JP2007007177A - 額縁用マット部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】 所望のデザインの額縁を用いた場合であっても音声情報を出力する。
【解決手段】 被装飾体を支持して額縁に嵌め込まれる額縁用マット部材に、音声情報が記録され、この音声情報が出力可能な音声情報再生部10を埋め込む。
【選択図】図1

Description

本発明は、額縁に嵌め込まれる額縁用マット部材に関する。
従来より、展覧会等にて飾られる絵画は、額縁に入れられた状態で飾られる場合が多い。また、一般家庭やオフィスあるいは店舗等においても、写真や絵画を額縁に入れて飾ることが行われている。写真や絵画を額縁に入れる場合は、額縁に嵌め込み可能な額縁用マット部材によって、写真や絵画を額縁に設けられた開口窓部から視認可能となるように支持することになる。
ここで、近年においては、額縁内に音声情報の記録、出力が可能な音声装置を内蔵しておき、センサーにて人が近づいたことを検知した場合に音声情報を出力する額縁が考えられている(例えば、特許文献1,2参照。)。このような額縁を用いれば、額縁に入れられた写真や絵画をただ視覚によって鑑賞するだけでなく、その写真や絵画についての情報を音声として聞くことができるようになる。
特開平10−225349号公報 実開平5−48761号公報
しかしながら、上述したような音声装置が内蔵された額縁を用いて写真や絵画を飾る場合、音声情報を出力可能としながら写真や絵画を入れる額縁を異なるデザインのものに取り替えるためには、音声装置が内蔵された額縁の中からしかそのデザインを選択することができず、所望のデザインを選択することができない虞れがある。また、音声装置が内蔵された額縁は、一般的な額縁と比較して音声装置が内蔵されている分コストが高いものとなるため、購入価格が高いものとなってしまうという問題点がある。
本発明は、上述したような従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたものであって、所望のデザインの額縁を用いた場合であっても音声情報を出力することができる額縁用マット部材を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、
開口窓部を有する額縁に嵌め込まれ、被装飾体を前記開口窓部から視認可能となるように支持する額縁用マット部材であって、
音声情報が記録され、該音声情報を出力する音声情報再生手段が埋め込まれている。
上記のように構成された本発明においては、額縁に設けられた開口窓部から被装飾体が視認可能となるように被装飾体を支持して額縁に嵌め込まれ、この状態で、額縁用マット部材に埋め込まれた音声情報再生手段から音声情報が出力される。
このように、被装飾体を支持して額縁に嵌め込まれる額縁用マット部材に、音声情報が記録され、この音声情報が出力可能な音声情報再生手段が埋め込まれているので、一般的な額縁にこの額縁用マット部材を嵌め込んで用いることで、額縁に入れられた被装飾体をただ視覚によって鑑賞するだけでなく、その被装飾体についての情報を音声として聞くことができるようになる。
また、音声情報再生手段は、複数層に挟み込まれた状態で埋め込まれ、
前記複数層のうち前記音声情報再生手段に対して前記開口窓部とは反対側の層は、音声情報を出力する音声出力部に対向する領域に穴部を有することを特徴とする。
このような構成とした場合は、音声出力部から出力された音声情報が、音声情報再生手段を挟み込む複数層のうち音声情報再生手段に対して開口窓部とは反対側の層に形成された穴部を介して外部に出力されることになり、それにより、開口窓部側からの外観を損なうことなく、音声出力部から出力された音声情報が鮮明に聞こえることになる。
また、音声情報再生手段は、非接触型情報記録媒体から非接触状態にて情報を読み取る第1の情報読取部を有し、該第1の情報読取部にて予め決められた情報が読み取られた場合に音声情報を出力することを特徴とする。
このような構成とした場合は、予め決められた情報が書き込まれた非接触型情報記録媒体を所持する鑑賞者が近づいた場合に音声情報が出力されることになる。
また、音声情報再生手段は、非接触型情報記録媒体から非接触状態にて情報を読み取る第2の情報読取部を有し、該第2の情報読取部にて読み取られた情報に対応づけて記録された音声情報を出力することを特徴とする。
このような構成とした場合は、額縁に入れられる被装着体に被装飾体毎に異なる情報が書き込まれた非接触型情報記録媒体を取り付けておくとともに、この被装飾体についての音声情報を、被装飾体毎に非接触型情報記録媒体に書き込まれた情報と対応づけて記録しておけば、額縁に入れられた被装飾体が取り替えられた場合であっても、その被装飾体についての音声情報が出力されることになる。
以上説明したように本発明においては、被装飾体を支持して額縁に嵌め込まれる額縁用マット部材に、音声情報が記録され、この音声情報が出力可能な音声情報再生手段が埋め込まれている構成としたため、一般的な額縁にこの額縁用マット部材を嵌め込んで用いることで、額縁に入れられた被装飾体をただ視覚によって鑑賞するだけでなく、その被装飾体についての情報を音声として聞くことができるようになり、それにより、所望のデザインの額縁を選択した場合であっても音声情報を出力することができる。
また、音声情報再生手段が複数層に挟み込まれるように埋め込まれ、この複数層のうち音声情報再生手段に対して開口窓部とは反対側の層が、音声情報を出力する音声出力部に対向する領域に穴部を有する構成としたものにおいては、開口窓部側からの外観を損なうことなく、音声出力部から出力された音声情報を鮮明に聞くことができる。
また、音声情報再生手段が、非接触型情報記録媒体から非接触状態にて情報を読み取る第1の情報読取部を有し、この第1の情報読取部にて予め決められた情報が読み取られた場合に音声情報を出力する構成としたものにおいては、予め決められた情報が書き込まれた非接触型情報記録媒体を所持する鑑賞者が近づくだけで特別な操作をすることなく音声情報を出力することができる。
また、音声情報再生手段が、非接触型情報記録媒体から非接触状態にて情報を読み取る第2の情報読取部を有し、この第2の情報読取部にて読み取られた情報に対応づけて記録された音声情報を出力する構成としたものにおいては、額縁に入れられる被装飾体に被装飾体毎に異なる情報が書き込まれた非接触型情報記録媒体を取り付けておくとともに、この被装飾体についての音声情報を、被装飾体毎に非接触型情報記録媒体に書き込まれた情報と対応づけて記録しておけば、額縁に入れられた被装飾体が取り替えられた場合であっても、その被装飾体についての音声情報を出力することができる。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の額縁用マット部材の第1の実施の形態を示す図であり、その積層構造を示す。また、図2は、図1に示した額縁用マット部材の音声情報再生部10が設けられた領域におけるA−A’断面図である。
本形態は図1及び図2に示すように、透明のアクリル板1と、紙等からなる表面シート2と、紙等からなる支持シート3と、発泡スチロール等の弾性を有する基材からなるクッションシート4と、背面板5とが積層されて構成されており、支持シート3とクッションシート4との間に、穴部2a,2bから視認可能となるように写真や絵画等の被装飾体を挟み込んで支持するものである。
アクリル板1は、額縁に嵌め込まれた場合に最表面に位置するものであって、透明な材料からなり、一部に表裏貫通した穴部1aが形成されている。
また、表面シート2は、写真や絵画等の被装飾体をアクリル板1側から視認可能とするために表裏貫通した穴部2aが形成され、また、アクリル板1の穴部1aに対向する領域に穴部1aよりも大きな透明なフィルムシート8が貼着されているとともに、このフィルムシート8が貼着された領域の一部に音声情報を出力する際に押下される再生ボタン11が印刷、あるいはシール等によって貼付されている。このため、アクリル板1の穴部1aは、再生ボタン11が露出するように形成されている。なお、フィルムシート8は、表面シート2の穴部1aによって露出した部分を保護するためのものであり、必ずしも設ける必要はないが、本形態のように表面シート2に設けられた再生ボタン11が外部から押下される場合は、表面シート2の磨耗や汚れを防止するために設けておくことが好ましい。
また、支持シート3は、表面シート2の穴部2aと対向する領域に写真や絵画等の被装飾体をアクリル板1側から視認可能とするために表裏貫通した穴部3aが形成され、また、音声情報が記録され、再生ボタン11が押下された場合にこの音声情報を出力する音声情報再生部10が、支持シート3に表裏貫通して形成された穴部3bに埋め込まれている。すなわち、表面シート2に設けられた再生ボタン11は、支持シート3に埋め込まれた音声情報再生部10の所定の領域に対向する位置に印刷されていることになる。また、図2に示すように、支持シート3の厚さは、音声情報再生部10の厚さとほぼ等しくなっている。
また、クッションシート4は、支持シート3に埋め込まれた音声情報再生部10の所定の領域に対向する位置に表裏貫通した穴部4aが形成されている。
背面板5は、木材等からなり、クッションシート4の穴部4aと対向する領域に表裏貫通した穴部5aが形成されている。
これにより、音声情報再生部10が、アクリル板1、表面シート2、クッションシート4及び背面板5の複数層に挟み込まれた状態で支持シート3に埋め込まれた形状となっている。
以下に、上述した音声情報再生部10の構成について説明する。
図3は、図1に示した音声情報再生部10の内部構造を示す図である。また、図4は、図1に示した音声情報再生部10の積層構造を示す図である。
本形態における音声情報再生部10は図3及び図4に示すように、音声情報の記録及び再生が可能なシート状の音声情報記録/再生部30が、紙基材等の柔軟性を有し、かつ薄型の基材からなる2枚の支持シート20a,20bに挟まれて構成されている。なお、支持シート20a,20b及び音声情報記録/再生部30は、支持シート20a,20bの互いに対向する面に施された粘着加工によって互いに接着されている。この粘着加工は、支持シート20a,20bの互いに対向する面に両面テープを貼付することや、ホットメルト型接着剤を塗布すること等によって行うことが考えられる。
また、音声情報記録/再生部30は、ピエゾ素子41や振動板42からシート状に構成されて音声情報を出力するための音声出力部となる音声情報出力部40と、外部から入力された音声情報が記録されるメモリ領域を具備する薄型のICチップ34やコンデンサ、抵抗等の回路素子が搭載されるとともに、外部からICチップ34に音声情報を記録するための端子31を含む導電パターンが形成されて音声情報の記録及び再生が可能に構成された音声基板32と、音声基板32に形成された導電パターンの一部を導通させるためのスイッチ33とから構成されており、これにより、音声情報記録/再生部30は、シート状に構成されている。ここで、音声基板32においては、柔軟性を有し、かつ薄型の繊維強化プラスチック(FRP)やポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリイミドあるいはリードフレーム等からなるベース基板に、異方性導電性接着剤(ACP)や異方性導電性フィルム(ACF)あるいはワイヤボンディング等によってICチップ34が接合されている。また、ICチップ34は、端子31を介して入力された音声情報をメモリ領域に記録し、また、メモリ領域に記録された音声情報を音声情報出力部40を介して出力する制御を行う。また、スイッチ33は、ICチップ34のメモリ領域に記録された音声情報を音声情報出力部40を介して出力する際に押下されるものである。
また、支持シート20aにおいては、音声情報記録/再生部30と積層された場合に、音声情報出力部40、ICチップ34及びスイッチ33と対向する領域に穴21a,22,23がそれぞれ形成されており、また、支持シート20bにおいては、音声情報記録/再生部30と積層された場合に、音声情報出力部40と対向する領域に穴21bが形成されている。
このように、支持シート20aの、音声情報出力部40、ICチップ34及びスイッチ33と対向する領域に穴21a,22,23がそれぞれ形成され、また、支持シート20bの音声情報出力部40と対向する領域に穴21bが形成されることにより、音声情報出力部40、ICチップ34及びスイッチ33が設けられている領域と他の領域とで厚さの差が小さくなる。
図5は、図3及び図4に示した支持シート20a,20bと音声情報記録/再生部30とを積層した状態を示す図であり、(a)は支持シート20aと音声情報記録/再生部30とを積層した状態を示す図、(b)は支持シート20bと音声情報記録/再生部30とを積層した状態を示す図である。
図5(a)に示すように、支持シート20aの音声情報出力部40と対向する領域に形成された穴21aは音声情報出力部40よりも大きく、また、ICチップ34と対向する領域に形成された穴22はICチップ34よりも大きく、また、スイッチ33と対向する領域に形成された穴23はスイッチ33を含むような形状となっている。
また、図5(b)に示すように、支持シート20bの音声情報出力部40と対向する領域に形成された穴21bは音声情報出力部40よりも小さくなっている。
これにより、音声情報記録/再生部30は、2枚の支持シート20a,20bによって一部のみが表裏から挟み込まれるように積層され、支持シート20a,20bの互いに対向する面に施された粘着加工によって固定されている。
上記のように構成された音声情報再生部10に音声情報を記録する場合は、音声情報記録装置(不図示)に端子31を接続し、この端子31を介してICチップ34のメモリ領域に音声情報を記録することになる。
以下に、上述した額縁用マット部材の利用形態について説明する。
図6は、図1に示した額縁用マット部材が額縁に嵌め込まれた状態を示す図であり、(a)は額縁の表面側から見た図、(b)は額縁の裏面側から見た図である。
図1に示した額縁用マット部材は、上述したように支持シート3とクッションシート4との間に被装飾体となる絵画6を穴部2a,2bから視認可能となるように挟み込んで支持した状態で、図6(a)に示すように額縁50に嵌め込まれる。額縁50は、長尺状の4本のフレーム材がその端部にて互いに連結することによって枠部52が構成され、この枠部52によって開口窓部51が形成されている。
この額縁50に図1に示した額縁用マット部材が嵌め込まれると、額縁用マット部材によって支持された絵画6が開口窓部51から視認可能となるとともに、表面シート2に設けられた再生ボタン11も開口窓部51から視認可能となる。そして、再生ボタン11においては、アクリル板1に形成された穴部1aを介して露出しているため、外部から押下可能となっている。
また、額縁用マット部材の裏面、すなわち、背面板5のクッションシート4が積層された面とは反対側の面には、ボタン電池9が支持部材(不図示)によって取り外し可能に支持されており、このボタン電池9は、支持シート3に埋め込まれた音声情報再生部10に接続されて音声情報再生部10の電源となっている。
このように額縁用マット部材が額縁50に嵌め込まれた状態で音声情報再生部10に記録された音声情報を聞く場合は、額縁用マット部材の表面シート2に設けられた再生ボタン11を押下することになる。
ここで、表面シート2に設けられた再生ボタン11は、支持シート3に嵌め込まれた音声情報再生部10のスイッチ33に対向する領域に設けられており、そのため、再生ボタン11が押下されると音声情報再生部10のスイッチ33が押下されることになる。
音声情報再生部10のスイッチ33が押下されると、音声情報再生部10のICチップ34に記録された音声情報が音声情報再生部10の音声情報出力部40から出力される。
ここで、音声情報再生部10が埋め込まれた支持シート3の開口窓部51とは反対側に積層されるクッションシート4及び背面板5には、音声情報再生部10の音声情報出力部40に対向する領域に穴部4a,5aがそれぞれ形成されているため、音声情報出力部40から出力された音声情報はこの穴部4a,5aを介して外部に出力されることになり、音声情報を鮮明に聞くことができる。また、その際、穴部4a,5aが開口窓部51とは反対側、すなわち額縁50の裏面側に配置されるため、外観が損なわれることがない。
また、表面シート2及びフィルムシート8の音声情報出力部40に対向する領域にレーザ等によって微細な穴を形成しておくことも考えられ、それにより、音声情報出力部40から出力された音声情報をさらに鮮明に聞くことができるようになる。
このように本形態においては、絵画6等の被装飾体を支持して額縁50に嵌め込まれる額縁用マット部材に、音声情報が記録され、この音声情報が出力可能な音声情報再生部10が埋め込まれているため、この額縁用マット部材によって支持されて額縁50に入れられる絵画6についての音声情報を音声情報再生部10のICチップ34に記録しておけば、額縁50に入れられた絵画6をただ視覚によって鑑賞するだけでなく、その絵画6についての情報を音声として聞くことができるようになる。
(第2の実施の形態)
図7は、本発明の額縁用マット部材の第2の実施の形態を示す図であり、その積層構造を示す。
本形態は図7に示すように、第1の実施の形態にて示したものに対して、非接触型情報記録媒体から非接触状態にて情報を読み取る第1の情報読取部3cが支持シート3に設けられている点のみが異なるものである。
以下に、本形態の額縁用マット部材の利用形態について説明する。
図8は、図7に示した額縁用マット部材の動作を説明するためのフローチャートである。
まず、図7に示した額縁用マット部材を、第1の実施の形態にて示したものと同様に、支持シート3とクッションシート4との間に絵画6を穴部2a,2bから視認可能となるように挟み込んで支持した状態で、図6に示したように額縁50に嵌め込む。
このようにして額縁50に入れられた絵画6を展覧会にて飾る場合、展覧会における絵画6の鑑賞者に、非接触状態にて情報の読み取りが可能な非接触型情報記録媒体であるICカードを配布する。このICカードには、ICカード固有のIDが書き込まれており、また、額縁用マット部材に埋め込まれた音声情報再生部10のICチップ34においては、展覧会における絵画6の鑑賞者に配布されるICカードに書き込まれたIDが管理される。
額縁用マット部材に設けられた情報読取部3cにおいては、このようなICカードからの情報の読み取り動作が行われており、展覧会における絵画6の鑑賞者が額縁50に近づくと、その鑑賞者が所持するICカードからIDが読み取られる(ステップS1)。
ICカードから読み取られたIDは情報読取部3cから音声情報再生部10のICチップ34に送られ、ICチップ34において、情報読取部3cから送られてきたIDが予め管理されているIDであるかどうかが確認される(ステップS2)。
そして、情報読取部3cから送られてきたIDが予め管理されているIDであることが確認された場合、ICチップ34のメモリ領域に記録された音声情報が読み出され(ステップS3)、音声情報出力部40から出力されることになる(ステップS4)。
このように本形態においては、額縁用マット部材の情報読取部3cにおいて、鑑賞者に配布されたICカードに書き込まれたIDが読み取られた場合に音声情報が出力されるため、鑑賞者が額縁50に近づくだけで特別な操作を行うことなく音声情報を出力することができる。なお、そのため、表面シート2に再生ボタン11を設けておく必要は必ずしもない。
(第3の実施の形態)
図9は、本発明の額縁用マット部材の第3の実施の形態を示す図であり、その積層構造を示す。
本形態は図9に示すように、第1の実施の形態にて示したものに対して、非接触型情報記録媒体から非接触状態にて情報を読み取る第2の情報読取部4bがクッションシート4の穴部3aに対向する領域に設けられている点のみが異なるものである。
以下に、本形態の額縁用マット部材の利用形態について説明する。
図10は、図9に示した額縁用マット部材を用いて額縁に入れられる絵画の構成を示す図であり、絵画を裏面から見た図である。
図10に示すように、図9に示した額縁用マット部材を用いて額縁に入れられる絵画6には、その裏面に、非接触状態にて情報の読み取りが可能な非接触型情報記録媒体であるICチップ7が取り付けられている。このICチップ7には、ICチップ7固有のIDが書き込まれており、それにより、このIDによって絵画6が識別可能となる。
図11は、図10に示した絵画6が図9に示した額縁用マット部材に支持されて額縁に入れられた場合における額縁用マット部材の動作を説明するためのフローチャートである。
まず、図9に示した額縁用マット部材を、第1の実施の形態にて示したものと同様に、支持シート3とクッションシート4との間に絵画6を穴部2a,2bから視認可能となるように挟み込んで支持した状態で、図6に示したように額縁50に嵌め込む。
この状態で額縁用マット部材の再生ボタン11が押下されると(ステップS11)、額縁用マット部材に設けられた情報読取部4bにおいて、絵画6に取り付けられたICチップ7からIDが読み取られる(ステップS12)。ここで、絵画6に取り付けられたICチップ7は、この絵画6が額縁用マット部材に支持されて額縁に入れられた場合にそのIDが情報読取部4bにて読み取られる必要があることから、絵画6が額縁用マット部材に支持された場合に情報読取部4bに対向する位置、少なくとも情報読取部4bにてIDが読み取り可能な領域に取り付けられている必要がある。
ICチップ7から読み取られたIDは情報読取部4bから音声情報再生部10のICチップ34に送られ、ICチップ34において、情報読取部4bから送られてきたIDに対応づけて記録された音声情報がメモリ領域から検索されて読み出される(ステップS13)。
図12は、図9に示した額縁用マット部材に埋め込まれた音声情報再生部10のICチップ34にて管理される情報を示す図である。
図12に示すように、図9に示した額縁用マット部材に埋め込まれた音声情報再生部10のICチップ34においては、絵画6に取り付けられたICチップ7に書き込まれたID毎に、そのICチップ7が取り付けられた絵画6についての音声情報が記録されたメモリ領域が管理されており、ICチップ34においては、情報読取部4bから送られてきたIDに対応づけて管理されているメモリ領域から音声情報が読み出されることになる。
その後、ICチップ34のメモリ領域から読み出された音声情報が音声情報出力部40から出力される(ステップS14)。
このように本形態においては、絵画6には絵画6を識別可能なIDが書き込まれたICチップ7が取り付けられており、絵画6が額縁用マット部材に支持されて額縁に入れられた場合にこのICチップ7からIDが読み取られ、読み取られたIDに対応づけて記録された音声情報が出力されるため、額縁に入れられた絵画6が取り替えられた場合であっても、この絵画6についての音声情報を出力することができる。
なお、本発明は、上述した実施の形態を組み合わせたものも含むことは言うまでもない。
また、上述した音声とは、人が口から発する音だけではなく、風の音や波の音などの自然の音、各種動物の鳴き声、色々なジャンルの音楽などを含む概念である。
本発明の額縁用マット部材の第1の実施の形態を示す図である。 図1に示した額縁用マット部材の音声情報再生部が設けられた領域におけるA−A’断面図である。 図1に示した音声情報再生部の内部構造を示す図である。 図1に示した音声情報再生部の積層構造を示す図である。 図3及び図4に示した支持シートと音声情報記録/再生部とを積層した状態を示す図である。 図1に示した額縁用マット部材が額縁に嵌め込まれた状態を示す図であり、(a)は額縁の表面側から見た図、(b)は額縁の裏面側から見た図である。 本発明の額縁用マット部材の第2の実施の形態を示す図であり、その積層構造を示す。 図7に示した額縁用マット部材の動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の額縁用マット部材の第3の実施の形態を示す図であり、その積層構造を示す。 図9に示した額縁用マット部材を用いて額縁に入れられる絵画の構成を示す図である。 図10に示した絵画が図9に示した額縁用マット部材に支持されて額縁に入れられた場合における額縁用マット部材の動作を説明するためのフローチャートである。 図9に示した額縁用マット部材に埋め込まれた音声情報再生部のICチップにて管理される情報を示す図である。
符号の説明
1 アクリル板
1a,2a,3a,3b,4a,5a 穴部
2 表面シート
3,20a,20b 支持シート
3c,4b 情報読取部
4 クッションシート
5 背面板
6 絵画
7 ICチップ
8 フィルムシート
9 ボタン電池
10 音声情報再生部
11 再生ボタン
21a,21b,22,23 穴
30 音声情報記録/再生部
31 端子
32 音声基板
33 スイッチ
34 ICチップ
40 音声情報出力部
41 ピエゾ素子
42 振動板
50 額縁
51 開口窓部
52 枠部

Claims (4)

  1. 開口窓部を有する額縁に嵌め込まれ、被装飾体を前記開口窓部から視認可能となるように支持する額縁用マット部材であって、
    音声情報が記録され、該音声情報を出力する音声情報再生手段が埋め込まれている額縁用マット部材。
  2. 請求項1に記載の額縁用マット部材において、
    前記音声情報再生手段は、複数層に挟み込まれた状態で埋め込まれ、
    前記複数層のうち前記音声情報再生手段に対して前記開口窓部とは反対側の層は、音声情報を出力する音声出力部に対向する領域に穴部を有することを特徴とする額縁用マット部材。
  3. 請求項1または請求項2に記載の額縁用マット部材において、
    前記音声情報再生手段は、非接触型情報記録媒体から非接触状態にて情報を読み取る第1の情報読取部を有し、該第1の情報読取部にて予め決められた情報が読み取られた場合に音声情報を出力することを特徴とする額縁用マット部材。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の額縁用マット部材において、
    前記音声情報再生手段は、非接触型情報記録媒体から非接触状態にて情報を読み取る第2の情報読取部を有し、該第2の情報読取部にて読み取られた情報に対応づけて記録された音声情報を出力することを特徴とする額縁用マット部材。
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JPH08182591A (ja) * 1994-12-29 1996-07-16 S K Meguro:Kk 録再装置内蔵写真フレーム
JP2002010893A (ja) * 2000-06-28 2002-01-15 Kotobuki Seihan Printing Co Ltd 音声録音再生機能付写真収納具及び音声録音再生機能付印刷物収納具
JP2003347991A (ja) * 2002-05-23 2003-12-05 Dainippon Printing Co Ltd 展示品情報提供システム、及び展示品情報提供方法

Patent Citations (3)

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