JP2002292904A - インクジェット式記録装置および同装置における印刷制御の報知方法並びにメンテナンス制御方法 - Google Patents

インクジェット式記録装置および同装置における印刷制御の報知方法並びにメンテナンス制御方法

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JP2002292904A JP2001104227A JP2001104227A JP2002292904A JP 2002292904 A JP2002292904 A JP 2002292904A JP 2001104227 A JP2001104227 A JP 2001104227A JP 2001104227 A JP2001104227 A JP 2001104227A JP 2002292904 A JP2002292904 A JP 2002292904A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダミーカートリッジを利用した場合における
印刷の失敗、あるいは特定なインクの浪費を避けること
ができるインクジェット式記録装置を提供すること。 【解決手段】 例えばブラックインクカートリッジと、
カラーのダミーカートリッジを記録装置に装着させて、
ブラックインクのみによる印刷動作を実行させる場合に
おいて、各カートリッジに付帯された回路基板30にお
ける記憶素子より識別データが読み出される。そして、
印刷指令がなされた場合においては、警告メッセージが
表示される。また、クリーニング動作等のメンテナンス
動作が実行される場合においては、その吸引量が低減さ
れてブラックインクの過剰な吸引排出を避けるように制
御される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、記録装置に装着
された場合に、記録装置に対してインクを供給し得るこ
とを示す識別手段を付帯させたインクカートリッジと、
同じく記録装置に装着された場合に、記録装置のインク
導入部を閉塞してインクが供給し得ないことを示す識別
手段を付帯させたダミーカートリッジとを選択的に利用
し得るインクジェット式記録装置に関し、特にインクカ
ートリッジとダミーカートリッジとを混在させて使用す
る場合における印刷制御に関する報知およびメンテナン
ス制御の管理技術に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット式記録装置における記録
ヘッドは、圧力発生室で加圧したインクをノズル開口か
らインク滴として吐出させて印刷を行う関係上、ノズル
開口からのインク溶媒の蒸発に起因するインク粘度の上
昇や、インクの固化、塵埃の付着、さらにはインク流路
への気泡の混入などにより、インク滴が吐出不良の状態
となり印刷障害を発生させるという問題を抱えている。
【0003】このために、この種の記録装置には、非印
刷時に記録ヘッドのノズル形成面を封止するためのキャ
ッピング手段が備えられている。このキャッピング手段
は、前記したノズル開口のインクの乾燥を防止する蓋体
として機能するだけでなく、ノズル開口に目詰まりなど
が生じた場合には、キャッピング手段によりノズル形成
面を封止し、吸引ポンプからの負圧により、ノズル開口
からインクを吸引排出させてノズル開口の目詰まりを解
消するメンテナンス機能にも利用される。
【0004】記録ヘッドの目詰まり解消のために行うイ
ンクの強制的な吸引排出処理は、クリーニング操作と呼
ばれており、例えば記録装置の長時間の休止後に印刷を
再開する場合や、ユーザが印刷状態の不良を認識してク
リーニングスイッチを操作した場合などに実行され、記
録ヘッドからインクを排出させた後に、例えばゴム素材
を短冊状に形成したワイピング部材により、記録ヘッド
のノズル形成面を払拭する操作が伴われる。
【0005】一方、前記したクリーニング操作とは別
に、記録ヘッドに印刷とは関係のない駆動信号を印加し
てインク滴を空吐出させるメンテナンス機能も具備され
ており、これはフラッシング操作と呼ばれている。この
フラッシング操作は、印刷動作中にインク滴の吐出の機
会が少ないノズル開口におけるインクの増粘による目詰
まりを防止する目的で一定周期ごとに実行される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記したク
リーニング操作は、例えば前回のクリーニング動作から
の経過時間、または印刷動作の累計時間が所定の値に達
した場合等に自動的に実行されるようにプログラミング
されており、このクリーニング操作によって記録ヘッド
の全てのノズル開口からインクを吸引し排出させるよう
になされる。また、前記したフラッシング操作において
も同様に、所定の時間ごとに、全てのノズル開口よりイ
ンク滴が空吐出される。したがって、例えば、ブラック
インクのみを用いてモノクロ印刷を実行する場合におい
ても、定期的にフラッシング操作およびクリーニング操
作が行われるために、カラーインクカートリッジに貯留
された各カラーインクも消費される。
【0007】そこで、前記した不合理を解消するため
に、例えばモノクロ印刷のみを大量に扱うような場合に
おいては、カラーインクカートリッジの装着箇所にダミ
ーのカートリッジを装着して、各カラーインクの浪費を
抑えるようにすることが考えられる。前記した課題を解
決するためになされたものではないが、本件出願人は、
図19および図20に示した構成の保守用カートリッジ
について、すでに提案しており、この保守用カートリッ
ジ(以下においては、これをダミーカートリッジと称す
る)を利用することにより、前記した不合理を解消させ
ることができる。
【0008】すなわち図19は、キャリッジに装填され
た記録ヘッドのヘッドケースに対して、前記したダミー
カートリッジを、その上部から装着する状態を断面図に
よって示しており、また図20は、ダミーカートリッジ
が装着された場合を同じく断面図で示している。なお、
図19および図20においては、前記ダミーカートリッ
ジは、その下半部のみの構成が示されている。
【0009】前記ダミーカートリッジ7Dは、その本体
が記録装置に装着されるインクカートリッジと外形形状
が同一に構成されている。しかしながら、その内部には
インクは収容されていない。そしてインク供給口に対応
する部分には、ゴム部材により形成された帽子状の栓体
91が、その外周縁部分においてインク供給口を封止す
るようにして嵌め込まれている。一方、キャリッジに装
填された記録ヘッドのヘッドケース20aには、周知の
とおりその下側部に記録ヘッド20におけるノズル形成
面を構成するノズルプレート20bが取り付けられてい
る。また、上側部には中空状のインク導入針21が上向
きの状態に配置されており、このインク導入針の頂端部
にはインク導入孔21aが形成されている。
【0010】そして、ダミーカートリッジ7Dを、図1
9に示した矢印方向に装着した場合においては、図20
に示したように前記ダミーカートリッジ7Dに配置され
た帽子状の栓体91が、インク導入針21の先端頂部を
覆い、これにより、インク導入針21の頂端部に形成さ
れたインク導入孔21aを閉塞するようになされる。し
たがって、ダミーカートリッジ7Dを装着した場合にお
いては、インク導入針21から記録ヘッド20に至るイ
ンク流路が、その上流側において閉塞される。
【0011】図19および図20に示したダミーカート
リッジは、例えばブラックインクカートリッジに対応す
るものであり、カラーインクカートリッジに対応するも
のも用意されている。そして、ブラックインクに対応す
るダミーカートリッジには、前記した栓体91が1つ具
備されており、これにより、ヘッドケースに配置された
ブラックインクに対応する1つのインク導入針21の先
端頂部を覆い、インク導入孔21aを閉塞することがで
きるようになされる。
【0012】また、カラーインクに対応するダミーカー
トリッジには、前記した栓体が3つ具備されている。す
なわち、以下に説明する形態においては、カラーインク
としてイエロー、マゼンタ、シアンの3色が使用される
ように構成されており、ヘッドケースに配置された3つ
のインク導入針の先端頂部を前記3つの栓体によりそれ
ぞれ覆い、各カラーインクのインク導入孔を閉塞するこ
とができるようになされる。
【0013】そこで、例えばモノクロ印刷のみを実行す
る場合においては、ブラックインクカートリッジを装着
すると共に、カラーインクカートリッジが装着される箇
所に、前記したカラーダミーカートリッジを装着するこ
とにより、ブラックインクカートリッジによるモノクロ
印刷を実行することができる。この場合においては、カ
ラーダミーカートリッジが装着された各インク流路は、
各栓体により閉塞状態になされるため、前記したクリー
ニング操作およびフラッシング操作を実行しても、各カ
ラーインク流路に存在するインクは、当該インク流路か
ら排出されることなく貯留されたままになされる。
【0014】しかしながら、前記した状態でモノクロ印
刷を実行させた後に、数日または相当の期間が経過した
後において、カラー印刷を実行させようとした場合にお
いては、ユーザはダミーカートリッジが装着されている
ことを失念し、そのままホストコンピュータより印刷指
令を入力する場合も発生する。この場合においては、当
然ながら、印刷不良(失敗)を発生させることになる。
また、同じ記録装置を他のユーザが共用するような場合
においても、他のユーザはダミーカートリッジの装着に
気付かずに印刷指令を行うことがあるため、同様の印刷
失敗を発生させることになる。
【0015】一方、前記したように、カラーのダミーカ
ートリッジを装着した状態において、クリーニング操作
が実行された場合においては、記録装置はブラックイン
ク、およびイエロー、シアン、マゼンタの各カラーイン
クを同時に吸引して、それぞれ所定のインク量を排出さ
せるようにプログラミングされているために、結果とし
てブラックインクのみを過剰に吸引する操作がなされ
る。したがって、ブラックインクを必要以上に消費する
結果を招くことになる。
【0016】この発明は、前記したダミーカートリッジ
を利用して、特定の印刷を実行しようとする場合におい
て、ユーザに対してその旨を報知することで、印刷の失
敗を招くことのない記録装置および印刷制御の報知方法
を提供しようとするものであり、また、メンテナンス操
作の実行によって特定のインクのみを浪費させることを
防止し得る記録装置およびメンテナンス制御方法を提供
することを目的とするものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】前記した目的を達成する
ために成されたこの発明にかかるインクジェット式記録
装置は、インク導入部に装着された時に、インク導入部
よりインクを供給し得ることを示す識別手段を付帯させ
たインクカートリッジと、前記インク導入部に装着され
た時に、インク導入部を閉塞してインクが供給し得ない
ことを示す識別手段を付帯させたダミーカートリッジと
を選択的に装着して利用し得る複数のインク導入部を具
備したインクジェット式記録装置であって、前記インク
導入部に装着されたインクカートリッジまたはダミーカ
ートリッジにそれぞれ付帯された前記識別手段からの各
データを取得するデータ取得手段と、前記データ取得手
段によって取得した各データ解析し、印刷制御に関する
情報を報知することができる報知手段とを備えた点に特
徴を有する。
【0018】また、前記した目的を達成するために成さ
れたこの発明にかかるインクジェット式記録装置は、前
記インク導入部に装着されたインクカートリッジまたは
ダミーカートリッジにそれぞれ付帯された前記識別手段
からの各データを取得するデータ取得手段と、前記デー
タ取得手段によって取得した各データ解析し、記録ヘッ
ドのメンテナンス動作を変更することができるメンテナ
ンス制御手段とを備えた点に特徴を有する。
【0019】この場合、前記したいずれの記録装置であ
っても、前記各インク導入部が、好ましくは前記インク
カートリッジまたはダミーカートリッジに気密状態に接
合することができる中空状のインク導入針により構成さ
れていることが望ましい。
【0020】一方、前記データ取得手段は、前記インク
カートリッジまたはダミーカートリッジがインク導入部
に装着された状態において、当該インクカートリッジま
たはダミーカートリッジにそれぞれ付帯された記憶素子
に格納されたデータを、電気的に読み出すことができる
読み出し手段により構成されていることが望ましい。
【0021】また、前記報知手段は、好ましくは印刷制
御に関する情報を、表示手段にメッセージとして表示す
るように構成される。この場合、好ましい実施の形態に
おいては、前記表示手段は記録装置に対して印刷指令を
行うホストコンピュータに搭載されたプリンタドライバ
のユーティリティ上において駆動されるディスプレイに
より構成される。
【0022】さらに、前記メンテナンス制御手段は、前
記記録ヘッドのノズル形成面を封止し負圧発生手段から
の負圧を受けて前記記録ヘッドよりインクを吸引排出さ
せることができるキャッピング手段が備えられ、好まし
くは前記データ取得手段によって取得した各データに基
づいて、前記キャッピング手段に加える負圧が可変制御
されるように構成される。
【0023】この場合、前記各インクカートリッジから
供給される各インクをそれぞれ吐出する1つの記録ヘッ
ドが具備され、前記1つの記録ヘッドのノズル形成面を
封止する1つのキャッピング手段が具備された記録装置
においては、少なくとも1つのダミーカートリッジが装
着されたことを認識した場合において、前記キャッピン
グ手段に加える負圧が軽減されるように制御される。
【0024】また、前記各インクカートリッジから供給
される各インクを吐出する複数の記録ヘッドが具備さ
れ、前記複数の記録ヘッドの各ノズル形成面をそれぞれ
封止する複数のキャッピング手段が具備された記録装置
においては、少なくとも1つのダミーカートリッジが装
着されたことを認識した場合において、前記キャッピン
グ手段に対して選択的に負圧を加えるように制御され
る。
【0025】さらに、前記メンテナンス制御手段とし
て、記録ヘッドのノズルに対応して配置された各アクチ
ュエータ対して、印刷とは関係のない駆動信号を供給し
てインク滴の空吐出を実行させるフラッシング制御手段
を利用することができ、この場合においては、好ましく
は前記データ取得手段によって取得した各データに基づ
いて、前記記録ヘッドの各アクチュエータ対して、選択
的に前記駆動信号を供給するように構成される。
【0026】一方、この発明にかかる印刷制御の報知方
法は、インク導入部に装着された時に、インク導入部よ
りインクを供給し得ることを示す識別手段を付帯させた
インクカートリッジと、前記インク導入部に装着された
時に、インク導入部を閉塞してインクが供給し得ないこ
とを示す識別手段を付帯させたダミーカートリッジとを
選択的に装着して利用し得る複数のインク導入部を具備
したインクジェット式記録装置における印刷制御の報知
方法であって、前記インク導入部に装着されたインクカ
ートリッジまたはダミーカートリッジにそれぞれ付帯さ
れた前記識別手段からの各データを取得するデータ取得
ステップと、前記データ取得ステップにおいて取得した
各データを解析するデータ解析ステップと、前記データ
解析ステップの実行により解析された前記各データの組
み合わせ情報に基づいて、印刷制御に関する情報を報知
する情報報知ステップとを順次実行するように順次実行
するようになされる。
【0027】また、この発明にかかるメンテナンス制御
方法は、インク導入部に装着されたインクカートリッジ
またはダミーカートリッジにそれぞれ付帯された前記識
別手段からの各データを取得するデータ取得ステップ
と、前記データ取得ステップにおいて取得した各データ
を解析するデータ解析ステップと、前記データ解析ステ
ップの実行により解析された前記各データの組み合わせ
情報に基づいて、記録ヘッドのメンテナンス動作を設定
するメンテナンス動作設定ステップとを順次実行するよ
うになされる。
【0028】前記した印刷制御の報知方法を採用した記
録装置によると、記録装置に配列されたインク導入部と
しての例えば中空状のインク導入針に対して、インクカ
ートリッジまたは、ダミーカートリッジが選択的に装着
される。前記インクカートリッジには、少なくともイン
ク導入部よりインクを供給し得ることを示す識別手段が
付帯されており、またダミーカートリッジには、インク
導入部を閉塞してインクが供給し得ないことを示す識別
手段が付帯されている。したがって、記録装置における
データ取得手段は、これらのデータを取得してインク導
入部に装着されたカートリッジの組み合わせの状態を認
識することができる。
【0029】そして、記録装置においては、前記したカ
ートリッジの組み合わせの状態に応じて、警告または印
刷可能な状態等の印刷制御に関する情報を、例えばディ
スプレイに対してメッセージとして表示するようになさ
れる。これにより、ユーザは特定なインクを用いて印刷
を実行させるか、または印刷を中止させる等の選択を行
うことができる。
【0030】したがって、例えばモノクロ印刷のみを扱
う場合においては、カラーインクカートリッジに代えて
ダミーカートリッジを装着することで、モノクロ印刷を
実行させることができ、この場合においては、前記した
メンテナンス操作に基づくカラーインクの消費を抑える
ことができる。さらに、ダミーカートリッジが装着され
た状態で、誤って印刷を実行するという問題も回避する
ことができる。
【0031】一方、前記したメンテナンス制御方法を採
用した記録装置によると、装着されたインクカートリッ
ジおよびダミーカートリッジの組み合わせの状態に応じ
て、メンテナンス制御手段は、記録ヘッドのメンテナン
ス動作を変更するように制御する。例えば、キャッピン
グ手段に負圧を加えて、記録ヘッドよりインクを吸引排
出させるクリーニング動作を実行する場合においては、
そのインク吸引量を軽減するように制御することで、ダ
ミーカートリッジ以外の特定のインクを過剰に吸引排出
させるという問題が回避できる。
【0032】また、複数の記録ヘッドとこれに対応する
複数のキャッピング手段とを具備した記録装置において
は、ダミーカートリッジ以外に対応する記録ヘッドを封
止するキャッピング手段に対して、選択的に負圧を加え
るように制御することで、同様にダミーカートリッジ以
外の特定のインクを過剰に吸引排出させるという問題が
回避できる。
【0033】さらに、メンテナンス動作としてフラッシ
ングが実行される場合においては、ダミーカートリッジ
以外に対応する記録ヘッドの各アクチュエータ対して、
インク滴を空吐出させるための駆動信号を供給するよう
に制御することで、ダミーカートリッジに対応する各ノ
ズル開口に形成されているインクのメニスカスを、無闇
に破壊するという不都合を避けることができる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、この発明にかかるインクジ
ェット式記録装置について、図に示す実施の形態に基づ
いて説明する。図1はこの発明が適用されたインクジェ
ット式記録装置の主要部の構成を斜視図によって示した
ものである。図中符号1はキャリッジであり、このキャ
リッジ1はキャリッジモータ2の駆動により往復動する
タイミングベルト3を介し、ガイド部材4に案内されて
プラテン5の軸方向に往復移動されるように構成されて
いる。
【0035】前記キャリッジ1の記録用紙6に対向する
面、すなわちキャリッジ1の下側面には、後述するイン
クジェット式記録ヘッドが搭載され、またその上部には
記録ヘッドにインクを供給するブラックインクカートリ
ッジ7、およびカラーインクカートリッジ8が着脱可能
となるように装填されている。また符号9は、印刷領域
外であるホームポジションに配置されたキャッピング手
段であり、このキャッピング手段9に近接して、キャッ
ピング手段9の内部空間に対して負圧を与えることがで
きる吸引ポンプ10が配置されている。
【0036】前記キャッピング手段9は、記録装置の休
止期間中において記録ヘッドのノズル形成面を封止して
ノズル開口の乾燥を防止する蓋体として機能する他、前
記吸引ポンプ10からの負圧を記録ヘッドに作用させ
て、記録ヘッドからインクを吸引排出させるクリーニン
グ手段としての機能も兼ね備えている。また、キャッピ
ング手段9の印字領域側の近傍には、ゴムなどの弾性素
材を短冊状に成形したワイピング部材11が配置されて
おり、必要に応じて記録ヘッドのノズル形成面に摺接し
て、ノズル形成面に付着した紙粉などの塵埃や、インク
などを除去することができるように構成されている。
【0037】図2は、キヤリッジの上部に装着されたイ
ンクカートリッジから記録ヘッド、この記録ヘッドのノ
ズル形成面をキャッピング状態としたキャッピング手段
と、このキャッピング手段から吸引ポンプにより吸引し
た廃液を、廃液タンクに廃棄するインクの供給および排
出経路の構成を、一部断面図によって示したものであ
る。
【0038】図2に示すように、記録ヘッド20を構成
するヘッドケース20aの下側面には、記録ヘッド20
のノズル形成面を構成するノズルプレート20bが配置
されており、このノズルプレート20bには複数のノズ
ル開口20cが形成されている。また、各ノズル開口2
0cに対応して圧力室が形成されており、その上部に配
設された圧電振動子によるアクチュエータ20dが、ヘ
ッドケース20a内に配置されている。そして、ノズル
開口20cと圧力室部分から上部に向かってインク連絡
流路20eがヘッドケース20a内に形成されている。
【0039】前記ヘッドケース20aの上面には、4本
の中空状のインク導入針21が直立状態に配置されてお
り、前記ヘッドケース20a内に形成された各インク連
絡流路20eは、それぞれ各導入針21内のインク流路
に連通されている。なお各供給針21の頂部付近には、
インク導入孔21aが形成されており、インクカートリ
ッジからのインクは、このインク導入孔21aを介して
導入針21内に導入され、前記インク連絡流路20eを
介して記録ヘッドの圧力室部分に供給されるように構成
されている。
【0040】図2における左端のインク導入針21は、
ブラックインクを供給するためのものであり、このイン
ク導入針21に向かって、その上部からブラックインク
カートリッジ7が装着される。このブラックインクカー
トリッジ7は、その上部の大半がインク貯留室7aにな
されており、このインク貯留室7aには、多孔質部材
(フォーム)7bが収納され、且つ多孔質部材7bにブ
ラックインクが含浸された状態でインクが貯留されてい
る。
【0041】またインク貯留室7aの下側部には開口部
7cが形成され、この開口部7c内には、例えばゴムに
より円環状に形成されたシール部材7dが嵌め込まれて
おり、このシール部材7dがインク導入針21の周囲に
接合してカートリッジ7は装填状態とされている。これ
により、インク導入針21の先端部に形成された前記し
たインク導入孔21aを介してインクカートリッジ7か
ら記録ヘッド側にインクが供給されるように構成されて
いる。
【0042】また、カラーインクカートリッジ8には、
図2に示すように左から順にシアン、マゼンタ、イエロ
ーの各カラーインクを個別に収納するインク貯留室が形
成されて、これらが一体に形成されており、それぞれの
構成は前記したブラックインクカートリッジ7と同一で
あり、したがってそれぞれの構成の詳細な説明は省略す
る。なお、このカラーインクカートリッジ8において
も、図2に示すようにその上部から押し込むことにより
装着状態とされ、記録ヘッドのヘッドケース20a上に
樹立された残りの3本のインク導入針21を介して、各
カラーインクが記録ヘッド側に供給できるように構成さ
れている。
【0043】図2においては、前記した記録ヘッドのノ
ズル形成面20bが、キャッピング手段9によって封止
された状態を示している。このキャッピング手段9は、
上面が開放されたほぼ方形状に形成されたキャップケー
ス9aと、このキャップケース9a内に収納され、ゴム
などの弾性素材により形成されたキャップ部材9bとが
具備され、キャップ部材9bはその上側縁がキャップケ
ース9aよりも若干突出した状態に形成されて、ノズル
プレート20bのシール面を構成している。
【0044】そして、キャップ部材9bの内底部には多
孔質材料により形成されたインク吸収材9cが収納され
ている。また、キャップケース9aの下底部には、キャ
ップケース9aおよびキャップ部材9bをそれぞれ貫通
するようにして、吸引口9dが形成されている。
【0045】前記キャップケース9aはスライダ9e上
に保持されており、このスライダ9eは、一端が回動支
点に支持されたアーム9fの他端に回動可能に支持され
ている。そして、キャリッジがホームポジション側へ移
動することに伴って、アーム9fを介してキャッピング
手段9も同方向へ移動し、これによって、キャップ部材
9bは記録ヘッド側に上昇して、記録ヘッドのノズルプ
レート20bを封止するように作用する。また、キャリ
ッジがホームポジションから印刷領域側に移動した場合
には、図示せぬバネ部材の作用によって、前記した動作
とは逆にキャッピング手段9は記録ヘッドの封止を解い
て降下するように作用する。
【0046】前記キャッピング手段9における吸引口9
dには、チューブ22の一端が接続されており、このチ
ューブ22は、吸引ポンプとしてのチューブポンプ10
の一部を構成している。このチューブポンプ10は、円
弧状に配置されたチューブをローラが順次押しつぶして
負圧を発生させるように構成されており、この動作によ
りキャッピング手段9の内部空間を負圧に吸引すること
ができ、記録ヘッド20のノズル開口20cよりインク
を吸引排出させるクリーニング動作を実行することがで
きる。
【0047】また、記録ヘッドのノズルプレート20b
からキャッピング手段9の封止を解いた状態において、
再び吸引ポンプ10を駆動させることで、キャッピング
手段9内に排出されたインク廃液を、チューブ22を介
して廃液タンク25に排出させることができる。なお、
この実施の形態における廃液タンク25は、図2に模式
的に示したように上部が開放された箱形形状に構成され
ており、その内部にはインク廃液を吸収して保持する廃
液吸収材26が収納されている。
【0048】次に、図3は前記した記録装置に対して着
脱可能に装着されるインクカートリッジの外観構成を示
している。このカートリッジ7は、前記したブラックイ
ンクカートリッジの例を示しており、前記したブラック
インクカートリッジに対応するダミーカートリッジ7D
も、その外観構成は同一になされている。すなわち、直
方体状に形成されたケース7fの上部に、蓋体7gが気
密状態に取り付けられてカートリッジの外廓を構成して
いる。このケース7fの底部には、後述するカートリッ
ジホルダに装着された時、インク導入針21に対向する
位置にインク供給口7hが形成され、インク供給口7h
が形成された側の垂直壁7iの上端には、後述するカー
トリッジホルダ側に配置されたレバーの突起に係合する
張出し部7jが一体に成形されている。
【0049】また、インク供給口7h側の垂直壁7iに
沿って回路基板30が装着されている。この回路基板3
0の表面には複数個の電極端子が形成されていると共
に、この回路基板30の裏面には、記憶素子としての例
えばEEPROM等によるICメモリが実装されてい
る。そして、前記ICメモリには、所定のインクが収容
されたインクカートリッジである場合においては、少な
くともインク導入部よりインクを供給し得ることを示す
データと、インク種を示すデータ等が格納されている。
また、前記ICメモリには、ダミーカートリッジである
場合においては、少なくともインク導入部を閉塞してイ
ンクが供給し得ないことを示すデータが格納されてい
る。
【0050】なお、前記した外観構成は、ブラックイン
クカートリッジおよびこれに対応するダミーカートリッ
ジの例を示しているが、カラーインクカートリッジおよ
びこれに対応するダミーカートリッジにおいても、同様
にその側壁にEEPROM等によるICメモリが実装さ
れた回路基板30が装着されており、前記と同様のデー
タを読み出すことができるように構成されている。
【0051】図4は、図3に示した回路基板30を搭載
したインクカートリッジまたはダミーカートリッジと、
これを装着するカートリッジホルダ31との構成を断面
状態で示したものである。なお、図4においては、すで
に説明した各部に相当する部分には同一符号が付されて
いる。この図4に示す形態においては、蓋体35の基端
部に鉤状の突起35aが形成されており、図に示すよう
にカートリッジ7(7D)を挿入すると、カートリッジ
のインク供給口7h側に形成された張出し部7jが鉤状
の突起35aに受け止められる。
【0052】そして、前記蓋体35を閉じることによ
り、蓋体35の基端部に形成された鉤状の突起35aは
下方に後退し、カートリッジ7(7D)は蓋体35の裏
面に配置された弾性部材35bを介して、ホルダ31内
に押し込まれる。この結果、インク供給口7hはインク
導入針21に接合される。また、ホルダ31内にはカー
トリッジ7(7D)に装着された前記回路基板30の電
極端子に接触することができる接触端子33が配置され
ており、カートリッジ7(7D)が装着された場合にお
いて、回路基板30に実装された前記ICメモリよりデ
ータを読み出すことができるように構成されている。
【0053】次に図5は、前記した構成の記録装置に搭
載された制御回路の一例をブロック図によって示したも
のである。なお図5において、すでに説明した各部に相
当する部分は同一符号で示しており、したがってその詳
細な説明は省略する。図5に示す符号40はホストコン
ピュータであり、このホストコンピュータ40には、プ
リンタドライバ41が搭載されている。そしてプリンタ
ドライバ41のユーティリティ上で入力装置42および
ディスプレイ43を利用して、周知の用紙サイズ、モノ
クロ/カラー印刷の選択、記録モードの選択、フォント
等のデータおよび印刷指令等が入力できるように構成さ
れている。
【0054】さらに、この実施の形態においては、後述
するように記録装置に装着されたインクカートリッジお
よびダミーカートリッジの組み合わせに応じて、警告ま
たは印刷可能な状態等の印刷制御に関する情報が、プリ
ンタドライバ41のユーティリティ上で駆動されるディ
スプレイ43において、メッセージとして表示できるよ
うに構成されている。
【0055】前記入力装置42における印刷指令の入力
により、プリンタドライバ41からは、記録装置に搭載
された印刷制御手段44に対して印刷データが送出され
るようになされる。この印刷制御手段44は、前記ホス
トコンピュータ40からの印刷データに基づいてビット
マップデータを生成し、このデータに基づいてヘッド駆
動手段45により駆動信号を発生させて、キャリッジ1
に搭載された記録ヘッド20からインク滴を吐出させる
機能を備えている。ヘッド駆動手段45は、印刷データ
に基づく駆動信号の他に、フラッシング制御手段46か
らのフラッシング指令信号を受けてフラッシング操作の
ための駆動信号を記録ヘッド20に出力するようにも構
成されている。
【0056】符号47はクリーニング制御手段であり、
このクリーニング制御手段47は、ポンプ駆動手段48
を起動させて、吸引ポンプ10を動作させるようになさ
れる。そして、例えば操作パネルに配置されたクリーニ
ング指令スイッチ49のオン操作を受けたクリーニング
指令検知手段50からの指令信号により、クリーニング
動作が実行される。また、クリーニング制御手段47
は、中央制御手段51を介して、前記したホストコンピ
ュータよりクリーニング指令を受けた場合においても、
同様にクリーニング動作を実行させる機能を備えてい
る。
【0057】前記中央制御手段51より、キャリッジモ
ータ制御手段52に対して制御信号が送出されるように
構成されており、これによりキャリッジモータ2が駆動
され、キャリッジ1を所定の位置に移動させる制御がな
される。
【0058】さらに、前記中央制御手段51より、表示
手段53に対して表示信号が送出されるように構成され
ており、例えば記録装置における各インクがエンド状態
に至った場合、あるいは記録用紙がなくなった場合等に
おいて点灯表示がなされるように動作する。また、前記
表示手段53が、例えばドットマトリック表示が可能で
あれば、後述するように記録装置に装着されたインクカ
ートリッジおよびダミーカートリッジの組み合わせに応
じて、警告または印刷可能な状態等の印刷制御に関する
情報を、この表示手段53において表示することもでき
る。
【0059】また、前記中央制御手段51には、データ
取得手段としての読み出し書き込み手段54が接続され
ており、この読み出し書き込み手段54は、記録装置に
装着された各インクカートリッジまたはダミーカートリ
ッジに搭載された回路基板30におけるEEPROMに
格納されたデータを、それぞれ電気的に読み出すことが
できる。また、この読み出し書き込み手段54は、必要
に応じて記録装置側において生成されるデータを、前記
各回路基板30におけるEEPROMに格納することが
できるようにも作用する。
【0060】図6は、前記した構成、特に図5に示した
回路構成によってなされる記録装置における印刷制御の
報知機能を説明する制御ルーチンを示したものである。
この制御ルーチンは、印刷指令が入力された時点でスタ
ートされる。すなわち、印刷指令が入力されると、ステ
ップS11において、記録装置に全てのカートリッジが
装着されているかが判定される。なお、この実施の形態
においては、ブラックインクカートリッジおよびカラー
インクカートリッジの装着箇所にそれぞれカートリッジ
が装着されているか否かが判定される。
【0061】この場合、勿論ブラックおよびカラーのダ
ミーカートリッジが装着される場合もある。なお、カー
トリッジが装着されているか否かについては、図5に示
す読み出し書き込み手段54において、カートリッジに
搭載されている前記回路基板30が電気的に導通状態で
あることを認識することで、これを検知することができ
る。
【0062】前記ステップS11において、全てのカー
トリッジが装着されている(Yes)と判定されると、
ステップS12において、装着されたカートリッジから
データの読み込みがなされる。これは、前記した読み出
し書き込み手段54によって、データが読み出され、当
該データは中央制御手段54に送られる。この中央制御
手段51においては、ステップS13に示すようにカー
トリッジデータの解析がなされる。
【0063】前記中央制御手段51においてなされるカ
ートリッジデータの解析操作の概要については、図7に
示されている。ここではまず、ステップS131に示す
ように、ブラックインクカートリッジの装着箇所に装着
されたカートリッジが、ダミーカートリッジであるか否
かが判定される。このステップS131において、ダミ
ーカートリッジではない(No)と判定されると、ステ
ップS132において、カラーインクカートリッジの装
着箇所に装着されたカートリッジが、ダミーカートリッ
ジであるか否かが判定される。
【0064】このステップS132において、ダミーカ
ートリッジではない(No)と判定された場合には、装
着状態の組み合わせが状態であると判断される。すな
わちこの状態は、それぞれにインクが供給可能なブラ
ックおよびカラーインクカートリッジが装着されている
ものと判断される。
【0065】また、ステップS132において、カラー
インクカートリッジの装着箇所に装着されたカートリッ
ジが、ダミーカートリッジである(Yes)と判定され
た場合には、装着状態の組み合わせが状態であると判
断される。すなわちこの状態は、ブラックインクカー
トリッジの装着箇所にインクが供給可能なブラックイン
クカートリッジが装着されているものの、カラーインク
カートリッジの装着箇所には、ダミーカートリッジが装
着されているものと判断される。
【0066】一方、前記ステップS131において、ブ
ラックインクカートリッジの装着箇所に装着されたカー
トリッジが、ダミーカートリッジである(Yes)と判
定された場合においては、ステップS133に進み、再
びカラーインクカートリッジの装着箇所に装着されたカ
ートリッジが、ダミーカートリッジであるか否かが判定
される。ここで、ダミーカートリッジではない(No)
と判定された場合には、装着状態の組み合わせが状態
であると判断される。すなわち、この状態はブラック
インクカートリッジの装着箇所にはダミーカートリッジ
が装着され、カラーインクカートリッジの装着箇所に
は、インクが供給可能なカラーインクカートリッジが装
着されているものと判断される。
【0067】さらに、前記ステップS133において、
カラーインクカートリッジの装着箇所に装着されたカー
トリッジが、ダミーカートリッジであると判定された場
合には、装着状態の組み合わせが状態であると判断さ
れる。すなわち、この状態はそれぞれにダミーカート
リッジが装着されているものと判断される。
【0068】この様にカートリッジデータの解析によっ
て、組み合わせ状態〜が識別され、これらの状態に
応じて、図6に示すステップS13以降の制御ルーチン
が実行される。まず、組み合わせ状態がであると判断
された場合には、ステップS14に示すようにブラック
インクおよびカラーインクによる印刷が実行される。こ
れによりブラックインクによるテキスト印刷に加え、カ
ラー印刷も実行することができる。
【0069】また、前記した組み合わせ状態がである
と判断された場合には、ステップS15に進み、メッセ
ージ“*1”が選択され、前記ディスプレイ43におい
て表示される。この場合、メッセージ“*1”として
は、例えば「カラーインクカートリッジが装着されてい
ません。このまま印刷を実行しますか?」等の警告のメ
ッセージが表示される。この状態でステップS16に示
すように、印刷希望のコマンドがさらに入力された場合
(Yesの場合)には、ステップS17に進みブラック
インクのみによる印刷が実行され終了する。一方、ステ
ップS16に示すように、印刷の取り消しコマンドが入
力された場合(Noの場合)には、この状態で終了す
る。
【0070】また、前記した組み合わせ状態がである
と判断された場合には、ステップS18に進み、メッセ
ージ“*2”が選択され、前記ディスプレイ43におい
て表示される。この場合、メッセージ“*2”として
は、例えば「ブラックインクカートリッジが装着されて
いません。このまま印刷を実行しますか?」等の警告の
メッセージが表示される。この状態でステップS19に
示すように、印刷希望のコマンドがさらに入力された場
合(Yesの場合)には、ステップS20に進みカラー
インクのみによる印刷が実行され終了する。一方、ステ
ップS19に示すように、印刷の取り消しコマンドが入
力された場合(Noの場合)には、この状態で終了す
る。
【0071】さらに、前記した組み合わせ状態がであ
ると判断された場合には、ステップS21に進み、メッ
セージ“*3”が選択され、前記ディスプレイ43にお
いて表示される。この場合、メッセージ“*3”として
は、例えば「ブラックおよびカラーインクカートリッジ
が装着されていません。印刷できません。」等のメッセ
ージが表示され、そのまま終了する。
【0072】なお、前記ステップS11に戻り、全ての
カートリッジが装着されてはいない(No)と判定され
た場合においては、ステップS22に進み、メッセージ
“*4”が選択され、前記ディスプレイ43において表
示される。この場合、メッセージ“*4”としては、例
えば「プリンタにカートリッジを装着してください。」
等のメッセージが表示され、そのまま終了する。
【0073】次に図8は、前記した図5に示す制御手段
によってなされるフラッシング動作または記録ヘッドの
吸引動作を含む記録装置におけるメンテナンス機能の制
御形態を説明するものである。ここでは、記録装置の休
止時間を計測する計時手段が利用される。この計時手段
としては、前回の印刷動作終了時からの経過時間を計測
するプリントタイマー、および前回における記録ヘッド
のメンテナンス動作実行後からの経過時間を計測するメ
ンテナンスタイマーが用いられる。これらのタイマー
は、特に図には示していないが図5における例えば中央
制御手段51に内蔵されている。
【0074】そして、前記プリントタイマーの計測値が
所定の値“X”に達せず、且つメンテナンスタイマーの
計測値が“Y”に達しない場合においては、メンテナン
ス動作Aが選択されるようになされる。また、前記プリ
ントタイマーの計測値が所定の値“X”に達せず、メン
テナンスタイマーの計測値が“Y”を超えた場合におい
ては、メンテナンス動作Bが選択されるようになされ
る。さらに、前記プリントタイマーの計測値が所定の値
“X”を超えた場合においては、メンテナンス動作Cが
選択されるようになされる。
【0075】前記メンテナンス動作Aは、図8の下欄に
示したようにフラッシング動作であり、メンテナンス動
作Bおよびメンテナンス動作Cは、それぞれキャッピン
グ手段を利用したインクの吸引動作、すなわち、クリー
ニング動作を示す。ここで、メンテナンス動作Bは、そ
の吸引量が比較的小さく制御されるモードであり、ま
た、メンテナンス動作Cは、その吸引量が比較的大きく
制御されるモードである。要するに、記録ヘッドにおけ
るインクの増粘度合いが少ない場合においては、フラッ
シング動作がなされ、時間経過に伴い記録ヘッドにおけ
るインクの増粘度合いが大きくなるにしたがって、クリ
ーニング動作におけるインクの吸引度合いが大きくなる
ように制御される。
【0076】そして、図8に示す制御形態は、記録装置
に動作電源が投入された時、記録装置が印刷指令を受け
た時、または記録装置がクリーニング指令を受けた時に
おいてそれぞれ実行されるようになされる。以下におい
てそれぞれのケースにしたがったメンテナンス制御のシ
ーケンスについて説明する。
【0077】まず、図9は記録装置の動作電源が投入さ
れた場合になされるメンテナンス制御を示したものであ
る。すなわち、記録装置の動作電源がONされた場合に
は、ステップS31に示すように記録装置のイニシャラ
イズ動作が実行される。このイニシャライズ動作におい
ては、例えば各インクカートリッジ(前記ダミーカート
リッジも含む)が装着されていることのチェックおよび
その他の基本チェック等が実行される。そして、ステッ
プS32において、前記した中央制御手段51は、プリ
ントタイマーによる計測時間(TPR)を参照する。ここ
で、当該計測値が“X”に至らない(No)と判定され
た場合には、ステップS33に進み中央制御手段51
は、メンテナンスタイマーによる計測時間(TMA)を参
照する。
【0078】このステップS33において、メンテナン
スタイマーによる計測時間(TMA)が“Y”に至らない
(No)と判定された場合には、ステップS34に移り
メンテナンス動作A、すなわちフラッシング動作が実行
される。このメンテナンス動作Aが実行されるにあたっ
ては、図10に示すようにカートリッジデータの解析操
作が実行される。この解析操作はすでに図6においてス
テップS13として説明したものと同様であり、その解
析操作の概要は図7に示されている。
【0079】ここで、解析による組み合わせ状態がで
あると判定された場合には、ステップS341に示すよ
うに、フラッシング動作にあたり記録装置の全てのノズ
ルよりフラッシング動作がなされるように制御される。
換言すれば、図5に示す中央制御手段51はフラッシン
グ制御手段46に対して指令信号を送出し、各ノズルに
対応して配置された各アクチュエータに対して、それぞ
れ予め定められたショット数を吐出する駆動信号を送出
させるように制御する。
【0080】また、図10に示すカートリッジデータの
解析操作により、組み合わせ状態がであると判定され
た場合には、ステップS342に示すように、ブラック
インクのノズルより、フラッシング動作がなされるよう
に制御される。さらに、図10に示すカートリッジデー
タの解析操作により、組み合わせ状態がであると判定
された場合には、ステップS343に示すように、カラ
ーインクのノズルより、フラッシング動作がなされるよ
うに制御される。
【0081】また、図9に示すステップS33におい
て、メンテナンスタイマーによる計測時間(TMA)が
“Y”以上である(Yes)と判定された場合には、ス
テップS35に移りメンテナンス動作B、すなわち吸引
動作Bが実行される。このメンテナンス動作Bが実行さ
れるにあたっては、図11に示すようにカートリッジデ
ータの解析操作が実行される。この解析操作はすでに図
6においてステップS13として説明したものと同様で
あり、その解析操作の概要は図7に示されている。
【0082】ここで、解析による組み合わせ状態がで
あると判定された場合には、ステップS351に示すよ
うに、吸引動作Bに対応する負圧により、記録ヘッドよ
りインクの吸引排出操作が実行される。これにより、全
てのノズルよりほぼ同量のブラックおよび各カラーイン
クが排出される。また、前記解析による組み合わせ状態
がであると判定された場合には、ステップS352に
示すように、吸引動作Bに対応する負圧に対して、E/
G倍の負圧が印加されるように制御される。
【0083】ここで、ブラックインクを吐出するノズル
数はEであり、また、各カラーインクを吐出するノズル
数はFであり、これらの総和がGである。すなわち、
“E+F=G”の関係になされている。したがって、組
み合わせ状態がの場合においては、ブラックインクの
吐出ノズル数に対応した負圧が印加されることになり、
この負圧により、必要な量のブラックインクが吸引排出
される。したがって、過剰にブラックインクが排出さ
れ、浪費されるのを防ぐことができる。
【0084】さらに、前記解析による組み合わせ状態が
であると判定された場合には、ステップS353に示
すように、吸引動作Bに対応する負圧に対して、F/G
倍の負圧が印加されるように制御される。したがって、
組み合わせ状態がの場合においては、カラーインクの
吐出ノズル数に対応した負圧が印加されることになり、
この負圧により、必要な量のカラーインクが吸引排出さ
れる。したがって、過剰にカラーインクが排出され、浪
費されるのを防ぐことができる。
【0085】一方、図9に示すステップS32におい
て、プリントタイマーによる計測時間(TPR)が“X”
以上である(Yes)と判定された場合には、ステップ
S36に移りメンテナンス動作C、すなわち吸引動作C
が実行される。このメンテナンス動作Cが実行されるに
あたっては、図12に示すようにカートリッジデータの
解析操作が実行される。この解析操作はすでに図6にお
いてステップS13として説明したものと同様であり、
その解析操作の概要は図7に示されている。
【0086】ここで、解析による組み合わせ状態がで
あると判定された場合には、ステップS361に示すよ
うに、吸引動作Cに対応する負圧により、記録ヘッドよ
りインクの吸引排出操作が実行される。これにより、全
てのノズルよりほぼ同量のブラックおよび各カラーイン
クが排出される。また、前記解析による組み合わせ状態
がであると判定された場合には、ステップS362に
示すように、吸引動作Cに対応する負圧に対して、E/
G倍の負圧が印加されるように制御される。
【0087】したがって、組み合わせ状態がの場合に
おいては、ブラックインクの吐出ノズル数に対応した負
圧が印加されることになり、この負圧により、必要な量
のブラックインクが吸引排出される。したがって、過剰
にブラックインクが排出され、浪費されるのを防ぐこと
ができる。
【0088】さらに、前記解析による組み合わせ状態が
であると判定された場合には、ステップS363に示
すように、吸引動作Cに対応する負圧に対して、F/G
倍の負圧が印加されるように制御される。したがって、
組み合わせ状態がの場合においては、カラーインクの
吐出ノズル数に対応した負圧が印加されることになり、
この負圧により、必要な量のカラーインクが吸引排出さ
れる。したがって、過剰にカラーインクが排出され、浪
費されるのを防ぐことができる。
【0089】前記した各ステップS34,S35,S3
6のいずれかが実行された場合においては、ステップS
37に移り、前記したプリントタイマーによる計測時間
(TPR)、およびメンテナンスタイマーによる計測時間
(TMA)がリセットされ、待機状態となる。
【0090】次に図13は、記録装置が印刷指令を受け
た場合になされる制御シーケンスを示したものである。
この図13に示す制御シーケンスは、前記した図9に示
した制御シーケンスと基本的には、ほぼ同一の態様にな
されている。すなわち、ステップS32〜S36は、図
9に示すそれと同様の制御態様となる。この場合におい
ても、ステップS34,S35,S36においては、ダ
ミーカートリッジの装着状態の判定に基づいて、図1
0、図11、図12に示した各ステップが選択的に実行
される。
【0091】一方、各ステップS34,S35,S36
に続くステップS38においては、メンテナンスタイマ
ーによる計測時間(TMA)がリセットされ、ステップS
39に示す印刷動作が実行される。この時の印刷動作の
実行にあたっては、図6に基づいて説明したように、ダ
ミーカートリッジが装着されている場合において、警告
等のメッセージの表示がなされる。そして、印刷動作の
終了に伴い、ステップS40においてプリントタイマー
による計測時間(TPR)がリセットされ、待機状態とな
る。
【0092】次に図14は、記録装置がクリーニング指
令を受けた場合になされる制御シーケンスの例を示した
ものである。この図14に示す制御シーケンスにおいて
は、クリーニング動作の指令があった場合、前回のクリ
ーニング動作後の印字量に応じてメンテナンス動作が選
択されるようになされる。すなわち、この図14に示す
シーケンスにおいては、ユーザが無意識にまたは無闇に
クリーニング操作ボタン49を操作したのか、またはユ
ーザが印字状態を確認した上でクリーニング操作の指令
を行ったのかを識別し、これによって、それぞれの状態
に応じた最適なメンテナンス動作が実行され、また、ク
リーニング指令を受けた場合に、一律に吸引動作を実行
することによるインクの浪費を抑えることができるよう
になされている。
【0093】まず、クリーニング指令を受けた場合には
ステップS51において、例えば中央制御手段51に格
納されている印字履歴が参照され、記録装置の動作電源
がオンされて以来、1パス以上の印字がなされたか否か
が判定される。このステップにおいて、1パス以上の印
字がなされていない(No)と判定されると、ステップ
S34に進み、前記したと同様のメンテナンスAが実行
されるようになされる。この場合、記録装置の動作電源
の投入後に、1パス以上の印字がなされていない状態で
クリーニング指令を受けるということは、ユーザが無意
識にまたは無闇にクリーニング操作ボタンを操作したこ
とが考えられる。したがって、この場合においては吸引
動作を伴わないフラッシング動作のみのメンテナンス動
作Aが実行される。
【0094】前記ステップS51において、1パス以上
の印字がなされている(Yes)と判定された場合には
ステップS52に移り、前回のクリーニング動作後から
1パス以上の印字がなされたか否かが判定される。ここ
で、1パス以上の印字がなされていない(No)と判定
されると、前記と同様にステップS34に進み、同じく
メンテナンス動作Aが実行される。このように、前回の
クリーニング動作後から1パス以上の印字がなされてい
ない状態でクリーニング指令を受けるということは、同
様にユーザが無意識にまたは無闇にクリーニング操作ボ
タンを操作したことが考えられる。したがって、インク
の浪費を避けるためにメンテナンス動作Aが実行され
る。
【0095】一方、ステップS52において前回のクリ
ーニング動作後から1パス以上の印字がなされた(Ye
s)と判定された場合には、ステップS53において前
回のクリーニング動作後からの印字量が5ページ以下で
あるか否かが判定される。ここで、前回のクリーニング
動作実行後における印字ページ数が5ページ以下である
(Yes)と判定される場合には、ユーザが印字状態が
不良であることを認識してクリーニング指令がなされた
ものと見ることができる。したがって、この場合には、
メンテナンス動作Cが実行される。これにより、記録ヘ
ッドからのインクの吸引動作(吸引量大の動作モード)
が実行される。
【0096】また、ステップS53において前回のクリ
ーニング動作後における印字ページ数が5ページ以下で
はない(No)と判定される場合において、再びユーザ
によりクリーニング指令が入力される場合は、先のクリ
ーニング動作で、印字状態の回復が成し遂げたものの、
新たな不具合の発生によりクリーニング動作が必要にな
ったものと判断して、ステップS32およびステップS
33の組み合わせによる判定がなされる。このステップ
S32およびステップS33は、図9に示したそれと同
様である。
【0097】そして、ステップS32およびステップS
33による判定結果に応じて、ステップS34,S3
5,S36のいずれかのメンテナンス動作が実行され
る。なお、このステップS34,S35,S36は、図
9に基づいて説明した同一符号の各ステップと同様のメ
ンテナンス動作となる。したがって、ダミーカートリッ
ジの装着状態の判定に基づいて、図10、図11または
図12に示したいずれかのステップが実行される。
【0098】そして、前記ステップS34,S35,S
36のいずれかのメンテナンス動作の実行後において
は、ステップS54に移り、プリントタイマーによる計
測時間(TPR)、およびメンテナンスタイマーによる計
測時間(TMA)がリセットされ、待機状態となる。
【0099】以上の説明はブラックおよび各カラーイン
クが、1つの記録ヘッドに形成された各ノズル開口から
吐出されるように構成した記録装置に基づいて説明した
が、この発明は、例えば2つの記録ヘッドと、これを封
止し得る2つのキャッピング手段を備えた記録装置に適
用することができる。図15はその構成を示したもので
あり、キャリッジ1にはキャリッジ1の走査方向に沿っ
て第1の記録ヘッド20Aと、第2の記録ヘッド20B
が装填されている。
【0100】また、キャッピング手段として、前記各記
録ヘッドのノズル形成面を封止し得る第1と第2のキャ
ッピング手段9A,9Bが配置されている。そして、キ
ャッピング手段9A,9Bに対して個別に負圧を加える
ことができる吸引ポンプ10A,10Bが配置されてい
る。そして、図15において他の構成は前記した図5の
構成と同一であり、それぞれ相当するブロックは同一符
号で示している。
【0101】この図15に示した構成においては、説明
の便宜上、第1の記録ヘッド20Aは、ブラックインク
を吐出することができるブラックインク記録ヘッド、第
2の記録ヘッド20Bは各カラーインクを吐出すること
ができるカラーインク記録ヘッドであるとする。この構
成において、中央制御手段51においては、前記したプ
リントタイマーによる計測値(TPR)、およびメンテナ
ンスタイマーによる計測値(TMA)に基づいて、前記し
た図8と同様なメンテナンス制御を実行する。
【0102】この場合、プリントタイマーによる計測値
(TPR)、およびメンテナンスタイマーによる計測値
(TMA)に基づいて、メンテナンス動作Aが選択された
場合になされるフラッシング動作を、図16にステップ
S34′すなわちメンテナンス動作A′として示してい
る。この図16はすでに説明した図10に対応するもの
であり、カートリッジデータの解析操作により、カート
リッジの組み合わせ状態がであると判定された場合に
は、ステップS341′に示すように、第1と第2の記
録ヘッド20A,20Bの各ノズルよりフラッシング動
作がなされるように制御される。
【0103】換言すれば、図15に示す中央制御手段5
1はフラッシング制御手段46に対して指令信号を送出
し、第1と第2の記録ヘッド20A,20Bの各ノズル
に対応して配置された各アクチュエータに対して、それ
ぞれ予め定められたショット数を吐出する駆動信号を送
出させるように制御する。
【0104】また、図16に示すカートリッジデータの
解析操作により、組み合わせ状態がであると判定され
た場合には、ステップS342′に示すように、第1の
記録ヘッド20A、すなわちブラックインク記録ヘッド
のノズルより、フラッシング動作がなされるように制御
される。さらに、図16に示すカートリッジデータの解
析操作により、組み合わせ状態がであると判定された
場合には、ステップS343′に示すように、第2の記
録ヘッド20B、すなわちカラーインク記録ヘッドのノ
ズルより、フラッシング動作がなされるように制御され
る。
【0105】また、プリントタイマーによる計測値(T
PR)、およびメンテナンスタイマーによる計測値(TM
A)に基づいて、メンテナンス動作Bが選択された場合
になされる吸引動作を、図17にステップS35′すな
わちメンテナンス動作B′として示している。この図1
7はすでに説明した図11に対応するものであり、カー
トリッジデータの解析操作により、カートリッジの組み
合わせ状態がであると判定された場合には、ステップ
S351′に示すように、第1と第2のキャッピング手
段9A,9Bに対して前記した吸引動作Bに対応する負
圧が印加される。
【0106】これにより、第1と第2の各記録ヘッド2
0A,20Bの全てのノズルより、吸引動作Bに対応す
るほぼ同量のブラックおよび各カラーインクが排出され
る。また、前記解析による組み合わせ状態がであると
判定された場合には、ステップS352′に示すよう
に、第1のキャッピング手段9Aに対して吸引動作Bに
対応する負圧が与えられる。これにより、第1の記録ヘ
ッド20Aより必要な量のブラックインクが吸引排出さ
れる。したがって、過剰にブラックインクが排出され、
浪費されるのを防ぐことができる。
【0107】さらに、前記解析による組み合わせ状態が
であると判定された場合には、ステップS353′に
示すように、第2のキャッピング手段9Bに対して吸引
動作Bに対応する負圧が与えられる。これにより、第2
の記録ヘッド20Aより必要な量の各カラーインクが吸
引排出される。したがって、同様に過剰にカラーインク
が排出され、浪費されるのを防ぐことができる。
【0108】さらに、プリントタイマーによる計測値
(TPR)、およびメンテナンスタイマーによる計測値
(TMA)に基づいて、メンテナンス動作Cが選択された
場合になされる吸引動作を、図18にステップS36′
すなわちメンテナンス動作C′として示している。この
図18は、すでに説明した図12に対応するものであ
り、カートリッジデータの解析操作により、カートリッ
ジの組み合わせ状態がであると判定された場合には、
ステップS361′に示すように、第1と第2のキャッ
ピング手段9A,9Bに対して前記した吸引動作Cに対
応する負圧が印加される。
【0109】これにより、第1と第2の各記録ヘッド2
0A,20Bの全てのノズルより、吸引動作Cに対応す
るほぼ同量のブラックおよび各カラーインクが排出され
る。また、前記解析による組み合わせ状態がであると
判定された場合には、ステップS362′に示すよう
に、第1のキャッピング手段9Aに対して吸引動作Cに
対応する負圧が与えられる。これにより、第1の記録ヘ
ッド20Aより必要な量のブラックインクが吸引排出さ
れる。
【0110】さらに、前記解析による組み合わせ状態が
であると判定された場合には、ステップS363′に
示すように、第2のキャッピング手段9Bに対して吸引
動作Cに対応する負圧が与えられる。これにより、第2
の記録ヘッド20Aより必要な量の各カラーインクが吸
引排出される。
【0111】なお、以上説明した実施の形態は、この発
明を実施するにおいて好適な例を示したものであり、こ
の発明は、前記した実施の形態の形態に拘泥されること
はない。例えば、前記した実施の形態においては、イン
クが収納されたインクカートリッジ、および栓体を備え
たダミーカートリッジに、識別データをそれぞれ電気的
に読み出すことができるEEPROMによる記憶素子を
付帯させているが、これは、カートリッジの一部の形状
を物理的に変化させて、ダミーカートリッジであるか否
かを識別する手段も好適に採用し得る。また、カートリ
ッジの一部に光学的なマーク等を付帯させて、ダミーカ
ートリッジであるか否かを識別する手段も採用し得る。
【0112】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、この本発
明にかかる印刷制御の報知方法を採用した記録装置によ
ると、ダミーカートリッジを利用した場合において、印
刷制御に関する情報が報知されるので、ユーザはダミー
カートリッジの装着状態を認識した上で印刷動作を実行
させることができる。
【0113】また、この本発明にかかるメンテナンス制
御方法を採用した記録装置によると、ダミーカートリッ
ジを利用した場合において、適正なクリーニング操作を
実行させることができるので、特定のインクを浪費させ
るという問題を解消させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明が適用されたインクジェット式記録装
置の基本構成を示した斜視図である。
【図2】図1に示す記録装置におけるインクの供給経路
および廃液の送出経路を示した一部断面図である。
【図3】図1に示す記録装置に着脱可能に装着されるイ
ンクカートリッジ、またはダミーカートリッジの外観構
成を示した斜視図である。
【図4】図3に示したカートリッジを装着するカートリ
ッジホルダの構成を示した断面図である。
【図5】図1に示す記録装置に搭載された制御回路の例
を示すブロック図である。
【図6】印刷制御の報知機能を説明する制御ルーチンを
示したフローチャートである。
【図7】図6に示す制御フローにおけるさらに詳細な判
定ステップの一例を示したフローチャートである。
【図8】記録装置において実行されるメンテナンス制御
の機能説明図である。
【図9】記録装置の動作電源が投入された場合になされ
るメンテナンス制御のシーケンスを示したフローチャー
トである。
【図10】図9に示す制御フローにおけるさらに詳細な
第1の動作ステップを示したフローチャートである。
【図11】図9に示す制御フローにおけるさらに詳細な
第2の動作ステップを示したフローチャートである。
【図12】図9に示す制御フローにおけるさらに詳細な
第3の動作ステップを示したフローチャートである。
【図13】記録装置が印刷指令を受けた場合になされる
メンテナンス制御のシーケンスを示したフローチャート
である。
【図14】記録装置がクリーニング指令を受けた場合に
なされるメンテナンス制御のシーケンスを示したフロー
チャートである。
【図15】図1とは異なる構成の記録装置と、その制御
回路の例を示したブロック図である。
【図16】図15に示す構成に好適に採用し得る制御フ
ローにおけるさらに詳細な第1の動作ステップを示した
フローチャートである。
【図17】図15に示す構成に好適に採用し得る制御フ
ローにおけるさらに詳細な第2の動作ステップを示した
フローチャートである。
【図18】図15に示す構成に好適に採用し得る制御フ
ローにおけるさらに詳細な第3の動作ステップを示した
フローチャートである。
【図19】ダミーカートリッジがインク導入部を構成す
る導入針に対して装着される状態を示した断面図であ
る。
【図20】ダミーカートリッジが導入針に対して装着さ
れた状態を示した断面図である。
【符号の説明】
1 キャリッジ 2 キャリッジモータ 6 記録用紙 7 ブラックインクカートリッジ 7D ダミーカートリッジ 8 カラーインクカートリッジ 9,9A,9B キャッピング手段 10,10A,10B 吸引ポンプ 11 ワイピング部材 20,20A,20B 記録ヘッド 21 インク導入針(インク導入部) 21a インク導入孔 30 回路基板(識別手段) 31 カートリッジホルダ 40 ホストコンピュータ 41 プリンタドライバ 42 入力装置 43 ディスプレイ 44 印刷制御手段 45 ヘッド駆動手段 46 フラッシング制御手段 47 クリーニング制御手段 48 ポンプ駆動手段 51 中央制御手段 53 表示手段 54 読み出し書き込み手段(データ
取得手段) 91 栓体

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インク導入部に装着された時に、インク
    導入部よりインクを供給し得ることを示す識別手段を付
    帯させたインクカートリッジと、前記インク導入部に装
    着された時に、インク導入部を閉塞してインクが供給し
    得ないことを示す識別手段を付帯させたダミーカートリ
    ッジとを選択的に装着して利用し得る複数のインク導入
    部を具備したインクジェット式記録装置であって、 前記インク導入部に装着されたインクカートリッジまた
    はダミーカートリッジにそれぞれ付帯された前記識別手
    段からの各データを取得するデータ取得手段と、前記デ
    ータ取得手段によって取得した各データ解析し、印刷制
    御に関する情報を報知することができる報知手段とを備
    えたことを特徴とするインクジェット式記録装置。
  2. 【請求項2】 インク導入部に装着された時に、インク
    導入部よりインクを供給し得ることを示す識別手段を付
    帯させたインクカートリッジと、前記インク導入部に装
    着された時に、インク導入部を閉塞してインクを供給し
    得ないことを示す識別手段を付帯させたダミーカートリ
    ッジとを選択的に装着して利用し得る複数のインク導入
    部を具備したインクジェット式記録装置であって、 前記インク導入部に装着されたインクカートリッジまた
    はダミーカートリッジにそれぞれ付帯された前記識別手
    段からの各データを取得するデータ取得手段と、前記デ
    ータ取得手段によって取得した各データ解析し、記録ヘ
    ッドのメンテナンス動作を変更することができるメンテ
    ナンス制御手段とを備えたことを特徴とするインクジェ
    ット式記録装置。
  3. 【請求項3】 前記各インク導入部が、前記インクカー
    トリッジまたはダミーカートリッジに気密状態に接合す
    ることができる中空状のインク導入針により構成された
    請求項1または請求項2に記載のインクジェット式記録
    装置。
  4. 【請求項4】 前記データ取得手段は、前記インクカー
    トリッジまたはダミーカートリッジがインク導入部に装
    着された状態において、当該インクカートリッジまたは
    ダミーカートリッジにそれぞれ付帯された記憶素子に格
    納されたデータを、電気的に読み出すことができる読み
    出し手段により構成された請求項1または請求項2に記
    載のインクジェット式記録装置。
  5. 【請求項5】 前記報知手段は、印刷制御に関する情報
    を、表示手段にメッセージとして表示するように構成し
    た請求項1に記載のインクジェット式記録装置。
  6. 【請求項6】 前記表示手段は、記録装置に印刷指令を
    行うホストコンピュータに搭載されたプリンタドライバ
    のユーティリティ上において駆動されるディスプレイで
    ある請求項5に記載のインクジェット式記録装置。
  7. 【請求項7】 前記メンテナンス制御手段は、前記記録
    ヘッドのノズル形成面を封止し負圧発生手段からの負圧
    を受けて前記記録ヘッドよりインクを吸引排出させるこ
    とができるキャッピング手段を含み、前記データ取得手
    段によって取得した各データに基づいて、前記キャッピ
    ング手段に加える負圧が可変制御されるように構成した
    請求項2に記載のインクジェット式記録装置。
  8. 【請求項8】 前記各インクカートリッジから供給され
    る各インクをそれぞれ吐出する1つの記録ヘッドが具備
    され、前記1つの記録ヘッドのノズル形成面を封止する
    1つのキャッピング手段が具備された記録装置であっ
    て、少なくとも1つのダミーカートリッジが装着された
    ことを認識した場合においては、前記キャッピング手段
    に加える負圧が軽減されるように制御される請求項7に
    記載のインクジェット式記録装置。
  9. 【請求項9】 前記各インクカートリッジから供給され
    る各インクを吐出する複数の記録ヘッドが具備され、前
    記複数の記録ヘッドの各ノズル形成面をそれぞれ封止す
    る複数のキャッピング手段が具備された記録装置であっ
    て、少なくとも1つのダミーカートリッジが装着された
    ことを認識した場合においては、前記キャッピング手段
    に対して選択的に負圧を加えるように制御される請求項
    7に記載のインクジェット式記録装置。
  10. 【請求項10】 前記メンテナンス制御手段は、記録ヘ
    ッドのノズルに対応して配置された各アクチュエータ対
    して、印刷とは関係のない駆動信号を供給してインク滴
    の空吐出を実行させるフラッシング制御手段を含み、前
    記データ取得手段によって取得した各データに基づい
    て、前記記録ヘッドの各アクチュエータ対して、選択的
    に前記駆動信号を供給するように構成した請求項2に記
    載のインクジェット式記録装置。
  11. 【請求項11】 インク導入部に装着された時に、イン
    ク導入部よりインクを供給し得ることを示す識別手段を
    付帯させたインクカートリッジと、前記インク導入部に
    装着された時に、インク導入部を閉塞してインクが供給
    し得ないことを示す識別手段を付帯させたダミーカート
    リッジとを選択的に装着して利用し得る複数のインク導
    入部を具備したインクジェット式記録装置における印刷
    制御の報知方法であって、 前記インク導入部に装着されたインクカートリッジまた
    はダミーカートリッジにそれぞれ付帯された前記識別手
    段からの各データを取得するデータ取得ステップと、 前記データ取得ステップにおいて取得した各データを解
    析するデータ解析ステップと、 前記データ解析ステップの実行により解析された前記各
    データの組み合わせ情報に基づいて、印刷制御に関する
    情報を報知する情報報知ステップと、 を順次実行するようになされたインクジェット式記録装
    置における印刷制御の報知方法。
  12. 【請求項12】 インク導入部に装着された時に、イン
    ク導入部よりインクを供給し得ることを示す識別手段を
    付帯させたインクカートリッジと、前記インク導入部に
    装着された時に、インク導入部を閉塞してインクが供給
    し得ないことを示す識別手段を付帯させたダミーカート
    リッジとを選択的に装着して利用し得る複数のインク導
    入部を具備したインクジェット式記録装置におけるメン
    テナンス制御方法であって、 前記インク導入部に装着されたインクカートリッジまた
    はダミーカートリッジにそれぞれ付帯された前記識別手
    段からの各データを取得するデータ取得ステップと、 前記データ取得ステップにおいて取得した各データを解
    析するデータ解析ステップと、 前記データ解析ステップの実行により解析された前記各
    データの組み合わせ情報に基づいて、記録ヘッドのメン
    テナンス動作を設定するメンテナンス動作設定ステップ
    と、 を順次実行するようになされたインクジェット式記録装
    置におけるメンテナンス制御方法。
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