JP4477454B2 - 音声情報送付体 - Google Patents

音声情報送付体 Download PDF

Info

Publication number
JP4477454B2
JP4477454B2 JP2004250131A JP2004250131A JP4477454B2 JP 4477454 B2 JP4477454 B2 JP 4477454B2 JP 2004250131 A JP2004250131 A JP 2004250131A JP 2004250131 A JP2004250131 A JP 2004250131A JP 4477454 B2 JP4477454 B2 JP 4477454B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
audio information
recording
information
voice
voice information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004250131A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006062294A (ja
Inventor
泰弘 福田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Forms Co Ltd
Original Assignee
Toppan Forms Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Forms Co Ltd filed Critical Toppan Forms Co Ltd
Priority to JP2004250131A priority Critical patent/JP4477454B2/ja
Publication of JP2006062294A publication Critical patent/JP2006062294A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4477454B2 publication Critical patent/JP4477454B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Credit Cards Or The Like (AREA)

Description

本発明は、音声情報の記録及び再生が可能な音声情報送付体に関し、特に、音声情報を記録したり再生したりする際に操作される操作ボタンが設けられた音声情報送付体に関する。
従来より、ダイレクトメールやグリーティングカード等の送付物においては、発送元において、発送される送付物が作成されるとともに送付物の発送先が指定され、その後、作成された送付物が指定された発送先に送付されている。このように作成、発送される送付物は、発送元から発送先に通知したい情報が掲載された印刷物が封筒に封入されて構成されるものや、発送元から発送先に通知したい情報がはがき等のシートに印刷されて構成されるもの等がある。
送付物の発送先においては、送付されてきた送付物が受け取られた後、送付物に印刷された情報が閲覧されることにより、送付物の発送元にて通知したい情報が認識されることになる。
ところが、このように、送付物の発送元にて発送先に通知したい情報が印刷された送付物が発送元から送付され、送付物の発送先において送付されてきた送付物に印刷された情報が閲覧されることにより、送付物の発送元にて通知したい情報が発送先に伝達されるものにおいては、送付物の発送元における所望のメッセージを、視覚的にしか発送先に伝達することができず、それにより、伝達可能な情報の種類が限定されてしまう。
そこで、音声情報の記録及び再生が可能に構成された音声カードが考えられている(例えば、特許文献1参照。)。この音声カードにおいては、音声情報を入力するための音声入力手段と、音声入力手段を介して入力された音声情報が記録される記録手段と、記録手段に記録された音声情報を出力するための音声出力手段と、音声情報を音声入力手段を介して入力する際に押下される録音ボタンと、音声情報を音声出力手段を介して出力する際に押下される再生ボタンと、これらの動作を制御するための制御手段とが設けられており、録音ボタンを押下して音声情報を記録し、再生ボタンを押下することにより音声情報が再生されることになる。
ここで、このように音声情報を記録可能に構成された音声カードに対する音声情報の記録は、音声入力手段を介して入力された音声情報を、記録手段に記録された音声情報に上書きするように行われる。そのため、記録手段に音声情報が記録された後に録音ボタンが押下された場合、既に記録手段に記録されている音声情報が消去されることになる。特に、音声カードが送付物として配送される場合は、配送途中にて故意に録音ボタンが押下され、音声カードの発送元にて記録された音声情報が配送途中にて消去されてしまう虞れがある。そこで、上述した特許文献1には、録音ボタンを容易に切り離すことができるような構成としておき、音声情報の記録後に録音ボタンを切り離すことにより、既に記録された音声音声情報が消去されてしまうことを回避する技術が記載されている。この技術を用いれば、音声カードが送付物として配送される場合であっても、音声カードの発送元にて音声情報を記録した後に録音ボタンを切り離すことにより、音声カードの発送元にて記録した音声情報が配送途中にて消去されてしまうことを回避することができる。
特公平3−45433号公報
しかしながら、上述したように、録音ボタンを容易に切り離し可能に構成しておき、音声情報の記録後に録音ボタンを切り離すことにより、音声情報の記録後に録音ボタンが押下されて音声情報が消去されてしまうことを回避するものにおいては、音声情報が記録された音声カードを送付する場合、音声カードが、その一部が切り離された状態で送付先に送付されることになるため、送付される音声カードの外観が悪くなってしまうという問題点がある。
また、音声情報を出力する際に押下される再生ボタンが設けられているものにおいては、音声カードが送付物として配送される場合、配送途中にて故意に再生ボタンが押下され、音声カードに記録された音声情報が配送途中にて聞かれてしまう虞れがある。そのため、音声カードの送付元から送付先にのみ通知したい音声情報をこの音声カードに記録して伝達することが敬遠されてしまう。
本発明は、上述したような従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたものであって、音声情報を記録したり再生したりする際に操作される操作ボタンが設けられた音声情報送付体において、音声情報が記録された後に配送される場合に配送途中で音声情報が消去されてしまったり再生されてしまったりする可能性を低減することができる音声情報送付体を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、
音声情報記録及び再生可能な音声情報記録/再生手段が第1のシート部に組み込まれてなる音声情報送付体であって、
前記音声情報記録/再生手段は、
音声情報を入出力するための音声情報入出力手段と、
前記音声情報入出力手段を介して入力された音声情報が記録される記憶領域を具備し、前記音声情報入出力手段を介して入力された音声情報を前記記憶領域に記録し、また、前記記憶領域に記録された音声情報を前記音声情報入出力手段を介して出力するICチップと、
前記ICチップと電気的に接続され、前記音声情報入出力手段を介して入力された音声情報を前記ICチップに記録する際、または前記ICチップに記録された音声情報を前記音声情報入出力手段を介して出力する際に操作されるスイッチとを具備し、
前記第1のシート部の前記スイッチが操作される面側に、送付状態においては前記スイッチが操作される領域を隠蔽するように設けられた第2のシート部を有し、
前記第1のシート部と前記第2のシート部は、それぞれ一辺が折り線となって連接したはがき形状であって、互いに剥離可能に接着されている
上記のように構成された本発明においては、スイッチが操作されながら音声情報入出力手段を介して音声情報が入力されると、音声情報入出力手段を介して入力された音声情報がICチップに記録される。その後、スイッチ、音声情報入出力手段及びICチップを有する音声情報記録/再生手段が組み込まれた第1のシート部のスイッチが操作される面側に設けられた第2のシート部によって、スイッチが操作される領域が隠蔽された状態でこの音声情報送付体が送付されることになる。
このように、音声情報が記録された後に音声情報送付体が送付される際に、音声情報を記録する場合に操作される領域が隠蔽されるので、音声情報が記録された音声情報送付体の送付途中にてスイッチが押下され、既に記録されている音声情報が消去されてしまう可能性を低減することができる。また、このスイッチが、ICチップに記録された音声情報を出力する際に操作されるものであれば、音声情報が記録された音声情報送付体の送付途中にてスイッチが押下され、ICチップに記録されている音声情報が再生されてしまう可能性を低減することができる。
以上説明したように本発明においては、音声情報が記録された後に音声情報送付体が送付される際に、音声情報を記録したり再生したりする場合にスイッチが操作される領域が第2のシート部によって隠蔽される構成としたため、音声情報が記録された音声情報送付体の送付途中にてスイッチが押下され、既に記録されている音声情報が消去されてしまったり再生されてしまったりする可能性を低減することができる。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の音声情報送付体の第1の実施の形態を示す図であり、(a)は一方の面から見た図、(b)は(a)に示した後面片5aの内部構造を示す図、(c)は(a)に示したA−A’断面図である。また、図2は、図1に示した音声情報送付体1の積層状態を示す図である。
本形態は図1に示すように、後面片5aと前面片5bとフラップ部5cとがそれぞれ折り線15a,15bを介して折り畳み可能に連接してなる表面シート10bと、表面シート10bの後面片5aとなる領域に、音声情報を記録、再生可能な音声情報記録/再生部30を挟み込んで積層された2枚の支持シート20a,20bと、支持シート20a上に積層された表面シート10aとから構成されており、後面片5aが第1のシート部となり、前面片5bが第2のシート部となり、フラップ部5cが封用蓋片となっている。なお、フラップ部5cには、粘着剤6が塗布されている。
表面シート10a,10b及び支持シート20a,20bは、紙基材等の柔軟性を有し、かつ薄型の基材から構成されている。なお、表面シート10a,10b、支持シート20a,20b及び音声情報記録/再生部30は、支持シート20a,20bの表裏に施された粘着加工によって互いに接着されている。この粘着加工は、支持シート20a,20bの表裏に両面テープを貼付することや、ホットメルト型接着剤を塗布すること等によって行うことが考えられる。
また、音声情報記録/再生部30は、ピエゾ素子(不図示)や振動板(不図示)からシート状に構成されて音声情報を入出力するための音声情報入出力部40と、音声情報入出力部40を介して入力された音声情報が記録される記憶領域であるメモリ領域を具備する薄型のICチップ34やコンデンサ、抵抗等の回路素子、及びスイッチ33a,33bが搭載された音声基板32と、音声基板32に接続され、音声基板32に電源を供給するための柔軟性を有してなるペーパー電池31とから構成されている。これにより、音声情報記録/再生部30は、シート状に構成されている。ここで、音声基板32においては、柔軟性を有し、かつ薄型の繊維強化プラスチック(FRP)やポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリイミドあるいはリードフレーム等からなる基板に、異方性導電性接着剤(ACP)や異方性導電性フィルム(ACF)あるいはワイヤボンディング等によってICチップ34が接合されている。また、ICチップ34は、音声情報入出力部40を介して入力された音声情報をメモリ領域に記録し、また、メモリ領域に記録された音声情報を音声情報入出力部40を介して出力する制御を行う。また、スイッチ33aは、ICチップ34のメモリ領域に記録された音声情報を音声情報入出力部40を介して出力する際に操作されるものであり、また、スイッチ33bは、音声情報入出力部40を介して入力された音声情報をICチップ34のメモリ領域に記録する際に操作されるものである。
また、支持シート20aにおいては、音声情報記録/再生部30と積層された場合に、ペーパー電池31、スイッチ33a,33b、ICチップ34及び音声情報入出力部40と対向する領域に穴21a,22,23,24aがそれぞれ形成されており、また、支持シート20bにおいては、音声情報記録/再生部30と積層された場合に、ペーパー電池31及び音声情報入出力部40と対向する領域に穴21b,24bがそれぞれ形成されている。
このように、支持シート20aの、ペーパー電池31、スイッチ33a,33b、ICチップ34及び音声情報入出力部40と対向する領域に穴21a,22,23,24aがそれぞれ形成され、また、支持シート20bの、ペーパー電池31及び音声情報入出力部40と対向する領域に穴21b,24bがそれぞれ形成されることにより、ペーパー電池31、スイッチ33a,33b、ICチップ34及び音声情報入出力部40が設けられている領域と他の領域とで厚さの差が小さくなり、それにより、表面シート10aの平坦性が向上し、表面シート10a上に情報を容易に印刷することができるようになる。
図3は、図1及び図2に示した支持シート20a,20bと音声情報記録/再生部30とを積層した状態を示す図であり、(a)は支持シート20aと音声情報記録/再生部30とを積層した状態を示す図、(b)は支持シート20bと音声情報記録/再生部30とを積層した状態を示す図である。
図3(a)に示すように、支持シート20aのペーパー電池31と対向する領域に形成された穴21aはペーパー電池31よりも小さく、また、スイッチ33a,33bと対向する領域に形成された穴22はスイッチ33a,33bを含むように、また、ICチップ34と対向する領域に形成された穴23はICチップ34よりも大きく、また、音声情報入出力部40と対向する領域に形成された穴24aは音声情報入出力部40よりも大きくなっている。
また、図3(b)に示すように、支持シート20bのペーパー電池31と対向する領域に形成された穴21bはペーパー電池31よりも小さく、また、音声情報入出力部40と対向する領域に形成された穴24bは音声情報入出力部40よりも小さくなっている。
これにより、音声情報記録/再生部30は、2枚の支持シート20a,20bによって一部のみが表裏から挟み込まれるように積層され、支持シート20a,20bの表裏に施された粘着加工によって固定されている。
また、2枚の表面シート10a,10bのうち、支持シート20aの穴22,23を介してスイッチ33a,33b及びICチップ34と対向する側の表面シート10aにおいては、この音声情報送付体1の送付先に伝達したい情報等が印刷される情報表示領域2が設けられているとともに、支持シート20aの穴22を介してスイッチ33aと対向する領域にはスイッチ33aを操作するための再生ボタン3aを示す印刷が施され、また、支持シート20aの穴22を介してスイッチ33bと対向する領域にはスイッチ33bを操作するための録音ボタン3bを示す印刷が施され、また、支持シート20aの穴24aを介して音声情報入出力部40と対向する領域には、音声情報入出力部40から出力された音声を外部に出力するための微細な穴が羅列されてなる音声入出力領域4が形成されている。このように微細な穴が羅列されてなる音声入出力領域4が形成されているため、音声情報入出力部40が表裏を表面シート10a,10bで覆われた状態であっても、音声情報入出力部40から出力される音量の低下を補うことができる。なお、音声入出力領域4においては、例えば、レーザ加工によって、0.1mm径の穴が縦横1.5mm間隔で形成されている。そのため、抜き加工や針等によって穴を形成する場合と比べてバリが発生せず、その後そのバリによって穴が塞がれてしまうことはない。また、図1においては、情報表示領域2が音声入出力領域4上に設けられていないが、情報表示領域2が音声入出力領域4上に設けられることも考えられる。また、再生ボタン3a及び録音ボタン3bにおいては、印刷によって表面シート10a上に設けておかず、表面シート10aに情報が印刷された後に、スイッチ33a,33bに対向する領域にそれぞれシールを貼付することによって設けることも考えられる。
以下に、上記のように構成された音声情報送付体1の使用方法について説明する。
図4は、図1及び図2に示した音声情報送付体1の使用方法を説明するための図である。
まず、表面シート10bの後面片5aに積層され、再生ボタン3a、録音ボタン3b及び音声入出力領域4が設けられた表面シート10a上に、この音声情報送付体1の送付先に伝達したい情報を印刷することにより情報表示領域2を形成する。なお、この際、表面シート10bの前面片5bとなる領域のうち、表面シート10aと同一面上となる領域にも所望の情報を印刷することも考えられる。また、表面シート10bの前面片5bとなる領域のうち、その反対側となる面に宛先情報7を印刷する。
次に、表面シート10aに設けられた録音ボタン3bを押下しながら、音声情報送付体1の送付先に音声にて伝達したい情報を音声入出力領域4を介して音声情報入出力部40に入力すると、入力された音声情報がICチップ34のメモリ領域に記録される。
その後、表面シート10bのフラップ部5cとなる領域に粘着剤6を塗布し(図4(a))、表面シート10bを、後面片5aと前面片5bとが表面シート10aを内面側として互いに対向するように折り線15aを介して折り畳む(図4(b))。なお、粘着剤6においては、表面シート10a,10bに情報を印刷したり音声情報を記録したりする前に予め塗布しておき、剥離紙によって覆っておくことも考えられる。
次に、前面片5bに対してフラップ部5cを折り線15bを介して折り畳み、フラップ部5cを後面片5aに対向させ、フラップ部5cと後面片5aとを粘着剤6によって接着する(図4(c))。
これにより、前面片5bに宛先情報7が印刷され、フラップ部5cが後面片5aと接着された封筒形状の音声情報送付体1を作製する(図4(d))。
このようにして封筒形状とされた音声情報送付体1においては、表面シート10aに設けられた録音ボタン3bが表面シート10bの前面片5bとなる領域によって隠蔽されているため、外部からは録音ボタン3bの位置を認識することができず、それにより、送付途中にて録音ボタン3bが押下され、ICチップ34に記録された音声情報が消去されてしまう可能性が低減する。
また、表面シート10aに設けられた再生ボタン3aが表面シート10bの前面片5bとなる領域によって隠蔽されているため、外部からは再生ボタン3aの位置を認識することができず、それにより、音声情報送付体1の送付途中にて再生ボタン3aが押下され、ICチップ34に記録された音声情報が再生されてしまう可能性が低減する。
また、上述したように再生ボタン3a及び録音ボタン3bが隠蔽されるとともに、音声情報が入出力される音声情報入出力領域4についても、表面シート10bの前面片5bとなる領域によって隠蔽されているので、音声情報送付体1の送付途中においては、音声情報が記録されたものであることを認識することが困難であり、それにより、音声情報を記録あるいは再生しようとして音声情報送付体1が破壊されてしまう虞れがなくなる。
その後、音声情報送付体1の送付先においては、音声情報送付体1を受け取った後、折り線15bを断裁する等により封筒形状の音声情報送付体1を開封し、再生ボタン3aを押下することにより、ICチップ34に記録された音声情報を再生することができる。
なお、本形態においては、表面シート10a及び支持シート20a,20bが表面シート10bの後面片5aとなる領域にしか積層されていないが、表面シート10bの全面、あるいはフラップ部5cを除く領域に表面シート10a及び支持シート20a,20bを積層することも考えられ、それにより、表面シート10a,10b全体の平坦性が向上し、表面シート10a,10b上に情報を容易に印刷することができるようになる。ただし、この場合、折り線15a,15bを介して折り畳み可能となるように、支持シート20a,20bをそれぞれ折り線15a,15bを介して分割しておくことが好ましい。
また、本形態においては、フラップ部5cを設け、折り線15bを断裁する等により音声情報送付体1を開封する構成としたが、周囲の少なくとも一辺に切り取り線を設けておき、この切り取り線を切り取ることによって開封する構造等、再生ボタン3a及び録音ボタン3bが配送途中にて隠蔽される構造であれば、本発明は様々な封筒、封書の形態に適用することができる。
(第2の実施の形態)
図5は、本発明の音声情報送付体の第2の実施の形態を示す図であり、(a)は一方の面から見た図、(b)は(a)に示した紙片105aの内部構造を示す図、(c)は(a)に示したA−A’断面図である。
本形態は図5に示すように、紙片105aと紙片105bとが折り線115aを介して折り畳み可能に連接してなる表面シート110bと、表面シート110bの紙片105aとなる領域に、音声情報を記録、再生可能な音声情報記録/再生部30を挟み込んで積層された2枚の支持シート20a,20bと、支持シート20a上に積層された表面シート10aとから構成されており、紙片105aが第1のシート部となり、紙片105bが第2のシート部となっている。なお、音声情報記録/再生部30、支持シート20a,20b及び表面シート10aの構成は、第1の実施の形態にて示したものと同様である。また、本形態においては、表面シート10aの表面にシリコン160が塗布されており、また、表面シート110bの紙片105bとなる領域のうち、表面シート10aと同一面上には粘着剤層150が形成されている。
以下に、上記のように構成された音声情報送付体101の使用方法について説明する。
図6は、図5に示した音声情報送付体101の使用方法を説明するための図である。
まず、情報が印刷されることにより情報表示領域2、再生ボタン3a及び録音ボタン3bが設けられるとともに、音声入出力領域4が設けられ、さらに、表面にシリコン160が塗布された表面シート10a、並びに音声情報記録/再生部30を挟み込んだ支持シート20a,20bが積層された表面シート110bの紙片105bとなる領域のうち、表面シート10aが積層された面とは反対側となる面に宛先情報7を印刷する(図6(a))。
次に、表面シート10aに設けられた録音ボタン3bを押下しながら、音声情報送付体101の送付先に音声にて伝達したい情報を音声入出力領域4を介して音声情報入出力部40に入力すると、入力された音声情報がICチップ34のメモリ領域に記録される。
その後、表面シート110bの紙片105bとなる領域に形成された粘着剤層150上に剥離可能に貼付された剥離紙(不図示)を剥離し、表面シート110bを、紙片105aと紙片105bとが表面シート10aを内面側として互いに対向するように折り線115aを介して折り畳み、表面シート110bの紙片105bとなる領域と表面シート10aとを、粘着剤層50及びシリコン60を介して剥離可能に接着する。
これにより、紙片105bに宛先情報7が印刷され、表面シート110bの紙片105bとなる領域と表面シート10aとが接着されたはがき形状の音声情報送付体101を作製する(図6(b))。
このようにしてはがき形状とされた音声情報送付体101においては、表面シート10aに設けられた録音ボタン3bが表面シート110bの紙片105bとなる領域によって隠蔽されているため、外部からは録音ボタン3bの位置を認識することができず、それにより、送付途中にて録音ボタン3bが押下され、ICチップ34に記録された音声情報が消去されてしまう可能性が低減する。
また、表面シート10aに設けられた再生ボタン3aが表面シート110bの紙片105bとなる領域によって隠蔽されているため、外部からは再生ボタン3aの位置を認識することができず、それにより、音声情報送付体101の送付途中にて再生ボタン3aが押下され、ICチップ34に記録された音声情報が再生されてしまう可能性が低減する。
また、上述したように再生ボタン3a及び録音ボタン3bが隠蔽されるとともに、音声情報が入出力される音声情報入出力領域4についても、表面シート110bの紙片105bとなる領域によって隠蔽されているので、音声情報送付体101の送付途中においては、音声情報が記録されたものであることを認識することが困難であり、それにより、音声情報を記録あるいは再生しようとして音声情報送付体101が破壊されてしまう虞れがなくなる。
その後、音声情報送付体101の送付先においては、音声情報送付体101を受け取った後、表面シート110bの紙片105bとなる領域を表面シート10aから剥離してはがき形状の音声情報送付体101を開き、再生ボタン3aを押下することにより、ICチップ34に記録された音声情報を再生することができる。
なお、本形態においては、表面シート10a上にシリコン160を塗布しておくことにより、この面に粘着剤層150を介して表面シート110bの紙片105bとなる領域を剥離可能に接着しているが、表面シート10a上にシリコン160を塗布しておかず、粘着剤層150を剥離性接着剤から構成し、それにより、表面シート110bの紙片105bとなる領域と表面シート10aとを剥離可能に接着することも考えられる。
また、本形態においては、表面シート10a及び支持シート20a,20bが表面シート110bの紙片105aとなる領域にしか積層されていないが、表面シート110bの全面に表面シート10a及び支持シート20a,20bを積層することも考えられ、それにより、表面シート10a,110b全体の平坦性が向上し、表面シート10a,110b上に情報を容易に印刷することができるようになる。ただし、この場合、折り線115aを介して折り畳み可能となるように、支持シート20a,20bをそれぞれ折り線115aを介して分割しておくことが好ましい。
(第3の実施の形態)
図7は、本発明の音声情報送付体の第3の実施の形態を示す図であり、(a)は表面から見た図、(b)は内部構造を示す図、(c)は積層構造を示す図である。
本形態は図7に示すように、音声情報の記録及び再生が可能なシート状の音声情報記録/再生部30が、紙基材等の柔軟性を有し、かつ薄型の基材からなる2枚の支持シート20a,20bに挟まれ、また、音声情報記録/再生部30が挟まれた支持シート20a,20bが、その外形が支持シート20a,20bと同一形状であって、紙基材等の柔軟性を有し、かつ薄型の基材からなる2枚の表面シート10a,210bに挟まれ、さらに、表面シート10a上には、剥離性接着剤からなる粘着剤層250を介して剥離紙270が剥離可能に接着されて構成されており、表面シート10a,210a及び支持シート20a,20bが第1のシート部となり、剥離紙270が第2のシート部となっている。なお、音声情報記録/再生部30、支持シート20a,20b及び表面シート10aの構成は、第1の実施の形態にて示したものと同様である。
以下に、上記のように構成された音声情報送付体201の使用方法について説明する。
図8は、図7に示した音声情報送付体201の使用方法を説明するための図である。
まず、再生ボタン3a、録音ボタン3b及び音声入出力領域4が設けられた表面シート10a上に、この音声情報送付体201の送付先に伝達したい情報を印刷することにより情報表示領域2を形成する(図8(a))。また、この際、表面シート210bの表面に宛先情報7を印刷する(図8(b))。
次に、表面シート10aに設けられた録音ボタン3bを押下しながら、音声情報送付体201の送付先に音声にて伝達したい情報を音声入出力領域4を介して音声情報入出力部40に入力すると、入力された音声情報がICチップ34のメモリ領域に記録される。
その後、表面シート10a上に粘着剤層250を介して剥離紙270を接着する。
これにより、表面シート210bに宛先情報7が印刷され、表面シート10a上に剥離紙270が剥離可能に接着されたはがき形状の音声情報送付体201を作製する。
このようにしてはがき形状とされた音声情報送付体201においては、表面シート10aに設けられた録音ボタン3bが剥離紙270によって隠蔽されているため、外部からは録音ボタン3bの位置を認識することができず、それにより、送付途中にて録音ボタン3bが押下され、ICチップ34に記録された音声情報が消去されてしまう可能性が低減する。
また、表面シート10aに設けられた再生ボタン3aが剥離紙270によって隠蔽されているため、外部からは再生ボタン3aの位置を認識することができず、それにより、音声情報送付体201の送付途中にて再生ボタン3aが押下され、ICチップ34に記録された音声情報が再生されてしまう可能性が低減する。
また、上述したように再生ボタン3a及び録音ボタン3bが隠蔽されるとともに、音声情報が入出力される音声情報入出力領域4についても、剥離紙270によって隠蔽されているので、音声情報送付体201の送付途中においては、音声情報が記録されたものであることを認識することが困難であり、それにより、音声情報を記録あるいは再生しようとして音声情報送付体201が破壊されてしまう虞れがなくなる。
その後、音声情報送付体201の送付先においては、音声情報送付体201を受け取った後、剥離紙270を表面シート10aから剥離し、再生ボタン3aを押下することにより、ICチップ34に記録された音声情報を再生することができる。
なお、本形態においては、表面シート210a上に、剥離性接着剤からなる粘着剤層250を介して剥離紙270を接着することにより、剥離紙270を表面シート10aから剥離可能に接着しているが、表面シート10a上にシリコンを塗布しておき、このシリコン上に一般的な粘着剤を塗布して剥離紙270を接着し、それにより、剥離紙270を表面シート10aに剥離可能に接着とすることも考えられる。
また、上述した3つの実施の形態においては、音声情報記録/再生部30に、ICチップ34に記録された音声情報を再生する際に押下されるスイッチ33aと、ICチップ34に音声情報を記録する際に押下されるスイッチ33bとが設けられ、また、表面シート10aに、これらスイッチ33a,33bを操作するための再生ボタン3a及び録音ボタン3bが設けられているが、本発明は、このように2つのスイッチと2つのボタンが設けられているものに限らず、ICチップ34に記録された音声情報を再生する際に押下されるスイッチ33a及び再生ボタン3aのみが設けられたものであってもよい。その場合、音声基板32に設けられた接続端子(不図示)を介して音声情報が入力され、ICチップ34に記録されることになる。また、1つのスイッチ及びボタンによって音声情報の記録及び再生を操作可能とする構成とすることも考えられる。
本発明の音声情報送付体の第1の実施の形態を示す図であり、(a)は一方の面から見た図、(b)は(a)に示した後面片の内部構造を示す図、(c)は(a)に示したA−A’断面図である。 図1に示した音声情報送付体の積層状態を示す図である。 図1及び図2に示した支持シートと音声情報記録/再生部とを積層した状態を示す図であり、(a)は支持シートと音声情報記録/再生部とを積層した状態を示す図、(b)は支持シートと音声情報記録/再生部とを積層した状態を示す図である。 図1及び図2に示した音声情報送付体の使用方法を説明するための図である。 本発明の音声情報送付体の第2の実施の形態を示す図であり、(a)は一方の面から見た図、(b)は(a)に示した紙片の内部構造を示す図、(c)は(a)に示したA−A’断面図である。 図5に示した音声情報送付体の使用方法を説明するための図である。 本発明の音声情報送付体の第3の実施の形態を示す図であり、(a)は表面から見た図、(b)は内部構造を示す図、(c)は積層構造を示す図である。 図7に示した音声情報送付体の使用方法を説明するための図である。
符号の説明
1,101,201 音声情報送付体
2 情報表示領域
3a 再生ボタン
3b 録音ボタン
4 音声入出力領域
5a 後面片
5b 前面片
5c フラップ部
6 粘着剤
7 宛先情報
10a,10b,110b,210b 表面シート
15a,15b,115a 折り線
20a,20b 支持シート
21a,21b,22,23,24a,24b 穴
30 音声情報記録/再生部
31 ペーパー電池
32 音声基板
33a,33b スイッチ
34 ICチップ
40 音声情報入出力部
105a,105b 紙片
150,250 粘着剤層
160 シリコン
270 剥離紙

Claims (1)

  1. 音声情報記録及び再生可能な音声情報記録/再生手段が第1のシート部に組み込まれてなる音声情報送付体であって、
    前記音声情報記録/再生手段は、
    音声情報を入出力するための音声情報入出力手段と、
    前記音声情報入出力手段を介して入力された音声情報が記録される記憶領域を具備し、前記音声情報入出力手段を介して入力された音声情報を前記記憶領域に記録し、また、前記記憶領域に記録された音声情報を前記音声情報入出力手段を介して出力するICチップと、
    前記ICチップと電気的に接続され、前記音声情報入出力手段を介して入力された音声情報を前記ICチップに記録する際、または前記ICチップに記録された音声情報を前記音声情報入出力手段を介して出力する際に操作されるスイッチとを具備し、
    前記第1のシート部の前記スイッチが操作される面側に、送付状態においては前記スイッチが操作される領域を隠蔽するように設けられた第2のシート部を有し、
    前記第1のシート部と前記第2のシート部は、それぞれ一辺が折り線となって連接したはがき形状であって、互いに剥離可能に接着されている音声情報送付体。
JP2004250131A 2004-08-30 2004-08-30 音声情報送付体 Expired - Fee Related JP4477454B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004250131A JP4477454B2 (ja) 2004-08-30 2004-08-30 音声情報送付体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004250131A JP4477454B2 (ja) 2004-08-30 2004-08-30 音声情報送付体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006062294A JP2006062294A (ja) 2006-03-09
JP4477454B2 true JP4477454B2 (ja) 2010-06-09

Family

ID=36109177

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004250131A Expired - Fee Related JP4477454B2 (ja) 2004-08-30 2004-08-30 音声情報送付体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4477454B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102011110939A1 (de) * 2011-08-17 2013-02-21 Sms Meer Gmbh Verfahren und Vorrichtung zum Herstellen kalt gepilgerter Rohre

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006062294A (ja) 2006-03-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100763803B1 (ko) 음성 메시지 전달 시트 및 그 제조 방법, 및 전원 회로
JP4362086B2 (ja) 音声メッセージ伝達シート
JP4477454B2 (ja) 音声情報送付体
JP4698340B2 (ja) 折り畳み型情報伝達体
JP4357364B2 (ja) 音声情報出力シート
JP4617198B2 (ja) 配線基板
JP4541870B2 (ja) 音声メッセージ伝達シート
JP4477602B2 (ja) 音声メッセージ伝達シートセット
JP4496193B2 (ja) 音声メッセージ伝達媒体
JP4579672B2 (ja) 音声メッセージ伝達シート
JP2006001038A (ja) 音声情報送付体
JP4997021B2 (ja) 音声メッセージ伝達媒体
JP4500292B2 (ja) 音声メッセージ伝達シート
JP2006001040A (ja) 音声メッセージ伝達シート
JP4728821B2 (ja) 積層シート
JP2007094120A (ja) 音声メッセージ伝達シート
JP2006137033A (ja) 音声メッセージ伝達シート
JP4507646B2 (ja) 非接触icモジュール付き書簡紙
JP2009190253A (ja) 送付体
JP2006301085A (ja) 音声メッセージ伝達シート及び音声基板
JP2008116797A (ja) 音声メッセージ伝達シート
JP2008032988A (ja) 音声メッセージ伝達シート
JP5345927B2 (ja) 音声メッセージ伝達シート
JP5137714B2 (ja) 音声メッセージ伝達シート
JP2006130681A (ja) 音声メッセージ伝達シート

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070703

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091217

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100105

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100208

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100224

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100311

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4477454

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130319

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140319

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees