JP2004152650A - 給電開閉装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】開閉装置本体1に、供給側配線を接続する供給側端子3と、需用側配線を接続する需用側端子5とを内装する。供給側端子3と需用側端子5との間に隙間9を設ける。電気導通部分を外部に露出させないように、絶縁性のカバー6で覆う。導電体8を突設した蓋体7aを装着する。導電体8がカバー6の導電体挿入穴23に挿入される。導電体8の先端部が隙間9に挿入される。両端子3、5間が導通状態に切り替わる。導電体8を設けない蓋体7bを装着する。隙間9により、両端子3、5間が非導通状態に切り替わる。
【選択図】 図6
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、供給側から需用側に電力を供給するための配線を開閉する給電開閉装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、電力の供給側の引込線と需用側の配線との間には、需用側の消費電力を計量するための電力量計が介装されている。料金の不払いなどにより給電を停止する場合、電力量計から引込線を取り外し、給電を再開するときに再び電力計に引込線を接続している。引込線の取り外し及び接続は活線状態で行われるため、感電の危険を伴うと共に手間がかかり、その作業に熟練を要する。
【0003】
これに対して、特許文献1に、電力量計と引込線または需用側の配線との間に設置して、給電停止及びその解除を切り替える給電開閉装置が開示されている。図10及び図11に特許文献1の給電開閉装置を示す。
【0004】
図10に示す給電開閉装置は、装置本体101と、装置本体101に着脱自在に装着される導通プラグ102とを備えている。装置本体101と電力量計103とは、図示しないねじにより装置本体101に取り付けられるリード線104を介して接続される。引込線または需用側の配線105は、ねじ106により装置本体101に取り付けられる。
【0005】
導通プラグ102は、装置本体101に装着することにより、リード線104と配線105とを接続する。装置本体101に導通プラグ102を着脱することにより、給電停止及びその解除を切り替えるようになっている。
【0006】
また、図11に示す給電開閉装置は、遠隔制御用停止解除装置107を備え、遠隔操作によりスイッチ108を開閉して給電停止及びその解除を切り替えるようになっている。
【0007】
【特許文献1】
特開2002−98716号公報(段落番号0006〜0011、段落番号0016、第4図、第8図)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記の給電開閉装置のうち、導通プラグを着脱するものは、リード線や配線を取り付けるねじなど(充電部)が露出しているため、不用意に触れた需用者や作業員が感電するおそれがある。一方、遠隔制御用停止解除装置を備えたものは、遠隔操作によりスイッチを開閉するため安全であるが、高価であり、その取付スペースも大きくなる。
【0009】
本発明は、安全に開閉操作することができ、小型で安価な給電開閉装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題に鑑み、本発明は、開閉装置本体に、供給側配線を接続する供給側端子と、需用側配線を接続する需用側端子とを内装し、供給側端子及び需用側端子間を導通状態と非導通状態とのうちの一方に切り替える切替手段を設けて、供給側から需用側に電力を供給するための配線を開閉する構造を前提として、開閉装置本体の電気導通部分が外部に露出しないように覆う絶縁性の蓋体を設けた給電開閉装置を提供するものである。この構成によれば、電気導通部分を絶縁性の蓋体で覆うため、需用者や作業員が不用意に触れて感電することを防止できる。
【0011】
切替手段としては、導電体あるいは絶縁体から構成するものを例示することができる。切替手段を導電体から構成するとき、供給側端子及び需用側端子間を導電体により接続または切断するように、両端子間に所定の隙間を設ける。両端子間を導通状態に切り替えるとき、導電体を隙間に挿入して両端子間を接続し、両端子間を非導通状態に切り替えるとき、導電体を隙間から引き抜いて両端子間の接続を切断する。
【0012】
切替手段を絶縁体から構成するとき、供給側端子及び需用側端子間を絶縁体により接続または切断するように、両端子のうちの少なくとも一方の端子を他方の端子に向けて付勢して両端子を接触させる付勢手段を設ける。両端子間を導通状態に切り替えるとき、絶縁体を両端子間から引き抜いて両端子間を接続し、両端子間を非導通状態に切り替えるとき、付勢手段の付勢力に抗して絶縁体を両端子間に挿入して両端子間の接続を切断する。付勢手段としては、ゴムまたはばねからなる弾性体を例示できる。
【0013】
切替手段を他の部材と別体のものとしてもよいが、蓋体に一体的に設けてもよい。このとき、蓋体として二種類の蓋体を設けて、いずれかの蓋体に切替手段(導電体あるいは絶縁体)を設け、残りの蓋体に切替手段を設けないようにする。開閉装置本体に装着した一方の蓋体を他方の蓋体に取り替えることにより、両端子間を導通状態と非導通状態とのうちの一方に切り替える。そうすれば、電気導通部分を覆うための蓋体を着脱するだけでよいので、両端子間の導通状態及び非導通状態の切替を簡単にすることができる。
【0014】
また、切替手段を導電体と絶縁体とから構成してもよい。この場合、両端子間を導通状態に切り替えるとき、導電体を両端子間に挿入して両端子間を接続し、両端子間を非導通状態に切り替えるとき、絶縁体を両端子間に挿入して両端子間の接続を切断する。この切替手段を蓋体と一体的に設けるとき、蓋体として二種類の蓋体を設けて、いずれかの蓋体に導電体を設け、他の蓋体に絶縁体を設ける。開閉装置本体に装着された一方の蓋体を他方の蓋体に取り替えることにより、両端子間を導通状態と非導通状態とのうちの一方に切り替えればよい。
【0015】
切替手段を蓋体に設けるとき、蓋体の開閉装置本体への装着方向を変えることにより、切替手段を両端子間に挿入または両端子間から引き抜き、両端子間を導通状態と非導通状態とのうちの一方に切り替えるようにしてもよい。そうすれば、複数の蓋体を用意する必要がなくなり好適である。
【0016】
具体的には、両端子の間及び切替手段を蓋体の中央から偏心させて設ける構成を例示できる。つまり、蓋体を所定の方向に装着したとき導電体(絶縁体)が両端子間に挿入されるように設定し、蓋体の装着方向を変えることにより、導電体(絶縁体)を両端子間から引き抜く。切替手段を導電体と絶縁体とから構成するときは、蓋体の装着方向を変えることにより、引き抜かれた導電体(絶縁体)に代わって絶縁体(導電体)が挿入されるようにすればよい。
【0017】
別の切替手段として、両端子間を接続または切断する電気接点と、この電気接点に連絡されたスイッチと、このスイッチを押圧するように蓋体に形成された突起とを備えてもよい。具体的には、供給側端子及び需用側端子間を所定の間隔をあけて配置し、スイッチを、電気接点で両端子間を接続する接続姿勢と、電気接点で両端子間を切断する切断姿勢との間で移動自在とする。
【0018】
蓋体の装着方向を変えることにより、突起にスイッチの異なる部分を押圧させて、スイッチの接続姿勢と切断姿勢とを切り替えて電気接点を移動させ、両端子間を導通状態と非導通状態とのうちの一方に切り替える。
【0019】
開閉装置本体の電気導通部分を外部に露出させないように絶縁性のカバーで覆って、このカバーに、切替手段を挿入するための挿入穴を形成する。供給側配線及び需用側配線を接続してカバーを装着した後、切替手段を挿入穴に挿抜することにより、両端子間の導通状態及び非導通状態を切り替える。そうすれば、蓋体を取り外した状態においても、供給側端子及び需用側端子などの電気導通部分が露出しないため、両端子間の導通状態及び非導通状態の切替を安全にすることができる。
【0020】
開閉装置本体に装着する蓋体やカバーを専用の工具により取り外し可能として、不正操作を防止する。具体的には、一般に使用されるプラスドライバーやマイナスドライバーを使用できないように三つ又の溝を形成した特殊ねじで、蓋体やカバーを取付固定する構成を例示できる。そうすれば、需用者や第三者による蓋体やカバーの取り外しを防いで、電気導通部分に触れることによる感電や盗電などを防止することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る給電開閉装置の実施の形態について、図面を用いて説明する。この給電開閉装置は、図示しない電力量計と需用側の配線との間に直列に接続されて、供給側から需用側に電力を供給するための配線を開閉するものである。なお、この給電開閉装置は、電力量計と供給側の引込線との間に接続するようにしてもよい。
【0022】
[第一実施形態] まず、本発明の第一実施形態について説明する。図1は本発明の給電開閉装置の蓋体を装着したときの斜視図、図2は給電開閉装置の蓋体を取り外したときの斜視図、図3は開閉装置本体の内部を示す斜視図、図4は導電体を設けない蓋体の斜視図である。
【0023】
この給電開閉装置は、開閉装置本体1と、供給側配線2を接続する供給側端子3と、需用側配線4を接続する需用側端子5と、開閉装置本体1の電気導通部分が外部に露出しないように覆うカバー6と、カバー6の外側を覆う蓋体7と、供給側端子3及び需用側端子5間を導通状態と非導通状態とのうちの一方に切り替えるための導電体8(切替手段)とを備えている。
【0024】
開閉装置本体1は、例えば電気絶縁性の合成樹脂から略箱状に形成され、その内部に、供給側端子3及び需用側端子5が配置される。供給側端子3及び需用側端子5は、その軸線が互いに平行になるように配置され、両端子3、5間に導電体8を挿入するための隙間9が形成される。隙間9は、図示しないばねで供給側端子3を需用側端子5に向けて付勢することにより、導電体8の厚さよりも小さくなるように設定される。
【0025】
供給側端子3は、導電性材料からなる断面略L字形とされ、その垂直片10を需用側端子5に対向させて配置される。供給側端子3は、その水平部11の供給側配線2から見て先端側をねじ12で固定することにより、開閉装置本体1に装着される。なお、供給側端子3をばねで付勢して隙間9を導電体8よりも小さくできるように、ねじ12は緩やかに締められる。
【0026】
供給側端子3の水平部11の基端側には、供給側配線2の芯線13を挿入するための挿入部14が形成されている。開閉装置本体1の供給側面に形成された図示しない供給側配線用挿入穴に供給側配線2を挿入し、その芯線13を挿入部14に挿入して、挿入部14を押し潰すことにより、供給側端子3に供給側配線2が接続される。なお、供給側配線2は、電力計付近の狭い空間で取り回しがよいように、多芯より線を被覆部で被覆したものとされる。
【0027】
需用側端子5は、導電材料からなる略直方体とされ、後述する中蓋19で覆うことにより、開閉装置本体1に装着される。需用側端子5は、その軸中心部に需要側配線4の芯線15を挿入するための挿入穴16が形成され、この挿入穴16に、需用側端子5の蓋体7側から螺合されたねじ17の先端が侵入するようになっている。
【0028】
開閉装置本体1の需用側面に形成された需用側配線用挿入穴18に需用側配線4を挿入し、その芯線15を挿入穴16に挿入して、ねじ17を締め付けることにより、需用側端子5に需用側配線4が接続される。なお、需用側配線用挿入穴18の内周面には段差が形成され、この段差まで需用側配線4の被覆部先端を挿入することにより、需用側配線4の芯線15が開閉装置本体1の外部に露出しないようになっている。
【0029】
供給側端子3及び需用側端子5を配置した開閉装置本体1は、供給側端子3に供給側配線2を接続した後、供給側端子3及び需用側端子5を覆い隠す中蓋19を接着するようになっている。中蓋19は、例えば絶縁性の合成樹脂からなり、開閉装置本体1に嵌り込む大きさとされる。
【0030】
中蓋19の需用側端子5を覆う部分には、ねじ17が貫通するねじ貫通穴20が形成され、このねじ貫通穴20から露出するねじ17を操作するようになっている。中蓋19の中央には、導電体8を貫通させるための導電体貫通穴21が形成されている。導電体貫通穴21は、導電体8を挿入できるだけの大きさとされる。
【0031】
カバー6は、例えば絶縁性の合成樹脂からなり、特殊ねじ22により中蓋19を覆うように装着される。カバー6でねじ17を覆うことにより、全ての電気導通部分を覆い隠すようになっている。特殊ねじ22は、三つ又の溝が形成されて専用の工具により取り外し可能とされ、不正操作を防止するようになっている。カバー6の中央には、導電体8を挿入するための導電体挿入穴23が形成されている。導電体挿入穴23は、中蓋19の導電体貫通穴21と同一形状とされる。
【0032】
蓋体7は、例えば絶縁性の合成樹脂からなり、カバー6及び中蓋19の外側に嵌め込むようにして、開閉装置本体1に装着される。蓋体7は、その内側に導電体8が突設された導通用カバー7aと、導電体8を設けない非導通用カバー7bとからなる。導電体8は、導電性材料からなる板状とされ、図示しないばねの付勢力に抗して隙間9を押し広げることにより、隙間9に挿入できる厚さに設定される。
【0033】
導電体8を突設した蓋体7aを装着したとき、その導電体8がカバー6の導電体挿入穴23と中蓋の導電体貫通穴21とを貫通し、両端子3、5間の隙間9に挿入されて、両端子3、5間を導通状態に切り替える。蓋体7aを取り外したとき、導電体8が隙間9から引き抜かれて、両端子3、5間を非導通状態に切り替える。蓋体7a、7bを使い分けることにより、両端子3、5間の導通状態及び非導通状態が切り替わる。なお、蓋体7aと蓋体7bとは、その外観が同じであり、外部からは給電状態と給電停止状態とを判別できないようになっている。
【0034】
蓋体7を開閉装置本体1に装着したとき、蓋体7の内側に設けられた突起24が、カバー6の突起挿入穴25と中蓋19の突起挿入穴26とに挿入される。開閉装置本体1及び蓋体7の側面外側から中蓋19に特殊ねじ27を螺合して、この特殊ねじ27の先端を蓋体7の突起24に当接させることにより、蓋体7が開閉装置本体1に固定される。特殊ねじ27は、三つ又の溝が形成されて専用の工具により取り外し可能とされ、不正操作を防止するようになっている。なお、中蓋19の突起挿入穴26は、中蓋19を貫通しない深さとされる。
【0035】
次に、第一実施形態の給電開閉装置を操作する手順について説明する。まず、専用のドライバーで、図1に示す給電開閉装置の特殊ねじ27を緩め、図2に示すように、開閉装置本体1から蓋体7を取り外す。次いで、専用のドライバーで、特殊ねじ22を緩め、図5に示すように、カバー6を特殊ねじ22の周りに回転させて、ねじ17を露出させる。なお、特殊ネジ22及びカバー6を取り外さないので、部品の落下を防止でき、狭い場所での作業性が良好になる。
【0036】
開閉装置本体1の需用側配線用挿入穴18に需用側配線4を挿入して、その芯線15を需用側端子5の挿入穴16に挿入し、ねじ17を締め付けて需用側端子5に需用側配線4を接続する。カバー6を所定の位置に合わせ、特殊ネジ22を締め付けて固定する。これにより、ねじ17がカバー6で覆われ、電気導通部分が露出しない。ここで、ねじ17は、芯線15をしっかりと締め付けた状態で中蓋19から突出しない長さとされ、芯線15が完全に接続されていないとき、カバー6を取り付けられないようになっている。
【0037】
その後、供給側配線2の他端側を電力量計の2次側端子に取り付けて、供給側端子3までを充電する。この段階では、供給側端子3と需用側端子5との隙間9により、需用側配線4への給電は阻止されている。需要側に給電する場合と給電を停止する場合とに応じ、蓋体7a、7bを選択して開閉装置本体1に装着することにより給電開閉装置の装着が完了する。
【0038】
需用側に給電するとき、図6に示すように、導電体8を設けた蓋体7aを開閉装置本体1に装着する。蓋体7aの装着方向は、その内側の突起24をカバー6の突起挿入穴25に合わせるようにする。これにより、蓋体7aの内側に突設された導電体8が、カバー6の導電体挿入穴23と中蓋の導電体貫通穴21とを貫通して、両端子3、5間の隙間9に挿入される。
【0039】
蓋体7aの装着前は、図示しないばねが供給側端子3を需要側端子5に向けて付勢することにより、隙間9が導電体8の厚さよりも小さくなっている。蓋体7を装着することにより、導電体8が、ばねの付勢力に抗して隙間9を押し広げながら、その隙間9に挿入される。これにより、導電体8が供給側端子3及び需要側端子5に接触して、両端子3、5間が導通状態に切り替わる。
【0040】
需要側への給電を停止するとき、図7に示すように、導電体8を設けない蓋体7bを開閉装置本体1に装着する。蓋体7bの装着方向は、その内側の突起24をカバー6の突起挿入穴25に合わせるようにする。隙間9により、両端子3、5間が切断されて非導通状態に切り替わる。
【0041】
開閉装置本体1に装着した蓋体7は、特殊ネジ27を締め付けて固定し、不正操作を防止する。これにより、カバー6の導電体挿入穴23及び中蓋の導電体貫通穴21が覆われて、開閉装置本体1の内部と外部とが遮断される。
【0042】
上記構成によれば、蓋体7で開閉装置本体1の内部を覆うため、作業員や需用者が不用意に触れて感電することを防止することができる。蓋体7a、7bを選択して装着することにより、両端子3、5間の開閉操作をして、給電停止とその解除とを容易に切り替えることができる。開閉操作するために蓋体7を取り外したときも、電気導通部分をカバー6が覆っているので、作業者の感電を防止することができる。蓋体7及びカバー6を特殊ねじ27、22により固定するので、需用者や第三者による不正操作を防いで、盗電などを防止することができる。
【0043】
なお、本発明の第一実施形態は、上記の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内において、適宜変更を加えることができる。例えば、切替手段として、導電体8の代わりに絶縁体を用いてもよい。この場合、供給側端子3及び需用側端子5のうちの少なくとも一方の端子を他方の端子に向けて付勢するばねを設けて、両端子3、5を接触させる。
【0044】
絶縁体を突設した蓋体を装着することにより、絶縁体が両端子3、5間を押し広げながら挿入される。これにより、両端子3、5間が非導通状態に切り替わる。この蓋体を取り外すことにより、両端子3、5間から絶縁体が引き抜かれ、ばねの付勢力により両端子3、5間が接触して導通状態に切り替わる。その後、絶縁体を設けない蓋体を装着しておく。
【0045】
切替手段として、両端子3、5間を接続する導電体と、両端子3、5間を絶縁する絶縁体との両方を用いてもよい。導電体を突設した蓋体を装着することにより、両端子3、5間に導電体が挿入され、両端子3、5間が導通状態に切り替わる。絶縁体を突設した蓋体を装着することにより、両端子3、5間に絶縁体が挿入され、両端子3、5間が非導通状態に切り替わる。これらの導電体及び絶縁体は、蓋体7に突設する代わりに、蓋体7とは別体のものとしてもよい。
【0046】
また、二種類の蓋体7a、7bを設ける代わりに、一種類の蓋体7の開閉装置本体1への装着方向を変えることにより、両端子3、5間の導通状態と非導通状態とを切り替えるようにしてもよい。
【0047】
切替手段として、導電体または絶縁体を用いる場合、この導電体(絶縁体)を蓋体7の中心から偏心させて突設する。蓋体7を所定方向に向けて装着したとき、導電体(絶縁体)が両端子3、5間に挿入されて、両端子3、5間が導通状態(非導通状態)に切り替わるように設定する。蓋体7を他の方向に向けて装着したとき、導電体(絶縁体)が両端子3、5間からずれて、両端子3、5間が非導通状態(導通状態)に切り替わる。
【0048】
切替手段として、導電体及び絶縁体を用いる場合、この導電体及び絶縁体を蓋体7の中心から偏心させて突設する。蓋体7を所定方向に向けて装着したとき、導電体が両端子3、5間に挿入されて、両端子3、5間が導通状態に切り替わり、蓋体7を他の方向に向けて装着したとき、絶縁体が両端子3、5間に挿入されて、両端子3、5間が非導通状態に切り替わるように設定する。
【0049】
[第二実施形態] 次に、図8及び図9を用いて、本発明の第二実施形態について説明する。この第二実施形態は、第一実施形態とほぼ同じ構成であるが、供給側端子3及び需要側端子5間に導電体を挿入したり、両端子3、5間から導電体を抜き出したりする代わりに、両端子3、5間を接続または切断する電気接点31を設けている。
【0050】
両端子3、5間の導通状態及び非導通状態を切り替えるための切替手段は、電気接点31と、電気接点31に連絡されたスイッチ32と、スイッチ32を押圧するように蓋体33に形成された突起34とからなる。
【0051】
電気接点31は、導電性材料から断面コ字形に形成され、その開放側を蓋体33側に向けて、両端子3、5間に配置される。両端子3、5は、電気接点31が移動できるように、所定の間隔をあけて配置される。両端子3、5間の中央付近には、需要側端子5から延設されたに延設金具35の円弧部36が上方に隆起するように形成され、この円弧部36上に電気接点31が載置される。
【0052】
電気接点31は、供給側端子3側に移動することにより供給側端子3に接触し、延設部35を介して、供給側端子3と需要側端子5とを接続する。また、電気接点31は、需要側端子5側に移動することにより供給側端子3との間に隙間を形成し、供給側端子3と需要側端子5との接続を切断する。
【0053】
スイッチ32は、突起34により押圧される押圧部37と、押圧部37の開閉装置本体1側に突設されたばね部38とからなり、電気接点31で両端子3、5間を接続させる接続姿勢と、電気接点31で両端子間3、5間を切断する切断姿勢との間で移動自在とされる。押圧部37は、例えば絶縁性の合成樹脂から略直方体に形成される。ばね部38は、例えば絶縁性の合成樹脂から弾性を有する棒状に形成され、その先端に電気接点31を係合するようになっている。
【0054】
スイッチ32は、中蓋39のスイッチ挿入穴40及びカバー41のスイッチ挿入穴42に挿入される。このとき、押圧部37がスイッチ挿入穴40、42からわずかに突出する。スイッチ挿入穴40、42は、蓋体33の突起34で押圧部37を押圧したとき、この押圧部37が傾斜できるように、押圧部37よりもわずかに大きくされる。
【0055】
突起34は、蓋体33の内側の中央から偏心した部位に形成される。蓋体33を開閉装置本体1に装着したとき、突起34がスイッチ32の押圧部37の中央から偏心した部分を押圧して、押圧部37を傾斜させる。蓋体33とカバー41との間には、押圧部37が傾斜できるように、所定の隙間が形成されるようになっている。
【0056】
蓋体33は、突起34を需用側端子5側に位置させて、開閉装置本体1に装着可能とされる。また、蓋体33は、突起34を供給側端子3側に位置させて、開閉装置本体1に装着可能とされる。蓋体33の装着方向を変えることにより、突起34が押圧部37の異なる部分を押圧して、スイッチ32の接続姿勢と切断姿勢とを切り替える。これにより、電気接点31が移動して両端子3、5間の導通状態と非導通状態とを切り替え、給電と給電停止とを切り替えるようになっている。
【0057】
次に、開閉装置本体1に蓋体33を装着したときの電気接点31の動作について説明する。まず、図8に示す開閉装置本体1に、突起34を需用側端子5側に位置させて蓋体33を装着するとき、図9(a)に示すように、突起34がスイッチ32の押圧部37の需用側端子5側を押圧する。需用側端子5側を押し込むように押圧部37が傾斜して、ばね部38が変形する。ばね部38の復元力により、電気接点31が供給側端子3側に移動する接続姿勢になる。電気接点31が供給側端子3に接触して、両端子3、5間が導通状態に切り替わる。
【0058】
また、図8に示す開閉装置本体1に、突起34を供給側端子3側に位置させて蓋体33を装着するとき、図9(b)に示すように、突起34がスイッチ32の押圧部37の供給側端子3側を押圧する。需用側端子5側を押し込むように押圧部37が傾斜して、ばね部38が変形する。ばね部38の復元力により、電気接点31が需用側端子5側に移動する切断姿勢になる。電気接点31が供給側端子3から離れ、両端子間が非導通状態に切り替わる。
【0059】
【発明の効果】
以上の説明から明らかな通り、本発明によると、開閉装置本体の電気導通部分を覆う蓋体を設けることにより、需用者や作業者が不用意に電気導通部分に触れて感電することを防止できる。給電状態及び給電停止状態のいずれであっても、蓋体の外観を同じにすることができ、各戸の給電状態及び給電停止状態の第三者による判別を不能にすることができる。
【0060】
給電停止及びその解除を切り替えるために蓋体を取り外したとき、切替手段を挿入する挿入穴を除いて、カバーが電気導通部分を覆うため、作業者の感電を防止することができる。これにより、給電開閉装置を開閉操作するとき、防護面や防護手袋等の特殊な保護具を装着しなくても、開閉操作を安全にかつ迅速に行なうことができ、その開閉操作のコストを安くすることができる。
【0061】
一般使用されていない特殊ねじで蓋体及びカバーを取り付けることにより、需用者による不正操作を防止できる。これにより、需用者の感電を防ぐと共に、需用者などによる盗電を防止することができる。
【0062】
また、蓋体に切替手段を設けた簡単な構造であり、小型化を図ることができるため、その設置スペースを小さくすることができ、その製作コストも安くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の給電開閉装置の蓋体を装着したときの斜視図(第一実施形態)
【図2】給電開閉装置の蓋体を取り外したときの斜視図
【図3】開閉装置本体の内部を示す斜視図
【図4】導電体を設けない蓋体の斜視図
【図5】カバーをずらした状態を示す斜視図
【図6】図1のA−A断面図で、蓋体に導電体を設けた場合を示す
【図7】図1のA−A断面図で、蓋体に導電体を設けない場合を示す
【図8】蓋体装着前の断面図(第二実施形態)
【図9】蓋体装着後の断面図で、(a)は導通状態を示し、(b)は非導通状態を示す
【図10】従来の導通プラグを着脱する給電開閉装置の取付部周辺の正面図
【図11】遠隔制御用停止解除装置を備えた給電開閉装置の構成図
【符号の説明】
1 開閉装置本体
2 供給側配線
3 供給側端子
4 需用側配線
5 需用側端子
6 カバー
7 蓋体
8 導電体
9 隙間
22、27 特殊ねじ
23 導電体挿入穴
31 電気接点
32 スイッチ
33 蓋体
34 突起
Claims (11)
- 供給側から需用側に電力を供給するための配線を開閉する給電開閉装置において、開閉装置本体に、供給側配線を接続する供給側端子と、需用側配線を接続する需用側端子とが内装され、前記供給側端子及び需用側端子間を導通状態と非導通状態とのうちの一方に切り替える切替手段が設けられ、前記開閉装置本体の電気導通部分が外部に露出しないように覆う絶縁性の蓋体が設けられたことを特徴とする給電開閉装置。
- 前記供給側端子及び需用側端子間に所定の隙間が設けられ、前記切替手段は、両端子間を接続する導電体とされ、該導電体を前記隙間に挿入することにより両端子間を導通状態に切り替え、前記隙間から引き抜くことにより両端子間を非導通状態に切り替えることを特徴とする請求項1記載の給電開閉装置。
- 前記供給側端子及び需用側端子のうちの少なくとも一方の端子を他方の端子に向けて付勢して両端子を接触させる付勢手段が設けられ、前記切替手段は、両端子間を絶縁する絶縁体とされ、該絶縁体を前記付勢手段の付勢力に抗して両端子間に挿入することにより両端子間を非導通状態に切り替え、両端子間から引き抜くことにより両端子間を導通状態に切り替えることを特徴とする請求項1記載の給電開閉装置。
- 前記蓋体として二種類の蓋体が設けられ、いずれかの蓋体に前記切替手段が設けられ、開閉装置本体に装着された一方の蓋体を他方の蓋体に取り替えることにより、両端子間を導通状態と非導通状態とのうちの一方に切り替えることを特徴とする請求項2又は3記載の給電開閉装置。
- 前記切替手段は、両端子間を接続する導電体と、両端子間を絶縁する絶縁体とからなり、前記導電体を両端子間に挿入することにより両端子間を導通状態に切り替え、前記絶縁体を両端子間に挿入することにより両端子間を非導通状態に切り替えることを特徴とする請求項1記載の給電開閉装置。
- 前記蓋体として二種類の蓋体が設けられ、いずれかの蓋体に導電体が設けられ、他の蓋体に絶縁体が設けられ、開閉装置本体に装着された一方の蓋体を他方の蓋体に取り替えることにより、両端子間を導通状態と非導通状態とのうちの一方に切り替えることを特徴とする請求項5記載の給電開閉装置。
- 前記切替手段が蓋体に設けられ、該蓋体の開閉装置本体への装着方向を変えることにより、前記切替手段を両端子間に挿入または両端子間から引き抜き、両端子間を導通状態と非導通状態とのうちの一方に切り替えることを特徴とする請求項2、3又は5記載の給電開閉装置。
- 前記供給側端子及び需用側端子間が所定の間隔をあけて配置され、前記切替手段は、両端子間を接続または切断する電気接点と、該電気接点に連絡されたスイッチと、該スイッチを押圧するように蓋体に形成された突起とからなり、前記スイッチは、前記電気接点で両端子間を接続させる接続姿勢と、前記電気接点で両端子間を切断する切断姿勢との間で移動自在とされ、前記突起は、蓋体の装着方向を変えることによりスイッチの異なる部分を押圧し、前記スイッチの接続姿勢と切断姿勢とを切り替えて電気接点を移動させ、両端子間を導通状態と非導通状態とのうちの一方に切り替えることを特徴とする請求項1記載の給電開閉装置。
- 前記開閉装置本体に装着された蓋体は、不正操作を防止するように、専用の工具により取り外し可能とされたことを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の給電開閉装置。
- 前記開閉装置本体の電気導通部分が外部に露出しないように覆う絶縁性のカバーが前記蓋体の内側に設けられ、該カバーに、前記切替手段を挿入するための挿入穴が形成されたことを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の給電開閉装置。
- 前記開閉装置本体に装着されたカバーは、不正操作を防止するように、専用の工具により取り外し可能とされたことを特徴とする請求項10記載の給電開閉装置。
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