JP3218924U - グリーティングカード - Google Patents

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慎也 柿澤
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Abstract

【課題】カード内部での音声再生ユニットの各部材の位置ずれがなく、カード面が平坦で見た目がよく、不用意な圧潰等が生じても壊れ難いグリーティングカードを提供する。
【解決手段】グリーティングカード1は、カード台紙部1Aとカード背紙部1Bとが一体的に連設され、カード台紙部には、音声記録用のICチップ21Aを備えた制御回路21B、音声再生用のスピーカ21C、電池収容ケース21D及び再生起動用のスイッチ21Eからなる音声再生ユニット21が配され、カード背紙部がカード台紙部側に折り畳まれて音声再生ユニットが挟持され、カード台紙部とカード背紙部との間には、少なくとも、ICチップを備えた制御回路、スピーカ及び電池収容ケースを囲繞又は埋設するように収容する収容開口部12を備えた平板状のクッション材11が配され、ICチップを備えた制御回路、スピーカ及び電池収容ケースは、収容開口部内に収容されている。
【選択図】図1

Description

本考案は、例えばバースデイカードやクリスマスカード等の特定の個人に贈るグリーティングカードに関し、特に音声再生機能を備えたグリーティングカードに関する。
バースデイカードやクリスマスカード等のグリーティングカードにおいて、贈り先である相手を喜ばせたり、相手に対する気持ちを文字や絵以外でも伝えられるよう、カードの趣旨に適した音楽を鳴奏したり、贈り主からのメッセージを音声で伝達することができるグリーティングカードが種々提案されている。
例えば、特許文献1では、音声メッセージカードに組み込まれた音声発生ユニットの部品点数を減らして組み立て容易とするため、制御回路、音声データ再生起動用の起動スイッチ、スピーカ接続線、音声データの書き込み端子及びボタン型の乾電池を一体のフレキシブル基板で構成した音声メッセージカードが提案されている。この音声発生ユニットは、商品の目的に沿って種々の印刷が施され、所定のサイズに折り畳まれたシート状の音声メッセージカードに内包されている。
また、特許文献2では、ポップアップしたキャラクターから声が出ているように見えるメッセージカードとして、所定の折り目で折り畳み可能に構成されたカード本体と、この折り目の近傍に設けられ、カード本体を開いたときに立体的に出現するように構成された図柄部材と、カード本体の内部に設けられたスピーカ、所定のメッセージをキャラクターの音声で記憶すると共にスピーカに再生させるように構成された回路基板及び再生を開始するスイッチを有する音声モジュールとを備えたメッセージカードが開示されている。音声モジュールは、カード本体を構成する裏面の第1裏面に配置されているが、第3裏面を折り畳んで第1裏面に接着することにより、音声モジュールはカード本体の内部に収容されている。
特開平5−290594号公報 実用新案登録第3205843号公報
上述した特許文献1の音声メッセージカード及び特許文献2のメッセージカードでは、音声発生ユニット又は音声モジュールは、所定のサイズに折り畳まれたシート状のカードの内部にそのまま収容されている。それゆえ、カード面には音声発生ユニット等の厚みによる凹凸が生じており、平坦な面とはなっていなかった。また、カードに対して想定外の大きな力が加えられると、カード内部で音声発生ユニット等の位置ずれが発生したり、音声ユニット等が損傷するおそれを有していた。
また、特許文献1の音声メッセージカードでは、駆動電源であるボタン型電池がフレキシブル基板上に圧接接続されているため、電池を交換するには、音声メッセージカードを破断するなどしてフレキシブル基板を露出させたのち、フレキシブル基板に接続されている電池を取り外す必要があった。同様に、特許文献2のメッセージカードにおいても、電源を有する音声モジュールは外部から接触できない状態でカード本体の内部に収容されているため、カードを破断等することなく電池を交換することは困難であった。すなわち、これらのメッセージカードでは電池交換は予定されておらず、電池が消耗すると音声の再生は行われなくなっていた。
さらに、上述した特許文献1及び特許文献2では、何らかの音声やキャラクターの音声を入力して再生することは記載されているが、ユーザの注文に応じた名前や敬称を楽曲データとして入力し、再生するメッセージカードについては提案されていない。
したがって、本考案は上述した点に鑑みて案出されたもので、その目的は、カード面が平坦で見た目がよく、カード内部での音声再生ユニットの各部材の位置ずれがなく、そして、不用意な圧潰等が生じても壊れ難いグリーティングカードを提供することにある。
また、本考案の他の目的としては、カードを破断せずに容易に電池交換することができるグリーティングカードを提供することにある。
さらに、本考案の他の目的としては、たとえば、バースデイカードの場合には、ハッピーバースデイトゥーユーという楽曲のうち、「ハッピーバースデイ・ディア・“名前”“敬称”」という箇所において、“名前”及び“敬称”の部分をユーザが選択した名前及び敬称で楽曲を再生するなど、贈り先の相手の名前や所望の敬称での楽曲が再生されるグリーティングカードを提供することにある。
上述した課題を解決するため、本考案のグリーティングカードは、カード台紙部とカード背紙部とが一体的に連設され、カード台紙部には、音声記録用のICチップを備えた制御回路、音声再生用のスピーカ、電池収容ケース及び再生起動用のスイッチからなる音声再生ユニットが配され、カード背紙部が前記カード台紙部側に折り畳まれて音声再生ユニットが挟持されてなるグリーティングカードであって、カード台紙部とカード背紙部との間には、音声再生ユニットのうち、少なくとも、ICチップを備えた制御回路、スピーカ及び電池収容ケースを囲繞又は埋設するように収容する収容開口部を備えた平板状のクッション材が配され、音声再生ユニットのうち、少なくとも、ICチップを備えた制御回路、スピーカ及び電池収容ケースは、クッション材の収容開口部内に収容されてなる。音声再生ユニットのICチップを備えた制御回路、スピーカ及び電池収容ケースが、平板状のクッション材に囲繞又は埋設されてカード台紙部とカード背紙部との間に配置されるため、音声再生ユニットを構成する上記部材の位置ずれがなく、カード面が平坦となる。また、音声再生ユニットを構成する上記部材はこのクッション材で保護されるため、不用意な圧潰が生じても音声再生ユニットが破損し難く、壊れ難いグリーティングカードが得られる。
また、クッション材には、スイッチの配置位置を位置決めするためのスリットが設けられていることも好ましい。音声の再生に重要なスイッチの位置を的確に決定することができるため、音声再生ユニットの組付けを容易とすることができる。また、クッション材上にスイッチを配置することができるため、スイッチが押しこみやすく、スイッチ操作性が高められる。
また、カード背紙部には、クッション材の収容開口部に収容された電池収容ケースと対向する位置に、電池収容ケース内の電池を交換するための窓部が形成されていることも好ましい。カードを破断や分解することなく、カード背紙部に設けられた窓部を介して電池収容ケースにアクセスすることができるため、電池を容易に交換することができる。これによりグリーティングカードを電池の消耗により使用できなくなることがなく、半永久的に使用することができる。
さらに、音声記録用のICチップを備えた制御回路におけるICチップは、名前及び敬称を予め楽曲音源として収録した記録媒体から、ユーザの注文に応じた名前及び敬称の楽曲データをICチップに入力したものであることも好ましい。これにより、オンデマンドで贈り先の相手の名前や所望の敬称での楽曲データがICチップに入力され、贈り先で、贈り先本人の名前が再生されるグリーティングカードが得られる。
また、カード台紙部、カード背紙部及びカード表紙部が順次一体的に連設され、カード表紙部がカード台紙部に対し開閉自在に折り畳まれてなることも好ましい。これにより、デザイン性やメッセージ性を高めたカード表紙部を簡単な構造で設けることができる。
本考案に係るグリーティングカードは以上説明したように構成されているため、音声再生ユニットを構成する各部材の位置ずれがなく、カード面が平坦となり、不用意な圧潰が生じても壊れ難く、しかも、カードを分解等することなく容易に電池交換することができ、オンデマンドで贈り先の相手の名前や所望の敬称での楽曲データがICチップに入力され、贈り先本人の名前が再生されるグリーティングカードが得られる。
すなわち、本考案に係るグリーティングカードは、音声再生ユニットのICチップを備えた制御回路、スピーカ及び電池収容ケースが、平板状のクッション材に囲繞又は埋設されてカード台紙部とカード背紙部との間に配置されているため、音声再生ユニットを構成する上記部材の位置ずれがなく、カード面が平坦に形成される。また、音声再生ユニットを構成する上記部材は、このクッション材で支持固定されると同時に保護されるため、不用意な圧潰が生じても音声再生ユニットが破損し難く、壊れ難い。このように優れたグリーティングカードを簡易な構成で且つ安価に提供することができる。
また、クッション材には、音声再生ユニットのスイッチの配置位置を位置決めするスリットが設けられているので、製造時にスイッチを的確な位置に組付けすることができ、安定したスイッチ操作を可能とすることができる。
カード背紙部には、電池収容ケースに対向する位置に電池収容ケース内の電池を交換するための窓部が形成されているので、カードを分解せずに窓部を介して電池収容ケースのケース開閉蓋を開ける等することで、電池等を容易に交換することができ、これによりカードを繰り返し使用することができる。
さらに、本考案では、制御回路におけるICチップは、名前及び敬称を予め楽曲音源として収録した記録媒体からユーザの注文に応じた名前及び敬称を楽曲データとしてICチップに入力可能としたので、オンデマンドで贈り先の相手の名前や所望の敬称での楽曲データをICチップに入力でき、贈り先で、贈り先本人の名前が再生されるグリーティングカードが得られる。従来流通しているオンデマンドでの名入れ商品のほとんどは、文字や絵柄等の印刷等による視覚的なオンデマンド商品であったのに対し、本考案にかかるグリーティングカードは“楽曲による名入れ”であり、聴覚的な音楽としてのオンデマンドであるため、従来品との差別化が実現される。
また、本考案に係るグリーティングカードは、他の再生機器も必要とせずにカードの一部のスイッチを押すだけでICチップに入力された楽曲が例えば所定時間(所定回数)だけ再生されるため、子供から高齢者にいたるまでユーザを選ばずに誰にでも簡単に使用することができる。
本考案を実施するための一形態を示すグリーティングカードを展開した分解斜視図である。 グリーティングカードの組み立て手順を示す説明図であって、(a)はクッション材の収容開口部に音声再生ユニットを装着してカード台紙部上に取り付けた状態の斜視図、(b)はカード背紙部をカード台紙部上に折り畳んだ状態の斜視図、(c)はカード表紙部をカード台紙部側に折り畳んだ状態の斜視図である。 グリーティングカードの使用手順を示す説明図であって、(a)はカード表紙部によってカード台紙部上を覆った状態の斜視図、(b)はカード表紙部をカード台紙部から開いた状態の斜視図である。 クッション材の一例を示す拡大平面図である。 音声再生ユニットの外観を示す拡大平面図である。 音声再生ユニットのブロック構成図である。 楽曲による名入れの手順を示すフローチャートである。 グリーティングカードの使用手順を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本考案を実施するための一形態を説明する。図1に示すように、本実施形態に係るグリーティングカード1は、カード台紙部1A、カード背紙部1B及びカード表紙部1Cが順次一体的に連設されたカード本体部と、クッション材11と、音声再生ユニット21とから概略構成されている。
まず、図1〜図3を参照し、カード本体部について説明する。本実施形態におけるカード本体部は、展開された状態において平面視略矩形状を呈している。カード本体部は、紙、合成樹脂シート又は金属薄板等で形成することができ、カード台紙部1A、カード背紙部1B及びカード表紙部1Cは順次所定幅の折り返し部d1,d2を介して一体的に連設され、カード台紙部1Aの幅方向及び長手方向の各端部からは互いに内側に向けて略L字状に折り返される保持フラップ部3が延設されている。カード台紙部1A及びカード背紙部1Bとの間に設けられた折り返し部d1、カード背紙部1B及びカード表紙部1Cとの間に設けられた折り返し部d2、及び保持フラップ部3は、夫々の幅長さが前記クッション材11の厚さと略同じ大きさに形成されることが好ましい。これにより、クッション材11が、カード台紙部1Aとカード背紙部1Bとの間の空間に隙間なく収容され、カード台紙部1Aの表面が平坦となり、クッション材11の音声再生ユニット21の保護及び位置ずれ防止の機能が十分に発揮される。また、カード背紙部1Bには、後述する電池収容ケース21D内のボタン型等の電池を交換するための矩形開口状の窓部2が穿設されている。窓部2は、クッション材11の収容開口部12に収容された電池収容ケース21Dと対向する位置に設けられている。さらに、カード台紙部1Aの表面には、クッション材11上に配置されたスイッチ21Eの位置に相当する部位にはプッシュマーク22が施されている(図3(b)参照)。また、カード台紙部1Aの表裏面、カード背紙部1B及びカード表紙部1Cの各表面には、カードの趣旨に適した各種の図柄や文字等を施すことができ、贈り主のメッセージを記入できる欄なども適宜設けることができる。
また、本実施形態におけるカード本体部は、カード台紙部1A、カード背紙部1B及びカード表紙部1Cが順次一体的に連設されて形成されているが、カード表紙部1Cが無い構成とすることも可能である。また、カード表紙部1Cをカード台紙部1Aと一体的に連設した構成とすることも可能であり、この場合には、カード表紙部1C、カード台紙部1A及びカード背紙部1Bが順次一体的に連設されて形成されることになる。
次に、図5及び図6を参照し、音声再生ユニット21について説明する。本実施形態における音声再生ユニット21は、音声記録用のICチップ21Aが実装された基板等による制御回路21B、不図示の増幅器を備えた圧電発音体による音声再生用のスピーカ21C、ボタン型電池等を収容する開閉蓋付きの電池収容ケース21D、一対のリード線21Fを介して前記制御回路21Bに接続されたメンブレンスイッチ等の再生起動用のスイッチ21Eを備えている。なお、本実施形態におけるスイッチ21Eには、一度押圧すると音声が再生され、再生中にもう一度押圧すると音声の再生が停止できるよう、制御回路21Bに不図示のスイッチ回路が構成されている。これら音声再生ユニット21は、後述するクッション材11に囲繞又は埋設されてカード台紙部1Aとカード背紙部1Bとで挟持されている。
次に、図4を参照し、クッション材11について説明する。クッション材11は、平板状の合成樹脂発泡体や三次元網状構造体等によって形成され、合成樹脂発泡体としては、例えば、ポリウレタン発泡体、ポリエチレン発泡体等のポリオレフィン発泡体等が選択される。本実施形態のクッション材11の幅及び奥行きの大きさは、カード台紙部1A及びカード背紙部1Bと略同じ程度に形成され、クッション材11の厚み方向の長さは、折り返し部d1,d2の幅方向の長さと略同じ程度に形成されている。一例として、本実施形態では、厚さ約8mmの硬質ポリウレタン発泡体をクッション材11の材料として選択している。クッション材11の内側には、図4に示すように、音声再生ユニット21のICチップ21Aを備えた制御回路21B、スピーカ21C、電池収容ケース21Dを埋設又は囲繞するように収容するための収容開口部12が形成されている。収容開口部12は、音声再生ユニット21の各構成部品を埋設又は囲繞するように収容するため、各構成部品の外周輪郭と同程度の大きさに形成されることが好ましい。収容開口部12は、使用する音声再生ユニット21の各構成部品の形状や大きさに応じて形成することができ、クッション材11の厚み方向に貫通した開口部とすることも、部分的に非貫通としたハーフカット状の開口部として形成することも可能である。本実施形態では、収容開口部12は、ディスク状のスピーカ21Cを収容する円形収容部12Aと、ICチップ21Aを備えた制御回路21B及び電池収容ケース21Dを一体として収容する縦長の矩形収容部12Bと、制御回路21Bに接続されたリード線21Fの接続端子側に対応して形成された横長の矩形開口部12Cとを有し、いずれもクッション材11の厚さ方向に貫通した開口部として形成している。
また、本実施形態におけるクッション材11には、音声再生ユニット21のスイッチ21Eの配置位置を位置決めするためのスリット13が設けられている。カード台紙部1Aの表面には、使用者が指で押す部分にプッシュマーク22が施されているところ、安定したスイッチ操作を実現するため、プッシュマーク22に相当する位置にスイッチ21Eを確実に配置することは重要である。そのため、クッション材11上にスリット13を設け、このスリット13をスイッチ21Eの設置位置のガイドとして用いる。本実施形態では、スリット13にスイッチ21Eの下端部が沿うようにスイッチ21Eを設置している。これにより、スイッチ21Eの中央部分がちょうどカード台紙部1Aのプッシュマーク22に対応する位置に配置される。
上述したクッション材11の収容開口部12及びスリット13は、収容開口部及びスリットを形成するためのトムソン刃を備えるトムソン型等を用いて、クッション材11を構成する平板状の合成樹脂発泡体等を板状プレス加工するのみで得られる。それゆえ、例えば、スイッチ21Eの位置決めのために、カード台紙部1Aやクッション材にガイド線を別途印刷したり、ペンで印付けする工程を不要とすることができる。
次に、上述のように構成された本実施形態に係るグリーティングカード1の組み立て手順の一例について図1及び図2を参照して説明する。まず、図1に示すように、平板状のクッション材11に音声再生ユニット21をセットする。音声再生ユニット21のうち、ディスク状のスピーカ21Cについては、収容開口部12の円形収容部12Aに嵌め込みして収容し、ICチップ21Aを備えた制御回路21B及び電池収容ケース21Dについては、これらを一体として、収容開口部12の矩形収容部12Bに嵌め込みして収容する。制御回路21Bに接続されたリード線21Fについては、少なくとも、その接続端子部分を収容開口部12の矩形開口部12Cに収容する。また、リード線21Fに接続されているスイッチ21Eについては、クッション材11のカード台紙部1Aと当接する面側にスイッチ21を配置するが、このとき、クッション材11に設けられているスリット13にスイッチ21Eの下端部が沿うようにスイッチ21Eを設置し、接着剤や接着テープ等で固定する。
次に、図2(a)に示すように、音声再生ユニット21が収容されたクッション材11をカード台紙部1A内に配置する。カード台紙部1A周囲の保持フラップ部3を互いに内側に向けて折り返した後、図2(a)及び図2(b)に示すように、カード背紙部1Bを折り返し部d1を介して図中矢印A方向に折り返し、保持フラップ部3の表面とカード背紙部1Bの裏面とを接着することで、クッション材11はカード台紙部1Aとカード背紙部1Bとの間に収容保持される。このときカード背紙部1Bの窓部2は電池収容ケース21Dに対向位置した状態となり、カード背紙部1Bの窓部2から電池収容ケース21Dにアクセス可能である。そして、図2(b)及び図2(c)に示すように、折り返し部d2を介してカード表紙部1Cを図中矢印B方向(カード台紙部1A側)に折り返すことで、グリーティングカード1が完成する。
次に、本実施形態に係るグリーティングカード1の使用方法について図3を参照して説明する。グリーティングカード1の音声再生時には、図3(a)及び図3(b)に示すように、カード表紙部1Cを図中矢印C方向に開き、カード台紙部1A上のプッシュマーク22を押圧すると、プッシュマーク22と対応する位置に配置されている再生起動用のスイッチ21EがONとなる。これにより、音声記録用のICチップ21Aに記録(入力)されている楽曲が音声再生用のスピーカ21Cから再生される。また、電池の消耗により、音声再生ユニット21が起動しなくなった場合には、図2(c)に示すように、カード背紙部1Bの窓部2から電池収容ケース21Dのケース開閉蓋を開け、古くなった電池を取りだし、新しい電池に交換すればよい。
次に、本実施形態に係るグリーティングカード1における、楽曲による名入れの手順について、図7に示すフローチャートにより説明する。まず、ステップS10では、曲をベースにした名前の収録を行う。具体的には、名入れ対象となる複数の名前を選定し、所定の楽曲の任意の名前を歌う部分について、選定した名前で歌い手が歌ったデータを収録する。収録は収録スタジオ等で行われ、所定の楽曲の任意の名前を歌う部分のほか、任意の敬称(〜ちゃん、〜くん、〜さん、〜部長(役職)等)を歌う部分及び、所定の楽曲の残りの歌の部分についても収録する。また、名前には、名(下の名前)だけでなく、姓(名字)も含まれる。なお、1つの楽曲における歌の収録は、任意の名前・敬称を歌う部分もそれ以外の歌の部分も同一人物が一連の流れとして歌うことが自然であるため、同一人物による収録であることが好ましい。
一例として、本実施形態では、「ハッピーバースデイトゥーユー」という楽曲を選択し、「ハッピーバースデイ・ディア・“名前”“敬称”」という箇所について、収録スタジオにて、1人の声優が1800種もの名前及び2つの敬称(ちゃん、くん)についてそれぞれ歌ったデータを収録している。
引き続き、ステップS20では、ステップS10で収録された歌唱を音源として記録媒体(図示せず)にデータ化する。具体的には、収録された名前ごと及び敬称ごとに音源データ化を行う。例えば、本実施形態では、1800数もの名前及び2つの敬称について歌った音源データについて、個々に記録媒体にデータ化を行っている。
ステップS30では、ユーザから楽曲による名入れの依頼があったか否かを判定する。この依頼は、例えば、ウェブサイトを介したインターネット接続などの双方向情報通信により行われる。この判定は、依頼があるまでループ待機し、依頼があればステップS40に移行する。このステップS40では、ステップS20でデータ化した音源を記録媒体から読み出す作業が行われる。そして、ステップS50では、記録媒体から読み出した音源データにユーザの注文(選択)に対応した名前や敬称があったか否かを判定する。対応する名前や敬称があった場合には、ステップS70に移行し、対応する名前や敬称がなかった場合には、ステップS60に移行する。ステップS60では、ステップS20と同様の手順により記録媒体に音源データが追加更新され、ユーザの注文(選択)に対応した名前や敬称の音源データが記録媒体に追加される。なお、必要に応じてステップS10と同様の手順により、ユーザの注文(選択)に対応した名前や敬称についての歌の収録が行われる。
ステップS70では、グリーティングカード1を構成する音声再生ユニット21のICチップ21Aに、記録媒体から読み出した、ユーザの注文に応じた特定の人の名前及び敬称の音源データを組み合わせた楽曲データを録音(入力)した後、本フローは終了する。
これにより、本実施形態では「ハッピーバースデイトゥーユー」という楽曲のうち、「ハッピーバースデイ・ディア・“名前”“敬称”」という箇所において、“名前”及び“敬称”の部分を注文者が希望した名前及び敬称で曲が再生されるバースデイカードが得られる。
次に、本実施形態に係るグリーティングカード1の再生手順について、図8に示すフローチャートにより説明する。グリーティングカード1の音声再生時において、まず、ステップS110では、カード表紙部1Cを開き、カード台紙部1A上のプッシュマーク22が押圧操作(スイッチ21EがON)されたか否かを判定する。この判定は、プッシュマーク22が押圧操作されるまでループ待機し、プッシュマーク22が押圧操作されたならばステップS120に移行する。
ステップS120では、音声記録用のICチップ21Aに記録(入力)されている楽曲の音声データを音声再生用のスピーカ21Cによって再生する。この再生により、本実施形態では、「ハッピーバースデイトゥーユー」という楽曲のうち、「ハッピーバースデイ・ディア・“名前”“敬称”」という箇所において、“名前”及び“敬称”が贈り主が希望した名前及び敬称、すなわち、贈り先の相手の名前で楽曲が再生される。
ステップS130では、プッシュマーク22が再度押圧操作(スイッチ21EがOFF)されたか否かを判定する。プッシュマーク22が再度押圧操作されると、ステップS150に移行し、プッシュマーク22が押圧操作されていない場合は、ステップS140に移行する。すなわち、プッシュマーク22を一度押したら再生されるが、再生中にプッシュマーク22をもう一度押すと楽曲の再生が止まり、所定時間の再生が完了しなくても、途中で再生を停止することができる。そのため、誤ってプッシュマーク22を押してしまい、意図せず再生が始まってしまったような場合においても、再度プッシュマーク22を押すことにより速やかに再生を停止することができる。
ステップS140では、上記スピーカ21Cによる再生が行われている状態において、所定時間経過したか否かを判定する。この判定は、所定時間経過されるまでループ待機し、所定時間経過したならばステップS150に移行する。そして、ステップS150では、上記所定時間経過したことを契機にスイッチ21Eが自動的にOFFとなって上記スピーカ21Cによる再生が停止するか、あるいは、ステップS130で再生中にプッシュマーク22がもう一度押圧操作されたと判定されたことにより再生が停止する。その後、本フローは終了する。
以上説明したように、本実施形態では、例えば1800種もの名前や複数の敬称を予め楽曲音源として収録した記録媒体から、ユーザの注文に応じた名前や敬称を楽曲データとしてICチップ21Aに入力可能としたので、オンデマンドにより特定の人の名前で歌った楽曲が再生されるグリーティングカードを提供することができる。なお、上述の説明においては、グリーティングカード1をバースデイカードとして利用したものについてのみ説明しているが、クリスマスカード等の他の種類のグリーティングカードとしても利用することができる。
本考案は、上記の実施形態に限定されるものでなく、実用新案登録請求の範囲に記載された考案の要旨を逸脱しない範囲内での種々、設計変更した形態も技術的範囲に含むものである。
1 グリーティングカード
1A カード台紙部
1B カード背紙部
1C カード表紙部
d1,d2 折り返し部
2 窓部
3 保持フラップ部
11 クッション材
12 収容開口部
12A 円形収容部
12B 矩形収容部
12C 矩形開口部
13 スリット
21 音声再生ユニット
21A ICチップ
21B 制御回路
21C スピーカ
21D 電池収容ケース
21E スイッチ
21F リード線
22 プッシュマーク

Claims (4)

  1. カード台紙部とカード背紙部とが一体的に連設され、
    前記カード台紙部には、音声記録用のICチップを備えた制御回路、音声再生用のスピーカ、電池収容ケース及び再生起動用のスイッチからなる音声再生ユニットが配され、
    前記カード背紙部が前記カード台紙部側に折り畳まれて前記音声再生ユニットが挟持されてなるグリーティングカードであって、
    前記カード台紙部と前記カード背紙部との間には、前記音声再生ユニットのうち、少なくとも、前記ICチップを備えた制御回路、前記スピーカ及び前記電池収容ケースを囲繞又は埋設するように収容する収容開口部を備えた平板状のクッション材が配され、
    前記音声再生ユニットのうち、少なくとも、前記ICチップを備えた制御回路、前記スピーカ及び前記電池収容ケースは、前記クッション材の前記収容開口部内に収容されてなることを特徴とするグリーティングカード。
  2. 前記クッション材には、前記スイッチの配置位置を位置決めするためのスリットが設けられていることを特徴とする請求項1に記載のグリーティングカード。
  3. 前記カード背紙部には、前記クッション材の前記収容開口部に収容された前記電池収容ケースと対向する位置に、当該電池収容ケース内の電池を交換するための窓部が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のグリーティングカード。
  4. 前記音声記録用のICチップを備えた制御回路におけるICチップは、名前及び敬称を予め楽曲音源として収録した記録媒体から、ユーザの注文に応じた名前及び敬称の楽曲データを当該ICチップに入力したものであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のグリーティングカード。
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