JPH0693242A - 反応性ホットメルト型接着剤組成物 - Google Patents
反応性ホットメルト型接着剤組成物Info
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- JPH0693242A JPH0693242A JP24059492A JP24059492A JPH0693242A JP H0693242 A JPH0693242 A JP H0693242A JP 24059492 A JP24059492 A JP 24059492A JP 24059492 A JP24059492 A JP 24059492A JP H0693242 A JPH0693242 A JP H0693242A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 イソシアネート基を有する重合体、特にポリ
イソシアネート基を有するグラフト共重合体とイソシア
ネート基を有する低分子重合体の混合物、およびアルジ
ミンを含有する反応性ホットメルト型接着剤組成物。 【効果】 ホットメルト塗工性に優れ、かつ、湿気硬化
前は、常温で粘着性があり可使時間が長い。更に、硬化
後は耐熱性が優れているので、反応性ホットメルト型接
着剤または反応性ホットメルト型感圧接着剤に用いられ
る。
イソシアネート基を有するグラフト共重合体とイソシア
ネート基を有する低分子重合体の混合物、およびアルジ
ミンを含有する反応性ホットメルト型接着剤組成物。 【効果】 ホットメルト塗工性に優れ、かつ、湿気硬化
前は、常温で粘着性があり可使時間が長い。更に、硬化
後は耐熱性が優れているので、反応性ホットメルト型接
着剤または反応性ホットメルト型感圧接着剤に用いられ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポリアルジミンとイソ
シアネート基を有する重合体を含有し、且つ常温で固体
である反応性ホットメルト型接着剤組成物に関する。
更に詳しく言えば、常温低湿度(相対湿度20%以下)
の雰囲気下において、該組成物を熱溶融し、塗工する際
は、皮張りまたはゲル化の発生を著しく抑制し、常温中
〜高湿度(相対湿度50%以上)の雰囲気下において
は、比較的速やかに湿気硬化が進行する、塗工性が優
れ、且つ、経時の湿気硬化反応により耐熱性に優れる反
応性ホットメルト型接着剤組成物に関する。
シアネート基を有する重合体を含有し、且つ常温で固体
である反応性ホットメルト型接着剤組成物に関する。
更に詳しく言えば、常温低湿度(相対湿度20%以下)
の雰囲気下において、該組成物を熱溶融し、塗工する際
は、皮張りまたはゲル化の発生を著しく抑制し、常温中
〜高湿度(相対湿度50%以上)の雰囲気下において
は、比較的速やかに湿気硬化が進行する、塗工性が優
れ、且つ、経時の湿気硬化反応により耐熱性に優れる反
応性ホットメルト型接着剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】接着剤組成物分野では、従来から、ホッ
トメルト型と反応型が主に知られている。ホットメルト
型接着剤組成物は、ホットメルトアプリケーターで加熱
溶融したものを塗付し、冷却固化させて瞬間接着力を得
る事が出来、作業性と瞬間接着性の好ましい特性を合わ
せ持つ組成物としてよく知られているが、反面、高温時
の接着力は著しく低く、特に一般的には80℃以上の高
温環境下では接着信頼性に限界が有る。ホットメルト型
接着剤用組成物としては、特開昭49−25033号、
特開昭51−90342号、特公昭58−17514
号、特開昭58−67772号、特開昭58−1474
73号、特開昭59−68385号、特開昭57−15
8276号、特開昭60−28476号等に代表される
技術が有り、一般にエチレンー酢酸ビニル系、ポリオレ
フィン系(低密度ポリエチレン系やアタクチックポリプ
ロピレン系で代表される)、ブロックポリマー系(SI
S、SBS、SEBS系など)、ブチルゴム系、ポリエ
ステル系、ポリアミド系等の組成物が知られている。ま
た、ホットメルト型接着剤組成物は、その用途として製
本、包装、繊維、家具、木工、弱電、輸送等の業界で幅
広く使用されているが、その耐熱接着力の限界から各用
途の使用範囲は限定されており、非構造用接着剤として
認識されている。特にプロダクトアッセンブリーの分野
では、ホットメルトの初期接着力をそのまま生かした形
の耐熱性に富む接着剤組成物が望まれており、これまで
のホットメルト型接着剤組成物では高温度の著しい接着
力低下の為に使用できない現状にある。一方、反応型接
着剤組成物は、高温度の剛性・接着強度が期待でき、構
造用の接着剤として用いられている。ところが一般的に
よく知られているエポキシ、ウレタン、アクリル等の反
応型接着剤組成物は初期接着性が極めて不良で、硬化反
応で接着力を高める事が必須であり、その為の硬化時間
が長く問題である。こうした事から、ホットメルト型の
初期接着性等の特性と反応型の耐熱接着強度の特性を兼
ね備えた、反応性ホットメルト型接着剤組成物が種々検
討されている。例えば、特公昭47−518号、特公昭
51−30898号に記載の反応性ホットメルト型接着
剤組成物は、エチレン−酢酸ビニル樹脂と特定された1
種類のウレタンプレポリマーと粘着性付与樹脂とからな
る物が開示されている。また、特開昭52−37936
号、特開昭52−123436号、特開昭56−459
54号に記載の反応性ホットメルト型接着剤組成物は、
ポリエチレン系、ポリエステル系、エチレン−酢酸ビニ
ル樹脂系、エチレン−エチルアクリレート系のいずれか
の樹脂と特定された1種類のウレタンプレポリマーと粘
着性付与樹脂とからなる物が開示されている。また、特
開昭63−120785号に記載の反応性ホットメルト
型接着剤組成物は、スチレン系ブロックコポリマーベー
スの熱可塑性樹脂成分と、特定されたウレタンポリオー
ルとからなる技術を開示している。この場合は、スチレ
ン系ブロックコポリマーベースの熱可塑性樹脂成分で初
期接着性を、またスチレン系ブロックコポリマーの靭性
作用効果とポリブタジエンポリオール、ポリイソプレン
ポリオールで代表される不飽和炭化水素系ポリオール
と、ポリオキシブチレングリコールの混合物からなるウ
レタンプレポリマーの硬化物の耐熱接着性と弾力性を発
揮するとした開示である。この様な反応性ホットメルト
型接着剤組成物は初期接着力がベースポリマーである熱
可塑性の樹脂で発揮され、経時のウレタン化反応で高温
の剛性が発揮される開示技術となっているが、総じて組
成物の初期接着性、耐熱性、塗工性が不十分である。ま
た、特開昭62−181375および特開昭64−14
287に記載の反応性ホットメルト型接着剤組成物は、
常温固体あるいは結晶性のポリウレタンプレポリマーか
らなる技術を開示しているが、初期接着性および塗工時
の溶融粘度変化が大きいという欠点を有する。この様に
まだまだ市場の要求を十分満足に満たす湿気硬化型の反
応性ホットメルト型接着剤組成物はなく、特に、湿気硬
化前は溶融粘度の変化が小さい、優れたホットメルト塗
工性を示し、かつ常温で粘着力があり可使時間が長く、
初期接着性が優れていて、湿気硬化後は耐熱性に優れた
反応性ホットメルト型接着剤組成物が強く切望されてい
るのが現状である。アクリル系感圧接着剤は、耐候性、
耐劣化性、粘着性が優れているために、感圧性ラベル、
感圧性シート、感圧性テープ等の種々の用途に利用され
ているが、現状では、溶剤型またはエマルション型が主
流である。一方、ホットメルト感圧接着剤としては、ス
チレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体をベー
スポリマーとした組成物が現状では使用されているが、
耐候性、耐劣化性が不良である。無溶剤タイプの感圧接
着剤に対する要求が高まるにつれて、アクリル系感圧接
着剤をホットメルト化しようとする幾つかの試みがなさ
れている。例えば、特開昭59−75975、特開昭5
8−125774、特開昭56−161484および特
開平1−315409に記載のアクリル系ホットメルト
型感圧接着剤は、総じてホットメルト塗工性または感圧
接着剤の凝集力が不足している。上記欠点を改良する為
に、特開平2−276879、特開平3−119082
および特開平3−220275記載の活性エネルギー線
硬化型ホットメルト感圧接着剤が提案されているが、感
圧接着剤の凝集力を向上させる為に、後架橋を電子線に
よって行う場合は、電子線照射のために特殊な設備を必
要とし、現場での作業性が極めて悪くなる等の欠点があ
る。更に、特開平3−259984記載の湿気硬化型ホ
ットメルト接着剤組成物は(メタ)アクリル酸アルキル
エステル、マクロマー(ポリマー状モノマー)、シリル
基を持った(メタ)アクリル酸エステルおよびイソシア
ネート化合物からなっている。しかし、湿気硬化前のホ
ットメルト塗工性に問題が有り、特に高温溶融時にイソ
シアネート化合物から発生する有毒ガスは作業面で大き
な制約を受ける事になる。また、特開平3−13958
4記載の湿気硬化型接着剤組成物は、(メタ)アクリル
酸アルキルエステル、重合性ポリマーおよび不飽和イソ
シアネートからなっているが、溶融粘度の変化が大きい
という欠点がある。この欠点を改善する為に、(メタ)
アクリル酸アルキルエステル、重合性ポリマー、不飽和
イソシアネート、有機錫化合物および有機燐化合物から
なる湿気硬化型ホットメルト接着剤組成物が特開平4−
31482で開示されているが、有機燐化合物を添加し
て溶融粘度の変化を小さくすると湿気硬化速度が遅くな
るという欠点が発生する。更に、特開平3−13958
4および特開平4−31482記載のグラフト共重合体
だけでは、優れたホットメルト塗工性を達成する為に、
比較的低い温度(120℃程度)で適切な溶融粘度(1
0万センチポイズ以下)にすると、湿気硬化前における
初期接着性、初期凝集力が不足する。この様にまだまだ
市場の要求を十分満足に満たすアクリル系のホットメル
ト感圧接着剤組成物はなく、特に、湿気硬化前は溶融粘
度の変化が小さい、優れたホットメルト塗工性を示し、
かつ初期凝集力が優れ、湿気硬化後は耐熱凝集力が優れ
たホットメルト感圧接着剤組成物が強く切望されている
のが現状である。上記市場の要求を満足させるべく、鋭
意検討を行い、本発明者らは、すでにイソシアネート基
を有するグラフト共重合体およびイソシアネート基を有
する低分子重合体を含有してなる樹脂組成物を出願して
いる。この組成物は、湿度がほとんど無い(相対湿度5
%以下)雰囲気下においては、溶融粘度変化が小さく、
皮張りも発生せず、ホットメルト塗工性が優れている
が、常温低湿度(相対湿度10〜20%)では皮張り、
ゲル化の発生が速いという欠点があり、その使用範囲が
おのずと限定されていた。
トメルト型と反応型が主に知られている。ホットメルト
型接着剤組成物は、ホットメルトアプリケーターで加熱
溶融したものを塗付し、冷却固化させて瞬間接着力を得
る事が出来、作業性と瞬間接着性の好ましい特性を合わ
せ持つ組成物としてよく知られているが、反面、高温時
の接着力は著しく低く、特に一般的には80℃以上の高
温環境下では接着信頼性に限界が有る。ホットメルト型
接着剤用組成物としては、特開昭49−25033号、
特開昭51−90342号、特公昭58−17514
号、特開昭58−67772号、特開昭58−1474
73号、特開昭59−68385号、特開昭57−15
8276号、特開昭60−28476号等に代表される
技術が有り、一般にエチレンー酢酸ビニル系、ポリオレ
フィン系(低密度ポリエチレン系やアタクチックポリプ
ロピレン系で代表される)、ブロックポリマー系(SI
S、SBS、SEBS系など)、ブチルゴム系、ポリエ
ステル系、ポリアミド系等の組成物が知られている。ま
た、ホットメルト型接着剤組成物は、その用途として製
本、包装、繊維、家具、木工、弱電、輸送等の業界で幅
広く使用されているが、その耐熱接着力の限界から各用
途の使用範囲は限定されており、非構造用接着剤として
認識されている。特にプロダクトアッセンブリーの分野
では、ホットメルトの初期接着力をそのまま生かした形
の耐熱性に富む接着剤組成物が望まれており、これまで
のホットメルト型接着剤組成物では高温度の著しい接着
力低下の為に使用できない現状にある。一方、反応型接
着剤組成物は、高温度の剛性・接着強度が期待でき、構
造用の接着剤として用いられている。ところが一般的に
よく知られているエポキシ、ウレタン、アクリル等の反
応型接着剤組成物は初期接着性が極めて不良で、硬化反
応で接着力を高める事が必須であり、その為の硬化時間
が長く問題である。こうした事から、ホットメルト型の
初期接着性等の特性と反応型の耐熱接着強度の特性を兼
ね備えた、反応性ホットメルト型接着剤組成物が種々検
討されている。例えば、特公昭47−518号、特公昭
51−30898号に記載の反応性ホットメルト型接着
剤組成物は、エチレン−酢酸ビニル樹脂と特定された1
種類のウレタンプレポリマーと粘着性付与樹脂とからな
る物が開示されている。また、特開昭52−37936
号、特開昭52−123436号、特開昭56−459
54号に記載の反応性ホットメルト型接着剤組成物は、
ポリエチレン系、ポリエステル系、エチレン−酢酸ビニ
ル樹脂系、エチレン−エチルアクリレート系のいずれか
の樹脂と特定された1種類のウレタンプレポリマーと粘
着性付与樹脂とからなる物が開示されている。また、特
開昭63−120785号に記載の反応性ホットメルト
型接着剤組成物は、スチレン系ブロックコポリマーベー
スの熱可塑性樹脂成分と、特定されたウレタンポリオー
ルとからなる技術を開示している。この場合は、スチレ
ン系ブロックコポリマーベースの熱可塑性樹脂成分で初
期接着性を、またスチレン系ブロックコポリマーの靭性
作用効果とポリブタジエンポリオール、ポリイソプレン
ポリオールで代表される不飽和炭化水素系ポリオール
と、ポリオキシブチレングリコールの混合物からなるウ
レタンプレポリマーの硬化物の耐熱接着性と弾力性を発
揮するとした開示である。この様な反応性ホットメルト
型接着剤組成物は初期接着力がベースポリマーである熱
可塑性の樹脂で発揮され、経時のウレタン化反応で高温
の剛性が発揮される開示技術となっているが、総じて組
成物の初期接着性、耐熱性、塗工性が不十分である。ま
た、特開昭62−181375および特開昭64−14
287に記載の反応性ホットメルト型接着剤組成物は、
常温固体あるいは結晶性のポリウレタンプレポリマーか
らなる技術を開示しているが、初期接着性および塗工時
の溶融粘度変化が大きいという欠点を有する。この様に
まだまだ市場の要求を十分満足に満たす湿気硬化型の反
応性ホットメルト型接着剤組成物はなく、特に、湿気硬
化前は溶融粘度の変化が小さい、優れたホットメルト塗
工性を示し、かつ常温で粘着力があり可使時間が長く、
初期接着性が優れていて、湿気硬化後は耐熱性に優れた
反応性ホットメルト型接着剤組成物が強く切望されてい
るのが現状である。アクリル系感圧接着剤は、耐候性、
耐劣化性、粘着性が優れているために、感圧性ラベル、
感圧性シート、感圧性テープ等の種々の用途に利用され
ているが、現状では、溶剤型またはエマルション型が主
流である。一方、ホットメルト感圧接着剤としては、ス
チレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体をベー
スポリマーとした組成物が現状では使用されているが、
耐候性、耐劣化性が不良である。無溶剤タイプの感圧接
着剤に対する要求が高まるにつれて、アクリル系感圧接
着剤をホットメルト化しようとする幾つかの試みがなさ
れている。例えば、特開昭59−75975、特開昭5
8−125774、特開昭56−161484および特
開平1−315409に記載のアクリル系ホットメルト
型感圧接着剤は、総じてホットメルト塗工性または感圧
接着剤の凝集力が不足している。上記欠点を改良する為
に、特開平2−276879、特開平3−119082
および特開平3−220275記載の活性エネルギー線
硬化型ホットメルト感圧接着剤が提案されているが、感
圧接着剤の凝集力を向上させる為に、後架橋を電子線に
よって行う場合は、電子線照射のために特殊な設備を必
要とし、現場での作業性が極めて悪くなる等の欠点があ
る。更に、特開平3−259984記載の湿気硬化型ホ
ットメルト接着剤組成物は(メタ)アクリル酸アルキル
エステル、マクロマー(ポリマー状モノマー)、シリル
基を持った(メタ)アクリル酸エステルおよびイソシア
ネート化合物からなっている。しかし、湿気硬化前のホ
ットメルト塗工性に問題が有り、特に高温溶融時にイソ
シアネート化合物から発生する有毒ガスは作業面で大き
な制約を受ける事になる。また、特開平3−13958
4記載の湿気硬化型接着剤組成物は、(メタ)アクリル
酸アルキルエステル、重合性ポリマーおよび不飽和イソ
シアネートからなっているが、溶融粘度の変化が大きい
という欠点がある。この欠点を改善する為に、(メタ)
アクリル酸アルキルエステル、重合性ポリマー、不飽和
イソシアネート、有機錫化合物および有機燐化合物から
なる湿気硬化型ホットメルト接着剤組成物が特開平4−
31482で開示されているが、有機燐化合物を添加し
て溶融粘度の変化を小さくすると湿気硬化速度が遅くな
るという欠点が発生する。更に、特開平3−13958
4および特開平4−31482記載のグラフト共重合体
だけでは、優れたホットメルト塗工性を達成する為に、
比較的低い温度(120℃程度)で適切な溶融粘度(1
0万センチポイズ以下)にすると、湿気硬化前における
初期接着性、初期凝集力が不足する。この様にまだまだ
市場の要求を十分満足に満たすアクリル系のホットメル
ト感圧接着剤組成物はなく、特に、湿気硬化前は溶融粘
度の変化が小さい、優れたホットメルト塗工性を示し、
かつ初期凝集力が優れ、湿気硬化後は耐熱凝集力が優れ
たホットメルト感圧接着剤組成物が強く切望されている
のが現状である。上記市場の要求を満足させるべく、鋭
意検討を行い、本発明者らは、すでにイソシアネート基
を有するグラフト共重合体およびイソシアネート基を有
する低分子重合体を含有してなる樹脂組成物を出願して
いる。この組成物は、湿度がほとんど無い(相対湿度5
%以下)雰囲気下においては、溶融粘度変化が小さく、
皮張りも発生せず、ホットメルト塗工性が優れている
が、常温低湿度(相対湿度10〜20%)では皮張り、
ゲル化の発生が速いという欠点があり、その使用範囲が
おのずと限定されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、反応
性ホットメルト型接着剤の従来の欠点を解決し、公知の
アプリケーターで熱溶融塗付時にはホットメルトの特徴
である初期接着性を損う事なく、塗付圧着後は、ホット
メルトが湿気硬化し、準構造用又は構造用接着剤として
使用できる。特に、湿気硬化前は溶融粘度の変化が小さ
い。低湿度の雰囲気下においては、熱溶融時に皮張り、
ゲル化の発生が抑制された、優れたホットメルト塗工性
を示す。常温で粘着力があり、可使時間が長く、初期接
着性が優れている。湿気硬化後は耐熱性に優れる。等の
優れた性能を有する反応性ホットメルト型接着剤組成物
である。或いは、アクリル系のホットメルト型感圧接着
剤の従来の欠点を解決し、特に、湿気硬化前は溶融粘度
の変化が小さい、低湿度の雰囲気下においては、熱溶融
時に皮張り、ゲル化の発生が抑制された、優れたホット
メルト塗工性を示し、かつ初期凝集力が優れ、湿気硬化
後は耐熱凝集力が優れた粘着性の感圧接着剤に移行する
反応性ホットメルト型感圧接着剤組成物を提供する事に
ある。更に、イソシアネート基を有するグラフト共重合
体およびイソシアネート基を有する低分子重合体を含有
してなる樹脂組成物以外の公知のウレタンプレポリマー
を含有してなる反応性ホットメルト型接着剤組成物に対
しても、上記アルジミンを所定量添加する事により、皮
張り、ゲル化を著しく抑制できる事を見いだした。
性ホットメルト型接着剤の従来の欠点を解決し、公知の
アプリケーターで熱溶融塗付時にはホットメルトの特徴
である初期接着性を損う事なく、塗付圧着後は、ホット
メルトが湿気硬化し、準構造用又は構造用接着剤として
使用できる。特に、湿気硬化前は溶融粘度の変化が小さ
い。低湿度の雰囲気下においては、熱溶融時に皮張り、
ゲル化の発生が抑制された、優れたホットメルト塗工性
を示す。常温で粘着力があり、可使時間が長く、初期接
着性が優れている。湿気硬化後は耐熱性に優れる。等の
優れた性能を有する反応性ホットメルト型接着剤組成物
である。或いは、アクリル系のホットメルト型感圧接着
剤の従来の欠点を解決し、特に、湿気硬化前は溶融粘度
の変化が小さい、低湿度の雰囲気下においては、熱溶融
時に皮張り、ゲル化の発生が抑制された、優れたホット
メルト塗工性を示し、かつ初期凝集力が優れ、湿気硬化
後は耐熱凝集力が優れた粘着性の感圧接着剤に移行する
反応性ホットメルト型感圧接着剤組成物を提供する事に
ある。更に、イソシアネート基を有するグラフト共重合
体およびイソシアネート基を有する低分子重合体を含有
してなる樹脂組成物以外の公知のウレタンプレポリマー
を含有してなる反応性ホットメルト型接着剤組成物に対
しても、上記アルジミンを所定量添加する事により、皮
張り、ゲル化を著しく抑制できる事を見いだした。
【0004】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は次のとお
りである。 (イ)ポリアミンとアルデヒド化合物の脱水縮合生成物
である下記一般式(1) Y ( N=CH−X)n ・・・・(1) (式中、Xは炭素数6〜15のアリール基を示す。Yは
炭素数が2〜15の2価もしくは3価の炭化水素基、ま
たは分子量が70〜6000で2価もしくは3価のポリ
オキシアルキレン基を示す。nは2または3を示す。)
で表されるポリアルジミン(A)と、イソシアネート基
を有する重合体(B)を含有し、かつ、常温で固体であ
る反応性ホットメルト型接着剤組成物。 (ロ) イソシアネート基を有する重合体(B)のイソ
シアネート基に対するポリアルジミン(A)が加水分解
して生成するポリアミンのアミノ基の当量比(アミノ基
/イソシアネート基)が、0.1〜1.5である事を特
徴とする(イ)記載の反応性ホットメルト型接着剤組成
物。 (ハ)イソシアネート基を有する重合体(B)が、下記
(1)のイソシアネート基を有する数平均分子量が10
000〜200000のグラフト共重合体から選ばれた
1種または2種以上の混合物10重量部〜90重量部
と、下記(2)のイソシアネート基を有する数平均分子
量が500〜8000の低分子重合体から選ばれた1種
または2種以上の混合物90重量部〜10重量部を含有
してなる事を特徴とする(イ)または(ロ)記載の何れ
かの反応性ホットメルト型接着剤組成物。 (1)イソシアネート基を有するグラフト共重合体
(a) 1−1)分子内にビニル基及びイソシアネート基を有す
る単量体を熱可塑性樹脂にグラフト重合させて製造され
るイソシアネート基を有するグラフト共重合体
(a1 )。 1−2)分子内にビニル基及びイソシアネート基を有す
る単量体と、分子末端にビニル基を有し、2000以上
の数平均分子量および20℃以上のガラス転移温度を有
するマクロマー及びアルキル基の炭素数が1〜12個で
ある(メタ)アクリル酸アルキルエステルと共重合させ
て製造され、且つ、(メタ)アクリル酸アルキルエステ
ル部位のガラス転移温度が−75℃〜−20℃であるイ
ソシアネート基を有するグラフト共重合体(a2 )。 1−3)分子内にビニル基及び活性水素を有する単量体
と、分子末端にビニル基を有し、2000以上の数平均
分子量および20℃以上のガラス転移温度を有するマク
ロマー及びアルキル基の炭素数が1〜12個である(メ
タ)アクリル酸アルキルエステルと共重合させ、さらに
ポリイソシアネートと反応させて製造される、(メタ)
アクリル酸アルキルエステル部位のガラス転移温度が−
75℃〜−20℃であるイソシアネート基を有するグラ
フト共重合体(a3 )。 1−4)熱可塑性樹脂の存在下に、分子内にビニル基及
びイソシアネート基を有する単量体及びアルキル基の炭
素数が1〜12個である(メタ)アクリル酸アルキルエ
ステルと共重合させて製造され、且つ、(メタ)アクリ
ル酸アルキルエステル部位のガラス転移温度が−75℃
〜−20℃であるイソシアネート基を有するグラフト共
重合体(a4 )。 1−5)熱可塑性樹脂の存在下に、分子内にビニル基及
び活性水素を有する単量体及びアルキル基の炭素数が1
〜12個である(メタ)アクリル酸アルキルエステルと
共重合させ、これをさらにポリイソシアネートと反応さ
せて得られる、(メタ)アクリル酸アルキルエステル部
位のガラス転移温度が−75℃〜−20℃であるイソシ
アネート基を有するグラフト共重合体(a5 )。 (2)イソシアネート基を有する低分子重合体(b) 2−1)分子内にビニル基及びイソシアネート基を有す
る単量体と、酢酸ビニル及びアルキル基の炭素数が1〜
12個である(メタ)アクリル酸アルキルエステルから
選ばれた少なくとも1種の単量体を共重合させて成り、
且つガラス転移温度が−20℃〜100℃であるイソシ
アネート基を有する低分子重合体(b1)。 2−2)分子内にビニル基及びイソシアネート基を有す
る単量体を石油樹脂、水添石油樹脂、テルペン樹脂ある
いは水添テルペン樹脂にグラフト共重合させてなる重合
体であり、且つ、ガラス転移温度が−20℃〜100℃
であるイソシアネート基を有する低分子重合体
(b2 )。 2−3)分子内にビニル基及び活性水素を有する単量体
と、酢酸ビニル及びアルキル基の炭素数が1〜12個で
ある(メタ)アクリル酸アルキルエステルから選ばれた
少なくとも1種の単量体を共重合させ、さらにこの共重
合体をポリイソシアネートと反応させて成り、且つ、ガ
ラス転移温度が−20℃〜100℃であるイソシアネー
ト基を有する低分子重合体(b3 )。
りである。 (イ)ポリアミンとアルデヒド化合物の脱水縮合生成物
である下記一般式(1) Y ( N=CH−X)n ・・・・(1) (式中、Xは炭素数6〜15のアリール基を示す。Yは
炭素数が2〜15の2価もしくは3価の炭化水素基、ま
たは分子量が70〜6000で2価もしくは3価のポリ
オキシアルキレン基を示す。nは2または3を示す。)
で表されるポリアルジミン(A)と、イソシアネート基
を有する重合体(B)を含有し、かつ、常温で固体であ
る反応性ホットメルト型接着剤組成物。 (ロ) イソシアネート基を有する重合体(B)のイソ
シアネート基に対するポリアルジミン(A)が加水分解
して生成するポリアミンのアミノ基の当量比(アミノ基
/イソシアネート基)が、0.1〜1.5である事を特
徴とする(イ)記載の反応性ホットメルト型接着剤組成
物。 (ハ)イソシアネート基を有する重合体(B)が、下記
(1)のイソシアネート基を有する数平均分子量が10
000〜200000のグラフト共重合体から選ばれた
1種または2種以上の混合物10重量部〜90重量部
と、下記(2)のイソシアネート基を有する数平均分子
量が500〜8000の低分子重合体から選ばれた1種
または2種以上の混合物90重量部〜10重量部を含有
してなる事を特徴とする(イ)または(ロ)記載の何れ
かの反応性ホットメルト型接着剤組成物。 (1)イソシアネート基を有するグラフト共重合体
(a) 1−1)分子内にビニル基及びイソシアネート基を有す
る単量体を熱可塑性樹脂にグラフト重合させて製造され
るイソシアネート基を有するグラフト共重合体
(a1 )。 1−2)分子内にビニル基及びイソシアネート基を有す
る単量体と、分子末端にビニル基を有し、2000以上
の数平均分子量および20℃以上のガラス転移温度を有
するマクロマー及びアルキル基の炭素数が1〜12個で
ある(メタ)アクリル酸アルキルエステルと共重合させ
て製造され、且つ、(メタ)アクリル酸アルキルエステ
ル部位のガラス転移温度が−75℃〜−20℃であるイ
ソシアネート基を有するグラフト共重合体(a2 )。 1−3)分子内にビニル基及び活性水素を有する単量体
と、分子末端にビニル基を有し、2000以上の数平均
分子量および20℃以上のガラス転移温度を有するマク
ロマー及びアルキル基の炭素数が1〜12個である(メ
タ)アクリル酸アルキルエステルと共重合させ、さらに
ポリイソシアネートと反応させて製造される、(メタ)
アクリル酸アルキルエステル部位のガラス転移温度が−
75℃〜−20℃であるイソシアネート基を有するグラ
フト共重合体(a3 )。 1−4)熱可塑性樹脂の存在下に、分子内にビニル基及
びイソシアネート基を有する単量体及びアルキル基の炭
素数が1〜12個である(メタ)アクリル酸アルキルエ
ステルと共重合させて製造され、且つ、(メタ)アクリ
ル酸アルキルエステル部位のガラス転移温度が−75℃
〜−20℃であるイソシアネート基を有するグラフト共
重合体(a4 )。 1−5)熱可塑性樹脂の存在下に、分子内にビニル基及
び活性水素を有する単量体及びアルキル基の炭素数が1
〜12個である(メタ)アクリル酸アルキルエステルと
共重合させ、これをさらにポリイソシアネートと反応さ
せて得られる、(メタ)アクリル酸アルキルエステル部
位のガラス転移温度が−75℃〜−20℃であるイソシ
アネート基を有するグラフト共重合体(a5 )。 (2)イソシアネート基を有する低分子重合体(b) 2−1)分子内にビニル基及びイソシアネート基を有す
る単量体と、酢酸ビニル及びアルキル基の炭素数が1〜
12個である(メタ)アクリル酸アルキルエステルから
選ばれた少なくとも1種の単量体を共重合させて成り、
且つガラス転移温度が−20℃〜100℃であるイソシ
アネート基を有する低分子重合体(b1)。 2−2)分子内にビニル基及びイソシアネート基を有す
る単量体を石油樹脂、水添石油樹脂、テルペン樹脂ある
いは水添テルペン樹脂にグラフト共重合させてなる重合
体であり、且つ、ガラス転移温度が−20℃〜100℃
であるイソシアネート基を有する低分子重合体
(b2 )。 2−3)分子内にビニル基及び活性水素を有する単量体
と、酢酸ビニル及びアルキル基の炭素数が1〜12個で
ある(メタ)アクリル酸アルキルエステルから選ばれた
少なくとも1種の単量体を共重合させ、さらにこの共重
合体をポリイソシアネートと反応させて成り、且つ、ガ
ラス転移温度が−20℃〜100℃であるイソシアネー
ト基を有する低分子重合体(b3 )。
【0005】本発明のアルジミン(A)とイソシアネー
ト基を有する重合体(B)を所定量、加熱下に溶融混合
し、目的の接着剤組成物を製造する事ができる。本発明
に用いられるアルジミン(A)は、下記一般式(1) 〔化3〕 Y ( N=CH−X)n ・・・(1) で示される化合物である。ここで、Xは炭素数6〜15
のアリール基を示す。これらのアリール基としてはフェ
ニル基または1以上の置換基で置換された置換フェニル
基が適当である。置換基としては炭素数が1〜9のアル
キル基、炭素数が1〜9のアルコキシ基等が好ましい。
上記アリール基の置換基数は1〜3のものが好ましい。
アリール基の具体例としては、例えば、フェニル基、メ
チルフェニル基、エチルフェニル基、プロピルフェニル
基、ブチルフェニル基、ジメチルフェニル基、メトキシ
フェニル基、エトキシフェニル基、プロポキシフェニル
基等が挙げられる。また、Xは1分子中で異なっても、
同一でも良い。Yは炭素数2〜15の2価もしくは3価
の炭化水素基、または分子量が70〜6000の2価も
しくは3価のポリオキシアルキレン基を示す。なお、n
は2または3を示す。炭化水素基としては、2価または
3価のアルキル基、シクロアルキル基、アリール基等が
好ましい。アルキル基としては直鎖状の炭素数が4〜
8、分岐状の炭素数が4〜10のものが好ましい。シク
ロアルキル基としては1〜3のシクロ環を有するものが
使用でき、1つのシクロ環の炭素数は5〜12のものが
好ましい。更にシクロ環は置換基を有するものでも良
い。置換基としては、メチル基、エチル基、プロピル基
等のアルキル基等が好ましい。アリール基としては、フ
ェニル基および置換基を有するフェニル基がある。置換
基数は1〜3である。置換基としては、炭素数が1〜9
のアルキル基等がある。2価のポリオキシアルキレン基
としては、水、エチレングリコール、プロピレングリコ
ール等にプロピレンオキサイド及び/またはエチレンオ
キサイド等を付加重合する等の方法で得たポリオキシア
ルキレングリコール類から誘導される基がある。3価の
ポリオキシアルキレン基としては、グリセリン、トリメ
チロールプロパン等にプロピレンオキサイド及び/また
はエチレンオキサイド等を付加重合する等の方法で得た
ポリオキシアルキレングリコール類から誘導される基が
ある。これらの2価または3価のポリオキシアルキレン
基は分子量が70〜6000のものが好ましい。分子量
が70未満の場合には、実用上不適当である。分子量が
6000を越える場合には、これを使用した組成物の硬
化後の物性が低い。上記一般式(1)で示されるポリア
ルジミンは、ポリアミンとアルデヒド化合物とを反応さ
せる等の方法で簡単に製造できる。
ト基を有する重合体(B)を所定量、加熱下に溶融混合
し、目的の接着剤組成物を製造する事ができる。本発明
に用いられるアルジミン(A)は、下記一般式(1) 〔化3〕 Y ( N=CH−X)n ・・・(1) で示される化合物である。ここで、Xは炭素数6〜15
のアリール基を示す。これらのアリール基としてはフェ
ニル基または1以上の置換基で置換された置換フェニル
基が適当である。置換基としては炭素数が1〜9のアル
キル基、炭素数が1〜9のアルコキシ基等が好ましい。
上記アリール基の置換基数は1〜3のものが好ましい。
アリール基の具体例としては、例えば、フェニル基、メ
チルフェニル基、エチルフェニル基、プロピルフェニル
基、ブチルフェニル基、ジメチルフェニル基、メトキシ
フェニル基、エトキシフェニル基、プロポキシフェニル
基等が挙げられる。また、Xは1分子中で異なっても、
同一でも良い。Yは炭素数2〜15の2価もしくは3価
の炭化水素基、または分子量が70〜6000の2価も
しくは3価のポリオキシアルキレン基を示す。なお、n
は2または3を示す。炭化水素基としては、2価または
3価のアルキル基、シクロアルキル基、アリール基等が
好ましい。アルキル基としては直鎖状の炭素数が4〜
8、分岐状の炭素数が4〜10のものが好ましい。シク
ロアルキル基としては1〜3のシクロ環を有するものが
使用でき、1つのシクロ環の炭素数は5〜12のものが
好ましい。更にシクロ環は置換基を有するものでも良
い。置換基としては、メチル基、エチル基、プロピル基
等のアルキル基等が好ましい。アリール基としては、フ
ェニル基および置換基を有するフェニル基がある。置換
基数は1〜3である。置換基としては、炭素数が1〜9
のアルキル基等がある。2価のポリオキシアルキレン基
としては、水、エチレングリコール、プロピレングリコ
ール等にプロピレンオキサイド及び/またはエチレンオ
キサイド等を付加重合する等の方法で得たポリオキシア
ルキレングリコール類から誘導される基がある。3価の
ポリオキシアルキレン基としては、グリセリン、トリメ
チロールプロパン等にプロピレンオキサイド及び/また
はエチレンオキサイド等を付加重合する等の方法で得た
ポリオキシアルキレングリコール類から誘導される基が
ある。これらの2価または3価のポリオキシアルキレン
基は分子量が70〜6000のものが好ましい。分子量
が70未満の場合には、実用上不適当である。分子量が
6000を越える場合には、これを使用した組成物の硬
化後の物性が低い。上記一般式(1)で示されるポリア
ルジミンは、ポリアミンとアルデヒド化合物とを反応さ
せる等の方法で簡単に製造できる。
【0006】ポリアミンとしては、例えばエチレンジア
ミン、1,3−ジアミノプロパン、テトラメチレンジア
ミン、ヘキサメチレンジアミン、ヘプタメチレンジアミ
ン、オクタメチレンジアミン、デカメチレンジアミン等
の脂肪族ジアミン、4,4’−ジアミノジシクロヘキシ
ルメタン、イソホロンジアミン、ビスアミノメチルシク
ロヘキサン、2,5−または2,6−ジアミノメチルビ
シクロ[2.2.1]ヘプタン、ジアミノシクロヘキサ
ン、3(4),8(9)−ビス(アミノメチル)−トリ
シクロ[5.2.1.02.6 ]デカン等の脂環族ジアミ
ン、ジアミノジフェニルメタン、ジアミノジフェニルエ
ーテル、キシリレンジアミン、フェニレンジアミン、
3,5−ジエチルトルエン−2,4−または2,6−ジ
アミン等の芳香族ジアミン、ポリオキシアルキレングリ
コール類のヒドロキシル基をアミノ基に変換して得られ
るポリオキシアルキレンジアミン等のジアミン、1,
3,5−トリス(アミノメチル)ベンゼン、1,3,5
−トリス(アミノメチル)シクロヘキサン等のトリアミ
ン、ポリオキシアルキレントリオール類のヒドロキシル
基をアミノ基に変換して得られるポリオキシアルキレン
トリアミン等のトリアミン等がある。また、上記ポリア
ミンと反応させるアルデヒド化合物としては、例えば、
ベンズアルデヒド、o−トルアルデヒド、m−トルアル
デヒド、p−トルアルデヒド、4−エチルベンズアルデ
ヒド、4−プロピルベンズアルデヒド、4−ブチルベン
ズアルデヒド、2,4−ジメチルベンズアルデヒド、
2,4,5−トリメチルベンズアルデヒド、p−アニス
アルデヒド、p−エトキシベンズアルデヒド等が好まし
い。ポリアルジミンの製造方法としては、次の様なもの
が好ましい。例えば上記のポリアミンと上記のアルデヒ
ド化合物とをトルエンまたはキシレン等の溶剤中で酸触
媒下にて加熱して共沸による脱水反応を行う。水滴分離
器内において水分の留出が停止するまで反応を続行する
ことにより、ポリアルジミンが得られる。上記のポリア
ミンと上記のアルデヒド化合物との混合割合はアミン1
当量に対してアルデヒド1〜2当量が適当である。反応
は通常数時間で終了する。反応終了後、反応混合物を減
圧にする等の方法で未反応のアルデヒド化合物、溶剤等
を留去して、ポリアルジミンを得ることができる。本発
明に用いられるイソシアネート基を有する重合体として
は、前記のイソシアネート基を有するグラフト共重合
体、前記のイソシアネート基を有する低分子重合体の他
に、ポリイソシアネートおよび通常ポリウレタンの製造
に用いられるポリオールを反応させる事によって調整す
るウレタンプレポリマーがある。好ましくは、前記のイ
ソシアネート基を有するグラフト共重合体10重量部〜
90重量部に対して、前記のイソシアネート基を有する
低分子重合体を90重量部〜10重量部である混合物が
挙げられる。イソシアネート基を有する重合体のイソシ
アネート基に対するポリアルジミンが加水分解して生成
するポリアミンのアミノ基の当量比(アミノ基/イソシ
アネート基)が0.1〜1.5である事が好ましい。当
量比が0.1未満である場合は、顕著な皮張り、ゲル化
の発生の抑制は見られず、当量比が1.5を越える場合
は、湿気硬化後の耐熱性が不十分である。
ミン、1,3−ジアミノプロパン、テトラメチレンジア
ミン、ヘキサメチレンジアミン、ヘプタメチレンジアミ
ン、オクタメチレンジアミン、デカメチレンジアミン等
の脂肪族ジアミン、4,4’−ジアミノジシクロヘキシ
ルメタン、イソホロンジアミン、ビスアミノメチルシク
ロヘキサン、2,5−または2,6−ジアミノメチルビ
シクロ[2.2.1]ヘプタン、ジアミノシクロヘキサ
ン、3(4),8(9)−ビス(アミノメチル)−トリ
シクロ[5.2.1.02.6 ]デカン等の脂環族ジアミ
ン、ジアミノジフェニルメタン、ジアミノジフェニルエ
ーテル、キシリレンジアミン、フェニレンジアミン、
3,5−ジエチルトルエン−2,4−または2,6−ジ
アミン等の芳香族ジアミン、ポリオキシアルキレングリ
コール類のヒドロキシル基をアミノ基に変換して得られ
るポリオキシアルキレンジアミン等のジアミン、1,
3,5−トリス(アミノメチル)ベンゼン、1,3,5
−トリス(アミノメチル)シクロヘキサン等のトリアミ
ン、ポリオキシアルキレントリオール類のヒドロキシル
基をアミノ基に変換して得られるポリオキシアルキレン
トリアミン等のトリアミン等がある。また、上記ポリア
ミンと反応させるアルデヒド化合物としては、例えば、
ベンズアルデヒド、o−トルアルデヒド、m−トルアル
デヒド、p−トルアルデヒド、4−エチルベンズアルデ
ヒド、4−プロピルベンズアルデヒド、4−ブチルベン
ズアルデヒド、2,4−ジメチルベンズアルデヒド、
2,4,5−トリメチルベンズアルデヒド、p−アニス
アルデヒド、p−エトキシベンズアルデヒド等が好まし
い。ポリアルジミンの製造方法としては、次の様なもの
が好ましい。例えば上記のポリアミンと上記のアルデヒ
ド化合物とをトルエンまたはキシレン等の溶剤中で酸触
媒下にて加熱して共沸による脱水反応を行う。水滴分離
器内において水分の留出が停止するまで反応を続行する
ことにより、ポリアルジミンが得られる。上記のポリア
ミンと上記のアルデヒド化合物との混合割合はアミン1
当量に対してアルデヒド1〜2当量が適当である。反応
は通常数時間で終了する。反応終了後、反応混合物を減
圧にする等の方法で未反応のアルデヒド化合物、溶剤等
を留去して、ポリアルジミンを得ることができる。本発
明に用いられるイソシアネート基を有する重合体として
は、前記のイソシアネート基を有するグラフト共重合
体、前記のイソシアネート基を有する低分子重合体の他
に、ポリイソシアネートおよび通常ポリウレタンの製造
に用いられるポリオールを反応させる事によって調整す
るウレタンプレポリマーがある。好ましくは、前記のイ
ソシアネート基を有するグラフト共重合体10重量部〜
90重量部に対して、前記のイソシアネート基を有する
低分子重合体を90重量部〜10重量部である混合物が
挙げられる。イソシアネート基を有する重合体のイソシ
アネート基に対するポリアルジミンが加水分解して生成
するポリアミンのアミノ基の当量比(アミノ基/イソシ
アネート基)が0.1〜1.5である事が好ましい。当
量比が0.1未満である場合は、顕著な皮張り、ゲル化
の発生の抑制は見られず、当量比が1.5を越える場合
は、湿気硬化後の耐熱性が不十分である。
【0007】本発明に用いられるイソシアネート基を有
するグラフト共重合体(a)の数平均分子量は、通常1
0,000〜200,000、好ましくは10,000
〜150,000、より好ましくは10,000〜10
0,000である。数平均分子量が10,000未満で
あると接着剤の凝集力が不足し、初期接着性が不十分で
ある。また、200,000を越えると接着剤の溶融粘
度が高過ぎるため、塗工性不良となる。また、グラフト
共重合体(a2 )〜(a5 )において、(メタ)アクリ
ル酸アルキルエステル部位のガラス転移温度は通常−7
5℃〜−20℃、好ましくは−70℃〜−20℃、より
好ましくは−70℃〜−30℃である。−75℃未満で
は接着剤の凝集力が不足し、−20℃を越えると、硬化
前の常温での粘着性が不足する。本発明において(メ
タ)アクリル酸アルキルエステル部位のガラス転移温度
は示差走査熱量計(DSC)により測定する事ができ
る。また、本発明に用いられるイソシアネート基を有す
る低分子重合体(b)の数平均分子量は、通常500〜
8000、好ましくは1000〜8000、より好まし
くは1000〜7000である。数平均分子量が500
未満であると接着剤の凝集力が不足し、初期接着性が不
十分である。また、8000を越えると接着剤の溶融粘
度が高過ぎるため、塗工性不良となる。また、本発明に
用いられるイソシアネート基を有する低分子重合体
(b)のガラス転移温度は通常−40℃〜100℃、好
ましくは−20℃〜100℃、より好ましくは−20℃
〜80℃である。これが−40℃未満では接着剤の凝集
力が不足し、100℃を越えると、硬化前の常温での粘
着性が不足する。本発明のイソシアネート基を有するグ
ラフト共重合体(a)のイソシアネート基含有量が0.
01〜10重量%であることが好ましい。本発明のイソ
シアネート基を有する低分子重合体(b)のイソシアネ
ート基含有量が0.02〜10重量%であることが好ま
しい。本発明で規定するイソシアネート基含有量とは、
全重量に対するNCO基の含有率を重量パーセントにて
示したものである。前記のイソシアネート基を有するグ
ラフト共重合体(a)10重量部〜90重量部に対し
て、イソシアネート基を有する低分子重合体(b)を9
0重量部〜10重量部となるように添加配合する。イソ
シアネート基を有するグラフト共重合体(a):イソシ
アネート基を有する低分子重合体(b)は重量比で、好
ましくは20〜80:80〜20、より好ましくは30
〜70:70〜30である。前記のイソシアネート基を
有するグラフト共重合体(a)が10重量部未満では、
接着剤の凝集力が不足し、90重量部を越えると、接着
剤の溶融粘度が高すぎる為、塗工性が不良となる。本発
明のイソシアネート基を有するグラフト共重合体
(a1 )〜(a5 )の製法について以下に説明する。
するグラフト共重合体(a)の数平均分子量は、通常1
0,000〜200,000、好ましくは10,000
〜150,000、より好ましくは10,000〜10
0,000である。数平均分子量が10,000未満で
あると接着剤の凝集力が不足し、初期接着性が不十分で
ある。また、200,000を越えると接着剤の溶融粘
度が高過ぎるため、塗工性不良となる。また、グラフト
共重合体(a2 )〜(a5 )において、(メタ)アクリ
ル酸アルキルエステル部位のガラス転移温度は通常−7
5℃〜−20℃、好ましくは−70℃〜−20℃、より
好ましくは−70℃〜−30℃である。−75℃未満で
は接着剤の凝集力が不足し、−20℃を越えると、硬化
前の常温での粘着性が不足する。本発明において(メ
タ)アクリル酸アルキルエステル部位のガラス転移温度
は示差走査熱量計(DSC)により測定する事ができ
る。また、本発明に用いられるイソシアネート基を有す
る低分子重合体(b)の数平均分子量は、通常500〜
8000、好ましくは1000〜8000、より好まし
くは1000〜7000である。数平均分子量が500
未満であると接着剤の凝集力が不足し、初期接着性が不
十分である。また、8000を越えると接着剤の溶融粘
度が高過ぎるため、塗工性不良となる。また、本発明に
用いられるイソシアネート基を有する低分子重合体
(b)のガラス転移温度は通常−40℃〜100℃、好
ましくは−20℃〜100℃、より好ましくは−20℃
〜80℃である。これが−40℃未満では接着剤の凝集
力が不足し、100℃を越えると、硬化前の常温での粘
着性が不足する。本発明のイソシアネート基を有するグ
ラフト共重合体(a)のイソシアネート基含有量が0.
01〜10重量%であることが好ましい。本発明のイソ
シアネート基を有する低分子重合体(b)のイソシアネ
ート基含有量が0.02〜10重量%であることが好ま
しい。本発明で規定するイソシアネート基含有量とは、
全重量に対するNCO基の含有率を重量パーセントにて
示したものである。前記のイソシアネート基を有するグ
ラフト共重合体(a)10重量部〜90重量部に対し
て、イソシアネート基を有する低分子重合体(b)を9
0重量部〜10重量部となるように添加配合する。イソ
シアネート基を有するグラフト共重合体(a):イソシ
アネート基を有する低分子重合体(b)は重量比で、好
ましくは20〜80:80〜20、より好ましくは30
〜70:70〜30である。前記のイソシアネート基を
有するグラフト共重合体(a)が10重量部未満では、
接着剤の凝集力が不足し、90重量部を越えると、接着
剤の溶融粘度が高すぎる為、塗工性が不良となる。本発
明のイソシアネート基を有するグラフト共重合体
(a1 )〜(a5 )の製法について以下に説明する。
【0008】グラフト共重合体(a1 )は、分子内にビ
ニル基およびイソシアネート基を有する単量体を熱可塑
性樹脂にグラフト重合させ製造できる。すなわち、通
常、前記熱可塑性樹脂を押出機やニーダーにて、その軟
化点あるいは融点および有機過酸化物の分解温度以上
で、前記単量体及び有機過酸化物とともに溶融し、グラ
フト重合させて製造できる。グラフト共重合体(a2 )
は、分子内にビニル基およびイソシアネート基を有する
単量体、分子末端にビニル基を有し、2000以上の数
平均分子量及び20℃以上のガラス転移温度を有するマ
クロマーおよびアルキル基の炭素数が1〜12個である
(メタ)アクリル酸アルキルエステルを、通常、溶媒中
で重合開始剤存在下に溶液重合にて共重合し製造され
る。また、グラフト共重合体(a3 )は、分子内にビニ
ル基および活性水素を有する単量体、前記マクロマーお
よびアルキル基の炭素数が1〜12個である(メタ)ア
クリル酸アルキルエステルを、通常、溶媒中で重合開始
剤存在下に溶液重合にて共重合させ、さらにポリイソシ
アネートと反応させ製造される。グラフト共重合体(a
2 )に用いられる各成分の割合は、分子内にビニル基お
よびイソシアネート基を有する単量体としては、0.0
5〜40重量%、前記マクロマーとしては、2〜50重
量%およびアルキル基の炭素数が1〜12個である(メ
タ)アクリル酸アルキルエステルとしては、97.95
〜30重量%である事が好ましい。グラフト共重合体
(a3 )に用いられる各成分の割合は、分子内にビニル
基および活性水素を有する単量体としては、0.05〜
40重量%、前記マクロマーとしては、2〜50重量%
およびアルキル基の炭素数が1〜12個である(メタ)
アクリル酸アルキルエステルとしては、97.85〜3
0重量%、ポリイソシアネートとしては、0.1〜50
重量%である事が好ましい。グラフト共重合体(a4 )
は、分子内にビニル基およびイソシアネート基を有する
単量体およびアルキル基の炭素数が1〜12個である
(メタ)アクリル酸アルキルエステルを通常、予め熱可
塑性樹脂を溶媒に溶解した、溶液中で重合開始剤存在下
に溶液重合にて共重合し製造される。また、グラフト共
重合体(a5 )は、分子内にビニル基および活性水素を
有する単量体およびアルキル基の炭素数が1〜12個で
ある(メタ)アクリル酸アルキルエステルを、通常、予
め熱可塑性樹脂を溶媒に溶解した、溶液中で重合開始剤
存在下に溶液重合にて共重合させ、さらにポリイソシア
ネートと反応させ製造される。グラフト共重合体
(a4 )に用いられる各成分の割合は、熱可塑性樹脂と
しては、3〜50重量%、分子内にビニル基およびイソ
シアネート基を有する単量体としては、0.05〜40
重量%およびアルキル基の炭素数が1〜12個である
(メタ)アクリル酸アルキルエステルとしては、96.
95〜30重量%である事が好ましい。グラフト共重合
体(a5 )に用いられる各成分の割合は、熱可塑性樹脂
としては、3〜50重量%、分子内にビニル基および活
性水素を有する単量体としては0.05〜40重量%、
アルキル基の炭素数が1〜12個である(メタ)アクリ
ル酸アルキルエステルとしては、96.85〜30重量
%、ポリイソシアネートとしては、0.1〜50重量%
である事が好ましい。
ニル基およびイソシアネート基を有する単量体を熱可塑
性樹脂にグラフト重合させ製造できる。すなわち、通
常、前記熱可塑性樹脂を押出機やニーダーにて、その軟
化点あるいは融点および有機過酸化物の分解温度以上
で、前記単量体及び有機過酸化物とともに溶融し、グラ
フト重合させて製造できる。グラフト共重合体(a2 )
は、分子内にビニル基およびイソシアネート基を有する
単量体、分子末端にビニル基を有し、2000以上の数
平均分子量及び20℃以上のガラス転移温度を有するマ
クロマーおよびアルキル基の炭素数が1〜12個である
(メタ)アクリル酸アルキルエステルを、通常、溶媒中
で重合開始剤存在下に溶液重合にて共重合し製造され
る。また、グラフト共重合体(a3 )は、分子内にビニ
ル基および活性水素を有する単量体、前記マクロマーお
よびアルキル基の炭素数が1〜12個である(メタ)ア
クリル酸アルキルエステルを、通常、溶媒中で重合開始
剤存在下に溶液重合にて共重合させ、さらにポリイソシ
アネートと反応させ製造される。グラフト共重合体(a
2 )に用いられる各成分の割合は、分子内にビニル基お
よびイソシアネート基を有する単量体としては、0.0
5〜40重量%、前記マクロマーとしては、2〜50重
量%およびアルキル基の炭素数が1〜12個である(メ
タ)アクリル酸アルキルエステルとしては、97.95
〜30重量%である事が好ましい。グラフト共重合体
(a3 )に用いられる各成分の割合は、分子内にビニル
基および活性水素を有する単量体としては、0.05〜
40重量%、前記マクロマーとしては、2〜50重量%
およびアルキル基の炭素数が1〜12個である(メタ)
アクリル酸アルキルエステルとしては、97.85〜3
0重量%、ポリイソシアネートとしては、0.1〜50
重量%である事が好ましい。グラフト共重合体(a4 )
は、分子内にビニル基およびイソシアネート基を有する
単量体およびアルキル基の炭素数が1〜12個である
(メタ)アクリル酸アルキルエステルを通常、予め熱可
塑性樹脂を溶媒に溶解した、溶液中で重合開始剤存在下
に溶液重合にて共重合し製造される。また、グラフト共
重合体(a5 )は、分子内にビニル基および活性水素を
有する単量体およびアルキル基の炭素数が1〜12個で
ある(メタ)アクリル酸アルキルエステルを、通常、予
め熱可塑性樹脂を溶媒に溶解した、溶液中で重合開始剤
存在下に溶液重合にて共重合させ、さらにポリイソシア
ネートと反応させ製造される。グラフト共重合体
(a4 )に用いられる各成分の割合は、熱可塑性樹脂と
しては、3〜50重量%、分子内にビニル基およびイソ
シアネート基を有する単量体としては、0.05〜40
重量%およびアルキル基の炭素数が1〜12個である
(メタ)アクリル酸アルキルエステルとしては、96.
95〜30重量%である事が好ましい。グラフト共重合
体(a5 )に用いられる各成分の割合は、熱可塑性樹脂
としては、3〜50重量%、分子内にビニル基および活
性水素を有する単量体としては0.05〜40重量%、
アルキル基の炭素数が1〜12個である(メタ)アクリ
ル酸アルキルエステルとしては、96.85〜30重量
%、ポリイソシアネートとしては、0.1〜50重量%
である事が好ましい。
【0009】次に、イソシアネート基を有する低分子重
量体(b1 )〜(b3 )の製法について以下に説明す
る。低分子重合体(b1 )は、分子内にビニル基および
イソシアネート基を有する単量体と、酢酸ビニルおよび
アルキル基の炭素数が1〜12個である(メタ)アクリ
ル酸アルキルエステルよりなる群から選ばれた少なくと
も1種の単量体を、通常、溶媒中で重合開始剤存在下に
溶液重合にて共重合し製造される。低分子重合体
(b1 )に用いられる各成分の割合は、分子内にビニル
基およびイソシアネート基を有する単量体としては、
0.05〜50重量%、酢酸ビニル及びアルキル基の炭
素数が1〜12個である(メタ)アクリル酸アルキルエ
ステルよりなる群から選ばれた少なくとも1種の単量体
としては、99.95〜50重量%である事が好まし
い。低分子重合体(b2 )は、分子内にビニル基および
イソシアネート基を有する単量体を石油樹脂、(水添)
石油樹脂、テルペン樹脂あるいは(水添)テルペン樹脂
にグラフト重合する方法により製造できるが、具体的に
は通常前記過酸化物存在下に、分子内にビニル基および
イソシアネート基を有する単量体と石油樹脂、(水添)
石油樹脂、テルペン樹脂あるいは(水添)テルペン樹脂
を、樹脂の軟化点および有機過酸化物の分解温度以上
で、溶融混合することが挙げられる。また、低分子重合
体(b3 )は、分子内にビニル基および活性水素を有す
る単量体と、酢酸ビニルおよびアルキル基の炭素数が1
〜12個である(メタ)アクリル酸アルキルエステルよ
りなる群から選ばれた少なくとも1種の単量体とを、通
常、溶媒中で重合開始剤存在下に溶液重合にて共重合さ
せ、さらにポリイソシアネートと反応し製造される。低
分子重合体(b3 )に用いられる各成分の割合は、分子
内にビニル基および活性水素を有する単量体としては、
0.05〜50重量%、酢酸ビニル及びアルキル基の炭
素数が1〜12個である(メタ)アクリル酸アルキルエ
ステルよりなる群から選ばれた少なくとも1種の単量体
としては、99.85〜30重量%、ポリイソシアネー
トとして0.1〜50重量%である事が好ましい。前記
の様に製造されたイソシアネート基を有するグラフト共
重合体(a)溶液とイソシアネート基を有する低分子重
合体(b)溶液およびアルジミン(A)を所定量混合
し、脱溶剤する事によって接着剤を製造する事ができ
る。次に、前記グラフト共重合体(a)および前記低分
子重合体(b)の製造において用いられる原料について
説明する。
量体(b1 )〜(b3 )の製法について以下に説明す
る。低分子重合体(b1 )は、分子内にビニル基および
イソシアネート基を有する単量体と、酢酸ビニルおよび
アルキル基の炭素数が1〜12個である(メタ)アクリ
ル酸アルキルエステルよりなる群から選ばれた少なくと
も1種の単量体を、通常、溶媒中で重合開始剤存在下に
溶液重合にて共重合し製造される。低分子重合体
(b1 )に用いられる各成分の割合は、分子内にビニル
基およびイソシアネート基を有する単量体としては、
0.05〜50重量%、酢酸ビニル及びアルキル基の炭
素数が1〜12個である(メタ)アクリル酸アルキルエ
ステルよりなる群から選ばれた少なくとも1種の単量体
としては、99.95〜50重量%である事が好まし
い。低分子重合体(b2 )は、分子内にビニル基および
イソシアネート基を有する単量体を石油樹脂、(水添)
石油樹脂、テルペン樹脂あるいは(水添)テルペン樹脂
にグラフト重合する方法により製造できるが、具体的に
は通常前記過酸化物存在下に、分子内にビニル基および
イソシアネート基を有する単量体と石油樹脂、(水添)
石油樹脂、テルペン樹脂あるいは(水添)テルペン樹脂
を、樹脂の軟化点および有機過酸化物の分解温度以上
で、溶融混合することが挙げられる。また、低分子重合
体(b3 )は、分子内にビニル基および活性水素を有す
る単量体と、酢酸ビニルおよびアルキル基の炭素数が1
〜12個である(メタ)アクリル酸アルキルエステルよ
りなる群から選ばれた少なくとも1種の単量体とを、通
常、溶媒中で重合開始剤存在下に溶液重合にて共重合さ
せ、さらにポリイソシアネートと反応し製造される。低
分子重合体(b3 )に用いられる各成分の割合は、分子
内にビニル基および活性水素を有する単量体としては、
0.05〜50重量%、酢酸ビニル及びアルキル基の炭
素数が1〜12個である(メタ)アクリル酸アルキルエ
ステルよりなる群から選ばれた少なくとも1種の単量体
としては、99.85〜30重量%、ポリイソシアネー
トとして0.1〜50重量%である事が好ましい。前記
の様に製造されたイソシアネート基を有するグラフト共
重合体(a)溶液とイソシアネート基を有する低分子重
合体(b)溶液およびアルジミン(A)を所定量混合
し、脱溶剤する事によって接着剤を製造する事ができ
る。次に、前記グラフト共重合体(a)および前記低分
子重合体(b)の製造において用いられる原料について
説明する。
【0010】分子内にビニル基およびイソシアネート基
を有する単量体としては、m−イソプロペニル−α,
α’−ジメチルベンジルイソシアネート、p−イソプロ
ペニル−α,α’−ジメチルベンジルイソシアネート、
メタクリロイルイソシアネート、2−メタクリロイルオ
キシメチルイソシアネート、2−メタクリロイルオキシ
エチルイソシアネート、2−メタクリロイルオキシプロ
ピルイソシアネート、アクリロイルイソシアネート、ア
クリロイルオキシメチルイソシアネート、アクリロイル
オキシエチルイソシアネートおよびアクリロイルオキシ
プロピルイソシアネートよりなる群から選ばれた少なく
とも1種が挙げられる。マクロマーとしては、一般にポ
リスチレン、スチレンおよびアクリロニトリルの共重合
体、ポリ(t−ブチルスチレン)、ポリ(α−メチルス
チレン)、ポリビニルトルエン、ポリメチルメタクリレ
ートの末端にメタクリロイル基あるいはアクリロイル基
等のビニル基を導入したものでリビングアニオン停止法
あるいは連鎖移動重合法等で合成される。リビングアニ
オン停止法とは、スチレン、アクリロニトリル、ビニル
トルエン、t−ブチルスチレン、α−メチルスチレンあ
るいはメチルメタクリレート等の単量体をリビングアニ
オン重合し、その生長リビングアニオンを二重結合を有
する停止剤と反応させてマクロマーを合成するもので、
米国特許3,786,116号および米国特許3,84
2,059号中に記載されるようにMilkovich 等によっ
て開示されている。停止の第2の方法は、リビングアニ
オンに酸化エチレン等の酸化アルキレンを導入し、アル
コキシドイオンにし、さらにプロトン化してヒドロキシ
末端ポリマーを得る。次いで、ヒドロキシ基と例えば、
アルキル基中に1から4個までの炭素原子を有するイソ
シアネートアルキルアクリレートまたはメタクリレート
を反応することによりビニル基を有するマクロマーを合
成する。連鎖移動重合法では、チオグリコール酸などの
連鎖移動剤の存在下に4,4’−アゾビス−4−シアノ
−吉草酸などの重合開始剤にてラジカル重合を行い、ポ
リマー末端にカルボキシル基などの官能基を導入し、そ
の官能基と例えば、グリシジルメタクリレートなどと反
応することにより、ビニル基を有するマクロマーを合成
する。本発明に用いられるマクロマーは20℃以上のガ
ラス転移温度および2000以上の数平均分子量を有す
るものが適当である。20℃未満のガラス転移温度また
は2000未満の数平均分子量では湿気硬化前の接着剤
の凝集力が不足する。さらに好ましくは、50000以
下の数平均分子量を有することである。数平均分子量が
大きすぎると接着剤の溶融粘度が高すぎるため、塗工性
不良となることがある。
を有する単量体としては、m−イソプロペニル−α,
α’−ジメチルベンジルイソシアネート、p−イソプロ
ペニル−α,α’−ジメチルベンジルイソシアネート、
メタクリロイルイソシアネート、2−メタクリロイルオ
キシメチルイソシアネート、2−メタクリロイルオキシ
エチルイソシアネート、2−メタクリロイルオキシプロ
ピルイソシアネート、アクリロイルイソシアネート、ア
クリロイルオキシメチルイソシアネート、アクリロイル
オキシエチルイソシアネートおよびアクリロイルオキシ
プロピルイソシアネートよりなる群から選ばれた少なく
とも1種が挙げられる。マクロマーとしては、一般にポ
リスチレン、スチレンおよびアクリロニトリルの共重合
体、ポリ(t−ブチルスチレン)、ポリ(α−メチルス
チレン)、ポリビニルトルエン、ポリメチルメタクリレ
ートの末端にメタクリロイル基あるいはアクリロイル基
等のビニル基を導入したものでリビングアニオン停止法
あるいは連鎖移動重合法等で合成される。リビングアニ
オン停止法とは、スチレン、アクリロニトリル、ビニル
トルエン、t−ブチルスチレン、α−メチルスチレンあ
るいはメチルメタクリレート等の単量体をリビングアニ
オン重合し、その生長リビングアニオンを二重結合を有
する停止剤と反応させてマクロマーを合成するもので、
米国特許3,786,116号および米国特許3,84
2,059号中に記載されるようにMilkovich 等によっ
て開示されている。停止の第2の方法は、リビングアニ
オンに酸化エチレン等の酸化アルキレンを導入し、アル
コキシドイオンにし、さらにプロトン化してヒドロキシ
末端ポリマーを得る。次いで、ヒドロキシ基と例えば、
アルキル基中に1から4個までの炭素原子を有するイソ
シアネートアルキルアクリレートまたはメタクリレート
を反応することによりビニル基を有するマクロマーを合
成する。連鎖移動重合法では、チオグリコール酸などの
連鎖移動剤の存在下に4,4’−アゾビス−4−シアノ
−吉草酸などの重合開始剤にてラジカル重合を行い、ポ
リマー末端にカルボキシル基などの官能基を導入し、そ
の官能基と例えば、グリシジルメタクリレートなどと反
応することにより、ビニル基を有するマクロマーを合成
する。本発明に用いられるマクロマーは20℃以上のガ
ラス転移温度および2000以上の数平均分子量を有す
るものが適当である。20℃未満のガラス転移温度また
は2000未満の数平均分子量では湿気硬化前の接着剤
の凝集力が不足する。さらに好ましくは、50000以
下の数平均分子量を有することである。数平均分子量が
大きすぎると接着剤の溶融粘度が高すぎるため、塗工性
不良となることがある。
【0011】本発明に用いられるアルキル基の炭素数が
1〜12個である(メタ)アクリル酸アルキルエステル
としては、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリ
ル酸エチル、(メタ)アクリル酸n−プロピル、(メ
タ)アクリル酸イソプロピル、(メタ)アクリル酸n−
ブチル、(メタ)アクリル酸イソブチル、(メタ)アク
リル酸アミル、(メタ)アクリル酸ヘキシル、(メタ)
アクリル酸ヘプチル、(メタ)アクリル酸オクチル、
(メタ)アクリル酸イソオクチル、(メタ)アクリル酸
2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸デシル、(メ
タ)アクリル酸ラウリルおよび(メタ)アクリル酸ペン
チル等から選ばれた1種または2種以上がある。分子内
にビニル基および活性水素を有する単量体としては、
(メタ)アクリル酸ヒドロキシエチル、(メタ)アクリ
ル酸ヒドロキシプロピル等のヒドロキシル基を有する単
量体、(メタ)アクリル酸等の不飽和カルボン酸および
(メタ)アクリルアミド等のアミド基を有する単量体よ
りなる群から選ばれた少なくとも1種である事が好まし
く、特に、(メタ)アクリル酸ヒドロキシエチルが好ま
しく使用される。前記熱可塑性樹脂としては、スチレン
−イソプレン−スチレンブロック共重合樹脂、スチレン
−ブタジエン−スチレンブロック共重合樹脂、スチレン
−エチレン−ブチレン−スチレンブロック共重合樹脂、
スチレン−エチレン−プロピレン−スチレンブロック共
重合樹脂等のスチレン系ブロック共重合体、ポリエチレ
ン、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂、エチレン−エチ
ルアクリレート共重合樹脂、エチレン−メチルメタアク
リレート共重合樹脂、スチレン−(メタ)アクリル酸ア
ルキルエステルグラフト共重合樹脂、スチレン−(メ
タ)アクリル酸アルキルエステル−酢酸ビニルグラフト
共重合樹脂、エチレン−プロピレン共重合樹脂、ブチル
ゴム、イソプレンゴム、アクリル樹脂、エチレン−ブテ
ン共重合樹脂、エチレン−プロピレン−ジエン共重合樹
脂、ポリエステル及びポリプロピレン等が挙げられる。
前記重合開始剤としては、ジクミルパーオキシド、ベン
ゾイルパーオキシド、t−ブチルパーオキシ−2−エチ
ルヘキサノエイト、1,1−ビス(t−ブチルパーオキ
シ)シクロヘキサン、α,α’−アゾビスイソブチロニ
トリル、過酸化アセチル、t−ブチルパーオキシピバレ
ート、t−ブチルヒドロパーオキシド、クメンヒドロパ
ーオキシド、t−ヘキシルパーオキシピバレート、2,
2’−アゾビス−(2,4−ジメチルバレロニトリ
ル)、ラウロイルパーオキシド、t−ブチルパーオキシ
ネオヘキサノエート、過酸化−ジ−t−ブチル、アゾジ
シクロヘキシルカルボニトリル、α,α−アゾジイソ酪
酸ジメチル、コハク酸過酸化物、ジクメン過酸化物、ジ
クロル過酸化ベンゾイル等が使用できる。溶媒は酢酸エ
チル、酢酸ブチル、ベンゼン、トルエン、キシレン、シ
クロヘキサン、メチルエチルケトン等が使用できる。
1〜12個である(メタ)アクリル酸アルキルエステル
としては、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリ
ル酸エチル、(メタ)アクリル酸n−プロピル、(メ
タ)アクリル酸イソプロピル、(メタ)アクリル酸n−
ブチル、(メタ)アクリル酸イソブチル、(メタ)アク
リル酸アミル、(メタ)アクリル酸ヘキシル、(メタ)
アクリル酸ヘプチル、(メタ)アクリル酸オクチル、
(メタ)アクリル酸イソオクチル、(メタ)アクリル酸
2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸デシル、(メ
タ)アクリル酸ラウリルおよび(メタ)アクリル酸ペン
チル等から選ばれた1種または2種以上がある。分子内
にビニル基および活性水素を有する単量体としては、
(メタ)アクリル酸ヒドロキシエチル、(メタ)アクリ
ル酸ヒドロキシプロピル等のヒドロキシル基を有する単
量体、(メタ)アクリル酸等の不飽和カルボン酸および
(メタ)アクリルアミド等のアミド基を有する単量体よ
りなる群から選ばれた少なくとも1種である事が好まし
く、特に、(メタ)アクリル酸ヒドロキシエチルが好ま
しく使用される。前記熱可塑性樹脂としては、スチレン
−イソプレン−スチレンブロック共重合樹脂、スチレン
−ブタジエン−スチレンブロック共重合樹脂、スチレン
−エチレン−ブチレン−スチレンブロック共重合樹脂、
スチレン−エチレン−プロピレン−スチレンブロック共
重合樹脂等のスチレン系ブロック共重合体、ポリエチレ
ン、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂、エチレン−エチ
ルアクリレート共重合樹脂、エチレン−メチルメタアク
リレート共重合樹脂、スチレン−(メタ)アクリル酸ア
ルキルエステルグラフト共重合樹脂、スチレン−(メ
タ)アクリル酸アルキルエステル−酢酸ビニルグラフト
共重合樹脂、エチレン−プロピレン共重合樹脂、ブチル
ゴム、イソプレンゴム、アクリル樹脂、エチレン−ブテ
ン共重合樹脂、エチレン−プロピレン−ジエン共重合樹
脂、ポリエステル及びポリプロピレン等が挙げられる。
前記重合開始剤としては、ジクミルパーオキシド、ベン
ゾイルパーオキシド、t−ブチルパーオキシ−2−エチ
ルヘキサノエイト、1,1−ビス(t−ブチルパーオキ
シ)シクロヘキサン、α,α’−アゾビスイソブチロニ
トリル、過酸化アセチル、t−ブチルパーオキシピバレ
ート、t−ブチルヒドロパーオキシド、クメンヒドロパ
ーオキシド、t−ヘキシルパーオキシピバレート、2,
2’−アゾビス−(2,4−ジメチルバレロニトリ
ル)、ラウロイルパーオキシド、t−ブチルパーオキシ
ネオヘキサノエート、過酸化−ジ−t−ブチル、アゾジ
シクロヘキシルカルボニトリル、α,α−アゾジイソ酪
酸ジメチル、コハク酸過酸化物、ジクメン過酸化物、ジ
クロル過酸化ベンゾイル等が使用できる。溶媒は酢酸エ
チル、酢酸ブチル、ベンゼン、トルエン、キシレン、シ
クロヘキサン、メチルエチルケトン等が使用できる。
【0012】前記グラフト共重合体(a)または低分子
重合体(b)を合成する際、本発明の特徴を損なわない
範囲で、好ましくは30重量%以下で、前記構成成分と
共重合可能なその他の単量体を共重合成分とすることが
できるが、そのような単量体としては、アクリル酸、メ
タクリル酸、クロトン酸、マレイン酸及びフマル酸等の
α,β−不飽和カルボン酸およびその無水物、(メタ)
アクリル酸ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸ヒド
ロキシプロピル等のヒドロキシル基を有する単量体、
(メタ)アクリル酸グリシジル等のグリシジル基を有す
る単量体、(メタ)アクリルアミド、N−メチロール
(メタ)アクリルアミド、N−ブトキシメチル(メタ)
アクリルアミド及びジアセトン(メタ)アクリルアミド
等のアミド基を有する不飽和カルボン酸アミド、ビニル
ピリジン、(メタ)アクリル酸ジメチルアミノエチル、
(メタ)アクリル酸ジエチルアミノエチル等のアミノ基
を有する単量体、更に、(メタ)アクリル酸アシッドホ
スホオキシエチル、(メタ)アクリル酸アシッドホスホ
オキシプロピル等のリン酸基を有する単量体等がある。
また、酢酸ビニル(低分子重合体(b)の場合は除
く)、(メタ)アクリロニトリル等の単量体も共重合す
る事ができる。更に、トリエチレングリコールジアクリ
レート、ペンタエリスリトールトリアクリレートに代表
される多官能アクリレート、エチレングリコールジメタ
クリレート、トリメチロールプロパントリメタクリレー
トに代表される多官能メタクリレート、ジビニルベンゼ
ン等も共重合する事が出来る。本発明のポリイソシアナ
ートとしては、トリレンジイソシアネート、(水添)ト
リレンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシア
ネート、(水添)ジフェニルメタンジイソシアネート、
ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシ
アネート、ナフタレンジイソシアネート、ポリメチレン
ポリフェニルポリイソシアネート、フェニレンジイソシ
アネート、キシリレンジイソシアネート、(水添)キシ
リレンジイソシアネート、メタキシリレンジイソシアネ
ート、テトラメチルキシリレンジイソシアネート等およ
びその変性物が挙げられ、トリレンジイソシアネート、
(水添)トリレンジイソシアネート、ジフェニルメタン
ジイソシアネート、(水添)ジフェニルメタンジイソシ
アネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロ
ンジイソシアネート、ナフタレンジイソシアネート、ポ
リメチレンポリフェニルポリイソシアネートおよびその
変性物が特に好ましく使用される。前記イソシアネート
基を有するグラフト共重合体および前記イソシアネート
基を有する低分子重合体以外に本発明に用いられるイソ
シアネート基を有する重合体としては、前記ポリイソシ
アネートおよび通常のポリオールを反応させる事によっ
て調製されるウレタンプレポリマーが挙げられる。ポリ
イソシアネートのイソシアナート基とポリオールのヒド
ロキシル基の当量比(NCO/OH当量比)が1.4〜
4.0である事が好ましい。NCO/OH当量比が1.
4未満であると塗工時の溶融粘度変化が著しく、4.0
を越えると、遊離イソシアナート成分が多量に存在する
事で、アプリケーション作業時に遊離イソシアナート蒸
気の著しい発生に伴って環境汚染が問題となる事や、急
激な硬化反応が起りやすく空気中の水分で必要以上に発
泡現象が発生する問題が挙げられる。上記のポリオール
としては、ポリエーテルポリオール、ポリエステルポリ
オール、ポリカーボネートポリオール、ポリブチレンポ
リオール、ポリブタジエンポリオール、ポリイソプレン
ポリオール、水添ポリブタジエンポリオール、水添ポリ
イソプレンポリオール、ヒマシ油およびその誘導体、ト
ール油およびその誘導体等が挙げられる。前記ポリエー
テルポリオールは、活性水素2個以上を有する低分子活
性水素化合物の1種または2種以上の存在下にプロピレ
ンオキサイドまたは/およびエチレンオキサイドを開環
重合させて得られる単独重合体のポリオキシプロピレン
ポリオール、ポリオキシエチレンポリオールあるいはラ
ンダムまたはブロック共重合体のポリオキシエチレンー
プロピレンポリオール、ビスフェノールA及び/又はビ
スフェノールFのプロピレンオキサイド及び/又はエチ
レンオキサイド付加物、更に、テトラヒドロフランの開
環重合によって得られるポリオキシテトラメチレングリ
コール等であって、1分子中に2〜3個のヒドロキシ基
を有する。低分子量活性水素化合物としては、エチレン
グリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコー
ル、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオー
ル、1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコー
ル等のジオール類、グリセリン、トリメチロールプロパ
ン、1,2,6−ヘキサントリオール等のトリオール
類、アンモニア、メチルアミン、エチルアミン、プロピ
ルアミン、ブチルアミン等のアミン類がある。前記ポリ
エステルポリオールは、通常、多塩基酸と多価アルコー
ルとの反応あるいは多価アルコールにε−カプロラクト
ン、β−メチル−δ−バレロラクトン等を開環重合して
製造され、末端にヒドロキシ基を有する。
重合体(b)を合成する際、本発明の特徴を損なわない
範囲で、好ましくは30重量%以下で、前記構成成分と
共重合可能なその他の単量体を共重合成分とすることが
できるが、そのような単量体としては、アクリル酸、メ
タクリル酸、クロトン酸、マレイン酸及びフマル酸等の
α,β−不飽和カルボン酸およびその無水物、(メタ)
アクリル酸ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸ヒド
ロキシプロピル等のヒドロキシル基を有する単量体、
(メタ)アクリル酸グリシジル等のグリシジル基を有す
る単量体、(メタ)アクリルアミド、N−メチロール
(メタ)アクリルアミド、N−ブトキシメチル(メタ)
アクリルアミド及びジアセトン(メタ)アクリルアミド
等のアミド基を有する不飽和カルボン酸アミド、ビニル
ピリジン、(メタ)アクリル酸ジメチルアミノエチル、
(メタ)アクリル酸ジエチルアミノエチル等のアミノ基
を有する単量体、更に、(メタ)アクリル酸アシッドホ
スホオキシエチル、(メタ)アクリル酸アシッドホスホ
オキシプロピル等のリン酸基を有する単量体等がある。
また、酢酸ビニル(低分子重合体(b)の場合は除
く)、(メタ)アクリロニトリル等の単量体も共重合す
る事ができる。更に、トリエチレングリコールジアクリ
レート、ペンタエリスリトールトリアクリレートに代表
される多官能アクリレート、エチレングリコールジメタ
クリレート、トリメチロールプロパントリメタクリレー
トに代表される多官能メタクリレート、ジビニルベンゼ
ン等も共重合する事が出来る。本発明のポリイソシアナ
ートとしては、トリレンジイソシアネート、(水添)ト
リレンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシア
ネート、(水添)ジフェニルメタンジイソシアネート、
ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシ
アネート、ナフタレンジイソシアネート、ポリメチレン
ポリフェニルポリイソシアネート、フェニレンジイソシ
アネート、キシリレンジイソシアネート、(水添)キシ
リレンジイソシアネート、メタキシリレンジイソシアネ
ート、テトラメチルキシリレンジイソシアネート等およ
びその変性物が挙げられ、トリレンジイソシアネート、
(水添)トリレンジイソシアネート、ジフェニルメタン
ジイソシアネート、(水添)ジフェニルメタンジイソシ
アネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロ
ンジイソシアネート、ナフタレンジイソシアネート、ポ
リメチレンポリフェニルポリイソシアネートおよびその
変性物が特に好ましく使用される。前記イソシアネート
基を有するグラフト共重合体および前記イソシアネート
基を有する低分子重合体以外に本発明に用いられるイソ
シアネート基を有する重合体としては、前記ポリイソシ
アネートおよび通常のポリオールを反応させる事によっ
て調製されるウレタンプレポリマーが挙げられる。ポリ
イソシアネートのイソシアナート基とポリオールのヒド
ロキシル基の当量比(NCO/OH当量比)が1.4〜
4.0である事が好ましい。NCO/OH当量比が1.
4未満であると塗工時の溶融粘度変化が著しく、4.0
を越えると、遊離イソシアナート成分が多量に存在する
事で、アプリケーション作業時に遊離イソシアナート蒸
気の著しい発生に伴って環境汚染が問題となる事や、急
激な硬化反応が起りやすく空気中の水分で必要以上に発
泡現象が発生する問題が挙げられる。上記のポリオール
としては、ポリエーテルポリオール、ポリエステルポリ
オール、ポリカーボネートポリオール、ポリブチレンポ
リオール、ポリブタジエンポリオール、ポリイソプレン
ポリオール、水添ポリブタジエンポリオール、水添ポリ
イソプレンポリオール、ヒマシ油およびその誘導体、ト
ール油およびその誘導体等が挙げられる。前記ポリエー
テルポリオールは、活性水素2個以上を有する低分子活
性水素化合物の1種または2種以上の存在下にプロピレ
ンオキサイドまたは/およびエチレンオキサイドを開環
重合させて得られる単独重合体のポリオキシプロピレン
ポリオール、ポリオキシエチレンポリオールあるいはラ
ンダムまたはブロック共重合体のポリオキシエチレンー
プロピレンポリオール、ビスフェノールA及び/又はビ
スフェノールFのプロピレンオキサイド及び/又はエチ
レンオキサイド付加物、更に、テトラヒドロフランの開
環重合によって得られるポリオキシテトラメチレングリ
コール等であって、1分子中に2〜3個のヒドロキシ基
を有する。低分子量活性水素化合物としては、エチレン
グリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコー
ル、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオー
ル、1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコー
ル等のジオール類、グリセリン、トリメチロールプロパ
ン、1,2,6−ヘキサントリオール等のトリオール
類、アンモニア、メチルアミン、エチルアミン、プロピ
ルアミン、ブチルアミン等のアミン類がある。前記ポリ
エステルポリオールは、通常、多塩基酸と多価アルコー
ルとの反応あるいは多価アルコールにε−カプロラクト
ン、β−メチル−δ−バレロラクトン等を開環重合して
製造され、末端にヒドロキシ基を有する。
【0013】その多塩基酸成分としては、テレフタル
酸、イソフタル酸、無水フタル酸、コハク酸、アジピン
酸、アゼライン酸、セバシン酸、ドデカン酸、アイコサ
ン二酸、ダイマー酸、パラオキシ安息香酸、無水トリメ
リット酸、マレイン酸等が挙げられる。多価アルコール
としては、前記のジオール類、トリオール類のほか、ジ
エチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエ
チレングリコール、ジプロピレングリコール、トリプロ
ピレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリテ
トラメチレングリコール、1,4−シクロヘキサンジメ
タノール、ペンタエリスリトール、ポリブタジエンジオ
ール、水添ポリブタジエンジオール、3−メチル−1,
5−ペンタンジオール、ビスフェノールA及び/又はビ
スフェノールFのプロピレンオキサイド及び/又はエチ
レンオキサイド付加物、ノナンジオール、メチルオクタ
ンジオール等が挙げられる。本発明の反応性ホットメル
ト型接着剤組成物は上述した各組成物からなるが、更に
初期接着性を向上させる目的で以下の粘着性付与樹脂を
50重量%以下の範囲で添加配合する事が好ましく、5
0重量%を越えると湿気硬化後の耐熱凝集力が不足す
る。本発明の粘着性付与樹脂としては、ロジンおよびそ
の誘導体である水添ロジン、重合ロジン、(水添)重合
ロジン、ロジングリセリンエステル、(水添)ロジング
リセリンエステル、ロジンペンタエリスリトールエステ
ル、(水添)ロジンペンタエリスリトールエステル、不
均化ロジングリセリンエステルおよび不均化ロジンペン
タエリスリトールエステル、、テルペンフェノール樹
脂、(水添)テルペンフェノール樹脂、ケトン樹脂、石
油樹脂(脂肪族系、芳香族系、それらの共重合系および
脂環族系等)及びそれらの水添物、テルペン樹脂、(水
添)テルペン樹脂、クマロンーインデン樹脂およびキシ
レン樹脂などが挙げられ、特に好ましく、ロジンおよび
その誘導体、テルペンフェノール樹脂、(水添)テルペ
ンフェノール樹脂、石油樹脂及びそれらの水添品,ケト
ン樹脂が使用される。本発明の反応性ホットメルト型接
着剤組成物は上述した各組成物からなるが、更に反応性
を向上させる目的で以下の反応硬化促進剤を0.01か
ら5重量%の範囲で添加配合する事が大いに好ましい。
本発明の反応硬化促進剤としては、有機錫化合物、3級
アミンの単独使用ないし併用使用が好ましい。特に、有
機錫化合物としてジブチルチンジラウレート、3級アミ
ンとして1.3−ジメチルイミダゾリジノンを、それぞ
れ採用する事が作用効果と無臭性を同時に満足出来る事
から特に好ましい事が判明している。更に本発明の反応
性ホットメルト型接着剤組成物は、更に硬化物の着色・
熱安定性改良、かつ熱膨張率・収縮率を調整し、接着界
面に生じる残留応力を緩和させる作用効果を目的とし
て、以下の充填剤を30重量%以内で添加配合する事が
好ましい。このような充填剤として、酸化亜鉛紛、酸化
マグネシウム紛、金属紛、シリカ紛(コロイダルシリカ
紛も含む)、炭酸カルシウム紛、酸化チタン紛、タルク
紛、アルミナ紛、カーボンブラック紛、等から選ばれた
1種又は2種以上の乾燥して成る充填剤が良い。特に酸
化亜鉛紛、炭酸カルシウム紛、酸化チタン紛、タルク
紛、カーボンブラック紛等の採用は耐候性が大幅向上
し、系の熱安定性が高いなどの好ましい事が判明した。
しかし、30重量%を越えて充填剤を使用する事は系が
粘度的に高チクソトロピック性を示し作業性の低下を来
たす。またホットメルトアプリケーターの魔耗が著しく
促進されるなどの弊害があるから好ましく無い。
酸、イソフタル酸、無水フタル酸、コハク酸、アジピン
酸、アゼライン酸、セバシン酸、ドデカン酸、アイコサ
ン二酸、ダイマー酸、パラオキシ安息香酸、無水トリメ
リット酸、マレイン酸等が挙げられる。多価アルコール
としては、前記のジオール類、トリオール類のほか、ジ
エチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエ
チレングリコール、ジプロピレングリコール、トリプロ
ピレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリテ
トラメチレングリコール、1,4−シクロヘキサンジメ
タノール、ペンタエリスリトール、ポリブタジエンジオ
ール、水添ポリブタジエンジオール、3−メチル−1,
5−ペンタンジオール、ビスフェノールA及び/又はビ
スフェノールFのプロピレンオキサイド及び/又はエチ
レンオキサイド付加物、ノナンジオール、メチルオクタ
ンジオール等が挙げられる。本発明の反応性ホットメル
ト型接着剤組成物は上述した各組成物からなるが、更に
初期接着性を向上させる目的で以下の粘着性付与樹脂を
50重量%以下の範囲で添加配合する事が好ましく、5
0重量%を越えると湿気硬化後の耐熱凝集力が不足す
る。本発明の粘着性付与樹脂としては、ロジンおよびそ
の誘導体である水添ロジン、重合ロジン、(水添)重合
ロジン、ロジングリセリンエステル、(水添)ロジング
リセリンエステル、ロジンペンタエリスリトールエステ
ル、(水添)ロジンペンタエリスリトールエステル、不
均化ロジングリセリンエステルおよび不均化ロジンペン
タエリスリトールエステル、、テルペンフェノール樹
脂、(水添)テルペンフェノール樹脂、ケトン樹脂、石
油樹脂(脂肪族系、芳香族系、それらの共重合系および
脂環族系等)及びそれらの水添物、テルペン樹脂、(水
添)テルペン樹脂、クマロンーインデン樹脂およびキシ
レン樹脂などが挙げられ、特に好ましく、ロジンおよび
その誘導体、テルペンフェノール樹脂、(水添)テルペ
ンフェノール樹脂、石油樹脂及びそれらの水添品,ケト
ン樹脂が使用される。本発明の反応性ホットメルト型接
着剤組成物は上述した各組成物からなるが、更に反応性
を向上させる目的で以下の反応硬化促進剤を0.01か
ら5重量%の範囲で添加配合する事が大いに好ましい。
本発明の反応硬化促進剤としては、有機錫化合物、3級
アミンの単独使用ないし併用使用が好ましい。特に、有
機錫化合物としてジブチルチンジラウレート、3級アミ
ンとして1.3−ジメチルイミダゾリジノンを、それぞ
れ採用する事が作用効果と無臭性を同時に満足出来る事
から特に好ましい事が判明している。更に本発明の反応
性ホットメルト型接着剤組成物は、更に硬化物の着色・
熱安定性改良、かつ熱膨張率・収縮率を調整し、接着界
面に生じる残留応力を緩和させる作用効果を目的とし
て、以下の充填剤を30重量%以内で添加配合する事が
好ましい。このような充填剤として、酸化亜鉛紛、酸化
マグネシウム紛、金属紛、シリカ紛(コロイダルシリカ
紛も含む)、炭酸カルシウム紛、酸化チタン紛、タルク
紛、アルミナ紛、カーボンブラック紛、等から選ばれた
1種又は2種以上の乾燥して成る充填剤が良い。特に酸
化亜鉛紛、炭酸カルシウム紛、酸化チタン紛、タルク
紛、カーボンブラック紛等の採用は耐候性が大幅向上
し、系の熱安定性が高いなどの好ましい事が判明した。
しかし、30重量%を越えて充填剤を使用する事は系が
粘度的に高チクソトロピック性を示し作業性の低下を来
たす。またホットメルトアプリケーターの魔耗が著しく
促進されるなどの弊害があるから好ましく無い。
【0014】また本発明の反応性ホットメルト型接着剤
組成物では、従来公知の亜リン酸エステル、ヒンダード
フェノール系などの酸化防止剤(老化防止剤)、ベンゾ
トリアゾールなどの紫外線吸収剤、有機チクソ付与剤、
シランまたはチタネート系カップリング剤などの界面改
質剤、等を適宜併用使用する事も何等差し支えない。本
発明の反応性ホットメルト型接着剤では、その特徴を損
なわない範囲で、熱可塑性樹脂、可塑剤等を添加配合す
る事ができる。前記熱可塑性樹脂としては、エチレン−
酢酸ビニル共重合樹脂、エチレン−エチルアクリレート
共重合樹脂、エチレン−メチルメタアクリレート共重合
樹脂、スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合
樹脂、スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合
樹脂、スチレン−エチレン−ブチレン−スチレンブロッ
ク共重合樹脂、スチレン−エチレン−プロピレン−スチ
レンブロック共重合樹脂、スチレン−(メタ)アクリル
酸アルキルエステルグラフト共重合樹脂、スチレン−
(メタ)アクリル酸アルキルエステル−酢酸ビニルグラ
フト共重合樹脂、ポリエステル等が挙げられる。可塑剤
としては、例えば、液状ポリイソブテン、液状ポリブテ
ン、液状(水添)ポリイソプレン、液状(水添)ポリブ
タジエン、パラフィン系オイル、ナフテン系オイル、エ
ポキシ可塑剤、リン酸エステル類、フタル酸エステル
類、脂肪属2塩基酸エステル類、グリコールエステル類
等が代表的である。
組成物では、従来公知の亜リン酸エステル、ヒンダード
フェノール系などの酸化防止剤(老化防止剤)、ベンゾ
トリアゾールなどの紫外線吸収剤、有機チクソ付与剤、
シランまたはチタネート系カップリング剤などの界面改
質剤、等を適宜併用使用する事も何等差し支えない。本
発明の反応性ホットメルト型接着剤では、その特徴を損
なわない範囲で、熱可塑性樹脂、可塑剤等を添加配合す
る事ができる。前記熱可塑性樹脂としては、エチレン−
酢酸ビニル共重合樹脂、エチレン−エチルアクリレート
共重合樹脂、エチレン−メチルメタアクリレート共重合
樹脂、スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合
樹脂、スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合
樹脂、スチレン−エチレン−ブチレン−スチレンブロッ
ク共重合樹脂、スチレン−エチレン−プロピレン−スチ
レンブロック共重合樹脂、スチレン−(メタ)アクリル
酸アルキルエステルグラフト共重合樹脂、スチレン−
(メタ)アクリル酸アルキルエステル−酢酸ビニルグラ
フト共重合樹脂、ポリエステル等が挙げられる。可塑剤
としては、例えば、液状ポリイソブテン、液状ポリブテ
ン、液状(水添)ポリイソプレン、液状(水添)ポリブ
タジエン、パラフィン系オイル、ナフテン系オイル、エ
ポキシ可塑剤、リン酸エステル類、フタル酸エステル
類、脂肪属2塩基酸エステル類、グリコールエステル類
等が代表的である。
【0015】
【実施例】以下に実施例に基づき具体的に本発明の説明
をするが、これらの記載が何等本発明を特に制約するも
のではない。なお、各実施例および比較例で調整された
組成物の評価は次の様にして行われた。又、実施例中記
載の%,部とはそれぞれ重量%,重量部を意味する。 (測定サンプル調整条件)厚さ0.3mmの1インチ幅
の鋼板(ポリエステル系サービスコート面)の上に、1
20℃または150℃に溶融された前記反応性ホットメ
ルト型接着剤組成物を200μm厚みに塗付し、直ちに
サラシ布を乗せ、ゴムロールで軽く圧着した。組成物が
室温になるまで30分放置後、20℃で初期接着力(T
型剥離強度)を測定した。また、20℃/RH60%の
恒温恒湿槽中に1週間放置して取り出し、20℃および
80℃のT型剥離強度を測定するサンプルとした。 (接着力測定条件)接着力は万能引張り試験機(インテ
スコ社製)を用いて、剥離速度10mm/minにて各
測定温度でT型剥離強度を求めた。 (溶融粘度変化)窒素雰囲気下で、初期および24時間
後の120℃あるいは150℃における溶融粘度をB型
回転粘度計にて測定した。 (グラフトポリマーの数平均分子量)日本分光社製ゲル
パーミエイションクロマトグラフィー(GPC)により
テトラヒドロフラン溶媒を使用して測定された。ポリス
チレン換算数平均分子量である。 (ガラス転移温度)セイコー電子社製示差走査熱量計
(DSC)により測定された。 (常温タック性)常温で指触試験を行い次の基準で判定
した。 ◎極めて良好(引き剥す時の指への抵抗が非常に強い) ○良好 (引き剥す時の指への抵抗が強い) △やや不良 (引き剥す時の指への抵抗がやや強い) ×不良 (引き剥す時の指への抵抗がない) (皮張りテスト)温度30℃、相対湿度15%の雰囲気
下で、120℃あるいは150℃で溶融された接着剤組
成物の皮張り状態を経時で観察した。皮張り発生時間に
て評価を行った。 (感圧性接着シートの作成)反応性ホットメルト接着剤
組成物を、120℃または150℃で溶融後、厚さ25
μmのポリエチレンテレフタレートフィルムに、接着剤
組成物の厚みが25μmとなるようにホットメルト塗工
し、各々の感圧性接着シートを得た。この感圧性接着シ
ートを用い、下記の方法で接着剤の性能を評価した。 (180度剥離強度)感圧性接着シートを20℃、相対
湿度60%において1週間養生した後、この感圧性接着
性シートについて、JIS Z 0237に準じ、ステ
ンレススチール板を被着体とし、180度剥離強度を測
定した。 (剪断保持力)感圧性接着シートを20℃、相対湿度6
0%において1時間および1週間養生した後、これを接
着面積が25mm×25mmとなるようにステンレススチー
ル板に貼り付け、JIS Z 0237に準じ、それぞ
れ20℃および40℃の恒温室中で1Kgの荷重(錘)
を掛け、錘が落下するまでの時間を測定した。
をするが、これらの記載が何等本発明を特に制約するも
のではない。なお、各実施例および比較例で調整された
組成物の評価は次の様にして行われた。又、実施例中記
載の%,部とはそれぞれ重量%,重量部を意味する。 (測定サンプル調整条件)厚さ0.3mmの1インチ幅
の鋼板(ポリエステル系サービスコート面)の上に、1
20℃または150℃に溶融された前記反応性ホットメ
ルト型接着剤組成物を200μm厚みに塗付し、直ちに
サラシ布を乗せ、ゴムロールで軽く圧着した。組成物が
室温になるまで30分放置後、20℃で初期接着力(T
型剥離強度)を測定した。また、20℃/RH60%の
恒温恒湿槽中に1週間放置して取り出し、20℃および
80℃のT型剥離強度を測定するサンプルとした。 (接着力測定条件)接着力は万能引張り試験機(インテ
スコ社製)を用いて、剥離速度10mm/minにて各
測定温度でT型剥離強度を求めた。 (溶融粘度変化)窒素雰囲気下で、初期および24時間
後の120℃あるいは150℃における溶融粘度をB型
回転粘度計にて測定した。 (グラフトポリマーの数平均分子量)日本分光社製ゲル
パーミエイションクロマトグラフィー(GPC)により
テトラヒドロフラン溶媒を使用して測定された。ポリス
チレン換算数平均分子量である。 (ガラス転移温度)セイコー電子社製示差走査熱量計
(DSC)により測定された。 (常温タック性)常温で指触試験を行い次の基準で判定
した。 ◎極めて良好(引き剥す時の指への抵抗が非常に強い) ○良好 (引き剥す時の指への抵抗が強い) △やや不良 (引き剥す時の指への抵抗がやや強い) ×不良 (引き剥す時の指への抵抗がない) (皮張りテスト)温度30℃、相対湿度15%の雰囲気
下で、120℃あるいは150℃で溶融された接着剤組
成物の皮張り状態を経時で観察した。皮張り発生時間に
て評価を行った。 (感圧性接着シートの作成)反応性ホットメルト接着剤
組成物を、120℃または150℃で溶融後、厚さ25
μmのポリエチレンテレフタレートフィルムに、接着剤
組成物の厚みが25μmとなるようにホットメルト塗工
し、各々の感圧性接着シートを得た。この感圧性接着シ
ートを用い、下記の方法で接着剤の性能を評価した。 (180度剥離強度)感圧性接着シートを20℃、相対
湿度60%において1週間養生した後、この感圧性接着
性シートについて、JIS Z 0237に準じ、ステ
ンレススチール板を被着体とし、180度剥離強度を測
定した。 (剪断保持力)感圧性接着シートを20℃、相対湿度6
0%において1時間および1週間養生した後、これを接
着面積が25mm×25mmとなるようにステンレススチー
ル板に貼り付け、JIS Z 0237に準じ、それぞ
れ20℃および40℃の恒温室中で1Kgの荷重(錘)
を掛け、錘が落下するまでの時間を測定した。
【0016】参考例 (ジアルジミン(ALD−1)の合成方法)撹拌機、温
度計、滴下ロートおよび水分分離器を備えた反応容器
に、2,5−異性体約60%と2,6−異性体約40%
の混合物であるジアミノメチルビシクロ[2.2.1]
ヘプタン154部(2.0当量)、蟻酸0.1部及びト
ルエン500部を入れ、窒素気流下で室温にて混合し
た。約10分後、滴下ロートよりベンズアルデヒド26
5部(2.5当量)を約30分間で滴下した。更に昇温
すると、約90℃で還流が開始し、水分分離器内に水の
分離留出が認められた。続いて、還流しながら水分留出
が停止するまで約6時間反応を続けた。留去した水は3
6部であった。次に、外温を150℃に設定した。続い
て、真空ポンプで1mmHgまで減圧し、トルエンおよび未
反応ベンズアルデヒドを留去した。留去後得られた反応
物(ALD−1)は328部であった。また、得られた
反応物の赤外吸収スペクトルを測定した結果、1640
cm-1に−N=CH−の特性吸収スペクトルを認めた。ジ
アルジミンALD−1は、アミン価337mgKOH/g
であり、室温にて淡黄色液体であった。 (ジアルジミン(ALD−2)の合成方法)撹拌機、温
度計、滴下ロートおよび水分分離器を備えた反応容器
に、イソホロンジアミン170部(2.0当量)、蟻酸
0.1部及びトルエン500部を入れ、窒素気流下で室
温にて混合した。約10分後、滴下ロートよりベンズア
ルデヒド265部(2.5当量)を約30分間で滴下し
た。更に昇温すると、約90℃で還流が開始し、水分分
離器内に水の分離留出が認められた。続いて、還流しな
がら水分留出が停止するまで約6時間反応を続けた。留
去した水は36部であった。次に、外温を150℃に設
定した。続いて、真空ポンプで1mmHgまで減圧し、トル
エンおよび未反応ベンズアルデヒドを留去した。留去後
得られた反応物(ALD−2)は343部であった。ま
た、得られた反応物の赤外吸収スペクトルを測定した結
果、1640cm-1に−N=CH−の特性吸収スペクトル
を認めた。ジアルジミンALD−2は、アミン価320
mgKOH/gであり、室温にて淡黄色液体であった。 (ジアルジミン(ALD−3)の合成方法)撹拌機、温
度計、滴下ロートおよび水分分離器を備えた反応容器
に、ビスアミノメチルシクロヘキサン142部(2.0
当量)、蟻酸0.1部及びトルエン500部を入れ、窒
素気流下で室温にて混合した。約10分後、滴下ロート
より4−エチルベンズアルデヒド335部(2.5当
量)を約30分間で滴下した。更に昇温すると、約90
℃で還流が開始し、水分分離器内に水の分離留出が認め
られた。続いて、還流しながら水分留出が停止するまで
約6時間反応を続けた。留去した水は36部であった。
次に、外温を150℃に設定した。続いて、真空ポンプ
で1mmHgまで減圧し、トルエンおよび未反応4−エチル
ベンズアルデヒドを留去した。留去後得られた反応物
(ALD−3)は371部であった。また、得られた反
応物の赤外吸収スペクトルを測定した結果、1640cm
-1に−N=CH−の特性吸収スペクトルを認めた。ジア
ルジミンALD−3は、アミン価297mgKOH/gで
あり、室温にて淡黄色液体であった。 (トリアルジミン(ALD−4)の合成方法)撹拌機、
温度計、滴下ロートおよび水分分離器を備えた反応容器
に、1,3,5−トリス(アミノメチル)シクロヘキサ
ン114部(2.0当量)、蟻酸0.1部及びトルエン
500部を入れ、窒素気流下で室温にて混合した。約1
0分後滴下ロートよりベンズアルデヒド265部(2.
5当量)を約30分間で滴下した。更に昇温すると、約
90℃で還流が開始し、水分分離器内に水の分離留出が
認められた。続いて、還流しながら水分留出が停止する
まで約6時間反応を続けた。留去した水は36部であっ
た。次に、外温を150℃に設定した。続いて、真空ポ
ンプで1mmHgまで減圧し、トルエンおよび未反応ベンズ
アルデヒドを留去した。留去後得られた反応物(ALD
−4)は299部であった。また、得られた反応物の赤
外吸収スペクトルを測定した結果、1640cm-1に−N
=CH−の特性吸収スペクトルを認めた。トリアルジミ
ンALD−4は、アミン価386mgKOH/gであり、
室温にて淡黄色液体であった。 (ジアルジミン(ALD−5)の合成方法)撹拌機、温
度計、滴下ロートおよび水分分離器を備えた反応容器
に、ポリオキシプロピレンジアミン(Texaco C
hemical Company製、商標:JEFFA
MINE D−230分子量230)230部(2.0
当量)、蟻酸0.1部及びトルエン500部を入れ、窒
素気流下で室温にて混合した。約10分後、滴下ロート
よりp−アニスアルデヒド340部(2.5当量)を約
30分間で滴下した。更に昇温すると、約90℃で還流
が開始し、水分分離器内に水の分離留出が認められた。
続いて、還流しながら水分留出が停止するまで約6時間
反応を続けた。留去した水は36部であった。次に、外
温を150℃に設定した。続いて、真空ポンプで1mmHg
まで減圧し、トルエンおよび未反応p−アニスアルデヒ
ドを留去した。留去後得られた反応物(ALD−5)は
464部であった。また、得られた反応物の赤外吸収ス
ペクトルを測定した結果、1640cm-1に−N=CH−
の特性吸収スペクトルを認めた。ジアルジミンALD−
5は、アミン価241mgKOH/gであり、室温にて淡
黄色液体であった。
度計、滴下ロートおよび水分分離器を備えた反応容器
に、2,5−異性体約60%と2,6−異性体約40%
の混合物であるジアミノメチルビシクロ[2.2.1]
ヘプタン154部(2.0当量)、蟻酸0.1部及びト
ルエン500部を入れ、窒素気流下で室温にて混合し
た。約10分後、滴下ロートよりベンズアルデヒド26
5部(2.5当量)を約30分間で滴下した。更に昇温
すると、約90℃で還流が開始し、水分分離器内に水の
分離留出が認められた。続いて、還流しながら水分留出
が停止するまで約6時間反応を続けた。留去した水は3
6部であった。次に、外温を150℃に設定した。続い
て、真空ポンプで1mmHgまで減圧し、トルエンおよび未
反応ベンズアルデヒドを留去した。留去後得られた反応
物(ALD−1)は328部であった。また、得られた
反応物の赤外吸収スペクトルを測定した結果、1640
cm-1に−N=CH−の特性吸収スペクトルを認めた。ジ
アルジミンALD−1は、アミン価337mgKOH/g
であり、室温にて淡黄色液体であった。 (ジアルジミン(ALD−2)の合成方法)撹拌機、温
度計、滴下ロートおよび水分分離器を備えた反応容器
に、イソホロンジアミン170部(2.0当量)、蟻酸
0.1部及びトルエン500部を入れ、窒素気流下で室
温にて混合した。約10分後、滴下ロートよりベンズア
ルデヒド265部(2.5当量)を約30分間で滴下し
た。更に昇温すると、約90℃で還流が開始し、水分分
離器内に水の分離留出が認められた。続いて、還流しな
がら水分留出が停止するまで約6時間反応を続けた。留
去した水は36部であった。次に、外温を150℃に設
定した。続いて、真空ポンプで1mmHgまで減圧し、トル
エンおよび未反応ベンズアルデヒドを留去した。留去後
得られた反応物(ALD−2)は343部であった。ま
た、得られた反応物の赤外吸収スペクトルを測定した結
果、1640cm-1に−N=CH−の特性吸収スペクトル
を認めた。ジアルジミンALD−2は、アミン価320
mgKOH/gであり、室温にて淡黄色液体であった。 (ジアルジミン(ALD−3)の合成方法)撹拌機、温
度計、滴下ロートおよび水分分離器を備えた反応容器
に、ビスアミノメチルシクロヘキサン142部(2.0
当量)、蟻酸0.1部及びトルエン500部を入れ、窒
素気流下で室温にて混合した。約10分後、滴下ロート
より4−エチルベンズアルデヒド335部(2.5当
量)を約30分間で滴下した。更に昇温すると、約90
℃で還流が開始し、水分分離器内に水の分離留出が認め
られた。続いて、還流しながら水分留出が停止するまで
約6時間反応を続けた。留去した水は36部であった。
次に、外温を150℃に設定した。続いて、真空ポンプ
で1mmHgまで減圧し、トルエンおよび未反応4−エチル
ベンズアルデヒドを留去した。留去後得られた反応物
(ALD−3)は371部であった。また、得られた反
応物の赤外吸収スペクトルを測定した結果、1640cm
-1に−N=CH−の特性吸収スペクトルを認めた。ジア
ルジミンALD−3は、アミン価297mgKOH/gで
あり、室温にて淡黄色液体であった。 (トリアルジミン(ALD−4)の合成方法)撹拌機、
温度計、滴下ロートおよび水分分離器を備えた反応容器
に、1,3,5−トリス(アミノメチル)シクロヘキサ
ン114部(2.0当量)、蟻酸0.1部及びトルエン
500部を入れ、窒素気流下で室温にて混合した。約1
0分後滴下ロートよりベンズアルデヒド265部(2.
5当量)を約30分間で滴下した。更に昇温すると、約
90℃で還流が開始し、水分分離器内に水の分離留出が
認められた。続いて、還流しながら水分留出が停止する
まで約6時間反応を続けた。留去した水は36部であっ
た。次に、外温を150℃に設定した。続いて、真空ポ
ンプで1mmHgまで減圧し、トルエンおよび未反応ベンズ
アルデヒドを留去した。留去後得られた反応物(ALD
−4)は299部であった。また、得られた反応物の赤
外吸収スペクトルを測定した結果、1640cm-1に−N
=CH−の特性吸収スペクトルを認めた。トリアルジミ
ンALD−4は、アミン価386mgKOH/gであり、
室温にて淡黄色液体であった。 (ジアルジミン(ALD−5)の合成方法)撹拌機、温
度計、滴下ロートおよび水分分離器を備えた反応容器
に、ポリオキシプロピレンジアミン(Texaco C
hemical Company製、商標:JEFFA
MINE D−230分子量230)230部(2.0
当量)、蟻酸0.1部及びトルエン500部を入れ、窒
素気流下で室温にて混合した。約10分後、滴下ロート
よりp−アニスアルデヒド340部(2.5当量)を約
30分間で滴下した。更に昇温すると、約90℃で還流
が開始し、水分分離器内に水の分離留出が認められた。
続いて、還流しながら水分留出が停止するまで約6時間
反応を続けた。留去した水は36部であった。次に、外
温を150℃に設定した。続いて、真空ポンプで1mmHg
まで減圧し、トルエンおよび未反応p−アニスアルデヒ
ドを留去した。留去後得られた反応物(ALD−5)は
464部であった。また、得られた反応物の赤外吸収ス
ペクトルを測定した結果、1640cm-1に−N=CH−
の特性吸収スペクトルを認めた。ジアルジミンALD−
5は、アミン価241mgKOH/gであり、室温にて淡
黄色液体であった。
【0017】実施例1 溶媒として、トルエン40部中で、アクリル酸2−エチ
ルヘキシル50部、マクロマーとしてポリスチレン系マ
クロマーであるマクロマー AS−6(分子量600
0、東亜合成化学社製)50部、2−メタクリロイルオ
キシエチルイソシアネート(昭和電工社製)5部、重合
開始剤としてベンゾイルパーオキシド0.2部を添加
し、反応温度80℃で5時間重合し、グラフト共重合体
(a2 )溶液を調整した。 このグラフト共重合体の数
平均分子量は約53000であった。このイソシアネー
ト比率は約1.3であった。一方、溶媒として、トルエ
ン100部中で、アクリル酸n−ブチル50部、メタア
クリル酸メチル50部、2−メタクリロイルオキシエチ
ルイソシアネート(昭和電工社製)20部、重合開始剤
としてベンゾイルパーオキシド5部を添加し、反応温度
100℃で5時間重合し、低分子重合体(b1 )溶液を
調整した。この低分子重合体の数平均分子量は約500
0であった。上記グラフト共重合体溶液145部、上記
低分子重合体溶液225部およびジアルジミン(ALD
−1)30部を混合し、脱トルエンする事によって目的
物を得た。このときの当量比(アミノ基/イソシアネー
ト基)は、約1.1であった。その評価結果を表1に示
す。 実施例2 熱可塑性樹脂として、スチレン−エチレン−ブチレン−
スチレンブロック共重合樹脂であるクレイトンG−16
57(スチレン29%、シェル化学社製)50部、水添
石油樹脂としてエスコレッツ5320(トーネックス社
製)50部、m−イソプロペニル−α,α’−ジメチル
ベンジルイソシアネート(ACC社製)10部、硬化促
進剤としてジブチルチンジラウレートを0.05%およ
び有機過酸化物としてジクミルパーオキシドを0.2部
を、140℃にてニーダーで溶融し、反応させ、グラフ
ト共重合体(a1 )と低分子重合体(b2 )の混合物を
得た。更に、ジアルジミン(ALD−1)10部を混合
し、目的物を得た。このときの当量比(アミノ基/イソ
シアネート基)は、約1.2であった。その評価結果を
表1に示す。 実施例3 ポリエステルポリオールとして 数平均分子量約200
0のポリ(エチレン/1,4−ブタンジオールアジペー
ト)〔エチレングリコール残基/1,4−ブタンジオー
ル残基のモル比は約1/1〕100部とポリイソシアネ
ートとしてトリレンジイソシアネート(三井東圧化学社
製)10部を添加し80℃、5時間反応しウレタンプレ
ポリマーを調製した。この時のNCO/OH当量比は約
1.2であった。更に、ジアルジミン(ALD−2)3
部を混合し、目的物を得た。このときの当量比(アミノ
基/イソシアネート基)は、約1.5であった。その評
価結果を表1に示す。
ルヘキシル50部、マクロマーとしてポリスチレン系マ
クロマーであるマクロマー AS−6(分子量600
0、東亜合成化学社製)50部、2−メタクリロイルオ
キシエチルイソシアネート(昭和電工社製)5部、重合
開始剤としてベンゾイルパーオキシド0.2部を添加
し、反応温度80℃で5時間重合し、グラフト共重合体
(a2 )溶液を調整した。 このグラフト共重合体の数
平均分子量は約53000であった。このイソシアネー
ト比率は約1.3であった。一方、溶媒として、トルエ
ン100部中で、アクリル酸n−ブチル50部、メタア
クリル酸メチル50部、2−メタクリロイルオキシエチ
ルイソシアネート(昭和電工社製)20部、重合開始剤
としてベンゾイルパーオキシド5部を添加し、反応温度
100℃で5時間重合し、低分子重合体(b1 )溶液を
調整した。この低分子重合体の数平均分子量は約500
0であった。上記グラフト共重合体溶液145部、上記
低分子重合体溶液225部およびジアルジミン(ALD
−1)30部を混合し、脱トルエンする事によって目的
物を得た。このときの当量比(アミノ基/イソシアネー
ト基)は、約1.1であった。その評価結果を表1に示
す。 実施例2 熱可塑性樹脂として、スチレン−エチレン−ブチレン−
スチレンブロック共重合樹脂であるクレイトンG−16
57(スチレン29%、シェル化学社製)50部、水添
石油樹脂としてエスコレッツ5320(トーネックス社
製)50部、m−イソプロペニル−α,α’−ジメチル
ベンジルイソシアネート(ACC社製)10部、硬化促
進剤としてジブチルチンジラウレートを0.05%およ
び有機過酸化物としてジクミルパーオキシドを0.2部
を、140℃にてニーダーで溶融し、反応させ、グラフ
ト共重合体(a1 )と低分子重合体(b2 )の混合物を
得た。更に、ジアルジミン(ALD−1)10部を混合
し、目的物を得た。このときの当量比(アミノ基/イソ
シアネート基)は、約1.2であった。その評価結果を
表1に示す。 実施例3 ポリエステルポリオールとして 数平均分子量約200
0のポリ(エチレン/1,4−ブタンジオールアジペー
ト)〔エチレングリコール残基/1,4−ブタンジオー
ル残基のモル比は約1/1〕100部とポリイソシアネ
ートとしてトリレンジイソシアネート(三井東圧化学社
製)10部を添加し80℃、5時間反応しウレタンプレ
ポリマーを調製した。この時のNCO/OH当量比は約
1.2であった。更に、ジアルジミン(ALD−2)3
部を混合し、目的物を得た。このときの当量比(アミノ
基/イソシアネート基)は、約1.5であった。その評
価結果を表1に示す。
【0018】実施例4 溶媒として、酢酸エチル50部中で、アクリル酸n−ブ
チル70部、マクロマーとしてCHEMLINK 45
00(分子量13000、SARTOMER社製)30
部、2−メタクリロイルオキシエチルイソシアネート
(昭和電工社製)20部、重合開始剤としてα,α−ア
ゾビスイソブチロニトリル0.4部を添加し、反応温度
70℃で5時間重合しグラフト共重合体(a2 )溶液を
調整した。このグラフト共重合体の数平均分子量は約2
2000、(メタ)アクリル酸アルキルエステル部位の
ガラス転移温度は約−50℃であった。また、イソシア
ネート比率は、約4.5%である。一方、溶媒として、
酢酸エチル100部中で、アクリル酸n−ブチル50
部、メタアクリル酸メチル50部、2−メタクリロイル
オキシエチルイソシアネート(昭和電工社製)20部、
重合開始剤としてベンゾイルパーオキシド5部を添加
し、反応温度100℃で5時間重合し、低分子重合体
(b1 )溶液を調整した。この低分子重合体の数平均分
子量は約5000、ガラス転移温度は約0℃であった。
また、イソシアネート比率は、約4.5%である。上記
グラフト共重合体溶液と上記低分子重合体溶液をグラフ
ト共重合体/低分子重合体重量比が50/50になるよ
うに混合し、更に、グラフト共重合体と低分子重合体の
総重量100部に対してジアルジミン(ALD−2)1
8部を混合し、脱酢酸エチルする事によって目的物を得
た。このときの当量比(アミノ基/イソシアネート基)
は、約1.5であった。その評価結果を表1に示す。 実施例5 溶媒として、トルエン40部中で、アクリル酸2−エチ
ルヘキシル50部、メタアクリル酸メチル10部、マク
ロマーとしてマクロマー AS−6(分子量6000、
東亜合成化学社製)40部、m−イソプロペニル−α,
α’−ジメチルベンジルイソシアネート(ACC社製)
5部、重合開始剤としてt−ヘキシルパーオキシピバレ
ート0.15部を添加し、反応温度80℃で5時間重合
し、グラフト共重合体(a2 )溶液を調整した。このグ
ラフト共重合体の数平均分子量は約78000、ガラス
転移温度は約−44℃であった。この時のイソシアネー
ト比率は約1.0%であった。一方、溶媒として、トル
エン100部中で、アクリル酸イソブチル20部、メタ
アクリル酸エチル80部、m−イソプロペニル−α,
α’−ジメチルベンジルイソシアネート(ACC社製)
10部、重合開始剤としてベンゾイルパーオキシド10
部を添加し、反応温度100℃で5時間重合し、低分子
重合体(b1)溶液を調整した。この低分子重合体の数
平均分子量は約2500、ガラス転移温度は約40℃で
あった。この時のイソシアネート比率は約2.0%であ
った。上記グラフト共重合体溶液と上記低分子重合体溶
液をグラフト共重合体/低分子重合体重量比が30/7
0になるように混合し、更に反応促進剤としてジブチル
チンジラウレートを0.02%添加し、更に、グラフト
共重合体と低分子重合体の総重量100部に対してジア
ルジミン(ALD−3)5部を混合し、脱トルエンする
事によって目的物を得た。このときの当量比(アミノ基
/イソシアネート基)は約0.74であった。その評価
結果を表1に示す。 実施例6 2−メタクリロイルオキシエチルイソシアネートの代わ
りに、アクリル酸ヒドロキシルエチルを使用し、NCO
/OH当量比が2.0となるようにポリイソシアネート
としてジフェニルメタンジイソシアネート(MDI−P
H、三井東圧化学社製)を反応させる事以外は実施例−
4と同じである。この接着剤はグラフト共重合体
(a3 )、低分子重合体(b3 )およびジアルジミン
(ALD−2)の混合物である。その評価結果を表1に
示す。
チル70部、マクロマーとしてCHEMLINK 45
00(分子量13000、SARTOMER社製)30
部、2−メタクリロイルオキシエチルイソシアネート
(昭和電工社製)20部、重合開始剤としてα,α−ア
ゾビスイソブチロニトリル0.4部を添加し、反応温度
70℃で5時間重合しグラフト共重合体(a2 )溶液を
調整した。このグラフト共重合体の数平均分子量は約2
2000、(メタ)アクリル酸アルキルエステル部位の
ガラス転移温度は約−50℃であった。また、イソシア
ネート比率は、約4.5%である。一方、溶媒として、
酢酸エチル100部中で、アクリル酸n−ブチル50
部、メタアクリル酸メチル50部、2−メタクリロイル
オキシエチルイソシアネート(昭和電工社製)20部、
重合開始剤としてベンゾイルパーオキシド5部を添加
し、反応温度100℃で5時間重合し、低分子重合体
(b1 )溶液を調整した。この低分子重合体の数平均分
子量は約5000、ガラス転移温度は約0℃であった。
また、イソシアネート比率は、約4.5%である。上記
グラフト共重合体溶液と上記低分子重合体溶液をグラフ
ト共重合体/低分子重合体重量比が50/50になるよ
うに混合し、更に、グラフト共重合体と低分子重合体の
総重量100部に対してジアルジミン(ALD−2)1
8部を混合し、脱酢酸エチルする事によって目的物を得
た。このときの当量比(アミノ基/イソシアネート基)
は、約1.5であった。その評価結果を表1に示す。 実施例5 溶媒として、トルエン40部中で、アクリル酸2−エチ
ルヘキシル50部、メタアクリル酸メチル10部、マク
ロマーとしてマクロマー AS−6(分子量6000、
東亜合成化学社製)40部、m−イソプロペニル−α,
α’−ジメチルベンジルイソシアネート(ACC社製)
5部、重合開始剤としてt−ヘキシルパーオキシピバレ
ート0.15部を添加し、反応温度80℃で5時間重合
し、グラフト共重合体(a2 )溶液を調整した。このグ
ラフト共重合体の数平均分子量は約78000、ガラス
転移温度は約−44℃であった。この時のイソシアネー
ト比率は約1.0%であった。一方、溶媒として、トル
エン100部中で、アクリル酸イソブチル20部、メタ
アクリル酸エチル80部、m−イソプロペニル−α,
α’−ジメチルベンジルイソシアネート(ACC社製)
10部、重合開始剤としてベンゾイルパーオキシド10
部を添加し、反応温度100℃で5時間重合し、低分子
重合体(b1)溶液を調整した。この低分子重合体の数
平均分子量は約2500、ガラス転移温度は約40℃で
あった。この時のイソシアネート比率は約2.0%であ
った。上記グラフト共重合体溶液と上記低分子重合体溶
液をグラフト共重合体/低分子重合体重量比が30/7
0になるように混合し、更に反応促進剤としてジブチル
チンジラウレートを0.02%添加し、更に、グラフト
共重合体と低分子重合体の総重量100部に対してジア
ルジミン(ALD−3)5部を混合し、脱トルエンする
事によって目的物を得た。このときの当量比(アミノ基
/イソシアネート基)は約0.74であった。その評価
結果を表1に示す。 実施例6 2−メタクリロイルオキシエチルイソシアネートの代わ
りに、アクリル酸ヒドロキシルエチルを使用し、NCO
/OH当量比が2.0となるようにポリイソシアネート
としてジフェニルメタンジイソシアネート(MDI−P
H、三井東圧化学社製)を反応させる事以外は実施例−
4と同じである。この接着剤はグラフト共重合体
(a3 )、低分子重合体(b3 )およびジアルジミン
(ALD−2)の混合物である。その評価結果を表1に
示す。
【0019】
【表1】
【0020】実施例7 ポリオールとしてポリエステルポリオールであるクラポ
ールP−2010(3−メチル−1,5−ペンタンジオ
ールアジペート、分子量2000、クラレ社製)100
部とポリイソシアネートとしてジフェニルメタンジイソ
シアネート(三井東圧化学社製)25部を添加し80
℃、5時間反応しウレタンプレポリマーを調製した。こ
の時のNCO/OH当量比は2.0であった。実施例4
で調整した接着剤118部に対して、上記ウレタンプレ
ポリマー20部を溶融混合して目的物を得た。その評価
結果を表2に示す。 実施例8 実施例5で調整した接着剤105部に対して、粘着性付
与樹脂としてスーパーエステル A−100(不均化ロ
ジングリセリンエステル、荒川化学工業社製)25部を
溶融混合して目的物を得た。その評価結果を表2に示
す。 実施例9 熱可塑性樹脂としてスチレン系ブロック共重合体である
カリフレックス TR−1107(SIS、シェル化学
社製)30部を、トルエン40部中で溶解し、アクリル
酸2−エチルヘキシル55部、メタアクリル酸メチル1
0部、m−イソプロペニル−α,α’−ジメチルベンジ
ルイソシアネート(ACC社製)5部、重合開始剤とし
てt−ヘキシルパーオキシピバレート0.15部を添加
し、反応温度80℃で5時間重合し、グラフト共重合体
(a4)溶液を調整した。このグラフト共重合体の数平
均分子量は約58000、ガラス転移温度は約−45℃
であった。この時のイソシアネート基含有量は約1.0
%であった。一方、溶媒として、トルエン100部中
で、アクリル酸イソブチル20部、メタアクリル酸エチ
ル80部、m−イソプロペニル−α,α’−ジメチルベ
ンジルイソシアネート(ACC社製)10部、重合開始
剤としてベンゾイルパーオキシド10部を添加し、反応
温度100℃で5時間重合し、低分子重合体(b1 )溶
液を調整した。この低分子重合体の数平均分子量は約2
500、ガラス転移温度は約40℃であった。この時の
イソシアネート基含有量は約2.0%であった。上記グ
ラフト共重合体溶液と上記低分子重合体溶液をグラフト
共重合体/低分子重合体の重量比が30/70になるよ
うに混合し、更に、グラフト共重合体と低分子重合体の
総重量100部に対してジアルジミン(ALD−3)5
部および反応促進剤としてジブチルチンジラウレートを
0.1%添加混合し、脱トルエンする事によって目的物
を得た。このときの当量比(アミノ基/イソシアネート
基)は約0.73であった。その評価結果を表2に示
す。 実施例10 m−イソプロペニル−α,α’−ジメチルベンジルイソ
シアネートの代わりにアクリル酸を使用し、NCO/C
OOH当量比が2.0となるようにポリイソシアネート
としてポリメチレンポリフェニルポリイソシアネート
(MDI−CR200、三井東圧化学社製)を反応させ
る事以外は実施例9と同様にして接着剤を調整した。こ
の接着剤はグラフト共重合体(a5 )、低分子重合体
(b3 )およびジアルジミン(ALD−3)の混合物で
ある。その評価結果を表2に示す。 実施例11 溶媒として、酢酸エチル50部中で、マクロマーとして
メタクリロイル基末端ポリスチレン(商品名 CHEM
LINK 4500、分子量13000、SARTOM
ER社製)15部、アクリル酸n−ブチル75部、m−
イソプロペニル−α,α’−ジメチルベンジルイソシア
ネート(ACC社製)10部、重合開始剤としてα,α
−アゾイソブチロニトリル1.0部を添加し、反応温度
80℃で5時間重合し、グラフト共重合体(a2 )溶液
を調整し、脱酢酸エチルする事によってグラフト共重合
体(a2 )を得た。このグラフト共重合体の数平均分子
量は約15000、ガラス転移温度は約−40℃であっ
た。この時のイソシアネート基含有量は約2.0%であ
った。このグラフト共重合体100部に対して、ジアル
ジミン(ALD−3)10部を溶融混合する事によって
目的物を得た。このときの当量比(アミノ基/イソシア
ネート基)は、約1.1であった。その評価結果を表2
に示す。 実施例12 実施例11で調整した接着剤110部に対して、粘着性
付与樹脂としてスーパーエステル A−100(不均化
ロジングリセリンエステル、荒川化学工業社製)25部
を溶融混合して目的物を得た。その評価結果を表2に示
す。
ールP−2010(3−メチル−1,5−ペンタンジオ
ールアジペート、分子量2000、クラレ社製)100
部とポリイソシアネートとしてジフェニルメタンジイソ
シアネート(三井東圧化学社製)25部を添加し80
℃、5時間反応しウレタンプレポリマーを調製した。こ
の時のNCO/OH当量比は2.0であった。実施例4
で調整した接着剤118部に対して、上記ウレタンプレ
ポリマー20部を溶融混合して目的物を得た。その評価
結果を表2に示す。 実施例8 実施例5で調整した接着剤105部に対して、粘着性付
与樹脂としてスーパーエステル A−100(不均化ロ
ジングリセリンエステル、荒川化学工業社製)25部を
溶融混合して目的物を得た。その評価結果を表2に示
す。 実施例9 熱可塑性樹脂としてスチレン系ブロック共重合体である
カリフレックス TR−1107(SIS、シェル化学
社製)30部を、トルエン40部中で溶解し、アクリル
酸2−エチルヘキシル55部、メタアクリル酸メチル1
0部、m−イソプロペニル−α,α’−ジメチルベンジ
ルイソシアネート(ACC社製)5部、重合開始剤とし
てt−ヘキシルパーオキシピバレート0.15部を添加
し、反応温度80℃で5時間重合し、グラフト共重合体
(a4)溶液を調整した。このグラフト共重合体の数平
均分子量は約58000、ガラス転移温度は約−45℃
であった。この時のイソシアネート基含有量は約1.0
%であった。一方、溶媒として、トルエン100部中
で、アクリル酸イソブチル20部、メタアクリル酸エチ
ル80部、m−イソプロペニル−α,α’−ジメチルベ
ンジルイソシアネート(ACC社製)10部、重合開始
剤としてベンゾイルパーオキシド10部を添加し、反応
温度100℃で5時間重合し、低分子重合体(b1 )溶
液を調整した。この低分子重合体の数平均分子量は約2
500、ガラス転移温度は約40℃であった。この時の
イソシアネート基含有量は約2.0%であった。上記グ
ラフト共重合体溶液と上記低分子重合体溶液をグラフト
共重合体/低分子重合体の重量比が30/70になるよ
うに混合し、更に、グラフト共重合体と低分子重合体の
総重量100部に対してジアルジミン(ALD−3)5
部および反応促進剤としてジブチルチンジラウレートを
0.1%添加混合し、脱トルエンする事によって目的物
を得た。このときの当量比(アミノ基/イソシアネート
基)は約0.73であった。その評価結果を表2に示
す。 実施例10 m−イソプロペニル−α,α’−ジメチルベンジルイソ
シアネートの代わりにアクリル酸を使用し、NCO/C
OOH当量比が2.0となるようにポリイソシアネート
としてポリメチレンポリフェニルポリイソシアネート
(MDI−CR200、三井東圧化学社製)を反応させ
る事以外は実施例9と同様にして接着剤を調整した。こ
の接着剤はグラフト共重合体(a5 )、低分子重合体
(b3 )およびジアルジミン(ALD−3)の混合物で
ある。その評価結果を表2に示す。 実施例11 溶媒として、酢酸エチル50部中で、マクロマーとして
メタクリロイル基末端ポリスチレン(商品名 CHEM
LINK 4500、分子量13000、SARTOM
ER社製)15部、アクリル酸n−ブチル75部、m−
イソプロペニル−α,α’−ジメチルベンジルイソシア
ネート(ACC社製)10部、重合開始剤としてα,α
−アゾイソブチロニトリル1.0部を添加し、反応温度
80℃で5時間重合し、グラフト共重合体(a2 )溶液
を調整し、脱酢酸エチルする事によってグラフト共重合
体(a2 )を得た。このグラフト共重合体の数平均分子
量は約15000、ガラス転移温度は約−40℃であっ
た。この時のイソシアネート基含有量は約2.0%であ
った。このグラフト共重合体100部に対して、ジアル
ジミン(ALD−3)10部を溶融混合する事によって
目的物を得た。このときの当量比(アミノ基/イソシア
ネート基)は、約1.1であった。その評価結果を表2
に示す。 実施例12 実施例11で調整した接着剤110部に対して、粘着性
付与樹脂としてスーパーエステル A−100(不均化
ロジングリセリンエステル、荒川化学工業社製)25部
を溶融混合して目的物を得た。その評価結果を表2に示
す。
【0021】
【表2】
【0022】比較例1 アルジミンを使用しない事以外は、実施例3と同様にし
て調整した。その評価結果を表3に示す。 比較例2 アルジミンを使用しない事以外は、実施例5と同様にし
て調整した。その評価結果を表3に示す。 比較例3 アルジミンを使用しない事以外は、実施例6と同様にし
て調整した。その評価結果を表3に示す。 比較例4 アルジミンを使用しない事およびジブチルチンジラウレ
ートを0.2%添加する事以外は、実施例8と同様にし
て調整した。その評価結果を表3に示す。 比較例5 アルジミンを使用しない事以外は、実施例9と同様にし
て調整した。その評価結果を表3に示す。 比較例6 アルジミンを使用しない事以外は、実施例11と同様に
して調整した。その評価結果を表3に示す。
て調整した。その評価結果を表3に示す。 比較例2 アルジミンを使用しない事以外は、実施例5と同様にし
て調整した。その評価結果を表3に示す。 比較例3 アルジミンを使用しない事以外は、実施例6と同様にし
て調整した。その評価結果を表3に示す。 比較例4 アルジミンを使用しない事およびジブチルチンジラウレ
ートを0.2%添加する事以外は、実施例8と同様にし
て調整した。その評価結果を表3に示す。 比較例5 アルジミンを使用しない事以外は、実施例9と同様にし
て調整した。その評価結果を表3に示す。 比較例6 アルジミンを使用しない事以外は、実施例11と同様に
して調整した。その評価結果を表3に示す。
【0023】
【表3】
【0024】実施例13 熱可塑性樹脂としてスチレン系ブロック共重合体である
カリフレックス TRKX−65(SBS、シェル化学
社製)10部を、トルエン40部中で溶解し、アクリル
酸2−エチルヘキシル70部、メタアクリル酸メチル2
0部、m−イソプロペニル−α,α’−ジメチルベンジ
ルイソシアネート(ACC社製)0.2部、重合開始剤
としてt−ヘキシルパーオキシピバレート0.2部を添
加し、反応温度80℃で5時間重合し、グラフト共重合
体(a4 )溶液を調整した。このグラフト共重合体の数
平均分子量は約64000、ガラス転移温度は約−45
℃であった。この時のイソシアネート基含有量は約0.
04%であった。一方、溶媒として、トルエン100部
中で、アクリル酸イソブチル20部、メタアクリル酸エ
チル80部、m−イソプロペニル−α,α’−ジメチル
ベンジルイソシアネート(ACC社製)5部、重合開始
剤としてベンゾイルパーオキシド10部を添加し、反応
温度100℃で5時間重合し低分子重合体(b1)溶液
を調整した。この低分子重合体の数平均分子量は約24
00、ガラス転移温度は約35℃であった。この時のイ
ソシアネート基含有量は約1.0%であった。上記グラ
フト共重合体溶液と上記低分子重合体溶液をグラフト共
重合体/低分子重合体の重量比が80/20になるよう
に混合し、更に、グラフト共重合体と低分子重合体の総
重量100部に対してトリアルジミン(ALD−4)
0.15部および反応促進剤としてジブチルチンジラウ
レートを0.02%添加し、混合し、脱トルエンする事
によって目的物を得た。このときの当量比(アミノ基/
イソシアネート基)は、約0.3であった。その評価結
果を表4に示す。 実施例14 グラフト共重合体(a4 )は、実施例13と同様にして
得られた。一方、低分子重合体(b2 )は、水添テルペ
ン樹脂としてクリアロン P−105(ヤスハラケミカ
ル社製)90部、m−イソプロペニル−α,α’−ジメ
チルベンジルイソシアネート(ACC社製)10部、有
機過酸化物としてジクミルパーオキシド0.3部を、1
40℃にてニーダーで溶融し、2時間反応させ、得られ
た。グラフト共重合体/低分子重合体の重量比が70/
30になるように混合し、更に、グラフト共重合体と低
分子重合体の総重量100部に対してトリアルジミン
(ALD−4)0.5部および更に反応促進剤としてジ
ブチルチンジラウレートを0.02%添加し、混合し、
脱トルエンする事によって目的物を得た。このときの当
量比(アミノ基/イソシアネート基)は、約0.35で
あった。その評価結果を表4に示す。 実施例15 溶媒として、酢酸エチル50部中で、アクリル酸n−ブ
チル78部、マクロマーとしてメタクリロイル基を末端
に有するポリスチレン(商品名 CHEMLINK 4
500、分子量13000、SARTOMER社製)2
0部、2−メタクリロイルオキシエチルイソシアネート
(昭和電工社製)2部、重合開始剤としてα,α’−ア
ゾビスイソブチロニトリル0.4部を添加し、反応温度
70℃で5時間重合し、グラフト共重合体(a2)溶液
を調整した。このグラフト共重合体の数平均分子量は約
21000、(メタ)アクリル酸アルキルエステル部位
のガラス転移温度は約−52℃であった。また、イソシ
アネート基含有量は、約0.45%である。一方、溶媒
として酢酸エチル100部中で、アクリル酸n−ブチル
40部、メタアクリル酸メチル50部、2−メタクリロ
イルオキシエチルイソシアネート(昭和電工社製)10
部、重合開始剤としてベンゾイルパーオキシド5部を添
加し、反応温度100℃で5時間重合し、低分子重合体
(b1 )溶液を調整した。この低分子重合体の数平均分
子量は約5100、ガラス転移温度は約10℃であっ
た。また、イソシアネート基含有量は、約2.7%であ
る。上記グラフト共重合体溶液と上記低分子重合体溶液
をグラフト共重合体/低分子重合体の重量比が70/3
0になるように混合し、更に、グラフト共重合体と低分
子重合体の総重量100部に対してジアルジミン(AL
D−5)4部を混合し、脱酢酸エチルする事によって目
的物を得た。このときの当量比(アミノ基/イソシアネ
ート基)は、約0.63であった。その評価結果を表4
に示す。
カリフレックス TRKX−65(SBS、シェル化学
社製)10部を、トルエン40部中で溶解し、アクリル
酸2−エチルヘキシル70部、メタアクリル酸メチル2
0部、m−イソプロペニル−α,α’−ジメチルベンジ
ルイソシアネート(ACC社製)0.2部、重合開始剤
としてt−ヘキシルパーオキシピバレート0.2部を添
加し、反応温度80℃で5時間重合し、グラフト共重合
体(a4 )溶液を調整した。このグラフト共重合体の数
平均分子量は約64000、ガラス転移温度は約−45
℃であった。この時のイソシアネート基含有量は約0.
04%であった。一方、溶媒として、トルエン100部
中で、アクリル酸イソブチル20部、メタアクリル酸エ
チル80部、m−イソプロペニル−α,α’−ジメチル
ベンジルイソシアネート(ACC社製)5部、重合開始
剤としてベンゾイルパーオキシド10部を添加し、反応
温度100℃で5時間重合し低分子重合体(b1)溶液
を調整した。この低分子重合体の数平均分子量は約24
00、ガラス転移温度は約35℃であった。この時のイ
ソシアネート基含有量は約1.0%であった。上記グラ
フト共重合体溶液と上記低分子重合体溶液をグラフト共
重合体/低分子重合体の重量比が80/20になるよう
に混合し、更に、グラフト共重合体と低分子重合体の総
重量100部に対してトリアルジミン(ALD−4)
0.15部および反応促進剤としてジブチルチンジラウ
レートを0.02%添加し、混合し、脱トルエンする事
によって目的物を得た。このときの当量比(アミノ基/
イソシアネート基)は、約0.3であった。その評価結
果を表4に示す。 実施例14 グラフト共重合体(a4 )は、実施例13と同様にして
得られた。一方、低分子重合体(b2 )は、水添テルペ
ン樹脂としてクリアロン P−105(ヤスハラケミカ
ル社製)90部、m−イソプロペニル−α,α’−ジメ
チルベンジルイソシアネート(ACC社製)10部、有
機過酸化物としてジクミルパーオキシド0.3部を、1
40℃にてニーダーで溶融し、2時間反応させ、得られ
た。グラフト共重合体/低分子重合体の重量比が70/
30になるように混合し、更に、グラフト共重合体と低
分子重合体の総重量100部に対してトリアルジミン
(ALD−4)0.5部および更に反応促進剤としてジ
ブチルチンジラウレートを0.02%添加し、混合し、
脱トルエンする事によって目的物を得た。このときの当
量比(アミノ基/イソシアネート基)は、約0.35で
あった。その評価結果を表4に示す。 実施例15 溶媒として、酢酸エチル50部中で、アクリル酸n−ブ
チル78部、マクロマーとしてメタクリロイル基を末端
に有するポリスチレン(商品名 CHEMLINK 4
500、分子量13000、SARTOMER社製)2
0部、2−メタクリロイルオキシエチルイソシアネート
(昭和電工社製)2部、重合開始剤としてα,α’−ア
ゾビスイソブチロニトリル0.4部を添加し、反応温度
70℃で5時間重合し、グラフト共重合体(a2)溶液
を調整した。このグラフト共重合体の数平均分子量は約
21000、(メタ)アクリル酸アルキルエステル部位
のガラス転移温度は約−52℃であった。また、イソシ
アネート基含有量は、約0.45%である。一方、溶媒
として酢酸エチル100部中で、アクリル酸n−ブチル
40部、メタアクリル酸メチル50部、2−メタクリロ
イルオキシエチルイソシアネート(昭和電工社製)10
部、重合開始剤としてベンゾイルパーオキシド5部を添
加し、反応温度100℃で5時間重合し、低分子重合体
(b1 )溶液を調整した。この低分子重合体の数平均分
子量は約5100、ガラス転移温度は約10℃であっ
た。また、イソシアネート基含有量は、約2.7%であ
る。上記グラフト共重合体溶液と上記低分子重合体溶液
をグラフト共重合体/低分子重合体の重量比が70/3
0になるように混合し、更に、グラフト共重合体と低分
子重合体の総重量100部に対してジアルジミン(AL
D−5)4部を混合し、脱酢酸エチルする事によって目
的物を得た。このときの当量比(アミノ基/イソシアネ
ート基)は、約0.63であった。その評価結果を表4
に示す。
【0025】実施例16 溶剤として、トルエン40部中で溶解し、アクリル酸2
−エチルヘキシル74部、メタアクリル酸メチル10
部、マクロマーとしてメタクリロイル基を末端に有する
(スチレン−アクリロニトリル)共重合体(商品名 A
N−6、分子量6000、東亜合成化学社製)15部、
m−イソプロペニル−α,α’−ジメチルベンジルイソ
シアネート(ACC社製)1部、重合開始剤としてt−
ヘキシルパーオキシピバレート0.15部を添加し、反
応温度80℃で5時間重合し、グラフト共重合体
(a2 )溶液を調整した。このグラフト共重合体の数平
均分子量は約58000、ガラス転移温度は約−55℃
であった。この時のイソシアネート基含有量は約0.2
%であった。一方、溶媒として、トルエン100部中
で、アクリル酸イソブチル20部、メタアクリル酸エチ
ル75部、m−イソプロペニル−α,α’−ジメチルベ
ンジルイソシアネート(ACC社製)5部、重合開始剤
としてベンゾイルパーオキシド10部を添加し、反応温
度100℃で5時間重合し、低分子重合体(b1 )溶液
を調整した。この低分子重合体の数平均分子量は約27
00、ガラス転移温度は約30℃であった。この時のイ
ソシアネート基含有量は約1.0%であった。上記グラ
フト共重合体溶液と上記低分子重合体溶液をグラフト共
重合体/低分子重合体の重量比が60/40になるよう
に混合し、更に、グラフト共重合体と低分子重合体の総
重量100部に対してジアルジミン(ALD−1)1.
6部および更に反応促進剤としてジブチルチンジラウレ
ートを0.02%添加し、混合し、脱トルエンする事に
よって目的物を得た。このときの当量比(アミノ基/イ
ソシアネート基)は、約0.81であった。その評価結
果を表4に示す。 実施例17 2−メタクリロイルオキシエチルイソシアネートの代わ
りに、アクリル酸ヒドロキシルエチルを使用し、NCO
/OH当量比が2.0となるようにポリイソシアネート
としてジフェニルメタンジイソシアネート(MDI−P
H、三井東圧化学社製)を反応させる事以外は実施例1
5と同様にして感圧接着剤を調整した。この感圧接着剤
はグラフト共重合体(a3 )と低分子重合体(b3 )の
混合物である。その評価結果を表4に示す。 実施例18 ポリオールとしてポリエステルポリオールであるクラポ
ールP−2010(3−メチル−1,5−ペンタンジオ
ールアジペート、分子量2000、クラレ社製)100
部とポリイソシアネートとしてジフェニルメタンジイソ
シアネート(三井東圧化学社製)25部を添加し80
℃、5時間反応しウレタンプレポリマーを調製した。こ
の時のNCO/OH当量比は2.0であった。実施例1
5で調整した感圧接着剤104部に対して、上記ウレタ
ンプレポリマー20部を溶融混合して目的物を得た。そ
の評価結果を表4に示す。
−エチルヘキシル74部、メタアクリル酸メチル10
部、マクロマーとしてメタクリロイル基を末端に有する
(スチレン−アクリロニトリル)共重合体(商品名 A
N−6、分子量6000、東亜合成化学社製)15部、
m−イソプロペニル−α,α’−ジメチルベンジルイソ
シアネート(ACC社製)1部、重合開始剤としてt−
ヘキシルパーオキシピバレート0.15部を添加し、反
応温度80℃で5時間重合し、グラフト共重合体
(a2 )溶液を調整した。このグラフト共重合体の数平
均分子量は約58000、ガラス転移温度は約−55℃
であった。この時のイソシアネート基含有量は約0.2
%であった。一方、溶媒として、トルエン100部中
で、アクリル酸イソブチル20部、メタアクリル酸エチ
ル75部、m−イソプロペニル−α,α’−ジメチルベ
ンジルイソシアネート(ACC社製)5部、重合開始剤
としてベンゾイルパーオキシド10部を添加し、反応温
度100℃で5時間重合し、低分子重合体(b1 )溶液
を調整した。この低分子重合体の数平均分子量は約27
00、ガラス転移温度は約30℃であった。この時のイ
ソシアネート基含有量は約1.0%であった。上記グラ
フト共重合体溶液と上記低分子重合体溶液をグラフト共
重合体/低分子重合体の重量比が60/40になるよう
に混合し、更に、グラフト共重合体と低分子重合体の総
重量100部に対してジアルジミン(ALD−1)1.
6部および更に反応促進剤としてジブチルチンジラウレ
ートを0.02%添加し、混合し、脱トルエンする事に
よって目的物を得た。このときの当量比(アミノ基/イ
ソシアネート基)は、約0.81であった。その評価結
果を表4に示す。 実施例17 2−メタクリロイルオキシエチルイソシアネートの代わ
りに、アクリル酸ヒドロキシルエチルを使用し、NCO
/OH当量比が2.0となるようにポリイソシアネート
としてジフェニルメタンジイソシアネート(MDI−P
H、三井東圧化学社製)を反応させる事以外は実施例1
5と同様にして感圧接着剤を調整した。この感圧接着剤
はグラフト共重合体(a3 )と低分子重合体(b3 )の
混合物である。その評価結果を表4に示す。 実施例18 ポリオールとしてポリエステルポリオールであるクラポ
ールP−2010(3−メチル−1,5−ペンタンジオ
ールアジペート、分子量2000、クラレ社製)100
部とポリイソシアネートとしてジフェニルメタンジイソ
シアネート(三井東圧化学社製)25部を添加し80
℃、5時間反応しウレタンプレポリマーを調製した。こ
の時のNCO/OH当量比は2.0であった。実施例1
5で調整した感圧接着剤104部に対して、上記ウレタ
ンプレポリマー20部を溶融混合して目的物を得た。そ
の評価結果を表4に示す。
【0026】
【表4】
【0027】実施例19 ジブチルチンジラウレートの代わりに1,3−ジメチル
イミダゾリジノンを使用する事以外は実施例16と同様
にして調整した感圧接着剤101.6部に対して、粘着
性付与樹脂としてスーパーエステル A−100(不均
化ロジングリセリンエステル、荒川化学工業社製)15
部を溶融混合して目的物を得た。その評価結果を表5に
示す。 実施例20 熱可塑性樹脂としてスチレン系ブロック共重合体である
クレントン G−1652(SEBS、シェル化学社
製)10部をトルエン40部中で溶解し、アクリル酸2
−エチルヘキシル74部、メタアクリル酸メチル5部、
マクロマーとしてメタクリロイル基を末端に有する(ス
チレン−アクリロニトリル)共重合体(商品名 AN−
6、分子量6000、東亜合成化学社製)10部、m−
イソプロペニル−α,α’−ジメチルベンジルイソシア
ネート(ACC社製)1部、重合開始剤としてt−ヘキ
シルパーオキシピバレート0.3部を添加し、反応温度
80℃で5時間重合し、グラフト共重合体(a2 +
a4 )溶液を調整した。このグラフト共重合体の数平均
分子量は約48000、ガラス転移温度は約−56℃で
あった。この時のイソシアネート基含有量は約0.2%
であった。一方、溶媒として、トルエン100部中で、
アクリル酸イソブチル20部、メタアクリル酸エチル7
5部、m−イソプロペニル−α,α’−ジメチルベンジ
ルイソシアネート(ACC社製)5部、重合開始剤とし
てベンゾイルパーオキシド10部を添加し、反応温度1
00℃で5時間重合し、低分子重合体(b1 )溶液を調
整した。この低分子重合体の数平均分子量は約270
0、ガラス転移温度は約30℃であった。この時のイソ
シアネート基含有量は約1.0%であった。上記グラフ
ト共重合体溶液と上記低分子重合体溶液をグラフト共重
合体/低分子重合体の重量比が60/40になるように
混合し、更に、グラフト共重合体と低分子重合体の総重
量100部に対してジアルジミン(ALD−1)1部お
よび更に反応促進剤としてジブチルチンジラウレートを
0.02%添加し、混合し、脱トルエンする事によって
目的物を得た。このときの当量比(アミノ基/イソシア
ネート基)は約0.5であった。その評価結果を表5に
示す。 実施例21 溶媒として、酢酸エチル50部中で、マクロマーとして
メタクリロイル基末端ポリスチレン(商品名 CHEM
LINK 4500、分子量13000、SARTOM
ER社製)15部、アクリル酸n−ブチル84.5部、
m−イソプロペニル−α,α’−ジメチルベンジルイソ
シアネート(ACC社製)0.5部、重合開始剤として
α,α−アゾイソブチロニトリル1.0部を添加し、反
応温度80℃で5時間重合し、グラフト共重合体
(a2)溶液を調整し、脱酢酸エチルする事によってグ
ラフト共重合体(a2)を得た。このグラフト共重合体
の数平均分子量は約14000、ガラス転移温度は約−
53℃であった。この時のイソシアネート基含有量は約
0.1%であった。このグラフト共重合体100部に対
して、反応促進剤としてジブチルチンジラウレート0.
1%およびジアルジミン(ALD−1)0.4部を溶融
混合する事によって目的物を得た。このときの当量比
(アミノ基/イソシアネート基)は、約1.0であっ
た。その評価結果を表5に示す。 比較例7 アルジミンを使用しない事およびジブチルチンジラウレ
ートを0.2%添加する事以外は、実施例14と同様に
して調整した。その評価結果を表5に示す。 比較例8 アルジミンを使用しない事以外は、実施例15と同様に
して調整した。その評価結果を表5に示す。 比較例9 アルジミンを使用しない事以外は、実施例21と同様に
して調整した。その評価結果を表5に示す。
イミダゾリジノンを使用する事以外は実施例16と同様
にして調整した感圧接着剤101.6部に対して、粘着
性付与樹脂としてスーパーエステル A−100(不均
化ロジングリセリンエステル、荒川化学工業社製)15
部を溶融混合して目的物を得た。その評価結果を表5に
示す。 実施例20 熱可塑性樹脂としてスチレン系ブロック共重合体である
クレントン G−1652(SEBS、シェル化学社
製)10部をトルエン40部中で溶解し、アクリル酸2
−エチルヘキシル74部、メタアクリル酸メチル5部、
マクロマーとしてメタクリロイル基を末端に有する(ス
チレン−アクリロニトリル)共重合体(商品名 AN−
6、分子量6000、東亜合成化学社製)10部、m−
イソプロペニル−α,α’−ジメチルベンジルイソシア
ネート(ACC社製)1部、重合開始剤としてt−ヘキ
シルパーオキシピバレート0.3部を添加し、反応温度
80℃で5時間重合し、グラフト共重合体(a2 +
a4 )溶液を調整した。このグラフト共重合体の数平均
分子量は約48000、ガラス転移温度は約−56℃で
あった。この時のイソシアネート基含有量は約0.2%
であった。一方、溶媒として、トルエン100部中で、
アクリル酸イソブチル20部、メタアクリル酸エチル7
5部、m−イソプロペニル−α,α’−ジメチルベンジ
ルイソシアネート(ACC社製)5部、重合開始剤とし
てベンゾイルパーオキシド10部を添加し、反応温度1
00℃で5時間重合し、低分子重合体(b1 )溶液を調
整した。この低分子重合体の数平均分子量は約270
0、ガラス転移温度は約30℃であった。この時のイソ
シアネート基含有量は約1.0%であった。上記グラフ
ト共重合体溶液と上記低分子重合体溶液をグラフト共重
合体/低分子重合体の重量比が60/40になるように
混合し、更に、グラフト共重合体と低分子重合体の総重
量100部に対してジアルジミン(ALD−1)1部お
よび更に反応促進剤としてジブチルチンジラウレートを
0.02%添加し、混合し、脱トルエンする事によって
目的物を得た。このときの当量比(アミノ基/イソシア
ネート基)は約0.5であった。その評価結果を表5に
示す。 実施例21 溶媒として、酢酸エチル50部中で、マクロマーとして
メタクリロイル基末端ポリスチレン(商品名 CHEM
LINK 4500、分子量13000、SARTOM
ER社製)15部、アクリル酸n−ブチル84.5部、
m−イソプロペニル−α,α’−ジメチルベンジルイソ
シアネート(ACC社製)0.5部、重合開始剤として
α,α−アゾイソブチロニトリル1.0部を添加し、反
応温度80℃で5時間重合し、グラフト共重合体
(a2)溶液を調整し、脱酢酸エチルする事によってグ
ラフト共重合体(a2)を得た。このグラフト共重合体
の数平均分子量は約14000、ガラス転移温度は約−
53℃であった。この時のイソシアネート基含有量は約
0.1%であった。このグラフト共重合体100部に対
して、反応促進剤としてジブチルチンジラウレート0.
1%およびジアルジミン(ALD−1)0.4部を溶融
混合する事によって目的物を得た。このときの当量比
(アミノ基/イソシアネート基)は、約1.0であっ
た。その評価結果を表5に示す。 比較例7 アルジミンを使用しない事およびジブチルチンジラウレ
ートを0.2%添加する事以外は、実施例14と同様に
して調整した。その評価結果を表5に示す。 比較例8 アルジミンを使用しない事以外は、実施例15と同様に
して調整した。その評価結果を表5に示す。 比較例9 アルジミンを使用しない事以外は、実施例21と同様に
して調整した。その評価結果を表5に示す。
【0028】
【表5 】
【0029】
【発明の効果】本発明の反応性ホットメルト型接着剤組
成物は、常温低湿度の雰囲気下で、該組成物を溶融塗工
する際、ロールコーターにおけるロール上、ノズル先端
部あるいはダイコーターにおけるダイ先端部での組成物
の皮張り、ゲル化の発生が抑制され、優れた塗工性を示
すので非常に有用である。更に、湿気硬化前は、常温で
粘着性があり、可使時間が長い為、接着剤塗布後基材を
貼り合わせるまでの時間が長い製造工程に対しても適用
でき、あるいは常温で非粘着性の接着剤では貼り合わせ
時に必要なホットプレス工程を省略することができる。
しかも初期接着性および硬化後の耐熱性に優れているた
め、建築材料、自動車分野などのプロダクトアッセンブ
リー分野で有効に使用する事ができる。また、従来のア
クリル系のホットメルト型感圧接着剤の欠点であるホッ
トメルト塗工性および感圧接着剤の耐熱凝集力の両方に
優れているため、感圧テープ、シート、ラベル分野で有
効に使用する事ができる。
成物は、常温低湿度の雰囲気下で、該組成物を溶融塗工
する際、ロールコーターにおけるロール上、ノズル先端
部あるいはダイコーターにおけるダイ先端部での組成物
の皮張り、ゲル化の発生が抑制され、優れた塗工性を示
すので非常に有用である。更に、湿気硬化前は、常温で
粘着性があり、可使時間が長い為、接着剤塗布後基材を
貼り合わせるまでの時間が長い製造工程に対しても適用
でき、あるいは常温で非粘着性の接着剤では貼り合わせ
時に必要なホットプレス工程を省略することができる。
しかも初期接着性および硬化後の耐熱性に優れているた
め、建築材料、自動車分野などのプロダクトアッセンブ
リー分野で有効に使用する事ができる。また、従来のア
クリル系のホットメルト型感圧接着剤の欠点であるホッ
トメルト塗工性および感圧接着剤の耐熱凝集力の両方に
優れているため、感圧テープ、シート、ラベル分野で有
効に使用する事ができる。
フロントページの続き (72)発明者 末若 耕介 神奈川県横浜市栄区笠間町1190番地 三井 東圧化学株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 ポリアミンとアルデヒド化合物の脱水縮
合生成物である下記一般式(1) Y ( N=CH−X)n ・・・・(1) (式中、Xは炭素数6〜15のアリール基を示す。Yは
炭素数が2〜15の2価もしくは3価の炭化水素基、ま
たは分子量が70〜6000で2価もしくは3価のポリ
オキシアルキレン基を示す。nは2または3を示す。)
で表されるポリアルジミン(A)と、イソシアネート基
を有する重合体(B)を含有し、かつ、常温で固体であ
る反応性ホットメルト型接着剤組成物。 - 【請求項2】 イソシアネート基を有する重合体(B)
のイソシアネート基に対する、ポリアルジミン(A)が
加水分解して生成するポリアミンのアミノ基の当量比
(アミノ基/イソシアネート基)が、0.1〜1.5で
ある事を特徴とする請求項1記載の反応性ホットメルト
型接着剤組成物。 - 【請求項3】 イソシアネート基を有する重合体(B)
が、下記(1)のイソシアネート基を有する数平均分子
量が10000〜200000のグラフト共重合体から
選ばれた1種または2種以上の混合物10重量部〜90
重量部と、下記(2)のイソシアネート基を有する数平
均分子量が500〜8000の低分子重合体から選ばれ
た1種または2種以上の混合物90重量部〜10重量部
を含有してなる事を特徴とする請求項1または2記載の
何れかの反応性ホットメルト型接着剤組成物。 (1)イソシアネート基を有するグラフト共重合体
(a) 1−1)分子内にビニル基及びイソシアネート基を有す
る単量体を熱可塑性樹脂にグラフト重合させて製造され
るイソシアネート基を有するグラフト共重合体
(a1)。 1−2)分子内にビニル基及びイソシアネート基を有す
る単量体と、分子末端にビニル基を有し、2000以上
の数平均分子量および20℃以上のガラス転移温度を有
するマクロマー及びアルキル基の炭素数が1〜12個で
ある(メタ)アクリル酸アルキルエステルと共重合させ
て製造され、且つ、(メタ)アクリル酸アルキルエステ
ル部位のガラス転移温度が−75℃〜−20℃であるイ
ソシアネート基を有するグラフト共重合体(a2)。 1−3)分子内にビニル基及び活性水素を有する単量体
と、分子末端にビニル基を有し、2000以上の数平均
分子量および20℃以上のガラス転移温度を有するマク
ロマー及びアルキル基の炭素数が1〜12個である(メ
タ)アクリル酸アルキルエステルと共重合させ、さらに
ポリイソシアネートと反応させて製造される、(メタ)
アクリル酸アルキルエステル部位のガラス転移温度が−
75℃〜−20℃であるイソシアネート基を有するグラ
フト共重合体(a3)。 1−4)熱可塑性樹脂の存在下に、分子内にビニル基及
びイソシアネート基を有する単量体及びアルキル基の炭
素数が1〜12個である(メタ)アクリル酸アルキルエ
ステルと共重合させて製造され、且つ、(メタ)アクリ
ル酸アルキルエステル部位のガラス転移温度が−75℃
〜−20℃であるイソシアネート基を有するグラフト共
重合体(a4)。 1−5)熱可塑性樹脂の存在下に、分子内にビニル基及
び活性水素を有する単量体及びアルキル基の炭素数が1
〜12個である(メタ)アクリル酸アルキルエステルと
共重合させ、これをさらにポリイソシアネートと反応さ
せて得られる、(メタ)アクリル酸アルキルエステル部
位のガラス転移温度が−75℃〜−20℃であるイソシ
アネート基を有するグラフト共重合体(a5)。 (2)イソシアネート基を有する低分子重合体(b) 2−1)分子内にビニル基及びイソシアネート基を有す
る単量体と、酢酸ビニル及びアルキル基の炭素数が1〜
12個である(メタ)アクリル酸アルキルエステルから
選ばれた少なくとも1種の単量体を共重合させて成り、
且つ、ガラス転移温度が−20℃〜100℃であるイソ
シアネート基を有する低分子重合体(b 1)。 2−2)分子内にビニル基及びイソシアネート基を有す
る単量体を石油樹脂、水添石油樹脂、テルペン樹脂ある
いは水添テルペン樹脂にグラフト共重合させてなる重合
体であり、且つ、ガラス転移温度が−20℃〜100℃
であるイソシアネート基を有する低分子重合体
(b2)。 2−3)分子内にビニル基及び活性水素を有する単量体
と、酢酸ビニル及びアルキル基の炭素数が1〜12個で
ある(メタ)アクリル酸アルキルエステルから選ばれた
少なくとも1種の単量体を共重合させ、さらにこの共重
合体をポリイソシアネートと反応させて成り、且つ、ガ
ラス転移温度が−20℃〜100℃であるイソシアネー
ト基を有する低分子重合体(b3)。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24059492A JP3283301B2 (ja) | 1992-09-09 | 1992-09-09 | 反応性ホットメルト型接着剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24059492A JP3283301B2 (ja) | 1992-09-09 | 1992-09-09 | 反応性ホットメルト型接着剤組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0693242A true JPH0693242A (ja) | 1994-04-05 |
JP3283301B2 JP3283301B2 (ja) | 2002-05-20 |
Family
ID=17061827
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24059492A Expired - Fee Related JP3283301B2 (ja) | 1992-09-09 | 1992-09-09 | 反応性ホットメルト型接着剤組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3283301B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001092365A1 (en) * | 2000-05-31 | 2001-12-06 | Corning S.A. | Preparation of a stable composition of radically copolymerisable monomers which contains at least one monomer having urea function(s) |
EP1923445A1 (de) * | 2006-11-17 | 2008-05-21 | Sika Technology AG | Polyaldimin enthaltende feuchtigkeitshärtende Heissschmelzklebstoff-Zusammensetzung |
JP2010508380A (ja) * | 2006-10-31 | 2010-03-18 | シーカ・テクノロジー・アーゲー | 良好な初期強度をもつポリウレタン組成物 |
US8668986B2 (en) | 2007-11-13 | 2014-03-11 | Sika Technology Ag | Aromatic aldimines and polyurethane compositions which contain aldimine |
CN108530593A (zh) * | 2018-03-29 | 2018-09-14 | 北京东方雨虹防水技术股份有限公司 | 一种单组分聚氨酯潜固化剂及其制备方法和防水涂料 |
-
1992
- 1992-09-09 JP JP24059492A patent/JP3283301B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001092365A1 (en) * | 2000-05-31 | 2001-12-06 | Corning S.A. | Preparation of a stable composition of radically copolymerisable monomers which contains at least one monomer having urea function(s) |
FR2809736A1 (fr) * | 2000-05-31 | 2001-12-07 | Corning Sa | Preparation d'une composition stable de monomeres copolymerisables radicalairement, renfermant au moins un monomere a fonction(s) uree |
US6528606B2 (en) | 2000-05-31 | 2003-03-04 | Corning S.A. | Preparation of a stable composition of radically copolymerisable monomers which contains at least one monomer having urea function(s) |
JP2010508380A (ja) * | 2006-10-31 | 2010-03-18 | シーカ・テクノロジー・アーゲー | 良好な初期強度をもつポリウレタン組成物 |
EP1923445A1 (de) * | 2006-11-17 | 2008-05-21 | Sika Technology AG | Polyaldimin enthaltende feuchtigkeitshärtende Heissschmelzklebstoff-Zusammensetzung |
WO2008059056A1 (de) * | 2006-11-17 | 2008-05-22 | Sika Technology Ag | Polyaldimin enthaltende feuchtigkeitshärtende heissschmelzklebstoff-zusammensetzung |
JP2010510343A (ja) * | 2006-11-17 | 2010-04-02 | シーカ・テクノロジー・アーゲー | ポリアルジミンを含む湿気硬化性ホットメルト接着剤コンパウンド |
US8668986B2 (en) | 2007-11-13 | 2014-03-11 | Sika Technology Ag | Aromatic aldimines and polyurethane compositions which contain aldimine |
CN108530593A (zh) * | 2018-03-29 | 2018-09-14 | 北京东方雨虹防水技术股份有限公司 | 一种单组分聚氨酯潜固化剂及其制备方法和防水涂料 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3283301B2 (ja) | 2002-05-20 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |