JP2012020840A - 用紙積載装置 - Google Patents

用紙積載装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2012020840A
JP2012020840A JP2010160293A JP2010160293A JP2012020840A JP 2012020840 A JP2012020840 A JP 2012020840A JP 2010160293 A JP2010160293 A JP 2010160293A JP 2010160293 A JP2010160293 A JP 2010160293A JP 2012020840 A JP2012020840 A JP 2012020840A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
stacking
sheet
cavity
detecting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010160293A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5605690B2 (ja
Inventor
Tomohiko Kimura
友彦 木村
Mitsuru Ichikawa
満 市川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2010160293A priority Critical patent/JP5605690B2/ja
Publication of JP2012020840A publication Critical patent/JP2012020840A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5605690B2 publication Critical patent/JP5605690B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Controlling Sheets Or Webs (AREA)
  • Pile Receivers (AREA)

Abstract

【課題】用紙の丸まりを検知し、丸まり用紙が検知されずに積載トレイが満杯になるまで、積載されるのを防止することのできる用紙積載装置を提供する。
【解決手段】積載トレイ102の用紙積載面に平行な用紙束の断面上を、用紙搬送方向に垂直な方向に貫通する空洞を検知するための発光素子123aと受光素子123bとを有した空洞検知手段123を備えている。また、空洞検知手段123を検知動作を所定時間無効にし、所定時間経過後に検知動作を開始する。そして、用紙丸まり判定手段は、用紙サイズより想定される用紙積載区間の、空洞検知手段123の検知結果に基づき、用紙丸まりの有無を判定する。そして、用紙丸まり判定手段は、用紙丸まりがあると判定した場合には、積載装置制御部の制御により、以降の用紙積載動作を停止する異常動作停止を行うとともに、複写機制御部にも、異常動作停止信号を送信するよう構成している。
【選択図】図3

Description

本発明は、複写機、ファックス、複合機等の画像形成装置に用いられる用紙積載装置に関するものである。
従来から、複写機、ファックス、複合機等の画像形成装置に用いられる用紙積載装置において、用紙を積載する時に、積載トレイを移動させる構成が知られている。このような用紙積載装置では、積載トレイの用紙受入れ高さが略一定になるように積載トレイを昇降させている。また、スタックされた用紙束の最上面の用紙が用紙排紙口を塞がないよう、積載トレイにスタックされた用紙束の最上面の用紙の高さを検知する手段(以下、用紙受入高検知手段という)を設けている。この用紙受入高検知手段で検知した高さと目標とする用紙受入高さ(以下、基準用紙受入高という)とを比較し、用紙束の最上面の用紙の高さが、基準用紙受入高で略一定に保てるように積載トレイの昇降を制御している。
用紙積載装置の態様としては、例えば、複数の積載トレイが上下に昇降することで、1つの用紙排紙口から選択された積載トレイに用紙を積載する用紙積載装置が挙げられる。また、図8に示すように、画像形成装置200に接続され、昇降手段130により昇降する積載トレイ102を有する大容量の用紙を積載可能な大容量用紙積載部101を備えた用紙積載装置100も挙げられる。
この用紙積載装置100の用紙受入高検知手段120としては、例えば、積載トレイ102に積載された最上面の用紙上面の1箇所の高さを検知できるように、用紙の高さに応じて回動するフィラー102を設ける構成が知られている。フィラー121は、略L字状に形成されており、積載トレイ102の上方の用紙積載装置100の非可動部に、垂れ下げられるようにして、その折れ点を中心に回動可能に支持されている。略L字状の長辺は、折れ点から用紙搬送方向下流側に向け、上方斜めから最上面の用紙上面に接触するように、短辺は、排紙口112から排紙される用紙に干渉しないように、折れ点から用紙搬送方向上流側へ向け、下方に傾斜するように配置されている。また、略L字状の長辺の端部は用紙に傷を付けないよう上方に折り曲げられ、短辺の端部には透過型センサ122により変位を検出される被検出部が形成されている。
また、この用紙積載装置100では、高速な大量の排紙にも対応できるように用紙排紙口112と積載トレイ上の上記基準用紙受入高とに段差を設けている。そして、用紙受入高検知手段120の用紙搬送方向の検知位置と、排紙口112とを結ぶ線が緩かな傾斜となるように、排紙口112から多少離れた位置とされている。これは、搬送される用紙が、フィラー121の略L字状の長辺の傾斜に沿って、用紙搬送方向下流側に向かって下方に丸まるように変形し、その先端が積載トレイ102の上面、又は先行して積載された用紙の上面に突き当たらないようにするためである。そして、このフィラー121の変位を透過型センサ122等で検知している。このように構成された用紙積載装置100では、受入れる用紙Pがカールした場合に、用紙の積載異常等の不具合が発生することがある。
用紙の積載異常としては、最上面に積載された用紙の用紙搬送方向後端側の部分が、用紙受入高検知手段120で検知した高さよりも高くまでカールしている場合に、用紙排紙口112を塞いで発生するジャムや用紙の丸まり等が挙げられる。これは、最上面に積載された用紙の用紙搬送方向後端側の部分の下面、つまり、用紙排紙口112に近いカールした部分の下面に沿って、後続の用紙が潜り込むように搬送されるために発生してしまう。潜り込むように搬送された後続の用紙先端部は、通常よりも急な角度で積載トレイの上面、又は最上面に積載された用紙よりも先行して積載された用紙の上面に突き当たる。そして、突き当たった箇所を支点として丸まるように変形し、用紙丸まりが発生してしまう。また、1回の用紙の搬送で用紙丸まりが発生しなくとも、さらに後続の用紙が搬送されることで、用紙丸まりが発生することがある。潜り込むように搬送された後続の用紙先端部が、積載トレイの上面、又は最上面に積載された用紙よりも先行して積載された用紙の上面につかえるようにして、正規の積載位置まで到達できず、用紙が山形に変形することがある。そして、山形に変形した後続の用紙と、積載トレイの上面、又は最上面に積載された用紙よりも先行して積載された用紙の上面との間には空洞が生じる。この空洞が山形に変形した用紙の自重等により無くなる前に、さらに後続の用紙Pが、空洞が生じることで傾斜を持って山形に変形した用紙の上面に突き当り、ジャムや用紙丸まりが生じてしまうこととなる。
また、逆に、積載トレイの上面、又は最上面に積載された用紙の上面に、用紙排紙口112を介して積載される用紙の用紙搬送方向先端側の部分が、下方にカールしている場合に発生するジャムや用紙の丸まり等も挙げられる。これは、積載される用紙の下方にカールしている用紙先端部が、通常よりも急な角度で積載トレイの上面、又は先行して積載された用紙の上面に向け搬送されるために発生してしまう。通常よりも急な角度で搬送された用紙先端部は、積載トレイの上面、又は最上面に積載された用紙の上面に突き当たる。そして、突き当たった箇所を支点として丸まるように変形し、用紙丸まりが発生してしまう。また、1回の用紙の搬送で用紙丸まりが発生しなくとも、さらに後続の用紙が搬送されることで、用紙丸まりが発生することがある。通常よりも急な角度で搬送された用紙先端部が、積載トレイの上面、又は最上面に積載された用紙の上面につかえるようにして、正規の積載位置まで到達できず、用紙が山形に変形することがある。そして、山形に変形した用紙と、積載トレイの上面、又は最上面に積載された用紙の上面との間には空洞が生じる。この空洞が山形に変形した用紙の自重等により無くなる前に、さらに後続の用紙Pが、空洞が生じることで傾斜を持って山形に変形した用紙の上面に突き当り、ジャムや用紙丸まりが生じてしまうこととなる。
そして、従来の用紙積載装置では、このような用紙の積載異常が発生した場合であっても、積載異常を検知し、積載異常が発生した以降の用紙排紙の停止させる手段を設けていなかった。そのため、ジャムが発生して画像形成動作が自動停止したり、使用者が手動で画像形成動作を停止したりするまで、大量の用紙が丸まって積載されたり、排紙トレイから落下したりしていた。また、図8で示したような大容量の用紙積載部101を備えた用紙積載装置100では、図9に示すように積載された用紙に積載異常が発生した以降も、用紙積載部が満杯になるまで大量の丸まり用紙が積載されてしまっていた。
特許文献1には、積載された用紙の状態を検知し、用紙まるまり等の積載異常が発生した以降の用紙排紙の動作を停止させる、次のような構成が開示されている。特許文献1に記載の用紙積載装置は、複数の積載トレイ(排紙トレイ)が上下に昇降することで、1つの用紙排紙口から選択された積載トレイに用紙を積載(排出)するというものである。そして、用紙受入高検知手段(紙面検知センサー)とは別に、積載トレイに積載される用紙の状態を検知する用紙状態検知手段(排出状態検知手段)を設けている。また、この用紙状態検知手段の検知結果に基づき以降の用紙排紙の動作の続行・停止を制御する制御手段を備えている。また、積載トレイは用紙受入高検知手段の検知結果に基づき、昇降手段(上下モータ55)が制御され用紙受入高さを略一定に保つように構成されている。
特許文献1に記載の用紙状態検知手段は、距離センサを積載トレイの上方に設け、積載トレイに積載された最上面の用紙の略中央部1箇所までの高さ方向の距離を測定している。また、距離センサから最上面の用紙面までの距離は、正常に用紙積載が行われている場合には、用紙受入高検知手段の検知結果に基づき、昇降手段が用紙受入高さを略一定に保つよう積載トレイを昇降させていおり、略一定の距離となる。そして、この距離センサの値に基づいて積載された用紙の状態を検知している。具体的には、積載トレイ上の用紙に用紙丸まり等の積載異常が発生しているか否かを検知している。これは、積載異常が発生した場合には、この積載異常により生じた空洞により距離センサから最上面の用紙までの距離が、正常な場合よりも短くなり、距離センサの値が正常な場合の値と異なるので、積載異常を検知できるというものである。
また、続行・停止を制御する制御手段は、用紙状態検知手段の距離センサで測定した値と、正常な場合の距離センサの値との相違量が大きい状態が、所定時間以上継続した場合に用紙積載異常であると判断する。そして、以降の用紙積載に関わる動作、及び画像形成動作の停止する制御を行うというものである。
しかしながら、特許文献1に記載の用紙状態検知手段では、用紙の略中央部分での高さ方向の距離センサの値しか取得できず、用紙の略中央部分での用紙状態しか検知できない。すなわち、他の部分で発生した用紙丸まり等により生じた空洞による高さ方向の距離センサの値を検知することはできない。したがって、用紙状態検知手段が検知する用紙の略中央部分で、空洞が発生するまで、用紙積載異常と判断できず続行・停止を制御する制御手段が、以降の用紙積載に関わる動作、及び画像形成動作を停止することができない。そのため、他の部分で発生した空洞に起因して、ジャムが発生したり、略中央部分で空洞が発生するか使用者が手動で画像形成動作を停止するまで、大量の用紙が丸まり積載トレイから落下したりしていた。
また、複数の積載トレイが上下に昇降することで、1つの用紙排紙口から選択された積載トレイに用紙を積載する用紙積載装置では、用紙受入高検知手段を用紙排紙口近傍に設けて、排紙トレイの昇降を制御しているものが多い。また、積載トレイを上下動させる際に、用紙受入高検知手段は、積載された用紙束の用紙排紙口側の垂直な面の用紙の有・無を、用紙束の下方から上方に向かって検出して用紙が無いと検出した高さを用紙受入高さとして検知していることが多い。そのため、積載トレイを上下動させる際に、積載された用紙の一部が用紙排紙口側で上方にカールしている場合、カールにより生じた空洞の下部を形成する用紙の上面の高さを、用紙束の最上面の用紙の高さと誤検知してしまうことがある。そして、空洞の下部を形成する用紙の高さに基いて積載トレイの高さを制御するので、空洞の上部を形成するカールした用紙が用紙排紙口を塞いでしまい、ジャムや用紙丸まりが生じてしまっていた。
特許文献2には、カールした用紙が積載トレイ(スタックトレイ)に積載されている場合でも積載トレイの用紙受入高さを正確に検知する、次のような構成が開示されている。特許文献2に記載のシート処理装置では、用紙受入高検知手段のセンサで、積載トレイに積載された用紙の用紙排紙口側の用紙端の上部を検知した後、想定されるカール高さ以上積載トレイを下げて再度検知動作を行うように構成している。再度検知動作を行い、カールした用紙の用紙端上部をセンサで再検知した場合には、カールした用紙が有ると判断して、再検知した高さを積載トレイの用紙受入高さとして検知する。一方、カールした用紙の用紙端上部をセンサで再検知しない場合には、カールした用紙が無いと判断して、当初検知した高さを積載トレイの用紙受入高さとして検知する。そして、この検知結果に基づき、排紙トレイの高さを制御し、積載トレイに積載された用紙束が用紙排紙口を塞いでしまうことを防止するというものである。
しかし、特許文献2に記載のシート処理装置では、用紙受入高検知手段の用紙上面を検知するセンサはあっても、用紙排紙口近傍の用紙束の最上面を検知するのみであるため、他の部分で生じた用紙の丸まりは検知できない。つまり、他の部分で生じた用紙丸まりによる空洞を検知することはできない。そのため、積載された用紙に積載異常が発生した以降も、用紙積載部が満杯になるまで大量の丸まり用紙が積載されてしまう。
本発明は以上の問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、用紙の丸まりを検知し、丸まり用紙が検知されずに積載トレイが満杯になるまで、積載されるのを防止するこのとできる用紙積載装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の用紙積載装置の発明は、スタックされた用紙束を積載する積載トレイと、該積載トレイに積載される用紙束の最上面の用紙高さを検知する手段と、該積載トレイに積載される用紙束の最上面の用紙高さを略一定にするように該積載トレイを昇降させる昇降手段とを備えた用紙積載装置において、上記積載トレイの用紙積載面に平行な用紙束の断面上を、用紙搬送方向に垂直な方向に貫通する空洞を検知するセンサを有し、用紙束を貫通する空洞を、用紙丸まりが想定される用紙積載区間内の用紙搬送方向に沿った複数箇所で検知する空洞検知手段と、上記空洞検知手段の検知結果を取得し、用紙丸まりの有無を判定する用紙丸まり判定手段とを備え、用紙積載開始後、所定時間経過するまで上記空洞検知手段による検知を無効にし、所定時間経過後に、該空洞検知手段による検知を開始することを特徴とするものである。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の用紙積載装置において、用紙丸まり判定手段は、用紙丸まりが想定される用紙積載区間内の空洞検知手段の検知結果を取得し、空洞を検知した際には、空洞を検知したセンサにの出力区間が所定距離より長い場合に用紙丸まり有がると判定し、所定距離より短い場合に用紙丸まりが無いと判定することを特徴とするものである。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の用紙積載装置において、空洞検知手段のセンサとして、ラインセンサを用いたことを特徴とするものである。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1又は2に記載の用紙積載装置において、空洞検知手段のセンサとして、発光部と受光部を同期させ、用紙搬送方向に走査させるセンサを用いたことを特徴とするものである。
本発明では、空洞検知手段は、用紙丸まりが発生した場合に高い確率で生じる、積載トレイの用紙積載面に平行な用紙束の断面上を、用紙搬送方向に垂直な方向に貫通する空洞を検知できる。また、空洞検知手段は、用紙丸まりが想定される用紙積載区間内の用紙搬送方向に沿った複数箇所で検知できる。これらのことで、用紙積載範囲のいづれの箇所で用紙丸まりによる空洞が生じたとしても、従来よりも高い確率で検知できる。
さらに、用紙束を貫通した空洞を検知しているので、経時により無くなる程度の、用紙束を貫通していない小さい空洞を検知対象から排除できる。また、用紙積載が開始されると、用紙束の最上面の用紙高さを検知する手段で検知された高さに基づいて昇降手段により、積載トレイが最上面の用紙高さを略一定にするよう降下し、所定時間経後に空洞検知手段を有効にする。このことで、所定時間経過以降も用紙を積載する場合には、上方に後続の用紙を所定時間分積載した状態で空洞を検知でき、積載した後続の用紙の重量により無くなる程度の、カールや用紙波打ち等で生じた空洞も検知対象から排除できる。これらのことで、用紙丸まり判定手段の判定精度を、従来よりも高めることができる。
そして、このような空洞検知手段の検知出力の基づいて、用紙丸まり判定手段が、用紙丸まりが有ると判定した場合には、接続される画像形成装置、及び、用紙積載装置の動作を停止させる。よって、従来に比べ、高確率、かつ、高精度に用紙丸まりの有無を判定することができ、丸まり用紙が検知されずに積載トレイが満杯になるまで、積載されるのを防止することができる。
本発明は、スタックした用紙束に対して、用紙の丸まりにより発生する空洞を検知する手段により、積載トレイ上の用紙丸まりを検知することができる。このことで、用紙積載に係る装置の動作を停止させて、丸まり用紙が検知されずに積載トレイが満杯になるまで、積載されるのを防止することができる用紙積載装置を提供することができる。
本実施形態に係る用紙積載装置の要部の概略説明図。 本実施形態に係る用紙積載装置の所定時間経過前の説明図。 本実施形態に係る用紙積載装置の所定時間経過後の説明図。 用紙丸まりが無い時の空洞検知手段高さでの用紙束の状態、及びセンサ出力の説明図。 用紙丸まりが有る時の空洞検知手段高さでの用紙束の状態、及びセンサ出力の説明図。 実施例1に係る用紙丸まり判定手段のフロー図。 実施例2に係る用紙丸まり判定手段のフロー図。 従来の用紙積載装置の概略説明図。 従来の用紙積載装置での用紙丸まりが生じた時の写真。
本発明を画像形成装置である複写機に接続して用いられる用紙積載装置に適用した一実施形態について、以下に図を用いて説明する。
図1は、本実施形態に係る用紙積載装置の要部の概略説明図、図2は、本実施形態に係る用紙積載装置の所定時間経過前の説明図、図3は、本実施形態に係る用紙積載装置の所定時間経過後の説明図である。また、図4は、用紙丸まりが無い時の空洞検知手段高さでの用紙束の状態、及びセンサ出力の説明図、図5は、用紙丸まりが有る時の空洞検知手段高さでの用紙束の状態、及びセンサ出力の説明図である。そして、図6は、実施例1に係る用紙丸まり判定手段のフロー図、図7は、実施例2に係る用紙丸まり判定手段のフロー図である。
本実施形態に係る用紙積載装置100は、画像形成装置である複写機200に接続されて用いられるものである。図1に示すように、複写機200の用紙排紙口210と用紙積載装置100の用紙導入口110が連通するように接続され、画像形成済みの用紙の受け渡しが行われる。
用紙積載装置100は、画像形成済みのスタックされた用紙束を積載する用紙積載部として、その上部に設けられた用紙積載部105と、この装置内部に設けられた大容量用紙積載部101とを備えている。また、用紙積載部105に用紙を搬送する経路L1と、大容量用紙積載部101に用紙を搬送する経路L2と、これらの搬送経路L1,L2のいずれに用紙を搬送するか切り替える切替爪111を有した搬送路切替手段とを備えている。また、用紙積載装置100内の動作を制御し、各種センサ出力に基く各種判断等を行なうとともに、複写機200と各種制御信号等の通信を行なう図示していない制御部(以下、積載装置制御部という)も備えている。
積載装置制御部は、中央処理装置(CPU)、記憶装置(ROM、RAM)、スイッチ等からる。また、後述する各種センサ等の検知結果、及び複写機200の制御部からの各種制御信号等をRAMに記憶・更新し、ROMに保存された各種プログラムに基いた処理を行う。そして、複写機200の制御部からの制御信号や各種センサ等の検知結果に基いて用紙積載装置100の動作を制御したり、各種センサ等の検知結果や判断結果等の処理結果を信号化して複写機200の制御部へ送信する。
搬送経路L1,L2は、それぞれ用紙の搬送をガイドする複数のガイド板と、積載装置制御部により制御される複数の搬送ローラと、その経路上には、搬送される用紙の通過・非通過を検知する複数のセンサ(不図示)とを有している。このセンサにより、各搬送経路上での用紙の通過・非通過を検出し、積載装置制御部でジャム等の発生とその発生箇所を判定する。そして、積載装置制御部はジャム等が発生していると判定した場合には、この判定結果の信号と画像形成動作の停止信号とを複写機200の制御部に送信する。複写機200の制御部は、受信した信号に基づき、表示・操作部(不図示)にジャム等の不具合が発生した旨表示して利用者に通知するとともに、複写機200の画像形成動作、及び用紙積載装置100への用紙搬送動作を停止する。また、各搬送ローラの駆動モータや搬送路切替手段等の制御は、複写機200の制御部から積載装置制御部に、排紙する用紙に関する情報、排紙を行う用紙積載装置100の排紙口の指定情報等の信号が送信される。そして、積載装置制御部は、受信した信号に基づき、各搬送ローラの駆動モータや搬送路切替手段等の制御を行う。
用紙積載部105には、積載装置制御部の制御により、搬送路切替手段の切替爪111が搬送経路L1に用紙が搬送されるように切替られ、搬送された用紙Pが用紙排紙口113から排紙されて積載される。
大容量用紙積載部101には、図1に示すように、スタックされた用紙束を積載する積載トレイ102と、この積載トレイ102を昇降可能であって取り外し可能に保持する昇降手段130を備えている。また、大容量用紙積載部101内に搬送された用紙の用紙搬送方向Aの下流側端部を規制する移動可能な用紙止め部材114と、用紙束を積載した積載トレイ102を用紙積載装置から取り出すための積載トレイ用台車104も備えている。また、この積載トレイ用台車104を大容量用紙積載部101内から取り出し可能とするため、用紙搬送方向Aに平行な一端側の側面には開閉可能な扉(不図示)が設けられている。そして、積載された用紙束の最上面の用紙の用紙高さ、つまり、積載トレイの用紙受入れ高さを検知する用紙受入高検知手段120を備えている。さらに、積載トレイ102上に積載された用紙束の空洞を検知する空洞検知手段123と、この空洞検知手段123の検知結果に基づき用紙丸まりの有無を判定する用紙丸まり判定手段も備えている。
昇降手段130は、積載トレイ保持部材131と、回動することで積載トレイ保持部材131を昇降可能に支持する無端状のベルト132と、このベルト132を回動させる駆動ローラ133と、従動ローラ134とから構成されている。
積載トレイ保持部材131は、積載トレイ102の用紙搬送方向A上流側の端部の辺を下方から取り外し可能に保持する略L字状の断面をしている。また、積載トレイ131の用紙搬送方向Aに直交する長手方向の両端部には、それぞれ、無端状のベルト132と、このベルト132を回動させる駆動ローラ133と、従動ローラ134とを備えている。
ベルト132は、駆動ローラ133と対応する従動ローラ134とに張架され駆動ローラ133の回転にともない回動して、積載トレイ保持部材131を昇降させる。また、対向する駆動ローラ133は同一の回転軸に接合されており、一側端に無端ベルト等の伝達機構(不図示)を介して接続された駆動モータ(不図示)により回転駆動される。
そして、この昇降手段130は、積載トレイ102の用紙搬送方向Aの両端にそれぞれ設けられ、同一の駆動モータを伝達機構を介して駆動されている。このように昇降手段130を構成することで、積載トレイ102を平行に昇降させることができる。また、昇降手段の制御は、後述する用紙受入高検知手段120の透過型センサ122の検出結果に基づき、スタックされた用紙束の最上面の用紙の高さを基準用紙受入高で略一定に保てるように積載装置制御部により制御されている。
用紙止め部材114は、用紙搬送方向Aの用紙の長さに応じて、スタックされた用紙の端部の位置を規制して、用紙束の端部を揃えるものである。また、この用紙止め部材114は大容量用紙積載部101の上部に設けられており、複写機200からの用紙情報に基いた積載装置制御部の制御により用紙止め部材移動機構(不図示)が、複数種類の用紙サイズに対応した位置に移動する。
積載トレイ用台車104には、キャスター(車輪)が取り付けられており、積載された用紙束を積載トレイ102ごとその上部に積載し、用紙搬送方向Aに直交する方向に用紙積載装置100から取り出すことができるように構成されている。また、積載トレイ用台車104を取り出す際には、後述する扉(不図示)の開閉に連動、又は複写機200の表示・操作部からの利用者による操作を受けて、積載装置制御部により制御され、積載トレイ102が積載トレイ用台車104上に降下して取り出し可能な状態となる。
用紙受入高検知手段120は、大容量用紙積載部101の上部に設けられた回動するフィラー121と、このフィラー121の変位を検出する透過型センサ122とを有している。フィラー121は、略L字状に形成されており、大容量用紙積載部101上方の用紙積載装置100の非可動部に、垂れ下げられるようにして、その折れ点を中心に回動可能に支持されている。略L字状の長辺は、折れ点から用紙搬送方向下流側に向け、上方斜めから最上面の用紙上面に接触するように、短辺は、排紙口112から排紙される用紙に干渉しないように、折れ点から用紙搬送方向上流側へ向け、下方に傾斜するように配置されている。また、略L字状の長辺の短部は用紙に傷を付けないよう上方に折り曲げられ、短辺の端部には透過型センサ122により変位を検出される被検出部が形成されている。また、この用紙積載装置100では、高速な大量の排紙にも対応できるように用紙排紙口112と積載トレイ上の上記基準用紙受入高とに段差を設けている。そして、用紙受入高検知手段120の用紙搬送方向の検知位置と、排紙口112とを結ぶ線が緩かな傾斜となるように、排紙口112から多少離れた位置とされている。また、透過型センサ122は、用紙積載装置100の非可動部に固定されており、フィラー121の被検出部の変位を検出する。そして、用紙受入高検知手段120は、この検出結果に基づき、積載装置制御部が用紙受入高さに変換する処理を行い用紙受入高さとして検知するものである。
以下、本実施形態の用紙積載装置100の特徴部である、用紙束の空洞を検知する空洞検知手段123と、この空洞検知手段123の検知結果に基づき用紙丸まりの有無を判定する用紙丸まり判定手段について、実施例を挙げて説明する。
(実施例1)
まず、本実施形態の空洞検知手段123と、この空洞検知手段123の検知結果に基づき用紙丸まりの有無を判定する用紙丸まり判定手段の一つ目の例として、実施例1について、以下に説明する。
空洞検知手段123は、積載トレイ102の用紙積載面に平行な用紙束の断面上を、用紙搬送方向に垂直な方向に貫通する空洞を検知するためのセンサである、発光素子123aと受光素子123bを複数対有している。また、発光素子123aと受光素子123bとは、積載トレイ102上に積載された用紙束を用紙搬送方向Aに向かって左右から挟みこむような位置であって、基準用紙受入高よりもH1の距離だけ低い高さの筐体内壁面に複数対設けられている。そして、空洞検知手段123は、図4、5に示すように、用紙搬送方向Aに向かって左手側、つまり、用紙積載装置100の正面側に、発光素子123aを設け、対向する側に受光素子123bを設けている。
このように、発光素子123aと受光素子123bとを設けることで、発光素子123aと受光素子123bとの間であって、用紙搬送方向Aに垂直な方向に複数の光軸を作るように構成されている。また、空洞検知手段123は、用紙積載開始後、所定時間経過するまで検知動作を無効にし、所定時間経過後に検知動作を開始するよう構成されている。
用紙丸まり判定手段は、複写機200から受け渡された用紙サイズより想定される用紙積載区間T0の、空洞検知手段123の検知結果、つまり、受光素子123bのセンサ出力に基づき、積載装置制御部で用紙丸まりの有無を判定する。ここで、受光素子123bは光を検知した場合にHigh、光を検知しない場合にLOW出力を行うセンサとして以下説明する。図4に示すように、正常に用紙がスタックされ、想定される用紙積載区間T0で用紙部分P1により、複数の光軸が全て遮られている状態である場合に用紙丸まりが無いと判定する。つまり、用紙積載区間T0で、受光素子123bのセンサ出力が全てLOWの場合には用紙丸まりが無いと判定する。また、図5に示すように、積載異常が有り、用紙積載区間T0で用紙部分P2と用紙部分P3との間の光軸が遮られていない状態、つまり、受光素子123bのセンサ出力にHIGHの区間T3が有る場合には用紙丸まりが有ると判定する。そして、用紙丸まり判定手段は、用紙丸まりが有ると判定した際には、積載装置制御部の制御により、後続の用紙の用紙積載動作を停止する異常動作停止を行うとともに、複写機200の制御部に異常動作停止信号を送信するよう構成されている。
本実施例では、積載トレイ102の用紙積載面に平行であって、用紙搬送方向に垂直な方向に用紙束を貫通する空洞を用紙搬送方向に沿った複数箇所で検知する空洞検知手段123を備えている。また、用紙丸まり判定手段は、用紙丸まりが想定される用紙積載区間T0内の空洞の有無に基づいて、スタックされた用紙束の用紙丸まりの有無を判定している。そして、空洞検知手段123の発光素子123aと受光素子123bとで空洞を検知する位置で、用紙丸まりが発生した場合には、高い確率で用紙束を貫通する空洞が発生する。このことで、積載トレイ102上にスタックされた用紙束に用紙丸まりが発生していることを、従来よりも高確率に検知できる。
また、発光素子123aと受光素子123bを基準用紙受入高よりもH1の距離だけ低い高さに設けていることで、大容量の用紙積載装置におても、用紙丸まり判定手段の判定精度を高めることができる。以下に、その理由を説明する。用紙積載開始後の初期には、積載トレイ104に積載される用紙枚数も少なく、定着処理で加熱処理されることで生じたカールや用紙ズレ、用紙波打ち等により生じる比較的小さい空洞が発生することがある。このような空洞は、空洞を形成した用紙の上部に、後続の用紙が積載されることで増える重さや、自重によりしばらく経つと無くなってしまう場合が多い。そして、このような空洞の検知結果に基いて、用紙丸まりの判定を行なうと、不適切な判定となってしまい、不必要に用紙積載動作及び画像形成動作を停止してしまうこととなり、画像形成の生産性、ユーザの利便性を損なってしまう。そこで、本実施例では、後続の用紙が積載されることで無くなる程度の空洞に関しては検知しないように、空洞検知手段123をH1の距離だけ基準用紙受入高よりも低い高さに設けることで用紙丸まり判定手段の判定精度を高めている。すなわち、後続して積載される用紙の重量等でも無ならない空洞のみ、空洞検知手段123の高さに到達して用紙丸まり判定手段により、用紙丸まりと判定される。このように構成することで、従来よりも用紙丸まり判定手段の判定精度を高めることができる。
ここで、本実施例では、空洞検知手段123で、用紙束の空洞が検知できるようになる高さ、具体的には、基準用紙受入高よりもH1の距離だけ低い高さまに、積載される用紙枚数を、数枚ではなく、数十枚となるように、H1の距離を設定している。このことで、カールや用紙ズレ、用紙波打ち等により生じる比較的小さい空洞を無くすだけの重量を確保している。
また、この空洞検知手段123のセンサである発光素子123aと受光素子123bとを、用紙積載開始から所定時間経過するまで無効にし、用紙積載開始から所定時間経過した後に有効にしている。そして、用紙積載開始から、最上面の用紙高さを略一定にするように積載トレイ102を降下させながら積載トレイ102上に用紙をスタックしている。このことで、用紙積載開始から所定時間経過した以降の用紙丸まり、つまり、所定時間、上方に後続の用紙が積載された位置での空洞を検知できる。そして、積載された後続の用紙の自重等により、無くなる空洞を排除することができ、従来よりも用紙丸まり判定手段の判定精度を高めることもできる。また、積載トレイ102の用紙積載面から検知できるように、空洞検知手段123を基準用紙受入高よりもH1の距離だけ低く設けており、図2で示すように、用紙束が検知可能な高さまで降下するまで、空洞検知手段123を有効にする必要がない。また、用紙束が検知する高さに達するまでは、空洞検知手段123で作られる光軸も積載トレイ102と重なっているので、用紙束による光遮断を検知することもできない。また、用紙積載開始から所定時間経過するまで無効にしていることで、発光素子123aと受光素子123bの不要な駆動を省け、省電力化にも貢献することができる。また、用紙が積載されて用紙束が検知する高さに達するまで時間は、用紙サイズ・用紙種別・用紙厚・複写機200での処理等によっても異なるとともに変動する。したがって、この所定時間を、用紙束が空洞検知手段123の検知可能な高さに達した際に、確実に空洞検知動作を開始しているように余裕をもって設定することが望ましい。また、この所定時間を一定時間に固定的に設定せず、用紙サイズ・用紙種別・用紙厚・複写機での処理等の情報に基づき積載装置制御部で算出する可変可能な時間としてもよい。
このように、用紙丸まり判定手段で、用紙丸まりが有ると判定した場合には、接続される画像形成装置、及び、用紙積載装置100の動作を停止させる。よって、確実、かつ、精度よく用紙丸まりの有無を判定することができ、丸まり用紙が検知されずに積載トレイが満杯になるまで、積載されるのを防止することができる。また、用紙丸まり判定手段の判定精度を高めることで、不必要に用紙積載動作及び画像形成動作を停止してしまうことを回避でき、画像形成の生産性、ユーザの利便性を高めることができる。
次に、空洞検知手段123と、用紙丸まり判定手段の動作について、図6の用紙丸まり判定手段のフロー図を用いて、以下により詳しく説明する。
複写機200で画像形成が開始されると、まず、複写機200の制御部から、積載装置制御部に排紙する用紙の情報(用紙サイズ・用紙種別・用紙厚等・画像形成枚数)と用紙積載装置100からの排紙先に関する信号が送信される。排紙先が大容量用紙積載部101であった場合には、積載装置制御部の制御により、搬送路切替手段の切替爪111が搬送経路L1に用紙Pが搬送されるように切替られて積載トレイ102上への用紙の積載が開始される(S101)。用紙Pが積載されるにつれ、用紙受入高検知手段120の検知結果に基く積載装置制御部の制御により、昇降手段130が下降して用紙束の最上面の用紙の高さを基準用紙受入高で略一定に保てるよう積載トレイ102が下がっていく。ここで、用紙積載を開始して所定時間経過するまでは、空洞検知手段123を無効にし(S102)、所定時間経過した後に、空洞検知手段123の空洞検知を開始する(S103)。この空洞検知手段123を無効にしている間にも用紙は積載されてゆき、積載トレイ102上には用紙が数十枚積載され、積載トレイ102が空洞検知手段123で空洞を検知可能な高さまで降下する。
そして、用紙丸まり判定手段は、用紙サイズより想定される用紙積載区間T0の、空洞検知手段123の検知結果、つまり、受光素子123bのセンサ出力に基づき、センサ出力でHIGHの部分の有無を判定する(S104)。
用紙丸まりが無しと判定した場合、つまり、用紙積載区間T0のセンサ出力が全てLOWの場合には、設定枚数(画像形成枚数)分の用紙積載が終了しているか否かの判断をに移行する(S105)。設定枚数終了していない場合には、空洞検知開始(S103)に戻り、設定枚数が終了するまで、設定枚数分の用紙積載が終了しているか否かの判断(S105)と空洞検知開始(S103)を繰り返し実施する。また、設定枚数終了している場合には、複写機200の制御部への用紙積載終了信号の送信等の用紙積載終了の処理を実施する(S106)。
一方、用紙丸まりが有ると判定した場合、つまり、センサ出力にHIGHの部分が有る場合には、用紙丸まり有りとの判断を確定する(S107)。そして、積載装置制御部の制御により、後続する用紙の用紙積載動作を停止する異常動作停止を行うとともに、複写機200の制御部に異常動作停止信号を送信する(S108)。
(実施例2)
次に、本実施形態の空洞検知手段123と、この空洞検知手段123の検知結果に基づき用紙丸まりの有無を判定する用紙丸まり判定手段の二つ目の例として、実施例2について、以下に説明する。上述した実施例1と本実施例とは、用紙丸まり判定手段の判定方法が異なるだけで、基本的な構成・動作は同様であるので、共通する構成・動作についての説明は、適宜、省略して説明する。
実施例1に記載した構成では、上述したように、空洞検知手段123による検知位置(高さ)に到達するまでに、後続の用紙が積載されることで増える重さや、自重によりしばらく経つと無くなってしまう空洞については検知しない。しかし、用紙波打ちによる小さな空洞が、空洞検知手段123の検知高さに達した以降も、用紙の所々に残っている場合がある。そして、この用紙波打ちによる小さな空洞が、実際の利用に当って許容できる程度のものである場合も多い。しかしながら、このような実際の利用に当って許容できる程度の用紙波打ちによる空洞と、用紙丸まりによる空洞とを、区別することは困難であった。
そして、実際の利用に当って許容できる程度の用紙波打ち(以下、許容可能用紙波打という)による空洞を、用紙丸まりにより生じた空洞として検知してしまい、用紙丸まりが有ると判定してしまうことがある。このような判定を行なうと、本来停止する必要のない、後続の用紙の用紙積載動作と画像形成動作が停止されてしまい、画像形成の生産性、ユーザの利便性を損なってしまう。
そこで、本実施例では、許容可能用紙波打により生じる空洞と、用紙丸まりにより生じた空洞とを、区別することを可能とする用紙丸まり判定手段を提供するものである。
本実施例の用紙丸まり判定手段では、許容可能用紙波打により生じる空洞と、用紙丸まりにより生じる空洞とを区別するために、空洞を検知した区間の距離が所定距離よりも長いか否かに基いて、用紙丸まりの有無を判定する。例えば、本実施例における受光素子123bのセンサ出力がHIGHの区間T3の距離が、30mmよりも長い場合に、用紙丸まりが有るとの判定を行ない、30mm以下である場合には、用紙丸まりが有るとの判定をおこなう。このように、受光素子123bのセンサ出力がHIGHの区間T3の距離を規定することで、許容可能用紙波打により生じる空洞を、用紙丸まり判定手段の判断に用いる検知結果から排除することができる。言い換えると、誤判定の原因となるノイズを排除することができる。このことで、許容可能用紙波打により生じる空洞と、用紙丸まりにより生じた空洞とを、適切に区別することが可能となる。また、用紙丸まり判定手段の判定精度をさらに高めることで、不必要に用紙積載動作及び画像形成動作を停止してしまうことを適切に回避でき、画像形成の生産性、ユーザの利便性をさらに高めることができる。
次に、空洞検知手段123と、用紙丸まり判定手段の動作について、図7の用紙丸まり判定手段のフロー図を用いて、以下により詳しく説明する。ここで、実施例1の説明に用いた図6と同一の動作には、同一の符号を用いるとともに、その説明について適宜省略して説明する。
本実施例は上述したように、用紙丸まり判定手段において、用紙丸まり有りとの判定を行う場合のセンサ出力がHIGHの区間T3の距離を規定している点のみが異なる。具体的には、複写機200から受け渡された用紙サイズより想定される用紙積載区間T0の、空洞検知手段123の検知結果、つまり、受光素子123bのセンサ出力に基づき、センサ出力がHIGHの部分の有無を判定(S104)した以降の動作が異なる。
センサ出力にHIGHの部分が無いと判定した場合、つまり、用紙積載区間T0のセンサ出力が全てLOWの場合には、実施例1のフローと同様に、設定枚数(画像形成枚数)分の用紙積載が終了しているか否かの判断をに移行する(S105)。設定枚数終了していない場合には、空洞検知開始(S103)に戻り、設定枚数が終了するまで、設定枚数分の用紙積載が終了しているか否かの判断(S105)と空洞検知開始(S103)を繰り返し実施する。また、設定枚数終了している場合には、複写機200の制御部への用紙積載終了信号の送信等の用紙積載終了の処理を実施する(S106)。
一方、センサ出力にHIGHの部分が有ると判定した場合、つまり、センサ出力にHIGHの部分が有る場合には、HIGHの部分の距離が30mmよりも長いか否かの判断を行う(S201)。そして、HIGHの部分の距離が30mmを越える場合は、用紙丸まり有りと確定する(S107)。そして、積載装置制御部の制御により、後続する用紙の用紙積載動作を停止する異常動作停止を行うとともに、複写機200の制御部に異常動作停止信号を送信する(S108)。また、HIGHの部分の距離が30mm以下の場合は、センサ出力にHIGHの部分が無いと判定した場合と同様に、設定枚数(画像形成枚数)分の用紙積載が終了しているか否かの判断に移行する(S105)。そして、設定枚数終了していない場合には、空洞検知開始(S103)に戻り、設定枚数が終了するまで、設定枚数分の用紙積載が終了しているか否かの判断(S105)と空洞検知開始(S103)を繰り返し実施する。また、設定枚数終了している場合には、複写機200の制御部への用紙積載終了信号の送信等の用紙積載終了の処理を実施する(S106)。
また、本実施例では空洞を検知した区間の距離が所定距離よりも長いか否かに基いて判断する、所定距離を30mmという一定距離としたが、大容量用紙積載部101に積載される用紙の種別・紙厚等により、可変する構成としても良い。
(実施例3)
次に、本実施形態の空洞検知手段123と、この空洞検知手段123の検知結果に基づき用紙丸まりの有無を判定する用紙丸まり判定手段の三つ目の例として、以下に実施例3について説明する。上述した実施例1、2と本実施例とは、空洞検知手段123が異なるだけで、基本的な構成・動作は同様であるので、共通する構成・動作についての説明は、適宜、省略して説明する。
本実施例の空洞検知手段123では、実施例1、2の発光素子123aと受光素子123bを複数対有する構成に代え、発行部(発光素子123a)と受光部(受光素子123b)とから構成されたラインセンサを1対用いる。
ラインセンサを用いることで、走査型のセンサのように、発光部に発光素子123a、受光部に受光素子123bを設けて、用紙搬送方向Aに垂直な光軸を作るように配置して、用紙搬送方向Aに沿って走査させるための駆動機構を設置する必要が無くなる。このことで、部品点数を少ないくでき、省スペース化が図ることができる。また、実施例1、2のように発光素子123aと受光素子123bを複数対設けて、その配線、設置、調整、及び使用開始後のメインテナンスを複数対分行なう必要がなくなる。よって、組み付け時の作業性、使用開始後のメインテナンス性を高めることができる。
また、本実施例では、発行部と受光部とを対向する位置に設けるラインセンサを用いたが、これに限定されるものではない。例えば、発光部と受光部を同一のラインセンサ上に設けたものを用いて、対向する位置に光軸を発光部から受光部へ形成するための反射部材を設けても良い。要は、積載トレイの用紙積載面に平行であって、用紙搬送方向に垂直な方向に用紙束を貫通する空洞を検知できるラインセンサであれば良い。
(実施例4)
次に、本実施形態の空洞検知手段123と、この空洞検知手段123の検知結果に基づき用紙丸まりの有無を判定する用紙丸まり判定手段の三つ目の例として、以下に実施例3について説明する。上述した実施例1、2と本実施例とは、空洞検知手段123が異なるだけで、基本的な構成・動作は同様であるので、共通する構成・動作についての説明は、適宜、省略して説明する。
本実施例の空洞検知手段123では、実施例1、2の発光素子123aと受光素子123bを複数対有する構成に代え、発光部に発光素子123a、受光部に受光素子123bを有した走査型のセンサを用いる。
発光部に発光部123a、受光部に受光部123bを設けて対向配置し、同期させて用紙搬送方向Aに走査させる走査型センサを用いることで、例えば、ラインセンサ等の高価なセンサを用いることなく、用紙搬送方向Aに垂直な用紙束の空洞を検知できる。このことで、空洞検知手段123の低コスト化が図ることができる。
また、本実施形態の用紙積載装置100では、空洞検知手段123の発光素子123aと受光素子123bとを、いずれも、筐体内壁面に設けるよう構成したが、このような構成に限定されるものではない。空洞検知手段123を動作させる際に、正常に光軸が作れる構成であればよく、例えば、装置正面側に設けた扉に、発光素子123aと受光素子123bのいずれかを設けても良い。但し、可動部にセンサを設けると、その精度を高精度に維持するのにコストを要する場合が多いため、他の機能や利便性を考慮して総合的に判断することが望まれる。
以上、本実施形態の用紙積載装置100では、空洞検知手段123は、用紙丸まりが発生した場合に高い確率で生じる、積載トレイ102の用紙積載面に平行な用紙束の断面上を、用紙搬送方向に垂直な方向に貫通する空洞を検知できる。また、空洞検知手段123は、用紙丸まりが想定される用紙積載区間T0内の用紙搬送方向に沿った複数箇所で検知できる。これらのことで、用紙積載範囲のいづれの箇所で用紙丸まりによる空洞が生じたとしても、従来よりも高い確率で検知できる。さらに、用紙束を貫通した空洞を検知しているので、経時により無くなる程度の、用紙束を貫通していない小さい空洞を検知対象から排除できる。また、用紙積載が開始されると、用紙受入高検知手段120で検知された高さに基づいて昇降手段130により、積載トレイ102が最上面の用紙高さを略一定にするよう降下し、所定時間経後に空洞検知手段123を有効にする。このことで、所定時間経過以降も用紙を積載する場合には、上方に後続の用紙を所定時間分積載した状態で空洞を検知でき、積載した後続の用紙の重量により無くなる程度の、カールや用紙波打ち等で生じた空洞も検知対象から排除できる。これらのことで、用紙丸まり判定手段の判定精度を、従来よりも高めることができる。そして、このような空洞検知手段123の用紙積載区間T0内の検知出力の基づいて、用紙丸まり判定手段が、用紙丸まりが有ると判定した場合には、積載装置制御部の制御により、用紙積載装置100の動作を停止させる。また、複写機200の制御部にも、異常動作停止信号を送信して接続されている複写機200の動作を停止させる。よって、従来に比べ、高確率、かつ、高精度に用紙丸まりの有無を判定することができ、丸まり用紙が検知されずに積載トレイ102が満杯になるまで、積載されるのを防止することができる。
また、本実施形態の用紙積載装置100では、空洞検知手段123により空洞を検知した区間の距離が所定距離よりも長いか否かに基いて、用紙丸まり判定手段により、用紙丸まりを判定することもできる。このことで、実際の利用に当って許容できる程度の用紙波打ちにより用紙の所々に生じた小さな空洞を、空洞の距離を規定することで、用紙丸まり判定手段の判断に用いる検知結果から排除することができる。よって、許容可能用紙波打により生じる空洞と、用紙丸まりにより生じた空洞とを、区別することが可能となる。
また、本実施形態の用紙積載装置100では、空洞検知手段123にラインセンサを用いることもできる。このことで、走査型のセンサのように、発光部に発光素子123a、受光部に受光素子123bを設けて、用紙搬送方向Aに垂直な光軸を作るように配置して、用紙搬送方向Aに沿って走査させるための駆動機構を設置する必要が無くなる。よって、部品点数を少ないくでき、省スペース化が図ることができる。また、空洞検知手段123に発光素子123aと受光素子123bを複数対設けて、その配線、設置、調整、及び使用開始後のメインテナンスを複数対分行なう必要がなくなる。よって、組み付け時の作業性、使用開始後のメインテナンス性を高めることができる。
また、本実施形態の用紙積載装置100では、空洞検知手段123に発光部に発光部123a、受光部に受光部123bを設けて対向配置し、同期させて用紙搬送方向Aに走査させる走査型センサを用いることもできる。空洞検知手段123に走査型のセンサを用いることで、例えば、ラインセンサ等の高価なセンサを用いることなく、用紙搬送方向に沿って複数箇所の用紙束を貫通した空洞を検知できる。よって、空洞検知手段123の低コスト化が図ることができる。
100 用紙積載装置
101 大容量用紙積載部
102 積載トレイ
103 排出ローラ対
104 積載トレイ用台車
105 用紙積載部
106 大容量用紙積載部の一端側の側面に設けた扉
110 用紙積載装置の用紙導入口
111 切替爪
112 大容量用紙積載部の用紙排紙口
113 用紙積載部の用紙排紙口
114 大容量用紙積載部の用紙止め部材
120 用紙受入高検知手段
121 用紙受入高検知手段のフィラー
122 用紙受入高検知手段の透過型センサ
123 空洞検知手段
123a 空洞検知手段の発光素子
123b 空洞検知手段の受光素子
130 昇降手段
131 積載トレイ保持部材
132 積載トレイ昇降手段のベルト対
133 積載トレイ昇降手段の駆動ローラ
134 積載トレイ昇降手段の従動ローラ
200 複写機
210 用紙排紙口
A 用紙搬送方向
B 積載トレイ昇降方向
L1,L2 用紙搬送路
P 用紙
P1,P2,P3 用紙部分
T(T0,T1,T2,T3) 空洞検知手段で検知する用紙積載区間
特開2003−026370号公報 特開2005−053606号公報

Claims (4)

  1. スタックされた用紙束を積載する積載トレイと、該積載トレイに積載される用紙束の最上面の用紙高さを検知する手段と、該積載トレイに積載される用紙束の最上面の用紙高さを略一定にするように該積載トレイを昇降させる昇降手段とを備えた用紙積載装置において、
    上記積載トレイの用紙積載面に平行な用紙束の断面上を、用紙搬送方向に垂直な方向に貫通する空洞を検知するセンサを有し、用紙束を貫通する空洞を、用紙丸まりが想定される用紙積載区間内の用紙搬送方向に沿った複数箇所で検知する空洞検知手段と、
    上記空洞検知手段の検知結果を取得し、用紙丸まりの有無を判定する用紙丸まり判定手段とを備え、
    用紙積載開始後、所定時間経過するまで上記空洞検知手段による検知を無効にし、所定時間経過後に、該空洞検知手段による検知を開始することを特徴とする用紙積載装置。
  2. 請求項1に記載の用紙積載装置において、
    用紙丸まり判定手段は、用紙丸まりが想定される用紙積載区間内の空洞検知手段の検知結果を取得し、空洞を検知した際には、空洞を検知したセンサにの出力区間が所定距離より長い場合に用紙丸まり有がると判定し、所定距離より短い場合に用紙丸まりが無いと判定することを特徴とする用紙積載装置。
  3. 請求項1又は2に記載の用紙積載装置において、
    空洞検知手段のセンサとして、ラインセンサを用いたことを特徴とする用紙積載装置。
  4. 請求項1又は2に記載の用紙積載装置において、
    空洞検知手段のセンサとして、発光部と受光部を同期させ、用紙搬送方向に走査させるセンサを用いたことを特徴とする用紙積載装置。
JP2010160293A 2010-07-15 2010-07-15 用紙積載装置 Expired - Fee Related JP5605690B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010160293A JP5605690B2 (ja) 2010-07-15 2010-07-15 用紙積載装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010160293A JP5605690B2 (ja) 2010-07-15 2010-07-15 用紙積載装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012020840A true JP2012020840A (ja) 2012-02-02
JP5605690B2 JP5605690B2 (ja) 2014-10-15

Family

ID=45775437

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010160293A Expired - Fee Related JP5605690B2 (ja) 2010-07-15 2010-07-15 用紙積載装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5605690B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110155786A (zh) * 2019-06-18 2019-08-23 四川卡库机器人科技有限公司 一种用于片状物料的缓降接收机构及方法
US20230159298A1 (en) * 2021-11-23 2023-05-25 Canon Production Printing Holding B.V. Sheet stacker with sheet flipping confirmation

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59138561A (ja) * 1983-01-21 1984-08-09 Fujitsu Ltd 折り畳み状態検知方式
JPS643747U (ja) * 1987-06-24 1989-01-11
JP2002037525A (ja) * 2000-07-27 2002-02-06 Asahi Optical Co Ltd ペーパースタッカー
JP2003026370A (ja) * 2001-07-12 2003-01-29 Ricoh Co Ltd 用紙積載装置・画像形成装置
JP2009102154A (ja) * 2007-10-25 2009-05-14 Fuji Xerox Co Ltd 記録材積載装置、画像形成システム、制御装置、およびプログラム

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59138561A (ja) * 1983-01-21 1984-08-09 Fujitsu Ltd 折り畳み状態検知方式
JPS643747U (ja) * 1987-06-24 1989-01-11
JP2002037525A (ja) * 2000-07-27 2002-02-06 Asahi Optical Co Ltd ペーパースタッカー
JP2003026370A (ja) * 2001-07-12 2003-01-29 Ricoh Co Ltd 用紙積載装置・画像形成装置
JP2009102154A (ja) * 2007-10-25 2009-05-14 Fuji Xerox Co Ltd 記録材積載装置、画像形成システム、制御装置、およびプログラム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110155786A (zh) * 2019-06-18 2019-08-23 四川卡库机器人科技有限公司 一种用于片状物料的缓降接收机构及方法
US20230159298A1 (en) * 2021-11-23 2023-05-25 Canon Production Printing Holding B.V. Sheet stacker with sheet flipping confirmation
US11891262B2 (en) * 2021-11-23 2024-02-06 Canon Production Printing Holding B.V. Sheet stacker with sheet flipping confirmation

Also Published As

Publication number Publication date
JP5605690B2 (ja) 2014-10-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5321146B2 (ja) 原稿送り装置及び画像形成装置
JP6355393B2 (ja) シート給送装置及び画像形成装置
JP4323735B2 (ja) シート処理装置及び該装置を備える画像形成システム
JP6360307B2 (ja) シート給送装置、原稿給送装置、画像読取装置
US8585052B2 (en) Image forming apparatus
JP2016222447A (ja) シート給送装置及び画像形成装置
JP2007276890A (ja) シート給送装置及び画像形成装置
JP6443386B2 (ja) 用紙排出装置および画像形成装置
JP2009044449A (ja) 自動原稿搬送装置、画像形成装置
JP6082290B2 (ja) 媒体供給装置
JP5605690B2 (ja) 用紙積載装置
JP6566781B2 (ja) シート処理装置及び画像形成システム
JP2012126491A (ja) 用紙積載装置、及びこれを備えた画像形成装置
JP5089346B2 (ja) シート積載装置及び画像形成装置
JP2006213492A (ja) シート積載装置および画像形成装置
JP2016060634A (ja) シート給送装置及び画像形成装置
JP4793152B2 (ja) シート搬送機構及び画像形成装置
JP4145559B2 (ja) シート後処理装置
JP4675817B2 (ja) 自動用紙搬送装置、画像読取装置および画像形成装置
JP2005138973A (ja) シート積載装置及び画像形成装置
JP2013142011A (ja) シート積載装置、及び画像形成装置
JP5494909B2 (ja) 用紙積載装置および画像形成装置
JP5171526B2 (ja) 画像形成装置
JP2017019606A (ja) 給送装置及びその制御方法、画像読取装置、画像形成装置、並びにプログラム
JP2007076833A (ja) シート積載装置および画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130523

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140213

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140221

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140325

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140801

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140814

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5605690

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees