JP3208326U - 音声録音、再生機能付き文具 - Google Patents

音声録音、再生機能付き文具 Download PDF

Info

Publication number
JP3208326U
JP3208326U JP2016005122U JP2016005122U JP3208326U JP 3208326 U JP3208326 U JP 3208326U JP 2016005122 U JP2016005122 U JP 2016005122U JP 2016005122 U JP2016005122 U JP 2016005122U JP 3208326 U JP3208326 U JP 3208326U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
card
unit
voice
mount
stationery
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2016005122U
Other languages
English (en)
Inventor
林 秀行
秀行 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kowabo Co Ltd
Original Assignee
Kowabo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kowabo Co Ltd filed Critical Kowabo Co Ltd
Priority to JP2016005122U priority Critical patent/JP3208326U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3208326U publication Critical patent/JP3208326U/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】簡易な構成で複数の音声データの録音、及び再生が可能で、添付するカードも容易に交換可能な音声録音、再生機能付き文具を提供する。【解決手段】音声の録音、再生が可能な音声録音、再生機能付き文具1であって、複数種類のカード30と、カードが挿入抜き取り可能に配置されるカード配置部25と、カード配置部に挿入されたカードの種類を検知する検知部と、音声が入力される音声入力部8と、音声が音声データとして記憶される記憶部であって、入力された音声の記憶時に、検知部に検知されたカードの種類と音声データとが紐付けされて記憶される記憶部と、音声データの再生時に、記憶部に記憶された音声データのうち、検知部に検知されたカードの種類と紐付けされた音声データを再生する再生部を備える。【選択図】図1

Description

本考案は、フォトアルバムやフォトスタンドなどの写真やカードを保持する文具に用いて好適な音声録音、再生機能付き文具に関する。
従前より、音声メッセージや音楽などの音声を録音でき、かつ、その録音した音声を再生可能な、グリーティングカードや色紙などの録音・再生機能付文具が知られている。このような録音・再生機能付文具には、その内部に録音・再生装置を有し、更に録音の指示を行う録音ボタン、記憶された音声データの再生を指示する再生ボタン、音声データを出力するスピーカー、及び音声等を入力するマイクなどが様々な配置で備えられている(例えば、特許文献1参照。)。
実用新案登録第3204330号公報
上述の特許文献1に記載された技術では、新たな音声を録音すると記憶機能部に既に録音されている音声データが上書されてしまうため、複数の音声データを録音・再生することができないという問題があった。また、特許文献1の技術を用いた文具では、所定の領域に写真やメッセージを添付することはできるものの、所定の領域に写真等を貼り付けて添付するため、多くの写真等を交換可能に添付することができないという問題もあった。
本考案は、上記の課題を解決するためになされたものであって、簡易な構成で複数の音声データの録音や、録音した音声の再生を選択して任意にすることが可能で、添付するカードの交換も容易な音声録音、再生機能付き文具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本考案は、以下の手段を提供する。
本考案の音声録音、再生機能付き文具は、音声の録音、再生が可能な音声録音、再生機能付き文具であって、複数の種類のカードと、前記カードが挿入抜き取り可能に配置されるカード配置部と、前記カード配置部に挿入された前記カードの種類を検知する検知部と、音声が入力される音声入力部と、前記音声入力部から入力された音声が音声データとして記憶される記憶部であって、前記入力された音声の記憶時に、前記検知部に検知された前記カードの種類と前記音声データとが紐付けされて記憶される記憶部と、前記音声データの再生時に、前記記憶部に記憶された前記音声データのうち、前記検知部に検知された前記カードの種類と紐付けされた前記音声データを再生する再生部と、を備えることを特徴とする。
本考案の音声録音、再生機能付き文具によれば、カード配置部に所望のカードが挿入されると、検知部がカード配置部に挿入されたカードの種類を検知する。そして、音声入力部から音声が入力されると、入力された音声は、音声データとして検知部が検知したカードの種類と紐付けされて記憶部に記憶される。また、音声の再生の際には、検知部が検知したカードの種類に紐付けられて記憶されている音声データが、再生部によって再生される。
上記考案においては、前記カードは、前記カードの種類に応じて識別可能に設けられた選択部を有し、前記検知部は、前記カード配置部に前記カードを挿入した際に前記選択部と対応する位置に配置され、前記選択部を検知することにより挿入された前記カードの種類を検知することを特徴とすることが好ましい。
このようにすることにより、検知部が、その種類に応じて設けられたカードの選択部を検知することによって挿入されたカードの種類を検知する。
上記考案においては、前記選択部は、矩形板状に形成された前記カードにおける挿入方向の先端である一辺から前記挿入方向へ突出するとともに、前記カードの種類に応じて予め定められた前記一辺の所定位置に設けられた突部であり、前記検知部は、前記カードの種類に応じて設けられた前記突部と対応する位置に、前記突部が押し込み可能に配置されるとともに、前記突部が押し込まれることにより電気の導通状態が変化するものであることを特徴とすることが好ましい。
このようにすることにより、カードがカード配置部に挿入されると、そのカードの先端の辺の一部に設けられた突出部が、対応する位置にある検知部に押し込まれる。そして、そのカードの突出部が押し込まれた検知部の電気の導通状態が変化することにより、検知部が挿入されたカードの種類を検知する。
上記考案においては、前記検知部は、前記突部が押し込まれることにより電気の導通状態が絶縁状態から導通状態へ、または、導通状態から絶縁状態へ変化するスイッチであることを特徴とすることが好ましい。
このようにすることにより、検知部は、矩形板状に形成されたカードの先端部分の突出部が押し込まれると、導通状態であるONの状態から、絶縁状態であるOFFの状態に、あるいはその逆に絶縁状態から導通状態に変化する。このことにより、検知部が、挿入されたカードの種類を検知する。
上記考案においては、前記選択部は、矩形板状に形成された前記カードにおける挿入方向の先端である一辺から前記挿入方向へ突出するとともに、前記カードの種類に応じて予め定められた前記一辺の所定位置に設けられた突部であり、前記検知部は、前記カードの種類に応じて設けられた前記突部と対応する位置に配置されるとともに、光を検知する光検知部、および、前記光検知部に光が入射する経路に前記突部が差し込み可能な空間が設けられたセンサーであることを特徴とすることが好ましい。
このようにすることにより、カードがカード配置部に挿入されると、そのカードの突出部が対応する位置にあるセンサーの空間部分に差し込まれる。この際、カードの先端の辺の一部に設けられた突出部が、光検知部に入射する光の経路を遮ることになるため、センサーは突出部の位置を検知する。このことによって検知部が、挿入されたカードの種類を検知する。
上記考案においては、前記カード配置部は、挿入された前記カードの少なくとも一方の面を視認可能に保持するものであり、前記カードは、所望の写真やメッセージカードなどを保持する保持部を備えた台紙であることを特徴とすることが好ましい。
このようにすることにより、カードは、写真やメッセージカードなどを保持する台紙として所望の写真等を保持した状態でカード配置部に挿入される。この際、当該カードによって保持されている写真等は、使用者等から視認可能な状態でカード配置部に配置される。
上記考案においては、音声録音、再生機能付き文具は、複数の前記カードが収納可能なカード収納部を更に備えることを特徴とすることが好ましい。
このようにすることにより、カード配置部に挿入されていない他のカードを、カード収納部に収納することができる。
本考案の音声録音、再生機能付き文具によれば、挿入されたカードの種類は検知部によって検知され、音声入力部から入力された音声データは、検知部が検知したカードの種類と紐付けられて記憶部に記憶される。また、音声を再生する際には、検知部が検知したカードの種類と紐付けられて記憶されている音声データが、記憶部から選択されて再生される。このため、カード配置部に挿入するカードの種類を変更するだけで、異なる音声メッセージなどの複数の音声を録音することができ、更に、選択したカードを挿入して再生するだけの簡単な操作で、挿入したカードの種類に紐付けられた音声データを選択して再生することが可能な音声録音、再生機能付き文具が提供される。
図1(a)は、本考案の音声録音、再生機能付き文具の一実施形態を示す正面図である。図1(b)は、本考案の音声録音、再生機能付き文具に用いられるカードの一実施形態を示す正面図である。図(c)は、本考案の音声録音、再生機能付き文具に用いられるカードの一実施形態を示す正面図である。 図2(a)は、本考案の音声録音、再生機能付き文具の一実施形態を示す正面分解図である。図2(b)は、本考案の音声録音、再生機能付き文具にカードが挿入されている状態を示す正面分解図である。 図3(a)は、本考案の音声録音、再生機能付き文具の一実施形態を示す背面図である。図3(b)は、本考案の音声録音、再生機能付き文具の一実施形態のブロック図である。 本考案の音声録音、再生機能付き文具の一実施形態を示す斜視図である。
この考案の一実施形態に係る音声録音、再生機能付き文具について、主に図1から図4を参照しながら説明する。本実施形態では、考案にかかる音声録音、再生機能付き文具を、任意の写真に入れ替えのできるフォトスタンドとしても使用可能なフォトアルバムに適用した例について説明をおこなう。なお、以降の説明において、左右、上下、表裏の方向は、図中に示す方向とする。
本実施形態にかかるフォトアルバム1は、直方体形状をした本体4と、本体4の表側の面を覆う蓋部となる蓋部2、本体4の左側の側面を覆う部分となる側面蓋部3と、写真やカードなどを保持する台紙30から主に構成されている。なお、これらの各部は、矩形に形成されたボール紙などの板状の部材が折り曲げ、及び接着などの公知の方法によって形成されている。
本体4は、台紙30が挿入抜き取り可能に配置される部分である台紙配置部25と、収納部22が挿入抜き取り可能に配置される図示されていない収納部配置部26を備えている。なお、収納部22は、複数の台紙30が収納される略直方体のカード入れである。
本体4は、本体4の表面をなすフレーム部10と、底面部17、左側面部18、右側面部19、上面部20及び背面部9から主に構成されている。フレーム部10は、長方形の板状部材が、その一つの辺の中心付近から当該板状部材の中心に向かって矩形に切り取られ、凹字状に形成された板状部材である。このフレーム部10は、前述の台紙配置部25の周囲を囲む一部であって、挿入された台紙30の表側の面を支持する部分である。フレーム部10の矩形に切り取られた部分には、透明部材21が設けられている。この透明部材21が設けられている部分は、後述する台紙30を台紙配置部25に配置した際に、台紙30が保持する写真33が視認可能に配置される部分でもある。
左側面部18及び右側面部19は、それぞれ本体4の左右の側面をなす部分であり、左側面部18及び右側面部19のフレーム部10と隣接する辺からは、それぞれ略長方形の支持板13が、本体4の内側に向かってそれぞれ左側面部18及び右側面部19に直行して延びている。また、底面部17は、本体4の底面をなす部分であり、底面部17のフレーム部10と隣接する辺からは、略長方形の支持板14が、本体4の内側に向かって底面部17に直交して延びている(図2(a)参照。)。この支持板13及び支持板14は、フレーム部10と接着剤などで接合され、フレーム部10を支持する部分である。
背面部9は、本体4の背面となる部分であって、接着剤などによって左側面部18、右側面部19及び底面部17に接合されている。この背面部9の左側の辺からは、左側面部18と略同一の大きさをした側面蓋部3が延びている。この側面蓋部3と背面部9の間にある辺には、折り線11が設けられており、側面蓋部3は、折り線11にて折り曲げ可能になっている。側面蓋部3をこの折り線11にて左側面部18に向かって折り曲げると、側面蓋部3は、本体4の左側の側面である左側面部18を覆う部分となる。折り線11と向かいあう側面蓋部3の辺からは、本体4の表側の面と略同一の大きさをした蓋部2が延びている。この蓋部2と側面蓋部3の間の辺には、折り線12が設けられており、蓋部2はこの折り線12にて折り曲げ可能になっている。蓋部2をこの折り線12にて折り曲げると、本体4の表面を覆う蓋部となる。なお、折り線12にて折り曲げた際に本体4の表面と向かい合う蓋部2の面には、使用者がメッセージや絵などが描けるメッセージ領域が設けられていてもよい。
上面部20は、本体4の上側の面をなす部分であり、フレーム部10、左側面部18、右側面部19、及び背面部9に接着剤などによって接合されている。
本体4の内側には、背面部9及びフレーム部10とそれぞれ平行に中板部5が設けられている。この中板部5は、フレーム部10の内側の面から台紙30の厚さとほぼ同じ長さだけ離れて配置され、左側面部18、右側面部19及び上面部20の少なくともいずれか一つの内側の面に固定されている。この中板部5とフレーム部10、左側面部18及び右側面部19にて囲まれた空間が、台紙配置部25となっている。この台紙配置部25は、後述する台紙30が挿入されて配置される部分である。また、中板部5と背面部9、左側面部18及び右側面部19にて囲まれた空間が、収納部配置部26となっている。この収納部配置部26は、収納部22が配置される部分である。なお、この、台紙配置部25が実用新案登録請求の範囲におけるカード配置部とされている。
上面部20のフレーム部10と接する辺の一部には、台紙30の厚さとほぼ同じ幅で、台紙30の左右方向の長さと略同じ長さをした長方形状の切り欠きが、上面部20のフレーム部10と接する辺に沿って延びている。この切り欠き部分が、前述の台紙配置部25の開口であり、台紙30が挿入される台紙挿入口23となっている。また、上面部20の背面部9に寄った部分には、略長方形の開口が、背面部9と接する辺に沿って並行に設けられている。この開口が、前述の収納部配置部26の開口部であり、収納部22が挿入される収納部挿入口24となっている。
中板部5の台紙配置部25側の面であって、底面部17側に寄った部分には、検知部15が設けられている(図2(a)参照。)。この検知部15は、複数の検知スイッチ16a〜16hから構成された、台紙挿入口23から挿入された台紙30の種類を検知する部分である。なお、以降の説明において、この検知スイッチ16a〜16hを総称して検知スイッチ16とも記載する。本実施形態では、検知スイッチ16a〜16hが、それぞれ所定の間隔で底面部17と略平行に配置されている例に適用して説明をするが、特に検知スイッチ16の数やその配置を限定するものではない。
検知スイッチ16は、中板部5からフレーム部10方向に向かって突出する押圧部を有している。この押圧部は、台紙配置部25に挿入される台紙30によって押し込まれて押圧されると、例えば背面部9に向かう方向に押し込まれたり、あるいは背面部9の方向に倒されたりする部分である。検知スイッチ16は、このように押圧部が押圧されて押し込まれたり倒されたりすると、その電気的導通状態が変化するスイッチである。なお、検知スイッチ16は、この押圧部への押圧が解除されて元の状態に戻ると、電気的な導通状態も元の状態に戻るものである。本実施形態では、検知スイッチ16が、その押圧部が押圧されると導通状態(ONの状態)となり、押圧が解除されると絶縁状態(OFFの状態)となるスイッチであるとして以降の説明を行うが、検知スイッチ16は、その逆に変化するスイッチであってもよい。なおこの検知部15及び検知スイッチ16が、実用新案登録請求の範囲における検知部とされている。
収納部22は、ボール紙などの板状部材が、折り曲げ及び接着などの公知の方法によって形成された略直方体の箱であり、複数の台紙30を収納する部分である。収納部22には、図示されていない台紙30を挿入するための挿入部と、当該挿入部を塞ぐ同様に図示されていない蓋部などが設けられている。なお、収納部22は、台紙30を出し入れ可能に収納できるものであれば他の公知の構成からなるものであっても構わない。収納部22は、台紙30を収納した後は、前述の収納部挿入口24から挿入されて収納部配置部26に配置される。なお、この収納部22及び収納部配置部26が、実用新案登録請求の範囲におけるカード収納部とされている。
本体4のフレーム部10の右側の端部には、録音ボタン6、再生ボタン7、及びマイク8がそれぞれ設けられている。また、本体4の背面部9には、スピーカー40、電源スイッチ41、電池蓋42がそれぞれ設けられている(図3(a))参照。
マイク8は、使用者が自身の声や、音楽などの音声を入力する部分であり、入力された音声は電気信号に変換されて、本体4の内部に設けられている図示されていない制御IC50に音声データとして伝達される。録音ボタン6は、使用者がマイク8を用いて音声等を録音する時に押されるボタンであり、この録音ボタン6が押されると、制御IC50が録音状態となってマイク8から入力された音声データが、後述する制御IC50の記憶部54に記憶される。再生ボタン7は、録音された音声を聞く際に押されるボタンであり、再生ボタン7が押されると内部の制御IC50が再生状態となり、記憶されていた音声データが再生されて、音声がスピーカー40から出力される。
電源スイッチ41は、制御IC50など本体4の内部に設けられている電気素子への電源の供給をON/OFFするスイッチである。また、電池蓋42は制御IC50等に電源を供給する、図示されていない電池51のカバーである。
制御IC50は、公知の半導体素子であり、検知部15からの信号を受信する検知制御部52、マイク8から入力された音声データを記憶する記憶部54、及び記憶部54への音声データの記憶、及び記憶された音声データの再生を制御する録音・再生制御部53を主に備えている(図3(b)参照)。
なお、マイク8が実用新案登録請求の範囲における音声入力部と、スピーカー40及び録音・再生制御部53が実用新案登録請求の範囲における再生部と、記憶部54が実用新案登録請求の範囲における記憶部とされている。
台紙30は、使用者が所望の写真33などを添付する台紙であって、本体4の台紙挿入口23から挿入されて、台紙配置部25に配置されるものである。台紙30は、ボール紙などが略長方形に形成された板状部材であり、写真33の角部を差し込んで保持するための切り込みである保持部31が設けられている。なお、保持部31は切り込みの他、公知の写真を保持する保持具が台紙30に取り付けられたものであってもよい。
台紙30の台紙配置部25に挿入される方向にある辺の一部には、略長方形状の突部32が、台紙30が挿入される方向に延びている(図1(b)参照)。この突部32は、挿入される方向にある辺の任意の位置に設けることが可能で(図1(b)、図1(c)参照)、この突部32の位置を変更することで、台紙30の種類を変えることができる。本実施形態では、この台紙30は、台紙30a〜30hの8つの種類があり、それぞれの種類において、突部32が異なる位置に設けられている例に適用して以降の説明を行うが、特に台紙30の種類の数を限定するものではなく、台紙30の種類は8種類より多くても、少なくてもよい。なお、以降の説明のために、図1(b)に表されている台紙を台紙30aと、図1(c)に表されている台紙を台紙30bとも記載する。また、台紙30aに設けられている突出部を突部32aと、台紙30bに設けられている突出部を突部32bとも記載する。
なお、突部32は、前述の各検知スイッチ16が配置されている位置と対応する位置に設けられている。即ち、台紙30を台紙挿入口23から挿入し、台紙配置部25に配置した際に、突部32が特定の検知スイッチ16を押すように、突部32が設けられている。そして、他の種類の台紙30を挿入した場合、即ち、突部32の設けられる位置が異なる台紙30を挿入した場合には、異なる検知スイッチ16を押すように突部32がそれぞれ設けられている。本実施形態では、突部32aが検知スイッチ16aと対応する位置に設けられ、突部32bが、検知スイッチ16bに対応する位置に設けられている例に適用して以降の説明を行う。
なお、本実施形態における台紙30が、実用新案登録請求の範囲におけるカードと、突部32が実用新案登録請求の範囲における選択部とされている。
<作用の説明>
以降、本考案にかかるフォトアルバム1の作用の説明を、実際の操作手順に沿って説明する。なお、本実施形態では、使用者が台紙30a及び台紙30bにそれぞれ異なる写真33を添付し、台紙30aと台紙30bとで異なる音声メッセージを録音する例に適用して以降の説明を行う。
まず、フォトアルバム1の使用者は、複数種類のある台紙30の中から、台紙30aを選択し、所望の写真33を添付する。具体的には、所望の写真33の対角の角部を、保持部31である台紙30aの切り込みに差し込んで、写真33を台紙30aに固定する。同様に使用者は、台紙30bを選択し、異なる所望の写真33を台紙30bに添付する。
次いで使用者は、台紙30aを台紙挿入口23から底面部17に向かって挿入し、台紙配置部25に配置する。このとき、フレーム部10の凹状の部分で囲まれた部分には透明部材21が備えられているため、台紙30aに固定された写真33は外部から視認可能な状態になっている。なお、このとき、台紙30aの突部32aが、対応する位置にある検知スイッチ16aを押圧する(図2(b)参照。)。
検知スイッチ16aが押圧されると、検知スイッチ16aがONとなり、検知スイッチ16aがONになったことを示す信号が、制御IC50の検知制御部52に伝達される。そして検知制御部52は、録音・再生制御部53に検知スイッチ16aがONであることを伝達する。
台紙30aを挿入した使用者は、自らの音声を録音するために録音ボタン6を押し、マイク8に向かって音声を発生する。録音ボタン6が押されると、録音開始信号が制御IC50に伝達され、制御IC50の録音・再生制御部53が録音状態となる。録音状態となった録音・再生制御部53は、マイク8から入力された音声を音声データとして記憶部54に記憶する。なおこの際、録音・再生制御部53は、検知制御部52からの信号に基づいて、検知スイッチ16aに関する情報を入力された音声データに関連づけて記憶部54に記憶する。このようにすることで、入力された音声データと当該録音を行った際に挿入されていた台紙30aに関する情報が、関連づけられて記憶部54に記憶される。
なお記憶部54が予め所定の領域に分けられ、予めそれぞれの領域がそれぞれの検知スイッチ16に対応して割り当てられており、録音・再生制御部53が、検知制御部52からの信号に基づいて、音声データを記憶する領域を選択することによって入力された音声データと台紙30に関する情報を関連づけて記憶する様にしてもよい。また、記憶部54が複数の記憶素子から構成され、録音・再生制御部53が所定の記憶素子を選択することによって、入力された音声データと台紙30に関する情報を、関連づけて記憶する様にしてもよい。
使用者は、更に異なるメッセージを録音するため、現在配置されている台紙30aを引き抜いて、台紙30bを台紙配置部25に挿入して配置する。台紙30bが挿入されると、台紙30bの突部32に対応する検知スイッチ16bが押圧される。
検知スイッチ16bが押圧されると、検知スイッチ16bがONとなり、検知スイッチ16bがONになったことを示す信号が制御IC50の検知制御部52に伝達される。録音・再生制御部53は、台紙30aが挿入された場合と同様に、検知制御部52からの信号に従って音声データと検知スイッチ16bに関する情報を音声データに関連づけて記憶部54に記憶する。使用者は必要に応じて、台紙30c〜hを用いて上記の作業を繰り返す。
録音が終了すると、所望の写真が添付された特定の台紙30を台紙配置部25に挿入して配置し、その他の台紙30を収納部22に収納する。具体的には、収納部22を収納部配置部26から引き出してその内部に台紙配置部25に配置しない台紙30を収納し、再び収納部22を収納部挿入口24から挿入して収納部配置部26に収納部22を配置する(図4参照。)。
記憶部54に記憶されている音声データを再生する場合には、再生ボタン7を押すことで記憶部54に記憶されている音声データが、音声としてスピーカー40から出力される。本実施形態では、台紙30aが配置されている状態で再生ボタン7が押された例に適用して説明をすると、突部32aによって検知スイッチ16aが押圧されているため、録音・再生制御部53は、検知制御部52から検知スイッチ16aがONになっていることを示す信号を受信する。ここで、再生ボタン7が使用者によって押されると、録音・再生制御部53は、記憶部54の中から、前述の検知制御部52からの信号に基づいて検知スイッチ16aと関連づけて記憶された音声データを読み出して、スピーカー40からその音声を出力する。
使用者が、異なる音声データを再生するために、台紙30aを引き抜き、台紙30bを配置して再生ボタン7を押した場合も同様に、録音・再生制御部53は、記憶部54に記憶された音声データから、検知制御部52からの信号に基づいて検知スイッチ16bと関連づけて記憶された音声データを読み出して、その音声をスピーカー40から出力する。
上記の構成からなるフォトアルバム1によれば、検知部15を有していることから、台紙30を台紙配置部25に配置するだけで、台紙30の種類が検知される。また、マイク8から入力された音声は、検知部15が検知した台紙30の種類に関する情報と紐付けられ、音声データとして記憶部54に記憶される。このため、配置される台紙30の種類に応じた複数の音声を録音することが可能となる。また、再生の際には、その際に配置されている台紙30に関する情報と紐付けられている音声データが再生されるため、台紙30を挿入して配置するだけで、記憶部54に記憶されている複数の音声データの中から、配置されている台紙30の種類に応じた音声データを選択して再生することができる。
また、台紙30には、その種類に応じて異なる位置に突部32が設けられており、本体4は、それぞれの種類の台紙30の突部32に応じた位置に検知スイッチ16を備えている。このため、台紙30を挿入すると、挿入された台紙30の突部32に対応した検知スイッチ16が作動し、台紙30を挿入するだけの簡単な操作で、挿入された台紙30の種類を検知することが可能となっている。また、突部32は、台紙30の辺の一部が突出したものであり、その突出する場所は、台紙30の種類に応じて異なるため、使用者はその場所を確認すれば、台紙30の種類を容易に識別することが可能である。
また検知スイッチ16は、台紙30が挿入されて突部32が押し込まれることによってその導通状態が変化する、換言すれば導通状態(ONの状態)と、絶縁状態(OFFの状態)が変化するスイッチである。このため、簡易な電気回路によって検知部15を構成することができるため、簡易な構成のフォトアルバム1を提供することが可能となっている。
また、台紙30には所望の写真33を保持する保持部31が設けられ、本体4の表側の面であるフレーム部10には、透明部材21が設けられている。このため、使用者は所望の写真33を台紙30に保持させて台紙配置部25に配置すれば、所望の写真33を外部から見ることができる。このため、フォトアルバム1を所望の写真33を保持するフォトスタンドとしても使用することができる。また、異なる種類の台紙30に別の写真33を添付しておけば、台紙30を交換するだけで、配置する写真33を容易に交換することができる。さらに異なる写真33が添付された台紙30毎に、添付されている写真33に関連した音声メッセージや音楽などをそれぞれ録音、再生することで、より印象深いフォトアルバム1とすることが可能となる。
更にフォトアルバム1は、複数の台紙30を収納することが可能な収納部22を有している。このため、複数の台紙30を用いる場合に、使用しない台紙30を収納部22にまとめて収納することができるため便利である。また、収納部22は、本体4の収納部配置部26に差し込んで配置することができるため、複数の台紙30をコンパクトに収納することができる。
なお、本考案の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本考案の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記実施例では、検知部15に、突部32が押し込まれることによってその一部が押圧されて、導通状態と絶縁状態(ON状態とOFF状態)が切り替わる検知スイッチ16を用いた構成について説明をしたが、例えば検知スイッチ16が、ボール紙などの絶縁体からなる突部32が差し込まれると絶縁状態となり、突部32が引き抜かれると導通状態となる様な電気素子であっても構わない。このような電気素子を用いれば、更に簡易な構成で検知部15を構成することが可能となる。
また検知スイッチ16を、光を検知する複数の光センサーと、当該光センサーに入射する光路に突部32を差し込むことのできる空間を有したセンサーから構成してもよい。この場合には、台紙30が配置され、突部32が当該センサーの空間部分に指し込まれ、光センサーへの光路が遮られることで、検知部15は配置された台紙30の種類を検知することになる。なお、この場合において、光センサーが実用新案登録請求の範囲における光検知部と、センサーの空間部分が実用新案登録請求の範囲における突部が差し込み可能な空間とされている。
また、上記実施形態では、台紙30が写真33を保持する例に適用して説明したが、台紙30を使用せず、所望の写真33やメッセージカードなどに直接突部32を設けたものであってもよい。また、所望の写真33やメッセージカードの特定の場所に穴を開けたり、突起物などを貼り付けるなどして、検知部15が識別可能な選択部となる部分を形成したりしてもよい。このようにすれば、更に簡易な構成のフォトアルバム1を提供することが可能となる。
上記実施形態では、台紙配置部25に配置していないその他の台紙30を収納する収納部22を有する例について説明したが、収納部22を有さず、収納部配置部26に直接その他の台紙30を収納する構成としてもよい。また、収納部挿入口24に収納した台紙30が飛び出すことを防ぐための蓋を設けた構成としてもよい。
また、上記実施形態では、本考案に係る音声録音、再生機能付き文具をフォトアルバムに適用した例について説明をしたが、本考案に係る音声録音、再生機能付き文具をフォトスタンドや、カードの入れ替えが可能なメッセージカードや色紙などに適用しても構わない。
1 フォトアルバム 2 蓋部 3 側面蓋部 4 本体 5 中板部
6 録音ボタン 7 再生ボタン 8 マイク 9 背面部
10 フレーム部 11 折り線 12 折り線 13 支持板
14 支持板 15 検知部 16a〜16h 検知スイッチ
17 底面部 18 左側面部 19 右側面部 20 上面部
21 透明部材 22 収納部 23 台紙挿入口 24 収納部挿入口
25 台紙配置部 26 収納部配置部 30a〜30b 台紙
31 保持部 32a〜32b 突部 33 写真 40 スピーカー
41 電源スイッチ 42 電池蓋 50 制御IC 51 電池
52 検知制御部 53 録音・再生制御部 54 記憶部

Claims (7)

  1. 音声の録音、再生が可能な音声録音、再生機能付き文具であって、
    複数の種類のカードと、
    前記カードが挿入抜き取り可能に配置されるカード配置部と、
    前記カード配置部に挿入された前記カードの種類を検知する検知部と、
    音声が入力される音声入力部と、
    前記音声入力部から入力された音声が音声データとして記憶される記憶部であって、前記入力された音声の記憶時に、前記検知部に検知された前記カードの種類と前記音声データとが紐付けされて記憶される記憶部と、
    前記音声データの再生時に、前記記憶部に記憶された前記音声データのうち、前記検知部に検知された前記カードの種類と紐付けされた前記音声データを再生する再生部と、
    を備えることを特徴とする音声録音、再生機能付き文具。
  2. 前記カードは、前記カードの種類に応じて識別可能に設けられた選択部を有し、
    前記検知部は、前記カード配置部に前記カードを挿入した際に前記選択部と対応する位置に配置され、前記選択部を検知することにより挿入された前記カードの種類を検知することを特徴とする請求項1に記載の音声録音、再生機能付き文具。
  3. 前記選択部は、矩形板状に形成された前記カードにおける挿入方向の先端である一辺から前記挿入方向へ突出するとともに、前記カードの種類に応じて予め定められた前記一辺の所定位置に設けられた突部であり、
    前記検知部は、前記カードの種類に応じて設けられた前記突部と対応する位置に、前記突部が押し込み可能に配置されるとともに、前記突部が押し込まれることにより電気の導通状態が変化するものであることを特徴とする請求項2に記載の音声録音、再生機能付き文具。
  4. 前記検知部は、前記突部が押し込まれることにより電気の導通状態が絶縁状態から導通状態へ、または、導通状態から絶縁状態へ変化するスイッチであることを特徴とする請求項3に記載の音声録音、再生機能付き文具。
  5. 前記選択部は、矩形板状に形成された前記カードにおける挿入方向の先端である一辺から前記挿入方向へ突出するとともに、前記カードの種類に応じて予め定められた前記一辺の所定位置に設けられた突部であり、
    前記検知部は、前記カードの種類に応じて設けられた前記突部と対応する位置に配置されるとともに、光を検知する光検知部、および、前記光検知部に光が入射する経路に前記突部が差し込み可能な空間が設けられたセンサーであることを特徴とする請求項2に記載の音声録音、再生機能付き文具。
  6. 前記カード配置部は、挿入された前記カードの少なくとも一方の面を視認可能に保持するものであり、
    前記カードは、所望の写真やメッセージカードなどを保持する保持部を備えた台紙であることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の音声録音、再生機能付き文具。
  7. 複数の前記カードが収納可能なカード収納部を更に備えることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の音声録音、再生機能付き文具。
JP2016005122U 2016-10-24 2016-10-24 音声録音、再生機能付き文具 Expired - Fee Related JP3208326U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016005122U JP3208326U (ja) 2016-10-24 2016-10-24 音声録音、再生機能付き文具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016005122U JP3208326U (ja) 2016-10-24 2016-10-24 音声録音、再生機能付き文具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3208326U true JP3208326U (ja) 2017-01-05

Family

ID=57709278

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016005122U Expired - Fee Related JP3208326U (ja) 2016-10-24 2016-10-24 音声録音、再生機能付き文具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3208326U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3084277U (ja) 組み込み型オーディオレコーダーを有するフォトアルバム
JP3208326U (ja) 音声録音、再生機能付き文具
JP3204330U (ja) 録音・再生機能付文具製品
JP3114443U (ja) 録音再生機能付きアルバム装置及びこれに使用する写真台紙
JP4581189B2 (ja) Icカードの記録及び/又は再生装置
JP3211950U (ja) レコード盤再生装置
JP3129617U (ja) 電子アルバム
JP3213305U (ja) 音声録音再生機能を有するフォトフレームカード
JP2005156645A (ja) パネル状の映像表示装置
JP4436519B2 (ja) 音声記録再生装置
JP3218924U (ja) グリーティングカード
CN214544564U (zh) 一种现场实时记录用手写屏装置
JP2001236096A5 (ja)
KR200393784Y1 (ko) 렌티큘라 사운드 보드
JP3134963U (ja) オーディオプレーヤ
JP2000032582A (ja) ヘッドホン装置
JP2001088885A (ja) 記録媒体収納ケース
KR200262658Y1 (ko) 이어폰을 갖는 음성 발생용 책
WO2015127672A1 (zh) 一种mp3播放器
KR200355102Y1 (ko) 시디롬장치
JP5108608B2 (ja) パズル
JP5140397B2 (ja) ディスク型記録媒体保持体
JP2001112596A (ja) 音声録音再生機能付カードホルダ
JP2018155967A (ja) 記録媒体及び携帯型音声再生機
JP3132081U (ja) アルバム

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3208326

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees