JP5284717B2 - 伝言ボード - Google Patents

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Description

本発明は、メッセージ等の情報を記入するための情報記入領域を有する伝言ボードに関し、特に、情報の伝達性向上の技術に関する。
従来より、メッセージを伝達するための手段として伝言ボードが利用されている。伝言ボードは、メッセージを繰り返し記入可能とすることが要求されることから、以前は黒板に白墨でメッセージを記入し、黒板消しでメッセージを消去することが行われ、近年では、ペンを用いてメッセージを記入する、いわゆるホワイトボードといったものが利用されている。
ペンを用いてメッセージを記入する伝言ボードは、メッセージが記入されるボードの表面を加工することにより、ペンによってメッセージを記入した後、ボードのメッセージが記入された領域を擦ることによってメッセージを消去し、新たなメッセージを記入することができるようになる(例えば、特許文献1参照。)。このようなペンを用いて情報を記入する伝言ボードは、黒板と白墨を利用したものに対して、手等が汚れることなく、また、ペンといった一般的な筆記具に近いものを用いるためにメッセージを記入しやすいことから、ビジネスのみならず一般家庭等においても利用されている。
特開2003−335095号公報
しかしながら、上述したような伝言ボードにおいては、伝言ボードに記入したメッセージのみを用いて情報を伝達することになるため、情報が視覚的にしか伝達されず、それにより、伝達可能な情報の種類が限定されてしまい、情報が伝達されにくくなってしまう場合がある。例えば、小さな子供にメッセージを伝える場合、漢字がどの程度読めるかを考慮しながらメッセージを記入しなければならず、また、漢字が読めない小さな子供と大人とに同一のメッセージを伝える場合、メッセージを全て平仮名で記入することになり、大人にとってはメッセージが読みにくくなってしまうことになる。
本発明は、上述したような従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたものであって、記入された情報とともに他の手段によって情報を伝達することができ、かつ、その情報を繰り返し伝達することができる伝言ボードを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、
情報を記入するための情報記入領域を具備し、該情報記入領域が設けられた面の全面に高分子素材が付与されてなる伝言ボードにおいて、
シート状に構成され、音声情報の記録、再生が繰り返し可能な音声情報記録/再生手段が内蔵され
前記情報記入領域を具備する第1のシート部と、
前記音声情報記録/再生手段が内蔵され、一方の面に前記第1のシート部を着脱可能とし、前記一方の面の全面に前記高分子素材が付与された第2のシート部とを有することを特徴とする。
上記のように構成された本発明においては、情報を伝達する場合、擦ることによって消去可能なインクを用いて情報記入領域に情報を記入するとともに、音声情報記録/再生手段に情報を音声によって記録する。情報記入領域に記入された情報は視覚的に伝達され、音声情報記録/再生手段に記録された音声による情報は再生されることにより聴覚的に伝達されることになる。情報記入領域に記入された情報は、情報記入領域が設けられた面の全面に高分子素材が付与されていることから、布等を用いて情報記入領域を擦ると、情報記入領域に記入された情報が消去され、それにより、情報記入領域においては情報の書き換えが可能となる。また、音声情報記録/再生手段に記録された音声による情報は、音声情報記録/再生手段が音声情報の記録、再生が繰り返し可能であることから、消去され、新たな情報が記録可能となっている。
このように、情報が記入される情報記入領域が情報の書き換えが可能であるとともに、音声情報が記録、再生される音声情報記録/再生手段が音声情報の記録、再生が繰り返し可能であるため、記入された情報とともに音声によって情報を繰り返し伝達することができる。
また、情報記入領域を具備する第1のシート部と、音声情報記録/再生手段が内蔵され、一方の面に第1のシート部を着脱可能とし、一方の面の全面に高分子素材が付与された第2のシート部とを有することにより、第1のシート部が第2のシート部に装着された状態で伝言ボードとして利用され、その後、第1のシート部を第2のシート部から離脱させること、情報記入領域に記入された情報を、メモとして書き写すことなく、伝言ボードが設置された場所以外で確認することができる。
また、情報記入領域を具備するとともに、音声情報記録/再生手段が内蔵された第1のシート部と、一方の面に第1のシート部を着脱可能とし、一方の面の全面に高分子素材が付与された第2のシート部とを有することにより、第1のシート部が第2のシート部に装着された状態で伝言ボードとして利用され、その後、第1のシート部を第2のシート部から離脱させること、情報記入領域に記入された情報をメモとして書き写すことなく利用することができるとともに、音声情報記録/再生手段に記録された音声による情報を、伝言ボードが設置された場所以外で確認することができる。
以上説明したように本発明においては、情報を記入するための情報記入領域を具備し、情報記入領域が設けられた面の全面に高分子素材が付与されてなる伝言ボードにおいて、シート状に構成され、音声情報の記録、再生が繰り返し可能な音声情報記録/再生手段が内蔵された構成としたため、音声情報の記録、再生が繰り返し可能であるとともに、情報記入領域に対する情報の書き換えも可能となり、それにより、記入された情報とともに音声によって情報を伝達することができ、かつ、その情報を繰り返し伝達することができる。
また、情報記入領域を具備する第1のシート部と、音声情報記録/再生手段が内蔵され、一方の面に第1のシート部を着脱可能とし、一方の面の全面に高分子素材が付与された第2のシート部とを有することにより、第1のシート部が第2のシート部に装着された状態で伝言ボードとして利用され、その後、第1のシート部を第2のシート部から離脱させること、情報記入領域に記入された情報を、メモとして書き写すことなく、伝言ボードが設置された場所以外で確認することができる。
また、情報記入領域を具備するとともに、音声情報記録/再生手段が内蔵された第1のシート部と、一方の面に第1のシート部を着脱可能とし、一方の面の全面に高分子素材が付与された第2のシート部とを有することにより、第1のシート部が第2のシート部に装着された状態で伝言ボードとして利用され、その後、第1のシート部を第2のシート部から離脱させること、情報記入領域に記入された情報をメモとして書き写すことなく利用することができるとともに、音声情報記録/再生手段に記録された音声による情報を、伝言ボードが設置された場所以外で確認することができる。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の伝言ボードの第1の実施の形態を示す図であり、(a)は外観斜視図、(b)は内部構造を示す図、(c)は裏面から見た図、(d)は(a)に示したA−A’断面図である。また、図2は、図1に示した伝言ボード1のうち音声情報記録/再生部30が内蔵された領域の積層状態を示す図である。
本形態は図1及び図2に示すように、音声情報の記録及び再生が可能なシート状の音声情報記録/再生部30が、紙基材等の柔軟性を有し、かつ薄型の基材からなる2枚の支持シート20a,20bに挟み込まれ、また、音声情報記録/再生部30を挟み込んだ支持シート20a,20bが、その外形が支持シート20a,20bよりも大きく、紙基材等の柔軟性を有し、かつ薄型の基材からなる2枚の表面シート10a,10bに挟み込まれて構成されている。なお、表面シート10a,10bと支持シート20a,20b、支持シート20a,20bと音声情報記録/再生部30とは、支持シート20a,20bの表裏に施された粘着加工によってそれぞれ互いに接着されており、また、2枚の表面シート10a,10bは、周縁部に施された粘着加工によって互いに接着されている。また、表面シート10bの延長した部分が折り畳まれて形成され、1面が開口した箱形状のマーカーケース15が設けられている。このマーカーケース15の長さは、表面シート10a,10bの幅よりも短くなっている。
音声情報記録/再生部30は、ピエゾ素子41、振動板42及びフィルムシート(不図示)からシート状に構成されて音声情報を入出力するための音声情報入出力部40と、音声情報入出力部40を介して入力された音声情報が記録されるICチップを具備するIC基板32と、IC基板32に記録された音声情報を音声情報入出力部40を介して出力する際に操作される薄型のスイッチ33aと、音声情報入出力部40を介して入力された音声情報をIC基板32に記録する際に操作される薄型のスイッチ33bと、IC基板32に接続され、IC基板32に電源を供給するための薄型のコイン電池31とから構成されている。なお、IC基板32と、コイン電池31及びピエゾ素子41とはそれぞれ、はんだ溶接されたリード線を介して互いに電気的に接続されている。また、スイッチ33a,33bは、フィルム基板34a,34b上に搭載され、このフィルム基板34a,34b上に形成された配線パターン(不図示)とIC基板32とについても、はんだ溶接されたリード線を介して互いに電気的に接続されている。IC基板32内のICチップは、音声情報入出力部40を介して入力された音声情報をメモリ領域に記録し、また、メモリ領域に記録された音声情報を音声情報入出力部40を介して出力する制御を行うものであって、メモリ領域に音声情報が記録されている状態で、音声情報入出力部40を介して音声情報が入力されると、その音声情報を上書きするようにメモリ領域に書き込むことにより、音声情報の記録、再生を繰り返し可能としている。
表面シート10aには、スイッチ33aと対向する領域に、スイッチ33aを示す再生ボタン14aが印刷され、また、スイッチ33bと対向する領域に、スイッチ33bを示す録音ボタン14bが印刷されている。また、メッセージを記入するための情報記入領域11が設けられているとともに、写真を嵌め込むための2つの切り込み12が形成されている。なお、この切り込み12によって写真が嵌め込まれる領域は、音声情報記録/再生部30に対向しない領域となっている。これは、切り込み12に写真が嵌め込まれると、その領域の積層構造が写真が嵌め込まれた側が音声情報記録/再生部30から見て写真の分だけ1層増えてしまうため、その領域に音声情報記録/再生部30が配置されていると、音声情報記録/再生部30から出力された音声情報が聞こえにくくなってしまったり、音声情報記録/再生部30に入力される音声情報の大きさが小さくなってしまうためである。
表面シート10bには、音声情報入出力部40と対向する領域に、音声情報入出力部40を介して音声を入力したり、音声情報入出力部40から出力された音声を外部に出力したりするための複数のスリット16が形成されている。これら複数のスリット16は、例えば、18mmの長さのスリット16を2mmの間隔で直列に3本並べたものを複数列形成することが考えられる。このように複数のスリット16が形成されているため、音声情報入出力部40がその表裏を表面シート10a,10bで覆われた状態であっても、音声情報入出力部40から出力される音量の低下を補うことができる。なお、音声情報入出力部40から出力される音量の低下を補うためには、スリット16に限らないが、製造工程において抜き型を使用する場合、音量確保、外観、横手方向からの外力に対する耐久性に優れている点からスリット16を採用することが好ましい。
上述した2枚の表面シート10a,10bは、折り部を介して連接した1枚のシートからなり、折り畳まれた際に表出した面の全面が、高分子素材であるポリプロピレン樹脂によってコーティングされている。それにより、表面シート10aの情報記入領域11が設けられた面の全面が、ポリプロピレン樹脂によってコーティングされていることになる。なお、表面シート10a,10bをコーティングする材料は、ポリプロピレン樹脂に限らず、耐衝撃性ポリスチレン樹脂、スチレン−アクリロニトリル共重合体樹脂、スチレン−アクリロニトリル−ブタジエン共重合体樹脂、ポリスチレン樹脂、高密度ポリエチレン樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリ塩化ビニール樹脂あるいは、それらの変性樹脂等や、その他樹脂等といった高分子素材を適時用いることができる。また、これら高分子素材の表面シート10a,10bへのコーティング方法は、上記高分子素材からなるフィルムを表面シート10a,10b上に積層することや、上記高分子素材を表面シート10a,10b上に塗布すること等が考えられ、それにより、表面シート10a,10bに高分子素材を付与することになる。なお、高分子素材からなるフィルムを積層する場合は、そのフィルムを表面シート10a,10bに貼付するために粘着剤等を用いてもよい。また、2枚の表面シート10a,10bの角部には、この伝言ボード1を吊り下げるための2つの穴13が形成されている。
支持シート20aにおいては、音声情報記録/再生部30と積層された場合に、音声情報入出力部40、コイン電池31、IC基板32、スイッチ33a,33b及びフィルム基板34a,34bに対向する領域に穴部21が形成されている。この穴部21は、これら音声情報入出力部40、コイン電池31、IC基板32、スイッチ33a,33b及びフィルム基板34a,34bを含む大きさとなっている。
支持シート20bにおいては、音声情報記録/再生部30と積層された場合に、音声情報入出力部40に対向する領域に穴部23が形成され、また、コイン電池31に対向する領域に穴部24が形成され、また、IC基板32に対向する領域に穴部25が形成されている。なお、支持シート20bの音声情報入出力部40と対向する領域に形成された穴部23は音声情報入出力部40よりも小さく、また、コイン電池31と対向する領域に形成された穴部24はコイン電池31よりも大きく、IC基板32と対向する領域に形成された穴部25はIC基板32よりも大きくなっている。
このように、支持シート20aの、音声情報入出力部40、コイン電池31、IC基板32、スイッチ33a,33b及びフィルム基板34a,34bと対向する領域に穴部21が形成され、また、支持シート20bの、音声情報入出力部40、コイン電池31及びIC基板32と対向する領域に穴23〜25がそれぞれ形成されることにより、コイン電池31、IC基板32、スイッチ33a,33b及び音声情報入出力部40が設けられている領域と他の領域とで厚さの差が小さくなり、それにより、表面シート10a,10bの平坦性が向上し、表面シート10aの情報記入領域11が、音声情報記録/再生部30に対向する領域に設けられている場合であっても、情報記入領域11にメッセージを記入しやすくすることができるようになる。
ここで、マーカーケース15の長さが、表面シート10a,10bの幅よりも短くなっていることによる効果について説明する。
図3は、図1に示した2枚の表面シート10a,10bの展開図である。
図3に示すように、図1に示した2枚の表面シート10a,10bは、折り線18を介して連接した1枚のシートから構成されており、折り線18を介して折り畳まれることにより、2枚の表面シート10a,10bが構成される。また、マーカーケース15は、2枚の表面シート10a,10bが延長したマーカーケース構成部17が折り畳まれることによって構成される。
マーカーケース構成部17は、折り畳まれることによって箱形状のマーカーケース15を構成しなければならないため、マーカーケース15の長さよりも広い幅を必要とする。そのため、マーカーケース15の長さが表面シート10a,10bの幅と同一であると、表面シート10a,10b及びマーカーケース構成部17からなるシートにおいて、マーカーケース構成部17の幅が表面シート10a,10bの幅よりも広くなってしまい、そのシートから表面シート10a,10b及びマーカーケース構成部17を作成した場合、無駄となる部分が多く発生してしまう。一方、本形態のように、マーカーケース15の長さが、表面シート10a,10bの幅よりも短くなっていると、図3に示すように、表面シート10a,10b及びマーカーケース構成部17からなるシートにおいて、マーカーケース構成部17の幅aが表面シート10a,10bの幅bよりも広くならず、それにより、そのシートから表面シート10a,10b及びマーカーケース構成部17を作成した場合、無駄となる部分を少なくすることができる。
以下に、上記のように構成された伝言ボード1の使用方法について説明する。
図4は、図1及び図2に示した伝言ボード1の使用方法を説明するための図である。
図1及び図2に示した伝言ボード1は、図4に示すように、表面シート10a,10bに形成された2つの穴13にひも9を通し、このひも9をフック(不図示)等に吊り下げる等して固定されて使用される。また、図4に示すように、切り込み12に写真8を嵌め込むことにより、例えば、メッセージを記入あるいは音声として記録した人物を示したりすることもできる。
まず、音声情報の記録/再生方法について説明する。
伝言ボード1に音声情報を記録する場合は、表面シート10aに印刷された録音ボタン14bを押下しながら、伝達したい音声メッセージを発声すると、発声した音声メッセージが主にスリット16を介して入力され、入力された音声メッセージが音声情報入出力部40を介してIC基板32のメモリ領域に記録される。この際、伝言ボード1は、上述したように、穴13に通されたひも9をフック等に吊り下げる等して固定されているため、伝言ボード1本体の下部を手前に寄せることができ、発声した音声メッセージをスリット16を介して入力しやすくなる。なお、発声した音声メッセージは、スリット16以外にも表面シート10aを介しても入力されるが、表面シート10aを介して入力される音声メッセージについても、伝言ボード1本体の下部を手前に寄せることにより、音声情報入出力部40に入力しやすくすることができる。
その後、表面シート10aに印刷された再生ボタン14aを押下すると、IC基板32のメモリ領域に記録された音声メッセージが音声情報入出力部40から主にスリット16を介して出力される。なお、音声情報入出力部40から出力された音声メッセージは、スリット16以外にも表面シート10aを介しても出力される。
また、その後、表面シート10aに印刷された録音ボタン14bを再度押下しながら、伝達したい音声メッセージを発声すると、発声した音声メッセージが主にスリット16を介して入力され、入力された音声メッセージが音声情報入出力部40を介してIC基板32のメモリ領域に記録され、IC基板32のメモリ領域に記録された音声メッセージが書き換えられることになる。
次に、情報記入領域11を用いたメッセージの伝達方法について説明する。
情報記入領域11を用いてメッセージを伝達する場合は、例えば、アルコールを媒体とし、布やフェルト等で擦ると消去可能なインクを用いたペンによって、図4に示すように、伝達したいメッセージとなる伝言情報11aを情報記入領域11に記入する。この際、情報記入領域11を有する表面シート10aは、ポリプロピレン樹脂によってコーティングされているため、情報記入領域11に付着したインクが表面シート10aや支持シート20aを浸透して音声情報記録/再生部30に付着してしまうことはない。また、情報記入領域11に伝言情報11aを記入するためのペンは、マーカーケース15に収納しておくことができ、それにより、ペンに磁石やクリップを設けておく必要がない。また、ペンにクリップを設けてこのクリップによってペンを伝言ボード1に保持させておく場合、ペンが再生ボタン14aや録音ボタン14bに重なる領域に保持されてしまうと、再生ボタン14aや録音ボタン14bを操作する際にペンが邪魔になってしまうことになるが、マーカーケース15にペンを収納しておくことにより、そのようなことがなくなる。
そして、情報記入領域11に記入された伝言情報11aを確認した後、情報記入領域11aに記入された伝言情報11aを消去する場合、布やフェルト等で情報記入領域11上を擦ると、情報記入領域11を有する表面シート10aがポリプロピレン樹脂によってコーティングされているため、情報記入領域11に記入された伝言情報11aが消去される。
その後、情報記入領域11aには、伝言情報11aを再度記入することができる。
このように、情報記入領域11に対する伝言情報11aの書き換えが可能であるとともに、音声情報が記録、再生される音声情報記録/再生部30が音声情報の記録、再生が繰り返し可能であるため、情報記入領域11に記入されたメッセージとともに音声によってメッセージを繰り返し伝達することができる。
(第2の実施の形態)
図5は、本発明の伝言ボードの第2の実施の形態を示す図であり、(a)は外観斜視図、(b)は内部構造を示す図、(c)は裏面から見た図、(d)は(a)に示したA−A’断面図である。
本形態は図5に示すように、第1の実施の形態に示したものに対して、情報記入領域111が、音声情報記録/再生部130が支持シート120a,120b及び表面シート110a,110bに挟み込まれてなる第2のシート部である固定板103に装着された第1のシート部である分離板102に設けられている点が異なるものである。
固定板103は、表面シート110aが表出した面において、固定板103及び分離板102にそれぞれ付与された面ファスナー104によって分離板102を着脱可能としている。また、表面シート110a,110bは、第1の実施の形態に示したものと同様に、その全面がポリプロピレン樹脂によってコーティングされており、また、分離板102の情報記入領域111が設けられた面の全面も、ポリプロピレン樹脂によってコーティングされている。
以下に、上記のように構成された伝言ボード101の使用方法について説明する。
図6は、図5に示した伝言ボード101の使用方法を説明するための図である。
図5に示した伝言ボード101に対して情報記入領域111に伝言情報111aを記入する方法と、音声情報記録/再生部130に対して音声メッセージを記録、再生、消去する方法は、第1の実施の形態に示したものと同様である。
本形態においては、情報記入領域111が分離板102に設けられ、この分離板102が、音声情報記録/再生部130が支持シート120a,120b及び表面シート110a,110bに挟み込まれてなる固定板103から離脱可能となっている。そのため、面ファスナー104を剥がすことにより分離板102を固定板103から離脱させれば、例えば、情報記入領域111に記入された伝言情報111aをメモとして書き写すことなく、伝言ボード101が設置された場所以外において、伝言情報111aを確認することができる。
(第3の実施の形態)
図7は、本発明の伝言ボードの第3の実施の形態を示す図であり、(a)は外観斜視図、(b)は内部構造を示す図、(c)は裏面から見た図、(d)は(a)に示したA−A’断面図である。
本形態は図7に示すように、第1の実施の形態に示したものに対して、伝言ボード201本体となる第2のシート部である固定板203には、音声情報記録/再生部230が内蔵されておらず、固定板203に着脱可能に構成された第1のシート部となる分離板202に、音声情報記録/再生部230が内蔵されているとともに、情報記入領域211が設けられている点が異なるものである。また、固定板203にはスリットが形成されていない。
固定板203は、一方の面において、固定板203及び分離板202にそれぞれ付与された面ファスナー204によって分離板202を着脱可能としている。また、固定板203は、その全面がポリプロピレン樹脂によってコーティングされている。
分離板202は、音声情報記録/再生部230が支持シート220a,220b及び表面シート210a,210bに挟み込まれて構成されており、表面シート210a,210bは、第1の実施の形態に示したものと同様に、その全面がポリプロピレン樹脂によってコーティングされている。また、分離板202の表面シート210bには、第1及び第2の実施の形態に示したものと同様にスリット(不図示)が形成されている。
以下に、上記のように構成された伝言ボード201の使用方法について説明する。
図8は、図7に示した伝言ボード201の使用方法を説明するための図である。
図7に示した伝言ボード201に対して情報記入領域211に伝言情報211aを記入する方法と、音声情報記録/再生部230に対して音声メッセージを記録する方法は、第1の実施の形態に示したものと同様である。
本形態においては、分離板202に、情報記入領域211が設けられるとともに音声情報記録/再生部230が内蔵されており、この分離板202が固定板203から離脱可能となっている。そのため、面ファスナー204を剥がすことにより分離板202を固定板203から離脱させれば、例えば、情報記入領域211に記入された伝言情報211aをメモとして書き写すことなく、伝言ボード201が設置された場所以外において、伝言情報211aを確認することができ、また、音声情報記録/再生部230に記録された音声メッセージを、伝言ボード201が設置された場所以外において確認することができる。
なお、本形態においては、固定板203にはスリットが形成されていないが、分離板202が固定板203に装着された際に、分離板202が固定板203に密着するようなものとなる場合は、分離板202が固定板203に装着された状態で音声情報を記録したり音声情報を出力したりする際、音声情報記録/再生部230に入力される音声情報の大きさが小さくなってしまったり、音声情報記録/再生部230から出力された音声情報が聞こえにくくなってしまったりすることを回避するために、固定板203にスリットを形成しておくことが好ましい。
また、上述した2つの実施の形態においては、分離板102,202を固定板103,203に着脱可能とするために面ファスナー104,204を用いたが、分離板102,202を固定板103,203に着脱可能とするための構成はこれに限らず、剥離後の再接着が可能な再接着性粘着剤を用いることや、固定板103,203に分離板102,202を差し込み可能なスロット部を設けてこのスロット部に分離板102,202を抜き差しすることにより分離板102,202を固定板103,203に着脱可能とすること等が考えられる。
また、本発明にて用いられる高分子素材としては、インクが浸透しにくい素材であればその種類を問わずに適用することができる。上述した実施の形態にて示したように樹脂材を用いれば、ある程度の膜厚を得ることができ、それにより、インクの非浸透性を向上させることができるが、樹脂材の他、インク浸透性の低い顔料ならいかなるものも適用することができる。
また、部分塗布や部分貼付をすることはできないが、表面シートとなる基材として、事前に顔料や樹脂素材が付与されている合成紙、アート紙、コート紙、マットコート紙を使用してもよい。この場合、最初からインク浸透性の低い高分子素材が付与されているため、ある程度はインクの浸透を防ぐことができる。
本発明の伝言ボードの第1の実施の形態を示す図であり、(a)は外観斜視図、(b)は内部構造を示す図、(c)は裏面から見た図、(d)は(a)に示したA−A’断面図である。 図1に示した伝言ボードのうち音声情報記録/再生部が内蔵された領域の積層状態を示す図である。 図1に示した2枚の表面シートの展開図である。 図1及び図2に示した伝言ボードの使用方法を説明するための図である。 本発明の伝言ボードの第2の実施の形態を示す図であり、(a)は外観斜視図、(b)は内部構造を示す図、(c)は裏面から見た図、(d)は(a)に示したA−A’断面図である。 図5に示した伝言ボードの使用方法を説明するための図である。 本発明の伝言ボードの第3の実施の形態を示す図であり、(a)は外観斜視図、(b)は内部構造を示す図、(c)は裏面から見た図、(d)は(a)に示したA−A’断面図である。 図7に示した伝言ボードの使用方法を説明するための図である。
符号の説明
1,101,201 伝言ボード
8,108,208 写真
9,109,209 ひも
10a,10b,110a,110b,210a,210b 表面シート
11,111,211 情報記入領域
11a,111a,211a 伝言情報
12,112,212 切り込み
13,113,213 穴
14a,114a,214a 再生ボタン
14a,114b,214b 録音ボタン
15,115,215 マーカーケース
16,116 スリット
17 マーカーケース構成部
18 折り線
20a,20b,120a,120b,220a,220b 支持シート
21,23〜25 穴部
30,130,230 音声情報記録/再生部
31,131,231 コイン電池
32,132,232 IC基板
33a,33b,133a,133b,233a,233b スイッチ
34a,34b,134a,134b,234a,234b フィルム基板
40,140,240 音声情報入出力部
41,141,241 ピエゾ素子
42,142,242 振動板
102,202 分離板
103,203 固定板
104,204 面ファスナー

Claims (2)

  1. 情報を記入するための情報記入領域を具備し、該情報記入領域が設けられた面の全面に高分子素材が付与されてなる伝言ボードにおいて、
    シート状に構成され、音声情報の記録、再生が繰り返し可能な音声情報記録/再生手段が内蔵され
    前記情報記入領域を具備する第1のシート部と、
    前記音声情報記録/再生手段が内蔵され、一方の面に前記第1のシート部を着脱可能とし、前記一方の面の全面に前記高分子素材が付与された第2のシート部とを有することを特徴とする伝言ボード。
  2. 情報を記入するための情報記入領域を具備し、該情報記入領域が設けられた面の全面に高分子素材が付与されてなる伝言ボードにおいて、
    シート状に構成され、音声情報の記録、再生が繰り返し可能な音声情報記録/再生手段が内蔵され、
    前記情報記入領域を具備するとともに、前記音声情報記録/再生手段が内蔵された第1のシート部と、
    一方の面に前記第1のシート部を着脱可能とし、前記一方の面の全面に前記高分子素材が付与された第2のシート部とを有することを特徴とする伝言ボード。
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