JP2001199081A - インクカートリッジ管理方式、及びプリンタ、インクカートリッジ - Google Patents
インクカートリッジ管理方式、及びプリンタ、インクカートリッジInfo
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- JP2001199081A JP2001199081A JP2000017773A JP2000017773A JP2001199081A JP 2001199081 A JP2001199081 A JP 2001199081A JP 2000017773 A JP2000017773 A JP 2000017773A JP 2000017773 A JP2000017773 A JP 2000017773A JP 2001199081 A JP2001199081 A JP 2001199081A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 インクジェットプリンタのインク残量をイン
クカートリッジに設けられたメモリを用いて管理する場
合、そのメモリ容量を節約し、且つ、如何なる種類や容
量のカートリッジでもインク残量の管理が正しく行える
ようにする。 【解決手段】 カートリッジ19のEEPRPM21には、新
品時には「インク総容量」を表したインク残量データが
記憶されている。プリンタ5は、カートリッジ19のイ
ンクを使用した都度、そのインク使用量を計算し、その
使用量を、カートリッジ19のEEPRPM21から読み取っ
たインク残量データから減算し、その減算結果である現
在のインク残量を表す新たなインク残量データを、EEPR
OM21内のインク残量データへ上書きする。
クカートリッジに設けられたメモリを用いて管理する場
合、そのメモリ容量を節約し、且つ、如何なる種類や容
量のカートリッジでもインク残量の管理が正しく行える
ようにする。 【解決手段】 カートリッジ19のEEPRPM21には、新
品時には「インク総容量」を表したインク残量データが
記憶されている。プリンタ5は、カートリッジ19のイ
ンクを使用した都度、そのインク使用量を計算し、その
使用量を、カートリッジ19のEEPRPM21から読み取っ
たインク残量データから減算し、その減算結果である現
在のインク残量を表す新たなインク残量データを、EEPR
OM21内のインク残量データへ上書きする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェットプ
リンタに装着されるインクカートリッジのインク量を管
理するための技術に関する。
リンタに装着されるインクカートリッジのインク量を管
理するための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェットプリンタ(以下、単に
「プリンタ」という)は、正常に印刷を行なうために、
インクカートリッジ(以下、単に「カートリッジ」とい
う)のインク残量を管理している。すなわち、カートリ
ッジ内のインク残量を、カートリッジが初めて装着され
たときのインク容量と、現在までにプリントアウトして
消費したインク使用量とによって推定している。
「プリンタ」という)は、正常に印刷を行なうために、
インクカートリッジ(以下、単に「カートリッジ」とい
う)のインク残量を管理している。すなわち、カートリ
ッジ内のインク残量を、カートリッジが初めて装着され
たときのインク容量と、現在までにプリントアウトして
消費したインク使用量とによって推定している。
【0003】例えば、特開平8―310007号公報に
は、カートリッジに設けた記憶素子に2つの記憶領域を
設け、一方の領域には工場出荷時のインク総容量を書い
ておき、もう一方の領域には印刷などで使用したインク
の積算使用量を随時書き込んで行く。そして、インク残
量の判断は、両者に記憶されているインク量を比較して
行っている。
は、カートリッジに設けた記憶素子に2つの記憶領域を
設け、一方の領域には工場出荷時のインク総容量を書い
ておき、もう一方の領域には印刷などで使用したインク
の積算使用量を随時書き込んで行く。そして、インク残
量の判断は、両者に記憶されているインク量を比較して
行っている。
【0004】この方法によれば、インク総容量をカート
リッジ自身が記憶しているため、プリンタは、任意の容
量や種類のカートリッジに関して、インク残量を管理す
ることができる。
リッジ自身が記憶しているため、プリンタは、任意の容
量や種類のカートリッジに関して、インク残量を管理す
ることができる。
【0005】また、別の従来方式によれば、カートリッ
ジの記憶素子には、カートリッジの種類を表すID情報
が予め記録されており、また、プリンタは、カートリッ
ジの種類毎のインク総容量を予め記憶している。そし
て、プリンタは、装着されたカートリッジのID情報か
ら、カートリッジの種別を判断し、プリンタ自身が記憶
している対応する種別のインク総容量を把握すると共
に、インクの積算使用量をカートリッジの記憶素子に随
時に書きこみ、そして、上記把握したインク総容量と、
カートリッジから読み込んだインクの積算使用量とから
インク残量を管理する。
ジの記憶素子には、カートリッジの種類を表すID情報
が予め記録されており、また、プリンタは、カートリッ
ジの種類毎のインク総容量を予め記憶している。そし
て、プリンタは、装着されたカートリッジのID情報か
ら、カートリッジの種別を判断し、プリンタ自身が記憶
している対応する種別のインク総容量を把握すると共
に、インクの積算使用量をカートリッジの記憶素子に随
時に書きこみ、そして、上記把握したインク総容量と、
カートリッジから読み込んだインクの積算使用量とから
インク残量を管理する。
【0006】この方法によれば、カートリッジ種類毎の
インク総容量をプリンタが予め記憶しているため、プリ
ンタは、その記憶してある種類のカートリッジに関し
て、インク残量を管理することができる。
インク総容量をプリンタが予め記憶しているため、プリ
ンタは、その記憶してある種類のカートリッジに関し
て、インク残量を管理することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述の特開平
8―310007号公報の技術のように、カートリッジ
の記憶素子に、インク総容量とインクの積算使用量とを
記憶する方式では、カートリッジ記憶素子の記憶容量が
増大して、カートリッジのコストが高くなってしまう。
8―310007号公報の技術のように、カートリッジ
の記憶素子に、インク総容量とインクの積算使用量とを
記憶する方式では、カートリッジ記憶素子の記憶容量が
増大して、カートリッジのコストが高くなってしまう。
【0008】また、プリンタ側でインク総容量を記憶す
る後者の方式では、種々のカートリッジのインク総容量
を記憶するための記憶領域をプリンタ側に設ける必要が
ある。また、プリンタ側で設定された種類のカートリッ
ジにしか対応できない。
る後者の方式では、種々のカートリッジのインク総容量
を記憶するための記憶領域をプリンタ側に設ける必要が
ある。また、プリンタ側で設定された種類のカートリッ
ジにしか対応できない。
【0009】従って、本発明の目的は、インク残量の管
理を行う場合に、カートリッジに設ける記憶素子の容量
を節約し、且つ、どのような種類のカートリッジであっ
てもインク残量の管理ができるようにすることにある。
理を行う場合に、カートリッジに設ける記憶素子の容量
を節約し、且つ、どのような種類のカートリッジであっ
てもインク残量の管理ができるようにすることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のインクカートリ
ッジ管理方式によれば、インクカートリッジは、インク
残量を記憶した記憶媒体を備えており、この記憶媒体に
記憶されたインク残量は、新品時には、インク総容量
(すなわち、新品カートリッジに収納されている使用可
能なインク量)と等しい値に設定されている。そして、
カートリッジがプリンタに一旦装着されると、以後は、
プリンタが、インク使用量を随時に計算し、この計算し
たインク使用量を、カートリッジの記憶媒体に記憶され
ているインク残量から減算し、この減算結果を新たなイ
ンク残量としてカートリッジの記憶媒体に上書きする。
ッジ管理方式によれば、インクカートリッジは、インク
残量を記憶した記憶媒体を備えており、この記憶媒体に
記憶されたインク残量は、新品時には、インク総容量
(すなわち、新品カートリッジに収納されている使用可
能なインク量)と等しい値に設定されている。そして、
カートリッジがプリンタに一旦装着されると、以後は、
プリンタが、インク使用量を随時に計算し、この計算し
たインク使用量を、カートリッジの記憶媒体に記憶され
ているインク残量から減算し、この減算結果を新たなイ
ンク残量としてカートリッジの記憶媒体に上書きする。
【0011】従って、カートリッジの記憶媒体には、新
品時にはインク総容量が記憶されているが、使用時に
は、そのインク総容量から今までのインク使用量の積算
値を減算した値、つまり現在のインク残量が記憶され、
この現在のインク残量は随時に更新されていくことにな
る。
品時にはインク総容量が記憶されているが、使用時に
は、そのインク総容量から今までのインク使用量の積算
値を減算した値、つまり現在のインク残量が記憶され、
この現在のインク残量は随時に更新されていくことにな
る。
【0012】よって、カートリッジの記憶媒体には、イ
ンク総容量とインク使用量の2つの情報を記憶する2つ
の領域を設ける必要はなく、インク残量を記憶する1つ
の領域だけでインク量管理ができることになる。また、
新品時にはカートリッジのインク総容量が記憶媒体に記
録されているので、如何なる種類やインク容量のカート
リッジであっても、そのインク量を管理することが可能
である。また、カートリッジの記憶媒体に記憶されたイ
ンク残量は随時に更新されるので、そのカートリッジを
プリンタから取り外して別のプリンタに再装着して使っ
たとしても、その別のプリンタも、そのカートリッジの
インク残量を正しく管理することができる。この観点か
らすると、カートリッジに記憶されたインク残量の更新
は、インクを使用した都度(例えば、印刷ヘッドへのイ
ンク充填、ヘッドクリーニング、印刷などを行った都
度)に行うことが望ましい。或るいは、カートリッジ交
換などでカートリッジをプリンタから取り外す直前、又
は、プリンタの電源をターンオフしようとする直前に、
上記更新を行うことが望ましい。
ンク総容量とインク使用量の2つの情報を記憶する2つ
の領域を設ける必要はなく、インク残量を記憶する1つ
の領域だけでインク量管理ができることになる。また、
新品時にはカートリッジのインク総容量が記憶媒体に記
録されているので、如何なる種類やインク容量のカート
リッジであっても、そのインク量を管理することが可能
である。また、カートリッジの記憶媒体に記憶されたイ
ンク残量は随時に更新されるので、そのカートリッジを
プリンタから取り外して別のプリンタに再装着して使っ
たとしても、その別のプリンタも、そのカートリッジの
インク残量を正しく管理することができる。この観点か
らすると、カートリッジに記憶されたインク残量の更新
は、インクを使用した都度(例えば、印刷ヘッドへのイ
ンク充填、ヘッドクリーニング、印刷などを行った都
度)に行うことが望ましい。或るいは、カートリッジ交
換などでカートリッジをプリンタから取り外す直前、又
は、プリンタの電源をターンオフしようとする直前に、
上記更新を行うことが望ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施の形態に
係るプリンタシステムの全体的な構成図である。同図に
おいて、ホスト装置1は、プリンタインタフエース回路
3を介して、プリンタ5と接続されている。このホスト
装置1は、典型的にはパーソナルコンピュータのような
汎用型のコンピュータであり、プリンタ5へ送るべき印
刷データの作成処理を行なうソフトウェアであるプリン
タドライバ7と、プリンタドライバ7が使用する記憶装
置(記憶領域)11を有している。
係るプリンタシステムの全体的な構成図である。同図に
おいて、ホスト装置1は、プリンタインタフエース回路
3を介して、プリンタ5と接続されている。このホスト
装置1は、典型的にはパーソナルコンピュータのような
汎用型のコンピュータであり、プリンタ5へ送るべき印
刷データの作成処理を行なうソフトウェアであるプリン
タドライバ7と、プリンタドライバ7が使用する記憶装
置(記憶領域)11を有している。
【0014】プリンタ5は、ホストインタフエース回路
13を介してホスト装置1に接続されている。このプリ
ンタ5は、ホスト装置1からホストインタフエース回路
13を介して転送されて来る印刷データに基づいて印刷
イメージの作成や紙送り制御等を行う印刷処理回路15
と、印刷処理回路15が作成した印刷イメージを、印刷
処理回路15の制御の下で印刷する印刷機構20とを有
する。印刷処理回路15は、上述した処理の他に、カー
トリッジ19のインク量を管理することも行う。また、
印刷処理回路15は、カートリッジ19のインク残量や
プリンタ5の各種ステータスなどのデータを保存してお
くための不揮発性の記憶媒体、例えばEEPROM17を備え
る。
13を介してホスト装置1に接続されている。このプリ
ンタ5は、ホスト装置1からホストインタフエース回路
13を介して転送されて来る印刷データに基づいて印刷
イメージの作成や紙送り制御等を行う印刷処理回路15
と、印刷処理回路15が作成した印刷イメージを、印刷
処理回路15の制御の下で印刷する印刷機構20とを有
する。印刷処理回路15は、上述した処理の他に、カー
トリッジ19のインク量を管理することも行う。また、
印刷処理回路15は、カートリッジ19のインク残量や
プリンタ5の各種ステータスなどのデータを保存してお
くための不揮発性の記憶媒体、例えばEEPROM17を備え
る。
【0015】印刷機構20は、図示していないが、印刷
ヘッド、キャリッジ、紙送り装置、ヘッドメンテナンス
装置などから構成され、インクを印刷ヘッドへ供給する
ための交換可能なカートリッジ19が着脱自在にセット
される。カートリッジ19は、不揮発性の記憶媒体、例
えばEEPROM21を有している。カートリッジ19が完全
に装着された状態で、そのEEPROM21のアクセス端子2
2が、プリンタ5に備えられている接続端子23に結合
して、EEPROM21と印刷処理回路15とが電気的に接続
されている。このEEPROM21には、カートリッジ19内
のインク残量を表すインク残量データが記憶されてい
る。
ヘッド、キャリッジ、紙送り装置、ヘッドメンテナンス
装置などから構成され、インクを印刷ヘッドへ供給する
ための交換可能なカートリッジ19が着脱自在にセット
される。カートリッジ19は、不揮発性の記憶媒体、例
えばEEPROM21を有している。カートリッジ19が完全
に装着された状態で、そのEEPROM21のアクセス端子2
2が、プリンタ5に備えられている接続端子23に結合
して、EEPROM21と印刷処理回路15とが電気的に接続
されている。このEEPROM21には、カートリッジ19内
のインク残量を表すインク残量データが記憶されてい
る。
【0016】プリンタ5は、複数種類のカートリッジに
対応できるもの、例えば、印刷用途に応じて装着するカ
ートリッジの種類(インク容量が大きいか小さいか、染
料インクか類料インクかなど)を選択できるものでも良
い。
対応できるもの、例えば、印刷用途に応じて装着するカ
ートリッジの種類(インク容量が大きいか小さいか、染
料インクか類料インクかなど)を選択できるものでも良
い。
【0017】一般に、カートリッジのタイプには、キャ
リッジ上に印刷ヘッドと共に搭載されるオンキャリッジ
タイプと、キャリッジから離れた不動の場所にセットさ
れるオフキャリッジタイプとがあるが、本実施の形態の
カートリッジ19は、どちらのタイプであっても良い。
このカートリッジ19は、あるプリンタに装着してある
程度使った後、取り外して別のプリンタに再装着すると
いうように、複数のプリンタに使い回すことが可能であ
る。
リッジ上に印刷ヘッドと共に搭載されるオンキャリッジ
タイプと、キャリッジから離れた不動の場所にセットさ
れるオフキャリッジタイプとがあるが、本実施の形態の
カートリッジ19は、どちらのタイプであっても良い。
このカートリッジ19は、あるプリンタに装着してある
程度使った後、取り外して別のプリンタに再装着すると
いうように、複数のプリンタに使い回すことが可能であ
る。
【0018】図2は、カートリッジ19のEEPROM21が
記憶しているインク残量データが表す情報の推移を示す
概念図である。すなわち、このEEPROM21に記憶された
インク残量データは、図2に示すように、工場出荷後の
未使用の時、つまりカートリッジ19の新品時には、工
場でカートリッジ19に封入されたインク量(つまり、
使用可能な最大インク量)である「インク総容量」を表
している。そして、一旦カートリッジ19がプリンタに
装着された後、つまりカートリッジ19の使用時には、
ヘッドへのインク充填や印刷やヘッドクリーニングなど
によってインクが使用される毎に、プリンタ5が、新品
時の「インク総容量」から、今まで使用されてきたイン
クの総使用量である「インク積算使用量」を減算して
(実際には、今までの「インク残量」から、その都度使
用されたインク使用量を減算して)、現在の「インク残
量」を求め、この現在の「インク残量」を表すデータをEE
PROM21のインク残量データに上書きして行く。
記憶しているインク残量データが表す情報の推移を示す
概念図である。すなわち、このEEPROM21に記憶された
インク残量データは、図2に示すように、工場出荷後の
未使用の時、つまりカートリッジ19の新品時には、工
場でカートリッジ19に封入されたインク量(つまり、
使用可能な最大インク量)である「インク総容量」を表
している。そして、一旦カートリッジ19がプリンタに
装着された後、つまりカートリッジ19の使用時には、
ヘッドへのインク充填や印刷やヘッドクリーニングなど
によってインクが使用される毎に、プリンタ5が、新品
時の「インク総容量」から、今まで使用されてきたイン
クの総使用量である「インク積算使用量」を減算して
(実際には、今までの「インク残量」から、その都度使
用されたインク使用量を減算して)、現在の「インク残
量」を求め、この現在の「インク残量」を表すデータをEE
PROM21のインク残量データに上書きして行く。
【0019】したがって、カートリッジ19のEEPROM2
1に記憶されたインク残量データは、新品時には「イン
ク総容量」(つまり、新品時のインク残量)を示してお
り、使用時には、「インク総容量」ではなく、その時々
における現在の「インク残量」を示している。
1に記憶されたインク残量データは、新品時には「イン
ク総容量」(つまり、新品時のインク残量)を示してお
り、使用時には、「インク総容量」ではなく、その時々
における現在の「インク残量」を示している。
【0020】また、プリンタ5のEEPROM17にも、プリ
ンタ5側での処理で使用するために、上記の現在の「イ
ンク残量」が記憶されている。
ンタ5側での処理で使用するために、上記の現在の「イ
ンク残量」が記憶されている。
【0021】図3と図4は、プリンタ5がカートリッジ
19内のインク残量を管理するときの処理の流れを示し
ている。図3は、プリンタ5がカートリッジ19のEEPR
OM21からインク残量データを読み取る時の処理の流れ
を示す。また、図4は、プリンタ5がカートリッジ19
のEEPROM21にインク残量データを書き込む時の処理の
流れを示す。
19内のインク残量を管理するときの処理の流れを示し
ている。図3は、プリンタ5がカートリッジ19のEEPR
OM21からインク残量データを読み取る時の処理の流れ
を示す。また、図4は、プリンタ5がカートリッジ19
のEEPROM21にインク残量データを書き込む時の処理の
流れを示す。
【0022】先ず、図3を参照して、プリンタ5が行う
カートリッジEEPROM21からのインク残量読み取り時の
処理について説明する。
カートリッジEEPROM21からのインク残量読み取り時の
処理について説明する。
【0023】プリンタ5(厳密にはプリンタ5の印刷処
理回路15)は、カートリッジ19の交換が完了した、
電源がターンオンされた、或いは、後述する図4のステ
ップS8で新たなインク残量がカートリッジ19のEEPR
PM21に書き込まれたなどの所定イベントが発生すると
(ステップS1,YES)、カートリッジ19のEEPROM
21から、現在のインク残量を読み取り、それをプリン
タ5のEEPROM17に記憶する(S2)。
理回路15)は、カートリッジ19の交換が完了した、
電源がターンオンされた、或いは、後述する図4のステ
ップS8で新たなインク残量がカートリッジ19のEEPR
PM21に書き込まれたなどの所定イベントが発生すると
(ステップS1,YES)、カートリッジ19のEEPROM
21から、現在のインク残量を読み取り、それをプリン
タ5のEEPROM17に記憶する(S2)。
【0024】続いて、プリンタ5は、今読み込んだ現在
のインク残量が、インク残量が充分か不足かを判断する
ための所定の閾値以上であるか否かを判断し(S3)、
若し、インク残量が不足していれば(S3,NO)、カ
ートリッジ19を交換するようにユーザに警告を発する
動作を開始する(S4)(この警告動作は、以後、カー
トリッジが交換されるまで継続される。)。そして、ス
テップS1に戻り、上記のイベントが再び発生するまで
待機する。
のインク残量が、インク残量が充分か不足かを判断する
ための所定の閾値以上であるか否かを判断し(S3)、
若し、インク残量が不足していれば(S3,NO)、カ
ートリッジ19を交換するようにユーザに警告を発する
動作を開始する(S4)(この警告動作は、以後、カー
トリッジが交換されるまで継続される。)。そして、ス
テップS1に戻り、上記のイベントが再び発生するまで
待機する。
【0025】また、インク残量が充分であれば(S3,
YES)、ステップS1に戻り、上記のイベントが再び
発生するまで待機する。
YES)、ステップS1に戻り、上記のイベントが再び
発生するまで待機する。
【0026】次に、プリンタ5が行うカートリッジ19
のEEPROM21へのインク残量書き込みの処理について説
明する。
のEEPROM21へのインク残量書き込みの処理について説
明する。
【0027】先ず、プリンタ5は、カートリッジ交換直
後の印刷ヘッドへのインク充填が終了した、印刷が終了
した、印刷ヘッドのクリーニングが終了した、電源ター
ンオフ指令がユーザから入力された、或いは、カートリ
ッジ交換指令がユーザから入力されたなどのイベントが
発生すると(S5,YES)、後述するステップS8を
最後に行った時から現在までの間に実行したインク使用
動作(例えば、インク充填、印刷、又はヘッドクリーニ
ングなど)で使用したインク使用量を算出する(S
6)。
後の印刷ヘッドへのインク充填が終了した、印刷が終了
した、印刷ヘッドのクリーニングが終了した、電源ター
ンオフ指令がユーザから入力された、或いは、カートリ
ッジ交換指令がユーザから入力されたなどのイベントが
発生すると(S5,YES)、後述するステップS8を
最後に行った時から現在までの間に実行したインク使用
動作(例えば、インク充填、印刷、又はヘッドクリーニ
ングなど)で使用したインク使用量を算出する(S
6)。
【0028】続いて、プリンタ5は、算出したインク使
用量を、プリンタ5のEEPROM17に記憶されているイン
ク残量(つまり、図3のステップS2を最後に行ったと
きのインク残量)から減算し(S7)、その減算結果で
ある新たなインク残量をカートリッジ19のEEPROM21
へ上書きする(S8)(この後、図3のステップS2が
再び行われて、プリンタ5のEEPROM17内のインク残量
も更新される。)。そして、この書き込み処理はステッ
プS5へ戻って、再び上記イベントが発生するまで待機
することになる。
用量を、プリンタ5のEEPROM17に記憶されているイン
ク残量(つまり、図3のステップS2を最後に行ったと
きのインク残量)から減算し(S7)、その減算結果で
ある新たなインク残量をカートリッジ19のEEPROM21
へ上書きする(S8)(この後、図3のステップS2が
再び行われて、プリンタ5のEEPROM17内のインク残量
も更新される。)。そして、この書き込み処理はステッ
プS5へ戻って、再び上記イベントが発生するまで待機
することになる。
【0029】このようにして、プリンタ5でインクが使
用される都度、そのときのインク使用量がこれまでのイ
ンク残量から減算され(これは、最初から現在までのイ
ンク積算使用量が、カートリッジに初期的に記憶されて
いたインク総容量から減算されることと等価である)、
新たなインク残量がカートリッジの記憶領域に上書きさ
れる。従って、プリンタは、カートリッジのインク総容
量がどのような値であっても、常に、正確なインク残量
を管理することができる。また、カートリッジが異なる
プリンタに使い回しされても、プリンタは、正確なイン
ク残量を管理することができる。
用される都度、そのときのインク使用量がこれまでのイ
ンク残量から減算され(これは、最初から現在までのイ
ンク積算使用量が、カートリッジに初期的に記憶されて
いたインク総容量から減算されることと等価である)、
新たなインク残量がカートリッジの記憶領域に上書きさ
れる。従って、プリンタは、カートリッジのインク総容
量がどのような値であっても、常に、正確なインク残量
を管理することができる。また、カートリッジが異なる
プリンタに使い回しされても、プリンタは、正確なイン
ク残量を管理することができる。
【0030】さらに、カートリッジの記憶素子は、従来
技術のようにインク総容量とインク使用量の2つの情報
を記憶する領域をもつ必要が無く、インク残量を記憶す
る1つの領域をもてば済むので、その分小さい記憶容量
で足りることになる。プリンタとしても、カートリッジ
種類毎のインク総容量を予め記憶している必要はない。
技術のようにインク総容量とインク使用量の2つの情報
を記憶する領域をもつ必要が無く、インク残量を記憶す
る1つの領域をもてば済むので、その分小さい記憶容量
で足りることになる。プリンタとしても、カートリッジ
種類毎のインク総容量を予め記憶している必要はない。
【0031】以上、本発明の好適な実施の形態を説明し
たが、これらは本発明を説するための例示であって、本
発明の範囲をこの実施の形態にのみ限定する趣旨ではな
い。したがって、本発明は、他の種々の形態でも実施す
ることが可能である。
たが、これらは本発明を説するための例示であって、本
発明の範囲をこの実施の形態にのみ限定する趣旨ではな
い。したがって、本発明は、他の種々の形態でも実施す
ることが可能である。
【図1】本発明の一実施の形態に係るプリンタシステム
の全体的な構成図。
の全体的な構成図。
【図2】カートリッジ19のEEPROM21内のインク残量
データが表す情報の推移を示す概念図。
データが表す情報の推移を示す概念図。
【図3】プリンタがカートリッジのEEPROM21からイン
ク残量データを読み取る時の処理の流れを示すフローチ
ャート。
ク残量データを読み取る時の処理の流れを示すフローチ
ャート。
【図4】プリンタがカートリッジのEEPROM21にインク
残量データを書き込む時の処理の流れを示すフローチャ
ート。
残量データを書き込む時の処理の流れを示すフローチャ
ート。
1 ホスト装置 3 プリンタインタフェース回路 5 インクジェットプリンタ(プリンタ) 7 プリンタドライバ 11 記憶装置 13 ホストインタフェース回路 15 印刷処理回路 17、21 EEPROM 19 インクカートリッジ(カートリッジ) 20 印刷機構 22 アクセス端子 23 接続端子
Claims (3)
- 【請求項1】 インクジェットプリンタに装着されるイ
ンクカートリッジのインク量を管理するインクカートリ
ッジ管理方式において、 前記インクカートリッジは、インク残量を記憶した記憶
媒体を備え、 前記記憶媒体に記憶されたインク残量は新品時にはイン
ク総容量に等しい値に設定されており、 前記インクジェットプリンタが、インク使用量を随時に
計算する手段と、この計算したインク使用量を、前記記
憶媒体から読み込んだ前記インク残量から減算する手段
と、この減算結果を新たなインク残量として前記記憶媒
体に上書きする手段とを備えたインクカートリッジ管理
方式。 - 【請求項2】 装着されたインクカートリッジのインク
量を管理することのできるインクジェットプリンタにお
いて、 前記インクカートリッジがインク残量を記憶した記憶媒
体を備え、前記インク残量は新品時にはインク総容量に
等しい値に設定されている場合において、 前記インクジェットプリンタでのインク使用量を随時に
計算する手段と、 この計算したインク使用量を、前記記憶媒体から読み込
んだ前記インク残量から減算する手段と、 この減算結果を新たなインク残量として前記記憶媒体に
上書きする手段とを備えたインクジェットプリンタ。 - 【請求項3】 インクジェットプリンタに装着されるイ
ンクカートリッジにおいて、 インク残量を記憶するための記憶領域を有した記憶媒体
を備え、 前記記憶領域には、新品時にはインク総容量が記録され
ており、使用時には、前記インクジェットプリンタによ
って現在のインク残量を上書することができるようにな
っているインクカートリッジ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2000017773A JP2001199081A (ja) | 2000-01-21 | 2000-01-21 | インクカートリッジ管理方式、及びプリンタ、インクカートリッジ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2000017773A JP2001199081A (ja) | 2000-01-21 | 2000-01-21 | インクカートリッジ管理方式、及びプリンタ、インクカートリッジ |
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JP2000017773A Withdrawn JP2001199081A (ja) | 2000-01-21 | 2000-01-21 | インクカートリッジ管理方式、及びプリンタ、インクカートリッジ |
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