JP5088544B2 - 無線icデバイスの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は無線ICデバイスの製造方法に関し、例えばRF−ID(Radio Frequency Identification)システムに用いられる非接触型無線ICタグ等の無線ICデバイスの製造方法に関する。
従来、無線ICチップと放射板とを備えた無線ICデバイスが提案されている。
例えば特許文献1には、図5の平面図に示す無線ICデバイスが開示されている。この無線ICデバイスは、誘電体の基板104上に、放射板として主アンテナ素子101が形成され、無線ICチップ105は主アンテナ素子104に電気的に導通するように接続される。また、主アンテナ素子と無線ICチップ105とのインピーダンス整合を行うための補助アンテナ素子102や整合部103が、主アンテナ素子101に近接した状態で、基板104上に配置されている。
特開2005−244778号公報
しかし、この無線ICデバイスには次のような問題点がある。
(1)無線ICチップ105と主アンテナ素子101もしくは補助アンテナ素子102とは、電気的に導通させる必要があり、無線ICチップ105の実装を高精度に行う必要がある。そのため、高価な実装装置や、正確に実装するために時間を要する。
(2)補助アンテナ素子102を主アンテナ素子101と同一平面上に配置し、さらにそのサイズも大きいため、無線タグもサイズが大きくなる。
(3)アンテナ素子101,102や無線ICチップ105は、むき出しの状態で配置されているため、耐環境性が悪い。
本発明は、かかる実情に鑑み、製造が容易で、小型化でき、耐環境性を向上することができる、無線ICデバイスの製造方法を提供しようとするものである。
発明は、上記課題を解決するために、以下のように構成された無線ICデバイスの製造方法を提供する。
無線ICデバイスの製造方法は、(1)シート状の基材上に放射板を形成する第1の工程と、(2)前記放射板を形成した前記基材上に粘着層を形成する第2の工程と、(3)前記粘着層に、インダクタンス素子を含む給電回路基板に無線ICチップが電気的に導通するように実装された電磁結合モジュールを実装する第3の工程と、(4)前記粘着層及び前記電磁結合モジュールを剥離シートで被覆する第4の工程とを含む。
上記方法によれば、放射板と無線ICチップとのインピーダンス整合を行うための整合回路あるいは共振回路がインダクタンス素子を用いて給電回路基板に形成され、放射板と給電回路基板とが電磁界によって結合している無線ICデバイスを、容易に製造することができる。
上記方法で製造された無線ICデバイスは、剥離シートを剥がし、粘着層を物品に貼り付けて使用する。
また、本発明は、上記課題を解決するために、以下のように構成された他の無線ICデバイスの製造方法を提供する。
無線ICデバイスの製造方法は、(1)物品の表面に放射板を形成する第1の工程と、(2)前記放射板を形成した前記物品の前記表面に粘着層を形成する第2の工程と、(3)前記粘着層に、インダクタンス素子を含む給電回路基板に無線ICチップが電気的に導通するように実装された電磁結合モジュールを実装する第3の工程と、(4)前記粘着層及び前記電磁結合モジュールを、基材で被覆する第4の工程とを含む。
上記方法によれば、無線ICデバイスは、物品に貼り付けられた状態で製造される。包装紙や段ボール等の物品の印刷工程で放射板を同時に形成することで、工程を短縮することができる。
上記方法によれば、放射板と無線ICチップとのインピーダンス整合を行うための整合回路あるいは共振回路がインダクタンス素子を用いて給電回路基板に形成され、放射板と給電回路基板とが電磁界によって結合している無線ICデバイスを、容易に製造することができる。
また、本発明は、上記課題を解決するために、以下のように構成された別の無線ICデバイスの製造方法を提供する。
無線ICデバイスの製造方法は、(1)物品の表面に放射板を形成する第1の工程と、(2)基材上に形成された粘着層に、インダクタンス素子を含む給電回路基板に無線ICチップが電気的に導通するように実装された電磁結合モジュールを実装する第2の工程と、(3)前記粘着層及び前記電磁結合モジュールに、前記放射板を向けて前記物品の前記表面で被覆する第3の工程とを含む。
上記方法によれば、無線ICデバイスは、物品に貼り付けられた状態で製造される。包装紙や段ボール等の物品の印刷工程で放射板を同時に形成することで、工程を短縮することができる。また、予め粘着層が形成されたシート基材を用いることによって、粘着層を形成する工程が省略でき、製造時間を短縮することができるので、量産に好適である。
上記方法によれば、放射板と無線ICチップとのインピーダンス整合を行うための整合回路あるいは共振回路がインダクタンス素子を用いて給電回路基板に形成され、放射板と給電回路基板とが電磁界によって結合している無線ICデバイスを、容易に製造することができる。
また、本発明は、上記課題を解決するために、以下のように構成されたさらに別の無線ICデバイスの製造方法を提供する。
無線ICデバイスの製造方法は、(1)物品の表面に粘着層を形成する第1の工程と、(2)前記粘着層に、インダクタンス素子を含む給電回路基板に無線ICチップが電気的に導通するように実装された電磁結合モジュールを実装する第2の工程と、(3)基材上に放射板を形成する第3の工程と、(4)前記粘着層及び前記電磁結合モジュールに、前記放射板を向けて前記基材で被覆する第4の工程とを含む。
上記方法によれば、無線ICデバイスは、物品に貼り付けられた状態で製造される。
上記方法によれば、放射板と無線ICチップとのインピーダンス整合を行うための整合回路あるいは共振回路がインダクタンス素子を用いて給電回路基板に形成され、放射板と給電回路基板とが電磁界によって結合している無線ICデバイスを、容易に製造することができる。
本発明によれば、小型化でき耐環境性を向上することができる無線ICデバイスを、容易に製造することができる。
以下、本発明の実施の形態として、RF−IDシステムに用いる無線ICデバイスの実施例について、図1a〜図4cを参照しながら説明する。
<実施例1> 実施例1の無線ICデバイスについて、図1a〜図1dを参照しながら説明する。図1aは、無線ICデバイスの製造工程を模式的に示す断面図である。図1b〜図1dは、無線ICデバイスの断面図である。
図1bに示すように、無線ICデバイス10は、基材30の上に粘着層26が形成され、粘着層26には電磁結合モジュール20が実装されている。放射板28は、基材30上に形成され、粘着層26で覆われている。
次に、実施例1の無線ICデバイスの製造方法について、図1aを参照しながら説明する。
ロール50からシート状の基材31を矢印で示す方向に巻き出し、基材31上に印刷機51を用いて、所定の形状の放射電極を印刷した後、硬化装置52を通過させて硬化させ、放射板28を形成する。
基材31には、PET、PEN、PP、LCP、PI等の樹脂系シート材、合成紙などの紙系シート材、金属蒸着フィルムなどを用いる。印刷機51は、フレキソ、グラビア、スクリーン、ロータリースクリーン、オフセット、インクジェット等のタイプのものを用いる。放射板28の印刷に用いるインキは、Ag、Cu、Ni等の金属材料、導電性有機材料、又はレジストを含むものを用いる。硬化装置52は、インキの種類に応じて、熱、紫外線、エッチングでインキを硬化させるものを選択する。
次いで、放射板28を形成した基材31上に、粘着層形成装置53を用いて、放射板28全体を覆うように粘着層27を形成する。粘着層形成装置53には、粘着性シートを貼り付けるもの、ポッティング装置、粘着剤を塗布するコータ、ドクターブレード装置等を用いる。
次いで、実装機54を用いて、粘着層27に電磁結合モジュール20を実装する。このとき、後述するように、放射板28に対して緩い精度で電磁結合モジュール20を実装することができる。実装機54には、テープ供給方式のものや、高速実装機を用いる。
次いで、粘着層27及び電磁結合モジュール20に、剥離シート18を圧着し、粘着層27及び電磁結合モジュール20を剥離シート18で被覆する。
次いで、図示していない切断工程によって、個品に切断して、無線ICデバイスが完成する。
なお、粘着層に電磁結合モジュールを実装した直後に、粘着層を物品に貼り付ける場合などには、剥離シートを用いずに無線ICデバイスを製造することが可能である。
図1bに示すように、無線ICデバイス10は、剥離シートを剥がし、粘着層26が露出した状態で、図1dに示すように、粘着層26が物品40に貼り付けられる。
無線ICデバイス10は、貼り付けるまで剥離シートによって粘着層26が露出しないので、取り扱いが容易である。基材30の一部に放射板28を形成することで、放射板28を容易に形成することができる。粘着層26を支持する基材30が適宜な剛性を有するようにすれば、粘着層26を物品40に貼り付けることが容易になる。無線ICデバイス10を貼り付けたとき、基材30が粘着層26の片面全体を覆い、粘着層26の露出を防ぐ。
粘着剤を厚く塗布し、電磁結合モジュールを粘着層に実装するときの圧力を調整することによって、図1cに示す無線ICデバイス10aのように、電磁結合モジュール20を粘着層26aに埋設してもよい。この場合、電磁結合モジュール20の周囲の隙間を少なくし、あるいは無くすことにより、また、電磁結合モジュール20の突出を減らし、あるいは無くして、無線ICデバイス10aを物品に貼り付けたときの基材30の表面の凹凸を減らし、あるいは無くすことにより、耐環境性や耐衝撃性が向上することができる。
粘着層の厚みは2mm以下、電磁結合モジュールと放射板との間の間隔は0.5mm以下とする。
粘着層の材質は、必要な耐環境性に優れたものを選択すればよい。例えば、容器や袋で一般的な包装部材であるPPやPETなど、低エネルギー表面状態の物品に貼り付ける場合には、接着力が強く、耐環境性に優れたアクリル系の粘着剤を選択することで、耐熱性(−40〜100℃、1分以内では−55〜125℃まで)、耐薬品性(pH=2〜13、1分以内では強酸・強アルカリでも可能)等に優れる。また、ポリイミド等の高温用の物品に貼り付ける場合には、耐温度特性に優れたシリコーン系粘着剤、ゴム部材に貼り付ける場合にはゴム系粘着剤、強力な耐薬品性が必要な部分にはエポキシ系粘着剤を選択する。
電磁結合モジュール20は、図1b〜図1dに示すように、給電回路基板22に不図示の無線ICチップが実装され、無線ICチップの周囲が樹脂24でモールドされている。無線ICチップは、フリップチップボンデイング、ダイボンディング、ワイヤボンディング等により実装され、給電回路基板22に電気的に導通している。
故障しやすい無線ICチップは、粘着層26とは別の樹脂24により覆われ、保護されるので、信頼性が向上する。樹脂24は、電磁結合モジュール20の実装時の吸着等が容易になるように、給電回路基板22とは反対側の面24aが平面であるように形成することが好ましい。
給電回路基板22は、例えば、セラミックや樹脂の多層基板であり、その内部には面内導体や層間接続導体によってインダクタンス素子を含む給電回路が形成され、給電回路が放射板と電磁界によって結合する。給電回路は、無線ICチップが動作する動作周波数に対応する共振周波数を有する共振回路を含み、放射板28と無線ICチップとの特性インピーダンスを整合する。
なお、給電回路基板22は、単層の基板であっても、給電回路基板の表面のみに給電回路が形成されてもよい。
放射板28は、給電回路基板22の給電回路から電磁界結合を介して供給される例えばUHF帯の送信信号を空中に放射し、かつ、受け取った受信信号を、電磁界結合を介して給電回路基板12の給電回路に供給する。
放射板28と給電回路基板22とが電磁界により結合するので、放射板28と給電回路基板22とを導体で電気的に接続する場合よりも、給電回路基板22と放射板28との位置合わせ精度を緩和することができる。そのため、製造が容易になり、量産する上で好適である。また、無線ICチップが放射板28から電気的に絶縁されるので、放射板28からの静電気などにより無線ICチップが破壊されることを防ぐことができる。
実施例1の無線ICデバイスは、電磁結合モジュール20が放射板28と電気的に接触せずに、近接しているだけで、RF−ID機能が動作することを利用しているため、以下の効果がある。
(1)電磁結合モジュールの搭載精度がラフでも十分に機能するため、製造工程の高速化が容易となり、電磁結合モジュールの搭載に要する時間を大幅に短縮できる。
(2)電磁結合モジュールを搭載する面は電磁結合モジュールの底面全体となるので、接着面積が大きく、十分な接着強度が得られ、追加の固定樹脂は不要となる。
(3)対象物への貼り付けの際に電磁結合モジュールが接する部分は強固に樹脂モールドされた面のため、破損しにくい。
(4)シート状の基材1枚のみで電磁結合モジュール及び放射板を保護でき、最も少ない部材数で対象物へ貼り付けることができ、低コスト化できる。また基材シート供給から検査や個品分割まで連続ラインで形成でき、工程が簡単になる。
(5)電磁結合モジュールとアンテナの間隔は2mm以下で通信でき、粘着層部分が凹むことでモジュールの凸部が目立たたず、さらに粘着層がモジュールより厚ければ、平らな構造が得られる。これにより破損防止効果が高い。
(6)電磁結合モジュールと放射板の間隔を0.5mm以下とすることで、安定した通信が可能となる。
<実施例2> 実施例2の無線ICデバイスについて、図2a〜図2cを参照しながら説明する。図2aは、無線ICデバイスの製造工程を模式的に示す断面図である。図2b及び図2cは、無線ICデバイスの断面図である。
実施例2は、実施例1と略同様である。以下では相違点を中心に説明し、実施例1と同じ構成部分には同じ符号を用いる。
図2bに示すように、実施例2の無線ICデバイス12は、実施例1と異なり、放射板28と基材30との間に粘着層26が配置され、基材30と粘着層26の間に電磁結合モジュール20が配置されている。
実施例2の無線ICデバイスは、図2aに示す工程で製造する。
すなわち、無線ICデバイスを貼り付けるダンボールや紙などの物品40の表面に、インキを用いて放射電極を印刷した後、硬化させて、放射板28を形成する。次いで、放射板28を形成した物品40の表面に、転写装置63を用いて、粘着層26を転写する。次いで、粘着層26に電磁結合モジュール20を実装する。次いで、粘着層26及び電磁結合モジュール20に、基材30を圧着して貼り付け、被覆する。
以上の工程によって、図2bに示すように、物品40に貼り付けられた無線ICデバイス12が完成する。無線ICデバイス12の基材30は、電磁結合モジュール20の厚みによって、その表面に凸部が形成される。
粘着層を厚くし、電磁結合モジュールを粘着層に実装するときの圧力を調整することによって、図2cに示す無線ICデバイス12aのように、電磁結合モジュール20を粘着層26aに埋設し、基材30の表面を平らにすることができる。
実施例2の無線ICデバイスは、実施例1で説明した(1)、(2)、(4)、(5)、(6)と同じ効果を有する。
また、実施例2の無線ICデバイスは、実施例1で説明した(3)の効果の代わりに、
(3a)対象物とモジュールの間に粘着層があるため,緩衝材として機能する。
という効果を有する。
また、実施例2の無線ICデバイスは、
(7)包装紙や段ボール等の印刷工程で放射電極を同時形成することで、工程を短縮できる。
という効果を有する。
<実施例3> 実施例3の無線ICデバイスについて、図3a〜図3cを参照しながら説明する。図3aは、無線ICデバイスの製造工程を模式的に示す断面図である。図3b及び図3cは、無線ICデバイスの断面図である。
図3bに示すように、実施例3の無線ICデバイス14は、実施例1と異なり、放射板28と基材30との間に粘着層26が配置され、放射板28と粘着層26の間に電磁結合モジュール20が配置されている。
実施例3の無線ICデバイスは、図3aに示す工程で製造する。
すなわち、無線ICデバイスを貼り付ける物品40の表面に、インキを用いて放射電極を印刷した後、硬化させることにより、放射板28を形成する。
また、予め粘着層26が形成された基材30を用意し、その基材30の粘着層26に電磁結合モジュール20を実装する。
そして、放射板28が形成された物品40に、粘着層26に電磁結合モジュール20が実装されている基材30を、物品40の放射板28が形成された表面に粘着層26及び電磁結合モジュール20を対向させた状態で圧着し、貼り合わせる。
以上の工程によって、図3bに示すように、物品40に貼り付けられた無線ICデバイス14が完成する。無線ICデバイス14の基材30は、電磁結合モジュール20の厚みによって、その表面に凸部が形成される。
粘着層を厚くし、電磁結合モジュールを粘着層に実装するときの圧力を調整することによって、図3cに示す無線ICデバイス14aのように、電磁結合モジュール20を粘着層26aに埋設し、基材30の表面を平らにすることができる。
実施例3の無線ICデバイスは、実施例1で説明した(1)、(2)、(4)、(5)、(6)と同じ効果を有する。
実施例3の無線ICデバイスは、実施例1で説明した(3)の効果はない。
また、実施例3の無線ICデバイスは、実施例3で説明した(7)の効果を有する。
さらに、実施例3の無線ICデバイスは、
(8)予め粘着層が形成された基材を用いることで、粘着層を形成する工程が省略でき、生産時間を短縮できるので、量産に好適である。
という効果を有する。
<実施例4> 実施例4の無線ICデバイスについて、図4a〜図4cを参照しながら説明する。図4aは、無線ICデバイスの製造工程を模式的に示す断面図である。図4b及び図4cは、無線ICデバイスの断面図である。
図4bに示すように、実施例4の無線ICデバイス16は、実施例1と同様に、基材30と粘着層26の間に放射板28が配置されているが、実施例1と異なり、電磁結合モジュール20が基材30及び放射板28と粘着層26との間に配置されている。
実施例4の無線ICデバイスは、図4aに示す工程で製造する。
すなわち、物品40の表面に、粘着層26を転写する。次いで、粘着層26に電磁結合モジュール20を実装する。
これとは別に、基材30上に放射電極を印刷し、硬化させることにより、放射板28を形成する。
次いで、放射板28が形成された基材30を、放射板28が物品40上の粘着層26及び電磁結合モジュール20に対向する状態で、粘着層26及び電磁結合モジュール20に圧着して貼り合せる。
以上の工程によって、図4bに示すように、物品40に貼り付けられた無線ICデバイス16が完成する。無線ICデバイス16の基材30は、電磁結合モジュール20の厚みによって、その表面に凸部が形成される。
粘着層を厚くし、電磁結合モジュールを粘着層に実装するときの圧力を調整することによって、図4cに示す無線ICデバイス16aのように、電磁結合モジュール20を粘着層26aに埋設し、基材30の表面を平らにすることができる。
実施例4の無線ICデバイスは、実施例1で説明した(1)〜(6)と同じ効果を有する。
<まとめ> 以上に説明したように、無線ICデバイスは、小型化でき耐環境性を向上することができる無線ICデバイスを、容易に製造することができる。
すなわち、無線ICチップと放射板との間に、両者のインピーダンスを整合させる回路を内蔵した給電回路基板が配置されている。給電回路基板を多層基板等で作製することにより、RF−ID用の無線ICデバイスを小型にすることができる。
また、給電回路基板は放射板と電磁界的に結合しており、電気的に導通していない。そのため、給電回路基板と放射板との実装時の位置合わせ精度を緩和することができ、高価な実装機も不要である。
放射板表面の全面に粘着層が塗布され、その上に給電回路基板が実装されている。給電回路基板は放射板と電磁界結合するので、保護層上に給電回路基板を実装するだけでRF−IDとして動作する。放射板は、基材と粘着層の間に配置されるので、放射板の耐環境性を向上させることがでる。放射板表面の粘着層は、給電回路基板の接着用と、放射板の保護用とを兼ねているため、放射板用の保護膜を別途形成する工程が不要になる。
給電回路基板の裏面全面が接着面となるため、電極部分だけで接着する構造に比べ、接着強度を向上させることができる。
なお、本発明の無線ICデバイスは、上記した実施の形態に限定されるものではなく、種々変更を加えて実施することが可能である。
無線ICデバイスの製造工程を示す断面図である。(実施例1) 無線ICデバイスの断面図である。(実施例1) 無線ICデバイスの断面図である。(実施例1の変形例) 無線ICデバイスの断面図である。(実施例1) 無線ICデバイスの製造工程を示す断面図である。(実施例2) 無線ICデバイスの断面図である。(実施例2) 無線ICデバイスの断面図である。(実施例2の変形例) 無線ICデバイスの製造工程を示す断面図である。(実施例3) 無線ICデバイスの断面図である。(実施例3) 無線ICデバイスの断面図である。(実施例3の変形例) 無線ICデバイスの製造工程を示す断面図である。(実施例4) 無線ICデバイスの断面図である。(実施例4) 無線ICデバイスの断面図である。(実施例4の変形例) 無線ICデバイスの平面図である。(従来例)
符号の説明
10,10a 無線ICデバイス
12,12a 無線ICデバイス
14,14a 無線ICデバイス
16,16a 無線ICデバイス
18 剥離シート
20 電磁結合モジュール
22 給電回路基板
24 樹脂(保護部材)
26 粘着層
28 放射板
31 基材
40 物品

Claims (3)

  1. 物品の表面に放射板を形成する第1の工程と、
    前記放射板を形成した前記物品の前記表面に粘着層を形成する第2の工程と、
    前記粘着層に、インダクタンス素子を含む給電回路基板に無線ICチップが電気的に導通するように実装された電磁結合モジュールを実装する第3の工程と、
    前記粘着層及び前記電磁結合モジュールを、基材で被覆する第4の工程と、
    を含むことを特徴とする、無線ICデバイスの製造方法。
  2. 物品の表面に放射板を形成する第1の工程と、
    基材上に形成された粘着層に、インダクタンス素子を含む給電回路基板に無線ICチップが電気的に導通するように実装された電磁結合モジュールを実装する第2の工程と、
    前記粘着層及び前記電磁結合モジュールに、前記放射板を向けて前記物品の前記表面で被覆する第3の工程と、
    を含むことを特徴とする、無線ICデバイスの製造方法。
  3. 物品の表面に粘着層を形成する第1の工程と、
    前記粘着層に、インダクタンス素子を含む給電回路基板に無線ICチップが電気的に導通するように実装された電磁結合モジュールを実装する第2の工程と、
    基材上に放射板を形成する第3の工程と、
    前記粘着層及び前記電磁結合モジュールに、前記放射板を向けて前記基材で被覆する第4の工程と、
    を含むことを特徴とする、無線ICデバイスの製造方法。
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