JP2011110833A - 液体噴射装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】固形分の沈降に起因する不都合を防止するとともに、電源のオンオフ切換にも対応可能にした、液体噴射装置を提供する。
【解決手段】液体噴射ヘッド3と、液体を収容する第1のタンク2、第2のタンク6を備える液体噴射装置である。第1、第2のタンクの液体残量を検出する液体残量検出手段と、第1のタンクと第2のタンクとを連通させる第1の流路15と、液体噴射ヘッドと第1又は第2のタンクとを連通させる第2の流路13と、タンク間で液体を移送可能にする液体移送手段と、電源のオンオフを検出するオンオフ検出手段と、液体移送手段を制御する制御手段19とを備える。電源がオフからオンに切り換わった際、制御手段20は各タンクの液体残量に基づき、液体残量の多い方のタンクから少ない方のタンクに液体を移送するように、液体移送手段を制御する。
【選択図】図2

Description

本発明は、液体噴射装置に関する。
液体噴射装置として、記録ヘッド(液体噴射ヘッド)の噴射口(ノズル)より記録媒体にインク(液体)を噴射する、インクジェット式プリンター(以下、プリンターと記す)が知られている。
このようなプリンターは、インクを収容するタンクを備え、このタンク内のインクを記録ヘッドに供給し、記録ヘッドからインクを吐出する。インクは、通常、顔料等の固形分と溶剤等の分散媒とを含む分散液からなっている。
このようなインクをプリンターで使用した場合、特にプリンターを長期間電源オフにし、不使用の状態に維持すると、タンク内に収容されたインク中の固形分が分離し沈降(沈殿)して、インクの固形分濃度が不均一になることがある。そして、このように固形分の沈降、固形分濃度の不均一が生じると、電源オフ後、再度電源をオンにしてインクを吐出し、印刷を行った際に、タンク内に沈降した固形分がそのままインクジェットヘッド側に供給されることにより、記録ヘッドのノズル詰まりが引き起こされたり、記録品質にムラが生じるといった不都合が生じてしまう。
そこで、このような不都合を防止するべく、インクを貯留(収容)するためのタンクとしてメインタンクとサブタンクとを用意し、これらを一つの流路で繋いで一方を高圧力、他方を低圧力にすることにより、タンク間でインクを往復させ、メインタンク内での沈降とサブタンク内での沈降の両方を防止するようにした、記録装置(プリンター)が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この記録装置では、メインタンク、サブタンクのそれぞれの沈降を防止するべく、タンク内のインクを完全に混ぜ合わせるため、両者の容量を同じぐらいにして一方がほぼ空になるまで送る。そして、完全に空になる前に送液方向を変え、常にインクの流れを起こすようにしている。
特開2008−213281号公報
しかしながら、前記の記録装置では、電源がオンになっている間での記載はなされているものの、電源がオフになることについては何等記載されておらず、したがって電源がオフから電源がオンに切り換わったときなどについては何等考慮されていない。
例えば、容量が100mlで、メインタンクからサブタンクに送液中に電源がオフにされたとする。そのときのメインタンクの残量が90mlであり、サブタンクの残量が10mlであるとすると、電源オフ中に両タンク内のインクがそれぞれ沈降しても、電源オン時にメインタンクからサブタンクに例えばインクが10ml流入すれば、サブタンク内のインクは十分に撹拌される。
しかし、メインタンクの残量が10mlであり、サブタンクの残量が90mlであるとすると、電源オン時にメインタンクからサブタンクに10ml流入しても、サブタンク内では十分な撹拌効果が得られなくなる。
本発明は前記事情に鑑みてなされたもので、固形分の沈降に起因する不都合を防止するとともに、電源のオンオフ切換にも対応可能にした、液体噴射装置を提供することを目的としている。
前記目的を達成するため、本発明の液体噴射装置は、液体を噴射する液体噴射ヘッドと、前記液体を収容する第1のタンク及び第2のタンクと、を備える液体噴射装置であって、
前記第1のタンクの液体残量を検出する第1の液体残量検出手段と、
前記第2のタンクの液体残量を検出する第2の液体残量検出手段と、
前記第1のタンクと前記第2のタンクとを連通させる第1の流路と、
前記液体噴射ヘッドと、前記第1のタンク及び前記第2のタンクのうちの少なくとも一方とを連通させる第2の流路と、
前記第1の流路を介して前記第1のタンク内の液体を前記第2のタンク内に移送することが可能であり、かつ、前記第1の流路を介して前記第2のタンク内の液体を前記第1のタンク内に移送することが可能である液体移送手段と、
液体噴射装置の電源のオンオフを検出するオンオフ検出手段と、
前記液体移送手段を制御する制御手段と、を備え、
前記オンオフ検出手段によって液体噴射装置の電源がオフからオンに切り換わったことが検出された際、前記制御手段は、前記第1の液体残量検出手段及び前記第2の液体残量検出手段で検出された前記第1のタンクの液体残量及び前記第2のタンクの液体残量に基づき、該液体残量の多い方のタンクから少ない方のタンクに液体を移送するように、前記液体移送手段を制御することを特徴としている。
この液体噴射装置によれば、液体噴射装置の電源がオフからオンに切り換わった際、第1のタンクと第2のタンクのうちの、液体残量の多い方のタンクから少ない方のタンクに液体を移送するようにしているので、液体残量の少ない方のタンクでは液体の供給を受けることにより、液体がタンク内で流動する。したがって、タンク内に残存していた液体も共に流動することにより、撹拌効果が得られ、沈降していた固形分も再度均一に分散するようになる。よって、このタンクから液体噴射ヘッドに液体を供給し、液体噴射ヘッドから液滴吐出を行うことにより、吐出性が安定し、記録品質も均一になる。
また、前記液体噴射装置においては、電源オフ時から電源オン時までの電源遮断時間を検出する電源遮断時間検出手段が備えられており、
前記オンオフ検出手段によって液体噴射装置の電源がオフからオンに切り換わったことが検出され、さらに前記電源遮断時間検出手段によって電源遮断時間が所定時間以上であることが検出された際、前記制御手段は、液体残量の多い方のタンクから少ない方のタンクに液体を移送した後、タンク間での液体の移送方向を逆にして、再度液体の移送を行うように、前記液体移送手段を制御するのが好ましい。
電源遮断時間が所定時間以上であると、液体残量の多い方のタンクでも固形分の沈降が進み、したがってタンク内の上部と下部との固形分濃度が大きく異なってしまう。そのような状態で仮に上部の液体(上澄み液)だけが液体残量の少ない方のタンクに移送されると、このタンクでは液体中の固形分濃度の低下が起こる。そこで、液体残量の多い方のタンクから少ない方のタンクに液体を移送した後、タンク間での液体の移送方向を逆にして、再度液体の移送を行うことにより、沈降の解消とともに、両方のタンクの液体間で固形分濃度を均一化することができる。
なお、前記制御手段は、前記液体移送手段によって液体残量の多い方のタンクから少ない方のタンクに液体を移送させる際、液体残量の多い方のタンクの液体全量を移送させることなく所定量のみ移送させ、その後、タンク間での液体の移送方向を逆にして再度液体の移送を行わせるのが好ましい。
このようにすれば、液体残量の多い方のタンクの液体を全量移送する場合に比べ、特に移送方向を逆にして再度液体の移送を行わせた際の撹拌効果が高まる。
また、前記液体噴射装置においては、前記第2の流路は、前記液体噴射ヘッドと、前記第1のタンク及び前記第2のタンクの両方とを連通させるよう構成されているとともに、該第2の流路には、前記液体噴射ヘッドに対して前記第1のタンク及び前記第2のタンクのうちのいずれか一方のみを連通させ、他方を遮断する切換弁が設けられているのが好ましい。
このようにすれば、切換弁によって沈降を解消した側のタンクを選択し、液体噴射ヘッドに液体を供給することが可能になる。
なお、前記制御手段は、前記液体移送手段によるタンク間での液体移送を終了させた後、液体残量の多い方のタンクと前記液体噴射ヘッドとが連通するよう、前記切換弁を制御するのが好ましい。
このようにすれば、液体残量の多い方のタンクから液体噴射ヘッドに優先的に液体を供給することができ、したがって液体噴射ヘッドから長時間安定して液滴吐出を行うことができる。
本発明の一実施形態に係るプリンター装置を示す一部分解斜視図である。 本発明の一実施形態を説明するための、要部構成を示す模式図である。 制御装置のブロック図である。 記録ヘッドの構成を説明するための要部側断面図である。 本発明の他の実施形態を説明するための、要部構成を示す模式図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。図1は、本発明におけるプリンター(液体噴射装置)の一実施形態の概略構成を示す一部分解図であり、図1中符号1はプリンターである。
このプリンター1は、サブタンク(第1のタンク)2及び記録ヘッド(液体噴射ヘッド)3を搭載したキャリッジ4と、プリンター本体5と、インクカートリッジからなるメインタンク(第2のタンク)6とを備えて概略構成されている。
プリンター本体5には、キャリッジ4を往復移動させるキャリッジ移動機構(図示せず)と、記録紙(図示せず)を搬送する紙送り機構(図示せず)と、記録ヘッド3に供給するインクを貯留(収容)した前記メインタンク6(インクカートリッジ)とが設けられている。
前記キャリッジ移動機構は、プリンター本体5の幅方向に架設されたガイド軸8と、パルスモータ9と、パルスモータ9の回転軸に接続されてこのパルスモータ9によって回転駆動される駆動プーリー10と、駆動プーリー10とはプリンター本体5の幅方向の反対側に設けられた遊転プーリー11と、駆動プーリー10と遊転プーリー11との間に掛け渡されてキャリッジ4に接続されたタイミングベルト12と、から構成されている。このような構成のもとに、パルスモータ9を駆動することにより、キャリッジ4がガイド軸8に沿って主走査方向に往復移動するようになっている。また、前記紙送り機構は、紙送りモーターやこの紙送りモーターによって回転駆動される紙送りローラ(いずれ図示せず)等から構成され、記録紙を記録(印字・印刷)動作に連動させてプラテン上に順次送り出すようになっている。
図2は、本発明の一実施形態を説明するための、記録ヘッド3の周辺における要部構成を示す模式図である。
図2に示すように記録ヘッド3には、導入針や配管等からなる接続管(第2の流路)13を介してサブタンク2が接続されており、これによってサブタンク2内と記録ヘッド3内とは連通している。なお、接続管13には、本実施形態では開閉弁7が設けられており、これによってサブタンク2内と記録ヘッド3内とは、連通状態と遮断状態との切り換えが可能になっている。
サブタンク2には、加圧ポンプ14が接続されている。これによってサブタンク2内に収容されているインク(液体)は、後述するようにこの加圧ポンプ14によってメインタンク6側に圧送(移送)可能になっている。なお、この加圧ポンプ14は、サブタンク2から記録ヘッド3にインクを供給する場合には作動せず、したがってサブタンク2から記録ヘッド3へのインクの供給の際には、従来のプリンターと同様の機構によってインクの供給がなされるようになっている。
このサブタンク2には、接続チューブ(第1の流路)15を介してメインタンク6が接続されている。これにより、サブタンク2内とメインタンク6内とは連通している。メインタンク6には、加圧ポンプ16が接続されており、メインタンク6内に収容されているインク(液体)は、この加圧ポンプ16によってサブタンク2側に圧送(移送)可能になっている。なお、本実施形態では、この加圧ポンプ16と前記加圧ポンプ14とにより、接続チューブ(第1の流路)15を介してタンク2、6間でインクを相互に移送する、本発明の液体移送手段が構成されている。
また、これらサブタンク2、メインタンク6には、それぞれの内部に残留するインク(液体)の量を検出するインク残量検出装置が設けられている。すなわち、サブタンク2には第1のインク残量検出装置(第1の液体残量検出手段)17が設けられ、メインタンク6には第2のインク残量検出装置(第2の液体残量検出手段)18が設けられている。これら検出装置17、18としては、例えば発光部と受光部とを有し、発光部から出射した光がタンク内のインクの液面で反射するのを利用し、この反射光を受光部で検出することにより、液面の高さ(レベル)、すなわち液量を検出するよう構成されたものが用いられる。あるいは、フロート式の液面計を用いた構成のものや、その他、公知の液量計が採用可能である。
これら検出装置17、18は、制御装置(制御手段)19に電気的に接続されており、その作動のオンオフが制御装置19によって制御されるようになっている。また、検出装置17、18で検出された値は、電気信号として制御装置19に送られ、図3に示すように演算部20によって液量に算出された後、サブタンク2の液量とメインタンク6の液量との比較がなされるようになっている。
また、制御装置19には、プリンター1の電源のオンオフを検出するオンオフ検出部21が設けられているとともに、このオンオフ検出部21に接続してタイマー22が設けられている。このタイマー22は、オンオフ検出部21で検出された電源オフ時から電源オン時までの時間、すなわち電源遮断時間を検出する電源遮断時間検出手段となるもので、検出した電源遮断時間をインク移送制御部(液体移送制御部)23に出力するようになっている。
インク移送制御部23は、前記演算部20から送られてきたサブタンク2の液量とメインタンク6の液量との比較結果、前記オンオフ検出部21で検出された電源オンや電源オフの信号、さらには前記タイマーで検出された電源遮断時間に基づき、後述するように前記の加圧ポンプ14及び加圧ポンプ16からなる液体移送手段、さらには開閉弁7を制御するようになっている。
記録ヘッド3は、図4に示すように合成樹脂製のヘッドケース28を有したもので、このヘッドケース28の下端面に流路ユニット29を接合し、ヘッドケース28の内部にアクチュエータユニット30を収容し、流路ユニット29側とは反対の上端面側に前記接続管13が設けられるようになっている。
このヘッドケース28の内部には、高さ方向を貫通してケース流路35が設けられている。このケース流路25の上端は、前記接続管13に連通するようになっている。
また、ケース流路25の下端は、流路ユニット29内の共通インク室44に連通するようになっている。したがって、前記接続管13から導入されたインクは、ケース流路35を通じて共通インク室44側に供給されるようになっている。
また、ヘッドケース28内に収容されるアクチュエータユニット30は、櫛歯状に列設された複数の圧電振動子(駆動部)38と、この圧電振動子38が接合される固定板39と、プリンター本体側からの駆動信号を圧電振動子38に供給する配線部材としてのフレキシブルケーブル40とから構成されている。各圧電振動子38は、固定端部側が固定板39上に接合され、自由端部側が固定板39の先端面よりも外側に突出している。すなわち、各圧電振動子38は、所謂片持ち梁の状態で固定板39上に取り付けられている。
また、各圧電振動子38を支持する固定板39は、例えば厚さ1mm程度のステンレス鋼によって構成されている。そして、アクチュエータユニット30は、固定板39の背面を、収容空部37を区画するケース内壁面に接着することで収容空部37内に収納・固定されている。
流路ユニット19は、振動板(封止板)41、流路基板42及びノズル基板43からなる流路ユニット構成部材が、積層された状態で一体化されて作製されたもので、共通インク室44からインク供給口45及び圧力室46を通りノズル47に至るまでの一連のインク流路(液体流路)を形成する部材である。圧力室46は、ノズル47の列設方向(ノズル列方向)に対して直交する方向に細長い室として形成されており、それぞれに対応する前記圧電振動子38を備えている。また、共通インク室44は、前記接続管13に連通してサブタンク2側からのインクが導入される室である。
そして、この共通インク室44に導入されたインクは、インク供給口45を通じて各圧力室46に分配供給されるようになっている。
流路ユニット29の底部に配置されるノズル基板43は、ドット形成密度に対応したピッチ(例えば180dpi)で複数のノズル47を列状に開設した金属製の薄い板材である。ノズル基板43の表面には、複数のノズル開口47aが形成されており、このようなノズル開口47aを形成したノズル基板43の表面により、ノズル開口面43aが構成されている。
流路基板42は、結晶性を有する基材であるシリコンウェハを異方性エッチング処理することによって作製されている。振動板41は、ステンレス鋼等の金属製の支持板上に弾性フィルムをラミネート加工した二重構造の複合板材である。この振動板41の圧力室46に対応する部分には、エッチングなどによって支持板を環状に除去することで、圧電振動子38の先端面が接合される島部48が形成されている。この部分は、ダイヤフラム部として機能するようになっている。すなわち、この振動板41は、圧電振動子38の作動に応じて島部48の周囲の弾性フィルムが弾性変形するように構成されている。また、振動板41は、流路基板42の一方の開口面を封止し、コンプライアンス部49としても機能するようになっている。このコンプライアンス部49に相当する部分については、ダイヤフラム部と同様に、エッチングなどにより支持板を除去して弾性フィルムだけにしている。
そして、前記の記録ヘッド3において、フレキシブルケーブル40を通じて駆動信号が圧電振動子38に供給されると、この圧電振動子38が素子長手方向に伸縮し、これに伴い島部48が圧力室46に近接する方向或いは離隔する方向に移動する。これにより、圧力室46の容積が変化し、圧力室46内のインクLに圧力変動が生じる。この圧力変動によってノズル47からインク滴Dが吐出される。
次に、このような構成からなるプリンター1の動作について説明する。
通常の作動時、すなわち電源オンの状態での作動時では、図2に示した接続管13の開閉弁7が開放され、サブタンク2から記録ヘッド3にインクが供給され、さらに記録ヘッド3からインクが吐出される。また、インクの吐出に伴ってサブタンク2内のインク量が減少すると、メインタンク6からサブタンク2内にインクが供給される。これは、例えば第1のインク残量検出装置17でサブタンク2内のインクの残量を検出し、これが所定量以下になったら、制御装置19によって加圧ポンプ16を作動させ、メインタンク6からサブタンク2にインクを移送するようにしておく。
このようにしてプリンターを動作させた後、その動作を終了するべく電源をオフにすると、制御装置19のオンオフ検出部21では電源オフ時を検出し、タイマー22では電源遮断時間をカウントする。
そして、再度プリンターを動作させるべく、電源をオンにすると、前記オンオフ検出部21では電源オン時を検出し、タイマー22では電源遮断時間を検出する。
ここで、本実施形態では、タイマー22で検出された電源遮断時間に基づき、制御装置19による前記液体移送手段の制御方法を場合分けする。すなわち、電源遮断時間が長く、タンク2、6内のインクの流動が無い状態が長くなると、よりインク中の固形分の濃度の沈降分離が進むが、逆に電源遮断時間が短い場合には、比較的固形分の濃度の沈降分離は僅かになる。そこで、この沈降分離の程度を電源遮断時間で判断し、沈降分離の度合いが少ない場合と、多い場合とで、制御装置19は前記液体移送手段の制御方法を異ならせている。
まず、沈降分離の度合いが少ない場合として、例えば電源遮断時間が48時間未満の場合ついての制御方法を説明する。ただし、基準となる電源遮断時間については、インクの種類やタンクの容量等に応じて適宜に設定される時間であり、「48時間」というのは単にその一例にしかすぎない。したがって、この基準となる電源遮断時間については、予め製造時において設定され、あるいはユーザーが任意に設定可能になっている。
制御装置19は、オンオフ検出部21によって電源オフから電源オンに切り換わったことを検出し、さらにタイマー22によって検出された電源遮断時間が48時間未満であることを検出すると、接続管13の開閉弁7を閉止させ、第1のインク残量検出装置17、第2のインク残量検出装置18によってサブタンク2内、及びメインタンク6内のインク残量をそれぞれ検出させる。
サブタンク2内及びメインタンク6内のインク残量がそれぞれ検出されると、その検出結果は制御装置19の演算部20に送られる。そして、ここで各インク残量が比較されることにより、いずれのタンクの残量が多いかが制御装置19に認識される。
すると、制御装置19は、そのインク移送制御部23により、インク残量の多い方のタンクから少ない方のタンクにインクを移送するように、前記の液体移送手段、すなわち加圧ポンプ14あるいは加圧ポンプ16を動作させる。その際、基本的にはインク残量の多い方のタンクの残量全てを少ない方のタンクに移送することなく、予め設定された量、例えば半分量〜95%程度の量の適宜量を移送する。
このように、インク残量の多い方のタンクから少ない方のタンクにインクを移送することにより、インク残量の少ない方のタンクでは、インクの供給を受けることによって撹拌効果が得られる。すなわち、インクの供給によって流入してきたインクはもちろん、残存していたインクもタンク内で流動するため、電源オフ時においてインク中の固形分が沈降していても、これが撹拌され、混合される。したがって、このように固形分が再度均一に分散されるため、インクはその固形分濃度が均一化されることになる。
よって、インク残量の少ない方のタンクがサブタンク2であった場合には、制御装置19によって接続管13の開閉弁7を再度開放し、通常時の作動をなさせることにより、サブタンク2から記録ヘッド3にインクを供給し、さらに記録ヘッド3からインクを吐出させる。
また、インク残量の少ない方のタンクがメインタンク6であった場合には、制御装置19によって加圧ポンプ16(液体移送手段)を作動させ、メインタンク6のインクをサブタンク2に移送(返送)させる。これにより、サブタンク2に移送されたインクはその固形分濃度がさらに均一化される。その後、制御装置19によって接続管13の開閉弁7を再度開放し、前述したようにサブタンク2から記録ヘッド3にインクを供給し、さらに記録ヘッド3からインクを吐出させる。
したがって、このようにタンク内のインクの固形分濃度を均一化した後、このインクを記録ヘッド3に供給し、吐出を行わせるようにしているので、インク中の固形分の沈降に起因する不都合が解消し、吐出性が安定するとともに、記録品質も均一化して向上するようになる。
次に、沈降分離の度合いが多い場合として、例えば電源遮断時間が48時間以上の場合について説明する。
制御装置19は、オンオフ検出部21によって電源オフから電源オンに切り換わったことを検出し、さらにタイマー22によって検出された電源遮断時間が48時間以上であることを検出すると、先の例と同様にして接続管13の開閉弁7を閉止させ、第1のインク残量検出装置17、第2のインク残量検出装置18によってサブタンク2内、及びメインタンク6内のインク残量をそれぞれ検出させる。
サブタンク2内及びメインタンク6内のインク残量がそれぞれ検出されると、その検出結果は制御装置19の演算部20に送られる。そして、ここで各インク残量が比較されることにより、いずれのタンクの残量が多いかが制御装置19に認識される。
すると、制御装置19のインク移送制御部23は、先の例と同様にしてインク残量の多い方のタンクから少ない方のタンクにインクを移送するように、前記の液体移送手段、すなわち加圧ポンプ14あるいは加圧ポンプ16を動作させる。その際、基本的にはインク残量の多い方のタンクの残量全てを少ない方のタンクに移送することなく、予め設定された量、例えば半分量〜95%程度の量の適宜量を移送する。
このとき、電源遮断時間が48時間(所定時間)以上であることから、液体残量の多い方のタンクでも固形分の沈降が進み、したがってタンク内の上部と下部との固形分濃度が大きく異なってしまっている場合がある。すると、そのような状態で仮に上部の液体(上澄み液)だけが液体残量の少ない方のタンクに移送されると、このタンクでは液体中の固形分濃度の低下が起こってしまう。
そこで、本例では、インク残量の多い方のタンクから少ない方のタンクにインクを所定量(適宜量)移送した後、制御装置19は、タンク間でのインクの移送方向が逆になるように、前記の液体移送手段を動作させる。すなわち、先に作動させていた加圧ポンプを停止し、停止させていた加圧ポンプ16を作動させる。これにより、両方のタンク2、6では沈降が解消されるとともに、それぞれのタンクのインク間で、固形分濃度が均一化する。
したがって、このようにタンク内のインクの固形分濃度を均一化した後、このインクを記録ヘッド3に供給し、吐出を行わせることにより、インク中の固形分の沈降に起因する不都合を解消し、吐出性を安定させることができるとともに、記録品質を均一化して記録品質の向上を図ることができる。
なお、前記実施形態では、電源遮断時間に基づいて制御方法を異ならせる場合について説明したが、これ以外にも、例えばサブタンク2とメインタンク6との間の、インク残量の比に基づいて、制御方法を異ならせることもできる。
具体的には、例えばタンク間のインク残量比が予め設定した所定比未満であるか、所定比以上であるかを演算部20で検出する。そして、所定比以上、例えば2倍以上である場合には、多い方のタンクから少ない方のタンクにインクを移送する際、1回目の移送では残量全てを移送することなく、少量、例えば全量の半分以下を移送する。すなわち、多い方のタンクの残量が容量比で90、少ない方のタンクの残量が容量比で10の場合、まず、多い方から少ない方に容量比で10を移送する。
続いて、少ない方から多い方に返送するが、その際、例えば残量の全てを移送する。すなわち、前記のように90から10を移送し、80:20になったら、20全てを返送することにより、100:0にする。
その後、必要に応じて全量(あるいは適宜量)の移送を所望回数繰り返し、最終的にサブタンク側に所望量が残るようにし、その状態で開閉弁7を開放し、サブタンク2から記録ヘッド3にインクを供給する。
このようにしても、タンク内に沈降していた固形分を再度均一に分散させることができ、したがってインクの固形分濃度を均一化し、吐出性の安定化や記録品質の向上を図ることができる。
図5は本発明の他の実施形態を説明するための、記録ヘッド3の周辺における要部構成を示す模式図である。
本実施形態が図2に示した実施形態と異なるところは、図2に示した先の実施形態ではサブタンク(第1のタンク)2のみが記録ヘッド(液体噴射ヘッド)3に接続管(第2の流路)13を介して直接連通しているのに対し、図5に示した本実施形態では、サブタンク2、メインタンク6の両方とも、第1接続管13a、第2接続管13bを介して記録ヘッド3に直接連通している点である。
したがって、本実施形態では、「サブタンク」、「メインタンク」という呼称によって第1のタンク2と第2のタンク6とを分ける意味がなく、以下では、第1のタンク2、第2のタンク6として記載する。なお、いずれの側のタンクを、先の実施形態におけるインクカートリッジで構成してもよい。
また、本実施形態では、第1接続管13aに第1開閉弁7aが設けられており、第2接続管13bに第2開閉弁7bが設けられている。そして、第1接続管13aと第2接続管13bとにより、本発明の第2の流路が構成され、第1開閉弁7aと第2開閉弁7bとにより、本発明の切換弁が構成されている。
このような構成からなるプリンターの動作を説明する。
このプリンターにあっても、図2に示した構成のプリンターと同様に、電源がオンからオフに切り換えられると、制御装置19のオンオフ検出部21が電源オフ時を検出し、タイマー22では電源遮断時間をカウントする。
そして、再度プリンターを動作させるべく、電源をオンにすると、前記オンオフ検出部21では電源オン時を検出し、タイマー22では電源遮断時間を検出する。
なお、この実施形態でも、先の実施形態と同様に、タイマー22で検出された電源遮断時間に基づき、沈降分離の度合いが少ない場合と多い場合とで、制御装置19は前記液体移送手段の制御方法を異ならせている。
まず、沈降分離の度合いが少ない場合として、例えば電源遮断時間が48時間未満の場合ついての制御方法を説明する。
制御装置19は、オンオフ検出部21によって電源オフから電源オンに切り換わったことを検出し、さらにタイマー22によって検出された電源遮断時間が48時間未満であることを検出すると、第1接続管13aの第1開閉弁7a、及び第2接続管13bの第2開閉弁7bを共に閉止させ、第1のインク残量検出装置17、第2のインク残量検出装置18によって第1のタンク2内、及び第2のタンク6内のインク残量をそれぞれ検出させる。
第1のタンク2内及び第2のタンク6内のインク残量がそれぞれ検出されると、先の実施形態と同様にして各インク残量が比較され、いずれのタンクの残量が多いかが制御装置19に認識される。
そして、制御装置19は、そのインク移送制御部23により、インク残量の多い方のタンクから少ない方のタンクにインクを移送するように、前記の液体移送手段(加圧ポンプ14あるいは加圧ポンプ16)を動作させる。その際、基本的にはインク残量の多い方のタンクの残量全てを少ない方のタンクに移送することなく、予め設定された量、例えば半分量〜95%程度の量の適宜量を移送するのは、前述した通りである。
このように、インク残量の多い方のタンクから少ない方のタンクにインクを移送することにより、インク残量の少ない方のタンクでは、先の実施形態と同様に、インクの供給を受けることによって撹拌効果が得られる。したがって、このように固形分が再度均一に分散されるため、インクはその固形分濃度が均一化されることになる。
よって、このようにインクの移送を行ったら、制御装置19によってインクが移送された側のタンク、すなわちインク残量が少なかった側のタンクに対応する接続管(第2の流路)の開閉弁を開放し、通常時の作動をなさせることにより、サブタンク2から記録ヘッド3にインクを供給し、さらに記録ヘッド3からインクを吐出させる。
したがって、先の実施形態において、インク残量が少なかった側のタンクがメインタンク6であった場合に、最終的にメインタンク6のインクをサブタンク2に再度移送する必要があったのに対し、本実施形態ではその必要がなくなり、インクの吐出による印刷をより迅速に行うことが可能になる。
また、沈降分離の度合いが多い場合として、例えば電源遮断時間が48時間以上の場合では、48時間未満の場合の、一回目のインク移送(インク残量の多い方のタンクから少ない方のタンクへのインク移送)に続いて、先の実施形態と同様にして、タンク間でのインクの移送方向を逆にした、2回目のインク移送を行う。
これにより、両方のタンク2、6では沈降が解消されるとともに、それぞれのタンクのインク間で、固形分濃度が均一化する。
よって、このようにインクの移送を行ったら、制御装置19によってインクが最後に移送された側のタンクに対応する接続管(第2の流路)の開閉弁を開放し、通常時の作動をなさせることにより、サブタンク2から記録ヘッド3にインクを供給し、さらに記録ヘッド3からインクを吐出させる。
このような構成のプリンターにあっても、タンク内のインクの固形分濃度を均一化した後、このインクを記録ヘッド3から吐出させるので、インク中の固形分の沈降に起因する不都合を解消し、吐出性を安定させることができるとともに、記録品質を均一化して記録品質の向上を図ることができる。
また、第1の開閉弁7a及び第2の開閉弁7bによって沈降を解消した側のタンクを選択し、液体噴射ヘッドに液体を供給するので、沈降に起因する不都合をより確実に解消することができる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されることなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
例えば、前記実施形態においては、タンク間でのインクの移送を1回又は2回に限ることなく、3回以上行ってもよい。そして、その際の移送量についても、適宜に設定することができる。
また、図5に示した実施形態では、特に3回以上インクの移送を行う場合などでは、最終的に記録ヘッド3に連通させるタンクを、制御手段19によってインク残量の多い方のタンクを選択し、これに対応する開閉弁を開放するようにしてもよい。このようにすれば、液体残量の多い方のタンクから液体噴射ヘッドに優先的に液体を供給することができ、したがって液体噴射ヘッドから長時間安定して液滴吐出を行うことができる。
また、図5に示した実施形態においても、図2に示した実施形態と同様に、第1のタンク2と第2のタンク6との間の、インク残量の比に基づいて、制御方法を異ならせるようにしてもよい。
さらに、図5に示した実施形態においては、第2の流路を第1接続管13aと第2接続管13bとで構成し、切換弁を第1開閉弁7aと第2開閉弁7bとで構成したが、例えば第1接続管13aと第2接続管13bとを途中で合流させて第2の流路とし、これを記録ヘッドに連通させてもよく、その場合に、合流地点において3方弁を設けることにより、この3方弁を切換弁としてもよい。
また、前記実施形態では、本発明の液体噴射装置を民生用のプリンターに適用した場合について説明したが、本発明はこれに限ることなく、例えば液晶表示装置や有機EL装置におけるカラーフィルターの製造などに用いられる、工業用の液体噴射装置に適用することもできる。
1…プリンター装置(液体噴射装置)、2…サブタンク(第1のタンク)、3…記録ヘッド(液体噴射ヘッド)、5…プリンター本体、6…メインタンク(第2のタンク)、7…開閉弁、7a…第1開閉弁(切換弁)、7b…第2開閉弁(切換弁)、13…接続管(第2の流路)、13a…第1接続管(第2の流路)、13b…第2接続管(第2の流路)、14…加圧ポンプ(液体移送手段)、15…接続チューブ(第1の流路)、16…加圧ポンプ(液体移送手段)、17…第1のインク残量検出装置(第1の液体残量検出装置)、18…第2のインク残量検出装置(第2の液体残量検出装置)、19…制御装置(制御手段)、20…演算部、21…オンオフ検出部(オンオフ検出手段)、22…タイマー(電源遮断時間検出手段)、23…インク移送制御部

Claims (5)

  1. 液体を噴射する液体噴射ヘッドと、前記液体を収容する第1のタンク及び第2のタンクと、を備える液体噴射装置であって、
    前記第1のタンクの液体残量を検出する第1の液体残量検出手段と、
    前記第2のタンクの液体残量を検出する第2の液体残量検出手段と、
    前記第1のタンクと前記第2のタンクとを連通させる第1の流路と、
    前記液体噴射ヘッドと、前記第1のタンク及び前記第2のタンクのうちの少なくとも一方とを連通させる第2の流路と、
    前記第1の流路を介して前記第1のタンク内の液体を前記第2のタンク内に移送することが可能であり、かつ、前記第1の流路を介して前記第2のタンク内の液体を前記第1のタンク内に移送することが可能である液体移送手段と、
    液体噴射装置の電源のオンオフを検出するオンオフ検出手段と、
    前記液体移送手段を制御する制御手段と、を備え、
    前記オンオフ検出手段によって液体噴射装置の電源がオフからオンに切り換わったことが検出された際、前記制御手段は、前記第1の液体残量検出手段及び前記第2の液体残量検出手段で検出された前記第1のタンクの液体残量及び前記第2のタンクの液体残量に基づき、該液体残量の多い方のタンクから少ない方のタンクに液体を移送するように、前記液体移送手段を制御することを特徴とする液体噴射装置。
  2. 電源オフ時から電源オン時までの電源遮断時間を検出する電源遮断時間検出手段が備えられており、
    前記オンオフ検出手段によって液体噴射装置の電源がオフからオンに切り換わったことが検出され、さらに前記電源遮断時間検出手段によって電源遮断時間が所定時間以上であることが検出された際、前記制御手段は、液体残量の多い方のタンクから少ない方のタンクに液体を移送した後、タンク間での液体の移送方向を逆にして、再度液体の移送を行うように、前記液体移送手段を制御することを特徴とする請求項1記載の液体噴射装置。
  3. 前記制御手段は、前記液体移送手段によって液体残量の多い方のタンクから少ない方のタンクに液体を移送させる際、液体残量の多い方のタンクの液体全量を移送させることなく所定量のみ移送させ、その後、タンク間での液体の移送方向を逆にして再度液体の移送を行わせることを特徴とする請求項2記載の液体噴射装置。
  4. 前記第2の流路は、前記液体噴射ヘッドと、前記第1のタンク及び前記第2のタンクの両方とを連通させるよう構成されているとともに、該第2の流路には、前記液体噴射ヘッドに対して前記第1のタンク及び前記第2のタンクのうちのいずれか一方のみを連通させ、他方を遮断する切換弁が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の液体噴射装置。
  5. 前記制御手段は、前記液体移送手段によるタンク間での液体移送を終了させた後、液体残量の多い方のタンクと前記液体噴射ヘッドとが連通するよう、前記切換弁を制御することを特徴とする請求項4記載の液体噴射装置。
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