JP2008062973A - チューブ容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】キャップ部材の位置決めをより確実に行うことのできるチューブ容器を提供する。
【解決手段】本発明のチューブ容器1は、チューブ部材14と、開閉可能なキャップ部材10とを有している。キャップ部材10は、雌ネジ部28が形成された固定部11と、開閉可能な蓋部12とが設けられている。
チューブ部材14は、雄ネジ部40が形成される根元側筒状部52と、根元側筒状部52よりも先端側に位置する先端側筒状部55とを有している。そして、先端側筒状部55には、根元側筒状部52よりも外径が小さい部分を有し、この部分の外側には第1当接部46が形成されている。一方、キャップ部材10には第1当接部46に対応する位置に第2当接部47が形成され、キャップ部材10を取り付ける際には、第2当接部47がチューブ部材10の第1当接部46に当接して、所定の位置での位置決めを行うことが可能である。
【選択図】図7

Description

本発明は、絵の具などの流動性のあるものを収納することができるチューブ容器に関するものである。
従来より、絵の具などの流動性のある商品などの収納物を収納するために、チューブ容器が用いられている。チューブ容器は変形可能な材質によって内部空間が形成されるものであり、少なくとも一方に開口部分が設けられ、この開口部分には蓋が設けられている。
収容物が保管時に漏れると、周りを汚したり、漏れた分が使用できなくなるので、容器に蓋をして閉じた状態で保管する。特に、揮発成分を含む収納物の場合には、乾燥を防ぐため、保管時には蓋によって気密状態を確保するように密閉される。また、収納物を使用する場合にはチューブから収納物を出すが、この作業はチューブを摘んで収納物を押し出すようにして行われる。
チューブから収納物を出す場合、蓋を取り外すか、開閉可能なキャップ部材をチューブに固定して開いた状態で行われる。
開閉可能なキャップ部材を用いてチューブに固定する場合、チューブの開口付近に雄ネジを形成し、キャップ部材の筒状の部分の内側に雌ネジを形成して、この雄ネジと雌ネジとを用いて行う方法がある。
このキャップ部材にはチューブに固定する固定部と、固定部に対して回動する蓋部とが設けられ、固定部にはチューブ内部とつながる開口を有し、開状態では前記開口が露出してチューブ内部の収納物を出すことができ、閉状態では前記開口を封鎖して密閉することができる構造となっている。
上記のようなネジを用いてキャップ部材を取り付ける方法では、キャップ部材の閉め方が違うと、キャップ部材とチューブとの位置関係がそれぞれの容器の間で変わるおそれがある。特に、機械などを用いて行う場合に、位置合わせが難しく安定しにくい。
キャップ部材とチューブとの位置関係が安定しないと、キャップ部材とチューブとの回転位置の相対関係がばらつくことになる。
収納物を出す場合、キャップ部材の蓋部が邪魔にならないように、蓋部の根元が上側となるような状態で行われるが、チューブの摘んで押しやすい方向と蓋部の位置が合わないと、収納物が出しにくくなる。
また、収納物が絵の具などの場合には、複数の色のものをセットにして入れられることがあるが、これらの間で、キャップ部材の方向とチューブの方向が一致していないと箱に収納しにくく、見栄えも悪くなってしまう。
そして、特許文献1などには、容器の雄ネジ部の根元付近と、キャップ部材に対応する位置に突起などによる当接部を設けることにより、キャップ部材の取り付けの際に位置決めを行う技術が開示されている。
特開2002−145290号公報
特許文献1などの構造の場合、キャップ部材側の当接部は、キャップ部材の筒状部分の縁の先に形成されるので、厚み方向に変形しやすい。また、取り付け作業の際にはチューブを掴むことになるが、その際に、当接部分が内側に移動するおそれがある。
そのため、位置決めを行う際にかかる力が大きくなった場合などに、厚み方向(径方向)に当接部がずれやすく、位置決めを行う所定の位置を超え、位置決めを失敗してしまうおそれがあった。
さらに、これらの当接部は見える位置に形成されるので、デザイン上の問題となる場合がある。
また、チューブ自体の材質は、摘んで押すことにより変形させることのできる程度の軟らかさが必要であるので、チューブ側に設けられる当接部自体が軟らかくなる。そのため、チューブ容器でこのような位置決めを行う場合には当接部の変形などが発生しやすく、位置決めが失敗してしまうおそれがさらに大きくなる。
そこで、このような軟らかい材質を用いた場合であっても、より位置決めを確実にすることができるような構造にすることが望ましい。
そこで、本発明は、キャップ部材の位置決めをより確実に行うことのできるチューブ容器を提供することを課題とする。
上記した目的を達成するための請求項1に記載の発明は、チューブ開口と内部空間を有するチューブ部材と、前記チューブ開口を覆うようにチューブ部材に取り付けて、内部空間内の収納物を出すことのできる開状態と、内部空間内の収納物の漏洩を阻止することのできる閉状態とすることによって開閉可能なキャップ部材とを有し、チューブ部材は、雄ネジ部が形成される根元側筒状部と、根元側筒状部よりも先端側に位置する先端側筒状部とを有して、先端側筒状部の先端側がチューブ開口となるものであり、キャップ部材は雌ネジ部及び吐出用開口が形成された固定部と、前記吐出用開口の開閉を行うことができる蓋部とが設けられており、雄ネジ部と雌ネジ部とによってキャップ部材をチューブ部材に取り付けることができるものであり、チューブ部材の先端側筒状部は、根元側筒状部よりも外径が小さい部分を有するものであって、当該部分の外側には第1当接部が形成されており、キャップ部材の雌ネジ部よりも吐出用開口側であって取り付け状態で第1当接部に対応する位置には第2当接部が形成されており、キャップ部材を取り付ける際には、キャップ部材の第2当接部がチューブ部材の第1当接部に当接して、所定の位置での位置決めを行うことが可能であることを特徴とするチューブ容器である。
請求項1に記載の発明によれば、雄ネジ部が形成されている根元側筒状部よりも先端側の先端側筒状部に、根元側筒状部よりも外径が小さい部分を有しており、当該部分の外側に第1当接部が形成され、キャップ部材の雌ネジ部よりも吐出用開口側であって取り付け状態で第1当接部に対応する位置には第2当接部が形成されており、キャップ部材を取り付ける際には、キャップ部材の第2当接部がチューブ部材の第1当接部に当接して、所定の位置での位置決めをより確実に行うことが可能となる。
請求項2に記載の発明は、チューブ部材はブロー成形によって成形されたものであって内部空間を形成する本体部を有し、第1当接部が形成される部分の先端側筒状部の厚みは、本体部の厚みよりも厚くなっていることを特徴とする請求項1に記載のチューブ容器である。
請求項2に記載の発明によれば、チューブ部材はブロー成形によって成形されたものであって、第1当接部が形成される部分の先端側筒状部の厚みは、内部空間を形成する本体部の厚みよりも厚くなっているので、位置決めの際に第1当接部に作用する力が大きくなった場合でも剛性が高く変形しにくい。
また、チューブ部材は細長い形状であり、チューブ開口は、チューブ部材の一方の端部に設けることができる(請求項3)。
請求項4に記載の発明は、チューブ部材の先端側筒状部には、先端に向かって縮径する縮径部が設けられ、第1当接部は、前記縮径部に設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のチューブ容器である。
請求項4に記載の発明によれば、先端側筒状部は、先端に向かって縮径する縮径部が設けられて、第1当接部は前記縮径部に設けられているので、取り付けの際に、第1当接部と第2当接部とが互いに軸方向に近づいて、軸方向に押しつける力が作用するので、より位置決めが確実になる。
請求項5に記載の発明は、第1当接部は2ヵ所形成されており、チューブ開口を挟むように配置されており、第2当接部は第1当接部に対応する位置に2ヵ所に設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のチューブ容器である。
請求項5に記載の発明によれば、第1当接部はチューブ開口を挟むように2ヵ所に配置されているので、位置決めの際に大きな力が働いた場合にもバランスがよい。
また、固定部と蓋部との間にヒンジ部を形成し、ヒンジ部によって蓋部を回動させて蓋部の開閉を行うようにすることができる(請求項6)。
チューブ部材はキャップ部材よりも軟らかい材質であってもよい(請求項7)。
本発明のチューブ容器によれば、キャップ部材の位置決めを確実に行うことができる。
本発明の第1の実施形態におけるチューブ容器1は、図1に示されるように、キャップ部材10とチューブ部材14とを有している。キャップ部材10は、開閉可能であって、チューブ部材14に取り付けられて使用されるものである。そして、図1に示すような開状態にして、チューブ部材14を摘んで押すことによりチューブ部材14の本体部53の内部空間に充填された収納物91を出すことができ、また、閉状態にしてチューブ容器1内を密閉状態にすることができる。
なお、収納物91は、流動性のある液体乃至半固体状のものであり、具体例としては絵の具などである。
図1、図7に示されるように、チューブ部材14の本体部53は細長い容器であり、長さ方向の位置によって断面形状が異なっている部分を有するものである。具体的には、チューブ開口43側は断面が円形状であり、また、チューブ開口43とは反対側の断面は一方の方向に細長い形状である。そして、本体部53のチューブ開口43とは反対側の端部付近には、傾斜面50が表裏の2ヵ所に形成されている。したがって、2ヵ所の傾斜面50が対向する方向であって傾斜面50を挟むような方向、さらに言い換えると、断面形状の幅が短い側を圧縮する方向に摘んで押しやすくなっている。
本体部53のチューブ開口43側の外径は、後述するキャップ部材10の固定部11の大径部22の外径に合わせられており、取り付けられると、境界部分には段差が見られない状態となっている。
チューブ部材14のチューブ開口43付近には、先端側筒状部55、根元側筒状部52が形成されている。また、先端側筒状部55には、小径筒部51及びテーパー部44が設けられている。
先端側筒状部55の小径筒部51と、根元側筒状部52とは円筒状であって、小径筒部51の内径及び外径は根元側筒状部52よりも小さいものとなっている。また、先端側筒状部55の先端がチューブ開口43となっている。
テーパー部44は、小径筒部51と根元側筒状部52との間に配置されている。そして、テーパー部44は、小径筒部51及び根元側筒状部52の径に合わせるように、チューブ開口43側に向かって内径及び外径が縮径するものであり、テーパー部44の外側には先端側ほど外径が小さくなっている縮径部44aが形成されている。
したがって、先端側筒状部55は、いずれの位置においても根元側筒状部52よりも外径が小さくなっている。
また、先端側筒状部51及び根元側筒状部52は、キャップ部材10が取り付けられた状態では、キャップ部材10によって覆われて隠れている。
根元側筒状部52の外側には雄ネジ部40が形成されている。雄ネジ部40は、キャップ部材10の雌ネジ部28に対応する形状であり、雄ネジ部40と雌ネジ部28とは、ねじ径、ピッチなどが合わせられている。
また、縮径部44aには突起45が設けられており、突起45によって第1当接部46が形成される。そして、第1当接部46は、キャップ部材10を取り付ける際に、キャップ部材10の第2当接部47と当接して位置決めを行うものである。
突起45の第1当接部46は、チューブ開口43を挟んで2ヵ所形成されており、雄ネジ部40とキャップ部材10の雌ネジ部28との相対回転の中心(回転軸)に対して向き合う位置に配置されている。
チューブ部材14は樹脂を用い、ブロー成形によって成形されたものであり、チューブ部材14の材質はPE、PP、PA、PVCやポリ酢酸ビニル等を用いることができる。なお、チューブ部材14に用いられる材質は特に限定されるものではなく、他の材質のものを用いることができ、また、チューブ部材14は他の成形方法によって成形することもできる。
そして、チューブ部材14に用いられている樹脂は、キャップ部材10に用いられている樹脂よりも軟らかいものが用いられており、チューブ部材14は、可とう性を有するものであって、しぼり易さがあるものが用いられる。
また、本実施形態のチューブ部材14は、ブロー成形により成形されているので、径の小さい部分である先端側筒状部55は、他の部分よりも厚くすることが容易である。すなわち、ブロー成形では、筒状に押し出された樹脂を金型のキャビティ内に配置し、内部に空気を供給して、樹脂を金型側に押しつけることにより成形するものであるので、外径が長い部分ほど伸ばされて薄くなる。そのため、本体部53や根元側筒状部52よりも、外径が短い先端側筒状部55は厚くなり、先端側筒状部55の剛性が高くなる。本実施形態のチューブ部材14では、第1当接部が形成された部分の先端側筒状部55の厚みは、本体部53や根元側筒状部52の厚みよりも厚くなっており、位置決めの際の変形を小さくすることができ、より確実に位置決めを行うことができる。
そして、チューブ容器1の場合には、内部空間に収納された収納物91を出す際には、チューブ部材14を変形させるため、適度に薄い方が望ましいが、第1当接部が形成された部分よりも薄くすることができ、位置決めと収納物91の出しやすさを両立させることができる。
なお、チューブ部材14の成形方法はブロー成形に限定されることはなく、他の方法を用いることもできる。
キャップ部材10は、図2〜図7に示されるように、固定部11、蓋部12及びヒンジ部13を有しており、固定部11と蓋部12とはヒンジ部13を介してつながっている。そして、ヒンジ部13が折れ曲げ線13aで折れ曲がることにより、ヒンジ部13が回転軸となって蓋部12の開閉が行われる。
キャップ部材10は全体が樹脂製であり、固定部11、蓋部12及びヒンジ部13は、別々ではなく一体的に成形されるものであり、射出成形などによって成形される。キャップ部材10の材質は特に限定されるものではないが、PPやPE等の樹脂が用いられている。
図5、図6に示されるように、固定部11は、小径部20、中径部21、テーパー部23、大径部22とを有し、小径部20、中径部21、テーパー部23、大径部22の順に並んでいる。
固定部11の内部は全体で貫通し、小径部20の先端には吐出用開口20aが形成されている。そして、キャップ部材10とチューブ部材14とが固定されると、収納物91がキャップ部材10の内部を通過して収納物91を吐出することができる。
大径部22の内側には雌ネジ部28が形成されている。そして、雌ネジ部28と雄ネジ部40とは螺合することができ、雌ネジ部28と雄ネジ部40とによって、キャップ部材10をチューブ部材14に取り付けることができる。
また、テーパー部23の内側、すなわち、大径部22の先端側の内側は、先端側に向かって縮径して、先端側ほど内径が小さくなっている縮径部41が形成されている。そして、縮径部41には突起48が形成されている。
この突起48は内側に突出しているものであり、突起48の端部の面が第2当接部47となっている。そして、第2当接部47により、周方向に段状となっている部分が形成される。キャップ部材10をチューブ部材14に取り付ける際には、第1当接部46と第2当接部47との位置関係が螺旋状に近づいて、第1当接部46と第2当接部47とが当接する。当接すると、この状態からさらにねじ込んで回転させることができなくなり、回転を阻止して位置決めが行われる。
第2当接部47は、第1当接部46と同様に2ヵ所設けられており、その位置は第1当接部46に対応する位置となっている。
第1当接部46の形状は、図9に示されるように、台形状であり、内側ほど(突起45の先端側ほど)幅が狭くなっている。また、第2当接部47の形状は、図8に示されるように、台形状であり、外側ほど(突起48の先端側ほど)幅が狭くなっている。そして、キャップ部材10が取り付けられて、位置決めされた状態では、第1当接部46の先端側と第2当接部47の先端側とが接触した状態となる。
キャップ部材10のチューブ部材14への取り付けは、雌ネジ部28と雄ネジ部40とを用いて螺合して行われ、上記した第1当接部46と第2当接部47との当接が行われるまでねじ込む。
具体的には、キャップ部材10の大径部22の開口22aに、チューブ部材14のチューブ開口43側を挿入しながら回転させて行われる。なお、この作業は、機械によって行うこともできるが、手作業で行うこともできる。
この位置決めの際には、2ヵ所の第1当接部46及び第2当接部47がほぼ同時に当接するので、位置決めの際に大きな力が働いた場合にもバランスがよく、キャップ部材10とチューブ部材14との位置決めを安定して行うことができる。
また、第1当接部46と第2当接部47とは、先端に向かって縮径する縮径部44a、41に配置するものである。そして、キャップ部材10をチューブ部材14に取り付ける際には、互いに軸方向に近づいて、軸方向に押しつける力が作用するので、この力によって、第1当接部46と第2当接部47とが離れて乗り上げるようなことが起こりにくく、位置決めを確実にすることができる。
本実施形態のチューブ容器1では、収納物91を出す場合にキャップ部材10の蓋部12が邪魔にならないように、チューブ部材14の摘んで押しやすい方向に摘んだ状態で、蓋部12の根元に位置するヒンジ部13の位置が邪魔にならないように位置決めされている。
具体的には、図1に示されるように、2ヵ所の傾斜面50が対向する方向と、ヒンジ部13と吐出用開口20aとを結ぶ方向との関係が、キャップ部材10の回転軸の方向から見てほぼ直角に交差するものである。
したがって、親指とその他の指によりチューブ部材14を摘んで、収納物91を取り出す場合などに、蓋部12が邪魔になりにくい。
また、固定部11の外形は、図2、図4に示されるように、小径部20、大径部22が円形状であり、中径部21は一部が欠けて欠け部21aが形成され「D」字状である。欠け部21aはヒンジ部13が設けられる位置とは反対側に位置している。そして、蓋部12の外筒部31の外形は、中径部21の外形に合わせられている。
小径部20の外周には、図5、図6に示されるように、周状に突出して環状の突起である環状突起25が形成されている。また、環状突起25は、吐出用開口20aよりも中径部21側に位置している。環状突起25の外径は、後述する蓋部12の内筒部30の内径よりもやや大きく、閉状態には環状突起25が内筒部30に圧入された状態となって密着性をより高くすることができる。
環状突起25は、全体がR状で角が無く、全体がなだらかな形状となっており、小径部20が蓋部12の内筒部30に挿入されやすい構造となっている。
中径部21は、閉状態では後述する蓋部12の外筒部31の内側に配置される。また、図5、図6に示されるように、中径部21からテーパー部23の内側には、筒状の収納物誘導部26が設けられている。そして、チューブ部材14とキャップ部材10とを固定した状態では、収納物誘導部26はチューブ部材14のチューブ開口43の内側に配置するものであり、チューブ部材14の内部空間と吐出用開口20aとがつながって、収納物91を誘導する。
このチューブ開口43及び収納物誘導部26は、回転軸を中心とする円形状であり、取り付け時にスムーズに進入し、密着する。
また、大径部22の外側には、軸方向に延びる細かい凹凸が形成されている縦筋部27を有しており、キャップ部材10をねじ込む際に掴みやすくなるようにしている。
テーパー部23は、中径部21と大径部22との間に位置して、中径部21と大径部22とをなだらかにつないでいる。また、テーパー部23でヒンジ部13と接続している。
蓋部12は、内筒部30、外筒部31及び天板部32を有している。
内筒部30は、円筒形状であり、図1、図2に示されるように、一方側には開口30aを有し、他方側は天板部32が配置している。そして、内筒部30によって形成される空間は、開口30aだけが外部とつながっている。また、開口30aの内側付近はテーパー部36が設けられ、開口30aの側ほど内径が大きくなっている。
そして、内筒部30は、図6に示されるように、閉状態で小径部20の外側に位置しており、内筒部30と、内筒部30の内側の天板部32とによって、吐出用開口20aが封鎖され、開口30a以外の部分が密閉されている。
外筒部31は筒状であり、内筒部30よりも筒径が大きく筒長が長く、内筒部30の外側に位置している。そして、閉状態では、中径部21や小径部20の全体を覆うものである。また、外筒部31でヒンジ部13と接続している。
ヒンジ部13は、板状の部分であり、ヒンジ部13が変形することにより、固定部11との間で蓋部12の回動を行うことができる。
本実施形態のチューブ容器1の本体部53の内部空間には、絵の具などの収納物91が充填されるが、この充填はキャップ部材10を取り付ける前に行われ、収納物91を充填した後にキャップ部材10を取り付ける。上記したように、本実施形態のチューブ容器1では、キャップ部材10の位置を合わせることができるので、複数のチューブ容器1を並べた場合に、合わせて見栄えよくすることができる。
そして、チューブ容器1では、蓋部12によって、収納物91を出すことのできる開状態と、内部空間内の収納物91の漏洩を阻止することのできる閉状態とに操作することができる。
開状態から閉状態へと操作する場合には、蓋部12をヒンジ部13の折れ曲げ線13aが回転の軸となるように回動させ、内筒部30の内側に小径部20を進入させる。
そして、環状突起25が内筒部30に進入し、さらに、環状突起25が内筒部30の係合突起33を乗り越える。この乗り越えの際に、操作する人は、節度感(クリック感、パッチン感)を感じて、確実に閉状態となったことがわかる。
閉状態となると、環状突起25の先と内筒部30の内側が密着して吐出用開口20aの密閉が行われる。そして、チューブ部材14の内部空間に収納された収納物91の乾燥や劣化などを防ぐことができる。
また、逆に、閉状態から開状態へと操作する場合には、蓋部12を反対に回動させて行う。開状態では、チューブ部材14を摘んで押して、チューブ部材14の内部空間に収納された収納物91を、固定部11の吐出用開口20aから押し出して吐出することができる。
第1当接部46と第2当接部47は、上記した実施形態のものに限られるものではなく、他の位置や形状のものを採用することができる。
そして、具体的には、図10(a)に示されるキャップ部材61と、図10(b)に示されるチューブ部材62とを用いたチューブ容器2や、図11(a)に示されるキャップ部材63と、図11(b)に示されるチューブ部材64とを用いたチューブ容器3を採用することができる。
チューブ容器2のキャップ部材61の突起48は、中径部21及びテーパー部23から突出するように形成され、また、チューブ部材62の突起45は、小径筒部51及びテーパー部44(縮径部44a)から突出するように形成されている。
そして、チューブ容器2では、チューブ部材62の突起45に形成される第1当接部46と、キャップ部材61の突起48に形成される第2当接部47とが当接して位置決めが行われる。
チューブ容器3のキャップ部材63の突起48は、中径部21から突出するように形成され、また、チューブ部材64の突起45は、小径筒部51の先端、すなわち、チューブ開口43の一部が軸方向に突出するように形成されている。
そして、チューブ容器3では、チューブ部材64の突起45に形成される第1当接部46と、キャップ部材63の突起48に形成される第2当接部47とが当接して位置決めが行われる。
さらに、上記した実施形態のキャップ部材10、61、63の第2当接部47の手前側に突出する部分を形成し、チューブ部材14、62、64に形成された突起45が、第2当接部47と当該突出する部分の間に嵌るようにしてもよい。このような構造にすることにより、突起45が当該突出する部分を乗り越える際に抵抗が発生し、この抵抗が、無くなって、当接による大きな抵抗が発生するので、位置決めされたことがわかりやすく、また、取り付けられたキャップ部材10、61、63が外れにくい。
なお、上記の構造とは逆にして、突出する部分をチューブ部材14、62、64側の第1当接部46の手前側に形成して、キャップ部材10、61、63の突起48が、第1当接部46と当該突出する部分の間に嵌るようにしてもよい。
本発明の第1の実施形態におけるチューブ容器を示した斜視図である。 図1に示すキャップ部材を開いた状態を示した斜視図である。 図1に示すキャップ部材を閉じた状態を示した斜視図である。 図1に示すキャップ部材を開いた状態を示した正面図である。 図4におけるA−A断面図である。 図5のキャップ部材を閉じた状態を示した断面図である。 (a)は図1に示すチューブ容器のキャップ部材示した斜視図であり、(b)は、図1に示すチューブ容器のチューブ部材を示した斜視図である。 図1に示すキャップ部材の第2当接部を示した模式図である。 図1に示すチューブ部材の第1当接部を示した模式図である。 (a)は、本発明の第2の実施形態におけるチューブ容器に用いるキャップ部材を示した斜視図であり、(b)は、本発明の第2の実施形態におけるチューブ容器に用いるチューブ部材を示した斜視図である。 (a)は、本発明の第3の実施形態におけるチューブ容器に用いるキャップ部材を示した斜視図であり、(b)は、本発明の第3の実施形態におけるチューブ容器に用いるチューブ部材を示した斜視図である。
符号の説明
1、2、3 チューブ容器
10、61、63 キャップ部材
11 固定部
12 蓋部
13 ヒンジ部
14、62、64 チューブ部材
20a 吐出用開口
28 雌ネジ部
40 雄ネジ部
41 縮径部
43 チューブ開口
44 テーパー部
44a 縮径部
46 第1当接部
47 第2当接部
51 小径筒部
52 根元側筒状部
53 本体部
55 先端側筒状部
91 収納物

Claims (7)

  1. チューブ開口と内部空間を有するチューブ部材と、前記チューブ開口を覆うようにチューブ部材に取り付けて、内部空間内の収納物を出すことのできる開状態と、内部空間内の収納物の漏洩を阻止することのできる閉状態とすることによって開閉可能なキャップ部材とを有し、
    チューブ部材は、雄ネジ部が形成される根元側筒状部と、根元側筒状部よりも先端側に位置する先端側筒状部とを有して、先端側筒状部の先端側がチューブ開口となるものであり、
    キャップ部材は雌ネジ部及び吐出用開口が形成された固定部と、前記吐出用開口の開閉を行うことができる蓋部とが設けられており、雄ネジ部と雌ネジ部とによってキャップ部材をチューブ部材に取り付けることができるものであり、
    チューブ部材の先端側筒状部は、根元側筒状部よりも外径が小さい部分を有するものであって、当該部分の外側には第1当接部が形成されており、キャップ部材の雌ネジ部よりも吐出用開口側であって取り付け状態で第1当接部に対応する位置には第2当接部が形成されており、
    キャップ部材を取り付ける際には、キャップ部材の第2当接部がチューブ部材の第1当接部に当接して、所定の位置での位置決めを行うことが可能であることを特徴とするチューブ容器。
  2. チューブ部材はブロー成形によって成形されたものであって内部空間を形成する本体部を有し、第1当接部が形成される部分の先端側筒状部の厚みは、本体部の厚みよりも厚くなっていることを特徴とする請求項1に記載のチューブ容器。
  3. チューブ部材は細長い形状であり、チューブ開口は、チューブ部材の一方の端部に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のチューブ容器。
  4. チューブ部材の先端側筒状部には、先端に向かって縮径する縮径部が設けられ、第1当接部は、前記縮径部に設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のチューブ容器。
  5. 第1当接部は2ヵ所形成されており、チューブ開口を挟むように配置されており、第2当接部は第1当接部に対応する位置に2ヵ所に設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のチューブ容器。
  6. 固定部と蓋部との間にはヒンジ部が形成されており、ヒンジ部によって蓋部を回動させて蓋部の開閉を行うことものであることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のチューブ容器。
  7. チューブ部材はキャップ部材よりも軟らかい材質であることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のチューブ容器。
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