JP2008056204A - 車両用ブレーキ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構成で加工性及び組立性を向上できるとともに、設計どおりの絞り機能を得ることができる車両用ブレーキ装置を提供する。
【解決手段】ハウジング31の通路32の軸線方向に所定の肉厚を有する被固定部34と、円板状をなす第1及び第2の各絞り形成板35,36と、被固定部34及び第1及び第2の各絞り形成板35,36を連結する連結部37とを有する絞り形成体33を、通路32内に圧入する。すると、被固定部34の外周面における円弧部34aが通路32の内周面に圧接して絞り形成体33が通路32内で移動不能に固定されるとともに、第1及び第2の各絞り形成板35,36の外周面と通路32の内周面との間の隙間により直列配置状態に第1絞り22及び第2絞り23が形成される。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両の制動時にポンプから昇圧したブレーキ液が吐出される吐出管路中に絞りを有する車両用ブレーキ装置に関する。
一般に、この種の車両用ブレーキ装置には、車両の制動時にポンプから吐出管路を介して吐出されるブレーキ液の圧力が高くて圧力脈動が大きいときに、そのブレーキ液の圧力脈動を緩和して作動音を低減するための絞りが吐出管路中に設けられている。また、例えばポンプ等をエンジン始動直後に作動させる所謂プライマリチェック時のようにポンプの吐出側の圧力が大気圧に近い場合には、この絞りによる圧力の急降下により絞りの下流側でキャビテーションを生じて異音が発生することがある。そこで、このようなキャビテーションに伴う異音の発生を抑制するために、近時、吐出管路中に複数の絞りを直列に配置した車両用ブレーキ装置(以下、「従来ブレーキ装置」という。)が提案されている(特許文献1参照)。
この従来ブレーキ装置は、図12に示すように、ハウジング101内に、そのハウジング101の一側面に穿設した凹部120の開口をシール蓋120aで閉塞することにより形成されたダンパ室121と、このダンパ室121に連通する上流側吐出通路102と下流側吐出通路103とからなる屈曲状の吐出管路とを有している。ダンパ室121内にはポンプ122から吐出されたブレーキ液が連通路121aを介して流入するようになっており、このダンパ室121においてポンプ122から吐出されたブレーキ液の圧力脈動を緩和するようにしている。
上流側吐出通路102の内奥には下流側吐出通路103との境となる薄壁104が形成されており、その薄壁104には絞り機能を有する細孔105が両吐出通路102,103間を連通するように穿設されている。また、上流側吐出通路102内には有底円筒状の絞り部材106が圧入され、その絞り部材106の底部には絞り機能を有する細孔107が穿設されている。両細孔105,107は、ブレーキ液の流れ方向で上流側となる細孔107の方が下流側となる細孔105よりも小さな孔径となるように形成されており、これらの両細孔105,107により吐出管路内で直列に配置される複数の絞りが構成されている。
特開2003−237557号公報
ところが、前記従来ブレーキ装置では、ハウジング101における狭い吐出通路102の内奥に位置する薄壁104に絞り機能を有する細孔105を細いドリル等で精度よく穿設する必要があるため、その加工作業が極めて煩雑であり、加工性が非常に悪いという問題があった。しかも、有底円筒状の絞り部材106を吐出通路102内に圧入する必要があるため、圧入作業を慎重に行わないと絞り部材106の底部が吐出通路102の内周面に接触して底部が変形し、設計どおりの絞り機能を得られなくなるおそれがあった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、簡単な構成で加工性及び組立性を向上できるとともに、設計どおりの絞り機能を得ることができる車両用ブレーキ装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、車輪に制動力を発生させる場合にポンプから昇圧したブレーキ液が吐出される吐出管路を備え、該吐出管路の途中に複数の絞りが直列に配置された車両用ブレーキ装置において、前記吐出管路内には絞り形成体が装着されており、該絞り形成体は、前記吐出管路内に挿入された場合に該吐出管路の内周面に圧接して前記絞り形成体を前記吐出管路内で移動不能に固定する被固定部と、前記吐出管路の通路断面積よりも前記吐出管路の軸線方向と垂直な平面での断面積が小さく形成されて前記吐出管路内に該吐出管路の軸線方向へ直列配置となる複数の絞りを形成する絞り形成部とを有することを要旨とする。
このように構成される車両用ブレーキ装置では、絞り形成体を吐出管路内に単に圧入するのみで、絞り形成体の被固定部が吐出管路の内周面に圧接固定されるとともに、絞り形成部により複数の直列配置された絞りが形成される。このため、複数の絞りを吐出管路内に直列配置で形成するにあたって、複雑な加工作業を必要としない。また、絞り形成部は吐出管路の通路断面積よりも断面積が小さく形成されているため、絞り形成体が吐出管路内へ挿入される際に吐出管路の内周面に圧接して絞りが変形することもない。従って、車両用ブレーキ装置の加工性、組立性を大きく向上することができるとともに、設計どおりの絞り機能を得ることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の車両用ブレーキ装置において、前記絞り形成体は、前記吐出管路の軸線方向において所定の間隔をおいて配置される複数の絞り形成部を有しており、これら各絞り形成部が該絞り形成部よりも前記吐出管路の軸線方向と垂直な平面での断面積が小さく形成された連結部を介して前記被固定部に連結されていることを要旨とする。
このように構成される車両用ブレーキ装置では、連結部の外周面と吐出管路の内周面との間に上流側の絞りを出て下流側の絞りに向かうブレーキ液の減圧空間を形成することができ、絞り機能に優れた絞り形成体を構造の簡素化を図って得ることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の車両用ブレーキ装置において、前記連結部は、前記被固定部及び絞り形成部のうち少なくとも絞り形成部とは別体構成の連結体からなり、該連結体に前記絞り形成部は着脱可能に連結されていることを要旨とする。
このように構成される車両用ブレーキ装置では、絞り形成部を着脱交換することにより、絞り形成体における絞りの開口面積を変更することができ、ブレーキ装置における脈動調整の自由度を高めることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3のうち何れか一項に記載の車両用ブレーキ装置において、前記絞り形成体は、前記被固定部が中実体状に形成されており、該被固定部が前記絞り形成部の少なくとも一部を兼ねることを要旨とする。
このように構成される車両用ブレーキ装置では、絞り形成体を吐出管路内に圧入した際に、被固定部が兼ねる絞り形成部の絞りが変形することを抑制できると共に、絞り形成体の部品点数を削減したり、絞り形成体を小型化したりすることができ、ひいては車両用ブレーキ装置の小型化に貢献できる。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜請求項4のうち何れか一項に記載の車両用ブレーキ装置において、前記絞り形成体は、前記絞り形成部の少なくとも一部が前記吐出管路の内周面に摺接する板体からなり、該板体の外周面には絞り溝が形成されていることを要旨とする。
このように構成される車両用ブレーキ装置では、絞り溝の断面積を調整することにより、絞りの開口面積を容易に調整することができる。また、絞り形成部が絞り形成体を吐出管路に圧入する際に、絞り形成体の圧入をガイドするため、絞り形成体の圧入作業をさらに容易に行うことができる。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜請求項5のうち何れか一項に記載の車両用ブレーキ装置において、前記絞り形成体は、前記絞り形成部の少なくとも一部が前記吐出管路の内周面に摺接する板体からなり、該板体には絞り孔が貫通形成されていることを要旨とする。
このように構成される車両用ブレーキ装置では、絞り孔の開口面積を調整することにより、絞りの開口面積を容易に調整することができる。また、絞り形成部が絞り形成体を吐出管路に圧入する際に、絞り形成体の圧入をガイドするため、絞り形成体の圧入作業をさらに容易に行うことができる。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜請求項6のうち何れか一項に記載の車両用ブレーキ装置において、前記絞り形成体は、該絞り形成体を前記吐出管路内に装着する際に装着具に係合するための係合部が前記被固定部に設けられていることを要旨とする。
このように構成される車両用ブレーキ装置では、絞り形成体に装着具を確実に装着することができ、絞り形成体を精度よく吐出管路内に圧入することができる。また、係合部を設けたことにより絞り形成体の吐出管路に対して誤った圧入方向に挿入することを未然に抑制することができる。
以下、本発明を具体化した実施形態を図に従って説明する。
(第1実施形態)
図1に示すように、本実施形態の車両用ブレーキ装置には、ブレーキペダル1、踏力センサ2、マスタシリンダ(以下、「M/C」という)3、ストローク制御弁SCSS、ストロークシュミレータ4、ブレーキ液圧制御用アクチュエータ5、ホイールシリンダ(以下、「W/C」という)6FL、6FR、6RL、6RRが設けられている。そして、ドライバによりブレーキペダル1が踏み込まれると、ブレーキペダル1に加えられた踏力が踏力センサ2により検出され、踏力センサ2から加えられた踏力に応じた検出信号が車両用ブレーキ装置全体の動作を制御するブレーキECU(図示略)に送出されるようになっている。
M/C3には、プライマリ室3a及びセカンダリ室3bを構成するプライマリピストン3c及びセカンダリピストン3dが設けられている。両ピストン3c,3dはスプリング3eで互いに連結されており、プライマリピストン3cには、プッシュロッドを介してブレーキペダル1が連結されている。ブレーキペダル1に加えられた踏力はプッシュロッドを介してプライマリピストン3cに伝達され、プライマリ室3a及びセカンダリ室3bにM/C圧が発生される。一方、ブレーキペダル1が踏み込まれていない状態では、スプリング3eの付勢力により、ブレーキペダル1を初期位置側に押し戻すように各ピストン3c,3dは付勢されている。プライマリ室3a及びセカンダリ室3bは、管路A,Bを介してそれぞれブレーキ液圧制御用アクチュエータ5に接続されている。
M/C3には、ブレーキペダル1が初期位置の時に図示しない通路を介してプライマリ室3a及びセカンダリ室3bに接続され、M/C3内にブレーキ液を供給したり、M/C3内に余剰のブレーキ液を貯留したりするマスタリザーバ3fが設けられている。このマスタリザーバ3fは、直接管路C,Iを介してそれぞれブレーキ液圧制御用アクチュエータ5に接続されている。
ストロークシュミレータ4は、管路Dを介して管路Bに接続され、セカンダリ室3b内のブレーキ液を収容するようになっている。管路Dには、この管路Dを連通・遮断してストロークシュミレータ4へのブレーキ液の流動を制御するための常閉型の二位置弁からなるストローク制御弁SCSSが配設されている。
次に、ブレーキ液圧制御用アクチュエータ5の構成について説明する。
図1に示すように、ブレーキ液圧制御用アクチュエータ5には、車輪としての前輪FRに対応するW/C(前輪用第1W/C)6FRに接続される管路Eが設けられ、この管路EにはM/C3のプライマリ室3aに連通する管路Aが接続されている。管路Eには、この管路Eの連通・遮断を制御するため、非通電時には連通状態、通電時には遮断状態となる二位置弁からなる第1常開弁SNO1が設けられている。
また、ブレーキ液圧制御用アクチュエータ5には、車輪としての前輪FLに対応するW/C(前輪用第2W/C)6FLに接続される管路Fが設けられ、この管路FにはM/C3のセカンダリ室3bに連通する管路Bが接続されている。管路Fには、この管路Fの連通・遮断を制御するため、非通電時には連通状態、通電時には遮断状態となる二位置弁からなる第2常開弁SNO2が設けられている。
また、ブレーキ液圧制御用アクチュエータ5には、マスタリザーバ3fに連通した管路Cに接続される管路Gが設けられており、この管路Gは、4本の管路G1,G2,G3,G4に分岐されている。そして、管路G4,G2は車輪としての後輪RR、RLに対応するW/C(後輪用第1、第2W/C)6RR、6RLに接続されると共に、管路G1,G3は車輪としての前輪FR,FLに対応するW/C(前輪用第1、第2W/C)6FR、6FLに接続されている。
各管路G1〜G4には、それぞれ1つずつポンプ(第1〜第4ポンプ)7〜10が設けられている。各ポンプ7〜10のうちポンプ7,8は第1モータ11によって駆動され、ポンプ9,10は第2モータ12によって駆動されるようになっている。
また、ブレーキ液圧制御用アクチュエータ5には、マスタリザーバ3fに連通した管路Iに接続される管路Jが設けられ、この管路Jは、4本の管路J1,J2,J3,J4に分岐されている。そして、管路J4,J2は管路G4,G2の途中に合流して車輪としての後輪RR、RLに対応するW/C(後輪用第1、第2W/C)6RR、6RLに接続されると共に、管路J1,J3は管路G1,G3の途中に合流して車輪としての前輪FR,FLに対応するW/C(前輪用第1、第2W/C)6FR、6FLに接続されている。
前輪用第1W/C6FRに接続された管路J1には、第1常閉弁SWC1と第1リニア弁SLFRとが、マスタリザーバ3fと第1リニア弁SLFRとの間に第1常閉弁SWC1が介在するようにして直列的に接続されている。すなわち、この第1常閉弁SWC1により、マスタリザーバ3fと第1リニア弁SLFRとの間が連通・遮断されるようになっている。また、後輪用第1W/C6RLに接続された管路J2には、第2リニア弁SLRLが接続されている。
また、前輪用第2W/C6FLに接続された管路J3には、第2常閉弁SWC2と第3リニア弁SLFLとが、マスタリザーバ3fと第3リニア弁SLFLとの間に第2常閉弁SWC2が介在するようにして直列的に接続されている。すなわち、この第2常閉弁SWC2により、マスタリザーバ3fと第3リニア弁SLFLとの間が連通・遮断されるようになっている。また、後輪用第2W/C6RRに接続された管路J4には、第4リニア弁SLRRが接続されている。
そして、管路G1〜G4における各ポンプ7〜10の吐出ポート側の吐出管路G1d〜G4dには、各W/C6FR、6RL、6FL、6RRのW/C圧を検出するための圧力センサ(第1〜第4圧力センサ)13〜16が配置されている。また、管路E、Fにおける各常開弁SNO1,SNO2よりも上流(M/C3)側には、M/C3のプライマリ室3a及びセカンダリ室3bに発生しているM/C圧を検出するための圧力センサ17,18が設けられている。
以上のように構成された車両用ブレーキ装置では、踏力センサ2や各圧力センサ13〜18の検出信号がブレーキECUに入力され、これらの各検出信号から踏力やM/C圧、W/C圧が求められる。そして、ブレーキECUは、求められた踏力やM/C圧、W/C圧に基づいて、ストローク制御弁SCSS、各常開弁SNO1,SNO2、各常閉弁SWC1,SWC2、各リニア弁SLFR,SLRL,SLFL,SLRR、及び各モータ11,12を駆動させるための制御信号を出力するようになっている。
また、本実施形態では、各吐出管路G1d〜G4dの途中で第1〜第4の各圧力センサ13〜16よりも上流側に、ポンプ7〜10側から順にポンプ7〜10の吐出脈動を減衰させるためのダンパ室21、第1絞り22、及び第2絞り23が直列に配置されている。また、第1絞り22及び第2絞り23を直列に配置することにより、第1絞り22で吐出圧を絞られた前後の差圧を徐々に減らすための複数の絞り構成が形成され、ブレーキ液の膨張に伴うキャビテーションの発生が抑制されるようになっている。
次に、第1絞り22及び第2絞り23の詳細構成について、吐出管路G1d内の途中に配置される第1絞り22及び第2絞り23を例にとり、図2に基づいて説明する。なお、ここでは説明を省略するが、他の吐出管路G2d〜G4dに配置される第1絞り22及び第2絞り23も同様の構成である。
図2(a)に示すように、ハウジング31内には吐出管路G1dの一部を構成する通路32がダンパ室21の下流側に連通するように穿孔形成されている。そして、この通路32内にダンパ室21側から中実の金属製鍛造品からなる絞り形成体33が圧入されることにより、通路32内に第1絞り22及び第2絞り23が直列配置状態で形成されるようになっている。
この絞り形成体33は、図2(b)に示すように側面視形状が略俵状をなして通路32の軸線方向に所定の肉厚を有する被固定部34と、第1絞り形成部としての円板状をなす第1絞り形成板35と、第2絞り形成部としての円板状をなす第2絞り形成板36と、被固定部34及び各絞り形成板35,36を直列に連結する連結部37とからなっている。
被固定部34は、その側面視の長手方向(図2では上下方向)の寸法が通路32の内径寸法よりも僅かに大きく、その通路32に対する所定の圧入代を有するように形成されている。そして、絞り形成体33が通路32内に圧入された状態では被固定部34の外周面の円弧部34aが通路32の内周面に当接して絞り形成体33を通路32内において移動不能に固定するようになっている。また、この固定状態において、被固定部34の両側で通路32の内周面との間に形成される空間が、ブレーキ液の流路を構成するようになっている。さらに、被固定部34におけるダンパ室21側の側面には絞り形成体33をダンパ室21側から通路32内に圧入する際にロッド等の装着具(図示略)の先端を係合可能な係合部としての係合穴38が穿設されている。
なお、被固定部34の両側で通路32の内周面との間に形成された空間が構成するブレーキ液の流路部分は、その流路断面積が通路32の断面積に比して被固定部34の断面積分だけ減少しているが、この程度の減少では差圧によるキャビテーション発生についての絞りとはならない。したがって、この被固定部34の両側で通路32の内周面との間に形成されるブレーキ液の流路部分は、本明細書中において、第1絞り22及び第2絞り23で構成されるところの「絞り」には含まれないものと定義する。
第1絞り形成板35は外径がハウジング31の内径よりも僅かに小さくなるように形成され、絞り形成体33が通路32内に挿入された状態では通路32の内周面と第1絞り形成板35の外周面との間に所定の隙間が形成されるようになっている。そして、この隙間により、第1絞り22が構成されるようになっている。
第2絞り形成板36は外径が第1絞り形成板35の外径よりも僅かに小さくなるように形成され、絞り形成体33が通路32内に挿入された状態では通路32の内周面と第2絞り形成板36の外周面との間に所定の隙間が形成されるようになっている。そして、この隙間により、第1絞り22よりも開口面積の大きな第2絞り23が構成されるようになっている。
また、連結部37は、第2絞り形成板36よりも小径の円柱形状をなすように形成されており、絞り形成体33が通路32内に挿入された状態では連結部37の外周面と通路32の内周面との間に第1絞り22を通過したブレーキ液が第2絞り23に至る前に減圧される減圧空間が形成されるようになっている。
本実施形態の場合、以上のように構成された絞り形成体33をダンパ室21側から通路32内に挿入するだけで、その通路32内に第1絞り22と第2絞り23とが直列配置となるように形成される。そして、その絞り形成体33の挿入時には中実体状に形成された被固定部34の円弧部34aだけが通路32の内周面に圧接する。すなわち、第1絞り22を構成する第1絞り形成板35及び第2絞り23を構成する第2絞り形成板36が通路32の内周面に圧接することはない。また、通路32内へ絞り形成体33を装着する際には、絞り形成体33の被固定部34の側面に形成された係合穴38にロッド等の装着具の先端が係合される。そして、そのような装着具を使用して絞り形成体33は通路32内に圧入される。
従って、本実施形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(1)絞り形成体33を通路32内に単に圧入するのみで、被固定部34が通路32の内周面に圧接して固定され、第1絞り形成板35による第1絞り22及び第2絞り形成板36による第2絞り23が通路32内にドリル加工等の複雑な加工作業を必要とすることなく直列配置状態で形成される。従って、車両用ブレーキ装置の加工性、組立性を大きく向上することができる。
(2)この絞り形成体33は、第2絞り形成板36よりも通路32の軸線方向に垂直な平面での断面積が小さく形成された連結部37により第1絞り形成板35及び第2絞り形成板36が通路32の軸線方向に所定の間隔をおいて配置された構成をしている。このため、連結部37の外周面と通路32の内周面とにより第1絞り22を出て第2絞り23に向かうブレーキ液の減圧空間を形成することができ、絞り機能に優れた絞り形成体33を構造の簡素化を図って得ることができる。
(3)この絞り形成体33は、被固定部34が通路32の軸線方向に所定の肉厚を有する中実体状に形成されているため、絞り形成体33を通路32内に圧入する際に、被固定部34を変形しにくいものとすることができる。また、そうした通路32内への被固定部34の圧入時において、第1絞り形成板35及び第2絞り形成板36は通路32の内周面に圧接することはない。従って、通路32内には設計どおりの第1絞り22及び第2絞り23を精度よく確実に形成することができる。
(4)この絞り形成体33は、被固定部34に絞り形成体33をハウジング31の通路32に装着する際に使用する装着具を係合させるための係合穴38が設けられている。このため、絞り形成体33を装着具の使用によって容易に通路32の内奥に装着でき、絞り形成体33を精度よく通路32内に圧入することができる。また、係合穴38を目印として、絞り形成体33を通路32内に誤った圧入方向に挿入することを未然に抑制することができる。
(5)この絞り形成体33は、ダンパ室21に連通する通路32内に圧入されている。このため、図2(a)において点線で示すように、ダンパ室21の底部にフィルタ39を配置することにより、絞り形成体33の近傍にダンパ室21の内周面の大きさに合わせて大きなフィルタ39を配置することができる。このため、第1絞り22及び第2絞り23を目詰まりしにくくすることができ、この点で、車両用ブレーキ装置のメンテナンス性を向上することができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態の絞り形成体33について、前記第1実施形態と異なる部分を中心に図3に基づいて説明する。この第2実施形態の絞り形成体33は、第1及び第2絞り形成板35,36の構成が第1実施形態とは異なっている。
図3(a)〜(c)に示すように、この絞り形成体33では、第1絞り形成板35及び第2絞り形成板36がハウジング31の通路32の内径とほぼ等しい外径を有する円板状に形成されている。そして、第1絞り形成板35及び第2絞り形成板36の外周面には、絞り形成体33が通路32内に圧入された状態で第1及び第2の各絞り22,23を構成するV溝状の絞り溝40,41がそれぞれ凹設されている。ここで、第1絞り形成板35の絞り溝40は、第2絞り形成板36の絞り溝41より浅いV溝となっている。なお、絞り溝40,41の溝形状はV溝状に限らず、U溝状、矩形溝状、円弧溝状など他の任意の溝形状であってもよい。
従って、本実施形態によれば、第1実施形態の(1)〜(5)の効果に加えて以下に示す効果を得ることができる。
(6)この絞り形成体33は、第1絞り形成板35及び第2絞り形成板36が、ハウジング31の通路32の内周面に摺接するとともに、外周面に絞り溝40,41を有する板体となっている。このため、絞り溝40,41の断面積を調整することにより、第1絞り22及び第2絞り23の開口面積を容易に調整することができる。また、絞り形成体33を通路32内に圧入する際に、第1絞り形成板35及び第2絞り形成板36が絞り形成体33の圧入をガイドするため、絞り形成体33の圧入作業をさらに容易に行うことができる。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態の絞り形成体33について、前記各実施形態と異なる部分を中心に図4に基づいて説明する。この第3実施形態の絞り形成体33は、被固定部34及び第2絞り形成板36の構成が前記各実施形態とは異なっている。また、第1絞り形成板35が省略されている。
図4(a)に示すように、この絞り形成体33では、被固定部34と第2絞り形成板36のみが連結部37により連結されている。図4(b)に示すように、被固定部34は、ハウジング31の通路32の内径より僅かに大きな外径を有する円板状に形成され、その被固定部34の外周面には、絞り形成体33が通路32内に圧入された状態で第1絞り22を構成するV溝状の絞り溝40が凹設されている。
従って、本実施形態によれば、前記(1)〜(6)の効果に加えて以下に示す効果を得ることができる。
(7)この絞り形成体33は、被固定部34が第1絞り形成板35の役割を兼ねている。このため、絞り形成体33を小型化することができ、ひいては車両用ブレーキ装置の小型化を可能にすることができる。
(第4実施形態)
次に、第4実施形態の絞り形成体33について、前記第1実施形態と異なる部分を中心に図5に基づいて説明する。図5(a)及び(b)に示すように、この第4実施形態の絞り形成体33は、第1実施形態の絞り形成体33の先端に連結部37を介して更にもう1枚の第3絞り形成板42が連結されている。この第3絞り形成板42は、その外径が第2絞り形成板36の外径より小さくなるように形成されている。これにより、絞り形成体33をハウジング31の通路32に圧入した状態で、通路32の内周面との間に絞りとしての第3絞り43が更に形成されるようになっている。
従って、本実施形態によれば、第1実施形態の(1)〜(5)の効果に加えて以下に示す効果を得ることができる。
(8)この絞り形成体33では、ハウジング31の通路32に圧入された状態で3つの絞り、つまり第1〜第3の各絞り22,23,43が形成されるため、ブレーキ液の吐出脈動低減効果やキャビテーション抑制効果を一層高めることができる。
(第5実施形態)
次に、第5実施形態の絞り形成体33について、前記第3実施形態と異なる部分を中心に図6に基づいて説明する。この第5実施形態の絞り形成体33は、被固定部34及び第2絞り形成板36の構成が第3実施形態とは異なっている。
図6(a)及び(b)に示すように、この絞り形成体33では、被固定部34に絞り溝40に代えて絞り孔44が貫通形成されている。また、第2絞り形成板36は、その外径がハウジング31の通路32の内径より小さくなるように形成されている。そして、絞り形成体33をハウジング31の通路32内に圧入した状態で、絞り孔44が第1絞り22を、通路32の内周面と第2絞り形成板36の外周面との間の隙間が第2絞り23を構成するようになっている。ここで、絞り孔44の開口面積は、第2絞り形成板36と通路32との隙間の開口面積より小さくなるようになっている。
従って、本実施形態によれば、第3実施形態と同等の効果に加えて以下に示す効果を得ることができる。
(9)この絞り形成体33は、被固定部34が絞り孔44を有する板体となっている。このため、絞り孔44の開口面積を調整することにより、第1絞り22の開口面積を容易に調整することができる。
(第6実施形態)
次に、第6実施形態の絞り形成体33について、前記第5実施形態と異なる部分を中心に図7に基づいて説明する。この第6実施形態の絞り形成体33は、第2絞り形成板36の構成が第5実施形態とは異なっている。
図7(a)及び(b)に示すように、この絞り形成体33では、第2絞り形成板36が、ハウジング31の通路32の内径とほぼ同じ外径を有するとともに、絞り孔45を有するように形成されている。ここで、絞り孔45の開口面積は絞り孔44の開口面積より大きく設定され、絞り形成体33をハウジング31の通路32内に圧入した状態で第2絞り23を構成するようになっている。
従って、本実施形態では、第3及び第5実施形態と同等の効果を得ることができる。
(第7実施形態)
次に、第7実施形態の絞り形成体33について、前記第6実施形態と異なる部分を中心に図8に基づいて説明する。
図8(a)及び(b)に示すように、この第7実施形態の絞り形成体33は、円環状の被固定部34と円環状の第2絞り形成板36とが少なくとも第2絞り形成板36とは別体構成の連結部としてのピン(連結体)46で連結することにより一体化されている。被固定部34及び第2絞り形成板36の中心には、それぞれピン46が嵌合される嵌合孔47,48が形成されている。また、被固定部34及び第2絞り形成板36の嵌合孔47,48の内周面には、それぞれキー溝49,50が形成されている。このキー溝49,50はピン46を嵌合することによって透孔状になり、被固定部34及び第2絞り形成板36にそれぞれ第1絞り22及び第2絞り23が形成されることになる。さらに、被固定部34の嵌合孔47はピン46が半分程度嵌合されるのみであり、組み付け状態で端面側の嵌合孔47は、装着具の係合穴38として利用することができるようになっている。
従って、本実施形態では、第6実施形態と同等の効果に加えて以下に示す効果を得ることができる。
(10)この絞り形成体33は、被固定部34と第2絞り形成板36が両者に嵌合するピン46で連結固定されている。このため、被固定部34や第2絞り形成板36を着脱交換することにより、絞り形成体33における第1及び第2の各絞り22,23の開口面積を変更することができ、ブレーキ装置における脈動調整の自由度を高めることができる。
(第8実施形態)
次に、第8実施形態の絞り形成体33について、前記第5実施形態と異なる部分を中心に図9に基づいて説明する。
図8(a)及び(b)に示すように、この第8実施形態の絞り形成体33は、前記第7実施形態と同様に被固定部34と第2絞り形成板36とを少なくとも第2絞り形成板36とは別体構成の連結部としてのピン(連結体)46により連結固定したものとなっている。
従って、本実施形態では、第5及び第7実施形態と同等の効果を得ることができる。
(第9実施形態)
次に、第9実施形態の絞り形成体33について、前記各実施形態と異なる部分を中心に図10に基づいて説明する。
図10に示すように、この第9実施形態の絞り形成体33は、被固定部及び絞り形成部を兼用する円柱状の絞りブロック51にて構成されている。この絞りブロック51の中心の内部には、一端側の第1絞り22を構成する絞り孔44と、他端側の第2絞り23を構成する絞り孔45と、両絞り孔44,45の間に形成される減圧空間52とが連続するように形成されている。
従って、本実施形態によっても、通路32内に絞りブロック51からなる絞り形成体33を圧入するだけで、通路32内に第1絞り22及び第2絞り23を直列配置状態に形成でき、前記各実施形態と同等の効果を得ることができる。
(第10実施形態)
次に、第10実施形態の絞り形成体33について、前記第9実施形態と異なる部分を中心に図11に基づいて説明する。
図11に示すように、この第10実施形態の絞り形成体33は、金属製鋳造品からなる円柱状の絞りブロック51にて構成されている。この絞りブロック51の中心の内部には、一端側の第1絞り22を構成する絞り孔44と、他端側の第2絞り23を構成し、絞り孔44に連続するとともに開口径が他端側に向かって連続的に拡大している絞り孔45とが設けられている。
従って、本実施形態によっても、通路32内に絞りブロック51からなる絞り形成体33を圧入するだけで、通路32内に第1絞り22及び第2絞り23を直列配置状態に形成でき、前記各実施形態と同等の効果を得ることができる。
なお、上記実施形態は以下のような別の実施形態に変更してもよい。
・前記各実施形態では、絞り形成体33を、金属の鍛造品または鋳造品で形成したが、例えば合成樹脂材料、セラミック材料等で形成してもよい。
・前記各実施形態では、被固定部34、第1及び第2の各絞り形成板35,36毎にそれぞれ1つずつの絞り溝40,41及び絞り孔44,45を設けたが、それぞれ複数設けてもよい。
・ハウジング31の通路32の内周面と第1及び第2絞り形成板35,36の外周面との間の隙間により第1及び第2絞り22,23を形成する前記各実施形態において、第1及び第2絞り形成板35,36に絞り溝40,41及び絞り孔44,45を更に設けてもよい。
本発明の第1実施形態の車両用ブレーキ装置における油圧回路図。 第1実施形態の、(a)は絞り形成体を装着状態で示す断面図、(b)は絞り形成体の左側面図。 第2実施形態の、(a)は絞り形成体を装着状態で示す断面図、(b)は絞り形成体の左側面図、(b)は絞り形成体の(a)におけるA−A線矢視断面図。 第3実施形態の、(a)は絞り形成体を装着状態で示す断面図、(b)は絞り形成体の左側面図、(c)は絞り形成体の(a)におけるA−A線矢視断面図。 第4実施形態の、(a)は絞り形成体を装着状態で示す断面図、(b)は絞り形成体の左側面図。 第5実施形態の、(a)は絞り形成体を装着状態で示す断面図、(b)は絞り形成体の左側面図。 第6実施形態の、(a)は絞り形成体を装着状態で示す断面図、(b)は絞り形成体の左側面図。 第7実施形態の、(a)は絞り形成体を装着状態で示す断面図、(b)は絞り形成体の左側面図。 第8実施形態の、(a)は絞り形成体を装着状態で示す断面図、(b)は絞り形成体の左側面図。 第9実施形態の絞り形成体を装着状態で示す断面図。 第10実施形態の絞り形成体を装着状態で示す断面図。 従来の絞り部材を装着状態で示す断面図。
符号の説明
7〜10…ポンプ、22…第1絞り、23…第2絞り、33…絞り形成体、34…被固定部、35…絞り形成部としての第1絞り形成板、36…絞り形成部としての第2絞り形成板、37…連結部、38…係合部としての係合穴、40,41…絞り溝、42…絞り形成部としての第3絞り形成板、43…第3絞り、44,45…絞り孔、46…連結部(連結体)としてのピン、51…被固定部及び絞り形成部を兼用する絞りブロック、FR,FL…車輪としての前輪、G1d〜G4d…吐出管路、RR,RL…車輪としての後輪。

Claims (7)

  1. 車輪(FR,FL,RR,RL)に制動力を発生させる場合にポンプ(7〜10)から昇圧したブレーキ液が吐出される吐出管路(G1d〜G4d)を備え、該吐出管路(G1d〜G4d)の途中に複数の絞り(22,23)が直列に配置された車両用ブレーキ装置において、
    前記吐出管路(G1d〜G4d)内には絞り形成体(33)が装着されており、該絞り形成体(33)は、前記吐出管路(G1d〜G4d)内に挿入された場合に該吐出管路(G1d〜G4d)の内周面に圧接して前記絞り形成体(33)を前記吐出管路(G1d〜G4d)内で移動不能に固定する被固定部(34)と、前記吐出管路(G1d〜G4d)の通路断面積よりも前記吐出管路(G1d〜G4d)の軸線方向と垂直な平面での断面積が小さく形成されて前記吐出管路(G1d〜G4d)内に該吐出管路(G1d〜G4d)の軸線方向へ直列配置となる複数の絞り(22,23)を形成する絞り形成部(35,36)とを有することを特徴とする車両用ブレーキ装置。
  2. 前記絞り形成体(33)は、前記吐出管路(G1d〜G4d)の軸線方向において所定の間隔をおいて配置される複数の絞り形成部(35,36)を有しており、これら各絞り形成部(35,36)が該絞り形成部(35,36)よりも前記吐出管路(G1d〜G4d)の軸線方向と垂直な平面での断面積が小さく形成された連結部(37)を介して前記被固定部(34)に連結されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用ブレーキ装置。
  3. 前記連結部(37)は、前記被固定部(34)及び絞り形成部(35,36)のうち少なくとも絞り形成部(35,36)とは別体構成の連結体(46)からなり、該連結体(46)に前記絞り形成部(35,36)は着脱可能に連結されていることを特徴とする請求項2に記載の車両用ブレーキ装置。
  4. 前記絞り形成体(33)は、前記被固定部(34)が中実体状に形成されており、該被固定部(34)が前記絞り形成部(35,36)の少なくとも一部を兼ねることを特徴とする請求項1〜請求項3のうち何れか一項に記載の車両用ブレーキ装置。
  5. 前記絞り形成体(34)は、前記絞り形成部(35,36)の少なくとも一部が前記吐出管路(G1d〜G4d)の内周面に摺接する板体からなり、該板体の外周面には絞り溝(40,41)が形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項4のうち何れか一項に記載の車両用ブレーキ装置。
  6. 前記絞り形成体(33)は、前記絞り形成部(35,36)の少なくとも一部が前記吐出管路(G1d〜G4d)の内周面に摺接する板体からなり、該板体には絞り孔(44,45)が貫通形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項5のうち何れか一項に記載の車両用ブレーキ装置。
  7. 前記絞り形成体(33)は、該絞り形成体(33)を前記吐出管路(G1d〜G4d)内に装着する際に装着具に係合するための係合部(38)が前記被固定部(34)に設けられていることを特徴とする請求項1〜請求項6のうち何れか一項に記載の車両用ブレーキ装置。
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