JP2006130681A - 音声メッセージ伝達シート - Google Patents

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圭介 荻原
Manami Michihashi
真菜美 道端
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義章 井手
Nobuyuki Hirasaki
延幸 平▲崎▼
Kazutomi Shigemi
一臣 重見
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Abstract

【課題】 音声情報の記録及び再生を可能としながらも、表面に対する情報の書き換えによって内部の回路基板等の部材が破壊されてしまうことを防止する。
【解決手段】 音声情報を記録、再生可能な音声情報記録/再生部30が表面シート10a,10b及び支持シート20a,20bに挟み込まれてなる音声メッセージ伝達シート1において、表面シート10aに情報を記入するために設けられた情報記入領域5上に高分子素材からなる樹脂層6を設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、音声情報の記録及び再生が可能な音声メッセージ伝達シートに関する。
従来より、ダイレクトメールやグリーティングカード等の送付物においては、発送元において、発送される送付物が作成されるとともに送付物の発送先が指定され、その後、作成された送付物が指定された発送先に送付されている。このように作成、発送される送付物は、発送元から発送先に通知したい情報が掲載された印刷物が封筒に封入されて構成されるものや、発送元から発送先に通知したい情報がはがき等のシートに印刷されて構成されるもの等がある。
送付物の発送先においては、送付されてきた送付物が受け取られた後、送付物に印刷された情報が閲覧されることにより、送付物の発送元にて通知したい情報が認識されることになる。
ところが、このように、送付物の発送元にて発送先に通知したい情報が印刷された送付物が発送元から送付され、送付物の発送先において送付されてきた送付物に印刷された情報が閲覧されることにより、送付物の発送元にて通知したい情報が発送先に伝達されるものにおいては、送付物の発送元における所望のメッセージを、視覚的にしか発送先に伝達することができず、それにより、伝達可能な情報の種類が限定されてしまう。
そこで、音声情報の記録及び再生が可能に構成された音声記憶機能付カードが考えられている(例えば、特許文献1参照。)。この音声記憶機能付カードは、音声情報を入力するためのマイクロフォンと、マイクロフォンを介して入力された音声情報を記憶する記憶部及び制御部を含む回路素子が搭載された回路基板と、記憶部に記憶された音声情報を出力するためのスピーカとがカード基材にそれぞれ挟み込まれており、このカード基材に設けられた録音ボタンが押下されることにより音声情報が記録され、また、カード基材に設けられた再生ボタンが押下されることにより音声情報が再生されることになる。
特公平3−45433号公報
上述したように回路基板やスピーカ、マイクロフォン等の部材がカード基材に挟み込まれているものにおいては、上述したように音声情報を伝達することができるとともに、カード基材の表面に情報を予め印字しておけば、視覚によっても情報を伝達することができる。また、伝達したい情報をカード基材に鉛筆等によって書き込むことにより、その後、書き込まれた情報を消去して書き換えることもできる。
しかしながら、カード基材の表面への情報の書き換えが頻繁に行われた場合、カード基材の表面が脆くなり、カード基材に穴が開いてしまったりして、回路基板やスピーカ、マイクロフォン等の部材が破壊されてしまう虞れがある。また、カード基材の表面に記載された情報を消しゴムによって消去する場合においても、カード基材の表面に強い圧力が加わることになり、回路基板やスピーカ、マイクロフォン等の部材が破壊されてしまう虞れがある。特に、カード基材を薄型のものから構成した場合、カード基材に穴が開きやすく、また、カード基材を介して回路基板やスピーカ、マイクロフォン等の部材に強い圧力がかかってしまう。
本発明は、上述したような従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたものであって、音声情報の記録及び再生を可能としながらも、表面に対する情報の書き換えによって内部の回路基板等の部材が破壊されてしまうことを防止することができる音声メッセージ伝達シートを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、
音声情報を記録、再生可能な音声情報記録/再生手段が2枚のシート基材に挟み込まれてなる音声メッセージ伝達シートであって、
前記音声情報記録/再生手段はシート状に構成され、
前記シート基材は、情報を記入するための情報記入領域を有し、少なくとも前記情報記入領域に高分子素材が付与されている。
また、前記音声情報記録/再生手段は、
柔軟性を具備し、記録された音声情報が出力されるスピーカと、
前記スピーカの周囲に設けられた振動板とを有し、
前記シート基材は、前記スピーカに対向する領域に複数の微細な開口穴が形成され、該開口穴が形成されている領域には前記高分子素材が付与されていないことを特徴とする。
また、前記シート基材は、前記振動板に対向する領域には前記高分子素材が付与されていないことを特徴とする。
上記のように構成された本発明においては、メッセージを伝達する場合、まず、シート基材に設けられた情報記入領域に、水分によって消去可能なインクを用いて所望のメッセージを記入するとともに、音声情報記録/再生手段に音声メッセージを記録する。この際、情報記入領域には高分子素材が付与されているため、情報記入領域に付着したインクがシート基材を浸透して音声情報記録/再生手段に付着してしまうことはない。また、インクがシート基材に浸透することがなく、その後に、情報記入領域に記入された情報を書き換える際に、より確実に情報を消去することができる。情報記入領域メッセージが記入されるとともに音声情報記録/再生手段に音声メッセージが記録された音声メッセージ伝達シートがメッセージの伝達先に渡され、メッセージの伝達先において、情報記入領域に記入されたメッセージを確認するとともに、音声情報記録/再生手段に記録された音声メッセージを再生した後、情報記入領域に記入されたメッセージを書き換える場合、水分を含んだ布等を用いて情報記入領域上を擦ると、情報記入領域に記入されたメッセージが消去され、その後、情報記入領域に所望のメッセージを記入することができる。
このように、シート基材に設けられた情報記入領域に高分子素材が付与されているので、この情報記入領域に、水分によって消去可能なインクを用いて情報を記入すれば、その後、水分を含んだ布等を用いて情報記入領域上を擦ることにより、情報記入領域に記入された情報を消去して新たな情報を記入することができる。
以上説明したように本発明においては、シート基材に設けられた情報記入領域に高分子素材が付与された構成としたため、この情報記入領域に、水分によって消去可能なインクを用いて情報を記入すれば、その後、水分を含んだ布等を用いて情報記入領域上を擦ることにより、情報記入領域に記入された情報を消去して新たな情報を記入することができることになり、それにより、内部の回路基板等の部材を破壊することなく、シート基材に設けられた情報記入領域における情報の書き換えを繰り返し行うことができる。また、このように水分によって情報を消去しても、高分子素材により水分が回路基板に浸透することがなく、それにより、回路基板が故障してしまうことを防止することができる。
また、音声情報が出力されるスピーカに対向する複数の微細な開口穴が形成された領域に高分子素材が付与されていないものにおいては、スピーカから出力される音声情報が高分子素材によって妨害され、音質が低下してしまうことを回避することができる。
また、スピーカの周囲に設けられた振動板に対向する領域に高分子素材が付与されていないものにおいては、スピーカから出力された音声情報による振動が高分子素材によって変化して音質が低下してしまうことを回避することができる。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の音声メッセージ伝達シートの実施の一形態を示す図であり、(a)は表面から見た図、(b)は内部構造を示す図、(c)は(a)に示したA−A’断面図である。また、図2は、図1に示した音声メッセージ伝達シート1の積層状態を示す図である。
本形態は図1及び図2に示すように、音声情報の記録及び再生が可能なシート状の音声情報記録/再生部30が、紙基材等の柔軟性を有し、かつ薄型の基材からなる2枚の支持シート20a,20bに挟まれ、また、音声情報記録/再生部30が挟まれた支持シート20a,20bが、その外形が支持シート20a,20bと同一形状であって、紙基材等の柔軟性を有し、かつ薄型の基材からなる2枚のシート基材である表面シート10a,10bに挟まれて構成されている。なお、表面シート10a,10b、支持シート20a,20b及び音声情報記録/再生部30は、支持シート20a,20bの表裏に施された粘着加工によって互いに接着されている。この粘着加工は、支持シート20a,20bの表裏に両面テープを貼付することや、ホットメルト型接着剤を塗布すること等によって行うことが考えられる。
また、音声情報記録/再生部30は、ピエゾ素子41、振動板42及び後述するフィルムシートからなりシート状に構成されて音声情報を入出力するための音声情報入出力部40と、音声情報入出力部40を介して入力された音声情報が記録される記憶領域であるメモリ領域を具備する薄型のICチップ34やコンデンサ、抵抗等の回路素子、並びにスイッチ33a,33bが搭載された音声基板32と、音声基板32に接続され、音声基板32に電源を供給するための柔軟性を有してなるペーパー電池31とから構成されており、さらに、音声基板32には、外部からICチップ34に音声情報を入力したり、ICチップ34に記録された音声情報を外部に出力したりするための接続端子35が設けられている。これにより、音声情報記録/再生部30は、シート状に構成されている。ここで、音声基板32においては、柔軟性を有し、かつ薄型の繊維強化プラスチック(FRP)やポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリイミドあるいはリードフレーム等からなる基板に、異方性導電性接着剤(ACP)や異方性導電性フィルム(ACF)あるいはワイヤボンディング等によってICチップ34が接合されている。また、ICチップ34は、音声情報入出力部40を介して入力された音声情報をメモリ領域に記録し、また、メモリ領域に記録された音声情報を音声情報入出力部40を介して出力する制御を行う。また、スイッチ33aは、ICチップ34のメモリ領域に記録された音声情報を音声情報入出力部40を介して出力する際に操作されるものであり、また、スイッチ33bは、音声情報入出力部40を介して入力された音声情報をICチップ34のメモリ領域に記録する際に操作されるものである。
また、支持シート20aにおいては、音声情報記録/再生部30と積層された場合に、ペーパー電池31、スイッチ33a,33b、ICチップ34及び音声情報入出力部40と対向する領域に穴21a,22,23,24aがそれぞれ形成されており、また、支持シート20bにおいては、音声情報記録/再生部30と積層された場合に、ペーパー電池31及び音声情報入出力部40と対向する領域に穴21b,24bがそれぞれ形成されている。
このように、支持シート20aの、ペーパー電池31、スイッチ33a,33b、ICチップ34及び音声情報入出力部40と対向する領域に穴21a,22,23,24aがそれぞれ形成され、また、支持シート20bの、ペーパー電池31及び音声情報入出力部40と対向する領域に穴21b,24bがそれぞれ形成されることにより、ペーパー電池31、スイッチ33a,33b、ICチップ34及び音声情報入出力部40が設けられている領域と他の領域とで厚さの差が小さくなり、それにより、表面シート10a,10bの平坦性が向上し、表面シート10a,10b上に情報を容易に印刷することができるようになる。
図3は、図1及び図2に示した支持シート20a,20bと音声情報記録/再生部30とを積層した状態を示す図であり、(a)は支持シート20aと音声情報記録/再生部30とを積層した状態を示す図、(b)は支持シート20bと音声情報記録/再生部30とを積層した状態を示す図である。
図3(a)に示すように、支持シート20aのペーパー電池31と対向する領域に形成された穴21aはペーパー電池31よりも小さく、また、スイッチ33a,33bと対向する領域に形成された穴22はスイッチ33a,33bを含むように、また、ICチップ34と対向する領域に形成された穴23はICチップ34よりも大きく、また、音声情報入出力部40と対向する領域に形成された穴24aは音声情報入出力部40よりも大きくなっている。
また、図3(b)に示すように、支持シート20bのペーパー電池31と対向する領域に形成された穴21bはペーパー電池31よりも小さく、また、音声情報入出力部40と対向する領域に形成された穴24bは音声情報入出力部40よりも小さくなっている。
これにより、音声情報記録/再生部30は、2枚の支持シート20a,20bによって一部のみが表裏から挟み込まれるように積層され、支持シート20a,20bの表裏に施された粘着加工によって固定されている。
また、2枚の表面シート10a,10bのうち、支持シート20aの穴22,23を介してスイッチ33a,33b及びICチップ34と対向する側の表面シート10aにおいては、この音声メッセージ伝達シート1を郵送する場合に宛先情報等が印刷される情報表示領域2と、伝達したいメッセージを記入するための情報記入領域5とが設けられている。また、支持シート20aの穴22を介してスイッチ33aと対向する領域にはスイッチ33aを操作するための再生ボタン3aを示す印刷が施され、また、支持シート20aの穴22を介してスイッチ33bと対向する領域にはスイッチ33bを操作するための録音ボタン3bを示す印刷が施され、また、支持シート20aの穴24aを介して音声情報入出力部40と対向する領域には、音声情報入出力部40を介して音声を入力したり音声情報入出力部40から出力された音声を外部に出力したりするための微細な開口穴が羅列されてなる音声入出力領域4が形成されている。このように微細な開口穴が羅列されてなる音声入出力領域4が形成されているため、音声情報入出力部40が表裏を表面シート10a,10bで覆われた状態であっても、音声情報入出力部40から出力される音量の低下を補うことができる。なお、音声入出力領域4においては、例えば、レーザ加工によって、0.1mm径の穴が縦横1.5mm間隔で形成されている。そのため、抜き加工や針等によって穴を形成する場合と比べてバリが発生せず、その後そのバリによって穴が塞がれてしまうことはない。また、図1においては、情報表示領域2が音声入出力領域4上に設けられていないが、実際は、表面シート10aの全面に再生ボタン3a及び録音ボタン3bを含めて情報が印刷されることになるため、情報表示領域2が音声入出力領域4上に設けられることも考えられる。また、再生ボタン3a及び録音ボタン3bにおいては、印刷によって表面シート10a上に設けておかず、表面シート10aに情報が印刷された後に、スイッチ33a,33bに対向する領域にそれぞれシールを貼付することによって設けることも考えられる。また、表面シート10aの情報記入領域5上には、高分子素材であるポリエチレン樹脂からなる樹脂層6が形成されている。
以下に、音声情報入出力部40の構成について詳細に説明する。
図4は、図1に示した音声情報入出力部40の構成を説明するための図であり、図1に示した音声メッセージ伝達シート1の音声情報入出力部40周辺の断面図である。
本形態における音声情報入出力部40は図4に示すように、柔軟性を有し、ICチップ34に記録された音声情報が出力されるスピーカであるピエゾ素子41と、柔軟性を有し、ピエゾ素子41の一方の面に貼付されたフィルムシート43と、フィルムシート43に貼付されてピエゾ素子41の周囲に設けられ、柔軟性を有し、ピエゾ素子41の振動を増幅させるためのスチレンペーパー等からなる振動板42とから構成されている。ここで、フィルムシート43の径は、ピエゾ素子41の径よりも大きく構成されており、それにより、ピエゾ素子41をフィルムシート43に貼付すると、フィルムシート43のピエゾ素子41が貼付された面においては、ピエゾ素子41が貼付されずに露出した領域がピエゾ素子41周辺に残る。また、振動板42は、ピエゾ素子41の径よりも大きく、かつフィルムシート43の径よりも小さな径の穴を有する構成となっており、それにより、フィルムシート43のピエゾ素子41が貼付された面に対して、この穴にピエゾ素子41が入り込むように振動板42をフィルムシート43のみに貼付することができる。そして、この振動板42は、フィルムシート43が貼付された面のうちフィルムシート43が貼付されていない領域のみにて、支持シート20bの両面に施された粘着加工によって支持シート20bと接着されている。これにより、音声情報入出力部40が設けられた領域の厚さが厚くなってしまうことがなくなるとともに、音声情報入出力部40が表面シート10a,10bに接着されずに固定されることになるため、ピエゾ素子41及び振動板42の振動が妨げられることがなくなる。
なお、樹脂層6は、表面シート10の情報表示領域2を含む全面にプレ印刷が施された後に情報記入領域5のみに形成することや、表面シート10のうち、情報表示領域2等の情報記入領域5とならない領域にプレ印刷を施しておき、その後、情報記入領域5に形成すること等が考えられる。
また、表面シート10の全面に樹脂層6を形成することも考えられるが、本形態にように、複数の微細な開口穴からなる音声情報入出力領域4に樹脂層6を形成しないことにより、音声情報入出力領域4から出力される音声情報が樹脂層6によって妨害され、音質が低下してしまうことを回避することができる。また、本形態のように、振動板42に対向する領域に樹脂層6を形成しないことにより、ピエゾ素子41から出力された音声情報による振動が樹脂層6によって変化して音質が低下してしまうことを回避することができる。
また、樹脂層6としては、ポリスチレン樹脂からなるものに限らず、耐衝撃性ポリスチレン樹脂、スチレン−アクリロニトリル共重合体樹脂、スチレン−アクリロニトリル−ブタジエン共重合体樹脂、ポリプロピレン樹脂、高密度ポリエチレン樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリ塩化ビニール樹脂あるいは、それらの変性樹脂等や、その他樹脂等といった高分子素材を適時用いることができる。また、樹脂層6の表面シート10aへの形成方法は、上記高分子素材からなるフィルムを表面シート10a上に積層することや、上記高分子素材を表面シート10a上に塗布すること等が考えられ、それにより、表面シート10aに高分子素材を付与することになる。なお、高分子素材からなるフィルムを積層する場合は、そのフィルムを表面シート10aに貼付するために粘着剤等を用いてもよい。
以下に、上記のように構成された音声メッセージ伝達シート1の使用方法について説明する。
まず、音声情報の記録/再生方法について説明する。
音声メッセージ伝達シート1に音声情報を記録する場合は、表面シート10aに印刷された録音ボタン3bを押下しながら、伝達したい音声メッセージを音声入出力領域4を介して入力すると、入力された音声メッセージが音声情報入出力部40を介してICチップ34に記録される。
その後、表面シート10aに印刷された再生ボタン3aを押下すると、ICチップ34に記録された音声メッセージが音声情報入出力部40から音声入出力領域4を介して出力される。
また、その後、再度、表面シート10aに印刷された録音ボタン3bを押下しながら、伝達したい音声メッセージを音声入出力領域4を介して入力すると、入力された音声メッセージが音声情報入出力部40を介してICチップ34に記録され、ICチップ34に記録された音声メッセージが書き換えられることになる。
次に、情報記入領域5を用いたメッセージの伝達方法について説明する。
情報記入領域5を用いてメッセージを伝達する場合は、例えば、アルコールを媒体とするWATER CLEARペン等の、水分によって消去可能なインクを用いたペンによって、伝達したい情報を情報記入領域5に記入する。この際、情報記入領域5には、樹脂層6が形成されているため、情報記入領域5に付着したインクが表面シート10aや支持シート20aを浸透して音声情報記録/再生部30に付着してしまうことはない。
メッセージの伝達先においては、音声メッセージ伝達シート1を受け取った後、情報記入領域5に記入されたメッセージを確認した後、情報記入領域5に記入されたメッセージを書き換える場合、水分を含んだ布等を用いて情報記入領域5上を擦ると、情報記入領域5に記入されたメッセージが消去され、その後、情報記入領域5に所望のメッセージを記入することができる。また、この際も、水分等が表面シート10aや支持シート20aに浸透して音声情報記録/再生部30に付着してしまうことはない。
このように、音声情報記録/再生部30に対する音声メッセージの書き換えが可能であるとともに、情報記入領域5に対して、音声情報記録/再生部30に影響を与えることなくメッセージの書き換えを行うことができるので、音声メッセージ及び記入メッセージを用いたメッセージのやりとりを繰り返し行うことができる。また、本形態の音声メッセージ伝達シート1のような薄型の音声伝達手段においては、振動板やスピーカの特性上、音の伝達速度が通常の速度よりも遅くなってしまうため、記録された音声メッセージが聞きにくくなってしまいがちであるが、本形態のように、記入によるメッセージを音声によるメッセージとともに伝達することにより、音声だけでは聞きにくい内容を補助し、音声によるメッセージと記入によるメッセージとで感情と内容を確実に伝達することができ、さらに、音声によるメッセージと記入によるメッセージを何度でも書き換えた場合においても、内部の回路基板等の部材が破壊されることはなく、利便性を向上させることができる。
なお、本発明にて用いられる高分子素材としては、インクが浸透しにくい素材であればその種類を問わずに適用することができる。本形態にて示したように樹脂材を用いれば、ある程度の膜厚を得ることができ、それにより、インクの非浸透性を向上させることができるが、樹脂材の他、インク浸透性の低い顔料ならいかなるものも適用することができる。
また、部分塗布や部分貼付をすることはできないが、表面シートとなる基材として、事前に顔料や樹脂素材が付与されている合成紙、アート紙、コート紙、マットコート紙を使用してもよい。この場合、最初からインク浸透性の低い高分子素材が付与されているため、ある程度はインクの浸透を防ぐことができる。
(他の実施の形態)
図5は、本発明の音声メッセージ伝達シートの他の実施の形態を示す図である。
本発明は、例えば、図5に示したようなクリスマスカードとして用いることができる。
まず、子供がクリスマスプレゼントとして欲しいものを情報記入領域105に記入するとともに、録音ボタン103bを押下しながら、サンタクロースへの音声メッセージを音声入出力領域104を介して入力しておく。音声入出力領域104を介して入力された音声メッセージは、音声メッセージ伝達シート101内の音声情報記録/再生部(不図示)に記録される。
その後、親が情報記入領域105に記入されたプレゼントを購入し、クリスマスイブの夜、子供が寝静まった後にそのプレゼントを子供の枕もとに置くとともに、再生ボタン103aを押下して音声情報記録/再生部に記録されたメッセージを聞き、その後、録音ボタン103bを押下しながら、そのメッセージに対するサンタクロースからの返答メッセージとして音声メッセージを音声入出力領域104を介して入力しておく。音声入出力領域104を介して入力された音声メッセージは、音声メッセージ伝達シート101内の音声情報記録/再生部に記録される。また、情報記入領域105に記入された情報を消去し、サンタクロースから子供への伝言を記入しておく。
翌朝、子供が起きると、情報記入領域105に記入されたサンタクロースからの伝言を見ることができるとともに、再生ボタン103aを押下することにより、音声情報記録/再生部に記録されたサンタクロースからのメッセージを聞くことができる。
本発明の音声メッセージ伝達シートの実施の一形態を示す図であり、(a)は表面から見た図、(b)は内部構造を示す図、(c)は(a)に示したA−A’断面図である。 図1に示した音声メッセージ伝達シートの積層状態を示す図である。 図1及び図2に示した支持シートと音声情報記録/再生部とを積層した状態を示す図である。 図1に示した音声情報入出力部の構成を説明するための図である。 本発明の音声メッセージ伝達シートの他の実施の形態を示す図である。
符号の説明
1,101 音声メッセージ伝達シート
2 情報表示領域
3a,103a 再生ボタン
3b,103b 録音ボタン
4,140 音声入出力領域
5,105 情報記入領域
6,106 樹脂層
10a,10b 表面シート
20a,20b 支持シート
21a,21b,22,23,24a,24b 穴
30 音声情報記録/再生部
31 ペーパー電池
32 音声基板
33a,33b スイッチ
34 ICチップ
35 接続端子
40 音声情報入出力部
41 ピエゾ素子
42 振動板
43 フィルムシート

Claims (3)

  1. 音声情報を記録、再生可能な音声情報記録/再生手段が2枚のシート基材に挟み込まれてなる音声メッセージ伝達シートであって、
    前記音声情報記録/再生手段はシート状に構成され、
    前記シート基材は、情報を記入するための情報記入領域を有し、少なくとも前記情報記入領域に高分子素材が付与されている音声メッセージ伝達シート。
  2. 請求項1に記載の音声メッセージ伝達シートにおいて、
    前記音声情報記録/再生手段は、
    柔軟性を具備し、記録された音声情報が出力されるスピーカと、
    前記スピーカの周囲に設けられた振動板とを有し、
    前記シート基材は、前記スピーカに対向する領域に複数の微細な開口穴が形成され、該開口穴が形成されている領域には前記高分子素材が付与されていないことを特徴とする音声メッセージ伝達シート。
  3. 請求項2に記載の音声メッセージ伝達シートにおいて、
    前記シート基材は、前記振動板に対向する領域には前記高分子素材が付与されていないことを特徴とする音声メッセージ伝達シート。

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