JP2002192810A - プリンタ制御装置、プリンタ制御方法およびプリンタ制御プログラムを記録した媒体 - Google Patents

プリンタ制御装置、プリンタ制御方法およびプリンタ制御プログラムを記録した媒体

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JP2002192810A
JP2002192810A JP2000395733A JP2000395733A JP2002192810A JP 2002192810 A JP2002192810 A JP 2002192810A JP 2000395733 A JP2000395733 A JP 2000395733A JP 2000395733 A JP2000395733 A JP 2000395733A JP 2002192810 A JP2002192810 A JP 2002192810A
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修一 中野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクカートリッジの交換によってインクの
種類を変更可能なプリンタにおいて、異系統のインクが
混合すると印刷品質が損なわれる。また、インクの残量
を適正に判定することができなかった。 【解決手段】 インクカートリッジに搭載された不揮発
性メモリにインクの種類やインクの残量を記憶し、イン
ク供給系にインクを供給したらそのインクの種類を記憶
し、印刷時に同記憶したインクの種類と上記不揮発性メ
モリに記憶されたインクの種類を比較する。この結果、
両者が一致するときに当該インクの種類に適合した印刷
制御を実行することができ、両者が一致しないときには
インクの混合を防止することができる。また、ヘッド駆
動に応じてインク使用量を算出し、インクの残量を更新
するので適正なインク残量を判定することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタ制御装
置、プリンタ制御方法およびプリンタ制御プログラムを
記録した媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】写真と同等の画質によって印刷を実行で
きるプリンタとして、インクジェットプリンタが近年急
速に普及しつつある。このインクジェットプリンタにお
いては、一般に顔料系インクと染料系インクとの2種類
が使用されている。この2種類のインクはそれぞれの特
性によって画質および耐光性などに一長一短があり、ど
ちらも広く用いられている。また、上記2種類のインク
は粘度,密度等が異なっており、同一のヘッドを用いる
場合であっても、前記特性に対応させつつ適切な印刷を
実行するため、顔料系インクと染料系インクとではイン
クの吐出量や吐出タイミング等の制御条件がそれぞれ異
なっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のインク
ジェットプリンタにおいては以下の課題があった。すな
わち、2種類のインクを使用可能なプリンタにおいても
インク供給系の交換や洗浄をしないうちに間違って異な
る種類のインクカートリッジを装着してしまうと、イン
ク供給系内部で異系統のインクが混合してしまう。2種
類のインクが混合してしまった場合においては、インク
の特性に応じた吐出量制御等を実行できなくなるため、
印刷品質が損なわれる。従って、上記2種類のインクを
交換して使用可能なインクジェットプリンタにおいて
は、インク供給系におけるインクの混合を防ぐため、イ
ンク種類の交換時においてインク供給系の交換や洗浄が
必要となっている。
【0004】さらに、インクジェットプリンタにおいて
はインクカートリッジに充填されているインクの残量を
監視し、ステータスとして表示したりする場合がある
が、上述した従来のインクジェットプリンタではインク
を使い切る前に顔料系インクと染料系インクとでインク
カートリッジを交換可能であることから、インクを途中
まで使った後にインクの種類を切り替え、さらにもう一
度インクの種類を元に戻した場合、元のカートリッジの
インク残量を正しく判定することができないという問題
があった。
【0005】本発明は、上記課題にかんがみてなされた
もので、インク種類の交換が可能なプリンタにおいて異
系統のインクの混合を防止しながらインク種類に応じた
適正な制御を実施するとともに、何度インクカートリッ
ジを変更してもインク残量を正しく判定することが可能
なプリンタ制御装置、プリンタ制御方法およびプリンタ
制御装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1にかかる発明は、交換可能なインクカート
リッジに充填されたインクをヘッドに供給しながら印刷
を行うプリンタを制御するように構成されており、イン
ク種類の混合を防止しながら制御する。このため、交換
可能なインクカートリッジには記憶内容を更新可能な不
揮発性メモリが搭載され、同不揮発性メモリにはインク
カートリッジに充填されるインクの種類が記憶される。
このインクカートリッジはインクカートリッジ装着部を
介してプリンタ本体に着脱されるようになっており、装
着時には上記不揮発性メモリからのデータ送受信が可能
である。
【0007】さらに、インクカートリッジからヘッドま
でのインク供給チューブ等から構成されるインク供給系
に供給されているインクの種類は供給インク記憶手段に
記憶され、印刷条件記憶手段にはヘッドの駆動に必要な
印刷条件がインクの種類別に記憶されている。ヘッド駆
動制御手段は印刷にあたりこれらの記憶情報を使用し、
不揮発性メモリに記憶されたインクの種類と上記供給イ
ンク記憶手段に記憶されたインクの種類とを比較する。
そして、両者のインクの種類が一致する状態でヘッドを
駆動し、また、この一致するインク種類に適合する印刷
条件に基づいてヘッドの駆動を制御する。
【0008】すなわち、上記不揮発性メモリに記憶され
たインクの種類はインクカートリッジに充填されたイン
クの種類と一義的に一致し、供給インク記憶手段に記憶
されたインクの種類はインク供給系に供給されているイ
ンクの種類と一義的に一致するので、ヘッド駆動制御手
段がこれらを比較することにより、インク供給系にすで
に供給されているインクの種類と異なるインクの種類の
インクカートリッジを使用してヘッドを駆動することを
防止し、インクの混合を防ぐことができる。
【0009】ここで、上記不揮発性メモリは記憶内容を
更新可能であって不揮発性であれば良く種々の態様が採
用可能であり、フラッシュメモリなどのEEPROMに
て構成すると好適である。また、インクの種類は上述の
ようにしてインクの混合を防止するために使用され、こ
のためにはインクの種類を示す情報として充填インクが
染料系のものであるか顔料系のものであるかを記憶して
おけばよいが、インクの種類としてはこの他にも種々の
情報を記憶することが可能である。すなわち、インクの
充填日を記憶すれば、当該充填日を参照することにより
使用期限の過ぎたインクを使用しないように構成するこ
とができる。また、同系統のインクであっても成分が異
なる旨を示す情報を記憶することによって、そのインク
に対する最善の駆動シーケンスでヘッドの駆動を制御す
ることができる。
【0010】インクカートリッジ着脱部はインクカート
リッジを着脱可能であって、インクカートリッジ装着時
に不揮発性メモリからのデータ送受信を可能にすること
ができれば良く、インクを充填可能な容積を有する容器
をはめ込み式のホルダに装着し、当該はめ込みと同時に
不揮発性メモリの端子の導通を確保するような構成が可
能である。供給インク記憶手段においてはインク供給系
に供給されているインクの種類を記憶することができれ
ば良く、書き換え可能な種々のメモリにて構成すること
ができる。RAM等によっても構成可能であるが、プリ
ンタは頻繁に電源がオン/オフされるものであるとこ
ろ、フラッシュメモリなどのEEPROMにて構成すれ
ば好適である。
【0011】印刷条件記憶手段においてはヘッドの駆動
に必要な印刷条件を上記インクカートリッジに充填され
るインクの種類別に記憶することができれば良く、種々
のメモリにて構成することができる。マスクROM等に
よって構成することもできるが、プリンタは使用によっ
て逐次ステータスが変化し、特に本発明は使用インクが
変更可能な態様であることから、書き換え可能なフラッ
シュメモリなどのEEPROMにて構成すれば好適であ
る。ヘッド制御駆動手段は、種々のメモリ等から情報を
読み出し、演算し、メモリやヘッド等を制御できれば良
く、CPU等で構成すれば好適である。
【0012】さらに、インク残量を正しく判定できるよ
うに制御するための構成として請求項2に記載の発明
は、上記請求項1に記載のプリンタ制御装置において、
上記不揮発性メモリは、インクカートリッジに充填され
るインクの残量を記憶しており、上記ヘッド駆動制御手
段は、上記ヘッドの駆動に伴って消費するインクの使用
量を算出するとともに当該算出に基づいて上記不揮発性
メモリに記憶されたインクの残量を更新する構成として
ある。
【0013】すなわち、プリンタの駆動とともにインク
の残量が更新されるので適正なインクの残量となる。イ
ンクの残量はインクカートリッジ自体に搭載される不揮
発性メモリに記憶されるので、充填されたインクを消費
する前に取り外して他のインクカートリッジを使用し、
再び取り外したインクカートリッジを使用してもインク
残量は適正なものとなる。むろん、インクカートリッジ
を取り外して他のプリンタに装着させつつ使用しても当
該他のプリンタが本発明にかかるプリンタ制御装置を具
備していれば、適正なインク残量となる。
【0014】また、ヘッド駆動制御手段によってインク
の使用量を算出する手法は様々であり、そのための構成
の一例として請求項3に記載の発明は、上記請求項2に
記載のプリンタ制御装置において、上記ヘッド駆動制御
手段は、上記ヘッドの駆動とともに増加するカウンタに
基づいてインク使用量を算出する構成としてある。すな
わち、印刷時にはヘッドが駆動されるので当該ヘッドの
駆動とともにカウント値が増加するカウンタを使用すれ
ば、当該カウント値に基づいて容易に使用量を算出する
ことができる。より具体的には、ヘッドによって吐出す
るドット数をカウントするような手法が採用可能であ
る。本発明においてはインクの種類を変更可能であるの
で、同じドット数でもインクの種類によって使用量が異
なる場合があるが、ドット数に基づいてインクの種類毎
に使用量を算出すればよい。このようにカウント値に基
づいてインクの使用量を算出する場合には、このカウン
トはインクの種類によって特に区別することなく単一の
カウンタを設けるだけでよい。
【0015】さらに、上記ヘッドの駆動に必要な印刷条
件としては種々の条件が存在し、インクの種類別に記憶
する必要がある印刷条件の具体例として請求項4に記載
の発明は、上記請求項3に記載のプリンタ制御装置にお
いて、上記印刷条件記憶手段は、上記カウンタのカウン
ト値に乗ずることによってインク使用量を算出するため
のインク使用量算出係数を記憶する構成としてある。
【0016】すなわち、上述のカウント値とインクの使
用量とは通常比例関係にあるので、カウント値に乗ずる
ことによってインク使用量を算出するようなインク使用
量算出係数を設ければ、一回の乗算のみで容易にカウン
ト値から使用量を得ることができる。また、インクの種
類毎に使用量を算出するためには、インクの種類毎のイ
ンク使用量係数を記憶するのみで良く、非常に簡単に構
成することができ、インクの種類が増えたり特性の異な
るインクに対応する必要が生じたときにも簡単に対応す
ることができる。
【0017】さらに、インクの種類別に記憶する必要が
ある印刷条件の他の具体例として請求項5に記載の発明
は、上記請求項1〜請求項4のいずれかに記載のプリン
タ制御装置において、上記印刷条件記憶手段は、上記ヘ
ッドを駆動する際に印加する駆動電圧パターンを記憶す
る構成としてある。すなわち、顔料系のインクと染料系
のインクのようにインクの種類が異なると、ヘッドを駆
動する条件が異なる。例えば、ピエゾ素子の伸縮等によ
ってインクの吐出量や吐出タイミング等を制御するプリ
ンタの場合、上記インク種類が異なれば、一回のインク
吐出量や吐出タイミング等が異なってくる。これらの吐
出量等はヘッドに印加される駆動電圧パターンを変更す
ることによって制御されることから、印刷条件としてイ
ンクの種類別に駆動電圧パターンを記憶すると容易にイ
ンクの種類に応じた印刷を実行することができる。
【0018】さらに、インクの種類別に記憶する必要が
ある印刷条件の他の具体例として請求項6に記載の発明
は、上記請求項1〜請求項5のいずれかに記載のプリン
タ制御装置において、上記印刷条件記憶手段は、上記ヘ
ッドにおけるインク供給系のクリーニングに必要な駆動
条件を記憶する構成としてある。すなわち、長時間プリ
ンタを使用しなかった場合や印刷品質が低下してきた場
合にインク供給系をクリーニングすることがあり、この
際にはインクを一旦排出してワイピング等を実施するこ
とから、排出を的確に行わせるためにはインクの種類毎
の条件でヘッドを駆動する必要があり、このような場合
に対応することができる。
【0019】さらに、本発明においてはインクの種類を
交換できるようになっていることから、交換に際しては
カートリッジからヘッドまでのインク供給系をも洗浄す
る必要があり、かかる洗浄シーケンスを実行する場合に
的確にインク供給系のインクを排出させるためにはイン
クの種類毎の条件でヘッドを駆動する必要があり、この
ような場合にも対応することができる。
【0020】さらに、インクの種類別に記憶する必要が
ある印刷条件の他の具体例として請求項7に記載の発明
は、上記請求項1〜請求項6のいずれかに記載のプリン
タ制御装置において、上記印刷条件記憶手段は、上記ヘ
ッドにおけるフラッシングに必要な駆動条件を記憶する
構成としてある。すなわち、ワイピングによりノズルか
ら逆流した混色インクを吐出排出したり、インクの増粘
による目詰まりを防止するためにフラッシングを実行す
ることがあるが、このフラッシングを実行するタイミン
グやフラッシング時の吐出排出量はインク種類の特性に
よって決定されるべきものであることから、的確にフラ
ッシングを実行するためにはインクの種類毎の条件でヘ
ッドを駆動する必要があり、このような場合に対応する
ことができる。
【0021】さらに、プリンタの電源が不意にオフにな
った場合などにも、再電源投入後にインクの混合を防止
し、インク残量を適切に判定し、的確にインクの種類毎
のヘッド駆動を実行可能に構成するための具体例として
請求項8に記載の発明は、上記請求項1〜請求項7のい
ずれかに記載のプリンタ制御装置において、上記不揮発
性メモリと供給インク記憶手段と印刷条件記憶手段との
いずれかまたは組み合わせは、記憶情報の書込と消去と
を禁止するよう設定可能である構成としてある。
【0022】すなわち、記憶情報の書込と消去とを禁止
することができれば、電源が不意にオフになったりして
電源が不安定になった場合やノイズが増加した場合など
においても必要な記憶情報が更新されることはなく、再
電源投入後に元の状態でプリンタを駆動することができ
る。例えば、再電源投入後に供給インク記憶手段の記憶
情報は元のままであるので、インク供給系にすでにイン
クが供給されているにもかかわらず、さらに異なるイン
クの供給を実行しようとしてインクを混合することはな
い。また、インク供給系に供給されているインクと異な
るインクを使用してヘッドを駆動することもない。さら
に、電源が不安定になったときに上記インク使用量を算
出するための情報を印刷条件記憶手段等に記憶してお
き、電源が安定化した後に当該記憶したインク使用量に
基づいてインク残量を更新すれば、より正確なインク残
量を得ることができる。ここで、記憶情報の書込と消去
とを禁止するといっても、むろん記憶情報の更新が必要
なときには書込と消去の禁止状態を解除して更新を行
う。
【0023】さらに、上記ヘッド駆動制御手段において
インクの混合を防止するように制御するための構成の具
体例として請求項9に記載の発明は、上記請求項1〜請
求項8のいずれかに記載のプリンタ制御装置において、
上記ヘッド駆動制御手段は、上記インクカートリッジの
交換時に上記インクの種類の比較を実行する構成として
ある。すなわち、本発明にかかるプリンタはインクカー
トリッジを交換可能であるため、この交換時にインクの
種類を誤ってしまうことが多いと考えられ、かかる交換
時に上記比較を実行することにより、確実にインクの混
合を防止することができる。ここで、インクカートリッ
ジの交換を検出するためには種々の態様が採用可能であ
り、たとえば、インクカートリッジの装着時と取り外し
時に所定の信号を出力するように構成し、装着を示す信
号を検出したときに比較を実行するように構成すること
ができる。
【0024】さらに、上記ヘッド駆動制御手段において
インクの混合を防止するための構成の具体例として請求
項10に記載の発明は、上記請求項1〜請求項9のいず
れかに記載のプリンタ制御装置において、上記ヘッド駆
動制御手段は、上記インク供給系にインクを供給した後
に上記供給インク記憶手段に記憶されるインクの種類を
当該供給したインクの種類で更新する構成としてある。
【0025】すなわち、本発明にかかるプリンタはカー
トリッジの交換によって使用するインクの種類を適宜変
更可能であることから、当該インクの種類の変更を行う
際には上記インク供給系に供給されているインクも洗浄
し、新たに供給し直すことになる。そこで、インク供給
系に対するインクの供給後にヘッド駆動制御手段によっ
て供給インク記憶手段に記憶されるインクの種類を更新
すると、何度インクの交換処理をしても上記インクの種
類の比較によって常に適正なインクを使用しつつヘッド
を駆動することができ、インクの混合を防止することが
できる。
【0026】このように、インクカートリッジに搭載さ
れた不揮発性メモリにインクの種類とインクの残量とを
記憶しておき、これらを参照してインクの混合を防止す
るとともにインクの残量を適正に把握する手法は必ずし
も実体のある装置に限られる必要はなく、その方法とし
ても機能することは容易に理解できる。このため、請求
項11〜請求項20にかかる発明は、前記プリンタ制御
装置が実施する制御方法に対応した構成としてある。す
なわち、必ずしも実体のある装置に限らず、その方法と
しても有効であることに相違はない。
【0027】ところで、このようなプリンタ制御装置は
単独で存在する場合もあるし、ある機器に組み込まれた
状態で利用されることもあるなど、発明の思想としては
これに限らず、各種の態様を含むものである。従って、
ソフトウェアであったりハードウェアであったりするな
ど、適宜、変更可能である。発明の思想の具現化例とし
てプリンタ制御装置のソフトウェアとなる場合には、か
かるソフトウェアを記録した記録媒体上においても当然
に存在し、利用されるといわざるをえない。その意味
で、請求項21〜請求項30にかかる発明は、前記プリ
ンタ制御装置をコンピュータで実施させる各ステップに
対応した構成としてある。
【0028】むろん、その記録媒体は、磁気記録媒体で
あってもよいし光磁気記録媒体であってもよいし、今後
開発されるいかなる記録媒体においても全く同様に考え
ることができる。また、一次複製品、二次複製品などの
複製段階については全く問う余地無く同等である。上記
媒体とは異なるが、供給方法として通信回線を利用して
行なう場合であれば通信回線が伝送媒体となって本発明
が利用されることになる。
【0029】さらに、一部がソフトウェアであって、一
部がハードウェアで実現されている場合においても発明
の思想において全く異なるものはなく、一部を記録媒体
上に記憶しておいて必要に応じて適宜読み込まれるよう
な形態のものとしてあってもよい。また、本発明をソフ
トウェアで実施する場合、発明がプログラムを記録した
媒体として実現されるのみならず、本発明がプログラム
自体として実現されるのは当然であり、プログラム自体
も本発明に含まれる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように請求項1、請求項1
1、請求項21にかかる発明によれば、インクの混合を
防止することができ、インクの種類に応じた適切な制御
を実行することが可能なプリンタ制御装置、プリンタ制
御方法およびプリンタ制御プログラムを記録した媒体を
提供することができる。
【0031】また、請求項2、請求項12、請求項22
にかかる発明によれば、インクカートリッジ内の適正な
インク残量を判定することができる。さらに、請求項
3、請求項13、請求項23にかかる発明によれば、容
易にインク使用量を算出することができる。さらに、請
求項4、請求項14、請求項24にかかる発明によれ
ば、インクの種類毎に使用量を算出するための構成を容
易に実現することができ、カウント値から容易に使用量
を得ることができる。さらに、請求項5、請求項15、
請求項25にかかる発明によれば、容易にインクの種類
に応じた印刷を実行することができる。
【0032】さらに、請求項6、請求項16、請求項2
6にかかる発明によれば、インクの種類毎の条件でクリ
ーニングを行うことができる。さらに、請求項7、請求
項17、請求項27にかかる発明によれば、インクの種
類毎の条件でフラッシングを行うことができる。さら
に、請求項8、請求項18、請求項28にかかる発明に
よれば、プリンタの電源が不意にオフになった場合など
にも、再電源投入後にインクの混合を防止し、インク残
量を適切に判定し、的確にインクの種類毎のヘッド駆動
を実行することができる。さらに、請求項9、請求項1
9、請求項29にかかる発明によれば、確実にインクの
混合を防止することができる。さらに、請求項10、請
求項20、請求項30にかかる発明によれば、確実にイ
ンクの混合を防止することができる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、図面にもとづいて本発明の
実施形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態にか
かるプリンタ制御装置を搭載したインクジェットプリン
タの内部構成を示す概略斜視図であり、図2は当該イン
クジェットプリンタの各ハードウェアの接続状況を示す
ブロック図である。図において、インクジェットプリン
タ10はメイン基板11を備えており、メイン基板11
に印刷部20とパネル部30とカートリッジ部40とが
接続されており、メイン基板11上に備えられたCPU
12が各部を制御することによりプリンタとして機能す
る。
【0034】メイン基板11上には上記CPU12の
他、ASIC13とフラッシュメモリ14とヘッド駆動
部16とを備えている。ASIC13は後述するヘッド
22を駆動するためにカスタマイズされたICであり、
上記CPU12と所定の信号を送受信しつつヘッド22
駆動のための処理を行う。この処理の一つとして、イン
ク使用量カウンタを備えており、印刷されるドット数を
各インク色毎にカウントする。この他にも、後述するヘ
ッド駆動部16への印加電圧データを出力する。ヘッド
駆動部16は専用ICと駆動用トランジスタと放熱板等
からなる回路であり後述するヘッド22に内蔵されるピ
エゾ素子への印加電圧パターンを生成する。
【0035】フラッシュメモリ14は、電気的に記憶内
容を消去可能なEEPROMであり、チップ一括または
ブロック単位でデータを消去することができる。さら
に、本実施形態にかかるフラッシュメモリ14はブート
ブロック型であり、所定のブロックに対してはハードウ
ェア的なデータの書込と消去とを禁止することができ
る。
【0036】印刷部20は主にローラ21とヘッド22
とを備えており、ヘッド22は上記メイン基板11と所
定の中継ケーブルを介して接続されている。ローラ21
は図示しないモータ制御部によって駆動される図示しな
いモータによって回転しながら印刷用紙を送るように構
成されている。ヘッド22は図示しないキャリッジに搭
載されており、同キャリッジはヘッド22を上記ローラ
21の外周近傍に配設させるとともにヘッド22をロー
ラ21の軸方向に往復移動可能にしている。
【0037】ヘッド22には各インク色別のチューブ2
2aが接続されており、各色インクの供給を受けるよう
になっている。また、ヘッド22には図示しないピエゾ
素子が備えられており、上記チューブ22aから吐出口
まで連通するインク室でピエゾ素子が駆動されることに
よって、ドット単位でインクを吐出する。ヘッド22と
ヘッド駆動部16とは所定の中継ケーブルおよび基板上
の配線によって接続されており、同ヘッド駆動部16は
上記ASIC13からの指令に応じて所定の電圧を生成
するとともにヘッド22に同生成電圧を印加し、上記キ
ャリッジやピエゾ素子を駆動するようになっている。
【0038】パネル部30は液晶表示体31と操作ボタ
ン32とを備えており、パネル部30は上記メイン基板
11とパネルI/O33を介して所定の中継ケーブルに
よって接続されている。液晶表示体31はCPU12か
ら送信される所定の信号に基づいて文字等を表示するデ
ィスプレイであり、エラーメッセージやステータス等が
表示可能である。操作ボタン32は、ユーザやサービス
マンがインクジェットプリンタ10を操作する際に使用
するボタンであり、単独のボタン押し込み操作や複数の
ボタン押し込み操作によって上記CPU12が操作内容
を判別し、電源のON/OFFや印刷データの排出,エ
ラーメッセージの解除,インク交換処理の実行,クリー
ニングの実行等を指示できるようになっている。
【0039】カートリッジ部は主にサブ基板41とカー
トリッジホルダ42とインクカートリッジ43とを備え
ている。本実施形態にかかるインクジェットプリンタ1
0はシアン,マゼンタ,イエロー,ライトシアン,ライ
トマゼンタ,ブラックの六色を使用するようになってお
り、インクカートリッジ43にそれぞれのインクを充填
する。インクカートリッジはカートリッジメモリ43a
を搭載しており、同カートリッジメモリ43aには充填
されるインクの種類とインクの残量が記憶される。ここ
で、インクの種類としては染料系インクであるか顔料系
インクであるかを示すデータが記録される。すなわち、
同カートリッジメモリ43aが上記不揮発性メモリを構
成する。各カートリッジホルダ42はカートリッジメモ
リ43aとの接触部42aを備えており、インクカート
リッジ43がカートリッジホルダ42に装着されるとカ
ートリッジメモリ43aと接触してデータ送受信のため
の接続を確保する。また、上記カートリッジホルダ42
は図示しないインク供給針を備えており、インクカート
リッジ43が装着されると、同インクカートリッジ43
が備えている図示しないインク供給口と接触してインク
の供給経路を形成する。カートリッジホルダ42にはチ
ューブ22aが取り付けられるようになっており、同チ
ューブ22aを介してインクカートリッジ43内に充填
されたインクが上記ヘッド22に供給される。
【0040】各インクカートリッジ43はカートリッジ
ホルダ42に装着されることによりインクジェットプリ
ンタ10に搭載され、カートリッジホルダ42に装着さ
れた状態で上記チューブ22aを介してインク供給可能
になるとともに上記カートリッジメモリ43aはデータ
を送受信可能になる。すなわち、カートリッジホルダ4
2には所定の中継ケーブル40が接続されており、イン
クカートリッジ43がカートリッジホルダ42に装着さ
れた状態で当該中継ケーブル40とカートリッジメモリ
43aとの通信回線が確保される。このように、本実施
形態においては、カートリッジホルダ42が上記装着部
を構成する。
【0041】カートリッジホルダ42に接続された中継
ケーブル40はサブ基板41に接続されるようになって
おり、同サブ基板41上に搭載されたコントロールIC
41aから所定の信号が送受信されることによって上記
カートリッジメモリ43aが制御される。サブ基板41
は、さらに所定の中継ケーブルを介して上記メイン基板
11に接続されている。上記コントロールIC41aは
複数インクを使用すること、すなわち複数のカートリッ
ジメモリ43aを制御するために搭載されたICであり
メイン基板上のCPU12が所定の信号を送受信してコ
ントロールIC41aと通信を行うことによって、カー
トリッジメモリ43aに記録されたインクの種類の読み
出しや、インク残量の更新等を行うようになっている。
また、本実施形態においては、インクカートリッジ43
の着脱が行われたか否かを判別するために、カートリッ
ジホルダ42からインクカートリッジ43が取り外され
たときには、上記コントロールIC41aがインクカー
トリッジ43の取り外しを示す信号を出力し、インクカ
ートリッジ43が装着されたときには、上記コントロー
ルIC41aがインクカートリッジ43の装着を示す信
号を出力するようになっている。
【0042】上記メイン基板11上には、さらに所定の
通信I/O15が備えられており、同通信I/O15を
介してインクジェットプリンタ10の外部のコンピュー
タ50と接続される。コンピュータ50においては同イ
ンクジェットプリンタ10用のドライバがインストール
されており、利用者がデジタル写真画像データの印刷を
実行するとドライバが所定のデータ変換等を行うととも
に印刷データと印刷指示とをインクジェットプリンタ1
0に送信し、上記CPU12が印刷指示に従って印刷デ
ータを印刷する。
【0043】図3は、フラッシュメモリ14のメモリマ
ップの要部を示している。本実施形態にかかるインクジ
ェットプリンタ10は、染料系のインクと顔料系のイン
クの双方が使用可能であることから、フラッシュメモリ
14においては両系統のインクに対して適切な制御を行
うためにインクの系統別のパラメータ等が記憶されてい
る。具体的には、インク供給系すなわち上記チューブ2
2a内に所定のインクを充填する初期充填が行われたか
否かを示す初期フラグと、現在使用中のインクの種類を
示すインクモードとが記憶される。
【0044】さらに、インクの種類別の駆動パラメータ
である印刷条件が顔料系のインクと染料系のインクのそ
れぞれに対して記憶されている。これらのデータはハー
ドウェア的なデータの書込と消去とを禁止可能なプロテ
クトブロックに記憶されている。このように、本実施形
態においてはフラッシュメモリ14が上記供給インク記
憶手段と印刷条件記憶手段とを構成する。印刷条件には
カウンタ係数と駆動電圧とクリーニング条件とフラッシ
ング条件とがあり、カウンタ係数は上記ASIC13に
おけるカウント値に乗ぜられる係数であり、当該乗算に
よってドット数という統一されたカウントから顔料系,
染料系双方のインク使用量を適切に算出する。また、顔
料系のインクと染料系のインクとではインクの特性すな
わち粘度等が異なるので、インクの吐出やクリーニン
グ,フラッシング等、同様の動作をさせるとしてもヘッ
ド22の具体的な駆動は異なっている。
【0045】そこで、各系統毎に駆動電圧とクリーニン
グ条件とフラッシング条件とが記憶されており、CPU
12はかかるデータを読み出して上記ASIC13に指
示し、ヘッド駆動部16が当該指示に従って所定のヘッ
ド駆動を実施することによって双方の系統のインクに対
して適切な制御を行う。例えば、駆動電圧は印刷時に上
記ヘッド駆動部16にて生成する印加電圧のパターンを
示すデータであり、図4に示すように異なるパターンで
電圧を印加する。
【0046】すなわち、印刷条件としての駆動電圧はタ
イマデータを記載したルックアップテーブルからなり、
CPU12が同ルックアップデータを参照してASIC
13に指示すると、ASIC13は当該タイマデータを
変換してヘッド駆動部16に印加電圧データを出力す
る。ヘッド駆動部16は前記印加電圧データによって電
圧の時間的変化であるパルスを発生する。パルスは主に
上昇パルスと下降パルスとがあり、上昇パルス中には印
加電圧が上昇するとともに上記ピエゾ素子が駆動され、
インク室の容積が減少する。また、下降パルス中には印
加電圧が下降するとともに上記ピエゾ素子が駆動され、
インク室の容積が増加する。従って、これらのパルスの
幅を調整することによって上記ヘッド駆動部16が生成
する電圧は図4に示すような略台形状になり、かかる電
圧でインクの吐出が制御される。
【0047】同図4の上側の電圧パターンは顔料系のも
のであり、当該顔料系のインクではまず期間t11にお
いて下降パルスを入力してインク室の容積を増加させ
る。そして、期間t12でパルスの入力を停止してピエ
ゾ素子を保持することによりインクの状態を落ちつかせ
た後、期間t13では上昇パルスを入力してインク室の
容積を減少させ、インクを吐出させる。さらに、期間t
14でパルスの入力を停止してこの状態を保持し、期間
t15で下降パルスを入力して吐出インクを分断する。
この後、期間t16でパルスの入力を停止してこの状態
を一定期間保持するとともにキャリッジを駆動して次の
ドットに対するインク吐出シーケンスを行う。
【0048】これに対して、図4の下側の電圧パターン
は染料系のものであり、当該染料系のインクではまず期
間t21において上昇パルスを入力してインク室の容積
を減少させる。そして、期間t22でパルスの入力を停
止してピエゾ素子を保持することによりインクの状態を
落ちつかせた後、期間t23では下降パルスを入力して
インク室の容積を増加させ、期間t24でこの状態を保
持してインクの状態を落ちつかせる。さらに、期間t2
5では再び上昇パルスを入力してインク室の容積を減少
させ、インクを吐出させる。この後には、期間t26で
この状態を保持し、期間t27で下降パルスを入力して
吐出インクを分断し、期間t28でこの状態を保持して
一ドットの吐出シーケンスを終了する。
【0049】このように、顔料系のインクと染料系のイ
ンクとではインク特性の差異からヘッド駆動パターンも
異なっており、それぞれの系統に適した制御を行うため
にインク系統別に駆動電圧が保持されており、インクの
種類に応じて適宜参照される。この印刷時の駆動電圧の
他に、ヘッド駆動部16はクリーニングやフラッシング
のための電圧も生成可能になっており、ヘッド22は当
該電圧によって印刷とは関係のないインクの吐出を行な
うことができる。すなわち、ヘッド22の往復運動の一
方端の直下にはポンプユニット24が配設されており、
同ポンプユニット位置まで搬送されたヘッド22に対し
て負圧を作用させることによって増粘インクの吸引やチ
ューブ22aに対する初期充填処理を実行することがで
きる。
【0050】ヘッド駆動部16は図示しないケーブルを
介してポンプユニット24に対して所定の駆動電圧を印
加するようになっており、印刷中に一定時間が経過する
とインクの種類に応じたフラッシング条件が参照され、
ヘッド22に所定のインク吐出を実行させるし、上記操
作ボタン32における所定の操作に応じてインク種類に
応じたクリーニング条件を参照するとともにヘッド22
に所定のクリーニング操作を実行できるようになってい
る。さらに、インクカートリッジの交換後等にはチュー
ブ22aに対する初期充填処理を実行する。
【0051】図5は、上記構成において本発明にかかる
プリンタ制御装置が実施する制御の概略を示した概略図
である。プリンタ制御装置において主な制御は上記CP
U12が担っており、インクの種類に応じた処理を行う
ため、CPU12は上記カートリッジメモリ43aに記
憶されたインクの種類とフラッシュメモリ14に記憶さ
れたインクモードとを比較して、インクモードとして記
憶してある現在使用中すなわちインク供給系にインクが
充填されているインクの種類とインクカートリッジ43
に充填されているインクの種類とを一致させた状態で印
刷を行う。
【0052】また、これらの比較によって一致している
とされたインクの種類に適合した条件でヘッド22を駆
動するためフラッシュメモリ14を参照し、現在使用中
のインクの種類に合わせて顔料系制御あるいは染料系制
御のパラメータを使用してヘッド22を駆動する。さら
に、ASIC13にてカウントされているドット数にイ
ンクの種類に応じたカウンタ係数を乗じてインクの使用
量を算出するとともに、当該使用量を上記カートリッジ
メモリ43aのインク残量から減じるようにして更新す
ることにより、顔料系インクであっても染料系インクで
あってもインク残量を正確に記憶していく。このよう
に、本実施形態においてはCPU12とASIC13と
ヘッド駆動部16とコントロールIC41aとが上記ヘ
ッド駆動制御手段を構成する。
【0053】図6〜8は以上のような制御を含めてイン
クジェットプリンタ10でCPU12が実行する処理の
フローチャートを示している。図6は、インクジェット
プリンタ10のブート後から実行される処理であり、ス
テップS100ではCPU12がフラッシュメモリ14
を参照し、上記初期フラグがオンであるか否かを判別す
る。同ステップS100にて初期フラグがオンであると
判別されないときには、上記チューブ22a等のインク
供給系にインクが充填されていないとして、当該チュー
ブ22a内にインクを充填するための処理を行う。
【0054】このとき、ステップS105においてCP
U12は上記コントロールIC41aと通信を行い、同
コントロールIC41aにカートリッジメモリ43aの
インク種類を読み出させ、各六色のインクの種類を把握
する。ステップS110ではこの読み出したインクの種
類が六色とも同一の種類であるか否かを判別し、同一種
類であると判別されないときにはステップS115にて
上記パネルI/O33を介してパネル部30を制御し、
液晶表示体31に図9に示すエラーメッセージAを表示
させる。
【0055】エラーメッセージAは「カートリッジが6
色統一されていません」というメッセージであり、当該
メッセージを表示した状態で利用者が間違えて挿入した
インクカートリッジ43を適正なものに取り替えること
を促しつつ上記ステップS105以降の処理を繰り返
す。上記ステップS110にてインクの種類が六色とも
同一の種類であると判別されたときには、ステップS1
20にてインク供給系に対するインクの充填処理を実行
する。当該充填処理はインク供給系にインクを充填させ
る特別なシーケンスであり、かかるシーケンスが実行さ
れた後にはインクカートリッジ内のインクがインク供給
系に充填され、ヘッド22のインク室内にもインクが充
填される。従って、この状態でヘッド22内のピエゾ素
子を駆動するとヘッド22のノズルからインクが吐出さ
れる。
【0056】この充填処理の後には、ステップS125
にて上記フラッシュメモリ14にアクセスして上記充填
したインクの種類をインクモードとして設定する。さら
に、ステップS130にて上記フラッシュメモリ14に
アクセスして上記初期フラグをオンにする。このような
充填処理を行った場合と上記ステップS100にて初期
フラグがオンであると判別されたときには、ステップS
135にて上記フラッシュメモリ14にアクセスして上
記インクモードを読み出すとともに、ステップS140
にて上記コントロールIC41aにカートリッジメモリ
43aのインク種類を読み出させ、装着されているイン
クカートリッジ43に充填されたインクの種類を把握す
る。
【0057】そして、ステップS145にてインクカー
トリッジ43に充填されたインクの種類とフラッシュメ
モリ14に記憶されたインクモードとが一致しているか
否かを判別する。ステップS145にて両者が一致して
いると判別されたときはステップS200にて印刷処理
を実行する。ステップS145にて両者が一致している
と判別されないときにはステップS150にて上記パネ
ルI/O33を介してパネル部30を制御し、液晶表示
体31に図10に示すエラーメッセージBを表示させ
る。
【0058】エラーメッセージBは「インクモードの異
なるインクが装着されています」というメッセージであ
り、当該メッセージを表示した状態で利用者が間違えて
挿入したインクカートリッジ43を適正なものに取り替
えることを促しつつ上記ステップS140以降の処理を
繰り返す。ステップS200の印刷処理においては上記
コンピュータ50から印刷指示とともに印刷データ送信
されるのを待機しており、印刷指示の後に図7に示す処
理を行う。
【0059】ステップS205では、上記ASIC13
にアクセスして同ASIC13内のインク使用量ステッ
プS210にてカウンタを「0」にクリアし、ステップ
S210にて上記コントロールIC41aにカートリッ
ジメモリ43aのインク種類を読み出させ、装着されて
いるインクカートリッジ43に充填されたインクの種類
を把握する。そして、ステップS215にてフラッシュ
メモリ14にアクセスし、当該インクの種類に適合した
印刷条件を読み出す。
【0060】ステップS220以降においては上記コン
ピュータ50から送信された印刷データに基づいて所定
ライン分の駆動を行いつつ印刷を実行する。ステップS
220では、上記インクの種類に適合した印刷条件の駆
動電圧を参照して上記ASIC13に指令を送信し、ヘ
ッド駆動部16に上記パルスを出力させることによって
ヘッド22を駆動する。このようにしてヘッド22を駆
動し、キャリッジにてヘッド22を移動させるなどして
印刷を実行しつつ、ステップS225ではASIC13
にてカウントを実行している。
【0061】所定ライン分の印刷が終了するとステップ
S230にてフラッシュメモリ14にアクセスしてイン
クの種類に適合したカウンタ係数を読み出し、ステップ
S235にて当該読み出したカウンタ係数と上記ASI
C13のカウント値とを乗ずることによってインクの使
用量を算出する。ステップS240では、上記コントロ
ールIC41aに指令を送り、カートリッジメモリ43
aに記憶されたインク残量から同ステップS235にて
算出したインクの使用量を減じるようにして当該インク
残量を更新させる。ステップS245では上記ASIC
13にアクセスして同ASIC13内のインク使用量ス
テップS210にてカウンタを再び「0」にクリアす
る。
【0062】そして、ステップS250においては上記
コンピュータ50から送信された印刷データの全てを印
刷し終えたか否かを判別し、印刷し終えたと判別される
まで上記ステップS220以降の処理を繰り返す。尚、
本実施形態にて上記ヘッド22はキャリッジによる往復
運動の一方の端位置においてフラッシングがなされる。
すなわち、印刷中に一定時間が経過した後には、ヘッド
22がフラッシング領域にまで搬送され、フラッシュメ
モリ14から上記ステップS210にて読み出したイン
クの種類に適合するフラッシング条件を読み出しつつフ
ラッシングを実行する。また、本実施形態においてはイ
ンクカートリッジ43が取り外されたときに印刷を実行
し続けることを防止するため、上記インクカートリッジ
43が取り外されたときにコントロールIC41aが出
力する信号が検出されたときには図7のステップS20
5〜S250の処理を中断して図8に示す処理を実行す
る。
【0063】インクカートリッジ43が取り外されたこ
とを示す信号が検出されると、ステップS305にて上
記パネルI/O33を介してパネル部30を制御し、液
晶表示体31に図11に示すエラーメッセージCを表示
させる。エラーメッセージCは「カートリッジを装着し
て下さい」というメッセージであり、当該メッセージを
表示した状態で利用者がインクカートリッジ43を装着
することを促しつつステップS310にてインクカート
リッジ43を装着したことを示す信号が検出されるまで
上記ステップS305以降の処理を繰り返す。ステップ
S310にてインクカートリッジ43を装着したことを
示す信号が検出されると、ステップS315にて上記フ
ラッシュメモリ14にアクセスして上記インクモードを
読み出すとともに、ステップS320にて上記コントロ
ールIC41aにカートリッジメモリ43aのインク種
類を読み出させ、装着されているインクカートリッジ4
3に充填されたインクの種類を把握する。
【0064】そして、ステップS325にてインクカー
トリッジ43に充填されたインクの種類とフラッシュメ
モリ14に記憶されたインクモードとが一致しているか
否かを判別する。ステップS325にて両者が一致して
いると判別されないときにはステップS330にて上記
パネルI/O33を介してパネル部30を制御し、液晶
表示体31に図10に示すエラーメッセージBを表示さ
せる。ステップS325にて両者が一致していると判別
されたときはステップS325にてフラッシュメモリ1
4にアクセスしてインクの種類に適合したカウンタ係数
を読み出し、ステップS340にて当該読み出したカウ
ンタ係数と上記ASIC13にて保持されているカウン
ト値とを乗ずることによってインクの使用量を算出す
る。
【0065】ステップS345では、上記コントロール
IC41aに指令を送り、カートリッジメモリ43aに
記憶されたインク残量から同ステップS340にて算出
したインクの使用量を減じるようにして当該インク残量
を更新させる。すなわち、再装着されるインクカートリ
ッジ43の充填インクが正しいか否かを判定した上で、
カートリッジが抜かれるまでカウントしていたカウント
値に基づいてインク残量を更新する。従って、インクカ
ートリッジ43が印刷途中で取り外された場合であって
も正しいインク残量となる。この後、上記図7に示す印
刷処理に復帰する。
【0066】さらに、本実施形態においては顔料系のイ
ンクと染料系のインクとの双方を使用可能であり、当該
インクの種類を変更することができる。インク系統の交
換に際して、両系統のインクが混ざり合うと印刷物にお
いて適切な発色とならないし、ヘッド22等の駆動パタ
ーンも異なることから種々の不都合が生じる。従って、
インク系統の交換に際しては、上記インク供給系の洗浄
も実施する必要がある。利用者あるいはサービスマン
は、上記パネル部30の操作ボタン32にて所定の押し
込み操作を行うことによってインクの交換処理を実施す
ることが可能になっている。
【0067】すなわち、上記操作ボタン32において所
定の押し込み操作を行うと、当該操作に応じた所定のト
リガが出力され、CPU12が当該トリガを受信すると
印刷の実行中であっても図6のステップS400に示す
交換処理を実行する。この交換処理においてステップS
410では、上記パネル部30の液晶表示体31に所定
のガイドメッセージを表示しながら、カートリッジホル
ダ42に洗浄液の入ったカートリッジを装着させるなど
して、インク供給系に対する洗浄シーケンスを実行す
る。この洗浄処理の後は、インクジェットプリンタ10
のインク供給系は新品の状態と同等、すなわち初期フラ
グがオフの状態と同様であるので、上記ステップS10
5以降の処理を実行する。
【0068】さらに、このインク系統変更時の洗浄処理
の他にヘッド22を洗浄するクリーニング操作を実行可
能であり、上記パネル部30の操作ボタン32にて所定
の押し込み操作を実行すると、当該操作に応じた所定の
トリガが出力されCPU12が当該トリガを受信する
と、CPU12が上記ASIC13を介してヘッド駆動
部16に指示を送り、インクを負圧により排出させた後
にゴムなどの弾性板からなるワイピング部材によりヘッ
ド表面のワイピング操作を行うようになっている。
【0069】以下、上記構成および処理フローによって
本実施形態にて行われる動作例を説明する。図12は、
各インクカートリッジ43内に充填されたインクの種類
とフラッシュメモリ14に記憶されるインクモードの内
容とカートリッジを取り外したときに出力される信号と
ASIC13内のカウント値とをタイミングチャートに
よって示している。本動作例では初期状態として、シア
ン(C),マゼンタ(M),ブラック(K),ライトシ
アン(LC)のインクカートリッジに顔料系のインク、
イエロー(Y),ライトマゼンタ(LM)のインクカー
トリッジには染料系のインクが充填されているとする。
【0070】この状態で、インクジェットプリンタ10
をブートすると、上記図6に示す処理が実行され、ステ
ップS100にて初期フラグがオンであるか否かを判別
し、初期フラグがオンではないとしてステップS105
におけるインク種類の読み出しと、ステップS110に
おける判別を行う。ここで、インクカートリッジに充填
されているインクは顔料系のものと染料系のものとが混
在していることから、ステップS110の判別を経て、
ステップS115において液晶表示体31上にエラーメ
ッセージAを表示させる。
【0071】利用者はこのエラーメッセージAを視認す
ることによってインクの種類が混在していることを把握
し、時刻t1にて上記イエローとライトマゼンタのイン
クカートリッジを取り外すとともに顔料系のインクが充
填されたイエローとライトマゼンタのインクカートリッ
ジを装着する。この結果、ステップS110では全ての
インクカートリッジに同一種類のインクが充填されてい
ると判別し、ステップS120にてインク供給系に対す
る初期充填を実行し、ステップS125にてフラッシュ
メモリ14にインクモードを顔料系として設定するとと
もにステップS130にて初期フラグをオンにする。
【0072】さらに、初期フラグがオンになっている場
合でも、インクジェットプリンタ10を輸送したりする
際にインクカートリッジ43を一旦取り外し、再び装着
した場合には、インクの種類を誤ってしまうことがあ
る。例えば、上記初期充填をした後に時刻t2で染料系
のインクが充填されたインクカートリッジ43を装着し
てインクジェットプリンタ10をブートしたとする。
【0073】この場合には、ステップS100にて初期
フラグがオンになっていると判別した後、ステップS1
35にてフラッシュメモリ14に記憶されたインクモー
ドが顔料系である旨を把握し、ステップS140にてカ
ートリッジメモリ43aに記憶されたインクの種類を読
み出し染料系である旨を把握する。この結果ステップS
145では両者が一致しないと判別され、液晶表示体3
1上にエラーメッセージBを表示させる。
【0074】利用者はこのエラーメッセージBを視認す
ることによってインクの種類を間違えたことを把握し、
時刻t3にて顔料系のインクが充填されたインクカート
リッジ43を装着し直す。この結果、ステップS145
にてインクモードと装着されているインクカートリッジ
のインク種類が一致していると判別され、ステップS2
00の印刷処理が実行される。印刷処理が開始される
と、ステップS205にて上記ASIC13のインク使
用量カウンタのカウント値が「0」にクリアされ、ステ
ップS210でフラッシュメモリ14が参照され、イン
クモードが顔料系に設定されている旨が把握される。
【0075】CPU12はさらにフラッシュメモリ14
を参照してステップS215で当該顔料系に適合する印
刷条件を読み出し、ステップS220以降の処理にて印
刷を実行する。このとき、ASIC13の上記カウント
値は印刷実行とともに増加する。このまま印刷を続ける
とやがて印刷終了に至るが、印刷終了に至る前の時刻t
4において利用者が何らかの理由でインクカートリッジ
43(本例ではライトマゼンタ)を取り外したときに
は、上記コントロールIC41aがインクカートリッジ
が取り外された旨の信号を出力する。
【0076】この結果、CPU12が実行していた印刷
処理は中断され図8のフローが実行される。すなわち、
ステップS305にて液晶表示体31上にエラーメッセ
ージCを表示させ、利用者が同エラーメッセージCを視
認することによってインクカートリッジ43を装着し直
すことを促す。利用者がインクカートリッジ43を装着
するとステップS310の判別を経てステップS315
以降の処理を実行するが、誤って時刻t5にて他のイン
クカートリッジ43と異なる染料系のインクが充填され
たインクカートリッジ43を装着した場合には、ステッ
プS315〜ステップS330の処理によってさらにエ
ラーメッセージBが表示される。
【0077】利用者が当該エラーメッセージを視認する
ことによって時刻t6でインクカートリッジ43を顔料
系インクが充填された適切なカートリッジに変更する
と、ステップS325の判別を経てステップS335に
てフラッシュメモリ14にアクセスし、顔料系のカウン
タ係数を読み出す。そして、ステップS340にて上記
時刻t4の時点までカウントしていたカウント値に当該
カウンタ係数を乗じることによってインク使用量を算出
し、ステップS345にて上記コントロールIC41a
を介してカートリッジメモリ43aを更新する。すなわ
ち、印刷の途中でインクカートリッジ43が取り外され
たとしても、それまでのカウント値が保持されるととも
に再び適正なインクカートリッジ43を装着したときに
インク残量が更新されるので、カートリッジメモリ43
aに記憶されるインク残量が適正なものとなる。
【0078】このように、本発明においては、インクカ
ートリッジに搭載された不揮発性メモリにインクの種類
やインクの残量を記憶し、インク供給系にインクを供給
したらそのインクの種類を記憶し、印刷時に同記憶した
インクの種類と上記不揮発性メモリに記憶されたインク
の種類を比較する。この結果、両者が一致するときに当
該インクの種類に適合した印刷制御を実行することがで
き、インクの混合を防止することができる。また、ヘッ
ド駆動に応じてインク使用量を算出し、インクの残量を
更新するので適正なインク残量を判定することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】インクジェットプリンタの内部構成を示す概略
斜視図である。
【図2】インクジェットプリンタのブロック図である。
【図3】フラッシュメモリのメモリマップの要部を示す
図である。
【図4】ヘッド駆動部にて生成する印加電圧のパターン
を示す図である。
【図5】プリンタ制御装置が実施する制御の概略を示し
た概略図である。
【図6】CPUが実行する処理のフローチャートであ
る。
【図7】CPUが実行する処理のフローチャートであ
る。
【図8】CPUが実行する処理のフローチャートであ
る。
【図9】エラーメッセージの表示例を示す図である。
【図10】エラーメッセージの表示例を示す図である。
【図11】エラーメッセージの表示例を示す図である。
【図12】各部の動作を示すタイミングチャートであ
る。
【符号の説明】
10…インクジェットプリンタ 11…メイン基板 12…CPU 13…ASIC 14…フラッシュメモリ 16…ヘッド駆動部 20…印刷部 21…ローラ 22…ヘッド 22a…チューブ 30…パネル部 31…液晶表示体 32…操作ボタン 40…カートリッジ部 41…サブ基板 41a…コントロールIC 42…カートリッジホルダ 43…インクカートリッジ 43a…カートリッジメモリ 50…パーソナルコンピュータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C056 EB20 EB45 EB49 EB56 EB59 EC41 EC42 KC01 2C061 AQ05 HH03 HJ10 HK05 HK11 HK23 HN02 HN15

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交換可能なインクカートリッジに充填さ
    れたインクをヘッドに供給しながら印刷を行うプリンタ
    を制御するプリンタ制御装置であって、 記憶内容を更新可能であって上記インクカートリッジに
    搭載されるとともに当該インクカートリッジに充填され
    るインクの種類を記憶する不揮発性メモリと、 上記インクカートリッジを着脱可能であるとともに同イ
    ンクカートリッジ装着時に上記不揮発性メモリからのデ
    ータ送受信を可能にするインクカートリッジ着脱部と、 上記インクカートリッジから上記ヘッドへのインク供給
    系に供給されているインクの種類を記憶する供給インク
    記憶手段と、 上記印刷にあたり上記ヘッドの駆動に必要な印刷条件を
    上記インクカートリッジに充填されるインクの種類別に
    記憶する印刷条件記憶手段と、 上記不揮発性メモリに記憶されたインクの種類と上記供
    給インク記憶手段に記憶されたインクの種類とを比較し
    て、両者のインクの種類が一致する状態で上記印刷条件
    記憶手段に記憶された印刷条件に基づいてヘッドの駆動
    を制御しつつ適宜所定の情報を上記不揮発性メモリに書
    き込むヘッド駆動制御手段とを具備することを特徴とす
    るプリンタ制御装置。
  2. 【請求項2】 上記請求項1に記載のプリンタ制御装置
    において、 上記不揮発性メモリは、インクカートリッジに充填され
    るインクの残量を記憶しており、上記ヘッド駆動制御手
    段は、上記ヘッドの駆動に伴って消費するインクの使用
    量を算出するとともに当該算出に基づいて上記不揮発性
    メモリに記憶されたインクの残量を更新することを特徴
    とするプリンタ制御装置。
  3. 【請求項3】 上記請求項2に記載のプリンタ制御装置
    において、 上記ヘッド駆動制御手段は、上記ヘッドの駆動とともに
    増加するカウンタに基づいてインク使用量を算出するこ
    とを特徴とするプリンタ制御装置。
  4. 【請求項4】 上記請求項3に記載のプリンタ制御装置
    において、 上記印刷条件記憶手段は、上記カウンタのカウント値に
    乗ずることによってインク使用量を算出するためのイン
    ク使用量算出係数を記憶することを特徴とするプリンタ
    制御装置。
  5. 【請求項5】 上記請求項1〜請求項4のいずれかに記
    載のプリンタ制御装置において、 上記印刷条件記憶手段は、上記ヘッドを駆動する際に印
    加する駆動電圧パターンを記憶することを特徴とするプ
    リンタ制御装置。
  6. 【請求項6】 上記請求項1〜請求項5のいずれかに記
    載のプリンタ制御装置において、 上記印刷条件記憶手段は、上記ヘッドにおけるインク供
    給系のクリーニングに必要な駆動条件を記憶することを
    特徴とするプリンタ制御装置。
  7. 【請求項7】 上記請求項1〜請求項6のいずれかに記
    載のプリンタ制御装置において、 上記印刷条件記憶手段は、上記ヘッドにおけるフラッシ
    ングに必要な駆動条件を記憶することを特徴とするプリ
    ンタ制御装置。
  8. 【請求項8】 上記請求項1〜請求項7のいずれかに記
    載のプリンタ制御装置において、 上記不揮発性メモリと供給インク記憶手段と印刷条件記
    憶手段とのいずれかまたは組み合わせは、記憶情報の書
    込と消去とを禁止するよう設定可能であることを特徴と
    するプリンタ制御装置。
  9. 【請求項9】 上記請求項1〜請求項8のいずれかに記
    載のプリンタ制御装置において、 上記ヘッド駆動制御手段は、上記インクカートリッジの
    交換時に上記インクの種類の比較を実行することを特徴
    とするプリンタ制御装置。
  10. 【請求項10】 上記請求項1〜請求項9のいずれかに
    記載のプリンタ制御装置において、 上記ヘッド駆動制御手段は、上記インク供給系にインク
    を供給した後に上記供給インク記憶手段に記憶されるイ
    ンクの種類を当該供給したインクの種類で更新すること
    を特徴とするプリンタ制御装置。
  11. 【請求項11】 記憶内容を更新可能であって充填され
    るインクの種類を記憶する不揮発性メモリを搭載すると
    ともに装着部に着脱することによって交換可能なインク
    カートリッジに充填されたインクをヘッドに供給しなが
    ら印刷を行うプリンタを制御するプリンタ制御方法であ
    って、 上記インクカートリッジから上記ヘッドへのインク供給
    系に供給されているインクの種類を記憶する供給インク
    記憶工程と、 上記印刷にあたり上記ヘッドの駆動に必要な印刷条件を
    上記インクカートリッジに充填されるインクの種類別に
    記憶する印刷条件記憶工程と、 上記不揮発性メモリに記憶されたインクの種類と上記供
    給インク記憶工程に記憶されたインクの種類とを比較し
    て、両者のインクの種類が一致する状態で上記印刷条件
    記憶工程に記憶された印刷条件に基づいてヘッドの駆動
    を制御しつつ適宜所定の情報を上記不揮発性メモリに書
    き込むヘッド駆動制御工程とを具備することを特徴とす
    るプリンタ制御方法。
  12. 【請求項12】 上記請求項11に記載のプリンタ制御
    方法において、 上記不揮発性メモリにインクカートリッジに充填される
    インクの残量を記憶しておき、上記ヘッド駆動制御工程
    では、上記ヘッドの駆動に伴って消費するインクの使用
    量を算出するとともに当該算出に基づいて上記不揮発性
    メモリに記憶されたインクの残量を更新することを特徴
    とするプリンタ制御方法。
  13. 【請求項13】 上記請求項12に記載のプリンタ制御
    方法において、 上記ヘッド駆動制御工程では、上記ヘッドの駆動ととも
    に増加するカウンタに基づいてインク使用量を算出する
    ことを特徴とするプリンタ制御方法。
  14. 【請求項14】 上記請求項13に記載のプリンタ制御
    方法において、 上記印刷条件記憶工程では、上記カウンタのカウント値
    に乗ずることによってインク使用量を算出するためのイ
    ンク使用量算出係数を記憶することを特徴とするプリン
    タ制御方法。
  15. 【請求項15】 上記請求項11〜請求項14のいずれ
    かに記載のプリンタ制御方法において、 上記印刷条件記憶工程では、上記ヘッドを駆動する際に
    印加する駆動電圧パターンを記憶することを特徴とする
    プリンタ制御方法。
  16. 【請求項16】 上記請求項11〜請求項15のいずれ
    かに記載のプリンタ制御方法において、 上記印刷条件記憶工程では、上記ヘッドにおけるインク
    供給系のクリーニングに必要な駆動条件を記憶すること
    を特徴とするプリンタ制御方法。
  17. 【請求項17】 上記請求項11〜請求項16のいずれ
    かに記載のプリンタ制御方法において、 上記印刷条件記憶工程では、上記ヘッドにおけるフラッ
    シングに必要な駆動条件を記憶することを特徴とするプ
    リンタ制御方法。
  18. 【請求項18】 上記請求項11〜請求項17のいずれ
    かに記載のプリンタ制御方法において、 上記不揮発性メモリと供給インク記憶工程と印刷条件記
    憶工程とのいずれかまたは組み合わせは、記憶情報の書
    込と消去とを禁止するよう設定可能であることを特徴と
    するプリンタ制御方法。
  19. 【請求項19】 上記請求項11〜請求項18のいずれ
    かに記載のプリンタ制御方法において、 上記ヘッド駆動制御工程では、上記インクカートリッジ
    の交換時に上記インクの種類の比較を実行することを特
    徴とするプリンタ制御方法。
  20. 【請求項20】 上記請求項11〜請求項19のいずれ
    かに記載のプリンタ制御方法において、 上記ヘッド駆動制御工程では、上記インク供給系にイン
    クを供給した後に上記供給インク記憶工程にて記憶され
    たインクの種類を当該供給したインクの種類で更新する
    ことを特徴とするプリンタ制御方法。
  21. 【請求項21】 記憶内容を更新可能であって充填され
    るインクの種類を記憶する不揮発性メモリを搭載すると
    ともに装着部に着脱することによって交換可能なインク
    カートリッジに充填されたインクをヘッドに供給しなが
    ら印刷を行うプリンタをコンピュータにて制御するため
    のプリンタ制御プログラムを記録した媒体であって、 上記インクカートリッジの不揮発性メモリに記憶された
    インクの種類を読み出してインクカートリッジ内のイン
    クの種類を判定する機能と、 上記プリンタ本体に搭載された不揮発性メモリに対して
    予め記載されている当該プリンタが使用中のインクの種
    類を読み出す機能と、 判定された上記インクカートリッジのインクの種類と上
    記読み出されたインクの種類とを比較するとともに、両
    者のインクの種類が一致する場合には上記プリンタ本体
    に搭載された不揮発性メモリにてインクの種類別に記憶
    された印刷条件を読み出して上記ヘッドの駆動を制御し
    つつ適宜所定の情報を上記インクカートリッジの不揮発
    性メモリに書き込むヘッド駆動制御機能とをコンピュー
    タに実行させることを特徴とするプリンタ制御プログラ
    ムを記録した媒体。
  22. 【請求項22】 上記請求項21に記載のプリンタ制御
    プログラムを記録した媒体において、 上記不揮発性メモリは、インクカートリッジに充填され
    るインクの残量を記憶しており、上記ヘッド駆動制御機
    能では、上記ヘッドの駆動に伴って消費するインクの使
    用量を算出するとともに当該算出に基づいて上記不揮発
    性メモリに記憶されたインクの残量を更新させることを
    特徴とするプリンタ制御プログラムを記録した媒体。
  23. 【請求項23】 上記請求項22に記載のプリンタ制御
    プログラムを記録した媒体において、 上記ヘッド駆動制御機能では、上記ヘッドの駆動ととも
    に増加するカウンタに基づいてインク使用量を算出する
    ことを特徴とするプリンタ制御プログラムを記録した媒
    体。
  24. 【請求項24】 上記請求項23に記載のプリンタ制御
    プログラムを記録した媒体において、 上記印刷条件をインクの種類別に記憶する不揮発性メモ
    リでは、上記カウンタのカウント値に乗ずることによっ
    てインク使用量を算出するためのインク使用量算出係数
    を記憶することを特徴とするプリンタ制御プログラムを
    記録した媒体。
  25. 【請求項25】 上記請求項21〜請求項24のいずれ
    かに記載のプリンタ制御プログラムを記録した媒体にお
    いて、 上記印刷条件をインクの種類別に記憶する不揮発性メモ
    リでは、上記ヘッドを駆動する際に印加する駆動電圧パ
    ターンを記憶することを特徴とするプリンタ制御プログ
    ラムを記録した媒体。
  26. 【請求項26】 上記請求項21〜請求項25のいずれ
    かに記載のプリンタ制御プログラムを記録した媒体にお
    いて、 上記印刷条件をインクの種類別に記憶する不揮発性メモ
    リでは、上記ヘッドにおけるインク供給系のクリーニン
    グに必要な駆動条件を記憶することを特徴とするプリン
    タ制御プログラムを記録した媒体。
  27. 【請求項27】 上記請求項21〜請求項26のいずれ
    かに記載のプリンタ制御プログラムを記録した媒体にお
    いて、 上記印刷条件をインクの種類別に記憶する不揮発性メモ
    リでは、上記ヘッドにおけるフラッシングに必要な駆動
    条件を記憶することを特徴とするプリンタ制御プログラ
    ムを記録した媒体。
  28. 【請求項28】 上記請求項21〜請求項27のいずれ
    かに記載のプリンタ制御プログラムを記録した媒体にお
    いて、 上記インクカートリッジとプリンタ本体に搭載された不
    揮発性メモリのいずれかまたは組み合わせは、記憶情報
    の書込と消去とを禁止するよう設定可能であることを特
    徴とするプリンタ制御プログラムを記録した媒体。
  29. 【請求項29】 上記請求項21〜請求項28のいずれ
    かに記載のプリンタ制御プログラムを記録した媒体にお
    いて、 上記ヘッド駆動制御機能では、上記インクカートリッジ
    の交換時に上記インクの種類の比較を実行することを特
    徴とするプリンタ制御プログラムを記録した媒体。
  30. 【請求項30】 上記請求項21〜請求項29のいずれ
    かに記載のプリンタ制御プログラムを記録した媒体にお
    いて、 上記ヘッド駆動制御機能では、上記インク供給系にイン
    クを供給した後に上記プリンタ本体に搭載された不揮発
    性メモリにて記憶されたインクの種類を当該供給したイ
    ンクの種類で更新することを特徴とするプリンタ制御プ
    ログラムを記録した媒体。
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