JP4037182B2 - 簡易カード付き申込帳票 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、駅や店舗等、人の集まる場所に置いておき、希望者が持ち帰って葉書で申し込む方式の(バラマキ型の)メールオーダー冊子などに好適なカード付き申込帳票に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のメールオーダー冊子は、その一部に封書を含み、この封書の中に冊子内に設けられた申込書を封入して申し込んでいたが、
(1)バラマキ型であるため、回収率が決して高いわけではない、
(2)封書自身のコストも無視できない、
(3)封書の場合は、郵便料金も高価である、
(4)申し込まれた封書の開封作業が面倒である、
等々の理由から、葉書の採用が増えてきている。
【0003】
しかし、葉書は封書と異なり、情報量が少ないことに加え、記入した情報が第三者から丸見えであるため、プライバシーに関する記入をためらう申込者は、申込そのものをやめてしまったり、別に封筒を用意して申し込んだりして、必ずしも、使い勝手の良いものではなかった。
【0004】
また、この葉書とは別に、インスタントカードやテンポラリーカードといわれる簡易カードを設けたいというニーズも根強い。
この理由は、そもそも、メールオーダーそのものが、従来の、例えば、
(1)電話やFAXで申し込みをする、
(2)申込書が自宅に郵送される、
(3)申込書を記入してポストに投函する、
というステップを経ない、『即時申込』というスピード感をポイントにしているため、マイレージカード等のポイントカードや割引カードの申込等では、暫定的に、カードを発行しておくことが、非常に、重要であるからである。
つまり、申込書(例えば、はがき)とインスタントカードに、個別NO.等で、同一又は関連付けされたデータを設けておく必要が生じる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
まず、秘匿ラベルについて、提案されている構成とその課題を説明する。
図10は、ダブルタック方式の隠蔽ラベルの一例を示す図である。
隠蔽ラベル200は、不透明基材201と、透明樹脂フィルムからなる擬似接着層202と、樹脂フィルムからなる透明性基材203と、第二粘着剤層204と、片面剥離フィルム205と、第一粘着剤層206と、片面剥離の剥離紙207とを備えている。剥離紙207は、メールオーダー冊子100の一部で兼ねることもある。
【0006】
この隠蔽ラベル200は、葉書とは別の場所に、第一の粘着剤層206で冊子100に、貼り付けて内蔵させておき、矢印Aの位置から剥離して使用する。個別情報欄へ貼り替えるときには、矢印Bの位置から剥離して、第二の粘着剤層204によって隠蔽したい個別情報欄上を覆い、この状態で郵送する。
そして、到着した先で、矢印Cの位置から擬似接着層202によって開封し、透明性基材203を介して個別情報を判読する、といったものである。
【0007】
この隠蔽ラベル200は、一見してわかるように、非常に複雑な多層構造となっており、これらは、すべてをインライン化して製造できないこともあり、総合的な歩留まりが決して良くないため、高コストな材料であった。
また、擬似接着層202/透明性基材203等は、Tダイでの共押出し法による成形となるため、任意の形状によるパターン化はできず、ストライプ形状(精度の悪い)以外には、部分的に剥離しないようにすることはできなかった。
なお、ストライプ形状とすることは、秘匿ラベルの専用品化となってしまうため、ロットによっては割高となったり、余った分は、長期在庫するか、廃棄するしかなく、産業上、大いなる無駄であった。
【0008】
そこで、秘匿ラベル自身は、粘着剤をヒートシールに変えて剥離紙をなくしたり、様々な層構成や、材料の組合わせで低コスト化や高機能化の提案が行われているが、顧客の要望するコストを満足するレベルには至っていないのが現実であった。
【0009】
以上の状況を受け、もっと簡便な秘匿ラベルとして、再剥離型粘着剤によるものが提案されている。
再剥離型粘着剤は、確かに前述した多層ラベルと比較すれば、構造が簡単で材料費も限定的であるため、安価ではあるが、以下の課題がある。
(1) 再剥離型粘着剤とは、言わばメモ用の付箋として使用されているものと同質であり、複数回の接着/剥離が可能であるため、知らないうちに第三者に個別情報が読取られてもその形跡が残らない。つまり、セキュリティ性が低い。
(2) 再剥離型粘着剤は、強粘着剤に架橋剤を添加する系と、一般的なエマルションよりは格段に大きい微球状等の粒子からなり低凝集系があるが、前者は経時や環境変化による接着力上昇、後者は低凝集に依存する糊残りが起こりやすい。つまり、バラマキ型のメールオーダー冊子では、使用したいと思ったときに、狙い通りの効果を発現しない場合がある。
【0010】
つぎに、インスタントカードについても、提案されている構成とその課題を説明する。
最も安価なタイプは、メールオーダー冊子の台紙に、ミシン目等でカード状に切り取れるように形成したものであるが、当然のごとく、
(1)切り取りにくい(うまく切り取れない)、
(2)ミシン目のタイ部(つながった部分)に毛羽立ちが出るために、体裁が悪い、
(3)毛羽立ちのあるものは紙粉が読取機に入ると故障しやすくなるので、マシンリードさせたくない、
といった声があり、採用もきわめて限定的であった。
そこで、最も一般的なものが、やはり前述した以下のような多層フィルムを利用したものである。
【0011】
図11は、インスタントカードの例を示した図である。
インスタントカード300Aは、最も高級感の得られるタイプであり、カード基材301に、PETやPP,PVC等の耐水性の高い合成樹脂フィルムを使用することができるものである。
インスタントカード300Aは、全面ベタで貼り合せられた多層フィルムに印刷を行い、さらに、基材301側からカード形状にハーフカットを設けながらカード外部分を粕上げして、カード部材とし、これをメールオーダー冊子100にラベラと呼ばれる専用機で貼り込んでいく。
【0012】
インスタントカード300Bは、上述したインスタントカード300Aほどの高級感は得られないものの、一時的な利用では問題なく使用できるものである。カード基材がメールオーダー冊子100となるため、耐水性等は限定的であるが、そもそも暫定的なカード発行であれば、耐水性そのもの要求はなく、むしろ擬似接着ラベルが多層フィルムに限定されていたために、本来不要な『耐水性』を機能として売り込んでいた面がある。
なお、いずれも、台紙貼付前は、剥離紙で粘着剤を保護している。
【0013】
以上説明してきたように、葉書の隠蔽ラベル、インスタントカードの内蔵そのものは、様々な提案があり、また実用化されている。
しかし、隠蔽ラベル、インスタントカードを形成するための多層フィルムは、いずれも高価であり、また、ラベラと呼ばれる専用機(一般に印刷やラミネートと比較すると低速)で、2回の貼り込み作業を要するため、部材のコストに加え、生産コストも上がり、媒体単価は、きわめて高価なものにならざるを得なかった。
【0014】
特に、葉書とインスタントカードに、No.やバーコードを印字する場合に、隠蔽ラベルを表裏面に1枚ずつ貼り込まなくてはならなかったり、又は、葉書用の秘匿ラベルを申込葉書の記入欄とは逆の場所に貼り付けておいたり、葉書の印字面を申込葉書記入欄ではなく宛名面にしたり、といった変更が必要になる。いずれにせよ、申込者及び/又は申込処理を行う側にとっては、使い勝手の悪い媒体となってしまう。
【0015】
図12は、カード付きメールオーダー冊子の一般的な例を示す図である。
カード付きメールオーダー冊子100は、第1〜第4の帳票片100A〜100Dが、4つ折りされたものであり、第1の帳票片100Aには、隠蔽ラベル200が設けられ、第2の帳票片100Bには、インスタントカード300が設けられている。
【0016】
通常、申込処理を行う側では、葉書のコピーを取って保管しておくため、申込者の記入欄aと、バーコードf,hは同一面に設けておかないと、コピーを両面で取る必要が生じ、時間的、コスト的なロスが大きくなってしまう。
また、両面プリンタで表裏に同じバーコードf,hを印字することは物理的に可能であるが、検証方法が不十分であったりした場合に、表裏のバーコードf,hのマッチングに失敗すると、システム上で大きな不具合を生じることに加え、少なくともコストアップになるため推奨できない。
【0017】
本発明の課題は、簡易カード部を即時発行できると共に、記載された申込情報を秘匿でき、しかも、申込情報の記載領域と簡易カード部の形成領域に個別情報を同時に印字することを、低コストで実現できるカード付き申込帳票を提供することである。
【0018】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、請求項1の発明は、申込情報を記載可能な申込情報記載領域を有する第1の帳票部と、前記第1の帳票部に連接され、少なくとも前記申込情報記載領域を隠蔽する隠蔽領域と、簡易カード部とを有する第2の帳票部と、前記第2の帳票部の前記申込情報記載領域を隠蔽する側の面に、剥離可能に接着される透明性基材と、前記透明性基材の前記第2の帳票部と接着される面とは反対の面に、粘着剤層を介して剥離シートを設けた透明性タックシートと、を備えた簡易カード付き申込帳票である。
【0021】
請求項の発明は、請求項に記載の簡易カード付き申込帳票において、前記簡易カード部は、前記透明性基材から剥離されることを特徴とする簡易カード付き申込帳票である。
【0022】
請求項の発明は、請求項に記載の簡易カード付き申込帳票において、前記簡易カード部は、表側カード部分と裏側カード部分に分割されており、前記表側カード部分及び/又は裏側カード部分は、前記透明性基材に、少なくとも一部又は全面が剥離可能に貼り合わされていることを特徴とする簡易カード付き申込帳票である。
【0023】
請求項の発明は、請求項に記載の簡易カード付き申込帳票において、前記第2の帳票部の表面又は裏面の一部に、個別情報を印字可能な個別情報印字領域を備えることを特徴とする簡易カード付き申込帳票である。
【0024】
請求項の発明は、請求項に記載の簡易カード付き申込帳票において、前記個別情報印字領域は、前記隠蔽領域の外側に剥離不能に配置されることを特徴とする簡易カード付き申込帳票である。
【0025】
請求項の発明は、請求項に記載の簡易カード付き申込帳票において、前記簡易カード部は、個別情報を印字可能なカード側個別情報印字領域を備え、前記個別情報印字領域と前記カード側個別情報印字領域に印字される前記各個別情報は、少なくとも一部のデータが、同一又は関連付けされていることを特徴とする簡易カード付き申込帳票である。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、図面等を参照して、本発明の実施の形態について、さらに詳しくに説明する。
図1〜図4は、本発明による簡易カード付き申込帳票の第1実施形態であるカード付きメールオーダー冊子10を示す図であって、図1は、表面図及び断面図、図2は、裏面図、図3は、外観斜視図、図4は、使用方法の説明図である。
【0027】
第1実施形態のカード付きメールオーダー冊子(以下、単に冊子という)10は、図1(A)に示すように、左から第2の帳票部12と,第1の帳票部11と,第3の帳票部13と,第4の帳票部14とに区画されており、図3に示すように、第1の帳票部11と第3の帳票部13との間で2つ折りされた後に、さらに、第1の帳票部11と第2の帳票部12の間及び第3の帳票部13と第4の帳票部14との間で2つ折りされた4つ折りの冊子となっている。
また、この冊子10は、図1(B)に示すように、台紙となる不透明な基材15と、基材15の第2の帳票部12に設けられた隠蔽ラベル構造20とを備えている。
【0028】
第1の帳票部11は、氏名,住所,勤め先などの申込情報を記載可能な申込情報記載領域aを有する部分である。
【0029】
第2の帳票部12は、第1の帳票部11の左側に連接され、少なくとも申込情報記載領域aを隠蔽するはがき隠蔽領域bを有する隠蔽ラベル構造20を備えている。この隠蔽ラベル構造20は、図1(B)に示すように、植物パルプを主原料としたグラシン紙等の透明紙基材(透明性基材)23と、この透明紙基材23の片面に、粘着剤24を介して剥離紙25を設けた透明性タックシート26とが含まれており、透明紙基材23は、冊子10の台紙である不透明性の基材15上に、剥離層21を介して、接着剤22によって剥離可能に接着されている。
なお、剥離紙25には、隠蔽ラベルの貼り方(説明文・図解)25aが印刷されている。yは、剥離開始用のハーフカットである。
【0030】
また、第2の帳票部12は、はがき隠蔽領域b以外のカード形成領域cの隠蔽ラベル構造20を利用して、簡易カード部30を剥離して形成するように、ハーフカットdが形成されている。そして、簡易カード部30は、透明性タックシート26から剥離されるようになっている
【0031】
図2に示すように、第1及び第2の帳票部11,12は、はがき部16が切り取りできるように、ミシン目eが形成されている。なお、第1の帳票部11の裏面がはがきの宛名面16aとなっている。
また、第2の帳票部12は、その裏面の一部に、バーコード(個別情報)fを、プリンタによって印字可能な個別情報印字領域17を備えている。この個別情報印字領域17は、はがき隠蔽領域bの外側に剥離不能に配置され、はがき隠蔽領域bと個別情報印字領域17の境界には、ミシン目gが形成されている。
【0032】
一方、簡易カード部30は、バーコード(カード側個別情報)hが個別情報印字領域17のバーコードfと一緒に印字できるように、同一の面(裏面;カード側個別情報領域)に印字可能である。これらのバーコード(個別情報)fとバーコード(カード側個別情報)とは、少なくとも一部のデータが、同一又は関連付けされている。
【0033】
第3及び第4の帳票部13,14は、この冊子10で申し込む申込内容,規則,利用方法等が予め印刷されている部分である。
【0034】
つぎに、図4を参照しながら、第1実施形態に係る冊子10のはがきの作成方法を説明する。なお、剥離紙25に印刷された隠蔽ラベルの貼り方(説明文・図解)25aを見ながら作成することができる。
図4(A)に示すように、冊子10からはがき部16を、ミシン目eで切り離し、右側の申込情報記入欄aに必要事項を記入する。
つぎに、図4(B)に示すように、隠蔽ラベル構造20の剥離紙25を剥がして、粘着剤24の部分が右側の申込情報記入欄a上に重なるように、内側に折り曲げる(矢印C)。
さらに、図4(C)に示すように、全面がよく接着するように貼り合わせて、ポストに投函する。
一方、申込サービスセンターでは、図4(D)に示すように、届いたはがき部16のミシン目gよりも上を、矢印Dのように開封すると、透明紙基材23を通して、申し込み者の記入内容が確認できる。
ミシン目gよりも下の部分17は、開封しないようにすることが望ましい。この理由は、申込サービスセンターにおいて、申込情報記入欄aとバーコードfとを同一面に形成しておくことにより、両者を1枚の紙にコピーして控えを取れるようにするためである。
【0035】
以上説明したように、第1実施形態によれば、以下のような効果がある。
(1)申込サービスセンターでは、はがき部16を開封したときに、透明紙基材23があるので、剥がした面がベタつかない。
(2)透明紙基材22を使用するため、フィルムを使用した擬似接着ラベル(図11参照)を使用する場合よりも、安価に製造することができる。
(3)透明紙基材23で記入内容が保護されるため、安心して長期間の保管を行うことが可能となる。
(4)透明紙基材23を使用するので、透明紙基材23上に、水性ペンによる追加記入が可能である。つまり、剥離界面は、透明紙基材上の接着剤と、冊子基材側の剥離インキとの間である。すなわち、剥離した後は、微小領域では透明紙基材自体と接着剤が露出している。接着剤も水溶性保護コロイド等を多く含むエマルション等で水性ペンでの記入が可能である。
(5)透明性タックシート26を貼り合せた後で、バーコードなどを印字するため、欠番が生じにくい。
(6)印字が片面で良いので、発行コストを削減できる。
(7)簡易カード部30を安価に形成可能であるので、品種統合(冊子基材に切取り用ミシン目を入れたものと、積層ラベルを利用して剥離可能な構成としたものとの統合)が図れる。
(8)全面を連続的に貼り合せていくため、透明性タック紙と冊子基材との見当がズレ難く、生産性が高い。
【0036】
(第2実施形態)
図5〜図9は、本発明による簡易カード付き申込帳票の第2実施形態であるカード付きメールオーダー冊子10Bを示す図であって、図5は、表面図及び断面図、図6は、裏面図及び断面図、図7は、外観斜視図、図8は、はがき部の使用方法の説明図、図9は、簡易カード部の使用方法の説明図である。
なお、前述した第1実施形態と同様の機能を果たす部分には、同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。
第2実施形態の冊子10Bは、図5(A)に示すように、左右に第1の帳票部11と第2の帳票部12とが区画されており、第1の帳票部11と第2の帳票部12とに直交する方向(上下)の折り曲げ線i,jによって、帳票片10−1,10−2,10−3に区画されている。そして、図7に示すように、折り曲げ線i,jによって、帳票片10−1,10−2,10−3が3つ折りされた冊子となっている。
帳票片10−1,10−2の第1の帳票部11は、この冊子10Bで申し込む申込内容,規則,利用方法等が予め印刷されている部分である。
また、この冊子10Bは、図5(B),図6(B)に示すように、台紙となる不透明な基材15と、基材15の第2の帳票部12に設けられた隠蔽ラベル構造20とを備えている。
【0037】
帳票片10−3の第1の帳票部11は、氏名,住所,勤め先などの申込情報を記載可能な申込情報記載領域aを有する部分である。
【0038】
帳票片10−3の第2の帳票部12は、第1の帳票部11の右側に連接され、少なくとも申込情報記載領域aを隠蔽するはがき隠蔽領域bを有する隠蔽ラベル構造20を備えている。
この隠蔽ラベル構造20は、図5(B),図6(B)に示すように、植物パルプを主原料としたグラシン紙等の透明紙基材(透明性基材)23と、この透明紙基材23の片面に、粘着剤24を介して剥離紙25を設けた透明性タックシート26とが含まれており、透明紙基材23は、冊子10の台紙である不透明性の基材15上に、剥離層21を介して、接着剤22によって剥離可能に接着されている。
【0039】
また、帳票片10−1、10−2の第2の帳票部12は、はがき隠蔽領域b以外のカード形成領域cの隠蔽ラベル構造20を利用して、簡易カード部30を剥離して形成するように、ハーフカットd[図6(B)のd1,d2]が形成されている。
【0040】
図5,図6に示すように、帳票片10−3の第1及び第2の帳票部11,12は、はがき部16が切り取りできるように、ミシン目eが形成されている。なお、第1の帳票部11の裏面がはがきの宛名面16aとなっている。
また、帳票片10−3の第2の帳票部12は、その裏面の一部に、バーコード(個別情報)fを、プリンタによって印字可能な個別情報印字領域17を備えている。この個別情報印字領域17は、はがき隠蔽領域bの外側に剥離不能に配置され、はがき隠蔽領域bと個別情報印字領域17の境界には、ミシン目gが形成されている。
【0041】
一方、簡易カード部30は、バーコード(カード側個別情報)hが個別情報印字領域17のバーコードfと一緒に印字できるように、同一の面(裏面;カード側個別情報領域)に印字可能である。これらのバーコード(個別情報)fとバーコード(カード側個別情報)とは、少なくとも一部のデータが、同一又は関連付けされている。
【0042】
つぎに、図8を参照しながら、第2実施形態に係る冊子10Bのはがきの作成方法を説明する。
図8(A)に示すように、冊子10Bから帳票片10−3を、ミシン目eで切り離し、左側の個人情報記入エリア(申込情報記入欄)aに必要事項を記入する。このとき、秘匿したい情報を記載する秘匿エリアa1が右側に集中して配置されている。
つぎに、図8(B)に示すように、隠蔽ラベル構造20の剥離紙25を剥がして、粘着剤24の部分が秘匿エリアa1上に重なるように、内側に折り畳む(矢印C)。
さらに、図8(C)に示すように、全面がよく接着するように貼り合わせて、ポストに投函する。
一方、申込サービスセンターでは、図8(D)に示すように、届いたはがき部16のミシン目gよりも左側を、矢印Dのように開封すると、透明紙基材23を通して、申し込み者の記入内容が確認できる。
【0043】
最後に、図9を参照しながら、第2実施形態に係る冊子10Bの簡易カード部30の作成方法を説明する。
図9(A)に示すように、帳票片10−1にあるカードA面(表側カード部分)30Aを、ハーフカットd1[図6(B)参照)]に沿って、台紙から剥がし、印刷面が下になるようにして机の上に置く。ここで、カードA面30Aは、基材15のみで構成される。
図9(B)に示すように、帳票片10−2にあるカードB面(裏側カード部分)30Bを、ハーフカットd2[図6(B)参照)]に沿って、台紙から剥がし、机の上に置いたカードA面30Aの裏面に、貼り合わせる。ここで、カードB面30Bは、透明紙基材23と粘着剤24を含む状態で構成される。
図9(C)に示すように、裏面に粘着剤24を含むカードB面30Bは、貼り合わせ後に、簡易カード部30がべたつかないように、カードA面30Aよりも若干小さくしておくことが望ましい。
【0044】
以上のように、第2実施形態の簡易カード部30は、カードA面30AとカードB面30Bとに分割れており、カードA面30AとカードB面30Bとは、透明性タックシート26の粘着剤25により、貼り合わされている。
【0045】
(変形形態)
以上説明した実施形態に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の均等の範囲内である。
(1)第1実施形態において、第2の帳票部12の裏面に、バーコードの印字領域を設けたが表面であってもよい。
(2)第2実施形態において、簡易カード部30は、台紙(基材15)の厚みでよい場合には、カードA面30Aのみで使用してもよい。
逆に、簡易カード部30を厚くしたい場合には、カードA面30AとカードB面30Bとの両方を、透明紙基材23と粘着剤24を含む状態で貼り合わせるようにすればよい。
【0046】
【発明の効果】
以上詳しく説明したように、本発明によれば、簡易カード部を即時発行できると共に、記載された申込情報を秘匿でき、しかも、申込情報の記載領域と簡易カード部の形成領域に個別情報を同時に印字することを実現できるカード付き申込帳票を低コストで提供することができる、という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による簡易カード付き申込帳票の第1実施形態を示す表面図及び断面図である。
【図2】本発明による簡易カード付き申込帳票の第1実施形態を示す裏面図である。
【図3】本発明による簡易カード付き申込帳票の第1実施形態を示す外観斜視図である。
【図4】本発明による簡易カード付き申込帳票の第1実施形態の使用方法の説明図である。
【図5】本発明による簡易カード付き申込帳票の第2実施形態を示す表面図及び断面図である。
【図6】本発明による簡易カード付き申込帳票の第2実施形態を示す裏面図及び断面図である。
【図7】本発明による簡易カード付き申込帳票の第2実施形態を示す外観斜視図である。
【図8】本発明による簡易カード付き申込帳票の第2実施形態のはがき部の使用方法の説明図である。
【図9】本発明による簡易カード付き申込帳票の第2実施形態の簡易カード部の使用方法の説明図である。
【図10】ダブルタック方式の隠蔽ラベルの一例を示す図である。
【図11】インスタントカードの例を示した図である。
【図12】カード付きメールオーダー冊子の一般的な例を示す図である。
【符号の説明】
10 カード付きメールオーダー冊子
11 第1の帳票部
12 第2の帳票部
15 基材
20 隠蔽ラベル構造
21 剥離層
22 接着剤
23 透明紙基材(透明性基材)
24 粘着剤
25 剥離紙
26 透明性タックシート
30 簡易カード部

Claims (6)

  1. 申込情報を記載可能な申込情報記載領域を有する第1の帳票部と、
    前記第1の帳票部に連接され、少なくとも前記申込情報記載領域を隠蔽する隠蔽領域と、簡易カード部とを有する第2の帳票部と
    前記第2の帳票部の前記申込情報記載領域を隠蔽する側の面に、剥離可能に接着される透明性基材と、
    前記透明性基材の前記第2の帳票部と接着される面とは反対の面に、粘着剤層を介して剥離シートを設けた透明性タックシートと、
    を備えた簡易カード付き申込帳票。
  2. 請求項に記載の簡易カード付き申込帳票において、
    前記簡易カード部は、前記透明性基材から剥離されること
    を特徴とする簡易カード付き申込帳票。
  3. 請求項に記載の簡易カード付き申込帳票において、
    前記簡易カード部は、表側カード部分と裏側カード部分に分割されており、
    前記表側カード部分及び/又は裏側カード部分は、前記透明性基材に、少なくとも一部又は全面が剥離可能に貼り合わされていること
    を特徴とする簡易カード付き申込帳票。
  4. 請求項に記載の簡易カード付き申込帳票において、
    前記第2の帳票部の表面又は裏面の一部に、個別情報を印字可能な個別情報印字領域を備えること
    を特徴とする簡易カード付き申込帳票。
  5. 請求項に記載の簡易カード付き申込帳票において、
    前記個別情報印字領域は、前記隠蔽領域の外側に剥離不能に配置されること
    を特徴とする簡易カード付き申込帳票。
  6. 請求項に記載の簡易カード付き申込帳票において、
    前記簡易カード部は、個別情報を印字可能なカード側個別情報印字領域を備え、
    前記個別情報印字領域と前記カード側個別情報印字領域に印字される前記各個別情報は、少なくとも一部のデータが、同一又は関連付けされていること
    を特徴とする簡易カード付き申込帳票。
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