JP2002001992A - インクジェット式記録装置、及びサブタンクに貯留されたインクの攪拌方法 - Google Patents

インクジェット式記録装置、及びサブタンクに貯留されたインクの攪拌方法

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JP2002001992A
JP2002001992A JP2000182772A JP2000182772A JP2002001992A JP 2002001992 A JP2002001992 A JP 2002001992A JP 2000182772 A JP2000182772 A JP 2000182772A JP 2000182772 A JP2000182772 A JP 2000182772A JP 2002001992 A JP2002001992 A JP 2002001992A
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tank
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stirring
pressure
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Koji Morikoshi
耕司 森腰
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サブタンク内に貯留されたインクの顔料の沈
降に起因する不具合を防止する。 【解決手段】 インクタンク6からインク供給路27を
通じて供給されるインクをサブタンク3に貯留し、サブ
タンクから記録ヘッド4にインクを供給するように構成
したインクジェット式記録装置において、インク供給路
の途中に配設したバルブ機構62を閉じた状態で吸引ポ
ンプ51を作動させることにより、サブタンク内を減圧
する。サブタンク内が十分減圧されたならば、バルブ機
構62を開放してインクタンク側からサブタンク側に向
けてインクを流し、サブタンク内に流入させたインクに
より、サブタンク内を攪拌する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録ヘッドとサブ
タンクとを搭載したキャリッジを備え、装置本体側に配
設されたインク供給源からインク供給路を通じてサブタ
ンクにインクを供給し、このサブタンクに貯留されたイ
ンクを記録ヘッドに供給するように構成したインクジェ
ット式記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット式記録装置として代表的
なインクジェットプリンタは、記録紙などの記録媒体に
インク滴を吐出することによって画像や文字などを記録
する構成となっている。
【0003】A0版などの大判の記録紙に対応したプリ
ンタや業務用などの比較的大量の印刷に対応したプリン
タでは、インクの消費量が多いために大容量のインクを
収容する必要があり、多色のインクを用いてカラー印刷
を可能としたプリンタにおいてはその色数分のインクを
収容する必要がある。このため、多量のインクが収容で
きるインクタンクやインクカートリッジ等のインク供給
源をプリンタ本体側に配設し、インク供給源からインク
供給チューブを介して記録ヘッドへインクを供給する構
成が採られている。
【0004】この構成では、記録ヘッドへのインクの供
給を安定させるためにキャリッジにサブタンクを搭載し
ており、インク供給チューブを通じて供給されたインク
を一旦サブタンク内に貯留してから記録ヘッドへ供給し
ている。このサブタンクは、キャリッジの走査に伴うイ
ンクの圧力変動を吸収し、記録ヘッドへのインクの供給
を安定させる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、プリンタに
用いられるインクには各種あり、その一種に顔料分散系
のインク(以下、顔料インクという)がある。この顔料
インクは、色素として顔料を用い、この顔料をインク溶
媒内に分散させたものである。この顔料インクは、発色
が鮮やかであるという利点があるが、1ヶ月〜2ヶ月程
度の長期間に亘って放置すると顔料が沈降してしまうと
いう問題を有している。
【0006】このため、貯留された状態で長期間放置さ
れてしまうと、顔料の沈降に伴ってサブタンク内のイン
クは、タンクの上部側で薄く下部で濃くなるという濃度
むらが生じる。そして、このような濃度むらが生じる
と、印刷の初期では通常よりも濃い色の画像が記録さ
れ、その後、画像の色が次第に薄くなってしまうという
問題が生じる。
【0007】さらに、沈降により顔料が凝集して粒径が
大きくなってしまうことがある。そして、顔料の粒径が
過剰に大きくなってしまうと、凝集した顔料によってサ
ブタンクのフィルタが目詰まりし、記録ヘッドへのイン
クの供給が絶たれてしまう虞がある。
【0008】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、その目的は、サブタンク内に貯留された
インクの顔料の沈降に起因する不具合を防止して、記録
画像の安定化や記録ヘッドへのインク供給の安定化が図
れるインクジェット式記録装置、及びサブタンクに貯留
されたインクの攪拌方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、主走査方向に移動可能な
キャリッジに記録ヘッドとサブタンクとを搭載し、装置
本体側に配置されたインク供給源からインク供給路を通
じて供給されるインクをサブタンクに貯留し、サブタン
クから記録ヘッドにインクを供給するように構成したイ
ンクジェット式記録装置において、前記サブタンク内の
インクを攪拌する貯留インク攪拌手段を備えたことを特
徴とするインクジェット式記録装置である。
【0010】請求項2に記載の発明は、前記貯留インク
攪拌手段は、インク供給路の途中に配設されてインク供
給路を開閉するバルブ機構と、サブタンク内を減圧する
減圧機構とを備え、バルブ機構を閉じた状態で減圧機構
を作動させてサブタンク内を減圧し、その後バルブ機構
を開放状態に切り換えることでインク供給源からサブタ
ンク側にインクを流し、流入したインクによってサブタ
ンク内のインクを攪拌することを特徴とする請求項1に
記載のインクジェット式記録装置である。
【0011】請求項3に記載の発明は、前記減圧機構
は、排出空部を設けたキャップ部材と、該排出空部に連
通した吸引部とを備え、ノズル開口を排出空部に臨ませ
てキャップ部材によりノズル面を封止し、吸引部の作動
により、記録ヘッド内のインク流路を通じてサブタンク
を減圧することを特徴とする請求項2に記載のインクジ
ェット式記録装置である。
【0012】請求項4に記載の発明は、前記排出空部に
保湿材を配設したキャップ部材により、ノズル開口から
のインクの蒸発を防止する蒸発防止手段を構成したこと
を特徴とする請求項3に記載のインクジェット式記録装
置である。
【0013】請求項5に記載の発明は、前記バルブ機構
を、インク供給路におけるインク供給源側の端部に配設
したことを特徴とする請求項2から請求項4の何れかに
記載のインクジェット式記録装置である。
【0014】請求項6に記載の発明は、前記貯留インク
攪拌手段は、サブタンク内のインクに振動を付与する振
動付与機構を備え、サブタンク内のインクの攪拌に連動
させて該インクに振動を付与することを特徴とする請求
項2から請求項5の何れかに記載のインクジェット式記
録装置である。
【0015】請求項7に記載の発明は、前記振動付与機
構を、キャリッジを主走査方向に往復移動させるヘッド
走査機構により構成し、キャリッジを短い周期で往復移
動させることでサブタンク内のインクに振動を付与する
ことを特徴とする請求項6に記載のインクジェット式記
録装置である。
【0016】請求項8に記載の発明は、前回の電源オフ
時点からの経過時間をオフ期間として計測するオフ期間
計時手段を備え、前記貯留インク攪拌手段は、電源の投
入時点におけるオフ期間を取得し、取得したオフ期間が
所定時間以上であった場合にサブタンク内のインクを攪
拌することを特徴とする請求項1から請求項7の何れか
に記載のインクジェット式記録装置である。
【0017】請求項9に記載の発明は、インク供給源か
らインク供給路を通じて供給されるインクをサブタンク
に貯留し、サブタンクから記録ヘッドにインクを供給す
るように構成したインクジェット式記録装置において、
インク供給路の途中を閉じた状態でサブタンク内を減圧
した後にインク供給路を開放状態に切り換えることでイ
ンク供給源からサブタンク側にインクを流し、流入した
インクによってサブタンク内のインクを攪拌することを
特徴とするインクの攪拌方法である。
【0018】請求項10に記載の発明は、サブタンク内
のインクの攪拌に連動して該インクに振動を付与するこ
とを特徴とする請求項9に記載のインクの攪拌方法であ
る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1から図5は、本発明が適用さ
れる代表的なインクジェット式記録装置であるインクジ
ェットプリンタ1(以下、単にプリンタ1と称する。)
を示し、図1はインクジェットプリンタ1の平面図、図
2はキャリッジ2を斜め上側から見た図、図3はサブタ
ンク3の正面図、図4はキャリッジ2の断面図、図5は
インクジェットプリンタ1におけるインクの供給を説明
する模式図である。
【0020】図1に示したプリンタ1は、サブタンク3
及び記録ヘッド4を搭載したキャリッジ2とプリンタ本
体5とから概略構成され、プリンタ本体5には、キャリ
ッジ2を主走査方向に沿って往復移動させるヘッド走査
機構と、記録紙(図示せず)を紙送り方向に送り出す紙
送り機構と、増粘インクにより低下した記録ヘッド4の
機能を回復させる回復機構と、記録ヘッド4に供給する
インクを貯留したインクタンク6(インク供給源の一
種)とを設けている。
【0021】まず、キャリッジ2について説明する。図
2に示すように、キャリッジ2は、略長方形の板状に形
成した取付ベース7を備えており、取付ベース7の上面
側にサブタンク3を、下面側に記録ヘッド4をそれぞれ
配設している。取付ベース7の上面にはサブタンク3を
取り付けるための止着ボス8が突設され、この止着ボス
8の近傍にインク供給針9及び針部フィルタ10(図4
参照)を取り付けている。そして、これらの止着ボス
8、インク供給針9及び針部フィルタ10は、各サブタ
ンク3毎に設けられ、複数のサブタンク3…を同じ向き
に並べた状態で主走査方向に並べて取り付けられるよう
に配置される。また、取付ベース7の下面には、図4に
示すように、流路形成部11が下側に向けて突設され、
流路形成部11の先端面に記録ヘッド4が接合される。
流路形成部11の内部には、インク導入路12が針部フ
ィルタ10から記録ヘッド4のインク導入口13に亘っ
て形成されている。なお、本実施形態は、2種類のイン
クを使用する構成であるため、サブタンク3を2つ配設
しているが、本発明は3種類以上のインクを使用する構
成にも当然に適用されるものである。また、このサブタ
ンク3は、インクタンク6を交換してもそのまま継続し
て使用される。
【0022】サブタンク3は、図3に例示するように、
正面から見て横方向に少し長い楕円形状の基部16と、
基部16の一側下端部を側方(図3における右方向)に
延出した延出部17とを備え、ポリプロピレン等の樹脂
製材料によって成型される。基部16の正面部には、イ
ンク室18となる凹部を裏面方向に窪ませて形成し、下
面部には円筒状の針接続部19を下方に向けて突設し、
裏面部には板状の止着部20を形成する。
【0023】インク室18は、底の浅いすり鉢形状をし
ており、その側面における上下中央よりも少し下の位置
には、針接続部19との間を連通する接続流路21の上
流側開口が臨んでいる。そして、この上流側開口を覆う
ようにインク室18内には、タンク部フィルタ22を取
り付けてある。なお、接続流路21の上流側開口は、イ
ンク室18の底面に開設してもよい。針接続部19は、
上側の基端部が塞がれて下側の先端部が開放した円筒状
の部分であり、内部空間の天井面には、接続流路21の
下流側開口が臨んでおり、内部空間にはインク供給針9
が液密に嵌入されるシール部材23が嵌め込まれてい
る。止着部20はサブタンク3をキャリッジ2に取り付
けるための部分であり、止着部20に挿入した止着ねじ
24を止着ボス8に螺合させることでサブタンク3が止
着される。延出部17には、上面にインク流入口25を
突設してあり、インク室18の底部とインク流入口25
との間を接続溝部26によって連通する。インク流入口
25には、インクタンク6に蓄えられたインクを供給す
るインク供給チューブ27を接続する。従って、インク
供給チューブ27を通ってきたインクは、このインク流
入口25からサブタンク3内に流入する。
【0024】これらの基部16および延出部17の正面
部分を覆うようにして基部16の縁部および延出部17
の縁部には透明な弾性シート30を貼設し、インク室1
8の開口と接続溝部26の開口とを封止する。これによ
り、サブタンク3内には、インク流入口25からインク
室18を通って針接続部19に至る一連のインク流路が
形成される。この弾性シート30は、インク室18の一
部を区画する弾性隔壁となり、インク室18を収縮させ
る方向と膨張させる方向とに変形可能である。そして、
コンプライアンス部としての弾性シート30の変形によ
るダンパー機能によって、インクの圧力変動が吸収され
る。すなわち、弾性シート30の作用によってサブタン
ク3が圧力ダンパとして機能する。従って、インクは、
サブタンク3内で圧力変動が吸収された状態で記録ヘッ
ド4側に供給される。
【0025】記録ヘッド4は、図4に例示するように、
箱体状のケース31と、ケース31の収納空部に収容さ
れた圧電振動子32と、ケース31の下面(先端面)に
接合された流路ユニット33と、流路ユニット33にイ
ンクを供給するインク供給管34と、複数のノズル開口
を副走査方向に沿って並べたノズル列を主走査方向に隔
離させて2列平行に形成したノズルプレート35とを備
える。そして、この記録ヘッド4は、圧電振動子32に
よって流路ユニット33の圧力室(図示せず)を膨張・
収縮させ、圧力室に供給されるインクをノズルプレート
35のノズル開口からインク滴として吐出させる。
【0026】次に、プリンタ本体5側の構成について説
明する。ヘッド走査機構は、左右方向に延設されたガイ
ド部材40と、パルスモータ41と、パルスモータ41
の回転軸に接続されてこのパルスモータ41によって回
転駆動される駆動プーリー42と、遊転プーリー43
と、駆動プーリー42と遊転プーリー43との間に掛け
渡され、キャリッジ2に接続されたタイミングベルト4
4と、パルスモータ41の回転を制御するプリンタコン
トローラ45(図5参照)とから構成してある。紙送り
機構は、紙送りモータ46(図5参照)、この紙送りモ
ータ46によって回転駆動される紙送りローラ(図示せ
ず)及びプリンタコントローラ45から構成され、図示
しない記録紙を記録動作に連動させて順次送り出す。
【0027】回復機構は、本願発明の減圧機構(貯留イ
ンク攪拌手段の一部)としても機能する部分であり、キ
ャップ部材50、吸引ポンプ51(図5参照)及びプリ
ンタコントローラ45とから構成されている。キャップ
部材50は、ゴム等の弾性材をトレー形状に成型した部
材によって構成してあり、ホームポジションに配設され
ている。このホームポジションは、キャリッジ2の移動
範囲内であって記録領域よりも外側の端部領域に設定さ
れ、電源オフ時や長時間に亘って記録が行われなかった
場合に記録ヘッド4が位置する。ホームポジションに記
録ヘッド4が位置すると、キャップ部材50がノズルプ
レート35の表面(つまりノズル面)に当接して封止す
る。キャップ部材50に設けた窪部52は、本願発明の
排出空部として機能する。このキャップ部材50は、ノ
ズル開口からのインクの蒸発を防止する蒸発防止手段と
しても機能するので、窪部52にはフェルト等の保湿材
53が嵌合されている。吸引ポンプ51は、本願発明の
吸引部として機能するものであり、インク排出路54を
通じて窪部52と連通している。
【0028】そして、キャップ部材50によるノズル面
の封止状態では、ノズルプレート35に穿設したノズル
開口が窪部52内に臨む。従って、この封止状態では保
湿材53に含浸されたインクにより、窪部52内が高湿
度に保たれてノズル開口からのインクの蒸発が防止され
る。また、封止状態で吸引ポンプ51を作動させると、
窪部52内が減圧されて、記録ヘッド4内のインクがノ
ズル開口から窪部52内に排出される。
【0029】インクタンク6は、図5に示すように、中
空箱形状に形成されたタンクケース60と、可塑性材料
によって形成されたインクパック61とから構成されて
おり、タンクケース60内の収容室にインクパック61
を収容する構成である。本実施形態では、インクパック
61に顔料インクを充填してある。このインクパック6
1は、インク供給チューブ27の一端部と連通してい
る。そして、インク供給チューブ27の他端部は、上記
のサブタンク3に連通しているので、インクパック61
に貯留されたインクは、このインク供給チューブ27を
通じてサブタンク3に供給される。即ち、このインク供
給チューブ27は、インクタンク6とサブタンク3とを
連通するインク供給路を形成する。なお、インク供給チ
ューブ27は、例えば、シリコンゴムなどの弾性材によ
って形成されるが、これに限らず、インクを供給可能な
部材であればよい。
【0030】インク供給チューブ27の途中、詳しく
は、インクタンク6側の端部には、バルブ機構62が配
設される。このバルブ機構62は、貯留インク攪拌手段
の一部であり、インク供給路を開閉する切替弁により構
成される。そして、バルブ機構62は、開状態ではイン
クタンク6とサブタンク3とを連通させ、閉状態ではイ
ンクタンク6とサブタンク3との間を遮断する。また、
このバルブ機構62は、電気的に開閉可能に構成されて
おり、プリンタコントローラ45からの制御信号に基づ
いて開閉する。即ち、このバルブ機構62は、通常開状
態とされており、サブタンク3内に貯留されたインクの
攪拌時やインクパック61の交換時に閉状態に切り換え
られる。
【0031】そして、本実施形態では、インクパック6
1に充填されたインクを確実にサブタンク3に供給する
ため、タンクケース60に収納されたインクパック61
を加圧する加圧機構を設けている。この加圧機構は、空
気を圧縮して供給する加圧ポンプ63と、タンクケース
60内の圧力を調整する圧力調整機構64とから構成さ
れる。圧力調整機構64は、圧力検出器65と圧力調整
弁66とから構成され、加圧ポンプ63とタンクケース
60の内部とを連通する加圧流路の途中に配設される。
この加圧機構では、圧力検出器65からの検出信号に基
づいてプリンタコントローラ45が加圧ポンプ63や圧
力調整弁66を制御し、タンクケース60内の気圧を大
気圧よりも少し高めに調整する。これにより、インクパ
ック61内のインクが加圧され、インクをサブタンク3
側に確実に供給することができる。なお、インクパック
61の交換時等、加圧が不要な場合には圧力調整弁66
によりタンクケース60内は大気開放される。
【0032】このプリンタ1の動作は、プリンタ制御手
段としてのプリンタコントローラ45によって制御され
る。従って、図5に示すように、プリンタコントローラ
45には、記録ヘッド4、ヘッド走査機構のパルスモー
タ41、紙送り機構の紙送りモータ46、回復機構の吸
引ポンプ51、バルブ機構62、圧力検出器65、加圧
ポンプ63、及び、圧力調整弁66が電気的に接続され
る。また、プリンタコントローラ45には、前回の電源
オフ時点からの経過時間をオフ期間として計測するオフ
期間タイマー67を設けている。このオフ期間タイマー
67は、本願発明のオフ期間計時手段として機能する。
【0033】上記した構成のプリンタ1では、キャリッ
ジ2を主走査方向に移動させながら記録ヘッド4からイ
ンク滴を吐出させ、この主走査に連動させて紙送り(副
走査)を行うことによって、記録紙上に画像や文字など
を記録する。また、電源オフ時など記録を行わない状態
では、記録ヘッド4をホームポジションへ移動させ、キ
ャップ部材50によりノズル面を封止する。
【0034】ところで、このプリンタ1では顔料インク
を使用しているので、1ヶ月〜2ヶ月程度の長期間に亘
って放置すると、サブタンク3内に貯留されたインクに
は、顔料の沈降に伴う濃度むらが生じてしまう。そこ
で、本実施形態では、サブタンク3内のインクの濃度の
均一化を図るべく、貯留インク攪拌手段によってサブタ
ンク3内のインクを攪拌している。以下、サブタンク3
に貯留されたインクを攪拌する制御について説明する。
【0035】プリンタ1に電源が投入されたならば、プ
リンタコントローラ45は、まず、オフ期間タイマー6
7の計時情報に基づいて、前回の電源オフ時点からの経
過時間であるオフ期間を取得する。オフ期間を取得した
ならば、プリンタコントローラ45は、取得したオフ期
間が所定時間以上、例えば、1ヶ月以上であるかどうか
を判断し、所定時間以上であった場合には、インク攪拌
処理に移行する。一方、オフ期間が所定時間に満たなか
った場合には、インク増粘防止処理に移行する。なお、
所定時間は上記の例に限らず、適宜に設定できる。
【0036】インク攪拌処理では、サブタンク3内を減
圧する減圧動作がなされる。この減圧動作でプリンタコ
ントローラ45は、まず、記録ヘッド4をホームポジシ
ョンに位置付ける。ここで、プリンタコントローラ45
は、例えば、キャリッジ2を主走査方向に適宜移動させ
ることでキャリッジ2(記録ヘッド4)の位置を確認
し、その後、記録ヘッド4をホームポジションに位置付
ける。そして、記録ヘッド4がホームポジションに位置
付けられると、キャップ部材50によってノズル面が封
止される。記録ヘッド4をホームポジションに位置付け
たならば、プリンタコントローラ45は、バルブ機構6
2に制御信号を出力して閉状態にし、インクタンク6と
サブタンク3との間のインク供給路を遮断する。
【0037】次に、プリンタコントローラ45は、回復
機構(減圧機構)の吸引ポンプ51を作動させる。吸引
ポンプ51が作動するとキャップ部材50の窪部52内
が減圧され、窪部52との圧力差によって記録ヘッド4
内のインクがノズル開口から窪部52側に強制的に排出
される。このとき、ノズル開口の部分に存在する増粘イ
ンクがノズル開口から排出される。そして、バルブ機構
62が閉じられているので、ヘッド内のインク流路を通
じて記録ヘッド4と連通しているサブタンク3は、記録
ヘッド4からのインクの排出に伴って減圧される。この
減圧動作は、サブタンク3内が十分に減圧されるまで行
われる。本実施形態では、十分に減圧するために要する
時間を予め測定しておき、この時間以上に亘ってインク
を吸引したことで十分に減圧されたと判断している。
【0038】サブタンク3内が十分に減圧されるまで減
圧動作を行ったならば、サブタンク3内のインクを攪拌
する攪拌動作を行う。この攪拌動作でプリンタコントロ
ーラ45は、制御信号を出力してバルブ機構62を開放
状態に切り換え、この切り換えに連動して吸引ポンプ5
1の作動を停止させる。例えば、バルブ機構62を開放
状態に切り換えた直後に吸引ポンプ51の作動を停止さ
せたり、或いは、開放状態に切り換えてから所定時間の
経過後に吸引ポンプ51の作動を停止させる。
【0039】そして、バルブ機構62が開放されると、
開放直後におけるサブタンク3内の圧力はインクパック
61内の圧力よりも十分に低いので、この圧力差によっ
てインクパック61側からサブタンク3側に向けてイン
ク供給チューブ27内をインクが一気に流れ、サブタン
ク3内にインクが流入する。この流入したインクによっ
てインク室18(凹室)内のインクは攪拌されるので、
沈降していた顔料がインク溶媒内に分散し、沈降に伴う
顔料の濃度むらが解消される。これにより、顔料が均一
に分散したインクを記録ヘッド4側に供給できる状態に
なる。また、顔料が凝集していたとしても、サブタンク
3内へのインクの流入によって凝集された顔料は小径化
してインク溶媒内に分散される。
【0040】なお、インクタンク6とサブタンク3との
圧力差、すなわち、サブタンク3の畜圧の度合いは、イ
ンクを攪拌し得る範囲で適宜変更することができる。ま
た、バルブ機構62を開放状態に切り換えてから或る程
度の時間に亘って吸引ポンプ51を作動させた場合に
は、インク供給チューブ27からノズル開口に至る一連
のインク流路内においてインクを勢い良く流すことがで
きる。これにより、インク流路に存在する気泡も除去す
ることができ、この気泡に起因する吐出不良等の不具合
を防止することができる。
【0041】このように本実施形態では、サブタンク3
とインクタンク6との圧力差によってサブタンク3内に
一気にインクを供給し、供給したインクによって生じた
流れによって沈降した顔料を攪拌している。このため、
顔料が沈降してしまったとしても、この顔料をインク溶
媒内に分散させることができ、インクを正常な状態に戻
すことができる。その結果、顔料の沈降に起因して生じ
る画像の濃度むらが防止でき、記録画像の安定化が図れ
る。また、顔料の凝集による目詰まりもを防止すること
ができ、記録ヘッド4へのインク供給の安定化が図れ
る。
【0042】次に、インク増粘防止処理について説明す
る。このインク増粘防止処理は、ノズル開口付近の増粘
インクを強制的に排出する処理である。このインク増粘
防止操作は、上記の回復機構により行われる。
【0043】このインク増粘防止処理では、まず、プリ
ンタコントローラ45は、記録ヘッド4をホームポジシ
ョンに位置付けて、キャップ部材50をノズル面に当接
させる。記録ヘッド4をホームポジションに位置付けた
ならば、プリンタコントローラ45は、回復機構の吸引
ポンプ51を作動させて増粘インクを排出させる。即
ち、吸引ポンプ51の作動により、キャップ部材50の
窪部52内を減圧し、ノズル開口から増粘インクを窪部
52側に強制的に排出させる。このとき、バルブ機構6
2は開放されているので、記録ヘッド4からのインクの
排出に伴い、インクタンク6(インクパック61)から
は新しいインクが供給される。
【0044】以上の説明から分かるように、本実施形態
では、上記のインク攪拌処理で用いる減圧機構を、この
インク増粘防止処理で用いる回復機構によって構成して
いるため、インク攪拌処理専用の機構を別途用意する必
要がなく、装置構成を簡素化することができ、装置のコ
ストダウンが図れる。さらに、インク攪拌処理で用いる
バルブ機構62をインク供給チューブ27におけるイン
クタンク6側の端部に配置しているので、このバルブ機
構62をインクパック61の交換時においてインク供給
チューブ27からの液漏れを防止するための液漏れ防止
機構としても使用することができる。このように、バル
ブ機構62を多目的に使用することでも、装置構成の簡
素化を図り、装置のコストダウンを図っている。
【0045】ところで、今回開示された実施形態はすべ
ての点で例示であって、種々の変更が可能である。
【0046】例えば、上記の実施形態では、サブタンク
3内を減圧した後にバルブ機構62を開放することでイ
ンク流を発生させ、このインク流によりサブタンク3内
のインクを攪拌していたが、この一連の動作に連動させ
てサブタンク3内のインクに振動を付与してもよい。
【0047】例えば、サブタンク3内の減圧に先立って
振動を付与してもよい。即ち、オフ期間が所定時間以上
であった場合には、上記したヘッド走査機構を振動付与
手段(貯留インク攪拌手段の一部)として機能させ、キ
ャリッジ2を短い周期で往復移動させることでサブタン
ク3内のインクに振動を付与する。即ち、プリンタコン
トローラ45は、オフ期間が所定時間以上であると判断
した場合には、パルスモータ41に制御信号を供給す
る。そして、サブタンク3内のインクに振動を付与した
ならば、上記の実施形態と同様な手順でサブタンク3を
減圧し、その後サブタンク3内に一気にインクを供給す
る。このように、サブタンク3の減圧に先立ってサブタ
ンク3内のインクに振動を付与すると、振動によってあ
る程度インクが攪拌されるし、凝集した顔料の小径化も
図れるので、その後に行うインク流による攪拌の効果を
より高めることができる。
【0048】また、サブタンク3内にインクを流入させ
て攪拌した後に、上記のヘッド走査機構等を用いてサブ
タンク3内のインクに振動を付与してもよい。この場合
には、インク流による攪拌が振動による攪拌で補完され
るので、インクの攪拌効果をより高めることができる。
また、万一、凝集した顔料が残ったとしてもこの振動に
より小径化できる。
【0049】また、振動付加用のアクチュエータを別途
設ける等により、サブタンク3の減圧からバルブ機構6
2を開放するまでの期間中においても、サブタンク3内
のインクに振動を付与することができる。この場合に
も、振動によってある程度インクが攪拌され、凝集した
顔料が小径化するので、インク流による攪拌の効果をよ
り高めることができる。
【0050】また、サブタンク3内を減圧した後にバル
ブ機構62を開放する一連の動作を、複数回繰り返し行
わせるようにしてもよい。この場合、オフ期間の長さに
応じて動作回数を変えると、インクの沈降状態に応じた
最適な条件で攪拌処理を行うことができる。例えば、オ
フ期間が半月以上〜1ヶ月未満の場合には一連の動作を
1回行い、オフ期間が1ヶ月以上〜2ヶ月未満の場合に
はこの動作を2回繰り返して行い、オフ期間が3ヶ月以
上の場合にはこの動作を3回繰り返して行うようにす
る。
【0051】また、インク攪拌処理において、インクパ
ック61の加圧機構を併用することにより、インクの流
れをより強くすることができる。例えば、サブタンク3
が減圧されている状態で、加圧機構によりインクパック
61内のインクを加圧すると、単にサブタンク3を減圧
しただけの状態よりも、インクタンク6とサブタンク3
との圧力差をより大きくすることができ、攪拌時におい
てインク供給チューブ27を流れるインクの流速をより
高めることができる。これにより、攪拌効果を一層高め
ることができる。なお、上記の加圧機構に代えて吸引ポ
ンプ51を用いることもできる。例えば、吸引ポンプ5
1の排気側をタンクケース60に接続してインクパック
61内のインクを加圧する。
【0052】また、上記のバルブ機構62はインク供給
チューブ27の途中に設けてあればよく、例えば、サブ
タンク3側の端部に配設してもよい。バルブ機構62を
サブタンク3側の端部に配設すると、サブタンク3内の
減圧を効率よく行うことができる。
【0053】また、サブタンク3を減圧する構成は、バ
ルブ機構62や吸引ポンプ51などに限られるものでは
ない。要するに、インク供給路の途中を閉じた状態でサ
ブタンク3を減圧できればどのような構成であってもよ
い。
【0054】また、サブタンク3内のインク室18にフ
ォーム等のインク保持材を配設した構成でも本発明は適
用可能である。
【0055】また、インク供給源は、インクパック61
とタンクケース60とからなるインクタンク6に限ら
ず、インクを貯留可能なものであればよい。例えば、大
容量のインクカートリッジであってもよい。
【0056】さらに、以上の説明は、代表的なインクジ
ェット式記録装置であるインクジェットプリンタを例に
挙げて説明したが、他の記録装置、例えば、インクジェ
ット式のプロッタにも本発明は適用することができる。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば以下
の効果を奏する。即ち、サブタンク内のインクを攪拌す
る貯留インク攪拌手段を備えたので、長期間放置される
などによって、インク中の顔料がサブタンク内で沈降し
てしまったとしても、沈降した顔料をインク溶媒内に分
散させることができ、インクを正常な状態に戻すことが
できる。その結果、顔料の沈降に起因して生じる画像の
濃度むらが防止でき、記録画像の安定化が図れる。ま
た、凝集した顔料については、小径化した状態でインク
溶媒内に分散させることができるので、顔料による目詰
まりを防止することができ、記録ヘッドへのインク供給
の安定化が図れる。
【0058】また、インク供給路の途中に配設されてイ
ンク供給路を開閉するバルブ機構と、サブタンク内を減
圧する減圧機構とによって貯留インク攪拌手段を構成
し、バルブ機構を閉じた状態で減圧機構を作動させてサ
ブタンク内を減圧し、その後バルブ機構を開放状態に切
り換えることでインク供給源からサブタンク側にインク
を流し、流入したインクによってサブタンク内のインク
を攪拌するようにした場合には、サブタンク内に流入す
るインクの流れによって沈降した顔料を分散させるの
で、顔料を確実に分散させることができる。
【0059】また、排出空部を設けたキャップ部材と該
排出空部に連通した吸引部とにより減圧機構を構成し、
ノズル開口を排出空部に臨ませてキャップ部材によりノ
ズル面を封止し、吸引部の作動により、記録ヘッド内の
インク流路を通じてサブタンクを減圧するようにした場
合には、サブタンク内の減圧に伴ってノズル開口から増
粘インクを排出させることができ、この増粘インクに起
因する不具合を防止することができる。
【0060】また、排出空部に保湿材を配設したキャッ
プ部材によりノズル開口からのインクの蒸発を防止する
蒸発防止手段を構成した場合には、減圧機構を多用途に
使用できるので、部品点数が削減でき、装置構成の簡素
化や装置の小型化が図れる。
【0061】また、バルブ機構を、インク供給路におけ
るインク供給源側の端部に配設した場合には、インク供
給源の交換時においてこのバルブ機構をインク供給路か
らのインク漏れ防止弁として使用できる。従って、バル
ブ機構を多用途に使用できて、部品点数が削減でき、装
置構成の簡素化や装置の小型化が図れる。
【0062】また、サブタンク内のインクの攪拌に連動
して該インクに振動を付与するようにした場合には、振
動によってもインクを攪拌できるのでインクの攪拌効果
をより高めることができる。また、この振動により、凝
集した顔料の小径化をより確実に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるインクジェットプリンタの平面
図である。
【図2】キャリッジの斜視図である。
【図3】サブタンクの正面図である。
【図4】キャリッジの断面図である。
【図5】インクの供給を説明する模式図である。
【符号の説明】
1 インクジェットプリンタ 2 キャリッジ 3 サブタンク 4 記録ヘッド 5 プリンタ本体 6 インクタンク 7 取付ベース 8 止着ボス 9 インク供給針 10 針部フィルタ 11 流路形成部 12 インク導入路 13 インク導入口 16 基部 17 延出部 18 インク室 19 針接続部 20 止着部 21 接続流路 22 タンク部フィルタ 23 シール部材 24 止着ねじ 25 インク流入口 26 接続溝部 27 インク供給チューブ 30 弾性シート 31 ケース 32 圧電振動子 33 流路ユニット 34 インク供給管 35 ノズルプレート 40 ガイド部材 41 パルスモータ 42 駆動プーリー 43 遊転プーリー 44 タイミングベルト 45 プリンタコントローラ 46 紙送りモータ 50 キャップ部材 51 吸引ポンプ 52 窪部 53 保湿材 54 インク排出路 60 タンクケース 61 インクパック 62 バルブ機構 63 加圧ポンプ 64 圧力調整機構 65 圧力検出器 66 圧力調整弁

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主走査方向に移動可能なキャリッジに記
    録ヘッドとサブタンクとを搭載し、装置本体側に配置さ
    れたインク供給源からインク供給路を通じて供給される
    インクをサブタンクに貯留し、サブタンクから記録ヘッ
    ドにインクを供給するように構成したインクジェット式
    記録装置において、 前記サブタンク内のインクを攪拌する貯留インク攪拌手
    段を備えたことを特徴とするインクジェット式記録装
    置。
  2. 【請求項2】 前記貯留インク攪拌手段は、インク供給
    路の途中に配設されてインク供給路を開閉するバルブ機
    構と、サブタンク内を減圧する減圧機構とを備え、 バルブ機構を閉じた状態で減圧機構を作動させてサブタ
    ンク内を減圧し、その後バルブ機構を開放状態に切り換
    えることでインク供給源からサブタンク側にインクを流
    し、流入したインクによってサブタンク内のインクを攪
    拌することを特徴とする請求項1に記載のインクジェッ
    ト式記録装置。
  3. 【請求項3】 前記減圧機構は、排出空部を設けたキャ
    ップ部材と、該排出空部に連通した吸引部とを備え、 ノズル開口を排出空部に臨ませてキャップ部材によりノ
    ズル面を封止し、吸引部の作動により、記録ヘッド内の
    インク流路を通じてサブタンクを減圧することを特徴と
    する請求項2に記載のインクジェット式記録装置。
  4. 【請求項4】 前記排出空部に保湿材を配設したキャッ
    プ部材により、ノズル開口からのインクの蒸発を防止す
    る蒸発防止手段を構成したことを特徴とする請求項3に
    記載のインクジェット式記録装置。
  5. 【請求項5】 前記バルブ機構を、インク供給路におけ
    るインク供給源側の端部に配設したことを特徴とする請
    求項2から請求項4の何れかに記載のインクジェット式
    記録装置。
  6. 【請求項6】 前記貯留インク攪拌手段は、サブタンク
    内のインクに振動を付与する振動付与機構を備え、 サブタンク内のインクの攪拌に連動させて該インクに振
    動を付与することを特徴とする請求項2から請求項5の
    何れかに記載のインクジェット式記録装置。
  7. 【請求項7】 前記振動付与機構を、キャリッジを主走
    査方向に往復移動させるヘッド走査機構により構成し、 キャリッジを短い周期で往復移動させることでサブタン
    ク内のインクに振動を付与することを特徴とする請求項
    6に記載のインクジェット式記録装置。
  8. 【請求項8】 前回の電源オフ時点からの経過時間をオ
    フ期間として計測するオフ期間計時手段を備え、 前記貯留インク攪拌手段は、電源の投入時点におけるオ
    フ期間を取得し、取得したオフ期間が所定時間以上であ
    った場合にサブタンク内のインクを攪拌することを特徴
    とする請求項1から請求項7の何れかに記載のインクジ
    ェット式記録装置。
  9. 【請求項9】 インク供給源からインク供給路を通じて
    供給されるインクをサブタンクに貯留し、サブタンクか
    ら記録ヘッドにインクを供給するように構成したインク
    ジェット式記録装置において、 インク供給路の途中を閉じた状態でサブタンク内を減圧
    した後にインク供給路を開放状態に切り換えることでイ
    ンク供給源からサブタンク側にインクを流し、流入した
    インクによってサブタンク内のインクを攪拌することを
    特徴とするインクの攪拌方法。
  10. 【請求項10】 サブタンク内のインクの攪拌に連動し
    て該インクに振動を付与することを特徴とする請求項9
    に記載のインクの攪拌方法。
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