JP2008097332A - Rfidタグ用ホルダー、rfidタグ及びrfid装置 - Google Patents

Rfidタグ用ホルダー、rfidタグ及びrfid装置 Download PDF

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Abstract

【課題】金属部材からなる被取付体に取り付けても、適正に作動させることができるだけでなく、通信距離を延ばし、さらに、全体の薄型化を図ることができるRFIDタグ用ホルダー、RFIDタグ及びRFID装置を提供すること。
【解決手段】アンテナ13と、ICチップとを有するRFIDタグ2を着脱可能に保持するRFIDタグ用ホルダー27であって、被取付体に取り付けるための取付部6を有し、前記RFIDタグ2を保持するホルダー本体部28と、導電体からなり、前記ホルダー本体部28に設けられた非励振素子4とを備え、前記取付部6のうち、前記アンテナ13と対向する位置に貫通孔16が形成され、前記取付部6の取付面6bに、導電体からなり前記貫通孔16を塞ぐ蓋部17が設けられ、前記ホルダー本体部28によって前記RFIDタグ2が保持された状態で、前記アンテナ13と前記非励振素子4とが略同一平面上に配されることを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、RFIDタグ用ホルダー、RFIDタグ及びRFID装置に関する。
近年、通信の様々な場面において、RFID(Radio Frequency Identification)によって通信を行うRFIDタグが利用されている。RFID(Radio Frequency Identification)とは、無線通信を利用して、外部の読み取り装置とRFIDタグとの間を非接触で情報の読み込みを行う(RFIDタグのICチップがデータ書き込み可能に出来ている場合には、読み書き装置で読み込みと書き込みを行うことも可能な)自動認識技術を利用した技術、またはそれを使った製品、システムをいう。そして、例えば数ミリから数センチほどのRFIDタグにデータを記録して、そのデータを入出力装置(リーダ/ライタ)からの電波(無線通信信号)で読み込んだり、書き込んだりすることができる。
このようなRFIDタグを、コンテナや各種物品などの被取付体に取り付けるために、RFIDタグを保持するRFIDタグ用ホルダーが一般的に利用されている。すなわち、RFIDタグ用ホルダーがRFIDタグを保持し、このように保持した状態で、RFIDタグ用ホルダーが被取付体に取り付けられるようになっている。これにより、RFIDタグがRFIDタグ用ホルダーを介して被取付体に取り付けられる。
また、RFIDタグにおいては、その主張部品であるICチップ及びアンテナの性能によって、入出力機器との最大通信距離が決まる。ICインレット(RFIDタグ製造時のハンドリングや流通時の利便性等から、ICチップとアンテナは、支持体となるフィルム上に設けられてあり、本出願ではこれをICインレットと称する。一般に、RFIDタグは、この支持体も含むICインレットを備える。)の入出力機器に対する最大通信距離は、適正な範囲内であれば、長ければ長いほど好ましい。
RFIDタグの最大通信距離を延ばす方法として、以下の方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。すなわち、RFIDタグ用ホルダーを非金属製コンテナの壁面に取り付け、そのコンテナのうち、RFIDタグ用ホルダーに保持されたRFIDタグに対向する面に、電波を反射する金属からなる反射部材を設ける。そして、入出力装置からの電波だけでなく、反射部材からの反射波をRFIDタグが受信することにより、通信距離を延ばすことができる。
特開2003−198422号公報
しかしながら、上記のように、反射部材を設けない一般的なRFIDタグ用ホルダーでは、通信距離に限界があるだけでなく、被取付体が金属部材からなる場合、RFIDタグがその外部金属の影響を受けてしまい、RFIDタグが適正に作動しなくなるおそれがある。
また、上記特許文献1に記載のように、反射部材を設けたRFIDタグ用ホルダーでは、反射部材により外部金属の影響を遮断することができるため、金属部材からなる被取付体にも取り付けることができ、さらに反射部材によって通信距離を延ばすことができるものの、RFIDタグのアンテナと反射部材との間に、搬送波長に応じた、ある程度の間隔(10〜30mm位)が必要となり、全体の厚さ寸法が大きくなってしまう。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、金属部材からなる被取付体に取り付けても、適正に作動させることができるだけでなく、通信距離を延ばし、さらに、全体の薄型化を図ることができるRFIDタグ用ホルダー、RFIDタグ及びRFID装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下の手段を提供する。
本発明に係るRFIDタグ用ホルダーは、アンテナと、このアンテナを利用して電波で通信を行うICチップとを有するRFIDタグを着脱可能に保持するRFIDタグ用ホルダーであって、被取付体に取り付けるための取付部を有し、前記取付部の前方において前記RFIDタグを保持するホルダー本体部と、導電体からなり、前記ホルダー本体部に設けられた非励振素子と、を備え、前記取付部のうち、前記ホルダー本体部によって前記RFIDタグが保持された状態で、前記アンテナと対向する位置に、前記取付部の厚さ方向に貫通する貫通孔が形成され、前記取付部の前記被取付体への取付面に、導電体からなり前記貫通孔を塞ぐ蓋部が設けられ、前記ホルダー本体部によって前記RFIDタグが保持された状態で、前記アンテナと前記非励振素子とが略同一平面上に配されることを特徴とする。
この発明に係るRFIDタグ用ホルダーにおいては、被取付体に取り付けられたホルダー本体部によってRFIDタグが保持された状態で、アンテナにより、入出力機器から放射された電波が受信され、この電波から電力が取り出される。このとき、入出力機器から放射された電波の一部が、アンテナに直接到達し、他の一部は貫通孔を介して蓋部に到達し、さらに他の一部はアンテナと略同一平面上に配された非励振素子に到達する。そして、蓋部に到達した電波は反射して、元の方向に戻される。このとき、アンテナと蓋部との距離寸法が所定の距離に設定されることにより、その反射波による影響が抑制される。また、被取付体から反射波が発生したとしても、その反射波は蓋部によって遮断される。
一方、非励振素子に到達した電波は、非励振素子によって再放射されて、その再放射された電波の一部がアンテナに到達する。そのため、入出力機器から放射された直接の電波だけでなく、より多くの電波がアンテナによって受信される。
これにより、ホルダー本体部が金属などに取り付けられても、蓋部によって外部金属の影響を遮断することができる。さらに、非励振素子により、受信した電波からより多くの電力を取り出すことができ、アンテナが設けられた平面に直交する方向のアンテナ利得を増大させることができる。また、非励振素子がアンテナと略同一平面上に配されることから、厚さ寸法を小さくすることができる。
尚、本発明で言う“RFIDタグを着脱可能に保持する”とは、使用中にRFIDタグが外れないように一時的に取り付けるか又は収納するという形態は勿論のこと、その他に、使用中はRFIDタグを単に載せておくだけという形態もあり得る。
また、本発明に係るRFIDタグ用ホルダーは、前記蓋部が、絶縁材料からなる第一のスペーサを介して前記取付面に設けられ、前記取付面のうち、前記ホルダー本体部によって前記RFIDタグが保持された状態で、前記非励振素子と対向する位置に、絶縁材料からなる第二のスペーサが設けられていることを特徴とする。
この発明に係るRFIDタグ用ホルダーにおいては、第一のスペーサによって、蓋部とアンテナとの間の所定の距離寸法が確保され、第二のスペーサによって、非励振素子と被取付体との間の所定の距離寸法が確保される。
すなわち、第一及び第二のスペーサによって、それぞれの距離寸法を調整することができる。また、タグ本体部の軽量化を図ることができる。
また、本発明に係るRFIDタグ用ホルダーは、前記第一のスペーサと第二のスペーサとが一体的に形成されていることを特徴とする。
この発明に係るRFIDタグ用ホルダーによれば、迅速かつ容易にスペーサを設置することができるだけでなく、部品点数を減少させることができる。
また、本発明に係るRFIDタグ用ホルダーは、前記ホルダー本体部によって前記RFIDタグが保持された状態で、前記非励振素子が、前記アンテナが設けられた前記RFIDタグの同一平面に、又は、前記アンテナが設けられた前記RFIDタグの同一平面のうちの前記アンテナが設けられていない差分領域から、この差分領域に直交する方向に平行移動した位置に配されることを特徴とする。
この発明に係るRFIDタグ用ホルダーによれば、ホルダー本体部によってRFIDタグが保持された状態で、非励振素子が、アンテナが設けられたRFIDタグの同一平面に、又は、差分領域に直交する方向に平行移動した位置に配されることから、平面に直交する方向のアンテナ利得を確実に増大させることができる。
また、本発明に係るRFIDタグ用ホルダーは、前記アンテナ及び前記非励振素子が長尺状に形成されており、前記ホルダー本体部によって前記RFIDタグが保持された状態で、前記アンテナ及び前記非励振素子が、それぞれの長さ方向が平行になるように配されるとともに、前記非励振素子が、前記アンテナの長さ方向の中心点を通り、かつ前記アンテナの長さ方向に直交する方向に延びる仮想線上に配されることを特徴とする。
この発明に係るRFIDタグ用ホルダーにおいては、ホルダー本体部によってRFIDタグが保持された状態で、アンテナ及び前記非励振素子が、それぞれの長さ方向が平行になるように配される。また、非励振素子が、アンテナの長さ方向の中心点を通り、かつアンテナの長さ方向に直交する方向に延びる仮想線上に配されることから、非励振素子から再放射された電波をアンテナに効率よく到達させることができる。そのため、通信距離を確実に伸ばすことができる。
また、本発明に係るRFIDタグ用ホルダーは、前記アンテナ及び前記非励振素子が長尺状に形成されており、前記ホルダー本体部によって前記RFIDタグが保持された状態で、前記アンテナ及び前記非励振素子が、それぞれの長さ方向が平行になるように配されるとともに、前記アンテナと前記非励振素子との設置間隔が、搬送波長λの0.08λ以上0.6λ以下に設定されることを特徴とする。
この発明に係るRFIDタグ用ホルダーにおいては、ホルダー本体部によってRFIDタグが保持された状態で、アンテナ及び前記非励振素子が、それぞれの長さ方向が平行になるように配される。また、アンテナと非励振素子との設置間隔が、搬送波長λの0.08λ以上0.6λ以下に設定されることから、平面に直交する方向のアンテナ利得を確実に増大させることができる。
また、本発明に係るRFIDタグ用ホルダーは、前記アンテナ及び前記非励振素子が長尺状に形成されており、前記ホルダー本体部によって前記RFIDタグが保持された状態で、前記アンテナ及び前記非励振素子が、それぞれの長さ方向が平行になるように配され、前記非励振素子の長さ寸法が、搬送波長λの0.5λ以上に設定されていることを特徴とする。
この発明に係るRFIDタグ用ホルダーにおいては、ホルダー本体部によってRFIDタグが保持された状態で、アンテナ及び前記非励振素子が、それぞれの長さ方向が平行になるように配される。また、非励振素子の長さ寸法が、搬送波長λの0.5λ以上に設定されていることから、平面に直交する方向のアンテナ利得を確実に増大させることができる。
また、本発明に係るRFIDタグ用ホルダーは、前記ホルダー本体部によって前記RFIDタグが保持された状態で、前記非励振素子が、前記アンテナの長さ方向に交差する方向に複数配されることを特徴とする。
この発明に係るRFIDタグ用ホルダーにおいては、ホルダー本体部によってRFIDタグが保持された状態で、複数の非励振素子から電波が再放射される。そのため、アンテナ利得をさらに増大させることができる。
また、本発明に係るRFIDタグは、被取付体に取り付けるための取付部を有するホルダー本体部と、このホルダー本体部に設けられた導電体からなる非励振素子とを備え、前記取付部に、その厚さ方向に貫通する貫通孔が形成され、前記取付部の前記被取付体への取付面に、導電体からなり前記貫通孔を塞ぐ蓋部が設けられたRFIDタグ用ホルダーに着脱可能に保持されて、電波を利用して通信を行うRFIDタグであって、アンテナと、
このアンテナを利用して前記電波で通信を行うICチップと、を備え、前記RFIDタグ用ホルダーによって保持された状態で、前記アンテナと前記貫通孔とが対向して配されるとともに、前記アンテナと前記非励振素子とが略同一平面上に配されることを特徴とする。
この発明に係るRFIDタグおいては、被取付体に取り付けられたホルダー本体部によってRFIDタグが保持された状態で、アンテナにより、入出力機器から放射された電波が受信され、この電波から電力が取り出される。このとき、入出力機器から放射された電波の一部が、アンテナに直接到達し、他の一部は貫通孔を介して蓋部に到達し、さらに他の一部はアンテナと略同一平面上に配された非励振素子に到達する。そして、蓋部に到達した電波は反射して、元の方向に戻される。このとき、アンテナと蓋部との距離寸法が所定の距離に設定されることにより、その反射波による影響が抑制される。また、被取付体から反射波が発生したとしても、その反射波は蓋部によって遮断される。
一方、非励振素子に到達した電波は、非励振素子によって再放射されて、その再放射された電波の一部がアンテナに到達する。そのため、入出力機器から放射された直接の電波だけでなく、より多くの電波がアンテナによって受信される。
これにより、ホルダー本体部が金属などに取り付けられても、蓋部によって外部金属の影響を遮断することができる。さらに、非励振素子により、受信した電波からより多くの電力を取り出すことができ、アンテナが設けられた平面に直交する方向のアンテナ利得を増大させることができる。また、非励振素子がアンテナと略同一平面上に配されることから、厚さ寸法を小さくすることができる。
また、本発明に係るRFID装置は、電波を利用して通信を行うRFIDタグと、このRFIDタグを着脱可能に保持するRFIDタグ用ホルダーと、を備えており、前記RFIDタグが、アンテナと、このアンテナを利用して前記電波で通信を行うICチップとを備え、前記RFIDタグ用ホルダーが、被取付体に取り付けるための取付部を有し、前記取付部の前方において前記RFIDタグを保持するホルダー本体部と、導電体からなり、前記ホルダー本体部に設けられた非励振素子と、を備え、前記取付部のうち、前記ホルダー本体部によって前記RFIDタグが保持された状態で、前記アンテナと対向する位置に、前記取付部の厚さ方向に貫通する貫通孔が形成され、前記取付部の前記被取付体への取付面に、導電体からなり前記貫通孔を塞ぐ蓋部が設けられ、前記ホルダー本体部によって前記RFIDタグが保持された状態で、前記アンテナと前記非励振素子とが略同一平面上に配されることを特徴とする。
この発明に係るRFIDタグ用ホルダーにおいては、被取付体に取り付けられたホルダー本体部によってRFIDタグが保持された状態で、アンテナにより、入出力機器から放射された電波が受信され、この電波から電力が取り出される。このとき、入出力機器から放射された電波の一部が、アンテナに直接到達し、他の一部は貫通孔を介して蓋部に到達し、さらに他の一部はアンテナと略同一平面上に配された非励振素子に到達する。そして、蓋部に到達した電波は反射して、元の方向に戻される。このとき、アンテナと蓋部との距離寸法が所定の距離に設定されることにより、その反射波による影響が抑制される。また、被取付体から反射波が発生したとしても、その反射波は蓋部によって遮断される。
一方、非励振素子に到達した電波は、非励振素子によって再放射されて、その再放射された電波の一部がアンテナに到達する。そのため、入出力機器から放射された直接の電波だけでなく、より多くの電波がアンテナによって受信される。
これにより、ホルダー本体部が金属などに取り付けられても、蓋部によって外部金属の影響を遮断することができる。さらに、非励振素子により、受信した電波からより多くの電力を取り出すことができ、アンテナが設けられた平面に直交する方向のアンテナ利得を増大させることができる。また、非励振素子がアンテナと略同一平面上に配されることから、厚さ寸法を小さくすることができる。
本発明によれば、蓋部によって外部金属の影響を遮断することができ、非励振素子によって利得を増大させることができることから、金属部材からなる被取付体に取り付けても、適正に作動させることができるだけでなく、通信距離を延ばし、さらに、全体の薄型化を図ることができる。
(実施形態1)
以下、本発明の実施形態におけるRFID装置について、図面を参照して説明する。
図1及び図2において、符号1はRFID装置を示すものである。
RFID装置1は、電波を利用して入出力装置と通信を行うRFIDタグ2と、RFIDタグ2を保持するホルダー(RFIDタグ用ホルダー)27とを備えている。
RFIDタグ2は、マイクロ波(2.45GHz)を利用して通信を行うものである。
RFIDタグ2は、矩形板状のタグ本体部11を備えている。タグ本体部11は、紙、PET、塩化ビニール、ポリカーボネート、アクリルなどの非金属の物質(絶縁体)からなっている。タグ本体部11の両主面のうち一方の主面11aには、文字、絵等の記載情報や書き換え可能情報(リライタブル等)が設けられている。また、タグ本体部11内には、矩形状に延びるICインレット3が設けられている。ICインレット3は、その長さ方向と、タグ本体部11の幅方向(長さ方向)wとが揃えられている。また、ICインレット3は、タグ本体部11の幅方向wの中央部に設けられており、タグ本体部11の高さ方向hの中央部よりも一端側に偏心させて設けられている。なお、タグ本体部11のうち、ICインレット3が設けられていない領域が、差分領域15となる。
ICインレット3は、図3に示すように、不図示の入出力装置からの電波を受信するアンテナ13と、情報を記憶する不図示の記憶部を有するICチップ14とを備えている。アンテナ13は、アルミからなる長尺状の金属棒を備える半波長ダイポールアンテナである。また、アンテナ13は、その長さ方向とICインレット3の長さ方向とを揃えて配されており、それら長さ方向の中心位置が揃えられて配置されている。
ホルダー27は、PET、塩化ビニール、ポリカーボネート、アクリルなどの非金属の物質(絶縁体)からなっており、タグ本体部11に記載情報や書き換え可能情報などが設けられている場合には、それら情報が外部から視認できるように透明な物質で作られる。
また、ホルダー27は、図1及び図2に示すように、矩形板状の基盤部(取付部)6と、基盤部6の一方の主面6aに設けられた保持部7とを有するホルダー本体部28を備えている。
保持部7は、基盤部6の短辺部側の側面と面一に配された底面部7aを備えている。底面部7aの長さ方向の両端には、それぞれの両端を起点として立ち上げられた一対の側面部7bが設けられている。そして、底面部7a及び一対の側面部7bにわたって延在する前面部7cが設けられている。すなわち、保持部7は、高さ方向hの途中位置で幅方向wに沿って破断した場合の断面形状がコ字状に形成されている。これにより、前面部7cと基盤部6との間に空洞部19が形成されている。保持部7の高さ方向hの上端は開放されており、この開放部18を介して空洞部19にRFIDタグ2が差し込まれるようになっている。このような構成のもと、RFIDタグ2が空洞部19に差し込まれることにより、RFIDタグ2が基盤部6の前方において着脱可能に保持されるようになっている。
このホルダー27は、前記物質の板状のものをカットして張り合わせて作るか、前記物質を成形機、金型プレス等で加工して作られる。
また、基盤部6の一方の主面6aには、矩形状に延びる非励振素子4が設けられている。非励振素子4は、その長さ方向と、幅方向wとが揃えられており、幅方向wの中央部に設けられている。
ここで、非励振素子4の設置位置について詳述する。なお、アンテナ13と非励振素子4との位置関係を説明する場合は、特に表現していなくても、RFIDタグ2が保持部7に保持された状態であることを前提とする。非励振素子4は、図2に示すように、RFIDタグ2の差分領域15のうち、ICインレット3を偏心させて空けた領域に配されるように一方の主面6aに設けられている。すなわち、非励振素子4は、アンテナ13とその長さ方向に交差する方向に並べられ、アンテナ13と非励振素子4とが、幅方向wに向けられて互いに平行になるように配される。そして、アンテナ13と非励振素子4とは、同一平面上(タグ本体部11内、及び、基盤部6の一方の主面6a上)に配されるようになっている。なお、空洞部19やタグ本体部11の厚さ寸法によって、アンテナ13と非励振素子4との厚さ方向の位置関係は多少前後するが、タグ本体部11によって前方側と後方側とに分断された空洞部19のいずれか一方側に非励振素子4が配され、タグ本体部11内にアンテナ13が設けられている場合には、同一平面に配されているものとする。さらに、タグ本体部11によって前方側と後方側とに分断された空洞部19のいずれか一方側にアンテナ13と非励振素子4とのいずれもが配されるときも、同一平面に配されているものとする。
非励振素子4は、図1に示すように、RFIDタグ2が保持部7に保持された状態で、アンテナ13の長さ方向の中心点Pを通り、かつ高さ方向hに延びる仮想線R上に設けられている。仮想線Rは、アンテナ13及び非励振素子4のそれぞれの長さ方向の中心点を通っている。
また、非励振素子4の長さ寸法は、図4に示すように、140mmに設定されている。これを搬送波長λに対する乗数Mで表わすと、約1.14λとなる。すなわち、乗数Mは、
乗数M=140/λ
によって算出される。なお、λは搬送波の波長(約122.4mm)を示している。
また、非励振素子4の高さ寸法Hは、40mmに設定されている。さらに、RFIDタグ2が保持部7に保持された状態におけるICインレット3と非励振素子4との設置間隔L、すなわち、ICインレット3と非励振素子4との対向するそれぞれの長辺部3aと長辺部4aとの間の距離寸法は、30mmに設定されている。これを搬送波長λに対する乗数で表わすと、上記と同様にして、0.25λとなる。
また、非励振素子4は、金属蒸着フィルム、アルミニウム等の金属箔等の導電体であり、接着剤または粘着剤付きの両面テープ等で貼り付けられている。なお、非励振素子4は、銀蒸着、ニッケル、銅などでもよく、また、例えば銀ペーストインクなどの導電性インクを印刷することにより設けてもよい。
さらに、図1及び図2に示すように、基盤部6には、この基盤部6の厚さ方向に貫通する貫通孔16が形成されている。貫通孔16は、幅方向wに矩形状に延ばされており、その長さ方向の中心が仮想線Rに一致している。また、貫通孔16は、基盤部6のうち、RFIDタグ2が保持部7に保持された状態で、アンテナ13に対向する位置に形成されている。そして、貫通孔16の開口面積は、アンテナ13の面積と同一であるが、貫通孔16の開口面積をアンテナ13の面積よりも大きくしてもよい。すなわち、貫通孔16の開口面積は、アンテナ13の面積以上に設定される。
また、基盤部6の他方の主面6bには、貫通孔16を塞ぐ蓋板部17が設けられている。
なお、基盤部6の他方の主面6bは、被取付体に取り付けられるものであり、取付面として機能するものである。
蓋板部17は、アルミニウム、銅等の金属板又は金属箔の導電体からなるものである。
このような構成のもと、基盤部6の厚さ方向におけるアンテナ13と蓋板部17との間には、貫通孔16により空間が配されている。
さらに、基盤部6の厚さ方向におけるアンテナ13と蓋板部17の内面との間の距離寸法d1は、4mmに設定されている。なお、この距離寸法d1は、2mm〜5mmの範囲内であれば、適宜変更可能である。
また、基盤部6の厚さ方向における非励振素子4の内面と基盤部6の他方の主面6bとの距離寸法d2は、3mmに設定されている。すなわち、基盤部6の厚さ寸法が3mmに設定されている。なお、この距離寸法d2は、3mm以上10mm以下であれば適宜変更可能である。
なお、非励振素子4とアンテナ13とが、同一平面上に配されるとしたが、これに限ることはなく、タグ本体部11の形状や、アンテナ13と非励振素子4との設置位置などは適宜変更可能である。
例えば、図5に示すように、前面部7cの内面22であって、上記と同様の所定位置に非励振素子4を設け、タグ本体部11の他方の主面11bにICインレット3を設けてもよい。なお、この場合、非励振素子4とアンテナ13とは、同一平面上(内面22及び他方の主面11b)に配される。
また、RFIDタグ2を表裏逆にして空洞部19に差し込むと、ICインレット3と非励振素子4とは、タグ本体部11を挟んで配され、この場合、アンテナ13と非励振素子4とは、ほぼ同一平面上に配されているものとする。
また、例えば、図6(a)に示すように、タグ本体部11の他方の主面11bにICインレット3を設けるとともに、基盤部6の一方の主面6a上に、上記と同様に非励振素子4を設けてもよい。これにより、タグ本体部11によって前方側と後方側とに分断された空洞部19の前方側にアンテナ13が配され、後方側に非励振素子4が配される。このとき、非励振素子4は、差分領域15から、差分領域15に直交する方向(基盤部6の厚さ方向)に平行移動した位置に配されている。すなわち、アンテナ13と非励振素子4とが、タグ本体部11の厚さ方向に重ならないようになっている。この場合、アンテナ13と非励振素子4とは、ほぼ同一平面上に配されているものとする。なお、RFIDタグ2を表裏逆にして空洞部19に差し込めば、アンテナ13と非励振素子4とは、いずれも後方側に配されて同一平面となるのは言うまでもない。
さらに、図6(b)に示すように、二つのタグ本体部11´に挟まれてアンテナ13が設けられている場合でも、非励振素子4は、差分領域15から、差分領域15に直交する方向に平行移動した位置に配され、アンテナ13と非励振素子4とは、ほぼ同一平面上に配されているものとする。
また、図7に示すように、前面部7cの外面23上であって、上記と同様の所定位置に非励振素子4を設けてもよい。これにより、アンテナ13と非励振素子4とは、前面部7cを挟んで配される。この場合も、非励振素子4は、差分領域15から、差分領域15に直交する方向に平行移動した位置に配され、アンテナ13と非励振素子4とは、ほぼ同一平面上に配されているものとする。なお、RFIDタグ2を表裏逆にして空洞部19に差し込んでもよい。また、アンテナ13がタグ本体部11に内装されていてもよい。
また、図8に示すように、タグ本体部11の他方の主面11bに矩形板状の支持板5を設け、この支持板5の上にアンテナ13を設けるようにしてもよい。支持板5は、上記のような絶縁体からなるものであり、アンテナ13を支持するものである。アンテナ13の上には、ICチップ14が設けられる。すなわち、アンテナ13、ICチップ14及び支持板5は、ICインレット3を構成するものである。さらに、基盤部6の一方の主面6aに非励振素子4が設けられる。この場合も、アンテナ13と非励振素子4とは、ほぼ同一平面上に配されていることとする。なお、なお、RFIDタグ2を表裏逆にして空洞部19に差し込んでもよい。また、非励振素子4の設置位置は、上記と同様に変更してもよい。
ここで、「略同一平面」とは、同一平面だけでなく、ほぼ同一平面の場合も含むものである。
また、アンテナ13と非励振素子4との設置位置は適宜変更可能であるが、アンテナ13が設けられていない差分領域15から、アンテナ13が設けられた平面に直交する方向に20mm以内に非励振素子4を設けるのが好ましい。これを乗数で表わすと、0.16λとなる。
次に、このように構成された本実施形態におけるRFIDタグ2の作用について説明する。RFIDタグ2がホルダー27に保持された状態で、金属製バケット、ドラム缶、スチール製品などの金属部材からなる被取付体にホルダー27を取り付ける。すなわち、基盤部6の他方の主面6bを被取付体に当接させて固定する。これにより、RFIDタグ2がホルダー27に保持されて被取付体に取り付けられる。
この状態で、RFIDタグ2及び非励振素子4は、図9に示すように、XY平面上に配されているものとする。なお、図9において、X軸、Y軸、Z軸は、それぞれ互いに直交する軸を示している。
まず、タグ本体部11の他方の主面11bに交差する方向、すなわちZ軸の上方(ホルダー27の前方)から、入出力装置から放射された電波がアンテナ13に到達する。すると、アンテナ13により電波が受信されて、その受信された電波から電力が取り出される。そして、取り出された電力によってICチップ14を駆動し、記憶部に記憶された情報の送受信などが行われる。
また、入出力装置から放射された電波は、貫通孔16内の空間を通って蓋板部17にも到達する。そして、蓋板部17において、電波が反射し、この反射した電波がアンテナ13に到達する。このとき、アンテナ13と蓋板部17との間の距離寸法d1が4mmに設定されていることから、蓋板部17から反射した電波が通信に与える影響は抑制される。また、入出力装置からの電波が被取付体に到達し、そこで反射してホルダー27側に戻ってきたとしても、被取付体から反射した電波は、蓋板部17によって遮断されるため、通信に与える影響が抑制される。
なお、蓋板部17から反射した電波が通信に与える影響が抑制されるとしたが、そのためには、アンテナ13と蓋板部17との距離寸法d1を考慮する必要がある。距離寸法d1が極端に小さいと、アンテナ13は蓋板部17からの反射波の影響を受け、最悪の場合通信が出来なくなってしまうか、または最大通信距離が極端に短くなってしまう。これを防ぐには反射波の影響を受けないところまで、アンテナ13と蓋板部17とを離すことである。例えば、距離寸法d1を5mm超とると、蓋板部17からの反射波によってブーストされ最大通信距離を延ばすことができる。しかし、これでは、ホルダー27全体が厚くなってしまう。
ここで、基盤部6は、上述したように、紙、PET、塩化ビニール、ポリカーボネート、アクリルなどの非金属の物質で作られている。これらは固有の誘電率を持っており、誘電率=1の空気より値が大きい。RFIDタグ2は、自由空間、すなわち誘電率=1の空気中で最も通信距離が得られる設計になっている。このRFIDタグ2がホルダー27に保持され、基盤部6の誘電率が高い値の部材と接すると、アンテナ13の共振周波数がシフトしてしまい、その結果、最大通信距離が低下することが考えられる。
本実施形態においては、距離寸法d1を2mm〜5mmとしたので、ホルダー27を薄くすることができるだけでなく、アンテナ13の共振周波数のシフトを低く抑えることができる。
一方、入出力装置から放射された電波は、非励振素子4にも到達する。そして、非励振素子4によって、電波が再放射され、この再放射された電波がアンテナ13に到達する。この再放射された電波がアンテナ13に受信されて、電力が取り出される。すなわち、アンテナ13に直接到達した電波だけでなく、非励振素子4から再放射された電波からも電力が取り出され、これにより利用可能な電力が増大する。
さらに、ホルダー27を、金属部材からなる被取付体に直接取り付けた場合、外部の金属と非励振素子4とが密着したり、又はそれらの間隔が狭かったりすると、非励振素子4が外部金属の影響を受け、非励振素子4による通信距離の延長効果が低減してしまうことが考えられる。よって、非励振素子4の通信距離の延長効果を得るには、後ろ側に位置する外部の金属と非励振素子4との間隔を確保する必要がある。本発明の実験より、非励振素子4と外部金属との間隔が3mmより離れていれば影響が少ないことが判った。なお、非励振素子4と外部金属との間は、基盤部6の部材と同じ塩化ビニール、ポリカーボネート、アクリルなどの非金属の物質であっても空間であっても良い。
なお、本発明の検証実験より、アンテナ13と蓋板部17との間の距離寸法d1が5mm以下の4mmあっても、自由空間での通信距離が80cmだったRFIDタグ2が本発明のホルダー27に挿入することにより140cmに延びることが確認された。
また、距離寸法d1を4mmとして、さらに非励振素子4を設けたところ160cmまで通信距離が延びることが確認された。また、このホルダー27を30cm×30cmの鉄板に両面テープで張り付けて同様の通信距離を測定した結果、同様に160cmの通信距離が確保できていることも確認できた。
ここで、本実施形態におけるRFIDタグ2の実験結果について以下に説明する。
RFIDタグ2に非励振素子4を設けた場合と、非励振素子4を設けない場合とで、アンテナ13のビーム指向性がどのように変化するかを三次元シミュレーターで確認し、通信距離が変化するかどうかの3種の実験を行った。なお、本実験においては、貫通孔16及び蓋板部17などを設けないものとした。
第1の実験においては、RFIDタグ2が保持部7に保持された状態で、ICインレット3の設置面と同一平面上であって、ICインレット3の長さ方向に直交する方向の両サイドに非励振素子4が配されるようにした。図10は、ICインレット3の両サイドに、2つの非励振素子4を設置した様子を示す説明図である。ICインレット3の長さ方向がY方向に向けられ、Y方向に直交するX方向にICインレット3を挟んで2つの非励振素子4がY方向に沿わせて配されている。
非励振素子4の材質はアルミとし、サイズは高さ寸法40mm、幅寸法140mmとした。
図11及び図12は、非励振素子4を設けない場合(ICインレット3単体)、及びICインレット3に図10に示す2つの非励振素子4を設けた場合の3次元シミュレーターHFSSによるマイクロ波帯(2.45GHz)のシミュレーション結果である。なお、ICインレット3と非励振素子4との設置間隔Lは、30mm及び60mmとした。
図11のシミュレーション結果は、図10に示すX方向とZ方向のアンテナ13中央の断面(XZ平面)のアンテナ利得を表したグラフである。また図12のシミュレーション結果は、図10に示すY方向とZ方向のアンテナ13中央の断面(YZ平面)のアンテナ利得を表したグラフである。
図11及び図12において、グラフ上のライン8は非励振素子4を設けない場合の結果である。また、ライン9はICインレット3と非励振素子4との設置間隔Lを30mmとした場合の結果、ライン10はICインレット3と非励振素子4との設置間隔Lを60mmとした場合の結果である。
図11及び図12に示す実験結果より、非励振素子4を設けない場合には、ライン8が示すように、2/λダイポールアンテナの指向性特性がそのまま現れている。また、設置間隔Lを30mmとした場合には、ライン9が示すように、2つの非励振素子4に挟まれたX方向の電磁界が狭められ、その結果Z方向に指向性が増大している。また、設置間隔Lを60mmとした場合には、ライン10が示すように、Z方向の指向性がさらに増大している。
このシミュレーション結果より、2つの非励振素子4が設けられることによりアンテナ13の指向ビーム成形がなされ、アンテナ13の延在する面と非励振素子4の延在する面との同一平面上(XY平面上)の垂直方向(Z方向)に、ICインレット3単体のみでは得られない最大利得が得られることが推測される。なお、今回の実験においては、ICインレット3の片側のみに非励振素子4を設けた場合のシミュレーションは実施していないが、片側のみに非励振素子4を1つ設けた場合であっても、2つの非励振素子4を設けた場合よりも利得は低下するものの、上記と同様にZ方向の指向性は増大するものと推測される。
次いで、第2の実験結果においては、アルミテープからなる非励振素子4と、マイクロ波帯(2.45GHz)のICインレット3との設置間隔Lを60mmとした。なお、非励振素子4は、片側のみに1つ設けた。そして、ICインレット3を125μmのPET基材上に貼り付けた。図13は、非励振素子4の幅寸法W及び高さ寸法Hを変えた場合の、アンテナ13の延在する面と、非励振素子4の延在する面との同一平面上(XY平面上)の垂直方向(Z方向)の通信距離を測定した結果のグラフである。
図13に示すように、非励振素子4を設けない場合の通信距離は85cmである。
そして、非励振素子4の幅寸法Wが40mmから200mmの範囲、及び高さ寸法Hが10mmから80mmの範囲で通信距離が延長されることが判る。これを搬送波長λの乗数で表わすと、幅に関しては約0.3λから約1.6λとなり、高さに関しては約0.08λから約0.6λとなる。このように、1つの非励振素子4でも、アンテナ13の指向ビーム成形がなされて利得が増大したと推測される。
次いで、第3の実験においては、アルミテープからなる非励振素子4と、マイクロ波帯(2.45GHz)のアンテナ13と用い、ICインレット3を125μmのPET基材上に貼り付けた。非励振素子4のサイズは、幅寸法140mm、高さ寸法Hを40mmとした。なお、非励振素子4は、片側のみに1つ設けた。
図14は、非励振素子4とICインレット3との設置間隔Lを変えた場合の、ICインレット3の延在する面と、非励振素子4の延在する面との同一平面上(XY平面上)の垂直方向(Z方向)の通信距離を測定した結果のグラフである。
図14に示すように、非励振素子4を設けない場合の通信距離は85cmである。
そして、設置間隔Lが10mmから80mmの範囲で通信距離が延長されることが判る。これを搬送波長λの乗数で表わすと、約0.08λから約0.6λの範囲となる。一方、設置間隔Lが90mmから120mmの範囲では、通信距離が低下することが判る。この実験より、ICインレット3と非励振素子4との設置間隔Lには搬送周波数の波長λの関係する作用が働いていると推測され、本発明では通信距離が延長される間隔を採用した。
以上より、本実施形態におけるRFID装置1によれば、貫通孔16及び蓋板部17とにより、外部金属の影響を遮断することができる。また、非励振素子4によって、ICインレット3のアンテナ13がより多くの電波を受信することができ、より多くの電力を取り出すことにより、アンテナ13が設けられた平面に直交する方向のアンテナ利得を増大させることができる。また、アンテナ13と非励振素子4とが同一平面上に配されることから、全体の厚さ寸法を小さくすることができる。
そのため、金属部材からなる被取付体に取り付けても、ICインレット3を適正に作動させることができるだけでなく、通信距離を延ばし、さらに、ホルダー27全体の薄型化を図ることができる。
さらに、ホルダー27全体を薄くすることができたことにより、例えばコンテナに貼り付けてもでっぱりが無くなったため、ホルダー27が他のコンテナの側面と接触することもない。
また、ホルダー27は、例えば非金属コンテナの中に金属部品等が収容されていても、その金属部品からの電波の反射波の影響を受けにくい構造になっているため、コンテナ内に入れるものの制限をなくすことができる。さらに、ホルダー27は金属面に直接取り付けることもできるため、金属製コンテナ、ドラム缶、スチール製品等に取り付けて使うことも可能であり、これらの金属対応で使用用途をさらに広げることができる。
また、最大通信距離を延ばすために、ICインレット3に設けられたアンテナ13を大型化したり、又はICインレット3に設けられたICチップ14の消費電力を抑制したりする必要もなく、既存のアンテナ13を利用することができる。
また、非励振素子4が、仮想線R上に配されることから、非励振素子4から再放射された電波をアンテナ13に効率よく到達させることができる。そのため、通信距離を確実に伸ばすことができる。
さらに、非励振素子4として、金属蒸着フィルム、アルミニウム金属箔等の比較的に安価な部材を使用することができるため、全体としてコストを削減することができる。
またアンテナ13の共振周波数を変更する必要がないため、安価に入手可能なアンテナ13を使用することができる。
なお、本実施形態においては、非励振素子4を矩形板状としたが、これに限ることはなく、その形状は適宜変更可能である。例えば、図15に示すように、三角形状であってもよく、ICインレット3に対向させるのは、三角形の頂点部であっても下辺部であってもよい。また、図16に示すように、矩形の長辺部に相当する部分を、三角の鋸歯形状としてもよく、ICインレット3に対向させるのは、鋸歯形状の部分でも長辺部であってもよい。
また、基盤部6の他方の主面6bに蓋板部17を取り付けるとしたが、これに限ることはなく、図17に示すように、基盤部6の他方の主面6bと蓋板部17との間にスペーサ30を設けてもよい。スペーサ30は、紙、PET、塩化ビニール、ポリカーボネート、アクリルなどの非金属の物質(絶縁体)からなるものである。また、スペーサ30は、矩形板状に形成されており、その長さ方向の一端部に、貫通孔16と同じ面積の貫通孔31が形成されている。そして、貫通孔16と貫通孔31とを一致させた位置で、スペーサ30が取り付けられている。そのため、アンテナ13と蓋板部17との間には空間が設けられている。なお、スペーサ30は、基盤部6の厚さ寸法が小さくなっていることから、蓋板部17を他方の主面6bに直接取り付けたのでは、距離寸法d1が2mm〜5mmとならないため、距離寸法d1を調整するために設けられるものである。このスペーサ30を設けることにより、距離寸法d1が例えば4mmに設定される。
また、スペーサ30の長さ方向の他端部は、貫通孔31から底面部7aに向かって非励振素子4を越える位置まで延在している。すなわち、他方の主面6bには、基盤部6の厚さ方向において非励振素子4と対向する位置にスペーサ30の他端部が配されている。これにより、非励振素子4と被取付体との間に、基盤部6とスペーサ30とが配される。すなわち、スペーサ30は、非励振素子4と他方の主面6bとの間の距離寸法d2を調整するためのものでもあり、このスペーサ30により、距離寸法d2が例えば3mmに設定される。なお、スペーサ30は、他方の主面6bと蓋板部17との間に設けられる第一のスペーサと、非励振素子4と対向する位置に設けられる第二のスペーサとが一体成形され一部品として形成されたものであり、スペーサ30の一端部が第一のスペーサとして機能し、他端部が第二のスペーサとして機能するものである。
このような構成により、距離寸法d1,d2を確保することができるだけでなく、ホルダー27の軽量化を図ることができる。
また、例えば、図18に示すように、距離寸法d1が2mm〜5mmの範囲で確保されていれば、スペーサ30に貫通孔を設けなくてもよい。
さらに、スペーサ30を別部品として第一のスペーサ及び第二のスペーサとし、これら第一のスペーサ及び第二のスペーサを、他方の主面6bと蓋板部17との間、及び、非励振素子4と対向する位置に設けるようにしてもよい。これにより、ホルダー27のさらなる軽量化を図ることができる。
なお、非励振素子4と被取付体との間は、上述したように、3mm〜10mmの間に設定される。そのためには、厚さ寸法3mm〜10mmのスペーサを設けたり、スペーサを設けずに3mm〜10mmの空間としたり、又はスペーサと空間とで総厚3mm〜10mmとなるようにすればよい。
また、本実施形態においては、非励振素子4をアンテナ13に平行に配することとしたが、これに限ることはなく、その位置関係は適宜変更可能である。例えば、同一平面上において、アンテナ13に対して非励振素子4を傾斜させて設置してもよい。また、アンテナ13に対して、その厚さ方向に非励振素子4を傾斜させて設置してもよい。
さらに、アンテナ13と非励振素子4とを互いに中心に設けることとしたが、これに限ることはなく、適宜変更可能である。例えば、非励振素子4を長さ方向にずらしてもよい。ただし、その場合であっても、非励振素子4の長さ方向の一部が、仮想線R上に配されるようにするのが好ましい。
また、アンテナ13の片側に非励振素子4を設けることととしたが、これに限ることはなく、両側に設けてもよい。
さらに、非励振素子4を一つ設けているが、これに限ることはなく、複数設けてもよい。この場合、アンテナ13の長さ方向に直交する方向に複数設けるのが好ましい。
また、RFIDタグ2の差分領域15にも、上記位置関係となる非励振素子4を設けるようにしてもよい。これにより、さらに効率よく電波をアンテナ13に到達させることができる。
また、本実施形態において各数値を記載したが、これに限ることはなく、それら数値は適宜変更可能である。例えば、設置間隔Lを30mmとしたが、これは適宜変更可能である。ただし、設置間隔Lは、10mmから80mm、すなわち乗数で約0.08λから約0.6λの範囲とするのが好ましいのは実験結果からも明らかである。また、非励振素子4の幅寸法Wを140mmとしたが、これも適宜変更可能である。ただし、幅寸法Wは、40mmから200mm、すなわち乗数で約0.3λから約1.6λの範囲とするのが好ましい。このときの非励振素子4の高さ寸法Hは、適宜変更可能であるが、10mmから80mm、すなわち乗数で約0.08λから約0.6λの範囲とするのが好ましい。
また、搬送波の周波数を(代表例)2.45GHzとしたが、これに限ることはなく、他のマイクロ波帯やUHF帯(代表例は950MHz)等であってもよい。
また、本実施形態において、RFIDタグは最も代表的な“タグ状”のものを例示したが、本発明では必ずしも“タグ状”に限ることはなく、“シート状”、“カード状”、“ラベル状”、又はその他の形態であってもよく、更にはそれらに視認可能な情報や書き換え可能な情報を表示したものであってもよい。これら本発明におけるRFIDタグは、交通機関の乗車料金や小売店でのショッピング等に係る支払い、又は、商品などのモノに付けることによるトレーサビリティシステムや物品管理、又は、各種作業現場などにおいて作業工程における指示内容を表示することによる作業管理などに利用することができる。
また、本発明の技術範囲は上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変更を加えることが可能である。
本発明に係るRFID装置の実施形態を示す図であって、RFID装置を示す斜視図である。 図1のRFID装置にRFIDタグを入れたときの側断面図である。 図1のICインレットを拡大して示す説明図である。 図1のRFID装置を拡大して示す正面図である。 図2のRFID装置の第一の変形例を示す側断面図である。 図2のRFID装置の第二の変形例を示す側断面図である。 図2のRFID装置の第三の変形例を示す側断面図である。 図2のRFID装置の第四の変形例を示す側断面図である。 図1のRFID装置をXYZ軸の3次元座標に配した様子を示す説明図である。 図1のICインレットをXYZ軸の3次元座標に配した様子を示す図であって、ICインレットの両サイドに非励振素子を設けた様子を示す説明図である。 本発明の第1の実験結果を示すグラフであって、図10のXZ平面のアンテナ利得を示すグラフである。 本発明の第1の実験結果を示すグラフであって、図10のYZ平面のアンテナ利得を示すグラフである。 本発明の第2の実験結果を示すグラフであって、非励振素子の幅方向を変化させたときの通信距離の変化の様子を示すグラフである。 本発明の第3の実験結果を示すグラフであって、ICインレットと非励振素子との設置間隔を変化させたときの通信距離の変化の様子を示すグラフである。 図1の非励振素子の第一の変形例を示す正面図である。 図1の非励振素子の第二の変形例を示す正面図である。 図2のRFID装置の第五の変形例を示す側断面図である。 図2のRFID装置の第六の変形例を示す側断面図である。
符号の説明
1 RFID装置
2 RFIDタグ
4 非励振素子
6 基盤部(取付部)
6b 他方の主面(取付面)
13 アンテナ
14 ICチップ
15 差分領域
16 貫通孔
17 蓋板部(蓋部)
27 ホルダー(RFIDタグ用ホルダー)
28 ホルダー本体部
30 スペーサ(第一のスペーサ、第二のスペーサ)
R 仮想線

Claims (10)

  1. アンテナと、このアンテナを利用して電波で通信を行うICチップとを有するRFIDタグを着脱可能に保持するRFIDタグ用ホルダーであって、
    被取付体に取り付けるための取付部を有し、前記取付部の前方において前記RFIDタグを保持するホルダー本体部と、
    導電体からなり、前記ホルダー本体部に設けられた非励振素子と、を備え、
    前記取付部のうち、前記ホルダー本体部によって前記RFIDタグが保持された状態で、前記アンテナと対向する位置に、前記取付部の厚さ方向に貫通する貫通孔が形成され、
    前記取付部の前記被取付体への取付面に、導電体からなり前記貫通孔を塞ぐ蓋部が設けられ、
    前記ホルダー本体部によって前記RFIDタグが保持された状態で、前記アンテナと前記非励振素子とが略同一平面上に配されることを特徴とするRFIDタグ用ホルダー。
  2. 前記蓋部が、絶縁材料からなる第一のスペーサを介して前記取付面に設けられ、
    前記取付面のうち、前記ホルダー本体部によって前記RFIDタグが保持された状態で、前記非励振素子と対向する位置に、絶縁材料からなる第二のスペーサが設けられていることを特徴とする請求項1に記載のRFIDタグ用ホルダー。
  3. 前記第一のスペーサと第二のスペーサとが一体的に形成されていることを特徴とする請求項2に記載のRFIDタグ用ホルダー。
  4. 前記ホルダー本体部によって前記RFIDタグが保持された状態で、
    前記非励振素子が、
    前記アンテナが設けられた前記RFIDタグの同一平面に、又は、
    前記アンテナが設けられた前記RFIDタグの同一平面のうちの前記アンテナが設けられていない差分領域から、この差分領域に直交する方向に平行移動した位置に配されることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のRFIDタグ用ホルダー。
  5. 前記アンテナ及び前記非励振素子が長尺状に形成されており、
    前記ホルダー本体部によって前記RFIDタグが保持された状態で、
    前記アンテナ及び前記非励振素子が、それぞれの長さ方向が平行になるように配されるとともに、
    前記非励振素子が、
    前記アンテナの長さ方向の中心点を通り、かつ前記アンテナの長さ方向に直交する方向に延びる仮想線上に配されることを特徴とする請求項4に記載のRFIDタグ用ホルダー。
  6. 前記アンテナ及び前記非励振素子が長尺状に形成されており、
    前記ホルダー本体部によって前記RFIDタグが保持された状態で、
    前記アンテナ及び前記非励振素子が、それぞれの長さ方向が平行になるように配されるとともに、
    前記アンテナと前記非励振素子との設置間隔が、搬送波長λの0.08λ以上0.6λ以下に設定されることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のRFIDタグ用ホルダー。
  7. 前記アンテナ及び前記非励振素子が長尺状に形成されており、
    前記ホルダー本体部によって前記RFIDタグが保持された状態で、
    前記アンテナ及び前記非励振素子が、それぞれの長さ方向が平行になるように配され、
    前記非励振素子の長さ寸法が、搬送波長λの0.5λ以上に設定されていることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のRFIDタグ用ホルダー。
  8. 前記ホルダー本体部によって前記RFIDタグが保持された状態で、
    前記非励振素子が、前記アンテナの長さ方向に交差する方向に複数配されることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一項に記載のRFIDタグ用ホルダー。
  9. 被取付体に取り付けるための取付部を有するホルダー本体部と、このホルダー本体部に設けられた導電体からなる非励振素子とを備え、
    前記取付部に、その厚さ方向に貫通する貫通孔が形成され、前記取付部の前記被取付体への取付面に、導電体からなり前記貫通孔を塞ぐ蓋部が設けられたRFIDタグ用ホルダーに着脱可能に保持されて、電波を利用して通信を行うRFIDタグであって、
    アンテナと、
    このアンテナを利用して前記電波で通信を行うICチップと、を備え、
    前記RFIDタグ用ホルダーによって保持された状態で、前記アンテナと前記貫通孔とが対向して配されるとともに、前記アンテナと前記非励振素子とが略同一平面上に配されることを特徴とするRFIDタグ。
  10. 電波を利用して通信を行うRFIDタグと、
    このRFIDタグを着脱可能に保持するRFIDタグ用ホルダーと、を備えており、
    前記RFIDタグが、
    アンテナと、
    このアンテナを利用して前記電波で通信を行うICチップとを備え、
    前記RFIDタグ用ホルダーが、
    被取付体に取り付けるための取付部を有し、前記取付部の前方において前記RFIDタグを保持するホルダー本体部と、
    導電体からなり、前記ホルダー本体部に設けられた非励振素子と、を備え、
    前記取付部のうち、前記ホルダー本体部によって前記RFIDタグが保持された状態で、前記アンテナと対向する位置に、前記取付部の厚さ方向に貫通する貫通孔が形成され、
    前記取付部の前記被取付体への取付面に、導電体からなり前記貫通孔を塞ぐ蓋部が設けられ、
    前記ホルダー本体部によって前記RFIDタグが保持された状態で、前記アンテナと前記非励振素子とが略同一平面上に配されることを特徴とするRFID装置。
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