JP3146542U - 無線識別素子付の紙製物体、無線識別素子付の樹脂製物体、アンテナ要素付の紙製若しくは樹脂製物体及び無線識別素子付の紙製若しくは樹脂製物体 - Google Patents

無線識別素子付の紙製物体、無線識別素子付の樹脂製物体、アンテナ要素付の紙製若しくは樹脂製物体及び無線識別素子付の紙製若しくは樹脂製物体 Download PDF

Info

Publication number
JP3146542U
JP3146542U JP2008006360U JP2008006360U JP3146542U JP 3146542 U JP3146542 U JP 3146542U JP 2008006360 U JP2008006360 U JP 2008006360U JP 2008006360 U JP2008006360 U JP 2008006360U JP 3146542 U JP3146542 U JP 3146542U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
rfid tag
antenna
wireless identification
identification element
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008006360U
Other languages
English (en)
Inventor
定夫 永井
Original Assignee
寿フォーム印刷株式会社
株式会社ファイン・ラベル
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 寿フォーム印刷株式会社, 株式会社ファイン・ラベル filed Critical 寿フォーム印刷株式会社
Priority to JP2008006360U priority Critical patent/JP3146542U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3146542U publication Critical patent/JP3146542U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Details Of Aerials (AREA)

Abstract

【課題】平滑に構成でき、かつ、アンテナ機能に優れ無線通信性能が向上して例えばプリント用の用紙等に適用した場合に印刷範囲の拡大を図ることが可能である無線識別素子付の紙製物体を提供する。
【解決手段】無線識別素子10付の紙製物体1は、紙面の一部又は紙肉厚部の一部に配置したUHF帯又はマイクロ波帯のRFIDタグ11と、紙面の一部にRFIDタグ11に接触又は近接状態で配置したアンテナ部として機能する金属層部12a、12bとからなる無線識別素子10を有することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本考案は、無線識別素子付の紙製物体、無線識別素子付の樹脂製物体、アンテナ要素付の紙製若しくは樹脂製物体及び無線識別素子付の紙製若しくは樹脂製物体に関するものである。
近年、RFIDタグ(Radio Frequency Identification タグ)に関連する技術が急速に進歩し、紙等に対する印刷分野、各種商品の生産分野、各種商品の流通分野、各種物品に関する情報識別管理分野等、社会の各種分野において広範に応用されている。
このようなRFIDタグの技術分野について考察すると、RFIDタグを含む無線識別素子の小型化、平滑化、コストダウン、無線通信性能の向上、印刷分野における用紙等に対する印刷範囲の拡大、省資源による環境負荷の低減等、多くの社会的要請に対応することが必要であると考えられが、上述した種々の社会的要請を十分満足し得る域に到達していないのが現状である。
特許文献1には、第1アンテナアームと、第2アンテナアームとを鋭角を形成する配置としてICチップに接続し、UHF帯で動作するRFIDタグ用のアンテナ構造体が提案されている。
この特許文献1のアンテナ構造体の場合、第1アンテナアームと、第2アンテナアームとを鋭角を形成する配置としているので、例えばプリント用の用紙等に取り付けた場合、紙面の内部領域にアンテナアームが存在することになり、印刷可能範囲を狭める可能性がある。
特表2007−527174号公報
本考案が解決しようとする問題点は、平滑に構成でき、かつ、アンテナ機能に優れ無線通信性能が向上して例えばプリント用の用紙等に適用した場合に印刷範囲の拡大を図ることが可能であるという主要な特徴を有する無線識別素子付の紙製物体が存在しない点である。さらにRFIDタグが与える用紙の印刷デザイン仕様への影響少なくし、若しくは、用紙が既に持っている既存の印刷デザイン仕様を、RFIDのアンテナとして活用できるような紙製物体が存在しない点である。
本考案の無線識別素子付の紙製物体は、紙面の一部又は紙肉厚部の一部に配置したUHF帯又はマイクロ波帯のRFIDタグと、前記紙面の一部に前記RFIDタグに接触又は近接状態で配置したアンテナ部として機能する金属層部とからなる無線識別素子を有する(RFIDタグと用紙面のアンテナは電気接続する必要がない)ことを最も主要な特徴とする。
請求項1記載の考案によれば、紙面の一部又は紙肉厚部の一部に配置したUHF帯又はマイクロ波帯のRFIDタグと、前記紙面の一部に前記RFIDタグに接触又は近接状態で配置したアンテナ部として機能する金属層部とからなる無線識別素子を有して構成したものであるから、全体として平滑化が可能であるとともに、UHF帯又はマイクロ波帯において無線識別素子全体としてアンテナ性能が向上し微弱電波でも通信可能となり、これにより、全体としてRFIDタグ11自体の小型化、低コスト化が図れ、かつ、識別管理が必要な用紙等に適用した場合に印刷範囲の拡大を図ることも可能な無線識別素子付の紙製物体を提供することができる。
請求項2記載の考案によれば、支持フィルム又は支持紙付き、基板付き、ICチップモジュール、金属線アンテナ、ICチップモジュールと金属線付きのいずれかから選定されるRFIDタグを採用する構成で、請求項1記載の考案と同様な効果を奏する無線識別素子付の紙製物体を提供することができる。
請求項3記載の考案によれば、単数若しくは複数の金属層部を紙面の一部で、かつ、同一面又は表裏面のいずれかに配置した態様で前記RFIDタグに接触又は近接状態で配置した構成として、請求項1記載の考案と同様な効果を奏する無線識別素子付の紙製物体を提供することができる。
請求項4記載の考案によれば、UHF帯又はマイクロ波帯で、支持フィルム又は支持紙付き、基板付き、ICチップモジュール、金属線アンテナ、ICチップモジュールと金属線付きのいずれかから選定されるRFIDタグを用い、複数の金属層部を直交配置、平行配置又は交差角度を有する配置のいずれかから選定される構成として請求項1記載の考案と同様な効果を奏する無線識別素子付の紙製物体を提供することができる。
請求項5記載の考案によれば、用紙、封筒、紙ファイル、紙製の段ボール箱等の紙製品のなかから選定される広範な紙製物体に適用して、請求項1乃至4の各考案の場合と同様な効果を奏する無線識別素子付の紙製物体を提供することができる。
請求項6記載の考案によれば、表出面の一部又は肉厚部の一部に配置したUHF帯又はマイクロ波帯のRFIDタグと、表出面の一部に、前記RFIDタグに接触又は近接状態で配置したアンテナ部として機能する金属層部とからなる無線識別素子を有して構成したものであるから、無線識別素子全体としてアンテナ性能が向上し微弱電波でも通信可能となり、全体としてRFIDタグ自体の小型化、低コスト化が図れ、さらにリーダライタと組み合わせることで、書類等の物品の識別管理用として好適な無線識別素子付の樹脂製物体とすることができる。
請求項7記載の考案によれば、支持フィルム又は支持紙付き、基板付き、ICチップモジュール、金属線アンテナ、ICチップモジュールと金属線付きのいずれかから選定されるRFIDタグを採用する構成で、請求項6記載の考案と同様な効果を奏する無線識別素子付の樹脂製物体を提供することができる。
請求項8記載の考案によれば、複数の金属層部を紙面の一部で、かつ、同一面又は表裏面のいずれかに配置した態様で前記RFIDタグに接触又は近接状態で配置した構成として、請求項6記載の考案と同様な効果を奏する無線識別素子付の樹脂製物体を提供することができる。
請求項9記載の考案によれば、複数の金属層部を直交配置、平行配置又は交差角度を有する配置のいずれかから選定される構成として請求項6記載の考案と同様な効果を奏する無線識別素子付の樹脂製物体を提供することができる。
請求項10記載の考案によれば、樹脂製シート品、樹脂製ファイル、樹脂製カードケース、樹脂製袋、樹脂製梱包箱等から選定される広範な樹脂成型品に適用して請求項6乃至9の各考案の場合と同様な効果を奏する無線識別素子付の樹脂製物体を提供することができる。
請求項11乃至13記載の考案によれば、その外周部の同一面配置、表裏配置又は内装配置に設けた金属層部が、貼り付けられるRFIDタグのタグアンテナとの結合によってこのRFIDタグの交信性能を高めるアンテナ要素として機能するので、タグリーダとの交信性能に優れ、かつ、RFIDタグを外周部に取り付け可能としたことによる印刷範囲の広いアンテナ要素付の紙製若しくは樹脂製物体を提供することができる。
請求項14記載の考案によれば、タグリーダとの間の交信時において金属層部により十分なアンテナ性能を発揮させることができるアンテナ要素付の紙製若しくは樹脂製物体を提供することができる。
また、請求項14記載の考案によれば、アンテナアームの形状は矩形に限定されず、丸型、楕円、ドーナツ型、変形型等あらゆる図形で形成することが可能である。すなわち企業のロゴ、や特定のデザインをほとんどの場合にRFIDアンテナとして活用することが可能であり、さらに元来、用紙に表示すべきデザインやホログラムを導電性粒子を含むインクや金属箔印刷で実施し、それをRFIDのタグと結合させ、印刷物のデザイン性と、RFIDの機能を併せ持つアンテナ要素付の紙製若しくは樹脂製物体を提供することができる。
請求項15記載の考案によれば、紙製若しくは樹脂製物体自体の外周長がRFIDタグの動作周波数に対応する波長よりも小さい小形であるような場合に好適なアンテナ要素付の紙製若しくは樹脂製物体を提供することができる。
請求項16記載の考案によれば、2個のタグアンテナと結合する2ポートかつ2系統回路構成のRFIDチップにおけるいずれか感度の良い回路要素が動作して図示しないタグリーダと交信させることができ、より全方位的な通信を実現できる無線識別素子付の紙製若しくは樹脂製物体を提供することができる。
請求項17記載の考案によれば、金属層部を形成する箔部分に腰が無いことから、例えば、曲面を持ったガラス管、ガラス瓶等の外周に容易に貼り付け、タグリーダと交信させることができる無線識別素子付の紙製若しくは樹脂製物体を提供することができる。
本考案は、平滑に構成でき、かつ、アンテナ機能に優れ無線通信性能が向上して例えばプリント用の用紙等に適用した場合に印刷範囲の拡大を図ることが可能であるという主要な特徴を有する無線識別素子付の紙製物体を提供するという目的を有する。
本考案の無線識別素子付の紙製物体は、紙面の一部又は紙肉厚部の一部に配置したUHF帯又はマイクロ波帯で、支持フィルム又は支持紙付き、基板付き、ICチップモジュール、金属線アンテナ、ICチップモジュールと金属線付きのいずれかから選定されるRFIDタグと、前記紙面の一部で、かつ、同一面又は表裏面のいずれかの態様で前記RFIDタグに接触又は近接状態で配置したアンテナ部として機能する直交配置、平行配置又は交差角度を有する配置のいずれかから選定される複数の金属層部とからなる無線識別素子を有する構成により上記目的を実現した。
以下に、本考案の実施例に係る無線識別素子付の紙製物体、無線識別素子付の樹脂製物体及びアンテナ要素付の紙製物体について図面を参照して詳細に説明する。
(実施例1)
本考案の実施例1に係る無線識別素子10付の紙製物体1について図1乃至図5を参照して具体的に説明する。
本実施例1に係る紙製物体1は、例えば一枚の四角形状の紙葉からなる例えば文字等のプリント用の用紙2と、この用紙2に取り付けた無線識別素子10と、を具備している。
すなわち、前記用紙2の一面に、図1において右辺から下辺にわたってRFIDタグ11と、平坦、かつ、細幅で直方形状を呈するアンテナとして機能する2個の金属層部12a、12bとからなる無線識別素子10を取り付けた構成となっている。
前記無線識別素子10を構成するRFIDタグ11は、図2に示すように、RFIDチップ13と、例えばループ状のタグアンテナ14とを具備し、例えばUHF帯又はマイクロ波帯の動作周波数で機能するするパッシブ型の構成としている。
前記RFIDチップ13は、周知のように、図示しないリーダライタの給電用信号から動作電源を得るための整流・平滑回路、送受信処理等の制御を行う制御部、送受信信号の変調,復調を行う変復調回路、動作プログラム等を記憶するROM、データを記憶する読書き可能に構成され対象物体に関する識別データ等を記憶したメモリ等をIC化しワンチップとして構成し、用紙2の右下隅部に取り付けている。
前記金属層部12a、12bは、一方の金属層部12aを前記用紙2の図1において下辺に配置し、また、他方の金属層部12bは前記用紙2の右辺に金属層部12aと直交するように配置し、これら金属層部12a、12bのRFIDタグ11側の各端部を前記タグアンテナ14に接触又は近接する状態としている。
RFIDタグ11を紙製物体1の中に含ませる場合は、金属線19のループが有利となること、ICチップモジュールと金属線19の組み合わせでも、RFIDタグ11を形成すること、ICチップモジュール単体、図10に示す場合であってもその電極部分18が十分に大きい場合は、電気的に非接触であっても箔アンテナ若しくは印刷アンテナ等で構成される紙製物体に配置された金属層に電気的結合が可能と言うことが判明した。
前記RFIDタグ11としては、図3に示すように、樹脂製の支持フィルムである透明フィルム15上にRFIDタグ11自体を接着等で貼り付けた構成、図4に示すように薄厚の基板16上にRFIDタグ11自体を搭載した構成、図10に示すように支持材17上にICチップ20及び電極18、18を搭載した構成、図11に示すように、図10に示す場合と同様な構成にさらに金属線19を接続した構成、図12示すようにICチップ20と金属線19とを組み合わせた構成、さらには、図示しないがエッチングや印刷で形成した構成、ダイポールアンテナで形成した構成、スロットアンテナで形成した構成等を挙げることができ、これらを前記用紙2の隅部に含ませる、若しくは接着等で取り付けることで、上述した無線識別素子10付の紙製物体1を構成できる。
また、前記金属層部12a、12bを用紙2の下辺、右辺に夫々取り付ける態様としては、前記用紙2の下辺、右辺に金属箔により形成した金属層部12a、12bを印刷する態様、前記用紙2の下辺、右辺に金属箔粉末を塗布して金属層部12a、12bとする態様、前記用紙2の下辺、右辺に金属粒子を顔料としたインクを塗布し金属層部12a、12bとする態様、前記用紙2の下辺、右辺に金属層を各々蒸着して金属層部12a、12bとする態様等、種々の取り付け態様を挙げることができる。
さらに、前記金属層部12a、12bを用紙2の下辺、右辺に取り付ける態様としては、前記金属層部12a、12bに対応する寸法の長方形状の樹脂フィルム上に金属箔を貼り付け樹脂フィルム付き金属層部12a、12bとしてこの樹脂フィルムを前記用紙2の下辺、右辺に貼り付けたり、樹脂フィルムに金属箔を箔印刷して樹脂フィルム付き金属層部12a、12bとしてこの樹脂フィルムを前記用紙2の下辺、右辺に貼り付けたり、樹脂フィルム上に金属箔を箔熱転写して樹脂フィルム付き金属層部12a、12bとしてこの樹脂フィルムを前記用紙2の下辺、右辺に貼り付けたり、樹脂フィルム上に金属粉末を塗布して樹脂フィルム付き金属層部12a、12bとしてこの樹脂フィルムを前記用紙2の下辺、右辺に貼り付けたり、樹脂フィルム上に金属層をメッキしてこの樹脂フィルムを前記用紙2の下辺、右辺に貼り付けたり、樹脂フィルム上に金属粒子を顔料としたインクを塗布してこの樹脂フィルムを前記用紙2の下辺、右辺に貼り付けたり、樹脂フィルム上に金属粒子を顔料としたインクを印刷してこの樹脂フィルムを前記用紙2の下辺、右辺に貼り付ける等、種々の態様を挙げることができる。
また、前記RFIDタグ11、金属層部12a、12bの用紙2に対する取り付け順序としては、先に用紙2の右下隅部にRFIDタグ11を取り付け、次に用紙2の下辺、右辺に各々金属層部12a、12bを取り付ける例、先に用紙2の下辺、右辺に各々金属層部12a、12bを取り付け、次に用紙2の右下隅部にRFIDタグ11を取り付ける等の例を挙げることができる。
前記RFIDタグ11と、用紙2との関係では、用紙2が厚み的に可能な場合、図5に示すように、用紙2の肉厚部内にRFIDタグ11を含ませるような取り付け態様を採用することも可能である。
本実施例1に係る無線識別素子10付の紙製物体1によれば、RFIDタグ11にアンテナとして機能する金属層部12a、12bを組み合わせることで、無線識別素子10全体としてアンテナ性能が向上し微弱電波でも通信可能となって、これにより、全体としてRFIDタグ11自体の小型化、低コスト化が図れる利点がある。
また、前記RFIDタグ11が小型であり無線識別素子10における配置の自由度が大きく、さらに、金属層部12a、12bは金属箔等で薄膜、若しく細線で形成されているので用紙面が平坦となり、図示しないリーダライタとの組み合わせによって用紙2の識別機能を発揮する無線識別素子10を具備しつつ用紙面の印刷可能範囲の拡大を図れる。
さらに、RFIDタグ11自体の小型化による省資源を通じての環境負荷低減を図れるとともに、金属層部12a、12bとRFIDタグ11とは必ずしも電気的に接触させる必要がなく、また、金属層部12a、12bとRFIDタグ11との配置は厳密配置する必要がない等の製造上の利点もある。
次に、本実施例1に係る無線識別素子10付の紙製物体1の種々の応用例について説明する。
図6は、本実施例1の応用例である無線識別素子10付の紙製物体1Aを示すものであり、この紙製物体1Aは、基本的には既述した紙製物体1と同様な構成であるが、前記用紙2の一面右下隅に前記RFIDタグ11を取り付け、用紙2の他面(裏面)に、前記紙製物体1の場合に対応する配置で金属層部12a、12bを配置したことが特徴である。
この場合、前記RFIDタグ11のタグアンテナ14と、金属層部12a、12bとは、直接接触させなくても近接配置とするだけで、これらの間が電磁結合することから金属層部12a、12bのアンテナ機能を支障なく発揮させることができる。
図6に示す紙製物体1Aの場合も、既述した紙製物体1の場合と同様な作用、効果を発揮させることができる。
図7は、本実施例1の応用例である無線識別素子10付の紙製物体1Bを示すもので、この紙製物体1Bは、基本的には既述した紙製物体1と同様な構成であるが、用紙2の一面右下隅に前記RFIDタグ11を取り付け、用紙2の四辺全体にわたって既述した場合と同様に構成した細幅の金属層部12a乃至12dを取り付けたことが特徴である。
すなわち、この紙製物体1Bの場合には、用紙2の四辺に、金属層部12a乃至12dを直交配置及び平行配置に取り付けている。
この他、金属層部12a乃至12dのうちの例えば2個を、用紙2の面に対して交差角度を有する配置としても、支障なくアンテナ機能を発揮させることができる。
図7に示す紙製物体1Bの場合も、既述した紙製物体1の場合と同様な作用、効果を発揮させることができ、また、用紙2の四辺全体にわたって金属層部12a乃至12dを配置しているので、紙製物体1A、1Bに比較しアンテナ性能をより向上できる。
なお、図7に示す紙製物体1Bにおいて、前記金属層部12a乃至12dの一部又は全部を用紙2の裏面に配置する構成とすることも可能である。
図8は、本実施例1の応用例である無線識別素子10付の紙製物体1Cを示すもので、この紙製物体1Cは、基本的には既述した紙製物体1と同様な構成であるが、紙製物体1Cを構成する例えば郵便用の四角形状の封筒21の一面に、前記紙製物体1の場合と同様、右辺から下辺にわたってRFIDタグ11と、平坦かつ細幅で直方形状を呈するアンテナとして機能する2個の金属層部12a、12bとからなる無線識別素子10を取り付けた構成となっている。
この紙製物体1Cの場合も、金属層部の配置は、既述した紙製物体1A又は1Bの場合と同様なものとすることももちろん可能である。
この紙製物体1Cによれば、前記RFIDタグ11に前記金属層部12a、12bを組み合わせることで、無線識別素子10全体としてアンテナ性能が向上し微弱電波でも通信可能となって、図示しないが郵便物自動読取装置に設けたリーダライトと組み合わせることで、郵便物の仕分け等を行なう場合に好適な紙製物体1Cとすることができる。
上述した無線識別素子10付の紙製物体1乃至1Cの他、例えば物品収納用の紙箱、本、書類綴じ込み用の紙ファイル、物品収納用の紙製の段ボール箱等の各種紙製物体に、前記無線識別素子10を取り付けて各々無線識別素子10付の紙製物体とすることも可能であり、各々の場合に商品製造段階、商品流通段階等における識別管理の技術分野で既述した場合と同様な作用、効果を発揮させることができる。
なお、上述した紙製物体1B乃至1Cにおける前記RFIDタグ11、無線識別素子10の各構成態様、各紙製物体1B乃至1Cに対する取り付け態様は、各々既述した無線識別素子10付の紙製物体1の場合と同様とすることができる。
次に、図9を参照して、本考案の実施例1に係る無線識別素子10付の樹脂製物体31について説明する。
図9に示す無線識別素子10付の樹脂製物体31は、例えば書類等の綴り込み用の樹脂製のファイル32と、このファイル32に取り付けた無線識別素子10と、を具備している。
すなわち、前記ファイル32の表出面(表面)に、図9において右辺から下辺にわたって既述した場合と同様なRFIDタグ11と、平坦かつ細幅で直方形状を呈するアンテナとして機能する既述した場合と同様な2個の金属層部12a、12bとからなる無線識別素子10を取り付けた構成となっている。前記RFIDタグ11と、金属層部12a、12bとは、表裏配置とすることもできる。
この無線識別素子10付の樹脂製物体31によれば、RFIDタグ11にアンテナとして機能する金属層部12a、12bを組み合わせることで、無線識別素子10全体としてアンテナ性能が向上し微弱電波でも通信可能となって、これにより、全体としてRFIDタグ11自体の小型化、低コスト化が図れ、さらに図示しないリーダライタと組み合わせることで、書類等の識別管理用として好適な無線識別素子10付の樹脂製物体31とすることができる。
樹脂製物体31における前記RFIDタグ11、無線識別素子10の各構成態様、樹脂製物体31に対するこれらの取り付け態様は、既述した紙製物体1乃至1Bの場合と同様とすることができる。
前記無線識別素子10付の樹脂製物体の他例としては、例えば、図示しないが、各種樹脂製シート品、樹脂フィルム、樹脂製カードケース、物品収納用の樹脂製袋、物品梱包用の樹脂製梱包箱等の種々の樹脂成型品を挙げることができ、各々の場合に商品製造段階、商品流通段階等における識別管理の技術分野で既述した場合と同様な作用、効果を発揮させることができる。
(実施例2)
次に、本考案の実施例2に係るアンテナ要素付の紙製物体41について、 参照して説明する。
本実施例2に係るアンテナ要素付の紙製物体41は、図13左欄に示すように、例えば一枚の四角形状の紙葉からなる例えば文字等のプリント用の用紙43の表面に対して、例えばその左辺、下辺の近傍に沿って平坦、かつ、細幅で直方形状を呈するアンテナ要素として機能する2個の金属層部42a、42bを箔印刷、箔貼り付け、金属粒子入りインク塗布、蒸着、エッチングのいずれかの方法により形成することにより構成している。
そして、前記2個の金属層部42a、42bにおける左辺側の金属層部42aの右下隅と、下辺側の金属層部42bの左側とを近接配置とし、この近接領域に図13右欄に示すように、実施例1の場合と同様なRFIDタグ11を前記2個の金属層部42a、42bにタグアンテナ14が接触する状態で貼り付け、RFIDタグ11のタグアンテナ14と金属層部42a、42bとを結合(電気的結合)させることで、これらRFIDタグ11、2個の金属層部42a、42bの動作で前記紙製物体41に付着した無線識別素子として機能させるようになっている。
前記2個の金属層部42a、42bに対しタグアンテナ14が非接触となる状態で貼り付け、タグアンテナ14と金属層部42a、42bとを結合(電気的結合)させる態様とすることもできる。
本実施例2に係るアンテナ要素付の紙製物体41によれば、その外周部に設けた金属層部42a、42bが、貼り付けられるRFIDタグ11のタグアンテナ14との結合によってこのRFIDタグ11の交信性能を高めるアンテナ要素として機能するので、図示しないタグリーダとの交信性能に優れ、かつ、RFIDタグ11を外周部に取り付け可能としたことによる印刷範囲の広いアンテナ要素付の紙製物体41とすることができる。
図14左欄は、前記アンテナ要素付の紙製物体41の変形例であるアンテナ要素付の紙製物体41Aを示すものであり、この紙製物体41Aは、例えば一枚の四角形状の紙葉からなる文字等のプリント用の用紙42の表面に対して、例えばその左辺の近傍に沿って平坦、かつ、細幅で直方形状を呈するアンテナ要素として機能する金属層部42aを箔印刷、箔貼り付け、金属粒子入りインク塗布、蒸着、エッチングのいずれかの方法により形成し、同様に、用紙42の裏面に対して、前記紙製物体41Aの場合と表裏対応配置で、下辺の近傍に沿って平坦、かつ、細幅で直方形状を呈するアンテナ要素として機能する金属層部42b箔印刷、箔貼り付け、金属粒子入りインク塗布、蒸着、エッチングのいずれかの方法により形成することにより構成している。
そして、前記2個の金属層部42aの右下隅領域に、図14右欄に示すように、実施例1の場合と同様なRFIDタグ11を前記金属層部42aにタグアンテナ14が接触する状態で貼り付け、金属層部42aがタグアンテナ14と接触し、また、金属層部42bが用紙43自体を介した非接触状態とした状態でRFIDタグ11のタグアンテナ14と金属層部42a、42bとを結合(電気的結合)させることで、これらRFIDタグ11、2個の金属層部42a、42bの動作で前記紙製物体41Aに付着した無線識別素子として機能させるようになっている。
このアンテナ要素付の紙製物体41Aによれば、その外周部に表裏配置に設けた金属層部42a、42bが、貼り付けられるRFIDタグ11のタグアンテナ14との結合によってこのRFIDタグ11の交信性能を高めるアンテナ要素として機能するので、前記紙製物体41の場合と同様、図示しないタグリーダとの交信性能に優れ、かつ、RFIDタグ11を外周部に取り付け可能としたことによる印刷範囲の広いアンテナ要素付の紙製物体41とすることができる。
図15左欄は、前記アンテナ要素付の紙製物体41の別の変形例であるアンテナ要素付の紙製物体41Bを一部切り欠いて示すものであり、このアンテナ要素付の紙製物体41Bは、例えば表紙葉44a、裏紙葉44bからなる2層構造からなる文字等のプリント用の用紙44の内部に、図13に示す場合と同様な配置でアンテナ要素として機能する2個の金属層部42a、42bを内装しこれを紙製物体41Bとするとともに、図15右欄に示すように前記表紙葉44a、裏紙葉44bの間で前記金属層部42a、42b間に実施例1の場合と同様なRFIDタグ11を貼り付けて結合(電気的結合)させることで、これらRFIDタグ11、2個の金属層部42a、42bの動作で前記紙製物体41Bに付着した無線識別素子として機能させるようにしたことが特徴である。図15下欄は、前記RFIDタグ11、2個の金属層部42a、42bを内装したアンテナ要素付の紙製物体41Bを示すものである。
このアンテナ要素付の紙製物体41Bによれば、その外周部で、かつ、紙製物体41B自体に内装した金属層部42a、42bが、貼り付けられるRFIDタグ11のタグアンテナ14との結合によってこのRFIDタグ11の交信性能を高めるアンテナ要素として機能するので、前記紙製物体41の場合と同様、図示しないタグリーダとの交信性能に優れ、かつ、RFIDタグ11を外周部に取り付け可能としたことによる印刷範囲の広いアンテナ要素付の紙製物体41とすることができる。
図16上欄は、前記アンテナ要素付の紙製物体41のさらに別の変形例であるアンテナ要素付の紙製物体41Cを示すものであり、このアンテナ要素付の紙製物体41Cは、用紙43の下辺近傍に予め設計した例えば直線状で両端を開口円形状とした金属線材51をワイヤーの貼り付け若しくは封入、箔印刷、箔貼り付の方法等で取り付けアンテナ要素付の紙製物体41Cとしている。
そして、図16上欄に示すように、前記金属線材51の中央部に、実施例1の場合と同様なRFIDタグ11を接触状態又は非接触状態で貼り付けて結合(電的結合)させることで、これらRFIDタグ11、金属線材51の動作で前記紙製物体41Cに付着した無線識別素子として機能させるようにしたことが特徴である。
このアンテナ要素付の紙製物体41Cによれば、用紙43の下辺近傍に予め設計した前記金属線材51を配置する構成で、既述したアンテナ要素付の紙製物体41の場合と同様な作用、効果を発揮させることができる。
前記アンテナ要素付の紙製物体41としては、この他図16下欄に示すように、金属線材51aの両端に例えば蝶形金属層部51b、51cを付加してアンテナ要素とする構成とすることもでき、この場合も既述したアンテナ要素付の紙製物体41の場合と同様な作用、効果を発揮させることができる。
前記、蝶形金属層部51b、51cの形状の一部を変形し、直接RFIDタグ11に接触若しくは近接させる様に配置することにより金属線材51aを省略しても、既述したアンテナ要素付の紙製物体41の場合と同様な作用、効果を発揮させることができる。
従って、アンテナ要素は、丸型、楕円、ドーナツ型、変形型等あらゆる図形で形成することが可能である。すなわち、企業のロゴ、や特定のデザインをほとんどの場合にRFIDアンテナとして活用することが可能であり、更に元来、用紙に表示すべきデザインやホログラムを導電性粒子を含むインクや金属箔印刷で実施し、それをRFIDタグ11と結合させ、印刷物のデザイン性と、RFIDの機能を併せ持つ紙製若しくは樹脂製物体を提供することができる。
図17は、前記アンテナ要素付の紙製物体41のさらに別の変形例であるアンテナ要素付の紙製物体41Dを示すものであり、このアンテナ要素付の紙製物体41Dは、図13に示すアンテナ要素付の紙製物体41と同様な構成であるが、用紙43上に形成する前記2個の金属層部42a、42bの長さを、この用紙43に貼り付ける前記RFIDタグ11の動作周波数に対応する波長L0の1/2波長以上の長さとしたことが特徴である。
すなわち、この紙製物体41Dにおいては、前記2個の金属層部42a、42bのうちの一方の金属層部42aの長辺の長さをL1と、他方の金属層部42bの長辺の長さをL2とするとき、(L1+L1)≧L0の関係に設定している。この他の構成は既述した場合と同様である。
このアンテナ要素付の紙製物体41Dによれば、2個の金属層部42a、42bの長さを、この用紙43に貼り付けるRFIDタグ11の動作周波数に対応する波長L0の1/2波長以上の長さとしているので、図示しないタグリーダとの間の交信時において2個の金属層部42a、42bにより十分なアンテナ性能を発揮させることができるアンテナ要素付の紙製物体41Dとすることができる。
図18は、前記アンテナ要素付の紙製物体41のさらに別の変形例であるアンテナ要素付の紙製物体41Eを示すものであり、このアンテナ要素付の紙製物体41Eは、基本的には図13に示すアンテナ要素付の紙製物体41と同様な構成であるが、用紙43A上に形成するアンテナ要素である前記2個の金属層部42a、42bの長さを、この紙製物体41Dに貼り付ける前記RFIDタグ11の動作周波数に対応する波長L0の1/2波長以下の長さとしたことが特徴である。
すなわち、この紙製物体41Eにおいては、前記2個の金属層部42a、42bのうちの一方の金属層部42aの長辺の長さをL3と、他方の金属層部42bの長辺の長さをL4とするとき、(L3+L4)≦L0の関係に設定している。
また、この紙製物体41Eにおいては、前記2個の金属層部42a、42bは電波通信ではなく、磁界型の通信形態となり、UHF近傍界型アンテナとして磁界強度を高めるように機能する。
すなわち、前記2個の金属層部42a、42bは、UHF近傍界型アンテナとして機能し、生成する磁界を強め、若しくは、他の部分へ伝播させる働きを強め、RFIDタグ11から離れた部分でも通信可能とするという効果を発揮する。
この紙製物体41Eによれば、2個の金属層部42a、42bの長さを、この用紙43に貼り付けるRFIDタグ11の動作周波数に対応する波長L0の1/2波長以下の長さとしているので、用紙43Aの外周長が前記RFIDタグ11の動作周波数に対応する波長L0よりも小さい小形であるような場合に好適なアンテナ要素付の紙製物体41Eとすることができる。
なお、上述した紙製物体41A乃至41Eにおいて、RFIDタグ11のタグアンテナ14としては、UHFダイポールアンテナ、スリットアンテナ、近傍界磁界型アンテナ等の中から適宜選定することができる。
また、上述した紙製物体41A乃至41Eにおいては、2個の金属層部42a、42bを採用する場合を主に説明したが、金属層部の個数は特に限定されるものではない。
また、上述した紙製物体41A乃至41Eの構成は、各種樹脂製シート品、樹脂フィルム、樹脂製カードケース、物品収納用の樹脂製袋、物品梱包用の樹脂製梱包箱等の種々の樹脂成型品について適用し、各々同様な構成を有するアンテナ要素付の樹脂製物体とすることができ、各々の場合に商品製造段階、商品流通段階等における識別管理の技術分野で既述した場合と同様な作用、効果を発揮させることができる。
(実施例3)
次に、本考案の実施例3に係る無線識別素子付の紙製物体1Dについて図19、図20を参照して説明する。
本実施例3に係る無線識別素子付の紙製物体1Dは、図19、図20に示すように、例えば一枚の四角形状の紙葉からなる例えば文字等のプリント用の用紙45と、この用紙45に取り付けた無線識別素子50と、を具備している。
すなわち、前記無線識別素子50は、用紙45の一面に、図19において左辺から下辺にわたって、及び、下辺に沿って各々箔印刷、箔貼り付け、金属粒子入りインク塗布、蒸着、エッチングのいずれかの方法により形成した平坦、かつ、細幅で直方形状を呈するアンテナとして機能する2個の金属層部52a、52bと、この2個の金属層部52a、52bに各々結合(電磁結合)したRFIDタグ55とにより構成している。
前記RFIDタグ55は、2ポート(電極2組)タイプで2系統回路構成のRFIDチップ(ICチップ)53と、このRFIDチップ53の各ポートに接続した例えば矩形ループ状のタグアンテナ54a、54bとを具備し、一方のタグアンテナ54aを前記金属層部52aに、他方のタグアンテナ54bを前記金属層部52bに各々接触(又は非接触)状態で電気的結合するように構成している。
前記2個の金属層部52a、52bの用紙45に対する取り付け態様としては、既述した図14に示すように表裏配置、図15に示すような内装配置を適宜採用することができる。
本実施例3に係る無線識別素子付の紙製物体1Dによれば、上述した構成としたことにより、2個のタグアンテナ54a、54bと結合する2ポートかつ2系統回路構成のRFIDチップ53におけるいずれか感度の良い回路要素が動作して図示しないタグリーダと交信させることができ、より全方位的な通信を実現できる斬新な無線識別素子50付の紙製物体1Dとすることができる。なお、前記紙製物体1Dの構成は、封筒や樹脂製のファイル、商業用印刷物等にも広範に応用可能である。
本実施例3に係る無線識別素子付の紙製物体1Dについても、各種樹脂製シート品、樹脂フィルム、樹脂製カードケース、物品収納用の樹脂製袋、物品梱包用の樹脂製梱包箱等の種々の樹脂成型品について適用し、無線識別素子付の樹脂物体とすることができ、上述した場合と同様な効果を発揮させることができる。
(実施例4)
次に、本考案の実施例4に係る無線識別素子付の紙製物体1Eについて図21を参照して説明する。
本実施例4に係る無線識別素子付の紙製物体1Eは、図21に示すように、例えば長尺の基紙60上に、ラベル型で表面にバーコード、文字等の印刷情報61が付され、裏面に貼り付け用の糊62が付着される多数のラベル紙63を剥離可能に列設するとともに、このラベル紙63の裏面外周部に箔印刷又は箔貼り付けの方法により配置したアンテナ部として機能する金属層部64a、64bと、ラベル紙63の裏面外周部において前記文字等の印刷範囲に対応する領域外でRFIDチップ(ICチップ)66が前記金属層部64a、64bと電気的結合(ラベルの大小により電波型アンテナとして機能させ、もしくは近傍界電磁結合)するように配置したRFIDタグ65と、を有している。
前記糊62は、RFIDチップ66の部分を除いて金属層部64a、64b等に塗着するように構成している。
この紙製物体1Eにおける金属層部64a、64b、RFIDタグ65を取り付けた各ラベル紙63によれば、金属層部64a、64bを形成する箔部分に腰が無いことから、例えば、前記ラベル紙63を曲面を持ったガラス管、ガラス瓶等の外周に容易に貼り付け、前記RFIDタグ65と図示しないタグリーダと交信させることができる利点がある。
本実施例4に係る無線識別素子付の紙製物体1Eの場合も、前記多数のラベル紙63を樹脂フィルムとした無線識別素子付の紙製物体とする応用も可能であり、この場合も前記紙製物体1Eの場合と同様な効果を発揮させることができる。
本考案は、各種ファイルを使用したドキュメント管理、予め無線識別素子を本の背表紙等に貼り付ける図書ソースタギング、磁気ストライプをも具備する磁気媒体タグ、文字等が書き換え可能なリライト看板タグやリライトカード、用紙の個別管理を実現するためのレーザープリンター用紙等への適用等広範な応用が可能であり、さらに、用紙に予め配置された画像情報を表示するホログラムと組み合わせて識別機能のより向上を図る等の展開も可能である。
本考案の実施例1に係る無線識別素子付の紙製物体を用紙に適用した場合の平面図である。 本実施例1に係る無線識別素子付の紙製物体におけるRFIDタグを示す平面図である。 本実施例1に係る無線識別素子付の紙製物体におけるRFIDタグの他の構成例を示す平面図である。 本実施例1に係る無線識別素子付の紙製物体におけるRFIDタグのさらに他の構成例を示す平面図である。 本実施例1に係る無線識別素子付の紙製物体におけるRFIDタグの用紙への配置例を示す断面図である。 本実施例1に係る無線識別素子付の紙製物体の応用例を示す平面図である。 本実施例1に係る無線識別素子付の紙製物体の他の応用例を示す平面図である。 本実施例1に係る無線識別素子付の紙製物体の封筒への応用例を示す平面図である。 本考案の実施例1に係る無線識別素子付の樹脂製物体を樹脂製のファイルへ適用した場合の平面図である。 本実施例1に係る無線識別素子付の紙製物体におけるRFIDタグを、支持材上にICチップ及び電極を搭載して構成した例を示す平面図である。 本実施例1に係る無線識別素子付の紙製物体におけるRFIDタグを、支持材上にICチップ及び電極を搭載しさらに金属線を接続して構成した例を示す平面図である。 本実施例1に係る無線識別素子付の紙製物体におけるRFIDタグをICチップと金属線とを組み合わせて構成した例を示す平面図である。 本考案の実施例2に係るアンテナ要素付きの紙製物体及びRFIDタグを取り付けた場合を示す平面図である。 本考案の実施例2に係る変形例のアンテナ要素付きの紙製物体及びRFIDタグを取り付けた場合を示す平面図である。 本考案の実施例2に係る別の変形例のアンテナ要素付きの紙製物体及びRFIDタグを取り付けた場合を示す平面図である。 本考案の実施例2に係るさらに別の2つの変形例のアンテナ要素付きの紙製物体を示す平面図である。 本考案の実施例2に係るさらに別の変形例のアンテナ要素付きの紙製物体を示す平面図である。 本考案の実施例2に係るさらに別の変形例のアンテナ要素付きの紙製物体を示す平面図である。 本考案の実施例3に係る無線識別素子付の紙製物体を示す平面図である。 本考案の実施例3に係る無線識別素子付の紙製物体を示す部分拡大平面図である。 本考案の実施例4に係る無線識別素子付の紙製物体を示す部分斜視図である。
符号の説明
1 紙製物体
1A 紙製物体
1B 紙製物体
1C 紙製物体
1D 紙製物体
1E 紙製物体
10 無線識別素子
11 RFIDタグ
12a 金属層部
12b 金属層部
12c 金属層部
12d 金属層部
13 RFIDチップ
14 タグアンテナ
15 透明フィルム
16 基板
17 支持材
18 電極
19 金属線
20 ICチップ
21 封筒
31 樹脂製物体
32 ファイル
41 紙製物体
41A 紙製物体
41B 紙製物体
41C 紙製物体
41D 紙製物体
41E 紙製物体
42 用紙
42a 金属層部
42b 金属層部
43 用紙
43A 用紙
44 用紙
44a 表紙葉
44b 裏紙葉
45 用紙
50 無線識別素子
51 金属線材
51a 金属線材
51b 蝶形金属層部
51c 蝶形金属層部
52a 金属層部
52b 金属層部
53 RFIDチップ
54a タグアンテナ
54b タグアンテナ
55 RFIDタグ
60 基紙
61 印刷情報
62 糊
63 ラベル紙
64a 金属層部
64b 金属層部
65 RFIDタグ
66 RFIDチップ

Claims (17)

  1. 紙面の一部又は紙肉厚部の一部に配置したUHF帯又はマイクロ波帯のRFIDタグと、
    前記紙面の一部に前記RFIDタグに接触又は近接状態で配置したアンテナ部として機能する金属層部とからなる無線識別素子を有すること、
    を特徴とする無線識別素子付の紙製物体。
  2. 紙面の一部又は紙肉厚部の一部に配置したUHF帯又はマイクロ波帯で、支持フィルム又は支持紙付き、基板付き、ICチップモジュール、金属線アンテナ、ICチップモジュールと金属線付きのいずれかから選定されるRFIDタグと、
    前記紙面の一部に前記RFIDタグに接触又は近接状態で配置したアンテナ部として機能する金属層部とからなる無線識別素子を有すること、
    を特徴とする無線識別素子付の紙製物体。
  3. 紙面の一部又は紙肉厚部の一部に配置したUHF帯又はマイクロ波帯で、支持フィルム又は支持紙付き、基板付き、ICチップモジュール、金属線アンテナ、ICチップモジュールと金属線付きのいずれかから選定されるRFIDタグと、
    前記紙面の一部で、かつ、同一面又は表裏面のいずれかの態様で前記RFIDタグに接触又は近接状態で配置したアンテナ部として機能する単数若しくは複数の金属層部とからなる無線識別素子を有すること、
    を特徴とする無線識別素子付の紙製物体。
  4. 紙面の一部又は紙肉厚部の一部に配置したUHF帯又はマイクロ波帯で、支持フィルム又は支持紙付き、基板付き、ICチップモジュール、金属線アンテナ、ICチップモジュールと金属線付きのいずれかから選定されるRFIDタグと、
    前記紙面の一部で、かつ、同一面又は表裏面のいずれかの態様で前記RFIDタグに接触又は近接状態で配置したアンテナ部として機能する直交配置、平行配置又は交差角度を有する配置のいずれかから選定される複数の金属層部とからなる無線識別素子を有すること、を特徴とする無線識別素子付の紙製物体。
  5. 用紙、封筒、紙ファイル、紙製の段ボール等の紙製品のなかから選定される紙製物体における紙面の一部又は紙肉厚部の一部に配置したUHF帯又はマイクロ波帯で、支持フィルム又は支持紙付き、基板付き、ICチップモジュール、金属線アンテナ、ICチップモジュールと金属線付きのいずれかから選定されるRFIDタグと、
    前記紙面の一部で、かつ、同一面又は表裏面のいずれかの態様で前記RFIDタグに接触又は近接状態で配置したアンテナ部として機能する単数若しくは、直交配置、平行配置又は交差角度を有する配置のいずれかから選定される複数の金属層部とからなる無線識別素子を有すること、
    を特徴とする無線識別素子付の紙製物体。
  6. 表出面の一部又は肉厚部の一部に配置したUHF帯又はマイクロ波帯のRFIDタグと、
    表出面の一部に、前記RFIDタグに接触又は近接状態で配置したアンテナ部として機能する金属層部とからなる無線識別素子を有すること、
    を特徴とする無線識別素子付の樹脂製物体。
  7. 表出面の一部又は肉厚部の一部に配置したUHF帯又はマイクロ波帯で、支持フィルム又は支持紙付き、基板付き、ICチップモジュール、金属線アンテナ、ICチップモジュールと金属線付きのいずれかから選定されるRFIDタグと、
    前記表出面の一部に前記RFIDタグに接触又は近接状態で配置したアンテナ部として機能する金属層部とからなる無線識別素子を有すること、
    を特徴とする無線識別素子付の樹脂製物体。
  8. 表出面の一部又は肉厚部の一部に配置したUHF帯又はマイクロ波帯で、支持フィルム又は支持紙付き、基板付き、ICチップモジュール、金属線アンテナ、ICチップモジュールと金属線付きのいずれかから選定されるRFIDタグと、
    前記表出面の一部で、かつ、同一面又は表裏面のいずれかの態様で前記RFIDタグに接触又は近接状態で配置したアンテナ部として機能する単数若しくは、複数の金属層部とからなる無線識別素子を有すること、
    を特徴とする無線識別素子付の樹脂製物体。
  9. 表出面の一部又は肉厚部の一部に配置したUHF帯又はマイクロ波帯で、支持フィルム又は支持紙付き、基板付き、ICチップモジュール、金属線アンテナ、ICチップモジュールと金属線付きのいずれかから選定されるRFIDタグと、
    前記表出面の一部で、かつ、同一面又は表裏面のいずれかの態様で前記RFIDタグに接触又は近接状態で配置したアンテナ部として機能する、直交配置、平行配置又は交差角度を有する配置のいずれかから選定される複数の金属層部とからなる無線識別素子を有すること、
    を特徴とする無線識別素子付の樹脂製物体。
  10. 樹脂製シート品、樹脂製ファイル、樹脂製カードケース、樹脂製袋、樹脂製梱包箱等の樹脂製品から選定される樹脂製物体におる表出面の一部又は肉厚部の一部に配置したUHF帯又はマイクロ波帯で、支持フィルム又は支持紙付き、基板付き、ICチップモジュール、金属線アンテナ、ICチップモジュールと金属線付きのいずれかから選定されるRFIDタグと、
    前記表出面の一部で、かつ、同一面又は表裏面のいずれかの態様で前記RFIDタグに接触又は近接状態で配置したアンテナ部として機能する直交配置、平行配置又は交差角度を有する配置のいずれかから選定される複数の金属層部とからなる無線識別素子を有すること、
    を特徴とする無線識別素子付の樹脂製物体。
  11. 紙製若しくは樹脂製物体自体の表面若しくは裏面の一部又は肉厚部の一部に、RFIDタグのアンテナ部として機能する金属層部を配置したことを特徴とするアンテナ要素付の紙製若しくは樹脂製物体。
  12. 紙製若しくは樹脂製物体自体の表面若しくは裏面の一部又は肉厚部の一部に、箔印刷、箔貼り付け、金属粒子入りインク塗布、蒸着、エッチング、金属線材、のいずれかの方法による金属層部を前記紙製若しくは樹脂製物体に取り付けられるRFIDタグと接触又は非接触で結合可能な状態で配置し、該RFIDタグのアンテナ部として機能させるようにしたことを特徴とするアンテナ要素付の紙製若しくは樹脂製物体。
  13. 紙製若しくは樹脂製物体自体の表面若しくは裏面の一部又は肉厚部の一部に、箔印刷、箔貼り付け、金属粒子入りインク塗布、蒸着、エッチング、金属線材の配置、のいずれかの方法による単数若しくは複数の金属層部を前記紙製若しくは樹脂製物体に取り付けられるRFIDタグと接触又は非接触で結合可能な状態で配置し、該RFIDタグのアンテナ部として機能させるようにしたことを特徴とするアンテナ要素付の紙製若しくは樹脂製物体。
  14. 紙製若しくは樹脂製物体自体の表面若しくは裏面の外周部に、箔印刷、箔貼り付け、金属粒子入りインク塗布、蒸着、エッチング、金属線材の配置、のいずれかの方法による金属層部を前記紙製若しくは樹脂製物体に取り付けられるRFIDタグと接触又は非接触で結合可能な状態で、かつ、RFIDタグの動作周波数に対応する波長の1/2波長以上の長さで配置し、該RFIDタグのアンテナ部として機能させるようにしたことを特徴とするアンテナ要素付の紙製若しくは樹脂製物体。
  15. 紙製若しくは樹脂製物体自体の表面若しくは裏面の外周部に、箔印刷、箔貼り付け、金属粒子入りインク塗布、蒸着、エッチング、金属線材の配置、のいずれかの方法による金属層部を前記紙製若しくは樹脂製物体に取り付けられるRFIDタグと接触又は非接触で結合可能な状態で、かつ、RFIDタグの動作周波数に対応する波長の1/2波長以下の長さで配置し、該RFIDタグの磁界型アンテナ部として機能させるようにしたことを特徴とするアンテナ要素付の紙製若しくは樹脂製物体。
  16. 紙製若しくは樹脂製物体自体の表面若しくは裏面に配置した2ポート付きで2系統回路構成のICチップを含むRFIDタグと、前記ICチップの2ポートに各々結合する状態で配置したアンテナ部として機能する、単数若しくは複数個の金属層部とからなる無線識別素子を有すること、を特徴とする無線識別素子付の紙製若しくは樹脂製物体。
  17. ラベル型で表面に文字等の印刷情報が付され、裏面に貼り付け用の糊が付着される無線識別素子付の紙製若しくは樹脂製物体であって、
    前記無線識別素子は、前記紙製若しくは樹脂製物体自体の裏面外周部に、箔印刷又は箔貼り付けの方法により配置したアンテナ部として機能する金属層部と、前記紙製若しくは樹脂製物体自体の裏面外周部において文字等の印刷範囲に対応する領域外でICチップが前記金属層部と結合するように配置したRFIDタグと、を具備することを特徴とする無線識別素子付の紙製若しくは樹脂製物体。
JP2008006360U 2008-09-09 2008-09-09 無線識別素子付の紙製物体、無線識別素子付の樹脂製物体、アンテナ要素付の紙製若しくは樹脂製物体及び無線識別素子付の紙製若しくは樹脂製物体 Expired - Fee Related JP3146542U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008006360U JP3146542U (ja) 2008-09-09 2008-09-09 無線識別素子付の紙製物体、無線識別素子付の樹脂製物体、アンテナ要素付の紙製若しくは樹脂製物体及び無線識別素子付の紙製若しくは樹脂製物体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008006360U JP3146542U (ja) 2008-09-09 2008-09-09 無線識別素子付の紙製物体、無線識別素子付の樹脂製物体、アンテナ要素付の紙製若しくは樹脂製物体及び無線識別素子付の紙製若しくは樹脂製物体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3146542U true JP3146542U (ja) 2008-11-20

Family

ID=43296250

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008006360U Expired - Fee Related JP3146542U (ja) 2008-09-09 2008-09-09 無線識別素子付の紙製物体、無線識別素子付の樹脂製物体、アンテナ要素付の紙製若しくは樹脂製物体及び無線識別素子付の紙製若しくは樹脂製物体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3146542U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019189308A (ja) * 2018-04-26 2019-10-31 大王製紙株式会社 ティシュペーパー収納体
JP2021117808A (ja) * 2020-01-28 2021-08-10 東芝テック株式会社 シート及びrfidリーダ

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019189308A (ja) * 2018-04-26 2019-10-31 大王製紙株式会社 ティシュペーパー収納体
JP7220519B2 (ja) 2018-04-26 2023-02-10 大王製紙株式会社 ティシュペーパー収納体
JP2021117808A (ja) * 2020-01-28 2021-08-10 東芝テック株式会社 シート及びrfidリーダ
JP7527795B2 (ja) 2020-01-28 2024-08-05 東芝テック株式会社 シート及びrfidリーダ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7876221B2 (en) Seal having an IC tag and method of attaching the same
US7855646B2 (en) Inductive coupling in documents
KR20010052681A (ko) 아티클 일체형 안테나를 가진 무선 주파수 식별 태그
JP2006107296A (ja) 非接触icタグおよび非接触icタグ用アンテナ
JP4914095B2 (ja) Rfidラベルおよびその貼付け方法
JP2002123805A (ja) 非接触icタグ付きラベル
CN113168551A (zh) Rfid标签和rfid标牌
JP5098587B2 (ja) 非接触型icタグ及び非接触型icタグの製造方法
JP3146542U (ja) 無線識別素子付の紙製物体、無線識別素子付の樹脂製物体、アンテナ要素付の紙製若しくは樹脂製物体及び無線識別素子付の紙製若しくは樹脂製物体
JP2008097332A (ja) Rfidタグ用ホルダー、rfidタグ及びrfid装置
JP4620237B2 (ja) 防湿耐水性仕様非接触データキャリア
JP7275532B2 (ja) Rfタグラベルおよびrfタグラベル付き物品
JP3923782B2 (ja) Rfidタグ付き封書、およびrfidタグ付き封書用フォーム
JP2011154612A (ja) Icタグおよびicタグ付き物品の管理方法ならびにコンテナまたはパレット
JP4204371B2 (ja) Rf−idメディアの製造方法
JP2022029374A (ja) Rfタグ付き物品およびrfタグ付き物品の載置方法
JP2022052400A (ja) Rfidラベル及びrfidラベルの使用方法
US20240054313A1 (en) Multi-purpose rfid label
JP5684520B2 (ja) Rf−idメディア
JP4582741B2 (ja) 葉書用シートと葉書
CN207186562U (zh) 一种具有射频识别功能的智能纸盒
CN208731550U (zh) 带ic标签物品的收纳容器
JP7452194B2 (ja) Icタグ用のアンテナユニット、icタグ、パッケージ用紙、パッケージ用フィルムおよびパッケージ並びにこれらの製造方法
JP4807242B2 (ja) シート状非接触データキャリア
JP4466927B2 (ja) 非接触式icカードホルダー

Legal Events

Date Code Title Description
A623 Registrability report

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A623

Effective date: 20080909

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111029

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R323117

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111029

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111029

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121029

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131029

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees