JPH06135184A - 録音・再生カード - Google Patents

録音・再生カード

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Publication number
JPH06135184A
JPH06135184A JP4312824A JP31282492A JPH06135184A JP H06135184 A JPH06135184 A JP H06135184A JP 4312824 A JP4312824 A JP 4312824A JP 31282492 A JP31282492 A JP 31282492A JP H06135184 A JPH06135184 A JP H06135184A
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JP
Japan
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recording
operation member
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JP4312824A
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English (en)
Inventor
Yosuke Mizoguchi
洋介 溝口
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MATSUPU JAPAN KK
Original Assignee
MATSUPU JAPAN KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ユーザが簡単に録音でき、かつその録音した
音声等を再生できるようにした録音・再生カードを提供
すること。 【構成】 録音・再生カードは、面板1、回路板2、ベ
ース3を備え、回路板2を面板1とベース3の間に挟ん
で固定したことによりカード状に構成される。面板1に
は、再生タッチ・チップ用開孔10、録音スイッチ用開
孔11、再生スイッチ用開孔12、受光用開孔13が穿
設されている。回路板2は、マイクロホン51、ICト
ランジスタチップ52、ICメモリ53、アンプ54、
スピーカ55、バッテリ56等を搭載し、また録音接点
61、再生接点62、録音スイッチ63、放音スイッチ
64を設けている。録音操作部材(63、151)を操
作することで自分の音声等を録音でき、また再生操作部
材(64、101)を操作することで録音した音声等を
再生して受取人に聞かせることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、録音・再生カードに関
し、特にユーザにより非常に簡単に録音及び音響再生の
操作ができる録音・再生カードに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、誕生日や祭日(クリスマス、バ
レンタイン・デー)には、グリーテングカード等を郵送
することがよく行われている。このように郵送するカー
ドとしては、一枚のままで使用されるものと、二つ折り
にして使用されるものとの、二つのタイプに分かれてい
るが、良く使用されるカードは二つ折りのタイプのもの
である。
【0003】そして、このような二つ折りタイプのカー
ドの場合でも、その内側に「ハピー・バースデー」或い
は「メリー・クリスマス」等の如き簡単な文言が単に印
刷されているものが一般的である。
【0004】ところで、最近では、ミュージック・カー
ドと称するカードが提供されている。このミュージック
・カードは、上述した二つ折りタイプの形状をしてお
り、受取人がカードの表紙を開くと直ぐに音楽が再生さ
れるようになっている。このようなミュージク・カード
によれば、従来の簡単な文言を単に印刷したカード等と
は異なった機能を有するため、多くの人々に広く愛用さ
れてきている。
【0005】さらに、現代では比較的進歩した音響カー
ドが提案されている。この音響カードは、送り手が所望
の音声や音響或いは音楽を録音することが可能であり、
これを相手に送って音響再生させることができるため、
最近では利用者が増加しててきいる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ミュー
ジック・カードで音響再生される音楽は、メーカーが自
ら選び出したものであって、ユーザは選択することがで
きない。また、この種のミュージック・カードは、簡単
な音楽、或いは固定したタイプの機嫌伺いの文言が有る
のみで、カードを送った人が伝えたい心持ちを十分に表
現できなかった。すなわち、例えば結婚披露宴、転居、
一般のパーティー等の案内状に関しては、現在市場で販
売されているミュージック・カードでは、異なる状況に
応じて適用できる機能を備えていない上に、案内状を送
った人が自ら顔を出して案内するような誠意を表現でき
ないものであった。
【0007】また、上述した音響カードの場合には、所
望の音声、音響或いは音楽を録音させることができるた
め、上記ミュージック・カードのような不都合が少ない
ものの、所望の音声、音響或いは音楽を録音するために
専門の技術者等が特定の設備を操作しなければならず、
相当に手間がかかり不便であるとともに、このカードは
一回だけしか録音することができないという不都合があ
った。
【0008】本発明は、上述した従来のカードが有する
問題点に鑑みてなされたもので、その主な目的は、ユー
ザが簡単に録音し、かつその録音を音響再生できる録音
・再生カードを提供することにある。
【0009】本発明の他の目的は、誤動作を防止した録
音・再生カードを提供することにある。
【0010】本発明のさらに他の目的は、所定の光度の
光を検出した際に音響再生可能としした録音・再生カー
ドを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明による録音・再生カードは、再
生操作部材用の開孔が穿設された面板と、録音操作部材
及び再生操作部材をそれぞれ搭載するとともに、前記録
音操作部材の操作により録音動作を開始し、或いは再生
操作部材の操作により音響再生動作を開始する録音・再
生装置が搭載された回路板と、ベースとを備え、前記面
板または前記ベースに録音操作部材用の開孔を設けると
ともに、前記回路板を前記ベースと面板との間に固定し
てなることを特徴とするものである。
【0012】請求項2記載の録音操作部材は、録音タッ
チ・チップと録音接点から構成すればよい。
【0013】請求項3記載の録音操作部材は、プッシュ
スイッチが好適である。
【0014】請求項4記載の再生操作部材は、再生タッ
チ・チップと再生接点とから構成すればよい。
【0015】請求項5記載の再生操作部材は、プッシュ
スイッチが好適である。
【0016】請求項6記載の録音・再生装置は、音響を
取込み音響信号にするマイクロホンと、前記録音操作部
材の操作、または再生操作部材からの信号を受けて録音
動作または再生動作させるタイミング制御回路と、前記
タイミング制御回路の制御下に、マイクロホンからの音
響信号を受けて記憶手段に記録させ、或いは記憶手段に
記録した音響信号を再生する音声録音、再生回路と、前
記音声録音、再生回路からの再生された音響信号を音響
に変換するスピーカとを少なくとも備えて構成すればよ
い。
【0017】上記目的を達成するために、請求項7記載
の発明による録音・再生カードは、再生操作部材用の開
孔及び光センサ用の開孔が穿設された面板と、録音操作
部材、再生操作部材及び光センサをそれぞれ搭載すると
ともに、録音操作部材を操作することにより録音動作を
開始し、或いは光センサによる光検出、再生操作部材の
操作のいずれか一つで音響再生動作を開始する音響再生
動作を開始する録音・再生装置が搭載された回路板と、
ベースとを備え、前記面板或いは前記ベースに上記録音
操作部材の開孔を穿設するとともに、前記回路板を前記
ベースと面板との間に固定してなることを特徴とするも
のである。
【0018】上記目的を達成するために、請求項8記載
の発明による録音・再生カードは、第1の録音操作部材
用及び再生操作部材用の開孔が穿設された面板と、第1
の録音操作部材、第2の録音操作部材及び再生操作部材
をそれぞれ搭載するとともに、前記第1の録音操作部
材、第2の録音操作部材の双方を操作することにより録
音動作を開始し、或いは再生操作部材の操作により音響
再生動作を開始する録音・再生装置が搭載された回路板
と、前記第2の録音操作部材の開孔が穿設されたベース
とを備え、前記回路板を前記ベースと面板との間に固定
してなることを特徴とするものである。
【0019】上記目的を達成するために、請求項9記載
の本発明による録音・再生カードは、第1の録音操作部
材用及び再生操作部材用の開孔が穿設された面板と、第
1の録音操作部材、第2の録音操作部材、再生操作部材
及び光センサをそれぞれ搭載するとともに、前記第1の
録音操作部材、第2の録音操作部材の双方を操作するこ
とにより録音動作を開始し、或いは前記光センサーの光
検出時に前記再生操作部材を操作することにより音響再
生動作を開始する録音・再生装置が搭載された回路板
と、前記第2の録音操作部材の開孔が穿設されたベース
とを備え、前記回路板を前記ベースと面板との間に固定
してなることを特徴とするものである。
【0020】請求項10記載の録音・再生カードは、上
記ベースに設けられた録音操作部材用の開孔を、録音操
作後に遮蔽する遮蔽部材を設けたことを特徴とするもの
である。
【0021】また、請求項11記載の録音・再生カード
は、上記遮蔽部材が両面テープであることを特徴とする
ものである。
【0022】
【作用】請求項1記載の発明では、録音操作部材、再生
操作部材等を搭載し、かつ録音・再生装置を搭載した回
路板は前記ベースと面板との間に固定されることにより
カード状とし、かつ前記録音操作部材を発送人が操作す
ることにより発送人の所望の音響を簡単に録音でき、か
つ受取人が再生操作部材等を操作することにより、その
記録された音響を再生することができることになる。
【0023】そして、請求項2及び3では、録音操作部
材は、録音タッチ・チップと録音接点から構成され、或
いは一般のプッシュスイッチで構成することにより、こ
れを操作することにより録音動作をさせることができ
る。
【0024】また、請求項4及び5では、上記再生操作
部材を、再生タッチ・チップと再生接点とから構成する
か、或いは一般のプッシュスイッチで構成することによ
り、これを操作することにより再生動作をさせることが
できる。
【0025】さらに、請求項6では、録音・再生装置
は、録音操作部材を操作することにより、マイクロホン
を介して所望の音声等を記憶手段に記録させることがで
き、或いは再生操作部材を操作することにより前記記憶
手段に記録しておいた音響信号を読み出して変換し、ス
ピーカから音響に変換することができる。
【0026】請求項7記載の発明では、録音・再生カー
ドは、録音操作部材、再生操作部材及び光センサをそれ
ぞれ搭載し、光センサにより所定の光量を検出したとき
に音響再生を開始し、或いは再生操作部材を操作したと
きに音響再生を開始するようにしているため、種々の音
響再生を可能にできる。
【0027】請求項8記載の発明では、録音・再生カー
ドは、第1の録音操作部材、第2の録音操作部材及び再
生操作部材をそれぞれ搭載し、前記第1の録音操作部
材、第2の録音操作部材の双方を操作することにより録
音動作を開始するようにしているため、あやまって録音
操作部材を操作して録音が消去されてしまうことがなく
なる。
【0028】請求項9記載の発明では、録音・再生カー
ドは、第1の録音操作部材、第2の録音操作部材の双方
を操作することにより録音動作を開始し、或いは前記光
センサーの光検出時に前記再生操作部材を操作すること
により音響再生動作を開始するので、誤って操作部材を
操作しても録音、再生がされることがない。
【0029】請求項10記載の発明によれば、上記ベー
スに設けられた録音操作部材用の開孔が、録音操作後に
遮蔽部材によって遮蔽されるつので、録音後の誤作動が
防止される。
【0030】請求項11記載の発明によれば、上記遮蔽
部材が両面テープで構成されているので、本発明の録音
再生カードをグリーデングカードに張り付けることがで
きると同時に、その後の誤作動を防止することができ
る。
【0031】
【実施例】以下、本発明について添付した図面を参照し
て説明する。
【0032】図1〜図6は本発明の第1の実施例を説明
するために示す図である。ここでは、まず図1ないし図
3を使用して同実施例の構造を説明し、次に図4ないし
図6を使用して録音・再生装置の構成・動作について説
明することにする。
【0033】図1は本発明の録音・再生カードの実施例
を示す分解斜視図である。図2は本発明の実施例を示す
外観斜視図である。図3は本発明の実施例を示す断面図
であり、図3(a)が図2のA−A線断面図を、図3
(b)が同分解断面図を示している。
【0034】これらの図に示す録音・再生カードは、主
に、面板1、回路板2、ベース3、両面テープ4等を備
え、前記面板1とベース3との間に回路板2を挟み固定
することにより構成されている。
【0035】前記回路板2には、録音・再生装置5と、
この録音・再生装置5を録音動作或いは再生動作させる
各種操作部材6とが搭載されている。また、前記回路板
2には、前記録音・再生装置5を再生動作させる光を検
出する光センサ7が搭載されている。前記各種操作部材
6としては、録音接点61、再生接点62、録音スイッ
チ63、及び再生スイッチ64が挙げられる。また、録
音スイッチ63及び再生スイッチ64は、一般的なプッ
シュスイッチから構成すればよい。前記操作部材6の中
で、録音接点61、再生接点62、録音スイッチ63、
及び再生スイッチ64は、上記回路板2の表面の所定の
位置にそれぞれ配設されている。また、光センサ7は所
定の光度を検出できるものであり、例えばフォト・ダイ
オード、フォト・トランジスタ、或いはフォト・レジス
タで構成すれば良く、上記回路板2の表面の所定の位置
に配設されている。また、上記操作部材6の内で録音接
点61は、前記回路板2の裏面に設置してある。
【0036】また、録音・再生装置5は、マイクロホン
51、ICトランジスタチップ52、ICメモリ53、
アンプ54、スピーカ55、バッテリ56等からなり、
上記回路板2の上に搭載されている。
【0037】前記面板1は、前記回路板2の前記録音接
点61、再生接点62、録音スイッチ63、再生スイッ
チ64及び光センサ7に対応する位置には、再生タッチ
・チップ用開孔10、録音スイッチ用開孔11、再生ス
イッチ用開孔12、受光用開孔13、マイク用小孔群1
6が穿設されている。また、前記再生タッチ・チップ用
開孔10と再生接点62との間には再生タッチ・チップ
101が設けられている。そして、再生タッチ・チップ
101の内側表面は金属膜で被し、或いは金属チップで
代用している。そして、再生タッチ・チップ101に触
れ押さえた時には、前記回路板2の上の再生接点62に
触れて、回路を通じさせ予め録音した音声等を再生でき
るようになっている。
【0038】上記面板1にはフック14aが設けてあ
り、ベース3の側壁に設けたフック孔14bに前記フッ
ク14aを嵌入することにより、面板1とベース3との
間に回路板2を挟んで密着し、或いは接着材、高周波融
合等の方式で結合されるようになっている。上記ベース
3には、録音タッチ・チップ用開孔15が所定の位置に
穿設されており、この録音タッチ・チップ用開孔15の
位置に録音タッチ・チップ151を設けている。この録
音タッチ・チップ151の内側表面は金属膜で被し、或
いは金属チップで代用している。この録音タッチ・チッ
プ151が触れ押さえられた時には、録音タッチ・チッ
プ151が上記の録音接点61に触れることになり、前
記録音・再生装置5の録音系統を作動させてユーザーの
音声を録音できるようにしてある。
【0039】なお、録音タッチ・チップ151、あるい
は再生タッチ・チップ101を、録音・再生装置5を動
作させるスイッチとして使用するときには、まず録音タ
ッチ・チップ151により予め音声を録音し、その録音
が終了した段階で両面テープ4でベース3の底部から貼
る。これにより、誤って、録音タッチ・チップ151を
押下したため、既に録音されている音声が消去されるの
を防止している。
【0040】すなわち、両面テープ4は、録音された音
声が消されないようにするための遮蔽部材としての役割
を果たす。また、カードの上或いは色々なプレゼント・
ボックスの上に貼り付けるために、使用できる。
【0041】図4は本発明の録音・再生カードの実施例
を構成する録音・再生装置5を示すブロック図である。
【0042】図1では、録音・再生装置5は、マイクロ
ホン51、ICトランジスタチップ52、ICメモリ5
3、アンプ54、スピーカ55及びバッテリ56等から
なるが、図4に示す音声録音、再生回路57は、ICメ
モリ53を除き、ICトランジスタチップ52内に構成
されている。また、タイミング制御回路58及び昇圧回
路59も、ICトランジスタチップ52内に構成されて
いる。
【0043】昇圧回路59は、バッテリ56からの電圧
を所定の電圧に変換してアンプ54、タイミング制御回
路58に供給できる。バッテリ56は、音声録音、再生
回路57のICメモリ53に電力を供給している。
【0044】タイミング制御回路58には、録音接点6
1及び再生接点62が接続されており、かつ光センサ
7、録音スイッチ63及び再生スイッチ64が接続され
ている。タイミング制御回路58は、録音接点61また
は録音スイッチ63が押下されたときに、音声録音、再
生回路57を録音動作とさせる。また、タイミング制御
回路58は、再生接点62または再生スイッチ64が押
下されたときに、音声録音、再生回路57を再生動作さ
せる。
【0045】音声録音、再生回路57は、録音動作とな
ったときには、マイクロホン51からの音声を所定のタ
イミングで取込み、所定の変換をしてICメモリ53に
記憶させる。また、音声録音、再生回路57は、再生動
作となったときには、ICメモリ53からの録音データ
を読み出して所定の変換をした後に、アンプ54に供給
できる。音声録音、再生回路57からの再生信号は、ア
ンプ54で増幅された後に、スピーカ55で音声に変換
されるようになっている。
【0046】図5は、上記録音・再生装置5における昇
圧回路59の一部と、タイミング制御回路58の要部を
詳細に示す回路図である。
【0047】図5において、タイミング制御回路58
は、次のように構成されている。すなわち、PNP型ト
ランジスタTR1は、そのエミッタを電源Vccに接続し
ている。また、EOS(End Of Sample )信号が抵抗R
18を介してトランジスタTR1のベースに供給されるよ
うになっており、トランジスタTR1のコレクタは抵抗
R8・発光ダイオードL1を介して接地されるとともに、
抵抗R9・マイクロホン51を介して接地されている。
マイクロホン51の出力は、コンデンサC9を介して取
り出し、音声録音、再生回路57に供給できる。このト
ランジスタTR1は、EOS(End Of Sample )信号が
“1(High)”のときにオンとなって、マイクロホン5
1を使用できるようにするとともに、トランジスタTR
2をオンにできる。
【0048】NPN型トランジスタTR2は、スタンバ
イ(STAND BY) 信号を形成するものであり、そのエミッ
タ接地してあり、かつそのコレクタからスタンバイ信号
を取り出せるようになっている。このトランジスタTR
2のコレクタ・エミッタ間にはコンデンサC4を接続して
あり、電源Vccに接続された抵抗R7との作用によっ
て、前記トランジスタTR2がオフとなった時点から一
定時間スタンバイ信号を“0(Low)”に維持できる。
なお、トランジスタTR2のベースは、昇圧回路59の
トランジスタTR3のベースにも接続されており、トラ
ンジスタTR2がオンのときにはトランジスタTR3もオ
ンになる。
【0049】トランジスタTR2のベースは、抵抗R5を
介して反転回路U3の出力に接続されている。反転回路
U3の入力端子は、抵抗R4を介して電源Vccに接続され
るとともに、図示方向の極性に配置したダイオードD
5、D6を介してリセット(RESET)信号、スタート(STAR
T)信号の出力端子にそれぞれ接続されている。したがっ
て、前記リセット信号、スタート信号のいずれか一方が
“0”になると、反転回路U3から“1”が出力される
ことになり、トランジスタTR2がオンとなる。
【0050】録音接点61は、トランジスタTR4のベ
ースに接続されており、録音タッチ・チップ151が押
下されたことを、トランジスタTR4、TR5と、抵抗R
11、R13とを備えた回路により検出できる。このトラン
ジスタTR5はエミッタを接地し、コレクタを端子とし
て使用している。
【0051】このトランジスタTR5のコレクタ・エミ
ッタ間には録音スイッチ63が並列に接続されており、
かつコンデンサC1も並列接続されている。このコンデ
ンサC1は、トランジスタTR5または録音スイッチ63
がオフとなった時点から一定時間“0”の状態を保持す
る作用をする。このコンデンサC1の一端は、リセット
信号の出力端子に接続されている。また、同様にコンデ
ンサC1の一端は、コンデンサC2・抵抗R1を介して接
地されている。このコンデンサC2・抵抗R1の接続部
は、反転回路U1の入力端子に接続されている。
【0052】反転回路U1の出力端子は、コンデンサC1
1を介して接地されるとともに、反転回路U2の入力端子
に接続されている。反転回路U2の出力端子は、レコー
ド(RECORD;録音) 信号の出力端子に接続されている。し
たがって、コンデンサC2に充電電流が流れて抵抗R1に
電圧が表れている期間、反転回路U2の出力端子は
“1”が出力される。
【0053】また、反転回路U2の出力端子は、コンデ
ンサC3・抵抗R2を介して接地さている。このコンデン
サC3・抵抗R2の接続点が反転回路U4の入力端子に接
続されている。また、反転回路U4の出力端子は、抵抗
R3を介してスタート信号用の端子に接続されている。
【0054】また、再生接点62はトランジスタTR6
のベースに接続されており、再生タッチ・チップ101
が押下されたことをトランジスタTR6で検出できる。
トランジスタTR6のベースは、抵抗R12を介して接地
されるとともに、コンデンサC10を介して光センサ7で
あるホトトランジスタのエミッタに接続されている。な
お、光センサ7であるホトトランジスタのコレクタは電
源Vccに接続されている。
【0055】また、トランジスタTR6のエミッタは接
地されている。トランジスタTR6のコレクタは再生動
作用の操作信号を出力するものであり、スタート信号用
の端子に接続されている。また、トランジスタTR6の
コレクタ・エミッタ間には、再生スイッチ64が並列接
続されている。そして、再生タッチ・チップ101が押
下され、あるいは光センサ7が所定の光度を検出したと
きに、トランジスタTR6はオンとなり、スタート信号
を出力する。なお、再生スイッチ64がオンになっても
同様にスタート信号を出力する。
【0056】また、昇圧回路59の一部構成について
は、次のとおりである。図示しない発生源からのパルス
は反転回路U5、U6の入力端子に供給される。反転回路
U5の出力端子はコンデンサC5を介して図示の方向の極
性で配置されたダイオードD1のカソード、ダイオード
D2のアノードの接続点に接続されている。ダイオード
D1のアノードは電源VCCに接続され、ダイオードD2の
カソードは高電圧(HV+)出力端子に接続される。ダイオ
ードD2のカソードは、平滑コンデンサC6を介してトラ
ンジスタTR3のコレクタに接続される。
【0057】また、反転回路U6の出力端子はコンデン
サC7を介して図示の方向に配置されたダイオードD4の
カソード、ダイオードD3のアノードの接続点に接続さ
れている。ダイオードD3のカソードはトランジスタT
R3のコレクタに接続され、ダイオードD4のアノードは
高電圧(HV-) 出力端子に接続される。また、ダイオード
D4のアノードは、平滑コンデンサC8を介してトランジ
スタTR3のコレクタに接続される。トランジスタTR3
は、そのエミッタを接地しており、トランジスタTR2
のオンに伴ってオンとなる。
【0058】上述したような構成の実施例の動作を図1
ないし図5を基に、図6を参照して説明する。
【0059】図6は本発明の録音・再生装置5の動作を
説明するためのタイミングチャートである。ここで、図
6(a)は録音動作を説明するための図であり、また、
図6(b)は再生動作を説明するための図である。
【0060】<録音動作>図1ないし図5に示す実施例
の録音動作を、図6(a)のタイミングチャートを参照
しながら説明する。
【0061】(1) 録音タッチ・チップ151が押下
され(時刻t1)、これがトランジスタTR4、TR5に
より検出されてトランジスタTR5がオンとなると(あ
るいは録音スイッチ63を押下すると)、リセット信号
(RESET)は“0”となる(時刻t1)。また、録音タッ
チ・チップ151を放すと(時刻t2)、録音接点61
の短絡が解除されるので、これがトランジスタTR4、
TR5により検出されてトランジスタTR5がオフとなる
と(あるいは録音スイッチ63を押下することを止める
と)、コンデンサC1の遅延充電時間(τ1)の経過後
(時刻t3 )、リセット信号は“1”に戻る。
【0062】(2) また、リセット信号が“0”から
“1”になると(時刻t3)、コンデンサC2が充電され
ることになり、レコード信号(RECORD)は“0”から
“1”に変化し、かつこのコンデンサC2の充電されて
いる期間、レコード信号(RECORD)は“1”を一定時間継
続する(時刻t3〜t4よりやや過ぎた時点)。
【0063】(3) レコード信号が“0”から“1”
となった時点(時刻t3)から一定時間経過後(時刻t
4)、抵抗R2及びコンデンサC3の時定数で決定される
期間τ2だけコンデンサC3が充電され、この充電期間τ
2の所定の期間だけ(時刻t4〜t5)、スタート信号が
“0”となる。
【0064】(4) また、リセット信号が“1”から
“0”に変化し(時刻t1)、“0”から“1”に変化
すると(時刻t3)、この期間において(時刻t1〜t
3)、前記リセット信号がダイオードD5、反転回路U
3、抵抗R5の経路を通してトランジスタTR2のベース
に供給されて、トランジスタTR2がオンを継続する。
これにより、スタンバイ信号は、“1”から“0”にな
る。また、トランジスタTR3もオンとなり、昇圧回路
59から高圧電源(HV+、HV-)が出力されて必要な回
路(例えばタイミング制御回路58等)に電力が供給さ
れる。
【0065】また、スタンバイ信号は、時刻t3〜t4の
期間、抵抗R7とコンデンサC4の作用により、“0”を
継続する。
【0066】さらに、時刻t4を経過後に、スタート信
号が“0”となっている期間(時刻t4〜t5)、このス
タート信号がダイオードD6、反転回路U3、抵抗R5の
経路を通してトランジスタTR2のベースに供給され
て、トランジスタTR2のオンを継続する。したがっ
て、スタンバイ信号は、時刻t4〜t5の期間も“0”を
継続する。
【0067】(5) このような状態において、スター
ト信号が既に“0”になっているので、EOS(End of
Sample )信号が“1”から“0”に変化し(時刻t
6)、このEOS信号がトランジスタTR1、抵抗R6を
介してトランジスタTR2,TR3のベースに供給され
る。したがって、スタンバイ信号は、時刻t6以降、ず
っと“0”を維持する。なお、スタンバイ信号は、時刻
t5〜t6の間、抵抗R7及びコンデンサC4の作用で
“0”を継続している。
【0068】(6) EOS信号が“1”から“0”に
変化すると(時刻t6)、マイクロホン51の使用が可
能になり、この時点t6から録音が可能になる。すなわ
ち、この時点t6からマイクロホン51に向かって所望
の文言の音声や音楽を与えると、その音声等の信号は、
音声録音、再生回路57に入力されて変換され、ICメ
モリ53に記憶される。
【0069】(7) タイミング制御回路58等で形成
される録音時間(期間τa)が終了すると(時刻t
8)、EOS信号が“0”から“1”に変わるため、ト
ランジスタTR1がオフとなってマイクロホン51の使
用が不能になる。また、トランジスタTR2は、既にリ
セット信号も“1”に変化し(時刻t3)、かつスター
ト信号とも“1”に変化しているから(時刻t5)、ト
ランジスタTR1がオフになるとオフになり、スタンバ
イ信号も“0”から“1”になる(時刻t9)。これに
より、録音が終了する。
【0070】また、トランジスタTR3もオフとなっ
て、バッテリ56の余分な消耗をなくすことができる。
【0071】なお、上記第1の実施例では、録音タッチ
・チップ151或いは録音スイッチ63のいずれを押下
しても録音動作を開始するようになっている。
【0072】<再生動作>図1ないし図5に示す実施例
の再生動作について、図6(b)のタイミングチャート
を参照して説明する。
【0073】(1) まず、再生タッチ・チップ101
が押下されると(時刻t11)、これがトランジスタTR
6で検出されてトランジスタTR6がオンとなり(あるい
は再生スイッチ64が押下されると)、スタート信号は
“1”から“0”になる。
【0074】(2) スタート信号が“1”から“0”
に変化すると(時刻t11)、これがダイオードD6、反
転回路U3、抵抗R5の経路を介してトランジスタTR
2,TR3のベースに供給される。これにより、トランジ
スタTR2,TR3がオンとなる。すると、トランジスタ
TR2のオン動作により、スタンバイ信号を“1”から
“0”に変化させる(時刻t11)。また、トランジスタ
TR3のオン動作により、昇圧回路59は、高圧電源(H
V+,HV-)を必要とする回路(例えばアンプ54、タイ
ミング制御回路58等)に電力を供給される。
【0075】(3) スタート信号が“1”から“0”
に変化し、かつスタンバイ信号が“1”から“0”に変
化した後(時刻t11)の一定時間経過後(時刻t12)、
EOS信号は“1”から“0”に変化する。このように
EOS信号が“1”から“0”に変化すると、これがト
ランジスタTR1をオンとするので、トランジスタTR
2,TR3のオンを継続させることになり、スタンバイ信
号の“0”を継続させることになる。
【0076】(4) これにより、音声録音、再生回路
57は、ICメモリ53から既に録音されている音声等
のデータを読み出し、これを音声等の音響信号に変換し
てアンプ54に供給する。アンプ54では、音響信号を
増幅してスピーカ55を駆動する。これにより、カード
を送った人が自ら録音したメッセージや音楽等がスピー
カ55から音響となって再生される。したがって、カー
ドを受け取った人は、カードを送ってくれた人の誠意を
十分に受けることができる。
【0077】(5) 一定の再生時間τbが終了すると
(時刻t14)、タイミング制御回路58から再生が終了
のEOS信号が出力されて、EOS信号を“0”から
“1”に変化させ、この結果、スタンバイ信号も“0”
から“1”に変化させる(時刻t15)。したがって、ト
ランジスタTR3もオフとなるから、バッテリ56の余
分な消耗がなくなる。
【0078】なお、上記第1の実施例では、再生タッチ
・チップ101または再生スイッチ64の押下で再生動
作をスタートさせているが、これらと同様に、光センサ
7が一定の光量を検出したときのみでも再生動作を開始
するようになっている。すなわち、この第1の実施例で
は、再生タッチ・チップ101を押下しても再生動作が
スタートし、または再生スイッチ64を押下しても再生
動作がスタートしたが、光センサ7が一定の光量を検出
しても再生動作がスタートする。したがって、この光セ
ンサ7の特性を利用し、録音・再生カードの面板1の上
に表紙を設け、カードを受け取った人が明るい所で前記
表紙を開けると、再生動作が開始するようにすることも
できる。
【0079】このように上記第1の実施例では、当該録
音・再生カードについて、カードの発送人が録音操作部
材を操作することにより発送人自らが当該カードに所定
のメッセージや音楽等を録音することができ、またカー
ドの受取人が再生操作部材を操作し、或いは一定の光量
のある場所にカードを置き光センサに一定の光量を入射
させることにより、カードを送った発送人が予め録音し
たメッセージや音楽等を再生して聞くことができること
になる。
【0080】次に、本発明の第2の実施例を説明する。
【0081】この第2の実施例は、機構的な特徴として
は、図1に示す第1の実施例から再生タッチ・チップ1
01及び再生接点62を省略している点にある。
【0082】また、当該第2の実施例の回路的な特徴と
して、録音動作については録音スイッチ(第1の操作部
材)及び録音タッチ・チップ(第2の操作部材)を同時
に押下しないと録音動作を開始しないようにしたこと、
及び再生動作については当該録音・再生カードの面板の
表面に表紙を設け、明るい場所において当該カードの表
紙を明けたことにより光センサが一定量以上の光量を検
出し、かつその検出時に再生スイッチを押下することに
より、再生動作が開始するようにした点にある。
【0083】それでは、以下に図7の回路図を参照しな
がら第2の実施例のタイミング制御回路の構成を説明す
る。
【0084】図7に示すタイミング制御回路58’が、
図5に示す回路と異なることろは、再生タッチ・チップ
101及び再生接点62を省略した点と、録音スイッチ
(第1の操作部材)63の押下と録音タッチ・チップ
(第2の操作部材)151とが同時に押下されたとき以
外には録音キーが“1”から“0”に変化しないように
した点と、光センサ7が一定量以上の光量を検出し、か
つその検出時点に再生スイッチ64を押下したことによ
り、再生動作が開始するようにした点にあり、他の回路
構成には変更がない。したがって、図5に示した構成部
材には、同一の符号を付して説明を省略する。
【0085】図7に示すタイミング制御回路58’の録
音制御系において、トランジスタTR5のコレクタは抵
抗R20を介して電源Vccに接続されるとともに、オア回
路U20の一方の入力端子に接続されている。また、録音
スイッチ63と抵抗R21との直列体は、電源Vccとアー
スとの間に接続されている。録音スイッチ63と抵抗R
21の接続部は抵抗R22を介してオア回路U20の他方の入
力端子に接続されている。このオア回路U20の他方の入
力端子はコンデンサC20を介して接地されている。前記
オア回路U20の出力端子は、リセット端子に接続される
とともに、コンデンサC1を介して接地され、かつコン
デンサC2を介して反転回路U1の入力端子に接続されて
いる。ここで、コンデンサC20と抵抗R22とは録音スイ
ッチ63のチャタリングを取り除くために使用される。
【0086】また、同タイミング制御回路58’の再生
制御系において、トランジスタTR6のコレクタは抵抗
R23を介して電源Vccに接続されるとともに、オア回路
U21の一方の入力端子に接続されている。また、再生ス
イッチ64と抵抗R24との直列体は、電源Vccとアース
との間に接続されている。再生スイッチ64と抵抗R24
の接続部は抵抗R25を介してオア回路U21の他方の入力
端子に接続されている。このオア回路U21の他方の入力
端子はコンデンサC21を介して接地されている。前記オ
ア回路U21の出力端子は、スタート端子に接続されると
ともに、反転回路U4の出力端子に接続されている。こ
こで、コンデンサC21と抵抗R25とは再生スイッチ64
のチャタリングを取り除くために使用される。なお、光
センサ7のフォトトランジスタのエミッタは、直接、ト
ランジスタTR6のベースに接続されるようにする。
【0087】このような第2の実施例の作用を図7及び
図6を参照して説明する。
【0088】<録音動作>この実施例では、録音タッチ
・チップ151を押下すると、トランジスタTR4,T
R5がオンとなって、オア回路U20の一方の入力端子に
は、“0”が入力される。しかしながら、録音スイッチ
63が押下されていないので、オア回路U20の他方の入
力端子が“1”であり、オア回路U20の出力は“1”が
出力される。したがって、録音動作は開始されない。
【0089】同様に、録音スイッチ63を押下すると、
オア回路U20の他方の入力端子には“0”が入力される
が、録音タッチ・チップ151が押下されていないので
トランジスタTR4,TR5がオフとなってオア回路U20
の一方の入力端子には“1”が入力される。したがっ
て、オア回路U20の出力は、“1”となるので、録音動
作は開始されない。
【0090】ここで、録音タッチ・チップ151を押下
されるとトランジスタTR4,TR5がオンとなってオア
回路U20の一方の入力端子には“0”が入力される。こ
れと同時に、録音スイッチ63を押下すると、オア回路
U20の他方の入力端子には“0”が入力されることにな
る。したがって、オア回路U20の出力は、“0”とな
る。つまり、録音タッチ・チップ151を押下してトラ
ンジスタTR4,TR5がオンとなり、かつ録音スイッチ
63が押下された時点で(図6(a)の時刻t1)、オ
ア回路U20の出力が“0”となり(図6(a)の時刻t
1)、両者が共に押下されている期間だけオア回路U20
の出力が“0”を継続する(図6(a)の時刻t1〜t
2)。
【0091】このようにオア回路U20から録音スタート
信号が出力されると、以後、図6(a)に示すように、
上述の第1の実施例と同様に動作して録音が可能にな
る。
【0092】<再生動作>この実施例では、光センサ7
が一定の光量を検出すると、トランジスタTR6がオン
となって、オア回路U21の一方の入力端子には、“0”
が入力される。しかしながら、再生スイッチ64が押下
されていないので、オア回路U21の他方の入力端子が
“1”であり、オア回路U21の出力は“1”が出力され
る。したがって、再生動作は開始されない。
【0093】同様に、再生スイッチ64を押下すると、
オア回路U21の他方の入力端子には“0”が入力される
が、光センサ7が一定の光量を検出していない場合には
トランジスタTR6がオフとなってオア回路U21の一方
の入力端子には“1”が入力されることになる。したが
って、オア回路U21の出力は、“1”となるので、再生
動作は開始されない。
【0094】ここで、光センサ7が一定の光量を検出す
ると、トランジスタTR6がオンとなってオア回路U21
の一方の入力端子には“0”が入力される。これと同時
に、再生スイッチ64を押下すると、オア回路U21の他
方の入力端子にも“0”が入力される。したがって、オ
ア回路U21の出力は、“0”となる。つまり、光センサ
7が一定の光量を検出したことによりトランジスタTR
6がオンとなり、かつ再生スイッチ64が押下されてい
るときに、オア回路U21の出力が“0”となり(図6
(b)の時刻t11)、光センサ7が光を検出し、かつ再
生スイッチ64を押下している期間だけオア回路U21の
出力が“0”を継続する(図6(b)の時刻t11〜t1
3)。
【0095】このようにオア回路U21から再生スタート
信号が出力されると、以後、図6(b)に示すように、
上述の第1の実施例と同様に動作して再生が可能にな
る。
【0096】このような第2の実施例によれば、誤って
スイッチの一つを押下しても、録音、再生動作が開始せ
ず、録音、再生が確実になる。
【0097】
【発明の効果】以上で説明したように、本発明によれ
ば、次のような効果を奏する。
【0098】請求1記載の録音・再生カードによれば、
ユーザが録音操作部材を操作することによりユーザー自
らカードに所定のメッセージや音楽等を録音することが
でき、しかも受取人が再生操作部材を操作することによ
りカードを送った人が予め録音したメッセージや音楽等
を再生して聞くことができる。
【0099】請求項2記載の録音操作部材によれば、録
音タッチ・チップと録音接点から構成されるので、操作
性がよい。
【0100】請求項3記載の録音操作部材は、一般のプ
ッシュスイッチであるので、部品の入手が簡単であり、
部品代が安価である。
【0101】請求項4記載の再生操作部材は、再生タッ
チ・チップと再生接点とから構成したので、操作性がよ
い。
【0102】請求項5記載の再生操作部材は、一般のプ
ッシュスイッチであるので、部品の入手が簡単であり、
部品代が安価である。
【0103】請求項6記載の録音・再生装置は、マイク
ロホンと、タイミング制御回路と、マイクロホンからの
音響信号を受けて記憶手段に記録させ、あるいは記憶手
段に記録した音響信号を再生する音声録音、再生回路
と、スピーカとを少なくとも備えているので、録音が可
能となるとともに、確実に再生ができる。
【0104】請求項7記載の録音・再生カードよれば、
ユーザー自らカードに所定のメッセージや音楽等を録音
することができ、しかも光センサで光を検出したとき、
または再生操作部材を操作したとき、再生動作をするよ
うにしたので、種々の再生動作の形態をとることができ
る。
【0105】請求項8記載の録音・再生カードによれ
ば、前記第1の録音操作部材、第2の録音操作部材の双
方を操作することにより録音動作を開始し、或いは再生
操作部材の操作により音響再生動作を開始するようにし
たので、誤って一つの録音操作部材を操作しても録音が
開始せず、録音を確実に保持しておくことができる。
【0106】請求項9記載の録音・再生カードによれ
ば、前記光センサーの光検出時に前記再生操作部材を操
作しなければ音響再生動作を開始しないので、誤って光
に晒しても或いは再生操作部材を操作しても、再生が開
始せず、誤って再生して電池等がなくなることがない。
【0107】請求項10記載の録音・再生カードによれ
ば、上記ベースに設けられた録音操作部材用の開孔が、
録音操作後に遮蔽部材によって遮蔽されるつので、録音
後の誤作動が防止される。
【0108】請求項11記載の録音・再生カードによれ
ば、上記遮蔽部材が両面テープで構成されているので、
本発明の録音再生カードをグリーデングカードに張り付
けることができると同時に、その後の誤作動を防止する
ことができる。
【0109】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る録音・再生カードの第1実施例を
示す分解斜視図である。
【図2】本発明の第1実施例の外観を示す斜視図であ
る。
【図3】(a)は図2のA−A線断面図、(b)はその
分解断面図である。
【図4】同実施例の録音・再生用回路を示すブロック図
である。
【図5】同実施例のタイミング制御回路及び昇圧回路の
一部を示す回路図である。
【図6】(a)は同実施例の録音動作を説明するために
示すタイミングチャート、(b)は再生動作を説明する
ために示すタイミングチャートである。
【図7】本発明の第2の実施例で使用するタイミング制
御回路の構成例を示す回路図である。
【符号の説明】
1 面板 2 回路板 3 ベース 4 両面テープ 5 録音・再生装置 6 操作部材 7 光センサ 10 再生タッチ・チップ用開孔 11 録音スイッチ用開孔 12 再生スイッチ用開孔 13 受光用開孔 15 録音タッチ・チップ用開孔 51 マイクロホン 52 ICトランジスタチップ 53 ICメモリ 54 アンプ 55 スピーカ 56 バッテリ 57 音声録音、再生回路 58 タイミング制御回路 58’ タイミング制御回路 59 昇圧回路 61 録音接点(一方の録音操作部材) 62 再生接点(一方の再生操作部材) 63 録音スイッチ(録音操作部材) 64 再生スイッチ(再生操作部材) 101 再生タッチ・チップ(他方の再生操作部材) 151 録音タッチ・チップ(他方の録音操作部材)

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 再生操作部材用の開孔が穿設された面板
    と、 録音操作部材及び再生操作部材をそれぞれ搭載するとと
    もに、前記録音操作部材の操作により録音動作を開始
    し、或いは再生操作部材の操作により音響再生動作を開
    始する録音・再生装置が搭載された回路板と、 ベースとを備え、 前記面板または前記ベースに録音操作部材用の開孔を設
    けるとともに、前記回路板を前記ベースと面板との間に
    固定してなることを特徴とする録音・再生カード。
  2. 【請求項2】 上記録音操作部材は、録音タッチ・チッ
    プと録音接点から構成したことを特徴とする請求項1記
    載の録音・再生カード。
  3. 【請求項3】 上記録音操作部材は、プッシュスイッチ
    であることを特徴とする請求項1記載の録音・再生カー
    ド。
  4. 【請求項4】 上記再生操作部材は、再生タッチ・チッ
    プと再生接点とから構成したことを特徴とする請求項1
    または2または3記載の録音・再生カード。
  5. 【請求項5】 上記再生操作部材は、プッシュスイッチ
    であることを特徴とする請求項1または2または3記載
    の録音・再生カード。
  6. 【請求項6】 上記録音・再生装置は、音響を取込み音
    響信号にするマイクロホンと、前記録音操作部材の操
    作、または再生操作部材からの信号を受けて録音動作ま
    たは再生動作させるタイミング制御回路と、前記タイミ
    ング制御回路の制御下に、マイクロホンからの音響信号
    を受けて記憶手段に記録させ、或いは記憶手段に記録し
    た音響信号を再生する音声録音、再生回路と、前記音声
    録音、再生回路からの再生された音響信号を音響に変換
    するスピーカとを少なくとも備えたことを特徴とする請
    求項1乃至5のいずれか1つに記載の録音・再生カー
    ド。
  7. 【請求項7】 再生操作部材用の開孔及び光センサ用の
    開孔が穿設された面板と、 録音操作部材、再生操作部材及び光センサをそれぞれ搭
    載するとともに、録音操作部材を操作することにより録
    音動作を開始し、或いは光センサによる光検出、再生操
    作部材の操作のいずれか一つで音響再生動作を開始する
    音響再生動作を開始する録音・再生装置が搭載された回
    路板と、 ベースとを備え、 前記面板或いは前記ベースに上記録音操作部材の開孔を
    穿設するとともに、前記回路板を前記ベースと面板との
    間に固定してなることを特徴とする録音・再生カード。
  8. 【請求項8】 第1の録音操作部材用及び再生操作部材
    用の開孔が穿設された面板と、 第1の録音操作部材、第2の録音操作部材及び再生操作
    部材をそれぞれ搭載するとともに、前記第1の録音操作
    部材、第2の録音操作部材の双方を操作することにより
    録音動作を開始し、或いは再生操作部材の操作により音
    響再生動作を開始する録音・再生装置が搭載された回路
    板と、 前記第2の録音操作部材の開孔が穿設されたベースとを
    備え、 前記回路板を前記ベースと面板との間に固定してなるこ
    とを特徴とする録音・再生カード。
  9. 【請求項9】 第1の録音操作部材用及び再生操作部材
    用の開孔が穿設された面板と、 第1の録音操作部材、第2の録音操作部材、再生操作部
    材及び光センサをそれぞれ搭載するとともに、前記第1
    の録音操作部材、第2の録音操作部材の双方を操作する
    ことにより録音動作を開始し、或いは前記光センサーの
    光検出時に前記再生操作部材を操作することにより音響
    再生動作を開始する録音・再生装置が搭載された回路板
    と、 前記第2の録音操作部材の開孔が穿設されたベースとを
    備え、 前記回路板を前記ベースと面板との間に固定してなるこ
    とを特徴とする録音・再生カード。
  10. 【請求項10】 上記ベースに設けられた録音操作部材
    用の開孔を、録音操作後に遮蔽する遮蔽部材を設けたこ
    とを特徴とする請求項1乃至9のうちいずれか1つに記
    載の録音・再生カード。
  11. 【請求項11】 上記遮蔽部材が両面テープであること
    を特徴とする請求項10記載の録音・再生カード。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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