JP2002187291A - インクジェット式記録装置、及び、インクジェット式記録装置におけるクリーニング方法 - Google Patents

インクジェット式記録装置、及び、インクジェット式記録装置におけるクリーニング方法

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JP2002187291A
JP2002187291A JP2000387128A JP2000387128A JP2002187291A JP 2002187291 A JP2002187291 A JP 2002187291A JP 2000387128 A JP2000387128 A JP 2000387128A JP 2000387128 A JP2000387128 A JP 2000387128A JP 2002187291 A JP2002187291 A JP 2002187291A
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cartridge
ink supply
head
supply path
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Norihiko Kurashima
憲彦 倉島
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヘッドクリーニングの際に消費されるインク
量を減少させる。 【解決手段】 ヘッドユニット3には、インクカートリ
ッジ2に接続されるインク供給針60を取り付け、イン
ク供給針60から記録ヘッド40に至るインク供給路の
途中に、このインク供給路を開閉する開閉弁55を設
け、キャッピング機構による吸引クリーニング実行時
に、開閉弁55を一時的に閉じて開閉弁55よりも下流
側のインク供給路を減圧する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ノズル開口からイ
ンク滴を吐出して記録媒体上に文字等の画像を記録する
インクジェット式記録装置に係り、特にインクカートリ
ッジに貯留されたインクを用いて記録を行うものに関す
る。
【0002】
【従来の技術】インクジェット式プリンタやインクジェ
ット式プロッタ等のインクジェット式記録装置(以下、
記録装置という)には、複数色のインクを貯留可能な交
換式のインクカートリッジと、インクカートリッジに貯
留されたインクをインク滴として吐出可能な記録ヘッド
を有するヘッドユニットとを備えたものがある。
【0003】このような記録装置では、一般的に、装置
のカバーを開放して装置内のカートリッジホルダ部を臨
ませ、カートリッジホルダ部の上方からインクカートリ
ッジを装着する。インクカートリッジがカートリッジホ
ルダ部に装着されると、インクカートリッジの針挿入部
にヘッドユニットのインク供給針が挿入され、インクカ
ートリッジに貯留されたインクがインク供給針内に導入
される。針内に導入されたインクは、フィルタによって
異物(ゴミ等)が濾別除去された後、上方から下方に向
けて集束するように形成された複数の直線状のインク供
給路を通って、記録ヘッド内に供給される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来例の記
録装置では、インクカートリッジの交換時等においてイ
ンクの流路内に気泡が生じ易いため、ヘッドクリーニン
グを頻繁に行うことによってインク流路に生じた気泡を
インクとともに吸引除去している。しかし、最近の記録
装置では、画像記録の高画質化や高速化に対応すべくノ
ズル数を増加させているので、吸引クリーニングを頻繁
に行うと吸引で消費されるインク量も増加してしまい、
実際に記録に使用できるインク量の減少を招いてしま
う。また、一部のノズル開口に目詰まりが生じている場
合には、目詰まりしていないノズル開口の方が抵抗が小
さくインクが流れ易いので、目詰まりを除去するために
は吸引クリーニングを何回も行う必要があり、吸引で消
費されるインク量を一層増加させている。
【0005】また、最近の記録装置では6〜7色程度の
複数色のインクを用いており、インクカートリッジにお
ける各インクの貯留量も増やしているので、インク供給
路の高低差は大きくなる傾向にある。そして、このイン
ク供給路の高低差に起因する水頭差によって、インク滴
の吐出が不安定になってしまうという問題も生じる。
【0006】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであって、その目的は、ヘッドクリーニングの際に
消費されるインク量を減少させることができるインクジ
ェット式記録装置、及び、クリーニング方法を提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため提案されたものであり、請求項1に記載の発
明は、記録ヘッドを備えキャリッジに設けられるヘッド
ユニットと、キャリッジのカートリッジ保持部に交換可
能に取り付けられるインクカートリッジと、キャリッジ
を主走査方向に移動させるヘッド走査機構とを有し、イ
ンクカートリッジに貯留されたインクを記録ヘッドに供
給して吐出させるように構成したインクジェット式記録
装置において、前記ヘッドユニットには、インクカート
リッジに接続されるカートリッジ接続部を設け、カート
リッジ接続部から記録ヘッドに至るインク供給路の途中
に、該インク供給路を開閉する開閉弁を設けたことを特
徴とするインクジェット式記録装置である。
【0008】請求項2に記載の発明は、 前記カートリ
ッジ接続部を装置前面側に向けて配設し、インクカート
リッジを装置前面側から着脱可能に構成したことを特徴
とする請求項1に記載のインクジェット式記録装置であ
る。
【0009】請求項3に記載の発明は、前記記録ヘッド
内のインクをノズル面側からの吸引によって強制的に吸
い出す吸引クリーニング機構を設け、該吸引クリーニン
グ機構による吸引実行時に、開閉弁を一時的に閉じて開
閉弁よりも下流側のインク供給路を減圧することを特徴
とする請求項1又は請求項2に記載のインクジェット式
記録装置である。
【0010】請求項4に記載の発明は、前記インク供給
路を、入口がカートリッジ接続部に連通されて水平面側
に沿って形成された水平流路と、該水平流路から記録ヘ
ッドまでの間を連通し、垂直面側に沿って形成された垂
直流路とから構成し、開閉弁を、水平流路と垂直流路と
が接続されるインク供給路の屈曲部に配設したことを特
徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載のインク
ジェット式記録装置である。なお、「水平面側」及び
「垂直面側」とは、厳密な水平方向或いは垂直方向に限
られるものではなく、多少の傾斜も含まれることを意味
する。
【0011】請求項5に記載の発明は、前記垂直流路を
インク供給路の屈曲部よりも下流側で拡径し、該拡径部
分でフィルタと連通させたことを特徴とする請求項4に
記載のインクジェット式記録装置である。
【0012】請求項6に記載の発明は、前記開閉弁をダ
イヤフラム部を有する弾性部材によって構成し、このダ
イヤフラム部をアクチュエータによってインク供給路内
に進退させることにより、インク供給路を開閉すること
を特徴とする請求項1から請求項5の何れかに記載のイ
ンクジェット式記録装置である。
【0013】請求項7に記載の発明は、前記インクカー
トリッジを、複数種類のインクを個別に貯留可能に構成
し、カートリッジ接続部及びインク供給路を、インクカ
ートリッジに貯留されたインクの種類に対応させて複数
形成したことを特徴とする請求項1から請求項6の何れ
かに記載のインクジェット式記録装置である。なお、イ
ンクついて「種類」とは、色の相違のみならず、染料系
や顔料系など色材の相違や、高浸透性や緩浸透性など記
録媒体に対する浸透性の相違も含まれる。
【0014】請求項8に記載の発明は、記録ヘッドを有
しキャリッジに設けられるヘッドユニットと、キャリッ
ジのカートリッジ保持部に交換可能に取り付けられるイ
ンクカートリッジと、キャリッジを主走査方向に移動さ
せるヘッド走査機構と、記録ヘッド内のインクをノズル
面側からの吸引によって強制的に吸い出す吸引クリーニ
ング機構と、インクカートリッジに接続されるカートリ
ッジ接続部から記録ヘッドに至るインク供給路の途中に
配置された開閉弁とを有するインクジェット式記録装置
のクリーニング方法であって、前記吸引クリーニング機
構による吸引実行時に、開閉弁を一時的に閉じて開閉弁
よりも下流側のインク供給路を減圧することを特徴とす
るクリーニング方法である。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。まず、図1を参照して、代表的な
インクジェット式記録装置であるインクジェット式プリ
ンタ1(以下、プリンタ1という。)について説明す
る。なお、図1において、図の左斜め下方側がプリンタ
1の前面側である。
【0016】例示したプリンタ1は、装置の前面側だけ
で必要な操作が行える所謂前面操作式のプリンタであ
る。このプリンタ1は、インクカートリッジ2(図8参
照)を保持すると共にヘッドユニット3(図3参照)が
取り付けられたキャリッジ4と、このキャリッジ4を主
走査方向に往復移動させるヘッド走査機構と、ヘッドユ
ニット3のノズル面71aを封止するキャッピング機構
5(図2参照)と、印刷記録媒体の一種である記録紙を
保持する給紙カセット6と、給紙カセット6に保持され
た記録紙を装置前面側に搬送する紙送り機構等を備えて
いる。
【0017】キャリッジ4は、ベース板部7を有してお
り、このベース板部7の下面にヘッドユニット3を下側
から取り付ける。また、このベース板部7の左右両側縁
及び後縁から起立壁8を上方に立設すると共に、ベース
板部7の前縁部に略アーチ形状の開閉レバー9を設け、
これらのベース板部7、起立壁8及び開閉レバー9によ
ってインクカートリッジ2を収容保持可能なカートリッ
ジホルダ部10(本発明のカートリッジ保持部に相当)
を形成している。この開閉レバー9は、下端部に設けら
れたヒンジ機構によって前方側に傾倒可能に取り付けら
れている。このため、開閉レバー9の開放状態にあって
はカートリッジホルダ部10の前面開口部が装置前面側
に臨み、この前面開口部を通じてインクカートリッジ2
の着脱が行える。そして、このキャリッジ4は、筐体に
架設したガイド部材11に対して移動可能に取り付けら
れており、ヘッド走査機構によりこのガイド部材11に
沿った記録幅方向(つまり、主走査方向)に往復移動さ
れる。
【0018】カートリッジホルダ部10に装着されるイ
ンクカートリッジ2は、図8に示すように、例えば、内
部が複数の区画室80に区画形成された中空箱体状のケ
ース81と、各区画室80内にそれぞれ収納されて対応
するインクを吸収し保持する複数のインク吸収材82と
によって構成されている。上記のケース81は、ケース
本体83と蓋部材84とから構成される。ケース本体8
3は上面が開放した箱状体であり、蓋部材84はケース
本体83の開放上面を塞ぐ板状部材である。そして、こ
れらのケース本体83と蓋部材84は、ともに合成樹脂
製の部材であり、溶着や接着等によって一体化されてい
る。また、ケース本体83の下面83aには、後述する
インク供給針60(図6参照)が挿入されるブロック状
の針接続部85が下向きに突設されている。
【0019】この針接続部85には、後面に臨ませてシ
ール部材86を配設してある。このシール部材86は、
インク供給針60が挿入可能な針取付孔を形成した弾性
部材であり、例えば、合成ゴムやエラストマー等の弾性
部材によって作製される。また、このシール部材86
は、スプリング等の付勢部材87によって後方、つま
り、取付時におけるインク供給針60側に付勢されてい
る。この付勢部材87からの付勢によって、インク供給
針60とインクカートリッジ2の内部空間との液密性を
高めている。
【0020】また、針接続部85の内部には、シール部
材86の針取付孔と区画室80との間を連通する連通流
路88を設けてあり、この連通流路88の区画室80側
の端部には、インク内の異物を濾別するフィルタ材89
を配設している。このため、インク吸収材82に保持さ
れたインクは、フィルタ材89によって異物が濾別され
た後に連通流路88内に流入し、シール部材86に液密
に嵌合しているインク供給針60からヘッドユニット3
内に流入する。
【0021】なお、本実施形態におけるインクカートリ
ッジ2は、内部が左右方向に6分割されて6つの区画室
80…が形成されている。そして、各区画室80には、
シアン、マゼンタ、イエロー、ライトシアン、ライトマ
ゼンタ、ブラックの6色のインクを貯留する。そして、
このインクカートリッジ2に貯留させるインクに関し、
色の種類のみならず染料系インク(高浸透インクの一
種)と顔料系インク(緩浸透インクの一種)など、色材
の種類が異なる複数種類のインクを貯留させるようにし
てもよい。例えば、6つの区画室80を備えたものにあ
っては、染料系のシアンインク、マゼンタインク及びイ
エローインクと、顔料系のシアンインク、マゼンタイン
ク及びイエローインクを、それぞれ別個に貯留させるよ
うにしてもよい。
【0022】ヘッド走査機構は、キャリッジ4(記録ヘ
ッド40)を主走査方向に移動させることができれば、
任意の構成を採り得る。本実施形態では、筐体の一部を
構成する起立フレーム14の左右一端部に設けたパルス
モータ15と、このパルスモータ15の回転軸に減速ギ
アを介して接続された駆動プーリー16と、起立フレー
ム14の左右他端部に設けられた遊転プーリー17と、
駆動プーリー16と遊転プーリー17との間に架け渡さ
れると共にキャリッジ4に接続されたタイミングベルト
18と、パルスモータ15の回転を制御するプリンタコ
ントローラ(図示せず)等を備えて構成してある。即
ち、このヘッド走査機構は、パルスモータ15を動作さ
せることによってキャリッジ4を記録紙の幅方向(記録
幅方向)に往復移動させる。
【0023】キャッピング機構5は、キャリッジ4の移
動範囲内であって記録領域よりも外側に設定されたホー
ムポジション、例えば、図1におけるキャリッジ4の真
下の位置に設けられる。このキャッピング機構5は、図
2に示すように、ノズル面71aを封止してインク溶媒
の蒸発を防止する封止機構として機能するものであり、
本発明の吸引クリーニング機構としても機能する。そし
て、このキャッピング機構5は、ノズル面71aに対向
する上面が開放された封止空部21を有するカップ状の
キャップ部材22と、キャップ部材22の底部から封止
空部21に連通した吸引路23及び大気開放路24と、
吸引路23の途中に設けられて封止空部21内を負圧化
する吸引手段としての吸引ポンプ25と、大気開放路2
4の途中に設けられた開閉バルブ26と、封止空部21
内に配設される保湿シート27と、キャップ部材22を
上下方向に移動させるキャップ昇降機構(図示せず)と
を備えている。
【0024】給紙カセット6は、略長方形状の底板30
とこの底板30の左右両側縁及び後縁から起立壁31を
立設することで作製され、上面及び前面が開放したトレ
ー状の部材である。この給紙カセット6は、図示しない
案内部によって前後方向に移動可能に構成されている。
記録紙をセットする際には、給紙カセット6を前方に引
き出した状態で記録紙を前方側の開口から挿入し、その
後、給紙カセット6を後方側に押し込む。そして、給紙
カセット6を後方に押し込むことで、記録紙が所定の供
給位置に配置される。また、底板30には、カセット内
における記録紙の位置決めを行う用紙ガイド32を取り
付けてある。この用紙ガイド32は、記録紙の幅方向に
沿ってスライド可能に取り付けられており、セットされ
た記録紙のエッジにガイド面を当接させることで、記録
紙を所定位置に位置付ける。
【0025】紙送り機構は、筐体の前方側左右一端部に
設けた紙送りモータ35と、左右方向に長尺な紙送りロ
ーラ36と、この紙送りローラ36上に配置された従動
ローラ37等から構成されている。そして、プリンタコ
ントローラは、紙送りモータ35を制御し、給紙カセッ
ト6にセットされた記録紙を順次送り出す。
【0026】次に、キャリッジ4に取り付けられるヘッ
ドユニット3について詳細に説明する。ここで、図3は
ヘッドユニット3の構造を示す平面図、図4はヘッドユ
ニット3の要部構造を示す断面図、図5は記録ヘッド4
0の内部構造を説明する断面図である。
【0027】ヘッドユニット3は、ベース基板41を有
する第1フレーム42及びベース基板41上に取り付け
られる第2フレーム43からなるフレーム部材44と、
このフレーム部材44の下部に下向きに取り付けられる
記録ヘッド40とを備えて構成されている。
【0028】第1フレーム42のベース基板41には、
フィルタ46を配設するためのフィルタ収納凹部47を
複数並べて配置する。本実施形態では6色のインクを使
用するので、6個のフィルタ収納凹部47…が横並びに
配置されている。また、ベース基板41の下面には、記
録ヘッド40を取り付けるためのヘッド取付部48を下
側に向けて突設している。そして、記録ヘッド40は、
ヘッド取付部48の下面にノズル面71aを下側に向け
た姿勢で取り付けられる。
【0029】このヘッド取付部48における前側壁部内
には、フィルタ収納凹部47と記録ヘッド40のインク
流入口(図示せず)との間を連通する集束流路49を設
ける。この集束流路49は、本発明の垂直流路における
下流側部分を構成するインクの流路であり、フィルタ収
納凹部47側の端部は下流側に向けて漏斗状に縮径させ
てある。そして、集束流路49は、垂直面側に沿って延
び、下側に向かう程に記録ヘッド40側に近付くように
形成されている。また、この集束流路49の入口に上記
のフィルタ46を配置しているので、フィルタ46から
記録ヘッド40までの流路の長さを短くすることがで
き、記録ヘッド40への異物の侵入を確実に防止するこ
とができる。
【0030】第2フレーム43は、フレーム前面に複数
(本実施形態では6個)横並びに設けられた針取付凹部
51…と、対応する針取付凹部51に入口が連通し、水
平面側に沿って後方向に形成された水平流路52と、こ
の水平流路52の終端から略垂直下方に形成され、出口
がフィルタ収納凹部47に連通した垂下流路53と、水
平流路52と垂下流路53とが接続される屈曲部(開閉
部54)に対応して設けられた開閉弁55と、この開閉
弁55による開閉状態を制御するアクチュエータ56と
から構成され、下面をベース基板41の上面に対向させ
た状態で第1フレーム42に接合されている。そして、
この第2フレーム43の前面上端部には、インクカート
リッジ2をヘッドユニット3に接続する際の位置合わせ
の基準となる一対の位置決め突起57,57が前方に向
けて設けられている。
【0031】針取付凹部51はインク供給針60を取り
付ける部分である。この針取付凹部51に取り付けられ
るインク供給針60は、本発明におけるカートリッジ接
続部の一種であり、インクカートリッジ2の針挿入部に
挿入される中空針状の部材である。そして、針取付凹部
51に取り付けられることによってインク供給針60
は、先端が装置前方を向いた姿勢で配設され、インク供
給針60の内部空間60aと水平流路52とが一連に繋
がる。なお、これらの針取付凹部51及びインク供給針
60は、インクカートリッジ2に貯留されたインクの種
類に対応させて複数設けられる。本実施形態では、6色
のインクに対応させて6組の針取付凹部51及びインク
供給針60が設けられる。
【0032】垂下流路53は、上記した集束流路49と
共に本発明の垂直流路を構成する流路であり、水平流路
52と集束流路49との間を連通する。本実施形態の垂
下流路53は、屈曲部よりも下流側の部分を径を拡げて
ボトル状に形成しており、この拡径部分53aをフィル
タ46に臨ませている。これにより、フィルタ46の有
効面積を拡げると共に、垂下流路53における気泡の停
留を防止するようにしている。
【0033】開閉弁55は、開閉部54の後側に設けら
れた弾性部材、例えば、ゴムやエラストマーをカップ状
に成型した弾性部材によって構成される。この開閉弁5
5は、ダイヤフラム部として機能するカップ底側を開閉
部54側に臨ませた状態で配置されており、アクチュエ
ータ56によってダイヤフラム部を前後方向に進退させ
ることでインク供給路(即ち、インク供給針60から記
録ヘッド40に至る流路)を開閉する。本実施形態のア
クチュエータ56は、電磁石からの磁力によってプラン
ジャー部56aを出没させる構成のソレノイドを用いて
おり、開閉弁55のダイヤフラム部にプランジャー部5
6aの先端を当接してある。このソレノイドでは、消磁
状態においてスプリング56bの付勢によってプランジ
ャー部56aが後方に移動し、励磁状態において電磁石
からの磁力によってプランジャー部56aがスプリング
56bの付勢に抗して前方に突出する。そして、ダイヤ
フラム部は、プランジャー部56aの後方への移動によ
り、図4に示すように開閉部54よりも後方側に退避し
て開閉部54を開放し、プランジャー部56aの前方へ
の突出によって、図7に示すようにダイヤフラム部をイ
ンク供給路内に突出させて開閉部54を閉塞する。な
お、このアクチュエータ56は、プリンタコントローラ
によってその作動が制御されるものである。
【0034】上記の構成のフレーム部材44では、水平
流路52、垂下流路53、及び集束流路49が一連に繋
がって上記のインク供給路を形成する。このインク供給
路は、インクカートリッジ2に貯留されたインクの種類
に対応した複数(本実施形態では6本)設けられる。そ
して、このインク供給路の途中、詳しくは、水平流路5
2と垂下流路53とが接続される屈曲部(コーナー部
分)に開閉弁55が配設されている。このため、インク
供給路の開閉を確実に行える。さらに、開閉弁55をカ
ップ状に成型してカップ状内部にプランジャー部56a
を配置し、プランジャー部56aの進退によって開閉弁
55のダイヤフラム部を開閉する構成であるので、この
点でもインク供給路の開閉を確実に行える。
【0035】また、このインク供給路の上流側部分を構
成する水平流路52は水平面側に沿って形成されてお
り、インク供給路の下流側部分を構成する垂下流路53
及び集束流路49(つまり、垂直流路)は垂直面側に沿
って形成されている。つまり、このインク供給路は、側
面側から見て倒L字状に形成される。このため、インク
供給路における入口と出口の水頭差を小さくすることが
でき、大型化したインクカートリッジ2や小型化した記
録ヘッド40を搭載しても、インク滴の吐出を安定させ
ることができる。また、水平流路52の分だけヘッドユ
ニット3の高さ寸法を低くすることができ、記録装置の
高さを抑えることができる。
【0036】上記の記録ヘッド40は、インクカートリ
ッジ2が交換された後も継続して使用されるものであ
り、図5に示すように、集束流路49のインク出口に連
通されてインクカートリッジ2からのインクが供給され
る共通インク室63と、複数(例えば64個)のノズル
開口64を副走査方向に列設してなるノズル列と、ノズ
ル開口64のそれぞれに対応して複数設けられて圧電振
動子65の変形によって膨張或いは収縮する圧力室66
とを備える。そして、共通インク室63と圧力室66と
の間をインク供給口67及び供給側連通孔68によって
連通し、圧力室66とノズル開口64との間を第1ノズ
ル連通口69及び第2ノズル連通口70によって連通し
ている。即ち、共通インク室63から圧力室66を通っ
てノズル開口64に至る一連のヘッド内インク流路をノ
ズル開口64毎に形成している。ここで、上記のノズル
開口64は、ノズルプレート71を厚さ方向に貫通する
孔によって形成されている。従って、このノズルプレー
ト71の外側表面がノズル面71aとなる。そして、本
実施形態では、このノズル面71aを下方に向けて配置
しているので、極く少量のインク滴、例えば、2ピコリ
ットル程度のインク滴を吐出させる際に、インク滴の飛
行曲がりが生じ難く有利である。
【0037】次に、上記構成のプリンタ1の使用につい
て説明する。まず、インクカートリッジ2の着脱につい
て説明する。
【0038】インクカートリッジ2を装着する際には、
まず、開閉レバー9を手前側に倒してカートリッジホル
ダ部10の前面開口部を開放する。カートリッジホルダ
部10の前面開口部を開放したならば、プリンタ1の前
面側から後方に向けてインクカートリッジ2をカートリ
ッジホルダ部10内に挿入する。このとき、インクカー
トリッジ2は、インク供給針60の直前まで挿入する。
インクカートリッジ2をカートリッジホルダ部10内に
挿入したならば、開閉レバー9を起こす。この開閉レバ
ー9の操作に伴って、インクカートリッジ2がさらに後
方に移動し、図6に示すように、インクカートリッジ2
の針接続部85にインク供給針60が挿入される。この
とき、開閉弁55を閉じておくことにより、開閉弁55
よりも上流側(水平流路52、インク供給針60の内部
空間60a)のインクが流れ難くなるので、新しいイン
クカートリッジ2を装着する際にインク供給針60から
空気がインク供給路内に流入しようとしても、これをイ
ンク供給路内のインクが阻止する。従って、インク供給
路内への気泡の混入防止が図れる。
【0039】一方、インクカートリッジ2を取り外す際
には、まず、開閉レバー9を手前側に倒す。この開閉レ
バー9の操作により、インクカートリッジ2が少し手前
側に移動してインク供給針60からインクカートリッジ
2の針接続部85が外れる。開閉レバー9を倒したなら
ば、インクカートリッジ2を手に持って前方に引いて取
り外す。このインクカートリッジ2の取り外し時におい
ても、開閉弁55を閉じておくことにより、開閉弁55
よりも上流側のインクが流れ難くなるので、古いインク
カートリッジ2を抜いた際にインク供給針60を通じて
インクが外側に流出してしまうことを防止できる。従っ
て、インク供給路内への気泡の混入、特にノズル開口6
4からの流入を防止できる。
【0040】また、本実施形態では、インク供給針60
を、先端が装置前方に向いた姿勢で配設すると共に、カ
ートリッジホルダ部10の前面部分を開放可能に構成し
ているので、インクカートリッジ2の装着や取り外しを
プリンタ1の前面側から行うことができる。このため、
インクカートリッジ2の交換に際して、プリンタ1の上
部を開放する必要がない。また、給紙カセット6が前後
方向に移動可能に形成されており、給紙カセット6を前
方側に引いた状態で記録紙をセットし、セット後は給紙
カセット6を後方に移動させることで記録可能な状態に
なるので、記録紙の補給に際しても、プリンタ1の上部
を開放する必要がない。その結果、プリンタ1よりも上
方の空間を他の装置の設置空間として使用することがで
きる。例えば、プリンタ1の上に重ねてスキャナー等を
積んだり、プリンタ1をパソコンラック等の中段に配置
することもできる。
【0041】次に、吸引クリーニング動作について説明
する。このプリンタ1で吸引クリーニングを行う場合に
は、開閉弁55を一時的に閉じて垂下流路53、集束流
路49及びヘッド内インク流路(共通インク室63から
ノズル開口64に至る一連のインク流路)を一時的に減
圧する。即ち、吸引クリーニングを行う場合には、ま
ず、図7に示すように、ソレノイドを励磁してプランジ
ャー部56aを前方に突出させ、開閉弁55により開閉
部54を閉塞状態にする。開閉部54を閉塞状態にした
ならば、キャップ昇降機構によりキャップ部材22を上
方に移動させ、このキャップ部材22によって記録ヘッ
ド40のノズル面71aを封止する。キャップ部材22
によってノズル面71aを封止したならば、開閉バルブ
26を閉じた状態で吸引ポンプ25を作動させ、開閉弁
55よりも下流側のインク流路(垂下流路53、集束流
路49及びヘッド内インク流路)を減圧する。この減圧
により、流路内に存在する気泡が膨らむ。この流路内を
減圧したならば、図6に示すように、開閉弁55を退避
させて開閉部54を開放する。これにより、インクカー
トリッジ2からノズル開口64に至る一連の流路が繋が
り、記録ヘッド40内のインクがキャップ部材22内に
吸い出される。
【0042】このとき、開閉弁55よりも下流側の垂下
流路53、集束流路49及びヘッド内インク流路が減圧
されているので、インクの流速が高められて気泡の排出
を短時間で終了でき、また、詰まったノズル開口にイン
ク流が衝撃的に作用するので、目詰まりが解消されやす
い。従って、減圧することなく何度も吸引する従来のク
リーニングに比較してインク消費量を抑えることがで
き、記録に使用できるインク量を増やすことができる。
また、インクの減圧によって気泡が大きくなっているの
で、気泡をインクの流れに容易に乗せることができ、短
時間の吸引であっても気泡を確実に排出できる。さら
に、開閉弁55により開閉部54を閉塞している期間
は、開閉部54よりも上流側のインクは排出されない。
この点でも、吸引クリーニングによって消費されるイン
クの量を減らすことができる。
【0043】なお、本発明は、上記の実施形態に限定さ
れるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて種
々の変形が可能である。
【0044】例えば、上記の実施形態では、前後方向に
進退するプランジャー部56aを有するソレノイドによ
って開閉弁55を開閉させているが、この構成に限るも
のではない。例えば、垂下流路53の上方に開閉弁55
を配置して、この開閉弁55を上下方向に進退するプラ
ンジャー部56aを有するソレノイドによって開閉動作
させ、インク供給路の屈曲部を閉塞するように構成して
もよい。
【0045】また、カートリッジ接続部に関し、インク
供給針60に限るものではなく、インクカートリッジ2
に接続可能な筒状部材であっても良い。
【0046】また、上記の実施形態では、6色つまり6
種類のインクを吐出可能なヘッドユニット3を例示した
が、7種類以上のインクを吐出可能なヘッドユニット
や、5種類以下のインクを吐出可能なヘッドユニットで
あってもよい。
【0047】また、上記の実施形態では、キャリッジ4
とヘッドユニット3とが別部材によって構成されている
ものを例示したが、キャリッジ4とヘッドユニット3と
が一体に設けられているものであっても良い。
【0048】また、記録ヘッド40に関し、駆動源とし
て圧電振動子65を使用したものに限らず、圧力室66
内のインクを加熱したときに発生する泡(バブル)の圧
力を利用したものでもよい。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば次の
効果を奏する。即ち、キャリッジに設けられるヘッドユ
ニットには、インクカートリッジに接続されるカートリ
ッジ接続部を設け、カートリッジ接続部から記録ヘッド
に至るインク供給路の途中に、このインク供給路を開閉
する開閉弁を設けたので、カートリッジ保持部に取り付
けらたインクカートリッジの交換時や吸引クリーニング
時等において、開閉弁でインク供給路を閉じることによ
り、インク供給路内への気泡の流入防止、及び、インク
供給内に流入した気泡の排出の容易化が図れる。これに
より、吸引クリーニング時における消費インク量を減ら
すことができ、記録に使用できるインク量を増やすこと
ができる。
【0050】例えば、インクカートリッジの交換時に開
閉弁を閉じると、開閉弁よりも上流側のインクが流れ難
くなるので、新しいインクカートリッジを装着する際に
カートリッジ接続部から空気がインク供給路内に流入し
ようとしても、これをインク供給路内のインクが阻止す
る。従って、インク供給路内への気泡の流入防止が図れ
る。
【0051】また、吸引クリーニング機構による吸引実
行時に、開閉弁を一時的に閉じて開閉弁よりも下流側の
インク供給路を減圧することにより、開閉弁よりも下流
側のインク供給路内及びヘッド内インク流路の気泡が膨
らむので気泡の排出を確実に行える。また、閉状態の開
閉弁を開放した際にインクの流速を高めることができる
ので、気泡の排出を短時間で確実に行え、また、詰まっ
たノズル開口にインク流が衝撃的に作用するので、目詰
まりが解消されやすい。従って、従来のクリーニングよ
りもインク消費量を抑えることができる。さらに、開閉
弁を閉じている期間中においては、開閉弁よりも上流側
のインクは排出されないので、この点でも、インクの無
駄な排出を防止できる。
【0052】また、インク供給路を、入口がカートリッ
ジ接続部に連通されて水平面側に沿って形成された水平
流路と、該水平流路から記録ヘッドまでの間を連通し、
垂直面側に沿って形成された垂直流路とから構成し、開
閉弁を、水平流路と垂直流路とが接続されるインク供給
路の屈曲部に配設した場合には、水平流路の分だけイン
ク供給路における入口と出口の水頭差を小さくすること
ができ、大型のインクカートリッジや小型の記録ヘッド
を搭載してもインク滴の吐出を安定させることができ
る。また、インク供給路の屈曲部に開閉弁が設けられて
いるので、開閉弁によるインク供給路の開閉を確実に行
うことができる。
【0053】また、垂直流路をインク供給路の屈曲部よ
りも下流側で拡径し、該拡径部分でフィルタと連通させ
た場合には、フィルタの有効面積を拡げることができる
し、垂直流路内の気泡でインクの流れが阻止されてしま
うことも防止できる。
【0054】また、開閉弁をダイヤフラム部を有する弾
性部材によって構成し、このダイヤフラム部をアクチュ
エータによってインク供給路内に進退させることによ
り、インク供給路を開閉するようにした場合には、アク
チュエータによってダイヤフラム部が強制的に作動する
ので、インク供給路の開閉を確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】インクジェット式プリンタの構成を説明する斜
視図である。
【図2】キャッピング機構の構造を示す図である。
【図3】ヘッドユニットの構造を示す平面図である。
【図4】ヘッドユニットの要部構造を示す断面図であ
る。
【図5】記録ヘッドの断面図である。
【図6】ヘッドユニットにインクカートリッジを装着し
た状態を示す図である。
【図7】開閉弁によってインク供給路を閉塞した状態を
示す図である。
【図8】インクカートリッジの構造を説明する断面図で
ある。
【符号の説明】
1 インクジェット式プリンタ 2 インクカートリッジ 3 ヘッドユニット 4 キャリッジ 5 キャッピング機構 6 給紙カセット 7 ベース板部 8 キャリッジの起立壁 9 開閉レバー 10 カートリッジホルダ部 11 ガイド部材 14 起立フレーム 15 パルスモータ 16 駆動プーリー 17 遊転プーリー 18 タイミングベルト 21 封止空部 22 キャップ部材 23 吸引路 24 大気開放路 25 吸引ポンプ 26 開閉バルブ 27 保湿シート 30 給紙カセットの底板 31 給紙カセットの起立壁 32 用紙ガイド 35 紙送りモータ 36 紙送りローラ 37 従動ローラ 40 記録ヘッド 41 ベース板部 42 第1フレーム 43 第2フレーム 44 フレーム部材 46 フィルタ 47 フィルタ収納凹部 48 ヘッド取付部 49 集束流路 51 針取付凹部 52 水平流路 53 垂下流路 54 開閉部 55 開閉弁 56 アクチュエータ 57 位置決め突起 60 インク供給針 63 共通インク室 64 ノズル開口 65 圧電振動子 66 圧力室 67 インク供給口 68 供給側連通孔 69 第1ノズル連通口 70 第2ノズル連通口 71 ノズルプレート 71a ノズル面 80 区画室 81 ケース 82 インク吸収材 83 ケース本体 84 蓋部材 85 針接続部 86 シール部材 87 付勢部材 88 連通流路 89 フィルター材

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録ヘッドを備えキャリッジに設けられ
    るヘッドユニットと、キャリッジのカートリッジ保持部
    に交換可能に取り付けられるインクカートリッジと、キ
    ャリッジを主走査方向に移動させるヘッド走査機構とを
    有し、インクカートリッジに貯留されたインクを記録ヘ
    ッドに供給して吐出させるように構成したインクジェッ
    ト式記録装置において、 前記ヘッドユニットには、インクカートリッジに接続さ
    れるカートリッジ接続部を設け、 カートリッジ接続部から記録ヘッドに至るインク供給路
    の途中に、該インク供給路を開閉する開閉弁を設けたこ
    とを特徴とするインクジェット式記録装置。
  2. 【請求項2】 前記カートリッジ接続部を装置前面側に
    向けて配設し、インクカートリッジを装置前面側から着
    脱可能に構成したことを特徴とする請求項1に記載のイ
    ンクジェット式記録装置。
  3. 【請求項3】 前記記録ヘッド内のインクをノズル面側
    からの吸引によって強制的に吸い出す吸引クリーニング
    機構を設け、 該吸引クリーニング機構による吸引実行時に、開閉弁を
    一時的に閉じて開閉弁よりも下流側のインク供給路を減
    圧することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の
    インクジェット式記録装置。
  4. 【請求項4】 前記インク供給路を、入口がカートリッ
    ジ接続部に連通されて水平面側に沿って形成された水平
    流路と、該水平流路から記録ヘッドまでの間を連通し、
    垂直面側に沿って形成された垂直流路とから構成し、 開閉弁を、水平流路と垂直流路とが接続されるインク供
    給路の屈曲部に配設したことを特徴とする請求項1から
    請求項3の何れかに記載のインクジェット式記録装置。
  5. 【請求項5】 前記垂直流路をインク供給路の屈曲部よ
    りも下流側で拡径し、該拡径部分でフィルタと連通させ
    たことを特徴とする請求項4に記載のインクジェット式
    記録装置。
  6. 【請求項6】 前記開閉弁をダイヤフラム部を有する弾
    性部材によって構成し、このダイヤフラム部をアクチュ
    エータによってインク供給路内に進退させることによ
    り、インク供給路を開閉することを特徴とする請求項1
    から請求項5の何れかに記載のインクジェット式記録装
    置。
  7. 【請求項7】 前記インクカートリッジを、複数種類の
    インクを個別に貯留可能に構成し、 カートリッジ接続部及びインク供給路を、インクカート
    リッジに貯留されたインクの種類に対応させて複数形成
    したことを特徴とする請求項1から請求項6の何れかに
    記載のインクジェット式記録装置。
  8. 【請求項8】 記録ヘッドを有しキャリッジに設けられ
    るヘッドユニットと、キャリッジのカートリッジ保持部
    に交換可能に取り付けられるインクカートリッジと、キ
    ャリッジを主走査方向に移動させるヘッド走査機構と、
    記録ヘッド内のインクをノズル面側からの吸引によって
    強制的に吸い出す吸引クリーニング機構と、インクカー
    トリッジに接続されるカートリッジ接続部から記録ヘッ
    ドに至るインク供給路の途中に配置された開閉弁とを有
    するインクジェット式記録装置のクリーニング方法であ
    って、 前記吸引クリーニング機構による吸引実行時に、開閉弁
    を一時的に閉じて開閉弁よりも下流側のインク供給路を
    減圧することを特徴とするクリーニング方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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