JP2008055952A - 鉄道車両台車用の構造物及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】変形が少なく、且つ、製造に要する時間及びコストの低減を図ることができる鉄道車両台車用の構造物及びその製造方法を提供すること。
【解決手段】台車枠1は、側梁2、バネ箱4、及び横梁6を備えている。側梁2、バネ箱4、及び横梁6の少なくとも一つは、レーザ溶接を用いて組み立てられている。また、側梁2と横梁6、及び側梁2とバネ箱4の少なくとも一方は、レーザ溶接を用いて接合されている。レーザ溶接を用いることにより、溶接部分を局所的に加熱溶融させることが可能となり、入熱の影響が及ぶ範囲を狭くすることができるため、側梁2、バネ箱4、及び横梁6の熱変形を抑制することが可能となる。これに伴い、熱変形による歪みを除去するための工程も不要となるため、製造に要する時間及びコストの低減を図ることが可能となる。
【選択図】図1
【解決手段】台車枠1は、側梁2、バネ箱4、及び横梁6を備えている。側梁2、バネ箱4、及び横梁6の少なくとも一つは、レーザ溶接を用いて組み立てられている。また、側梁2と横梁6、及び側梁2とバネ箱4の少なくとも一方は、レーザ溶接を用いて接合されている。レーザ溶接を用いることにより、溶接部分を局所的に加熱溶融させることが可能となり、入熱の影響が及ぶ範囲を狭くすることができるため、側梁2、バネ箱4、及び横梁6の熱変形を抑制することが可能となる。これに伴い、熱変形による歪みを除去するための工程も不要となるため、製造に要する時間及びコストの低減を図ることが可能となる。
【選択図】図1
Description
本発明は、鉄道車両台車用の構造物及びその製造方法に関するものである。
従来、鉄道車両台車用の構造物においては、側梁、横梁、およびバネ箱といった各部品を形成する際あるいはこれらの部品同士を接合する際に、MIG溶接等のアーク溶接を用いていた。なお、この従来技術は文献公知発明に係るものではないので、記載すべき先行技術文献情報はない。
しかしながら従来の技術では、アーク溶接を用いるため、入熱により部品が大きく変形してしまうという問題があった。また、変形による歪みを除去するための熱処理工程が必要となり、鉄道車両台車用の構造物の製造にかかる時間及びコストが増大してしまうという問題も生じていた。
そこで本発明は、変形が少なく、且つ、製造に要する時間及びコストの低減を図ることができる鉄道車両台車用の構造物及びその製造方法を提供することを目的とする。
本発明の鉄道車両台車用の構造物は、一対の側梁と、一対の側梁を連結する横梁と、一対の側梁それぞれの両端部に取り付けられるバネ箱とを備える、鉄道車両台車用の構造物であって、一対の側梁、横梁、及びバネ箱の少なくとも一つが、レーザ溶接を用いて組み立てられたことを特徴とする。
本発明の鉄道車両台車用の製造方法は、一対の側梁と、一対の側梁を連結する横梁と、一対の側梁それぞれの両端部に取り付けられるバネ箱とを備える、鉄道車両台車用の構造物の製造方法であって、一対の側梁、横梁、及びバネ箱の少なくとも一つを、レーザ溶接を用いて組み立てることを特徴とする。
本発明では、部品を組み立てる際にレーザ溶接を用いる。そのため、溶接部分を局所的に加熱溶融させることが可能となり、入熱の影響が及ぶ範囲を狭くすることができる。よって、部品の熱変形を抑制することが可能となる。これに伴い、変形による歪みを除去するための工程も不要となるので、製造に要する時間及びコストの低減を図ることが可能となる。
また、本発明の構造物では、側梁と横梁、及び側梁とバネ箱の少なくとも一方がレーザ溶接を用いて接合されたことが好ましい。また、本発明の製造方法では、側梁と横梁、及び側梁とバネ箱の少なくとも一方を、レーザ溶接を用いて接合することが好ましい。この場合、部品同士の接合時に変形が生じることを抑制できる。
また、本発明の構造物では、各側梁は、断面コの字型の第1の部材と、当該第1の部材の両端を繋いで角筒状となす第2の部材とをレーザ溶接により接合してなることが好ましい。また、本発明の製造方法では、断面コの字型の第1の部材と、当該第1の部材の両端を繋いで角筒状となす第2の部材とを用意する工程と、第1の部材と第2の部材とをレーザ溶接を用いて接合することにより側梁を形成する工程と、を含むことが好ましい。この場合、変形の少ない側梁を得ることができる。
また、本発明の構造物では、バネ箱は、両端が開口した筒状の第3の部材と、当該第3の部材の一方の開口を覆う第4の部材とをレーザ溶接により接合してなることが好ましい。また、本発明の製造方法では、両端が開口した筒状の第3の部材と、当該第3の部材の一方の開口を覆う第4の部材とを用意する工程と、第3の部材と第4の部材とをレーザ溶接を用いて接合することによりバネ箱を形成する工程と、を含むことが好ましい。この場合、変形の少ないバネ箱を得ることができる。
また、本発明の構造物では、第3の部材は、断面コの字型の第5の部材と、当該第5の部材の両端を繋いで角筒状となす第6の部材とをレーザ溶接により接合してなることが好ましい。また、本発明の製造方法では、断面コの字型の第5の部材と、当該第5の部材の両端を繋いで角筒状となす第6の部材とを用意する工程と、第5の部材と第6の部材とをレーザ溶接を用いて接合することにより第3の部材を形成する工程と、を含むことが好ましい。この場合、バネ箱の構成要素である第3の部材の形成にもレーザ溶接を用いることとなるため、より変形の少ないバネ箱を得ることができる。
また、本発明の構造物では、第3の部材は、板状部材の両端部をレーザ溶接により接合し、筒状に湾曲させて形成してなることが好ましい。また、本発明の製造方法では、板状部材を用意する工程と、板状部材の両端部をレーザ溶接により接合し、筒状に湾曲させることにより第3の部材を形成する工程と、を含むことが好ましい。この場合にも、レーザ溶接を用いて形成された第3の部材が得られるため、より変形の少ないバネ箱を得ることができる。
また、本発明の構造物では、横梁は、断面コの字型の第7の部材と、当該第7の部材の両端を繋いで角筒状となす第8の部材とをレーザ溶接により接合してなることが好ましい。また、本発明の製造方法では、断面コの字型の第7の部材と、当該第7の部材の両端を繋いで角筒状となす第8の部材とを用意する工程と、第7の部材と第8の部材とをレーザ溶接を用いて接合することにより横梁を形成する工程と、を含むことが好ましい。この場合、変形の少ない横梁を得ることができる。
また、本発明の構造物では、横梁は、板状部材の両端部をレーザ溶接により接合し、筒状に湾曲させて形成してなることが好ましい。また、本発明の製造方法では、板状部材を用意する工程と、板状部材の両端部をレーザ溶接により接合し、筒状に湾曲させることにより横梁を形成する工程と、を含むことが好ましい。この場合にも、変形の少ない横梁を得ることができる。
本発明によれば、変形が少なく、且つ、製造に要する時間及びコストの低減を図ることが可能な鉄道車両台車用の構造物及びその製造方法を提供することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には、同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。
図1は、本実施形態に係る鉄道車両台車用の構造物を概略的に示す斜視図である。図1に示されるように、本実施形態に係る鉄道車両台車用の構造物とは台車枠1であり、一対の側梁2と、4つのバネ箱4と、一対の横梁6と、一対の補強部8と、4つの支持部10と、を備えている。図1において、x軸は鉄道車両の幅方向を示し、y軸は鉄道車両の長さ方向を示し、z軸方向は鉄道車両の高さ方向を示す。
一対の側梁2は、y軸方向に沿って延びるとともに、x軸方向に対向配置されている。各側梁2は、角筒状を呈している。各側梁2の中央部分には、x軸方向に貫通する2つの貫通孔3が形成されている。
各側梁2の両端部には、バネ箱4がそれぞれ接合されている。バネ箱4は、軸バネ(図示せず)を収容する部分である。バネ箱4は5つの面を有する箱体であって、z軸の負方向側に開口している。
一対の側梁2の間には、一対の円筒状の横梁6が接合されている。横梁6はx軸方向に延びている。各横梁6の一端部は一方の側梁2の貫通孔3に挿通されており、各横梁6の他端部は他方の側梁2の貫通孔3に挿通されている。
横梁6と横梁6との間には、一対の角筒状の補強部8が接合されている。各補強部8の一端部は一方の横梁6の周面と接合されており、各補強部8の他端部は他方の横梁6の周面と接合されている。
各横梁6には、支持部10が一対ずつ接合されている。支持部10は、主電動機や歯車部材(ともに図示せず)を支持する部分である。支持部10は、各横梁6の周面に、側梁2の端部に向かって突出するように設けられている。
続いて、上述の構成を有する台車枠1の製造方法について説明する。まず、側梁2、バネ箱4、及び横梁6をそれぞれ組み立てる。図2は側梁2の形成工程を示す図であり、図3はバネ箱4の形成工程を示す図であり、図4は横梁6の形成工程を示す図である。
側梁2を組み立てるにあたって、図2(a)に示されるように、部材12(第1の部材)と部材14(第2の部材)とを用意する。部材12はプレス加工等により断面コの字型となっており、部材14は略平板状を呈している。部材12,14は、一方向に延在している。
用意した断面コの字型の部材12の両端を部材14で繋ぎ、角筒状とする。より具体的には、部材12の長手方向に沿った開口、すなわち図2(a)に示される開口12aを覆うように部材14を配置し、レーザ溶接により部材12,14を接合する。なお、部材12,14の接合方法については後に詳しく述べる。接合後に2つの貫通孔3を穿つことにより、側梁2が形成されることとなる。
なお、側梁2は、図2(b)に示されるような方法で形成されるとしてもよい。すなわち、断面コの字型の部材15,16を用意する。部材15,16は、側梁2を二分割した形状を呈している。用意した部材15と部材16とを、長手方向に沿って延びる端面が互いに対向するように配置し、レーザ溶接により接合する。接合後、2つの貫通孔3を穿設する。このような方法でも、側梁2を形成することができる。部材15,16の接合方法については後に詳しく述べる。
続いて、バネ箱4を組み立てる。バネ箱4を組み立てるにあたって、図3(a)に示されるように、部材18(第4の部材)と、部材20(第5の部材)と、部材22(第6の部材)とを用意する。部材20はプレス加工等により断面コの字型となっている。部材18,22はともに矩形平板状を呈しており、部材18の中心部には貫通孔が設けられている。
用意した部材20の両端を部材22で繋ぎ、角筒状とする。より具体的には、部材20の開口のうち両端の開口を除く開口、すなわち図3(a)に示される開口20aを覆うように部材22を配置し、部材20,22をレーザ溶接により接合する。これにより、両端が開口した角筒状の部材23(第3の部材)を得ることができる。部材20,22の接合方法については、後に詳しく述べる。
得られた角筒状の部材23の一端の開口を覆うように部材18を配置し、部材18,23をレーザ溶接により接合する。これにより、バネ箱4が形成されることとなる。部材18,23の接合方法については、後に詳しく述べる。
なお、本実施形態におけるバネ箱4は5つの面を有する箱体であるとしたが、バネ箱4は有底の円筒体であってもよい。この場合、バネ箱4は図3(b)に示されるような方法で形成される。すなわち、部材24(板状部材)と部材25とを用意する。部材24は矩形平板状を呈している。部材25は円板状となっており、中心部に貫通孔が設けられている。用意した部材24の両端部をレーザ溶接により接合し、筒状に湾曲させる。これより、両端が開口した円筒状の部材26(第3の部材)を得ることができる。得られた部材26の一端の開口を覆うように部材25を配置し、部材25,26をレーザ溶接により接合することにより、バネ箱4が形成される。部材24の両端部の接合方法、及び部材25,26の接合方法については、後に詳しく述べる。
続いて、横梁6を組み立てる。横梁6を組み立てるにあたって、図4(a)に示されるように、部材28(板状部材)を用意する。部材28は矩形平板状を呈している。用意した部材28の両端部をレーザ溶接により接合し、筒状に湾曲させる。これにより円筒状の横梁6を得ることができる。部材28の両端部の接合方法については、後に詳しく述べる。
なお、本実施形態における横梁6は円筒状であるとしたが、横梁6は角筒状であってもよい。この場合、横梁6は図4(b)に示されるような方法で形成される。すなわち、部材29(第7の部材)と部材30(第8の部材)とを用意する。部材29,30はともに断面コの字型となっている。続いて、用意した部材29の両端を部材30で繋ぐ。より具体的には、部材29と部材30とを、長手方向に沿って延びる端面が互いに対向するように配置し、レーザ溶接により接合する。これにより、角筒状の横梁6を得ることができる。部材29,30の接合方法については、後に詳しく述べる。
以上のようにして、側梁2、バネ箱4、及び横梁6が形成される。なお、本実施形態では側梁2、バネ箱4、横梁6の順で形成したが、順序はこれに限られず、また同時に行ってもよい。
続いて、側梁2、バネ箱4、及び横梁6を連結する。図5は側梁2及び横梁6の接合工程を示す図であり、図6は横梁6を側梁2に挿通した状態を示す断面図である。図7は側梁2及びバネ箱4の接合工程を示す図であり、図8は横梁6と補強部8、及び横梁6と支持部10の接合工程を示す図である。
図5に示されるように、まず、側梁2及び横梁6を一対ずつ用意する。なお、横梁6は上述の方法で形成されたものであってもよいし、種々の公知の方法で形成されたパイプであってもよい。用意した各横梁6の一端部を一方の側梁2の貫通孔3に挿通し、他端部を他方の側梁2の貫通孔3に挿通する。図6は、挿通後の側梁2及び横梁6の断面である。側梁2は断面矩形状に形成された中空の部材であるから、横梁6は側梁2の壁部2a及び壁部2bと接合されることとなる。接合は、レーザ溶接により行われる。側梁2及び横梁6の接合方法については、後に詳しく述べる。
次にバネ箱4を4つ用意し、図7に示されるように、各バネ箱4を各側梁2の両端部に配置する。そして、レーザ溶接によりバネ箱4と側梁2とを接合する。側梁2及びバネ箱4の接合方法については、後に詳しく述べる。なお、側梁2には、バネ箱4を接合した後に横梁6を接合するとしてもよい。
以上のようにして、側梁2、バネ箱4、及び横梁6が連結される。補強部8については、次のようにして連結される。すなわち、図8(a)に示されるように、補強部8を、一端部が一方の横梁6の周面と対向し、他端部が他方の横梁6の周面と対向するように配置してから、補強部8と横梁6とをレーザ溶接により接合する。側梁2及び補強部8の接合方法については、後に詳しく述べる。なお、補強部8は、角筒状であるため、側梁2と同一の方法で形成することができる。
支持部10については、次のようにして連結される。すなわち、図8(b)に示されるように、支持部10を横梁6の周面と当接するように配置する。当接後、レーザ溶接により支持部10と側梁2とを接合する。側梁2及び支持部10の接合方法については、後に詳しく述べる。このような工程を経て、台車枠1が製造される。
続いて、レーザ溶接による接合方法を図9〜12を参照しつつ説明する。
図2(a)に示される部材12,14のように、2つの部材が略直交してL字型の角を形成している場合には、以下の第1〜第3の接合方法を用いることができる。
第1の接合方法は、図9(a)に示されるように、部材12の端面と部材14の側面とを面接触させ、当該接触部分に高出力のレーザ光Lを照射することにより、部材12,14を溶接する方法である。この方法によれば、部材12,14の突合せ部分にレーザ光Lを当てるだけでよいため、手間をかけずに接合を行うことができる。
第2の接合方法は、図9(b)に示されるように、部材12,14の端部を切削して、接合される部分(以下、接合部分と呼ぶ)にV字型の開先加工を施したのち、当該部分にフィラーワイヤ(溶加材)13を供給しながらレーザ光Lを照射する方法である。フィラーワイヤ13としては、市販のものを用いる。この方法によれば、開先加工を施すことにより十分な溶込みを確保することができるので、十分な接合強度を得ることが可能となる。更にフィラーワイヤ13を用いることにより、溶接部分の疲労強度を含む機械的特性を向上させることができる。
第3の接合方法では、図9(c)に示されるように、まず、部材12,14の端部を切削し、接合部分にV字型の開先加工を施す。このときの開先加工深さは、第2の接合方法のそれと比べて浅くなっている。そのため、部材12,14端部の開先加工がなされていない部分は面接触することとなる。この面接触している部分にレーザ光Lを照射して、かかる部分を溶接する。その後、フィラーワイヤ13を供給しながら、開先加工が施された部分にレーザ光Lを照射して溶接する。この方法によれば、部材12,14の厚さが大きい場合でも、より効率よく接合を行うことができる。
上述した第1〜第3の接合方法は、部材12,14の接合だけでなく、図3に示される部材20,22の接合、部材18,23の接合、部材25,26の接合にも適用することができる。また、図6に示される側梁2の壁部2aと横梁6との接合にも適用することができる。
図2(b)に示される部材15,16のように、2つの部材の端面を突き合わせて接合する場合には、以下の第4〜第7の接合方法が適用される。
第4の接合方法は、図10(a)に示されるように、部材15の端面と部材16の端面とを面接触させ、当該接触部分にレーザ光Lを照射することにより、部材15,16を溶接する方法である。
第5の接合方法は、図10(b)に示されるように、接合部分にV字型の開先加工を施しておき、フィラーワイヤ13を供給しながらレーザ光Lを照射することにより、部材15,16を溶接する方法である。
第6の接合方法では、図11(a)に示されるように、接合部分にV字型の開先加工を施したのち、裏当材17を取り付ける。裏当材17を取り付けたのち、フィラーワイヤ13を供給しながら接合部分にレーザ光Lを照射することにより、部材15,16とともに裏当材17を溶接する。この方法によれば、割れ破断等の発生を抑制することができ、十分な接合強度を得ることが可能となる。なお、接合部分には開先加工が施されていなくてもよく、この場合には部材15,16の面接触部分に裏当材17を取り付けたのち、接合部分にレーザ光Lを照射することとなる。
第7の接合方法では、図11(b)に示されるように、まず、接合部分にV字型の開先加工を施す。このときの開先加工深さは浅いため、部材15,16は部分的に面接触した状態となっている。次に、部材15,16の面接触部分にレーザ光Lを照射して溶接する。その後、フィラーワイヤ13を供給しながらV字型の開先にレーザ光Lを照射して開先部分も溶接する。
上述した第4〜第7の接合方法は、部材15,16の接合だけでなく、図3に示される部材24の両端部の接合、図4に示される部材28の両端部の接合、部材29,30の接合にも適用することができる。
図7に示される側梁2及びバネ箱4のように、2つの部材が略直交してT字型を形成している場合には、以下の第8〜第10の接合方法が適用される。
第8の接合方法は、図12(a)に示されるように、側梁2の端面とバネ箱4の側面とを面接触させ、当該接触部分に高出力のレーザ光Lを照射することにより、側梁2とバネ箱4とを溶接する方法である。
第9の接合方法は、図12(b)に示されるように、側梁2の端部を切削してV字型の開先加工を施しておき、当該開先部分にフィラーワイヤ13を供給しながらレーザ光Lを照射することにより、側梁2とバネ箱4とを溶接する方法である。
第10の接合方法では、図12(c)に示されるように、まず、側梁2の端部を切削して、V字型の開先加工を施す。このときの開先加工深さは浅いため、側梁2の端面とバネ箱4の側面とは部分的に面接触した状態となっている。次に、この接触部分にレーザ光Lを照射して溶接する。その後、フィラーワイヤ13を供給しながらV字型の開先にレーザ光Lを照射して溶接する。
上述した第8〜第10の接合方法は、側梁2及びバネ箱4の接合だけでなく、図3に示される部材24の両端部の接合、図8に示される側梁2及び補強部8の接合、側梁2及び支持部10の接合にも適用することができる。また、図6に示される側梁2の壁部2bと横梁6との接合にも適用することができる。
第1〜第10の接合方法では、溶接時のレーザ出力及び溶接速度を、被溶接物の厚さ等に応じて適宜決めることができる。例えば被溶接物の厚さが12mmである場合には、レーザ出力は約7.5kWが好ましく、溶接速度は約1.2m/minが好ましい。被溶接物の厚さが9mmである場合には、レーザ出力は約5kWが好ましく、溶接速度は約0.8m/minが好ましい。また、レーザ出力中は、アシストガスとしてArガスを噴出することが好ましい。レーザ光Lを出力する手段としては、種々の公知あるいは市販のレーザ加工装置を使用することができる。フィラーワイヤ13の供給速度についても適宜決めることができるが、例えば1.0m/minとすることが好ましい。
また、溶接時には、レーザ光をウィービングさせたり、あるいはスポット径が大きいレーザ光を用いることで、レーザ光の照射範囲を拡大させるとしてもよい。これにより、例えば接合部分に隙間が生じている場合であっても、接合をより確実に行うことができる。なお、接合部分に隙間が生じている場合には、レーザ光の照射範囲を拡大させたうえで、フィラーワイヤを供給しながらレーザ光を照射する方法(第2〜3,5〜7,9〜10の接合方法)を適用することが望ましい。
なお、レーザ溶接を行う部位としての開先面は、機械加工によって加工されていても、あるいはレーザ切断によって加工されていても構わない。いずれの場合においても、レーザ溶接を行う部位としての開先面は、表面粗さが小さく酸化が少ないように加工されることが望ましい。さらに、当該開先面の加工を行う際にレーザ加工装置を用いる場合には、レーザ溶接工程に使用するレーザ加工装置と同じものを用いることが望ましい。このようにすれば、装置の機械的な特性が一致するため、接合部分に生じる隙間の緩和を図ることが可能となる。
図9(b)に示される第2の接合方法において、開先加工を施す場合、部材12,14の端部を切削するとしたが、端部の切削は部材12,14のいずれか一方に対して行うこととしてもよい。図9(c)に示される第3の接合方法、図10(b)に示される第5の接合方法、図11(a)に示される第6の接合方法、図11(b)に示される第7の接合方法においても同様である。また、第2〜3,5〜7,9〜10の接合方法において、開先角度は例えば30度程度とすることが好ましい。
以上説明したように、本実施形態の台車枠1において、側梁2、バネ箱4、及び横梁6はレーザ溶接を用いてそれぞれ組み立てられている。また、側梁2と横梁6、及び側梁2とバネ箱4はレーザ溶接を用いて接合されている。レーザ溶接を用いることにより、溶接部分を局所的に加熱溶融させることが可能となり、入熱の影響が及ぶ範囲を狭くすることができる。その結果、側梁2、バネ箱4、及び横梁6の熱変形を抑制することが可能となる。これに伴い、熱変形による歪みを除去するための工程も不要となるので、製造に要する時間及びコストの低減を図ることが可能となる。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されることなく、種々の変形が可能である。
例えば、接合強度及び靭性をより向上させるために、溶接部分に化粧盛りを行うとしてもよいし、溶接部分を合金化するとしてもよい。また、側梁2、バネ箱4、及び横梁6の形成後、あるいはこれらの連結後、熱処理やレーザ光の照射を行うとしてもよい。熱処理やレーザ光の照射を行うことによって、熱歪みの緩和・除去が可能となるうえ、表面の平滑化も可能となるので、疲労強度のさらなる向上を図ることができる。
また、本実施形態では、側梁2、バネ箱4、及び横梁6をそれぞれレーザ溶接を用いて形成するとしたが、これらのいずれか少なくとも一つがレーザ溶接を用いて形成されていればよい。また、側梁2とバネ箱4、及び側梁2と横梁6をレーザ溶接を用いて接合するとしたが、側梁2とバネ箱4、及び側梁2と横梁6の少なくとも一方がレーザ溶接を用いて接合されていればよい。
1…台車枠、2…側梁、4…バネ箱、6…横梁、8…補強部、10…支持部、12〜16,18,20,22〜26,28〜30…部材、13…フィラーワイヤ、17…裏当材、L…レーザ光。
Claims (16)
- 一対の側梁と、前記一対の側梁を連結する横梁と、前記一対の側梁それぞれの両端部に取り付けられるバネ箱とを備える、鉄道車両台車用の構造物であって、
前記一対の側梁、前記横梁、及び前記バネ箱の少なくとも一つが、レーザ溶接を用いて組み立てられたことを特徴とする鉄道車両台車用の構造物。 - 前記側梁と前記横梁、及び前記側梁と前記バネ箱の少なくとも一方がレーザ溶接を用いて接合されたことを特徴とする請求項1に記載の鉄道車両台車用の構造物。
- 前記各側梁は、断面コの字型の第1の部材と、当該第1の部材の両端を繋いで角筒状となす第2の部材とをレーザ溶接により接合してなることを特徴とする請求項1又は2に記載の鉄道車両台車用の構造物。
- 前記バネ箱は、両端が開口した筒状の第3の部材と、当該第3の部材の一方の開口を覆う第4の部材とをレーザ溶接により接合してなることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の鉄道車両台車用の構造物。
- 前記第3の部材は、断面コの字型の第5の部材と、当該第5の部材の両端を繋いで角筒状となす第6の部材とをレーザ溶接により接合してなることを特徴とする請求項4に記載の鉄道車両台車用の構造物。
- 前記第3の部材は、板状部材の両端部をレーザ溶接により接合し、筒状に湾曲させて形成してなることを特徴とする請求項4に記載の鉄道車両台車用の構造物。
- 前記横梁は、断面コの字型の第7の部材と、当該第7の部材の両端を繋いで角筒状となす第8の部材とをレーザ溶接により接合してなることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の鉄道車両台車用の構造物。
- 前記横梁は、板状部材の両端部をレーザ溶接により接合し、筒状に湾曲させて形成してなることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の鉄道車両台車用の構造物。
- 一対の側梁と、前記一対の側梁を連結する横梁と、前記一対の側梁それぞれの両端部に取り付けられるバネ箱とを備える、鉄道車両台車用の構造物の製造方法であって、
前記一対の側梁、前記横梁、及び前記バネ箱の少なくとも一つを、レーザ溶接を用いて組み立てることを特徴とする鉄道車両台車用の構造物の製造方法。 - 前記側梁と前記横梁、及び前記側梁と前記バネ箱の少なくとも一方を、レーザ溶接を用いて接合することを特徴とする請求項9に記載の鉄道車両台車用の構造物の製造方法。
- 断面コの字型の第1の部材と、当該第1の部材の両端を繋いで角筒状となす第2の部材とを用意する工程と、
前記第1の部材と前記第2の部材とをレーザ溶接を用いて接合することにより前記側梁を形成する工程と、
を含むことを特徴とする請求項9又は10に記載の鉄道車両台車用の構造物の製造方法。 - 両端が開口した筒状の第3の部材と、当該第3の部材の一方の開口を覆う第4の部材とを用意する工程と、
前記第3の部材と前記第4の部材とをレーザ溶接を用いて接合することにより前記バネ箱を形成する工程と、
を含むことを特徴とする請求項9〜11のいずれか一項に記載の鉄道車両台車用の構造物の製造方法。 - 断面コの字型の第5の部材と、当該第5の部材の両端を繋いで角筒状となす第6の部材とを用意する工程と、
前記第5の部材と前記第6の部材とをレーザ溶接を用いて接合することにより前記第3の部材を形成する工程と、
を含むことを特徴とする請求項12に記載の鉄道車両台車用の構造物の製造方法。 - 板状部材を用意する工程と、
前記板状部材の両端部をレーザ溶接により接合し、筒状に湾曲させることにより前記第3の部材を形成する工程と、
を含むことを特徴とする請求項12に記載の鉄道車両台車用の構造物の製造方法。 - 断面コの字型の第7の部材と、当該第7の部材の両端を繋いで角筒状となす第8の部材とを用意する工程と、
前記第7の部材と前記第8の部材とをレーザ溶接を用いて接合することにより前記横梁を形成する工程と、
を含むことを特徴とする請求項9〜14のいずれか一項に記載の鉄道車両台車用の構造物の製造方法。 - 板状部材を用意する工程と、
前記板状部材の両端部をレーザ溶接により接合し、筒状に湾曲させることにより前記横梁を形成する工程と、
を含むことを特徴とする請求項9〜14のいずれか一項に記載の鉄道車両台車用の構造物の製造方法。
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