JP2008063120A - 用紙積載装置、画像形成装置、および用紙積載方法 - Google Patents

用紙積載装置、画像形成装置、および用紙積載方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2008063120A
JP2008063120A JP2006244676A JP2006244676A JP2008063120A JP 2008063120 A JP2008063120 A JP 2008063120A JP 2006244676 A JP2006244676 A JP 2006244676A JP 2006244676 A JP2006244676 A JP 2006244676A JP 2008063120 A JP2008063120 A JP 2008063120A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
sheet
tray
stacking
detection member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006244676A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Iwata
浩享 岩田
Tsutomu Kakiuchi
勉 垣内
Toshihisa Hioki
寿久 日置
Michihiro Hotta
道広 堀田
Hiroshi Tomita
浩史 富田
Yoshikazu Shimizu
慶和 清水
Takeshi Sawada
健 澤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Elemex Corp
Original Assignee
Ricoh Elemex Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Elemex Corp filed Critical Ricoh Elemex Corp
Priority to JP2006244676A priority Critical patent/JP2008063120A/ja
Publication of JP2008063120A publication Critical patent/JP2008063120A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Pile Receivers (AREA)

Abstract

【課題】誤った制御による装置の破損や使用者の怪我等の発生を抑制し、用紙のスタック性を良好にすること。
【解決手段】排出された用紙を積載するトレイ4と、トレイ4に積載された用紙に当接部位73aで当接することによって用紙を検知し、検知された用紙の積載高の増減に伴って移動するレバー73と、レバー73の移動を検知する位置検知部75と、検知されたレバー73の移動に基づいて、トレイ4を昇降させるトレイ昇降部Dと、を備え、当接部位73aは、用紙の排出方向において略同一距離で、かつ排出方向に直交する方向に複数設けられていること。
【選択図】 図4

Description

本発明は、排出された用紙を積載する用紙積載装置、この用紙積載装置を備えた画像形成装置、用紙積載方法に関するものであり、特に、用紙が積載される載置部の動作を制御する用紙積載装置、画像形成装置、および用紙積載方法に関する。
通常、画像形成装置に搭載された用紙積載装置は、トレイ(載置部)に排出する用紙のスタック性を良好にするため、用紙を排出する用紙排出位置の高さを略一定に保っている。この用紙排出位置の高さとは、トレイに用紙が積載されていない場合にはトレイ自身の上面であり、トレイに用紙が積載されている場合には積載された用紙の最上位の上面であるため、具体的に、用紙積載装置は、トレイの上面もしくは積載された用紙の最上位の上面の用紙排出位置を検知して、検知された用紙排出位置に基づいて用紙排出位置の高さを略一定に保つように、トレイの昇降動作の制御を行っている。
また、トレイ上の用紙をその排出方向と直交する用紙幅方向について揃える横揃え機能を有する揃え手段と、トレイ上の用紙をその排出方向について揃える縦揃え機能を有する戻し手段とのそれぞれの近傍に、トレイの上面を検知する検知手段を設けることによって、排出された用紙がカールすることにより一様でなくなった場合にも、適切な処置をとることができるシート状媒体整合装置等が開示されている(特許文献1参照)。
特開2002−226133号公報
しかしながら、従来の用紙積載装置では、用紙の排出方向と直交する方向(用紙幅方向)における用紙排出位置の検知箇所が、用紙積載装置の用紙排出位置基準である用紙搬送路の中央またはその付近の一点しか設けられていなかった。また、特許文献1の技術において、複数(2つ)の検知手段が設けられているが、用紙の排出方向に対して複数の検知手段が設けてられているため、用紙幅方向に対しては複数の検知手段が設けられていなかった。
このため、例えば、用紙積載装置において、利用者からの操作等、何らかの要因によりトレイ上に積載された用紙が用紙幅方向に移動されて用紙排出位置の検知箇所から外れた場合、実際にはトレイに用紙が積載されていても用紙の最上位の上面を検知できず、トレイの上面を用紙排出位置として誤った検知をすることになる。そうすると、用紙積載装置は、トレイの上面が用紙排出位置となるようにトレイを制御するため、トレイを上昇させすぎる等の誤った制御がなされてしまう。その結果、トレイ上の積載用紙がその上部に位置する用紙排出口等を構成している部品に衝突して用紙積載装置が破損したり、積載された用紙と用紙排出口等の構成部品との間に指等を挟んで怪我をする等の恐れがあり、さらに、用紙のスタック性を劣化させる等の悪影響を及ぼすという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、用紙の排出方向に直交する方向に複数の検知手段を設けることによって、載置部に積載された用紙を正確に検知することで、載置部の誤った制御による装置の破損や使用者の怪我等の発生を抑制することができるとともに、用紙のスタック性を良好にすることができる用紙積載装置、画像形成装置、および用紙積載方法を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、排出された用紙を積載する載置部と、前記載置部に積載された前記用紙に当接部位で当接することによって前記用紙を検知し、検知された前記用紙の積載高の増減に伴って移動する用紙検知部材と、前記用紙検知部材の移動を検知する第1の検知手段と、検知された前記用紙検知部材の移動に基づいて、前記載置部を昇降させる載置部昇降手段と、を備え、前記当接部位は、前記用紙の排出方向において略同一距離で、かつ前記排出方向に直交する方向に複数設けられていること、を特徴とする。
また、本発明は、前記当接部位は、前記排出方向に直交する方向に、前記用紙積載装置に対して通過可能な最小用紙の幅より狭い配置間隔で複数設けられていること、を特徴とする。
また、本発明は、前記用紙検知部材に連結する連結部材を備え、前記第1の検知手段は、前記連結部材の移動を検知することで、前記用紙検知部材の移動を検知すること、を特徴とする。
また、本発明は、前記複数の当接部位のそれぞれは、前記排出方向に直交する方向に傾斜面を有する凸状部の先端に設けられていること、を特徴とする。
また、本発明は、前記複数の当接部位のそれぞれは、前記用紙の上面からの高さが異なる位置に設けられたこと、を特徴とする。
また、本発明は、前記第1の検知手段による前記用紙検知部材の検知位置とは異なる位置における前記用紙検知部材の移動を検知する第2の検知手段を備えたこと、を特徴とする。
また、本発明は、用紙に画像形成を行う画像形成手段と、排出された用紙を積載する載置部と、前記載置部に積載された前記用紙に当接部位で当接することによって前記用紙を検知し、検知された前記用紙の積載高の増減に伴って移動する用紙検知部材と、前記用紙検知部材の移動を検知する第1の検知手段と、検知された前記用紙検知部材の移動に基づいて、前記載置部を昇降させる載置部昇降手段と、を備え、前記当接部位は、前記用紙の排出方向において略同一距離で、かつ前記排出方向に直交する方向に複数設けられていること、を特徴とする。
また、本発明は、載置部に積載された前記用紙に、前記用紙の排出方向において略同一距離で、かつ前記排出方向に直交する方向に複数設けられている当接部位で当接することによって前記用紙を検知し、検知された前記用紙の積載高の増減に伴って移動する用紙検知部材の移動を検知する第1の検知工程と、検知された前記用紙検知部材の移動に基づいて、前記載置部を昇降させる載置部昇降工程と、を含むことを特徴とする。
本発明によれば、用紙の排出方向に直交する方向に複数の検知手段を設けることによって、載置部に積載された用紙を正確に検知することで、載置部の誤った制御による装置の破損や使用者の怪我等の発生を抑制することができるとともに、用紙のスタック性を良好にすることができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる用紙積載装置、画像形成装置、および用紙積載方法の最良な実施の形態を詳細に説明する。なお、本発明における画像形成装置は、複写機、ファクシミリ装置、スキャナ装置や、コピー、ファックス、プリンタなどの複数の機能を一つの筐体に収納したMFP(マルチファンクション装置、複合機)等、排出された用紙を積載する機能を有する用紙積載装置が利用できるものであれば、いずれにも適用することができる。
図1は、本実施の形態にかかる用紙積載装置を画像形成装置に搭載した例を示す外観図である。図1に示すように、画像形成装置200の排紙口側に、トレイ4を備えた用紙積載装置100が装着されている。
図2は、本実施の形態にかかる用紙積載装置の断面構成を示す説明図である。図2に示すように、本実施の形態にかかる用紙積載装置100は、画像形成装置200から排紙される用紙Pを受け入れる搬送ローラ1と、受け入れた用紙Pをトレイ4側に排出する排紙ローラ2と、用紙Pの搬送状態を検知する搬送センサ3と、画像形成装置200から排出された用紙Pを積載するトレイ4と、搬送用の駆動モータ5と、排出された用紙Pの後端が当接され、用紙P後端の整合基準面となるエンドフェンス6と、用紙Pが排出される用紙排出位置を検知する用紙検知部Cと、トレイ4を上下に駆動するための昇降モータを備えたトレイ昇降部Dと、排紙ローラ2と連動して用紙Pの整合を行う用紙整合部Eとによって、主に構成されている。
図2において、画像形成装置200から用紙積載装置100に搬送された用紙Pは、駆動モータ5によって回転している搬送ローラ1と排紙ローラ2によってトレイ4上に排出されて積載される。この搬送ローラ1と排紙ローラ2の間には、用紙Pの搬送状態、つまり用紙Pの有無を検知する搬送センサ3が設けられている。トレイ4上に排出された用紙Pは、用紙整合部Eによって用紙Pの排出方向と反対方向に戻されて、用紙Pの後端が揃うように整合される。この用紙整合部Eは、排紙ローラ2の軸と連動するように構成されており、詳細については、図3において説明する。
また、トレイ4は、用紙Pの積載枚数に応じて上下方向に移動(昇降)するものであり、トレイ昇降部Dによってその昇降動作が制御されている。これは、トレイ4に排出された用紙Pのスタック性を良好にするために、用紙積載装置100は、用紙Pが排出される用紙排出位置の高さを略一定に保つことが必要だからである。すなわち、上述したように、この用紙排出位置の高さとは、トレイ4に用紙Pが積載されていない場合にはトレイ4自身の上面となり、トレイ4に用紙Pが積載されている場合には積載された用紙Pの最上位の上面となるため、具体的には、用紙検知部Cがトレイ4の上面もしくは積載された用紙Pの最上位の上面である用紙排出位置を検知して、検知された用紙排出位置に基づいて用紙排出位置の高さを略一定に保つように、トレイ昇降部Dによるトレイ4の昇降動作の制御を行う。この用紙検知部Cおよびトレイ昇降部Dの詳細については、後述する。
次に、用紙整合部Eの構造の詳細について説明する。図3は、用紙整合部の分解図を示す説明図である。
図3に示すように、用紙整合部Eは、トレイ4に排出された用紙Pを保持する保持部材80が設けられている。そして、保持部材80は、左右(両側)に突き出した軸部81が形成されている。さらに、それらの軸部81の左右(両側)には、トレイ4に排出された用紙Pを整合する用紙整合部材として、スポンジ素材で製造されたリバースローラ82が軸部81に対して回転自在に取付けられている。リバースローラ82の保持部材80側の軸部81には、芯金と一体となったギア部83が取付けられ、リバースローラ82の保持部材80と反対側の軸部81には、サイレンサ84が抜け止めとして装着されている。
ギア部83は、保持部材80に回転自在に取付けられた中間ギア85と噛み合っている。そして、保持部材80の一部が上述した排紙ローラ2のローラ軸86の外周に嵌め付けられることで、保持部材80は、ローラ軸86に対して回動自在にかけられるとともに、中間ギア85がローラ軸86上に固定された伝達ギア87と噛み合わされる。これにより、用紙整合部Eは、排紙ローラ2のローラ軸86にぶら下がるように設けられる一方、排紙ローラ2の回転駆動力が伝達ギア87から中間ギア85を介してギア部83に伝達されて、ギア部83と一体となっているリバースローラ82が回転する。すなわち、用紙整合部Eは、排紙ローラ2のローラ軸86と連動して駆動することになる。そして、リバースローラ82の回転によって、トレイ4に排出された用紙Pが排出方向と反対方向に戻されて、用紙Pの後端がエンドフェンス6に当接することで用紙Pが揃うように整合される。
次に、トレイ昇降部Dおよび用紙検知部Cについて説明する。図4は、本実施の形態にかかる用紙積載装置のトレイ昇降部および用紙検知部を示す説明図である。
まず、図4に示すように、トレイ昇降部Dでは、正逆転可能な昇降モータ64の回転駆動力を、ギア65と、ギア65に噛み合っているギア66とを介して、ギア66が固定されているシャフト67に伝達する。そして、伝達された回転駆動力によってシャフト67が回転すると、シャフト67の両端に固定されている第1のプーリ68と、両端の第1のプーリ68それぞれの上方に設けられている第2のプーリ69とに掛架されている昇降ベルト70に駆動力が伝達され、昇降ベルト70が走行する構成となっている。そして、用紙積載装置100の内部の両側に互いに平行に設けられている昇降ベルト70には、トレイ4の両端が固定されており、昇降ベルト70の走行に連動して、トレイ4が図4における矢印gで示す上下方向に平行移動(昇降)する。
用紙検知部Cは、用紙排出位置、すなわち、トレイ4に用紙Pが積載されていない場合のトレイ4の上面(イニシャル位置)及び、トレイ4に用紙Pが積載されている場合の用紙Pの最上位の上面を検知するものである。図4に示すように、用紙検知部Cは、回転自在に軸支された水平な回転軸72と、回転軸72に連結され、用紙Pの排出方向に向けてトレイ4の用紙Pの排出方向に直交する方向(用紙幅方向)に3つ(複数)設けられたレバー73と、回転軸72の端部近傍に連結されてレバー73と反対方向に向けて設けられたフィラー74と、フィラー74が移動して内部に納まるか否かによりオンまたはオフとなるフォトインタラプタ等の位置検知部75と、を主に備えている。
それぞれのレバー73は、トレイ4に積載された用紙Pの排出方向において略同一距離にある用紙Pに当接する部位(当接部位73a)を有しており、この当接部位73aが用紙Pに当接することによって用紙Pを検知して、検知された用紙Pの積載高の増減に伴ってレバー73が回動する。そして、当接部位73aは、画像形成装置200によって印刷が可能であって、用紙積載装置100の用紙排出口に対して通過することが可能である最小用紙の幅より狭い配置間隔で用紙Pの排出方向に直交する方向(用紙幅方向)に3つ設けられている。従って、当接部位73aを有する3つのレバー73が上記配置間隔で設けられていることになる。
次に、用紙検知部Cが用紙排出位置を検知する動作について説明する。図5−1は、用紙検知部による適宜の用紙排出位置の検知が可能な状態を示す説明図である。また、図5−2は、用紙検知部による適宜の用紙排出位置の検知が不可能な状態を示す説明図である。
まず、トレイ4の上昇とともに、用紙Pが積載されていない場合はトレイ4の上面、またはトレイ4上に用紙Pが積載されている場合は用紙Pの最上位の上面がレバー73の当接部位73aを押し上げることによってレバー73が回動する。そして、レバー73に連結された回転軸72が回転して、さらに、回転軸72に連結されたフィラー74が回動し、フィラー74の先端が位置検知部75の内部に納まることにより、トレイ4が適宜の用紙排出位置に位置することを検知する。例えば、図5−1に示すように、トレイ4に用紙Pが積載されている場合の用紙Pの最上位の上面にレバー73の当接部位73aが当接することで、フィラー74が位置検知部75の内部に納まっているため、位置検知部75はオンとなり、用紙排出位置が適宜位置となっていることがわかる。
その後、トレイ4に用紙Pが積載されていくと、図5−2に示すように、用紙Pの最上位の上面がレバー73の当接部位73aに当接した状態で押し上げていくことによってレバー73が回動し、さらに、フィラー74が回動して、フィラー74の先端が位置検知部75の内部から抜けるため、位置検知部75はオフとなり、用紙排出位置が不適位置となっていることがわかる。
位置検知部75を利用して、トレイ4を適宜の用紙排出位置に移動させて停止させるためには、用紙排出位置が適宜位置となった後、さらに、トレイ4に1枚または複数枚の用紙Pが排出される毎に、トレイ4を一旦降下させてから上昇させる。そうすると、レバー73の当接部位73aも一旦降下して上昇するように回動するため、逆に回転軸72を介してレバー73に連結しているフィラー74は、一旦上昇して降下するように回動する。従って、トレイ4が一旦降下すると、フィラー74は、位置検知部75の内部から上方に抜けるため、位置検知部75はオフとなり、その後にトレイ4を上昇させるとフィラー74が位置検知部75の内部に納まるため、位置検知部75はオンとなり、この位置でトレイ4の昇降を停止させることによって、適宜の用紙排出位置にトレイ4を移動させることができる。
次に、排出された用紙Pが用紙整合部Eによって整合されながら、トレイ4に積載される動作について説明する。図6は、用紙整合部により整合されながらトレイに排出された用紙を積載した状態を示す説明図である。
図6に示すように、排紙ローラ2が図6における矢印方向に回転することで用紙Pが排出されてトレイ4に積載されるが、この排紙ローラ2から排出された用紙Pは、積載面が傾斜となっているトレイ4に自重によって落下する。そして、リバースローラ82が排紙ローラ2と同方向に回転して、トレイ4に積載された用紙Pを排出方向と反対方向に掻くことで、用紙Pを整合基準面となるエンドフェンス6に突き当てて、用紙Pの後端を整合基準面に揃えて整合しながら、用紙Pを順次トレイ4に積載する。トレイ4に用紙Pが積載されていき、積載された用紙Pの積載高が増加するとともに、トレイ昇降部Dによるトレイ4の昇降が行われ、排紙ローラ2における用紙Pの排出位置からトレイ4に積載された用紙Pの最上位の上面までの落差を略一定とし、積載される用紙Pのスタック性を損なわないようにしている。
なお、用紙Pが積載されて積載高が増加していくことによりトレイ4が降下していくと、最下位の位置になったトレイ4をフォトインタラプタ等のトレイ下限検知部(不図示)が検知して、それ以上の用紙Pの排出を停止する。その後、トレイ4に積載された用紙Pが除去されると、次に排出される用紙Pを受けるべくトレイ4を上昇させていき、用紙検知部Cがフィラー74を検知することで適宜の用紙排出位置でトレイ4を停止する。
次に、用紙Pの排出について説明する。図7は、用紙が排出される部分の概略を示す拡大図である。図7に示すように、用紙Pの整合基準面であるエンドフェンス6の上部には、搬送ローラ1(図2参照)によって、用紙搬送路を搬送される用紙Pを搬送方向へガイドする搬送ガイド板7と、排紙ローラ2とが、エンドフェンス6より用紙Pの排出方向に飛び出した位置に存在する。これは、排出された用紙Pが確実にエンドフェンス6を越えて排出方向側のトレイ4上に載置されることで、用紙Pをトレイ4に確実に排出し、用紙Pの後端を確実に整合するためである。
図11−1から図11−3において、従来の用紙積載装置における用紙の積載例を説明する。図11−1〜図11−3は、従来の用紙積載装置におけるトレイに用紙が積載された状態を用紙の排出方向から見た図である。
図11−1に示すように、通常、左右から同距離Xの位置である排紙ローラ2の中央位置、すなわち用紙搬送路の中央がトレイ4の中央位置となり、用紙Pがトレイ4の中央位置に排出され積載される。従来の用紙積載装置では、用紙排出位置の検知する用紙検知部Cのレバー73が、中央またはその中央付近に1つ設けられており、1つのレバー73により用紙排出位置を検知している。そして、この図11−1に示す状態が、トレイ4が適宜の用紙排出位置にある状態とする。
図11−2では、利用者による何らかの要因により、トレイ4に積載されている用紙Pが図11−1における矢印方向に移動されて、用紙Pが用紙検知部Cのレバー73から外れて、用紙Pが検知されなくなった直後の状態を示す。例えば、用紙Pのサイズが最小であって、用紙Pが縦に排出された場合などが考えられる。この場合、用紙Pはトレイ4上に積載されているが、レバー73の下にはないため用紙Pに当接されない。従って、レバー73は下方のトレイ4の上面に向かって移動し、それに伴ってフィラー74は上方に回動する。これによって、フィラー74は、位置検知部75の内部から抜けて、位置検知部75はオフになる。そして、位置検知部75がオフになると、トレイ4の位置が適正でないと判断されるため、位置検知部75がオンになるまで、トレイ昇降部Dによってトレイ4が上昇されることになる。
図11−3では、トレイ昇降部Dによりトレイ4が上昇されて、レバー73がトレイ4の上面を検知して押し上げられ、さらに、フィラー74が位置検知部75の内部に納められることで、位置検知部75がオンになり、トレイ昇降部Dによるトレイ4の上昇が停止した状態を示している。図11−1と比較すると、トレイ4が用紙Pの積載高の距離Yだけ上昇されて、それに伴って用紙Pの最上位の上面の高さが上昇していく。このとき、上方にある排紙ローラ2や用紙排出口にある搬送ガイド板7に、積載された用紙Pの最上位面が衝突して、用紙積載装置100が破損する恐れがある。また、積載された用紙Pと排紙ローラ2や用紙排出口にある搬送ガイド板7との間に利用者が指を挟んで怪我をする恐れもある。また、それによって、トレイ昇降部Dの昇降ベルト70が歯とびを起こして、トレイ4が傾いた状態になった場合、積載される用紙Pのスタック性を劣化させることがある。
次に、本実施の形態の説明に戻って、用紙Pの排出方向に直交する方向(用紙幅方向)に複数設けられている当接部位73aを有するレバー73について説明する。図8−1、図8−2は、用紙幅方向に3つのレバーが設けられた場合におけるトレイに用紙が積載された状態を用紙の排出方向から見た図である。
図8−1に示すように、用紙検知部Cには、用紙幅方向に3つのレバー73が設けられている。そして、その3つのレバー73は、画像形成装置200によって印刷が可能であって、用紙積載装置100の用紙排出口に対して通過することが可能である最小用紙の幅より狭い配置間隔で用紙幅方向に設けられている。すなわち、図8−1では、W1が最小用紙の幅であり、その幅より狭いW2の配置間隔でレバー73が設けられている。
また、図8−2では、トレイ4に積載された用紙Pが、トレイ4上で左右に移動された場合を示している。レバー73を上記最小用紙の幅より狭く設けたことにより、トレイ4に積載された用紙Pが左右に移動しても、用紙Pの最上位の上面である用紙排出位置を用紙検知部Cにより検知することが可能となる。具体的には、図8−2に示すように、W1の幅の用紙Pが図8−2における左側端部に移動した場合は、左側のレバー73によって用紙Pの検知が可能であり、図8−2における右側端部に移動した場合は、右側のレバー73によって用紙Pの検知が可能である。また、左右のレバー73が用紙Pを検知できない位置に用紙Pがある場合は、中央のレバー73が用紙を検知することが可能となっている。このように、3つ(複数)のレバー73を設けることによって、トレイ4上を左右に移動する用紙Pを確実に検知できるため、図11−3で述べた不具合、すなわち、用紙積載装置100の破損、利用者の怪我の恐れ、積載される用紙Pのスタック性の劣化の発生をなくすことができる。
次に、レバー73の先端の形状について説明する。図9−1は、3つのレバーの先端形状を示す説明図である。図9−1で示している3つのレバー73は、先端の当接部位73aが平らな形状、すなわち、用紙幅方向に傾斜面を有さない形状で形成されている。そして、3つのレバー73は、用紙Pの上面からのレバー73の当接部位73aの高さが全て同一であるため、積載された用紙Pをトレイ4から取り除く際(用紙Pを図9−1における矢印方向に移動させた際)、用紙Pの端部が少しでも膨れ上がっていた場合、点Vにおいて用紙Pの端部とレバー73の当接部位73aの角部とが引っ掛かる場合があり、作業性の悪化、およびスタック性の悪化、積載された用紙Pの破損、レバー73の破損を引き起こす場合が考えられる。
そこで、上記不具合の発生を抑制するために、以下のような処理を施すことができる。図9−2は、3つのレバーに処理を施した場合の先端形状を示す説明図である。図9−2に示すように、3つのレバー73の先端形状は、用紙P側に凸形状に形成され、用紙幅方向に対して滑らかな傾斜面を有する形状となっており、その凸状の中央部分が当接部位73aとなっている。これによって、積載された用紙Pの端部がレバー73の当接部位73aに当接する場合、レバー73の先端の凸形状に沿って用紙Pの端面が移動するため、上記のような不具合、すなわち、作業性の悪化、およびスタック性の悪化、積載された用紙Pの破損、レバー73の破損を抑制することができる。
また、さらに以下のような処理を施すことができる。図9−3は、レバーの位置を変更した場合を示す説明図である。図9−3に示すように、トレイ4の中央位置に設けられたレバー73以外の左右のレバー73の位置を、用紙積載装置100の機能上問題のない距離であるT分高くする。これによって、レバー73の当接部位73aのそれぞれは、用紙Pの上面からの高さが異なることとなり、同様に、上記のような不具合の発生をより抑制することができる。
また、本実施の形態における用紙積載装置において、位置検知部を追加して構成してもよい。図10は、本実施の形態にかかる用紙積載装置に2つの位置検知部を設けた状態を示す説明図である。図10に示すように、用紙検知部Cは、位置検知部75の下方に位置検知部76を追加して設けている。このように、位置検知部75、位置検知部76を垂直に並べて配置して、共通のレバー73とフィラー74とを利用して用紙排出位置を検知する場合、用紙Pがレバー73を押し上げていくと、2つの位置検知部がそれぞれ異なる位置におけるフィラー74の移動を検知することが可能となる。これにより、トレイ4の異常上昇や、トレイ4に積載された用紙Pの移動を、位置検知部75が1つ配置されている場合より確実に判断できるため、画像形成装置200の本体側に用紙を排出しないように通知したり、利用者にトレイ4に積載された用紙Pを取り除くように報知することができ、その後のスタック性の悪化を防ぐことができる。また、中央位置にあるレバー73を、それ以外の左右のレバー73と独立に動作するように構成してもよい。
本実施の形態にかかる用紙積載装置を画像形成装置に搭載した例を示す外観図である。 本実施の形態にかかる用紙積載装置の断面構成を示す説明図である。 用紙整合部の分解図を示す説明図である。 本実施の形態にかかる用紙積載装置のトレイ昇降部および用紙検知部を示す説明図である。 用紙検知部による適宜の用紙排出位置の検知が可能な状態を示す説明図である。 用紙検知部による適宜の用紙排出位置の検知が不可能な状態を示す説明図である。 用紙整合部により整合されながらトレイに排出された用紙を積載した状態を示す説明図である。 用紙が排出される部分の概略を示す拡大図である。 用紙幅方向に3つのレバーが設けられた場合におけるトレイに用紙が積載された状態を用紙の排出方向から見た図である。 用紙幅方向に3つのレバーが設けられた場合におけるトレイに用紙が積載された状態を用紙の排出方向から見た図である。 3つのレバーの先端形状を示す説明図である。 3つのレバーに処理を施した場合の先端形状を示す説明図である。 レバーの位置を変更した場合を示す説明図である。 本実施の形態にかかる用紙積載装置に2つの位置検知部を設けた状態を示す説明図である。 従来の用紙積載装置におけるトレイに用紙が積載された状態を用紙の排出方向から見た図である。 従来の用紙積載装置におけるトレイに用紙が積載された状態を用紙の排出方向から見た図である。 従来の用紙積載装置におけるトレイに用紙が積載された状態を用紙の排出方向から見た図である。
符号の説明
1 搬送ローラ
2 排紙ローラ
3 搬送センサ
4 トレイ
5 駆動モータ
6 エンドフェンス
7 搬送ガイド板
64 昇降モータ
65、66 ギア
67 シャフト
68 第1のプーリ
69 第2のプーリ
70 昇降ベルト
72 回転軸
73 レバー
73a 当接部位
74 フィラー
75、76 位置検知部
80 保持部材
81 軸部
82 リバースローラ
83 ギア部
84 サイレンサ
85 中間ギア
86 ローラ軸
87 伝達ギア
100 用紙積載装置
200 画像形成装置
C 用紙検知部
D トレイ昇降部
E 用紙整合部
P 用紙

Claims (8)

  1. 排出された用紙を積載する載置部と、
    前記載置部に積載された前記用紙に当接部位で当接することによって前記用紙を検知し、検知された前記用紙の積載高の増減に伴って移動する用紙検知部材と、
    前記用紙検知部材の移動を検知する第1の検知手段と、
    検知された前記用紙検知部材の移動に基づいて、前記載置部を昇降させる載置部昇降手段と、を備え、
    前記当接部位は、前記用紙の排出方向において略同一距離で、かつ前記排出方向に直交する方向に複数設けられていること、
    を特徴とする用紙積載装置。
  2. 前記当接部位は、前記排出方向に直交する方向に、前記用紙積載装置に対して通過可能な最小用紙の幅より狭い配置間隔で複数設けられていること、
    を特徴とする請求項1に記載の用紙積載装置。
  3. 前記用紙検知部材に連結する連結部材を備え、
    前記第1の検知手段は、前記連結部材の移動を検知することで、前記用紙検知部材の移動を検知すること、
    を特徴とする請求項2に記載の用紙積載装置。
  4. 前記複数の当接部位のそれぞれは、前記排出方向に直交する方向に傾斜面を有する凸状部の先端に設けられていること、
    を特徴とする請求項3に記載の用紙積載装置。
  5. 前記複数の当接部位のそれぞれは、前記用紙の上面からの高さが異なる位置に設けられたこと、
    を特徴とする請求項3または4に記載の用紙積載装置。
  6. 前記第1の検知手段による前記用紙検知部材の検知位置とは異なる位置における前記用紙検知部材の移動を検知する第2の検知手段を備えたこと、
    を特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の用紙積載装置。
  7. 用紙に画像形成を行う画像形成手段と、
    排出された用紙を積載する載置部と、
    前記載置部に積載された前記用紙に当接部位で当接することによって前記用紙を検知し、検知された前記用紙の積載高の増減に伴って移動する用紙検知部材と、
    前記用紙検知部材の移動を検知する第1の検知手段と、
    検知された前記用紙検知部材の移動に基づいて、前記載置部を昇降させる載置部昇降手段と、を備え、
    前記当接部位は、前記用紙の排出方向において略同一距離で、かつ前記排出方向に直交する方向に複数設けられていること、
    を特徴とする画像形成装置。
  8. 載置部に積載された前記用紙に、前記用紙の排出方向において略同一距離で、かつ前記排出方向に直交する方向に複数設けられている当接部位で当接することによって前記用紙を検知し、検知された前記用紙の積載高の増減に伴って移動する用紙検知部材の移動を検知する第1の検知工程と、
    検知された前記用紙検知部材の移動に基づいて、前記載置部を昇降させる載置部昇降工程と、
    を含むことを特徴とする用紙積載方法。
JP2006244676A 2006-09-08 2006-09-08 用紙積載装置、画像形成装置、および用紙積載方法 Pending JP2008063120A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006244676A JP2008063120A (ja) 2006-09-08 2006-09-08 用紙積載装置、画像形成装置、および用紙積載方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006244676A JP2008063120A (ja) 2006-09-08 2006-09-08 用紙積載装置、画像形成装置、および用紙積載方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008063120A true JP2008063120A (ja) 2008-03-21

Family

ID=39286154

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006244676A Pending JP2008063120A (ja) 2006-09-08 2006-09-08 用紙積載装置、画像形成装置、および用紙積載方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008063120A (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02270762A (ja) * 1989-04-10 1990-11-05 Ricoh Co Ltd 排紙装置の排紙オーバーフロー検知方法
JPH05246608A (ja) * 1992-03-05 1993-09-24 Fuji Xerox Co Ltd 用紙検知用アクチュエータ装置
JP2000327199A (ja) * 1999-05-14 2000-11-28 Konica Corp 用紙後処理装置及び画像形成装置
JP2003048644A (ja) * 2001-08-01 2003-02-21 Canon Inc 画像形成装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02270762A (ja) * 1989-04-10 1990-11-05 Ricoh Co Ltd 排紙装置の排紙オーバーフロー検知方法
JPH05246608A (ja) * 1992-03-05 1993-09-24 Fuji Xerox Co Ltd 用紙検知用アクチュエータ装置
JP2000327199A (ja) * 1999-05-14 2000-11-28 Konica Corp 用紙後処理装置及び画像形成装置
JP2003048644A (ja) * 2001-08-01 2003-02-21 Canon Inc 画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2015110464A (ja) 給紙装置及び画像形成装置
JP2008308243A (ja) シート処理装置及びこれを備えたスタッカー
JP4603333B2 (ja) 用紙積載装置及び画像形成装置
JP6443386B2 (ja) 用紙排出装置および画像形成装置
JP4497214B2 (ja) 原稿搬送装置
JP2005225630A (ja) 給紙装置および該給紙装置を備えた記録装置
JP5302040B2 (ja) 紙受け装置及び印刷機
US20210024316A1 (en) Sheet loading device, sheet post-processing device provided therewith, and image forming system
JP2008063120A (ja) 用紙積載装置、画像形成装置、および用紙積載方法
JP2018083315A (ja) 印刷装置
JP2009113885A (ja) 用紙積載装置及び当該用紙積載装置を搭載した画像形成装置
JP5890248B2 (ja) 印刷装置
JP2012001331A (ja) 画像記録装置
JP6386628B2 (ja) 原稿搬送装置、および画像読取装置
JP2010168202A (ja) シート積載装置及び画像形成装置
JP2008254907A (ja) 用紙積載装置及び画像形成装置
JP2019210066A (ja) 画像記録装置およびその制御方法
JP4793866B2 (ja) 用紙積載装置および画像形成装置
JP5821525B2 (ja) シート積載装置および画像形成装置
JP5494909B2 (ja) 用紙積載装置および画像形成装置
JP2012020840A (ja) 用紙積載装置
JP2017178543A (ja) シート排出装置およびそれを備えたシート後処理装置並びに画像形成システム
JP6696419B2 (ja) シート排出装置及び画像形成装置
JP4004844B2 (ja) 自動原稿搬送装置
JP5316773B2 (ja) 用紙積載装置および画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090904

A977 Report on retrieval

Effective date: 20110310

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110322

A02 Decision of refusal

Effective date: 20110802

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02