JP2008087425A - 着色剤量管理装置、その制御方法、その制御プログラム及び印刷装置 - Google Patents

着色剤量管理装置、その制御方法、その制御プログラム及び印刷装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 カートリッジに書き換え可能な記憶媒体を備えることなく、インク残量を管理する。
【解決手段】 カートリッジ毎に固有な製品番号であるシリアル番号を表したバーコードシール54と小突起56とを備えたカートリッジ50を用い、初めてカートリッジ50がカートリッジ装着ユニット60に装着されたときに小突起56を除去する。これにより、小突起56の有無によってカートリッジ50が新品であるか否かを判定することができる。また、新品カートリッジが装着された場合には、このカートリッジ50のシリアル番号をインク残量とをインクジェットプリンタに備えられたフラッシュメモリに記憶し、新品でないカートリッジが装着されたときには、フラッシュメモリに記憶されたインク残量を更新可能にする。これにより、カートリッジに書き換え可能な記憶媒体を備えることなくインク残量を管理することができる。
【選択図】図8

Description

本発明は、着色剤量管理装置、その制御方法、その制御プログラム及び印刷装置に関する。
従来より、カートリッジの着色剤量を管理可能な着色剤量管理装置が知られている。例えば、特許文献1に記載されたインクジェットプリンタでは、着脱可能なカートリッジに取り付けられた書き換え可能な不揮発性メモリから現在のインク残量を読み出し、そのカートリッジに収容されているインクを使用して印刷用紙への印刷を行い、印刷に使用したインク量に基づいてインク残量を更新し、更新後のインク残量をカートリッジに取り付けられた不揮発性メモリに書き込むようにしている。こうすることにより、カートリッジが交換された場合でも、そのカートリッジのインク残量を把握することができる。
特許第3707494号公報
しかしながら、こうしたインクジェットプリンタでは、書き換え可能な不揮発性メモリをカートリッジに取り付ける必要があるため、消耗品であるカートリッジのコストが嵩むという問題があった。また、消耗品であるカートリッジに不揮発性メモリを備えることは省資源や環境保護の立場からも好ましくない。
本発明は、このような課題に鑑みなされたものであり、カートリッジに不揮発メモリを備えることなくそのカートリッジのインク量を管理することのできる着色剤量管理装置、その制御方法及びその制御プログラムを提供することを目的の一つとする。また、そのような着色剤量管理装置を備えた印刷装置を提供することを目的の一つとする。
本発明は、上述の目的の少なくとも一つを達成するために以下の手段を採った。
本発明の着色剤量管理装置は
着色剤を収容する着色剤収容部、自他を識別可能な識別情報が記録された識別情報記録部及び自身が新品であることを示す新品情報を明示する新品情報明示部を有し、着脱可能に取り付けられたカートリッジと、
前記識別情報記録部を読み取る識別情報読取手段と、
前記新品情報明示部を読み取る新品情報読取手段と、
前記新品情報明示部を機械的な動作によって加工することにより読み取り不可能な状態とする新品情報加工手段と、
前記識別情報と該識別情報によって識別されるカートリッジの着色剤使用量に基づいて算出される着色剤総使用量又は着色剤残量との対応関係を記憶する対応関係記憶手段と、
前記識別情報読取手段が前記識別情報記録部から前記識別情報を読み取ることができ且つ前記新品情報読取手段が前記新品情報明示部を読み取ることができたときには、前記新品情報明示部を前記新品情報加工手段で加工して読み取り不可能な状態にすると共に前記対応関係記憶手段に読み取った前記識別情報を新たに登録し、前記識別情報読取手段が前記識別情報記録部から前記識別情報を読み取ることができ且つ該識別情報が前記対応関係記憶手段に記憶されていたときには、前記対応関係記憶手段のうち読み取った前記識別情報に対応する着色剤総使用量又は着色剤残量を更新可能とする制御手段と、
を備えたものである。
この着色剤量管理装置では、識別情報と新品情報明示部の両方を読み取ることができたときには、新品情報明示部を新品情報加工手段で加工して読み取り不可能な状態にすると共に対応関係記憶手段に読み取った識別情報を新たに登録する。こうすることにより、新品のカートリッジの着色剤総使用量又は着色剤残量(以下、着色剤量という)をその後管理することができると共に、そのカートリッジが次回誤って新品と判定されるのを防止することができる。一方、識別情報を読み取ることができその識別情報が対応関係記憶手段に記憶されていたときには、対応関係記憶手段に記憶されている着色剤量のうち今回読み取った識別情報に対応する値を更新可能とする。こうすることにより、既に着色剤量を管理しているカートリッジについては引き続きその管理を続行することができる。このように、着色剤量管理装置内の対応関係記憶手段を利用することでカートリッジに不揮発性メモリを備えることなく着色剤量を適切に管理することができる。
本発明の着色剤量管理装置において、前記識別情報記録部は、前記識別情報が前記カートリッジに直接印刷若しくは刻印されたものであるか又は前記識別情報が前記カートリッジに貼付されるシールに印刷されたものとしてもよい。こうすれば、識別情報記録部を低コストで作製可能であり、省資源や環境保護にも寄与することができる。
本発明の着色剤量管理装置は、ユーザにエラーの発生を報知する報知手段を備え、前記制御手段は、前記識別情報読取手段が前記識別情報記録部から前記識別情報を読み取ることができ該識別情報が前記対応関係記憶手段に記憶されておらず且つ前記新品情報読取手段が前記新品情報明示部を読み取ることができなかったときには、エラーを報知するよう前記報知手段を制御してもよい。こうすれば、着色剤量を管理しておらず新品でもないカートリッジが装着された場合には、エラーの報知をすることで、そのカートリッジの着色剤量の管理を行うことができないことをユーザに知らせることができる。なお、カートリッジの識別情報が対応関係記憶手段に記憶されているときであっても着色剤残量が実質ゼロの場合には、その識別情報は対応関係記憶手段に記憶されてないものと同視する。
本発明の着色剤量管理装置は、装着されたカートリッジを使用する意思があることをユーザが入力可能な使用意思入力手段を備え、前記制御手段は、前記識別情報読取手段が前記識別情報記録部から前記識別情報を読み取ることができ且つ前記新品情報読取手段が前記新品情報明示部を読み取ることができたときには、前記使用意思入力手段により前記カートリッジを使用する意思があることをユーザが入力したあと、前記新品情報明示部を前記新品情報加工手段で加工して読み取り不可能な状態にすると共に前記対応関係記憶手段に読み取った前記識別情報を新たに登録する制御手段としてもよい。こうすれば、使用意思のないカートリッジが取り付けられた場合にユーザの意思に反して新品情報明示部が読み取り不可能な状態に加工されることを防ぐことができる。
本発明の着色剤量管理装置において、前記新品情報明示部は、所定方向に突き出た突起であり、前記新品情報加工手段は、前記機械的な動作によって前記突起を前記所定方向に突き出た姿勢とは異なる姿勢に変化させる手段であり、前記新品情報読取手段は、前記突起が前記所定方向に突き出ているか否かを読み取る手段としてもよい。こうすれば、比較的簡単な構成で新品情報明示部をカートリッジに持たせることができる。この態様を採用した着色剤量管理装置において、前記新品情報加工手段は、スライド動作によって前記所定方向に突き出た前記突起を折損又は除去する手段としてもよい。こうすれば、一度読み取り不可能な状態に加工した新品情報明示部を再度読み取り可能な状態に加工されることを防ぐことができる。
本発明の着色剤量管理装置において、前記新品情報明示部は、所定の光を反射する性質を有する光反射領域であり、前記新品情報加工手段は、前記機械的な動作によって前記光反射領域の状態を変化させることにより反射光を変化させる手段であり、前記新品情報読取手段は、前記反射光の変化を読み取ることができる手段としてもよい。こうすれば、新品情報明示部と接触することなく新品情報を読み取ることができる。この態様を採用した本発明の着色剤量管理装置において、前記新品情報加工手段は、着色剤の噴射動作によって前記光反射領域の少なくとも一部を着色剤で被覆する手段としてもよい。こうすれば、着色剤はカートリッジに元々備えられているため、新たな材料を追加することなく新品情報明示部を読み取り不可能な状態に加工することができる。
本発明の印刷装置は、上述したいずれかに記載の着色剤量管理装置と、前記カートリッジの着色剤を利用して印刷媒体への印刷を実行可能な印刷実行手段とを備えたものである。本発明の着色剤量管理装置を搭載した印刷装置は、本発明の着色剤量管理装置を搭載しているため着色剤量を管理することができるものであるから、これを搭載した印刷装置も同様の効果が得られる。
本発明の着色剤量管理装置の制御方法は、
着色剤を収容する着色剤収容部、自他を識別可能な識別情報が記録された識別情報記録部及び自身が新品であることを示す新品情報を明示する新品情報明示部を有し、着脱可能に取り付けられたカートリッジと、前記識別情報記録部を読み取る識別情報読取手段と、前記新品情報明示部を読み取る新品情報読取手段と、前記新品情報明示部を機械的な動作によって加工することにより読み取り不可能な状態とする新品情報加工手段と、前記識別情報と該識別情報によって識別されるカートリッジの着色剤使用量に基づいて算出される着色剤総使用量又は着色剤残量との対応関係を記憶する対応関係記憶手段と、を備えた着色剤量管理装置をコンピュータ・ソフトウェアによって制御する方法であって、
(a)前記識別情報読取手段が前記識別情報記録部から前記識別情報を読み取ることができるか否かを判定するステップと、
(b)前記新品情報読取手段が前記新品情報明示部を読み取ることができるか否かを判定するステップと、
(c)前記ステップ(a),(b)のあと、前記識別情報読取手段が前記識別情報記録部から前記識別情報を読み取ることができ且つ前記新品情報読取手段が前記新品情報明示部を読み取ることができたときには、前記新品情報明示部を前記新品情報加工手段で加工して読み取り不可能な状態にすると共に前記対応関係記憶手段に読み取った識別情報を新たに登録し、前記識別情報読取手段が前記識別情報記録部から前記識別情報を読み取ることができ且つ該識別情報が前記対応関係記憶手段に記憶されていたときには、前記対応関係記憶手段のうち読み取った前記識別情報に対応する着色剤総使用量又は着色剤残量を更新可能とするステップと、
を含むものである。
この着色剤量管理装置の制御方法は、識別情報と新品情報明示部の両方を読み取ることができたときには、新品情報明示部を新品情報加工手段で加工して読み取り不可能な状態にすると共に対応関係記憶手段に読み取った識別情報を新たに登録する。こうすることにより、新品のカートリッジの着色剤量をその後管理することができると共に、そのカートリッジが次回誤って新品と判定されるのを防止することができる。一方、識別情報を読み取ることができその識別情報が対応関係記憶手段に記憶されていたときには、対応関係記憶手段に記憶されている着色剤量のうち今回読み取った識別情報に対応する値を更新可能とする。こうすることにより、既に着色剤量を管理しているカートリッジについては引き続きその管理を続行することができる。このように、着色剤量管理装置内の対応関係記憶手段を利用することでカートリッジに不揮発性メモリを備えることなく着色剤量を適切に管理することができる。なお、この着色剤量管理方法において、上述した着色剤量管理装置の種々の態様を採用してもよいし、上述した着色剤量管理装置の機能を実現するようなステップを追加してもよい。
本発明の制御プログラムは、上述した着色剤量管理装置の制御方法の各ステップを1又は複数のコンピュータに実現させるための制御プログラムである。この制御プログラムは、コンピュータが読み取り可能な記録媒体(例えばハードディスク、ROM、FD、CD、DVDなど)に記録されていてもよいし、伝送媒体(インターネットやLANなどの通信網)を介してあるコンピュータから別のコンピュータへ配信されてもよいし、その他どのような形で授受されてもよい。このプログラムを一つのコンピュータに実行させるか又は複数のコンピュータに各ステップを分担して実行させれば、上述した制御方法と同様の効果を得ることができる。
次に、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施形態であるインクジェットプリンタ20の構成の概略を示す構成図であり、図2は、インクジェットプリンタ20の構成の概略を示す断面図であり、図3は、カートリッジ50及びカートリッジ装着ユニット60の説明図であり、図4は、光センサ65の説明図であり、図5は、操作パネル80の説明図であり、図6はフラッシュメモリ95に記憶された使用可能カートリッジリスト95a及び使用不可能カートリッジリスト95bの説明図である。なお、本実施形態では印刷媒体を「記録紙」として説明するが、材質を特定する趣旨ではなく、紙の他フィルムなど他の材質も含むものとする。
本実施形態のインクジェットプリンタ20は、モノクロ専用機として構成され、図1に示すように、紙送りローラ35によりプラテン40上を図中奥から手前へと搬送される記録紙Sにインク滴を吐出して印刷を行うプリンタ機構21と、印刷ヘッド24にインクを供給するカートリッジ50と、カートリッジ50を着脱可能に装着するカートリッジ装着ユニット60と、プラテン40の一端に形成されたキャッピング装置70と、ユーザが各種の指示を入力すると共にユーザに各種の情報を報知する操作パネル80と、インクジェットプリンタ20全体をコントロールするコントローラ90とを備えている。
プリンタ機構21は、紙送りローラ35を回転駆動する駆動モータ33と、キャリッジベルト32によりガイド28に沿って左右に往復運動するキャリッジ22と、カートリッジ50から供給されたインクに圧力をかける印刷ヘッド24とを備えている。駆動モータ33は、メカフレーム48の側面に設けられ、図示しない歯車機構を介して紙送りローラ35を回転駆動する。キャリッジ22は、メカフレーム48の右側に取り付けられたキャリッジモータ34aとメカフレーム48の左側に取り付けられた従動ローラ34bとの間に架設されたキャリッジベルト32がキャリッジモータ34aによって駆動されるのに伴って移動する。印刷ヘッド24は、キャリッジ22の下部に設けられており、圧電素子に電圧をかけることによりこの圧電素子を変形させてインクを加圧する方式により印刷ヘッド24の下面に設けられた多数のノズル23からインクを吐出するものである。なお、この印刷ヘッド24は、発熱抵抗体(例えばヒータなど)に電圧をかけインクを加熱して発生した気泡によりインクを加圧する方式を採用してもよい。また、キャリッジ22の背面には、キャリッジ22の位置を検出するリニア式エンコーダ25が配置されており、このリニア式エンコーダ25を用いてキャリッジ22のポジションが管理可能となっている。
カートリッジ50は、カートリッジ50がキャリッジ22上に搭載されていない、いわゆるオフキャリッジタイプであり、プリンタ機構21の下方に設けられたカートリッジ装着ユニット60に保持される(図1参照)。このカートリッジ50は、図2に示すように、直方体形状に形成された筐体51の中に、ブラックのインクが充填されたインクバッグ52を配置したものであり、ブラックのインクは図示しない加圧機構によりインクバッグ52を加圧することにより、カートリッジ装着ユニット60の壁内に形成された図示しない通路及びインクチューブ29を介して印刷ヘッド24にブラックのインクを供給する構造となっている。そして、図3に示すように、この筐体51の前面には、インクバッグ52のインクをカートリッジ装着ユニット60を介して印刷ヘッド24へ供給するためのインク供給口53が設けられていると共に、カートリッジ50に固有の製品番号であるシリアル番号をバーコードで表したバーコードシール54が貼付されている。また、筐体51の底面にはカートリッジ50の差込方向と平行な直線溝55が設けられ、この直線溝55の中央付近にカートリッジ50が新品であることを示す小突起56が下方に突き出すように設けられている。この小突起56は後述する突起除去用スライダ66により除去可能である。
カートリッジ装着ユニット60は、図2及び図3に示すように、プリンタ機構21の下方に設けられている。このカートリッジ装着ユニット60は、インクジェットプリンタ20の後方から差し込まれたカートリッジ50を保持するスロット61と、このスロット61に保持されたカートリッジ50の筐体51の側面に貼付されたバーコードシール54のバーコードを読み取るバーコードリーダ62と、スロット61に差し込まれたカートリッジ50が小突起56を有するか否かを検出可能な突起検出器63と、小突起56を除去可能な突起除去用スライダ66と、この突起除去用スライダ66によって除去された小突起56を収容可能な突起収容部67とを備えている。また、カートリッジ装着ユニット60は、スロット61に差し込まれたカートリッジ50のインク供給口53に液密に挿入するジョイント部68を備えている。カートリッジ50内のインクバッグ52に充填されたインクは、インク供給口53、ジョイント部68、カートリッジ装着ユニット60の壁内に形成された図示しない通路及びインクチューブ29を介して印刷ヘッド24へ供給される(図2参照)。
スロット61は、カートリッジ装着ユニット60において後方に向かって開口するように設けられた空間であり、スロット61の底面のうち開口付近には、カートリッジ50が抜け落ちるのを防止するツメ61aが設けられている。なお、差し込まれたカートリッジ50をスロット61から外すときには、図示しない操作ボタンを押すことによりこのツメ61aを底面内に没入させる。バーコードリーダ62は、赤外線をバーコードシール54のバーコードに照射しその反射光を読み取る装置である。このバーコードリーダ62は、カートリッジ装着ユニット60に差し込まれたカートリッジ50のバーコードシール54と対向するように設けられている。突起検出器63は、スロット61の底面の略中央にて前後方向に延びるように設けられた縦長溝69の中に設けられている。この突起検出器63は、図4に示すように、互いに略90°をなす第1脚部64aと第2脚部64bを有する揺動体64と、この揺動体64が揺動したか否かを検出する光センサ65とから構成されている。揺動体64は、第1脚部64aが上を向くと共に第2脚部64bが光センサ65の発光素子65aと受光素子65bとの間に入り込む姿勢(通常姿勢、図4(a)参照)になるように図示しないバネにより付勢されている。この揺動体64は、小突起56を有する新品のカートリッジ50がスロット61に差し込まれると、小突起56が第1脚部64aに引っかかり、図4で反時計回りに揺動して第2脚部64bが光センサの発光素子65aと受光素子65bとの間から下方へ外れた姿勢(検出姿勢、図4(b)参照)になる。光センサ65は、発光素子65aから受光素子65bに向けて光を発しており、揺動体64が通常姿勢のときには光を検出せず、揺動体64が検出姿勢のときには光を検出する。この結果、突起検出器63の光センサ65から光が検出されないときには、カートリッジ50が小突起56を有していないと判定することができ、光センサ65から光が検出されたときには、カートリッジ50が小突起56を有していると判定することができる。突起除去用スライダ66は、スロット61の底面に前後方向に延びるように設けられたスライド溝66aに沿って、図示しないアクチュエータによって移動可能な部材である(図2参照)。この突起除去用スライダ66は、スロット61に差し込まれたカートリッジ50の直線溝55内に収まる位置であって小突起56に近接する位置に配置される。そして、図示しないアクチュエータによってスライド溝66aに沿ってスロット61の奥から開口に向かって移動した際に、小突起56を除去することができる。突起収容部67は、縦長溝69の中であって、ガイド部67aより開口側下位置に備えられている。これにより、突起除去用スライダ66によって除去された小突起56は、スロット61の奥から開口に向かって下向きに傾斜するガイド部67aを経て、突起収容部67に収容される。
キャッピング装置70は、図1に示すように、プラテン40の印刷可能領域から図1中の右側に外れた位置に設けられ、略直方体で上部が開口した筐体を備えている。このキャッピング装置70は、印刷休止中などに印刷ヘッド24が乾燥するのを防止するために印刷ヘッド24を封止するときにも利用される。また、キャッピング装置70には、吸引ポンプ72が接続され、吸引ポンプ72を作動するとキャッピング装置70の内部空間に負圧が発生する。キャッピング装置70がノズル23を封止しているときにこの負圧を発生させることにより、印刷ヘッド24内のインクが強制的に吸い出される。吸引ポンプ72によって吸い出されたインクは、廃インクとして図示しない廃液パッドに吸収される。なお、このキャッピング装置70は、印刷ヘッド24の先端でインクが乾燥して固化するのを防止するために定期的又は所定のタイミングで印刷データとは無関係にインク滴を吐出させる、いわゆるフラッシング動作を行うときにも利用される。
操作パネル80は、ユーザがインクジェットプリンタ20に対して各種の指示を入力するためのデバイスであり、図5に示すように、各種の指示に応じた文字や図形、記号などが表示される表示部81と、各種操作を行う操作部82を備えている。表示部81は、カラー画像を表示する液晶パネルにより構成されている。操作部82には、ユーザが処理や文字等を選択するカーソルなどを移動させるときに押下されるカーソルキー82aや処理選択などを決定するときに押下される決定キー82b、各種設定を行うときに押下される設定キー82c、キャンセル時などに押下される戻りキー82d、選択されている画像の印刷を実行するときに押下される印刷実行キー82eなどが配置されている。
コントローラ90は、図1に示すように、メカフレーム48の背面に取り付けられたメイン基板49上に設けられ、CPU92を中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、各種処理プログラムを記憶したROM93と、一時的にデータを記憶するRAM94と、データを書き込み消去可能なフラッシュメモリ95と、外部機器との情報のやり取りを行うインタフェース(I/F)96と、図示しない入出力ポートとを備えている。ROM93には、後述する着色剤量管理ルーチンやカートリッジ状態判別ルーチンなどが記憶されている。RAM94には、印刷バッファ領域が設けられており、この印刷バッファ領域に一時的に印刷データが記憶される。フラッシュメモリ95には、図6に示すように、カートリッジのシリアル番号とインク消費量とを関連付けた使用可能カートリッジリスト95a及びインク残量が実質ゼロとなったカートリッジのシリアル番号を登録した使用不可能カートリッジリスト95bが記憶されている。このコントローラ90には、操作パネル80からの制御信号や電源のオンオフを決定する電源スイッチ89からのオンオフ信号、カートリッジ装着ユニット60に取り付けられたバーコードリーダ62からのバーコードに関する信号、カートリッジ装着ユニット60に取り付けられた突起検出器63からの突起検出信号などが図示しない入力ポートを介して入力されるほか、ユーザPC100から印刷ジョブなどがI/F96を介して入力される。また、コントローラ90からは、印刷ヘッド24への制御信号や駆動モータ33への制御信号、キャリッジモータ34aへの駆動信号、吸引ポンプ72への動作制御信号、突起除去用スライダ66を作動させる図示しないアクチュエータへの制御信号などが図示しない出力ポートを介して出力されるほか、印刷ステータス情報などがI/F96を介してユーザPC100へ出力される。
次に、こうして構成された本実施形態のインクジェットプリンタ20の動作、特にカートリッジ状態判定処理の動作について説明する。図7は、コントローラ90のCPU92により実行されるカートリッジ状態判定処理ルーチンの一例を表すフローチャートである。このカートリッジ状態判定処理ルーチンはROM93に記憶され、インクジェットプリンタ20の電源スイッチ89がオンにされた後又はカートリッジ装着ユニット60にカートリッジ50が取り付けられた後にCPU92により実行される。
このカートリッジ状態判定処理ルーチンが開始されると、まず、コントローラ90のCPU92は、バーコードリーダ62にバーコードシール54の読み取り動作を実行させ(ステップS100)、バーコードリーダ62がバーコードシール54のバーコードを読み取ることができたか否かを判定し(ステップS110)、バーコードを読み取ることができなかったときには、操作パネル80の表示部81にカートリッジ装着エラーを報知し(ステップS200)、このルーチンを終了する。ここで、バーコードを読み取ることができない場合としては、カートリッジ50がカートリッジ装着ユニット60に正しく取り付けられていない場合や筐体51にバーコードシール56が貼付されていない場合などが挙げられる。また、カートリッジ装着エラーの報知とは、例えば「インクカートリッジが正しく装着されていません。インクカートリッジを正しく装着してください。」と表示することなどが挙げられる。これにより、ユーザにカートリッジの再取り付けを促すことができる。
一方、ステップS110でバーコードを読み取ることができたときには、CPU92は、このバーコードによって表されるシリアル番号が使用不可能カートリッジリスト95bに登録されているか否かを判定する(ステップS120)。ここで、使用不可能カートリッジリスト95bとは、図6に示すように、このインクジェットプリンタ20でインク残量が実質ゼロになるまで使用されたカートリッジのシリアル番号を登録したリストである。そして、ステップS120で今回のシリアル番号が使用不可能カートリッジリスト95bに登録されていたときには、カートリッジ装着ユニット60に取り付けられているカートリッジ50のインク残量は実質ゼロであるため、操作パネル80の表示部81にインクエンドエラーを表示し(ステップS190)、本ルーチンを終了する。ここで、インクエンドエラーの報知とは、「インクが空になりました。新しいインクカートリッジに交換してください。」と表示することなどが挙げられる。これにより、使用不可能なカートリッジ50を使用することによる故障を未然に防ぐことができ、カートリッジの交換を促すことができる。
一方、ステップS120で今回のシリアル番号が使用不可能カートリッジリスト95bに登録されていなかったときには、CPU92はそのシリアル番号が使用可能カートリッジリスト95aに登録されているか否かを判定する(ステップS130)。ここで、使用可能カートリッジリスト95aとは、図6に示すように、新品のときからこのインクジェットプリンタ20で使用されインク残量が実質ゼロに至っていないカートリッジのシリアル番号とそのカートリッジのインク消費量とを関連づけたリストである。そして、ステップS130で今回のカートリッジ50のシリアル番号が使用可能カートリッジリスト95bに登録されていたときには、装着されているカートリッジ50はこのインクジェットプリンタ20でインク消費量の管理が行われているとみなし、そのまま本ルーチンを終了する。なお、インク消費量の管理については、後述するインク消費量管理処理ルーチンで説明する。
一方、ステップS130で今回のシリアル番号が使用可能カートリッジリスト95aに登録されていなかったときには、突起検出器63からの突起検出信号に基づいて、カートリッジ装着ユニット60に装着されたカートリッジ50が新品か否かを判定する(ステップS140)。具体的には、突起検出器63の光センサ65の受光素子65bが発光素子65aからの光を検出した場合には、小突起56により突起検出器63の揺動体64が通常姿勢(図4(a)参照)から検出姿勢(図4(b)参照)に揺動したと推定されることから、新品と判定する。なお、小突起56は、後述するステップS170で述べるように、カートリッジ50がインクジェットプリンタ20でに初めて装着され使用されるときに除去されるものであるから、小突起56を有しているカートリッジ50は、新品ということになる。一方、光センサ65の受光素子65bが発光素子65aからの光を検出しない場合には、カートリッジ50は小突起56を有していないと推定されることから、新品でないと判定する。ステップS140で今回のカートリッジ50が新品でなかったときには、他の印刷装置で装着され使用されたカートリッジであるとみなして、操作パネル80の表示部81に使用不可カートリッジエラーを報知し(ステップS180)、本ルーチンを終了する。ここで、使用不可カートリッジエラーの報知とは、「このカートリッジは本プリンタでは使用することができません。元のプリンタでご使用ください。」と表示することなどが挙げられる。これにより、他の印刷装置で使用されたカートリッジが装着された場合に、カートリッジの交換を促すことができる。なお、このように使用不可カートリッジエラーを表示するのは、他の印刷装置で使用されたことのあるカートリッジをこのインクジェットプリンタ20で使用すると、インク消費量の管理ができないためである。
一方、ステップS140で今回のカートリッジ50が新品だったときには、装着されているカートリッジ50の新品情報つまり小突起56を除去する旨のメッセージ(突起の除去に関する情報)を操作パネル80の表示部81に表示する。(ステップS150)。ここで、突起の除去に関する情報とは、「このカートリッジは、新品情報が除去されます。今後他のインクジェットプリンタで使用することができなくなります。」と表示することなどが挙げられる。続いて、CPU92は、図示しないアクチュエータを作動させて突起除去用スライダ66をスライド溝66aに沿ってスロット61の奥から開口に向かって移動させて小突起56に衝突させることにより小突起56をカートリッジ50より除去し(ステップS160)、今回のシリアル番号を使用可能カートリッジリスト95aに登録すると共にそのシリアル番号に対応するインク消費量をゼロに設定し(ステップS170)、本ルーチンを終了する。こうすることで、新品だったカートリッジ50につきその後インク消費量の管理を行うことができるし、そのカートリッジ50が次回誤って新品と判定されるのを防止することができる。
ここで、装着されたカートリッジ50が新品だった場合の処理について、図8に基づいて更に詳しく説明する。図8はカートリッジ50を装着する工程を表す説明図である。まず、図8(a)に示すように、カートリッジ装着ユニット60のスロット61の開口から奥へ向かってカートリッジ50を差し込む。カートリッジ装着ユニット60に装着されたカートリッジ50は、図8(b)に示すように、バーコードシール54とバーコードリーダ62が近接するため、バーコードリーダ62はバーコードシール54のバーコードを読み取ることができ、バーコードリーダ62は、CPU92にバーコードに関する信号を出力する。これにより、CPU92は、そのバーコードによって表されるシリアル番号を認識する。このカートリッジ50は新品であるから、今回のシリアル番号は使用可能カートリッジリスト95aにも使用不可能カートリッジリスト95bにも登録されていないことになる。また、この新品のカートリッジ50がカートリッジ装着ユニット60に装着される過程で、小突起56が第一脚部64aに引っかかるため、揺動体64が図8で反時計回りに揺動し、突起検出器63は検出姿勢(図4(b)参照)になる。これにより、光センサ65の光路が遮断され、突起検出器63は小突起56を検出する。すると、CPU92は、このカートリッジ50を新品であると判定し、使用可能カートリッジリスト95aへこのカートリッジ50のシリアル番号を登録しそのインク消費量をゼロに設定したあと、小突起56を除去する処理を行う。小突起56を除去する際には、図8(c)に示すように、図示しないアクチュエータによって突起除去用スライダ66をスライド溝66aに沿ってスロット61の図面左から右に向かって移動して小突起56と衝突させる。すると、小突起56は、その衝撃により折損して筐体51から脱落し、縦長溝69の中に設けられているガイド部67aを滑り落ちて突起収容部67に収容される。その後、突起除去用スライダ66が元の位置に戻ると、図8(d)に示すように、小突起56の第一脚部64aへの引っかかりがなくなり、図示しないバネにより揺動体64が時計回りに揺動して通常姿勢(図4(a)参照)に戻る。なお、バーコードシール54を備えているが小突起56を備えていないカートリッジ50がカートリッジ装着ユニット60のスロット61に差し込まれた場合には、図8(d)に示すように、小突起56が第一脚部64aに引っかからないため、揺動体64は揺動することなく通常姿勢(図4(a)参照)を保つ。つまり、突起検出器63は小突起56を検出することができない。これにより、CPU92は装着されたカートリッジ50が新品でないと判定する。
次に、インクジェットプリンタ20のインク消費量管理処理の動作について説明する。図9は、コントローラ90のCPU92より実行されるインク消費量管理処理ルーチンの一例を表すフローチャートである。このルーチンは、ROM93に記憶され、所定のタイミング毎に繰り返し実行される。なお、「所定のタイミング」とは、例えばインクを消費した時点(フラッシングやヘッドクリーニングが終了した時点や、印刷動作中の印刷ヘッド24がキャリッジ22とともにガイド28に沿って一往復した時点など)としてもよいし、あらかじめ定められた時間(数sec)が経過した時点であってもよい。
図9のインク消費量管理処理ルーチンが開始されると、CPU92は、装着されているカートリッジ50のシリアル番号に対応するインク消費量を使用可能カートリッジリスト95aから読み取る(ステップS300)。続いて、前回このルーチンを終了してから現在に至るまでの間に吐出したインクのドット数を検出し、そのドット数と1ドットあたりのインク量から今回のインク使用量を算出し、インク消費量に今回のインク使用量を加算した値を新たなインク消費量とする(ステップS310)。なお、インク使用量はインクジェットプリンタ20に送られた印刷データより算出するものとしてもよい。続いて、今回更新したインク消費量と予め定められたインクエンド閾値とを比較し(ステップS320)、インク消費量がインクエンド閾値以上のときには、インク残量が実質ゼロになったとみなし、装着されているカートリッジ50のシリアル番号を使用不可能カートリッジリスト95bに登録すると共に(ステップS340)、そのシリアル番号を使用可能カートリッジリスト95aから削除し(ステップS350)、操作パネル80の表示部81にインクエンドエラーを表示し(ステップS360)、このルーチンを終了する。ここで、「インクエンド閾値」とは、工場出荷時にカートリッジ50のインクバッグ52に充填される初期インク量の値又はそれより僅かに小さい値であり、ROM93に記憶されている。また、「インクエンドエラーの報知」とは、「インクが空になりました。新しいインクカートリッジに交換してください。」と表示することなどが挙げられる。これにより、インク量が実質ゼロになったカートリッジ50の交換を促すことができる。なお、このようにインクエンドに至ったカートリッジ50が再びインクジェットプリンタ20に装着された場合に、前述したステップS120で使用不可能カートリッジと判定され、ステップS190で表示部81にインクエンドエラーが表示される。
一方、ステップS320でインク消費量がインクエンド閾値未満のときには、CPU92は今回更新したインク消費量と予め定められたインクロー閾値とを比較し(ステップS330)、インク消費量がインクロー閾値以上のときには、操作パネル80の表示部81にインクローワーニングを表示し(ステップS370)、このルーチンを終了する。これにより、ユーザにカートリッジの交換時期が近づいていることを報知することができる。ここで、「インクロー閾値」とは、前出のインクエンド閾値より小さい値(例えば初期インク量の80〜90%程度)であり、ROM93に記憶されている。。また、「インクローワーニングの報知」とは、「インクが残り少なくなりました。新しいカートリッジをご準備ください。」と表示することなどが挙げられる。一方、ステップS330でインク消費量がインクロー閾値未満のときには、そのままこのルーチンを終了する。
ここで、本実施形態の構成要素と本発明の構成要素との対応関係について説明する。本実施形態のインクジェットプリンタ20が本発明の着色剤量管理装置に相当し、バーコードシール54が識別情報記録部に相当し、バーコードリーダ62が識別情報読取手段に相当し、小突起56が新品情報明示部に相当し、突起検出器63が新品情報読取手段に相当し、突起除去用スライダ66が新品情報加工手段に相当し、フラッシュメモリ95に記憶された使用可能カートリッジリスト95aが対応関係記憶手段に相当し、コントローラ90が制御手段に相当する。また、操作パネル80の表示部81が報知手段に相当し、プリンタ機構21が本発明の印刷実行手段に相当する。なお、本実施形態では、インクジェットプリンタ20の動作を説明することにより本発明の着色剤量管理装置の制御方法の一例も明らかにしている。
以上詳述した本実施形態のインクジェットプリンタ20によれば、装着されたカートリッジ50につきシリアル番号(バーコードシール56のバーコード)と小突起56の存在の両方を認識することができたときには、小突起56を突起除去用スライダ66で除去すると共に使用可能カートリッジリスト95aにそのシリアル番号を新たに登録する。こうすることにより、新品のカートリッジのインク消費量をその後管理することができると共に、そのカートリッジ50が次回誤って新品と判定されるのを防止することができる。一方、装着されたカートリッジ50につきシリアル番号を読み取ることができそのシリアル番号が使用可能カートリッジリスト95aに記憶されていたときには、使用可能カートリッジリスト95aに記憶されているインク消費量のうちそのシリアル番号に対応する値を更新可能とする。こうすることにより、既にインク消費量を管理しているカートリッジについては引き続きその管理を続行することができる。このように、インクジェットプリンタ20の使用可能カートリッジリスト95aを利用することでカートリッジ50にICメモリ等の不揮発性メモリを備えることなくインク消費量を適切に管理することができる。
また、シリアル番号を表示する部材としてバーコードシール54を利用しているため、電子デバイス等を利用する場合に比べて、低コストで作製可能であり、省資源や環境保護にも寄与することができる。
更に、装着されているカートリッジ50が使用可能カートリッジリスト95aでインク消費量を管理しているものでなく新品でもないときには、使用不可カートリッジエラーを表示してそのカートリッジのインク消費量の管理を行うことができないことをユーザに知らせることができる。
更にまた、カートリッジ50の底面から下方向に突き出た小突起56により新品か否かを明示できることとしため、比較的簡単な構成でカートリッジ50に新品か否かを明示させることができる。また、小突起56の存在を確認したあと突起除去用スライダ66により機械的な動作によって小突起56を折損してしまうため、再度小突起56が読み取り可能な状態に加工されるのを確実に防ぐことができる。
なお、本発明は上述した実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施し得ることはいうまでもない。
例えば、上述した実施形態では、インクジェットプリンタ20はブラックのインクを備えたモノクロプリンタであるとしたがカラープリンタとしてもよい。その場合のカートリッジは、それぞれの色(ブラック、シアン、マゼンダ、イエロー、ライトシアン、ライトマゼンダ等)が一体となっているタイプのものでも、それぞれの色毎に別々になっているタイプのカートものでもよい。
上述した実施形態では、インクジェットプリンタ20はブラックのインクを備えたモノクロプリンタであるとしたが、例えばデジタルカメラなどで撮影した写真画像を印刷用の画像として用い、記録紙Sとして写真サイズ(L判)及びハガキサイズなどの複数の記録紙を印刷可能ないわゆる写真専用プリンタであってもよい。写真専用プリンタの場合、通常のプリンタに比べて全ての色のインクが平均的に消費されることが多いため、一色のインクのみのインク消費量を管理しても、他のインク消費量との差異が小さい点で有効である。
上述した実施形態では、ステップS150で突起の除去に関する情報を報知するとしたが、図10に示すように、ステップS150の代わりに、小突起56を削除してもよいかの確認メッセージと共に「はい」ボタンと「いいえ」ボタンを操作パネル80の表示部81に表示する(ステップS152)。すると、ユーザは、カーソルキー82aでいずれかのボタンにカーソルを合わせたあと決定キー82bを押下する。CPU92は、決定キー82bが押下されたか否かを判定し(ステップS154)、押下されていないときにはそのまま待機し、押下されたときにはいずれのボタンが選択されたかを判定する(ステップS156)。そして、「はい」ボタンが選択されたときには上述したステップS160,S170の処理を実行したあと本ルーチンを終了し、「いいえ」ボタンが選択されたときにはそのまま本ルーチンを終了する。こうすれば、使用意思のないカートリッジ50がインクジェットプリンタ20に装着された場合にユーザの意思に反して小突起56が読み取り不可能な状態に加工されることを防ぐことができる。
上述した実施形態では、電源スイッチ89をオンしたときやカートリッジ50を装着したときにそのカートリッジ50が新品だった場合にカートリッジ状態判定処理ルーチンを開始し、ステップS160で小突起56を除去するものとしたが、小突起56を除去するタイミングは初めてインクを消費する直前に小突起56を除去してもよい。こうすれば、実際にはインクが使用されていないにもかかわらず、他のインクジェットプリンタで使用できない状態にしてしまうことを防ぐことができる。なお、インクを消費する場合としては、例えば印刷する場合のほかフラッシングやヘッドクリーニングを行う場合なども含まれる。
上述した実施形態では、識別情報記録部はシリアル番号をバーコード化したバーコードシール54としたが、例えば、バーコードやQRコードを直接カートリッジ50の筐体51に印刷したり刻印したものであってもよいし、筐体51に識別情報としての凹凸や切り込みなどの構造的な特徴を設けてもよい。この場合も、電子デバイス等を利用する場合に比べて、低コストで作製可能であり、省資源や環境保護にも寄与することができる。
上述した実施形態では、カートリッジ50が新品であることを表す小突起56の有無を突起検出器63で検出し、この小突起56を突起除去用スライダ66を用いて削除するようにしたが、この構成の代わりに図11の構成を採用してもよい。すなわち、カートリッジ50の筐体51の上面に光反射領域としての白色シール156を貼付し、カートリッジ装着ユニット60にこのカートリッジ50を装着したときに白色シール156がプラテン40の直下であって記録紙Sから外れた箇所に配置されるようにすると共に、白色シール156に向かって光を照射しその反射光を受ける光センサ142を設けてもよい。白色シール156の直上部分にはカートリッジ装着ユニット60やプラテン40を通過する通過孔が設けられ、印刷時には毎回印刷ヘッド24が作動してこの通過孔の上方でノズル23からインクを吐出するものとする。こうすることにより、カートリッジ50が新品のときには光センサ142は照射した光が白色で反射したときの光を検出するのに対して、カートリッジ50が一旦使用されると、通過孔を通ってきたインクにより白色シールが黒くなるため、光センサ142は照射した光が白色で反射したときの光を検出することはない。したがって、光センサ142の検出信号によりカートリッジ50が新品か否かを判定することができる。この場合、白色シール156と接触することなく新品か否かを判定することができる。また、インクはカートリッジ50に元々備えられているため、新たな材料を追加することなく新品情報明示部である白色シール156を読み取り不可能な状態に加工することができる。なお、白色シール156が新品情報明示部に相当し、光センサ142が新品情報読取手段に相当し、印刷ヘッド24が新品情報加工手段に相当する。また、白色シール156は白色に限らず、インクと異なる色であればよい。
上述した実施形態では、突起検出器63は光センサ65及び揺動体64を備えたものであるとしたが、光センサ65のみとし、カートリッジ50を装着したときに光センサ65の発光素子65aと受光素子65bとの間に光不透過の小突起56が配置されるようにしてもよい。こうすれば、カートリッジ50が新品のときには光センサ65は小突起56の存在により光を検知することができないのに対して、カートリッジ50が新品でないときつまり小突起56がないときには光センサ65は光を検知することができるため、揺動体64を備えなくても上述した実施形態と同様の効果を得ることができる。また、構成要素を減らすことができるため、より省資源や環境保護に寄与することができる。
上述した実施形態では、カートリッジ50の底面から下方に突き出た小突起56を突起除去用スライダ66により折損して除去するものとしたが、折損・除去する代わりに図2において小突起56を反時計方向に回転させて水平方向となるように姿勢を変更してもよい。この場合、次回このカートリッジ50をカートリッジ装着ユニット60のスロット61に差し込んだときには、揺動体64が回転しないため、新品でないと判定される。
上述した実施形態では、カートリッジ50のインク消費量を管理するものとしたが、カートリッジ50の印刷枚数を管理するものとし、実際の印刷枚数が予めカートリッジ50に定められた上限枚数に達したときにそのカートリッジ50の使用を打ち切るように制御してもよい。このような制御をシャットオフ制御という。このときの印刷枚数は、インクバッグ52の初期充填量に基づいて決定されるため、インク量と同視することができる。つまり、本発明の着色材量管理装置は、シャットオフ制御での印刷枚数の管理も含む。
上述した実施形態では、使用可能カートリッジリスト95aのほかに使用不可能カートリッジリスト95bを作成し、ステップS120において今回のシリアル番号が使用不可能カートリッジリスト95bに記憶されているか否かを判定しているが、その代わりに次のようにしてもよい。すなわち、使用可能カートリッジリスト95aにおいて、インク消費量がインクエンド閾値以上になったカートリッジのシリアル番号に対応するインク消費量を「全量」と記憶するようにし、ステップS120の代わりに、ステップS130のあと今回のシリアル番号に対応するインク消費量が「全量」か否かを判定するステップを実行し、「全量」と判定されたときにはインク残量が実質ゼロであり使用不可能であるためステップS190に進んでインクエンドエラーを表示し、「全量」でないと判定されたときにはそのままこのルーチンを終了して、その後インク消費量管理処理ルーチンを行うようにしてもよい。こうすれば、使用不可能カートリッジリスト95bは不要となるため、その分フラッシュメモリ95の容量を有効に利用できる。
上述した実施形態では、メカフレーム48の下部に備えられたカートリッジ装着ユニット60にカートリッジ50を装着するオフキャリッジ式のプリンタ機構21としたが、キャリッジ22にカートリッジ50を装着するオンキャリッジ式のプリンタ機構としてもよい。
上述した実施形態では、エラー表示(インクエンドエラーなど)を操作パネル80の表示部81に表示させることによりユーザへ報知するものとしたが、インクジェットプリンタ20又はユーザPC100が図示しないスピーカを備えるものとし、CPU92がカートリッジに関する情報を音声に変換し、変換した音声をこのスピーカから出力することにより報知するものとしてもよい。こうすれば、音声によって聴覚的にカートリッジに関する情報を報知することができる。あるいは、エラー表示をユーザPC100の画面に表示するものとしてもよい。こうすれば、ユーザはPCを操作しながらにして、インクジェットプリンタ20の状態を知ることができる。
上述した実施形態では、本発明の着色剤量管理装置をインクジェットプリンタ20に適用した場合を例示したが、このようなインクジェットプリンタ20のほかにスキャナやファクシミリ装置を搭載した複合機に適用してもよい。
本発明は、交換可能なカートリッジを取り付け可能な印刷装置に利用可能である。
インクジェットプリンタ20の構成の概略を示す構成図。 インクジェットプリンタ20の構成の概略を示す断面図。 カートリッジ50及びカートリッジ装着ユニット60の説明図。 光センサ65の動作説明図。 操作パネル80の説明図。 フラッシュメモリ95に記憶されたカートリッジ情報の説明図。 カートリッジ状態判定処理ルーチンのフローチャート。 カートリッジ50を装着する工程を表す説明図。 インク消費量管理処理ルーチンのフローチャート。 他の実施形態のカートリッジ状態判定処理ルーチンのフローチャート。 他の実施形態の構成の概略を示す断面図。
符号の説明
20 インクジェットプリンタ、21 プリンタ機構、22 キャリッジ、23 ノズル、24 印刷ヘッド、25 リニア式エンコーダ、28 ガイド、29 インクチューブ、32 キャリッジベルト、33 駆動モータ、34a キャリッジモータ、34b 従動ローラ、35 紙送りローラ、40 プラテン、48 メカフレーム、49 メイン基板、50 カートリッジ、51 筐体、52 インクバッグ、53 インク供給口、54 バーコードシール、55 直線溝、56 小突起、60 カートリッジ装着ユニット、61 スロット、61a ツメ、62 バーコードリーダ、63 突起検出器、64 揺動体、64a 第1脚部、64 揺動体、64b 第2脚部、65 光センサ、65a 発光素子、65b 受光素子、66 突起除去用スライダ、67 突起収容部、67a ガイド部材 68 ジョイント部、69 縦長溝、70 キャッピング装置、72 吸引ポンプ、80 操作パネル、81 表示部、82 操作部、82a カーソルキー、82b 決定キー、82c 設定キー、82d 戻りキー、82e 印刷実行キー、89 電源スイッチ、90 コントローラ、92 CPU、93 ROM、94 RAM、95 フラッシュメモリ、95a 使用可能カートリッジリスト、95b 使用不可能カートリッジリスト、96 インタフェース(I/F)、100 ユーザPC、142 光センサ、156 白色シール、S 記録紙。

Claims (11)

  1. 着色剤の量を管理する着色剤量管理装置であって、
    着色剤を収容する着色剤収容部、自他を識別可能な識別情報が記録された識別情報記録部及び自身が新品であることを示す新品情報を明示する新品情報明示部を有し、着脱可能に取り付けられたカートリッジと、
    前記識別情報記録部を読み取る識別情報読取手段と、
    前記新品情報明示部を読み取る新品情報読取手段と、
    前記新品情報明示部を機械的な動作によって加工することにより読み取り不可能な状態とする新品情報加工手段と、
    前記識別情報と該識別情報によって識別されるカートリッジの着色剤使用量に基づいて算出される着色剤総使用量又は着色剤残量との対応関係を記憶する対応関係記憶手段と、
    前記識別情報読取手段が前記識別情報記録部から前記識別情報を読み取ることができ且つ前記新品情報読取手段が前記新品情報明示部を読み取ることができたときには、前記新品情報明示部を前記新品情報加工手段で加工して読み取り不可能な状態にすると共に前記対応関係記憶手段に読み取った前記識別情報を新たに登録し、前記識別情報読取手段が前記識別情報記録部から前記識別情報を読み取ることができ且つ該識別情報が前記対応関係記憶手段に記憶されていたときには、前記対応関係記憶手段のうち読み取った前記識別情報に対応する着色剤総使用量又は着色剤残量を更新可能とする制御手段と、
    を備えた着色剤量管理装置。
  2. 前記識別情報記録部は、前記識別情報が前記カートリッジに直接印刷若しくは刻印されたものであるか又は前記識別情報が前記カートリッジに貼付されるシールに印刷されたものである、
    請求項1に記載の着色剤量管理装置。
  3. 請求項1又は2に記載の着色剤量管理装置であって、
    ユーザにエラーの発生を報知する報知手段
    を備え、
    前記制御手段は、前記識別情報読取手段が前記識別情報記録部から前記識別情報を読み取ることができ該識別情報が前記対応関係記憶手段に記憶されておらず且つ前記新品情報読取手段が前記新品情報明示部を読み取ることができなかったときには、エラーを報知するよう前記報知手段を制御する、
    着色剤量管理装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の着色剤量管理装置であって、
    装着されたカートリッジを使用する意思があることをユーザが入力可能な使用意思入力手段
    を備え、
    前記制御手段は、前記識別情報読取手段が前記識別情報記録部から前記識別情報を読み取ることができ且つ前記新品情報読取手段が前記新品情報明示部を読み取ることができたときには、前記使用意思入力手段により前記カートリッジを使用する意思があることをユーザが入力したあと、前記新品情報明示部を前記新品情報加工手段で加工して読み取り不可能な状態にすると共に前記対応関係記憶手段に読み取った前記識別情報を新たに登録する、
    着色剤量管理装置。
  5. 前記新品情報明示部は、所定方向に突き出た突起であり、
    前記新品情報加工手段は、前記機械的な動作によって前記突起を前記所定方向に突き出た姿勢とは異なる姿勢に変化させる手段であり、
    前記新品情報読取手段は、前記突起が前記所定方向に突き出ているか否かを読み取る手段である、
    請求項1〜4のいずれかに記載の着色剤量管理装置。
  6. 前記新品情報加工手段は、スライド動作によって前記所定方向に突き出た前記突起を折損又は除去する手段である、
    請求項5に記載の着色剤量管理装置。
  7. 前記新品情報明示部は、所定の光を反射する性質を有する光反射領域であり、
    前記新品情報加工手段は、前記機械的な動作によって前記光反射領域の少なくとも一部の状態を変化させることにより反射光を変化させる手段であり、
    前記新品情報読取手段は、前記反射光の変化を読み取ることができる手段である、
    請求項1〜4のいずれかに記載の着色剤量管理装置。
  8. 前記新品情報加工手段は、着色剤の噴射動作によって前記光反射領域の少なくとも一部を着色剤で被覆する手段である、
    請求項7に記載の着色剤量管理装置。
  9. 請求項1〜8のいずれかに記載の着色剤量管理装置と、
    前記カートリッジの着色剤を利用して印刷媒体への印刷を実行可能な印刷実行手段と、
    を備えた印刷装置。
  10. 着色剤を収容する着色剤収容部、自他を識別可能な識別情報が記録された識別情報記録部及び自身が新品であることを示す新品情報を明示する新品情報明示部を有し、着脱可能に取り付けられたカートリッジと、前記識別情報記録部を読み取る識別情報読取手段と、前記新品情報明示部を読み取る新品情報読取手段と、前記新品情報明示部を機械的な動作によって加工することにより読み取り不可能な状態とする新品情報加工手段と、前記識別情報と該識別情報によって識別されるカートリッジの着色剤使用量に基づいて算出される着色剤総使用量又は着色剤残量との対応関係を記憶する対応関係記憶手段と、を備えた着色剤量管理装置をコンピュータ・ソフトウェアによって制御する方法であって、
    (a)前記識別情報読取手段が前記識別情報記録部から前記識別情報を読み取ることができるか否かを判定するステップと、
    (b)前記新品情報読取手段が前記新品情報明示部を読み取ることができるか否かを判定するステップと、
    (c)前記ステップ(a),(b)のあと、前記識別情報読取手段が前記識別情報記録部から前記識別情報を読み取ることができ且つ前記新品情報読取手段が前記新品情報明示部を読み取ることができたときには、前記新品情報明示部を前記新品情報加工手段で加工して読み取り不可能な状態にすると共に前記対応関係記憶手段に読み取った識別情報を新たに登録し、前記識別情報読取手段が前記識別情報記録部から前記識別情報を読み取ることができ且つ該識別情報が前記対応関係記憶手段に記憶されていたときには、前記対応関係記憶手段のうち読み取った前記識別情報に対応する着色剤総使用量又は着色剤残量を更新可能とするステップと、
    を含む着色剤量管理装置の制御方法。
  11. 請求項10に記載の着色剤量管理装置の制御方法の各ステップを1又は複数のコンピュータに実現させるための制御プログラム。
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