JP2004090432A - 液体噴射装置、液体噴射装置の液体排出用タンク及び液体噴射装置の液体排出方法 - Google Patents
液体噴射装置、液体噴射装置の液体排出用タンク及び液体噴射装置の液体排出方法 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】インクの交換時には、インクカートリッジをホルダから取り外し、新しいインクカートリッジを配置する前に、インクカートリッジと同一形状の排出用カートリッジ31をホルダに配置する。そして、加圧ポンプにより生成された加圧空気を、排出用カートリッジ31内に形成された空間部Sに導入する。空間部Sに導入された加圧空気は、補給用チューブ4に送られるため、空気圧により補給用チューブ4内の残留インクがサブタンクに集められる。集められたインクは、吸引ポンプの吸引力により記録ヘッド側から排出される。
【選択図】 図3
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、メインタンクから液体供給路を介してサブタンクに液体を補給し、サブタンクから液体噴射ヘッドに液体を供給する液体噴射装置、液体噴射装置の液体排出用タンク及び液体噴射装置の液体排出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、液体噴射ヘッドのノズルからターゲットに対して液体を噴射する液体噴射装置として、インクジェット式プリンタが知られている。このインクジェット式プリンタには、液体としてのインクを貯留するメインタンクとしてのインクカートリッジをプリンタ本体側に配置する、いわゆるオフキャリッジタイプの構成を有するものがある。インクカートリッジは、ブラック、シアン、マゼンタ、イエローなど複数色のインク毎に複数設けられている。このオフキャリッジタイプを採用する場合には、例えば、大判印刷を行うために大容量のインクカートリッジを使用する場合や、インクカートリッジのレイアウトに自由度を持たせるために、プリンタを小型化、薄型化する場合がある。
【0003】
このオフキャリッジタイプのインクジェット式プリンタにおいては、インクの供給を安定させるために、インクカートリッジから液体噴射ヘッドとしての記録ヘッドに至るインク流路の途中にサブタンクを設けるものがある。このサブタンクは、キャリッジに搭載され、インク補給用チューブを介して、インクカートリッジからのインクを受けるとともに、記録ヘッドへインクを供給する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、近年、インクジェット式プリンタが形成する画像は、高画質、高品質のものが要求されており、これに応じてインクの種類が増加する傾向にある。これらのインクは、色材や添加剤、インクの色、更にインク濃度等で異なり、記録媒体や目的によって使い分けられる。例えば、光沢紙に高画質の画像を形成するためのブラックのインクと、普通紙を使用して高速印刷による画像を形成するためのブラックのインクとは種類が異なる場合がある。また、階調度を向上させるために、例えばブラックのインクをグレーのインクに変えて使用することがある。
【0005】
このようにインクの種類が増加する一方で、インクジェット式プリンタに搭載されるチューブやサブタンク等のインクの流路の数は限られている。このため、同じインクの流路において、インクの種類を変えてインクを使用する必要が生じる。このような場合は、既に使用していたインクを流路内から十分に排出してから、異なる種類のインクを充填する必要がある。特に、オフキャリッジタイプのインクジェット式プリンタでは、インクカートリッジから記録ヘッドに至る流路が長いため、インク流路内の残留インク量が多く、インクを排出する工程が重要となる。
【0006】
このインク流路内における残留インクの排出方法として、インクカートリッジよりも重力方向の上方に設けられたインク補給用チューブ内やサブタンク内等のインクを、重力に従って逆流させ、インクカートリッジに戻す方法が提案されている。
【0007】
ところが、インクカートリッジには、インクに溶解する気体を取り除いた、いわゆる脱気インクが貯留されている。このためこの方法においては、インクを逆流させたときにインク流路内に残る気泡がインクカートリッジ内の脱気インクに混入し、インクの品質を劣化させる問題があった。
【0008】
また、逆流させたインクを、専用の廃液タンクに収容する方法が提案されている。しかし、この廃液タンクのインク貯留量には限界がある。
また、インクを重力のみで逆流させる方法では、細かいインク滴がインク補給用チューブ内等の壁面に付着して排出できない。また、インク流路には、重力のみでは排出しにくい箇所があり、インクが残ってしまう問題があった。
【0009】
本発明の目的は、液体噴射装置の液体流路内の液体を、メインタンク内の液体の品質を損なうことなく排出できる、液体噴射装置、液体噴射装置の液体排出タンク及び液体噴射装置の液体排出方法を提供することにある。
【0010】
また、本発明の別の目的は、メインタンク交換時に、液体噴射装置内の液体の排出性を向上させる、液体噴射装置、液体噴射装置の液体排出タンク及び液体噴射装置の液体排出方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、液体を貯留するメインタンクと、ターゲットに対して液体を噴射する液体噴射ヘッドと、前記メインタンクの液体を前記液体噴射ヘッドへ供給するための液体供給路と、前記液体供給路上において液体を一時貯留すると共に前記液体噴射ヘッドに対して液体を供給するサブタンクとを備え、前記メインタンクには加圧ユニットにより生成される空気圧が印加され、該空気圧の作用により前記メインタンクから前記液体供給路を介して前記サブタンクに対して液体が補給される液体噴射装置において、前記加圧ユニットで生成された空気を、前記メインタンク側から導入することにより、前記液体供給路から前記サブタンクまでの液体流路内の液体を排出させる液体排出手段を設けたことを要旨とする。
【0012】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の液体噴射装置において、前記液体排出手段により排出された液体は、前記サブタンクから前記液体噴射ヘッドを経て、前記液体噴射ヘッドをキャップするキャップ手段を介して廃液タンクに排出させることを要旨とする。
【0013】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の液体噴射装置において、前記加圧ユニットで生成された空気の導入を断続的に行うことを要旨とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載の液体噴射装置において、前記液体排出手段は、前記加圧ユニットで生成された空気を直接前記液体供給路に導入するための液体排出用タンクによって構成され、該液体排出用タンクを前記メインタンクと交換することにより、液体の排出を行うことを要旨とする。
【0014】
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の液体噴射装置において、前記液体排出用タンクは、前記メインタンクと外形が同一であることを要旨とする。
請求項6に記載の発明は、請求項4又は5に記載の液体噴射装置において、前記液体排出用タンクに、フィルタ手段を設けたことを要旨とする。
【0015】
請求項7に記載の発明は、請求項4〜6のいずれかに記載の液体噴射装置において、前記メインタンク及び前記液体排出用タンクは、各タンクを識別する識別情報を記録した識別手段をそれぞれ備えており、前記液体噴射装置には、前記識別手段の識別情報を読み取る読み取り手段を設けたことを要旨とする。
【0016】
請求項8に記載の発明は、請求項1〜7のいずれかに記載の液体噴射装置において、前記液体噴射ヘッドは、キャリッジに搭載されてターゲットの幅方向に往復移動されて液体を噴射し、前記サブタンクは、前記液体噴射ヘッドと共に前記キャリッジに搭載されることを要旨とする。
【0017】
請求項9に記載の発明は、液体を貯留するメインタンクと、ターゲットに対して液体を噴射する液体噴射ヘッドと、前記メインタンクの液体を前記液体噴射ヘッドへ供給するための液体供給路と、前記液体供給路上において液体を一時貯留すると共に前記液体噴射ヘッドに対して液体を供給するサブタンクとを備え、前記メインタンクには加圧ユニットにより生成される空気圧が印加され、該空気圧の作用により前記メインタンクから前記液体供給路を介して前記サブタンクに対して液体が補給される液体噴射装置に使用されるタンクであって、前記メインタンクと交換されて使用されるものであって、前記メインタンクと前記加圧ユニットで生成された空気を、前記液体供給路から導入し、前記液体供給路から前記サブタンクまでの液体流路内の液体を排出させることを要旨とする。
【0018】
請求項10に記載の発明は、請求項9に記載の液体噴射装置の液体排出用タンクにおいて、前記液体排出用タンクは、前記メインタンクと外形が同一であることを要旨とする。
【0019】
請求項11に記載の発明は、請求項9又は10に記載の液体噴射装置の液体排出用タンクにおいて、前記液体排出用タンクに、フィルタ手段を設けたことを要旨とする。
【0020】
請求項12に記載の発明は、請求項9〜11のいずれかに記載の液体噴射装置の液体排出用タンクにおいて、前記液体排出用タンクには、該タンクを識別する識別情報を記録した識別手段を備えたことを要旨とする。
【0021】
請求項13に記載の発明は、液体を貯留するメインタンクと、ターゲットに対して液体を噴射する液体噴射ヘッドと、前記メインタンクから液体供給路を介して液体の補給を受けると共に、前記液体噴射ヘッドに液体を供給するサブタンクとを備え、前記メインタンクには加圧ユニットにより生成される空気圧が印加され、該空気圧の作用により前記メインタンクから前記液体供給路を介して前記サブタンクに対して液体が補給される液体噴射装置において、前記加圧ユニットで生成された空気を、前記メインタンク側から導入することにより、前記液体供給路から前記サブタンクまでの液体流路内の液体を排出させることを要旨とする。
【0022】
請求項14に記載の発明は、請求項13に記載の液体噴射装置の液体排出方法において、前記排出された液体は、前記サブタンクから前記液体噴射ヘッドを経て、キャップ手段を介して廃液タンクに排出させることを要旨とする。
【0023】
請求項15に記載の発明は、請求項13又は14に記載の液体噴射装置の液体排出方法において、前記加圧ユニットで生成された空気の導入を断続的に行うことを要旨とする。
【0024】
請求項16に記載の発明は、請求項13〜15のいずれかに記載の液体噴射装置の液体排出方法において、前記液体の排出は、前記メインタンクを、前記加圧ユニットで生成された空気を直接前記液体供給路に導入するための液体排出用タンクに交換することにより行うことを要旨とする。
【0025】
請求項17に記載の発明は、請求項16に記載の液体噴射装置の液体排出方法において、前記液体排出用タンクは、前記メインタンクと外形が同一であることを要旨とする。
【0026】
請求項18に記載の発明は、請求項16又は17に記載の液体噴射装置の液体排出方法において、前記液体排出用タンクに、フィルタ手段を設けたことを要旨とする。
【0027】
請求項19に記載の発明は、請求項16〜18のいずれかに記載の液体噴射装置の液体排出方法において、前記メインタンク及び前記液体排出用タンクは、各タンクを識別する識別情報を記録した識別手段をそれぞれ備えており、前記液体噴射装置が備える読み取り手段により、前記識別手段の識別情報を読み取ることを要旨とする。
【0028】
請求項20に記載の発明は、請求項19に記載の液体噴射装置の液体排出方法において、前記読み取り手段により、前記液体排出用タンクが検出されたときに、前記加圧ユニットの空気の導入を行うことを要旨とする。
【0029】
請求項21に記載の発明は、請求項20に記載の液体噴射装置の液体排出方法において、前記読み取り手段により、前記液体排出用タンクが検出されたときに、液体排出の実行確認信号の受信を待って、前記加圧ユニットの空気の導入を行うことを要旨とする。
【0030】
請求項22に記載の発明は、請求項13〜21のいずれかに記載の液体噴射装置の液体排出方法において、前記加圧ユニットで生成された空気を、前記メインタンク側から導入することにより、前記液体供給路から前記サブタンクまでの液体流路内の液体を排出する工程と、前記サブタンク内の液体を前記液体噴射ヘッドを経て、前記キャップ手段を介して前記廃液タンクに排出する工程とを交互に行うことを要旨とする。
【0031】
請求項23に記載の発明は、請求項13〜21のいずれかに記載の液体噴射装置の液体排出方法において、前記加圧ユニットで生成された空気を、前記メインタンク側から導入することにより、前記液体供給路から前記サブタンクまでの液体流路内の液体を排出する工程と、前記サブタンク内の液体を前記液体噴射ヘッドを経て、前記キャップ手段を介して前記廃液タンクに排出する工程とを同時に行うことを要旨とする。
【0032】
請求項24に記載の発明は、請求項13〜23のいずれかに記載の液体噴射装置の液体排出方法において、前記液体噴射ヘッドは、キャリッジに搭載されてターゲットの幅方向に往復移動されて液体を噴射し、前記サブタンクは、前記液体噴射ヘッドと共に前記キャリッジに搭載されることを要旨とする。
【0033】
(作用)
請求項1、9及び13に記載の発明によれば、液体排出手段により、加圧ユニットで生成された空気をメインタンク側から導入させることにより、液体供給路からサブタンクまでの液体流路内の液体を排出させることができる。また、液体を逆流させて排出させないため、メインタンクに貯留された液体内に気泡が混入することを避けることができる。このため、液体の品質の劣化を防止することができる。また、空気圧により液体供給路に残留した液体を、より確実に排出することができる。また、液体排出手段には液体が逆流しないため、液体排出手段を繰り返し使用することができる。
【0034】
請求項2及び14に記載の発明によれば、液体排出手段により排出された液体は、サブタンクから液体噴射ヘッドを経て、液体噴射ヘッドをキャップするキャップ手段を介して廃液タンクに排出される。このため、液体噴射ヘッドのクリーニングのために使用される廃液タンクを利用できるため、別途廃液タンクなどを設ける必要がなくなる。
【0035】
請求項3及び15に記載の発明によれば、加圧ユニットにより空気の導入が断続的に行われる。これは、空気の導入が連続的に行われる場合には、サブタンク内に残った液体が泡立つ可能性があるため、断続的に空気を生成することで、サブタンクにおける液体の泡立ちを極力低減することができる。
【0036】
請求項4及び16に記載の発明によれば、液体排出用タンクをメインタンクと交換し、液体排出用タンクにより加圧ユニットで生成された空気を直接液体供給路に導入することができる。このため、メインタンクを収容する空間に液体排出用タンクを収容することができ、効率よく液体の排出をすることができる。
【0037】
請求項5、10及び17に記載の発明によれば、液体排出用タンクは、メインタンクと外形が同一である。このため、メインタンクを収容する空間に液体排出用タンクを容易に収容することができる。また、液体排出用タンクを収容する空間を別途設ける必要がない。
【0038】
請求項6、11及び18に記載の発明によれば、液体排出用タンクにフィルタ手段が設けられている。このため、加圧ユニットから排出される空気をフィルタにかけることにより、液体供給路の中に異物が混入するのを低減することができる。
【0039】
請求項7、12及び19に記載の発明によれば、液体排出用タンクに識別手段が備えられている。このため、液体噴射装置に設けられた読み取り手段により、液体排出用タンクが装着されたか否かを判別することが可能となる。
【0040】
請求項20に記載の発明によれば、読み取り手段により液体排出用タンクが検出されたときに、空気の導入が行われる。このため、識別情報を有効に利用できると共に、必要な場合にのみ液体の排出を行うことができる。
【0041】
請求項21に記載の発明によれば、読み取り手段により液体排出用タンクが検出されたときに、液体排出の確認信号の受信を待って、空気の導入が行われる。このため、ユーザからの意思表示などによる液体排出の実行確認信号を受信してから、液体の排出を行うことができるので、ユーザによる誤動作を招くなどのおそれを低減できる。
【0042】
請求項22に記載の発明によれば、加圧ユニットで生成された空気を、メインタンク側から導入することにより、液体供給路からサブタンクまでの液体流路内の液体を排出する工程と、サブタンク内の液体を液体噴射ヘッドを経て噴射し、キャップ手段を介して廃液タンクに排出する工程とが交互に行われる。このため、液体供給路及びサブタンク内の圧力を調整しながら、液体を排出することができる。また、サブタンク内部での発泡を抑制することができる。
【0043】
請求項23に記載の発明によれば、加圧ユニットで生成された空気を、メインタンク側から導入することにより、液体供給路からサブタンクまでの液体流路内の液体を排出する工程と、サブタンク内の液体を液体噴射ヘッドを経て噴射し、キャップ手段を介して廃液タンクに排出する工程とが同時に行われる。このため、液体を排出する工程にかかる時間を短縮化することができる。
【0044】
請求項8及び24に記載の発明によれば、液体噴射ヘッドは、キャリッジに搭載されてターゲットの幅方向に往復移動されて液体を噴射し、サブタンクは、液体噴射ヘッドと共にキャリッジに搭載される。このため、このような構成の液体噴射装置において、上記各発明の作用効果を得ることができる。
【0045】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した液体噴射装置としてのインクジェット式プリンタの一実施形態を図1〜図6に従って説明する。
【0046】
図1は、インクジェット式プリンタのケース(図示せず)内に備えられたインクジェット式プリンタ本体1の模式平面図である。インクジェット式プリンタ本体1には、メインタンクとしてのインクカートリッジ部2a〜2dが設けられている。インクカートリッジ部2a〜2dには、インクカートリッジ15a〜15d、ホルダ32、ガイド板33,34(図3参照)が設けられており、非印刷領域に配置されている。このインクカートリッジ部2は使用されるインク数に対応しており、本実施形態は4個のインクカートリッジ部2a〜2dが設けられている。インクカートリッジ部2の内部には、インクが貯留されたインクパック16a〜16d(図2参照)が設けられ、このインクパック16a〜16dから、補給用チューブ4a〜4dを介して、サブタンク5a〜5dにインクが補給されるように構成されている。
【0047】
サブタンク5a〜5dは、各インク数に対応させてキャリッジ3上に設けられる。本実施形態では、合計4個のサブタンク5a〜5dがキャリッジ3上に搭載されている。このサブタンク5a〜5dは、補給用チューブ4を介して補給されたインクを、キャリッジ3下面に搭載された液体噴射ヘッドとしての記録ヘッド30(図2参照)に対して供給可能に構成されている。
【0048】
また、サブタンク5a〜5dが搭載されるキャリッジ3は、キャリッジモータ6によって駆動される。そして、タイミングベルト7を介し、走査ガイド部材8に案内されて、紙送り部材9の長手方向、すなわち記録用紙の幅方向である主走査方向に往復移動されるように構成されている。
【0049】
一方、キャリッジ3の移動経路上における非印刷領域には、キャップ手段としてのキャップ部材10、吸引ポンプ11(図2参照)、廃液タンク12が配置されている。キャップ部材10は、ゴム等の可撓性素材により形成されている。そして、キャリッジ3が非印刷領域に移動したときに、キャップ部材10によって、記録ヘッド30のノズル形成面30aが封止されるように構成されている。このため、キャップ部材10は、インクジェット式プリンタの休止期間中において記録ヘッドのノズル開口の乾燥を防止する蓋体として機能する。また、このキャップ部材10の底面は、チューブ13(図2参照)を介して吸引ポンプ11に接続されている。これらのキャップ部材10及び吸引ポンプ11は、吸引ポンプ11により生じる負圧を記録ヘッド30に作用させ、記録ヘッド30側からインクを排出できるように構成されている。更に、キャップ部材10の印刷領域側には、ゴムなどの弾性素材によるワイピング部材14が配置されており、必要に応じて記録ヘッド30のノズル形成面30aを払拭して清掃できるように構成されている。
【0050】
図2は、図1に示したインクジェット式プリンタ本体1のインクの流路の構成を模式的に示したものである。図2には、便宜上、1色に対応した流路を構成する、インクカートリッジ15、インクパック16、サブタンク5、補給用チューブ4、供給用チューブ29を示している。インクカートリッジ15には、液体としてのインクが封入されている。本実施形態では、インク各色に対応した数のインクカートリッジ15a〜15d、インクパック16a〜16d、サブタンク5a〜5d、補給用チューブ4a〜4d等がインクジェット式プリンタ本体1に備えられている。補給用チューブ4及び供給用チューブ29等は、液体供給路を構成する。
【0051】
図2に示すように、インクカートリッジ15内部には、上述したように、インクパック16が収容されており、このインクパック16は可撓性部材から形成されている。インクパック16とインクカートリッジ15との間の空間には、圧力室Rが形成されており、インクカートリッジ15には、圧力室Rに空気を流入させるための導入孔17が形成されている。
【0052】
この導入孔17には、加圧用チューブ18を介して、圧力検出器19と、圧力調整弁20と、加圧ポンプ21とが接続されている。加圧用チューブ18、圧力検出器19、圧力調整弁20及び加圧ポンプ21は、加圧ユニットを構成する。また、加圧用チューブ18、圧力検出器19、圧力調整弁20及び加圧ポンプ21は、図示しない加圧ユニット制御手段により制御される。圧力検出器19及び圧力調整弁20は、インクジェット式プリンタ本体1にそれぞれ1個備えられる。加圧ポンプ21により、生成された加圧空気は、圧力調整弁20に供給され、圧力検出器19を介して、インクカートリッジ15の圧力室Rに導入される。圧力検出器19は、各インクカートリッジ15内に加わる空気圧が所定範囲に維持されるように、加圧ポンプ21によって生成された空気圧を検知し、加圧ポンプ21の駆動を制御する機能を有している。また、圧力調整弁20は、加圧ポンプ21によって加圧された空気圧が過度の状態に達したときに、圧力を開放して各インクカートリッジ15内に加わる空気圧を所定範囲に維持させる機能を有している。この圧力調整弁20は、圧力検出器19及び加圧ポンプ21の制御系統に何らかの障害が発生したときに、加圧ポンプ21から送出される加圧空気によりインクカートリッジ15等を破損することを防止するように作用する。従って、インク補給開始時には、加圧ポンプ21が動作し、加圧ポンプ21による加圧空気が圧力調整弁20、圧力検出器19を通過する。このときの空気圧が所定範囲より大きければ、加圧ポンプの動作を停止するための信号が出力される。空気圧が所定範囲内であれば、加圧空気が圧力室Rに流入し、インクパック16が加圧され、インクがサブタンク5に補給される。
【0053】
インクカートリッジ15から補給されたインクは、サブタンク5により一時貯留される。このサブタンク5の重力方向の最上部には、空気孔22が形成されており、サブタンク5内の圧力を大気圧となるように保持している。また、サブタンク5の内部には、フロート部材23が取り付けられており、その一端部に永久磁石24が固定されている。そして、永久磁石24に対向するサブタンク5の一側面の外側には、基板25が設けられており、基板25上にはホール素子に代表される磁電変換素子26a,26bが設けられている。これらの磁電変換素子26a,26bは、永久磁石24が発する磁力の線量を検出可能に配置されており、検出した磁力線量に比例した電気的信号を出力する。
【0054】
サブタンク5内のインク量が少なくなると、フロート部材23の位置が重力方向の下方へ移動する。この移動に伴い、磁電変換素子26a,26bが永久磁石24から受ける磁力線量が変化する。従って、磁電変換素子26a,26bの出力する電気的信号の変化はサブタンク5内のインク量の減少として感知することが可能となる。このように、インク量減少の信号が出力されると、補給用バルブ27を開状態とし、インクがサブタンク5に補給される。そして、サブタンク5内のインク量が所定の容量に達した場合には、磁電変換素子26a,26bの電気的信号により、補給用バルブ27が閉状態とされ、それ以上インクをサブタンク5に補給しない。
【0055】
サブタンク5内に一時貯留されたインクは、供給用バルブ28及び供給用チューブ29を介して、キャリッジ3下面に搭載された記録ヘッド30に供給される。記録ヘッド30に供給されたインクは、記録ヘッド30に形成されたノズル形成面30aより吐出される。
【0056】
次に、図3及び図4により、異なるインクを交換する場合に使用される液体排出手段及び液体排出用タンクとしての排出用カートリッジ31について説明する。図3は排出用カートリッジ31の断面図、図4は分解斜視図である。
【0057】
排出用カートリッジ31は、インクカートリッジ15と外形が同一に形成されている。しかし、排出用カートリッジ31は、インクカートリッジ15とは異なり、内部にインクパック等を収容せず、空間部Sが形成されている。排出用カートリッジ31の一側面には、圧力検出器19に接続される加圧用チューブ18を嵌挿するための空気導入孔31aと、空間部Sに流入した空気をサブタンク5側に送るための空気導出孔31bが形成されている。空気導出孔31bの周囲には、フィルタ手段としてのフィルタ31cが設けられており、加圧ポンプ21から流入した粉塵が、空気導出孔31bから補給用チューブ4に流入しないように構成されている。
【0058】
また、図4に示すように、排出用カートリッジ31の隅部には、識別手段としてのICメモリ31dが取り付けられている。このICメモリ31dには、排出用カートリッジ固有の識別情報等が記憶されている。尚、インクカートリッジ15a〜15dにも、同様のICメモリが取り付けられており、各インクカートリッジ固有の識別情報及びインクの種類等の属性情報が記憶されている。
【0059】
また、排出用カートリッジ31は、ホルダ32に収容され、さらに同ホルダ32はガイド板33,34によって挟持固定される。ホルダ32及びガイド板33,34は、インクカートリッジ15にも同様に設けられている。ホルダ32の一側面には、排出用カートリッジ31及びインクカートリッジ15に補給用チューブ4及び加圧用チューブ18を接続したまま収容するために、取出口32aが形成されている。また、ホルダ32の隅部には窓部32bが形成されている。この窓部32bは、ホルダ32にカートリッジが収容されたときに、ICメモリがホルダ32の外側へ露出するように構成されている。ガイド板33,34は、インクジェット式プリンタ本体1に固定支持されており、ホルダ32を挟持し固定する。ガイド板34の一端部には、凹部34aが形成されている。この凹部34aは、ホルダ32をガイド板33,34に装着させたときに、ホルダ32の窓部32bと対向する位置に構成されている。この凹部34aには、ICメモリ31dのデータを読み取る読み取り手段としてのデータ受け渡し部35が組み込まれている。そして、このガイド板33,34に、カートリッジを収容させたホルダ32を挟持固定させたとき、データ受け渡し部35が窓部32bからICメモリ31dのデータを読み込むことが可能である。
【0060】
一方、インクジェット式プリンタのケース(図示せず)の表面には、ディスプレイやスイッチが形成されている。このスイッチの押下によりインクジェット式プリンタに印刷やメンテナンス等の動作を実行させることが可能である。また、これらの動作の実行命令は、インクジェット式プリンタに接続されたコンピュータ端末からも命令することが可能である。
【0061】
次に、カートリッジの交換を行う手順について、図5に従って説明する。カートリッジ交換動作は、まずユーザが、ケースに備えられたカートリッジ交換のためのスイッチを押す。あるいは、ユーザが、インクジェット式プリンタに接続されたコンピュータ端末(図示せず)から、インクカートリッジ15を交換する指令を出す操作を行う。これらの操作により、インク交換開始信号が出力される(S1−1)。
【0062】
次に、ユーザが既にセットされているインクカートリッジ15を外し、そのホルダ32に別のカートリッジをセットする(S1−2)。ホルダ32にカートリッジがセットされると、カートリッジに固定されたICメモリに記憶されたデータがデータ受け渡し部35によって読み取られる(S1−3)。そして、セットされたカートリッジが排出用カートリッジ31であるか否かが判断される(S1−4)。すなわち、読み取られたデータ中に、排出用カートリッジ31の識別子があるか否かにより、排出用カートリッジ31であるか否かが判断される。セットされたカートリッジが、インクカートリッジ15である場合(S1−4でNOの場合)は、インクの排出動作を行わずにカートリッジ交換動作が終了する。セットされたカートリッジが、排出用カートリッジ31である場合(S1−4でYESの場合)は、排出動作が行われる(S1−5)。
【0063】
このインク排出動作の手順の詳細を図6により説明する。インクの排出を開始する信号が出力されると、キャリッジ3が非印刷領域まで移動して、キャップ部材10がキャリッジ3に搭載された記録ヘッド30のノズル形成面30aに当接する(S2−1)。そして、補給用バルブ27が開状態となり、供給用バルブ28が閉状態となる(S2−2)。
【0064】
次に、吸引ポンプ11及び加圧ポンプ21が動作を開始する。また、吸引ポンプ11が動作を開始してからの経過時間Tの値を0に、供給用バルブ28及び補給用バルブ27を開閉してインクを排出する排出回数Nの値を1に初期化する(S2−3)。このとき供給用バルブ28は閉状態であり、供給用バルブ28より下流のインク及び空気は吸引ポンプ11によって吸引されるため、供給用バルブ28より下流は圧力が次第に低下し、負圧が蓄積されている。加圧ポンプ21により送られた加圧空気は、空気導入孔31aから排出用カートリッジ31の空間部Sに流入した後、空気導出孔31bから流出し、補給用チューブ4へ供給される。この加圧空気により、補給用チューブ4内に残留していたインクは、サブタンク5に送られ収集される。また、このときの加圧空気の流速は充分大きいため、補給用チューブ4内部の壁面に付着したインク滴もサブタンク5に移動する。また、サブタンク5に流入した加圧空気は、サブタンク5に形成された空気孔22から排出されるため、サブタンク5内の圧力は大気圧と同じに保たれる。
【0065】
次に、吸引ポンプ11の動作が開始されてからの経過時間Tが所定時間T1以上か否かが判断される(S2―4)。経過時間TがT1未満の場合(S2−4においてNOの場合)は、経過時間Tが所定時間T1以上になるまでS2−4のステップが繰り返される。経過時間Tが所定時間T1以上となった場合(S2−4においてYESの場合)補給用バルブ27が閉状態とされる(S2−5)。すなわち、補給用チューブ4への加圧空気の送出が停止される。このとき、排出用カートリッジ31の空間部Sには、加圧ポンプ21により加圧空気が流入し続けている。このため、空間部Sの圧力は大きくなり、次に補給用バルブ27を開状態としたときに、大きな空気圧で補給用チューブ4内の残留インクをサブタンク5へ送る。このとき、空間部Sの圧力が所定の圧力以上となると、圧力検出器19により加圧ポンプ21が停止される。また、補給用チューブ4への加圧空気の送出により、サブタンク5内でバブリングされ、気泡が生じる。S2−5において、加圧空気の送出が停止されることにより、この気泡はそれ以上増大しない。
【0066】
補給用バルブ27が閉状態となると、供給用バルブ28が開状態とされる(S2−6)。このとき、記録ヘッド30のノズル形成面30aには、供給用バルブ28より下流に蓄積された負圧と、吸引ポンプ11による吸引力とが作用する。このため、サブタンク5内のインクは、比較的大きな吸引力を受け、記録ヘッド30を介して、キャップ部材10に吸引される。そして、吸引されたインクは、廃液タンク12に回収される。このため、サブタンク5内に生じた気泡は、吸引ポンプ11により記録ヘッド30より排出される。
【0067】
次に、吸引ポンプ11の動作が開始されてからの経過時間Tが所定時間T2(T2≧T1)以上か否かが判断される(S2−7)。経過時間Tが所定時間T2以上となると、ステップ2−4〜ステップ2−6、すなわち加圧空気により残留インクをサブタンク5に集めた後、その残留インクを記録ヘッド30側から吸引して排出する動作を行った排出回数Nが、所定回数N1であるか否かが判断される(S2−8)。尚、N1は2以上の整数であるが、N1を1として、排出動作を1回行う手順としてもよい。
【0068】
インクを吸引して排出する動作をN1回以上行った場合(S2−8においてYESの場合)は、吸引ポンプ11及び加圧ポンプ21を停止し(S2−9)、供給用バルブ28を閉状態として(S2−10)、排出動作が終了する。一方、排出回数NがN1回未満である場合(S2−8においてNOの場合)は、供給用バルブ28を閉状態、補給用バルブ27を開状態とし(S2−11)、Tに初期値0を入力して、排出回数Nに1を加算する(S2−12)。そして、排出回数NがN1になるまでステップS2−4〜ステップS2−8を繰り返す。
【0069】
このような動作が繰り返されることにより、補給用チューブ4内のインクはサブタンク5内に、断続的に繰り返し送られて、集められる。そして、吸引ポンプ11により生じる負圧によって、サブタンク5内及び記録ヘッド30内のインクが断続的に吸引される。
【0070】
上記実施形態のインクジェット式プリンタによれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)上記実施形態では、内部に空間部Sを有する排出用カートリッジ31を介して、加圧ポンプ21から補給用チューブ4へ加圧空気を送るようにした。このため、補給用チューブ4内の壁面に付着したインク滴を空気圧により補給用チューブ4から送り出すことが可能となり、インクの排出性を向上させることができる。また、インクを逆流させて排出しないため、インクカートリッジ15内の脱気されたインクに気泡を混入させず、インクの品質を良好に保つことができる。
【0071】
(2)上記実施形態では、排出用カートリッジ31を介して送られる加圧空気により排出されたインクは、記録ヘッド30から噴出され、キャップ部材10を介して廃液タンク12に回収される。このため、インク交換時のための廃液タンク等を別途設ける必要がなくなる。
【0072】
(3)上記実施形態では、排出動作において、補給用チューブ4に加圧空気を送った後、加圧空気の送出を一時停止し、吸引ポンプ11により吸引を行う動作を繰り返すようにした。すなわち、補給用チューブ4を介して、サブタンク5に断続的に加圧空気を送るようにした。このため、加圧空気の送出によりサブタンク5内に生じる気泡が吸引された後、再び加圧空気が送出される。従って、気泡をサブタンク5内に溜めることがなく、効率的に排出することができる。
【0073】
(4)上記実施形態では、排出用カートリッジ31をインクカートリッジ15と外形を同一に形成し、インクカートリッジ15と交換するようにした。このため、加圧ポンプ21により生成された加圧空気を、排出用カートリッジ31を介して、直接補給用チューブ4に導入することができる。また、インクカートリッジ15を収容するホルダ32に、排出用カートリッジ31を収容することができ、排出用カートリッジ31用のホルダを別途設ける必要がなくなる。
【0074】
(5)上記実施形態では、排出用カートリッジ31内部にフィルタ31cを設けた。このため、加圧ポンプ21から送出される加圧空気に混入する粉塵等が、補給用チューブ4内に混入することを防止することができる。
【0075】
(6)上記実施形態では、実施形態では、排出用カートリッジ31にICメモリ31dを取り付け、ガイド板34にデータ受け渡し部35を設けた。このため、カートリッジをセットしたときに排出用カートリッジ31か否かを判別することができる。また、排出用カートリッジ31の識別情報が検出された場合に、加圧空気の導入が行われるようにしたため、ユーザによる誤操作を防止することができる。
【0076】
尚、本実施形態は以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、排出動作におけるステップS2−3〜ステップS2−8にて、常に加圧ポンプ21を作動させるようにした。これ以外に、補給用バルブ27を閉弁してから(S2−5)加圧ポンプ21を一時停止し、補給用バルブを開弁する時に(S2−11)加圧ポンプ21を作動させるようにしてもよい。このような手順とすることで、エネルギー効率を向上させることができる。
【0077】
・上記実施形態では、排出動作では、補給用チューブ4内の残留インクがサブタンク5に加圧空気により送られる動作と、サブタンク5内の残留インクが吸引される動作とが交互に行われる。これ以外に、残留インクをサブタンク5に送る動作と、残留インクを吸引する動作とを同時に行ってもよい。この手順を図7に従って説明する。
【0078】
排出動作では、まず、キャリッジ3が非印刷領域まで移動する(S3−1)。そして、補給用バルブ27及び供給用バルブ28が開状態とされる(S3−2)。次に、吸引ポンプ11及び加圧ポンプ21が動作を開始する。また、吸引ポンプ11が動作を開始してからの経過時間Tの値を0に、加圧空気によりインクをサブタンク5に送る送出回数Mの値を1に初期化する(S3−3)。次に、吸引ポンプ11の動作が開始されてからの経過時間Tが所定時間T3以上であるかどうかが判断される(S3―4)。経過時間Tが所定時間T3未満のときは、所定時間T3に達するまで判断が繰り返される。経過時間Tが所定時間T3以上となると補給用バルブ27が閉状態とされ(S3−5)、供給用チューブ29への加圧空気の送出が停止される。そして、加圧ポンプ21が停止される(S3−6)。このとき、記録ヘッド30側から吸引ポンプ11による吸引動作が継続されており、サブタンク5内の残留インクは吸引されている。次に、送出回数Mが所定回数M1以上であるか否かが判断される(S3−7)。尚、M1は2以上の整数であるものとする。送出回数Mが所定回数M1以上であれば、吸引ポンプ11を停止し(S3−8)、供給用バルブ28を閉状態として(S3−9)、排出動作が終了する。MがM1未満であれば、補給用バルブ27を開状態とし(S3−10)、加圧ポンプ21を作動させる(S3−11)。更に、Tに初期値0を入力して、Mに1を加算する(S3−12)。そして、送出回数Mが所定回数M1になるまでステップS3−4〜ステップS3−7を繰り返す。
【0079】
このような動作が繰り返されることにより、補給用チューブ4内のインクはサブタンク5側に、断続的に繰り返し送られて、集められる。そして、吸引ポンプ11によりサブタンク5内及び記録ヘッド30内のインクが常時吸引される。
【0080】
・上記実施形態では、排出用カートリッジ31のフィルタ31cを空気導出孔31bの周囲に設けたが、フィルタを空気導入孔31a周囲に設けてもよい。また、空気導入孔31a及び空気導出孔31bの両方に設けてもよい。
【0081】
・上記実施形態では、識別手段としてICメモリ31dを設けたが、識別手段としてその他のものを使用してもよい。例えばバーコードを使用してもよい。
・上記実施形態では、排出用カートリッジ31をインクカートリッジ15の外形と同一とした。しかし、ホルダ32に収容可能な大きさであれば、排出用カートリッジ31をインクカートリッジ15よりも小さく構成したり、外形を異なるように形成してもよい。
【0082】
・上記実施形態では、排出用カートリッジ31がセットされ、識別情報が検出されると、排出動作が行われるようにしたが、識別情報が検出された後、排出動作の実行の確認をユーザにより行われるようにしてもよい。この場合、識別情報が検出されると、図示しないディスプレイやコンピュータ端末のモニタに、排出動作の実行を確認する文章等が表示される。ユーザは、スイッチを押下したり、コンピュータを操作することにより、排出動作を実行させる。このような手順にすると、より確実に誤操作を防止することができる。
【0083】
・上記実施形態では、液体噴射装置をインクジェット式プリンタに使用したが、インク以外の液体を噴射する液体噴射装置に応用してもよい。例えば、液晶ディスプレイやELディスプレイ、FED(面発光ディスプレイ)等の製造などに用いられる電極材や色材などの液体を噴射する液体噴射装置、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を噴射する液体噴射装置、精密ピペットとしての試料噴射装置であってもよい。
【0084】
【発明の効果】
本発明によれば、液体噴射装置の液体供給路内の液体を、メインタンク内の液体の品質を損なうことなく排出することができる。また、メインタンク交換時に、液体噴射装置内の液体の排出性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態のインクジェット式プリンタ本体の模式平面図。
【図2】本実施形態のインクジェット式プリンタのインクの流路を示す模式図。
【図3】本実施形態の排出用カートリッジの断面図。
【図4】本実施形態の排出用カートリッジの分解斜視図。
【図5】本実施形態のカートリッジ交換動作の手順を示すフローチャート図。
【図6】本実施形態の排出動作の手順を示すフローチャート図。
【図7】別例の排出動作の手順を示すフローチャート図。
【符号の説明】
1 液体噴射装置としてのインクジェット式プリンタ本体
3 キャリッジ
4 液体供給路としての補給用チューブ
5 サブタンク
10 キャップ手段としてのキャップ部材
12 廃液タンク
15 メインタンクとしてのインクカートリッジ
18 加圧ユニットとしての加圧用チューブ
19 加圧ユニットとしての圧力検出器
20 加圧ユニットとしての圧力調整弁
21 加圧ユニットとしての加圧ポンプ
29 液体供給路としての供給用チューブ
30 液体噴射ヘッドとしての記録ヘッド
31 液体排出用タンクとしての排出用カートリッジ
31c フィルタ手段としてのフィルタ
31d 識別手段としてのICメモリ
35 読みとり手段としてのデータ受け渡し部
Claims (24)
- 液体を貯留するメインタンクと、
ターゲットに対して液体を噴射する液体噴射ヘッドと、
前記メインタンクの液体を前記液体噴射ヘッドへ供給するための液体供給路と、
前記液体供給路上において液体を一時貯留すると共に前記液体噴射ヘッドに対して液体を供給するサブタンクとを備え、
前記メインタンクには加圧ユニットにより生成される空気圧が印加され、該空気圧の作用により前記メインタンクから前記液体供給路を介して前記サブタンクに対して液体が補給される液体噴射装置において、
前記加圧ユニットで生成された空気を、前記メインタンク側から導入することにより、前記液体供給路から前記サブタンクまでの液体流路内の液体を排出させる液体排出手段を設けたことを特徴とする液体噴射装置。 - 請求項1に記載の液体噴射装置において、
前記液体排出手段により排出された液体は、前記サブタンクから前記液体噴射ヘッドを経て、前記液体噴射ヘッドをキャップするキャップ手段を介して廃液タンクに排出させることを特徴とする液体噴射装置。 - 請求項1又は2に記載の液体噴射装置において、
前記加圧ユニットで生成された空気の導入を断続的に行うことを特徴とする液体噴射装置。 - 請求項1〜3のいずれかに記載の液体噴射装置において、
前記液体排出手段は、前記加圧ユニットで生成された空気を直接前記液体供給路に導入するための液体排出用タンクによって構成され、
該液体排出用タンクを前記メインタンクと交換することにより、液体の排出を行うことを特徴とする液体噴射装置。 - 請求項4に記載の液体噴射装置において、
前記液体排出用タンクは、前記メインタンクと外形が同一であることを特徴とする液体噴射装置。 - 請求項4又は5に記載の液体噴射装置において、
前記液体排出用タンクに、フィルタ手段を設けたことを特徴とする液体噴射装置。 - 請求項4〜6のいずれかに記載の液体噴射装置において、
前記メインタンク及び前記液体排出用タンクは、各タンクを識別する識別情報を記録した識別手段をそれぞれ備えており、
前記液体噴射装置には、前記識別手段の識別情報を読み取る読み取り手段を設けたことを特徴とする液体噴射装置。 - 請求項1〜7のいずれかに記載の液体噴射装置において、
前記液体噴射ヘッドは、キャリッジに搭載されてターゲットの幅方向に往復移動されて液体を噴射し、
前記サブタンクは、前記液体噴射ヘッドと共に前記キャリッジに搭載されることを特徴とする液体噴射装置。 - 液体を貯留するメインタンクと、
ターゲットに対して液体を噴射する液体噴射ヘッドと、
前記メインタンクの液体を前記液体噴射ヘッドへ供給するための液体供給路と、
前記液体供給路上において液体を一時貯留すると共に前記液体噴射ヘッドに対して液体を供給するサブタンクとを備え、
前記メインタンクには加圧ユニットにより生成される空気圧が印加され、該空気圧の作用により前記メインタンクから前記液体供給路を介して前記サブタンクに対して液体が補給される液体噴射装置に使用されるタンクであって、
前記メインタンクと交換されて使用されるものであって、
前記メインタンクと前記加圧ユニットで生成された空気を、前記液体供給路から導入し、前記液体供給路から前記サブタンクまでの液体流路内の液体を排出させることを特徴とする液体噴射装置の液体排出用タンク。 - 請求項9に記載の液体噴射装置の液体排出用タンクにおいて、
前記液体排出用タンクは、前記メインタンクと外形が同一であることを特徴とする液体噴射装置の液体排出用タンク。 - 請求項9又は10に記載の液体噴射装置の液体排出用タンクにおいて、
前記液体排出用タンクに、フィルタ手段を設けたことを特徴とする液体噴射装置の液体排出用タンク。 - 請求項9〜11のいずれかに記載の液体噴射装置の液体排出用タンクにおいて、
前記液体排出用タンクには、該タンクを識別する識別情報を記録した識別手段を備えたことを特徴とする液体噴射装置の液体排出用タンク。 - 液体を貯留するメインタンクと、
ターゲットに対して液体を噴射する液体噴射ヘッドと、
前記メインタンクから液体供給路を介して液体の補給を受けると共に、前記液体噴射ヘッドに液体を供給するサブタンクとを備え、
前記メインタンクには加圧ユニットにより生成される空気圧が印加され、該空気圧の作用により前記メインタンクから前記液体供給路を介して前記サブタンクに対して液体が補給される液体噴射装置において、
前記加圧ユニットで生成された空気を、前記メインタンク側から導入することにより、前記液体供給路から前記サブタンクまでの液体流路内の液体を排出させることを特徴とする液体噴射装置の液体排出方法。 - 請求項13に記載の液体噴射装置の液体排出方法において、
前記排出された液体は、前記サブタンクから前記液体噴射ヘッドを経て、キャップ手段を介して廃液タンクに排出させることを特徴とする液体噴射装置の液体排出方法。 - 請求項13又は14に記載の液体噴射装置の液体排出方法において、
前記加圧ユニットで生成された空気の導入を断続的に行うことを特徴とする液体噴射装置の液体排出方法。 - 請求項13〜15のいずれかに記載の液体噴射装置の液体排出方法において、
前記液体の排出は、前記メインタンクを、前記加圧ユニットで生成された空気を直接前記液体供給路に導入するための液体排出用タンクに交換することにより行うことを特徴とする液体噴射装置の液体排出方法。 - 請求項16に記載の液体噴射装置の液体排出方法において、
前記液体排出用タンクは、前記メインタンクと外形が同一であることを特徴とする液体噴射装置の液体排出方法。 - 請求項16又は17に記載の液体噴射装置の液体排出方法において、
前記液体排出用タンクに、フィルタ手段を設けたことを特徴とする液体噴射装置の液体排出方法。 - 請求項16〜18のいずれかに記載の液体噴射装置の液体排出方法において、
前記メインタンク及び前記液体排出用タンクは、各タンクを識別する識別情報を記録した識別手段をそれぞれ備えており、
前記液体噴射装置が備える読み取り手段により、前記識別手段の識別情報を読み取ることを特徴とする液体噴射装置の液体排出方法。 - 請求項19に記載の液体噴射装置の液体排出方法において、
前記読み取り手段により、前記液体排出用タンクが検出されたときに、前記加圧ユニットの空気の導入を行うことを特徴とする液体噴射装置の液体排出方法。 - 請求項20に記載の液体噴射装置の液体排出方法において、
前記読み取り手段により、前記液体排出用タンクが検出されたときに、液体排出の実行確認信号の受信を待って、前記加圧ユニットの空気の導入を行うことを特徴とする液体噴射装置の液体排出方法。 - 請求項13〜21のいずれかに記載の液体噴射装置の液体排出方法において、
前記加圧ユニットで生成された空気を、前記メインタンク側から導入することにより、前記液体供給路から前記サブタンクまでの液体流路内の液体を排出する工程と、
前記サブタンク内の液体を前記液体噴射ヘッドを経て、前記キャップ手段を介して前記廃液タンクに排出する工程とを交互に行うことを特徴とする液体噴射装置の液体排出方法。 - 請求項13〜21のいずれかに記載の液体噴射装置の液体排出方法において、
前記加圧ユニットで生成された空気を、前記メインタンク側から導入することにより、前記液体供給路から前記サブタンクまでの液体流路内の液体を排出する工程と、
前記サブタンク内の液体を前記液体噴射ヘッドを経て、前記キャップ手段を介して前記廃液タンクに排出する工程とを同時に行うことを特徴とする液体噴射装置の液体排出方法。 - 請求項13〜23のいずれかに記載の液体噴射装置の液体排出方法において、
前記液体噴射ヘッドは、キャリッジに搭載されてターゲットの幅方向に往復移動されて液体を噴射し、
前記サブタンクは、前記液体噴射ヘッドと共に前記キャリッジに搭載されることを特徴とする液体噴射装置の液体排出方法。
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