JP2008063406A - 反応性ホットメルト接着剤組成物及びそれを用いた接着方法 - Google Patents

反応性ホットメルト接着剤組成物及びそれを用いた接着方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2008063406A
JP2008063406A JP2006241432A JP2006241432A JP2008063406A JP 2008063406 A JP2008063406 A JP 2008063406A JP 2006241432 A JP2006241432 A JP 2006241432A JP 2006241432 A JP2006241432 A JP 2006241432A JP 2008063406 A JP2008063406 A JP 2008063406A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
adhesive composition
polyol
reactive hot
melt adhesive
meth
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006241432A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5013585B2 (ja
Inventor
Genji Fujimoto
源次 藤本
Yusuke Asakawa
雄介 浅川
Hisao Matsumiya
久雄 松宮
Tatsuya Amano
達也 天野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Showa Denko Materials Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Kasei Polymer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Kasei Polymer Co Ltd filed Critical Hitachi Kasei Polymer Co Ltd
Priority to JP2006241432A priority Critical patent/JP5013585B2/ja
Publication of JP2008063406A publication Critical patent/JP2008063406A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5013585B2 publication Critical patent/JP5013585B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Abstract

【課題】 ウレタンプレポリマーを主成分とする湿気硬化型の反応性ホットメルト接着剤組成物で、湿気硬化前の段階での初期接着強さを大きくできる反応性ホットメルト接着剤組成物とそれを用いた接着方法を提供する。
【解決手段】 ポリイソシアネート、ポリオール、及び水酸基含有(メタ)アクリレートから合成され、(メタ)アクリロイル基及びイソシアネート基を分子末端に含有するポリウレタンプレポリマーを主成分とし、光重合開始剤を含む接着剤組成物であり、該ポリオール中に、ポリオール成分全体に対して1〜20重量%の割合で、数平均分子量(Mn)が10,000〜100,000であるポリオールを含む反応性ホットメルト接着剤組成物。この反応性ホットメルト接着剤組成物を溶融させて被着体に塗布し、接着前に、塗布面にあらかじめ紫外線を照射する接着方法。
【選択図】 なし

Description

本発明は、反応性ホットメルト接着剤組成物に関し、さらに詳しくは、湿気硬化前の段階での初期接着強度を大きくするために、紫外線の照射による高分子量化を伴用する湿気硬化型の反応性ホットメルト接着剤組成物とそれを用いた接着方法に関する。
ポリウレタンプレポリマーを主成分とする湿気硬化型の反応性ホットメルト接着剤組成物は、金属材料、木質材料、プラスチックやゴム等の高分子材料、繊維製品、天然及び合成皮革類の製品、紙製品等の接着に使用され、建材パネル、自動車内装材、衣料等の広範囲な分野で活用されている。その特徴は、通常のホットメルト接着剤組成物と同様に無溶剤系であり、冷却固化により初期接着強度が得られ、さらに接着後24〜72時間程度の時間内で空気中または被着体の湿気と反応して、通常のホットメルト接着剤組成物以上の最終接着強度と耐熱性が得られることにある。
しかし、ポリウレタンプレポリマーは熱安定性が不足するため、塗布時の温度を150℃以下、好ましくは140℃以下にしなければならない。この温度条件で塗布が可能な粘度の上限、例えば100Pa・s以下にするために、数平均分子量(Mn)を10,000以下に抑制しなければならない。このため、従来のポリウレタンプレポリマーにおいては、初期接着強さを大きくしようとしても、分子量の低さによる限界があった。
従来の技術として、ポリウレタン固有の結晶性を利用する手法があるが、一般的にオープンタイムが短く、作業幅が狭くなってしまうことや、結晶化するまでは接着強さが低いため、結晶化するまで大きな負荷をかけないか、強制冷却装置の設置等の設備改善が必要という欠点がある。
また、接着剤の初期凝集力を上げ、初期接着強度を大きくする手法として、ポリウレタンプレポリマーと熱可塑性樹脂と粘着付与剤とからなる反応性ホットメルト接着剤組成物が知られている(例えば、特許文献1〜3参照)。
特開平06−122860号公報 特開昭64−054089号公報 特開昭52−037936号公報
しかし、この方法で初期接着強さを大きくする場合、溶融粘度が高くなり、塗布性が著しく劣ってしまう。あるいは、塗布温度を高く(例えば150〜180℃)することで塗布性は向上するが、熱安定性が著しく劣る欠点がある。また、溶融粘度を低くし、塗布性を確保する場合、接着剤中の熱可塑性樹脂の割合を少なくしなければならず、充分な初期接着強度が得られにくい。
本発明の目的は、ウレタンプレポリマーを主成分とする湿気硬化型の反応性ホットメルト接着剤組成物に関して、湿気硬化前の段階での初期接着強度を大きくすることである。
本発明は、[1] ポリイソシアネート、ポリオール、及び水酸基含有(メタ)アクリレートから合成され、(メタ)アクリロイル基及びイソシアネート基を分子末端に含有するポリウレタンプレポリマーを主成分とし、光重合開始剤を含む接着剤組成物であり、該ポリオール中に、ポリオール成分全体に対して1〜20重量%の割合で、数平均分子量(Mn)が10,000〜100,000であるポリオールを含むことを特徴とする反応性ホットメルト接着剤組成物である。
また、本発明は、[2] (メタ)アクリロイル基数がポリウレタンプレポリマー全体の末端官能基数に対して5〜40モル%である、上記[1]に記載の反応性ホットメルト接着剤組成物である。
また、本発明は、[3] 上記[1]または上記[2]に記載の反応性ホットメルト接着剤組成物を溶融させて被着体に塗布し、接着前に、該塗布面にあらかじめ紫外線を照射することを特徴とする接着方法である。
本発明者らは、前述の課題を達成するために鋭意研究を行った結果、(メタ)アクリロイル基及びイソシアネート基を分子末端に含有するポリウレタンプレポリマーを主成分とし、光重合開始剤を含む反応性ホットメルト接着剤組成物を被着体に塗布し、被着体を接着する前にあらかじめ紫外線を照射し、被着体上において(メタ)アクリロイル基のラジカル反応で高分子量化させてから接着を行うことで、湿気硬化前の段階での初期接着強度が大きくなることを見出した。
本発明に用いるポリウレタンプレポリマーは、イソシアネート基を1分子中に2個以上含有するポリイソシアネート(A)、水酸基を1分子中に2個以上含有するポリオール(B)、水酸基及び(メタ)アクリロイル基を1分子中にそれぞれ1個以上含有する水酸基含有(メタ)アクリレート(C)から合成される。
さらに、ポリオール(B)として、数平均分子量(Mn)が10,000〜100,000のポリオールを少なくとも1種類含むことを特徴とする。このポリオールを含むポリウレタンプレポリマーを使用することにより、紫外線の照射による高分子量化の効果を大きくでき、初期接着強度を大きくすることができる。
ポリオール(B)中に含まれる該ポリオールの割合は、1〜20重量%の範囲にすることを特徴とする。1重量%未満では高分子量化の効果が小さく、20重量%を超えるとポリウレタンプレポリマーの粘度が高くなり過ぎ塗布性が劣る。
本発明に用いるポリウレタンプレポリマーの分子末端に含有される(メタ)アクリロイル基は、全体の末端官能基(イソシアネート基と(メタ)アクリロイル基の合計)に対して、官能基数として5〜40モル%の範囲で含有することが好ましく、より好ましくは10〜30モル%の範囲である。(メタ)アクリロイル基の含有量が5モル%未満では、紫外線の照射により高分子量化される割合が少なくなり初期接着強度を大きくすることが難しい。また、(メタ)アクリロイル基の含有量が40モル%を超えると、紫外線の照射により高分子量化される割合が多くなり過ぎ、接着のために必要な粘着性が失われてしまう傾向がある。
本発明の反応性ホットメルト接着剤組成物は、従来の反応性ホットメルト接着剤組成物では得られなかった優れた初期接着強度を実現でき、接着強度の安定化と生産性向上が可能となる。
本発明において用いる、ポリイソシアネート(A)としては、トリレンジイソシアネート、水添トリレンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネート、水添ジフェニルメタンジイソシアネート、ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、パラフェニレンジイソシアネート等の公知のものが挙げられ、単独または2種類以上を併用しても良い。
さらに、上記のポリイソシアネートを水と反応させて得られるビウレット型ポリイソシアネート、上記のポリイソシアネートをトリメチロールプロパン等の多価アルコールと反応させて得られるアダクト型ポリイソシアネート、上記のポリイソシアネートをイソシアヌレート化して得られる多量体等の公知のものを使用することができ、単独または2種類以上を併用しても良い。
ポリオール(B)としては、ポリエステルポリオール、ポリエーテルポリオール、ポリカーボネートポリオール、ポリオレフィンポリオール、ポリブタジエンポリオール、ポリイソプレンポリオール、ポリカプロラクトンポリオール等の公知のものが挙げられ、単独または2種類以上を併用しても良い。
さらに、ポリオール(B)中に、数平均分子量(Mn)10,000〜100,000のポリオールを少なくとも1種類含むことが必須である。該ポリオールとしては、ポリエステルポリオール、ポリエーテルポリオール、ポリカーボネートポリオール、ポリオレフィンポリオール、ポリブタジエンポリオール、ポリイソプレンポリオール、ポリカプロラクトンポリオール等の公知のもので、数平均分子量(Mn)10,000〜100,000のポリオールが挙げられる。数平均分子量(Mn)は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)を用い、テトラヒドロフラン(THF)溶媒で測定し、ポリスチレン換算により求める。
水酸基含有(メタ)アクリレート(C)としては、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、ブタンジオールモノ(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレートのカプロラクトン変性物、グリシドールジ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート等の公知のものが挙げられ、単独または2種類以上を併用しても良い。なお、本発明において(メタ)アクリレートとはアクリレートまたはメタクリレートのことを指す。
ポリウレタンプレポリマーの分子末端にイソシアネート基を含有させるために、ポリイソシアネート(A)のイソシアネート基の合計を、ポリオール(B)と水酸基含有(メタ)アクリレート(C)の水酸基の合計よりも多くすることが必要である。
ポリウレタンプレポリマーの分子末端に(メタ)アクリロイル基を含有させるために、一つの方法として、ポリイソシアネート(A)とポリオール(B)を反応させて得られたポリウレタンプレポリマーに、後から水酸基含有(メタ)アクリレート(C)を反応させる方法がある。また、ポリイソシアネート(A)と水酸基含有(メタ)アクリレート(C)を反応させて得られたポリウレタンプレポリマーに、後からポリオール(B)を反応させる方法もある。どちらの方法も反応中に(メタ)アクリロイル基どうしが重合反応をしないように、温度等の合成条件を調整する必要がある。
ポリウレタンプレポリマーを合成する際には、ポリイソシアネート(A)のイソシアネート基の合計と、ポリオール(B)と水酸基含有(メタ)アクリレート(C)の水酸基の合計との比率(以下、NCO/OH比と記す)として、1.2〜3.0の範囲で、さらに好ましくは、1.5〜2.5の範囲となるように反応させる。これは、NCO/OH比が1.2未満では得られるポリウレタンプレポリマーの粘度が高くなり過ぎることと、湿気硬化による高分子量化が少なく最終接着強度と耐熱性が得られないことが欠点となり、3.0を超えると湿気硬化の際に発泡が著しく生じることが欠点となるためである。
本発明のする反応性ホットメルト接着剤組成物は、紫外線の照射によるラジカル反応を起こしやすくするための光重合開始剤を含む。光重合開始剤としては、ベンジルジメチルケタール、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン等の公知のものが挙げられ、単独または2種類以上を併用しても良い。光重合開始剤の含有量としては、ポリウレタンプレポリマーに対して0.5〜10重量%、好ましくは1〜5重量%の範囲が良い。
また、必要に応じて、上記以外の各種添加剤を添加することもできる。例えば、重合禁止剤、可塑剤、酸化防止剤、消泡剤、レベリング剤、造核剤、難燃剤、充填剤、粘着付与樹脂、染料、顔料、紫外線吸収剤等の公知のものが挙げられ、単独使用または2種類以上を併用しても良い。
本発明の反応性ホットメルト接着剤組成物の接着方法は、90〜150℃程度、好ましくは100〜120℃に加熱溶融し、ロール、スプレーに代表される既存の塗布装置により、被着体に両面または片面塗布する。次に、接着剤の塗布面に紫外線(例えば100〜1,000mJ/cm)を照射した後、被着体を接着させる。この際には、機械的に圧着する方が良い初期接着強度が得られ、冷却固化後に圧着を止めると、接着不良が起きにくい。その後、室温(例えば5〜35℃)または加温加湿状態(例えば35℃、80%RH)で養生させることで湿気硬化が進み、最終接着強度が得られる。
本発明の反応性ホットメルト接着剤組成物の用途は特に限定されないが、例としては、金属材料、木質材料、プラスチックやゴム等の高分子材料、繊維製品、天然及び合成皮革類の製品、紙製品等の接着に使用でき、同種類及び異種類の被着体を接着できる。
以下に、実施例及び比較例によって本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はこれらの例によって限定されるものではない。なお、以下「部」、「%」とは、特に断りのない限り「重量部」、「重量%」のことである。
(実施例1)
撹拌機、温度制御装置、還流冷却器、窒素導入管、及び減圧装置を備えたセパラブルフラスコに、以下のポリオールを仕込み、撹拌しながら加熱を開始して80℃で減圧により脱水処理をした。
1,6ヘキサンジオール、アジピン酸を主成分とする
ポリエステルポリオール 95部
(官能基数2.0,Mn3,000)
ポリカプロラクトンポリオール 5部
(官能基数2.0,Mn50,000)
ここで、Mnは数平均分子量であり、東ソー株式会社製HLC−8020ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)を用い、テトラヒドロフラン(THF)溶媒で測定し、ポリスチレン換算により求めた。
窒素雰囲気中で4,4'−ジフェニルメタンジイソシアネート15.0部を添加し、110℃で1時間反応させ、さらに、2−ヒドロキシエチルアクリレート1.3部を添加し、110℃で1時間反応させた。次に、光重合開始剤として1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン2.4部を添加し、よく混合してポリウレタンプレポリマーを主成分とする反応性ホットメルト接着剤組成物(NCO/OH比1.6、アクリロイル基の含有量20モル%、活性イソシアネート基含有量1.4%、常温(35℃以下)で固形、120℃での粘度15Pa・s)を得た。
(実施例2)
実施例1と同じポリオールを配合し、NCO/OH比1.6、アクリロイル基の含有量3モル%となるように、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、2−ヒドロキシエチルアクリレート、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトンの配合量を変化させて実施例1と同様の方法で反応性ホットメルト接着剤組成物を得た。
(実施例3)
実施例1と同じポリオールを配合し、NCO/OH比1.6、アクリロイル基の含有量50モル%となるように、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、2−ヒドロキシエチルアクリレート、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトンの配合量を変化させて実施例1と同様の方法で反応性ホットメルト接着剤組成物を得た。
(比較例1)
実施例1で使用したポリオールのうち、ポリエステルポリオールのみを配合し、NCO/OH比1.6、アクリロイル基の含有量20モル%となるように、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、2−ヒドロキシエチルアクリレート、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトンの配合量を変化させて実施例1と同様の方法で反応性ホットメルト接着剤組成物を得た。
(比較例2)
実施例1と同じポリオールを配合し、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネートも実施例1と同じ配合量とし、2−ヒドロキシエチルアクリレート、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトンを配合せずに、実施例1と同様の方法で反応性ホットメルト接着剤組成物を得た。
実施例1〜3と比較例1,2で得られた反応性ホットメルト接着剤組成物の配合と樹脂特性をまとめて表1に示した。
Figure 2008063406
実施例1〜3で得た本発明の反応性ホットメルト接着剤組成物と、比較例1で得た接着剤組成物について、接着強さを測定した。測定方法は以下の通りである。
120℃に加熱したロールコーターを使用し、25mm幅のプライマー付きオレフィンシートに100g/mとなるように塗布した。接着剤の塗布面にメタルハライドランプを用いて紫外線を600mJ/cm照射して、直ちに塗布面どうしを接着し、プレス機を用いて49KPaの圧力で10秒間圧着した。圧着終了直後に初期はく離接着強さを、また、23℃、50%RHにて4日間養生した後の常態はく離接着強さを測定した。接着強さの測定方法は、はく離速度50mm/分でT型はく離で測定した。はく離時の破壊状態として、プライマー付きオレフィンシートの材料破壊を示した場合はB、接着剤組成物の凝集破壊を示した場合はCと表した。測定結果を表2に示した。
比較例2で得た接着剤組成物については、紫外線の照射を行わないこと以外は前述の測定方法と同様に実施した。測定結果を表2に示した。
Figure 2008063406
表2の結果からわかるように、本発明の反応性ホットメルト接着剤組成物は、ポリウレタンプレポリマーの分子末端に(メタ)アクリロイル基を含有していない比較例2と比べて、紫外線の照射により高分子量化されることで初期接着強度が大きくなる。また、数平均分子量(Mn)10,000〜100,000のポリオールを含有していない比較例1と比べて、紫外線の照射による高分子量化の効果を大きくでき、初期接着強度を大きくすることができる。さらに、アクリロイル基の含有量を20モル%とした実施例1は、3モル%の実施例2より高分子量化されており、50モル%の実施例3より粘着性があるために特に優れている。

Claims (3)

  1. ポリイソシアネート、ポリオール、及び水酸基含有(メタ)アクリレートから合成され、(メタ)アクリロイル基及びイソシアネート基を分子末端に含有するポリウレタンプレポリマーを主成分とし、光重合開始剤を含む接着剤組成物であり、該ポリオール中に、ポリオール成分全体に対して1〜20重量%の割合で、数平均分子量(Mn)が10,000〜100,000であるポリオールを含むことを特徴とする反応性ホットメルト接着剤組成物。
  2. (メタ)アクリロイル基数がポリウレタンプレポリマー全体の末端官能基数に対して5〜40モル%である、請求項1に記載の反応性ホットメルト接着剤組成物。
  3. 請求項1または請求項2に記載の反応性ホットメルト接着剤組成物を溶融させて被着体に塗布し、接着前に、該塗布面にあらかじめ紫外線を照射することを特徴とする接着方法。
JP2006241432A 2006-09-06 2006-09-06 反応性ホットメルト接着剤組成物及びそれを用いた接着方法 Active JP5013585B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006241432A JP5013585B2 (ja) 2006-09-06 2006-09-06 反応性ホットメルト接着剤組成物及びそれを用いた接着方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006241432A JP5013585B2 (ja) 2006-09-06 2006-09-06 反応性ホットメルト接着剤組成物及びそれを用いた接着方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008063406A true JP2008063406A (ja) 2008-03-21
JP5013585B2 JP5013585B2 (ja) 2012-08-29

Family

ID=39286394

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006241432A Active JP5013585B2 (ja) 2006-09-06 2006-09-06 反応性ホットメルト接着剤組成物及びそれを用いた接着方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5013585B2 (ja)

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008274131A (ja) * 2007-04-27 2008-11-13 Toagosei Co Ltd 一液湿気硬化型ウレタン系ホットメルト接着剤組成物及びその使用方法
JP2009242557A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Dic Corp 湿気硬化型ポリウレタンホットメルト接着剤、及びそれを用いた造作部材
WO2012032885A1 (ja) * 2010-09-06 2012-03-15 Dic株式会社 活性エネルギー線硬化性ホットメルトウレタン樹脂組成物、それを用いた電子機器用部材、及びパッキン
JP2013533894A (ja) * 2010-05-11 2013-08-29 ヘンケル・アクチェンゲゼルシャフト・ウント・コムパニー・コマンディットゲゼルシャフト・アウフ・アクチェン フィルム形成性放射線架橋性接着剤
JP2016199750A (ja) * 2015-04-09 2016-12-01 積水化学工業株式会社 光湿気硬化型樹脂組成物、電子部品用接着剤、及び、表示素子用接着剤
KR20170013852A (ko) 2014-05-30 2017-02-07 세키스이가가쿠 고교가부시키가이샤 광 습기 경화형 수지 조성물, 전자 부품용 접착제, 및 표시 소자용 접착제
KR20170083964A (ko) 2014-11-13 2017-07-19 세키스이가가쿠 고교가부시키가이샤 경화체, 전자 부품, 및, 표시 소자
KR20170135813A (ko) 2015-04-09 2017-12-08 세키스이가가쿠 고교가부시키가이샤 광 습기 경화형 수지 조성물, 전자 부품용 접착제, 및 표시 소자용 접착제
KR20170137691A (ko) 2015-04-17 2017-12-13 세키스이가가쿠 고교가부시키가이샤 경화체, 전자 부품, 표시 소자 및 광 습기 경화형 수지 조성물
KR20180089280A (ko) 2015-12-02 2018-08-08 세키스이가가쿠 고교가부시키가이샤 광/습기 경화형 수지 조성물, 전자 부품용 접착제, 및, 표시 소자용 접착제
WO2019116851A1 (ja) * 2017-12-13 2019-06-20 Dic株式会社 湿気硬化型ウレタンホットメルト樹脂組成物、及び、積層体
JP2020094126A (ja) * 2018-12-12 2020-06-18 Dic株式会社 湿気硬化型ウレタンホットメルト樹脂組成物、及び、積層体
JP2020094125A (ja) * 2018-12-12 2020-06-18 Dic株式会社 湿気硬化型ウレタンホットメルト樹脂組成物、及び、積層体
CN111825973A (zh) * 2020-07-24 2020-10-27 无锡博锦高分子研究发展有限公司 一种阻隔pur胶粘剂表层空气水分的方法
JP2021004280A (ja) * 2019-06-25 2021-01-14 Dic株式会社 湿気硬化型ウレタンホットメルト樹脂組成物、及び、積層体
CN112262164A (zh) * 2018-05-24 2021-01-22 Dic株式会社 湿气固化型氨基甲酸酯热熔树脂组合物及层叠体
KR20210104718A (ko) 2018-12-18 2021-08-25 세키스이가가쿠 고교가부시키가이샤 광습기 경화성 우레탄계 화합물, 광습기 경화성 우레탄 프리폴리머, 및 광습기 경화성 수지 조성물

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63278922A (ja) * 1987-04-21 1988-11-16 ダブリュ.エル.ゴア アンド アソシエイツ,インコーポレイティド 輻射線硬化性液体被覆組成物
JPH01141969A (ja) * 1987-11-30 1989-06-02 Sunstar Giken Kk 紫外線架橋性ホットメルト型接着剤組成物
JPH05214315A (ja) * 1991-07-01 1993-08-24 Huels Ag 貼合せ接着剤、繊維材料の製造法、および繊維材料
JP2000344852A (ja) * 1999-06-07 2000-12-12 Sekisui Chem Co Ltd 湿気硬化型ホットメルト組成物

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63278922A (ja) * 1987-04-21 1988-11-16 ダブリュ.エル.ゴア アンド アソシエイツ,インコーポレイティド 輻射線硬化性液体被覆組成物
JPH01141969A (ja) * 1987-11-30 1989-06-02 Sunstar Giken Kk 紫外線架橋性ホットメルト型接着剤組成物
JPH05214315A (ja) * 1991-07-01 1993-08-24 Huels Ag 貼合せ接着剤、繊維材料の製造法、および繊維材料
JP2000344852A (ja) * 1999-06-07 2000-12-12 Sekisui Chem Co Ltd 湿気硬化型ホットメルト組成物

Cited By (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008274131A (ja) * 2007-04-27 2008-11-13 Toagosei Co Ltd 一液湿気硬化型ウレタン系ホットメルト接着剤組成物及びその使用方法
JP2009242557A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Dic Corp 湿気硬化型ポリウレタンホットメルト接着剤、及びそれを用いた造作部材
JP2013533894A (ja) * 2010-05-11 2013-08-29 ヘンケル・アクチェンゲゼルシャフト・ウント・コムパニー・コマンディットゲゼルシャフト・アウフ・アクチェン フィルム形成性放射線架橋性接着剤
WO2012032885A1 (ja) * 2010-09-06 2012-03-15 Dic株式会社 活性エネルギー線硬化性ホットメルトウレタン樹脂組成物、それを用いた電子機器用部材、及びパッキン
JP5110228B2 (ja) * 2010-09-06 2012-12-26 Dic株式会社 活性エネルギー線硬化性ホットメルトウレタン樹脂組成物、それを用いた電子機器用部材、及びパッキン
US9404017B2 (en) 2010-09-06 2016-08-02 Dic Corporation Active-energy-ray-curable hot-melt urethane resin composition, member for electronic device, the member including the resin composition, and packing
KR20170013852A (ko) 2014-05-30 2017-02-07 세키스이가가쿠 고교가부시키가이샤 광 습기 경화형 수지 조성물, 전자 부품용 접착제, 및 표시 소자용 접착제
KR20210127820A (ko) 2014-11-13 2021-10-22 세키스이가가쿠 고교가부시키가이샤 경화체, 전자 부품, 및, 표시 소자
KR20170083964A (ko) 2014-11-13 2017-07-19 세키스이가가쿠 고교가부시키가이샤 경화체, 전자 부품, 및, 표시 소자
JP2016199750A (ja) * 2015-04-09 2016-12-01 積水化学工業株式会社 光湿気硬化型樹脂組成物、電子部品用接着剤、及び、表示素子用接着剤
KR20170135813A (ko) 2015-04-09 2017-12-08 세키스이가가쿠 고교가부시키가이샤 광 습기 경화형 수지 조성물, 전자 부품용 접착제, 및 표시 소자용 접착제
KR20170137691A (ko) 2015-04-17 2017-12-13 세키스이가가쿠 고교가부시키가이샤 경화체, 전자 부품, 표시 소자 및 광 습기 경화형 수지 조성물
KR20180089280A (ko) 2015-12-02 2018-08-08 세키스이가가쿠 고교가부시키가이샤 광/습기 경화형 수지 조성물, 전자 부품용 접착제, 및, 표시 소자용 접착제
WO2019116851A1 (ja) * 2017-12-13 2019-06-20 Dic株式会社 湿気硬化型ウレタンホットメルト樹脂組成物、及び、積層体
CN112262164A (zh) * 2018-05-24 2021-01-22 Dic株式会社 湿气固化型氨基甲酸酯热熔树脂组合物及层叠体
JP2020094126A (ja) * 2018-12-12 2020-06-18 Dic株式会社 湿気硬化型ウレタンホットメルト樹脂組成物、及び、積層体
JP2020094125A (ja) * 2018-12-12 2020-06-18 Dic株式会社 湿気硬化型ウレタンホットメルト樹脂組成物、及び、積層体
JP7228092B2 (ja) 2018-12-12 2023-02-24 Dic株式会社 湿気硬化型ウレタンホットメルト樹脂組成物、及び、積層体
KR20210104718A (ko) 2018-12-18 2021-08-25 세키스이가가쿠 고교가부시키가이샤 광습기 경화성 우레탄계 화합물, 광습기 경화성 우레탄 프리폴리머, 및 광습기 경화성 수지 조성물
JP2021004280A (ja) * 2019-06-25 2021-01-14 Dic株式会社 湿気硬化型ウレタンホットメルト樹脂組成物、及び、積層体
JP7363124B2 (ja) 2019-06-25 2023-10-18 Dic株式会社 湿気硬化型ウレタンホットメルト樹脂組成物、及び、積層体
CN111825973A (zh) * 2020-07-24 2020-10-27 无锡博锦高分子研究发展有限公司 一种阻隔pur胶粘剂表层空气水分的方法
CN111825973B (zh) * 2020-07-24 2022-03-15 无锡博锦高分子研究发展有限公司 一种阻隔pur胶粘剂表层空气水分的方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP5013585B2 (ja) 2012-08-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5013585B2 (ja) 反応性ホットメルト接着剤組成物及びそれを用いた接着方法
EP2342251B1 (en) Radiation curable adhesive
KR101137428B1 (ko) 슈즈의 제조방법 및 슈즈
EP1879938B1 (en) Radiation curable urethane (meth)acrylate polymer and adhesives formulated with them
JP4329046B1 (ja) 透湿フィルム、その製造方法及びそれを用いた積層体
JP2007523227A (ja) 接着剤
JP2009197053A (ja) 1液湿気硬化型ウレタン樹脂接着剤組成物
WO1998058006A1 (en) Radiation curable pressure sensitive adhesives
EP2542604A1 (de) Ionische gruppen aufweisender schmelzklebstoff
JP2008063407A (ja) 反応性ホットメルト接着剤組成物及びそれを用いた接着方法
JP2019006854A (ja) 反応性ホットメルト接着剤組成物及び被着体の接着方法
JP2014522427A (ja) 放射線硬化性接着剤の厚層を製造するための方法
CN108977115A (zh) 一种水性聚氨酯压敏胶及其制备方法与应用
TWI725645B (zh) 用於接合聚合物之可固化熱封黏著劑
JP2003261763A (ja) 水性エマルジョン組成物及びこれを含有する水性接着剤組成物又は水性塗料用プライマー組成物
JPH0517736A (ja) 反応性ホツトメルト型接着剤組成物
EP3700975B1 (en) Actinically curable adhesive composition with improved properties
JP2001107014A (ja) 湿気硬化型ホットメルト接着剤組成物
JP4577094B2 (ja) 活性エネルギー線硬化型粘着剤組成物
CN104507992B (zh) 含有低含量的低聚物的uv固化型热熔粘合剂
JPH0693242A (ja) 反応性ホットメルト型接着剤組成物
WO1993005099A1 (en) One hundred percent solids acrylic adhesives
JP5184771B2 (ja) プラスチックケースの製造方法
JP3328874B2 (ja) 接着工法
JP5042242B2 (ja) シューズの製造方法、及びシューズ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090831

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091006

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20100603

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120209

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120216

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120416

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120531

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120604

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150615

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5013585

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350