JP2008168571A - 液体吐出装置および残量無し判定方法 - Google Patents

液体吐出装置および残量無し判定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】インク容器内にインクが無い状態でもインクを吐出しようとする、空打ちを防ぐことができる液体吐出装置、及び液体の残量無し判定方法を提供する。
【解決手段】プリンタに使用されるインクカートリッジ16に備えられた消費メモリ19に、インク消費量Xと、最後に境界レベルLにインク有りと検出されたときのインク消費量Xrと、境界レベルフラグとを記録可能とするとともに、プリンタの電源を投入したときには、まず消費メモリ19に境界レベルフラグが既に記録されているかを判断し、記録されている場合には、消費メモリ19に記録されているインク消費量Xおよびインク消費量Xrと、境界レベルLにおける境界残液量Yとを用いてインク残量無しの判定を行なう。
【選択図】図2

Description

本発明は、インク等の液体が入っている容器から液体滴を吐出させる液体吐出装置及び前記容器での液体の残量無し判定方法に関する。
従来より、インクジェットプリンタでは、ユーザにインク残量0を知らせるために、インク容器内のインク残量が0になったことを把握する種々の技術が開発されている。
このような技術として、例えば、以下の特許文献1に開示されているものがある。
この特許文献1には、インクレベルセンサによるインクレベル検知と、インクドットカウンタによるインク消費量の推定とを併用することで、インク残量0を正確に把握する技術が開示されている。この技術で使用するレベルセンサは、予め定めた境界レベルに対して、その境界レベルにインクが存在するか否かを検知するセンサである。この技術では、このレベルセンサが、境界レベルでのインク有りの状態からインク無しの状態に切り替わったときから、予め定められたインク量が消費されたと推定されたときに、インク残量が0であるとしている。
特開2003‐205603号公報
しかしながら、従来技術では、境界レベルでのインク無しを検知したときから、予め定められたインク量が消費されたと推定されたときに、インク残量0としているため、レベル検知タイミングによっては、境界レベルよりもインクレベルが大きく下回ってから、インク無しを検知する可能性があり、このような場合、予め定められたインク量が消費されたと推定される前に、実際にインク残量0になってしまう。この結果、従来技術では、インク容器内にインクが無い状態でもインクを吐出しようとする、いわゆる空打ちをしてしまうおそれがあるという問題点がある。
本発明は、このような従来の問題点に着目してなされたもので、液体滴の空打ちを防ぐことができる液体吐出装置、及び液体の残量無し判定方法を提供することを目的とする。
前記問題点を解決するための液体吐出装置に係る発明は、着脱可能な容器を備え、当該容器に入っている液体の滴を吐出させる液体吐出装置において、上記容器の予め定めた境界レベルに、上記液体が存在するか否かを検知する液レベルセンサと、所定の条件に基づいて繰り返し上記液レベルセンサによる検知動作を実行するセンサ制御手段と、上記容器からの液体滴の吐出数又は吐出数に対応する数量をカウントして、上記液体の消費量を推定する液体消費量推定手段と、上記検知動作により液レベルセンサが上記液体の有無を検知したときの上記消費量又はこの消費量と相関関係のある相関量を記憶しておく消費量記憶領域と、上記容器内で上記境界レベルから液体が無くなるまでの境界残液量又はこの境界残液量と相関関係のある相関量を取得する境界残液量取得手段と、上記液体消費量推定手段によって推定された上記消費量又はこの消費量と相関関係のある相関量を上記容器に設けられた記憶媒体に記録する現消費量記録手段と、上記液レベルセンサによって境界レベルに液体が存在することが最後に検知されたときの消費量である境界前検知消費量を上記消費量記憶領域から取得し、この境界前検知消費量を上記容器に設けられた記憶媒体に記録する境界前検知消費量記録手段と、境界レベルに液体が存在しない場合、上記容器に設けられた記憶媒体から、上記境界前検知消費量および上記現消費量記録手段によって直近に記録された消費量を読み出すとともに、当該直近の消費量が境界前検知消費量と上記境界残液量取得手段によって取得された境界残液量との和に達しているときに、上記容器内の液体残量が0であると判定する残量無し判定手段とを備える構成としてある。
本発明では、境界レベルから液体が容器内に無くなるまでの境界残液量を用いて、最後に境界レベルで液体が存在すると検出されたときのインク消費量(境界前検知消費量)から境界残液量分、液体が消費されたと推定されたときに、容器内の液体残量が0である判定としているので、この液体残量が0であると判定されるまで、容器内に液体が残っており、液体の空打ちを回避することができる。
また本発明では、上記容器に設けられている記録媒体に、液体消費量推定手段によって推定された液体の消費量と、上記境界前検知消費量とを記録する。そのため、上記容器を液体吐出装置から外し、これを別の液体吐出装置に装着して使用する場合に、当該別の液体吐出装置においてもそのときの容器内の液体の消費量と境界前検知消費量とを正確に把握でき、その結果、当該別の液体吐出装置側においても残量無し判定を正確に行なうことができる。
ここで、上記センサ制御手段は、液レベルセンサによる検知動作を実行したのち、予め定められた所定量の液体が消費されたことを条件に再度液レベルセンサによる検知動作を実行するとしてもよい。
つまり、液体レベルセンサによる検知のタイミングをある時間周期とするのではなく、予め定められた所定量の液体が消費される毎とすることで、無駄な検知を繰り返すことなく、上記境界レベルに液体が存在するか否かを効率的に検知することができる。
また、以上の液体吐出装置を備え、この液体吐出装置が前記液体としてインクを吐出する場合には、インクジェットプリンタを構成することもできる。
前記問題点を解決するための残量無し判定方法は、着脱可能な容器を備え当該容器に入っている液体の滴を吐出させる液体吐出装置で、当該容器内の残液量が0であるか否かを判定する残量無し判定方法において、上記容器の予め定めた境界レベルに、上記液体が存在するか否かを検知する液レベルセンサを設け、所定の条件に基づいて上記液レベルセンサによる検知動作を繰り返し実行し、上記容器からの液体滴の吐出数又は吐出数に対応する数量をカウントして、上記液体の消費量を推定し、上記検知動作により液レベルセンサが上記液体の有無を検知したときの上記消費量又はこの消費量と相関関係のある相関量を消費量記憶領域に記憶するとともに、上記推定される消費量又はこの消費量と相関関係のある相関量を上記容器に設けられた記憶媒体に記録し、上記液レベルセンサによって境界レベルに液体が存在することが最後に検知されたときの消費量である境界前検知消費量を上記消費量記憶領域から取得し、この境界前検知消費量を上記容器に設けられた記憶媒体に記録し、境界レベルに液体が存在しない場合、上記容器内で上記境界レベルから液体が無くなるまでの境界残液量又はこの境界残液量と相関関係のある相関量を取得するとともに、上記容器に設けられた記憶媒体から、上記境界前検知消費量および直近に記録された消費量を読み出し、かつ、当該直近の消費量が境界前検知消費量と上記境界残液量との和に達しているときに、上記容器内の液体残量が0であると判定する、ことを特徴とする。
以下、本発明にかかる液体吐出装置を備えたインクジェットプリンタの一実施形態について、図面を用いて説明する。
本実施形態のインクジェットプリンタは、図1に示すように、インクジェット方式のプリンタ機構10と、このプリンタ機構10を駆動させるプリンタ駆動回路31と、ホストコンピュータHからの指示に基づいてプリンタ駆動回路31に制御信号を送るコントローラ40と、操作パネル32と、この操作パネル32を駆動させるパネル駆動回路35と、を備えている。
操作パネル32は、各種入力操作を行うための複数のキー入力部33と、各種情報を表示する表示部34とを有する。
コントローラ40は、各種プログラムを実行するCPU41と、このCPU41が実行するプログラム等が記憶されているROM42と、各種データが一時的に記憶されるRAM44と、ホストコンピュータHとの間のインタフェース回路49と、を有している。このコントローラ40の各部は、相互にバスで接続されている。ROM42には、ホストコンピュータHからのコマンドに応じてプリンタ機構10を動作させるための印刷制御プログラムP1や、インク量を管理するためのインク管理プログラムP2等のプログラムが記憶されている。ROM42には、さらに、境界残液量Yや境界前消費量Xも定数記憶領域43に記憶されている。なお、これらの量Y,Xの意味については後述する。また、RAM44には、ホストコンピュータHからのコマンドを一時的に蓄えるバッファ45と、このコマンドに基づくビットマップイメージが展開されるビットマップ領域46と、インク消費量Xが記憶されるインク消費量記憶領域47と、境界レベルフラグ領域48とが確保されている。なお、境界レベルフラグについても後述する。
プリンタ機構10は、シアン・マゼンタ・イエロー・ライトシアン・ライトマゼンタ及びブラックの各色のインクを個別に収容しプリンタ機構10に対して着脱可能なインクカートリッジ16と、このインクカートリッジ16内のインクを印刷媒体である用紙Pに吐出する印刷ヘッド15と、この印刷ヘッド15を移動させるキャリッジ11と、用紙Pを搬送する搬送ローラ18と、を備えている。インクカートリッジ16およびインクは、上記容器および液体に該当する。
キャリッジ11は、図3に示すように、駆動輪12aと、従動輪12bと、両輪12a,12bの間に架け渡されたタイミングベルト12cと、印刷ヘッド15が設けられると共にインクカートリッジ16が搭載されるヘッドベース13と、このヘッドベース13の移動方向を規制するガイド14とを有している。
プリンタ機構10は、更に、ガイド14の左端近傍に形成されたフラッシング領域Fと、ガイド14の右端近傍に形成されたキャップCとを備えている。フラッシング領域Fは、印刷ヘッド15の先端でインクが乾燥して固化するのを防止するために定期的又は所定のタイミングで印刷データとは無関係にインク滴を吐出させる、いわゆるフラッシング動作を行うときに利用されるものである。このフラッシング領域Fは、印刷ヘッド15が左端まで移動したときに、印刷ヘッド15のノズルと対向するように設けられている。このため、フラッシング動作を行う場合には、印刷ヘッド15を左端まで移動させた後に行う。また、キャップCは、印刷休止中などに印刷ヘッド15のノズルが乾燥するのを防止するために、このノズルを封止するときに利用されるものである。このキャップCは、印刷ヘッド15が右端(ホームポジションという)まで移動したときに、この印刷ヘッド15のノズルを覆う。
各インクカートリッジ16は、図4に示すように、インクIを収容するタンク17と、このタンク17に取り付けられている書き込み可能な不揮発性メモリ(消費量メモリ)19及びインクレベルセンサ・アッセンブリ20と、を備えている。タンク17は、タンク本体17aと、このタンク本体17aから印刷ヘッド15へ伸びるインク供給通路17bとを有している。インクレベルセンサ・アッセンブリ20は、このインク供給通路17bを臨むように、タンク17に設けられている。消費量メモリ19は、上記容器に設けられた記憶媒体に該当する。
インクレベルセンサ・アッセンブリ20は、金属板よりなる振動板と、振動板の片面に接合された圧電素子(例えば、ジルコン酸チタン酸鉛や、ジルコン酸チタン酸鉛ランタン。)と、圧電素子に接合された電極とを有するインクレベルセンサ21と、インクレベルセンサ21の固有共振周波数付近の発振信号の振幅をディジタル信号に変換してコントローラ40へ出力する共振周波数検出回路25とを備えている。インクレベルセンサ21の振動板の一面はタンク17の内側を向いているため、タンク17内のインクの量に応じてインクIと接触したり接触しなかったりする。この振動板がタンク17内に臨んでいる位置を境界レベルLとした場合、振動板がインクIに接触しているとき、つまりインクIが境界レベルLを上回っているとき(インク有り)と、振動板がインクIに接触していないとき、つまりインクIが境界レベルLを下回っているとき(インク無し)とでは、インクレベルセンサ21の共振振動数が異なる。従って、インクレベルセンサ21は、このような共振振動数の変化に基づいて、境界レベルLにインクIが存在するか否かを検出する。
ただし、インクレベルセンサ21としては、上記振動板に圧電素子を接合させたもの以外であっても、適当な周波数の電圧を印加することにより共振して固有の共振周波数の信号を出力するものであればどのような構造であってもよく、例えば、第1電極とバネ構造の第2電極とを間隔を開けて配置したコンデンサタイプの素子(例えば特開2002− 257616参照)を採用してもよい。さらに、インクレベルセンサとして、光学式レベルセンサを採用してもよい。
印刷ヘッド15は、インクカートリッジ16のタンク17から供給されたインクIを加圧するヘッド本体15aと、このヘッド本体15aで加圧されたインクIをインク滴として吐出するノズル15bと、を有する。なお、この実施形態では、印刷ヘッド15は、圧電素子に電圧をかけることによりこの圧電素子を変形させてインクIを加圧する方式を採用しているが、発熱抵抗体(例えばヒータなど)に電圧をかけインクIを加熱して発生した気泡によりインクを加圧する方式を採用してもよい。
コントローラ40は、機能的に、図2に示すように、ホストコンピュータHとの間で信号の入出力を行う入出力部51と、ホストコンピュータHからのコマンドを一時的に蓄えておくバッファ45と、このバッファ45に蓄えられたコマンドを解釈して、ビットマップ領域46にビットマップイメージを展開する解釈部52と、ビットマップイメージに基づいてプリンタ機構10の制御信号を作成する制御信号作成部53と、ビットマップイメージを形成するドット数をカウントするドットカウンタ54と、このドットカウンタ54によりカウントされたドット数nに応じてインク消費量を推定するインク消費量推定部55と、レベルセンサ・アッセンブリ20を駆動させるセンサ制御部56と、レベルセンサ・アッセンブリ20が駆動される毎にそのときのインク消費量が記憶されるインク消費量記憶部47と、境界レベルLにインクが無い場合に、現在のインク消費量Xと、境界レベルLにインクが存在することが最後に検知されたときのインク消費量(境界前検知消費量)Xrとを用いて、インク残量無しを判定する残量無し判定部57と、を有する。
なお、入出力部51は、図1におけるインタフェース回路49と、印刷制御プログラムP1及びインク量管理プログラムP2が記憶されているROM42と、これらのプログラムP1,P2を実行するCPU41とを有して構成されている。解釈部52及び制御信号作成部53は、印刷制御プログラムP1が記憶されているROM42と、このプログラムP1を実行するCPU41とを有して構成され、ドットカウンタ54と消費量推定部55とセンサ制御部56と残量無し判定部57とは、インク量管理プログラムP2が記憶されているROM42と、このプログラムP2を実行するCPU41とを有して構成されている。
次に、本実施形態のインクジェットプリンタの動作について説明する。
インクジェットプリンタの入出力部51がホストコンピュータHから印刷コマンドを受け付けると、この印刷コマンドはバッファ45に一時的に蓄えられる。解釈部52は、バッファ45に蓄えられた印刷コマンドを順次解釈して、ビットマップ領域46にビットマップイメージを展開する。制御信号作成部53は、このビットマップイメージに基づいて制御信号を作成し、この制御信号をプリンタ駆動回路31へ送信する。この結果、プリンタ機構10が駆動し、印刷コマンドに応じた内容が用紙Pに印刷される。
ドットカウンタ54は、ビットマップ領域46に展開されたビットマップイメージを構成するドット数nをカウントし、これを消費量推定部55に渡す。消費量推定部55は、ドット数nに1ドット当たりのインク吐出量αを掛けた値(n・α)に、カートリッジ16に設けられている消費量メモリ19に記憶されている消費量Xを加えて、現時点までのインク消費量Xを求める。消費量推定部55は、このように求めた新しいインク消費量Xを、1ジョブの印刷が終了する毎に、消費量メモリ19がその時点で記憶しているインク消費量Xに上書きして保存する。この意味で、消費量推定部55は現消費量記録手段を兼ねていると言える。
次に、インクカートリッジ16のタンク17内のインクが有るか否か、つまりインク残量の有無の判定処理について、図5に示すフローチャートに従って説明する。当該フローチャートは、インクジェットプリンタの電源が入れらたときに開始される。電源投入用の電源ボタンは、例えば、操作パネル32のキー入力部33に設けられている。
電源が入れられたら、まずセンサ制御部56がインクレベルセンサ21の駆動条件を満たすか否かを判断する(S10)。このセンサ駆動条件とは、インクの吐出動作に関連して予め定めた条件であり、前回のインクレベルセンサ21の駆動以後、所定量のインクが消費されるような特定の動作がなされたか否かを判断するとしている。ここで言う特定の動作とは、例えば、1ジョブの印刷が終了したこと、フラッシング動作をしたこと、予め定められたドット数分の印刷を行ったこと等が該当する。センサ制御部56は、このような特定の動作をセンサ駆動条件56aとして予め記憶しており、解釈部52から、1ジョブの印刷が終了したことや、予め定められたドット数分の印刷が行われたこと等の情報を得ることで、センサ駆動条件を満たしたか否かを判断する。
ただし、電源投入直後におけるS10では、実際には上記駆動条件は満たされていないが、満たされているものと自動的にみなし、即座に次のS11に進むものとする。
センサ制御部56は、センサ駆動条件を満たしたと判断すると(S10)、インクカートリッジ16の消費量メモリ19にアクセスし、消費メモリ19に確保されたフラグ記録用の領域に「1」が設定されているか否か、つまり境界レベルフラグがセットされているか否かを判断し、また、フラグが設定されている場合には、当該フラグの設定が直近の電源投入より後になされたものであるか否かを判断する(S11)。上記直近の電源投入後において最初にS11の判断を行なった時点で既に境界レベルフラグがセットされていれば、そのフラグは電源投入前から消費メモリ19にセットされていたものである。従って、上記直近の電源投入後において最初にS11の判断を行なったときの判断結果は「境界レベルフラグは電源オン前から有り」か「境界レベルフラグなし」のいずれかとなる。上記直近の電源投入後の2回目以降のS11の判断においては、境界レベルフラグがセットされている場合には、「境界レベルフラグは電源オン後にセットされた」か「境界レベルフラグは電源オン前から有り」かの判断を行なう必要があるが、当該判断は、上記直近の電源投入後に後述のS22の処理が実行されているか否かによって行なうことが可能である。ここで、フラグ記録用の領域に境界レベルフラグがセットされているということは、その時点で境界レベルLにインクが存在しないことを意味する。
「境界レベルフラグは電源オン前から有り」であれば、S12で、残量無し判定部57は、消費メモリ19から消費量Xr(境界前検知消費量Xr)を取得済みであるか否か判断し、未取得であれば、S13に進み、取得済みであればS26に進む。なお、S12の判断以降の処理については後述する。
一方、S11において「境界レベルフラグなし」と判断した場合は、センサ制御部56はインクレベルセンサ21を駆動する(S16)。ただし、上記直近の電源投入後、初めて行なわれたS11の判断にて「境界レベルフラグなし」の判定をした場合は、電源投入後においてインクレベルセンサ21の駆動条件を満たすようなインクの吐出動作は実際には行われていないため、S16には進まず例外的にS10に戻るものとする(鎖線)。なお、S11からS10に移るとき、残量無し判定分57は、消費メモリ19に記録されている現在のインク消費量Xを、消費量記憶領域47に記録する。
インクレベルセンサ21の駆動により、タンク17の境界レベルLにインクが存在するか否かを示す信号が残量無し判定部57に入力する。残量無し判定部57は、この信号を受けると、タンク17の境界レベルLにインクが存在するか否かを判断する(S17)。境界レベルLにインクが存在しないと判断した場合には、S22に進む。一方、残量無し判定部57は、境界レベルLにインクが存在すると判断した場合、消費量推定部55から現時点のインク消費量Xを取得し(S18)、この現時点の消費量Xを消費量記憶領域47に更新登録する(S19)。なお、この消費量記憶領域47の消費量Xは、インクレベルセンサ21が駆動されてインク有りが検出される毎に、更新登録される。
残量無し判定部57は、さらに、現時点の消費量Xが予め定められた境界前消費量(タイミング変換消費量)X以上であるか否かを判断する(S20)。この境界前消費量Xは、図2のプリンタ機構10内に示すように、境界レベルLに至るまでの消費量Xよりも僅かに少ない値で、ROM42の定数記憶領域43に記憶されている。残量無し判定部57は、現時点の消費量Xが予め定められた境界前消費量X以上である、つまり、タンク17内のインクレベルが境界レベルLに近いと判断すると、センサ駆動条件56aを変更する(S21)。具体的には、インクレベルセンサ21の駆動頻度が高まるように、例えば、センサ駆動条件の一つである「予め定められたドット数分の印刷が行われたこと」における予め定められたドット数分を小さな値に変更する。このように、タンク17内のインクレベルが境界レベルLに近くなると、レベルセンサ駆動の頻度が高まるため、これ以降、境界レベルLにより近いレベルにインクが存在するときに、境界レベルLにインクが存在するか否かが検知される。
S20で、現時点の消費量Xが予め定められた消費量X未満であると判断された場合、さらに、S21で、センサ駆動条件が変更された場合、S10に戻る。
残量無し判定部57は、S17で境界レベルLにインクが存在しないと判断した場合には、消費メモリ19に境界レベルフラグをセットする(S22)。このとき、RAM44の境界レベルフラグ領域48にも同様に境界レベルフラグをセットしてもよい。境界レベルフラグ領域48にも境界レベルフラグをセットした場合には、当該セット以降インクジェットプリンタの電源が切られるまでは、S11において、境界レベルフラグのセットの有無を境界レベルフラグ領域48にアクセスすることにより判断してもよい。続いて、残量無し判定部57は、消費量記憶領域47に記憶されている消費量、つまり最後に境界レベルLにインク有りが検出されたときのインク消費量Xr(境界前検知消費量Xr)と、上記境界残液量Yとを取得する(S23)。境界残液量YはROM42の定数記憶領域43に記憶されているため、残量無し判定部57は、定数記憶領域43から境界残液量Yを取得する。この意味で、残量無し判定部57は、境界残液量取得手段を兼ねていると言える。ただし、境界残液量Yは、定数記憶領域43以外の記録領域、例えば消費メモリ19に記録されていてもよく、残量無し判定部57が消費メモリ19から境界残液量Yを取得する構成にしてもよい。なお、この境界残液量Yは、タンク17内のインクレベルが境界レベルLのときにタンク17内に残っているインク量である。残量無し判定部57は、S23で取得した境界前検知消費量Xrをインクカートリッジ16の消費量メモリ19に記録する(S24)。この意味で、残量無し判定分57は境界前検知消費量記録手段を兼ねていると言える。
次に、残量無し判定部57は、消費量記憶領域47から取得した境界前検知消費量Xrに境界残液量Yを加え、この値(Xr+Y)をインクエンドまでのインク消費量(インクエンド値E2)として設定する(S25)。そして、残量無し判定部57は、消費量推定部55から現時点のインク消費量Xを取得し(S26)、上記設定したインクエンド値(E2)と現時点の消費量Xとの大小関係を比較する(S27)。現時点の消費量Xがインクエンド値以上である場合には、S29に進み、現時点の消費量Xがインクエンド値未満であるときには、操作パネル駆動回路35に「インクロー」の旨を出力し、操作パネル32の表示部34に、例えば、「インクローです。インクカートリッジを交換してください。」を表示させると共に、入出力部51に「インクロー」の旨を出力し、ホストコンピュータHにも、例えば、「インクローです。インクカートリッジを交換してください。」を表示させる(S28)。
残量無し判定部57が「インクロー」を出力すると(S28)、S10に戻る。「インクロー」を出力した後、S10でセンサ駆動条件を満たすと判断され、S11に進むと、このときには境界レベルフラグが既にセットされている。そのため、上記直近の電源投入後にS22の処理を行なっている場合には「境界レベルフラグは電源オン後にセットされた」と判断してS26に進み、上記直近の電源投入後にS22の処理を行なっていない場合、すなわち上記直近の電源投入前から消費メモリ19に既に境界レベルフラグが設定されている場合にはS12に進む。S26では、残量無し判定部57は、改めて、消費量推定部55から現時点の消費量Xを取得し、上記S25で設定済みのインクエンド値E2と現時点の消費量Xとの大小関係を比較する(S27)。現時点の消費量Xがインクエンド値以上である場合には、インクエンドEであると判定し、操作パネル駆動回路35に「インクエンド」の旨を出力し、操作パネル32の表示部34に、例えば、「インクエンドです。以降、インクカートリッジを交換しなければ、印刷できません。」を表示させると共に、入出力部51に「インクエンド」の旨を出力し、ホストコンピュータHにも、例えば、「インクエンドです。以降、インクカートリッジを交換しなければ、印刷できません。」を表示させる。さらに、制御信号作成部53に対して停止指示を与え、プリンタ駆動回路31による印刷動作を停止させる(S29)。
一方、残量無し判定部57は、S12に進んだときに、消費メモリ19から境界前検知消費量Xrを未取得である場合には、S13に進み、消費メモリ19から当該消費メモリ19に記録されている境界前検知消費量Xrを取得するとともに、境界残液量YをROM42の定数記憶領域43等から取得する。そして、残量無し判定部57は、上記S13で取得した境界前検知消費量Xrと境界残液量Yとの和を求め、この値(Xr+Y)をインクエンド値E1として設定する(S14)。つまり、電源を入れたときに消費メモリ19に既に境界前検知消費量Xrが記録されている場合には、その境界前検知消費量Xrを用いてインクエンド値を設定する。S15では、残量無し判定部57は、消費メモリ19に記録されているインク消費量X(特許請求の範囲に言う、直近の消費量に該当。)を取得する。このように消費メモリ19から読み出す境界前検知消費量Xrおよびインク消費量Xは、上記直近の電源投入以前にインクカートリッジ16が印刷処理に使用されていたときに消費メモリ19に書き込まれた数値である。上記説明から判るように本実施形態では、境界レベルフラグが記録されている消費メモリ19には、インクレベルセンサ21によって最後に境界レベルLにインク有りと検出されたときのインク消費量(境界前検知消費量)Xrが必ず記録されている。また上述したように、インクカートリッジ16が使用されている際、消費メモリ19には1ジョブの印刷が終了する毎に消費量推定部55によってインク消費量Xが上書きされる。そのため、インクジェットプリンタの電源が切られた状態においては、そのとき消費メモリ19に記録されているインク消費量Xが現在までのインク消費量となり、かかる現在までのインク消費量が、電源投入後、S15において消費メモリ19から読み出される。
なお、消費量推定部55がインク消費量Xを消費メモリ19に上書き保存するタイミングは、1ジョブの印刷が終了する毎でなくてもよい。例えば、S19で残量無し判定部57が消費量記憶領域47を更新するタイミングおよび、S26において残量無し判定部57が消費量Xを取得するタイミングでもよい。また、消費量推定部55は、インクジェットプリンタを電源オフすることを操作パネル32を介して検知したときに、その時点におけるインク消費量Xを消費メモリ19に記録する構成とすれば、その後電源が投入されたときに消費メモリ19に記録されているインク消費量Xは確実に最新のインク消費量となる。
S15からS27へ進んだ場合にも、インクエンド値と現時点でのインク消費量Xとの比較を行なう。この場合、設定されているインクエンド値は上記E1であるため、現時点の消費量Xがインクエンド値E1以上である場合には、S29に進み、インクエンド値E1未満であるときには、S28に進む。また、残量無し判定部57は、S12に進んだときに、既に消費メモリ19から境界前検知消費量Xrを取得済みである場合にはS26に進む。つまりこの場合は、上記インクエンド値E1は設定済みであり、かつ、現在までのインク消費量Xは、上記S15において消費メモリ19から読み出したインク消費量Xよりも増加しているため、残量無し判定部57は、消費量推定部55から現時点のインク消費量Xを取得し(S26)、このS26で取得した消費量Xと上記設定済みのインクエンド値E1とを比較する(S27)。
ところで、従来技術のように、境界レベルLでインク無しと検出されたときのインク消費量Xr+1(図2のプリンタ機構10内に示す)に境界残液量Yを加えた値をインクエンド値とすると、このインクエンド値に基づいてインクエンドEになったと判断される前に、タンク内17内のインクが完全に無くなる可能性が有り、インクの空打ちを行ってしまうおそれがある。一方、本実施形態では、最後に境界レベルLにインク有りと検出されたときのインク消費量Xrに境界残液量Yを加えた値(Xr+Y)をインクエンド値としているため、このインクエンド値に基づいてインクエンドEになったと判断されるまで、タンク17内にインクが若干残っており、インクの空打ちを回避することができる。
また、本実施形態では、タンク17内のインクレベルが境界残液量Yに近くなると、インクレベルセンサ21の駆動頻度が高まるので、最後に境界レベルLにインク有りと検出されたときのインク消費量Xrが、境界レベルLまでの消費量Xに近くなる。このため、インクエンド値(Xr+Y)に基づいてインクエンドになったと判断されたときのタンク17内のインク量は、極めて0に近い値となる。
また本実施形態では、インクジェットプリンタにて使用されるインクカートリッジ16に設けられた消費メモリ19に、そのときのインク消費量Xに加えて、最後に境界レベルL0にインク有りと検出されたときのインク消費量Xrと境界レベルフラグとを記録可能とし、インクジェットプリンタの電源を投入したときには、まず消費メモリ19に境界レベルフラグが既に記録されているかを判断し、記録されている場合には、消費メモリ19に記録されているインク消費量Xとインク消費量Xrとを用いてインク残量無しの判定を行なうとした。このような構成は次の点で特に有用である。つまり、インクカートリッジ16は、ユーザの都合により、上記プリンタ機構10から外されて別のインクジェットプリンタのプリンタ機構に装着されることもある。この場合、当該別のインクジェットプリンタの側においても、インクカートリッジ16のインク残量の有無を判定しながら印刷を行なうことになる。
ここで、装着されたインクカートジッリ16内のインクが既に境界レベルLを下回っている場合、従来では、上記別のインクジェットプリンタはインクレベルセンサ等によって境界レベルLにインクが存在しないことは検知できるものの、それ以上の判断、すなわちインクローかインクエンドなのか判断できず、場合によっては、インクロー状態でまだ印刷可能であるにもかかわらずインクエンドと判断してしまうこともあった。本実施形態では、インクカートリッジ16を装着して電源をオンにした上記別のインクジェットプリンタにおいても、消費メモリ19に記録されている現在のインク消費量X、境界前検知消費量Xrと、上記境界残液量Yとに基づいて、インクローであるかインクエンドであるかの判断を実行できるようにした。その結果、当該別のインクジェットプリンタにおいても、インクカートリッジ16がインクエンドになるまで確実に印刷を行なうことができる。なお、上記境界レベルフラグは、インクカートリッジ16のインクが境界レベルLを下回っていることを示すための情報であり、言い換えれば、インクが境界レベルLを下回っていることを示す情報であればどのような情報であってもよい。また、本実施形態ではインクレベルセンサ21によってインクが境界レベルLを下回っていることが検知された場合、消費メモリ19に境界前検知消費量Xrが記録される(S24)ため、当該境界前検知消費量Xrの存在を境界レベルフラグの存在として兼ねさせ、境界レベルフラグを別途生成する手間を省くようにしてもよい。
なお、本発明は上述した実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施し得ることは言うまでもない。
例えば上記では、S27で現時点の消費量Xがインクエンド値(Xr+Y)未満であると判断して、「インクロー」を出力した後(S28)、S10に戻って、センサ駆動条件を満たすと判断した後に、再び、現時点の消費量Xを取得する(S26)ようにしているが、「インクロー」を出力した後(S28)、直ちに、S26に戻り、現時点の消費量Xを取得し、S27で、現時点の消費量Xがインクエンド値(Xr+Y)以上であると判断するまで、S26,27,28の処理を繰り返すようにしてもよい。
また上記では、S27において“No”の判断がなされた場合は常に「インクロー」の表示を行なうとしたが、現在のインク消費量Xがもう少しインクエンド値に近づいてから「インクロー」の表示を行なうとしてもよい。例えば、境界残液量Yがnグラムである場合、nグラムより少ないn1グラムという値(インクローしきい値)を予め定数記憶領域43等に記憶しておき、S27において“No”である場合はさらに、
Xr+n1≦X?
という判定を行い、当該判定結果が“Yes”すなわち、現在のインク消費量XがXr+n1以上である場合に初めて「インクロー」の表示を行なうとしてもよい。かかる構成とすれば、インクカートリッジ16のインクが境界レベルLを下回っているものの、そのインク色の使用頻度や、境界レベルLの位置とタンク17の大きさとの関係などの観点から、「インクロー」の表示をするには早すぎる場合に、現在のインク消費量Xがよりインクエンド値に近づいてから「インクロー」の表示を行なうことができる。
また、本実施形態では、RAM44の消費量記憶領域47、カートリッジ16の消費量メモリ19、ROM43の定数記憶領域43には、いずれも消費量が記憶されているが、この代わりに、消費量と相関関係のある残インク量を記憶しておき、これらの残インク量を消費量に変換して、この消費量を用いるようにしてもよい。さらに、ROM43の定数記憶領域43には、境界残液量Yも記憶されているが、この代わりに、残液量と相関関係のある消費量、つまり境界レベルLまでの消費量である境界消費量X0を記憶しておいてもよい。
また、本実施形態では、インク滴の吐出数相当の値として、ビットマップイメージのドット数を用いたが、この代わりに、例えば、インク滴の吐出を指示する制御信号のパルス数を用いてもよい。
実施形態におけるインクジェットプリンタのハードウェア構成を示す説明図。 実施形態におけるインクジェットプリンタの機能構成を示す説明図。 実施形態におけるプリンタ機構の斜視図。 実施形態におけるインクカートリッジ及びその周辺の構成を示す説明図。 実施形態における残量無し判定処理のフローチャート。
符号の説明
10…プリンタ機構、15…印刷ヘッド、16…インクカートリッジ、17…タンク、19…消費量メモリ、20…インクレベルセンサ・アッセンブリ、21…インクレベルセンサ、40…コントローラ、41…CPU、42…ROM、43…定数記憶領域、44…RAM、45…バッファ、46…ビットマップ領域、47…消費量記憶領域、51…入出力部、52…解釈部、53…制御信号作成部、54…ドットカウンタ、55…消費量推定部、56…センサ制御部、57…残量無し判定部

Claims (3)

  1. 着脱可能な容器を備え、当該容器に入っている液体の滴を吐出させる液体吐出装置において、
    上記容器の予め定めた境界レベルに、上記液体が存在するか否かを検知する液レベルセンサと、
    所定の条件に基づいて繰り返し上記液レベルセンサによる検知動作を実行するセンサ制御手段と、
    上記容器からの液体滴の吐出数又は吐出数に対応する数量をカウントして、上記液体の消費量を推定する液体消費量推定手段と、
    上記検知動作により液レベルセンサが上記液体の有無を検知したときの上記消費量又はこの消費量と相関関係のある相関量を記憶しておく消費量記憶領域と、
    上記容器内で上記境界レベルから液体が無くなるまでの境界残液量又はこの境界残液量と相関関係のある相関量を取得する境界残液量取得手段と、
    上記液体消費量推定手段によって推定された上記消費量又はこの消費量と相関関係のある相関量を上記容器に設けられた記憶媒体に記録する現消費量記録手段と、
    上記液レベルセンサによって境界レベルに液体が存在することが最後に検知されたときの消費量である境界前検知消費量を上記消費量記憶領域から取得し、この境界前検知消費量を上記容器に設けられた記憶媒体に記録する境界前検知消費量記録手段と、
    境界レベルに液体が存在しない場合、上記容器に設けられた記憶媒体から、上記境界前検知消費量および上記現消費量記録手段によって直近に記録された消費量を読み出すとともに、当該直近の消費量が境界前検知消費量と上記境界残液量取得手段によって取得された境界残液量との和に達しているときに、上記容器内の液体残量が0であると判定する残量無し判定手段とを備えることを特徴とする液体吐出装置。
  2. 上記センサ制御手段は、液レベルセンサによる検知動作を実行したのち、予め定められた所定量の液体が消費されたことを条件に再度液レベルセンサによる検知動作を実行することを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
  3. 着脱可能な容器を備え当該容器に入っている液体の滴を吐出させる液体吐出装置で、当該容器内の残液量が0であるか否かを判定する残量無し判定方法において、
    上記容器の予め定めた境界レベルに、上記液体が存在するか否かを検知する液レベルセンサを設け、
    所定の条件に基づいて上記液レベルセンサによる検知動作を繰り返し実行し、
    上記容器からの液体滴の吐出数又は吐出数に対応する数量をカウントして、上記液体の消費量を推定し、
    上記検知動作により液レベルセンサが上記液体の有無を検知したときの上記消費量又はこの消費量と相関関係のある相関量を消費量記憶領域に記憶するとともに、上記推定される消費量又はこの消費量と相関関係のある相関量を上記容器に設けられた記憶媒体に記録し、
    上記液レベルセンサによって境界レベルに液体が存在することが最後に検知されたときの消費量である境界前検知消費量を上記消費量記憶領域から取得し、この境界前検知消費量を上記容器に設けられた記憶媒体に記録し、
    境界レベルに液体が存在しない場合、上記容器内で上記境界レベルから液体が無くなるまでの境界残液量又はこの境界残液量と相関関係のある相関量を取得するとともに、上記容器に設けられた記憶媒体から、上記境界前検知消費量および直近に記録された消費量を読み出し、かつ、当該直近の消費量が境界前検知消費量と上記境界残液量との和に達しているときに、上記容器内の液体残量が0であると判定することを特徴とする残量無し判定方法。
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