JP4620237B2 - 防湿耐水性仕様非接触データキャリア - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、基材上に直接アンテナパターンを印刷し、当該アンテナパターン上にICチップを装着したタイプの非接触データキャリアまたは紙製トレーにおける非接触データキャリアにおいて、その防湿性と耐水性を向上させる技術に関する。
【0002】
【従来技術】
物品に、メモリー付き集積回路を有する「非接触データキャリア」(一般に、「非接触ICタグ」、「無線ICタグ」、「非接触IC」、「非接触ICラベル」、「RF−IDタグ」等と表現される場合もある。)を実装し、メモリーに各種の情報を記録して物流の合理化や製品情報の提供を行うことがされるようになってきている。
この「非接触データキャリア」には、各種の実施形態があるが、パッケージ基材等の面に直接アンテナパターンを導電性インキで印刷して、当該アンテナパターンに「ICチップラベル」を貼着する「チップ貼着型データキャリア」が、特性も良く製造工程簡易かつ低コスト化できる利点がある。
また、非接触データキャリアを金型内に置いて成形材料と一体にインモールド成形する方法も行われている。
なお、本明細書において、「ICチップラベル」とは、シリコン基板に集積回路またはメモリを設けたICチップを、非接触データキャリア用のアンテナパターンに装着可能にタックラベル化した状態のものを意味し、ラベルにはICチップに接続した小型のアンテナ部を有する場合もある。具体的には、モトローラ社が製造販売する「Bistatix」用のインターポーザの形態のものを表現している。
【0003】
図7は、チップ貼着型データキャリアを示す図である。図7(A)は、ICチップラベル1Lをアンテナパターン111,112の双方に接続するように貼着した状態、図7(B)は、アンテナパターン111,112からICチップラベル1Lを部分的に剥離した状態を示し、図7(C)は、図7(A)のA−A線に沿う拡大した断面を示す図である。
一般に、ICチップラベルは、カートン等のパッケージ基材210に印刷により形成されたアンテナパターン111,112に対して貼着して使用されるが、図7(B)のように、ICチップラベル1Lにも小型のアンテナパターン121,122が導電性の印刷インキ等により印刷されている。
アンテナパターン121,122は、通常は中央部が欠損した「H」の字状に印刷され、その欠損部の双方のアンテナパターン121,122に、ICチップ10のバンプまたはパッドが導通するように装着されている。
【0004】
図7(C)のように、パッケージ基材210のアンテナパターン111,112とICチップラベル1Lのアンテナパターン121,122とはパターンに直交する方向にのみ導通する異方導電性接着剤117により導通が得られることになる。当該異方導電性接着剤はあらかじめICチップラベル1Lのアンテナパターン121,122面に塗工されていてタックラベル化している。
【0005】
図8は、ICチップラベルの構成を示す断面図である。ICチップラベル1Lは、基材20面に導電性のアンテナパターン121,122を設け、当該アンテナパターンにICチップ10が装着されている。基材20は、紙、プラスチック、合成紙等の柔軟で薄層の材質を使用できるが、低コスト化の面から紙が推奨される。アンテナパターンは第1の導電性パターン121と第2の導電性パターン122とからなり、当該双方の導電性パターンにICチップ10のバンプ131,132がそれぞれ導通するようにされている。
【0006】
図8のように、パッドがICチップの平面から突出しているバンプである場合は、基材20とICチップ10との間の接着剤8によりICチップが基材に固定され、これによりアンテナパターンとバンプ間の導通が確保される。
ただし、ICチップのパッドがバンプとしてICチップ平面から突出している必要はなく、ICチップ平面と同一平面上のパッドであっても、逆に凹んでいる位置にある場合であってもよい。
それらの場合は、パッドとアンテナパターン121,122間を異方導電性接着剤を介して接着することによりICチップ10と基材20間に作用する圧力により垂直方向(基材20に垂直の方向)にのみ導通して接続が得られる。
ICチップラベル1Lとパッケージ基材210面上のアンテナパターン111,112との間の導通も前述のように異方導電性接着剤117を介して行うことになる。これらの技術の詳細については、WO99/65002号公報にも記載されているところである。
【0007】
しかし、上記のように構成した非接触データキャリアでは、アンテナパターン111,112やICチップラベル1Lが表面に露出していることから湿度や水分の影響を受け易いという問題がある。特に、ICチップラベル基材20やアンテナパターン111,112が印刷されているパッケージ基材210等が紙である場合は、顕著に吸湿するため基材の絶縁性が維持されず、アンテナ間が短絡して非接触データキャリアの動作が停止したり不安定になる問題が生じる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明では、「ICチップラベル」や「非接触データキャリアラベル」を使用する非接触データキャリアにおいて、高湿度環境下や水濡れ状態での使用を可能にする非接触データキャリアを完成すべく鋭意研究してなされたものである。
【0009】
上記課題を解決するための本発明の要旨は、基材上にアンテナパターン印刷され、当該アンテナパターン上にICチップラベルが装着された非接触データキャリアにおいて、前記ICチップラベルは、アンテナパターンを備え、前記ICチップラベルのアンテナパターンは、前記基材上に設けられたアンテナパターンと導通する状態で貼着され、前記基材上に設けられたアンテナパターンと前記ICチップラベルとを覆う状態でカバーフィルムが設けられ、前記基材の前記アンテナパターンが印刷された面と反対側の面には、前記ICチップラベルと重なる部分を除いた部分に粘着剤層が塗工されていることを特徴とする防湿耐水性仕様非接触データキャリア、にある。
かかる非接触データキャリアであるため、防湿耐水性に優れ動作不良となることがない。上記において基材のアンテナパターン印刷面と反対側の面に粘着剤を塗工すればラベル体にすることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の非接触データキャリアについて図面を参照して説明する。
図1は、本発明の非接触データキャリアの第1の実施形態を示す平面図、図2は、第1の実施形態の構成要素を分解して示す断面図である。
第1の実施形態では非接触データキャリアの基材110としてプラスチックフィルムを使用し、それにICチップラベルを貼着し、さらにプラスチックのカバーフィルム113でサンドイッチする構成となっている。
図1のように非接触データキャリア11は、プラスチック基材110表面に印刷されたアンテナパターン111,112と当該左右のアンテナパターンに接続するように貼着されたICチップラベル1Lから構成されている。
【0014】
方形の鎖線で囲まれた領域は透明なカバーフィルム113で被覆されていることを示し、最外周の方形枠は剥離紙115が最下層にあることを示している。
図1図示の非接触データキャリアは剥離紙115に塗工された粘着剤層116を有するラベル体に構成されているが、必ずしもラベル状である必要はなく、通常のパッケージの一部分であってもよい。
非接触データキャリア11の平面状態外観は、後述する図7(A)のものと同様であるが基材110がプラスチックであることやカバーフィルム113を有すること、一定の大きさのラベル体に構成できる点が相違している。
【0015】
図2の分解断面図のように、非接触データキャリア11は、プラスチック基材110にアンテナパターン111,112を印刷し、当該アンテナパターン111,112にICチップラベル1Lのアンテナパターン121,122が導通するように導電性接着剤(不図示)等により貼着されている。
ICチップラベル1L自体の構成は前述した図7のように構成されている。
【0016】
アンテナパターン111,112にICチップラベル1Lを貼着した面には、アンテナパターン111,112の全面を覆う大きさのカバーフィルム113が貼着されている。カバーフィルム113は粘着剤層114により貼着されるかラミネーション技術により貼り合わされるものであってよい。
プラスチック基材110のアンテナパターン111,112印刷面と反対側の面はタック加工することができ、その場合は粘着剤層116が塗工され、さらに保護用の剥離紙115が設けられている。粘着剤層114,116の塗工は、ラベル中央部であるICチップラベル部分の粘着剤を抜いた部分114N,116Nを設けることにより、物品の曲げ変形に伴う応力によりICチップラベル1Lが剥離したりICチップ10とアンテナパターンとの接続が破壊されることを防止できる。
非接触データキャリア11を目的の物品に貼着する場合は、剥離紙115を除去して粘着剤層116により物品に貼着する。
【0017】
プラスチック基材110やカバーフィルム113の材質は、耐水性や耐溶剤性があるものであれば良く、目的によってある程度の耐熱性があるプラスチックフィルムを使用することになる。一般的には、プリプロピレンやポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン、塩化ビニールやナイロン、あるいは合成紙(PP)が使用される。基材110の厚みは15μmから500μm程度のものであるが、シール状に仕上げる場合は、強度、加工作業性、コスト等の点から20〜50μm程度が好ましく、硬質のカード状に仕上げる場合は500μm厚程度までの基材を使用してよい。
カバーフィルム113は防湿性が得られれば薄層であってよいが、カード状の場合は同様に500μm程度までのものを使用できる。
非接触データキャリアをラベル体に構成する場合、上記のように基材の厚みの選択によりシール状からカード状の各種の形態に製造でき、パッケージ以外の各種用途に使用可能となる。
【0018】
アンテナパターン111,112の印刷には導電性インキを使用して、オフセット、グラビア、シルクスクリーン印刷等によって印刷することができる。
導電性インキには、カーボンや黒鉛あるいは銀粉やアルミ粉、あるいはそれらの混合体をビヒクルに分散したインキを使用する。印刷乾燥後の表面抵抗値が、100Ω/□以下であることが好ましい。
アンテナの形状は特に限定されず直線状のものでも捲線状のものでもよく、図示のように2枚の羽状のものであってもよい。この羽状のパターンに導通するようにICチップラベルを貼着する。
【0019】
図3、図4は、本発明の非接触データキャリアの第2の実施形態の構成要素を分解して示す断面図である。第2の実施形態は、非接触データキャリア11をパッケージ基材210等上に直接形成した構成である。
図3のように、紙パッケージ基材210のアンテナパターン111,112の印刷面とは反対側の面に防湿耐水性層211を設け、当該防湿耐水性層211の相対する紙面にアンテナパターンを印刷する。その後、当該アンテナパターン111,112にICチップラベル1Lのアンテナパターン121,122が導通するように貼着する。
防湿耐水性層211としては、ポリエチレン等によるイクストルジョンコーティング(EC)やドライラミネーションによるフィルムラミネート、あるいは耐水性樹脂層の塗工等により施すことができる。
非接触データキャリア11の表面は第1の実施形態と同様にカバーフィルム113で覆うが、ECやドライラミネーションによる場合は粘着剤層114を使用しない。またさらに、カバーフィルム113の代わりに耐水性の樹脂を塗工した層であってもよい。
【0020】
図4も、同様に第2の実施形態の構成要素を分解して示す断面図であるが、図4の実施形態では、紙パッケージ基材210のアンテナパターン112印刷面と同一の面に防湿耐水性層211を設ける点で相違している。防湿耐水性層211やカバーフィルム113は図3の実施形態と同様に施工する。
図3、図4の実施形態は、パッケージのみならず、書籍の表紙裏面やボーディングパス、あるいは配送伝票や郵便物等、各種の非接触データキャリア使用用途に適用できるものである。
【0021】
図5は、本発明の非接触データキャリアの第3の実施形態を示す斜視図である。図6は、本発明の非接触データキャリアの第4の実施形態の構成要素を分解して示す断面図である。
第3の実施形態も第4の実施形態も、非接触データキャリア11を紙製トレーに一体成形して完成する実施形態である。双方の外観も同様のものであるが第3の実施形態は図5のように印刷したアンテナパターン111,112に対してICチップラベル1Lを貼着して一体成形するのに対し、第4の実施形態では、非接触データキャリアラベル11Lを紙製トレーに組み込んで一体成形する点で相違している。
【0022】
このような紙製トレーの製造は、紙製トレー成形材料にアンテナパターンを印刷してICチップラベル1Lを貼着するか、アンテナパターンを印刷しないで非接触データキャリアラベル11Lを貼着してから、カバーフィルムとともに金型内に装填して一体に成形するものである。
成形材料にアンテナパターンを印刷するのが第3の実施形態であり、非接触データキャリアラベル11Lを成形材料上に載置して成形するのが第4の実施形態となる。紙製トレーの成形は、真空/圧空成形等を採用できる。
図5において鎖線で囲まれた長方形の内側はカバーフィルム113や防湿耐水性樹脂層により被覆されている部分であり、第3の実施形態、第4の実施形態のいずれの場合もカバーフィルム113や防湿耐水性層221が設けられる。
また、成形材料のICチップラベル1Lや非接触データキャリアラベル11Lを装着する側と反対側の面(あるいは同一の面)にも防湿耐水性層221を設けておく必要がある。この場合、成形材料自体が樹脂含浸された耐水性のものであってもよく、含浸樹脂が成形時に熱硬化して耐水性となるものであってもよい。
なお、アンテナパターン111,112の印刷や非接触データキャリアラベル11Lの装着は紙製トレーの底面側であってもよく、その場合はカバーフィルム113は当該底面側に設ける。
【0023】
上記において、非接触データキャリアラベル11Lとは、通常の非接触データキャリアやオンチップコイルのラベル状のものをいい、各種の実施形態が挙げられるが、非接触データキャリアの例として、図9や図10図示の形態のものであってよい。
図9の、非接触データキャリアラベル11Lは、紙やプラスチック等の基材110にアンテナパターン112を形成し、当該アンテナコイルと容量素子とにより共振回路を形成して一定周波数の電波を受信して非接触データキャリアの情報を発信源に送信して返すことができる。
図示例の場合、アンテナパターン112は導通部材119により基材110の裏面でジャンピング回路を形成してコイル接続端子112CによりICチップ10の裏面のバンプまたはパッドに接続している。
このような非接触データキャリアは基材110にラミネートしたアルミ箔等の金属箔をフォトエッチングやレジスト印刷後のエッチングによりアンテナパターン112を形成し、ICチップを装着して形成することができる。その大きさも20mm×20mm程度以下のサイズとすることができる。
【0024】
オンチップコイル12は、図10のように、3〜5mm角程度のサイズのシリコン基板120にアンテナコイル(チップコイル)125を形成し、同一基板に形成されたメモリ付き集積回路部124に、アンテナコイル125の両端部が導通している。これによりLC共振回路を形成して一定の周波数の電波に共振して非接触交信することができる。
このようなオンチップコイル12もプラスチックフィルムで被覆するか基材を貼着してラベル化することができる。
オンチップコイルの非接触交信距離は現状3mm程度のものであるが、接触的にリードライトする目的としては十分である。
【0025】
ICメモリの場合は、1024Bitsで、128文字の記録ができ通常の商品パッケージや梱包体として最低限の情報記録には適用できる。数キロビットであれば、2次元バーコード以上の表示が可能である。しかも、書き込み消去が自由にできる利点がある。物流や流通段階で配送先を書き込んだり、価格表示を変えてレジで清算する場合、入庫日時の記録をする場合等は、書き込みや消去ができる非接触データキャリアのICメモリ記録が好ましいことになる。
【0026】
【実施例】
(実施例1)
厚み50μmのポリエチレンテレフタレートフィルム基材110に、図1図示のようなアンテナパターン111,112をカーボン顔料からなる導電性インキ(十条ケミカル株式会社製「CH−1」)を用いて印刷した。
このアンテナパターンの左右のパターンが接近した部分にICチップラベル(モトローラ社製「Bistatix用インターポーザー」(サイズ;16mm×16mm))1Lを貼着した。続いて、アンテナパターン111,112とICチップチップラベル1Lの全体を覆うように裏面タック加工した塩化ビニールフィルム(厚み;50μm)を貼着して非接触データキャリア11とした。
さらに、基材110のアンテナパターン面と反対側の面にタック加工した剥離紙を貼り合わせて、非接触データキャリアのラベル体(サイズ;82mm×82mm)として完成した。なお、剥離紙およびカバーフィルムに対する粘着剤塗工は、ICチップラベル1Lが貼着される部分を避けて塗工するようにした。
【0027】
(実施例2)
厚み310g/m2 の耐水紙(板紙)にポリエチレンを20μmの厚みでイクストルージョンコート加工した紙製トレーに、図5図示のようなアンテナパターン111,112をカーボン顔料からなる導電性インキ(十条ケミカル株式会社製「CH−1」)を用いて印刷した。
このアンテナパターンの左右のパターンが接近した部分にICチップラベル(モトローラ社製「Bistatix用インターポーザー」(サイズ;16mm×16mm))1Lを貼着した。
続いて、アンテナパターン111,112とICチップチップラベル1Lの全体を覆うようにポリプロピレンフィルム(厚み;200μm)を被覆してから金型に入れ真空/圧空成形を行った。
【0028】
実施例1により完成した非接触データキャリア11を剥離紙から剥離して板紙(260g/m 2)からなるカートンに貼着して試験試料とした。
この試料を40°Cのウォーターバスに1昼夜浸漬してから、データの書き込みおよび読み取りをリーダライタ(モトローラ社製)を用いて行ったが、支障なく動作することが確認された。
実施例2により完成した非接触データキャリア11付き紙製トレーを40°Cのウォーターバスに1昼夜浸漬してから、データの書き込みおよび読み取りをリーダライタ(モトローラ社製)を用いて行ったが、支障なく動作することが確認された。
【0029】
【発明の効果】
上述のように、本発明の非接触データキャリアは、基材に耐水処理がなされるとともに非接触データキャリアのアンテナパターンとICチップを覆うプラスチックからなるカバーフィルムが設けられているので、防湿性耐水性に優れ湿度や水分の影響を受けず、動作が停止したり不安定になることがない。
本発明の非接触データキャリアをラベル体に構成する場合は、基材の厚みの選択によりシール状からカード状の各種の形態に製造でき、パッケージ以外の各種の用途に使用可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の非接触データキャリアの第1の実施形態を示す平面図である。
【図2】 第1の実施形態の構成要素を分解して示す断面図である。
【図3】 本発明の非接触データキャリアの第2の実施形態の構成要素を分解して示す断面図である。
【図4】 本発明の非接触データキャリアの第2の実施形態の構成要素を分解して示す断面図である。
【図5】 本発明の非接触データキャリアの第3の実施形態を示す斜視図である。
【図6】 本発明の非接触データキャリアの第4の実施形態の構成要素を分解して示す断面図である。
【図7】 チップ貼着型データキャリアを示す図である。
【図8】 ICチップラベルの構成を示す断面図である。
【図9】 非接触データキャリアラベルの例を示す図である。
【図10】 非接触データキャリアラベルの他の例を示す図である。
【符号の説明】
1L ICチップラベル
8 接着剤
10 ICチップ
11 非接触データキャリア
11L 非接触データキャリアラベル
12 オンチップコイル
20 基材
110 プラスチック基材
111,112 アンテナパターン
113 カバーフィルム
114,116 粘着剤層
115 剥離紙
117 異方導電性接着剤
119 導通部材
121,122 アンテナパターン
120 シリコン基板
124 集積回路部
125 アンテナコイル(チップコイル)
210 パッケージ基材
211,221 防湿耐水性層
220 紙製トレー

Claims (2)

  1. 基材上にアンテナパターン印刷され、当該アンテナパターン上にICチップラベルが装着された非接触データキャリアにおいて、
    前記ICチップラベルは、アンテナパターンを備え、
    前記ICチップラベルのアンテナパターンは、前記基材上に設けられたアンテナパターンと導通する状態で貼着され、
    前記基材上に設けられたアンテナパターンと前記ICチップラベルとを覆う状態でカバーフィルムが設けられ、
    前記基材の前記アンテナパターンが印刷された面と反対側の面には、前記ICチップラベルと重なる部分を除いた部分に粘着剤層が塗工されていることを特徴とする防湿耐水性仕様非接触データキャリア。
  2. 前記カバーフィルムの前記アンテナパターンが印刷された面に対向する面には、前記ICチップラベルと重なる部分を除いた部分に、粘着剤層が塗工されていることを特徴とする請求項1記載の防湿耐水性仕様非接触データキャリア。
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