下部と
第2のハウジング40の上部とが上述したジャバラ36
で接続されている。尚、ジャバラ36の内面側には第1
のハウジング39から垂下した筒体39aが挿入されジ
ャバラ36の外力による変形を防止している。
【0028】第1のハウジング39には第1のエアーシ
リンダ41が支持され、この第1のエアーシリンダ41
のロッド42にリンク43の一端が支承されている。リ
ンク43の他端部は、第1のハウジング39に貫通し軸
支された軸44の一端側に軸着され、この軸44にハウ
ジング39内においてレバー45の一端が軸着され、レ
バー45の他端部に第1の三角弁37のロッド46が支
承されている。そして、第1の三角弁37は第1のハウ
ジング39の内壁に形成したシールリング47と接離可
能である。このように構成したことによって、第1のエ
アーシリンダ41を操作しロッド42を出入動作させる
と、軸44を回動支点としてリンク43及びレバー45
が直線的に回動し、ロッド46を上下動させ第1の三角
弁37を開閉操作させることができる。
【0029】また、第2のハウジング40にも上述した
機構が構成されており、詳しい説明は省略するが第2の
エアーシリンダ48のロッド49を出入動作させること
で、軸50を回動支点としてリンク51及びレバー52
が回動し、ロッド53を上下動させ第2の三角弁38を
シールリング54と接離させ開閉操作させることができ
る。
【0030】次に、上述した2つの三角弁37,38の
開閉動作と図1の加工装置との関係について説明する。
粉体貯蔵室6からリザーブ室4への粉体の供給時、第1
の三角弁37は閉止し、第2の三角弁38は閉止または
開放した状態において、粉体供給ホース32へエアーコ
ンプレッサー1からの空気の圧送と、排風機5による排
気ホース31からの排風作用が行われる。すなわち、排
風機5による排風作用によりサイクロン25を介してリ
ザーブ室4内は負圧状態になるが、リザーブ室4側の第
1の三角弁37が閉止されているので、ジャバラ36は
負圧の影響で吸い上げられて振動することもなく、従っ
て、混合室2は何ら負圧の影響を受けることがない。
【0031】次に、リザーブ室4から混合室2への粉体
の供給時は、2つの三角弁37,38は開放する。これ
によって、リザーブ室4内の粉体はスクリューコンベア
26によって運ばれ第1のハウジング39、ジャバラ3
6及び第2のハウジング40内を通って混合室2内へ供
給される。
【0032】次に、混合室2内の粉体を噴射ノズル20
から噴射する被加工物の加工時は、第1の三角弁37は
開放または閉止し、第2の三角弁38は閉止状態にす
る。
【0033】一方、混合室2内の粉体を噴射ノズル20
から噴射している加工状態と同時に粉体貯蔵室6からリ
ザーブ室4へ粉体を供給するときは、2つの三角弁3
7,38は共に閉止状態にする。すなわち、排風機5に
よる排風作用によりサイクロン25を介してリザーブ室
4内は負圧状態になるが、リザーブ室4側の第1の三角
弁37及び混合室2側の第2の三角弁38が閉止されて
いるので、ジャバラ36は負圧の影響で吸い上げられて
振動することもなく、混合室2は何ら負圧の影響を受け
ることがない。これによって、粉体貯蔵室6から粉体を
リザーブ室4へ供給している状態であっても、電気はか
り21による粉体の減少量を正確に計測でき、よって、
粉体供給装置の稼働率を低下させることもない。
【0034】また、上述した2つの三角弁37及び38
は、加工装置の各動作に連動し制御ユニット22によっ
て開閉制御されるものである。
【0035】尚、本発明は、上述しかつ図面に示した実
施例に限定されるものでなく、その要旨を逸脱しない範
囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、バルブ機
構35の2つの三角弁37,38の駆動手段として実施
例では、エアーシリンダ41,48を用いた場合につい
て説明したが、ソレノイド装置を用いることであっても
よい。また、本発明による粉体供給装置は、実施例では
サンドブラスト加工装置で被加工物をエッチング加工す
る場合について説明したが、被加工物に対しパウダー状
の粉体を噴射して堆積(いわゆるデポジション)させる
サンドブラスト加工装置の粉体供給装置としても適用可
能である。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように本発明による粉体供
給装置は、混合室とリザーブ室とをジャバラ式送給路を
介して接続した粉体送給路の混合室側及びリザーブ室側
に、それぞれ通路を開閉する開閉バルブを設けたことに
よって、混合室から粉体を送給し加工室において被加工
物の加工中であっても、リザーブ室側の開閉バルブを閉
止することで、排風機による排風作用はリザーブ室内が
負圧になるだけでジャバラ式送給路が負圧によって吸い
上げられることもなく、混合室が負圧の影響で振動する
ようなことが解消できる。この結果、粉体貯蔵室から粉
体をリザーブ室への供給と同時に、混合室から粉体を噴
射ノズルより噴射する被加工物の加工が行え、粉体供給
装置の連続した使用が可能となり稼働率を向上させるこ
とができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本例における粉体供給装置の構成図である。
【図2】バルブ機構の詳細な部分断面図である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】従来のサンドブラスト加工装置の構成図であ
る。
【符号の説明】
1 エアーコンプレッサー 2 混合室 3 加工室 4 リザーブ室 5 排風機 6 粉体貯蔵室 13 粉体 16 バイモルフ振動子 17 送り出しパイプ 20 噴射ノズル 21 電気はかり 22 制御ユニット 25 サイクロン 31 排気ホース 32 粉体供給ホース 35 バルブ機構 36 ジャバラ(ジャバラ式送給路) 37 第1の三角弁(開閉バルブ) 38 第2の三角弁(開閉バルブ) 39 第1のハウジング(送給路) 40 第2のハウジング(送給路) 41 第1のエアーシリンダ 48 第2のエアーシリンダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B24C 7/00 B24C 9/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮空気を供給するエアーコンプレッサ
    ーと、このエアーコンプレッサーから送出された圧縮空
    気と混合される粉体を収容し、かつ混合室の総重量を計
    測する電気はかりが装着された混合室と、上記混合室へ
    供給する粉体を収容するリザーブ室と、上記混合室内の
    一定量の上記粉体を噴射ノズルから圧力空気と共に噴射
    して被加工物を加工する加工室と、上記リザーブ室へ粉
    体を供給する粉体貯蔵室とからなる加工装置の粉体供給
    装置において、 上記混合室と上記リザーブ室との粉体送給路がジャバラ
    式送給路を介して接続され、上記混合室側及び上記リザ
    ーブ室側の上記粉体送給路のそれぞれにその通路を開閉
    する第1の開閉バルブ及び第2の開閉バルブを設け、上
    記粉体貯蔵室から上記粉体を上記リザーブ室へ補充する
    ときには、上記第1の開閉バルブを閉止して上記リザー
    ブ室に生じる負圧の影響を上記ジャバラ式送給路及び上
    記混合室に与えないようにしたことを特徴とする粉体供
    給装置。
  2. 【請求項2】 上記第1及び第2の開閉バルブがエアー
    シリンダあるいはソレノイド等の駆動手段によって動作
    することを特徴とする請求項1記載の粉体供給装置。
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