JPH10121018A - 感圧性接着剤組成物 - Google Patents

感圧性接着剤組成物

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JPH10121018A
JPH10121018A JP29442496A JP29442496A JPH10121018A JP H10121018 A JPH10121018 A JP H10121018A JP 29442496 A JP29442496 A JP 29442496A JP 29442496 A JP29442496 A JP 29442496A JP H10121018 A JPH10121018 A JP H10121018A
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JP
Japan
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resin
rubber
sensitive adhesive
pressure
compd
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JP29442496A
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English (en)
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Tomoyuki Kamimura
朋之 上村
Akinao Ooshita
彰尚 大下
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Nippon Synthetic Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Nippon Synthetic Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 タック性、接着力、凝集力、耐久性等に優れ
た感圧性接着剤の製造方法を提供すること。 【解決手段】 アクリル系樹脂(A)、ゴム系樹脂
(B)、及び反応促進剤(C)としてのイソシアネート
基含有化合物(C−1)及び/又はグリシジル基含有化
合物(C−2)を反応させてなる樹脂(I)に、硬化剤
を配合してなる感圧性接着剤組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タック性、接着
性、凝集力、耐久性に優れた感圧性接着剤組成物に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、感圧性接着剤の成分として天然ゴ
ム、合成ゴム等の弾性体又はアクリル酸エステル系の合
成樹脂等があったが、ゴム系樹脂はタック性、接着性等
に優れるが、凝集力や耐候性に劣り、一方アクリル系樹
脂は凝集力、耐久性等に優れるが、タック性、粘着性等
に劣るといった欠点があった。これらの欠点を解決すべ
く両者の長所を組み合わせる目的で種々検討されてお
り、天然ゴム、合成ゴム等のゴム系樹脂にアクリル酸エ
ステル等のビニル系単量体をグラフト重合せしめてなる
感圧性接着剤や、ポリブテンとアクリル酸エステル、ビ
ニルエステル等を共重合せしめてなる感圧性接着剤(特
公昭50−37689号公報)等が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者技
術では耐久性が充分に満足できるものではなく、又、タ
ック性についても良好なものは得られなかった。又、後
者技術(特公昭50−37689号公報)についても、
本発明者等が詳細に検討した結果、ポリブテンとアクリ
ル系樹脂とでは依然として相溶性が悪く、相分離してし
まうことが判明した。即ち、上記公報開示技術におい
て、ポリブテンを有機溶剤に溶解した溶液中でアクリル
系単量体等を共重合したところで、得られた溶液はアク
リルオリゴマーと多量の残存単量体、そして未反応のポ
リブテンの混合物となるのみであり、該溶液からポリブ
テンが相分離する結果となり、従って満足のいく良好な
タック性、接着力、凝集力等は得られなかった。
【0004】そこで、本発明者等はアクリル系樹脂、ゴ
ム系樹脂、及びイソシアネート基含有化合物及び/又は
グリシジル基含有化合物を含有させてなる感圧性接着剤
を先に出願した(特願平7−308199号)。しかし
ながら、かかる技術では経時安定性については何ら考慮
されておらず、まだまだ満足のいく性能は得られていな
かった。しかるに、本発明はこのような背景下におい
て、上記課題を解決したタック性、接着力、凝集力、耐
久性等の粘着物性に優れ、かつその経時安定性にも優れ
たアクリル系樹脂の特性とゴム系樹脂の特性とを合わせ
持った感圧性接着剤組成物を提供することを目的とす
る。
【0005】
【問題を解決するための手段】本発明者等は、かかる問
題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、アクリル系樹脂
(A)、ゴム系樹脂(B)、及び反応促進剤(C)とし
てのイソシアネート基含有化合物(C−1)及び/又は
グリシジル基含有化合物(C−2)を反応させてなる樹
脂(I)に、硬化剤を配合してなる感圧性接着剤組成物
が、上記目的と合致することを見いだし、本発明を完成
した。本発明では、更にタッキファイヤーを配合するこ
とも好ましく採用される。本発明の感圧性接着剤はタッ
ク性、接着性、高低温接着性、耐老化性、貯蔵安定性に
優れ、特にタック性についてはゴム系樹脂そのものより
はるかに優れた効果を示し、粘着物性についても経時安
定性に優れたものが得られる。
【0006】本発明においては、アクリル系樹脂
(A)、ゴム系樹脂(B)、反応促進剤(C)のいずれ
か2種を混合した後、残る成分と混和して加熱する、又
は加熱しながら残る成分と混和することが好ましく、本
発明の効果が顕著に発揮できる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に、本発明を詳細に述べる。
本発明で用いられるアクリル系樹脂(A)としては、
(メタ)アクリル酸エステル(A−1)と飽和モノカル
ボン酸のビニルエステル(A−2)及び上記以外の共重
合性ビニル単量体(A−3)を適宜共重合させて得られ
るものであればよい。(メタ)アクリル酸エステル(A
−1)としてはアクリル酸メチル、アクリル酸エチル、
アクリル酸プロピル、アクリル酸ブチル、アクリル酸2
−メチル−3−エチル、アクリル酸3−メチル−3−エ
チル、アクリル酸3−メチル−3−プロピル、アクリル
酸グリシジルエーテル、アクリル酸ヒドロキシエチル、
アクリル酸トリフルオロメチル、アクリル酸トリメチル
シリル、メタクリル酸ヒドロキシエチル、モノ(2−メ
タクリロイロキシエチル)リン酸、メタクリル酸ジエチ
ルアミノエチル、、2−メタクリロイルオキシエチルコ
ハク酸、メタクリル酸2−ヒドロキシプロピル、メタク
リル酸ヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウムクロ
リド、(メタ)アクリル酸グリシジル、(メタ)アクリ
ル酸ポリエチレングリコール、(メタ)アクリル酸ポリ
プロピレングリコール、(メタ)アクリル酸フェノキシ
ポリエチレングリコール、(メタ)アクリル酸フェノキ
シポリプロピレングリコール、ポリエチレングリコール
ジ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールジ
(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ
(メタ)アクリレート、テトラメチロールメタントリ
(メタ)アクリレート等が挙げられ、飽和モノカルボン
酸のビニルエステル(A−2)としては酢酸ビニル、プ
ロピオン酸ビニル、エトキシ酢酸ビニル、イソ酪酸ビニ
ル、酪酸ビニル、ラウリル酸ビニル、ステアリン酸ビニ
ル、ケイ皮酸ビニル、安息香酸ビニル、ギ酸ビニル等が
挙げられ、又上記以外の共重合性ビニル単量体(A−
3)としてはイタコン酸、無水マレイン酸、マレイン酸
ジブチル、フマル酸、フマル酸ジブチル、アリルグリシ
ジルエーテル、ビニルピロリドン、1−ブテン、1−ヘ
キセン、1−オクテン、1−デセン、アクリルアミド、
アクリロニトリル、スチレン、(メタ)アクリル酸等が
挙げられる。但し、これらに限定されるものではない。
【0008】(A−1)、(A−2)、(A−3)の配
合割合は、単量体総量に対して(A−1)が0〜100
重量%、好ましくは40〜95重量%、(A−2)が0
〜50重量%、好ましくは1〜40重量%、(A−3)
が0〜50重量%、好ましくは1〜40重量%である。
又、重合触媒としては、アゾビスイソブチロニトリル、
過酸化ベンゾイル、過酸化ラウロイル等が挙げられ、重
合溶剤としては酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸イソプロ
ピル、トルエン、キシレン、ベンゼン、n−ヘキサン、
シクロヘキサン、アセトン、メチルエチルケトン、メタ
ノール、エタノール、プロピルアルコール、イソプロピ
ルアルコール、ブタノール、ミネラルスピリット等が挙
げられる。
【0009】重合反応については、不活性雰囲気下又は
還元性雰囲気下、密閉溶剤還流下で20〜200℃で
0.5〜50時間程度行われる。重合物の樹脂分は1〜
99重量%であり、粘度(25℃)は100〜1000
00cps、好ましくは500〜50000cpsで、
平均分子量は100〜2000000、好ましくは30
0〜10000で、分子量分布(重量平均分子量/数平
均分子量)は0.1〜10、好ましくは1〜5であるこ
とが望まれる。分子量が100未満では感圧性接着剤が
柔らかくなり過ぎ、2000000を越えると粘度が大
きくなり過ぎて取り扱いが困難となり好ましくない。
又、分子量分布が上記範囲以外では感圧性接着剤の製造
が困難となり好ましくない。
【0010】本発明で用いられるゴム系樹脂(B)とし
ては、平均分子量が100〜2000000、好ましく
は300〜200000、更に好ましくは500〜10
0000であれば特に制限されず、例えば天然ゴム、シ
リコーンゴム、アクリルゴム、スチレンブタジエンゴ
ム、アクリロニトリルブタジエンゴム、ポリブテンゴ
ム、ポリイソブチレンゴム、イソプレンゴム、イソプレ
ンイソブチレンゴム、クロロプレンゴム、ポリビニルエ
ーテルゴム、フッ素化ゴム、塩素化ゴム、ウレタンゴム
等が挙げられ、単独又は二種以上の混合物あるいは共重
合物として用いられる。中でもポリブテン、ポリイソブ
チレンが特に好ましく用いられ、更に好ましくは平均分
子量が100〜10000、好ましくは300〜500
0のものが好適で、具体的には、HV−100(日本石
油化学社製)、HV−300(日本石油化学社製)、L
V−100(日本石油化学社製)、300R(出光石油
化学社製)、ポリビス30SH(日本油脂社製)、ポリ
ビス10N(出光石油化学社製)等の商品名が挙げられ
る。
【0011】又、ゴム系樹脂(B)として、水素化ニト
リルゴム、クロロスルホン化ポリエチレン、エピクロロ
ヒドリンゴム、エチレン酢酸ビニルゴム、エチレンアク
リルゴム、ノルボルネンゴム等も好ましく用いられ、耐
久性、振動性、弾力性、耐離型性、耐薬品性、耐溶剤
性、耐老化性等の特殊用途に優れた効果を示す。
【0012】反応促進剤(C)としては、イソシアネー
ト基含有化合物(C−1)、グリシジル基含有化合物
(C−2)が挙げられる。イソシアネート基含有化合物
としては、炭素数1〜1000程度の有機化合物又は珪
素化合物に、イソシアネート基が結合されていればよ
く、例えば、トリレンジイソシアネート、キシレンジイ
ソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネート、ヘ
キサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシア
ネート、1,4−シクロヘキサンビスメチルイソシアネ
ート、4,4−メチレンビスシクロヘキシルイソシアネ
ート、トリレンジイソシアネート−3官能アルコール付
加物、イソホロンジイソシアネート−2官能アルコール
付加物、イソホロンジイソシアネート−3官能アルコー
ル付加物、ヘキサメチレンジイソシアネート−2官能ア
ルコール付加物、ヘキサメチレンジイソシアネート−3
官能アルコール付加物、トリレンジイソシアネート三量
体、イソホロンジイソシアネート三量体、ヘキサメチレ
ンジイソシアネート三量体、ビュレット型ヘキサメチレ
ンジイソシアネート三量体、n−ブチルイソシアネー
ト、n−ヘキシルイソシアネート、トリメチルシリコン
イソシアネート、ジメチルシリコンジイソシアネート、
モノメチルシリコントリイソシアネート等が挙げられ
る。
【0013】中でも、トリレンジイソシアネート−3官
能アルコール付加物、イソホロンジイソシアネート三量
体、ヘキサメチレンジイソシアネート−3官能アルコー
ル付加物、ヘキサメチレンジイソシアネート三量体、ビ
ュレット型ヘキサメチレンジイソシアネート三量体が特
に好ましく、具体的には、コロネートL(日本ポリウレ
タン社製)、コロネートHX(日本ポリウレタン社
製)、コロネートHL(日本ポリウレタン社製)、NY
720A(三菱化学社製)、タケネートD−140N
(武田製薬社製)、スミジュールL(住友化学社製)等
の商品名が挙げられる。
【0014】グリシジル基含有化合物(C−2)として
は、炭素数1〜1000程度の有機化合物又は珪素化合
物に、グリシジル基が結合されていればよく、例えば、
N,N,N′,N′−テトラグリシジルm−キシレンジ
アミン、1,3−ビス(N,N−ジグリシジルアミノメ
チル)シクロヘキサン、モノグリシジルn−ブタン、モ
ノグリシジルn−ヘキサン、1,6−ジグリシジルn−
ヘキサン等が挙げられ、中でもN,N,N′,N′−テ
トラグリシジルm−キシレンジアミン、1,3−ビス
(N,N−ジグリシジルアミノメチル)シクロヘキサン
が特に好ましく、具体的には、テトラッドX(三菱瓦斯
化学社製)、テトラッドC(三菱瓦斯化学社製)等の商
品名が挙げられる。上記イソシアネート基含有化合物
(C−1)、グリシジル基含有化合物(C−2)は単独
又は併用して用いられる。
【0015】本発明においては、上記アクリル系樹脂
(A)、ゴム系樹脂(B)及び反応促進剤(C)として
のイソシアネート基含有化合物(C−1)及び/又はグ
リシジル基含有化合物(C−2)を反応させるわけであ
るが、必要に応じて、溶剤(D)を任意の段階で適宜配
合するとよい。かかる溶剤(D)は各成分を溶解するも
のであれば特に限定されず、酢酸エチル、トルエン、キ
シレン、n−ヘキサン、シクロヘキサン、アセトン、メ
チルエチルケトン、メタノール、エタノール、プロピル
アルコール、イソプロピルアルコール、ミネラルスピリ
ット等が挙げられ、単独又は二種以上を併用して用いら
れる。
【0016】又、各成分の配合量については、アクリル
系樹脂(A)100重量部に対して、ゴム系樹脂(B)
が1〜1000重量部、好ましくは1〜500重量部で
あり、反応促進剤(C)が0.01〜100重量部、好
ましくは0.01〜50重量部、更に好ましくは0.0
1〜10重量部であり、溶剤(D)が0〜1000重量
部、好ましくは0〜100重量部である。
【0017】かかる配合量について、ゴム系樹脂(B)
が1重量部未満では本発明の効果が得られず、1000
重量部を越えると感圧性接着剤としての必要な粘着性や
凝集力が損なわれる。又、反応促進剤(C)が0.01
重量部未満ではゴム系樹脂(B)の相分離を起こし、1
00重量部を越えると感圧性接着剤として粘度が高くな
り過ぎ好ましくない。
【0018】次に、本発明の樹脂(I)の製造方法であ
るが、本発明では、特に限定されることなく、アクリル
系樹脂(A)、ゴム系樹脂(B)及び反応促進剤(C)
としてのイソシアネート基含有化合物(C−1)及び/
又はグリシジル基含有化合物(C−2)を含有させれば
よいが、中でもアクリル系樹脂(A)、ゴム系樹脂
(B)、反応促進剤(C)のいずれか2種を混合した
後、残る成分と混和して加熱する、又は加熱しながら残
る成分と混和する方法が好ましい。
【0019】例えば、アクリル系樹脂(A)、ゴム系
樹脂(B)のいずれか一方の樹脂と反応促進剤(C)を
混合後、他方の樹脂と混和して加熱する、又は加熱しな
がら他方の樹脂と混和する方法、アクリル系樹脂
(A)とゴム系樹脂(B)を混合後、反応促進剤(C)
に混和して加熱する、又は加熱しながら混和する方法、
アクリル系樹脂(A)、ゴム系樹脂(B)、反応促進
剤(C)を一括に混合して加熱する方法、等が採用され
得るが、特に、の方法が好適に採用される。勿論、
これらの方法に限定されるものではない。以下、、
の方法について更に詳述する。
【0020】−(a)の方法 ゴム系樹脂(B)と反応促進剤(C)としてのイソシア
ネート基含有化合物(C−1)及び/又はグリシジル基
含有化合物(C−2)、必要に応じ溶剤(D)を混合し
た後、アクリル系樹脂(A)又はアクリル系樹脂(A)
溶液に添加する。その後、該混合物あるいは混合溶液を
40〜120℃、好ましくは50〜100℃で、0.1
〜100時間、好ましくは1〜10時間反応させる。
又、上記加熱をしながらアクリル系樹脂(A)又はアク
リル系樹脂(A)溶液に添加してもよい。反応後、該反
応液は本発明の樹脂(I)として得られる。
【0021】−(b)の方法 アクリル系樹脂(A)と反応促進剤(C)としてのイソ
シアネート基含有化合物(C−1)及び/又はグリシジ
ル基含有化合物(C−2)、必要に応じ溶剤(D)を混
合した後、ゴム系樹脂(B)又はゴム系樹脂(B)溶液
に添加する。その後、該混合物あるいは混合溶液を40
〜120℃、好ましくは50〜100℃で、0.1〜1
00時間、好ましくは1〜10時間反応させる。又、上
記加熱をしながらゴム系樹脂(B)又はゴム系樹脂
(B)溶液に添加してもよい。反応後、該反応液は本発
明の樹脂(I)として得られる。
【0022】−(a)の方法 反応促進剤(C)としてのイソシアネート基含有化合物
(C−1)及び/又はグリシジル基含有化合物(C−
2)、必要に応じ溶剤(D)を混合した後、アクリル系
樹脂(A)とゴム系樹脂(B)、必要に応じて溶剤
(D)を混合した混合物に添加する。その後、40〜1
20℃、好ましくは50〜100℃で、0.1〜100
時間、好ましくは1〜10時間反応させる。又、上記加
熱をしながらアクリル系樹脂(A)とゴム系樹脂
(B)、必要に応じて溶剤(D)を混合した混合物に添
加してもよい。反応後、該反応液は本発明の樹脂(I)
として得られる。
【0023】−(b)の方法 アクリル系樹脂(A)とゴム系樹脂(B)、必要に応じ
て溶剤(D)を混合した後、反応促進剤(C)としての
イソシアネート基含有化合物(C−1)及び/又はグリ
シジル基含有化合物(C−2)、必要に応じ溶剤(D)
を混合した溶液に添加する。その後、40〜120℃、
好ましくは50〜100℃で、0.1〜100時間、好
ましくは1〜10時間反応させる。又、上記加熱をしな
がら反応促進剤(C)、必要に応じ溶剤(D)を混合し
た溶液に添加してもよい。反応後、該反応液は本発明の
樹脂(I)として得られる。
【0024】本発明においては、上記樹脂(I)に、更
にタッキファイヤーとして脂肪族樹脂、エポキシ樹脂、
アルキルフェノール樹脂、変成フェノール樹脂、キシレ
ン樹脂、変成キシレン樹脂、クマロンインデン樹脂、ロ
ジン樹脂、エステル化ロジン樹脂、テルペン樹脂、テル
ペンフェノール樹脂、ダンマル樹脂、コーパル樹脂、シ
ェラック樹脂等の樹脂を配合することも有効である。
【0025】脂肪族樹脂としてはエチレン−酢酸ビニル
系共重合体樹脂(日本合成化学工業社製、ソアブレ
ン)、塩素化オレフィン系樹脂(日本製紙社製、スーパ
ークロン)等、エポキシ樹脂としてはビスフェニールA
型エポキシ樹脂(油化シェルエポキシ社製、エピコー
ト)、ノボラック型エポキシ樹脂(東都化成社製、エポ
トート)等、フェノール樹脂としてはアルキルフェノー
ルホルムアルデヒド樹脂(田岡化学工業社製、タッキロ
ール)、変成フェノールホルムアルデヒド樹脂(ゼネラ
ル石油化学工業社製、ゼネライト)等、キシレン樹脂と
してはキシレンホルムアルデヒド樹脂(三菱化学社製、
ニカノール)等、クマロンインデン樹脂としてはクマロ
ンインデン樹脂(新日鉄化学社製、エスクロン)等、ロ
ジン樹脂としてはフェノール変成ロジン樹脂樹脂(荒川
化学工業社製、タマノル)等、エステル化ロジン樹脂と
しては重合ロジンエステル(理化ハーキュレス社製、ペ
ンタリン)等、テルペン樹脂としてはテルペン重合体樹
脂(ヤスハラケミカル社製、YSレジン)等、テルペン
フェノール樹脂としてはテルペンフェノール共重合体樹
脂(ヤスハラケミカル社製、YSポリスター)等が具体
例として挙げられる。
【0026】上記タッキファイヤーの配合量について
は、樹脂(I)100重量部に対して、0.01〜10
00重量部、好ましくは0.1〜500重量部、更に好
ましくは1〜100重量部である。かかる配合量が0.
01重量部未満ではタッキファイヤーの添加効果が発揮
されず、1000重量部を越えるとアクリル系感圧性接
着剤の効果が発現されず好ましくない。
【0027】配合方法については、特に制限されること
なく、上記製造方法の任意の段階で加えることができ
る。例えばアクリル系樹脂(A)、ゴム系樹脂(B)、
反応促進剤(C)のいずれか2種を混合する際に上記タ
ッキファイヤーを配合したり、残る成分と混和する際に
配合したり、又上記製造方法により得られた樹脂(I)
溶液に配合したりする等適宜採用され得る。
【0028】本発明では、上記樹脂(I)に硬化剤を配
合するわけであるが、該硬化剤としては、上記と同様の
イソシアネート基含有化合物やグリシジル基含有化合物
の他、金属キレート含有化合物、アミド基含有化合物等
が挙げられる。かかる硬化剤の配合量については、樹脂
(I)100重量部に対して0.01〜100重量部、
好ましくは0.05重量部、更に好ましくは0.1〜1
0重量部であることが望まれる。かかる配合量が0.0
1重量部未満では感圧性接着剤層の凝集力が極めて低く
なり、一方100重量部を越えると感圧性接着剤層の粘
着力が極めて高くなり好ましくない。
【0029】かくして本発明の感圧性接着剤組成物が得
られるが、該感圧性接着剤組成物はアクリル系樹脂
(A)、ゴム系樹脂(B)及び反応促進剤(C)として
のイソシアネート基含有化合物(C−1)及び/又はグ
リシジル基含有化合物(C−2)、更に必要に応じ、溶
剤(D)を含有してなる樹脂(I)に、好ましくは更に
タッキファイヤーを配合してなる樹脂に、硬化剤を配合
してなることにより、好ましくは上記又はの製造方
法を採用することにより、粘着物性の経時安定性に優
れ、特にタック性についてはゴム系樹脂そのものよりは
るかに優れた効果を発揮する。
【0030】該感圧性接着剤組成物は、基材として特に
制限されることなく例えば、ポリエチレンテレフタレー
トフィルム、塩化ビニル樹脂フィルム、延伸ポリエチレ
ン及びポリプロピレンフィルム、三酢酸セルロースフィ
ルム、紙、布等のフィルム(シートも含む)に塗工され
る。塗工に際しては、乾燥後の厚みで0.1〜1000
μm、好ましくは0.5〜500μm、更に好ましくは
1.0〜100μmであることが望まれる。塗工厚みが
0.1μm未満では粘着力やタック性が極めて低く、又
1000μmを越えると粘着製品のコストが高くなり実
用的でなく好ましくない。
【0031】塗工方法については、例えばリップコータ
ー、リバーシブルコーター、ドクタープレートコーター
等の方法が採用される。又、上記塗工方法の他に、離型
紙あるいは離型フィルム(離型ポリエチレンテレフタレ
ートフィルム、離型ポリエチレンフィルム等)に塗工し
てから乾燥させて、その後上記基材に貼合するなどの、
転写加工方法も非常に有効に採用され、本発明の効果を
顕著に発揮する。
【0032】そして、該感圧性接着剤付きフィルムは被
着体に貼り合わされる。被着体としては、特に制限され
ることなく例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等の
ポリオレフィン系樹脂、ポリスチレン、塩化ビニル、
紙、合成紙、金属、布、木材、発泡体、天然ゴム、合成
ゴム(イソプレンゴム、スチレンブタジエンゴム、ブチ
ルゴム)等が挙げられ、特に被着体がオレフィン系樹脂
(ポリエチレン、ポリプロピレン等)の場合、本発明の
効果を顕著に発揮する。かくして本発明の感圧性接着剤
は、普通ラベル用、食品ラベル用、両面テープ用、ゴム
製品用、住宅用、自動車用、電気用等の種々の分野で非
常に有効である。
【0033】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を具体的に説明
する。尚、実施例中「部」、「%」とあるのは特に断り
のない限り重量基準を示す。 実施例1 ゴム系樹脂としてポリブテン;HV−100(日本石油
化学社製、平均分子量約1000、粘度約10000c
ps)20部、イソシアネート基含有化合物としてコロ
ネートL(日本ポリウレタン社製、75%酢酸エチル溶
液)0.1部、トルエン30部の混合溶液を、50℃ま
で昇温させておいたアクリル酸2−エチルヘキシル/ア
クリル酸n−ブチル/酢酸ビニル/アクリル酸=45/
45/6/4からなるアクリル系樹脂(平均分子量M
w:700000、分子量分布(重量平均分子量/数平
均分子量):2.5、樹脂分:42%、溶剤組成:酢酸
エチル/トルエン=1/1、粘度(25℃):4500
cps)100部に、1時間かけて添加した。それから
混合溶液を90℃まで加熱し、10時間反応させて、本
発明の樹脂(I)溶液を得た(樹脂分:41.5%、粘
度(25℃):4080cps)。該樹脂(I)溶液
に、該樹脂(I)100部に対して1部の硬化剤(イソ
シアネート系化合物(コロネートL;日本ポリウレタン
社製))を配合し、本発明の感圧性接着剤を得た。
【0034】かくして得られた感圧性接着剤をポリエチ
レンテレフタレートフィルム(サイズ:40cm×15
cm、厚み:25μ)に厚さ25μとなるようにハンド
塗工し、下記方法により接着力、ボールタック、保持力
及びその経時安定性を評価した。
【0035】(接着力)該感圧性接着剤付きポリエチレ
ンテレフタレートフィルムをポリエチレン板(サイズ:
15cm×7cm)に貼り付け、5℃、20℃でそれぞ
れ30分間放置後の180度剥離試験により測定した。
更に、上記ポリエチレン板に貼り付けた後、70℃で1
週間放置した後の180度剥離試験も行い、経時安定性
を評価した。
【0036】(ボールタック)JIS Z 0237に
準じて測定した。 (保持力)該感圧性接着剤付きポリエチレンテレフタレ
ートフィルムをSUS304(サイズ:15cm×7c
m)に接着部分が25mm×25mmとなるように貼り
付け、40℃の条件下で30分間放置した後、端部に1
kgの荷重を掛け、荷重が落下するまでの時間を測定し
た。更に、上記SUS304に貼り付けた後、70℃で
1週間放置した後の測定も行い、経時安定性を評価し
た。
【0037】実施例2 アクリル酸2−エチルヘキシル/アクリル酸n−ブチル
/アクリロニトリル/アクリル酸=41/41/15/
3からなるアクリル系樹脂(平均分子量Mw:6000
00、分子量分布:2.9、樹脂分:43%、溶剤組
成:酢酸エチル/トルエン/n−ヘキサン=40/35
/25、粘度(25℃):4120cps)100部
と、ゴム系樹脂としてポリイソブチレン;ビスタネック
スMML−80(エクソン化学社製、平均分子量約73
000、固有粘度約2.31dl/g)40部とトルエ
ン60部からなる樹脂溶液を混合した後、90℃まで昇
温し、そこへグリシジル基含有化合物としてテトラッド
X(三菱瓦斯化学社製)1部を添加してそのまま密閉下
で5時間反応させて、本発明の樹脂(I)溶液(樹脂
分:40.5%、粘度(25℃):5200cps)を
得た。該樹脂(I)溶液に、該樹脂(I)100部に対し
て1部の硬化剤(イソシアネート系化合物(コロネート
L;日本ポリウレタン社製))を配合し、本発明の感圧
性接着剤を得た。かくして得られた感圧性接着剤を実施
例1と同様に評価した。
【0038】実施例3 アクリル系樹脂(組成:アクリル酸2−ヘチルヘキシル
/アクリル酸エチル/酢酸ビニル/アクリル酸オクチル
/アクリル酸=51/26/5/15/3、平均分子量
Mw:800000、分子量分布:3.2、樹脂分:4
4%、溶剤組成:酢酸エチル/トルエン/アセトン=2
0/70/10、粘度(25℃):3950cps)1
00部を不活性雰囲気下25℃で撹拌しながら、イソシ
アネート基含有化合物としてタケネートD−140N
(武田製薬社製)1部及びイソプロピルアルコール57
部からなる溶液を10分かけて添加し、次いで50℃ま
で加熱してゴム系樹脂としてのポリブテン;300R
(出光石油化学社製、平均分子量約1500、粘度約3
2000cps)42部を加え、更に90℃まで昇温し
て5時間反応させて、本発明の樹脂(I)溶液(樹脂
分:39.5%、粘度(25℃):4300cps)を
得た。該樹脂(I)溶液に、該樹脂(I)100部に対し
て1部の硬化剤(イソシアネート系化合物(コロネート
L;日本ポリウレタン社製))を配合し、本発明の感圧
性接着剤を得た。かくして得られた感圧性接着剤を実施
例1と同様に評価した。
【0039】実施例4 ゴム系樹脂としてポリブテン;ポリビス10N(出光石
油化学社製、平均分子量約1000、粘度約10000
cps)40部、グリシジル基含有化合物としてテトラ
ッドX(三菱瓦斯化学社製)0.4部及びシクロヘキサ
ノン59.6部からなる混合溶液を、50℃まで昇温さ
せておいたアクリル酸2−エチルヘキシル/アクリル酸
n−ブチル/ビニルピロリドン/アクリル酸=46/4
6/5/3からなるアクリル系樹脂(平均分子量Mw:
650000、分子量分布:2.2、樹脂分:43.8
%、溶剤組成:酢酸エチル/トルエン/n−ヘキサン=
45/45/10、粘度(25℃):5410cps)
100部に、30分かけて添加した。それから混合溶液
を95℃まで加熱し20時間反応させて、本発明の樹脂
(I)溶液(樹脂分:37.5%、粘度(25℃):6
400cps)を得た。該樹脂(I)溶液に、該樹脂
(I)100部に対して1部の硬化剤(イソシアネート
系化合物(コロネートL;日本ポリウレタン社製))を
配合し、本発明の感圧性接着剤を得た。かくして得られ
た感圧性接着剤を実施例1と同様に評価した。
【0040】実施例5 実施例1において、ゴム系樹脂としてポリブテン;HV
−100(日本石油化学社製、平均分子量約1000、
粘度約10000cps)20部、イソシアネート基含
有化合物としてコロネートL(日本ポリウレタン社製、
75%酢酸エチル溶液)0.1部、トルエン30部の混
合溶液を、天然ゴム樹脂;DPR−40(Hardma
n社製)40%n−ヘキサン溶液50部及びコロネート
HL(日本ポリウレタン社製)0.1部からなる混合溶
液に代えた以外は同様に行い、本発明の樹脂(I)溶液
(樹脂分:46%、粘度(25℃):5100cps)
を得た。該樹脂(I)溶液に、該樹脂(I)100部に対
して1部の硬化剤(イソシアネート系化合物(コロネー
トL;日本ポリウレタン社製))を配合し、本発明の感
圧性接着剤を得た。かくして得られた感圧性接着剤を実
施例1と同様に評価した。
【0041】実施例6 実施例1において、ゴム系樹脂としてポリブテン;HV
−100(日本石油化学社製、平均分子量約1000、
粘度約10000cps)20部、イソシアネート基含
有化合物としてコロネートL(日本ポリウレタン社製、
75%酢酸エチル溶液)0.1部、トルエン30部の混
合溶液を、シリコーンゴム樹脂;KE133−T−U
(信越シリコーン社製)40%シクロヘキサン溶液50
部及びNY720A(三菱化学社製)0.1部からなる
溶液に代えた以外は同様に行い、本発明の樹脂(I)溶
液(樹脂分:41.5%、粘度(25℃):4600c
ps)を得た。該樹脂(I)溶液に、該樹脂(I)100
部に対して1部の硬化剤(イソシアネート系化合物(コ
ロネートL;日本ポリウレタン社製))を配合し、本発
明の感圧性接着剤を得た。かくして得られた感圧性接着
剤を実施例1と同様に評価した。
【0042】実施例7 実施例1において、ゴム系樹脂としてポリブテン;HV
−100(日本石油化学社製、平均分子量約1000、
粘度約10000cps)をクロロスルホン化ポリエチ
レン;ハイパロン(デュポン社製、平均分子量約220
00、38%トルエン溶液での粘度20000cps)
に代えた以外は同様に行い、本発明の樹脂(I)溶液
(樹脂分:45.5%、粘度(25℃):4100cp
s)を得た。該樹脂(I)溶液に、該樹脂(I)100部
に対して1部の硬化剤(イソシアネート系化合物(コロ
ネートL;日本ポリウレタン社製))を配合し、本発明
の感圧性接着剤を得た。かくして得られた感圧性接着剤
を実施例1と同様に評価した。
【0043】実施例8 実施例1において、更にタッキファイヤーとしてキシレ
ン樹脂;ニカノールH−80(三菱化学社製)を20部
配合した以外は同様に行い、本発明の樹脂溶液(樹脂
分:44.5%、粘度(25℃):3600cps)を
得た。該樹脂溶液に、該樹脂溶液100部に対して1部
の硬化剤(イソシアネート系化合物(コロネートL;日
本ポリウレタン社製))を配合し、本発明の感圧性接着
剤を得た。かくして得られた感圧性接着剤を実施例1と
同様に評価した。
【0044】実施例9 実施例2において、更にタッキファイヤーとして重合ロ
ジン樹脂;ペンタリンCJ(理科ハーキュレス社製)を
10部配合した以外は同様に行い、本発明の樹脂溶液
(樹脂分:41.0%、粘度(25℃):3700cp
s)を得た。該樹脂溶液に、該樹脂100部に対して1
部の硬化剤(イソシアネート系化合物(コロネートL;
日本ポリウレタン社製))を配合し、本発明の感圧性接
着剤を得た。かくして得られた感圧性接着剤を実施例1
と同様に評価した。
【0045】実施例10 実施例7において、更にタッキファイヤーとしてエステ
ル化ロジン;ロジンエステルKE−828(荒川化学社
製)を5部配合した以外は同様に行い、本発明の樹脂溶
液(樹脂分:38.5%、粘度(25℃):3700c
ps)を得た。該樹脂溶液に、該樹脂100部に対して
1部の硬化剤(イソシアネート系化合物(コロネート
L;日本ポリウレタン社製))を配合し、本発明の感圧
性接着剤を得た。かくして得られた感圧性接着剤を実施
例1と同様に評価した。
【0046】比較例1 実施例1において、ゴム系樹脂としてのポリブテンを省
いた以外は同様に行い、得られた感圧性接着剤を実施例
1と同様に評価した。
【0047】比較例2 ゴム系樹脂の感圧性接着剤;ボンドG17(クロロプレ
ンゴム、コニシ社製)を用いて実施例1と同様に評価し
た。
【0048】比較例3 実施例1において、反応促進剤としてのイソシアネート
基含有化合物(コロネートL(日本ポリウレタン社
製))を省いた以外は同様に行い、得られた感圧性接着
剤を実施例1と同様に評価した。
【0049】比較例4 実施例1において、硬化剤としてのイソシアネート基含
有化合物(コロネートL(日本ポリウレタン社製))を
省いた以外は同様に行い、得られた感圧性接着剤を実施
例1と同様に評価した。 実施例、比較例のそれぞれの評価結果を表1に示す。
【0050】
【表1】 長期放置前 70℃一週間後 接着力 ホ゛ールタック 保持力 接着力 ホ゛ールタック 保持力 (g/25mm) (ホ゛ールNo.) (min) (g/25mm) (ホ゛ールNo.) (min) 5℃ 20℃ 5℃ 20℃ 実施例1 675 1740 25 1440 730 1835 24 1440 〃 2 730 1575 27 1440 790 1630 26 1440 〃 3 550 1660 23 1440 640 1740 23 1440 〃 4 745 1850 22 1440 780 1985 22 1440 〃 5 730 1735 24 1440 825 1830 24 1440 〃 6 645 1720 26 1440 725 1770 25 1440 〃 7 780 1505 26 1440 830 1565 26 1440 〃 8 910 1910 27 1440 1055 1995 27 1440 〃 9 795 1850 25 1440 820 1920 25 1440 〃 10 830 1785 24 1440 885 1810 24 1440 比較例1 250 1120 14 1440 390 1255 13 1440 〃 2 380 670 19 1440 365 650 16 1440 〃 3 320 1335 18 1440 295 1175 16 1440 〃 4 655 1405 21 35 680 1570 20 38
【0051】
【発明の効果】本発明で得られる感圧性接着剤組成物
は、タック性、接着性、高低温接着性、耐老化性、貯蔵
安定性に優れ、特にタック性についてはゴム系樹脂その
ものよりはるかに優れた効果を発揮し、各粘着物性の経
時安定性にも優れており、ラベル、両面テープ、工業用
テープ等の用途に非常に有効である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08G 18/62 C08G 18/62

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アクリル系樹脂(A)、ゴム系樹脂
    (B)、及び反応促進剤(C)としてのイソシアネート
    基含有化合物(C−1)及び/又はグリシジル基含有化
    合物(C−2)を反応させてなる樹脂(I)に、硬化剤
    を配合してなることを特徴とする感圧性接着剤組成物。
  2. 【請求項2】 ゴム系樹脂(B)の平均分子量が100
    〜2000000であることを特徴とする請求項1記載
    の感圧性接着剤組成物。
  3. 【請求項3】 ゴム系樹脂(B)がポリブテン及び/又
    はポリイソブチレンであることを特徴とする請求項1又
    は2記載の感圧性接着剤組成物。
  4. 【請求項4】 ゴム系樹脂(B)が水素化ニトリルゴ
    ム、クロロスルホン化ポリエチレン、エピクロロヒドリ
    ンゴム、エチレン酢酸ビニルゴム、エチレンアクリルゴ
    ム、ノルボルネンゴムから選ばれる少なくとも1種以上
    であることを特徴とする請求項1、2又は3記載の感圧
    性接着剤組成物。
  5. 【請求項5】 樹脂(I)が、アクリル系樹脂(A)、
    ゴム系樹脂(B)、反応促進剤(C)のいずれか2種を
    混合した後、残る成分と混和して加熱してなる、又は加
    熱しながら残る成分と混和してなることを特徴とする請
    求項1〜4いずれか記載の感圧性接着剤組成物。
  6. 【請求項6】 更に、樹脂(I)100重量部に対し
    て、タッキファイヤーを0.01〜1000重量部配合
    することを特徴とする請求項1〜5いずれか記載の感圧
    性接着剤組成物。
  7. 【請求項7】 樹脂(I)100重量部に対して、硬化
    剤を0.01〜100重量部配合することを特徴とする
    請求項1〜6いずれか記載の感圧性接着剤組成物。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001329241A (ja) * 2000-05-23 2001-11-27 Nitto Denko Corp 熱硬化型接着剤組成物及び接着シート類
JP2002146301A (ja) * 2000-11-17 2002-05-22 Nitto Denko Hoso System Kk 粘着シート
CN105238323A (zh) * 2015-09-25 2016-01-13 安徽大松树脂有限公司 一种高剥离强度鞋用胶粘剂
JP2016037505A (ja) * 2014-08-05 2016-03-22 ジャパンコーティングレジン株式会社 粘着剤
KR20220167435A (ko) * 2021-06-11 2022-12-21 정택수 녹방지 커버 테이프

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