JP2017149486A - 容器のキャップ構造及び容器 - Google Patents

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俊宣 葛籠
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Abstract

【課題】容器の円筒形の首部から容易にキャップを取り外すことができるキャップ構造を提供する。
【解決手段】飲料用容器1の円筒形の首部40の外側面の全周に対し、上端が外周面の直径と同じで下端が外周面の直径よりも大きな傘状の爪部62を設け、爪部62の下端直下に、首部40の円周に第1溝部24を設け、更に、爪部62の円周の一部において、第1溝部24から爪部62の上端まで、首部40の軸方向に対し斜めに第2溝部22を設ける。また、首部40にキャップ10が装着された状態で、飲料用容器1内の飲料が首部40の開口部42から漏洩することを防止するシール部50を設け、キャップ10の内側面の円周方向において、突起の上端が爪部62の下端に接する位置で、かつ、突起の下端が第2溝部22に嵌合する位置に第3突起部72を設けたキャップ構造。
【選択図】図3

Description

本発明は、ペットボトルなどの容器の円筒形の首部の開口部の開閉を容易に行うことができるキャップ構造及びそれを用いた容器に関する。
従来、ペットボトルなどの容器には、その円筒形の首部の開口部の開閉を行うために樹脂製のキャップが装着されている。ところが、従来のキャップでは、容器の円筒形の首部の外側面とキャップの内側面の全周に亘って複数段のネジが形成されており、そのキャップ内側面のネジと容器の円筒形の首部の外側面のネジとを嵌合させて、キャップを容器の円筒形の首部にねじ込むことにより、キャップを容器の円筒形の首部に固定するようになっている(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−57284号公報
したがって、キャップを開閉する場合(特に、キャップを開状態にする場合)、片手で容器を保持し、他方の手でキャップを捻りながら、容器の円筒形の首部からキャップを取り外す必要があり、例えば、車の運転中など、キャップを外して容器内の飲料を飲みたい場合や料理中に料理用具を使用している場合のように、片手でキャップを取り外さなければならない場合であっても、片手では簡単に容器からキャップを取り外すことができないという問題があった。
一方、容器の円筒形の首部の外側面とキャップの内側面にネジを形成しない場合には、容器からキャップを容器の首部から引っ張って取り外すことが必要となり、取り外すために非常に大きな力を加えなければならないという問題がある。
本発明は、こうした問題に鑑みなされたもので、容器の円筒形の首部から容易にキャップを取り外すことができるキャップ構造及び容器を提供することを目的とする。
この欄においては、発明に対する理解を容易にするため、必要に応じて「発明を実施するための形態」欄において用いた符号を付すが、この符号によって請求の範囲を限定することを意味するものではない。
上記「発明が解決しようとする課題」において述べた問題を解決するためになされた発明は、容器(1)の円筒形の首部(40)を閉鎖するためのキャップ(10)と、首部(40)にキャップ(10)と一体として装着され、キャップ(10)を捻ることにより、キャップ(10)を切り離し可能なキャップ基部(12)と、容器(1)の円筒形の首部(40)の外側面の全周に対し、上端が外周面の直径と同じで下端が外周面の直径よりも大きな傘状の爪部(62)と、爪部(62)の下端直下に、首部(40)の円周に設けられた第1溝部(24)と、爪部(62)の円周の一部において、第1溝部(24)から爪部(62)の上端まで、首部(40)の軸方向に対し斜めに設けられた第2溝部(22)と、首部(40)にキャップ(10)が装着された状態で、容器(1)内の飲料が首部(40)の開口部(42)から漏洩することを防止するシール部(50)と、キャップ(10)の内側面に、内側面の円周方向において、突起の上端が爪部(62)の下端に接する位置で、かつ、突起の下端が第2溝部(22)に嵌合する位置に設けられた第3突起部(72)と、を備えたことを特徴とする容器(1)のキャップ構造である。
このような容器(1)のキャップ構造(以下、単にキャップ構造とも呼ぶ。)によれば、最初に、キャップ(10)をキャップ基部(12)から切り離す場合には、キャップ(10)を回せば、爪部(62)に設けられている第2溝部(22)とキャップ(10)内側面の第3突起部(72)が嵌合し、第2溝部(22)が首部(40)の軸方向に対し斜めに設けられているので、キャップ(10)は、首部(40)の先端に向かって移動する。したがって、キャップ(10)を容易にキャップ基部(12)から切り離すことができる。
一方、首部(40)から外れたキャップ(10)に首部(40)を挿入して押し込めば、爪部(62)の下端面に第3突起部(72)の上端側面が引っかかるので、キャップ(10)が首部(40)から抜けなくなる。
さらに、シール部(50)により、容器(1)内の飲料が首部(40)の開口部(42)から漏洩することがなくなる。
つまり、本発明に係るキャップ構造によれば、容器(1)の円筒形の首部(40)から容易にキャップ(10)を取り外すことができ、しかも飲料が漏洩しないキャップ構造とすることができる。
ところで、シール部(50)の構成には、種々のものが考えられるが、請求項2に記載のように、キャップ(10)の底面(18)に、円筒状の首部(40)の内側面(44)に密着するように、円筒状の突起部として形成されているようにするとよい。
このようにすると、首部(40)をキャップ(10)に差し込んだ状態で、キャップ(10)を押し込んだときに、キャップ(10)の内側面と円筒状の突起部であるシール部(50)の外側面とで、円筒状の首部(40)を構成する壁面(44)全体を挟み込んで、密着させることができる。したがって、開口部(42)からの飲料の漏洩を防止できる。
ところで、キャップ(10)を捻って、キャップ(10)とキャップ基部(12)とを切り離した場合、キャップ(10)部を紛失してしまう可能性がある。そこで、請求項3に記載のように、キャップ(10)とキャップ基部(12)とが連結部(14)を備えるようにするとよい。
このようにすると、キャップ(10)を捻ることにより、キャップ(10)をキャップ基部(12)から切り離した場合であっても、連結部(14)によって、キャップ(10)とキャップ基部(12)とが分離しないので、キャップ(10)を紛失したりすることがなくなる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のキャップ構造を備えたことを特徴とする容器(1)である。このような、容器(1)は、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のキャップ構造が有する効果と同様の効果を奏する容器(1)とすることができる。
飲料用容器の概略の構成を示す外観図である。 第1実施形態に係る飲料用容器の首部及びキャップ部分の拡大図である。 第2実施形態に係る飲料用容器の首部及びキャップ部分の拡大図である。 第3実施形態に係る飲料用容器の首部及びキャップ部分の拡大図である。 第4実施形態に係る飲料用容器の首部及びキャップ部分の拡大図である。
以下、本発明が適用された実施形態について図面を用いて説明する。なお、本発明の実施の形態は、下記の実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採りうる。
[第1実施形態]
図1は、本発明が適用された飲料用容器1の概略の構成を示す外観図であり、図2は飲料用容器1の首部40及びキャップ10部分の拡大図であり、図2(a)は、首部40にキャップ10を装着した状態の拡大側面図、図2(b)は、キャップ10の拡大断面図、図2(c)は、首部40の拡大断面図である。
図1に示すように、飲料用容器1は、ボディ5、首部40、キャップ10及びキャップ基部12を備えている。
ボディ5は、PET製(Polyetylene terephtalate製の略)の底のある円筒形の容器であり、首部40はボディ5の直径よりも小さな直径の円筒形のPET製の飲み口である。
図2(a)及び図2(c)に示すように、首部40の外側面の一部には、外側面の円周方向に沿い、かつ、円筒形の首部40の中心軸方向に対し右斜めに第1凸部20が設けられている。この第1凸部20は、いわゆるPETボトルの口部に、通常のPETボトルにおいて螺旋状に複数段に亘って設けられているねじ山のうちの1段の一部を残したような形状となっている。
また、斜めの方向は、後述するキャップ10の内側面に設けられる第2凸部30と嵌合して、キャップ10を一方向に捻ったときにキャップ10が首部40の先端に向かって移動し(つまり、キャップ10が首部40から外れる)、逆方向に捻ったときには、キャップ10がボディ5の方向に移動する(つまり、キャップ10が閉まる)ような方向となっている。
キャップ10は、飲料用容器1の円筒形の首部40の開口部42を閉鎖するための蓋であり、ポリプロピレンなどの樹脂を底のある円筒形に形成し、図2(b)に示すように、内側面に、内側面の円周方向に沿い、かつ、円筒の軸方向に対し右斜めになるように、第1凸部20と嵌合する位置に第2凸部30が設けられている。
この第2凸部30は、いわゆるPETボトルのキャップの内側面に、通常のPETボトルにおいて螺旋状に複数段に亘って設けられているねじ山のうちの1段の一部を残したような形状となっている。
また、首部40の外側面には、第1突起部60が設けられており、キャップ10の内側面には、第2突起部70が設けられている。
第1突起部60は、図2(a)及び図2(c)に示すように、首部40の外側面の同一円周面上に設けられた、断面が略半円状で、円周方向に長い突起である。
第2突起部70は、図2(a)及び図2(b)に示すように、キャップ10の内側面の同一円周面上に、その内側面の円周方向において第1突起部60と同じ位置で、かつ、第1突起部60よりも下側(第1突起部60よりもボディ5に近い位置)に設けられた、断面が略半円状で、円周方向に長い突起である。
キャップ基部12は、キャップ10と同様に、ポリプロピレンなどの樹脂を帯状にしたものであり、円周上の不連続の切離し線16を介してキャップ10と一体化されている。また、キャップ基部12の一部には、連結部14が設けられており、その連結部14で、キャップ基部12とキャップ10とを連結している。
この連結部14により、キャップ10を捻って、切離し線16を切断し、キャップ10をキャップ基部12から切り離しても、キャップ10はキャップ基部12に接続されたままとなるため、使用者がキャップ10を紛失したりすることがなくなる。
シール部50は、図2(a)及び図2(b)に示すように、キャップ10の底面18に首部40を構成する円筒状の壁面44の内側面に密着するように、円筒状の突起部として形成されている。
そして、首部40をキャップ10に差し込んだ状態で、キャップ10を押し込んだときに、キャップ10の内側面と円筒状の突起部の外側面とで、首部40の壁面44全体を挟み込んで、密着させることにより、開口部42からの飲料の漏洩を防止するようになっている。
(飲料用容器1の特徴)
以上のような飲料用容器1では、飲料用容器1内の飲料を最初に飲む際に、キャップ10をキャップ基部12から切り離す場合には、首部40外側面の第1凸部20とキャップ10内側面の第1凸部20とが嵌合し、かつ、第1凸部20及び第2凸部30が円周方向に先端に向かって斜めに設けられている。したがって、キャップ10を捻れば、キャップ10は、先端に向かって(外れる方向に)移動する。したがって、キャップ10を容易にキャップ基部12から切り離すことができる。
また、第1凸部20と第2凸部30とは、それぞれ首部40外周とキャップ10内周の一部にしか設けられていないので、一旦、キャップ10を捻って、キャップ10をキャップ基部12から切り離した状態では、キャップ10を単純に押し込めば第1凸部20と第2凸部30とが互いに干渉せず、キャップ10を首部40に装着することができる。
また、首部40に設けられた第1突起部60とキャップ10に設けられた第2突起部70とが嵌合する、つまり、キャップ10を押し込むことにより、キャップ10の第2突起部70が首部40の第1突起部60を超えて、第1突起部60の下方(ボディ5側)に位置するようになるため、キャップ10が首部40に固定される。
その際、キャップ10の内側面と円筒状の突起部であるシール部50の外側面とで、円筒状の首部40を構成する壁面44全体を挟み込んで、密着させることができる。したがって、飲料が開口部42から漏洩することがない。
さらに、キャップ10とキャップ基部12とが連結部14で結合されているので、キャップ10と連結部14とが分離しないので、キャップ10を紛失することがない。
つまり、飲料用容器1によれば、飲料用容器1の容易にキャップ10を取り外すことができ、取り外したキャップ10を紛失することがなく、しかも飲料が漏洩しない飲料容器とすることができる。
[第2実施形態]
次に、図3に基づき、本発明が適用された第2実施形態について説明する。図3は、第2実施形態に係る飲料用容器2の首部40及びキャップ10部分の拡大図であり、図3(a)は、首部40にキャップ10を装着した状態の拡大側面図、図3(b)は、キャップ10の拡大断面図、図3(c)は、首部40の拡大断面図である。なお、第2実施形態における飲料用容器2は、基本的な構造は第1実施形態の飲料用容器1と同じであるため、同じ部分には同じ符号を付して、その説明を省略する。
図3(a)に示すように、第2実施形態における飲料用容器2のキャップ10及び首部40は、第1実施形態におけるものに比べ、爪部62、第1溝部24、第2溝部22及び第3突起部72の部分の構造が異なっている。
つまり、図3(a)及び図3(c)に示すように、首部40には、第1実施形態の第1突起部60に代えて、爪部62が設けられている。
この爪部62は、首部40の外側面の全周に対し、上端が外周面の直径と同じで下端が外周面の直径よりも大きな傘状になっている。そして、爪部62の円周の一部に第2溝部22が設けられている。
また、爪部62の下端直下に、首部40の円周に第1溝部24が設けられている。この第1溝部24の幅は、後述する第3突起部72と嵌合するように、第3突起部72の幅よりも若干大きくなっている。
第2溝部22は、爪部62の円周方向に対して斜めとなるように、第1溝部24から爪部62の上端まで、下方に湾曲した形状となるように設けられた溝である。この第2溝部22の幅は、第1溝部24の幅と同様に、第3突起部72と嵌合するように、第3突起部72の幅よりも若干大きくなっている。
また、図3(a)及び図3(b)に示すように、キャップ10の内側面には、第1実施形態における第2突起部70の代わりに、第3突起部72が設けられている。この第3突起部72は、キャップ10の内側面の円周方向において、突起の上端が爪部62の下端に接する位置に設けられ、断面形状が矩形であり、第1溝部24及び第2溝部22に嵌合するように、縦(軸)方向の幅が、第2溝部22の幅よりも若干小さくなっている。
このように、爪部62に第2溝部22を設けることで、キャップ10を円周方向に回すと、第3突起部72が第1溝部24に嵌合した状態から、第2溝部22に嵌合し、キャップ10全体が首部40の先端に向かって移動するので、キャップ10は首部40から外れることとなる。
キャップ10を首部40から外した後には、キャップ10に首部40を挿入し(換言すれば、首部40にキャップ10を被せ)、キャップ10を押し込むと、キャップ10内側の第3突起部72が爪部62を乗り越えて、最終的に第3突起部72の上端面が爪部62の下端面に接触するので、キャップ10が首部40に固定されることになる。
つまり、第2実施形態における飲料用容器2において、第1実施形態における飲料用容器1と同様の効果を得ることができる。
[第3実施形態]
次に、図4に基づき、本発明が適用された第3実施形態について説明する。図4は、第3実施形態に係る飲料用容器3の首部40及びキャップ10部分の拡大図であり、図4(a)は、首部40にキャップ10を装着した状態の拡大側面図、図4(b)は、キャップ10の拡大断面図、図4(c)は、首部40の拡大断面図である。なお、第3実施形態における飲料用容器3は、基本的な構造は第2実施形態の飲料用容器2と同じであるため、同じ部分には同じ符号を付して、その説明を省略する。
図4(a)に示すように、第3実施形態における飲料用容器3のキャップ10及び首部40は、第2実施形態におけるものに比べ、第3溝部26及び第4突起部74の部分の構造が異なっている。
つまり、図4(a)及び図4(c)に示すように、爪部62の円周の一部に所定の間隔で第3溝部26が設けられている。
第3溝部26は、爪部62の軸方向に対して斜めとなるように、爪部62の下端から上端まで、下方に湾曲した形状となるように設けられた溝である。この第3溝部26の断面
形状は矩形状であり、その幅は、第4突起部74と嵌合するように、第4突起部74の幅よりも若干大きくなっている。
また、図4(a)及び図4(b)に示すように、キャップ10の内側面には、第2実施形態における第3突起部72の代わりに、第4突起部74が設けられている。この第4突起部74は、キャップ10の内側面の円周方向において、突起の上端が爪部62の下端に接する位置に設けられ、第3溝部26に嵌合するように、縦(軸)方向の幅が、第3溝部26の幅よりも若干小さくなっている。
このように、爪部62に第3溝部26を設けることで、キャップ10を円周方向に回すと、第4突起部74が第3溝部26に嵌合した状態で、キャップ10全体が首部40の先端に向かって移動するので、キャップ10は首部40から外れることとなる。
キャップ10を首部40から外した後には、キャップ10に首部40を挿入し(換言すれば、首部40にキャップ10を被せ)、キャップ10を押し込むと、キャップ10内側の第4突起部74が第3溝部26に嵌合するか、あるいは、爪部62を乗り越えて、最終的に第4突起部74の上端面が爪部62の下端面に接触するので、キャップ10が首部40に固定されることになる。
つまり、第3実施形態における飲料用容器3において、第1実施形態における飲料用容器1と同様の効果を得ることができる。
[第4実施形態]
次に、図5に基づき、本発明が適用された第4実施形態について説明する。図5は、第4実施形態に係る飲料用容器2の首部40及びキャップ10部分の拡大図であり、図5(a)は、首部40にキャップ10を装着した状態の拡大側面図、図5(b)は、キャップ10の拡大断面図、図5(c)は、首部40の拡大断面図である。なお、第4実施形態における飲料用容器4は、基本的な構造は第1実施形態の飲料用容器1と同じであるため、同じ部分には同じ符号を付して、その説明を省略する。
図5(a)に示すように、第4実施形態における飲料用容器4のキャップ10及び首部40は、第1実施形態におけるものに比べ、シール部50の部分、第1突起部60及び第2突起部70の部分の構造が異なっている。
つまり、図5(a)及び図5(b)に示すように、シール部50は、キャップ10の底面18近傍の内側面と、首部40の先端部分の外側面に、ポリプロピレンよりも柔らかい樹脂を接着あるいは、射出成形により一体成形するなどして形成する。なお、キャップ10側のシール部を50a、首部40側のシールを50bとする。
これにより、首部40をキャップ10に差し込み、キャップ10を押し込むと、シール部50aとシール部50bとが密着し、ボディ5に収納されている飲料の開口部42からの漏洩を防止できるようになる。
また、図5(a)及び図5(c)に示すように、第1実施形態における首部40の第1突起部60の代わりに、キャップ10の第2突起部70に対向する位置に、半球状に陥没した陥没部46が設けられている。
そして、首部40をキャップ10に差し込んだ状態で、キャップ10を押し込んだときに、陥没部46にキャップ10の第1突起部60が嵌り込んで嵌合することにより、キャップ10を首部40に固定できるようになっている。
このような飲料用容器4では、第1実施形態の飲料用容器1と同様な効果を得ることができる。また、キャップ10に首部40を押し込んだときに、首部40外側面のシール部50bとキャップ10の内側面のシール部50aとが密着するので、飲料用容器2内の飲料が首部40の開口部42から漏洩することがない。
[その他の実施形態]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、本実施形態に限定されるものではなく、種々の態様を採ることができる。
(1)上記実施形態では、ボディ5内部に飲料を収納するための飲料用容器1,2として説明したが、キャップ10を片手で開閉する必要がある容器であれば、飲料用容器に限られず、醤油やソースなどの液体の調味料用の容器や砂糖、塩、胡椒などの粉末の調味料用の容器などであってもよい。
(2)ボディ5や首部40の材質は、PET以外の樹脂やアルミなどの金属であってもよい。
(3)第1実施形態において、シール部50は、キャップ10や首部40の樹脂よりも柔らかい樹脂を用いたが、密着性が得られる材質であれば、シール部50の材質をキャップ10や首部40と同じ材質としてもよい。
(4)上記実施形態では、第1突起部60及び第2突起部70の断面形状を半円形状としたが、第1突起部60や第2突起部70の材質(柔らかさ)によっては、断面形状を、例えば矩形とするなど、他の形状であってもよい。
同様に、第3突起部72の断面形状を矩形としたが、矩形以外の断面形状であってもよい。
(5)第3実施形態において、第3溝部26の断面形状を矩形としたが、断面形状が波状であってもよい。つまり、傘状の爪部62の平面形状の溝部が波状の凹凸になっていてもよい。また、その場合、第4突起部74の断面形状も波状とするとよい。
(6)第3実施形態において、第3溝部26は、爪部62の円周の一部に形成されていてもよいが、全周に所定の間隔で形成されていてもよい。また、第4突起部74もキャップ10内側面の一部に設けられていてもよいし、円周全面に所定の間隔で形成されていてもよい。
1,2,3,4… 飲料用容器 5… ボディ 10… キャップ 12… キャップ基 14… 連結部 16… 切離し線 18… 底面 20… 第1凸部 22… 第2溝部 24… 第1溝部 26… 第3溝部 30… 第2凸部 40… 首部 42… 開口部 44… 壁面 46… 陥没部 50,50a,50b… シール部 60… 第1突起部 62… 爪部 70… 第2突起部 72… 第3突起部 74… 第4突起部。

Claims (4)

  1. 容器の円筒形の首部を閉鎖するためのキャップと、
    前記首部に前記キャップと一体として装着され、前記キャップを捻ることにより、前記キャップを切り離し可能なキャップ基部と、
    前記容器の円筒形の首部の外側面の全周に対し、上端が前記外周面の直径と同じで下端が前記外周面の直径よりも大きな傘状の爪部と、
    前記爪部の下端直下に、前記首部の円周に設けられた第1溝部と、
    前記爪部の円周の一部において、前記第1溝部から前記爪部の上端まで、前記首部の軸方向に対し斜めに設けられた第2溝部と、
    前記首部に前記キャップが装着された状態で、前記容器内の飲料が前記首部の開口部から漏洩することを防止するシール部と、
    前記キャップの内側面に、該内側面の円周方向において、突起の上端が前記爪部の下端に接する位置で、かつ、突起の下端が前記第2溝部に嵌合する位置に設けられた第3突起部と、
    を備えたことを特徴とする容器のキャップ構造。
  2. 請求項1に記載のキャップ構造において、
    前記シール部は、
    前記キャップの底面に、円筒状の前記首部の内側面に密着するように、円筒状の突起部として形成されていることを特徴とする容器。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の容器のキャップ構造において、
    前記キャップと前記キャップ基部とを連結する連結部を備えていることを特徴とする容器のキャップ構造。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のキャップ構造を備えたことを特徴とする容器。
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