JP2571783Y2 - カートリッジ式シーラント押出容器 - Google Patents
カートリッジ式シーラント押出容器Info
- Publication number
- JP2571783Y2 JP2571783Y2 JP1993023367U JP2336793U JP2571783Y2 JP 2571783 Y2 JP2571783 Y2 JP 2571783Y2 JP 1993023367 U JP1993023367 U JP 1993023367U JP 2336793 U JP2336793 U JP 2336793U JP 2571783 Y2 JP2571783 Y2 JP 2571783Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- canopy
- flange
- outflow pipe
- fitted
- type sealant
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- Expired - Lifetime
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- Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は粘稠なペースト状のシー
ラントを収容密封して、使用時に開口部封止を開放する
とともに、プランジャーの押し進みによって内容物を所
要箇所に流出することができる押出用ガンに装着させる
カートリッジ式シーラント押出容器に関し、詳しくは該
容器が紙筒胴とその一端開口に巻締固着された熱可塑性
合成樹脂製の流出管を嵌着した金属板製の天蓋と、紙筒
胴の他端開口内に嵌入されたプランジャーとよりなるカ
ートリッジ式シーラント押出容器の改良を目的とする。
ラントを収容密封して、使用時に開口部封止を開放する
とともに、プランジャーの押し進みによって内容物を所
要箇所に流出することができる押出用ガンに装着させる
カートリッジ式シーラント押出容器に関し、詳しくは該
容器が紙筒胴とその一端開口に巻締固着された熱可塑性
合成樹脂製の流出管を嵌着した金属板製の天蓋と、紙筒
胴の他端開口内に嵌入されたプランジャーとよりなるカ
ートリッジ式シーラント押出容器の改良を目的とする。
【0002】
【従来の技術】カートリッジ式シーラント押出容器にお
いて、その胴部として内面にアルミ箔,熱可塑性合成樹
脂層よりなるライニングを設けた紙筒を用い、その一端
開口に、熱可塑性合成樹脂製の流出管を嵌着した金属板
製の天蓋を巻締固定し、紙筒の他端開口内にプランジャ
ーを嵌入したものは従来周知であり、該合成樹脂製の流
出管として、雄ねじ筒の下端にフランジを設けたものを
用い、この流出管が嵌入される金属板製の天蓋中央の開
口周縁に立上り周壁を設けて安定した嵌着状態とすると
ともに、該立上り周壁の外面からスポットプレスにより
金属板局所を流出管の雄ねじ筒基部に陥入係止せしめ
て、両者の離脱並びに相対的回動を防止して結合するこ
とも実開昭60−13337号公報に示されている。
いて、その胴部として内面にアルミ箔,熱可塑性合成樹
脂層よりなるライニングを設けた紙筒を用い、その一端
開口に、熱可塑性合成樹脂製の流出管を嵌着した金属板
製の天蓋を巻締固定し、紙筒の他端開口内にプランジャ
ーを嵌入したものは従来周知であり、該合成樹脂製の流
出管として、雄ねじ筒の下端にフランジを設けたものを
用い、この流出管が嵌入される金属板製の天蓋中央の開
口周縁に立上り周壁を設けて安定した嵌着状態とすると
ともに、該立上り周壁の外面からスポットプレスにより
金属板局所を流出管の雄ねじ筒基部に陥入係止せしめ
て、両者の離脱並びに相対的回動を防止して結合するこ
とも実開昭60−13337号公報に示されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】前記公知のシーラント
押出容器における金属板製の天蓋と合成樹脂製の流出管
の嵌着結合構造は天蓋の中央開口部に流出管を嵌入した
後に、該開口部の立上り周壁の外側からスポットプレス
を行う2工程を要し、しかもこれによる回転係止作用は
最小回転半径位置で行なわれるため不充分であるととも
に、該スポットプレス圧は雄ねじ筒の変形を生じ易く、
従って該雄ねじ筒への合成樹脂製のコーンノズルの螺着
および離脱のさいの回動抵抗が大となり、往々にしてコ
ーンノズルと流出管が共回りして金属板製の天蓋と流出
管との間の密封が破壊されることがあり、あるいはコー
ンノズルの取換えが不能となる問題点があった。
押出容器における金属板製の天蓋と合成樹脂製の流出管
の嵌着結合構造は天蓋の中央開口部に流出管を嵌入した
後に、該開口部の立上り周壁の外側からスポットプレス
を行う2工程を要し、しかもこれによる回転係止作用は
最小回転半径位置で行なわれるため不充分であるととも
に、該スポットプレス圧は雄ねじ筒の変形を生じ易く、
従って該雄ねじ筒への合成樹脂製のコーンノズルの螺着
および離脱のさいの回動抵抗が大となり、往々にしてコ
ーンノズルと流出管が共回りして金属板製の天蓋と流出
管との間の密封が破壊されることがあり、あるいはコー
ンノズルの取換えが不能となる問題点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は紙筒胴の上端開
口に巻締固定される金属板製の天蓋の中央開口部に嵌挿
される合成樹脂製の流出管の嵌着構造を改良することに
よって、天蓋に対する流出管の上下方向の移動並びに回
動を防止して、前記従来のごとき問題を生じない安定し
た嵌着結合を得たものである。すなわち、本考案は紙筒
胴の上端開口に、中心に合成樹脂製の流出管を嵌挿固定
した金属板製の天蓋を巻締固着し、下端開口内にプラン
ジャーが摺動可能に嵌入されるカートリッジ式シーラン
ト押出容器において、天蓋の中心に設けた中央開口部は
短筒状の立上り周壁を有し、流出管は突出筒部の下端外
周方向に突出したフランジと、該フランジの上面から前
記立上り周壁の高さと同じ間隔を置いて突出筒部の周面
に僅かに突出した環状をなす係合突条を設けて、上記天
蓋の中央開口部に強圧嵌着した流出管の天蓋下面に当接
したフランジの上面に対して、天蓋の上面からスポット
プレスにより形成した係止突起を陥入して、天蓋と流出
管との相対的回動を防止して離脱不能に係止したことを
特徴とするカートリッジ式シーラント押出容器を要旨と
するものである。
口に巻締固定される金属板製の天蓋の中央開口部に嵌挿
される合成樹脂製の流出管の嵌着構造を改良することに
よって、天蓋に対する流出管の上下方向の移動並びに回
動を防止して、前記従来のごとき問題を生じない安定し
た嵌着結合を得たものである。すなわち、本考案は紙筒
胴の上端開口に、中心に合成樹脂製の流出管を嵌挿固定
した金属板製の天蓋を巻締固着し、下端開口内にプラン
ジャーが摺動可能に嵌入されるカートリッジ式シーラン
ト押出容器において、天蓋の中心に設けた中央開口部は
短筒状の立上り周壁を有し、流出管は突出筒部の下端外
周方向に突出したフランジと、該フランジの上面から前
記立上り周壁の高さと同じ間隔を置いて突出筒部の周面
に僅かに突出した環状をなす係合突条を設けて、上記天
蓋の中央開口部に強圧嵌着した流出管の天蓋下面に当接
したフランジの上面に対して、天蓋の上面からスポット
プレスにより形成した係止突起を陥入して、天蓋と流出
管との相対的回動を防止して離脱不能に係止したことを
特徴とするカートリッジ式シーラント押出容器を要旨と
するものである。
【0005】さらに本考案は上記の要旨において天蓋の
中央開口部に嵌着した流出管のフランジが当接する天蓋
面を、前記のフランジの厚さだけ上方に押出して、フラ
ンジ下面とその周囲の天蓋下面を略面一として、その下
面全面にインナーシールを接着して流出口を封止するこ
とも含むものである。
中央開口部に嵌着した流出管のフランジが当接する天蓋
面を、前記のフランジの厚さだけ上方に押出して、フラ
ンジ下面とその周囲の天蓋下面を略面一として、その下
面全面にインナーシールを接着して流出口を封止するこ
とも含むものである。
【0006】前記において、金属板製の天蓋の中心に設
ける中央開口部の立上り周壁は、その上端開口内径は、
流出管の突出筒部外径と略一致し、その下端開口内径は
流出管の突出筒部の基端に近接した外周面に僅かに突出
し係合突条が嵌入し得るような拡大内径を有したテーパ
ー孔をなし、流出管の下端フランジ上面と突出筒部の基
端に近接した外周面に設けた係合突条のとの間隔を、前
記立上り周壁内面の高さと一致したものとし、天蓋の中
央開口部の下方から流出管の突出筒部を挿入するさい、
その係合突条が立上り周壁の上端開口を弾性変形下に通
過して流出管の下端のフランジとその突出筒部外周の係
合突条との間に天蓋の中央開口部の立上り周壁が挟持さ
れて上下方向の移動を生じないように流出管が保持され
る。
ける中央開口部の立上り周壁は、その上端開口内径は、
流出管の突出筒部外径と略一致し、その下端開口内径は
流出管の突出筒部の基端に近接した外周面に僅かに突出
し係合突条が嵌入し得るような拡大内径を有したテーパ
ー孔をなし、流出管の下端フランジ上面と突出筒部の基
端に近接した外周面に設けた係合突条のとの間隔を、前
記立上り周壁内面の高さと一致したものとし、天蓋の中
央開口部の下方から流出管の突出筒部を挿入するさい、
その係合突条が立上り周壁の上端開口を弾性変形下に通
過して流出管の下端のフランジとその突出筒部外周の係
合突条との間に天蓋の中央開口部の立上り周壁が挟持さ
れて上下方向の移動を生じないように流出管が保持され
る。
【0007】なお、流出管の突出筒部の外周に雄ねじを
形成した場合はその雄ねじ山部の外径は、天蓋の中央開
口部の立上り周壁上端の内径より僅かに大であってもよ
く、また流出管の突出筒部の係合突条は雄ねじ山径と同
じか僅かに大であっても合成樹脂の弾性変形により嵌着
することができる。
形成した場合はその雄ねじ山部の外径は、天蓋の中央開
口部の立上り周壁上端の内径より僅かに大であってもよ
く、また流出管の突出筒部の係合突条は雄ねじ山径と同
じか僅かに大であっても合成樹脂の弾性変形により嵌着
することができる。
【0008】前記の天蓋と流出管との強制的嵌着は、流
出管の下端フランジ下面に当接する下プレス板と天蓋の
中央開口部の外周上面に当接する上プレス板との挟圧に
よって行うので、その上プレス板下面に係止突起形成用
のスポットプレス用の突起を設けておくことにより天蓋
と流出管の強制嵌着と同時に流出管のフランジ上面に天
蓋板面から押出した係止突起を嵌入せしめることがで
き、工程を増やすことなく天蓋と流出管の相対的回動を
不能に係止することができる。なお、前記の係止突起は
流出管のフランジ円周を等分して3又は4箇所に設ける
ことが望ましい。
出管の下端フランジ下面に当接する下プレス板と天蓋の
中央開口部の外周上面に当接する上プレス板との挟圧に
よって行うので、その上プレス板下面に係止突起形成用
のスポットプレス用の突起を設けておくことにより天蓋
と流出管の強制嵌着と同時に流出管のフランジ上面に天
蓋板面から押出した係止突起を嵌入せしめることがで
き、工程を増やすことなく天蓋と流出管の相対的回動を
不能に係止することができる。なお、前記の係止突起は
流出管のフランジ円周を等分して3又は4箇所に設ける
ことが望ましい。
【0009】上記のようにして金属板製の天蓋に対し合
成樹脂製の流出管とは上下方向,回転方向の相対的移動
を生ずることなく安定した嵌着結合がなされるが、特に
変性シリコン,ウレタン系等の高度の気液遮断生を必要
とするシーラントを収容する場合は、流出管を嵌着した
天蓋全面にわたって、両面に熱可塑性合成樹脂層を設け
たアルミ箔よりなるインナーシールを貼着することが必
要であり、この場合には天蓋の中央開口部に嵌着した流
出管のフランジが当接する天蓋部分をフランジの厚さだ
け上方に押出してフランジ下面とその周囲の天蓋下面と
を面一とすることが望ましい。
成樹脂製の流出管とは上下方向,回転方向の相対的移動
を生ずることなく安定した嵌着結合がなされるが、特に
変性シリコン,ウレタン系等の高度の気液遮断生を必要
とするシーラントを収容する場合は、流出管を嵌着した
天蓋全面にわたって、両面に熱可塑性合成樹脂層を設け
たアルミ箔よりなるインナーシールを貼着することが必
要であり、この場合には天蓋の中央開口部に嵌着した流
出管のフランジが当接する天蓋部分をフランジの厚さだ
け上方に押出してフランジ下面とその周囲の天蓋下面と
を面一とすることが望ましい。
【0010】
【作用】本考案によれば、金属板製の天蓋の中心に、合
成樹脂製のフランジ付流出管が離脱並びに相対的回動を
生ずることのない安定した嵌着固定状態で結合されるの
で、インナーシールにより密封状態を耐久的に維持する
ことができる。
成樹脂製のフランジ付流出管が離脱並びに相対的回動を
生ずることのない安定した嵌着固定状態で結合されるの
で、インナーシールにより密封状態を耐久的に維持する
ことができる。
【0011】
【実施例】本考案の実施例を図面によって説明する。図
1は一部を切欠して要部断面として示した側面図、図2
は斜視図であって、1は内面にアルミ箔12,ポリエチ
レン層13を有するライニングを設けた紙筒胴であり、
2は紙筒胴1の上端開口に巻締固定した金属板製の天蓋
であり、その中心に立上り周壁22を有する中央開口部
23を有している。3は高密度ポリエチレン等の熱可塑
性合成樹脂の射出成形により得られた突出筒部31の下
端に、外方に突出したフランジ32を有した流出管であ
り、その突出筒部31の上部にはノズル9が螺着される
雄ねじ部35、その下部には周面回りに雄ねじ山より僅
かに突出した係合突条36が設けられている。
1は一部を切欠して要部断面として示した側面図、図2
は斜視図であって、1は内面にアルミ箔12,ポリエチ
レン層13を有するライニングを設けた紙筒胴であり、
2は紙筒胴1の上端開口に巻締固定した金属板製の天蓋
であり、その中心に立上り周壁22を有する中央開口部
23を有している。3は高密度ポリエチレン等の熱可塑
性合成樹脂の射出成形により得られた突出筒部31の下
端に、外方に突出したフランジ32を有した流出管であ
り、その突出筒部31の上部にはノズル9が螺着される
雄ねじ部35、その下部には周面回りに雄ねじ山より僅
かに突出した係合突条36が設けられている。
【0012】前記の天蓋2は紙筒胴に巻締固着する以前
に、予め流出管3を中央開口部23内にプレス機にて強
制圧入嵌合して流出管3のフランジ32を中央開口部2
3の周囲の凹陥した天蓋2下面と当接せしめるとともに
突出筒部31の係合突条36を中央開口部23の立上り
周壁22の上端縁に突出係合し、同時にプレス上型によ
って天蓋2の上面からのスポットプレスにより天蓋2の
金属板面を局部的にフランジ32面に圧入する係止突起
25を形成することにより流出管3を天蓋2に嵌着固定
しておく。
に、予め流出管3を中央開口部23内にプレス機にて強
制圧入嵌合して流出管3のフランジ32を中央開口部2
3の周囲の凹陥した天蓋2下面と当接せしめるとともに
突出筒部31の係合突条36を中央開口部23の立上り
周壁22の上端縁に突出係合し、同時にプレス上型によ
って天蓋2の上面からのスポットプレスにより天蓋2の
金属板面を局部的にフランジ32面に圧入する係止突起
25を形成することにより流出管3を天蓋2に嵌着固定
しておく。
【0013】上記のように流出管3を嵌着結合した天蓋
2の下面全面に、アルミ箔42の両面に熱可塑性合成樹
脂層41,43を設けたインナーシール4を貼着して流
出口30の下端を封止した後、前記紙筒胴1の上端開口
に巻締固着し、その後巻締部を高周波加熱等の熱融着手
段により該部を融着密封する。そして、紙筒胴1の下端
開口を上方として、所要のシーラント剤を充填した後に
プランジャー8を嵌入する。
2の下面全面に、アルミ箔42の両面に熱可塑性合成樹
脂層41,43を設けたインナーシール4を貼着して流
出口30の下端を封止した後、前記紙筒胴1の上端開口
に巻締固着し、その後巻締部を高周波加熱等の熱融着手
段により該部を融着密封する。そして、紙筒胴1の下端
開口を上方として、所要のシーラント剤を充填した後に
プランジャー8を嵌入する。
【0014】前記の実施例においては天蓋2に嵌着固定
した流出管3として突出筒部31の下端にフランジ32
を有し、流出口が貫通したものを用いたが、図3〜図5
は流出管3の変形例を用いた場合を示す要部の断面図で
あり、前実施例と同一機能部分は同一符号を付して説明
する。図3において、流出管3はその雄ねじ部35を有
する突出筒部31の上端面に流出口30を封止する盲蓋
部38を有している。したがって高度の基液遮断性を必
要としないシーラントを収容する場合には流出口30の
下端開口を封止するインナーシール4は不要となり、使
用のさいは、XX線位置で切断して盲蓋部38を取除い
て流出口30を開口した後、コーンノズル9を取着けて
用いるものである。
した流出管3として突出筒部31の下端にフランジ32
を有し、流出口が貫通したものを用いたが、図3〜図5
は流出管3の変形例を用いた場合を示す要部の断面図で
あり、前実施例と同一機能部分は同一符号を付して説明
する。図3において、流出管3はその雄ねじ部35を有
する突出筒部31の上端面に流出口30を封止する盲蓋
部38を有している。したがって高度の基液遮断性を必
要としないシーラントを収容する場合には流出口30の
下端開口を封止するインナーシール4は不要となり、使
用のさいは、XX線位置で切断して盲蓋部38を取除い
て流出口30を開口した後、コーンノズル9を取着けて
用いるものである。
【0015】図4では流出管3′がその突出筒部をコー
ンノズル39として、その下端にフランジ2を設けたも
のであり、したがってコーンノズル39先端を切除開放
して使用するものであり、図5は前記のコーンノズル3
9の基部に雄ねじ部35を設けた直筒状の突出筒部3
1、その下端にフランジ2を設けたものであり、そのコ
ーンノズル39の先端を切除し、あるいはコーンノズル
39の全部又は一部を切除して、他の所望形状を有する
コーンノズルを雄ねじ部35に螺着使用し得るようにし
たものである。
ンノズル39として、その下端にフランジ2を設けたも
のであり、したがってコーンノズル39先端を切除開放
して使用するものであり、図5は前記のコーンノズル3
9の基部に雄ねじ部35を設けた直筒状の突出筒部3
1、その下端にフランジ2を設けたものであり、そのコ
ーンノズル39の先端を切除し、あるいはコーンノズル
39の全部又は一部を切除して、他の所望形状を有する
コーンノズルを雄ねじ部35に螺着使用し得るようにし
たものである。
【0016】図3〜図5の流出管変形例の何れの場合に
おいても、流出管の突出筒部の外周に設けた係合突条3
6と下部フランジ2との間に天蓋2の中央開口部の立上
り周壁22を挟持するとともにフランジ32面に天蓋2
面をスポットプレスして係止突起25を嵌入することに
より、流出管3は安定強固に結合されるものである。な
お、何れの場合にも高度の気液遮断性を必要としないシ
リコン,アクリル,ブチル,油性等のシーラントを収容
する場合には、流出口の下端開口を封止するインナーシ
ール4は必ずしも必要としない。
おいても、流出管の突出筒部の外周に設けた係合突条3
6と下部フランジ2との間に天蓋2の中央開口部の立上
り周壁22を挟持するとともにフランジ32面に天蓋2
面をスポットプレスして係止突起25を嵌入することに
より、流出管3は安定強固に結合されるものである。な
お、何れの場合にも高度の気液遮断性を必要としないシ
リコン,アクリル,ブチル,油性等のシーラントを収容
する場合には、流出口の下端開口を封止するインナーシ
ール4は必ずしも必要としない。
【0017】
【考案の効果】以上説明したとおり、本考案によれば、
紙筒胴に強固に巻締固定される金属板製天蓋の中央開口
部に熱可塑性合成樹脂製のフランジ付き流出管を離脱並
びに相対的回動を防止して安定強固に嵌入結合できるの
で、密封状態を永く維持できるカートリッジ式シーラン
ト押出容器が得られ、又その製造のさいに金属板製天蓋
と合成樹脂製の流出管の密着嵌合と同時に係止突起によ
る回転止めが同時容易に行うことができ製造工程を能率
化することができるなどの効果が得られる。
紙筒胴に強固に巻締固定される金属板製天蓋の中央開口
部に熱可塑性合成樹脂製のフランジ付き流出管を離脱並
びに相対的回動を防止して安定強固に嵌入結合できるの
で、密封状態を永く維持できるカートリッジ式シーラン
ト押出容器が得られ、又その製造のさいに金属板製天蓋
と合成樹脂製の流出管の密着嵌合と同時に係止突起によ
る回転止めが同時容易に行うことができ製造工程を能率
化することができるなどの効果が得られる。
【図1】本考案の実施例における一部を切欠した断面図
である。
である。
【図2】容器上部を示す斜視図である。
【図3】流出管変形例を用いた容器の要部断面図であ
る。
る。
【図4】他の流出管変形例を用いた容器の要部断面図で
ある。
ある。
【図5】別異の流出管変形例を用いた容器の要部断面図
である。
である。
1 紙筒胴 2 天蓋 3 流出管 4 インナーシール 8 プランジャー 9 コーンノズル 11 ライニング 22 立上り周壁 25 係止突起 31 突出筒部 32 フランジ 35 雄ねじ部 36 係合突条
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65D 83/00 B65D 85/72 B65D 3/14 B65D 25/48
Claims (2)
- 【請求項1】 紙筒胴(1)の上端開口に、中心に熱可
塑性合成樹脂製の流出管(3)を嵌挿固定した金属板製
の天蓋(2)を巻締固着し、下端開口内にプランジャー
(8)が摺動可能に嵌入されるカートリッジ式シーラン
ト押出容器において、天蓋(2)の中心に設けた中央開
口部(23)は短筒状の立上り周壁(22)を有し、流
出管(3)は突出筒部(31)の下端外周方向に突出し
たフランジ(32)と、該フランジ(32)の上面から
前記立上り周壁(22)内面の高さと同じ間隔を置いて
突出筒部(31)基部の外周面に僅かに突出した周面方
向に環状をなす係合突条(36)を設けて、上記天蓋
(2)の中央開口部(23)に強圧嵌着した流出管
(3)の天蓋(2)下面に当接したフランジ(32)の
上面に対して天蓋(2)の上面からのスポットプレスに
より形成した少なくとも1ケ所以上係止突起(25)を
陥入して天蓋(2)と流出管(3)との相対的回動を防
止して離脱不能に係止したことを特徴とするカートリッ
ジ式シーラント押出容器。 - 【請求項2】 天蓋(2)の中央開口部(23)に嵌着
した流出管(3)のフランジ(32)が当接する天蓋
(2)面が、前記フランジ(32)の厚さだけ上方に押
出して、フランジ(32)下面とその周囲の天蓋(2)
の下面を略面−とされてその下面全面にインナーシール
(4)を接着して流出口(20)を封止した請求項1記
載のカートリッジ式シーラント押出容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993023367U JP2571783Y2 (ja) | 1993-03-26 | 1993-03-26 | カートリッジ式シーラント押出容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993023367U JP2571783Y2 (ja) | 1993-03-26 | 1993-03-26 | カートリッジ式シーラント押出容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0672880U JPH0672880U (ja) | 1994-10-11 |
JP2571783Y2 true JP2571783Y2 (ja) | 1998-05-18 |
Family
ID=12108594
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993023367U Expired - Lifetime JP2571783Y2 (ja) | 1993-03-26 | 1993-03-26 | カートリッジ式シーラント押出容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2571783Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001335081A (ja) * | 2000-05-26 | 2001-12-04 | Kaito Kagaku Kogyo Kk | 容 器 |
-
1993
- 1993-03-26 JP JP1993023367U patent/JP2571783Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001335081A (ja) * | 2000-05-26 | 2001-12-04 | Kaito Kagaku Kogyo Kk | 容 器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0672880U (ja) | 1994-10-11 |
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