JP2008089868A - 描画点データ取得方法および装置ならびに描画方法および装置 - Google Patents

描画点データ取得方法および装置ならびに描画方法および装置 Download PDF

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Abstract

【課題】変形量が増えるに従って画像処理に時間がかかる回転や変倍などの変形処理であっても、処理能力を低く抑えて、画像描画のための露光データを低コストでかつ高タクトで取得できる描画点データ取得方法および装置、描画方法および装置を提供する。
【解決手段】予め、複数の異なる変形処理条件に対して、それぞれ原画像データに変形処理を行って取得された変形済画像データを複数組保持しておき、この複数組の変形済画像データの中から、入力される変形処理条件に近い変形処理条件において得られた仮の変形済画像データを1組選び出し、入力変形処理条件と選び出された仮の変形済画像データの変形処理条件との差分に応じて、選び出された仮の変形済画像データに変形処理を行い、描画点データとして変形済画像データを取得することにより、上記課題を解決する。
【選択図】図5

Description

本発明は、原画像データを変形処理して、描画対象上に原画像データが担持する画像を描画するために用いられる描画点データとして、変形済画像データを取得する描画点データ取得方法および装置、ならびに取得された描画点データに基づいて、描画対象上に原画像データが担持する画像を描画する描画方法および装置に関するものである。
従来より、原画像データを回転、拡大、縮小、自由変形などして画像変形し、変形済画像データを取得する画像変形処理が必要とされ、そのために、種々の画像変形処理方法が提案されている。
このような画像変形処理方法として、たとえば、特許文献1には、複写機やプリンタなどの画像記録装置において、読み込んだ画像や入力された画像(原画像データ)を回転して、例えば、90°回転して画像(回転済画像データ)を出力するために、予め、画像サイズや回転方向や角度、具体的には、32×32bitの画像サイズ、90°半時計方向回転等の画像回転に必要な設定を行っておき、例えば、画像データが2値データであり、原画像データが記録されたRAM等のメモリから、通常の読み出し方で各画素データを、例えば行(X)方向に32bit単位で読み出し、回転済画像データが記録されるRAM等に、通常の読み出し方で読み出した場合に所望の角度に回転されているように、不連続アドレッシングにより転送して、回転済画像データとして、別の画像メモリに列(Y)方向に32bit単位で書き込むことにより、通常の読み出し方で回転済画像データの各画素を読み出した場合に90°に回転されているようにしている(特許文献1の図*8、図*9、および段落0040〜段落0042参照)。
このため、特許文献1においては、上述した方法では32×32bitの回転画像を得るためには、上述した32bit単位のデータ転送を32回行う必要があり、かつ不連続なアドレスから画像データを転送する必要があるため、画像を回転する処理には時間がかかり、画像回転処理をしない出力処理に比べて出力処理時間に長時間を要するために、画像回転処理を、出力処理を実際に行なうに先立って、特に、他の処理が何も実行されていない処理待ち状態の期間に、予め行っておくことを提案している。
他の画像変形処理方法として、例えば、取得される変形済画像データの各画素データの配置位置を示す各画素位置情報毎の座標値を原画像データの座標系に変換し、つまり、所望の変形とは逆の変形を示す逆変換を上記座標値に施し、その逆変換後の座標値に対応する原画像データ上における原画素データを取得し、その原画素データを上記変形済画像データの画素位置情報の画素データとすることによって変形済画像データを取得する、いわゆるダイレクトマッピング方法が提案されている。
このダイレクトマッピング方法では、たとえば、図21(A)に示す原画像データを時計周りに回転して図21(B)に示す変形済画像データを取得する場合には、取得される変形済画像データの画素データの配置位置を示す画素位置情報(x’,y’)に、反時計周りの回転演算を施して逆変換画素位置情報(x,y)を取得し、その逆変換画素位置情報(x,y)が示す位置にある原画素データを取得し、その原画素データを上記画素位置情報(x’,y’)の画素データとすることによって図21(B)に示す変形済画像データを取得することができる。
しかしながら、このようなダイレクトマッピング方法においても、原画素データから変形済画像データを取得する際には、逆変換画素位置情報(x,y)が示す位置にある原画素データを読み出す必要があるため、不連続なアドレスから画像データを読み出すことが必要となり、回転などの画像変形処理には時間がかかるという問題がある。
ところで、プリント配線板(PWB)や液晶表示装置(LCD)、プラズマ表示装置(PDP)などのフラットパネルディスプレイ(FPD)の基板に配線パターンやフィルタパターンなどの所定のパターンを記録する装置として、フォトリソグラフの技術を利用した露光装置が種々提案されている。
このような露光装置においては、例えば、デジタル・マイクロミラー・デバイス(DMD)等の空間光変調素子を利用し、所定のパターンを表す画像データに応じて空間光変調素子により変調された多数の光ビームを走査して、フォトレジストが塗布された基板上に照射することにより、所定のパターンを基板上に形成している。
このようなDMDを用いる露光装置においては、例えば、DMDを基板上の露光面に対して所定の走査方向に相対的に移動させるとともに、その走査方向への移動に応じてDMDのメモリセルにDMDの多数のマイクロミラーに対応した多数の描画点データからなるフレームデータを入力し、DMDのマイクロミラーに対応した描画点群を時系列に順次形成することにより所望の画像を露光面に形成する露光装置が提案されている(たとえば特許文献2参照)。
ここで、このような露光装置により形成されるPWBの配線パターンなどは、益々高精細化が進む傾向にあり、たとえば、多層プリント配線板を形成するような場合には、各層の配線パターンの位置合わせを高精度に行う必要がある。また、FPDのサイズは、益々大型化が進む傾向にあり、大サイズにもかかわらずフィルタパターンの位置合わせは高精度に行う必要がある。
このため、DMDを用いる露光装置においては、DMDを所定角度傾斜させて、露光ドッドの高密度化を図り、パターンの高精度化に対応しようとしている。その結果、DMDのメモリセルに入力するために、DMDの多数のマイクロミラーに対応した多数の描画点データとするためには、原画像データをそのままではなく、所定角度回転させた回転済画像データとする必要がある。
したがって、このような場合には、例えば、上述したダイレクトマッピング方法を適用することができる。
特開2001−233718号公報 特開2004−285612号公報
しかしながら、上述したダイレクトマッピング方法を行う際、変形済画像データにおける全ての画素位置情報に上記のような逆変換を施すようにしたのでは、変形済画像データの画素データの数だけ逆変換の演算処理を行わなければならず、長い時間が必要な場合がある。特に、近年取り扱われる画像データの解像度は益々高くなる傾向があり、そのような傾向において上記のような画像変形処理を行っていたのでは、益々処理時間が長くなってしまうという問題がある。
また、従来の画像変形処理方法では、必ず、画像データの転送に不連続アドレッシングが必要となるため、画像の回転処理や変倍処理は、回転角度や変形量が大きいと、アドレッシングが不連続となる箇所が多くなるために時間がかかり、回転角度や変形量にほぼ比例して画像処理の時間が長くなるという問題があった。特に、画像データが圧縮画像データの場合には、上述したように、不連続アドレッシング毎に、圧縮画像データを解凍し、例えば、異なる行の画像データを編集し、編集後の画像データを圧縮する必要があるために、編集箇所が増加すると、画像変形処理に、さらに時間がかかるという問題がある。
このために、特許文献1のように、予め、画像サイズや回転方向や角度等の画像回転に必要な設定を行い、出力処理を実際に行なうに先立って、予め行っておくことが考えられるが、DMDを用いる露光装置においては、DMDの傾斜角度は、予め設定できるが、露光装置において、DMDによって露光される基板は、DMDと相対的に移動するステージ上に載置されるが、基板をDMDに対して正確に位置合わせして載置することは困難であるし、移動時の相対位置の変動や、移動ステージの変動や、熱処理を受ける基板の場合には、基板自体の変形なども生じるため、予め、これらの変形を全て考慮することはできないので、特許文献1に記載の方法は、適用できないという問題がある。
上述したように、このような従来のDMDを用いる露光装置では、回転処理や変倍処理等の画像変形処理は、時間がかかるため、それを避けるためにコストをかけて画像処理能力を増やす必要がある。
例えば、基板を載置するステージとして、θステージ(回転ステージ)を用いて、DMDに対して少なくとも傾斜角度に対しては、正確に位置合わせすることができるが、θステージは、露光装置のコストアップを招くという問題がある。
また、時間のかかる回転処理や変倍処理等の画像変形処理をリアルタイムでやるために、
ダイナミックサポートプログラム(DSP)で行うことも考えられるが、DSPの場合だと、ラインバッファの数に制限があるために、処理能力に限界があるという問題がある。
さらに、パーソナルコンピュータ(PC)などのコンピュータや上述のDSPの処理能力(パワー)を増大させることも考えられるが、パワーアップは、コストアップを招くという問題がある。
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑み、回転角度や拡縮倍率などの変形量が増えるに従って、画像処理に時間がかかる回転や変倍などの画像変形処理であっても、画像処理能力を低く抑え、描画対象上に原画像データが担持する画像を描画するために原画像データから、画像描画に用いられる描画点データを取得することを、低コストでかつ高タクトで実現できる描画点データ取得方法および装置を提供することを第1の目的とする。
また、本発明は、上記第1の目的を達成することができる描画点データ取得方法および装置によって取得された描画点データに基づいて、描画対象上に原画像データが担持する画像を描画することを、低コストでかつ高タクトで実現できる描画方法および装置を提供することを第2の目的とする。
さらに、本発明は、回転や変倍などの画像変形処理において、より高速化を図ることができることを他の目的とするものである。
また、本発明は、基板の変形や基板の移動方向のずれなどに影響されることなく、基板上の所望の位置に所望の画像を描画することを他の目的とするものである。
上記第1の目的を達成するために、本発明の第1の態様は、原画像データを変形処理して、描画対象上に前記原画像データが担持する画像を描画するために用いられる描画点データとして、変形済画像データを取得する描画点データ取得方法であって、予め、複数の異なる変形処理条件に対して、それぞれ第1の処理法により前記原画像データに前記変形処理を行って取得された変形済画像データを複数組保持しておき、この複数組の変形済画像データの中から、入力される変形処理条件に近い変形処理条件において得られた仮の変形済画像データを1組選び出し、前記入力変形処理条件と前記選び出された仮の変形済画像データの前記変形処理条件との差分に応じて、第2の処理法により、前記選び出された仮の変形済画像データに前記変形処理を行い、前記描画点データとして前記変形済画像データを取得することを特徴とする描画点データ取得方法を提供するものである。
ここで、本態様の第1の形態においては、前記第2の処理法は、前記選び出された仮の変形済画像データを入力画像データとし、前記変形処理の変形処理条件を前記差分とするとき、前記取得される変形済画像データの画素データの配置位置を示す画素位置情報を結ぶ変形後ベクトル情報を設定し、前記設定された変形後ベクトル情報が表わす変形後ベクトル上における前記画素位置情報のうちの一部の前記画素位置情報を取得し、前記取得された一部の画素位置情報に対してのみ、前記変形処理とは逆の変形処理を示す逆変換演算を施して前記一部の画素位置情報に対応する前記入力画像データ上における逆変換画素位置情報を取得し、前記取得された逆変換画素位置情報に基づいて前記入力画像データから前記変形後ベクトルに対応する入力画素データを取得し、前記取得された入力画素データを前記変形後ベクトル上における前記画素位置情報が示す位置の画素データとして取得して、前記変形済画像データを取得するのが好ましい。
また、前記逆変換画素位置情報を結ぶ、前記入力画像データ上における入力ベクトル情報を設定し、前記設定された入力ベクトル情報が表わす入力ベクトル上における前記入力画素データを前記入力画像データから取得し、前記取得された入力画素データを前記変形後ベクトル上における前記画素位置情報が示す位置の画素データとして取得して前記変形済画像データを取得するのが好ましい。
また、前記逆変換画素位置情報を曲線で結んで前記入力ベクトル情報を設定するのが好ましい。
また、前記入力ベクトル情報に前記入力画素データを取得するピッチ成分が含まれている、または前記入力ベクトル情報に基づいて前記入力画素データを取得するピッチ成分を設定するのが好ましい。
また、前記第1の処理法は、前記原画像データを前記入力画像データとし、前記変形処理の変形処理条件を前記複数の異なる変形処理条件の1つであるとするとき、前記第2の処理法と同様に行うものであるのが好ましい。
また、前記描画点データは、2次元空間変調素子を用いて前記画像を描画するために、前記2次元空間変調素子の2次元状に配列された複数の描画点形成領域にマッピングされ、前記複数の描画点形成領域で描画するための描画データの集合からなるフレームデータとして作成されるのが好ましい。
また、本態様の第2の形態においては、前記第2の処理法は、前記選び出された仮の変形済画像データを入力画像データとし、前記変形処理の変形処理条件が前記差分であり、前記描画対象が前記差分だけ変形しているとするとき、前記描画点データに基づいて描画点を形成する描画点形成領域を、前記描画対象に対して相対的に移動させるとともに、この移動に応じて前記描画点を前記描画対象上に順次形成して前記描画対象上に、前記入力画像データが担持する画像を描画するための前記描画点データを取得するに際し、前記画像の、前記入力画像データ上における前記描画点形成領域の描画点データ軌跡の情報を取得し、前記取得された描画点データ軌跡情報に基づいて前記描画点データ軌跡に対応した複数の前記描画点データを前記入力画像データから取得するのが好ましい。
また、前記描画点データ軌跡の情報を取得するステップは、前記入力画像データが担持する前記画像の描画を行う際の前記描画対象上における前記描画点形成領域の描画軌跡の情報を取得し、該取得された描画軌跡情報に基づいて前記画像の、前記入力画像データ上における前記描画点形成領域の描画点データ軌跡の情報を取得するものであるのが好ましい。
また、前記描画点データ軌跡の情報を取得するステップは、前記描画対象上の画像空間における前記描画点形成領域の描画軌跡の情報を取得し、該取得された描画軌跡情報に基づいて前記画像の、前記入力画像データ上における前記描画点形成領域の描画点データ軌跡の情報を取得するものであるのが好ましい。
また、描画対象上の所定位置にある複数の基準マークおよび/または基準部位を検出してその基準マークおよび/または基準部位の位置を示す検出位置情報を取得し、その取得した検出位置情報に基づいて描画軌跡情報を取得するのが好ましい。
また、予め設定された描画対象の所定相対移動方向および/または移動姿勢に対する画像の描画の際の描画対象の実相対移動方向および/または移動姿勢のずれ情報を取得し、その取得したずれ情報に基づいて描画軌跡情報を取得するのが好ましい。
また、予め設定された描画対象の所定相対移動方向および/または移動姿勢に対する画像の描画の際の描画対象の実相対移動方向および/または移動姿勢のずれ情報を取得し、その取得したずれ情報および検出位置情報に基づいて描画軌跡情報を取得するのが好ましい。
また、描画軌跡情報によって表わされる描画軌跡の距離に応じて画像データを構成する
各画素データから取得される描画点データの数を変化させるのが好ましい。
また、予め設定された描画対象の所定相対移動速度に対する画像の描画の際の描画対象の実相対移動速度の変動を示す速度変動情報を取得し、その取得した速度変動情報に基づいて、描画対象の実相対移動速度が相対的に遅い描画対象上の描画領域ほど画像データを構成する各画素データから取得される描画点データの数が多くなるように各画素データから描画点データを取得するのが好ましい。
また、複数の描画点形成領域によって描画を行う際に用いられる描画点データを取得する描画点データ取得方法であって、描画点形成領域毎に描画点データの取得を行うのが好ましい。
また、描画点形成領域を空間光変調素子によって形成されるビームスポットとするのが好ましい。
また、描画点データ軌跡情報に描画点データを取得するピッチ成分が付随するのが好ましい。
また、複数の描画点形成領域を備えたものとし、2つ以上の描画点形成領域毎に1つの描画点データ軌跡情報を取得するのが好ましい。
また、複数の描画点形成領域を2次元状に配列するのが好ましい。
また、前記第1の処理法は、前記原画像データを前記入力画像データとし、前記変形の変形量を前記複数の異なる変形量の1つであるとするとき、本態様の第1の形態における前記第2の処理法と同様に行うものであるのが好ましい。
あるいは、前記第1の処理法は、前記原画像データを前記入力画像データとし、前記変形の変形量を前記複数の異なる変形量の1つであるとするとき、前記第2の処理法と同様に行うものであるのが好ましい。
また、前記描画点データは、2次元空間変調素子を用いて前記画像を描画するために、前記2次元空間変調素子の2次元状に配列された複数の描画点形成領域の各々毎に取得され、前記複数の描画点形成領域に対して2次元的に配列され、この2次元的に配列された前記描画点データは、転置されて、前記2次元空間変調素子の前記複数の描画素子で描画するために描画データの集合からなるフレームデータとして作成されるのが好ましい。
また、本態様においては、前記原画像データおよび前記変形済画像データが、圧縮画像データであるのが好ましい。
また、前記原画像データおよび前記変形済画像データが、2値画像データであるのが好ましい。
上記第2の目的を達成するために、本発明の第2の態様は、本発明の第1の態様の描画点データ取得方法によって取得された描画点データに基づいて、前記描画対象上に前記原画像データが担持する画像を描画することを特徴とする描画方法を提供するものである。
上記第1の目的を達成するために、本発明の第3の態様は、原画像データを変形処理して、描画対象上に前記原画像データが担持する画像を描画するために用いられる描画点データとして、変形済画像データを取得する描画点データ取得装置であって、予め、複数の異なる変形処理条件に対して、それぞれ第1の処理法により前記原画像データに前記変形処理を行って取得された変形済画像データを複数組保持するデータ保持部と、この複数組の変形済画像データの中から、入力される変形処理条件に近い変形処理条件において得られた仮の変形済画像データを1組選び出す画像選択部と、前記入力変形処理条件と前記選び出された仮の変形済画像データの前記変形処理条件との差分に応じて、第2の処理法により、前記選び出された仮の変形済画像データに前記変形処理を行い、前記描画点データとして前記変形済画像データを取得する変形処理部とを有することを特徴とする描画点データ取得装置を提供するものである。
ここで、本態様の第1の形態においては、前記変形処理部は、前記選び出された仮の変形済画像データを入力画像データとし、前記変形処理の変形処理条件を前記差分とするとき、前記第2の処理法を実施するものであり、前記取得される変形済画像データの画素データの配置位置を示す画素位置情報を結ぶ変形後ベクトル情報を設定する変形後ベクトル情報設定部と、前記変形後ベクトル情報設定部によって設定された変形後ベクトル情報が表わす変形後ベクトル上における前記画素位置情報のうちの一部の前記画素位置情報を取得する画素位置情報取得部と、前記画素位置情報取得部によって取得された一部の画素位置情報に対してのみ、前記変形処理とは逆の変形処理を示す逆変換演算を施して前記一部の画素位置情報に対応する前記入力画像データ上における逆変換画素位置情報を取得する逆変換演算部と、前記逆変換演算部によって取得された逆変換画素位置情報に基づいて前記入力画像データから前記変形後ベクトルに対応する入力画素データを取得する入力画素データ取得部と、前記入力画素データ取得部によって取得された入力画素データを前記変形後ベクトル上における前記画素位置情報が示す位置の画素データとして取得して、前記変形済画像データを取得する変形済画像データ取得部とを備えるのが好ましい。
また、本形態においては、さらに、前記描画点データを、2次元空間変調素子を用いて前記画像を描画するために、前記2次元空間変調素子の2次元状に配列された複数の描画点形成領域に対してマッピングし、前記複数の前記描画点形成領域によって描画するための描画データの集合からなるフレームデータとして作成するフレームデータ作成部を備えるのが好ましい。
また、本形態においては、さらに、逆変換画素位置情報を結ぶ、原画像データ上における原ベクトル情報を設定する原ベクトル情報設定部をさらに備えるのが好ましく、原画素データ取得部を、原ベクトル情報設定部により設定された原ベクトル情報が表わす原ベクトル上における原画素データを原画像データから取得するのが好ましい。
また、原ベクトル情報設定部を、逆変換画素位置情報を曲線で結んで原ベクトル情報を設定するのが好ましい。
また、原ベクトル情報に原画素データを取得するピッチ成分を含むまたは原ベクトル情報に基づいて原画素データを取得するピッチ成分を設定するのが好ましい。
また、本態様の第2の形態においては、前記変形処理部は、前記選び出された仮の変形済画像データを入力画像データとし、前記変形処理の変形処理条件が前記差分であり、前記描画対象が前記差分だけ変形しているとするとき、前記第2の処理法を実施するものであり、前記描画点データに基づいて描画点を形成する描画点形成領域を、前記描画対象に対して相対的に移動させるとともに、この移動に応じて前記描画点を前記描画対象上に順次形成して前記描画対象上に、前記入力画像データが担持する画像を描画するための前記描画点データを取得するものであり、前記画像の、前記入力画像データ上における前記描画点形成領域の描画点データ軌跡の情報を取得する描画点データ軌跡情報取得部と、前記取得された描画点データ軌跡情報に基づいて前記描画点データ軌跡に対応した複数の前記描画点データを前記入力画像データから取得する描画点データ取得部とを備えるのが好ましい。
また、本形態においては、さらに、前記描画点データを、2次元空間変調素子を用いて前記画像を描画するために、前記2次元空間変調素子の2次元状に配列された複数の描画点形成領域の各々毎に取得され、前記複数の描画点形成領域に対して2次元的に配列し、この2次元的に配列された前記描画点データを転置して、前記2次元空間変調素子の前記複数の描画素子で描画するために描画データの集合からなるフレームデータとして作成するフレームデータ作成部を備えるのが好ましい。
また、本形態においては、さらに、描画対象上の所定位置にある複数の基準マークおよび/または基準部位を検出してその基準マークおよび/または基準部位の位置を示す検出位置情報を取得する位置情報検出部を備えるのが好ましく、また、描画軌跡情報取得部を、位置情報検出部により取得された検出位置情報に基づいて描画軌跡情報を取得するのが好ましい。
また、本形態においては、さらに、予め設定された描画対象の所定相対移動方向および/または移動姿勢に対する画像の描画の際の描画対象の実相対移動方向および/または移動姿勢のずれ情報を取得するずれ情報取得部を備えるのが好ましく、また、描画点軌跡情報取得部を、ずれ情報取得部により取得されたずれ情報に基づいて描画軌跡情報を取得するのが好ましい。
また、本形態においては、さらに、予め設定された描画対象の所定相対移動方向および/または移動姿勢に対する画像の描画の際の描画対象の実相対移動方向および/または移動姿勢のずれ情報を取得するずれ情報取得部を備えるのが好ましく、また、描画点軌跡取得部を、ずれ情報取得部により取得されたずれ情報および位置情報検出部により取得された検出位置情報に基づいて描画軌跡情報を取得するのが好ましい。
また、描画点データ取得部を、描画軌跡情報によって表わされる描画軌跡の距離に応じて画像データを構成する各画素データから取得される描画点データの数を変化のが好ましい。
また、本形態においては、さらに、予め設定された描画対象の所定相対移動速度に対する画像の描画の際の描画対象の実相対移動速度の変動を示す速度変動情報を取得する速度変動情報取得部を備えるのが好ましく、また、描画点データ取得部を、速度変動情報取得部により取得された速度変動情報に基づいて、描画対象の実相対移動速度が相対的に遅い描画対象上の描画領域ほど画像データを構成する各画素データから取得される描画点データの数が多くなるように各画素データから描画点データを取得するのが好ましい。
また、描画点形成領域を複数有するのが好ましく、描画点データ取得部を、描画点形成領域毎に描画点データの取得を行うのが好ましい。
また、描画点形成領域を形成する空間光変調素子を備えるのが好ましい。
また、描画点データ軌跡情報に描画点データを取得するピッチ成分を付随するのが好ましい。
また、複数の描画点形成領域を備えるのが好ましく、描画点データ軌跡情報取得部を、2つ以上の描画点形成領域毎に1つの描画点データ軌跡情報を取得するのが好ましい。
また、複数の描画点形成領域を2次元状に配列するようにするのが好ましい。
上記第2の目的を達成するために、本発明の第4の態様は、本発明の第3の態様の描画点データ取得装置と、前記描画点データ取得装置において取得された描画点データに基づいて、前記描画対象上に前記原画像データが担持する画像を描画する描画部を有することを特徴とする描画装置を提供するものである。
ここで、「ベクトル情報」とは、画素位置情報または逆変換画素位置情報を直線で結ぶものだけでなく曲線で結ぶものもの含むものも挙げることができる。
また、「逆変換演算」としては、たとえば、上記変形が所定の方向への回転である場合にはその所定の方向とは逆方向の回転を示す演算、上記変形が拡大である場合には縮小を示す演算、上記変形が所定の方向へのシフトである場合にはその所定の方向とは逆方向のシフトを示す演算なども挙げることができる。
また、複数の描画点形成領域を2次元状に配列するようにすることができる。ここで、上記「描画点形成領域」とは、基板上に描画点を形成する領域であれば如何なるものによって形成される領域でもよく、たとえば、DMDのような空間光変調素子の各変調素子によって反射されたビーム光によって形成されるビームスポットでもよいし、光源から発せられたビーム光自体によって形成されるビームスポットでもよいし、もしくはインクジェット方式のプリンタの各ノズルから吐出されたインクが付着する領域としてもよい。
本発明の第1および第3の態様の描画点データ取得方法および装置によれば、回転角度や拡縮倍率などの変形量が増えるに従って、画像処理に時間がかかる回転や変倍などの画像変形処理であっても、実際の処理条件(回転角度や拡縮倍率などの変形量)と関係なく、固定の複数条件(回転角度や拡縮倍率などの変形量)で予め画像変形処理した変形済画像を保持しておき、実際の処理条件に近い変形済画像を選択し、選択された変形済画像をとの差分のみを画像変形処理することにより、画像処理能力を低く抑え、描画対象上に原画像データが担持する画像を描画するために原画像データから、画像描画に用いられる描画点データを低コストでかつ高タクトで取得するができる。
また、本発明の第2および第4の態様の描画方法および装置によれば、上記効果を奏する描画点データ取得方法および装置によって取得された描画点データに基づいて、描画対象上に原画像データが担持する画像を低コストでかつ高タクトで描画することができる。
さらに、本発明の各態様の第1の形態によれば、上記効果に加え、回転や変倍などの画像変形処理において、変形済画像データにおける一部の画素位置情報にのみ逆変換演算を施せばよく、従来のように全ての画素位置情報に逆変換演算を施す場合と比較して、より高速に変形済画像データを取得することができる。
また、本発明の各態様の第2の形態によれば、上記効果に加え、基板などの描画対象の変形や描画対象の移動方向のずれなどに影響されることなく、描画対象上の所望の位置に所望の画像を描画することができる。本形態によれば、画像を表わす画像データ上における描画点形成領域の描画点データ軌跡の情報に基づいて描画点データ軌跡に対応した複数の描画点データを画像データから取得するので、例えば、基板に変形や位置ずれが生じたような場合でも、基板等の描画対象上や画像空間上における描画点形成領域の描画軌跡の情報を予め取得し、その描画軌跡情報に基づいて描画点データ軌跡情報を取得することができるので、上記変形や位置ずれに応じた画像を描画対象上に描画することができる。この場合、例えば、多層プリント配線板を形成する際には、各層の配線パターンをその各層の変形に応じて形成することができるので各層の配線パターンの位置合わせを行うことができる。
また、本形態によれば、例えば、描画対象となる基板を所定の走査方向に移動させることによって、基板上を光ビームで走査するようにしたとき、基板の移動方向にずれが生じた場合であっても、その移動方向のずれに応じた描画軌跡の情報を予め取得し、その描画軌跡情報に対応した描画点データを画像データから取得することができるので、上記移動方向のずれに影響されることなく基板上の所望の位置に所望の画像を描画することができる。
また、本形態によれば、画像データを記憶するメモリのアドレスを上記描画点データ軌跡に沿って計算して描画点データを取得するようにすることができるので、上記アドレスの計算を容易に行うことができる。このため、本形態によれば、画像データが圧縮画像データである時に、特に効果的である。
本発明に係る描画点データ取得方法および装置ならびに描画方法および装置を添付の図面に示すを好適実施形態を参照して以下に詳細に説明する。
図1は、本発明の描画方法を実施する本発明の描画装置を適用する露光装置の一実施形態の概略構成を示す斜視図である。図示例の露光装置は、多層プリント配線板の各層の配線パターン等の各種パターンを露光する装置であって、そのパターンを露光するために用いられる露光点データの取得方法に特徴を有するものであるが、まずは、露光装置の概略構成について説明する。
露光装置10は、図1に示すように、その長手方向がステージ移動方向を向くように配置され、基板12を表面に吸着して保持する矩形平板状の移動ステージ14と、ステージ移動方向に延在するように配置され、移動ステージ14をステージ移動方向に往復移動可能に支持する2本のガイド20と、その上面にステージ移動方向に沿って延びた2本のガイド20が設置される厚い板状の設置台18と、設置台18を支持する4本の脚部16と、設置台18の中央部に移動ステージ14の移動経路を跨ぐように設けられ、その端部の各々が設置台18の両側面に固定されるコの字状のゲート22と、このゲート22を挟んで一方の側に設けられ、移動ステージ14上の基板12に配線パターン等の所定のパターンを露光する露光スキャナ24と、ゲート22を挟んで他方の側に設けられ、基板12の先端および後端と、基板12に予め設けられている円形状の複数の基準マーク12aの位置とを検知するための複数のカメラ26とを有する。
ここで、基板12における基準マーク12aは、予め設定された基準マーク位置情報に基づいて基板12上に形成された、たとえば孔である。なお、孔の他にランドやヴィアやエッチングマークを用いてもよい。また、基板12に形成された所定のパターン、たとえば、露光しようとする層の下層のパターンなどを基準マーク12aとして利用するようにしてもよい。また、図1においては、基準マーク12aを6個しか図示していないが、実際には多数の基準マーク12aが設けられている。
露光スキャナ24およびカメラ26は、ゲート22に各々取り付けられて、移動ステージ14の移動経路の上方に固定配置されている。なお、スキャナ24およびカメラ26は、これらを制御する後述のコントローラ52(図5参照)に接続されている。
露光スキャナ24は、図2および図3(B)に示すように、図示例では、2行5列の略マトリックス状に配列された10個の露光ヘッド30(30A〜30J)を備えている。
各露光ヘッド30の内部には、図4に示すように、入射された光ビームを空間変調する空間光変調素子(SLM)であるデジタル・マイクロミラー・デバイス(DMD)36が設けられている。DMD36は、マイクロミラー38が直交する方向に2次元状に多数配列されたものであり、そのマイクロミラー38の列方向が走査方向と所定の設定傾斜角度θをなすように取り付けられている。したがって、各露光ヘッド30による露光エリア32は、走査方向に対して傾斜した矩形状のエリアとなる。ステージ14の移動に伴い、基板12には露光ヘッド30ごとに帯状の露光済み領域34が形成される。なお、各露光ヘッド30に光ビームを入射する光源については図示省略してあるが、たとえば、レーザ光源などを利用することができる。
露光ヘッド30の各々に設けられたDMD36は、マイクロミラー38単位でオン/オ
フ制御され、基板12には、DMD36のマイクロミラー38の像(ビームスポット)に対応したドットパターン(黒/白)が露光される。前述した帯状の露光済み領域34は、
図4に示すマイクロミラー38に対応した2次元配列されたドットによって形成される。二次元配列のドットパターンは、走査方向に対して傾斜されていることで、走査方向に並ぶドットが、走査方向と交差する方向に並ぶドット間を通過するようになっており、高解像度化を図ることができる。なお、傾斜角度の調整のバラツキによって、利用しないドットが存在する場合もあり、たとえば、図4では、斜線としたドットは利用しないドットとなり、このドットに対応するDMD36におけるマイクロミラー38は、常にオフ状態となる。
また、図3(A)および(B)に示すように、帯状の露光済み領域34のそれぞれが、隣接する露光済み領域34と部分的に重なるように、ライン状に配列された各行の露光ヘッド30の各々は、その配列方向に所定間隔ずらして配置されている。このため、たとえば、1行目の最も左側に位置する露光エリア32A、露光エリア32Aの右隣に位置する露光エリア32Cとの間の露光できない部分は、2行目の最も左側に位置する露光エリア32Bにより露光される。同様に、露光エリア32Bと、露光エリア32Bの右隣に位置する露光エリア32Dとの間の露光できない部分は、露光エリア32Cにより露光される。
次に、露光装置10の主たる電気的構成について説明する。以下では、画像の変形処理として、回転処理および拡大・縮小等の変倍処理を代表例として説明するが、本発明はこれに限定されず、類似性があれば、自由変形などであっても良いのはもちろんである。
図5に示すように、露光装置10は、データ作成装置40からベクトルデータを受け付け、ラスターデータに変換し、予め設定された複数の異なる所定の回転角度、変倍率などの変形量に対して画像変形(回転、変倍)処理された複数組の変形済画像データを作成するデータ入力部42と、カメラ26を用いて実際に露光される、移動ステージ14上の基板12の変形量(回転角度、変倍率など)を測定する基板変形測定部44と、データ入力部42で取得された複数組の変形済画像データを保持し、基板変形測定部44で測定された変形量(回転角度、変倍率)に最も近い1組の変形済画像データを選び出し、両変形量の差分のみを処理条件として画像変形(回転、変倍)処理して、実際に露光される移動ステージ14上の基板12の変形量(回転角度、変倍率など)応じた変形済画像データを露光データ(描画点データ)として作成する露光データ作成部46と、露光データ作成部46で作成された露光データに基づいて露光ヘッド30により基板12を露光する露光部48と、移動ステージ14をステージ移動方向へ移動させる移動機構50と、この露光装置10の全体を制御するコントローラ52とを備える。
この露光装置10において、データ作成装置40は、CAM(Computer Aided Manufacturing)ステーションを有し、露光すべき配線パターンを表わすベクトルデータをデータ入力装置42に向けて出力する。
データ入力装置42は、データ作成装置40から出力された、露光すべき配線パターンを表わすベクトルデータを受け付け、このベクトルデータをラスターデータ(ビットマップデータ)に変換するベクタ・ラスタ変換部(ラスタイメージプロセッサ:RIP)54と、得られたラスターデータを原画像データとし、予め、所定の回転角度および所定の変倍率を処理条件として、原画像データに所定の回転・変倍処理を行って1組の変形済画像データを取得することを、予め設定された複数の異なる所定の回転角度および複数の異なる所定の変倍率に対して繰り返して、それぞれ複数組の変形済画像データを取得する回転・変倍部56とを備える。
露光データ作成部46は、データ入力部42の回転・変倍部56で複数の異なる所定の回転角度および複数の異なる所定の変倍率に対して取得された複数組の変形済画像データをそれぞれ受け取って記憶するメモリ部58と、基板変形測定部44から出力された、実際に露光される基板12の変形量(回転角度、変倍率)に最も近い1組の変形済画像データを選び出すと共に、選択された変形済画像の変形量(回転角度、変倍率)と、測定された、実際に露光される基板12の変形量(回転角度、変倍率)の差分を処理条件として求める画像選択部60と、画像選択部60から出力される処理条件(差分)を受け取ると共に、メモリ部58から出力される、画像選択部60で選択された変形済画像の1組の変形済画像データを仮の変形済画像データとして受け取り、受け取った差分(処理条件)に応じた所定の画像変形(回転・変倍)処理を、選択された仮の変形済画像データに行って最終の1組の変形済画像データを描画(露光)点データとして取得する回転・変倍部62と、回転・変倍部62で取得された描画(露光)点データを露光ヘッド30のDMD32の各マイクロミラー38に対応するようにマッピングして、DMD32の各マイクロミラー38によって露光描画するためにDMD32の全マイクロミラー38に与える複数の描画(露光)データの集合からなるフレームデータとして作成するフレームデータ作成部64とを備える。
基板変形測定部44は、基板12上に形成された基準マーク12a、基板12の先端および後端の画像を撮影するカメラ26と、カメラ26により撮影された基準マーク12aの画像に基づいて、または、基準マーク12a、基板12の先端および後端の画像に基づいて、実際に露光に供される基板12の基準位置およびサイズに対する変形量、すなわち、
基板12の基準位置に対する回転角度、基板12の基準サイズに対する拡大率または縮小率などの変倍率を算出する基板変形算出部66とを備える。
露光部48は、露光データ作成部46のフレームデータ作成部64で作成された、露光ヘッド30のDMD36(全マイクロミラー38)に与えるフレームデータ(露光データ)に基づいて、露光ヘッド30のDMD36により露光されるよう露光ヘッド30を制御する露光ヘッド制御部68と、露光ヘッド制御部68の制御下で、複数のDMD36を持ち、各マイクロミラー38によりレーザビームなどの露光ビームを変調し、変調された露光ビームにより基板12に所望のパターンを露光する露光ヘッド30とを備える。
移動機構50は、コントローラ52の制御下で、移動ステージ14をステージ移動方向へ移動させる。なお、移動機構60は、移動ステージ14をガイド20に沿って往復移動させるものであれば如何なる既知の構成を採用してもよい。
コントローラ52は、データ入力部42のベクタ・ラスタ変換部54、露光部48の露光ヘッド制御部68および移動機構50などに接続され、これらの個々の構成要素を含め、この露光装置10を構成する要素および露光装置10全体を制御する。
図5に示す露光装置10において、データ入力装置42および露光データ作成部46は、本発明の描画点データ作成方法を実施する本発明の描画点データ作成装置を構成する。
したがって、図5に示す露光装置10は、データ入力装置42および露光データ作成部46を備える描画点データ作成装置11と、基板変形測定部44と、露光部48と、移動ステージ移動装置50と、コントローラ52を有するものということもできる。
なお、図5に示す露光装置10においては、ベクタ・ラスタ変換部54において、処理条件(回転角度および変倍率など)をパラメータとして、複数のパラメータに対応する複数組の変形済画像データをデータ作成装置40から受け付けてラスターデータに変換して、もしくは内部でラスターデータとして作成し、図中点線で示すように、直接、露光データ作成部46のメモリ部58に出力し、記憶させるようにしても良い。
また、上記各構成要素の作用については後で詳述する。
図5に示す本発明の露光装置10(描画点データ取得装置11)において、データ入力部42の回転・変倍部52と、露光部48の回転・変倍部62とは、処理条件(回転角度、変倍率)が、予め設定された所定値か、差分かで異なり、元となる入力データがデータ入力部42のベクタ・ラスタ変換部54から出力されるラスタデータ(原画像データ)か、露光部48の画像選択部で選択され、メモリ部58から読み出された仮の変換済画像データか、によって異なるが、いずれの回転・変倍部52および62において実施される画像変形(回転・変倍)処理は、所定の処理条件に従って、所望の画像変形(回転・変倍)処理ができれば、どのような処理手段でも処理法でも良く、処理手段や処理法自体は特に制限的ではないし、回転・変倍部52および62おいて実施される画像変形(回転・変倍)処理は、同じ処理手段や同じ処理法であっても良いし、両者で異なっていても良い。
以下の説明では、回転・変倍部52および62に同じ処理手段および処理法が用いられるものとして説明する。
ところで、本発明の描画点データ取得装置11(露光装置10)の露光部48の回転・変倍部62では、処理条件(回転角度、変倍率などの変形量)が差分であるので、回転角度や変倍率などの変形量が小さい。このため、本発明の描画データ取得装置11においては、回転・変倍部62に適用される画像変形(回転・変倍)処理として、図21に示す従来技術のダイレクトマッピング方法を用いたとしても、後述するように、同一ラインにおいて連続的に読み出されるアドレスを長くすることができ、連続アドレッシングを多くすることができ、読み出しアドレスのラインを変更する編集箇所を少なくして、不連続アドレッシングを少なくすることができるので、描画点データの作成を高速化することができる。また、データ入力部42の回転・変倍部52では、実際の露光処理などの処理前に、予め行っておくことができるので、変形量が大きく、不連続アドレッシングが多くなっても、時間をかけることができるので、従来技術のダイレクトマッピング方法を適用しても良い。
しかしながら、前述したように、従来技術のダイレクトマッピング方法は、画像変形(回転・変倍)処理としては、時間がかかる方法であるので、本発明者が、本出願人による特許出願(発明の名称「画像処理方法および装置」(識別番号第100073184号の筆頭代理人による整理番号「P28905J」))明細書に提案している、後述の画像変形処理装置や、本出願人による特願2005−103787号の国内優先権主張出願である本出願人による特許出願(発明の名称「描画点データ取得方法および装置並びに描画方法および装置」(識別番号第100073184号の筆頭代理人による整理番号「P50548JK」))明細書に提案しているビーム追跡法と呼ぶ描画点データ軌跡を用いる描画点データ取得装置を適用するのが好ましい。
図6は、本発明の描画点データ取得方法を実施する描画点データ取得装置に適用される画像変形処理装置の一実施形態のブロック図である。
図6に示す画像変形処理装置70は、、回転・変倍部52および62に用いられる装置であって、取得される変形済画像データの画素データの配置位置を示す画素位置情報を結ぶ変形後ベクトル情報が設定される変形後ベクトル情報設定部72と、変形後ベクトル情報設定部72により設定された変形後ベクトル情報が表わす変形後ベクトル上における画素位置情報のうちの一部の画素位置情報を取得する画素位置情報取得部74と、画素位置情報取得部74により取得された一部の画素位置情報に対してのみ逆変換演算を施して一部の画素位置情報に対応する入力画像データ上における逆変換画素位置情報を取得する逆変換演算部76と、逆変換演算部76により取得された逆変換画素位置情報を結ぶ、入力画像データ上における原ベクトル情報が設定される入力ベクトル情報設定部78と、入力ベクトル情報設定部78により設定された入力ベクトル情報が表わす入力ベクトル上における入力画素データを入力画像データから取得する入力画素データ取得部80と、入力画素データ取得部80により取得された入力画素データを変形後ベクトル上における画素位置情報が示す位置の画素データとして取得して変形済画像データを取得する変形済画像データ取得部84と、入力画像データを記憶する入力画像データ記憶部82とを備えている。
次に、画像変形処理装置70の作用について説明する。まず、図7(A)に示す入力画像データを時計周りに回転し、図7(B)に示す変形済画像データを取得する方法について説明する。
まず、図5に示す露光装置10のデータ入力処理部42のベクタ・ラスタ変換部54からラスターデータ(原画像データ)が出力され、または、露光データ作成部46のメモリ部58から選択された仮の変形済画像データが出力され、入力画像データとして、図6に示す入力画像データ記憶部82に記憶される。これとともに、変形後ベクトル情報設定部72において変形後ベクトル情報が設定される。ここで、変形後ベクトル情報設定部72には、取得される変形済画像データの各画素位置を示す画素位置情報が設定されている。この画素位置情報としては、たとえば、各画素位置の座標値を設定するようにすればよい。
そして、変形後ベクトル情報設定部72において、図7(B)に示すような、左端の画素位置情報と右端の画素位置情報とをそれぞれ水平な直線で結んだ変形後ベクトル情報V1が設定される。なお、図7(B)においては、上記左端の画素位置情報と右端の画素位置情報とを斜線で示している。また、本実施形態においては、上記のように左端の画素位置情報と右端の画素位置情報とをそれぞれ水平な直線で結んで変形後ベクトル情報V1を設定するようにしたが、これに限らず、例えば、直線ではなくスプライン等の曲線で結んで変形後ベクトル情報V1を設定するようにしてもよいし、必ずしも、左端の画素位置情報と右端の画素位置情報とを結んで変形後ベクトル情報V1としなくてもよく、要は、予め設定された複数の画素位置情報を直線または曲線で結んだものであれば如何なるものでもよい。ただし、変形済画像データの各画素位置情報が、いずれかの変形後ベクトル情報V1に属するように設定されているものとする。
そして、上記のように設定された変形後ベクトル情報V1は、画素位置情報取得部74に出力される。そして、画素位置情報取得部74は、入力された変形後ベクトル情報が表わす変形後ベクトル上における画素位置情報のうちの一部の画素位置情報を取得する。本実施形態では、図7(B)において斜線で示す画素位置情報が、上記一部の画素位置情報として取得される。なお、本実施形態においては、変形後ベクトル情報V1が表わす変形後ベクトルの両端の画素位置情報を取得するようにしたが、これに限らず、その他の位置の画素位置情報を取得するようにしてもよいし、もっと多数の画素位置情報を取得するようにしてもよい。ただし、変形後ベクトル情報の全ての画素位置情報を取得するものではなく、一部の画素位置情報を取得するものとする。
そして、上記のようにして取得された一部の画素位置情報は、逆変換演算部76に出力され、逆変換演算部76において、上記一部の画素位置情報にのみ逆変換演算が施される。本実施形態においては、上述したように入力画像データを時計周りに回転させる変形を行うので、この変形の逆、つまり反時計周りに回転させる逆変換演算が、上記一部の画素位置情報に施される。具体的には、図7(B)に示す左側の始端の斜線部分の画素位置情報(sx’,sy’)および右側の終端の斜線部分の画素位置情報(ex’,ey’)に対して、下記式に示す逆変換演算が施されて、図7(A)に示す逆変換画素位置情報(sx,sy)および(ex,ey)が取得される。ここで、回転角度θは、反時計回りに取るものとする。
sx = sx’cosθ +sy’sinθ
sy =−sx’sinθ +sy’cosθ
ex = ex’cosθ +ey’sinθ
ey =−ex’sinθ +ey’cosθ
なお、本実施形態においては、入力画像データを時計周りに回転させた変形済画像データを取得するために、逆変換演算として反時計周りの回転を示す演算を行うようにしたが、逆変換演算としてはこれに限らず、変形の方法に応じてその変形の逆を示す演算を適宜選択するようにすればよい。例えば、入力画像データを所定の拡大率で拡大した変形済画像データを取得するためには、上記拡大率に対応した縮小率の縮小演算を逆変換演算とすればよい。具体的には、たとえば、入力画像データを2倍に拡大する場合には、同じベクトル情報に属する画素位置情報同士の距離が1/2になるような縮小演算を逆変換演算として採用するようにすればよい。逆に、入力画像データを所定の縮小率で縮小した変形済画像データを取得するためには、上記縮小率に対応した拡大率の拡大演算を逆変換演算とすればよい。また、たとえば、入力画像データの所定の部分の画素データを所定の方向にシフトさせて変形済画像データを取得するためには、画素位置情報を上記所定の方向とは逆の方向にシフトさせる演算を逆変換演算とすればよい。
そして、図7(B)の斜線部分の画素位置情報に対応する逆変換画素位置情報が取得され、その取得された逆変換画素位置情報は入力ベクトル情報設定部78に出力される。そして、入力ベクトル情報設定部78において、図7(A)に示すように、入力画像データ上における入力ベクトル情報V2が設定される。具体的には、変形後ベクトル情報が表わす変形後ベクトルの両端に配置する画素位置情報に対応する逆変換画素位置情報が直線により結ばれ、図7(A)に示すような入力ベクトル情報V2が取得される。なお、本実施形態においては、図7(A)に示すように逆変換画素位置情報を直線で結んで入力ベクトル情報V2を設定するようにしたが、これに限らず、たとえば、直線ではなくスプライン等の曲線で結んで入力ベクトル情報V2を設定するようにしてもよい。
そして、その入力ベクトル情報V2は入力画素データ取得部80に出力される。そして、入力画素データ取得部80は、入力された入力ベクトル情報V2が表わす入力ベクトル上における入力画素データdを入力画像データから取得する。具体的には、入力画素データ取得部80は、入力された入力ベクトル情報に基づいて、入力画像データにおけるM行目のN番目からL番目の画素データをどのようなピッチで読み出すかを示す読出情報を設定し、その読出情報に基づいて、入力画像データ部82に記憶された入力画像データの入力画素データを読み出す。
図8に図7(A)の一部拡大図を示す。たとえば、原ベクトル情報V2が図8に示すような原ベクトルを表わすものである場合には、3行目の1番目から3番目の入力画素データdと、2行目の4番目から10番目までの入力画素データdと、1行目の11番目から12番目までの入力画素データdとをそれぞれ1画素ピッチで連続的に読み出す読出情報を設定し、その読出情報に基づいて、図8の斜線部分の入力画素データdを入力画像データから読み出す。すなわち、図8に示す例では、12画素からなる1行の変形済画像データを取得する際に、入力画素データdの読出行(位置)の変更が、3行目の3番目から2行目の4番目へと、2行目の10番目から1行目の11番目へとの2箇所において不連続となり、不連続アドレッシングとなる編集箇所が2箇所存在することになる。
なお、逆変換画素位置情報の示す位置が入力画像データの外側であり、上記位置に入力画素データが存在しない場合には、その逆変換画素位置情報の示す位置近傍に位置する入力画素データを、上記逆変換画素位置情報に対応する入力画素データとして読み出すようにすればよい。また、読出情報における読出ピッチは必ずしも1画素ピッチに限らず、たとえば、1つの入力画素データを複数回読み出すようにしてもよいし、入力画素データを間引きして読み出すようにしてもよい。そして、上記入力ベクトル情報に上記のような読出ピッチ成分を含めるようにしてもよい。
また、本実施形態においては、逆変換演算部76において取得された逆変換画素位置情報に基づいて入力ベクトル情報設定部78において入力ベクトル情報V2を設定するようにしたが、必ずしも入力ベクトル情報V2を設定する必要はなく、たとえば、逆変換画素位置情報を直接入力画素データ取得部80に入力し、入力画素データ取得部80において、入力された逆変換画素位置情報に基づいて、入力画像データにおけるM行目のN番目からL番目の画素データをどのようなピッチで読み出すかを示す読出情報を設定し、その読出情報に基づいて、入力画像データ部82に記憶された入力画像データの入力画素データを読み出すようにしてもよい。
そして、上記のようにして入力画素データ取得部80により読み出された入力画素データは変形済画像データ取得部84に出力される。そして、変形済画像データ取得部84は、上記のようにして入力ベクトル情報V2に基づいて取得された入力画素データdを、その入力ベクトル情報V2に対応する変形後ベクトル情報V1が示す変形後ベクトル上の画素位置情報の画素データとする。入力ベクトル情報V2に対応する変形後ベクトル情報V1とは、所定の入力ベクトル情報V2の逆変換演算前の変形後ベクトル情報V1である。
そして、上記のようにして各入力ベクトル情報V2に対応する各変形後ベクトル情報の各画素位置情報の画素データが取得され、全ての変形後ベクトル情報の全ての画素位置情報の画素データが取得されて変形済画像データが取得される。
上記実施形態の画像変形処理装置70によれば、取得される変形済画像データの画素データの配置位置を示す画素位置情報を結ぶ変形後ベクトル情報V1を設定し、その設定した変形後ベクトル情報V1が表わす変形後ベクトル上における画素位置情報のうちの一部の画素位置情報を取得し、その取得した一部の画素位置情報に対してのみ、上記変形とは逆の変形を示す逆変換演算を施して上記一部の画素位置情報に対応する入力画像データ上における逆変換画素位置情報を取得し、その取得した逆変換画素位置情報を結ぶ、入力画像データ上における入力ベクトル情報V2を設定し、その設定した入力ベクトル情報V2が表わす入力ベクトル上における入力画素データdを入力画像データから取得し、その取得した入力画素データdを変形後ベクトル上における画素位置情報が示す位置の画素データとして取得して変形済画像データを取得するようにしたので、変形済画像データにおける一部の画素位置情報にのみ逆変換演算を施せばよく、従来のように全ての画素位置情報に逆変換演算を施した場合と比較するとより高速に変形済画像データを取得することができる。
なお、上記のように入力画像データを回転させて変形する場合、その回転角度が小さい方がより入力画像データに忠実な回転変形を行うことができ、特に、1度〜2度程度回転させる場合には、入力画像データにより忠実な回転変形を行うことができる。すなわち、回転変形処理の場合、その回転角度が小さければ小さいほど、1つの行において連続的に入力画像データを読み出す画素数が多くなるので、1行分の変形済画像データを取得するために、入力画像データの読出行の切換回数、すなわち、不連続アドレッシングとなる編集箇所を少なくすることができ、回転角度が大きい場合に比べ、より高速に変形済画像データを取得することができる。ここで、入力画像データが圧縮画像データの場合には、編集箇所が少ないほど、データの解凍および圧縮の回数も少なくすることができるので、高速化の効果は大きい。
なお、上記実施形態においては入力画像データを回転させて変形する場合について説明したが、上述したように回転に加えて、変倍も同時に行う場合には、図7(A)に示す画像と図7(B)に示す画像との間に変倍変形処理が成されているとすると、回転角度をθ(時計回り)、X方向の変倍率をmx、Y方向の変倍率をmyとするとき、図7(B)に示す両端の斜線部分の画素位置情報(sx’,sy’)、(ex’,ey’)に対して、下記式に示す逆変換演算が施されて逆変換画素位置情報(sx,sy)、(ex,ey)が取得される。
sx = (sx’cosθ +sy’sinθ)/mx
sy =(−sx’sinθ +sy’cosθ)/my
ex = (ex’cosθ +ey’sinθ)/mx
ey =(−ex’sinθ +ey’cosθ)/my
Y方向の変倍では、Y方向の画素数の過不足、すなわち、ライン(行)数(ベクトル情報V2の数)の過不足は、(ey’−sy’−ey+sy)画素(ライン)となるので、この過不足ライン数に応じて、読出ライン(ベクトル情報V2)を増減すればよい。
また、X方向の変倍では、X方向の画素数の過不足は、(ex’−sx’−ex+sx)画素となるので、この過不足画素数に応じて、読出画素を増減すればよい。
例えば、図7(A)から図7(B)への変形変換において得られた1ラインが図9(A)に示される13画素の並びであり、X方向の過不足画素数が2画素であるとすると、図9(A)に示すように、5画素目毎に、すなわち5画素目と6画素目との間および10画素目と11画素目との間の挿入箇所に、挿入指定箇所のデータ、ここでは、5画素目および10画素目のデータを複製して導入する。こうして、図9(B)に示すようなX方向に変倍されて、処理が完了した1ラインを得ることができる。図9(B)に示す1ラインにおいて、斜線で塗りつぶされている箇所が挿入された画素を示す。
また、上述した実施形態のように、回転および変倍に限らず、自由変形する場合に本発明の画像変形処理方法を採用するようにしてもよい。図10に自由変形の一例を示す。
図10(A)に示すような入力画像データを自由変形して図10(B)に示すような変形済画像データを得る場合には、たとえば、変形後ベクトル情報設定部72において、図10(B)に示す斜線分部の画素位置情報をそれぞれ水平な直線で結んだ変形後ベクトル情報V1を設定する。そして、画素位置情報取得部74において、上記変形後ベクトル情報が表わす変形後ベクトル上における画素位置情報のうちの、図10(B)に示す斜線部分の画素位置情報を取得し、逆変換演算部76において、上記一部の画素位置情報にのみ逆変換演算を施して、図10(B)の斜線部分の画素位置情報に対応する逆変換画素位置情報を取得する。
そして、上記のようにして取得された逆変換画素位置情報は入力ベクトル情報設定部78に出力され、入力ベクトル情報設定部78において、図10(A)に示すように、入力画像データ上における入力ベクトル情報V2が設定される。具体的には、変形後ベクトル情報が表わす変形後ベクトル上に配置する4つの画素位置情報に対応する逆変換画素位置情報が直線により結ばれ、図10(A)に示すような入力ベクトル情報V2が取得される。そして、入力画素データ取得部80において、入力された入力ベクトル情報V2が表わす入力ベクトル上における入力画素データdを入力画像データから取得する。そして、上記のようにして入力画素データ取得部80により読み出された入力画素データは変形済画像データ取得部84に出力される。そして、変形済画像データ取得部84は、上記のようにして入力ベクトル情報V2に基づいて取得された入力画素データdを、その入力ベクトル情報V2に対応する変形後ベクトル情報V1が示す変形後ベクトル上の画素位置情報の画素データとする。そして、上記のようにして各入力ベクトル情報V2に対応する各変形後ベクトル情報の各画素位置情報の画素データが取得され、全ての変形後ベクトル情報の全ての画素位置情報の画素データが取得されて変形済画像データが取得される。
次に、本発明の露光装置10およびその描画点データ作成装置11の作用について図面を参照しながら説明する。
まず、図5に示す露光装置10の描画点データ作成装置11のデータ入力装置42において、予め、オフラインで行われるデータ入力処理について説明する。図11は、図5に示す描画点データ取得装置のデータ入力装置におけるオフラインデータ入力処理のフローの一例を示すフローチャートである。
始めに、データ作成装置40において、基板12に露光すべき配線パターンを表すベクトルデータが作成される。
そして、ステップS100において、作成されたベクトルデータは、データ作成装置40からデータ入力装置42のベクタ・ラスタ変換部54に入力される。
データ作成装置40から入力されたベクトルデータは、ベクタ・ラスタ変換部54においてラスターデータに変換されて、回転・変倍部56に出力される(ステップS102)。
回転・変倍部56においては、処理条件パラメータとして基板12の回転角度および変倍率をそれぞれ所定角度および所定変倍率に設定する(ステップS104およびS106)。
ここで、例えば、図11では、回転角度は、−1.0°から1.0°まで、0.5°刻みで5段階に変化させ、変倍率は、0.9から1.1まで、0.05刻みで5段階に変化させる。なお、処理条件パラメータとして設定される回転角度および変倍率は、これらに限定されず、基板12および基板に形成されるパターンに応じて、適宜、上下限値、変化させる間隔を設定すれば良い。
まず、回転角度を−1.0°に、変倍率を0.9に設定して(ステップS104およびS106)、回転・変倍部56において画像(入力画像データ)の回転・変倍処理を行い(ステップS108)、この画像の1組の変形済画像データを取得する。ここで、画像(入力画像データ)の回転・変倍処理は、例えば、上述した図6に示す画像変形処理装置70で行うことができ、入力画像データから変形済画像データを取得することができる。なお、回転・変倍部56で行う画像変形処理装置70による画像の回転・変倍処理における変形済画像データの取得方法については後述する。
こうして取得された1組の変形済画像データは、回転角度−1.0°および変倍率0.9という処理条件と共に、露光データ作成部46のメモリ部58に出力され、記憶される(ステップS110)。
この後、ステップS112では、変化させるべき変倍率パラメータが残っている場合には、変倍率の設定を変えるために、ステップS112と共に変倍ループを形成するステップS106に戻り、この場合は、変倍率の設定を0.9から0.95に変えて、再び、ステップS108の画像の回転・変倍処理およびステップS110の画像(変形済画像データ)・処理条件の出力を行い、実行すべき変倍率パラメータがなくなるまで、スッテプS106とステップS112との間の変倍ループを繰り返す。
ここで、実行すべき変倍率パラメータがなくなると、例えば、変倍率を1.1に設定しての、画像の回転・変倍処理および画像・処理条件の出力が終了すると、変倍ループを抜け、ステップS112から次のステップS114に移り、ステップS114では、変化させるべき回転角度パラメータが残っている場合には、回転角度の設定を変えるために、ステップS114と共に回転ループを形成するステップS104に戻り、この場合は、回転角度の設定を−1.0°から−0.5°に変えて、再び、ステップS104〜ステップS112の変倍ループを繰り返し、画像の回転・変倍処理および画像・処理条件の出力を繰り返すことを行い、実行すべき回転角度パラメータがなくなるまで、スッテプS104とステップS114との間の回転ループを繰り返す。
その結果、実行すべき回転角度パラメータがなくなると、例えば、回転角度を1.0°に設定しての、画像の回転・変倍処理および画像・処理条件の出力が終了すると、ステップS114から変倍ループを抜け、オフラインによるデータ入力処理を終了する。
こうして、この例では、5段階の回転角度と5段階の変倍率との合計25種類の処理条件の組み合わせに対応する25組の変形済画像データがメモリ58に記憶される。
次に、回転・変倍部56で行われる図11のステップS108の画像の回転・変倍処理について、図6に示す画像変形処理装置70を用いて変形済画像データを取得する場合を代表例に挙げて説明する。なお、図6に示す画像変形処理装置70の作用については前述しているので、その詳細は省略する。
図12は、図6に示す画像変形処理装置70における回転・変倍処理のフローの一例を示すフローチャートである。なお、このフローは、回転・変倍部62で行われる後述する図13のステップ150の画像の回転・変倍処理に適用可能なことはもちろんである。
上述したように、図11に示すデータ入力処理のスッテプS104およびS106において設定された回転角度および変倍率を含む処理条件が入力され(スッテプS120)、
入力画像データ(ラスターデータ)が入力され(スッテプS122)、入力画像データ記憶部82に記憶される。
こうして入力された回転角度および変倍率に基づいて、変形後ベクトル情報設定部72において、図7(B)に示すように、取得される変形済画像データ(ラスターデータ)の表す出力画像(変形後)の左端(開始点)の画素位置情報と右端(終点)の画素位置情報とをそれぞれ水平な直線で結んだ変形後ベクトル情報V1が、出力画像上に所要ライン(ライン番号:1、2、3、…、N)だけ設定される。そして、まず、ライン番号1のラインに設定する(スッテプS124)。
次に、出力画像上の第1ラインの開始点と終点の座標を、図7(A)に示す入力画像データの表す入力画像(変形前)上に座標変換することにより、回転および縦(Y)方向の変倍を行う(ステップS126)。具体的には、画素位置情報取得部74において、上記変形後ベクトル情報V1が表わす変形後ベクトル上における画素位置情報のうちの、上記両端の画素位置情報を取得し、逆変換演算部76において上記両端の画素位置情報にのみ逆変換演算を施し、上記両端の画素位置情報に対応する逆変換画素位置情報を取得する。逆変換演算については、回転行列を用いた上式による逆変換演算と同様である。
そして、上記のようにして取得された逆変換画素位置情報は入力ベクトル情報設定部78に出力され、入力ベクトル情報設定部78において、図7(A)に示すように、入力画像データ上における入力ベクトル情報V2が設定される。具体的には、変形後ベクトル情報が表わす変形後ベクトル上に配置する両端の画素位置情報に対応する逆変換画素位置情報が直線により結ばれ、図7(A)に示すような入力ベクトル情報V2が取得される。
入力ベクトル情報設定部78では、こうして取得された入力ベクトル情報V2が入力画像上の水平な画素ライン(水平に配列される画素の行)を横切る位置が複数ラインに亘って求められる。すなわち、入力画像上の複数ラインに亘って、各ラインの切り出し位置、図8に示す例では、2行目の画素4、1行目の画素11の位置を算出する(ステップS128)。
そして、入力画素データ取得部80において、入力された入力ベクトル情報V2が表わす入力ベクトル上における入力画素データを各ラインから切り出して読み出し、順次繋げて、出力画像データの第1ラインを生成する(ステップS130)。
次に、X方向の変倍条件に従って、入力ベクトル情報V2および変形後ベクトル情報V1から、上述したように、過不足画素数を算出し、過不足画素が存在する場合には、それに応じて画素を加減する(ステップS132)。こうして、出力画像データとして変形済画像データの第1ラインが取得される。このようにして入力画素データ取得部80により読み出された入力画素データは変形済画像データ取得部84に出力される。そして、変形済画像データ取得部84は、上記のようにして入力ベクトル情報V2に基づいて取得された入力画素データを、その入力ベクトル情報V2に対応する変形後ベクトル情報V1が示す変形後ベクトル上の第1ラインの画素位置情報の画素データとする。
この後、ステップS134では、取得すべき出力画像上の変形後ベクトル情報V1が表す処理ラインが残っている場合には、ライン番号の設定を変えるために、ステップS134と共にライン処理ループを形成するステップS124に戻り、この場合は、処理ラインの設定を1から2に変えて、再び、ステップS126からステップS132までの画像の回転・変倍処理を行って、実行すべき処理ラインがなくなるまで、すなわち、処理ラインがNになるまで、スッテプS124とステップS134との間のライン処理ループを繰り返す。こうして、出力画像上の各ラインの変形済画素データを取得する。
その結果、実行すべき処理ラインがなくなると、例えば、処理ラインをNに設定しての、画像の回転・変倍処理が終了すると、ステップS134からライン処理ループを抜け、画像の回転・変倍処理処理を終了する。
こうして、各入力ベクトル情報V2に対応する各変形後ベクトル情報の各画素位置情報の画素データが取得され、全ての変形後ベクトル情報の全ての画素位置情報の画素データが取得されて1組の変形済画像データが取得される。
このようにして取得された1組の変形済画像データは、データ入力処理部42の回転・変倍部56から露光データ作成部46のメモリ部58に出力され、記憶される。
ここでは、図12に示す画像の回転・変倍処理を、データ入力処理部42の回転・変倍部56で実行する処理として説明したが、上述したように、図6に示す画像変形処理装置は、露光データ作成部46の回転・変倍部62に適用可能であり、処理条件が回転角度および変倍率の各差分であり、入力画像データが選択された変形済画像データである点を除けば、全く同一であるので、図12に示す画像の回転・変倍処理を回転・変倍部62において実行することができることは明らかである。したがって、回転・変倍部62において実行する図12に示す画像の回転・変倍処理の説明は省略する。
次に、本発明の露光装置10において行われる露光処理について説明する。
図13は、露光装置10におけるオンライン露光処理のフローの一例を示すフローチャートである。
このオンライン露光処理においては、始めに、データ作成装置40において、基板12に露光すべき配線パターンを表すベクトルデータが作成され、、描画点データ作成装置11のデータ入力装置42のベクタ・ラスタ変換部54に入力され、ベクタ・ラスタ変換部54においてラスターデータ(原画像データ)に変換されて、回転・変倍部56に出力され、複数の処理条件(回転角度、変倍率の組み合わせ)に対して予め複数組の変形済画像データが取得され、露光データ作成部46のメモリ部58に記憶されているものとする。
一方、上記のようにしてベクトルデータがベクタ・ラスタ変換部54に入力されると、露光装置10全体の動作を制御するコントローラ52がステージ移動機構50に制御信号を出力し、移動機構50は、その制御信号に応じて移動ステージ14を図1に示す位置からガイド20に沿って一旦上流側の所定の初期位置まで移動させた後に停止させ、移動ステージ14上に基板の受け入れを行い、移動ステージ14上に基板を固定する(ステップS140)。
次に、このように移動ステージ14上に基板が固定されると、露光装置10全体の動作を制御するコントローラ70が移動機構60に制御信号を出力し、移動機構60は、上流側の所定の初期位置から、下流側に向けて所望の速度で移動させる。なお、上記上流側とは、図1における右側、つまりゲート22に対してスキャナ24が設置されている側のことであり、上記下流側とは、図1における左側、つまりゲート22に対してカメラ26が設置されている側のことである。
そして、上記のようにして移動する移動ステージ14上の基板12が複数のカメラ26の下を通過する際、基板変形測定部44によるアラインメント測定が行われる。すなわち、これらのカメラ26により基板12が撮影され、その撮影画像を表す撮影画像データが基板変形測定部44の基板変形算出部66に入力される。基板変形測定部44(基板変形算出部66)は、入力された撮影画像データに基づいて基板12の先後端および基板12の基準マーク12aの位置を示す検出位置情報を取得し、先後端の位置および基準マーク12aの位置の検出位置情報から基板の変形量、すなわち、基板変形の回転角度および変倍率を算出する(ステップS142)。
なお、先後端および基準マーク12aの検出位置情報の取得方法については、たとえば、線状のエッジ画像や円形状の画像を抽出することにより取得するようにすればよいが、他の如何なる既知の取得方法を採用してもよい。また、上記先後端および基準マーク12aの検出位置情報は、具体的には座標値として取得されるが、その座標値の原点は、たとえば、基板12の撮影画像データの4つの角のうちの1つの角のみとしてもよいし、撮影画像データにおける予め設定された所定の位置でもよいし、複数の基準マーク12aのうちの1つの基準マーク12aの位置としてもよい。また、回転角度および変倍率等の変形量の算出方法についても、先端または後端と基準マーク12aとの間や、複数の基準マーク12a間の間隔を計測して、あるいは算出して、既知の標準値と比較するなど従来公知の算出方法を用いることができる。
このようにして、基板変形測定部44で測定・算出された回転角度および変倍率等の基板の変形量は、露光データ作成部46の画像選択部60に出力される。
画像選択部60においては、基板変形測定部44から出力された回転角度および変倍率等の基板の変形量を受け付け、露光スキャナ24の露光ヘッド30で露光するための露光データを作成するために用いる原画像データの画像処理条件として、原画像データを回転・変倍するための回転角度および変倍率が算出される(ステップS144)。すなわち、図4に示すように、露光ヘッド30のDMD36(マイクロミラー38の配列)が走査方向に対して傾斜している場合には、この傾斜角度も回転角度として加える必要がある。なお、回転角度および変倍率等の画像処理条件は、基板変形測定部44の基板変形算出部66で算出しておいても良い。
次に、画像選択部60では、メモリ部58に画像処理条件と共に記憶されている複数組の変形済画像データの中から画像処理条件として算出された回転角度および変倍率に最も近い回転角度および変倍率を持つ1組の変形済画像データが選択される(ステップS146)。なお、画像選択部60による1組の変形済画像データの選択は、例えば、画像処理条件をキーとしてメモリ部58内を検索することにより行うことができる。
さらに、画像選択部60では、選択された1組の変形済画像データの持つ画像処理条件と、実際に露光される基板12から測定された画像処理条件との差分処理条件、具体的には、両者についての回転角度および変倍率の各差分が算出される(ステップS148)。
次に、画像選択部60から、算出された差分処理条件(回転角度および変倍率の各差分)が、回転・変倍部62に出力される。一方、メモリ部58から、画像選択部60によって選択された1組の変形済画像データも、回転・変倍部62に出力される。
回転・変倍部62では、画像選択部60から出力された差分処理条件(回転角度および変倍率の各差分)およびメモリ部58から出力された1組の変形済画像データを用いて、画像の回転・変倍処理を行う。
具体的には、回転・変倍部62では、差分処理条件、すなわち差分回転角度および差分変倍率を処理条件とし、選択された1組の変形済画像データを入力画像データとして、図6に示す画像変形処理装置70において、図12に示す画像の回転・変倍処理を行い、変形済画像データを取得し、描画点データ、例えば、露光ヘッド30のDMD36の各マイクロミラー38に対応する画素データ(ミラーデータ)とすることができる。
このように、回転・変倍部62で行われる画像の回転・変倍処理では、回転角度や変倍率が最も近いものとの差分であるために、必要とされる回転・変倍処理の回転角度や変倍率を小さく、類似度が高ければ極めて小さくできるので、図12に示すステップS128での入力画像上の複数ラインの各々での切り出し位置を少なくする、切り出し位置のあるライン数を少なくすることができるので、入力画像データから画素データを連続的に読み出すことができる1ラインの画素数を多くすることができ、不連続アドレッシングを汚kなう必要のある編集箇所を減らすことができる。したがって、入力画像データが圧縮画像データであっても、解凍および圧縮の回数を減らすことができるので、処理の高速化を図ることができる。
また、ここでは、画像変形処理装置70での図12に示す画像の回転・変倍処理を行うことにより、入力画像の両端の画素の座標のみを座標変換すれば良いので、従来技術のダイレクトマッピングに比べて、変換処理を高速化することができる。
こうして、ステップS150の画像の回転・変倍処理で得られた描画点データ(例えば、ミラーデータ)は、回転・変倍部62からフレームデータ作成部64に出力される。
フレームデータ作成部64では、描画点データ(例えば、ミラーデータ)から、露光時に、露光ヘッド30のDMD36の各マイクロミラー38に与える露光データの集合であるフレームデータが作成される。
こうしてフレームデータ作成部64で作成されたフレームデータは、露光部48の露光ヘッド制御部68に出力される。
一方、移動ステージ14が、再び上流側に所望の速度で移動させられる。
そして、基板12の先端がカメラ26により検出されると(または、センサによって検出されたステージ14の位置から基板12の描画領域の位置が特定されると)、露光が開始される。具体的には、露光ヘッド制御部68から各露光ヘッド30のDMD36に上記フレームデータに基づいた制御信号が出力され、露光ヘッド30は、入力された制御信号に基づいてDMD36のマイクロミラーをオン・オフさせて基板12を露光する(ステップS152)。
なお、露光ヘッド制御部68から各露光ヘッド30へ制御信号が出力される際には、基板12に対する各露光ヘッド30の各位置に対応した制御信号が、移動ステージ14の移動にともなって順次露光ヘッド制御部68から各露光ヘッド30に出力される。
そして、移動ステージ14の移動にともなって順次各露光ヘッド30に制御信号が出力されて露光が行われ、基板12の後端がカメラ12により検出されると露光が終了する。
露光スキャナ24の各露光ヘッド30により基板12の全面に露光されると、ステージ14は、上流側に移動して初期位置に戻されて停止すると、露光済の基板12がステージ14から排出される(ステップS154)。
こうして、次に露光すべき基板12があれば、露光装置10による露光処理がステップS140からS154まで繰り返され、次に露光すべき基板12がない場合には、露光装置10による露光処理は終了する。
上記実施形態では、露光装置10の描画点データ取得装置11の回転・変倍部56および62に、図6に示す画像変形処理装置70を用いているが、上述したように、図14に示す露光点データ取得装置90を用いても良い。
図14に示す露光点データ取得装置90は、本発明者が、本出願人による特願2005−103787号の国内優先権主張出願である本出願人による特許出願(発明の名称「描画点データ取得方法および装置並びに描画方法および装置」(識別番号第100073184号の筆頭代理人による整理番号「P50548JK」))明細書に提案しているビーム追跡法と呼ぶ描画点データ軌跡を用いる描画点データ取得装置の一実施例である。
図14は、本発明の描画点データ取得方法を実施する描画点データ取得装置に適用される露光点データ取得装置の一実施形態のブロック図である。
図14に示す露光点データ取得装置90は、回転・変倍部52および62に、好ましくは、回転・変倍部62に用いられる装置であって、カメラ26により撮影された基準マーク12aの画像に基づいて基準マーク12aの検出位置情報を取得する検出位置情報取得部92と、検出位置情報取得部92により取得された検出位置情報に基づいて、実際の露光の際における基板12上の画像空間上の露光ヘッド30のDMD36の各マイクロミラー38の露光軌跡の情報を取得する露光軌跡情報取得部94と、露光軌跡情報取得部54により取得された各マイクロミラー38毎の露光軌跡情報と入力画像データ(ラスターデータ)に基づいて、各マイクロミラー38毎の露光点データ(描画点データ)を取得する露光点データ取得部96とを備える。ここで、入力画像データは、図5に示す露光装置10のデータ入力処理部42の回転・変倍部52に適用される場合には、ベクタ・ラスタ変換部54から出力されたラスターデータ(原画像データ)であり、露光データ作成部46の回転・変倍部62に適用される場合には、画像選択部60によって選択され、メモリ部58から出力された仮の変形済画像データである。
ここで、検出位置情報取得部52は、カメラ26から基準マーク12aの検出位置情報を取得するものであるので、露光点データ取得装置90を回転・変倍部62に適用する場合には、図5に示す基板変形測定部44の基板変形算出部66と兼用し、基準マーク12aの検出位置情報を露光データ作成部46の画像選択部60を介して回転・変倍部62に入力するように構成すれば、特に、設けなくとも良い。
次に、露光点データ取得装置90の作用について説明する。
以下では、露光点データ取得装置90を回転・変倍部62に適用する場合について説明するが、上述したように、回転・変倍部52に適用可能なことは言うまでもない。
ところで、露光点データ取得装置90は、単独で、露光点データを取得するものではなく、露光装置10によって露光ヘッド30のDMD36の各マイクロミラー38の露光軌跡を取得することにより、露光点データを取得できるものであるので、図1および図5に示す露光装置10の作用も含めて説明する。
なお、以下では、説明の容易さのために、後述する図16および図17に示すように、基板12に、単に、回転変形のみが生じているものとして説明するが、露光点データ取得装置90を用いて行うビーム追跡法は、拡縮などの変倍、歪みなどの自由変形、移動ステージ14のステージ移動方向と直交する方向へのずれ、基板12の移動の速度変動、基板12の蛇行やヨーイングなどに対してより効果的であるものである。
まず、図5に示す露光装置10の露光データ作成部46の画像選択部60で選択された仮の変形済画像データが、メモリ部58から、図14に示す露光点データ取得装置90の露光点データ取得部56に出力され、入力画像データとして、露光点データ取得部56によって一時記憶される。
一方、図1に示す露光装置10においては、その全体の動作を制御するコントローラ70が移動機構60に制御信号を出力し、移動機構60は、その制御信号に応じて移動ステージ14を図1に示す位置からガイド20に沿って一旦上流側の所定の初期位置まで移動させた後、下流側に向けて所望の速度で移動させる。
そして、上記のようにして移動する移動ステージ14上の基板12が複数のカメラ26の下を通過する際、これらのカメラ26により基板12が撮影され、その撮影画像を表す撮影画像データが検出位置情報取得部52に入力される。検出位置情報取得部52は、入力された撮影画像データに基づいて基板12の基準マーク12aの位置を示す検出位置情報を取得する。本実施形態においては、カメラ26と検出位置情報取得部52とにより位置情報検出部が構成されている。
そして、このようにして取得された基準マーク12aの検出位置情報は、検出位置情報取得部52から露光軌跡情報取得部54に出力される。
そして、露光軌跡情報取得部54において、入力された検出位置情報に基づいて、実際の露光の際における基板12上の画像空間上の各マイクロミラー38毎の露光軌跡の情報が取得される。具体的には、露光軌跡情報取得部54には、各露光ヘッド30のDMD36の各マイクロミラー38の像が通過する位置を示す通過位置情報が各マイクロミラー38毎に予め設定されている。上記通過位置情報は、移動ステージ14上の基板12の設置位置に対する、各露光ヘッド30の設置位置によって予め設定されているものであり、上記基準マーク位置情報および上記検出位置情報と同じ点を原点として、ベクトルまたは複数点の座標値で表わされるものである。図15に、プレスエ程などを経ていない理想的な形状の基板12、つまり、歪や変倍などの変形が生じておらず、また、基板12自体の回転がなく、基準マーク12aが予め設定された基準マーク位置情報12bの示す位置に配置している基板12と、所定のマイクロミラー38の通過位置情報12cとの関係を示す模式図を示す。
そして、露光軌跡情報取得部54においては、図16に示すように、走査方向に直交する方向について隣接する検出位置情報12dを結ぶ直線と各マイクロミラー38の通過位置情報12cを表わす直線との交点の座標値が求められる。つまり、図16における×印の点の座標値が求められ、さらに、×印とその×印に上記直交する方向に隣接する各検出位置情報12dとの距離が求められ、上記隣接する検出位置情報12dのうちの一方の検出位置情報12dと×印との距離と、他方の検出位置情報12dと×印との距離との比が求められる。具体的には、図16におけるa1:b1、a2:b2、a3:b3およびa4:b4が露光軌跡情報として求められる。このようにして求められた比が、回転変形後の基板12上におけるマイクロミラー38の露光軌跡を表わしていることになる。ここで、各基準マーク位置情報12bを、下層のパターンの位置を示すものとして捉えた場合、求められた露光軌跡は、実際の露光の際の基板12上の画像空間上におけるビームの露光軌跡を表わしていることになる。なお、たとえば、通過位置情報12cが、検出位置情報12dで囲まれる範囲外に位置する場合にも、検出位置情報12dと×印との外比が求められる。
なお、回転・変倍部62に適用する場合には、露光軌跡情報取得部54においては、カメラ26の撮影画像データから取得された基準マーク12aの検出位置情報をそのまま用いるのではなく、入力画像データである仮の変形済画像データの持つ回転角度(および変倍率)などの変形量を除いた差分、すなわち差分処理条件を用いて、基準マーク12aの検出位置情報12dとする必要がある。こうして求められた基準マーク12aの検出位置情報12dから求められた基板12の変形状態が図16に示されているものとする。
そして、上記のようにして各マイクロミラー38毎に求められた露光軌跡情報が、露光点データ取得部56に入力される。
露光点データ取得部56には、上述したようにラスターデータである入力画像データが一時記憶されている。露光点データ取得部56は、上記のようにして入力された露光軌跡情報に基づいて、入力画像データから各マイクロミラー38毎の露光点データを取得する。
具体的には、露光点データ取得部56に記憶される入力画像データには、図17に示すように、上記基準マーク位置情報12dが示す位置に対応した位置に配置された入力画像データ基準位置情報12eが付されており、走査方向に直交する方向に隣接する入力画像データ基準位置情報12eを結ぶ直線を、露光軌跡情報の示す比に基づいて分割した点の座標値が求められる。つまり、以下の式を満たすような点の座標値が求められる。なお、図17には図示されていないが、図17の各画素は、露光すべき配線パターンを示す画素となっている。
a1:b1=A1:B1
a2:b2=A2:B2
a3:b3=A3:B3
a4:b4=A4:B4
そして、上記のようにして求められた点を結ぶ線(データ読み出し軌跡またはデータ軌跡)上にある画素データdが、実際にマイクロミラー38の露光軌跡情報に対応した露光点データである。したがって、入力画像データ上を上記直線が通過する点の画素データdが露光点データとして取得される。なお、画素データdとは入力画像データを構成する最小単位のデータである。図17の右上の範囲を抽出した拡大図を図18に示す。具体的には、図18のハッチングされた部分の画素データが露光点画像データとして取得される。なお、露光軌跡情報の示す比に基づいて分割した点を結んだ直線が、入力画像データ上に存在しない場合には、その直線上の露光点データは0として取得される。
なお、上記のように露光軌跡情報の示す比に基づいて分割した点を直線で結び、その直線上にある画素データを露光点データとして取得するようにしてもよいし、上記点をスプライン補間などによって曲線で結び、その曲線上にある画素データを露光点データとして取得するようにしてもよい。上記のようにスプライン補間などによって曲線で結ぶようにすれば、より基板12の変形に忠実な露光点データを取得することができる。また、上記スプライン補間などの演算方法に基板12の材質の特性(たとえば、特定の方向にしか伸縮しないなど)を反映するようにすれば、さらに、より基板12の変形に忠実な露光点データを取得することができる。
そして、上記と同様にして、各マイクロミラー38毎について複数の露光点データがそれぞれ取得される。こうして、露光点データ取得装置90では、各露光ヘッド30のDMD36の複数のマイクロミラー38についての露光点データが基板12を露光するのに必要となる量、取得される。すなわち、回転・変倍部62では、こうして、露光点データ取得装置90によって、露光点データ(ミラーデータ)をより高速に取得することができる。
こうして、回転・変倍部62で得られた描画点(露光点)データ(例えば、ミラーデータ)は、回転・変倍部62からフレームデータ作成部64に出力され、例えば、後述するように、行列の転置変換を行うことにより、露光時に、露光ヘッド30のDMD36の各マイクロミラー38に与える露光データの集合であるフレームデータに変換される。
こうしてフレームデータ作成部64で作成されたフレームデータは、前述したように、露光部48の露光ヘッド制御部68に出力され、露光ヘッド30による基板12の露光が行われる。
なお、前述したように、露光ヘッド制御部68から各露光ヘッド30へ制御信号が出力される際には、基板12に対する各露光ヘッド30の各位置に対応した制御信号が、移動ステージ14の移動にともなって順次露光ヘッド制御部68から各露光ヘッド30に出力されるが、このとき、たとえば、図19に示すように、各マイクロミラー38毎に取得されたm個の露光点データの列の各列から、各露光ヘッド30の各位置に応じた露光点データを1つずつ順次読み出して各露光ヘッド30のDMD36に出力するようにしてもよいし、図19に示すように取得された露光点データに90度回転処理もしくは行列を用いた転置変換などを施し、図20に示すように、基板12に対する各露光ヘッド30の各位置に応じたフレームデータ1〜mを生成し、このフレームデータ1〜mを各露光ヘッド30に順次出力するようにしてもよい。
上述したように、露光点データ取得装置90を回転・変倍部52に適用する場合には、露光軌跡情報取得部54においては、カメラ26の撮影画像データから取得された基準マーク12aの検出位置情報として、入力画像データの処理条件である回転角度および変倍率などの変形量を用いて基準マーク12aの検出位置情報12dとする必要がある。
また、上述した例では、入力画像データの処理条件である回転角度および変倍率などの変形量や、差分処理条件などの差分回転角度や差分変倍率などの変形量を用いて、露光点データ取得装置90で露光点データを求めているが、自由変形などのような場合にも、露光点データ取得装置90を適用することができるのはいうまでもない。
上記露光点データ取得装置を回転・変倍部52および62に用いた露光装置10によれば、基板12上の所定位置に予め設けられた複数の基準マーク12aを検出してその基準マーク12aの位置を示す検出位置情報を取得し、その取得した検出位置情報に基づいて各マイクロミラー38の露光軌跡情報を取得し、その各マイクロミラー38毎の露光軌跡情報に対応した画素データdを露光画像データDから露光点データとして取得するようにしたので、基板12の変形に応じた露光点データを取得することができ、基板12の変形に応じた露光画像を基板12上に露光することができる。したがって、たとえば、多層プリント配線板などにおける各層のパターンを、その各層の露光時の変形に応じて形成することができるので各層のパターンの位置合わせを行うことができる。
なお、上記説明においては、プレス工程などにおいて変形した基板12に露光する際の露光点データの取得方法について説明したが、変形してない理想的な形状の基板12に露光する際についても、上記と同様の方法を採用して露光点データを取得することができる。たとえば、各マイクロミラー38毎に予め設定された上記通過位置情報に対応する、露光画像データ上における露光点データ軌跡の情報を取得し、その取得した露光点データ軌跡情報に基づいて露光点データ軌跡に対応した複数の露光点データを露光画像データから取得するようにしてもよい。
また、上記のように各マイクロミラー38毎の通過位置情報に基づいて予め露光点データ軌跡情報を露光画像データ上に設定し、その露光点データ軌跡に基づいて露光点データを取得する方法は、たとえば、何も露光画像が露光されていない基板上に最初に露光画像を露光する場合にも採用することができる。また、基板の変形に応じて露光画像データを変形させた場合にも、この方法を採用することができる。この方法を採用した場合、露光画像データを記憶するメモリのアドレスを露光点データ軌跡に沿って計算して露光点データを取得することができ、そのためアドレスの計算を容易に行うことができる。
さらに、走査方向について基板12が伸縮している場合には、その伸縮の程度に応じて、入力画像データにおける1つの画素データdから取得する露光点データの数を変化させるようにしてもよい。基板12が走査方向にのみ伸縮した場合に限らず、その他の方向にも基板12が変形している場合においても、基板12の検出位置情報12dで区切られた領域毎に、マイクロミラー38の通過位置情報の長さが異なる場合には、上記と同様にその長さに応じて1つの画素データから取得する露光点データの数を変化させるようにしてもよい。上記のように基板12の伸縮に応じて露光点データの数を変化させるようにすれば、基板12上の所望の位置に所望の露光画像を露光することができる。
なお、上述したように、移動ステージ14のステージ移動方向と直交する方向へのずれ、または、基板12の回転・変倍に加え、ずれを補正して露光する場合には、露光点データ取得装置90において、検出位置情報取得部92の代わりに、または、検出位置情報取得部92に加えて、ずれ情報を取得するずれ情報取得部を設け、露光軌跡情報取得部94において、ずれ情報取得部で取得されたずれ情報に基づいて、実際の露光の際における基板12上の各マイクロミラー38の露光軌跡の情報を取得すれば良い。
また、上述したように、基板12の回転・変倍に加え、基板12の移動の速度変動も補正して露光する場合には、露光点データ取得装置90において、検出位置情報取得部92に加えて、基板12の移動の速度変動情報を取得する速度変動情報取得部を設け、露光軌跡情報取得部94において、速度変動情報取得部で取得された速度変動情報に基づいて、実際の露光の際における基板12上の各マイクロミラー38の露光軌跡の情報を取得すれば良い。
また、露光点データ取得装置90において、基板12のずれ情報を取得するずれ情報取得部と、基板12の移動の速度変動情報を取得する速度変動情報取得部とを設けるものでは、移動ステージ14の蛇行を補正できるだけでなく、ヨーイングも考慮した補正、つまり基板の移動姿勢を考慮した補正を行うことができる。
また、上記実施形態では、空間光変調素子としてDMDを備えた露光装置について説明したが、このような反射型空間光変調素子の他に、透過型空間光変調素子を使用することもできる。
また、上記実施形態では、いわゆるフラッドベッドタイプの露光装置を例に挙げたが、感光材料が巻きつけられるドラムを有する、いわゆるアウタードラムタイプ(またはインナードラムタイプ)の露光装置としてもよい。
また、上記実施形態の露光対象である基板12は、プリント配線基板だけでなく、フラットパネルディスプレイの基板であってもよい。この場合、パターンは、液晶ディスプレイなどのカラーフィルタ、ブラックマトリックス、TFTなどの半導体回路などを構成するものであってもよい。また、基板12の形状は、シート状のものであっても、長尺状のもの(フレキシブル基板など)であってもよい。
また、本実施形態における描画方法および装置は、インクジェット方式などのプリンタにおける描画にも適用することができる。たとえば、インクの吐出による描画点を、本発明と同様に形成することができる。つまり、本発明における描画点形成領域を、インクジェット方式のプリンタの各ノズルから吐出されたインクが付着する領域として考えることができる。
また、本実施形態における描画軌跡情報は、実際の基板上における描画点形成領域の描画軌跡を用いて描画軌跡情報としてもよいし、実際の基板上における描画点形成領域の描画軌跡を近似したものを描画軌跡情報としてもよいし、実際の基板上における描画点形成領域の描画軌跡を予測したものを描画軌跡情報としてもよい。
また、本実施形態においては、描画軌跡の距離が長いほど描画点データの数を多くし、距離が短いほど描画点データの数を少なくすることによって、描画軌跡情報によって表わされる距離に応じて画像データを構成する各画素データから取得される描画点データの数を変化させるようにしてもよい。
また、本実施形態における画像空間は、基板上に描画すべきまたは描画された画像を基準とした座標空間であってもよい。
なお、上記のように、本実施形態における描画点形成領域の描画軌跡情報は、基板座標空間における描画軌跡と、画像座標空間における描画軌跡の両方でとらえることができる。また、基板座標と画像座標とが異なる場合がある。
また、上記実施形態においては、2つ以上のマイクロミラー(ビーム)毎に1つの露光点データ軌跡を取得するようにしてもよい。たとえば、マイクロレンズアレイを構成する1つのマイクロレンズによって集光される複数のビーム毎に露光点データ軌跡を求めることができる。
また、各露光点データ軌跡情報に、データ読み出しピッチ情報を付随させるようにしてもよい。この場合、ピッチ情報にサンプリングレート(描画点データを切り替える最小のビーム移動距離(補正がない場合に全ビーム共通)と画像の解像度(画素ピッチ)との比)が含まれていてもよい。また、露光軌跡の長さ補正に伴う露光点データの加減の情報を、ピッチの情報に含ませるようにすることができる。また、露光点データの加減の情報とともに、加減の位置をピッチ情報に含ませるようにし、露光軌跡に付随させるようにしてもよい。また、各露光点データ軌跡情報として、各フレームに対応するデータ読み出しアドレス(x,y)(時系列順の読み出しアドレス)を全て持たせておいてもよい。
また、画像データ上におけるデータ読み出し軌跡に沿った方向と、メモリ上におけるアドレスの連続方向とを一致させるようにしてもよい。たとえば、図17の例のように、横方向がアドレスの連続方向となるようにメモリに画像データが格納される場合、ビーム毎に画像データを読み出す処理を高速に行うことができる。なお、メモリとしては、DRAMを用いることができるが、格納されたデータがアドレスが連続する方向に順次高速に読み出されうるものであれば如何なるものを使用してもよい。たとえば、SRAM(Static Random Access Memory)などのランダムアクセスでも高速なものを用いることもできるが、この場合、メモリ上のアドレスの連続方向を、露光軌跡に沿った方向に定義し、かつ、その連続方向に沿ってデータの読み出しが行われるようにしてもよい。また、メモリは、アドレスの連続方向に沿ってデータの読み出しが行われるように、予め配線またはプログラムされたものであってもよい。また、アドレスの連続方向を、連続する複数ビット分がまとめて読み出される経路に沿った方向としてもよい。
本発明の描画方法を実施する本発明の描画装置を適用する露光装置の一実施形態の概略構成を示す斜視図である。 図1に示す露光装置の露光スキャナの一実施形態の構成を示す斜視図である。 (A)は、図2に示す露光スキャナの露光ヘッドによって基板の露光面上に形成される露光済み領域の一例を示す平面図であり、(B)は、各露光ヘッドによる露光エリアの配列の一例を示す平面図である。 図1に示す露光装置の露光ヘッドにおけるDMDの配置の一例を示す平面模式図である。 本発明を適用する露光装置の電気制御系の一実施形態の構成を示すブロック図である。 本発明の描画点データ取得方法を実施する描画点データ取得装置に適用される画像変形処理装置の一実施形態の概略構成を示すブロック図である。 (A)および(B)は、それぞれ図6に示す画像変形処理装置の作用を説明するための説明図である。 図7(A)の部分拡大図である。 (A)および(B)は、それぞれ図6に示す画像変形処理装置の他の作用を説明するための説明図である。 (A)および(B)は、それぞれ図6に示す画像変形処理装置のその他の作用を説明するための図である。 図5に示す描画点データ取得装置のデータ入力装置におけるオフラインデータ入力処理のフローの一例を示すフローチャートである。 図6に示す画像変形処理装置における回転・変倍処理のフローの一例を示すフローチャートである。 図1および図5に示す露光装置におけるオンライン露光処理のフローの一例を示すフローチャートである。 本発明の描画点データ取得方法を実施する描画点データ取得装置に適用される露光点データ取得装置の一実施形態の概略構成を示すブロック図である。 理想的な形状の基板上における基準マークと所定のマイクロミラーの通過位置情報との関係を示す模式図である。 所定のマイクロミラーの露光軌跡情報の取得方法を説明するための説明図である。 所定のマイクロミラーの露光軌跡情報に基づいて露光点データを取得する方法を説明するための説明図である。 図17の右上の範囲を抽出した拡大図である。 各マイクロミラー毎の露光点データ(ミラーデータ)列を示す図である。 各フレームデータを示す図である。 従来の画像変形処理方法を説明するための説明図である。
符号の説明
10 露光装置
11 描画点データ取得装置
12 基板
12a 基準マーク
14 移動ステージ
18 設置台
20 ガイド
22 ゲート
24 スキャナ
26 カメラ
30 露光ヘッド(描画部)
32 露光エリア
36 DMD
38 マイクロミラー
40 データ作成装置
42 データ入力装置
44 基板変形測定部
46 露光データ作成部
48 露光部
50 移動ステージ移動機構
52 コントローラ
54 ベクタ・ラスタ変換部
56 回転・変倍部
58 メモリ部
60 画像選択部
62 回転・変倍部
64 フレームデータ作成部
66 基板変形算出部
68 露光ヘッド制御部
70 画像変形処理装置
72 変形後ベクトル設定部
74 画素位置情報取得部
76 逆変換演算部
78 入力ベクトル情報設定部
80 入力画素データ取得部
82 入力画像データ記憶部
84 変形済画像データ取得部
90 露光点データ取得装置
92 検出位置情報取得部
94 露光軌跡情報取得部
96 露光点データ取得部
d 入力画素データ
V1 変形後ベクトル情報(変形後ベクトル)
V2 入力ベクトル情報(入力ベクトル)

Claims (22)

  1. 原画像データを変形処理して、描画対象上に前記原画像データが担持する画像を描画するために用いられる描画点データとして、変形済画像データを取得する描画点データ取得方法であって、
    予め、複数の異なる変形処理条件に対して、それぞれ第1の処理法により前記原画像データに前記変形処理を行って取得された変形済画像データを複数組保持しておき、
    この複数組の変形済画像データの中から、入力される変形処理条件に近い変形処理条件において得られた仮の変形済画像データを1組選び出し、
    前記入力変形処理条件と前記選び出された仮の変形済画像データの前記変形処理条件との差分に応じて、第2の処理法により、前記選び出された仮の変形済画像データに前記変形処理を行い、前記描画点データとして前記変形済画像データを取得することを特徴とする描画点データ取得方法。
  2. 前記第2の処理法は、
    前記選び出された仮の変形済画像データを入力画像データとし、前記変形処理の変形処理条件を前記差分とするとき、
    前記取得される変形済画像データの画素データの配置位置を示す画素位置情報を結ぶ変形後ベクトル情報を設定し、
    前記設定された変形後ベクトル情報が表わす変形後ベクトル上における前記画素位置情報のうちの一部の前記画素位置情報を取得し、
    前記取得された一部の画素位置情報に対してのみ、前記変形処理とは逆の変形処理を示す逆変換演算を施して前記一部の画素位置情報に対応する前記入力画像データ上における逆変換画素位置情報を取得し、
    前記取得された逆変換画素位置情報に基づいて前記入力画像データから前記変形後ベクトルに対応する入力画素データを取得し、
    前記取得された入力画素データを前記変形後ベクトル上における前記画素位置情報が示す位置の画素データとして取得して、前記変形済画像データを取得する請求項1に記載の描画点データ取得方法。
  3. 前記逆変換画素位置情報を結ぶ、前記入力画像データ上における入力ベクトル情報を設定し、
    前記設定された入力ベクトル情報が表わす入力ベクトル上における前記入力画素データを前記入力画像データから取得し、
    前記取得された入力画素データを前記変形後ベクトル上における前記画素位置情報が示す位置の画素データとして取得して前記変形済画像データを取得する請求項2に記載の描画点データ取得方法。
  4. 前記逆変換画素位置情報を曲線で結んで前記入力ベクトル情報を設定する請求項3に記載の描画点データ取得方法。
  5. 前記入力ベクトル情報に前記入力画素データを取得するピッチ成分が含まれている、または前記入力ベクトル情報に基づいて前記入力画素データを取得するピッチ成分を設定する請求項3または4に記載の描画点データ取得方法。
  6. 前記第1の処理法は、
    前記原画像データを前記入力画像データとし、前記変形処理の変形処理条件を前記複数の異なる変形処理条件の1つであるとするとき、
    前記第2の処理法と同様に行うものである請求項2〜5のいずれかに記載の描画点データ取得方法。
  7. 前記描画点データは、2次元空間変調素子を用いて前記画像を描画するために、前記2次元空間変調素子の2次元状に配列された複数の描画点形成領域にマッピングされ、前記複数の描画点形成領域で描画するための描画データの集合からなるフレームデータとして作成される請求項2〜6のいずれかに記載の描画点データ取得方法。
  8. 前記第2の処理法は、
    前記選び出された仮の変形済画像データを入力画像データとし、前記変形処理の変形処理条件が前記差分であり、前記描画対象が前記差分だけ変形しているとするとき、
    前記描画点データに基づいて描画点を形成する描画点形成領域を、前記描画対象に対して相対的に移動させるとともに、この移動に応じて前記描画点を前記描画対象上に順次形成して前記描画対象上に、前記入力画像データが担持する画像を描画するための前記描画点データを取得するに際し、
    前記画像の、前記入力画像データ上における前記描画点形成領域の描画点データ軌跡の情報を取得し、
    前記取得された描画点データ軌跡情報に基づいて前記描画点データ軌跡に対応した複数の前記描画点データを前記入力画像データから取得する請求項1に記載の描画点データ取得方法。
  9. 前記描画点データ軌跡の情報を取得するステップは、
    前記入力画像データが担持する前記画像の描画を行う際の前記描画対象上における前記描画点形成領域の描画軌跡の情報を取得し、
    該取得された描画軌跡情報に基づいて前記画像の、前記入力画像データ上における前記描画点形成領域の描画点データ軌跡の情報を取得するものである請求項8に記載の描画点データ取得方法。
  10. 前記描画点データ軌跡の情報を取得するステップは、
    前記描画対象上の画像空間における前記描画点形成領域の描画軌跡の情報を取得し、
    該取得された描画軌跡情報に基づいて前記画像の、前記入力画像データ上における前記描画点形成領域の描画点データ軌跡の情報を取得するものである請求項8に記載の描画点データ取得方法。
  11. 前記第1の処理法は、
    前記原画像データを前記入力画像データとし、前記変形の変形量を前記複数の異なる変形量の1つであるとするとき、
    請求項2〜5のいずれかに記載の前記第2の処理法と同様に行うものである請求項8〜10のいずれかに記載の描画点データ取得方法。
  12. 前記第1の処理法は、
    前記原画像データを前記入力画像データとし、前記変形の変形量を前記複数の異なる変形量の1つであるとするとき、
    前記第2の処理法と同様に行うものである請求項8〜10のいずれかに記載の描画点データ取得方法。
  13. 前記描画点データは、2次元空間変調素子を用いて前記画像を描画するために、前記2次元空間変調素子の2次元状に配列された複数の描画点形成領域の各々毎に取得され、前記複数の描画点形成領域に対して2次元的に配列され、
    この2次元的に配列された前記描画点データは、転置されて、前記2次元空間変調素子の前記複数の描画素子で描画するために描画データの集合からなるフレームデータとして作成される請求項8〜12のいずれかに記載の描画点データ取得方法。
  14. 前記原画像データおよび前記変形済画像データが、圧縮画像データである請求項1〜13のいずれかに記載の描画点データ取得方法。
  15. 前記原画像データおよび前記変形済画像データが、2値画像データである請求項1〜14のいずれかに記載の描画点データ取得方法。
  16. 請求項1〜15のいずれかに記載の描画点データ取得方法によって取得された描画点データに基づいて、前記描画対象上に前記原画像データが担持する画像を描画することを特徴とする描画方法。
  17. 原画像データを変形処理して、描画対象上に前記原画像データが担持する画像を描画するために用いられる描画点データとして、変形済画像データを取得する描画点データ取得装置であって、
    予め、複数の異なる変形処理条件に対して、それぞれ第1の処理法により前記原画像データに前記変形処理を行って取得された変形済画像データを複数組保持するデータ保持部と、
    この複数組の変形済画像データの中から、入力される変形処理条件に近い変形処理条件において得られた仮の変形済画像データを1組選び出す画像選択部と、
    前記入力変形処理条件と前記選び出された仮の変形済画像データの前記変形処理条件との差分に応じて、第2の処理法により、前記選び出された仮の変形済画像データに前記変形処理を行い、前記描画点データとして前記変形済画像データを取得する変形処理部とを有することを特徴とする描画点データ取得装置。
  18. 前記変形処理部は、前記選び出された仮の変形済画像データを入力画像データとし、前記変形処理の変形処理条件を前記差分とするとき、前記第2の処理法を実施するものであり、
    前記取得される変形済画像データの画素データの配置位置を示す画素位置情報を結ぶ変形後ベクトル情報を設定する変形後ベクトル情報設定部と、
    前記変形後ベクトル情報設定部によって設定された変形後ベクトル情報が表わす変形後ベクトル上における前記画素位置情報のうちの一部の前記画素位置情報を取得する画素位置情報取得部と、
    前記画素位置情報取得部によって取得された一部の画素位置情報に対してのみ、前記変形処理とは逆の変形処理を示す逆変換演算を施して前記一部の画素位置情報に対応する前記入力画像データ上における逆変換画素位置情報を取得する逆変換演算部と、
    前記逆変換演算部によって取得された逆変換画素位置情報に基づいて前記入力画像データから前記変形後ベクトルに対応する入力画素データを取得する入力画素データ取得部と、
    前記入力画素データ取得部によって取得された入力画素データを前記変形後ベクトル上における前記画素位置情報が示す位置の画素データとして取得して、前記変形済画像データを取得する変形済画像データ取得部とを備える請求項17記載の描画点データ取得装置。
  19. さらに、前記描画点データを、2次元空間変調素子を用いて前記画像を描画するために、前記2次元空間変調素子の2次元状に配列された複数の描画点形成領域に対してマッピングし、前記複数の前記描画点形成領域によって描画するための描画データの集合からなるフレームデータとして作成するフレームデータ作成部を備える請求項17または18に記載の描画点データ取得装置。
  20. 前記変形処理部は、前記選び出された仮の変形済画像データを入力画像データとし、前記変形処理の変形処理条件が前記差分であり、前記描画対象が前記差分だけ変形しているとするとき、前記第2の処理法を実施するものであり、
    前記描画点データに基づいて描画点を形成する描画点形成領域を、前記描画対象に対して相対的に移動させるとともに、この移動に応じて前記描画点を前記描画対象上に順次形成して前記描画対象上に、前記入力画像データが担持する画像を描画するための前記描画点データを取得するものであり、
    前記画像の、前記入力画像データ上における前記描画点形成領域の描画点データ軌跡の情報を取得する描画点データ軌跡情報取得部と、
    前記取得された描画点データ軌跡情報に基づいて前記描画点データ軌跡に対応した複数の前記描画点データを前記入力画像データから取得する描画点データ取得部とを備える請求項17に記載の描画点データ取得装置。
  21. さらに、前記描画点データを、2次元空間変調素子を用いて前記画像を描画するために、前記2次元空間変調素子の2次元状に配列された複数の描画点形成領域の各々毎に取得され、前記複数の描画点形成領域に対して2次元的に配列し、この2次元的に配列された前記描画点データを転置して、前記2次元空間変調素子の前記複数の描画素子で描画するために描画データの集合からなるフレームデータとして作成するフレームデータ作成部を備える請求項20に記載の描画点データ取得装置。
  22. 請求項17〜21のいずれかに記載の描画点データ取得装置と、
    前記描画点データ取得装置において取得された描画点データに基づいて、前記描画対象上に前記原画像データが担持する画像を描画する描画部を有することを特徴とする描画装置。
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