JP2006001038A - 音声情報送付体 - Google Patents

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Abstract

【課題】 返信用はがきに音声情報を記録可能に構成し、記録された音声情報がその外観を悪くすることなく誤って消去されてしまうことを防止する。
【解決手段】 往信用はがき2と返信用はがき3とが連接してなる往復はがき1において、2枚の表面シート10a,10bに挟み込まれて音声情報の記録及び再生が可能な音声情報記録/再生部30を、音声情報を記録するための配線パターン37eが形成された接続基板50が往信用はがき2と返信用はがき3とに跨るように2枚の表面シート10a,10bに挟み込む。
【選択図】図1

Description

本発明は、往信部と返信部とが連接してなる音声情報送付体に関する。
従来より、往信用はがきと返信用はがきとが連接してなる往復はがきは、結婚式の二次会等のイベントへの招待状や、商品やサービスの注文書等、多くの用途に利用されている。このような往復はがきにおいては、往信用はがきの表面に送付先の住所や氏名等の宛先情報が記載され、その裏面に、送付元から送付先に伝達する情報が記載される。また、返信用はがきの表面に送付元の住所や氏名等の宛先情報が記載され、その裏面には、送付先から送付元に伝達する情報を記入するための領域が設けられている。
このように構成された往復はがきは、送付先の住所や氏名等の宛先情報が表出するように往信用はがきと返信用はがきとの連接部分にて折り畳まれて送付先に送付され、その後、送付先において、往信用はがきと返信用はがきとが連接部分にて切り離されるとともに、送付先から送付元に伝達する情報が返信用はがきの裏面に記入され、返信用はがきのみが送付元に返信される。
このように、往信用はがきと返信用はがきとが連接してなる往復はがきにおいては、送付元から送付先へまたは送付先から送付元へ伝達可能な情報量が限られており、かつ、往信用はがきと返信用はがきのそれぞれには宛先情報を記入する必要があるため、その情報量がさらに限られてしまう。
そこで、郵便はがきの規格縦寸法の同等あるいは2倍の縦寸法を有し、かつ、規格横寸法の4倍の横寸法を有する用紙を、郵便はがき大に折り畳む構成とし、それにより、郵便はがきの規格寸法にて多くの情報を伝達することができる往復はがきが考えられている(例えば、特許文献1参照。)。
しかしながら、このような往復はがきにおいても、伝達可能な情報量は増加するものの、送付元から送付先へ、または送付先から送付元に情報を視覚的にしか伝達することができず、それにより、伝達可能な情報の種類が限定されてしまう。
ここで、音声情報の記録及び再生が可能に構成された音声カードが考えられている(例えば、特許文献2参照。)。
このような音声カードにおいては、音声情報を入力するための音声入力手段と、音声入力手段を介して入力された音声情報が記録される記録手段と、記録手段に記録された音声情報を出力するための音声出力手段と、音声情報を音声入力手段を介して入力する際に押下される録音ボタンと、音声情報を音声出力手段を介して出力する際に押下される再生ボタンと、これらの動作を制御するための制御手段とが設けられており、録音ボタンを押下して音声情報を記録し、再生ボタンを押下することにより音声情報が再生されることになる。このような音声カードを上述したような往復はがきに適用すれば、往復はがきの送付元から送付先へ、または送付先から送付元に音声によって情報を伝達することができるようになる。例えば、結婚式の二次会の招待状において、返信用はがきを、音声情報を記録可能に構成しておき、招待状の送付先から結婚式の二次会への出欠席の返事を送付する際、招待状の送付元へのメッセージを返信用はがきに録音して返信すれば、招待状の送付元において、招待状の送付先からのメッセージを音声で受け取ることができる。
ここで、このように音声情報を記録可能に構成された音声カードに対する音声情報の記録は、音声入力手段を介して入力された音声情報を、記録手段に記録された音声情報に上書きするように行われる。そのため、記録手段に音声情報が記録された後に録音ボタンが誤って押下された場合、既に記録手段に記録されている音声情報が消去されることになる。そこで、上述した特許文献2には、録音ボタンを容易に切り離すことができるような構成としておき、音声情報の記録後に録音ボタンを切り離すことにより、録音ボタンの誤操作によって音声情報が消去されてしまうことを防止する技術が記載されている。
特開2001−121858号公報 特公平3−45433号公報
しかしながら、上述したように、録音ボタンを容易に切り離し可能に構成しておき、音声情報の録音後に録音ボタンを切り離すことにより、録音ボタンの誤操作によって音声情報が消去されてしまうことを回避するものにおいては、上述したように返信用はがきに音声情報を記録してこの返信用はがきを送付する場合、返信用はがきが、その一部が切り離された状態で送付元に返信されることになるため、送付される返信用はがきの外観が悪くなってしまうという問題点がある。
そして、このような問題点は、上述したような往復はがきに限らず、往信部と返信部とが連接してなる音声情報送付体においても同様に発生することになる。
本発明は、上述したような従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたものであって、往信部と返信部とが連接してなる音声情報送付体において、返信部に音声情報を記録可能に構成し、記録された音声情報がその外観を悪くすることなく誤って消去されてしまうことを防止することができる音声情報送付体を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、
往信部と返信部とが連接してなる音声情報送付体であって、
シート状に構成され、音声情報の記録及び再生が可能な第1の音声情報記録/再生手段と、
前記第1の音声情報記録/再生手段を挟み込む2枚の表面シートとを有し、
前記第1の音声情報記録/再生手段は、音声情報を記録するための配線が前記往信部と前記返信部とに跨るように前記2枚の表面シートに挟み込まれていることを特徴とする。
また、前記第1の音声情報記録/再生手段は、
音声情報を入出力するための音声情報入出力手段と、
前記音声情報入出力手段を介して入力された音声情報が記録される記憶領域を具備し、前記音声情報入出力手段を介して入力された音声情報を前記記憶領域に記録し、また、前記記憶領域に記録された音声情報を前記音声情報入出力手段を介して出力するICチップと、
前記ICチップと電気的に接続され、前記ICチップに記録された音声情報を前記音声情報入出力手段を介して出力するための第1の指示信号を前記ICチップに入力する操作が行われる第1のスイッチと、
前記ICチップと電気的に接続され、前記音声情報入出力手段を介して入力された音声情報を前記ICチップに記録するための第2の指示信号を前記ICチップに入力する操作が行われる第2のスイッチとを有し、
前記ICチップと前記第2のスイッチとを接続するための配線が前記往信部と前記返信部とに跨るように前記2枚の表面シートに挟み込まれていることを特徴とする。
また、前記第1の音声情報記録/再生手段は、
音声情報を入出力するための音声情報入出力手段と、
音声情報の入出力及び該音声情報の入出力を行う旨の指示入力が可能な接続端子と、
前記音声情報入出力手段または前記接続端子を介して入力された音声情報が記録される記憶領域を具備し、前記音声情報入出力手段または前記接続端子を介して入力された音声情報を前記記憶領域に記録し、また、前記記憶領域に記録された音声情報を前記音声情報入出力手段または前記接続端子を介して出力するICチップと、
前記ICチップと電気的に接続され、前記ICチップに記録された音声情報を前記音声情報入出力手段を介して出力するための第1の指示信号を前記ICチップに入力する操作が行われる第1のスイッチと、
前記ICチップと電気的に接続され、前記音声情報入出力手段を介して入力された音声情報を前記ICチップに記録するための第2の指示信号を前記ICチップに入力する操作が行われる第2のスイッチとを有し、
前記ICチップと前記第2のスイッチとを接続するための配線が前記往信部と前記返信部とに跨るように前記2枚の表面シートに挟み込まれていることを特徴とする。
また、シート状に構成され、音声情報の記録及び再生が可能な第2の音声情報記録/再生手段が、前記2枚の表面シートの前記往信部となる領域に挟み込まれ、
前記往信部のうち、前記第2の音声情報記録/再生手段が設けられた領域が、他の領域から切り離し可能に構成されていることを特徴とする。
上記のように構成された本発明においては、往信部と返信部とが連接した状態で、2枚の表面シートに挟み込まれた第1の音声情報記録/再生手段に音声情報を記録する。その後、返信部を送付するために往信部と返信部とを連接部分にて切り離すと、2枚の表面シートに挟み込まれた第1の音声情報記録/再生手段のうち、往信部と返信部とに跨るように2枚の表面シートに挟み込まれ、音声情報を記録するための配線が切断される。これにより、往信部と返信部とが切り離された状態では、第1の音声情報記録/再生手段に音声情報を記録することができなくなり、第1の音声情報記録/再生手段に既に記録された音声情報が誤って消去されてしまうことが防止される。また、第1の音声情報記録/再生手段のうち、音声情報を記録するための配線以外の部分は、返信部側の2枚の表面シートに挟み込まれているので、返信部の送付先において、第1の音声情報記録/再生手段に記録された音声情報を再生することができる。
以上説明したように本発明においては、往信部と返信部とが連接してなる音声情報送付体において、2枚の表面シートに挟み込まれて音声情報の記録及び再生が可能な第1の音声情報記録/再生手段が、音声情報を記録するための配線が往信部と返信部とに跨るように2枚の表面シートに挟み込まれている構成としたため、第1の音声情報記録/再生手段に音声情報を記録した後に、返信部を送付するために往信部と返信部とを連接部分にて切り離すことによって、2枚の表面シートに挟み込まれた第1の音声情報記録/再生手段のうち、音声情報を記録するための配線が切断され、第1の音声情報記録/再生手段に音声情報を記録することをできなくすることができ、それにより、外観を悪くすることなく、記録された音声情報が誤って消去されてしまうことを防止することができる。
また、音声情報の記録及び再生が可能な第2の音声情報記録/再生手段が、2枚の表面シートの往信部となる領域に挟み込まれ、往信部のうち、第2の音声情報記録/再生手段が設けられた領域が、他の領域から切り離し可能に構成されているものにおいては、往復部の送付先において、音声情報が記録された第2の音声情報記録/再生手段が挟み込まれた領域を往信部から切り離して携帯したり、保管したりすることができる。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の音声情報送付体の第1の実施の形態となる往復はがきを示す図であり、(a)は表面から見た図、(b)は内部構造を示す図、(c)は裏面から見た図、(d)は(a)に示したA−A’断面図である。また、図2は、図1に示した往復はがき1の積層状態を示す図である。
本形態は図1及び図2に示すように、往信部となる往信用はがき2と返信部となる返信用はがき3とが連接部4を介して連接してなる往復はがき1であって、音声情報の記録及び再生が可能なシート状の第1の音声情報記録/再生部30が、紙基材等の柔軟性を有し、かつ薄型の基材からなる2枚の支持シート20a,20bに挟み込まれ、また、音声情報記録/再生部30が挟み込まれた支持シート20a,20bが、紙基材等の柔軟性を有し、かつ薄型の基材からなる2枚の表面シート10a,10bに挟み込まれて構成されている。なお、表面シート10a,10b、支持シート20a,20b及び音声情報記録/再生部30は、支持シート20a,20bの表裏に施された粘着加工によって互いに接着されている。この粘着加工は、支持シート20a,20bの表裏に両面テープを貼付することや、ホットメルト型接着剤を塗布すること等によって行うことが考えられる。
また、音声情報記録/再生部30は、ピエゾ素子(不図示)や振動板(不図示)からシート状に構成されて音声情報を入出力するための音声情報入出力部40と、音声情報入出力部40を介して入力された音声情報が記録される記憶領域であるメモリ領域を具備する薄型のICチップ34やコンデンサ、抵抗等の回路素子、並びにICチップ34と電気的に接続された第1のスイッチ33a及び第2のスイッチ33bが搭載された音声基板32と、音声基板32に接続され、音声基板32に電源を供給するための柔軟性を有してなるペーパー電池31と、スイッチ33bとICチップ34とを電気的に接続するための配線パターン37eが形成された接続基板50とから構成されている。これにより、音声情報記録/再生部30はシート状に構成されている。さらに、音声基板32には、外部からICチップ34に音声情報を入力したり、ICチップ34に記録された音声情報を外部に出力したりするための接続端子35が設けられ、また、ペーパー電池31の正極とスイッチ33a,33bとを接続する配線パターン37aと、ICチップ34のポート端子のうち、ICチップ34のメモリ領域に記録された音声情報を出力するための第1の指示信号が入力されるポート端子とスイッチ33aとを接続する配線パターン37bと、ICチップ34のポート端子のうち、音声情報入出力部40を介して入力された音声情報をICチップ34のメモリ領域に記録するための第2の指示信号が入力されるポート端子と接続基板50に形成された配線パターン37eとを接続する配線パターン37cと、配線パターン37eとスイッチ33bとを接続する配線パターン37dとが形成されている。なお、配線パターン37aと配線パターン37bとはスイッチ33aの下部にて電気的に接続されておらず、また、配線パターン37aと配線パターン37dとはスイッチ33bの下部にて電気的に接続されていない。また、音声基板32においては、柔軟性を有し、かつ薄型の繊維強化プラスチック(FRP)やポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリイミドあるいはリードフレーム等からなる基板に、異方性導電性接着剤(ACP)や異方性導電性フィルム(ACF)あるいはワイヤボンディング等によってICチップ34が接合されている。また、ICチップ34は、音声情報入出力部40を介して入力された音声情報をメモリ領域に記録し、また、メモリ領域に記録された音声情報を音声情報入出力部40を介して出力する制御を行うものであって、配線パターン37bに接続されたポート端子が第1の指示信号の電位となる電源電位になった場合、ICチップ34のメモリ領域に記録された音声情報を音声情報入出力部40を介して出力し、また、配線パターン37cに接続されたポート端子が第2の指示信号の電位となる電源電位になっている間だけ、音声情報入出力部40を介して入力された音声情報をICチップ34のメモリ領域に記録する。また、スイッチ33aは、ICチップ34のメモリ領域に記録された音声情報を音声情報入出力部40を介して出力する際に操作されるものであり、また、スイッチ33bは、音声情報入出力部40を介して入力された音声情報をICチップ34のメモリ領域に記録する際に操作されるものである。
これら音声情報記録/再生部30を構成する音声情報入出力部40、音声基板32、ペーパー電池31及び接続基板50は、音声情報入出力部40、音声基板32、ペーパー電池31、並びに接続基板50の一部が返信用はがき3側となるように支持シート20a,20bに挟み込まれている。すなわち、音声情報記録/再生部30の接続基板50上に形成された配線パターン37eが、連接部4を介して往信用はがき2と返信用はがき3とに跨るように支持シート20a,20bに挟み込まれた構成となっている。
また、図2に示すように、支持シート20aにおいては、表面シート10aに積層された場合に連接部4と対向する領域を介して2つに分割されており、また、音声情報記録/再生部30と積層された場合に、ペーパー電池31、スイッチ33a,33b、ICチップ34及び音声情報入出力部40と対向する領域に穴21a,22,23,24aがそれぞれ形成されており、また、支持シート20bにおいては、表面シート10bに積層された場合に連接部4と対向する領域を介して2つに分割されており、また、音声情報記録/再生部30と積層された場合に、ペーパー電池31及び音声情報入出力部40と対向する領域に穴21b,24bがそれぞれ形成されている。
このように、支持シート20aの、ペーパー電池31、スイッチ33a,33b、ICチップ34及び音声情報入出力部40と対向する領域に穴21a,22,23,24aがそれぞれ形成され、また、支持シート20bの、ペーパー電池31及び音声情報入出力部40と対向する領域に穴21b,24bがそれぞれ形成されることにより、ペーパー電池31、スイッチ33a,33b、ICチップ34及び音声情報入出力部40が設けられている領域と他の領域とで厚さの差が小さくなり、それにより、表面シート10a,10bの平坦性が向上し、表面シート10a,10b上に情報を容易に印刷することができるようになる。
図3は、図1及び図2に示した支持シート20a,20bと音声情報記録/再生部30とを積層した状態を示す図であり、(a)は支持シート20aと音声情報記録/再生部30とを積層した状態を示す図、(b)は支持シート20bと音声情報記録/再生部30とを積層した状態を示す図である。
図3(a)に示すように、支持シート20aのペーパー電池31と対向する領域に形成された穴21aはペーパー電池31よりも小さく、また、スイッチ33a,33bと対向する領域に形成された穴22はスイッチ33a,33bを含むように、また、ICチップ34と対向する領域に形成された穴23はICチップ34よりも大きく、また、音声情報入出力部40と対向する領域に形成された穴24aは音声情報入出力部40よりも大きくなっている。
また、図3(b)に示すように、支持シート20bのペーパー電池31と対向する領域に形成された穴21bはペーパー電池31よりも小さく、また、音声情報入出力部40と対向する領域に形成された穴24bは音声情報入出力部40よりも小さくなっている。
これにより、音声情報記録/再生部30は、2枚の支持シート20a,20bによって一部のみが表裏から挟み込まれるように積層され、支持シート20a,20bの表裏に施された粘着加工によって固定されている。
また、図1に示すように、2枚の表面シート10a,10bのうち、支持シート20aの穴22,23を介してスイッチ33a,33b及びICチップ34と対向する側の表面シート10aにおいては、連接部4を介して往信用はがき2となる領域に、この往復はがき1の送付先の住所や氏名等を記入するための宛先情報記入領域15が設けられ、また、連接部4を介して返信用はがき3となる領域のうち、支持シート20aの穴22を介してスイッチ33aと対向する領域にはスイッチ33aを操作するための再生ボタン11aを示す印刷が施され、また、支持シート20aの穴22を介してスイッチ33bと対向する領域にはスイッチ33bを操作するための録音ボタン11bを示す印刷が施されている。また、支持シート20aの穴24aを介して音声情報入出力部40と対向する領域には、音声情報入出力部40から出力された音声を外部に出力するための微細な穴が羅列されてなる音声出力領域14が形成されている。このように微細な穴が羅列されてなる音声出力領域14が形成されているため、音声情報入出力部40が表裏を表面シート10a,10bで覆われた状態であっても、音声情報入出力部40から出力される音量の低下を補うことができる。なお、音声出力領域14においては、例えば、レーザ加工によって、0.1mm径の穴が縦横1.5mm間隔で形成されている。そのため、抜き加工や針等によって穴を形成する場合と比べてバリが発生せず、その後そのバリによって穴が塞がれてしまうことはない。また、表面シート10aのうち連接部4を介して返信用はがき3となる領域には、往復はがき1の送付先にてこの返信用はがき3を用いて往復はがき1の送付元に伝達すべき情報を記入するための情報記入欄13が設けられている。なお、図1においては、音声出力領域14上に情報が印刷されていないが、実際は、表面シート10aの全面に再生ボタン11a及び録音ボタン11bを含めて情報が印刷されることになるため、音声出力領域14上にも情報を印刷することができる。また、再生ボタン11a及び録音ボタン11bにおいては、印刷によって表面シート10a上に設けておかず、表面シート10aに情報が印刷された後に、スイッチ33a,33bに対向する領域にそれぞれシールを貼付することによって設けることも考えられる。また、連接部4は、ミシン目を形成すること等により切り離しやすい構造とすることが好ましい。本形態においては、支持シート20a,20bが連接部4と対向する領域を介してそれぞれ分割されているため、表面シート10a,10bにミシン目を形成しておくことになる。
以下に、上述した往復はがき1の使用方法について説明する。
まず、往復はがき1の送付元において、表面シート10aの返信用はがき3となる領域に再生ボタン11a,11b及び情報記入欄13を印刷するとともに、表面シート10bの往信用はがき2となる領域にこの往復はがき1の送付先に伝達する情報となる案内情報17を、また、返信用はがき3となる領域に返信用はがき3の送付先の住所や氏名等の宛先情報16をそれぞれ印刷する。
また、録音ボタン11bを介してスイッチ33bを押下しながら、往復はがき1の送付先に伝達したい音声情報を音声情報入出力部40を介して入力し、ICチップ34内のメモリ領域に記録する。
図4は、図1に示した録音ボタン11bを介してスイッチ33bを押下した場合の動作するための図であり、(a)はスイッチ33bが押下されていない状態におけるスイッチ33b近傍の断面図、(b)はスイッチ33bが押下された状態におけるスイッチ33b近傍の断面図である。
図1に示した往復はがき1において、録音ボタン11bを介してスイッチ33bが押下されていない場合は、図4(a)に示すように、音声基板32に形成された配線パターン37aと配線パターン37dとが電気的に接続されていない状態となっている。そのため、ICチップ34のポート端子のうち、配線パターン37c,37eを介して配線パターン37dと接続されたポート端子、すなわち、音声情報入出力部40を介して入力された音声情報をICチップ34のメモリ領域に記録するための第2の指示信号が入力されるポート端子はオープン状態となっており、この状態において音声情報を音声情報入出力部40を介して入力しても、入力された音声情報はICチップ34のメモリ領域に記録されない。
一方、録音ボタン11bを介してスイッチ33bが押下されると、図4(b)に示すように、音声基板32に形成された配線パターン37aと配線パターン37dとが、スイッチ33bの裏面に塗布された導電剤38を介して電気的に接続された状態となる。すると、配線パターン37aがペーパー電池31の正極に接続されているため、配線パターン37c,37eを介して配線パターン37dと接続されたポート端子、すなわち、音声情報入出力部40を介して入力された音声情報をICチップ34のメモリ領域に記録するための第2の指示信号が入力されるポート端子が電源電位となって第2の指示信号がICチップ34に入力されたことになり、それにより、この状態において音声情報を音声情報入出力部40を介して入力すると、入力された音声情報がICチップ34のメモリ領域に記録されることになる。
なお、上述したように往復はがき1に印刷を施してから音声情報を記録することにより、往復はがき1の送付先に所望の異なる音声情報を記録することができるが、音声情報を記録してから印刷を施すことも考えられる。また、音声情報入出力部40を介して音声情報を入力するのではなく、音声基板32に設けられた接続端子35を介して外部から音声情報を入力することも考えられる。その場合、接続端子35を介しては、音声情報とともにこの音声情報の入力を行う旨の指示が入力され、ICチップ34においては、この指示が入力された場合、接続端子35を介して入力された音声情報をメモリ領域に記録することになる。また、接続端子35を介しては、ICチップ34のメモリ領域に記録された音声情報を外部に出力することもできる。その場合、ICチップ34のメモリ領域に記録された音声情報を出力する旨の指示が接続端子35を介して入力され、ICチップ34において、この指示が入力された場合、メモリ領域に記憶された音声情報を接続端子35を介して出力することになる。
このように、情報が印刷され、かつ、音声情報が記録された往復はがき1が送付され、送付先にて受け取られた後、再生ボタン11aを介してスイッチ33aが押下されると、ICチップ34のメモリ領域に記録された音声情報が音声情報入出力部40を介して出力される。
上述した録音ボタン11bを介してのスイッチ33bの押下時と同様に、再生ボタン11aを介してスイッチ33aが押下されていない状態においては、音声基板32に形成された配線パターン37aと配線パターン37bとが電気的に接続されていない状態となっており、そのため、ICチップ34のポート端子のうち、配線パターン37bと接続されたポート端子、すなわち、ICチップ34のメモリ領域に記録された音声情報を出力するための第1の指示信号が入力されるポート端子はオープン状態となっており、ICチップ34のメモリ領域に記録された音声情報は出力されない。
一方、再生ボタン11aを介してスイッチ33aが押下されると、音声基板32に形成された配線パターン37aと配線パターン37bとが、スイッチ33aの裏面に塗布された導電剤(不図示)を介して電気的に接続された状態となる。すると、配線パターン37aがペーパー電池31の正極に接続されているため、配線パターン37bと接続されたポート端子、すなわち、ICチップ34のメモリ領域に記録された音声情報を出力するための第1の指示信号が入力されるポート端子が電源電位となって第1の指示信号がICチップ34に入力されたことになり、それにより、ICチップ34のメモリ領域に記録された音声情報が音声情報入出力部40を介して出力される。このように、再生ボタン11aを介してスイッチ33aを押下することにより、ICチップ34に記録された音声情報が音声情報入出力部40を介して出力されることになる。
また、往復はがき1の送付先において、返信用はがき3を用いて往復はがき1の送付元に伝達すべき情報を情報記入欄13に記入し、その後、連接部4を介して往信用はがき2と返信用はがき3とを切り離すと、それに伴って音声情報記録/再生部30の接続基板50が切断され、それにより、接続基板50に形成された配線パターン37eが断線する。なお、接続基板50においては、フィルム等の切断しやすい材料から構成されており、また、連接部4に対向する領域に、配線パターン37eの接続状態を損ねないような形状に切り欠き51が形成されているとともに、配線パターン37eの線幅が細くなっており、連接部4を介して往信用はがき2と返信用はがき3とが切り離された場合に容易に切断されるような構成となっている。また、接続基板50の連接部4に対向する領域に切り欠き51の代わりにミシン目を形成しておくことによっても、連接部4を介して往信用はがき2と返信用はがき3とが切り離された場合に容易に切断可能な構成とすることも考えられる。
図5は、図1に示した往復はがき1が連接部4を介して往信用はがき2と返信用はがき3とに切り離された状態における内部構造を示す図である。
図5に示すように、連接部4を介して往信用はがき2と返信用はがき3とが切り離されると、接続基板50が切断され、それにより、接続基板50に形成された配線パターン37eが断線する。この状態においては、スイッチ33bに接続された配線パターン37dと、音声情報入出力部40を介して入力された音声情報をICチップ34のメモリ領域に記録するための第2の指示信号が入力されるポート端子に接続された配線パターン37cとが電気的に接続されていない状態となり、それにより、この状態で録音ボタン11bを介してスイッチ33bが押下されても、音声情報入出力部40を介して入力された音声情報をICチップ34のメモリ領域に記録するための第2の指示信号が入力されるポート端子が電源電位にならない。そのため、この状態で音声情報入出力部40を介して音声情報を入力しても、入力された音声情報はICチップ34のメモリ領域に記録されない。
その後、往復はがき1の送付先から返信はがき3が送付されることになるが、この際、上述したように、録音ボタン11bを介してスイッチ33bが押下されてもICチップ34に音声情報が記録されない状態となっているため、返信はがき3の送付後、録音ボタン11bを介してのスイッチ33bの誤操作によって、既に記録されている音声情報が消去されてしまうことを防止することができる。
このようにして送付された返信用はがき3が返信用はがき3の送付先に届けられた後、返信用はがき3の送付先において、再生ボタン11aを介してスイッチ33aを押下すると、返信用はがき3の送付元にてICチップ34に記録された音声情報が音声情報出力部40を介して出力されることになる。
(第2の実施の形態)
図6は、本発明の音声情報送付体の第2の実施の形態となる往復はがきを示す図であり、(a)は表面から見た図、(b)は内部構造を表面側から見た図、(c)は裏面から見た図、(d)は内部構造を裏面側から見た図、(e)は(a)に示したA−A’断面図である。また、図7は、図6に示した往復はがき101の積層状態を示す図である。
本形態は図6に示すように、第1の実施の形態に示したものに対して、往信用はがき2側に、音声情報の記録及び再生が可能なシート状の第2の音声情報記録/再生部130が支持シート20a,20b及び表面シート10a,10bに挟み込まれて設けられている点が異なるものである。
この音声情報記録/再生部130は、ピエゾ素子(不図示)や振動板(不図示)からシート状に構成されて音声情報を出力するための音声情報出力部140と、音声情報が記録される記憶領域であるメモリ領域を具備する薄型のICチップ134やコンデンサ、抵抗等の回路素子、並びにICチップ134と電気的に接続されたスイッチ133が搭載された音声基板132と、音声基板132に接続され、音声基板132に電源を供給するための柔軟性を有してなるペーパー電池131とから構成されている。これにより、音声情報記録/再生部130はシート状に構成されている。さらに、音声基板132には、外部からICチップ134に音声情報を入力したり、ICチップ134に記録された音声情報を外部に出力したりするための接続端子135が設けられ、また、ペーパー電池131の正極とスイッチ133とを接続するための配線パターン137aと、ICチップ134のポート端子のうち、ICチップ134のメモリ領域に記録された音声情報を出力するための指示信号が入力されるポート端子とスイッチ133とを接続するための配線パターン137bとが形成されている。なお、配線パターン137aと配線パターン137bとはスイッチ133の下部にて電気的に接続されていない。また、音声基板132においては、柔軟性を有し、かつ薄型の繊維強化プラスチック(FRP)やポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリイミドあるいはリードフレーム等からなる基板に、異方性導電性接着剤(ACP)や異方性導電性フィルム(ACF)あるいはワイヤボンディング等によってICチップ134が接合されている。また、ICチップ134は、接続端子135を介して入力された音声情報をメモリ領域に記録し、また、メモリ領域に記録された音声情報を音声情報出力部140を介して出力する制御を行うものであって、配線パターン137bに接続されたポート端子が指示信号の電位となる電源電位になった場合、ICチップ134のメモリ領域に記録された音声情報を出力する。また、スイッチ133は、ICチップ134のメモリ領域に記録された音声情報を音声情報出力部140を介して出力する際に操作されるものである。
また、図7に示すように、支持シート20aにおいては、第1の実施の形態にて示したものと同様に、表面シート10aに積層された場合に連接部4と対向する領域を介して分割され、さらに、往信用はがき2側においては、音声情報記録/再生部130が挟み込まれる領域が他の領域から分割されている。また、この領域においては、音声情報記録/再生部130と積層された場合に、ペーパー電池131及び音声情報出力部140と対向する領域に穴121b,124bがそれぞれ形成されている。なお、返信用はがき3側においては、第1の実施の形態に示したものと同様に、音声情報記録/再生部30と積層された場合に、ペーパー電池31、スイッチ33a,33b、ICチップ34及び音声情報入出力部40と対向する領域に、穴21a,22,23,24aがそれぞれ形成されている。
また、支持シート20bにおいては、第1の実施の形態にて示したものと同様に、表面シート10bに積層された場合に連接部4と対向する領域を介して分割され、さらに、往信用はがき2側においては、音声情報記録/再生部130が挟み込まれる領域が他の領域から分割されている。また、この領域においては、音声情報記録/再生部130と積層された場合に、ペーパー電池131、スイッチ133、ICチップ134及び音声情報出力部140と対向する領域に穴121a,122,123,124aがそれぞれ形成されている。なお、返信用はがき3側においては、第1の実施の形態に示したものと同様に、音声情報記録/再生部30と積層された場合に、ペーパー電池31及び音声情報入出力部40と対向する領域に、穴21b,24bがそれぞれ形成されている。
このように、支持シート20aの、ペーパー電池31,131、スイッチ33a,33b、ICチップ34及び音声情報入出力部40,140と対向する領域に穴21a,121a,22,23,24a,124aがそれぞれ形成され、また、支持シート20bの、ペーパー電池31,131、音声情報入出力部40,140、スイッチ133及びICチップ134と対向する領域に穴21b,121b,24b,124b、122,123がそれぞれ形成されることにより、ペーパー電池31,131、スイッチ33a,33b,133、ICチップ34,134及び音声情報入出力部40,140が設けられている領域と他の領域とで厚さの差が小さくなり、それにより、表面シート10a,10bの平坦性が向上し、表面シート10a,10b上に情報を容易に印刷することができるようになる。
図8は、図6及び図7に示した支持シート20a,20bと音声情報記録/再生部130とを積層した状態を示す図であり、(a)は支持シート20bと音声情報記録/再生部130とを積層した状態を示す図、(b)は支持シート20aと音声情報記録/再生部130とを積層した状態を示す図である。なお、図8においては、支持シート20a,20bのうち、音声情報記録/再生部130と積層される領域のみを示す。
図8(a)に示すように、支持シート20bのペーパー電池131と対向する領域に形成された穴121bはペーパー電池131よりも小さく、また、スイッチ133と対向する領域に形成された穴122はスイッチ133よりも大きく、また、ICチップ134と対向する領域に形成された穴123はICチップ134よりも大きく、また、音声情報出力部140と対向する領域に形成された穴124bは音声情報出力部140よりも大きくなっている。
また、図8(b)に示すように、支持シート20aのペーパー電池131と対向する領域に形成された穴121aはペーパー電池131よりも小さく、また、音声情報出力部140と対向する領域に形成された穴124aは音声情報出力部140よりも小さくなっている。
これにより、音声情報記録/再生部130は、2枚の支持シート20a,20bによって一部のみが表裏から挟み込まれるように積層され、支持シート20a,20bの表裏に施された粘着加工によって固定されている。
また、本形態における表面シート10bは図6に示すように、第1の実施の形態に示したものに対して、連接部4を介して往信用はがき2となる領域に、音声情報記録/再生部130が挟み込まれた領域を他の領域から切り離すためのミシン目118が形成されているとともに、支持シート20bの穴124bを介して音声情報出力部140と対向する領域に、音声情報出力部140から出力された音声を外部に出力するための微細な穴が羅列されてなる音声出力領域114が形成され、また、支持シート20bの穴122を介してスイッチ133と対向する領域にスイッチ133を操作するための再生ボタン118が印刷されている点が異なるものである。
以下に、上述した往復はがき101の使用方法について説明する。
往復はがき101の送付元においては、表面シート10a,10bに上述したような情報を印刷するとともに、音声情報記録/再生部130の音声基板132に設けられた接続端子135を介して音声情報をICチップ134に記録し、この往復はがき101を送付先に送付する。なお、この際、接続端子135を介しては、音声情報とともにこの音声情報の入力を行う旨の指示が入力され、ICチップ134においては、この指示に従って音声情報をメモリ領域に記録する。また、第1の実施の形態に示したものと同様に、表面シート10aの返信用はがき3となる領域に設けられた録音ボタン11bを介してスイッチ33bを押下しながら音声情報入出力部40を介して音声情報を入力し、ICチップ34に音声情報を記録しておくことも考えられる。
往復はがき101が送付先に送付され、往復はがき101の送付先において、表面シート10bに設けられた再生ボタン111を介して音声情報記録/再生部130のスイッチ133を押下すると、ICチップ134に記録された音声情報が音声情報出力部140を介して出力される。
その後、往復はがき101の送付先においては、第1の実施の形態に示したものと同様に、音声情報記録/再生部30のICチップ34に音声情報を記録し、返信用はがき3を連接部4を介して切り離し、返信用はがき3の送付先に送付することになる。
また、本形態においては、往信用はがき2のうち、音声情報記録/再生部130が挟み込まれた領域が他の領域から切り離すことができる。そのため、例えば、結婚式の二次会の招待状として往復はがき101を用いる場合に、往信用はがき2の音声情報記録/再生部130が挟み込まれた領域に、結婚式の二次会の日時や場所を示す案内情報17を印刷しておき、さらに、音声情報記録/再生部130にその詳細情報等を記録しておけば、往復はがき101の受取人は、往信用はがき2から音声情報記録/再生部130が挟み込まれた領域を切り離し、小型化された案内状を携帯して結婚式の二次会の会場に出向くことができる。また、上述したように、往信用はがき2の音声情報記録/再生部130が挟み込まれた領域に、結婚式の二次会の日時や場所を示す案内情報17を印刷しない場合であっても、切り離した領域をカードとして保管しておくことができる。また、このように音声情報が記録されたものをカードとして保管しておくことについては、返信用はがき3の音声情報記録/再生部30が挟み込まれた領域についても同様に考えられ、その場合、返信用はがき3においても、音声情報記録/再生部30が挟み込まれた領域を他の領域から切り離すためのミシン目等を形成しておく必要がある。
なお、上述した2つの実施の形態においては、支持シート20a,20bが連接部4と対向する領域にて分割された構成としているが、支持シート20a,20bを切断容易な材料から構成したり、連接部4と対向する領域にミシン目を形成したりして、支持シート20a,20bを連接部4と対向する領域にて分割しない構成とすることも考えられる。また、同様に、第2の実施の形態において、支持シート20a,20bの往信用はがき2側の領域を分割しない構成とすることも考えられる。
また、上述した2つの実施の形態においては、音声情報記録/再生部30が2枚の支持シート20a,20bに挟み込まれ、さらにこの支持シート20a,20bが2枚の表面シート10a,10bに挟み込まれる構成としたが、支持シート20a,20bを設けずに、音声情報記録/再生部30が2枚の表面シート10a,10bのみに挟み込まれる構成とすることも考えられる。
また、上述した2つの実施の形態においては、往復用はがき2と返信用はがき3とが連接部4を介して連接してなる往復はがき1,101を例に挙げて説明したが、本発明の音声情報送付体はこれに限らず、往信部と返信部とが連接してなるものであれば適用することができる。
本発明の音声情報送付体の第1の実施の形態となる往復はがきを示す図であり、(a)は表面から見た図、(b)は内部構造を示す図、(c)は裏面から見た図、(d)は(a)に示したA−A’断面図である。 図1に示した往復はがきの積層状態を示す図である。 図1及び図2に示した支持シートと音声情報記録/再生部とを積層した状態を示す図である。 図1に示した録音ボタンを介してスイッチを押下した場合の動作するための図であり、(a)はスイッチが押下されていない状態におけるスイッチ近傍の断面図、(b)はスイッチが押下された状態におけるスイッチ近傍の断面図である。 図1に示した往復はがきが連接部を介して往信用はがきと返信用はがきとに切り離された状態における内部構造を示す図である。 本発明の音声情報送付体の第2の実施の形態となる往復はがきを示す図であり、(a)は表面から見た図、(b)は内部構造を表面側から見た図、(c)は裏面から見た図、(d)は内部構造を裏面側から見た図、(e)は(a)に示したA−A’断面図である。 図6に示した往復はがきの積層状態を示す図である。 図6及び図7に示した支持シートと音声情報記録/再生部とを積層した状態を示す図である。
符号の説明
1,101 往復はがき
2 往信用はがき
3 返信用はがき
4 連接部
10a,10b 表面シート
11a,111 再生ボタン
11b 録音ボタン
13 情報記入領域
14,114 音声出力領域
15 宛先情報記入領域
16 宛先情報
17 案内情報
20a,20b 支持シート
21a,21b,22,23,24a,24b,121a,121b,122,123,124a,124b 穴
30,130 音声情報記録/再生部
31,131 ペーパー電池
32,132 音声基板
33a,33b,133 スイッチ
34,134 ICチップ
35,135 接続端子
37a〜37e,137a,137b 配線パターン
38 導電剤
40,140 音声情報入出力部
50 接続基板
51 切り欠き
118 ミシン目
140 音声情報出力部

Claims (4)

  1. 往信部と返信部とが連接してなる音声情報送付体であって、
    シート状に構成され、音声情報の記録及び再生が可能な第1の音声情報記録/再生手段と、
    前記第1の音声情報記録/再生手段を挟み込む2枚の表面シートとを有し、
    前記第1の音声情報記録/再生手段は、音声情報を記録するための配線が前記往信部と前記返信部とに跨るように前記2枚の表面シートに挟み込まれていることを特徴とする音声情報送付体。
  2. 請求項1に記載の音声情報送付体において、
    前記第1の音声情報記録/再生手段は、
    音声情報を入出力するための音声情報入出力手段と、
    前記音声情報入出力手段を介して入力された音声情報が記録される記憶領域を具備し、前記音声情報入出力手段を介して入力された音声情報を前記記憶領域に記録し、また、前記記憶領域に記録された音声情報を前記音声情報入出力手段を介して出力するICチップと、
    前記ICチップと電気的に接続され、前記ICチップに記録された音声情報を前記音声情報入出力手段を介して出力するための第1の指示信号を前記ICチップに入力する操作が行われる第1のスイッチと、
    前記ICチップと電気的に接続され、前記音声情報入出力手段を介して入力された音声情報を前記ICチップに記録するための第2の指示信号を前記ICチップに入力する操作が行われる第2のスイッチとを有し、
    前記ICチップと前記第2のスイッチとを接続するための配線が前記往信部と前記返信部とに跨るように前記2枚の表面シートに挟み込まれていることを特徴とする音声情報送付体。
  3. 請求項1に記載の音声情報送付体において、
    前記第1の音声情報記録/再生手段は、
    音声情報を入出力するための音声情報入出力手段と、
    音声情報の入出力及び該音声情報の入出力を行う旨の指示入力が可能な接続端子と、
    前記音声情報入出力手段または前記接続端子を介して入力された音声情報が記録される記憶領域を具備し、前記音声情報入出力手段または前記接続端子を介して入力された音声情報を前記記憶領域に記録し、また、前記記憶領域に記録された音声情報を前記音声情報入出力手段または前記接続端子を介して出力するICチップと、
    前記ICチップと電気的に接続され、前記ICチップに記録された音声情報を前記音声情報入出力手段を介して出力するための第1の指示信号を前記ICチップに入力する操作が行われる第1のスイッチと、
    前記ICチップと電気的に接続され、前記音声情報入出力手段を介して入力された音声情報を前記ICチップに記録するための第2の指示信号を前記ICチップに入力する操作が行われる第2のスイッチとを有し、
    前記ICチップと前記第2のスイッチとを接続するための配線が前記往信部と前記返信部とに跨るように前記2枚の表面シートに挟み込まれていることを特徴とする音声情報送付体。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の音声情報送付体において、
    シート状に構成され、音声情報の記録及び再生が可能な第2の音声情報記録/再生手段が、前記2枚の表面シートの前記往信部となる領域に挟み込まれ、
    前記往信部のうち、前記第2の音声情報記録/再生手段が設けられた領域が、他の領域から切り離し可能に構成されていることを特徴とする音声情報送付体。
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