JP2019182539A - ボトルキャップ - Google Patents

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Abstract

【課題】リングホルダーをボトル口部内に不動に固定するに当たり、その固定をごく単純な構造で行えるようにして製造コストの大幅な低減を図る。【解決手段】ボトル口部に挿入される原料収容部5を一体に設けたメインキャップ1と、環状凹部13を形成したボトムシールキャップ3と、ボトル口部内に固定されるリングホルダー2とからなる。ボトムシールキャップ3とリングホルダー2との噛み合い部分を噛み合わせることで、原料収容部5の下端開口を封止する。リングホルダー2は、外周面に形成された抜け止め突部2gが係合することにより、ボトル口部に対して抜け止めされる。メインキャップ1の開栓回転に伴う上昇において、ボトムシールキャップ3の回転と上昇とがリングホルダー2にて規制されて、ボトムシールキャップ3とリングホルダー2との噛み合いが外れ、ボトムシールキャップが原料収容部5から分離してその下端開口が開封される。【選択図】図3

Description

本発明は、粉末状や液状の原料を収容する原料収容部を有し、開栓操作に伴いその原料収容部を開放して原料をボトル内に放出するボトルキャップに関するものである。
このようなボトルキャップとして特許文献1に記載されたものがある。
この先行例のボトルキャップは、メインキャップとリングホルダーとボトムシールキャップとからなる。メインキャップは、ボトル口部を封止するスクリューキャップであるキャップ本体に、ボトル口部に挿入される円筒形の原料収容部を一体に形成している。ボトムシールキャップは、その環状凹部と原料収容部の下端部分とを嵌合させて原料収容部を封止する。リングホルダーは、ボトル口部内に固定され、メインキャップの開栓回転に伴う上昇において、ボトムシールキャップの回転と上昇とを規制することにより、原料収容部からのボトムシールキャップの分離、つまりボトムシールキャップの開封を行う。
この先行例では、リングホルダーがボトル口部から抜け出さないために、リングホルダーをボトル口部内に固定するに当たり、リングホルダーの外周面とボトル口部の内周面とを、これらの熱変形を回避するために複数点についてピンポイント的に超音波溶着している。
しかし、そのような溶着を行うには、ボトル口部の外側から、ピンポイント式超音波溶着機により超音波を発射し、その焦点を調整することで、リングホルダーとボトル口部との界面(接触面)を局所的(点状)に、しかも円周方向に離れた複数点について超音波溶着する必要がある。
そのため、ピンポイント式超音波溶着機自体がそもそも高価であるばかりでなく、リングホルダーとボトル口部との界面に超音波の焦点を正確に調整し、それを複数点のそれぞれについて行わなければならないので、高度の溶着技術と手間を要し、その結果、製造コストが高くなってしまう。
また、この先行例では、キャップ本体の円筒形原料収容部内に収容される原料の変質防止のために、原料収容部自体の内周面にアルミニウム蒸着による被覆層を形成している。
しかし、原料収容部の内部に向けてその内周面の全域にアルミニウム蒸着を均一に施すことは、技術的に難しいという問題がある。
特開2016−210498号公報
本発明の課題は、先行例の上記のような問題点を解消できる改良されたボトルキャップを提供すること、すなわち、
第一に、リングホルダーをボトル口部内に固定するに当たり、その固定をごく単純な構造で行えるようにして製造コストの大幅な低減を図ること、
第二に、原料収容部内での原料変質防止を技術的難点なく簡易な手段で的確に行えるようにすること、
第三に、その原料変質防止を原料収容部のシール性を確実に維持しつつ行えるようにすること、
にある。
ボトルキャップとしての主要構成である第1の発明は、
(1)ボトル口部を封止するスクリューキャップであるキャップ本体に、ボトル口部に挿入される円筒形の原料収容部を一体に設けた樹脂製メインキャップと、
(2)その原料収容部の下端部分を嵌合させる環状凹部を形成した樹脂製ボトムシールキャップと、
(3)前記原料収容部を挿通させて前記ボトル口部内に固定される樹脂製リングホルダーとからなり、
(4)前記ボトムシールキャップの環状凹部と前記原料収容部の下端部分とを嵌合させるとともに、ボトムシールキャップと前記リングホルダーとの噛み合い部分を噛み合わせることで、原料収容部の下端開口がボトムシールキャップにて封止され、
(6)前記メインキャップの開栓回転に伴う上昇において、前記ボトムシールキャップの回転と上昇とが前記リングホルダーにて規制されることにより、前記原料収容部の下端部分と前記ボトムシールキャップとの嵌合及びボトムシールキャップとリングホルダーとの噛み合いが外れ、ボトムシールキャップが原料収容部から分離して原料収容部の下端開口が開封されるボトルキャップにおいて、
上記第一の課題を達成するため、
(7)前記リングホルダーの外周面に抜け止め突部が形成され、この抜け止め突部は、当該リングホルダーの前記ボトル口部への圧入後にボトル口部の下端口縁に係合することにより、リングホルダーのボトル口部からの抜け止めを防止する、
ことを特徴とする。
第2の発明は、上記第二の課題を達成するため、さらに、
(8)外面に金属被膜層が形成された樹脂製中子を備え、
この中子は、その金属被膜層を前記原料収容部の内面に密接させて原料収容部内に挿着されていることを特徴とする。
第3の発明は、上記第三の課題を達成するため、
(9)前記ボトムシールキャップの環状凹部を除く原料収容部側の表面に金属被膜層が形成されていることを特徴とする。
主要構成による第1の発明では、メインキャップをボトル口部にねじ込むのに伴い、リングホルダーをボトル口部に単に圧入するだけで、リングホルダーの外周面に形成された抜け止め突部がボトル口部の下端口縁に係合することにより、リングホルダーはボトル口部からの抜け止めを防止されるので、リングホルダーの固定に当たっては、先行例のような溶着作業などが全く不要となるので、製造コストの大幅な低減が可能となる。
第2の発明では、外面に金属被膜層が形成された樹脂製中子が、その金属被膜層を原料収容部の内面に密接させて挿着されているので、この中子によって原料収容部内への外光透過を遮光して、原料収容部内に収容された原料の変質を防止できるとともに、防菌効果もある。中子の外面への金属被膜層形成は、特別な作業を要することなく均一に行える。
第3の発明では、ボトムシールキャップの環状凹部を除く原料収容部側の表面に金属被膜層が形成されているので、ボトムシールキャップによっても、原料の変質防止と防菌が図れるとともに、ボトムシールキャップの環状凹部には金属被膜層を形成しないので、それを狭い環状凹部にも形成すると、層厚のムラによってシール性が損なわれるという問題を回避できる。
本発明の実施例であるボトルキャップの正面図である。 その断面図である。 これをボトル口部に装着した使用状態の断面図である。 この実施例を分解して縦割りした斜視図である。 この実施例におけるリングホルダーの正面図である。 同じく平面図である。 同じく底面図である。 同じく断面図である。 この実施例における中子の正面図である。 同じく断面図である。 この実施例におけるボトムシールキャップの底面図である。 同じくボトムシールキャップの切欠斜視図である。 このボトムシールキャップにアルミニウム蒸着による金属被覆層を形成する手法を説明するための断面図である。 この実施例の開栓状態の断面図である。 リングホルダーの変形例の断面図である。
本発明の実施形態のボトルキャップ100は、図1〜図4に示すように、それぞれを樹脂で一体成型したメインキャップ1と中子20とリングホルダー2とボトムシールキャップ3との4つの部品を組み立てて構成され、ボトル101の口部101aに装着して使用される。
メインキャップ1は、天部4aと胴部4bとからなるキャップ本体4が一般のスクリューキャップと同様の形体をなし、その天部4aの下面に、下端開口5aを有する円筒形の原料収納部5を、胴部4bよりも下方に長く一体に突設したものである。胴部4bの内周面には、ボトル口部101aに螺合させるねじ部6が形成されている。胴部4bの下周縁部は、薄いリブ7を数箇所に残して切り込み8を全周に形成することにより、分離可能としたロック用リング部9となっている。
また、天部4aの下面には、原料収納部5の付け根部分の回りにおいて、側部シール用突部10が全周に一体に形成されているとともに、それより外周において、尖った小さい三角断面の上部シール用突部11が全周に一体に形成されている。
原料収納部5の外周面には、その上端から中間箇所まで真っ直ぐ延びる複数の縦長リブ12が周方向に間隔をおいて一体に形成されている。この縦長リブ12は原料収納部5を補強するとともに、後述するようにリングホルダー2の上縁部との係合部にもなる。
原料収納部5の外周面の下端部、つまり下端開口5aの近くには細い環状溝5bが全周に形成されている。
中子20は、図3、図4、図9及び図10に示すように、天部20cと円筒形胴部20dとからなり、これらの外面には、アルミニウム蒸着による薄い金属被覆層20aが形成され、内面には金属被覆層は形成されていない。また、天部20cには、その中央に空気溜まり用の浅い窪み20bが形成され、胴部20dには、その周方向の複数箇所に上下端の全長にわたる浅い空気抜き溝20eが形成されている。
このように金属被覆層20aで被覆された中子20は、メインキャップ1の原料収納部5の内側の天面及び内周面に密接するサイズとなっているが、胴部20dの長さは原料収納部5の長さよりも短い。その短くする長さは、原料収納部5内にボトムシールキャップ3の一部分が後述するように嵌入することから、その嵌入長さ分に合わせてある。
リングホルダー2は、原料収納部5を挿通させる内径及び長さのリング状で、透明または半透明であり、図4〜図8に示すように、リングホルダー2の内周面は、湾曲する凹面と凸面を周方向に波状に交互に繰り返していて、リングホルダー2は厚みを内側に周期的に変化させる断面となっている。また、このリングホルダー2には、その下部から下周縁まで達する矩形の欠如部2aを周方向の複数箇所に形成することにより、ボトムシールキャップ3との噛み合い部分となる複数(この例では3個)の歯部2bが形成されているとともに、各歯部2bの両側縁からリングホルダー2の上側途中までに細いスリット2cを形成することにより、各歯部2bを下側に連続させる複数(この例では3個)の切り割り部2eが形成されている。また、切り割り部2eの外周面の上下方向の中間には、リングホルダー2の周方向に長い横長の抜け止め突部2gが斜め上向きに突出形成されている。各歯部2bは、肉厚を下端に行くに従い薄くする傾斜面となっている。
また、リングホルダー2の上周縁には、三角形状の爪部2dが周方向の複数箇所に形成されている。この爪部2dは、メインキャップ1の原料収納部5の縦長リブ12との係合部となるもので、縦長リブ12と側面同士を係合させるため、爪部2dの側面は垂直である。
かかるリングホルダー2のサイズは、原料収容部5を挿通させる内径とし、また本ボトルキャップ100を後述するようにボトル口部101aに装着したときに、ボトル口部101aの内径に応じた外径とし、長さは、抜け止め突部2gより下側の部分がボトル口部101aの下端を超えてボトル100内まで入り込む寸法とする。
ボトムシールキャップ3は、原料収納部5の下端開口5aより大きい円盤状で、図1〜図4、図11(底面図)及び図12に示すように、円形の外周縁に沿って環状凹部13を形成するとともに、この環状凹部13の外周壁13aに、リングホルダー2の歯部2bと噛み合う噛み合い凹部13bを形成している。また、ボトムシールキャップ3の上面には、樹脂原料節約のため、環状凹部13までは届かない円形凹部14が形成されているとともに、下面にも環状凹部15が形成されている。環状凹部13の内面には、その底面において尖った細い環状の底突部13cが形成され、また外周壁13aの上周縁において環状の外周壁突部13d、外周壁13aよりも高い内周壁13eの中間部において環状の内周壁突部13fがそれぞれ形成されている。ボトムシールキャップ3の環状凹部15を除く原料収容部5側の表面、すなわち、円形凹部14の内面と内周壁13eの表面にはアルミニウム蒸着による薄い金属被覆層14aが形成されている。
ボトムシールキャップ3にこのような金属被覆層14aを部分的に形成するには、図13に示すように、円形孔200aを有するマスキング治具200を用い、その円形孔200aにボトムシールキャップ3の内周壁13eを貫通させて、このマスキング治具200でボトムシールキャップ3の環状凹部15を含むボトムシールキャップ3の周囲を覆い、この状態で上側からアルミニウム蒸着を施すことにより簡単に形成することができる。
なお、ボトムシールキャップ3の下面に接続用突起16を一体に突設しておき、この突起16を利用してボトムシールキャップ3を可撓性連結部材(図示せず)にてリングホルダー2と連結すれば、原料収納部5から分離した開封後のボトムシールキャップ3をリングホルダー2に吊持できる。
次に、このように成型されたメインキャップ1と中子20とリングホルダー2とボトムシールキャップ3との組み立て構造を説明する。
中子20は、図3に示すようにメインキャップ1の原料収納部5内の奥端に達するまで原料収納部5中に挿着される。これにより、中子20の天部20cの金属被覆層20aは原料収納部5内の天面に、また中子20の胴部20dの金属被覆層20aは、原料収納部5の内周面にその下端部分を残して密接し、中子20は原料収納部5内にしっかりと固定される。中子20には天部20cに窪み20b、胴部20dに空気抜き溝20eが形成されているので、奥端までの中子20の挿入を容易に行える。
リングホルダー2は、メインキャップ1に対し、その原料収納部5を挿通させて縦長リブ12の下端に当たるところまで、原料収納部5と緩く嵌合した状態とする。その際、リングホルダー2の爪部2dと原料収納部5の縦長リブ12の側面同士を係合させる。リングホルダー2の内周面は凹面と凸面が交互に波状に繰り返しているので、リングホルダー2の内周面と原料収納部5の外周面との間には、リングホルダー2の内周面の凹面となっているところで充分な隙間が形成される。その隙間はリングホルダー2のスリット2cと連通する。
原料収納部5にはこの嵌合の後に原料102が充填される(図3参照)。
ボトムシールキャップ3は、このようにしたリングホルダー2に対しては、その複数の歯部2bとボトムシールキャップ3の複数の噛み合い凹部13bとをそれぞれ噛み合わせ、原料102が充填された原料収納部5に対しては、その下端部分をボトムシールキャップ3の環状凹部13に嵌合させて、ボトムシールキャップ3の一部分を原料収納部5内に嵌入した状態でその下端開口5aを封止する。
このように封止すると、環状凹部13内において、ボトムシールキャップ3の外周壁突部13dが原料収納部5の環状溝5bに圧接嵌合するとともに、原料収納部5の下端がボトムシールキャップ3の底突部13cに圧接し、さらに環状凹部13の上側では、ボトムシールキャップ3の内周壁突部13fが原料収納部5の内周面に圧接する。このような3箇所での圧接により、原料収納部5に対するシール性が非常に高く、原料収納部5内に窒素等のガスを加圧充填しても、原料収納部5内からも気密性を充分に確保することができる。
一方、ボトムシールキャップ3とリングホルダー2とは、前者の噛み合い凹部13bの幅員をリングホルダー2の歯部2bの幅員より大きめにしておくことで、それらの噛み合わせを余裕をもって行える。
上記のように4つの部品を組み立てた本実施例のボトルキャップ100をボトル口部101aに装着するには、図3に示すように、リングホルダー2の爪部2dを原料収納部5の縦長リブ12の側面と係合させておいて、原料収納部5をボトル口部101aに挿入ししながら、メインキャップ1を閉栓方向に回転させてそのねじ部6をボトル口部101aのねじ部101bと螺合させる。その螺合は、メインキャップ2のロック用リング部9が、ボトル口部101aに設けられているロック用環状突部101cを強制的に越えてこれにロックされるところまで行う。
この操作中、ボトムシールキャップ3は原料収容部5と共に回るとともに、リングホルダー2も、その爪部2dが縦長リブ12と係合し、原料収容部5及びボトムシールキャップ3と共に回るので、ボトムシールキャップ3が原料収容部5から外れることなく、リングホルダー2はボトル口部101a内に回りながら圧入されていく。その圧入中、リングホルダー2の抜け止め突部2gが原料収納部5の内周面に摺接するが、抜け止め突部2gが有る複数の切り割り部2eはスリット2cをもって形成されていることと、抜け止め突部2gが斜め上向きに突出していることから切り割り部2eが内側に徐々に撓み、この部分でリングホルダー2をすぼませるような状態となって、原料収納部5がボトル101内へと突入する。
そして最終のロック状態になったとき、リングホルダー2の抜け止め突部2gがボトル口部101aの下端口縁101dの下側に達し、切り割り部2eが復元することで、抜け止め突部2gがこの下端口縁101dとその下側で斜め上向きのまま係合する。これによりリングホルダー2は、ボトル口部101aに対して、回転不能でしかも抜け止めされた状態となる。すなわち、リングホルダー2は、メインキャップ1をボトル口部101aにねじ込むだけでこれに不動に固定される。
一方、リングホルダー2と原料収納部5との間は互いに固定されていなく、リングホルダー2の内周面の凹面において充分な隙間が形成され、この隙間はスリット2cと連通しているため、そこをボトル101内の内容物である液体が流通できる。
また、原料収納部5内は、外面に金属被覆層20aを形成した中子20により保護されており、収納した原料102の外光などによる変質を防止できるとともに、防菌効果もある。
ボトムシールキャップ3にも、原料収納部5内に突入した部分に金属被覆層14aが形成されているので、ボトムシールキャップ3も原料への変質防止及び防菌効果がある。しかし、原料収納部5の下端部分と嵌合する環状凹部13には金属被覆層14aが形成されていないので、その嵌合部分でのシール性が金属被覆層14aによって損なわれることはない。
一方、メインキャップ2は、その天部4aに設けられた尖鋭な上部シール用突部11が、ボトル口部101aの上端面に食い込むような状態となるとともに、メインキャップ1の側部シール用突部10もボトル口部101aの内周面に圧接するので、ボトル口部101aの上端周縁でのキャップ本体4aによるシール性が極めて高い。
上記のような状態でボトル口部101aに装着されているボトルキャップ100を開栓操作するには、メインキャップ1を開栓方向に回転させる。すると、図14に示すように、メインキャップ1は原料収納部5を伴いながらボトル口部101aに対して回転しつつ上昇して行くが、リングホルダー2は、ボトル口部101aに不動に固定されているとともに、爪部2dと原料収納部5の縦長リブ12との係合が外れるため、原料収納部5に追従しない。メインキャップ1は切り込み8において上下に分離し、ロック用リング部10はボトル口部101aのロック用環状突部101cに係止されてそのまま残るが、それ以外の部分は原料収納部5も含めて回転しながら上昇する。
ところが、ボトムシールキャップ3は、その噛み合い凹部13bが不動のリングホルダー2の歯部2bと噛み合っていて、リングホルダー2によって回転と上昇を規制されるため、回転しながら上昇して行く原料収納部5との嵌合が外れて原料収納部5から分離し、それに伴いリングホルダー2の歯部2bとの噛み合いも外れるので、ボトムシールキャップ3はボトル101内に落下し、原料収納部5内の原料102がボトル101内に放出される。リングホルダー2はボトル口部101a内に残ったままとなるので、開封後のボトムシールキャップ3がボトル口部101aから抜け出るのを防止する。
ボトル101内の飲料を飲用するにあたり、ボトル口部101a内にリングホルダー2があるため飲料が全て流出しない恐れがあるが、リングホルダー2にはスリット2cが形成されているので、このスリット2cを通じて流出することになり、いわゆる飲み残しは生じない。
原料収容部5は、ボトル口部101aの長さより長くすることになるので、原料102を収容するのに充分な容量にすることができる。
なお、上記の実施例では、リングホルダー2において、抜け止め突部2gを切り割り部2eの上下中間部分に形成したが、図15に示す変形例のように下端部分に形成してもよい。このようにすると、メインキャップ1のボトル口部101aへのねじ込みに伴うリングホルダー2の圧入をスムーズに行えるので、抜け止め突部2gの破損の可能性が低くなる。一方、リングホルダー2はボトル口部101aに強く圧接していることにより、ボトムシールキャップ3を上記のように分離させる力が加わるときには、ボトル口部101aに対して不動であり、また開栓後にリングホルダー2を故意に引く抜こうしても、その際には抜け止め突部2gがボトル口部101aの下端口縁101dに係合するので、引き抜くことは不可能である。
本発明によるボトルキャップはペットボトルに限らず、ねじ構造の口部を有する各種の容器に広範囲に適用できる。
100 ボトルキャップ
101 ボトル
101a ボトル口部
101b ねじ部
101c ロック用環状突部
101d 下端口縁
102 原料
1 メインキャップ
2 リングホルダー
2a 欠如部
2b 歯部
2c スリット
2d 爪部
2e 切り割り部
2g 抜け止め突部
3 ボトムシールキャップ
4 キャップ本体
4a 天部
4b 胴部
5 原料収納部
5a 下端開口
5b 環状溝
6 ねじ部
7 リブ
8 切り込み
9 ロック用リング部
10 側部シール用突部
11 上部シール用突部
12 縦長リブ
13 環状凹部
13a 外周壁
13b 噛み合い凹部
13c 底突部
13d 外周壁突部
13e 内周壁
13f 内周壁突部
14・15 凹部
14a 金属被覆層
16 接続用突起
20 中子
20a 金属被覆層
20b 窪み
20c 天部
20d 胴部
20e 空気抜き溝
200 マスキング治具
200a 円形孔

Claims (3)

  1. ボトル口部を封止するスクリューキャップであるキャップ本体に、ボトル口部に挿入される円筒形の原料収容部を一体に設けた樹脂製メインキャップと、
    その原料収容部の下端部分を嵌合させる環状凹部を形成した樹脂製ボトムシールキャップと、
    前記原料収容部を挿通させて前記ボトル口部内に固定される樹脂製リングホルダーとからなり、
    前記ボトムシールキャップの環状凹部と前記原料収容部の下端部分とを嵌合させるとともに、ボトムシールキャップと前記リングホルダーとの噛み合い部分を噛み合わせることで、原料収容部の下端開口がボトムシールキャップにて封止され、
    前記メインキャップの開栓回転に伴う上昇において、前記ボトムシールキャップの回転と上昇とが前記リングホルダーにて規制されることにより、前記原料収容部の下端部分と前記ボトムシールキャップとの嵌合及びボトムシールキャップとリングホルダーとの噛み合いが外れ、ボトムシールキャップが原料収容部から分離して原料収容部の下端開口が開封されるボトルキャップにおいて、
    前記リングホルダーの外周面に抜け止め突部が形成され、この抜け止め突部は、当該リングホルダーの前記ボトル口部への圧入後にボトル口部の下端口縁に係合することにより、リングホルダーのボトル口部からの抜け止めを防止する、
    ことを特徴とするボトルキャップ。
  2. 外面に金属被膜層が形成された樹脂製中子を備え、この中子は、その金属被膜層を前記原料収容部の内面に密接させて原料収容部内に挿着されている、
    ことを特徴とする請求項1記載のボトルキャップ。
  3. 前記ボトムシールキャップの環状凹部を除く原料収容部側の表面に金属被膜層が形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載のボトルキャップ。
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