JPH0248390Y2 - - Google Patents

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JPH0248390Y2
JPH0248390Y2 JP1984192733U JP19273384U JPH0248390Y2 JP H0248390 Y2 JPH0248390 Y2 JP H0248390Y2 JP 1984192733 U JP1984192733 U JP 1984192733U JP 19273384 U JP19273384 U JP 19273384U JP H0248390 Y2 JPH0248390 Y2 JP H0248390Y2
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front wall
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outward flange
attached
recess
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、たとえばコーキング剤やシーラン
ト等のシーリング剤または各種の接着剤等のペー
スト状物を充填しておいて必要に応じてこれを押
し出して使用する押出式容器等に適用される容器
に関するものである。
この明細書において、第1図〜第4図および第
6図の左側を前、同右側を後というものとする。
従来の技術と考案が解決しようとする課題 以下の説明において、全図面を通じて同一物お
よび同一部分には同一符号を付して説明を省略す
る。
従来の押出式容器には、容器本体がプラスチツ
ク材料から構成されているもの(プラスチツク製
押出式容器)と、容器本体が主として紙から構成
されているもの(紙製押出式容器)とがあるが、
製造費および製造工程の面では紙製押出式容器が
有利である。紙製押出式容器は、第3図および第
4図に示されているように、円筒状押出式容器本
体11と、容器本体11の前端部に固定された金
属薄板製前壁12と、容器本体11の後端部に嵌
め込まれた内容物押し出し用の可動蓋13とを備
えている。前壁12の中央部に円形孔16が形成
され、この孔16の周囲に前方に突出した円筒状
ノズル取付部12aが一体に設けられ、このノズ
ル取付部12aにノズル14が取付けられてい
る。
容器本体11はクラフト紙のような硬質紙を巻
いて筒状に形成し、気密性を与えるためにその内
面をポリエチレンフイルムがラミネートされたア
ルミニウム箔で被覆するとともに、外面を外装用
の紙またはアルミニウム箔で被覆したものであ
る。前壁12はブリキ板、アルミニウム薄板など
の金属製薄板から形成され、ノズル14は低密度
ポリエチレンなどの軟質プラスチツクから形成さ
れている。前壁12の内面中央部には、孔16を
押出式容器本体11の内側から塞ぐように気密保
持用薄膜15が貼着されている。ノズル取付部1
2aの外周面には、金属製薄板により前壁12を
形成するさいに同時に形成される雄ねじ12b
が、またノズル14の基部内周面には雄ねじ14
aがそれぞれ設けられ、雄ねじ12bと雌ねじ1
4aとがねじ合わされている。これらのねじ12
b,14aは、前壁12成形上の制約からねじ山
の形が電球ねじ(JIS C7709)あるいは丸ねじの
それのように円弧状である。
上記のような構成の押出式容器は、たとえばコ
ーキングガンに装着されて用いられるのである
が、つぎのような問題がある。すなわち、ノズル
取付部12aの外周面の雄ねじ12bおよびノズ
ル14の基部の雌ねじ14aのねじ山の形が、そ
れぞれ電球ねじあるいは丸ねじのそれのように円
弧状であるため、プラスチツク製押出式容器に用
いられるノズルを転用することができない。なぜ
なら、プラスチツク製押出式容器では、ふつう前
壁に設けられる前方突出状ノズル取付部も本体と
一体的に構成されており、その場合、同開口部に
嵌め被せられるノズルには三角ねじや台形ねじで
規格化された雌ねじが形成されているからであ
る。ノズルの転用ができないため、紙製押出式容
器専用のノズル14を製造するためのプラスチツ
ク成形用の金型その他の装置が必要である。ま
た、上記押出式容器を使用する場合、ノズル14
の先端を施工箇所に押し付けると、第5図に示さ
れているように、ノズル14先端が曲がるためノ
ズル14基部の径が拡がる。その上さらに可動蓋
13からの押圧力が押出式容器の内容物を介して
ノズル14基部に加わつてその径の拡大を助長す
るため、ねじ山の高さに制約があり、かつねじの
山の頂および谷底を円弧状に設けざるをえない上
記のものでは、ねじ合わせ部においてすべりが生
じやすく、ノズル14がノズル取付部12aから
外れてしまう。また、第5図に示されるような押
し付け施工をしていてノズル14がすべり外れる
と、ねじ合わせ部のすべり摩擦によりノズル14
の雌ねじ14a部が摩耗しているため、ふたたび
ノズル14を取り付けてもノズル14とノズル取
付部12aとのねじ合わせ箇所における気密度が
低下する。したがつて使用中にねじ合わせ箇所か
ら内容物がもれ、あるいは内容物を使い残した場
合に、ノズル14先端を密閉しても、ねじ合わせ
箇所から空気が侵入するのを防止することができ
ない。さらに、ノズル取付部12aの内周面は雄
ねじ12b成形による影響を受けて凹凸状になつ
ているので、押し出しに余分の力がかかりスムー
ズな押出し操作が困難である。
そこで、上記のような問題点を解決した押出式
容器として、第6図に示すものが考えられてい
る。第6図に示す押出式容器は、円筒状容器本体
11における前壁12の円形孔16に通された状
態で前壁12に取付けられ、かつ後端部に前壁1
2後面に密着する外向きフランジ17aが一体的
に設けられた円筒状ノズル取付部材17を備えて
いる。前壁12の後面に前方に凹んだ凹所18が
形成され、円筒状ノズル取付部材17の外向きフ
ランジ17aが凹所18内に強制的に嵌入される
ことによつて、円筒状ノズル取付部材17が前壁
12に取付けられている。なお、ノズル取付部材
17の外周面に雄ねじ17bが形成され、内周面
は平滑な円筒面となされている。
この押出式容器によれば、金属製前壁12とは
別体のノズル取付部材17がプラスチツク製であ
るので、その外周面に設ける雄ねじ17bは従来
のプラスチツク製押出式容器に汎用されている規
格化されたノズルの雌ねじに適合したものにする
ことができる。したがつて従来のプラスチツク製
押出式容器に用いられるノズルの製造装置により
ノズルを製造することができ、紙製押出式容器の
専用ノズルを製造するための装置が不要となる。
また、ノズル取付部材17がプラスチツク製であ
るので、上記雄ねじ17bおよび雌ねじ14aの
ねじ山の形をたとえば三角形あるいは台形にする
ことができ、またねじ山の高さを従来の紙製押出
式容器のそれに比較してより高くすることが可能
となる。したがつて、使用時にノズル14の先端
を施工箇所に押し付けても、ねじ合わせ部のねじ
山の形が円弧状である従来の紙製押出式容器に比
較してねじ合わせ部におけるすべりは生じにく
く、さらにねじ山の高さがより高いこととあいま
つて、ノズル14はノズル取付部材17から外れ
ることがない。しかも、使用中のノズル外れが起
こらないため、ノズル14の雌ねじ14aは摩耗
などの損傷がなく、またノズル14基部の径が必
要以上に拡大することもない。したがつて押出式
容器における気密度はきわめて高くなり、ねじ合
わせ部から押出式容器の内容物が漏れることがな
く、またねじ合わせ部から空気が侵入することも
ない。さらに、ノズル取付部材17の内周面が平
滑な円筒面であるから、内容物をスムーズに押し
出すことが可能となる。
しかしながら、第6図に示す押出式容器では、
前壁12の凹所18内にノズル取付部材17の外
向きフランジ17aを強制嵌入する作業が面倒で
あるため、この嵌入が旨く行かず、ノズル取付部
材17を前壁12に確実に取付けることができな
いという問題がある。また、上記嵌入が旨く行か
ないため、外向きフランジと前壁との間に〓間が
存在し、気密性が低下して内容物が変質するとい
う問題がある。
この考案の目的は、上記問題を解決した押出式
容器を提供することにある。
課題を解決するための手段 この考案による容器は、筒状容器本体と、容器
本体の前端部に固定された金属製孔付き前壁と、
孔に通された状態で前壁に取付けられ、かつ後端
部に前壁後面に密着する外向きフランジが一体的
に設けられた筒状部材とを備えており、前壁の後
面に前方に凹みかつ外向きフランジが強制嵌入さ
れる凹所が形成されている容器において、筒状部
材の外向きフランジの後面に、全周にわたる環状
スリツトが入れられ、環状スリツトが開かれるこ
とにより外向きフランジの環状スリツトよりも外
周側部分が前側に曲げられており、外向きフラン
ジの上記外周側部分の周縁を凹所の内周面に当て
た状態で筒状部材を前方に移動させることによ
り、外向きフランジの上記外周側部分の前方への
曲りが元に戻されるとともに、環状スリツトが閉
じられ、外向きフランジの外周側部分の周縁が凹
所の内周面に突張ることによつて筒状部材が前壁
に取付けられているものである。
作 用 筒状部材の外向きフランジの後面に、全周にわ
たる環状スリツトが入れられ、環状スリツトが開
かれることにより外向きフランジの環状スリツト
よりも外周側部分が前側に曲げられており、外向
きフランジの上記外周側部分の周縁を凹所の内周
面に当てた状態で筒状部材を前方に移動させるこ
とにより、外向きフランジの上記外周側部分の前
方への曲りが元に戻されるとともに、環状スリツ
トが閉じられ、外向きフランジの外周側部分の周
縁が凹所の内周面に突張ることによつて筒状部材
が前壁に取付けられているので、前壁の凹所内へ
のノズル取付部材の外向きフランジの嵌入作業が
簡単に行える。したがつて、この嵌入が確実に行
われ、筒状部材を前壁に確実かつ強固に取付ける
ことができる。しかも、外向きフランジと前壁と
の間に〓間が存在するのが防止できる。
実施例 以下、この考案の実施例を第1図および第2図
を参照しながら説明する。
第1図はノズル取付部材を前壁に取付ける前の
状態を示し、第2図はノズル取付部材を前壁に取
付け、さらにノズル取付部材にノズルを取付けた
状態を示す。
押出式容器の前壁12の孔16に通された状態
で前壁12に取付けられるポリエチレン樹脂製円
筒状ノズル取付部材1(筒状部材)の後端部に、
凹所18内に強制嵌入される外向きフランジ1a
が一体的に設けられ、外向きフランジ1aの後面
に、全周にわたる環状スリツト2が入れられてい
る。ノズル取付部材1を前壁12に取付ける前の
状態では、第1図に示すように、環状スリツト2
が開かれることにより外向きフランジ1aの環状
スリツト2よりも外周側部分1bが前側に曲げら
れている。そして、外向きフランジ1aの上記外
周側部分1bの周縁を凹所18の内周面に当てた
状態でノズル取付部材1を前方に移動させること
により、外向きフランジ1aの上記外周側部分1
bの前方への曲りが元に戻されるとともに、環状
スリツト2が閉じられて外向きフランジ1aの外
周側部分1bおよび内周側部分1cの前後両面が
それぞれ面一となされ、外向きフランジ1aの外
周側部分1bの周縁が凹所18の内周面に突張る
ことによつて、第2図に示すように、ポリエチレ
ン樹脂製円筒状ノズル取付部材1が前壁12に取
付けられている。
ノズル取付部材1の外周面には雄ねじ1dが形
成され、この雄ねじ1dにノズル14の雌ねじ1
4aがねじ合わせられるようになつている。な
お、外向きフランジ1aは、凹所18の底に、接
着剤により接着されていてもよいし、あるいは熱
融着により接着されていてもよい。
考案の効果 この考案の容器によれば、上述のように、前壁
の凹所内へのノズル取付部材の外向きフランジの
嵌入作業が簡単に行える。したがつて、この嵌入
が確実に行われ、筒状部材を前壁に確実かつ強固
に取付けることができる。しかも、外向きフラン
ジと前壁との間に〓間が存在するのが防止できる
ので、気密性の低下およびこれに伴う内容物の変
質が防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はこの考案の実施例を示
し、第1図はノズル取付部材を前壁に取付ける前
の状態の部分垂直縦断面図、第2図はノズル取付
部材を前壁に取付け、さらにノズル取付部材にノ
ズルを取付けた状態の部分垂直縦断面図である。
第3図〜第6図は従来の紙製押出式容器を示し、
第3図は部分垂直縦断面図、第4図は全体垂直縦
断面図、第5図はノズルが使用中に外れる状態を
示す部分垂直縦断面図、第6図は部分垂直縦断面
図である。 1……円筒状ノズル取付部材(筒状部材)、1
a……外向きフランジ、1b……外周側部分、2
……環状スリツト、11……容器本体、12……
前壁、18……凹所。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 筒状容器本体と、容器本体の前端部に固定され
    た金属製孔付き前壁と、孔に通された状態で前壁
    に取付けられ、かつ後端部に前壁後面に密着する
    外向きフランジが一体的に設けられた筒状部材と
    を備えており、前壁の後面に前方に凹みかつ外向
    きフランジが強制嵌入される凹所が形成されてい
    る容器において、筒状部材の外向きフランジの後
    面に、全周にわたる環状スリツトが入れられ、環
    状スリツトが開かれることにより外向きフランジ
    の環状スリツトよりも外周側部分が前側に曲げら
    れており、外向きフランジの上記外周側部分の周
    縁を凹所の内周面に当てた状態で筒状部材を前方
    に移動させることにより、外向きフランジの上記
    外周側部分の前方への曲りが元に戻されるととも
    に、環状スリツトが閉じられ、外向きフランジの
    外周側部分の周縁が凹所の内周面に突張ることに
    よつて筒状部材が前壁に取付けられている容器。
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