JP2004299292A - 液体噴射装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】液体噴射ヘッドの初期充填操作を、液体の過度の吸引廃棄をもたらすことなく実施する。
【解決手段】本発明における制御手段34は、装置の最初の使用を開始する際に、気相状態にある複数の液体供給路16に複数種類の液体を充填する初期充填操作を制御する。制御手段34は、まず、複数のバルブユニット20のうちの一部を開放状態とすると共に残余のすべてのバルブユニット20を閉鎖状態として、開放状態にあるバルブユニット20に対応する液体供給路16のみを先行して充填し、この先行充填が完了したら、開放状態にあるバルブユニット20を閉鎖すると共に、閉鎖状態にある残余のすべてのバルブユニット20のうちの少なくとも一部を開放してこれに対応する液体供給路16を充填する。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液体噴射ヘッドに形成された複数のノズル開口から液滴を吐出する液体噴射装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の液体噴射装置の代表例としては、画像記録用のインクジェット式記録ヘッドを備えたインクジェット式記録装置がある。その他の液体噴射装置としては、例えば液晶ディスプレー等のカラーフィルタ製造に用いられる色材噴射ヘッドを備えた装置、有機ELディスプレー、FED(面発光ディスプレー)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッドを備えた装置、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッドを備えた装置、精密ピペットとしての試料噴射ヘッドを備えた装置等が挙げられる。
【0003】
液体噴射装置の代表例であるインクジェット式記録装置は、印刷時の騒音が比較的小さく、しかも小さなドットを高い密度で形成できるため、昨今においてはカラー印刷を含めた多くの印刷に使用されている。
【0004】
このようなインクジェット式記録装置は、一般に、キャリッジ上に搭載されて記録紙等の記録媒体の幅方向(ヘッド走査方向)に往復移動するインクジェット式記録ヘッド(液体噴射ヘッド)と、記録媒体をヘッド走査方向と直交する方向(媒体送り方向)に移動させる送り手段と、を備えている。
【0005】
このインクジェット式記録装置においては、印刷データに対応して記録ヘッドより記録媒体に対してインク滴を吐出させることで印刷が行われる。そして、キャリッジ上に搭載される記録ヘッドを、例えばブラック、イエロー、シアン、マゼンタの各色のインクの吐出が可能なものとすることにより、ブラックインクによるテキスト印刷ばかりでなく、各インクの吐出割合を変えることにより、フルカラー印刷を可能としている。
【0006】
上述した従来のインクジェット式記録装置においては、記録ヘッドへのインクの供給は、例えば、キャリッジ上に搭載されて記録ヘッドと共に移動するインクカートリッジから行われる。また、他の形式としては、キャリッジとは別の場所にインクカートリッジを配置するオフキャリッジタイプがあり、このタイプにおいてはインクカートリッジからチューブを介して記録ヘッドへインクが供給される。
【0007】
上記いずれの形式においても、インクジェット式記録装置の最初の使用を開始する際には、全種類のインクカートリッジを所定の位置(例えばキャリッジ)に装着した後、記録ヘッドのノズル開口からインクを吸引して、インクカートリッジから記録ヘッドまでの間のインク供給路にインクを充填する必要がある。このインクジェット式記録装置の最初の使用を開始する際のインクの充填操作は初期充填操作と呼ばれる。
【0008】
この初期充填操作においては、キャッピング手段により記録ヘッドのノズル形成面を封止し、吸引ポンプ(チューブポンプ)によってキャッピング手段の内部を排気し、キャッピング手段内に形成された負圧によりノズル開口からインクが吸引排出される。ここで、初期充填操作は、上述したようにインクジェット式記録装置の最初の使用を開始する際に行われるインクの吸引操作であるので、初期充填操作を開始する際には、インクカートリッジから記録ヘッドまでの間のインク供給路は気相状態にある。
【0009】
そして、従来のインクジェット式記録装置における初期充填操作においては、記録ヘッドのすべてのノズル開口をキャッピング手段で封止し、この状態でキャッピング手段の内部を負圧にすることにより、全ノズル開口を介して全種類のインクを同時に吸引排出して、すべてのインク供給路に対して同時に充填操作を実施していた。
【0010】
【特許文献1】
特開2001−239679号公報
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、全種類のインクを同時に吸引排出する従来の初期充填操作においては、インク供給路内の充填が完了するまでのタイミングが複数のインク供給路において同時にはならず、例えばインクの色の1色ずつインク供給路が充填されていくような状態であった。このようにインクの種類毎に充填完了のタイミングが異なる理由は、インクカートリッジから記録ヘッドまでのインク供給路の長さがインクの種類によって違っていたり、或いは、インクの種類によってその粘性が異なっていたりするためである。
【0012】
このようにインクの種類によって充填完了のタイミングがずれることによって、初期充填操作の開始後、比較的早い段階で充填が完了したインク種に対しては、他のインク種の充填操作が完了するまでの間、無駄にインクが吸引排出されてしまう。
【0013】
また、近年は、使用されるインクの種類が増加する傾向にあり、例えば従来の機種ではブラック、シアン、マゼンタ、及びイエローの4色を用いてカラー印刷を行っていたところ、近年では、これらの4色にさらにライトシアン、ライトマゼンタ、及びダークイエローの3色を加えた7色のインクによりカラー印刷が行われる機種がある。また、同一の機種においても、染料系のインクと顔料系のインクとを適宜使い分けるような使用態様も考えられる。
【0014】
このように、使用されるインクの種類が増えることによって、キャリッジに搭載されるインクカートリッジの個数が増加する。これにより、キャリッジの中央に配置されたインクカートリッジと、キャリッジの端部に配置されたインクカートリッジとでは、記録ヘッドまでのインク供給路の長さが大きく違ってくる。このため、全種類のインクに対して初期充填を同時に実施する従来の初期充填操作では、上述したインク種毎の吸引排出量のバラツキの問題が深刻化してしまう。
【0015】
本発明は、上述した事情を考慮してなされたものであって、その目的とするところは、装置の最初の使用に際して実施される全種類の液体に対する初期充填操作を、液体の過度の吸引廃棄をもたらすことなく実施できる液体噴射装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、複数のノズル開口から液滴を吐出する液体噴射装置において、前記複数のノズル開口が形成された液体噴射ヘッドと、前記液体噴射ヘッドに供給される複数種類の液体を貯留する液体貯留部と、前記液体貯留部と前記液体噴射ヘッドとを連絡する複数の液体供給路のそれぞれを閉塞可能な複数のバルブユニットと、前記液体噴射ヘッドのノズル形成面を封止して密閉空間を形成するキャッピング手段と、前記キャッピング手段によって形成された前記密閉空間の内部の流体を排出して負圧を発生させる負圧発生手段と、前記液体噴射装置の最初の使用を開始する際に、前記複数のバルブユニットのそれぞれの開閉状態の切り換え操作及び前記負圧発生手段による前記密閉空間の内部の流体の排出操作を制御して、気相状態にある前記複数の液体供給路に前記複数種類の液体を充填する液体噴射ヘッドの初期充填操作を制御するための制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記キャッピング手段により形成された前記密閉空間の内部の負圧を利用して前記ノズル開口から液体を吸引排出する際に、まず、前記複数のバルブユニットのうちの一部を開放状態とすると共に残余のすべてのバルブユニットを閉鎖状態として、前記複数の液体供給路のうち、開放状態にあるバルブユニットに対応する液体供給路のみを先行して充填し、この先行充填が完了したら、開放状態にあるバルブユニットを閉鎖すると共に、閉鎖状態にある前記残余のすべてのバルブユニットのうちの少なくとも一部を開放してこれに対応する液体供給路を充填する機能を有することを特徴とする。
【0017】
また、好ましくは、前記制御手段は、前記複数のバルブユニットを1つずつ順次開閉操作して前記複数の液体供給路を1つずつ順次充填する機能を有する。
【0018】
また、好ましくは、前記複数の液体供給路及び前記複数のバルブユニットは、前記複数種類の液体の種類毎に形成されている。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による液体噴射装置の一実施形態としてのインクジェット式記録装置について、図面を参照して説明する。
【0020】
本実施形態によるインクジェット式記録装置は、複数のノズル開口のそれぞれに連通する各圧力室に対応して設けられた各圧力発生素子により、各圧力室内のインクに圧力変動を生じさせて各ノズル開口からインク滴(液滴)を吐出させるインクジェット式記録ヘッドを備えている。圧力発生素子としては、例えば圧電振動子を用いることができる。
【0021】
図1は、本実施形態によるインクジェット式記録装置の概略構成を示した斜視図である。図1中符号1はキャリッジであり、このキャリッジ1はキャリッジモータ2により駆動されるタイミングベルト3を介して、ガイド部材4に案内されてプラテン5の軸方向に往復移動されるように構成されている。プラテン5は、記録紙6(記録媒体の一例)をその裏面から支持して記録ヘッド12に対する記録紙6の位置を規定する。
【0022】
キャリッジ1、キャリッジモータ2、タイミングベルト3、及びガイド部材4は、インクジェット式記録ヘッド(液体噴射ヘッド)12をキャリッジ1と共にヘッド走査方向に走査させるキャリッジ機構を構成している。
【0023】
記録ヘッド12は、キャリッジ1の記録紙6に対向する側に搭載されている。また、キャリッジ1には、記録ヘッド12にインクを供給するインクカートリッジ(液体貯留部)7が着脱可能に装着されている。インクカートリッジ7は、ブラックインク及びカラーインク(シアン、マゼンタ、イエロー、ライトシアン、ライトマゼンタ、ダークイエロー)を貯留している。
【0024】
インクジェット式記録装置の非印刷領域であるホームポジション(図1中、右側)にはキャッピング手段13が配置されている。このキャッピング手段13は、キャリッジ1に搭載された記録ヘッド12がホームポジションに移動した時に、記録ヘッド12のノズル形成面に押し当てられてノズル形成面との間に密閉空間を形成するように構成されている。そして、キャッピング手段13の下方には、キャッピング手段13により形成された密閉空間に負圧を与えるための吸引ポンプ10が配置されている。
【0025】
キャッピング手段13の印刷領域側の近傍には、ゴムなどの弾性板を備えたワイピング手段11が記録ヘッド12の移動軌跡に対して例えば水平方向に進退できるように配置されていて、キャリッジ1がワイピング手段11上を移動するに際して、必要に応じて記録ヘッド12のノズル形成面を払拭することができるように構成されている。
【0026】
本実施形態によるインクジェット式記録装置は、さらに、記録ヘッド12により印刷(記録)が行われる記録紙6をヘッド走査方向に対して直交する媒体送り方向に間欠的に搬送する媒体送り機構を備えている。
【0027】
図2に示したように記録ヘッド12には複数のノズル開口14及びこれらに連通する複数の圧力室15が形成されており、圧力室15内のインクに圧力変動を生じさせてノズル開口14からインク滴を吐出させることができる。また、インクカートリッジ7は、ブラック、シアン、マゼンタ、イエロー、ライトシアン、ライトマゼンタ、及びダークイエローの各色毎にキャリッジ1に装着されている。
【0028】
次に、図2及び図3を参照して、複数種類のインクの種類(色)毎にインクカートリッジ7と記録ヘッド12とを連絡する複数のインク供給路のそれぞれを閉塞可能な複数のバルブユニットについて説明する。
【0029】
図2に示したように、複数のインク供給路16のそれぞれに対してバルブユニット20が配置されている。各バルブユニット20は、図3に示したように、バルブ機構21とその駆動機構22を有し、バルブ機構21は、キャリッジ1に設けられてインク供給路16の一部16aを形成するチューブ23を含み、このチューブ23の途中には可撓薄肉部24が形成されている。駆動機構22はアクチュエータ25を有し、このアクチュエータ25は進退自在の押圧ロッド26を含んでいる。この押圧ロッド26はチューブ23の可撓薄肉部24に対向して配置されており、アクチュエータ25を駆動して押圧ロッド26を前進させることにより、チューブ23の可撓薄肉部24が押圧されて内側に変形し、これにより、インク供給路16の一部16aが閉塞され、若しくは流路抵抗が増大する。キャリッジ1には液体の種類毎にインク供給路16が形成されており、バルブユニット20は複数のインク供給路16のそれぞれに設けられている。
【0030】
図4は、本実施形態によるインクジェット式記録装置の制御系等の構成を示したブロック図である。図4に示したようにチューブポンプ10を構成するチューブ部材17の一端はキャッピング手段13に連通しており、他端は廃液タンク18に連通している。これにより、キャッピング手段13の内部空間に排出されたインクは、チューブポンプ10を介して廃液タンク18に廃棄することができる。
【0031】
図4中の符号30はホストコンピュータであり、このホストコンピュータ30にはプリンタドライバ31が搭載されている。そして、プリンタドライバ31のユーティリティ上で、入力装置およびディスプレイを利用して、既知の用紙サイズ、印刷モードの選択、フォント等のデータおよび印刷指令等が入力されるように構成されている。
【0032】
そして、プリンタドライバ31から印刷制御手段32に対して印刷データが送出され、印刷制御手段32は受け取った印刷データに基づいてビットマップデータを生成し、このビットマップデータに基づいてヘッド駆動手段33により駆動信号を発生させて、記録ヘッド12からインクを吐出させるように構成されている。
【0033】
図4において符号34は初期充填制御手段を示し、この初期充填制御手段34は、インクジェット式記録装置の最初の使用を開始する際に、気相状態にある複数のインク供給路16に複数種類のインクを充填する初期充填操作を制御する機能を有している。より具体的には、この初期充填制御手段34は、初期充填操作に際して複数のバルブユニット20のそれぞれの開閉状態の切り換え操作を制御するバルブ制御手段35と、吸引ポンプ10によるキャッピング手段13の密閉空間内の流体の排出操作を制御するポンプ制御手段36と、を含んでいる。
【0034】
そして、初期充填制御手段34は、キャッピング手段13により形成された密閉空間の内部の負圧を利用してノズル開口14からインクを吸引排出する際に、まず、バルブ制御手段35によって、複数のバルブユニット20のうちの一部を開放状態とすると共に、残余のすべてのバルブユニット20を閉鎖状態とする。そして、この状態でポンプ制御手段36によって吸引ポンプ10を駆動して、複数のインク供給路16のうち、開放状態にあるバルブユニット20に対応するインク供給路16のみを先行して充填する。
【0035】
この先行充填が完了したら、バルブ制御手段35によって、開放状態にあるバルブユニット20を閉鎖すると共に、閉鎖状態にある残余のバルブユニット20のうちの少なくとも一部を開放する。この状態で、ポンプ制御手段36によって吸引ポンプ10を駆動して、開放状態のバルブユニット20に対応するインク供給路16を充填する。
【0036】
次に、図5に示した初期充填シーケンスのフローチャートを参照して、本実施形態によるインクジェット式記録装置における初期充填シーケンスの具体例について説明する。この初期充填シーケンスは、複数のバルブユニット20を1つずつ順次開閉操作して、複数のインク供給路16を1つずつ順次充填するものである。
【0037】
まず、インクジェット式記録装置の最初の使用に際して、全種類のインクカートリッジ7がキャリッジ1に装着されている状態で、キャッピング手段13によって記録ヘッド12のノズル形成面を封止する(ステップ1)。この段階においては、インクカートリッジ7と記録ヘッド12とを連絡する複数のインク供給路16の内部は気相状態にある。
【0038】
次に、バルブ制御手段35によって、指定のインク種に対応するバルブユニット20を開放すると共に、残余のすべてのインク種に対応するバルブユニットを閉鎖する(ステップ2)。この状態で、ポンプ制御手段36によって吸引ポンプ10を駆動し、キャッピング手段13の内部の流体を排出して負圧を形成し、所定量の吸引を実施する(ステップ3)。ここで、吸引の所定量は、インクの種類に応じて予め設定されている。
【0039】
指定のインク種に対する所定量の吸引が終了したら、インク供給路16の充填がまだ行われていないインク種が存在するか否かを判定し、存在する場合にはステップ2に戻って未充填のインク種(複数ある場合にはそのうちの一種)に対応するインク供給路16の充填操作を実施する。
【0040】
そして、すべての種類のインクに対してインク供給路16の充填が終了したら、すべてのバルブユニット20を開放し(ステップ5)、初期充填操作を終了する。
【0041】
以上述べたように本実施形態によるインクジェット式記録装置によれば、装置の最初の使用を開始するに際して、気相状態にある複数のインク供給路16に複数種類のインクを充填する初期充填操作において、例えば各インク供給路16毎(即ちインクの種類毎)に充填操作を順次実施するようにしたので、特定のインク種に対して過度の吸引を行ってしまうようなことがなく、初期充填操作においてインクを無駄に廃棄してしまうことを防止することができる。
【0042】
【発明の効果】
以上述べたように本発明による液体噴射装置によれば、装置の最初の使用を開始するに際して、気相状態にある複数の液体供給路に複数種類の液体を充填する初期充填操作において、特定の種類の液体に対して過度の吸引を行ってしまうようなことがなく、初期充填操作における液体の無駄な廃棄を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による液体噴射装置の一実施形態としてのインクジェット式記録装置の概略構成を示した斜視図。
【図2】図1に示したインクジェット式記録装置の記録ヘッド及びその周辺を拡大して示した断面図。
【図3】図1及び図2に示したインクジェット式記録装置のバルブ機構/駆動機構及びその周辺を拡大して示した図。
【図4】図1及び図2に示したインクジェット式記録装置の制御系等の構成を示したブロック図。
【図5】図1及び図2に示したインクジェット式記録装置における初期充填操作のシーケンスの具体例を示した図。
【符号の説明】
1 キャリッジ
6 記録紙(記録媒体)
7 インクカートリッジ(液体貯留部)
10 吸引ポンプ
12 インクジェット式記録ヘッド(液体噴射ヘッド)
13 キャッピング手段
14 ノズル開口
16 インク供給路
20 バルブユニット
21 バルブ機構
22 駆動機構
30 ホストコンピュータ
31 プリンタドライバ
32 印刷制御手段
33 ヘッド駆動手段
34 初期充填制御手段
35 バルブ制御手段
36 ポンプ制御手段

Claims (3)

  1. 複数のノズル開口から液滴を吐出する液体噴射装置において、
    前記複数のノズル開口が形成された液体噴射ヘッドと、
    前記液体噴射ヘッドに供給される複数種類の液体を貯留する液体貯留部と、
    前記液体貯留部と前記液体噴射ヘッドとを連絡する複数の液体供給路のそれぞれを閉塞可能な複数のバルブユニットと、
    前記液体噴射ヘッドのノズル形成面を封止して密閉空間を形成するキャッピング手段と、
    前記キャッピング手段によって形成された前記密閉空間の内部の流体を排出して負圧を発生させる負圧発生手段と、
    前記液体噴射装置の最初の使用を開始する際に、前記複数のバルブユニットのそれぞれの開閉状態の切り換え操作及び前記負圧発生手段による前記密閉空間の内部の流体の排出操作を制御して、気相状態にある前記複数の液体供給路に前記複数種類の液体を充填する液体噴射ヘッドの初期充填操作を制御するための制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記キャッピング手段により形成された前記密閉空間の内部の負圧を利用して前記ノズル開口から液体を吸引排出する際に、まず、前記複数のバルブユニットのうちの一部を開放状態とすると共に残余のすべてのバルブユニットを閉鎖状態として、前記複数の液体供給路のうち、開放状態にあるバルブユニットに対応する液体供給路のみを先行して充填し、この先行充填が完了したら、開放状態にあるバルブユニットを閉鎖すると共に、閉鎖状態にある前記残余のすべてのバルブユニットのうちの少なくとも一部を開放してこれに対応する液体供給路を充填する機能を有することを特徴とする液体噴射装置。
  2. 前記制御手段は、前記複数のバルブユニットを1つずつ順次開閉操作して前記複数の液体供給路を1つずつ順次充填する機能を有する請求項1記載の液体噴射装置。
  3. 前記複数の液体供給路及び前記複数のバルブユニットは、前記複数種類の液体の種類毎に形成されている請求項2記載の液体噴射装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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