JP2008096587A - 音声メッセージ伝達媒体 - Google Patents

音声メッセージ伝達媒体 Download PDF

Info

Publication number
JP2008096587A
JP2008096587A JP2006276680A JP2006276680A JP2008096587A JP 2008096587 A JP2008096587 A JP 2008096587A JP 2006276680 A JP2006276680 A JP 2006276680A JP 2006276680 A JP2006276680 A JP 2006276680A JP 2008096587 A JP2008096587 A JP 2008096587A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
support sheet
region
voice message
support
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006276680A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4496193B2 (ja
Inventor
Nobuyuki Hirasaki
延幸 平▲崎▼
Yoshiaki Ide
義章 井手
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Edge Inc
Original Assignee
Toppan Forms Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Forms Co Ltd filed Critical Toppan Forms Co Ltd
Priority to JP2006276680A priority Critical patent/JP4496193B2/ja
Publication of JP2008096587A publication Critical patent/JP2008096587A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4496193B2 publication Critical patent/JP4496193B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/0001Technical content checked by a classifier
    • H01L2924/0002Not covered by any one of groups H01L24/00, H01L24/00 and H01L2224/00

Landscapes

  • Reverberation, Karaoke And Other Acoustics (AREA)

Abstract

【課題】机の上に置いた状態で閲覧されるような印刷物等の被着体に貼着されて利用される場合においても、再生された音声情報を明確に伝達する。
【解決手段】音声情報の記録や再生が可能な音声情報記録/再生部30が、折り部4を中心に折り畳まれる第1紙片領域2と第2紙片領域3とのうち、第1紙片領域2にて2枚の支持シート20a,20bに挟み込まれ、かつ、第2紙片領域3に被着体に貼着されるための粘着剤25bが表出している。
【選択図】図1

Description

本発明は、音声情報の記録や再生が可能な音声情報記録/再生手段が組み込まれてなる音声メッセージ伝達媒体に関する。
従来より、ダイレクトメールやグリーティングカード等の送付物においては、発送元において、発送される送付物が作成されるとともに送付物の発送先が指定され、その後、作成された送付物が指定された発送先に送付されている。このように作成、発送される送付物は、発送元から発送先に通知したい情報が掲載された印刷物が封筒に封入されて構成されるものや、発送元から発送先に通知したい情報がはがき等のシートに印刷されて構成されるもの等がある。
送付物の発送先においては、送付されてきた送付物が受け取られた後、送付物に印刷された情報が閲覧されることにより、送付物の発送元にて通知したい情報が認識されることになる。
ところが、このように、送付物の発送元にて発送先に通知したい情報が印刷された送付物が発送元から送付され、送付物の発送先において送付されてきた送付物に印刷された情報が閲覧されることにより、送付物の発送元にて通知したい情報が発送先に伝達されるものにおいては、送付物の発送元における所望のメッセージを、視覚的にしか発送先に伝達することができず、それにより、伝達可能な情報の種類が限定されてしまう。
そこで、音声情報の記録や再生が可能なシート状の音声情報記録/再生手段が組み込まれてなる音声メッセージ伝達シートが考えられ、特許文献1に記載されている。この特許文献1に記載された音声メッセージ伝達シートは、音声情報の記録や再生が可能なシート状の音声情報記録/再生手段が2枚の支持シート及び表面シートに挟み込まれて構成され、音声情報記録/再生手段にて再生された音声情報が、表面シートに形成された微細な穴を介して外部に出力される。また、音声情報記録/再生手段にて再生された音声情報は、表面シートが振動することによっても外部に伝えられる。これにより、音量の増幅作用が生じ、音声情報記録/再生手段にて再生される音声情報の音量が小さなものであっても外部に明確に伝えることができるようになっている。
特開2005−99704号公報
上述した音声メッセージ伝達シートは、音声情報の記録や再生が可能なシート状の音声情報記録/再生手段が2枚の支持シート及び表面シートに挟み込まれて構成されていることから、音声情報の記録や再生が可能でありながらも一般のプリンタにて所望の情報を印字することができるため、様々な用途に利用されている。例えば、結婚式の案内状やバースディカード、クリスマスカード等のグリーティングカードとして利用されることが多い。
また、近年においては、パンフレットやカタログ等の印刷物に貼着して利用される場合がある。会社案内や製品紹介等のパンフレットやカタログに貼着し、その会社や製品の概要を音声情報として記録しておくことにより、会社や製品の宣伝効果を向上させることができる。
ここで、パンフレットやカタログ等の印刷物においては、一般的に、机の上に置いた状態で閲覧される場合が多い。そのため、上述した音声メッセージ伝達シートをパンフレットやカタログ等の印刷物に貼着した場合、音声情報記録/再生手段にて再生された音声情報による表面シートの振動が抑えられてしまい、音声情報が聴こえにくくなってしまうという問題点がある。
本発明は、上述したような従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたものであって、机の上に置いた状態で閲覧されるような印刷物等の被着体に貼着されて利用される場合においても、再生された音声情報が聴こえにくくなってしまうことがない音声メッセージ伝達媒体を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、
シート状に構成され、少なくとも音声情報の再生が可能な音声情報記録/再生手段と、前記音声情報記録/再生手段を表裏から挟み込んで互いに接着された第1及び第2の支持シートと、前記第1の支持シートの前記第2の支持シートとの接着面とは反対側の面の全面に接着された第1の表面シートとを具備し、前記第1及び第2の支持シート、並びに前記第1の表面シートからなる積層体が折り部を中心に折り畳まれる第1の領域と第2の領域とを有する音声メッセージ伝達媒体において、
前記音声情報記録/再生手段は、前記第1の領域にて前記第1の支持シートと第2の支持シートとに挟み込まれ、
前記第2の支持シートは、前記第1の支持シートとの接着面とは反対側の面のうち前記第2の領域の少なくとも一部に接着構造が表出していることを特徴とする。
上記のように構成された本発明においては、折り部にて一度折り畳まれた後に、第1及び第2の領域に見開かれ、第2の支持シートの第2の領域に表出した接着構造によって印刷物等の被着体に貼着される。この際、折り部にて折り畳まれたことによる折り癖がついており、被着体に貼着されていない第1の領域が被着体から浮き上がった状態となる。この第1の領域には、少なくとも音声情報の再生が可能な音声情報記録/再生手段が第1の支持シートと第2の支持シートとに挟み込まれ、第1の支持シートに第1の表面シートが接着されているため、音声情報記録/再生手段にて再生された音声情報が、第1の表面シートが振動することによっても外部に伝えられる。これにより、音量の増幅作用が生じ、音声情報記録/再生手段にて再生される音声情報の音量が小さなものであっても音声情報を外部に明確に伝えることができるようになる。
また、被着体に貼着されて折り部にて折り畳まれたような状態においては、折り部の第2の支持シート側が表出する。この際、第2の支持シートの第1の領域に接着された第2の表面シートの端部が、折り部を越えて第2の領域の一部まで延びて接着されていれば、第2の表面シートの折り部側の端部が表出せずに外観が損なわれることがなく、かつ、第2の支持シートに設けられた接着構造が折り部近傍にて表出せず、ごみ等が付着することがない。さらには、この第2の表面シートにも折り部にて折り畳まれたことによる折り癖をつけることができ、被着体に貼着された場合に第1の領域が被着体から浮き上がりやすくなる。
また、このような音声メッセージ伝達媒体は、第2の支持シートの第2の表面シートが接着されていない領域に、接着構造によって剥離紙が剥離可能に貼着されたり、印刷物が貼着されたりして提供されることも考えられる。
以上説明したように本発明においては、少なくとも音声情報の再生が可能な音声情報記録/再生手段が、折り部を中心に折り畳まれる第1及び第2の領域のうち、接着構造によって被着体に貼着されない第1の領域にて第1の支持シートと第2の支持シートとに挟み込まれた構成としたため、折り部にて一度折り畳まれて折り癖がつくと、第2の支持シートの第2の領域に表出した接着構造によって被着体に貼着された場合、音声情報記録/再生手段が第1及び第2の支持シートに挟み込まれた第1の領域が被着体から浮き上がった状態となる。そのため、音声情報記録/再生手段にて再生された音声情報が、表面シートが振動することによっても外部に伝えられることになり、机の上に置いた状態で閲覧されるような印刷物等の被着体に貼着されて利用される場合においても、再生された音声情報が聴こえにくくなってしまうことがない。
また、第2の支持シートの第1の領域に接着されるとともに、端部が折り部を越えて第2の領域の一部まで延びて接着された第2の表面シートを有し、接着構造が、第2の支持シートの第2の表面シートが接着されていない領域にて表出しているものにおいては、第2の表面シートの折り部側の端部が表出せずに外観が損なわれることがなく、かつ、第2の支持シートに設けられた接着構造が折り部近傍にて表出せず、ごみ等が付着することがない。また、この第2の表面シートにも折り部にて折り畳まれたことによる折り癖をつけることができ、被着体に貼着された場合に第1の領域を被着体から浮き上がらせやすくすることができる。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の音声メッセージ伝達媒体の実施の一形態を示す図であり、(a)は表面から見た図、(b)は内部構造を示す図、(c)は(a)に示したA−A’断面図、(d)は裏面から見た図である。
本形態は図1に示すように、第1の領域である第1紙片領域2と、第2の領域である第2紙片領域3とが折り部4を中心に折り畳まれるように構成されており、音声情報の記録や再生が可能なシート状の音声情報記録/再生部30が、紙基材等の柔軟性を有し、かつ薄型の基材からなる第1の支持シート20aと第2の支持シート20bとに挟み込まれている。支持シート20aの支持シート20bとは反対側の面の全面には、支持シート20aの表面に塗布された粘着剤25aによって第1の表面シート10aが接着されており、2枚の支持シート20a,20bと表面シート10aとから積層体が構成されている。また、支持シート20bの支持シート20aとは反対側の面のうち第1紙片領域2には、支持シート20bの表面に塗布された接着構造である粘着剤25bによって第2の表面シート10bが接着されている。2枚の支持シート20a,20bは、音声情報記録/再生部30を挟み込んだ状態にて、支持シート20a,20bの表面に塗布された粘着剤(不図示)によって互いに接着されている。そのため、音声情報記録/再生部30は、この粘着剤によって2枚の支持シート20a,20b間に固定されている。また、音声情報記録/再生部30は、第1紙片領域2内にて2枚の支持シート20a,20bに挟み込まれている。また、折り部4は、表面シート10a,10b及び支持シート20aに表面シート10b側から施された筋押し加工によって形成されている。
音声情報記録/再生部30は、ピエゾ素子41、振動板42及びフィルムシート(不図示)からシート状に構成されて音声情報を出力するための音声情報出力部40と、外部から入力された音声情報が記録されるメモリ領域を具備する薄型のICチップ34やコンデンサ、抵抗等の回路素子が搭載されるとともに、外部からICチップ34に音声情報を記録するための接続端子35や導電パターンが形成された音声基板32と、ICチップ34のメモリ領域に記録された音声情報を音声情報出力部40を介して出力する際に押下されるスイッチ33と、音声基板32に接続され、音声基板32に電源を供給するための柔軟性を有してなるペーパー電池31とから構成されており、これにより、音声情報記録/再生部30は、音声情報の記録や再生が可能に構成されている。音声基板32は、柔軟性を有し、かつ薄型の繊維強化プラスチック(FRP)やポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリイミドあるいはリードフレーム等からなるベース基板に、異方性導電性接着剤(ACP)や異方性導電性フィルム(ACF)あるいはワイヤボンディング等によってICチップ34が接合されている。また、ICチップ34は、接続端子35を介して入力された音声情報をメモリ領域に記録し、また、メモリ領域に記録された音声情報を音声情報出力部40を介して出力する制御を行うものである。
また、この音声情報記録/再生部30を挟み込んでいる2枚の支持シート20a,20bのうち、一方の支持シート20aは、折り部4を介して第1紙片領域2と第2紙片領域3とに渡って1枚のシートから構成されており、他方の支持シート20bは、折り部4を介して第1紙片領域2と第2紙片領域3とに分割された形状となっている。
表面シート10aの第1紙片領域2には、スイッチ33と対向する領域に、スイッチ33を押下するための再生ボタン2bが印刷され、また、音声情報出力部40と対向する領域に、音声情報出力部40から出力された音声を外部に出力するための微細な穴が羅列されてなる音声出力領域2cが形成されている。このように微細な穴が羅列されてなる音声出力領域2cが形成されているため、音声情報出力部40が表裏を表面シート10a,10bで覆われた状態であっても、音声情報出力部40から出力される音量の低下を補うことができる。なお、音声出力領域2cにおいては、例えば、レーザ加工によって、0.1mm径の穴が縦横2.0mm間隔で形成されている。そのため、抜き加工や針等によって穴を形成する場合と比べてバリが発生せず、その後そのバリによって穴が塞がれてしまうことはない。また、再生ボタン2bにおいては、印刷によって表面シート10a上に設けておかず、表面シート10aに情報が印刷された後に、スイッチ33に対向する領域にシールを貼付することによって設けることも考えられる。また、表面シート10aの第1紙片領域2には、この音声メッセージ伝達媒体1を用いて視覚的に通知すべき情報を印刷あるいは記入するための情報表示領域2aが設けられている。
表面シート10bは、支持シート20bの支持シート20aとは反対側に対して、第1紙片領域2において粘着剤25bによって支持シート20bに接着されるとともに、その端部が折り部4を越えて第2紙片領域3の一部まで延びて粘着剤25bによって支持シート20bに接着されている。なお、第2紙片領域3にて支持シート20bと接着される一部においては、剥離紙50bを介して支持シート20bと接着されている。それにより、第2紙片領域3においては、その裏面のうち一部を除く領域には支持シート20bに表面シート10bが接着されておらず、表面シート10bが接着されていない領域にて、支持シート20bの表面に塗布された粘着剤25bが表出している。
図2は、図1に示した音声メッセージ伝達媒体1の積層状態を示す図である。
図2に示すように、支持シート20aにおいては、音声情報記録/再生部30と積層された場合に、スイッチ33、ICチップ34及び音声情報出力部40と対向する領域に穴22,23,24aがそれぞれ形成されている。
また、支持シート20bにおいては、音声情報記録/再生部30と積層された場合に、ペーパー電池31及び音声情報出力部40と対向する領域に穴21,24bがそれぞれ形成されている。
このように、支持シート20aの、スイッチ33、ICチップ34及び音声情報出力部40と対向する領域に穴22,23,24aがそれぞれ形成され、また、支持シート20bの、ペーパー電池31及び音声情報出力部40と対向する領域に穴21,24bがそれぞれ形成されることにより、ペーパー電池31、スイッチ33、ICチップ34及び音声情報出力部40が設けられている領域と他の領域とで厚さの差が小さくなり、それにより、表面シート10a,10bの平坦性が向上し、表面シート10a,10b上に情報を容易に印刷することができるようになる。さらには、音声情報記録/再生部30の最も厚い部分の厚さに対して、支持シート20a,20bの厚さを合計した厚さを同等、若しくは厚くすることにより、表面シート10a,10bをほぼ平坦な状態とすることができる。この場合、音声情報記録/再生部30の薄い部分、例えば音声基板32の部分を支持シート20a,20bにより挟み込むことによって音声基板32が固定される。
以下に、上記のように構成された音声メッセージ伝達媒体1の製造方法について説明する。
図3は、図1及び図2に示した音声メッセージ伝達媒体1の製造方法を説明するための図である。
まず、ベース基材の両面に粘着剤が塗布され、剥離紙が剥離可能に貼着されてなるタック紙を用い、支持シート20a,20bを作製する。支持シート20aにおいては、穴22,23,24aを形成し、また、支持シート20bにおいては、穴21,24bを形成するとともに、第1紙片領域2と第2紙片領域3とに分割する。
このように作製された支持シート20a,20bを、音声情報記録/再生部30を挟み込んだ状態で、表面に塗布された粘着剤によって互いに接着する(図3(a))。
次に、支持シート20bに粘着剤25bによって剥離可能に貼着されている剥離紙50bに対して、第2紙片領域3の折り部4となる部分に沿う領域にスリット51を形成する(図3(b))。
次に、支持シート20aに粘着剤25aによって剥離可能に貼着されている剥離紙50bを支持シート20aから剥離するとともに、支持シート20bに粘着剤25bによって剥離可能に貼着されている剥離紙50bのうち、スリット51を介して第1紙片領域2側の部分を支持シート20bから剥離する(図3(c))。
次に、剥離紙25aが剥離された支持シート20aの全面に、表面シート10aを粘着剤25aによって接着するとともに、支持シート20b側についてもその全面に表面シート10bを接着する。なお、支持シート20b側においては、第2紙片領域3の一部を除く領域に粘着剤25bによって剥離紙50bが支持シート20bに貼着されたままとなっているため、この領域においては表面シート10bは支持シート20bに接着されずに剥離紙50bに重ね合わされ、他の領域において表面シート10bが支持シート20bに接着されることになる(図3(d))。
次に、第2紙片領域3において支持シート20bに粘着剤25bによって剥離可能に貼着されている剥離紙50b及びそれに重ね合わされた表面シート10bに対して、第2紙片領域3の折り部4となる部分に沿う領域にスリット52を形成する(図3(e))。
次に、第2紙片領域3において支持シート20bに粘着剤25bによって剥離可能に貼着されている剥離紙50bのうち、スリット52を介して折り部4とは反対側の領域を、表面シート10bのうちその領域に重ね合わされた領域とともに支持シート20bから剥離する(図3(f))。
その後、第1紙片領域2と第2紙片領域3との間に、表面シート10a,10b及び支持シート20aに対して表面シート10b側から筋押し加工を施して折り部4を形成する(図3(g))。
以下に、上述した音声メッセージ伝達媒体1の使用方法及びその際の作用について説明する。
図4は、図1及び図2に示した音声メッセージ伝達媒体1の使用方法及びその際の作用を説明するための図である。また、図5は、図1及び図2に示した音声メッセージ伝達媒体1が被着体となるパンフレットに貼着された状態を示す図である。
図1及び図2に示した音声メッセージ伝達媒体1をパンフレットに貼着して使用する場合は、パンフレットに貼着する前にまず、第2紙片領域3の支持シート20bに剥離紙50bが貼着された状態で表面シート10aが内側となるように折り部4にて折り畳む(図4(a))。図1及び図2に示した音声メッセージ伝達媒体1は、このように第2紙片領域3の支持シート20bに剥離紙50bが貼着された状態で提供されてもよい。
次に、支持シート20bから剥離紙50bを剥離し、第2紙片領域3において表出した粘着剤25bによって支持シート20bをパンフレット100に貼着する(図4(b))。なお、剥離紙50bを支持シート20bから剥離する際、剥離紙50bのうちスリット52を介して折り部4側となる領域は、粘着剤25bによって支持シート20bに貼着されたまま残存する。また、図1及び図2に示した音声メッセージ伝達シート1は、このようにパンフレット100等の印刷物に粘着剤25bによって貼着された状態で提供されてもよい。
すると、支持シート20aが第1紙片領域2と第2紙片領域3とに渡って1枚のシートから構成され、筋押し加工によって折り部4が形成されていることから、折り部4にて折り畳まれたことによる折り癖がついているため、折り部4にて折れ曲がり、パンフレット100に貼着されていない第1紙片領域2がパンフレット100から浮き上がった状態となる(図4(c))。例えば、パンフレット100が見開き可能な2面からなるものである場合、パンフレット100を見開くと、図5に示すように、折り部4を介して第1紙片領域2のみがパンフレット100から浮き上がり、ポップアップのような作用が生じる。
ここで、第1紙片領域2には、音声情報の記録や再生が可能な音声情報記録/再生部30が2枚の支持シート20a,20bに挟み込まれ、支持シート20aに表面シート10aが接着されているが、第1紙片領域2は、パンフレット100から浮き上がった状態となっており、固定されていないため、この状態で再生ボタン2bを押下すれば、音声情報記録/再生部30にて再生された音声情報が、表面シート10aが振動することによっても外部に伝えられる。これにより、音量の増幅作用が生じ、音声情報記録/再生部30にて再生される音声情報の音量が小さなものであっても音声情報を外部に明確に伝えることができるようになる。また、再生ボタン2bは、その領域を表裏から摘むことによって押下されることになるが、第1紙片領域2がパンフレット100から浮き上がった状態となっているため、再生ボタン2bの領域が摘みやすくなる。また、第1紙片領域2にて支持シート20bに接着された表面シート10bが、その端部が折り部4を越えて第2紙片領域3の一部まで延びて接着されているため、折り部4にて折り畳まれたことによる折り癖がこの表面シート10bにもつき、第1紙片領域2がパンフレット100から浮き上がりやすくなる。
また、パンフレット100に貼着されて折り部4にて折り畳まれたような状態においては、折り部4の背にあたる部分、すなわち、折り部4の支持シート20b側が表出する。この際、第1紙片領域2にて支持シート20bに接着された表面シート10bが、その端部が折り部4を越えて第2紙片領域3の一部まで延びて接着されているため、表面シート10bの折り部4側の端部が折り部4の背にあたる部分にて表出せずに外観が損なわれることがなく、かつ、支持シート20bに塗布された粘着剤25bが折り部4近傍にて表出せず、ごみ等が付着することがない(図4(d))。
なお、本形態においては、音声情報記録/再生部30を挟み込む2枚の支持シート20a,20bのうち、一方の支持シート20aが第1紙片領域2と第2紙片領域3とに渡って1枚のシートから構成され、他方の支持シート20bが折り部4にて第1紙片領域2と第2紙片領域3とに分割されているが、上述したように折り部4にて折り畳まれたことによる折り癖をつけるには、2枚の支持シート20a,20bのうち少なくとも一方が第1紙片領域2と第2紙片領域3とに渡って1枚のシートから構成され、筋押し加工等の折り加工によって折り部4が形成されていればよく、2枚の支持シート20a,20bがいずれも第1紙片領域2と第2紙片領域3とに渡って1枚のシートから構成されていてもよい。
また、本形態においては、ベース基材の両面に粘着剤が塗布され、剥離紙が剥離可能に貼着されてなるタック紙を用いて支持シート20a,20bを作製しているが、粘着剤が塗布されていないベース基材の両面に両面テープ等を貼付することによって支持シート20a,20bを作製してもよい。
また、本形態においては、被着体となるパンフレット100に貼着される状態において、第2紙片領域3に剥離紙50bの一部が残存しているが、剥離紙50bの一部が残存しない構成とすることも考えられる。その場合、第2紙片領域3において支持シート20bに粘着剤25bによって剥離可能に貼着されている剥離紙50bのうち、スリット52を介して折り部4とは反対側の領域を、表面シート10bのうちその領域に重ね合わされた領域とともに支持シート20bから剥離した後に、支持シート20bに貼着されたまま残存した部分を支持シート20bから剥離して取り除いたり、剥離紙50bに形成するスリット51と、その後に剥離紙50b及び表面シート10bに形成するスリット52とを同じ位置に形成し、第2紙片領域3において剥離紙50b及び表面シート10bを剥離する際に剥離紙50bの全てが支持シート20bから剥離する構成としたりすることが考えられる。
また、本形態にて示した音声情報記録/再生部30は、接続端子35を介して音声情報がICチップ34に記録され、スイッチ33が押下された場合に、ICチップ34に記録された音声情報が再生されて音声情報出力部40を介して出力されるものであるが、音声情報記録/再生部30は、音声情報がICチップ34に予め記録され、スイッチ33が押下された場合に、ICチップ34に記録された音声情報が再生されて音声情報出力部40を介して出力されるだけのものであってもよい。
本発明の音声メッセージ伝達媒体の実施の一形態を示す図であり、(a)は表面から見た図、(b)は内部構造を示す図、(c)は(a)に示したA−A’断面図、(d)は裏面から見た図である。 図1に示した音声メッセージ伝達媒体の積層状態を示す図である。 図1及び図2に示した音声メッセージ伝達媒体の製造方法を説明するための図である。 図1及び図2に示した音声メッセージ伝達媒体の使用方法及びその際の作用を説明するための図である。 図1及び図2に示した音声メッセージ伝達媒体が被着体となるパンフレットに貼着された状態を示す図である。
符号の説明
1 音声メッセージ伝達媒体
2 第1紙片領域
2a 情報表示領域
2b 再生ボタン
2c 音声出力領域
3 第2紙片領域
4 折り部
10a,10b 表面シート
20a,20b 支持シート
21,22,23,24a,24b 穴
25a,25b 粘着剤
30 音声情報記録/再生部
31 ペーパー電池
32 音声基板
33 スイッチ
34 ICチップ
35 接続端子
40 音声情報出力部
41 ピエゾ素子
42 振動板
50a,50b 剥離紙
100 パンフレット

Claims (4)

  1. シート状に構成され、少なくとも音声情報の再生が可能な音声情報記録/再生手段と、前記音声情報記録/再生手段を表裏から挟み込んで互いに接着された第1及び第2の支持シートと、前記第1の支持シートの前記第2の支持シートとの接着面とは反対側の面の全面に接着された第1の表面シートとを具備し、前記第1及び第2の支持シート、並びに前記第1の表面シートからなる積層体が折り部を中心に折り畳まれる第1の領域と第2の領域とを有する音声メッセージ伝達媒体において、
    前記音声情報記録/再生手段は、前記第1の領域にて前記第1の支持シートと第2の支持シートとに挟み込まれ、
    前記第2の支持シートは、前記第1の支持シートとの接着面とは反対側の面のうち前記第2の領域の少なくとも一部に接着構造が表出していることを特徴とする音声メッセージ伝達媒体。
  2. 請求項1に記載の音声メッセージ伝達媒体において、
    前記第2の支持シートの前記第1の支持シートとの接着面とは反対側の面に対して、前記第1の領域に接着されるとともに、端部が前記折り部を越えて前記第2の領域の一部まで延びて接着された第2の表面シートを有し、
    前記接着構造は、前記第2の支持シートの前記第2の表面シートが接着されていない領域にて表出していることを特徴とする音声メッセージ伝達媒体。
  3. 請求項2に記載の音声メッセージ伝達媒体において、
    前記第2の支持シートは、前記第2の表面シートが接着されていない領域に前記接着構造によって剥離紙が剥離可能に貼着されていることを特徴とする音声メッセージ伝達媒体。
  4. 請求項2に記載の音声メッセージ伝達媒体において、
    前記第2の支持シートの前記第2の表面シートが接着されていない領域に、前記接着構造によって印刷物が貼着されていることを特徴とする音声メッセージ伝達媒体。
JP2006276680A 2006-10-10 2006-10-10 音声メッセージ伝達媒体 Expired - Fee Related JP4496193B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006276680A JP4496193B2 (ja) 2006-10-10 2006-10-10 音声メッセージ伝達媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006276680A JP4496193B2 (ja) 2006-10-10 2006-10-10 音声メッセージ伝達媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008096587A true JP2008096587A (ja) 2008-04-24
JP4496193B2 JP4496193B2 (ja) 2010-07-07

Family

ID=39379516

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006276680A Expired - Fee Related JP4496193B2 (ja) 2006-10-10 2006-10-10 音声メッセージ伝達媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4496193B2 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0737669U (ja) * 1994-04-28 1995-07-11 九州日立マクセル株式会社 録音再生機能付カード
JP2005338509A (ja) * 2004-05-27 2005-12-08 Toppan Forms Co Ltd 音声情報出力シート
JP2006001039A (ja) * 2004-06-15 2006-01-05 Toppan Forms Co Ltd ラベル
JP2006001038A (ja) * 2004-06-15 2006-01-05 Toppan Forms Co Ltd 音声情報送付体
JP2007076166A (ja) * 2005-09-14 2007-03-29 Kyocera Chemical Corp スピーカ付書籍装置およびスピーカ付書籍担持装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0737669U (ja) * 1994-04-28 1995-07-11 九州日立マクセル株式会社 録音再生機能付カード
JP2005338509A (ja) * 2004-05-27 2005-12-08 Toppan Forms Co Ltd 音声情報出力シート
JP2006001039A (ja) * 2004-06-15 2006-01-05 Toppan Forms Co Ltd ラベル
JP2006001038A (ja) * 2004-06-15 2006-01-05 Toppan Forms Co Ltd 音声情報送付体
JP2007076166A (ja) * 2005-09-14 2007-03-29 Kyocera Chemical Corp スピーカ付書籍装置およびスピーカ付書籍担持装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4496193B2 (ja) 2010-07-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100763803B1 (ko) 음성 메시지 전달 시트 및 그 제조 방법, 및 전원 회로
JP4362086B2 (ja) 音声メッセージ伝達シート
JP4496193B2 (ja) 音声メッセージ伝達媒体
JP4698340B2 (ja) 折り畳み型情報伝達体
JP4617198B2 (ja) 配線基板
JP4997021B2 (ja) 音声メッセージ伝達媒体
JP4477454B2 (ja) 音声情報送付体
JP4357364B2 (ja) 音声情報出力シート
JP4579672B2 (ja) 音声メッセージ伝達シート
JP4541870B2 (ja) 音声メッセージ伝達シート
JP4728821B2 (ja) 積層シート
JP4477602B2 (ja) 音声メッセージ伝達シートセット
JP4528033B2 (ja) ラベル
JP2007094120A (ja) 音声メッセージ伝達シート
JP5345927B2 (ja) 音声メッセージ伝達シート
JP2006001038A (ja) 音声情報送付体
JP4500292B2 (ja) 音声メッセージ伝達シート
JP2009190253A (ja) 送付体
JP2008032988A (ja) 音声メッセージ伝達シート
JP2006137033A (ja) 音声メッセージ伝達シート
JP2006001040A (ja) 音声メッセージ伝達シート
JP2008116797A (ja) 音声メッセージ伝達シート
JP5137714B2 (ja) 音声メッセージ伝達シート
JP2000238471A (ja) 重ね合わせ往復葉書用シート
JP2012032425A (ja) 音声情報伝達媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090805

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100115

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100127

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100311

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100331

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100412

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4496193

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130416

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140416

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees