JP2005067172A - 印刷用紙 - Google Patents

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Abstract

【課題】使用者がカードの両面に自由な書き込みを行なうことができるとともに、カードの耐久性を向上させることができる印刷用紙を提供する。
【解決手段】本発明の印刷用紙1は、第1接着層21を有する印刷用シート3と、一面が上記印刷用シート3の第1接着層21に対して剥離可能に積層された剥離シート5と、第2接着層23を有し、上記第2接着層23が上記剥離シート5の他面に対して剥離可能に積層された樹脂シート7とを備える。上記印刷用シート3と剥離シート5と樹脂シート7との積層部に、切り取り線9,11で囲まれた切り離し可能なカード部13が設けられ、上記カード部13のうち印刷用シート3と剥離シート5とが第1接着層21を介して積層された状態で上記樹脂シート7と第2接着層23を残して剥離しうるようになっている。
【選択図】図4

Description

本発明は、切り離し可能なカード部を有する印刷用紙に関するものである。
切り離し可能なカード部を有する印刷用紙として、封筒の宛先を記載する部位の裏面側に各種の情報を記載し、あるいは各種カードを接合一体化したカード部を作り、そのカード部の周囲を切断線としたことにより、カード部を封筒から容易に切り離すことが可能となり、切り離されたカード部は会員証や管理カードとして使用することができる封筒が提案されている(例えば、下記の特許文献1参照。)。
しかし、上記封筒のカードは、表面に封筒の宛先記載部位が露出したままであるため、使用を続けると、紙である宛先記載部位が破れたり汚れたりして、カードとしての耐久性に劣るという問題がある。
そこで、切り離し可能なカード部を切り離し後にラミネート加工して、カードの耐久性を向上させることができる印刷物が提案されている(例えば、下記の特許文献2参照。)。
特開平11−11492号公報 特開2001−322375号公報
しかしながら、上記のような印刷物は、カードの第2樹脂シートがラミネートされていない裏面に手書き,ゴム版,捺印,印刷などの自由な書き込みを行ない、その後、印刷物に残された上記第1樹脂シートのカード部に、上記カードのラミネートされていない裏面を対面させ、第1樹脂シートに残った接着層によって接着させる。そして、上記第1および第2樹脂シートと印刷媒体の積層体を、第1樹脂シートのカード部周辺に設けられた切り取り線から切り離し、印刷媒体の両面に第1および第2樹脂シートがラミネートされたカードを得るようになっている。
すなわち、剥離された印刷媒体の表面は予め第2樹脂シートによってラミネート(積層)されているため、その裏面にしか自由な書き込みを行なうことができない。このため、印刷媒体の表面に、例えば所定の内容が書き込まれている場合には、使用者は、その内容に関する用途にしかカードを使用し難いという問題がある。また、使用者は、両面に自分の好みに応じた内容を書き込みたいという要望がある。
本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、使用者がカードの両面に自由な書き込みを行なうことができるとともに、カードの耐久性を向上させることができる印刷用紙の提供を目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の印刷用紙は、第1接着層を有する印刷用シートと、一面が上記印刷用シートの第1接着層に対して剥離可能に積層された剥離シートと、第2接着層を有し、上記第2接着層が上記剥離シートの他面に対して剥離可能に積層された樹脂シートとを備え、上記印刷用シートと剥離シートと樹脂シートとの積層部に、切り取り線で囲まれた切り離し可能なカード部が設けられ、上記カード部のうち印刷用シートと剥離シートとが第1接着層を介して積層された状態で上記樹脂シートと第2接着層を残して剥離しうるようになっていることを要旨とする。
すなわち、本発明の印刷用紙では、上記印刷用シートと剥離シートと樹脂シートとの積層部に、切り取り線で囲まれた切り離し可能なカード部が設けられ、上記カード部のうち印刷用シートと剥離シートとが第1接着層を介して積層された状態で上記樹脂シートと第2接着層を残して剥離しうるようになっている。
したがって、使用者は、上記カード部のうち印刷用シートの第1接着層を有しない印刷面に、手書き,ゴム版,捺印,印刷などの自由な書き込みを行なうことができる。その後、上記カード部の印刷面を印刷用紙に残された第2接着層のカード部に対面させ、第1接着層を介して樹脂シートと接着させる。そして、上記カード部から剥離シートを剥離し、第1接着層を剥き出しにする。このように第1接着層を剥き出しにした状態のカード部を2つ用意し、そのカード部とカード部を第1接着層を介して接着させることで両面に自由な書き込みがされ、樹脂シートによってラミネートされたカードができる。
すなわち、使用者は、印刷面に自由な書き込みを行ない、その面にラミネート加工を手軽に施すことができるため、自分の趣向に応じ、かつ耐久性に優れたカードを気軽に作成することができる。このように、使用者は、印刷用紙から手軽に耐久性に優れ、用途に応じたカードを得ることができるため、カードをさまざまな用途に使用することができる。また、印刷用シートの両面に樹脂シートがラミネートされたカードを容易に形成することができるため、定期入れ等に入れて携帯しても、しわになったり傷んだりし難く、非常に耐久性に優れる。また、印刷用シートのカード部に書き込みをした後に書き込みの上を樹脂シートでラミネートすることができるため、書き込みが消えたり、汚損することがほとんどなくなる。
本発明において、上記樹脂シートの切り取り線が、断続的な切れ込みからなるものである場合には、カード部を切り離す前は、カード部が印刷用紙から容易に切り離されないように保持するとともに、樹脂シートの切り離しが必要になったときには、上記切れ込みから上記樹脂シートのカード部を容易に切り離すことができる。
本発明において、上記印刷用シートから上記剥離シートにわたる切り取り線が、実質的に連続する切れ込みからなるものである場合には、カード部のうち剥離シートと印刷用シートを樹脂シートから容易に剥離することができる。
本発明において、上記第2接着層の接着力が上記第1接着層の接着力より弱い場合には、容易に、上記カード部のうち印刷用シートと剥離シートとが第1接着層を介して積層された状態で上記樹脂シートと第2接着層を残して容易に剥離することができる。すなわち、上記カード部のうち印刷用シートと剥離シートを上記樹脂シートと第2接着層を残して剥離する前に印刷用シートと剥離シートとが剥離してしまうことを防止することができる。
本発明において、同じ大きさ形状のカード部が偶数個設けられた場合には、一の印刷用紙でカードを作成することができる。また、一の印刷用紙に半端なカード部がでないため、好適である。
本発明において、折り目を有し、上記カード部が上記折り目を対称軸として重なり合うように配置されている場合には、折り目に沿って印刷用紙を折ることで、容易にカード部とカード部とをぴったり重ね合わせることができる。例えば、第1粘着層が剥き出しの状態のカード部が第2接着層のカード部に対面して樹脂シートと接着している場合に、折り目に沿って印刷用紙を折ることで、対称関係のカード部とカード部をぴったりと貼り合わせることができる。これにより、見た目のきれいなカードを容易に作成することができる。
本発明において、上記カード部が上記切り取り線を境界として他のカード部と隣接するように配置されている場合には、上記カード部は他のカード部と上記切り取り線を対称軸として対称関係になる。そして、上記切り取り線で印刷用紙を折ることで、容易にカード部とカード部とをぴったり重ね合わせることができる。すなわち、上記カード部を囲む切り取り線と他のカード部を囲む切り取り線が共用されることで、上記カード部と他のカード部の位置が近くなるため、使用者は重ね合わせ始める位置を捉えやすくなる。これにより、使用者が印刷用紙の撓みや重ね合わせ始める位置のずれ等によりカード部とカード部とがずれた状態で重ね合わせてしまうことを防止することができ、一層見た目のきれいなカードを容易に作成することができる。
本発明において、上記樹脂シートは透明である場合には、使用者は樹脂シートを透して印刷用シートに書き込まれた内容をはっきり視認することができる。
つぎに、本発明を実施するための最良の形態を説明する。以下の説明は、樹脂シートとして、ポリエステル(特にPET)を採用し、カードの耐久性の向上を実現した例を示す。
図1〜図3は、本発明の第1の実施例の印刷用紙の外観を示す。
上記印刷用紙1は、後述の第1接着層21(図4参照)を有する印刷用シート3と、一面が印刷用シート3の第1接着層21に対して剥離可能に積層された剥離シート5と、後述の第2接着層23(図4参照)を有し、第2接着層23が剥離シート5の他面に対して剥離可能に積層された樹脂シート7とを備える。印刷用シート3と剥離シート5と樹脂シート7との積層部には、切り取り線(切れ込み)9,11で囲まれた切り離し可能なカード部13が設けられている。そして、カード部13のうち印刷用シート3と剥離シート5とが第1接着層21を介して積層された状態で樹脂シート7と第2接着層23を残して剥離しうるようになっている。
図1および図2に示すように、上記印刷用紙1には、同じ大きさ形状の6つ(偶数個)の略長方形のカード部13が設けられている。なお、図1に示す左上のカード部13は、カード部13のうち剥離シート5と印刷用シート3とが積層された状態で樹脂シート7から約半分剥離され、樹脂シート7が視認できる状態である。
本実施例では、上記印刷用紙1は、プリンタ等の印刷装置において使用でき、上記印刷用シート3の印刷面(図1に示す印刷用紙1の手前側の面)には印刷用加工が施されている。印刷用加工としては、例えば、染料インクと親和する受容層の形成等が採用される。
また、上記樹脂シート7としては、いわゆるPETを採用しているが、これに限定するものではなく、各種のものを用いることができる。例えば、ポリエステル,ポリエチレン,ポリプロピレン,ポリスチレン,塩化ビニル樹脂,塩化ビニリデン樹脂等からなる単層のプラスチックフィルムや、複数のプラスチックフィルムのラミネートフィルム等があげられる。これらの中でも、ポリエステル、特にPETは、透明性,強靭性,電気絶縁性,寸法安定性に優れているため、好適に用いることができる。
上記のように、樹脂シート7として、無色で透明性のあるPETを用いているため、使用者は樹脂シート7を透して印刷用シート3に書き込まれた内容をはっきり視認することができる。また、本実施例のように無色透明な樹脂シート7に限られず、適度に着色された透明の樹脂シート7や半透明な樹脂シート7を採用することもできる。
上記樹脂シート7のカード部13を形成する切り取り線11(図2参照)は、断続的な切れ込み(いわゆるミシン目)からなるものである。このため、カード部13を切り離す前は、カード部13が印刷用紙1から容易に切り離されないように保持するとともに、樹脂シート7の切り離しが必要になったときには、切れ込み11から樹脂シート7のカード部13を容易に切り離すことができる。
印刷用シート3と剥離シート5のカード部13を形成する切り取り線9は、上記印刷用シート3から剥離シート5にわたり、実質的に連続する切れ込みからなるものである。このため、カード部13のうち剥離シート5と印刷用シート3を樹脂シート7から容易に剥離することができる。
つぎに、図4を参照して、印刷用紙1の積層について説明する。
上記剥離シート5の両面には易剥離加工が施されている。具体的には、上記剥離シート5の両面にシリコーン被覆層17,19が形成されている。上記易剥離加工としては、第1接着層21および第2接着層23から容易に剥離できるものであれば特に限定するものではなく、例えば、フッ素樹脂コーティング、シリコーンフッ素樹脂コーティング、エンボス加工、ブラスト加工等が採用される。
上記印刷用シート3は、その片面に第1接着層21が設けられ、その第1接着層21を介して剥離シート5のシリコーン被覆層17と貼り合わされている。上記樹脂シート7は、その片面に第2接着層23が設けられ、その第2接着層23を介して剥離シート5のシリコーン被覆層19と貼り合わされている。
そして、この例では、印刷用シート3から剥離シート5にわたる切り取り線9を実質的に連続する切れ込みから形成するとともに、樹脂シート7の切り取り線11を断続的なミシン目から形成することにより、印刷用シート3と剥離シート5とが積層された状態で上記樹脂シート7から容易に剥離できるようになっている。
また、上記第2接着層23の接着力は第1接着層21の接着力より弱いものが使用されている。これによっても、カード部13のうち印刷用シート3と剥離シート5とが第1接着層21を介して積層された状態で樹脂シート7と第2接着層23を残して容易に剥離することができる。すなわち、カード部13のうち印刷用シート3と剥離シート5を樹脂シート7と第2接着層23を残して剥離する前に印刷用シート3と剥離シート5とが剥離してしまうことを防止することができる。
つぎに、図5〜図11を参照して、積層カードの作成手順の一例について説明する。なお、図5では、それぞれ印刷用紙1の一部を省略して示している。
まず、図5(1)に示す印刷用シート3の印刷面は、図6に示すように、カード部13の印刷面に、作成されたカード(図11参照)の表および裏となる面に手書き,ゴム版,捺印,印刷などの自由な書き込みが行なわれた状態である。この後、図5(2)に示すように、カード部13のうち印刷用シート3と剥離シート5とが積層された状態で樹脂シート7から剥離する。このとき、切り取り線9は、実質的に連続する切れ込みからなるものであるため、樹脂シート7から印刷用シート3と剥離シート5とが積層されたカード部13を容易に剥離することができる。また、樹脂シート7のカード部13が断続的な切れ込み11で囲まれているため、樹脂シート7のカード部13が不用意に切り離されてしまうことが防止される。
また、上記第2接着層23の接着力は第1接着層21の接着力より弱いものが使用されているため、印刷用シート3と剥離シート5とが剥離してしまうことを防止され、カード部13のうち印刷用シート3と剥離シート5とが積層された状態で樹脂シート7から剥離し易くなっている。
ついで、図5(3)に示すように、樹脂シート7から剥離した印刷用シート3と剥離シート5とが積層されたカード部13を裏返す。この後、図5(4)および図7に示すように、印刷用シート3と剥離シート5とが積層されたカード部13の印刷用シート3の印刷面が印刷用紙1に残された樹脂シート7のカード部13に対面するように、上記第1接着層21を介して樹脂シート7と接着させる。このようにすることで、図5(5)に示すように、印刷用シート3の印刷面が樹脂シート7によってラミネート(ラミネート加工)される。
つぎに、図5(6)および図8に示すように、印刷用紙1からカード部13を構成する剥離シート5と印刷用シート3と樹脂シート7との積層体を、切り取り線9,11から切り離す。このようにすることで、図5(7)に示すように、剥離シート5と接着した印刷用シート3の印刷面が樹脂シート7によってラミネートされたカード部13が印刷用紙1から分離する。
ついで、図5(8)および図9に示すように、剥離シート5と印刷用シート3と樹脂シート7からなるカード部13から剥離シート5を剥離する。これにより、上記第1接着層21が剥き出しになる。この後、図10(A)に示すように、上記第1接着層21を剥き出しにした状態のカード部13を2つ用意し、図5(9)および図10(B)に示すように、そのカード部13とカード部13を第1接着層21を介して貼り合わせる(接着させる)。上記印刷用紙1には、上記カード部13が偶数個設けられているため、一の印刷用紙1でカードを作成することができるとともに、一の印刷用紙1に余ったカード部13がでないため、好適である。
上記のようにカード部13とカード部13を貼り合わせることで、図5(10)および図11に示すように、両面に自由な書き込みがされ、樹脂シート7によってラミネートされたカード(カード部13とカード部13が貼り合わされた積層カード)ができる。
したがって、使用者は、印刷面に自由な書き込みを行ない、その面にラミネート加工を手軽に施すことができるため、自分の趣向に応じ、耐久性に優れたカードを気軽に作成することができる。このように、使用者は、印刷用紙1から手軽に耐久性に優れ、用途に応じたカードを得ることができるため、カードをさまざまな用途に使用することができる。また、印刷用シート3の両面に樹脂シート7がラミネートされたカードを容易に形成することができるため、定期入れ等に入れて携帯しても、しわになったり傷んだりし難く、非常に耐久性に優れる。また、印刷用シート3のカード部13に書き込みをした後に書き込みの上を樹脂シートでラミネートすることができるため、書き込みが消えたり、汚損することがほとんどなくなる。
また、上記印刷用紙1には、上記カード部13が偶数個設けられているため、一の印刷用紙1でカードを作成することができる。また、一の印刷用紙1に半端なカード部13がでないため、好適である。
図12〜図16は、本発明の第2の実施例を示す。
本実施例では、印刷用紙1には、図13に示すように、略中央(中央を含む)に上端から下端に向かって形成された折り目31が設けられ、左右のカード部13は折り目31を対称軸として重なり合うように配置されている。また、第1の実施例の図5(6)〜図5(10)に示すカードの作成手順に代えて図12(1)〜図12(5)に示す作成手順を採用している。それ以外は、上記第1の実施例と同様であり、同様の部分には同じ符号を付している。また、上記第1の実施例と同様の作用効果を奏する。
つぎに、図12〜図16を参照して、カードの作成手順の一例について説明する。なお、図12では、それぞれ印刷用紙1の一部を省略して示している。
まず、図5(1)〜図5(5)までの手順の後、図12(1)および図13に示すように、左右に対称関係のカード部13の剥離シート5を剥離し、上記第1接着層21を剥き出しにする。そして、図12(2)および図14に示すように、印刷用紙1を折り目31に沿って折る。このように折り目31に沿って折ることで、カード部13とカード部13とがぴったりと重なるように案内される。
つぎに、図12(3)および図15に示すように、左右に対称関係のカード部13とカード部13を接着する。この後、図12(4)および図16に示すように、印刷用紙1から左右に対称関係のカード部13とカード部13が貼り合わされた積層体(積層カード)を、切り取り線9,11から切り離す。このようにすることで、図12(5)および図11に示すように、使用者によって両面に自由な書き込みがされ、かつラミネート加工された積層カードができる。
上記のように、第1接着層21が剥き出しの状態のカード部13が第2接着層23のカード部13に対面して樹脂シート7と接着している場合に、折り目31に沿って印刷用紙1を折ることで、対称関係のカード部13とカード部13をぴったりと貼り合わせることができ、見た目のきれいなカードを容易に作成することができる。
上記各実施例において、上記カード部に、磁気記録層を設けてもよい。この場合、例えば、前述の樹脂シートと印刷用シートの間に磁気テープや磁気フィルムを挟み込んでもよい。こうすることにより、診察券や会員証等だけでなく、情報が記録できる磁気記録カード等として銀行カードや住民カード,クレジットカード,プリペイドカード等、各種の用途に用いることができ、便利である。
図17〜図21は、本発明の第3の実施例を示す。
本実施例では、印刷用紙1には、略中央(中央を含む)に上端から下端に向かって形成された折り目31が設けられ、カード部13が切り取り線9,11を境界として他のカード部13と隣接するように配置されている。
また、第1の実施例の図5(6)〜図5(10)に示すカードの作成手順に代えて図17(1)〜図17(5)に示す作成手順を採用している。それ以外は、上記第1の実施例と同様であり、同様の部分には同じ符号を付している。また、上記第1の実施例と同様の作用効果を奏する。
より詳しく説明すると、図18、図19に示すように、左のカード部13と右のカード部13は、左のカード部13の右辺を構成する切り取り線9,11と右のカード部13の左辺を構成する切り取り線9,11を共用するように配置されている。この左右のカード部13が共用する切り取り線9,11が折り目31上に位置するため、カード部13は他のカード部13と切り取り線9,11を境界として対称関係になる。
つぎに、図17〜図21を参照して、カードの作成手順の一例について説明する。なお、図17では、それぞれ印刷用紙1の一部を省略して示している。
まず、図5(1)〜図5(5)までの手順の後、図17(1)および図18に示すように、左右に対称関係のカード部13の剥離シート5を剥離し、上記第1接着層21を剥き出しにする。そして、図17(2)および図19に示すように、印刷用紙1を折り目31に沿って折る。このように折り目31に沿って折ることで、カード部13とカード部13とがぴったりと重なるように案内される。
つぎに、図17(3)および図20に示すように、左右に対称関係のカード部13とカード部13を接着する。このとき、カード部13と他のカード部13の位置が近いため、使用者は、重ね合わせ始める位置(例えば、印刷用シート3のうちカード部13が共用する切り取り線9,11の近傍の第1接着層21)を捉えやすい。重ね合わせ始めでぴったりと重ね合わせることで、残りの第1接着層21にも容易にぴったりと重ね合わせることができる。
ついで、図17(4)および図20に示すように、印刷用紙1から左右に対称関係のカード部13とカード部13が貼り合わされた積層体(積層カード)を、切り取り線9,11から切り離す。このようにすることで、図17(5)および図11に示すように、使用者によって両面に自由な書き込みがされ、かつラミネート加工された積層カードができる。
上記のように、第1接着層21が剥き出しの状態のカード部13が第2接着層23のカード部13に対面して樹脂シート7と接着している場合に、切り取り線9,11を境界として印刷用紙1を折ることで、容易にカード部13とカード部13とをぴったり重ね合わせることができる。すなわち、カード部13を囲む切り取り線9,11と他のカード部13を囲む切り取り線9,11が共用されることで、カード部13と他のカード部13の位置が近くなるため、使用者は重ね合わせ始める位置を捉えやすくなる。これにより、使用者が印刷用紙1の撓みや重ね合わせ始める位置のずれ等によりカード部13とカード部13とがずれた状態で重ね合わせてしまうことを防止することができ、一層見た目のきれいなカードを容易に作成することができる。
また、折り目31は、カード部13の外にも位置するため、印刷用紙1から左右に対称関係のカード部13とカード部13が貼り合わされた積層体(積層カード)が、切り取り線9,11から切り離されても、残りのカード部13とカード部13とがぴったりと重なるように案内することができる。
また、図5(9)、図12(2)および図17(2)に示すカード部13とカード部13との貼り合わせの際に、カード部13とカード部13との間に磁気記録層を存在させてもよい。また、カード部の第1粘着層または第1粘着層から印刷用シートにわたって凹部を設けてもよい。こうすることで、上記凹部に磁気記録層等の挟み込んだ物を収容することができ、磁気記録層等の厚みによってカードの厚みが増すことを防止することができる。
また、上記磁気記録層と同じようにICチップや読み書き用のアンテナを設けてもよい。これにより、例えば、高密度情報が記録できるICカードやメモリカード等として利用でき、プリペイドカードやゲームカード等各種の用途に用いることができる。
また、上記各実施例において、前述の印刷用紙(特に、カード部)にいわゆるホログラムを設けてもよい。例えば、カード部にホログラムを設けることにより、カードの信憑性やデザインを向上させることができる。また、前述の印刷用シート、剥離シート、樹脂シートの厚み,素材,硬さ,形状,色彩,模様等は、任意に設定することができる。これにより、使用者にバラエティーに富んだカードを提供することができる。
上記各実施例では、切り離し可能なカード部が略長方形であるものを例示したが、これに限定するものではなく、ハート型や星型等各種の形状にすることができる。
上記印刷用シートと剥離シートと樹脂シートとの積層部に、切り取り線で囲まれた切り離し可能なカード部が設けられ、上記カード部のうち印刷用シートと剥離シートとが第1接着層を介して積層された状態で上記樹脂シートと第2接着層を残して剥離しうるようしたことで、使用者がカードの両面に自由な書き込みを行なうことができるとともに、カードの耐久性を向上させる用途に適用できる。
本発明の第1の実施例の印刷用紙の印刷用シートを示す斜視図である。 印刷用紙の樹脂シート側を示す斜視図である。 印刷用紙を示す展開図である。 印刷用紙を示す断面図である。 カードの作成手順を示す断面図である。 印刷用紙の印刷用シート側を示す平面図である。 印刷用紙の印刷用シート側の拡大図である。 印刷用紙の印刷用シート側の拡大図である。 印刷用紙から切り離されたカード部の拡大図である。 カード部の貼り合わせを示す図である。 作成されたカードを示す図である。 第2の実施例のカードの作成手順を示す断面図である。 印刷用紙の印刷用シート側を示す平面図である。 折り目に沿って折られた印刷用紙を示す斜視図である。 カード部の貼り合わせを示す図である。 印刷用紙からカード部を切り離している状態を示す斜視図である。 第3の実施例のカードの作成手順を示す断面図である。 印刷用紙の印刷用シート側を示す平面図である。 折り目に沿って折られた印刷用紙を示す斜視図である。 カード部の貼り合わせを示す図である。 印刷用紙からカード部を切り離している状態を示す斜視図である。
符号の説明
1 印刷用紙
3 印刷用シート
5 剥離シート
7 樹脂シート
9 切り取り線
11 切り取り線
13 カード部
17 シリコーン被覆層
19 シリコーン被覆層
21 第1接着層
23 第2接着層
31 折り目

Claims (8)

  1. 第1接着層を有する印刷用シートと、
    一面が上記印刷用シートの第1接着層に対して剥離可能に積層された剥離シートと、
    第2接着層を有し、上記第2接着層が上記剥離シートの他面に対して剥離可能に積層された樹脂シートとを備え、
    上記印刷用シートと剥離シートと樹脂シートとの積層部に、切り取り線で囲まれた切り離し可能なカード部が設けられ、上記カード部のうち印刷用シートと剥離シートとが第1接着層を介して積層された状態で上記樹脂シートと第2接着層を残して剥離しうるようになっていることを特徴とする印刷用紙。
  2. 上記樹脂シートの切り取り線が、断続的な切れ込みからなるものである請求項1記載の印刷用紙。
  3. 上記印刷用シートから上記剥離シートにわたる切り取り線が、実質的に連続する切れ込みからなるものである請求項1または2記載の印刷用紙。
  4. 上記第2接着層の接着力が上記第1接着層の接着力より弱い請求項1〜3のいずれか一項に記載の印刷用紙。
  5. 同じ大きさ形状の上記カード部が偶数個設けられた請求項1〜4のいずれか一項に記載の印刷用紙。
  6. 折り目を有し、上記カード部が上記折り目を対称軸として重なり合うように配置されている請求項5記載の印刷用紙。
  7. 上記カード部が上記切り取り線を境界として他のカード部と隣接するように配置されている請求項5または6記載の印刷用紙。
  8. 上記樹脂シートは透明である請求項1〜7のいずれか一項に記載の印刷用紙。
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