JP2010201878A - 画像形成装置及びメンテナンス動作制御プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】必要以上のメンテナンス動作が実行されないようにすることが可能な画像形成装置及びメンテナンス動作制御プログラムを提供することを目的としている。
【解決手段】本発明は、印刷動作完了後所定時間経過した後に所定のメンテナンス動作を行う場合に、印刷動作完了後に行ったメンテナンス動作の完了時刻と所定時間の終了時刻との時間差と、印刷動作完了後に行ったメンテナンス動作の強度と所定のメンテナンス動作の強度とに基づき印刷動作完了から所定時間経過後に実行するメンテナンス動作の種類を選択する。
【選択図】図8

Description

本発明は、インク液滴を記録媒体に吐出して印刷動作を行う記録ヘッドのメンテナンス動作を行う画像形成装置及びメンテナンス動作制御プログラムに関する。
従来から、ノズルから液滴を吐出して記録用紙に画像形成を行う記録ヘッドを有するインクジェット方式の画像形成装置がある。インクジェット方式の画像形成装置では、印刷動作完了後に長時間放置しておくと、ノズル付近のインクが増粘したり、記録ヘッド内部に気泡が混入したりして正常にインクを吐出できなくなる場合がある。そこで従来の画像形成装置では、インクの正常な吐出を維持するために、空吐出やヘッドクリーニングなど複数のメンテナンス動作の中から印刷動作完了から経過した放置時間に基づいて適切なメンテナンス動作(回復動作)を決定し、所定の実行時期に自動実行する技術が既に知られている。メンテナンス動作を実施する時期は、例えば予め設定した定時や印刷動作を開始前等がある。
図1は、従来のメンテナンス動作の決定を説明するフローチャートである。従来の画像形成装置では、メンテナンス動作実施時期になると、放置開始時刻の情報を取得する(ステップS11)。次に画像形成装置は、放置時間終了時刻を取得する(ステップS12)。そして画像形成装置は、放置時間を算出する(ステップS13)。放置開始時刻は、最後に印刷動作を実行し終えた印刷完了時刻であり、印刷動作完了時に画像形成装置の有する不揮発性メモリに記憶される。放置終了時刻は、メンテナンス動作開始時刻と略同一の時刻である。画像形成装置は、ステップS13で算出された放置時間の長さに応じて実際に実行するメンテナンス動作を決定し(ステップS14)、決定されたメンテナンス動作を実行する(ステップS15)。
通常メンテナンス動作は、放置時間が長い程強力なものが選択される。一般的に強力なメンテナンス動作では、インク消費量が多く、動作時間も長い。よって例えば特許文献1に記載されているように、無駄なインク消費を伴うことなく、メンテナンス動作を実行する工夫がなされている。
しかしながら上記従来の技術では、印刷動作完了から経過した放置時間に基づいてメンテナンス動作を決定している。このため、例えば印刷動作完了からメンテナンス動作が自動実行されるまでの間に他のメンテナンス動作が実行された場合等、ノズル状態がさほど劣化していないにも関わらず強力なメンテナンス動作が実行されることがある。この場合、必要以上のメンテナンス動作が実行された分、インクを無駄に消費してしまう。またメンテナンス動作を実行する時期が印刷開始前であれば、印刷開始までに待ち時間が発生してしまう。
本発明は、上記事情を鑑みてこれを解決すべくなされたものであり、必要以上のメンテナンス動作が実行されないようにすることが可能な画像形成装置及びメンテナンス動作制御プログラムを提供することを目的としている。
本発明は、上記目的を達成するために以下の如き構成を採用した。
本発明は、インク液滴を記録媒体に吐出して印刷動作を行う記録ヘッドを有し、前記印刷動作の完了後所定時間が経過した後に所定のメンテナンス動作を前記記録ヘッドに対して行うメンテナンス動作手段を有する画像形成装置であって、前記印刷動作の完了後に行ったメンテナンス動作の完了時刻から前記所定時間の終了時刻までの時間を示す放置時間を算出する放置時間算出手段と、前記所定のメンテナンス動作の強度と前記印刷動作の完了後に行ったメンテナンス動作の強度とを比較する強度比較手段と、前記印刷動作の完了後に行ったメンテナンス動作の強度が前記所定のメンテナンス動作の強度よりも強いとき、前記放置時間に基づき前記所定のメンテナンス動作の種類を選択する選択手段と、を有する構成とした。
本発明は、インク液滴を記録媒体に吐出して印刷動作を行う記録ヘッドを有し、前記印刷動作の完了後所定時間が経過した後に所定のメンテナンス動作を前記記録ヘッドに対して行うメンテナンス動作手段を有する画像形成装置において実行されるメンテナンス動作制御プログラムであって、前記画像形成装置に、前記印刷動作の完了後に行ったメンテナンス動作の完了時刻から前記所定時間の終了時刻までの時間を示す放置時間を算出する放置時間算出ステップと、前記所定のメンテナンス動作の強度と前記印刷動作の完了後に行ったメンテナンス動作の強度とを比較する強度比較ステップと、前記印刷動作の完了後に行ったメンテナンス動作の強度が前記所定のメンテナンス動作の強度よりも強いとき、前記放置時間に基づき前記所定のメンテナンス動作の種類を選択する選択ステップと、を実行させるプログラムとした。
本発明によれば、必要以上のメンテナンス動作が実行されないようにするこができる。
従来のメンテナンス動作の決定を説明するフローチャートである。 第一の実施形態の画像形成装置100の概略を説明する図である。 第一の実施形態の画像形成装置100の機能構成を説明する図である。 第一の実施形態における放置時間の概念を説明するための図である。 第一の実施形態の主制御部200の機能構成を説明するための図である。 種別テーブル330の一例を示す図である。 強度テーブル340の一例を示す図である。 第一の実施形態のメンテナンス動作を説明するフローチャートである。 第二の実施形態におけるメンテナンス動作を説明するフローチャートである。 第三の実施形態における放置時間の概念を説明するための図である。 第三の実施形態におけるメンテナンス動作を説明するフローチャートである。 第四の実施形態におけるメンテナンス動作を説明するフローチャートである。 第五の実施形態のシステム500を説明するための図である。
本発明は、印刷動作完了後所定時間経過した後に所定のメンテナンス動作を行う場合に、印刷動作完了後に行ったメンテナンス動作の完了時刻と所定時間の終了時刻との時間差と、印刷動作完了後に行ったメンテナンス動作の強度と所定のメンテナンス動作の強度とに基づき印刷動作完了から所定時間経過後に実行するメンテナンス動作の種類を選択する。
(第一の実施形態)
以下に図面を参照して本発明の第一の実施形態について説明する。図2は、第一の実施形態の画像形成装置100の概略を説明する図である。
本実施形態の画像形成装置100は、記録ヘッド110が搭載されたキャリッジ120を有する。キャリッジ120は、フレーム121を構成する左右の側板121A、121Bに横架したガイド部材であるガイドロッド122により主走査方向に摺動自在に保持されており、図示しない主走査モータによってタイミングベルトを介して矢示方向(キャリッジ主走査方向)に移動走査する。
キャリッジ120には、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(Bk)の各色のインク滴を吐出する4個の液滴吐出ヘッドからなる記録ヘッド110が搭載されており、複数のインク吐出口を主走査方向と交叉する方向に配列されている。記録ヘッド110は、インク滴吐出方向を下方に向けて装着されている。
記録ヘッド110を構成するインクジェットヘッドは、液滴を吐出するための圧力を発生する圧力発生手段により実現される。圧力発生手段とは、例えば圧電素子などの圧電アクチュエータ、発熱抵抗体などの電気熱変換素子を用いて液体の膜沸騰による相変化を利用するサーマルアクチュエータ、温度変化による金属相変化を用いる形状記憶合金アクチュエータ、静電力を用いる静電アクチュエータ等を備えたものである。
本実施形態の記録ヘッド110には、ドライバICが搭載されている。ドライバICは、図示しない制御部との間でハーネス(フレキシブルプリントケーブル)123を介して接続されている。
キャリッジ120は、記録ヘッド110に各色のインクを供給するための各色のサブタンク111を搭載している。この各色のサブタンク111には、カートリッジ装填部130に装着された各色のインクカートリッジ140から、各色のインク供給チューブ112を介して各色のインクが補充供給される。尚カートリッジ装填部130にはインクカートリッジ140内のインクを送液するための供給ポンプユニット141が設けられている。またインク供給チューブ112は、這い回しの途中でフレーム121を構成する後板121Cに係止部材124にて保持されている。
本実施形態の画像形成装置100では、給紙部から給紙された用紙150を記録ヘッド110の下方側に送り込み、記録ヘッド110と対向する位置に搬送するための搬送手段である搬送ベルト151を備えている。搬送ベルト151は、無端状ベルトであり、搬送ローラ152とテンションローラ153との間に掛け渡されて、ベルト搬送方向(副走査方向)に周回するように構成している。搬送ベルト151は、図示しない副走査モータによって所定のタイミングで搬送ローラ152が回転駆動されることによって図2に示すベルト搬送方向に周回移動する。
また本実施形態の画像形成装置100は、キャリッジ120の走査方向一方側の非印字領域に、記録ヘッド110のノズルの状態を維持し、回復するための回復手段を含む維持回復機構160を配置している。維持回復機構160には、各キャップ部(以下、「キャップ」)161a〜161d(以下、区別しないときは「キャップ161」)、ワイパーブレード162、空吐出受け163等を備えている。
キャップ161は、記録ヘッド110の各ノズル面をキャピングする。本実施形態では、キャップ161aを吸引及び保湿用キャップとし、他のキャップ161b〜161dは保湿用キャップとしている。ワイパーブレード162は、ノズル面をワイピングするためのブレード部材である。空吐出受け163は、増粘した記録液を排出するために、記録に寄与しない液滴を吐出させる空吐出を行う際の液滴を受けるものである。
維持回復機構160による維持回復動作で生じる記録液の廃液、キャップ161に排出されたインク、あるいはワイパーブレード162に付着してワイパークリーナで除去されたインク、空吐出受け163に空吐出されたインクは図示しない廃液タンクに排出されて収容される。
また本実施形態の画像形成装置100は、キャリッジ120の走査方向他方側の非印字領域に、記録中などに増粘した記録液を排出するために記録に寄与しない液滴を吐出させる空吐出を行うときの液滴を受ける空吐出受け170を配置している。空吐出受け170には記録ヘッド110のノズル列方向に沿った開口171等が備えられている。
本実施形態の画像形成装置100は、搬送ベルト151上に用紙150が給送されると、用紙150が搬送ベルト151に吸着され、搬送ベルト151の周回移動によって用紙150が副走査方向に搬送される。画像形成装置100は、ここでキャリッジ120を移動させながら画像信号に応じて記録ヘッド110を駆動することにより、停止している用紙150にインク滴を吐出して1行分を印刷(記録)し、用紙150を所定量搬送後、次の行の印刷を行う。画像形成装置100は、印刷終了信号又は用紙150の後端が記録領域に到達した信号を受けることにより、印刷動作を終了して用紙150を排紙トレイに排紙する。
本実施形態の画像形成装置100は、印刷待機中はキャリッジ120を維持回復機構160側に移動させてキャップ161で記録ヘッド110をキャッピングし、ノズルを湿潤状態に保つことによりインク乾燥による吐出不良を防止する。また画像形成装置100は、キャップ161で記録ヘッド110をキャッピングした状態で、図示しない吸引ポンプによってノズルから記録液を吸引し(「ノズル吸引」又は「ヘッド吸引」)、増粘した記録液や気泡を排出する回復動作を行う。画像形成装置100は、印刷動作開始前、印刷動作途中などに印刷(記録)と関係しないインクを吐出する空吐出動作を行う。画像形成装置100は、これによって記録ヘッド110の安定した吐出性能を維持する。
以下に図3を参照して本実施形態の画像形成装置100の機能構成について説明する。図3は、第一の実施形態の画像形成装置100の機能構成を説明する図である。
本実施形態の画像形成装置100は、主制御部200、印刷制御部300、ヘッド駆動部310、キャリッジ位置検出回路311、主走査モータ駆動回路312、搬送量検出回路313、副走査モータ駆動回路314、給紙コロ駆動回路315、維持回復機構駆動用モータ駆動回路316、インク供給モータ駆動回路317、サブタンク満タンセンサ318、カートリッジカバーセンサ319、不揮発性メモリ(以下、EEPROM)320、カートリッド通信回路321、通信回路324を有する。
本実施形態の主制御部200は、画像形成装置100全体の制御を司る。主制御部200は、例えばマイクロコンピュータで構成される。
主制御部200は、通信回路324から入力される印刷処理の情報に基づいて用紙150に画像を形成するために、図示しない主走査モータや副走査モータを主走査モータ駆動回路312及び副走査モータ駆動回路314を介して駆動制御する。また主制御部200は、印刷制御部300に対して印刷用データを送出する等の制御を行なう。
キャリッジ位置検出回路311は、キャリッジ120の位置を検出する。キャリッジ位置検出回路311は、例えば、キャリッジ120の走査方向に配置されたエンコーダシートのスリット数を、キャリッジ120に搭載されたフォトセンサで読み取って計数することで、キャリッジ120の位置を検出する。主制御部200には、キャリッジ位置検出回路311から入力される検出信号に基づいてキャリッジ120の移動位置及び移動速度を制御する。
主走査モータ駆動回路312は、主制御部200から入力されるキャリッジ移動量に応じて主走査モータを回転駆動させて、キャリッジ120を所定の位置に所定の速度で移動させる。
搬送量検出回路313は、搬送ベルト151の移動量を検出する。搬送量検出回路313は、例えば、搬送ローラ152の回転軸に取り付けられた回転エンコーダシートのスリット数を、フォトセンサで読み取って計数することで搬送量を検出する。主制御部200には、搬送量検出回路313から入力される検出信号に基づいて搬送ベルト151の移動量及び移動速度を制御する。
副走査モータ駆動回路314は、主制御部200から入力される搬送量に応じて副走査モータを回転駆動させて、搬送ローラ152を回転駆動して搬送ベルト151を所定の位置に所定の速度で移動させる。給紙コロ駆動回路315は、主制御部200から与えられる給紙コロ駆動指令によって給紙コロを一回転させる。
本実施形態の主制御部200は、維持回復機構駆動用モータ駆動回路316を介して図示しない維持回復機構用モータを回転駆動することにより、キャップ161の昇降、ワイパーブレード162の昇降を行なわせる。
また主制御部200は、インク供給モータ駆動回路317を介して供給ユニット141のポンプを駆動するためのインク供給モータを駆動制御する。そして主制御部200は、カートリッジ装填部130に装填されたインクカートリッジ140からサブタンク111に対してインクを補充供給する。
主制御部200には、サブタンク111が満タン状態にあることを検知するサブタンク満タンセンサ318からの検知信号、カートリッジ装填部130の前カバーの開閉を検知するカートリッジカバーセンサ319からの検知信号などが入力される。また主制御部200は、カートリッジ通信回路321を通じて、カートリッジ装填部130に装着された各インクカートリッジ140に設けられた記憶手段である不揮発性メモリ322k、322c、322m、322yに記憶されている情報を取り込んで、所要の処理を行う。そして主制御部200は、本体記憶手段であるEEPROM320に処理結果の情報等を格納保持する。
印刷制御部300は、例えばマイクロコンピュータ等により実現される。印刷制御部300は、主制御部200からの信号とキャリッジ位置検出回路311及び搬送量検出回路313等からのキャリッジ位置や搬送量に基づいて、記録ヘッド110の液滴を吐出させる圧力発生手段を駆動させる印刷データを生成する。生成された印刷データは、ヘッド駆動回路310へ与える。ヘッド駆動回路310は、印刷制御部300からの印刷データに基づいて記録ヘッド110の圧力発生手段(ピエゾ型ヘッドであれば圧電素子)を駆動して、所要のノズルから液滴を吐出させる。
本実施形態の画像形成装置100では、後述する主制御部200による制御により、維持回復機構160等を用いて記録ヘッド110に対してメンテナンス動作を行う。尚メンテナンス動作とは、記録ヘッド110から正常に液滴を吐出させるために行われる維持回復動作である。本実施形態の画像形成装置100では、複数種類の後述するメンテナンス動作を行うことができる。
本実施形態の画像形成装置100は、印刷動作完了後、記録ヘッド110を放置した状態で所定時間が経過すると、所定時間に対応したメンテナンス動作を実行する。所定時間とは、例えば印刷動作が完了してから次の印刷動作を開始するまで時間であっても良い。また所定時間は、例えば印刷動作が完了してから予め設定された定時までの時間であっても良い。
本実施形態では、印刷動作完了後から所定時間が経過するまで間に、別のメンテナンス動作が実行された場合に、既に実行済みのメンテナンス動作の強度と、既に実行済みのメンテナンス動作の完了時刻から所定時間の終了時刻までの時間差とに基づき、所定時間経過後に実行するメンテナンス動作を改めて決定する。
以下に図4を参照して本実施形態の画像形成装置100におけるメンテナンス動作の開始時刻の概念を説明する。図4は、第一の実施形態における放置時間の概念を説明するための図である。
本実施形態では、印刷動作完了後からメンテナンス動作を開始するまでの時間として予め設定された所定時間を所定放置時間Tと呼ぶ。また本実施形態では、所定放置時間Tに対応した所定のメンテナンス動作をメンテナンス動作Dと呼ぶ。本実施形態では、後述する制御により、所定放置時間Tに基づき所定のメンテナンス動作Dが選択される。
また本実施形態では、印刷動作完了から所定放置時間T中に実行されたメンテナンス動作をメンテナンス動作D1、D2、・・・、Dnとし、各メンテナンス動作完了時刻から所定放置時間Tの終了時刻(所定放置時間終了時刻)までの時間を放置時間T1、T2、・・・、Tnとしている。
次に、図5を参照して本実施形態の主制御部200の機能構成を説明する。図5は、第一の実施形態の主制御部200の機能構成を説明するための図である。
以下に説明する本実施形態の主制御部200の有する各部の機能は、画像形成装置100の有する図示しない補助記憶装置等に記憶されたメンテナンス動作制御プログラムを主制御部200が読み出して実行することにより実現できる。
本実施形態の主制御部200は、時刻取得部210、所定放置時間算出部220、放置時間算出部230、強度比較部240、メンテナンス動作選択部250、メンテナンス動作実行部260、記憶制御部270、インストール部280を有する。
時刻取得部210は、印刷動作の完了時刻、メンテナンス動作の開始時刻、メンテナンス動作の完了時刻等の後述する処理で用いられる各種時刻情報を取得する。所定放置時間算出部220は、所定放置時間Tを算出する。具体的には所定放置時間算出部220は、時刻取得部210により取得した印刷動作完了時刻と、所定放置時間終了時刻とを取得し、所定放置時間Tを算出する。
放置時間算出部230は、放置時間Tnを算出する。具体的には放置時間算出部230は、時刻取得部210により、メンテナンス動作Dnの完了時刻と、所定放置時間終了時刻とを取得し、放置時間Tnを算出する。
強度比較部240は、メンテナンス動作の強度を比較する。本実施形態の強度比較部240は、EEPROM320に予め格納された強度テーブル340に基づきメンテナンス動作の強度を比較する。強度テーブル340の詳細は後述する。
メンテナンス動作選択部250は、複数種類のメンテナンス動作から実行されるメンテナンス動作を選択する。本実施形態のメンテナンス動作選択部250は、EEPROM320に格納された種別テーブル330に基づきメンテナンス動作を選択する。種別テーブル330の詳細は後述する。
記憶制御部270は、時刻取得部210により取得された時刻情報をEEPROM320の有する時刻記憶部350へ記憶させる。また記憶制御部270は、その他主制御部200で実行する処理において記憶する必要がある情報をEEPROM320へ記憶させる。
インストール部280は、各種プログラムを画像形成装置100へインストールする。画像形成装置100においてインストール部280にインストールされたプログラムは、図示しない補助記憶装置等に記憶されても良い。
また本実施形態の主制御部200により実行されるメンテナンス動作制御プログラムは、例えば記憶媒体290に記憶されており、図示しないドライバ装置を介してインストール部280により画像形成装置100にインストールされても良い。記憶媒体290は、コンピュータで読取可能な記録媒体であれば良く、例えばCD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)等の光ディスクでも良いし、USB(Universal Serial Bus)メモリ等の可搬型のメモリ装置等であっても良い。
以下に図6、図7を参照して種別テーブル330と強度テーブル340について説明する。図6は、種別テーブル330の一例を示す図である。図7は、強度テーブル340の一例を示す図である。
本実施形態の種別テーブル330では、メンテナンス動作の種類を識別する識別子と、放置時間と、メンテナンス動作の種類とが対応付けられている。本実施形態の種別テーブル330では、サブタンク111内で空気が検知された場合に実行するメンテナンス動作の種類と、サブタンク111内で空気が検知されない場合のメンテナンス動作とが、放置時間と対応付けられている。尚サブタンク111内の空気の検知は、サブタンク111内に配置される2本の図示しない電極間の電圧変化を用いて空気が混入したか否かの判定を行うことで検知される。
本実施形態の強度テーブル340では、メンテナンス動作の種類を識別する識別子と、メンテナンス動作の種類と、メンテナンス動作の強度とが対応付けられている。
本実施形態では、種別テーブル330と強度テーブル340とにより、サブタンク111内に空気が検知されない場合には、放置時間が長い場合は強度の強い種類のメンテナンス動作が対応付けられていることがわかる。尚本実施形態のメンテナンス動作の強度とは、予めメンテナンス動作に設けられた段階である。この段階は、例えば各メンテナンス動作で生じる廃液の量に基づき予め設定されても良い。
以下に図8を参照して本実施形態の画像形成装置100におけるメンテナンス動作について説明する。図8は、第一の実施形態のメンテナンス動作を説明するフローチャートである。本実施形態では、印刷動作完了後に複数回のメンテナンス動作が実行された場合、最後に実行したメンテナンス動作Dnだけを考慮している。
画像形成装置100は、主制御部200の所定放置時間算出部220により所定放置時間Tを算出する(ステップS801)。所定放置時間算出部220による所定放置時間Tの算出は、前に述べた通りである。尚記憶制御部270は、所定放置時間Tの算出の際に時刻取得部210により取得された印刷動作完了時刻をEEPROM320の時刻記憶部350へ記憶させる。
メンテナンス動作選択部250は、ステップS801において算出された所定放置時間Tと、種別テーブル330とに基づき、所定放置時間Tが経過した後に実行される所定のメンテナンス動作であるメンテナンス動作Dを選択する(ステップS802)。
メンテナンス動作Dが選択されると、主制御部200は、後述するステップS804からステップS807までの処理を記録ヘッド110の個数と同回数繰り返す(ステップS803)。
尚ステップS803において、全ヘッドについて実行されるメンテナンス動作としているのは、以降の処理が複数ある記録ヘッド110毎(本実施形態では4個)に実行される処理だからである。メンテナンス動作は、一般的に記録ヘッド110毎に個別に実行することができる。よってメンテナンス動作の影響を考慮する場合は、記録ヘッド110毎に個別に判断することが望ましい。
ステップS802でメンテナンス動作Dが選択されると、強度比較部240は、最後に実行されたメンテナンス動作Dnの強度とメンテナンス動作Dの強度とを比較する(ステップS804)。メンテナンス動作の強度の比較について以下に説明する。
本実施形態では、例えば印刷動作完了後にメンテナンス動作を行った場合には、メンテナンス動作が完了する毎に時刻取得部210によりメンテナンス動作が完了した時刻を示す情報(以下、時刻情報)が取得され、記憶制御部270によりEEPROM320の時刻記憶部350に記憶されても良い。
例えば最後に実行されたメンテナンス動作がメンテナンス動作D2(図4参照)であった場合、時刻取得部210はメンテナンス動作D2が完了した時刻情報を取得する。取得された時刻情報は、記憶制御部270により時刻記憶部350へ記憶される。尚本実施形態の時刻取得部210は、時刻情報と、実行されたメンテナンス動作の種類を示す識別子とを取得しても良い。また本実施形態の記憶制御部270は、メンテナンス動作の完了時刻を示す時刻情報とメンテナンス動作の種類を示す識別子とを対応付けて時刻記憶部350へ記憶しても良い。
本実施形態の強度比較部240は、強度テーブル340を参照し、メンテナンス動作Dの強度を判断する。また強度比較部240は、強度テーブル340を参照し、時刻記憶部350に記憶されたメンテナンス動作Dnの強度を判断する。そして強度比較部240は、メンテナンス動作Dの強度とメンテナンス動作Dnの強度とを比較する。
ステップS804においてメンテナンス動作Dnの強度の方が強かった場合(ステップS805)、主制御部200は、放置時間算出部230により放置時間Tnを算出する(ステップS806)。放置時間Tnの算出は、前に述べた通りである。
ステップS804においてメンテナンス動作Dnの強度の方が弱かった場合、後述するステップS808へ進む。
放置時間Tnが算出されると、主制御部200は、メンテナンス動作選択部250により、種別テーブル330を参照して放置時間Tnに対応する種類のメンテナンス動作を選択する(ステップS807)。主制御部200は、ステップS804からステップS807までの処理を記録ヘッド110の数と同回数実行すると(ステップS808)、メンテナンス動作実行部260により、ステップS807で選択されたメンテナンス動作を所定放置時間T経過後に実行される所定のメンテナンス動作Dとして実行する(ステップS809)。
以上に説明したように、本実施形態では、印刷動作完了後、所定放置時間Tの間に、所定放置時間Tに基づき選択されたメンテナンス動作Dよりも強度の強いメンテナンス動作が実行された場合には、メンテナンス動作Dの強度を弱くする。よって本実施形態では、所定放置時間Tが経過した後に実行するメンテナンス動作を選択する際に、印刷動作完了後に実行されたメンテナンス動作を考慮したことになる。このため本実施形態では、印刷動作完了後、所定放置時間Tが経過してから実行されるメンテナンス動作として、必要以上に強力なメンテナンス動作をすることなく、それによるインク消費を抑えることができる。
また本実施形態では、所定放置時間Tにおいて最後に実行されたメンテナンス動作の完了時刻のみを記憶すれば良いため、EEPROM320の容量を大きくすることなく且つ単純な制御で実現することができる。
(第二の実施形態)
以下に図面を参照して本発明の第二の実施形態について説明する。本発明の第二の実施形態は、所定放置時間Tに実行された全てのメンテナンス動作を考慮する点が第一の実施形態と相違する。よって以下の第二の実施形態の説明では、第一の実施形態との相違点についてのみ説明し、第一の実施形態と同様の機能構成を有するものには第一の実施形態の説明で用いた符号と同様の符号を付与し、その説明を省略する。
図9は、第二の実施形態におけるメンテナンス動作を説明するフローチャートである。
図9のステップS901からステップS903までの処理は、図8のステップS901からステップS803までの処理と同様であるから説明を省略する。
本実施形態では、主制御部200は、所定放置時間Tにおいて実行された全てのメンテナンス動作について、ステップS905からステップS908の処理を繰り返す。図9のステップS905からステップS908の処理は、図8のステップS804からステップS807までの処理と同様であるから説明を省略する。
主制御部200は、所定放置時間Tにおいて実行された全てのメンテナンス動作についてステップS905からステップS908までの処理が完了し(ステップS909)、ステップS904からステップS909までの処理を記録ヘッドの個数と同回数繰り返すと(ステップS910)、メンテナンス動作実行部260によりステップS908で選択されたメンテナンス動作をメンテナンス動作Dとして実行する(ステップS911)。
以上に説明したように、本実施形態では、所定放置時間Tにおいて実行された全てのメンテナンス動作を考慮するため、より適切で無駄のないメンテナンス動作を選択することができる。
(第三の実施形態)
以下に図面を参照して本発明の第三の実施形態について説明する。本発明の第三の実施形態は、放置時間の算出の仕方が第一の実施形態と相違する。よって以下の第三の実施形態の説明では、第一の実施形態との相違点についてのみ説明し、第一の実施形態と同様の機能構成を有するものには第一の実施形態の説明で用いた符号と同様の符号を付与し、その説明を省略する。
図10は、第三の実施形態における放置時間の概念を説明するための図である。
第一の実施形態では、放置時間Tnを印刷動作完了後のメンテナンス動作完了時刻から所定放置時間Tの終了時刻までとして算出した。
これに対し本実施形態では、所定放置時間Tにおいて最後のメンテナンス動作Dnが完了するまでは、放置時間Tnaを各メンテナンス動作が完了するまでの時間間隔とした。
本実施形態では、印刷動作完了からメンテナンス動作D1が完了までの時間を放置時間T1a、メンテナンス動作D1完了からメンテナンス動作D2完了までの時間を放置時間T2a、メンテナンス動作Dn−1完了からメンテナンス動作Dn完了までの時間を放置時間Tna−1としている。そして最後のメンテナンス動作Dnが完了してからメンテナンス動作Dが開始までの時間を放置時間Tnaとしている。
以下に図11を参照して本実施形態のメンテナンス動作を説明する。図11は、第三の実施形態におけるメンテナンス動作を説明するフローチャートである。本実施形態では、第一の実施形態と同様に、所定放置時間Tにおいて最後に実行されたメンテナンス動作Dnについてのみ考慮している。
本実施形態の主制御部200は、放置時間算出部230において、放置時間T1aから放置時間Tna−1までの和Tsamを算出する(ステップS1101)。次に主制御部200は、メンテナンス動作選択部250により、種別テーブル330を参照し、ステップS1101で算出された和Tsamと対応するメンテナンス動作をメンテナンス動作Dとして選択する(ステップS1102)。
主制御部200は、後述するステップS1104からステップS1109までの処理を記録ヘッド110の個数回繰り返す(ステップS1103)。
主制御部200は、強度比較部240により、強度テーブル340を参照してステップS1102で選択されたメンテナンス動作Dの強度と、所定放置時間Tにおいて最後に実行されたメンテナンス動作Dnの強度とを比較する(ステップS1104)。
メンテナンス動作Dnの強度の方が、ステップS1102で選択されたメンテナンス動作Dの強度よりも強い場合(ステップS1105)、主制御部200は放置時間算出部230により放置時間Tnaを算出する(ステップS1106)。本実施形態では、放置時間算出部230は、時刻記憶部350に記憶されたメンテナンス動作Dnの完了時刻と、所定放置時間Tの終了時刻とを用いて放置時間Tnaを算出する。
放置時間Tnaを算出すると、主制御部200は、メンテナンス動作選択部250により種別テーブル330を参照して放置時間Tnaに対応するメンテナンス動作をメンテナンス動作Dとして選択する(ステップS1107)。
ステップS1105においてメンテナンス動作Dnの強度の方が、ステップS1102で選択されたメンテナンス動作Dの強度より弱いとき、主制御部200は放置時間算出部230により放置時間Tn1から放置時間Tnaまでの和Tsam1を算出する(ステップS1108)。尚和Tsam1は、所定放置時間Tに対応する。そして主制御部200は、メンテナンス動作選択部250により、種別テーブルを参照して和Tsam1に対応するメンテナンス動作をメンテナンス動作Dとして選択する(ステップS1109)。
主制御部200は、ステップS1104からステップS1109までの処理を記録ヘッド110の個数と同回数繰り返したら(ステップS1110)、所定放置時間T経過後にメンテナンス動作実行部260により選択されたメンテナンス動作Dを実行する(ステップS1111)。
尚本実施形態では、ステップS1101におい放置時間の和Tsamを算出する代わりに、時刻記憶部350に放置時間の終了時刻を1つだけ記憶し、各メンテナンス完了時にそれを更新するようにしてもよい。
第一の実施形態では、所定放置時間Tに応じたメンテナンス動作Dと印刷動作完了後に実行したメンテナンス動作Dnとの強度を比較しているが、印刷動作完了後のメンテナンス動作Dnの種別によっては、記録ヘッド110のノズルが回復することもある。従って、第一の実施形態と比べて本実施形態の方が、より適切なメンテナンス動作Dを実行することができる。
(第四の実施形態)
以下に図面を参照して本発明の第四の実施形態について説明する。本発明の第四の実施形態は、所定放置時間Tに実行された全てのメンテナンス動作を考慮する点が第三の実施形態と相違する。よって以下の第四の実施形態の説明では、第三の実施形態との相違点についてのみ説明し、第三の実施形態と同様の機能構成を有するものには第三の実施形態の説明で用いた符号と同様の符号を付与し、その説明を省略する。
図12は、第四の実施形態におけるメンテナンス動作を説明するフローチャートである。
本実施形態の主制御部200は、放置時間算出部230により放置時間T1aを算出する(ステップS1201)。次に主制御部200は、メンテナンス動作選択部250により、種別テーブル330を参照して放置時間T1aに対応したメンテナンス動作Dを選択する(ステップS1202)。
主制御部200は、後述するステップS1204からステップS1211までの処理を記録ヘッド110の個数と同回数繰り返す(ステップS1203)。次に主制御部200は、後述するステップS1205からステップS1210までの処理を、所定放置時間Tに実行されたメンテナンス動作の回数と同回数繰り返す(ステップS1204)。
ステップS1205からステップS1210までの処理は、図11のステップS1104からステップS1109までの処理と同様であるから説明を省略する。
主制御部200は、ステップS1205からステップS1210までの処理を所定放置時間Tに実行されたメンテナンス動作の回数と同回数繰り返す(ステップS1211。また主制御部200は、ステップS1204からステップS1211までの処理を記録ヘッド110の個数と同回数繰り返す(ステップS1212)。そして主制御部200は、メンテナンス動作実行部260により、ステップS1208で最終的に選択されたメンテナンス動作を所定放置時間T経過後に実行する所定のメンテナンス動作Dとして実行する(ステップS1213)。
以上に説明したように、本実施形態では、所定放置時間Tに実行された全てのメンテナンス動作を考慮するため、より適切で無駄のないメンテナンス動作を選択することができる。
(第五の実施形態)
以下に図面を参照して本発明の第五の実施形態について説明する。本発明の第五の実施形態では、第一ないし第四の実施形態で説明した画像形成装置100が情報処理装置400と接続されたシステム500を構成する形態である。
図13は、第五の実施形態のシステム500を説明するための図である。
本実施形態のシステム500では、画像形成装置100と情報処理装置400とがネットワーク420を介して接続されている。
本実施形態の情報処理装置400は、例えば演算処理装置と記憶装置とを有する一般のパーソナルコンピュータ等により実現可能であり、画像形成装置100を操作するためのドライバ410を有する。
本実施形態の情報処理装置400では、ドライバ410の機能により、画像形成装置100に対して上記各実施形態で説明したメンテナンス動作の制御を実行するか否かを設定することができる。情報処理装置400では、例えば情報処理装置400の有するディスプレイ等にドライバ410の機能により表示された画像形成装置100の操作画面において、プルダウンメニューやチェックボックス等を用いてメンテナンス動作の制御の実行の有無を選択できる。
尚本実施形態では情報処理装置400は、ネットワーク420を介して画像形成装置100と接続されているものとしたが、これに限定されない。情報処理装置400は、画像形成装置100と通信を行えるように接続されていれば良い。
以上、各実施形態に基づき本発明の説明を行ってきたが、上記実施形態に示した要件に本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の主旨をそこなわない範囲で変更することができ、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
100 画像形成装置
110 記録ヘッド
160 維持回復機構
200 主制御部
210 時刻取得部
220 所定放置時間算出部
230 放置時間算出部
240 強度比較部
250 メンテナンス動作選択部
260 メンテナンス動作実行部
270 記憶制御部
280 インストール部
290 記録媒体
300 印刷制御部
320 EEPROM
330 種別テーブル
340 強度テーブル
350 時刻記憶部
400 情報処理装置
410 ドライバ
420 ネットワーク
特開2007−136772号公報

Claims (9)

  1. インク液滴を記録媒体に吐出して印刷動作を行う記録ヘッドを有し、前記印刷動作の完了後所定時間が経過した後に所定のメンテナンス動作を前記記録ヘッドに対して行うメンテナンス動作手段を有する画像形成装置であって、
    前記印刷動作の完了後に行ったメンテナンス動作の完了時刻から前記所定時間の終了時刻までの時間を示す放置時間を算出する放置時間算出手段と、
    前記所定のメンテナンス動作の強度と前記印刷動作の完了後に行ったメンテナンス動作の強度とを比較する強度比較手段と、
    前記印刷動作の完了後に行ったメンテナンス動作の強度が前記所定のメンテナンス動作の強度よりも強いとき、前記放置時間に基づき前記所定のメンテナンス動作の種類を選択する選択手段と、を有する画像形成装置。
  2. 前記強度比較手段は、
    前記所定のメンテナンス動作の強度と、前記所定時間において最後に実行されたメンテナンス動作の強度とを比較する請求項1記載の画像形成装置。
  3. 複数の前記メンテナンス動作の種類と前記放置時間とが対応付けられた種別テーブルを有し、
    前記選択手段は、
    前記放置時間と前記種別テーブルとに基づき前記所定のメンテナンス動作の種類を選択する請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 複数の前記メンテナンス動作の種類と複数の前記メンテナンス動作の強度とが対応付けられた強度テーブルを有し、
    前記強度比較手段は、
    前記放置時間と前記強度テーブルとに基づき前記所定のメンテナンス動作の強度と前記印刷動作の完了後に行ったメンテナンス動作の強度とを比較する請求項1ないし3の何れか一項に記載の画像形成装置。
  5. 前記印刷動作の完了時刻を示す時刻情報と、前記メンテナンス動作の完了時刻を示す時刻情報とを含む時刻情報を記憶する記憶手段を有する請求項1ないし4の何れか一項に記載の画像形成装置。
  6. 前記記憶手段には、
    前記所定時間中において最後に実行された前記メンテナンス動作の完了時刻が記憶される請求項5記載の画像形成装置。
  7. 前記記憶手段には、
    前記所定時間中に実行されたすべての前記メンテナンス動作の完了時刻が記憶される請求項5記載の画像形成装置。
  8. 前記放置時間算出手段は、
    前記印刷動作完了後に前記所定時間内に実行された第一のメンテナンス動作の完了時刻から、前記印刷動作完了後に前記所定時間内に実行された第二のメンテナンス動作の完了時刻までを放置時間として算出する請求項1ないし7の何れか一項に記載の画像形成装置。
  9. インク液滴を記録媒体に吐出して印刷動作を行う記録ヘッドを有し、前記印刷動作の完了後所定時間が経過した後に所定のメンテナンス動作を前記記録ヘッドに対して行うメンテナンス動作手段を有する画像形成装置において実行されるメンテナンス動作制御プログラムであって、
    前記画像形成装置に、
    前記印刷動作の完了後に行ったメンテナンス動作の完了時刻から前記所定時間の終了時刻までの時間を示す放置時間を算出する放置時間算出ステップと、
    前記所定のメンテナンス動作の強度と前記印刷動作の完了後に行ったメンテナンス動作の強度とを比較する強度比較ステップと、
    前記印刷動作の完了後に行ったメンテナンス動作の強度が前記所定のメンテナンス動作の強度よりも強いとき、前記放置時間に基づき前記所定のメンテナンス動作の種類を選択する選択ステップと、を実行させるメンテナンス動作制御プログラム。
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