JP2008087667A - 車両用サブフレーム構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な治具で複数の部材を接合することが可能であり、また部材間の接合強度および形状精度を向上させることが可能な、車両用サブフレーム構造を提供する。
【解決手段】複数のフレーム部材65と、複数のフレーム部材65の交差部に配置されたジョイント部材70とを溶接して、枠状サブフレームを構成した車両用サブフレーム構造であって、フレーム部材65は、端部に開口66を有する中空構造であり、ジョイント部材70は、フレーム部材65の開口66と嵌合する中実構造の嵌合部76と、溶接治具90の位置決めピン93と嵌合し水平方向に位置決めする位置決め孔72と、溶接治具90の受け面92aと当接し高さ方向に位置決めする位置決め面71aとを有し、フレーム部材65とジョイント部材70とが、摩擦撹拌溶接で接合されている。
【選択図】図5

Description

本発明は、車両用サブフレーム構造に関するものである。
車両には、車体前部から車体後部に亘り、車体骨格部材を構成する左右一対のサイドフレームが設けられている。そのサイドフレームにサブフレームが接続され、そのサブフレーム上に車両の各種装置が搭載されている。サブフレームは、複数のフレーム部材を溶接等により接続して形成されている。
近時、押出し成形されたフレーム部材を利用する技術が提案されている。
特許文献1には、前後方向に沿って連続する前側サイドメンバと後側サイドメンバの各対応端部、及び車幅方向に沿うクロスメンバの対応端部を、結合ブラケットにより結合する自動車のメンバ結合構造が記載されている。この技術は、結合ブラケットが、各メンバの対応端部内に挿入されて該対応端部の上下角部に各々内接する一対の縦フランジを3組有しており、且つ該各縦フランジの基端部付近に形成した受け面を各対応端部の側面に接合したものである。
また特許文献2には、Al基合金からなる面板間に中空部を有する被加工物(押出し材)同士が接合された鉄道車両構体が記載されている。この技術は、被加工物の各面板の接合部端部が互いに重なるように配置すると共に、重なった部分の接合部の端面同士が互いに接するように配置し、該接した部分が摩擦溶接により接合されているものである。
特開平9−301216号公報 特許第3341814号公報
特許文献1に記載された技術では、結合ブラケットにおける縦フランジの基端部付近に形成した受け面に、メンバの対応端部を当接させて溶接するので、被溶接部品である結合ブラケットおよびメンバを位置決めするための治具が複雑になる。また、溶接後の熱歪みによる変形が大きくなるという問題がある。
また特許文献2に記載された技術では、被加工物の押出し方向に対して特定の方向のみに被加工物同士の溶接が行われるので、枠状のサブフレームを形成するのが困難である。
そこで本発明は、簡単な治具で複数の部材を接合することが可能であり、また部材間の接合強度が高く、形状精度の高い車両用サブフレーム構造の提供を課題とする。
上記課題を解決するために、請求項1に係る発明は、複数のフレーム部材(例えば、実施形態におけるフレーム部材65)と、前記複数のフレーム部材の交差部に配置されたジョイント部材(例えば、実施形態におけるジョイント部材70)とを溶接して、枠状サブフレーム(例えば、実施形態におけるサブフレーム40)を構成した車両用サブフレーム構造であって、前記フレーム部材は、端部に開口(例えば、実施形態における開口66)を有し、前記ジョイント部材は、前記フレーム部材の前記開口と嵌合する中実構造の嵌合部(例えば、実施形態における嵌合部76)と、溶接治具(例えば、実施形態における溶接治具90)のピン(例えば、実施形態における位置決めピン93)と嵌合し水平方向に位置決めする位置決め孔(例えば、実施形態における位置決め孔72)と、前記溶接治具の受け面(例えば、実施形態における受け面92a)と当接し高さ方向に位置決めする位置決め面とを有し、前記フレーム部材と前記ジョイント部材とが、摩擦撹拌溶接で接合されていることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、前記ジョイント部材には、前記フレーム部材の端部の受け面(例えば、実施形態における側面77)が設けられていることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、前記フレーム部材に、外部部品の取付部材(例えば、実施形態におけるブラケット80,85)が摩擦撹拌溶接され、前記取付部材の溶接部近傍における前記フレーム部材の内部空間の角部(例えば、実施形態における角部68,69)が、フィレット状に成形されていることを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、フレーム部材の開口に嵌合させるジョイント部材の嵌合部を中実構造としたので、摩擦撹拌溶接による熱歪を減少させることができる。これにより、フレーム部材とジョイント部材との接合強度を向上させることが可能になり、サブフレームの形状精度を向上させることが可能になる。しかも、水平方向の位置決めピンおよび高さ方向の位置決め面を備えた簡単な溶接治具でフレーム部材とジョイント部材とを接合することが可能になり、製造コストを低減することができる。
請求項2に係る発明によれば、摩擦撹拌溶接時の材料逃げによる溶接不具合を防止することが可能になり、部材間の接合強度および形状精度を向上させることができる。また、溶接治具によるフレーム部材端部の受けが不要になり、溶接治具を簡略化することができる。
請求項3に係る発明によれば、取付部材の溶接部近傍におけるフレーム部材の内部空間の角部をフィレット状に成形したので、接合材料不足による溶接不具合を防止することが可能になり、部材間の接合強度および形状精度を向上させることができる。これにより、フレーム部材の壁厚みの増加が不要になり、車両重量の増加を抑制することができる。
以下、本発明の実施形態につき図面を参照して説明する。本実施形態では、燃料電池自動車において燃料電池を搭載するサブフレームに、本発明に係る車両用サブフレーム構造を適用した場合を例にして説明する。
図1は車両側面の説明図であり、図2は図1のA−A線における断面図である。図1および図2に示すように、燃料電池自動車は、水素と酸素との電気化学反応によって発電を行う燃料電池スタック12を車体のフロア下に搭載するもので、該燃料電池により生じた電力で駆動モータを駆動して走行する。燃料電池スタック12は、例えば単位電池(単位燃料電池)を多数積層してなる周知の固体高分子膜型燃料電池(PEMFC)であり、そのアノード側に燃料ガスとして水素ガスを供給し、カソード側に酸化剤ガスとして酸素を含む空気を供給することで、電気化学反応により電力を生成すると共に水を生成する。
図1に示すように、燃料電池自動車には、車体前部から車体後部に亘り、フロアパネル1下に車体骨格部材を形成する左右一対のサイドフレーム2が設けられている。図2に示すように、左右のサイドフレーム2の外側壁3には、アウトリガー4を介してサイドシル5が接合されている。サイドフレーム2には、車幅方向に車体骨格部材であるクロスメンバ(不図示)が接続されている。
図1に示すように、車体前部のモータルーム10には、サイドフレーム2に対して下側からフロントサブフレーム11が取り付けられている。このフロントサブフレーム11には、燃料電池スタック12に空気を送給するコンプレッサ13と、走行用の駆動モータ14からなるポンプモータユニット15とが配置されている。
車体後部には、サイドフレーム2に対して下側からリヤサブフレーム16が取り付けられている。このリヤサブフレーム16には、車輪及びサスペンションに加えて、燃料電池スタック12の燃料である水素を貯留する水素タンク17及び蓄電池18が取り付けられている。
サイドフレーム2上には、フロアパネル1が接合されている。フロアパネル1の前端部は前側に立ち上がりダッシュロア1aへと連なり、フロアパネル1の後端部は前記リヤサブフレーム16の水素タンク17上部を覆う位置まで延出している。
フロアパネル1には、ダッシュロア1aの下端部から車体後部に向かって、左右のフロントシート20およびリヤシート21間に、上方に膨出するフロアトンネル22が形成されている。このフロアトンネル22が左右のフロントシート20,20間において更に上方に膨出し、センターコンソール23が形成されている。
図2に示すように、フロアトンネル22の左右の立ち上がり部24から、センターコンソール23の側壁25に至る下面部位には、三角形状の断面を形成するレインフォース26が接合され、フロアトンネル22及びセンターコンソール23を補強している。レインフォース26の下面には、車体前後方向に沿って閉断面構造のセンターフレーム27が接合されている。またサイドフレーム2の内側壁とフロアパネル1とのコーナー部分には、車体前後方向に沿って閉断面構造の補強フレーム28が接合されている。
これらセンターフレーム27と補強フレーム28との下面には、サブフレーム40が取り付けられている。図1に示すように、サブフレーム40には、燃料電池スタック12及びその補機類19が搭載されている。これら燃料電池12及び補機類19は、センターコンソール23内、つまり車室外側であるフロアパネル1下に配置されている。これにより、燃料電池が乗員の居住空間とフロアパネル1(センターコンソール23)によって隔絶されている。
(サブフレーム)
図3は、サブフレームの斜視図である。サブフレーム40は、車両前後方向に伸びる一対のサブセンターフレーム44,44を備えている。このサブセンターフレーム44,44は、上述したセンターフレームの下側に接続される。一対のサブセンターフレーム44,44は、車幅方向に配置された前サブクロスフレーム41および後サブクロスフレーム42によって連結されている。これにより、サブフレーム40が枠状骨格に構成されている。なお後サブクロスフレーム42よりも後方に延出したサブセンターフレーム44,44の後端部は、車幅方向に配置されたエンドフレーム45によって連結されている。
前後サブクロスフレーム41,42の中間において、サブセンターフレーム44,44から車幅方向外側に向かって、中間フレーム47,47が延設されている。中間フレーム47,47の先端部は、上述した補強フレームの下側に接続される。
サブフレーム40を構成する各種フレームは、フレーム部材65と、複数のフレーム部材65の交差部に配置されたジョイント部材70とで構成されている。なお以下には、P部におけるフレーム部材およびジョイント部材を例にして説明するが、他の部分においても同様に構成されている。
図4は、図3のP部の拡大分解図である。図4に示すように、フレーム部材65は、アルミニウム等の金属材料を押出し成形することにより、矩形状の閉断面構造に形成されている。このフレーム部材65は、端部に開口66を有する中空構造になっている。
ジョイント部材70も、アルミニウム等の金属材料により成形されている。ジョイント部材70は、直方体状の本体部71を備えている。本体部71の略中央には、本体部71を厚さ方向に貫通する位置決め孔72が形成されている。この位置決め孔72は、後述する溶接治具の位置決めピンと嵌合して、フレーム部材65およびジョイント部材70を水平方向に位置決めするものである。なお位置決め孔72は、センターフレーム等に対するサブフレームの接続にも使用される。また本体部71の上面および下面は、後述する溶接治具の受け面と当接してジョイント部を高さ方向に位置決めする受け面となっている。本体部71の側面77には、フレーム部材65の開口66と嵌合する中実構造の嵌合部76が突出形成されている。嵌合部76の軸直角断面形状は、フレーム部材65の内部空間の軸直角断面形状(開口形状)に対応して形成されている。なおジョイント部材70の側面77は、フレーム部材65の端面67と当接する受け面となっている。
図5は、図4のB−B線に相当する部分における側面断面図である。図5に示すように、フレーム部材65の開口66にジョイント部材70の嵌合部76を嵌合させ、フレーム部材65の端面67をジョイント部材70の側面77に当接させることによって、フレーム部材65がジョイント部材70に対して簡単に組み付けられている。そして、フレーム部材65とジョイント部材70との当接部69が、以下に詳述する摩擦撹拌溶接(Friction Stir Welding;以下「FSW」という。)によって接合されている。
図6は、FSWの説明図である。FSWには、中心に突起101を備えた円柱状の撹拌ロッド100を使用する。図6(a)に示すように、水平方向に隣接する部材102,104の当接部103に向かって、撹拌ロッド100を押圧しつつ、中心軸の周りに回転させる。これにより、当接部103に摩擦熱を与え、材料に可塑化・粘性化した層を作る。その撹拌ロッド100を当接部103に沿って進行させると、当接部103に順次可塑化が起こり、当接部103が固相接合される。
なお図6(b)に示すように、摩擦熱による可塑化・粘性化は深さ方向にも進行するので、深さ方向に隣接する部材102,104を接合することも可能である。この場合、両部材の当接部103の上方に配置された部材102の表面に撹拌ロッド100を押圧して回転させる。その摩擦熱による可塑化・粘性化が両部材の当接部103に到達して、当接部103が固相接合される。
FSWには、図5に示す溶接治具90を使用する。溶接治具90は、ベース板91と、当接部支持板92と、位置決めピン93とを備えている。当接部支持板92の平面形状は、ジョイント部材70の平面形状と略同等に形成されている。この当接部支持板92には、フレーム部材65とジョイント部材70との当接部69の下方を支持する受け面92aが形成されている。位置決めピン93は、ジョイント部材70の位置決め孔72と嵌合するように配設されている。
次に、FSWを実施する手順について説明する。まず図3に示すように、サブフレーム40の全体を組み上げる。次に図5に示すように、ジョイント部材70の位置決め孔72を溶接治具90の位置決めピン93に嵌合させ、サブフレーム40を水平方向に位置決めする。また、ジョイント部材の受け面71aを溶接治具90の受け面92aに当接させ、サブフレームを高さ方向に位置決めする。この状態で、当接部69に撹拌ロッド100を進入させ、FSWを実施する。
サブフレームの上面側を溶接した後、サブフレームを上下反転させて下面側を溶接してもよい。なお溶接治具90を左右対称に形成しておけば、サブフレームの上面側および下面側の溶接において、溶接治具90を共用することも可能である。
本実施形態では、フレーム部材65の開口66をジョイント部材70の嵌合部76に嵌合させるので、両者を簡単に仮組みすることができる。またフレーム部材65の開口66に嵌合させるジョイント部材70の嵌合部76を中実構造としたので、FSWによる熱歪を減少させることができる。加えて、当接部69の下方を溶接治具90の受け面92aで支持したので、撹拌ロッド100で当接部69を押圧しても当接部69が変形しない。これらにより、フレーム部材65とジョイント部材70との接合強度を向上させることが可能になり、またサブフレームの形状精度を向上させることが可能になる。しかも、当接部支持板92および位置決めピン93を備えた簡単な溶接治具でフレーム部材65とジョイント部材70とを接合することが可能になり、製造コストを低減することができる。
また、ジョイント部材70の側面77が、フレーム部材65の端部の受け面とされているので、ジョイント部材70とフレーム部材65とを位置決めすることができる。また、FSW溶接時の材料逃げによる溶接不具合を防止することが可能になり、部材間の接合強度および形状精度を向上させることができる。これに伴って、フレーム部材の位置精度が向上するので、フレーム部材にセンターフレーム等への取付孔を設けることも可能である。また、溶接治具によるフレーム部材端部の受けが不要になり、溶接治具を簡略化することができる。
図7(a)は、図3のQ部の拡大図である。サブフレームに外部部品を取り付けるため、図7(a)に示すように、フレーム部材65にブラケット(取付部材)80を接合する場合がある。ブラケット80の接合にも、上述したFSWを利用する。
図7(b)はブラケット接合の説明図であり、図7(a)のD−D線における断面図である。図7(b)に示すように、ブラケット80の接合は、上述したフレーム部材65およびジョイント部材の接合と同時に、上述した溶接治具90を用いて行う。溶接治具90におけるブラケット80の接合領域には、フレーム部材65を支持するフレーム部材支持板94と、ブラケット80を支持するブラケット支持板95とが設けられている。
上述したように、サブフレーム全体を組み上げて溶接治具90にセットすると、フレーム部材65およびブラケット80がそれぞれの支持板94,95によって支持される。この状態で、フレーム部材65とブラケット80との当接部79に撹拌ロッド100を進入させ、FSWを実施する。
この構成によれば、当接部79が溶接治具90によって支持されるので、フレーム部材65とブラケット80とを所定位置で接合することが可能になり、接合強度および形状精度を向上させることが可能になる。
なお、フレーム部材65とブラケット80との溶接部(当接部79)近傍におけるフレーム部材65の内部空間の角部68は、フィレット状の湾曲面に成形されている。その角部68におけるフィレットの極率半径は、他の角部より大きくなっている。例えば、他の角部の極率半径がR1程度であるのに対して、角部68におけるフィレットの極率半径はR8程度に成形されている。
このように、当接部79に近接するフレーム部材65の内部空間の角部68をフィレット状に成形することにより、角部68においてフレーム部材65が厚肉化されるので、接合材料不足による溶接不具合を防止することが可能になる。また、当接部79の溶接に伴うフレーム部材65の変形を防止することが可能になる。したがって、部材間の接合強度および形状精度を向上させることができる。これにより、フレーム部材の壁厚みの増加や入れ子構造等が不要になり、車両重量や作業工数の増加を抑制することができる。
図8(a)は図3のR部の拡大図であり、図8(b)は図8(a)のE−E線における断面図である。図8(a)に示すブラケット85のフレーム部材65への接合構造も、上記と同様である。ただし、図8(b)に示すようにブラケット85の高さがフレーム部材65の厚さと同等であるため、サブフレームの上面側および下面側の両方において、フレーム部材65とブラケット85との当接部85a,85bが溶接される。そのため、上面側の当接部85a近傍におけるフレーム部材の内部空間の角部68aに加えて、下面側の当接部85b近傍における角部68bにおいても、フレーム部材65が厚肉化されてフィレット状に成形されている。また角部68a,68bにおけるフィレットの極率半径は、他の角部より大きくなっている。これにより、接合材料不足による溶接不具合を防止することが可能になり、部材間の接合強度および形状精度を向上させることができる。またフレーム部材65の壁厚みの増加が不要になり、車両重量の増加を抑制することができる。
なお、この発明は上述した実施形態に限られるものではない。
例えば、実施形態では車両中央において燃料電池を搭載するサブフレームを例にして説明したが、車両前方または後方において燃料電池以外の車両装置を搭載するサブフレームに本発明を適用することも可能である。また、サブフレームの形状は上記実施形態の形状に限定されず、適宜変更が可能である。
車両側面の説明図である。 図1のA−A線における断面図である。 サブフレームの斜視図である。 図3のP部の拡大分解図である。 図4のB−B線に相当する部分における側面断面図である。 FSWの説明図である。 (a)は図3のQ部の拡大図であり、(b)は(a)のD−D線における断面図である。 (a)は図3のR部の拡大図であり、(b)は(a)のE−E線における断面図である。
符号の説明
40…サブフレーム 65…フレーム部材 66…開口 68…角部 70…ジョイント部材 71a…位置決め面 72…位置決め孔 77…側面(受け面) 80…ブラケット(取付部品) 90…溶接治具 92a…受け面 93…位置決めピン

Claims (3)

  1. 複数のフレーム部材と、前記複数のフレーム部材の交差部に配置されたジョイント部材とを溶接して、枠状サブフレームを構成した車両用サブフレーム構造であって、
    前記フレーム部材は、端部に開口を有する中空構造であり、
    前記ジョイント部材は、前記フレーム部材の前記開口と嵌合する中実構造の嵌合部と、溶接治具のピンと嵌合し水平方向に位置決めする位置決め孔と、前記溶接治具の受け面と当接し高さ方向に位置決めする位置決め面とを有し、
    前記フレーム部材と前記ジョイント部材とが、摩擦撹拌溶接で接合されていることを特徴とする車両用サブフレーム構造。
  2. 前記ジョイント部材には、前記フレーム部材の端部の受け面が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の車両用サブフレーム構造。
  3. 前記フレーム部材に、外部部品の取付部材が摩擦撹拌溶接で接合され、
    前記取付部材の溶接部近傍における前記フレーム部材の内部空間の角部が、フィレット状に成形されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両用サブフレーム構造。
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