JP2006001040A - 音声メッセージ伝達シート - Google Patents

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Abstract

【課題】 音声情報の記録を禁止状態に設定した場合に外観が悪くなることなく、かつ、記録禁止状態であることを視覚によって確認することを可能とする。
【解決手段】 2枚の表面シート10a,10bに挟み込まれた導通部材50によってICチップ34に対する音声情報の記録を可能な状態とし、また、この導通部材50を2枚の表面シート10a,10bから取り外すことによってICチップ34に対する音声情報の記録を禁止状態に設定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、音声情報の記録及び再生が可能な音声メッセージ伝達シートに関する。
従来より、ダイレクトメールやグリーティングカード等の送付物においては、発送元において、発送される送付物が作成されるとともに送付物の発送先が指定され、その後、作成された送付物が指定された発送先に送付されている。このように作成、発送される送付物は、発送元から発送先に通知したい情報が掲載された印刷物が封筒に封入されて構成されるものや、発送元から発送先に通知したい情報がはがき等のシートに印刷されて構成されるもの等がある。
送付物の発送先においては、送付されてきた送付物が受け取られた後、送付物に印刷された情報が閲覧されることにより、送付物の発送元にて通知したい情報が認識されることになる。
ところが、このように、送付物の発送元にて発送先に通知したい情報が印刷された送付物が発送元から送付され、送付物の発送先において送付されてきた送付物に印刷された情報が閲覧されることにより、送付物の発送元にて通知したい情報が発送先に伝達されるものにおいては、送付物の発送元における所望のメッセージを、視覚的にしか発送先に伝達することができず、それにより、伝達可能な情報の種類が限定されてしまう。
そこで、音声情報の記録及び再生が可能に構成された音声カードが考えられている(例えば、特許文献1,2参照。)。
このような音声カードにおいては、音声情報を入力するための音声入力手段と、音声入力手段を介して入力された音声情報が記録される記録手段と、記録手段に記録された音声情報を出力するための音声出力手段と、音声情報を音声入力手段を介して入力する際に押下される録音ボタンと、音声情報を音声出力手段を介して出力する際に押下される再生ボタンと、これらの動作を制御するための制御手段とが設けられており、録音ボタンを押下して音声情報を記録し、再生ボタンを押下することにより音声情報が再生されることになる。
ここで、このように音声情報を記録可能に構成された音声カードに対する音声情報の記録は、音声入力手段を介して入力された音声情報を、記録手段に記録された音声情報に上書きするように行われる。そのため、記録手段に音声情報が記録された後に録音ボタンが誤って押下された場合、既に記録手段に記録されている音声情報が消去されることになる。そこで、上述した特許文献1には、録音ボタンを容易に切り離すことができるような構成としておき、音声情報の録音後に録音ボタンを切り離すことにより、録音ボタンの誤操作によって音声情報が消去されてしまうことを回避する技術が記載されている。また、上述した特許文献2に記載された音声カードおいては、音声情報の記録後に再生ボタンと録音ボタンを同時に押下すると、その後の音声情報の記録を禁止するような制御が行われ、それにより、録音ボタンの誤操作によって音声情報が消去されてしまうことを回避することができる構成となっている。
特公平3−45433号公報 特許第2889151号明細書
しかしながら、上述したように、録音ボタンを容易に切り離し可能に構成しておき、音声情報の録音後に録音ボタンを切り離すことにより、録音ボタンの誤操作によって音声情報が消去されてしまうことを回避するものにおいては、音声情報が記録された音声カードを送付する場合、音声カードが、その一部が切り離された状態で送付先に送付されることになるため、送付される音声カードの外観が悪くなってしまうという問題点がある。
また、音声情報の記録後に再生ボタンと録音ボタンを同時に押下することにより、その後の音声情報の記録が禁止されるものにおいては、音声情報の記録が禁止状態に設定されているかどうかを視覚によって確認することができないという問題点がある。そのため、音声情報の記録後にまだ記録禁止状態に設定していないにも関わらず、記録禁止状態に設定したと思い込み、記録禁止状態に設定しない状態で例えば音声カードを送付してしまう場合が生じ、その場合、その後に録音ボタンが誤って押下されてしまい、記録されている音声情報が消去されてしまう虞れがある。また、音声情報の記録を禁止するために、音声情報を記録するための録音ボタンを押下することになるため、再生ボタンよりも録音ボタンを早く押下してしまった場合、記録されている音声情報の一部が消去されてしまう虞れがある。
本発明は、上述したような従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたものであって、音声情報の記録を禁止状態に設定した場合に外観が悪くなることなく、かつ、記録禁止状態であることを視覚によって確認することができる音声メッセージ伝達シートを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、
音声情報の記録及び再生が可能な音声メッセージ伝達シートであって、
音声情報を入出力するための音声情報入出力手段と、
前記音声情報入出力手段を介して入力された音声情報が記録される記憶領域を具備し、前記音声情報入出力手段を介して入力された音声情報を前記記憶領域に記録し、また、前記記憶領域に記録された音声情報を前記音声情報入出力手段を介して出力するICチップと、
前記ICチップと電気的に接続され、前記ICチップに記録された音声情報を前記音声情報入出力手段を介して出力するための第1の指示信号を前記ICチップに入力する操作が行われる第1のスイッチと、
前記ICチップと電気的に開放され、前記音声情報入出力手段を介して入力された音声情報を前記ICチップに記録するための第2の指示信号を前記ICチップに入力する操作が行われる第2のスイッチと、
前記音声情報入出力手段、前記ICチップ、並びに前記第1及び第2のスイッチを挟み込む2枚の表面シートと、
前記2枚の表面シート間に取り外し可能に挟み込まれ、前記ICチップと前記第2のスイッチとを電気的に接続する導通部材とを有する。
また、前記導通部材は、前記2枚の表面シート間にて取り外し可能に固定されていることを特徴とする。
また、前記音声情報入出力手段、前記ICチップ、前記第1及び第2のスイッチ、並びに前記導通部材を挟み込んで前記2枚の表面シートに挟み込まれた2枚の支持シートを有し、
前記導通部材は、一方の面が前記支持シートに取り外し可能に接着されていることを特徴とする。
上記のように構成された本発明においては、導通部材が2枚の表面シートに挟み込まれた状態では、記憶領域を具備するICチップと第2のスイッチとが導通部材を介して電気的に接続されており、この状態において第2のスイッチを操作すると、音声情報をICチップに記録するための第2の指示信号がICチップに入力され、音声情報入出力手段を介して入力された音声情報がICチップに記録される。その後、導通部材を2枚の表面シートから取り外すと、ICチップと第2のスイッチとが電気的に開放された状態となり、この状態にて第2のスイッチが操作されても、音声情報をICチップに記録するための第2の指示信号はICチップに入力されず、それにより、音声情報入力手段を介して音声情報が入力された場合であっても、その音声情報がICチップに記録されることがない。そのため、ICチップに音声情報を記録した後に導通部材を2枚の表面シートから取り外しておけば、その後、第2のスイッチが操作された場合であってもICチップに記録された音声情報が消去されることがなくなる。
このように、2枚の表面シートに挟み込まれた導通部材によってICチップに対する音声情報の記録を可能な状態とし、また、この導通部材を2枚の表面シートから取り外すことによってICチップに対する音声情報の記録を禁止状態に設定するので、ICチップに対する音声情報の記録を禁止状態に設定した場合であっても、音声メッセージ伝達シートの外観となる表面シートはそのままとなり、外観が悪くなることがなくなる。また、ICチップに対する音声情報の記録が禁止状態であるかどうかを導通部材の有無によって判断することができるため、記録禁止状態であることを視覚によって確認することができる。
以上説明したように本発明においては、2枚の表面シートに挟み込まれた導通部材によってICチップに対する音声情報の記録を可能な状態とし、また、この導通部材を2枚の表面シートから取り外すことによってICチップに対する音声情報の記録を禁止状態に設定する構成としたため、ICチップに対する音声情報の記録を禁止状態に設定した場合であっても、音声メッセージ伝達シートの外観となる表面シートはそのままとなり、外観が悪くなることがなくなり、また、ICチップに対する音声情報の記録が禁止状態であるかどうかを導通部材の有無によって判断することができ、記録禁止状態であることを視覚によって確認することができる。
また、導通部材が、2枚の表面シート間に取り外し可能に固定されているものにおいては、導通部材が2枚の表面シート間に挟み込まれている状態では導通部材が固定されていることになり、それにより、導通部材が2枚の表面シート間でずれてしまい、導通部材が2枚の表面シート間に挟み込まれているにも関わらず、ICチップと第2のスイッチとが電気的に開放され、第2のスイッチを操作しても音声情報が記録できなくなってしまうことを回避することができる。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の音声メッセージ伝達シートの実施の一形態を示す図であり、(a)は表面から見た図、(b)は内部構造を示す図、(c)は(a)に示したA−A’断面図、(d)は(a)に示したB−B’断面図である。また、図2は、図1に示した音声メッセージ伝達シート1の積層状態を示す図である。
本形態は図1及び図2に示すように、音声情報の記録及び再生が可能なシート状の音声情報記録/再生部30が、紙基材等の柔軟性を有し、かつ薄型の基材からなる2枚の支持シート20a,20bに挟まれ、また、音声情報記録/再生部30が挟まれた支持シート20a,20bが、その外形が支持シート20a,20bと同一形状であって、紙基材等の柔軟性を有し、かつ薄型の基材からなる2枚の表面シート10a,10bに挟まれ、さらに、音声情報記録/再生部30の一部と支持シート20aとの間にシート状の導通部材50が取り外し可能に挟みこまれて構成されている。なお、表面シート10a,10b、支持シート20a,20b及び音声情報記録/再生部30は、支持シート20a,20bの表裏に施された粘着加工によって互いに接着されている。また、その粘着加工によって、導通部材50はその一方の面が支持シート20aと接着されている。この粘着加工は、支持シート20a,20bの表裏に両面テープを貼付することや、ホットメルト型接着剤を塗布すること等によって行うことが考えられる。
また、音声情報記録/再生部30は、ピエゾ素子(不図示)や振動板(不図示)からシート状に構成されて音声情報を入出力するための音声情報入出力部40と、音声情報入出力部40を介して入力された音声情報が記録される記憶領域であるメモリ領域を具備する薄型のICチップ34やコンデンサ、抵抗等の回路素子、並びに第1のスイッチ33a及び第2のスイッチ33bが搭載された音声基板32と、音声基板32に接続され、音声基板32に電源を供給するための柔軟性を有してなるペーパー電池31とから構成されており、さらに、音声基板32には、外部からICチップ34に音声情報を入力したり、ICチップ34に記録された音声情報を外部に出力したりするための接続端子35が設けられている。これにより、音声情報記録/再生部30は、シート状に構成されている。ここで、音声基板32においては、柔軟性を有し、かつ薄型の繊維強化プラスチック(FRP)やポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリイミドあるいはリードフレーム等からなる基板に、異方性導電性接着剤(ACP)や異方性導電性フィルム(ACF)あるいはワイヤボンディング等によってICチップ34が接合されている。また、ICチップ34は、音声情報入出力部40を介して入力された音声情報をメモリ領域に記録し、また、メモリ領域に記録された音声情報を音声情報入出力部40を介して出力する制御を行う。また、第1のスイッチ33aは、ICチップ34のメモリ領域に記録された音声情報を音声情報入出力部40を介して出力する際に操作されるものであり、また、第2のスイッチ33bは、音声情報入出力部40を介して入力された音声情報をICチップ34のメモリ領域に記録する際に操作されるものである。
また、支持シート20aにおいては、音声情報記録/再生部30と積層された場合に、ペーパー電池31、スイッチ33a,33b、ICチップ34及び音声情報入出力部40と対向する領域に穴21a,22,23,24aがそれぞれ形成されており、また、支持シート20bにおいては、音声情報記録/再生部30と積層された場合に、ペーパー電池31及び音声情報入出力部40と対向する領域に穴21b,24bがそれぞれ形成されている。
このように、支持シート20aの、ペーパー電池31、スイッチ33a,33b、ICチップ34及び音声情報入出力部40と対向する領域に穴21a,22,23,24aがそれぞれ形成され、また、支持シート20bの、ペーパー電池31及び音声情報入出力部40と対向する領域に穴21b,24bがそれぞれ形成されることにより、ペーパー電池31、スイッチ33a,33b、ICチップ34及び音声情報入出力部40が設けられている領域と他の領域とで厚さの差が小さくなり、それにより、表面シート10a,10bの平坦性が向上し、表面シート10a,10b上に情報を容易に印刷することができるようになる。
図3は、図1及び図2に示した支持シート20a,20bと音声情報記録/再生部30とを積層した状態を示す図であり、(a)は支持シート20aと音声情報記録/再生部30とを積層した状態を示す図、(b)は支持シート20bと音声情報記録/再生部30とを積層した状態を示す図である。
図3(a)に示すように、支持シート20aのペーパー電池31と対向する領域に形成された穴21aはペーパー電池31よりも小さく、また、スイッチ33a,33bと対向する領域に形成された穴22はスイッチ33a,33bを含むように、また、ICチップ34と対向する領域に形成された穴23はICチップ34よりも大きく、また、音声情報入出力部40と対向する領域に形成された穴24aは音声情報入出力部40よりも大きくなっている。
また、図3(b)に示すように、支持シート20bのペーパー電池31と対向する領域に形成された穴21bはペーパー電池31よりも小さく、また、音声情報入出力部40と対向する領域に形成された穴24bは音声情報入出力部40よりも小さくなっている。
これにより、音声情報記録/再生部30は、2枚の支持シート20a,20bによって一部のみが表裏から挟み込まれるように積層され、支持シート20a,20bの表裏に施された粘着加工によって固定されている。
また、2枚の表面シート10a,10bのうち、支持シート20aの穴22,23を介してスイッチ33a,33b及びICチップ34と対向する側の表面シート10aにおいては、この音声メッセージ伝達シート1を郵送する場合に宛先情報等が印刷される情報表示領域2が設けられているとともに、支持シート20aの穴22を介してスイッチ33aと対向する領域にはスイッチ33aを操作するための再生ボタン3aを示す印刷が施され、また、支持シート20aの穴22を介してスイッチ33bと対向する領域にはスイッチ33bを操作するための録音ボタン3bを示す印刷が施され、また、支持シート20aの穴24aを介して音声情報入出力部40と対向する領域には、音声情報入出力部40から出力された音声を外部に出力するための微細な穴が羅列されてなる音声出力領域4が形成されている。このように微細な穴が羅列されてなる音声出力領域4が形成されているため、音声情報入出力部40が表裏を表面シート10a,10bで覆われた状態であっても、音声情報入出力部40から出力される音量の低下を補うことができる。なお、音声出力領域4においては、例えば、レーザ加工によって、0.1mm径の穴が縦横1.5mm間隔で形成されている。そのため、抜き加工や針等によって穴を形成する場合と比べてバリが発生せず、その後そのバリによって穴が塞がれてしまうことはない。また、図1においては、情報表示領域2が音声出力領域4上に設けられていないが、実際は、表面シート10aの全面に再生ボタン3a及び録音ボタン3bを含めて情報が印刷されることになるため、情報表示領域2が音声出力領域4上に設けられることも考えられる。また、再生ボタン3a及び録音ボタン3bにおいては、印刷によって表面シート10a上に設けておかず、表面シート10aに情報が印刷された後に、スイッチ33a,33bに対向する領域にそれぞれシールを貼付することによって設けることも考えられる。
以下に、上述した音声メッセージ伝達シート1における音声情報の記録/再生操作時の動作について説明する。
図4は、図1に示した音声メッセージ伝達シート1における音声情報の記録/再生操作時の動作を説明するための図であり、(a)は音声基板32上の詳細な構成を示す図、(b)は(a)に示したスイッチ33aが操作されていない状態におけるA−A’断面図、(c)は(a)に示したスイッチ33aが操作された状態におけるA−A’断面図、(d)は導通部材50の裏面の構成を示す図、(e)は(a)に示したB−B’断面図である。
図4(a)に示すように本形態においては、ペーパー電池31の正極に接続された配線パターン37aがスイッチ33a,33bの下部まで延びるように音声基板32上に形成されており、また、ICチップ34のポート端子のうち、ICチップ34のメモリ領域に記録された音声情報を出力するための第1の指示信号が入力されるポート端子に接続された配線パターン37bが配線パターン37aと接触しないようにスイッチ33aの下部まで延びるように音声基板32上に形成されている。また、ICチップ34のポート端子のうち、音声情報入出力部40を介して入力された音声情報をICチップ34のメモリ領域に記録するための第2の指示信号が入力されるポート端子に接続された配線パターン37cが、音声基板32と支持シート20aに挟み込まれた導通部材50の下部まで延びるように音声基板32上に形成されており、また、配線パターン37a,37cと接触しないようにスイッチ33bの下部から導通部材50の下部まで延びるような配線パターン37dが音声基板32上に形成されている。なお、ICチップ34においては、配線パターン37bに接続されたポート端子が第1の指示信号の電位となる電源電位になった場合、ICチップ34のメモリ領域に記録された音声情報を出力し、また、配線パターン37cに接続されたポート端子が第2の指示信号の電位となる電源電位になった場合、配線パターン37cに接続されたポート端子が電源電位になっている間だけ、音声情報入出力部40を介して入力された音声情報をICチップ34のメモリ領域に記録する。
上記のように構成された音声メッセージ伝達シート1においては、再生ボタン3aを介してスイッチ33aが押下されていない場合は、図4(b)に示すように、音声基板32に形成された配線パターン37aと配線パターン37bとが電気的に接続されていない状態となっている。そのため、ICチップ34のポート端子のうち、配線パターン37bと接続されたポート端子、すなわち、ICチップ34のメモリ領域に記録された音声情報を出力するための第1の指示信号が入力されるポート端子はオープン状態となっており、ICチップ34のメモリ領域に記録された音声情報は出力されない。
一方、再生ボタン3aを介してスイッチ33aが押下されると、図4(c)に示すように、音声基板32に形成された配線パターン37aと配線パターン37bとが、スイッチ33aの裏面に塗布された導電剤36を介して電気的に接続された状態となる。すると、配線パターン37aがペーパー電池31の正極に接続されているため、配線パターン37bと接続されたポート端子、すなわち、ICチップ34のメモリ領域に記録された音声情報を出力するための第1の指示信号が入力されるポート端子が電源電位となって第1の指示信号がICチップ34に入力されたことになり、それにより、ICチップ34のメモリ領域に記録された音声情報が音声情報入出力部40を介して出力される。このように、再生ボタン3aを介してスイッチ33aを押下することにより、ICチップ34に記録された音声情報が音声情報入出力部40を介して出力されることになる。
また、録音ボタン3bを介してのスイッチ33bの操作時についても、再生ボタン3aを介してのスイッチ33aの操作時と同様に、録音ボタン3bを介してスイッチ33bが押下されていない場合は、音声基板32に形成された配線パターン37aと配線パターン37dとが電気的に接続されていない状態となっており、また、録音ボタン3bを介してスイッチ33bが押下されると、配線パターン37aと配線パターン37dとが、スイッチ33bの裏面に塗布された導電剤(不図示)を介して電気的に接続された状態となる。
ここで、本形態においては、配線パターン37dが、ICチップ34の第2の指示信号が入力されるポート端子に直接接続されておらず、音声情報入出力部40を介して入力された音声情報のICチップ34への記録が、導通部材50によっても制御されている。
音声基板32と支持シート20aとの間に挟み込まれる導通部材50は図4(d)に示すように、フィルムシート51の裏面の一部に導電剤が塗布されることにより導電領域52が形成されて構成されており、導電領域52が形成された面が音声基板32と対向するように音声基板32と支持シート20aとの間に挟み込まれている。
導通部材50が音声基板32と支持シート20aとの間に挟み込まれている場合は、図4(e)に示すように、音声基板32に形成された配線パターン37cと配線パターン37dとが、導通部材50の裏面に設けられた導電領域52を介して電気的に接続された状態となる。この状態において、録音ボタン3bを介してスイッチ33bが押下されると、音声基板32に形成された配線パターン37aと配線パターン37cとが、スイッチ33bの裏面に塗布された導電剤、配線パターン37d及び導通部材50の裏面に設けられた導電領域52を介して電気的に接続された状態となる。すると、配線パターン37aがペーパー電池31の正極に接続されているため、配線パターン37cと接続されたポート端子、すなわち、音声情報入出力部40を介して入力された音声情報をICチップ34のメモリ領域に記録するための第2の指示信号が入力されるポート端子が電源電位となって第2の指示信号がICチップ34に入力されたことになり、その状態において、音声情報入出力部40を介して音声情報を入力すると、入力された音声情報がICチップ34のメモリ領域に記録される。このように、音声基板32と支持シート20aとの間に導通部材50を挟み込んだ状態で、録音ボタン3bを介してスイッチ33bを押下しながら音声情報を音声情報入出力部40を介して入力することにより、音声情報入出力部40を介して入力された音声情報がICチップ34に記録されることになる。なお、導通部材50が音声基板32と支持シート20aとの間に挟み込まれている状態においては、導通部材50はその一方の面が支持シート20aに施された粘着加工によって支持シート20aと接着されて固定されているため、導通部材50がずれてしまうことがない。
一方、導通部材50が音声基板32と支持シート20aとの間から取り外された状態においては、配線パターン37cと配線パターン37dとが電気的に開放された状態となっているため、その状態で録音ボタン3bを介してスイッチ33bを押下して配線パターン37aと配線パターン37dとを電気的に接続しても、ICチップ34の第2の指示信号が入力されるポート端子が電源電位とならず、そのため、音声情報入出力部40を介して音声情報を入力しても、入力された音声情報がICチップ34のメモリ領域に記録されることはない。
このように本形態においては、導通部材50を支持シート20aと音声基板32との間に取り外し可能に挟み込んでおき、その状態で録音ボタン3bを介してスイッチ33bが押下された場合にのみ、音声情報入出力部40を介して入力された音声情報をICチップ34のメモリ領域に記録するための第2の指示信号を導通部材50を介してICチップ34に入力する構成としたため、ICチップ34のメモリ領域に音声情報を記録した後にこの導通部材50を取り外しておけば、その後、録音ボタン3bを介してスイッチ33bが押下されながら音声情報入出力部40を介して音声情報が入力された場合であっても、入力された音声情報がICチップ34のメモリ領域に記録されることがなくなり、それにより、録音ボタン3bを介してのスイッチ33bの誤操作によって、既に記録されている音声情報が消去されてしまうことを回避することができる。
なお、本形態においては、音声情報記録/再生部30及び導通部材50が2枚の支持シート20a,20bに挟み込まれ、さらにこの支持シート20a,20bが2枚の表面シート10a,10bに挟み込まれる構成としたが、支持シート20a,20bを設けずに、音声情報記録/再生部30及び導通部材50が2枚の表面シート10a,10bのみに挟み込まれる構成とすることも考えられる。
本発明の音声メッセージ伝達シートの実施の一形態を示す図であり、(a)は表面から見た図、(b)は内部構造を示す図、(c)は(a)に示したA−A’断面図、(d)は(a)に示したB−B’断面図である。 図1に示した音声メッセージ伝達シートの積層状態を示す図である。 図1及び図2に示した支持シートと音声情報記録/再生部とを積層した状態を示す図である。 図1に示した音声メッセージ伝達シートにおける音声情報の記録/再生操作時の動作を説明するための図であり、(a)は音声基板上の詳細な構成を示す図、(b)は(a)に示したスイッチが操作されていない状態におけるA−A’断面図、(c)は(a)に示したスイッチが操作された状態におけるA−A’断面図、(d)は導通部材の裏面の構成を示す図、(e)は(a)に示したB−B’断面図である。
符号の説明
1 音声メッセージ伝達シート
2 情報表示領域
3a 再生ボタン
3b 録音ボタン
4 音声出力領域
10a,10b 表面シート
20a,20b 支持シート
21a,21b,22,23,24a,24b 穴
30 音声情報記録/再生部
31 ペーパー電池
32 音声基板
33a,33b スイッチ
34 ICチップ
35 接続端子
36 導電剤
37a〜37d 配線パターン
40 音声情報入出力部
50 導通部材
51 フィルムシート
52 導電領域

Claims (3)

  1. 音声情報の記録及び再生が可能な音声メッセージ伝達シートであって、
    音声情報を入出力するための音声情報入出力手段と、
    前記音声情報入出力手段を介して入力された音声情報が記録される記憶領域を具備し、前記音声情報入出力手段を介して入力された音声情報を前記記憶領域に記録し、また、前記記憶領域に記録された音声情報を前記音声情報入出力手段を介して出力するICチップと、
    前記ICチップと電気的に接続され、前記ICチップに記録された音声情報を前記音声情報入出力手段を介して出力するための第1の指示信号を前記ICチップに入力する操作が行われる第1のスイッチと、
    前記ICチップと電気的に開放され、前記音声情報入出力手段を介して入力された音声情報を前記ICチップに記録するための第2の指示信号を前記ICチップに入力する操作が行われる第2のスイッチと、
    前記音声情報入出力手段、前記ICチップ、並びに前記第1及び第2のスイッチを挟み込む2枚の表面シートと、
    前記2枚の表面シート間に取り外し可能に挟み込まれ、前記ICチップと前記第2のスイッチとを電気的に接続する導通部材とを有する音声メッセージ伝達シート。
  2. 請求項1に記載の音声メッセージ伝達シートにおいて、
    前記導通部材は、前記2枚の表面シート間にて取り外し可能に固定されていることを特徴とする音声メッセージ伝達シート。
  3. 請求項2に記載の音声メッセージ伝達シートにおいて、
    前記音声情報入出力手段、前記ICチップ、前記第1及び第2のスイッチ、並びに前記導通部材を挟み込んで前記2枚の表面シートに挟み込まれた2枚の支持シートを有し、
    前記導通部材は、一方の面が前記支持シートに取り外し可能に接着されていることを特徴とする音声メッセージ伝達シート。
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