JP2020059452A - 車両下部構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両の側突時に電池ケースへの衝撃を緩和すると共に電池の収容スペースを充分に確保することが可能な車両下部構造を得る。【解決手段】ロッカ16の車両幅方向の内側を形成するロッカインナ56に電池ケース40が結合されている。これにより、ロッカ16よりも車両幅方向の内側に電池ケース40が結合された場合と比較して、電池ケース40を大きくすることができる。また、ロッカ16において、ロッカアウタ54とロッカインナ56とで形成された閉断面部74を車両幅方向に区画するロッカパネル76との間で閉断面部84、閉断面部94を形成する、ロッカアウタR/F82、ロッカインナR/F92をそれぞれ設けることで、ロッカ16の剛性を向上させることができる。これにより、本実施形態では、車両10の側突時に電池ケース40への衝撃を緩和すると共に電池モジュール42の収容スペースを充分に確保することができる。【選択図】図2

Description

本発明は、車両下部構造に関する。
下記特許文献1には、車両幅方向の両側に車両前後方向に沿ってそれぞれ延びる一対のサイドシル(以下、「ロッカ」という)を備えたフロアパネルにおいて、一対のロッカよりも車両幅方向の内側に、当該ロッカと平行にそれぞれフレームが配設された技術が開示されている。この先行技術では、当該フレームにバッテリボックス(以下、「電池ケース」という)が車両上下方向の下方側からボルトを介して締結されている。また、下記特許文献2には、電池ケースがロッカの下壁部にボルトを介して締結された技術が開示されている。
一方、車両の側面衝突時(以下、「車両の側突時」という)に車両骨格部材等の車室内への進入を抑制するため、一般に、ロッカでは剛性、強度が高くなるように設定されている。例えば、下記特許文献3には、ロッカが、車両幅方向の内側を構成するロッカインナパネルと、車両幅方向の外側を構成するロッカアウタパネルと、で構成され、ロッカインナパネルとロッカアウタパネルの間で閉断面部が形成された技術が開示されている。そして、この先行技術では、ロッカの閉断面部を車両幅方向に区画する隔壁、ロッカの閉断面部を車両上下方向に区画する隔壁が、ロッカインナパネル及びロッカアウタパネルにそれぞれ結合されている。他にも、電気自動車ではないものの、下記特許文献4にはロッカに関する技術が開示されている。
特開2000−108948号公報 特開2017−196959号公報 特開2017−087806号公報 特開2010−228642号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の先行技術では、ロッカよりも車両幅方向の内側に設けられたフレームに電池ケースを締結させるため、車両の側突時において、電池ケースへの影響は低減されるが、電池ケースがその分小さくなってしまい、結果的に電池の収容スペースは狭くなってしまう。
一方、上記特許文献2、上記特許文献3に記載の先行技術では、電池ケースがロッカの下壁部に締結されているため、上記特許文献1に記載の先行技術と比較すると、電池ケースはその分大きくなるが、車両の側突時における電池ケースへの影響が懸念される。なお、特許文献4に記載の先行技術では、そもそも車両下部に電池ケースが搭載される仕様にはなっていない。
本発明は上記事実を考慮し、車両の側突時に電池ケースへの衝撃を緩和すると共に電池の収容スペースを充分に確保することが可能な車両下部構造を得ることを目的とする。
請求項1に記載の本発明に係る車両下部構造は、車両のフロアパネルの車両幅方向の両外側に配設され、車両前後方向に沿ってそれぞれ延在された一対のロッカと、前記フロアパネルの車両上下方向の下方側において前記一対のロッカ間に配置された電池ケースと、を備え、前記ロッカは、前記ロッカの車両幅方向の外側を構成するロッカアウタパネルと、前記ロッカの車両幅方向の内側を構成し、前記ロッカアウタパネルとで第1閉断面部を形成し、前記電池ケースが結合されたロッカインナパネルと、前記ロッカアウタパネル及び前記ロッカインナパネルに結合され、前記第1閉断面部を前記ロッカの車両幅方向の外側に位置する第2閉断面部と当該ロッカの車両幅方向の内側に位置する第3閉断面部とに区画するロッカパネルと、前記第2閉断面部の内側に配置され、前記ロッカパネルとの間で第4閉断面部を形成するロッカアウタリインフォースメントと、前記第3閉断面部の内側に配置され、前記ロッカパネルとの間で第5閉断面部を形成し前記ロッカアウタリインフォースメントと結合されたロッカインナリインフォースメントと、を含んで構成されている。
請求項1に記載の本発明に係る車両下部構造では、車両のフロアパネルの車両幅方向の両外側に配設された一対のロッカが、車両前後方向に沿ってそれぞれ延在されている。そして、フロアパネルの車両上下方向の下方側には、当該一対のロッカ間に電池ケースが配置されている。
ここで、ロッカは、ロッカアウタパネルとロッカインナパネルとを含んで構成されており、ロッカアウタパネルによってロッカの車両幅方向の外側が構成され、ロッカインナパネルによってロッカの車両幅方向の内側が構成されている。そして、当該ロッカアウタパネルとロッカインナパネルとで第1閉断面部が形成されており、ロッカインナパネルには、電池ケースが結合されている。
また、ロッカは、ロッカパネルと、ロッカアウタリインフォースメントと、ロッカインナリインフォースメントと、をさらに含んで構成されている。ロッカパネルは、ロッカアウタパネル及びロッカインナパネルに結合されており、当該ロッカパネルによって、ロッカの第1閉断面部は、当該ロッカの車両幅方向の外側に位置する第2閉断面部と当該ロッカの車両幅方向の内側に位置する第3閉断面部とに区画されている。
当該第2閉断面部の内側には、ロッカアウタリインフォースメントが配置されており、ロッカアウタリインフォースメントは、ロッカパネルとの間で第4閉断面部を形成している。また、第3閉断面部の内側には、ロッカインナリインフォースメントが配置されており、ロッカインナリインフォースメントは、ロッカパネルとの間で第5閉断面部を形成すると共に、ロッカアウタリインフォースメントと結合されている。
以上のように、本発明では、ロッカの車両幅方向の内側を形成するロッカインナパネルに電池ケースが結合されるため、例えば、ロッカよりも車両幅方向の内側に離間して電池ケースが結合された場合と比較して、電池ケースを車両幅方向に大きくすることができる。
また、本発明では、ロッカにおいて、ロッカアウタパネルとロッカインナパネルとで形成された第1閉断面部を車両幅方向に区画するロッカパネルが設けられている。このため、当該ロッカパネルは、ロッカにおいて車両上下方向に対して突っ張る、いわゆる突っ張り機能を有する部材として作用する。したがって、当該ロッカパネルにより、本発明では、ロッカの車両上下方向の潰れ(いわゆる断面崩れ)が抑制される。
さらに、ロッカにおいて、ロッカパネルとの間で第4閉断面部、第5閉断面部を形成する、ロッカアウタリインフォースメント、ロッカインナリインフォースメントをそれぞれ設けることで、ロッカの剛性を向上させることができる。これにより、本発明では、車両の側突時において、ロッカインナパネルに結合された電池ケースへの衝撃を緩和することが可能となる。
請求項2に記載の本発明に係る車両下部構造は、請求項1に記載の本発明に係る車両下部構造において、前記ロッカには、前記第2閉断面部内における前記ロッカアウタリインフォースメントよりも車両上下方向の上方側に、当該ロッカアウタリインフォースメントと前記ロッカパネルとの間で第6閉断面部を形成するアッパリインフォースメントがさらに設けられている。
請求項2に記載の本発明に係る車両下部構造では、ロッカの第2閉断面部内において、ロッカアウタリインフォースメントよりも車両上下方向の上方側にアッパリインフォースメントがさらに設けられている。そして、当該アッパリインフォースメントは、当該ロッカアウタリインフォースメントとロッカパネルとの間で第6閉断面部を形成している。これにより、本発明では、ロッカにおいて、ロッカアウタパネル側の剛性をさらに向上させることができ、車両の側突時において、ロッカインナパネルに結合された電池ケースへの衝撃をさらに緩和することが可能となる。
請求項3に記載の本発明に係る車両下部構造は、請求項1又は請求項2に記載の本発明に係る車両下部構造において、前記ロッカから車両上下方向の上方側へ向かって延在されたピラーを備え、前記ロッカパネルには、前記ピラーにおける車両幅方向の内側を構成するピラーインナ部材が結合されている。
請求項3に記載の本発明に係る車両下部構造では、ロッカから車両上下方向の上方側へ向かって延在されたピラーを備えており、ロッカパネルには、当該ピラーにおける車両幅方向の内側を構成するピラーインナ部材が結合されている。これにより、本発明では、ピラーの車両上下方向の剛性を向上させ、車両のロールオーバーにより車両の天井が押し潰される、いわゆるルーフクラッシュを抑制することが可能となる。
請求項4に記載の本発明に係る車両下部構造は、請求項3に記載の本発明に係る車両下部構造において、前記ピラーは、前記ロッカの車両前後方向の中央部に設けられたセンタピラーであり、前記ロッカインナパネルは、車両上下方向かつ車両前後方向に沿って形成されると共に、前記センタピラーにおける前記ピラーインナ部材の車両上下方向の下端部が車両幅方向に接触して結合された第1縦壁部を含んで構成されている。
請求項4に記載の本発明に係る車両下部構造では、ピラーは、ロッカの車両前後方向の中央部に設けられたセンタピラーである。一方、ロッカインナパネルは、車両上下方向かつ車両前後方向に沿って形成された第1縦壁部を含んで構成されている。当該第1縦壁部には、センタピラーにおける車両幅方向の内側を構成するピラーインナ部材の車両上下方向の下端部が車両幅方向に接触して結合されている。
これにより、本発明では、車両側部に設けられる複数のピラーのうち、特にセンタピラーの車両上下方向の剛性を向上させ、当該センタピラーを介してルーフクラッシュを効果的に抑制することが可能となる。
請求項5に記載の本発明に係る車両下部構造は、請求項4に記載の本発明に係る車両下部構造において、前記第1縦壁部には、前記ロッカパネルの車両上下方向の上端部が車両幅方向に接触して結合されている。
前述のように、ロッカインナパネルの第1縦壁部には、センタピラーのピラーインナ部材が結合されている。また、ロッカパネルは、ロッカにおいて車両上下方向に対して突っ張る突っ張り機能を有する部材として作用し、ロッカの車両上下方向の潰れを抑制する。
このため、請求項5に記載の本発明に係る車両下部構造では、第1縦壁部に、ロッカパネルの車両上下方向の上端部が車両幅方向に接触して結合されることにより、ロッカパネルを介して、ルーフクラッシュを抑制することが可能となる。
請求項6に記載の本発明に係る車両下部構造は、請求項4又は請求項5に記載の本発明に係る車両下部構造において、前記ロッカインナパネルは、前記第1縦壁部よりも車両幅方向の内側に前記電池ケースと対向して設けられた第2縦壁部と、前記第2縦壁部と前記第1縦壁部の間に車両幅方向の外側へ向かって凹んで形成された退避部と、をさらに含んで構成されている。
請求項6に記載の本発明に係る車両下部構造では、ロッカインナパネルは、第2縦壁部と退避部とをさらに含んで構成されている。第2縦壁部は、第1縦壁部よりも車両幅方向の内側において電池ケースと対向して設けられており、当該第2縦壁部と第1縦壁部の間には、退避部が設けられ、車両幅方向の外側へ向かって凹んで形成されている。
すなわち、本発明では、ロッカインナパネルに当該退避部が設けられたことによって、ロッカインナパネルと電池ケースとの間に、部品配策用の退避スペースを形成することが可能となる。これにより、電池ケース内に収容された電池モジュールと電気的に接続するための配線類を退避部に配策することが可能となる。
請求項7に記載の本発明に係る車両下部構造は、請求項2を引用する請求項4に記載の本発明に係る車両下部構造において、車両のフロアパネル上において車両幅方向に沿ってフロアクロス部材が配設され、前記フロアクロス部材の車両幅方向の端部は前記第1縦壁部に結合されると共に、当該第1縦壁部には、前記アッパリインフォースメントの車両幅方向の内端部が結合されている。
請求項7に記載の本発明に係る車両下部構造では、車両のフロアパネル上において車両幅方向に沿ってフロアクロス部材が配設されている。このフロアクロス部材の車両幅方向の端部は、第1縦壁部に結合されると共に、当該第1縦壁部には、アッパリインフォースメントの車両幅方向の内端部が結合されている。これにより、本発明では、ロッカインナパネルの第1縦壁部を介して、アッパリインフォースメントとフロアクロス部材とが、車両幅方向に沿って連続して設けられることとなる。
したがって、本発明では、車両の側突時において、ロッカに入力された側突荷重は、アッパリインフォースメントからフロアクロス部材を経て当該ロッカとは反対側のロッカへ伝達される。つまり、本発明では、フロアクロス部材を介して、側突荷重を分散させ、フロアパネルに入力される側突荷重を低減可能としている。
請求項8に記載の本発明に係る車両下部構造は、請求項6に記載の本発明に係る車両下部構造において、前記退避部には配線類が配策されている。
請求項8に記載の本発明に係る車両下部構造では、ロッカに形成された退避部に配線類が配策されることによって、電池ケース内に配線類を配策させるスペースを確保する必要はなく、電池ケースのスペースを最大限に活用することができる。結果的に、本発明では、電池ケースを大きくすることが可能となる。
請求項9に記載の本発明に係る車両下部構造は、請求項6又は請求項8に記載の本発明に係る車両下部構造において、前記第1縦壁部と前記退避部との間に前記フロアパネルの車両幅方向の端部が結合される結合部が設けられている。
請求項9に記載の本発明に係る車両下部構造では、第1縦壁部と退避部との間にフロアパネルの車両幅方向の端部が結合される結合部が設けられている。すなわち、フロアパネルの結合部は、ロッカの第1縦壁部よりも車両幅方向の内側に設けられる。このため、本発明では、フロアパネルの結合部が、ロッカの第1縦壁部に設けられた場合と比較して、当該フロアパネルにおいて車両幅方向の寸法を短くすることができ、その分、コストを削減することができる。
請求項10に記載の本発明に係る車両下部構造は、請求項9に記載の本発明に係る車両下部構造において、前記フロアパネルと前記退避部との間に形成された隅部にシール部が設けられている。
請求項10に記載の本発明に係る車両下部構造では、フロアパネルと退避部との間に形成された隅部にシール部が設けられている。すなわち、本発明では、フロアパネルとロッカとの結合部において、車外側に位置する隅部にシール部を設けることで防水機能を得ている。
請求項11に記載の本発明に係る車両下部構造は、請求項10に記載の本発明に係る車両下部構造において、前記退避部において、車両上下方向の高さ寸法よりも車両幅方向の寸法の方が短くなるように設定されている。
前述のように、フロアパネルと退避部との間に形成される隅部にシール部が設けられるが、シール部はシール部材を塗布することによって形成される。このため、当該隅部には、シール部材を塗布するための治具が必要となるが、当該治具は、隅部の下方側から退避部内へ進入する。
このため、請求項11に記載の本発明に係る車両下部構造では、退避部において、車両上下方向の高さ寸法よりも車両幅方向の寸法の方が短くなるように設定することで、治具の進入角度を45°よりも小さくしている。治具の進入角度が大きくなると、治具はその分寝かした状態で退避部内へ挿入されるため、その分、作業スペースを広く確保する必要がある。
しかし、本発明では、治具の進入角度を45°よりも小さくすることができるため、できるだけ治具を起立させた状態で、フロアパネルと退避部との間に形成された隅部にシール部を設けるようにしている。これにより、少ないスペースでも隅部にシール部を設けるための作業ができるようにしている。
請求項1記載の本発明に係る車両下部構造は、車両の側突時に電池ケースへの衝撃を緩和し、電池の収容スペースを充分に確保することができる、という優れた効果を有する。
請求項2記載の本発明に係る車両下部構造は、ロッカの剛性をさらに向上させることができ、車両の側突時において、電池ケースへの衝撃をさらに緩和することができる、という優れた効果を有する。
請求項3記載の本発明に係る車両下部構造は、ピラーの車両上下方向の剛性を向上させ、ルーフクラッシュを抑制することができる、という優れた効果を有する。
請求項4記載の本発明に係る車両下部構造は、センタピラーの車両上下方向の剛性を向上させ、ルーフクラッシュを効果的に抑制することができる、という優れた効果を有する。
請求項5記載の本発明に係る車両下部構造は、ロッカパネルを介して、ルーフクラッシュを抑制することができる、という優れた効果を有する。
請求項6記載の本発明に係る車両下部構造は、ロッカインナパネルと電池ケースとの間に形成された退避部を利用して、電池ケース内に収容された電池モジュールと電気的に接続するための配線類を配策させることができる、という優れた効果を有する。
請求項7記載の本発明に係る車両下部構造は、フロアクロス部材を介して、側突荷重を分散させ、フロアパネルに入力される側突荷重を低減することができる、という優れた効果を有する。
請求項8記載の本発明に係る車両下部構造は、電池ケース内に配線類を配策させる必要はないため、電池スペースを大きくすることができる、という優れた効果を有する。
請求項9記載の本発明に係る車両下部構造は、フロアパネルにおいて車両幅方向の寸法を短くすることができ、その分、コストダウンを図ることができる、という優れた効果を有する。
請求項10記載の本発明に係る車両下部構造は、フロアパネルとロッカとの結合部において、車外側に位置する隅部にシール部を設けることで防水機能を得ることができる、という優れた効果を有する。
請求項11記載の本発明に係る車両下部構造は、少ないスペースでも隅部にシール部を設けるための作業を行うことができる、という優れた効果を有する。
実施形態に係る車両下部構造が適用された車両を示す概略側面図である。 図1で示すA−A線に沿って切断したときの断面図である。 図1で示すB−B線に沿って切断したときの断面図である。
以下、図面を用いて、本発明に係る車両下部構造について説明する。なお、各図に適宜示される矢印FRは車両前方側を示しており、矢印UPは車両上方側を示しており、矢印RHは車両幅方向右側を示している。以下、単に前後、上下、左右の方向を用いて説明する場合は、特に断りのない限り、車両前後方向の前後、車両上下方向の上下、進行方向を向いた場合の車両幅方向の左右を示すものとする。
(車両下部構造の構成)
まず、本実施の形態に係る車両下部構造の構成について説明する。
図1には、車両下部構造が適用された車両10の概略側面図が示されている。なお、図1では、いわゆるサイドメンバアウタ部材12が図示されており、サイドドア等については図示を省略している。
図1に示されるように、車両10は、車体下部14の一部を構成し車両前後方向に沿って延在されたロッカ16を備えている。当該ロッカ16の前端部からは、フロントピラー18が上方側へ向かって延在されている。また、ロッカ16の前後方向の中央部からは、センタピラー20が上方側へ向かって延在されており、ロッカ16の後端部からは、リヤピラー22が上方側へ向かって延在されている。そして、当該フロントピラー18、センタピラー20及びリヤピラー22の各上端部が、車体上部24の一部を構成し車両前後方向に沿って延在されたルーフサイドレール26によってそれぞれ繋がれている。
当該ルーフサイドレール26の前部側では、ルーフサイドレール26、フロントピラー18、センタピラー20及びロッカ16によって、略矩形状のフロントサイドドア開口部28が形成されている。なお、フロントサイドドア開口部28は、図示しないフロントサイドドアによって開閉可能とされる。
また、当該ルーフサイドレール26の後部側では、ルーフサイドレール26、センタピラー20、リヤピラー22及びロッカ16によって、略矩形状のリヤサイドドア開口部30が形成されている。なお、リヤサイドドア開口部30は、フロントサイドドア開口部28と同様に、図示しないリヤサイドドアによって開閉可能とされる。
ところで、ロッカ16は、図2に示す車室32の床部を構成するフロアパネル34の車両幅方向の両外側にそれぞれ設けられており、左右一対を成して車両前後方向に沿ってそれぞれ延在されている。なお、図2には、図1で示すA−A線に沿って切断したときの断面図が示されている。
一方、フロアパネル34の下方側には、左右一対のロッカ16間に電池パック36が配設されている。当該電池パック36は、モータ等のパワーユニットに電力を供給するための駆動力供給装置としてリチウムイオン電池、ニッケル水素電池等を用いた蓄電池や水素のほかメタノール、エタノールを用いた燃料電池によって構成されている。
電池パック36は、車両前後方向を長手方向とし、かつ車両上下方向に扁平な箱状に形成された電池ケース40を備えており、電池ケース40の内部には、例えば、複数の角型の蓄電池によって構成された複数の電池モジュール42が収容されている。また、電池ケース40は、周壁部44によってその外周部が構成されており、当該周壁部44には、複数のボルト46を介して板状の天板48が固定されている。
また、電池ケース40には、周壁部44の外形寸法よりも大きく形成された底板50が固定されており、当該底板50の外縁部50Aは、ボルト52等を介してロッカ16に固定(締結)されるようになっている(結合部53)。このように、底板50の外縁部50Aがロッカ16に固定されることにより、当該底板50を介して、電池パック36(電池ケース40)がロッカ16に支持されることとなる。
(ロッカ)
ここで、ロッカ16について説明する。
図2に示されるように、ロッカ16は、当該ロッカ16の車両幅方向の外側に位置するロッカアウタパネル(以下、「ロッカアウタ」という)54と、当該ロッカ16の車両幅方向の内側に位置するロッカインナパネル(以下、「ロッカインナ」という)56と、を含んで構成されている。
ロッカアウタ54は、車両上下方向かつ車両幅方向に沿って切断したときの断面形状が車両幅方向の内側を開口側とする略ハット型形状を成している。そして、ロッカアウタ54の本体部54Aは、車両幅方向の外側に配置され上下方向に沿って形成された縦壁部57を備えている。
当該縦壁部57の上端には、車両幅方向の内側へ向かうにつれて上方側へ向かって僅かに傾斜する上傾斜部58が形成されており、上傾斜部58の車両幅方向の内側に位置する内端には、上方側へ向かって延びる上フランジ部54Bが形成されている。
また、縦壁部57の下端には、車両幅方向の内側へ向かうにつれて下方側へ向かって僅かに傾斜する下傾斜部60が形成されており、下傾斜部60の車両幅方向の内側に位置する内端には、下方側へ向かって延びる下フランジ部54Cが形成されている。なお、上フランジ部54Bは、下フランジ部54Cよりも車両幅方向の外側に位置している。
一方、ロッカインナ56は、車両上下方向かつ車両幅方向に沿って切断したときの断面形状が車両幅方向の外側を開口側とする略ハット型形状を成している。但し、当該ロッカインナ56の本体部56Aには、複数の段部62、64が形成されている。そして、ロッカインナ56の本体部56Aは、車両幅方向の内側に配置され上下方向に沿って形成された縦壁部(第2縦壁部)66を備えている。
当該縦壁部66は、ロッカアウタ54の縦壁部57と対向すると共に、電池パック36の周壁部44と対向して配置されており、縦壁部66の上方側には、縦壁部66から車両幅方向の外側ヘ向かって凹む段部(退避部)64が設けられている。段部64は、縦壁部66の上端から車両幅方向の外側へ向かうにつれて上方側へ向かって僅かに傾斜する傾斜面64Aと、当該傾斜面64Aの車両幅方向の外側に位置する外端から上方側へ向かって延びる奥壁64Bと、を含んで構成されている。
そして、当該段部64では、車両上下方向の高さ寸法(H)よりも車両幅方向の幅寸法(W)の方が短くなるように設定されている(H>W)。また、段部64には、図3に示されるように、電池ケース40内に収容された電池モジュール42と電気的に接続するためのワイヤーハーネス等の配線類65、67が配策されている。なお、図3には、図1で示すB−B線に沿って切断したときの断面図が示されている。さらに、フロアパネル34と段部64との間に形成された隅部69には、防水用のシール部71が設けられている。ここで、図面の見やすさを考慮して、図2では配線65、67の図を省略している。
また、図2に示されるように、段部64の上方側には、奥壁64Bから車両幅方向の外側ヘ向かって凹む段部62が形成されている。段部62は、奥壁64Bの上端から車両幅方向の外側へ向かうにつれて上方側へ向かって僅かに傾斜する傾斜面(結合部)62Aと、当該傾斜面62Aの車両幅方向の外側に位置する外端から上方側へ向かって延びる奥壁(第1縦壁部)62Bと、を含んで構成されている。
当該奥壁62Bの上端には、車両幅方向の外側へ向かうにつれて上方側へ向かって僅かに傾斜する上傾斜部68が形成されており、当該上傾斜部68の車両幅方向の外側に位置する外端には、上方側へ向かって延びる上フランジ部56Bが形成されている。
一方、縦壁部66の下方側には、車両幅方向の外側へ向かうにつれて下方側へ向かって傾斜する面取り部70が設けられている。面取り部70には、車両幅方向の外側へ向かって延びる下壁部72が形成されており、当該下壁部72に、電池ケース40が固定された底板50の外縁部50Aが固定される(結合部53)。また、当該下壁部72の車両幅方向の外側に位置する外端には、下方側へ向かって延びる下フランジ部56Cが形成されている。
本実施形態では、ロッカアウタ54及びロッカインナ56は、例えば、鋼板等の金属で形成されている。このため、ロッカアウタ54の上端部及び下端部には、前述のように、上フランジ部54B、下フランジ部54Cがそれぞれ形成されており、ロッカインナ56の上端部及び下端部には、上フランジ部56B、下フランジ部56Cがそれぞれ形成されている。
そして、ロッカアウタ54の上フランジ部54Bとロッカインナ56の上フランジ部56Bとが溶接等によって結合され(結合部A)、ロッカアウタ54の下フランジ部54Cとロッカインナ56の下フランジ部56Cとが溶接等によって結合される(結合部B)。これにより、ロッカアウタ54とロッカインナ56とが一体化され、ロッカアウタ54とロッカインナ56との間で閉断面部(第1閉断面部)74が形成される。
なお、以下の説明において、部材間の結合で特に説明がない場合は、溶接、締結、接着等によるものとする。また、結合部において、図面の見やすさを考慮して、図3では図示しない場合もある。
ここで、本実施形態では、ロッカアウタ54及びロッカインナ56には、ロッカ16の上下方向に沿ってロッカパネル76が結合されている。具体的に説明すると、ロッカパネル76は板状を成しており、ロッカパネル76の上端部76Aは、ロッカインナ56の奥壁62Bに結合されている(結合部C)。
また、ロッカパネル76の下端部76Bは、ロッカアウタ54の下フランジ部54Cとロッカインナ56の下フランジ部56Cの間に配置されており、前述した結合部Bにおいて、ロッカアウタ54の下フランジ部54C及びロッカインナ56の下フランジ部56Cに結合されている。
当該ロッカパネル76により、ロッカ16は、ロッカアウタ54とロッカインナ56との間で形成された閉断面部74が車両幅方向に分断される。これにより、ロッカ16は、ロッカ16の車両幅方向の外側に位置する閉断面部(第2閉断面部)78と、当該ロッカ16の車両幅方向の内側に位置する閉断面部(第3閉断面部)80と、に区画される。
閉断面部78の内側には、ロッカアウタリインフォースメント(以下、「ロッカアウタR/F)という)82が配置されており、当該ロッカアウタR/F82は、ロッカパネル76との間で閉断面部(第4閉断面部)84を形成している。
ロッカアウタR/F82は、車両上下方向かつ車両幅方向に沿って切断したときの断面形状が車両幅方向の内側を開口側とする略ハット型形状を成している。そして、ロッカアウタR/F82の本体部82Aは、車両幅方向の外側に配置されると共に上下方向に沿って形成され、ロッカアウタ54の縦壁部57と対向する縦壁部86を備えている。
当該縦壁部86の上端には、車両幅方向の内側へ向かって延びる上壁部88が形成されており、上壁部88の車両幅方向の内側に位置する内端には、上方側へ向かって延びる上フランジ部82Bが形成されている。この上フランジ部82Bがロッカパネル76に結合されている(結合部D)。
また、縦壁部86の下端からは、車両幅方向の内側へ向かって延びる下壁部90が形成されており、下壁部90の車両幅方向の内側に位置する内端には、下方側へ向かって延びる下フランジ部82Cが形成されている。この下フランジ部82Cがロッカパネル76の下端部76Bに結合されている(結合部E)。これにより、当該ロッカアウタR/F82とロッカパネル76との間で、閉断面部84が形成される。
一方、閉断面部80の内側には、ロッカインナリインフォースメント(以下、「ロッカインナR/F)という)92が配置されており、当該ロッカインナR/F92は、ロッカパネル76との間で閉断面部(第5閉断面部)94を形成している。
ロッカインナR/F92は、車両上下方向かつ車両幅方向に沿って切断したときの断面形状が車両幅方向の外側を開口側とする略ハット型形状を成している。そして、ロッカインナR/F92の本体部92Aは、車両幅方向の内側に配置されると共に上下方向に沿って形成され、ロッカインナ56の縦壁部66に当接し結合部Fを介して結合される縦壁部96を備えている。
当該縦壁部96の上端には、車両幅方向の外側へ向かうにつれて上方側へ向かって僅かに傾斜する上傾斜部98が形成されており、上傾斜部98の車両幅方向の外側に位置する外端には、上方側へ向かって延びる上フランジ部92Bが形成されている。この上フランジ部92Bが、前述した結合部Dにおいて、ロッカアウタR/F82の上フランジ部82Bと共にロッカパネル76が結合されている。
また、縦壁部96の下端からは、車両幅方向の外側へ向かうにつれて下方側へ向かって僅かに傾斜する下傾斜部100が形成されており、下傾斜部100の車両幅方向の外側に位置する外端には、下方側へ向かって延びる下フランジ部92Cが形成されている。この下フランジ部92Cが、前述した結合部Eにおいて、ロッカアウタR/F82の下フランジ部82Cと共にロッカパネル76が結合されている。これにより、当該ロッカインナR/F92とロッカパネル76との間で、閉断面部94が形成される。
また、ロッカ16の車両幅方向の外側に位置する閉断面部78の内側には、ロッカアウタR/F82の上方側にアッパリインフォースメント(以下、「アッパR/F」という)102が設けられている。アッパR/F102は、車両上下方向かつ車両幅方向に沿って切断したときの断面形状が略逆L字状を成している。
当該アッパR/F102は、車両幅方向の外側において上下方向に沿って形成されると共に、ロッカアウタ54の縦壁部57と対向する縦壁部104を備えている。そして、この縦壁部104の下端部104Aは、ロッカアウタR/F82の縦壁部86に結合されるようになっている(結合部G)。
また、縦壁部104の上端には、車両幅方向の内側へ向かって延びる上壁部106が形成されており、当該上壁部106の車両幅方向の内側に位置する内端には、上方側へ向かって延びる上フランジ部106Aが形成されている。この上フランジ部106Aが、前述した結合部Cにおいて、ロッカパネル76の上端部76Aと共にロッカインナ56の奥壁62Bに結合されている。これにより、当該ロッカアウタR/F82とロッカパネル76との間で閉断面部(第6閉断面部)108が形成される。
ところで、前述のように、ロッカ16は、フロアパネル34の車両幅方向の両外側にそれぞれ設けられている。具体的に説明すると、当該フロアパネル34の車両幅方向の外縁部34Aは、ロッカ16のロッカインナ56に形成された段部62の一部を構成する傾斜面62Aに結合されている(結合部H)。
また、フロアパネル34の上面34Bには、左右一対のロッカ16間において、車両幅方向に沿って架け渡されたフロアクロスメンバ(フロアクロス部材)110、112(図3参照)が、車両前後方向に沿って複数配列されている。なお、フロアクロスメンバ110は、図1、図2に示されるように、車両側面視でフロントピラー18やリヤピラー22を含むピラーと重ならない部位に設けられている。一方、図1、図3に示されるように、フロアクロスメンバ112は、車両側面視でセンタピラー20と重なるように設けられている。
そして、後述するが、図2に示されるように、フロアクロスメンバ110の車両幅方向の両端部110Aは、ロッカインナ56側に結合され(結合部I)、図3に示されるように、フロアクロスメンバ112の車両幅方向の両端部112Aは、センタピラー20に結合されている(結合部J)。
(フロアクロスメンバ)
ここで、フロアクロスメンバ110、112について、具体的に説明する。
なお、図2に示すフロアクロスメンバ110と図3に示すフロアクロスメンバ112とは基本的な構成が略同じである。このため、基本的な構成については、両者を代表してフロアクロスメンバ110で説明を行い、また、構成が略同じ部位については、フロアクロスメンバ110とフロアクロスメンバ112とで同じ符号を用いることとする。
図2に示すフロアクロスメンバ110は、車両上下方向かつ車両前後方向に沿って切断したときの断面形状が、フロアパネル34側を開口側とするハット型形状を成している。また、図2に示されるように、フロアクロスメンバ110は、図示はしないが、当該フロアクロスメンバ110の前部側に位置する前壁部と、フロアクロスメンバ110の後部側に位置し当該前壁部と対向して配置された後壁部114と、を備えている。
当該前壁部と後壁部114とは、上壁部116によって繋がっており、前壁部の下端からは前方側へ向かって延びる前フランジ部が形成され、後壁部114の下端からは後方側へ向かって延びる後フランジ部が形成されている。そして、当該前フランジ部及び後フランジ部が、それぞれフロアパネル34の上面34Bに結合されることによって、フロアクロスメンバ110は、フロアパネル34との間に閉断面部118が形成される。
ここで、車両側面視でピラーと重ならない部位に設けられたフロアクロスメンバ110では、フロアクロスメンバ110の車両幅方向の両端部110Aにおいて、フロアクロスメンバ110の上壁部116の車両幅方向の側端から斜め上方側へ向かって延びる上フランジ部116Aが形成されている。この上フランジ部116Aが、ロッカインナ56の上傾斜部68に結合されるようになっている(結合部I)。
また、フロアクロスメンバ110の車両幅方向の両端部110Aにおいて、図示はしないが、前壁部の車両幅方向の側端には,前方側へ向かって屈曲する前フランジ部が形成されている。また、後壁部114の車両幅方向の側端には、後方側へ向かって屈曲する後フランジ部114Aが形成されている。
そして、前フランジ部及び後フランジ部114Aが、それぞれロッカインナ56の段部62に設けられた奥壁62Bに結合されるようになっている(結合部C)。なお、この結合部Cでは、当該ロッカインナ56の奥壁62Bに、ロッカパネル76の上端部76A及びロッカアウタR/F82の上フランジ部106Aが結合されている。このため、結合強度を考慮すると、当該結合部Cにおいて、フロアクロスメンバ110の前フランジ部及び後フランジ部114Aを含め、これらの部材が全て同じ位置で結合される必要はない。つまり、車両前後方向にずれた状態で結合される部材もある。
一方、図3に示されるように、車両側面視でセンタピラー20と重なるフロアクロスメンバ112では、フロアクロスメンバ112の車両幅方向の両端部112Aにおいて、上壁部116の車両幅方向の側端には、上方側へ向かって延びる上フランジ部116Bが形成されている。この上フランジ部116Bが、センタピラー20に結合される(結合部J)。
ここで、当該センタピラー20は、車両幅方向の外側に位置するピラーアウタパネル(以下、「ピラーアウタ」という)120と、車両幅方向の内側に位置するピラーインナ部材としてのピラーインナパネル(以下、「ピラーインナ」という)122と、を含んで構成されており、ピラーアウタ120とピラーインナ122とで閉断面部124を形成している。
そして、ピラーアウタ120の下端部120Aは、ロッカアウタ54の縦壁部57に結合され(結合部K)、ピラーインナ122の下端部122Aは、ロッカインナ56の段部62に設けられた奥壁62Bに結合されるようになっている(結合部C)。ここで、当該結合部Cでは、前述のように、当該ロッカインナ56の奥壁62Bにロッカパネル76の上端部76A及びロッカアウタR/F82の上フランジ部106Aが結合されている。このため、結合強度を考慮すると、当該結合部Cにおいて、ピラーインナ122の下端部122Aを含め、これらの部材が全て同じ位置で結合される必要はない。つまり、車両前後方向にずれた状態で結合される部材もある。
また、フロアクロスメンバ112の車両幅方向の両端部112Aにおいて、フロアクロスメンバ110と同様に、図示はしないが、前壁部の車両幅方向の側端には、前方側へ向かって屈曲する前フランジ部が形成されている。また、後壁部114の車両幅方向の側端には、後方側へ向かって屈曲する後フランジ部114Aが形成されている。
そして、前フランジ部及び後フランジ部114Aが、それぞれロッカインナ56の段部62に設けられた奥壁62Bに結合されるようになっている(結合部C)。なお、当該結合部Cでは、当該ロッカインナ56の奥壁62Bに、前述のピラーインナ122の下端部122A、ロッカパネル76の上端部76A及びロッカアウタR/F82の上フランジ部106Aが結合されている。
(車両下部構造の作用及び効果)
次に、本実施の形態に係る車両下部構造の作用及び効果について説明する。
本実施形態では、図2に示されるように、ロッカ16は、ロッカアウタ54とロッカインナ56とを含んで構成され、ロッカアウタ54によってロッカ16の車両幅方向の外側が構成され、ロッカインナ56によってロッカ16の車両幅方向の内側が構成されている。そして、当該ロッカアウタ54とロッカインナ56とで閉断面部74が形成され、ロッカインナ56に電池ケース40が結合(締結)されている(結合部53)。
このように、本実施形態では、ロッカ16の車両幅方向の内側を形成するロッカインナ56に電池ケース40が結合されるため、例えば、図示はしないが、ロッカ16よりも車両幅方向の内側に離間して電池ケース40が結合された場合と比較して、電池ケース40を車両幅方向に大きくすることができる。
また、本実施形態では、ロッカ16は、ロッカパネル76と、ロッカアウタR/F82と、ロッカインナR/F92と、をさらに含んで構成され、ロッカパネル76は、ロッカアウタ54及びロッカインナ56に結合されている(結合部B、結合部C)。そして、当該ロッカパネル76によって、ロッカ16の閉断面部74は、当該ロッカ16の車両幅方向の外側に位置する閉断面部78と、当該ロッカ16の車両幅方向の内側に位置する閉断面部80と、に区画されている。
このように、本実施形態では、ロッカ16において、ロッカアウタ54とロッカインナ56とで形成された閉断面部74を車両幅方向に区画するロッカパネル76が設けられている。このため、当該ロッカパネル76は、ロッカ16において車両上下方向に対して突っ張る、突っ張り機能を有する部材として作用する。したがって、当該ロッカパネル76により、本実施形態では、ロッカ16の車両上下方向の潰れ(いわゆる断面崩れ)が抑制されることとなる。
さらに、本実施形態では、ロッカパネル76によって区画された、当該閉断面部78の内側には、ロッカアウタR/F82が配置されており、当該ロッカアウタR/F82は、ロッカパネル76との間で閉断面部84を形成している。また、ロッカパネル76によって区画された、当該閉断面部80の内側には、ロッカインナR/F92が配置されており、当該ロッカインナR/F92は、ロッカパネル76との間で閉断面部94を形成すると共に、ロッカアウタR/F82と結合されている(結合部D、結合部E)。
このように、本実施形態では、ロッカ16において、当該ロッカパネル76との間で閉断面部84、閉断面部94を形成する、ロッカアウタR/F82、ロッカインナR/F92をそれぞれ設けることで、ロッカ16の剛性を向上させることができる。これにより、本実施形態では、車両10の側突時において、特に車両幅方向の外側からポールのような衝突体がロッカ16に対して局所的に側面衝突したような場合であっても、ロッカインナ56に結合された電池ケース40への衝撃を緩和することが可能となる。
すなわち、本実施形態では、車両10の側突時に電池ケース40への衝撃を緩和すると共に電池モジュール42の収容スペースを充分に確保することができる。
また、本実施形態では、ロッカ16の閉断面部78内において、ロッカアウタR/F82よりも車両上下方向の上方側にアッパR/F102がさらに設けられている。そして、当該アッパR/F102は、当該ロッカアウタR/F82とロッカパネル76との間で閉断面部108を形成している。これにより、本実施形態では、ロッカ16において、ロッカアウタ54側の剛性をさらに向上させることができ、車両10の側突時において、ロッカインナ56に結合された電池ケース40への衝撃をさらに緩和することが可能となる。
さらに、本実施形態では、図3に示されるように、ロッカパネル76は、ロッカ16の車両前後方向の中央部に設けられたセンタピラー20における車両幅方向の内側を構成するピラーインナ122に結合されている。前述のように、ロッカパネル76は、ロッカ16において車両上下方向に対して突っ張る突っ張り機能を有する部材として作用し、ロッカ16の車両上下方向の潰れを抑制する。このため、本実施形態では、センタピラー20の車両上下方向の剛性を向上させ、車両10のロールオーバーにより車両10の天井が押し潰される、いわゆるルーフクラッシュを効果的に抑制することが可能となる。
したがって、ロッカパネル76は、少なくともセンタピラー20の下方側に配置される。勿論、センタピラー20に限らず、図1に示すフロントピラー18やリヤピラー22の下方側にもロッカパネル76がそれぞれ設けられてもよい。さらに、ロッカ16の車両前後方向の略全域に亘って当該ロッカパネル76が設けられてもよい。
また、本実施形態では、図2に示されるように、ロッカインナ56は、縦壁部66と段部64とを含んで構成されている。縦壁部66は、段部64の上方側に設けられた段部62の奥壁62Bよりも車両幅方向の内側において電池ケース40と対向して設けられている。そして、当該縦壁部66と奥壁62Bの間には、段部64が設けられ、当該段部64は、車両幅方向の外側へ向かって凹んで形成されている。
すなわち、本実施形態では、ロッカインナ56に当該段部64が設けられたことによって、ロッカインナ56と電池ケース40との間に、退避部分のスペースを形成することが可能となる。これにより、電池ケース40内に収容された電池モジュール42と電気的に接続するための配線類65、67を段部64に配策することが可能となる。
このように、当該段部64に配線類65、67が配策されることで、電池ケース40内に配線類65、67を配策させるスペースを確保する必要はなく、電池ケース40のスペースを最大限に活用することができる。結果的に、本実施形態では、電池ケース40を大きくすることが可能となる。なお、当該段部64は、必ずしも必要ではない。ロッカインナ56に段部64が形成されない場合、配線65、67は段部64以外の部位に配策されることになる。
また、本実施形態では、図2、図3に示されるように、フロアパネル34上において車両幅方向に沿ってフロアクロスメンバ110、112が配設されている。このフロアクロスメンバ110の車両幅方向の端部110A、フロアクロスメンバ112の車両幅方向の端部112Aは、それぞれ奥壁62Bに結合されると共に、当該奥壁62Bには、アッパR/F102の車両幅方向の内端部の上フランジ部106Aが結合されている。すなわち、本実施形態では、ロッカインナ56の奥壁62Bを介して、アッパR/F102とフロアクロスメンバ110、112とが、車両幅方向に沿って連続して設けられることとなる。
したがって、本実施形態では、車両10の側突時において、ロッカ16に入力された側突荷重Fは、アッパR/F102からフロアクロスメンバ110、112を経て当該ロッカ16とは反対側のロッカ16へ伝達される。つまり、本実施形態では、フロアクロスメンバ110、112を介して、当該側突荷重Fを分散させ、フロアパネル34に伝達される伝達荷重を低減可能としている。
また、本実施形態では、ロッカ16において、ロッカインナ56の段部62の奥壁62Bと段部64の奥壁64Bとの間にフロアパネル34の車両幅方向の外縁部34Aが結合される結合部Hが設けられている。すなわち、本実施形態では、フロアパネル34の結合部Hは、ロッカインナ56の奥壁62Bよりも車両幅方向の内側に設けられる。
このため、本実施形態では、フロアパネル34の結合部Hが、ロッカインナ56の段部62側の奥壁62Bに設けられた場合と比較して、当該フロアパネル34において車両幅方向の寸法を短くすることができ、その分、コストを削減することができる。但し、フロアパネル34の外縁部34Aが、ロッカインナ56の奥壁62Bに結合されてもよいのは勿論のことである。
さらに、本実施形態では、フロアパネル34と段部64との間に形成された隅部69にシール部71が設けられている。すなわち、本実施形態では、フロアパネル34とロッカインナ56との結合部Hにおいて、車外側に位置する隅部69にシール部71を設けることで防水機能を得ている。
ここで、シール部71はシール部材71Aを塗布することによって形成される。このため、図示はしないが、当該隅部69には、シール部材71Aを塗布するための治具が必要となるが、当該治具は、隅部69の下方側から退避部内へ進入する。このため、本実施形態では、段部64において、車両上下方向の高さ寸法(H)よりも車両幅方向の寸法(W)の方が短くなるように設定(H>W)している。
これにより、治具の進入角度を45°よりも小さくしている。治具の進入角度が大きくなると、治具はその分寝かした状態で段部64内へ挿入させるため、その分、作業スペースを広く確保する必要がある。しかし、本実施形態では、治具の進入角度を45°よりも小さくすることができるため、できるだけ治具を起立させた状態で、フロアパネル34と段部64との間に形成された隅部69にシール部71を設けるようにしている。これにより、本実施形態では、少ないスペースでも隅部69にシール部71を設けるための作業ができるようにしている。
(本実施形態の補足)
本実施形態では、図2に示すロッカアウタ54及びロッカインナ56は、鋼板で形成されているが、アルミニウム合金等の金属によって形成されてもよい。但し、この場合、ロッカ16は押出し加工や引抜き加工などによって形成され、ロッカアウタ54とロッカインナ56とは必ずしも別部材である必要はない。
また、本実施形態では、ロッカ16の構成するロッカアウタ54、ロッカインナ56等、各部材における板厚については特に限定するものではない。このため、各部材において、それぞれ板厚を変えてもよいし、一つの部材において、部位毎に板厚を変えてもよい。 さらに、本実施形態では、ロッカ16内にアッパR/F102が設けられているが、当該アッパR/F102は必ずしも必要ではない。
また、本実施形態では、図2に示されるように、フロアクロスメンバ110の車両幅方向の両端部110Aにおいて、前フランジ部及び後フランジ部114Aが、結合部Cを介して、それぞれロッカインナ56の段部62に設けられた奥壁62Bに結合されるようになっている。ここで、当該結合部Cでは、ロッカインナ56の奥壁62Bに、ロッカパネル76の上端部76A及びロッカアウタR/F82の上フランジ部106Aが結合されるようになっているが、これらの部材が全て同じ位置で結合される必要はない。
また、センタピラー20において、ピラーインナ122の下端部122Aは、結合部Cを介して、ロッカインナ56の段部62に設けられた奥壁62Bに結合されるようになっている。当該結合部Cでは、前述のように、当該ロッカインナ56の奥壁62Bにロッカパネル76の上端部76A及びロッカアウタR/F82の上フランジ部106Aが結合されているが、これらの部材についても全て同じ位置で結合される必要はない。
以上、本発明の実施形態の一例について説明したが、本発明の実施形態は、上記に限定されるものでなく、一実施形態及び各種の変形例を適宜組み合わせて用いても良いし、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
10 車両
14 車体下部
16 ロッカ
18 フロントピラー(ピラー)
20 センタピラー(ピラー)
22 リヤピラー(ピラー)
34 フロアパネル
36 電池パック(電池ケース)
40 電池ケース
54 ロッカアウタ(ロッカアウタパネル)
56 ロッカインナ(ロッカインナパネル)
62B 奥壁(第1縦壁部)
64 段部(退避部)
65 配線
66 縦壁部(第2縦壁部)
67 配線
69 隅部
71 シール部
71A シール部材
74 閉断面部(第1閉断面部)
76 ロッカパネル
76A 上端部(ロッカパネルの車両上下方向の上端部)
78 閉断面部(第2閉断面部)
80 閉断面部(第3閉断面部)
82 ロッカアウタR/F(ロッカアウタリインフォースメント)
84 閉断面部(第4閉断面部)
92 ロッカインナR/F(ロッカインナリインフォースメント)
94 閉断面部(第5閉断面部)
102 アッパR/F(アッパリインフォースメント)
108 閉断面部(第6閉断面部)
110 フロアクロスメンバ(フロアクロス部材)
112 フロアクロスメンバ(フロアクロス部材)
122 ピラーインナ(ピラーインナ部材)
122A 下端部(ピラーインナ部材の車両上下方向の下端部)
H 結合部
H 高さ寸法(退避部の車両上下方向の高さ寸法)
W 幅寸法(退避部の車両幅方向の幅寸法)

Claims (11)

  1. 車両のフロアパネルの車両幅方向の両外側に配設され、車両前後方向に沿ってそれぞれ延在された一対のロッカと、
    前記フロアパネルの車両上下方向の下方側において前記一対のロッカ間に配置された電池ケースと、
    を備え、
    前記ロッカは、
    前記ロッカの車両幅方向の外側を構成するロッカアウタパネルと、
    前記ロッカの車両幅方向の内側を構成し、前記ロッカアウタパネルとで第1閉断面部を形成し、前記電池ケースが結合されたロッカインナパネルと、
    前記ロッカアウタパネル及び前記ロッカインナパネルに結合され、前記第1閉断面部を前記ロッカの車両幅方向の外側に位置する第2閉断面部と当該ロッカの車両幅方向の内側に位置する第3閉断面部とに区画するロッカパネルと、
    前記第2閉断面部の内側に配置され、前記ロッカパネルとの間で第4閉断面部を形成するロッカアウタリインフォースメントと、
    前記第3閉断面部の内側に配置され、前記ロッカパネルとの間で第5閉断面部を形成し前記ロッカアウタリインフォースメントと結合されたロッカインナリインフォースメントと、
    を含んで構成されている車両下部構造。
  2. 前記ロッカには、
    前記第2閉断面部内における前記ロッカアウタリインフォースメントよりも車両上下方向の上方側に、当該ロッカアウタリインフォースメントと前記ロッカパネルとの間で第6閉断面部を形成するアッパリインフォースメントがさらに設けられている請求項1に記載の車両下部構造。
  3. 前記ロッカから車両上下方向の上方側へ向かって延在されたピラーを備え、
    前記ロッカパネルには、前記ピラーにおける車両幅方向の内側を構成するピラーインナ部材が結合されている請求項1又は請求項2に記載の車両下部構造。
  4. 前記ピラーは、前記ロッカの車両前後方向の中央部に設けられたセンタピラーであり、
    前記ロッカインナパネルは、車両上下方向かつ車両前後方向に沿って形成されると共に、前記センタピラーにおける前記ピラーインナ部材の車両上下方向の下端部が車両幅方向に接触して結合された第1縦壁部を含んで構成されている請求項3に記載の車両下部構造。
  5. 前記第1縦壁部には、前記ロッカパネルの車両上下方向の上端部が車両幅方向に接触して結合されている請求項4に記載の車両下部構造。
  6. 前記ロッカインナパネルは、
    前記第1縦壁部よりも車両幅方向の内側に前記電池ケースと対向して設けられた第2縦壁部と、
    前記第2縦壁部と前記第1縦壁部の間に車両幅方向の外側へ向かって凹んで形成された退避部と、
    をさらに含んで構成されている請求項4又は請求項5に記載の車両下部構造。
  7. 車両のフロアパネル上において車両幅方向に沿ってフロアクロス部材が配設され、
    前記フロアクロス部材の車両幅方向の端部は前記第1縦壁部に結合されると共に、当該第1縦壁部には、前記アッパリインフォースメントの車両幅方向の内端部が結合されている請求項2を引用する請求項4に記載の車両下部構造。
  8. 前記退避部には配線類が配策されている請求項6に記載の車両下部構造。
  9. 前記第1縦壁部と前記退避部との間に前記フロアパネルの車両幅方向の端部が結合される結合部が設けられている請求項6又は請求項8に記載の車両下部構造。
  10. 前記フロアパネルと前記退避部との間に形成された隅部にシール部が設けられている請求項9に記載の車両下部構造。
  11. 前記退避部において、車両上下方向の高さ寸法よりも車両幅方向の寸法の方が短くなるように設定されている請求項10に記載の車両下部構造。
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