JP2001341322A - プリンター装置 - Google Patents

プリンター装置

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JP2001341322A
JP2001341322A JP2000166094A JP2000166094A JP2001341322A JP 2001341322 A JP2001341322 A JP 2001341322A JP 2000166094 A JP2000166094 A JP 2000166094A JP 2000166094 A JP2000166094 A JP 2000166094A JP 2001341322 A JP2001341322 A JP 2001341322A
Authority
JP
Japan
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cartridge
marking member
ink
remaining amount
data
Prior art date
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JP2000166094A
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English (en)
Inventor
Tsuneichi Arai
常一 新井
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクカートリッジ製造者以外の者に対し
て、インクカートリッジを再利用することを不可能とさ
せる。 【解決手段】 プリンター装置本体内に、インクカート
リッジ29内のインク残量データを計測するインク残量
計測手段32とインク残量データの暗号化を行う暗号化
手段33とが設けられ、インクカートリッジ29内に、
暗号化手段33にて暗号化されたインク残量データを記
憶するインク残量記憶手段31が設けられ、インクカー
トリッジ29の初期化処理時に、インク残量記憶手段3
1に記憶されたインク残量暗号化データが暗号化手段3
3によって複合化されてCPU20内にセットされる。
このため、正規品ではないインクカートリッジが装着さ
れた場合や、製造者以外の者によりインクカートリッジ
が再利用された場合、インク残量の暗号化データの複号
化時にエラーが発生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンター装置に
関し、特に、着脱可能なマーキング部材カートリッジが
装着され、該マーキング部材カートリッジ内に格納され
たマーキング部材を被記録媒体に付着させることにより
該被記録媒体に対する印字を行うプリンター装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、着脱可能なマーキング部材カ
ートリッジが装着され、該マーキング部材カートリッジ
内に格納されたマーキング部材を被記録媒体に付着させ
ることにより該被記録媒体に対する印字を行うプリンタ
ー装置においては、正規品でないマーキング部材や使用
期限が超過したマーキング部材を用いて印刷処理を行う
場合、様々な不具合が生じてしまう。
【0003】例えば、マーキング部材カートリッジであ
るインクカートリッジ内のインクを印字ヘッドから被記
録媒体の表面に吐出することにより、該被記録媒体に対
して印刷処理を行うインクジェット方式のプリンター装
置においては、上述した正規品でないインク等を用いて
印刷処理を行う場合、該インクにより印字ヘッドが故障
したり、印字品質が大幅に低下したりする等の不具合が
生じてしまう。
【0004】このため、最近のプリンター装置において
は、上述した問題点を解決するために種々の技術が提案
されており、例えば、その技術が、特開平11−157
059号公報や特開平7−232438号公報に開示さ
れている。
【0005】特開平11−157059号公報において
は、インクカートリッジの内部に、印刷ジョブが完了す
る度に予め設定されたカウント値を減算するメモリから
なるインク残量記憶手段が設けられ、このインク残量記
憶手段のカウント値がゼロとなるとその旨がモニタに表
示されてインクカートリッジの交換をユーザに促し、仮
に、このインクカートリッジが一旦取り外された後で再
装着されると、再装着されたインクカートリッジ内のイ
ンクが正規品でないインクであると認識し、以降、印刷
モードを標準外の印刷モードに調整するインクジェット
プリンタが開示されている。
【0006】これによれば、ユーザにより正規品でない
インクが再充填されてインクカートリッジが再装着され
たとしても、プリンター装置または印刷品質に与える影
響を最小限に抑えることが可能となる。
【0007】また、特開平7−232438号公報にお
いては、インクカートリッジ内に、該インクカートリッ
ジにインクを充填した時期を判別するための識別IDが
備えられ、該識別IDに基づいてインクカートリッジ内
に設けられたヒータへの電力パルスを制御するインクジ
ェット記録装置が開示されている。
【0008】これによれば、インクジェットカートリッ
ジ内のインクの充填時期に無関係に所定量のインクを吐
出することが可能となり、これにより、印刷品質に与え
る影響を抑えることが可能となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
7−232438号公報における、プリンターの構成要
素であるインクカートリッジ識別IDは、インクカート
リッジを識別するための手段で、インクカートリッジI
Dに対応してプリンター内に記憶してあるインクカート
リッジの情報に基づいた処理を行う構成である為、イン
クカートリッジ内に新しく、プリンター装置指定インク
を補充したとしても、インクカートリッジ情報を更新す
る手段を設けていない為、インク情報は更新されず、イ
ンク切れ表示を消すこと又は、インク充填時期によっ
て、プリンターのインク吐出制御を変更している場合は
新品のインクに適した吐出制御を行うことができないと
いう問題点がある。
【0010】また、特開平11−157059号公報に
開示されたインクジェットプリンタにおいては、インク
カートリッジの製造者であっても、インクカートリッジ
内に設けられたインク残量記憶手段におけるインク残量
データ(カウント値)を再初期化することができないと
いう問題点がある。
【0011】インクカートリッジの製造者は、エコロジ
ーの観点から回収/再利用が可能なインクカートリッジ
を製造すべきであるが、一方で、インクカートリッジの
製造者以外の者に対して、インクカートリッジ内にイン
クを再充填しての該インクカートリッジの再利用を許可
すると、再利用時に再充填されるインクの品質が保証さ
れないため、インクの品質によっては印字ヘッドを破損
する可能性がある。
【0012】本発明は上述したような従来の技術が有す
る問題に鑑みてなされたものであって、インクカートリ
ッジ製造者以外の者に対して、インクカートリッジを再
利用することを不可能とさせることができるプリンター
装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を解決するため
に本発明は、マーキング部材が格納されたマーキング部
材カートリッジと、前記マーキング部材カートリッジが
着脱可能に構成されたプリンター装置本体とを有し、前
記マーキング部材カートリッジに格納されたマーキング
部材を前記プリンター装置本体にて被記録媒体に付着さ
せることにより該被記録媒体に対して印字を行うプリン
ター装置において、前記プリンター装置本体は、前記マ
ーキング部材カートリッジ内のマーキング部材の残量デ
ータを計測するマーキング部材残量計測手段と、前記マ
ーキング部材残量計測手段にて計測されたマーキング部
材残量データを暗号化する暗号化手段と、制御プログラ
ムを具備し、該制御プログラムによって当該プリンター
装置全体の制御を行うCPUとを有し、前記マーキング
部材カートリッジは、前記暗号化手段にて暗号化された
マーキング部材残量データを記憶するマーキング部材残
量記憶手段を有することを特徴とする。
【0014】また、前記暗号化手段は、前記マーキング
部材カートリッジの初期化時に、該マーキング部材カー
トリッジ内に設けられたマーキング部材残量記憶手段に
記憶されたマーキング部材残量データを複合化し、該マ
ーキング部材残量データを前記制御プログラムが通常使
用するマーキング部材残量データとして前記CPUにセ
ットすることを特徴とする。
【0015】また、前記マーキング部材残量記憶手段
は、当該マーキング部材カートリッジ内のマーキング部
材の製造日時及び使用開始日を記憶し、前記CPUは、
前記マーキング部材残量記憶手段に記憶されたマーキン
グ部材の製造日時及び使用開始日に基づいて該マーキン
グ部材の使用期限を検査することを特徴とする。
【0016】また、マーキング部材が格納されたマーキ
ング部材カートリッジと、前記マーキング部材カートリ
ッジが着脱可能に構成されたプリンター装置本体とを有
し、前記マーキング部材カートリッジに格納されたマー
キング部材を前記プリンター装置本体にて被記録媒体に
付着させることにより該被記録媒体に対して印字を行う
プリンター装置において、前記マーキング部材カートリ
ッジは、カートリッジIDが予め設定され、前記プリン
ター装置本体は、前記カートリッジIDが入力され、該
カートリッジIDをチェックするカートリッジIDチェ
ック手段と、前記カートリッジIDチェック手段に入力
されたカートリッジID毎にマーキング部材残量データ
を記憶する記憶手段と、制御プログラムを具備し、該制
御プログラムによって当該プリンター装置全体の制御を
行うCPUとを有することを特徴とする。
【0017】また、前記カートリッジIDチェック手段
は、前記マーキング部材カートリッジの初期化時に、入
力されたカートリッジIDのマーキング部材残量データ
が前記記憶手段に記憶されているかどうかチェックし、
前記CPUは、前記カートリッジIDチェック手段にて
該カートリッジIDチェック手段に入力されたカートリ
ッジIDのマーキング部材残量データが前記記憶手段に
記憶されていると判断された場合、前記記憶手段に記憶
されているマーキング部材残量データを読み出し、該マ
ーキング部材残量データを前記制御プログラムが通常使
用するマーキング部材残量データとして内部にセットす
ることを特徴とする。
【0018】また、前記マーキング部材カートリッジ
は、初期化キーコードが予め設定され、前記プリンター
装置本体は、前記マーキング部材カートリッジの初期化
時に、前記初期化キーコードが入力され、該初期化キー
コードが正規のキーコードであるかチェックするキーコ
ードチェック手段を有し、前記記憶手段は、前記カート
リッジIDチェック手段にて該カートリッジIDチェッ
ク手段に入力されたカートリッジIDのマーキング部材
残量データが前記記憶手段に記憶されていないと判断さ
れ、かつ前記キーコードチェック手段にて該キーコード
チェック手段に入力された初期化キーコードが正規のキ
ーコードであると判断された場合に、当該カートリッジ
IDと該カートリッジIDのマーキング部材残量データ
の初期値とを記憶し、前記CPUは、前記記憶手段に記
憶されたマーキング部材残量データの初期値を前記制御
プログラムが通常使用するマーキング部材残量データと
して内部にセットすることを特徴とする。
【0019】(作用)上記のように構成された本発明に
おいては、マーキング部材カートリッジ内に、暗号化手
段にて暗号化されたマーキング部材残量データを記憶す
るマーキング部材残量記憶手段が設けられ、マーキング
部材カートリッジの初期化処理時に、マーキング部材残
量記憶手段にて記憶されたマーキング部材残量の暗号化
データが暗号化手段にて複合化されてCPU内にセット
される。
【0020】このため、正規品ではないマーキング部材
カートリッジが装着された場合や、製造者以外の者によ
り使用後のマーキング部材カートリッジにマーキング部
材が再充填されて該マーキング部材カートリッジが再利
用された場合には、マーキング部材残量データの複号化
時にエラーが発生して初期化処理が不可能となり、これ
により、印字品質の低下が未然に防止されるとともに、
本プリンター装置がインクジェットプリンターである場
合には、成分の異なるマーキング部材の使用によるイン
ク吐出部の故障が未然に防止される。
【0021】また、マーキング部材カートリッジ内に設
けられたマーキング部材残量記憶手段において、マーキ
ング部材製造日及びマーキング部材使用開始日を記憶
し、プリンター装置本体内に設けられたCPUにおい
て、マーキング部材残量記憶手段にて記憶されたマーキ
ング部材製造日及びマーキング部材使用開始日に基づい
てマーキング部材カートリッジ内のマーキング部材を検
査する場合においては、マーキング部材の使用期限が過
ぎている時に警告表示を行う構成とすることが可能であ
り、これにより、印字品位の低下が未然に防止される。
【0022】また、マーキング部材カートリッジ内に、
カートリッジID及び初期化キーコードが予め設定さ
れ、プリンター装置本体内に、カートリッジIDをチェ
ックするカートリッジIDチェック手段と、初期化キー
コードをチェックするキーコードチェック手段と、カー
トリッジID毎にマーキング部材残量データを記憶する
記憶手段とを設け、マーキング部材残量データが記憶手
段に記憶されていない新規のマーキング部材カートリッ
ジが装着された場合、キーコードチェック手段にて初期
化キーコードが正規のキーコードであると判断された時
にのみ、記憶手段に当該カートリッジIDと該カートリ
ッジIDのマーキング部材残量データの初期値とを記憶
させ、該マーキング部材残量データの初期値がCPU内
にセットされる。
【0023】このため、正規品ではないマーキング部材
カートリッジが装着された場合や、製造者以外の者によ
り使用後のマーキング部材カートリッジにマーキング部
材が再充填されて該マーキング部材カートリッジが再利
用された場合には、マーキング部材カートリッジの初期
化処理が不可能となり、これにより、印字品質の低下が
未然に防止されるとともに、本プリンター装置がインク
ジェットプリンターである場合には、成分の異なるマー
キング部材の使用によるインク吐出部の故障が未然に防
止される。
【0024】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0025】(第1の実施の形態)図1は、本発明のプ
リンター装置を用いた印字システムの一構成例を示す図
である。
【0026】図1に示すように本構成例は、一般的なネ
ガフィルム5を読み取るためのスキャナー4と、スキャ
ナー4にて読み取られたネガフィルム5の画像を加工・
編集して印字データとして出力するホストコンピュータ
1と、ホストコンピュータ1から出力された印字データ
の印刷処理を行い、該印刷結果を印刷結果3として出力
するプリンター装置2とから構成されている。
【0027】ホストコンピュータ1は、ユーティリティ
プログラムを格納する一般的なパーソナルコンピュータ
である。ユーザーは、ホストコンピュータ1内のユーテ
ィリティプログラムを使用してプリンター装置2に対し
て、印刷待機中コマンド、ヘッド回復指示コマンド、印
刷データ、印刷コマンド及び設定コマンド等を与える。
【0028】プリンター装置2は、交換可能なマーキン
グ部材カートリッジであるインクカートリッジが装着さ
れ、該インクカートリッジ内のマーキング部材であるイ
ンクを被記録媒体に付着させることにより該被記録媒体
に対して印刷処理を行うインクジェットプリンター、或
いは交換可能なマーキング部材カートリッジであるトナ
ーカートリッジが装着され、該トナーカートリッジ内の
マーキング部材であるトナーを被記録媒体に付着させる
ことにより該被記録媒体に対して印刷処理を行うレーザ
ープリンター等のプリンター装置である。なお、以下の
記載では、プリンター装置2が、印字制御部、ヘッド回
復部、制御プログラム等から構成される一般的なインク
ジェットプリンターであるものとして説明する。
【0029】スキャナー4は、ドライバープログラムを
格納する一般的なフィルムスキャナーであり、SCSI
インターフェースを介してホストコンピュータ1に接続
されている。ユーザーは、ホストコンピュータ1内のユ
ーティリティプログラムを介してスキャナー4内のドラ
イバープログラムを使用してスキャナー4を利用する。
【0030】図2は、本発明のプリンター装置の第1の
実施の形態を示す図である。また、図3は、図2に示し
たプリンター装置の主要構成部の一例を示す図である。
【0031】図2に示すように本形態におけるプリンタ
ー装置本体においては、CPU20と、印刷部23と、
インターフェース(I/F)部24と、ヘッドインター
フェース(I/F)部25とがシステムバス26を介し
て互いに接続され、ヘッドI/F部25に、ヘッドユニ
ット28及びマーキング部材カートリッジであるインク
カートリッジ29が装着される装着部27が接続されて
いる。
【0032】CPU20は、通常のプリンター装置の制
御プログラムや本発明の制御プログラムが記憶されてい
るROM21と、印刷データ等のバッファー及び本発明
のワークエリアとして使用されるRAM22とを内蔵し
ている。なお、ROM21内のプログラムの一部には、
図3に示すようにマーキング部材残量計測手段であるイ
ンク残量計測手段32と暗号化手段33とが含まれる。
【0033】印刷部23は、ヘッド駆動部、紙送りモー
タ制御部等の通常のインクジェットプリンターの構成部
品で構成されている。
【0034】I/F部24は、本プリンター装置をホス
トコンピュータ1(図1参照)と接続するための一般的
なプリンター用セントロニクスインターフェイスであ
り、ホストコンピュータ1内のユーティリティプログラ
ムから印刷データ等のデータを受け取り、このデータを
システムバス26を介してCPU20に送信する。
【0035】ヘッドI/F部25は、装着部27に装着
されたヘッドユニット28及びインクカートリッジ29
とCPU20とのインターフェイス部であり、ヘッドユ
ニット28内のヒータ(不図示)等用の電源電圧(不図
示)及びデータのインターフェイス(不図示)から構成
されている。CPU20からのヘッドユニット28に対
するインク吐出指示や、ヘッドユニット28及びインク
カートリッジ29の状態のCPU20への通知等は、ヘ
ッドI/F部25を介してやり取りされる。
【0036】インクカートリッジ29は、印字処理時或
いは回復処理時に使用されるインクを収容するものであ
り、従来より使用されているインクカートリッジに、図
3に示すように一般的な不揮発性の記憶手段であるEE
PROM等からなるマーキング部材残量記憶手段である
インク残量記憶手段31が付加された構成となってい
る。なお、インク残量記憶手段31は、CPU20によ
って読み書き可能なように、ヘッドI/F25を介して
CPU20と接続されている。
【0037】ヘッドユニット28は、従来より使用され
ているインクジェットプリンター、例えば、特開平06
−198883号公報に開示されているインクジェット
プリンターのヘッドと同等の構造であり、インクカート
リッジ29内からのインクを吐出させるためのヒーター
や、該インクを吐出するためのノズルを含むインク吐出
部等から構成されている。
【0038】ヘッドユニット28においては、印字処理
時に、CPU20からの指示によりヒーターが加熱さ
れ、この加熱によりインクカートリッジ29内からのイ
ンクに生じるバブルの圧力によってノズルからインクが
吐出される。
【0039】ヘッドユニット28とインクカートリッジ
29とは、インクが流れる口とインク残量記憶手段31
のデータの読み出し書き出し接点とで接続されている。
インク残量記憶手段31に記憶されているデータはその
接点及びヘッドI/F部24を介してCPU20に読み
書きされる。
【0040】ここで、インク残量記憶手段31、インク
残量計測手段32及び暗号化手段33について図3を参
照して説明する。
【0041】インク残量計測手段32は、インクカート
リッジ29内のインク残量データを計測し、このインク
残量データを暗号化手段33に対して送信する。
【0042】暗号化手段33は、インク残量計測手段3
2にて計測されたインク残量データを暗号化してヘッド
I/F部25(図2参照)を介してインク残量記憶手段
31に対して送信する。
【0043】インク残量記憶手段31は、暗号化手段3
3から送信されてきたインク残量の暗号化データを記憶
するとともに、CPU20(図2参照)からの読み出し
指示によって記憶しているインク残量の暗号化データを
読み出し、暗号化手段33に対して送信する。
【0044】また、暗号化手段33は、インク残量記憶
手段31から送信されてきたインク残量の暗号化データ
を復号化し、複合化したインク残量データを通常のイン
ク残量データとしてCPU20のRAM22(図2参
照)内のワークエリアにセットする。
【0045】なお、インク残量計測手段32におけるイ
ンク残量データの計測方法としては、新規インクカート
リッジが装着部27に装着されたときの規定量の最大値
として、印字等による吐出ドット数や、ヘッド回復処理
のインク吐出量に応じてインクカウント値を減算してい
く方法等が挙げられる。
【0046】また、暗号化手段33における暗号化/復
号化方式自体は、本発明においてどのような方式でも構
わないので、一般的な公開暗号化キー方式等で構わな
い。
【0047】以下に、上記のように構成されたプリンタ
ー装置において、インクカートリッジ装着時に行われる
インクカートリッジの初期化処理動作についてフローチ
ャートを用いて説明する。なお、この初期化処理は、電
源切断中にインクカートリッジが交換されている可能性
があるため電源投入時にも行われる。
【0048】図4は、図2及び図3に示したプリンター
装置において、インクカートリッジ装着時に行われるイ
ンクカートリッジの初期化処理動作を説明するためのフ
ローチャートである。なお、図4に示したフローチャー
トのプログラム自体は、図2に示したCPU20のRO
M21内に記憶されている。
【0049】本プリンター装置内の装着部27へのイン
クカートリッジ装着時或いは電源投入時に、インクカー
トリッジの初期化処理が開始される(ステップS4−
1)。このとき、以下に記載する処理のために、CPU
20のRAM22内のワークエリアが初期化される。
【0050】次に、装着部27に装着されたインクカー
トリッジ29内のインク残量記憶手段31に記憶されて
いる暗号化されたインク残量データがCPU20によっ
てヘッドI/F25を介して読み出され、読み出された
インク残量データがRAM22内のワークエリアに記憶
される(ステップS4−2)。
【0051】次に、暗号化手段33において、RAM2
2内のワークエリアに記憶された暗号化されたインク残
量データが複号化される(ステップS4−3)。
【0052】なお、暗号化手段33においては、DES
(Data Encryption Standard)等の充分な暗号強度を有す
る暗号化アルゴリズムによって暗号化/複号化処理が行
われる。
【0053】ここで、RAM22内のワークエリアに記
憶されたインク残量データが正規の暗号化データであれ
ば、ステップS4−3における処理により正規に複号化
されたインク残量データが得られる。一方、本プリンタ
ー装置からインクカートリッジが取り外され、外部機械
等によりインク残量記憶手段31内のインク残量記憶デ
ータが改竄されている場合、ステップS4−3における
処理時にエラーが発生し、RAM22内のワークエリア
に記憶されたインク残量データが正規の暗号化データで
はないことがわかる。
【0054】次に、暗号化手段33にて複号化されたイ
ンク残量データが、正規に複号化されたインク残量デー
タであるかがチェックされる(ステップS4−4)。
【0055】ステップS4−4において、暗号化手段3
3にて複号化されたインク残量データが正規に複号化さ
れたインク残量データでないと判断された場合、RAM
22内のワークエリアに記憶されたインク残量データが
外部機器等で改竄されたか、或いはインクカートリッジ
29が正規インクカートリッジではないということにな
る。
【0056】インクカートリッジ29が正規カートリッ
ジでない場合、このインクカートリッジに収納されてい
るインクも正規インクと成分が異なる可能性があり、ヘ
ッドユニット28内のインク吐出機構を破損する可能性
がある。
【0057】このため、ステップS4−4において、暗
号化手段33にて複号化されたインク残量データが正規
に複号化されたインク残量データでないと判断された場
合、本プリンター装置内に設けられたエラー表示器(不
図示)に正規のインク残量データではないことを表すエ
ラー番号が表示され、このエラー番号がホストコンピュ
ータ1(図1参照)に対して、エラー状態を返す通信規
約によって送信される(ステップS4−5)。
【0058】なお、ホストコンピュータ1においては、
本プリンター装置用のドライバーソフト等において、本
プリンター装置からのエラー番号が受信され、“正規イ
ンクカートリッジに変えてください”等の警告メッセー
ジが画面上に表示される。
【0059】一方、ステップS4−4において、暗号化
手段33にて複号化されたインク残量データが正規に複
号化されたインク残量データであると判断された場合、
このインク残量データが通常のプリンター制御用プログ
ラムが使用するインク残量データとしてRAM22上の
ワークエリアにセットされる(ステップS4−6)。
【0060】インク残量計測手段32においては、印字
処理或いは回復処理が行われると、ステップS4−6に
てRAM22内のワークエリアに記憶されたインク残量
データから、印字処理時或いは回復処理時に消費された
インク消費量を減算する処理が行われる(ステップS4
−7)。
【0061】なお、印字処理においては、1ドットにつ
き吐出されるインク量がヘッド毎に予め設定されている
(例えば、4ピコリットル)。このため、インク残量計
測手段32においては、印字処理時に吐出されたドット
数に基づいて、{ドット数×(1ドットにつき吐出され
るインク量)}を算出することによりインク消費量が計
測され、ステップS4−6にてRAM22内のワークエ
リアに記憶されたインク残量データから、計測されたイ
ンク消費量が減算されてRAM22内のワークエリアの
インク残量データが更新される。
【0062】また、回復処理においては、その回復処理
の種類に応じたインク消費量が予め設定されている。こ
のため、インク残量計測手段32においては、回復処理
時に、ステップS4−6にてRAM22内のワークエリ
アに記憶されたインク残量データから、回復処理の種類
に応じたインク消費量が減算されてRAM22内のワー
クエリアのインク残量データが更新される。
【0063】次に、本プリンター装置内に設けられた操
作パネル(不図示)の電源オフSW(不図示)が押され
たか、或いはホストコンピュータ1から電源オフコマン
ドが送信されたかのいずれかによって、電源オフ処理が
開始されたかどうかがチェックされる(ステップS4−
8)。
【0064】ステップS4−8にて電源オフ処理が開始
されていないと判断された場合、引き続き印字処理或い
は回復処理が行われるため、ステップS4−7における
処理に戻る。
【0065】一方、ステップS4−8にて電源オフ処理
が開始されたと判断された場合、RAM22内のワーク
エリアに記憶されたインク残量データは、暗号化手段3
3にて暗号化された後、インク残量記憶手段31にて記
憶される(ステップS4−9)。なお、暗号化手段33
においては、ステップS4−3における複号化時に使用
されたものと同一の暗号アルゴリズムによって暗号化が
行われる。
【0066】ステップS4−9における暗号化処理にお
いては、暗号化されたインク残量記憶手段31内のデー
タを不正にコピーされても使用できないように、暗号
化、複号化キーをプリンター装置内に記憶させておく。
これにより、不正にコピーされたとしても他のプリンタ
ー装置では使えないことになる。新規インクカートリッ
ジ装着時には、新規インクカートリッジに添付した暗号
化キーコードをホストコンピュータ1内のユーティリテ
ィプログラムによって入力させ、そのときに、プリンタ
ー装置内のROM21に暗号化キーを記憶させる。暗号
化複号化には、そのキーを使用することにする。暗号化
キーの履歴を記憶させ、同じ暗号化キーでは、2度と新
規インクカートリッジの装着処理をできないようにして
おけば、同じ暗号化キーを使用して、製造者以外の者が
インクインクカートリッジにインクを充填しての再利用
を防止することができる。
【0067】以上説明した処理によって、インクカート
リッジ装着時或いは電源投入時に行われるインクカート
リッジの初期化処理が終了する(ステップS4−1
0)。
【0068】上述したように本形態においては、インク
カートリッジ29内に、暗号化されたインク残量データ
を記憶するインク残量記憶手段31が設けられ、インク
カートリッジの初期化処理時に、インク残量記憶手段3
1にて記憶されたインク残量の暗号化データが複合化さ
れてCPU20のRAM21内にセットされる。
【0069】これにより、正規品ではないインクカート
リッジが装着された場合や、製造者以外の者により使用
後のインクカートリッジにインクが再充填され、このイ
ンクカートリッジが再利用された場合、インクカートリ
ッジのインク残量記憶手段31に記憶されているインク
残量の暗号化データの複号化時にエラーが発生すること
により初期化処理が不可能となるため、成分の異なるイ
ンクの使用によるヘッドユニット内のインク吐出部の故
障や印字品質の低下を未然に防止することができる。
【0070】(第2の実施の形態)図5は、本発明のプ
リンター装置の第2の実施の形態を示す図であり、図2
に示したプリンター装置の主要構成部の他の例を示して
いる。
【0071】図5に示すように本形態は、図3に示した
プリンター装置に対して、プリンター装置本体側のCP
U20のROM21内に、暗号化手段33の代わりに、
インクカートリッジ29内のインクの残量データ、製造
日データ及び使用開始日データの暗号化/復号化処理を
行う暗号化手段52を設け、また、インクカートリッジ
29内に、インク残量計測手段31の代わりに、暗号化
手段52にて暗号化されたインク残量データ、インク製
造日データ及びインク使用開始日データを記憶するイン
ク残量/インク製造日記憶手段51を設けた点が異なる
ものであり、その他の構成及び動作は図2及び図3に示
したプリンター装置と同様である。
【0072】以下に、上記のように構成されたプリンタ
ー装置において、インクカートリッジ装着時に行われる
インクカートリッジの初期化処理動作についてフローチ
ャートを用いて説明する。
【0073】図6は、図5に示したプリンター装置にお
いて、インクカートリッジ装着時に行われるインクカー
トリッジの初期化処理動作を説明するためのフローチャ
ートである。なお、本形態においては、図4に示した例
と比較して、ステップS4−6とステップS4−7との
間に、ステップS6−1,S6−2を挿入した点が異な
るものであり、その他のステップにおける処理内容は、
図4に示した各ステップにおける処理内容と同様である
ため説明を省略する。また、図6に示したフローチャー
トのプログラム自体は、図2に示したCPU20のRO
M21内に記憶されている。
【0074】ステップS4−6における処理が終了する
と、CPU20において、インクカートリッジ29内に
設けられたインク残量/インク製造日記憶手段51に記
憶されているインク製造日及び使用開始日の読み出しが
行われ、該インク製造日及び使用開始日に基づいてイン
クカートリッジ29内のインクが使用期限内かどうかが
チェックされる(ステップS6−1)。
【0075】一般に、インクは、使用期限が過ぎると印
字品位を損なうおそれがあるため、その使用期限が、使
用開始日からの所定期限内または製造日からの所定期限
内と指定されている。ここでは、インクの使用期限が、
使用開始日から6ヶ月以内または製造日から2年以内と
指定されているものとする。
【0076】CPU20は、本プリンター装置の電源投
入時に、現在の年日時間情報をホストコンピュータ1
(図1参照)から予め拾得しておき、この年日時間情報
とインク残量/インク製造日記憶手段51から読み出し
たインク製造日及び使用開始日とに基づいて、使用開始
日からの経過時間及び製造日からの経過時間を算出す
る。
【0077】ステップS6−1において、インクカート
リッジ29内のインクが使用開始日から6ヶ月以上経過
或いは製造日から2年以上経過しており、使用期限を過
ぎていると判断された場合、本プリンター装置内に設け
られたエラー表示器(不図示)にインク使用期限警告の
エラーコードが表示され、このエラーコードがホストコ
ンピュータ1に対して送信される(ステップS6−
2)。
【0078】なお、ホストコンピュータ1においては、
本プリンター装置用のドライバーソフト等において、本
プリンター装置からのインク使用期限警告のエラーコー
ドが受信され、“このインクは使用開始日より6ヶ月以
上経過しています”または“このインクは製造日より2
年以上経過しています”等の警告メッセージが画面上に
表示される。
【0079】一方、ステップS6−1において、インク
カートリッジ29内のインクが使用開始日から6ヶ月未
満かつ製造日から2年未満であり、使用期限内であると
判断された場合、ステップS4−7における処理に進
み、以降、図4に示したフローチャートの処理内容と同
様の処理が行われる。
【0080】更に、本形態においては、インク残量/イ
ンク製造日記憶手段51から読み出したインク使用開始
日、インク製造日及びインク残量データと、ホストコン
ピュータ1から拾得した現在日付時刻情報とに基づい
て、これまでの平均インク消費量を計算することができ
るため、インクカートリッジ29内のインクがなくなる
日付・時刻を予想することができる。
【0081】このため、インクがなくなる日付を表示す
る旨がユーザから指示された場合に、インクのなくなる
日を計算し、ホストコンピュータ1にその予想日情報を
I/F部24(図2参照)を介して送信すれば、ホスト
コンピュータ1の画面上にインクのなくなる予測日を表
示することができ、交換するインクカートリッジの購入
日等の目安に使える。
【0082】上述したように本形態においては、インク
カートリッジ内に、インクカートリッジ内のインクの使
用開始日及び製造日を記憶するインク残量/インク製造
日記憶手段が設けられ、インクカートリッジ内のインク
の使用開始日或いは製造日から所定期間が経過すると自
動的に警告表示が行われるため、インクの使用期限の超
過による印字品位の低下を防止することができる。
【0083】(第3の実施の形態)図7は、本発明のプ
リンター装置の第3の実施の形態を示す図であり、図2
に示したプリンター装置の主要構成部の他の例を示して
いる。
【0084】図7に示すように本形態は、図3に示した
プリンター装置に対して、プリンター装置本体側のCP
U20のROM21内に、インク残量計測手段32及び
暗号化手段33の代わりに、カートリッジID設定手段
71を設け、また、インクカートリッジ29内に、イン
ク残量記憶手段31の代わりに、キーコードチェック手
段72、インク残量ID作成手段73、インク残量ID
別記憶手段74及びカートリッジIDチェック手段75
を設けた点が異なるものであり、その他の構成及び動作
は図2及び図3に示したプリンター装置と同様である。
【0085】カートリッジID設定手段71は、インク
カートリッジの識別のためにインクカートリッジ毎に設
定されたカートリッジIDが、インクカートリッジ製造
時に記録されるヒューズROM等であり、CPU20か
ら読み出し可能なようにヘッドI/F部25を介してC
PU20と接続されている。(他の方式としては、イン
クカートリッジケースに電気接点となるアルミ箔等を複
数設け、そのアルミ箔と接触する接点部を持ったヘッド
キャリッジ部を設ける。そのアルミ箔がある部分を1、
無い部分を0として、複数の接点を設けることにより、
その1、0でカートリッジIDとする。) キーコードチェック手段72は、インクカートリッジの
初期化処理時に必要な初期化キーコードが入力され、該
初期化キーコードが正規であるかを発生アルゴリズムに
よりチェックする手段である。なお、発生アルゴリズム
は、予めROM21内のプログラムに組み込まれてい
る。
【0086】インク残量ID作成手段73は、カートリ
ッジID設定手段71に記録されているカートリッジI
Dとキーコードチェック手段72に入力される初期化キ
ーコードとに基づいてインク残量IDを作成し、作成し
たインク残量IDによってインクカートリッジ毎にイン
ク残量管理を行うものである。なお、インク残量IDと
は、インクカートリッジ毎のインク残量データのIDで
あり、インクカートリッジとインク残量データとの対応
を取るためのIDである。
【0087】インク残量ID別記憶手段74は、EEP
ROM等の不揮発性の記憶手段であり、インク残量ID
作成手段73にて作成されたインク残量ID毎にインク
残量データを記憶するためのものである。なお、インク
残量ID別記憶手段74に記憶されたインク残量ID毎
のインク残量データは、CPU20によって読み出し書
き込みが行われる。
【0088】すなわち、インク残量ID毎の記憶エリア
をプリンター装置のインク残量ID別記憶手段74に覚
えておく。これにより、インクカートリッジが使用途中
で変えられて、その後に戻されても、インク残量の表示
は正しく継続される。インクカートリッジ内のインクを
使い切り、インクカートリッジ製造者によりリサイクル
された場合は、カートリッジIDはそのままとして、新
しいキーコードを与える。もし、元のキーコードを使
い、インクカートリッジに、適当なインクを充填して
も、プリンター装置内は同一IDで同一キーコードでの
初期化の履歴が存在するため、初期化はできないように
動作する。
【0089】なお、本形態においては、本プリンター装
置内にインク残量ID別記憶手段74を設けた構成につ
いて説明するが、本発明においては、インク残量ID毎
のインク残量データの送受信をホストコンピュータ1と
の間で行い、ホストコンピュータ1内にインク残量ID
別記憶手段74を設けた構成とすることも簡単に実現可
能である。
【0090】カートリッジIDチェック手段75は、装
着部27に装着されているインクカートリッジ29のカ
ートリッジIDを読み取り、このカートリッジIDが正
規のものであるかをカートリッジID作成アルゴリズム
によってチェックする。なお、カートリッジID作成ア
ルゴリズムは、予めROM21内プログラムに組み込ま
れている。
【0091】以下に、上記のように構成されたプリンタ
ー装置において、インクカートリッジ装着時に行われる
インクカートリッジの初期化処理動作についてフローチ
ャートを用いて説明する。
【0092】図8は、図7に示したプリンター装置にお
いて、インクカートリッジ装着時に行われるインクカー
トリッジの初期化処理動作を説明するためのフローチャ
ートである。
【0093】本プリンター装置の装着部27へのインク
カートリッジ29の装着時或いは電源投入時に初期化処
理が開始される(ステップS8−1)。
【0094】次に、インクカートリッジ29内のカート
リッジID設定手段71に記録されているカートリッジ
IDがCPU20によって読み出される(ステップS8
−2)。
【0095】次に、カートリッジIDチェック手段75
において、CPU20によって読み出されたカートリッ
ジIDが、インク残量ID別記憶手段74に記憶されて
いるカートリッジIDであるかどうかがチェックされる
(ステップS8−3)。
【0096】ステップS8−3において、CPU20に
よって読み出されたカートリッジIDがインク残量ID
別記憶手段74に記憶されていると判断された場合、C
PU20によって、このカートリッジIDに対応するイ
ンク残量データがインク残量ID別記憶手段74から読
み出され、読み出されたインク残量データが通常のプリ
ンター制御用プログラムが使用するインク残量データと
してRAM22上のワークエリアにセットされる(ステ
ップS8−4)。
【0097】一方、ステップS8−3において、CPU
20によって読み出されたカートリッジIDがインク残
量ID別記憶手段74にて記憶されていないと判断され
た場合、CPU20によって、インクカートリッジ29
の初期化キーコード要求がホストコンピュータ1(図1
参照)に対して送信され、初期化キーコードを収得する
処理が行われる。
【0098】なお、初期化キーコードとは、新規インク
カートリッジをセットして初期化するときに必要なキー
コードであり、複数桁の英数字からなる文字列である。
また、インクカートリッジ製造時にインクカートリッジ
29に添付されている。
【0099】なお、ホストコンピュータ1においては、
本プリンター装置用のドライバーソフト等において、本
プリンター装置からのインクカートリッジ初期化キーコ
ード要求コマンドが受信され、インクカートリッジ初期
化キーコード入力画面を表示し、ユーザーにインクカー
トリッジ29に添付されている初期化キーコードをキー
ボードから入力させ、入力されたキーコードを本プリン
ター装置に送信する処理が行われる。
【0100】ホストコンピュータ1から送信された初期
化キーコードは、キーコードチェック手段72に入力さ
れ、キーコードチェック手段72にて正規のキーコード
であるかどうかが初期化コード発生アルゴリズムと同一
のアルゴリズムでチェックされる(ステップS8−
6)。
【0101】なお、ステップS8−6においては、全て
の初期化キーコードをROM21内に予め記憶してお
き、ホストコンピュータ1から送信されたキーコードが
その中にあるかをチェックする方法であってもよい。
【0102】ステップS8−6にて正規の初期化キーコ
ードでないと判断された場合、本プリンター装置内に設
けられたエラー表示器(不図示)に初期化キーコードの
エラーコードが表示され(ステップS8−7)、このエ
ラーコードがホストコンピュータ1に対して送信され
る。
【0103】すると、ホストコンピュータ1において
は、本プリンター装置用のドライバーソフト等におい
て、本プリンター装置からのエラーコードが受信され、
“正しいキーコードを入力してください”等の警告が表
示され、インクカートリッジ29の初期化が中止され
る。
【0104】一方、ステップS8−6にて正規の初期化
キーコードであると判断された場合、インク残量ID作
成手段73において、この初期化キーコードとカートリ
ッジID設定手段71から読み出されたカートリッジI
Dとに基づいてインク残量IDが作成され、CPU20
によってインク残量ID別記憶手段74内にインク残量
IDとインク残量データとを記憶する記憶エリアが確保
された後、該記憶エリア内に新しいインク残量IDが記
憶される(ステップS8−8)。
【0105】なお、ステップS8−8においては、例え
ば、初期化キーコードの上位ビットと下位ビットとが反
転するようにローテーションし、その値とカートリッジ
IDを上位にした値をインク残量IDとして設定する方
法がある。
【0106】次に、CPU20によって、ステップS8
−8にて確保されたインク残量ID別記憶手段74内の
記憶エリアに、インクカートリッジ29内のインク残量
データの満杯の数値が初期値として記憶されるととも
に、このインク残量データの初期値が通常のプリンター
制御用プログラムが使用するインク残量データとしてR
AM22上のワークエリアにセットされる(ステップS
8−9)。
【0107】ここで、インクカートリッジ29内のイン
クの色によっては、使用環境によりあまり使用されない
色も存在するため、カートリッジIDに基づいてインク
カートリッジ29内のインクの色を区別し、あまり使用
されない色のインクカートリッジ29内のインク残量デ
ータの初期時の値を満杯の半分に設定することも可能で
ある。
【0108】また、通常、6色のインクを使うインクジ
ェットプリンターでは、6色の色はそのインクジェット
プリンターの機種によって固定されているが、ある特定
の色の画像を出すことに専念するインクジェットプリン
ターを考える場合は、同じ6色でも色味を変えた方がよ
り奇麗な絵を出せる場合も存在する。その場合、カート
リッジIDに色味情報を持たせ、その色味情報をホスト
コンピュータ1にフィードバックして、色分解をその色
の組み合わせに最適化したものを印字するプリンター装
置を実現することも可能である。
【0109】ステップS8−9にてインクカートリッジ
29内のインク残量データの初期値がセットされると、
インクカートリッジ装着時或いは電源投入時に行われる
初期化処理が終了する(ステップS8−10)。
【0110】以降、図4及び図6に示したステップS4
−7における処理と同様に、ステップS8−9にて設定
したインク残量データの初期値から、印字処理或いは回
復処理毎に消費したインク消費量分を減算する処理が行
われ、電源切断時、インク残量ID別記憶手段74内の
記憶エリアにそのインク残量データが記録される。
【0111】なお、本形態においては、CPU20のR
OM21内のプログラムによって、インク残量データの
初期値から印字処理或いは回復処理毎に消費されたイン
ク量の減算処理が行われるものとして説明したが、上述
した第1及び第2の実施形態と同様にインク残量計測手
段を設けた構成であっても良い。
【0112】上述したように本形態においては、プリン
ター装置本体側に、インクカートリッジ毎のインク残量
データを記憶するインク残量ID別記憶手段74が設け
られているため、インクカートリッジ側で高価なメモリ
を設けることなく、インクカートリッジ毎にインク残量
データを記憶しておくことが可能となる。
【0113】また、本プリンター装置からインクカート
リッジが使用途中で取り出されて、その後に再装着され
たとしても、再装着されたインクカートリッジ用のイン
ク残量ID別記憶手段74内の記憶エリアからインク残
量データを読み取ることによりインク残量データの表示
を正しく継続することができる。
【0114】また、インク残量ID別記憶手段74にカ
ートリッジIDが記憶されていないインクカートリッジ
が装着された時には、正規の初期化キーコードが入力さ
れた場合にのみ、インク残量ID別記憶手段74内の記
憶エリアに、インクカートリッジ内のインク残量データ
の初期値を設定する等の初期化処理が行われるように構
成されているため、正規品でないインクカートリッジが
装着された場合や、インクカートリッジ製造者以外の者
によってインクカートリッジに適当なインクが再充填さ
れて該インクカートリッジが再利用された場合に、イン
クカートリッジの初期化処理が不可能となる。
【0115】これにより、成分の異なるインクの使用に
よるヘッドユニット内のインク吐出部の故障や印字品質
の低下を未然に防止することができる。
【0116】なお、上述した第1〜第3の実施の形態に
おいては、本発明をインクジェットプリンターに適用す
る例について説明してきたが、本発明においては、トナ
ーを収納するトナーカートリッジが交換可能なレーザー
プリンターにも容易に適用することが可能である。
【0117】
【発明の効果】以上説明したように本発明においては、
マーキング部材カートリッジ内に、暗号化手段にて暗号
化されたマーキング部材残量データを記憶するマーキン
グ部材残量記憶手段が設けられ、マーキング部材カート
リッジの初期化処理時に、マーキング部材残量記憶手段
にて記憶されたマーキング部材残量の暗号化データが暗
号化手段にて複合化されてCPU内にセットされるよう
な構成としたため、正規品ではないマーキング部材カー
トリッジが装着された場合や、製造者以外の者により使
用後のマーキング部材カートリッジにマーキング部材が
再充填されて該マーキング部材カートリッジが再利用さ
れた場合には、マーキング部材残量データの複号化時に
エラーが発生して初期化処理が不可能となる。
【0118】これにより、印字品質の低下を未然に防止
することができるとともに、本プリンター装置がインク
ジェットプリンターである場合には、成分の異なるマー
キング部材の使用によるインク吐出部の故障を未然に防
止することができる。
【0119】また、マーキング部材カートリッジ内に設
けられたマーキング部材残量記憶手段において、マーキ
ング部材製造日及びマーキング部材使用開始日を記憶
し、プリンター装置本体内に設けられたCPUにおい
て、マーキング部材残量記憶手段にて記憶されたマーキ
ング部材製造日及びマーキング部材使用開始日に基づい
てマーキング部材カートリッジ内のマーキング部材を検
査する場合においては、マーキング部材の使用期限が過
ぎている時に警告表示を行うことができるため、印字品
位の低下を未然に防止することができる。
【0120】また、使用開始日とマーキング部材残量デ
ータとに基づいてマーキング部材の平均使用量を計算す
ることができるため、予想されるマーキング部材使用終
了日を表示することができる。
【0121】また、マーキング部材カートリッジ内に、
カートリッジID及び初期化キーコードが予め設定さ
れ、プリンター装置本体内に、カートリッジIDをチェ
ックするカートリッジIDチェック手段と、初期化キー
コードをチェックするキーコードチェック手段と、カー
トリッジID毎にマーキング部材残量データを記憶する
記憶手段とを設け、マーキング部材残量データが記憶手
段に記憶されていない新規のマーキング部材カートリッ
ジが装着された場合、キーコードチェック手段にて初期
化キーコードが正規のキーコードであると判断された時
にのみ、記憶手段に当該カートリッジIDと該カートリ
ッジIDのマーキング部材残量データの初期値とを記憶
させ、該マーキング部材残量データの初期値をCPU内
にセットするような構成としたため、正規品ではないマ
ーキング部材カートリッジが装着された場合や、製造者
以外の者により使用後のマーキング部材カートリッジに
マーキング部材が再充填されて該マーキング部材カート
リッジが再利用された場合には、マーキング部材カート
リッジの初期化処理が不可能となる。
【0122】これにより、印字品質の低下を未然に防止
することができるとともに、本プリンター装置がインク
ジェットプリンターである場合には、成分の異なるマー
キング部材の使用によるインク吐出部の故障を未然に防
止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプリンター装置を用いた印字システム
の一構成例を示す図である。
【図2】本発明のプリンター装置の第1の実施の形態を
示す図である。
【図3】図2に示したプリンター装置の主要構成部の一
例を示す図である。
【図4】図2及び図3に示したプリンター装置におい
て、インクカートリッジ装着時に行われるインクカート
リッジの初期化処理動作を説明するためのフローチャー
トである。
【図5】本発明のプリンター装置の第2の実施の形態を
示す図である。
【図6】図5に示したプリンター装置において、インク
カートリッジ装着時に行われるインクカートリッジの初
期化処理動作を説明するためのフローチャートである。
【図7】本発明のプリンター装置の第3の実施の形態を
示す図である。
【図8】図7に示したプリンター装置において、インク
カートリッジ装着時に行われるインクカートリッジの初
期化処理動作を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 ホストコンピュータ 2 プリンター装置 20 CPU 21 ROM 22 RAM 23 印刷部 24 I/F部 25 ヘッドI/F部 26 システムバス 27 装着部 28 ヘッドユニット 29 インクカートリッジ 31 インク残量記憶手段 32 インク残量計測手段 33 暗号化手段 51 インク残量/インク製造日記憶手段 52 暗号化手段 71 カートリッジID設定手段 72 キーコードチェック手段 73 インク残量ID作成手段 74 インク残量ID別記憶手段 75 カートリッジIDチェック手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マーキング部材が格納されたマーキング
    部材カートリッジと、前記マーキング部材カートリッジ
    が着脱可能に構成されたプリンター装置本体とを有し、
    前記マーキング部材カートリッジに格納されたマーキン
    グ部材を前記プリンター装置本体にて被記録媒体に付着
    させることにより該被記録媒体に対して印字を行うプリ
    ンター装置において、 前記プリンター装置本体は、 前記マーキング部材カートリッジ内のマーキング部材の
    残量データを計測するマーキング部材残量計測手段と、 前記マーキング部材残量計測手段にて計測されたマーキ
    ング部材残量データを暗号化する暗号化手段と、 制御プログラムを具備し、該制御プログラムによって当
    該プリンター装置全体の制御を行うCPUとを有し、 前記マーキング部材カートリッジは、前記暗号化手段に
    て暗号化されたマーキング部材残量データを記憶するマ
    ーキング部材残量記憶手段を有することを特徴とするプ
    リンター装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のプリンター装置におい
    て、 前記暗号化手段は、前記マーキング部材カートリッジの
    初期化時に、該マーキング部材カートリッジ内に設けら
    れたマーキング部材残量記憶手段に記憶されたマーキン
    グ部材残量データを複合化し、該マーキング部材残量デ
    ータを前記制御プログラムが通常使用するマーキング部
    材残量データとして前記CPUにセットすることを特徴
    とするプリンター装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載のプリン
    ター装置において、 前記マーキング部材残量記憶手段は、当該マーキング部
    材カートリッジ内のマーキング部材の製造日時及び使用
    開始日を記憶し、 前記CPUは、前記マーキング部材残量記憶手段に記憶
    されたマーキング部材の製造日時及び使用開始日に基づ
    いて該マーキング部材の使用期限を検査することを特徴
    とするプリンター装置。
  4. 【請求項4】 マーキング部材が格納されたマーキング
    部材カートリッジと、前記マーキング部材カートリッジ
    が着脱可能に構成されたプリンター装置本体とを有し、
    前記マーキング部材カートリッジに格納されたマーキン
    グ部材を前記プリンター装置本体にて被記録媒体に付着
    させることにより該被記録媒体に対して印字を行うプリ
    ンター装置において、 前記マーキング部材カートリッジは、カートリッジID
    が予め設定され、 前記プリンター装置本体は、 前記カートリッジIDが入力され、該カートリッジID
    をチェックするカートリッジIDチェック手段と、 前記カートリッジIDチェック手段に入力されたカート
    リッジID毎にマーキング部材残量データを記憶する記
    憶手段と、 制御プログラムを具備し、該制御プログラムによって当
    該プリンター装置全体の制御を行うCPUとを有するこ
    とを特徴とするプリンター装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のプリンター装置におい
    て、 前記カートリッジIDチェック手段は、前記マーキング
    部材カートリッジの初期化時に、入力されたカートリッ
    ジIDのマーキング部材残量データが前記記憶手段に記
    憶されているかどうかチェックし、 前記CPUは、前記カートリッジIDチェック手段にて
    該カートリッジIDチェック手段に入力されたカートリ
    ッジIDのマーキング部材残量データが前記記憶手段に
    記憶されていると判断された場合、前記記憶手段に記憶
    されているマーキング部材残量データを読み出し、該マ
    ーキング部材残量データを前記制御プログラムが通常使
    用するマーキング部材残量データとして内部にセットす
    ることを特徴とするプリンター装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のプリンター装置におい
    て、 前記マーキング部材カートリッジは、初期化キーコード
    が予め設定され、 前記プリンター装置本体は、前記マーキング部材カート
    リッジの初期化時に、前記初期化キーコードが入力さ
    れ、該初期化キーコードが正規のキーコードであるかチ
    ェックするキーコードチェック手段を有し、 前記記憶手段は、前記カートリッジIDチェック手段に
    て該カートリッジIDチェック手段に入力されたカート
    リッジIDのマーキング部材残量データが前記記憶手段
    に記憶されていないと判断され、かつ前記キーコードチ
    ェック手段にて該キーコードチェック手段に入力された
    初期化キーコードが正規のキーコードであると判断され
    た場合に、当該カートリッジIDと該カートリッジID
    のマーキング部材残量データの初期値とを記憶し、 前記CPUは、前記記憶手段に記憶されたマーキング部
    材残量データの初期値を前記制御プログラムが通常使用
    するマーキング部材残量データとして内部にセットする
    ことを特徴とするプリンター装置。
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