JP2008044720A - エスカレーターのステップ - Google Patents

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Abstract

【課題】通常運転時はステップ側面とスカートガードの間の隙間は確保し、衣類や履物が挟まりそうになった時はステップ側面とスカートガードの間の隙間を塞ぐエスカレーターのステップを得る。
【解決手段】踏板2とライザ3とアングル4から構成され、前記踏板の側面と前記ライザの側面がスカートガードに相対して走行するエスカレーターのステップ1において、前記踏板の側面および前記ライザの側面に傾斜角度を有するブラシ8,9を、このブラシの先端とスカートガードの間に所定の隙間を確保して取り付けた。
【選択図】図1

Description

この発明は、ステップ側面に衣類や履物などが挟まれることを防止するブラシを備えたエスカレーターのステップに関するものである。
従来のエスカレーターのステップでは、ステップ側面にブラシを植毛し、ステップ側面とスカートガードの間をそのブラシで塞ぐことにより、ステップ側面とスカートガードの間に衣類や履物が挟まれないようにしている(特許文献1)。
他の従来のエスカレーターのステップでは、ステップ側面に設けた係合溝にブラシを取り付け、ステップ側面とスカートガードの間をそのブラシで塞ぐことにより、ステップ側面とスカートガードの間に衣類や履物が挟まれないようにしている(特許文献2)。
特開昭57−209188号公報 実開平7−4475号公報
これらのエスカレーターのステップでは、ステップ側面に取り付けられたブラシにより、ステップ側面とスカートガードの間を塞ぐためにはブラシとスカートガードが接触する必要がある。また、ステップは、無端状に連結されたステップチェーンにより駆動され、スカートガードは、トラス構造体に固定されていることから、ステップとスカートガードには相対運動が発生する。この結果、ステップ側面に取り付けられたブラシとスカートガードが擦ることによる騒音が問題となる。また、通常スカートガード表面には、衣類や履物などが摩擦により引っ張られないように低摩擦塗料などが塗布されているが、ステップ側面に取り付けられたブラシとスカートガードが接触することにより、早期に剥がれた場合メンテナンスが別途必要となる問題もある。
この発明は、上記のような問題点を解決するため、通常運転時はステップ側面とスカートガードの間の隙間は確保し、衣類や履物が挟まりそうになった時はステップ側面とスカートガードの間の隙間を塞ぐエスカレーターのステップを得ることを目的としている。
この発明に係るエスカレーターのステップは、ステップ側面に傾斜角度を有したブラシを取り付け、ブラシとスカートガードが接触しないように所定の隙間を確保したものである。
この発明によれば、ステップ側面に傾斜角度を有したブラシを取り付け、ブラシとスカートガードが接触しないように所定の隙間を確保することにより、エスカレーターの通常運転時は、ブラシとスカートガードの接触による擦り音が発生せず、騒音の問題が発生しない。衣類や履物がステップ側面とスカートガードの間に挟まりそうになった時は、ステップ側面に取り付けたブラシが衣類や履物により変形して、ステップ側面とスカートガードの間の隙間が塞がれることにより、ステップ側面とスカートガードの間に衣類や履物が挟まれないようにできる。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1によるエスカレーターのステップを示す斜視図、図2はステップの側面の拡大図である。ステップ1は、通常、踏板2、ライザ3、アングル4から構成されている。ステップの側面5は、ライザ部分6と踏板部分7から構成される。ここで、図2に示すように、ステップの踏板2と平行かつステップの側面5と平行な方向をX軸、該X軸に垂直な方向でかつステップの側面5と垂直な方向をY軸、当該X軸およびY軸に垂直でステップの踏板2の面と垂直な方向をZ軸とする座標軸を定義する。このとき、ステップの側面5のライザ部分6に取り付けられたブラシ8が、図3に示すようにX軸とZ軸で定まる面に対するY軸回りの角度θY1(0°<θY1<90°)、図4に示すようにX軸とY軸で定まる面に対するZ軸回りの角度θZ1(0°<θZ1<90°)を有する方向に植毛されている。さらに、ステップの側面5の踏板部分7に設けられたブラシ9が、図5に示すようにX軸とY軸で定まる面に対するZ軸回りの角度θZ2(0°<θZ2<90°)、図6に示すようにY軸とZ軸で定まる面に対するX軸回りの角度θX2(0°<θX2<90°)を有する方向に植毛されている。また、これらのブラシは、スカートガード10と所定の隙間δを有するように取り付けられている。
このような構成によれば、例えば、エスカレーターがダウン運転の場合で、図7に示すように、ステップの側面5のライザ部分6が矢印に示す方向(ステップ移動方法)に移動しているとき、乗客の衣類11や履物12(図7には衣類11を例として記載)などがステップの側面5のライザ部分6とスカートガード10の隙間に挟まれそうになると、ステップの側面5のライザ部分6に取り付けられたブラシ8(図7(a))が、ブラシ8a(図7(b))のように変形することにより、ステップの側面5のライザ部分6とスカートガード10との隙間δがゼロとなり、乗客の衣類11や履物12がステップの側面5のライザ部分6とスカートガード10の隙間に挟まれることはない。さらに、ブラシ8aがスカートガード10に接触した場合には、擦り音が発生することより、乗客に対して注意喚起もできる。
また、例えば、エスカレーターがアップ運転の場合で、図8に示すように、ステップの側面5の踏板部分7が矢印に示す方向(ステップ移動方法)に移動しているとき、乗客の衣類11や履物12(図8には履物12を例として記載)などがステップの側面5の踏板部分7とスカートガード10の隙間に挟まれそうになると、ステップの側面5の踏板部分7に取り付けられたブラシ9(図8(a))がブラシ9a(図8(b))のように変形することにより、ステップの側面5の踏板部分7とスカートガード10との隙間δがゼロとなり、乗客の衣類11や履物12がステップの側面5の踏板部分7とスカートガード10の隙間に挟まれることはない。さらに、ブラシ9aがスカートガード10に接触した場合には、擦り音が発生することにより、乗客に対して注意喚起もできる。
また、乗客の衣類や履物などがステップの側面5とスカートガード10の隙間に挟まれず、エスカレーターが通常通り運転されているときは、ステップの側面5のライザ部分6に取り付けられたブラシ8と踏板部分7に取り付けたブラシ9がスカートガード10と接触することはないため、擦り音による騒音の問題も発生しない。さらに、通常、スカートガード10の摩擦係数を低減するために塗布されている低摩擦剤が早期に剥がれた場合メンテナンスが別途必要となる問題も発生しない。
このようにステップの側面5のライザ部分6に傾斜角度θY1、θZ1を有するブラシ8と、踏板部分7に傾斜角度θZ2、θX2を有するブラシ9が取り付けられることにより、ステップの側面5とスカートガード10の隙間に乗客の衣類や履物などが挟まれないようにすることが可能となる。さらに、衣類11や履物12がステップの側面5とスカートガード10の隙間に挟まれないときは、ブラシ8とブラシ9がスカートガード10と所定の隙間δを有するように取り付けられているため、接触することがなく、ブラシ8、9の擦り音による騒音の問題も発生しない。
また、ステップは、踏板2とライザ3とアングル4を組み合わせた組立形でも、一体となっている一体形のどちらの場合でも同様の効果を奏する。
また、個々のブラシ8およびブラシ9の取り付け角度θY1、θZ1、θZ2、θX2は、1つのステップの側面5に対して各々すべてが一定でなく、例えば1度ずつ徐々に変化する場合も同様の効果を奏する。さらに、ブラシ8およびブラシ9の線径についても、1つのステップの側面5に対して一定でなく、例えば円錐形状に取付面側からスカートガード側にかけて変化する場合も同様の効果を奏する。
実施の形態2.
図9は本発明の実施の形態2によるエスカレーターのステップを示す斜視図である。乗客がスカートガードへ接近しないようにするため、図10に示すように踏板2に設けられたクリート13の端部のクリート14が他のクリートより高く構成されているとき、ステップの側面5の踏板部分7に取り付けられるブラシ9は、高く構成されたクリート14の側面に、図3に示すようにX軸とZ軸で定まる面に対するY軸回りの角度θY1(0°<θY1<90°)、図4に示すようにX軸とY軸で定まる面に対するZ軸回りの角度θZ1(0°<θZ1<90°)を有する方向に植毛されている。同じく、ライザ3に設けられたクリート15の端部のクリート16が他のクリートより高く構成されているとき、ステップ側面5のライザ部分6に取り付けされるブラシ8は、高く構成されたクリート16の側面に、図5に示すようにX軸とY軸で定まる面に対するZ軸回りの角度θZ2(0°<θZ2<90°)、図6に示すようにY軸とZ軸で定まる面に対するX軸回りの角度θX2(0°<θX2<90°)を有する方向に植毛されている。また、これらのブラシは、スカートガード10と所定の隙間δを有するように取り付けられている。
このような構成によれば、例えば、エスカレーターがダウン運転の場合で、図7に示すように、ステップの側面5のライザ部分6が矢印に示す方向(ステップ移動方法)に移動しているとき、乗客の衣類11や履物12(図7には衣類11を例として記載)などがステップの側面5のライザ部分6とスカートガード10の隙間に挟まれそうになると、ステップの側面5のライザ部分6に取り付けられたブラシ8(図7(a))がブラシ8a(図7(b))のように変形することにより、ステップの側面5のライザ部分6とスカートガード10との隙間δがゼロとなり、乗客の衣類11や履物12がステップの側面5のライザ部分6とスカートガード10の隙間に挟まれることはない。さらに、ブラシ8aがスカートガード10に接触し、擦り音が発生することより、乗客に対して注意喚起もできる。
また、例えば、エスカレーターがアップ運転の場合で、図8に示すように、ステップの側面5の踏板部分7が矢印に示す方向(ステップ移動方法)に移動しているとき、乗客の衣類11や履物12(図8には履物12を例として記載)などがステップの側面5の踏板部分7とスカートガード10の隙間に挟まれそうになると、ステップの側面5の踏板部分7に取り付けられたブラシ9(図8(a))がブラシ9a(図8(b))のように変形することにより、ステップの側面5の踏板部分7とスカートガード10との隙間δがゼロとなり、乗客の衣類11や履物12がステップの側面5の踏板部分7とスカートガード10の隙間に挟まれることはない。さらに、ブラシ9aがスカートガード10に接触し、すり音が発生することにより、乗客に対して注意喚起もできる。
また、乗客の衣類や履物などがステップの側面5とスカートガード10の隙間に挟まれず、エスカレーターが通常通り運転されているときは、ステップの側面5のライザ部分6に取り付けられたブラシ8と踏板部分8に取り付けたブラシ9がスカートガード10と接触することはないため、擦り音による騒音の問題も発生しない。さらに、通常、スカートガード10の摩擦係数を低減するために塗布されている低摩擦剤が早期に剥がれた場合メンテナンスが別途必要となる問題も発生しない。
このようにステップの側面5のライザ部分6に傾斜角度θY1、θZ1を有するブラシ8と、踏板部分7に傾斜角度θZ2、θX2を有するブラシ9が取り付けられることにより、ステップの側面5とスカートガード10の隙間に乗客の衣類や履物などが挟まれないようにすることが可能となる。さらに、衣類11や履物12がステップの側面5とスカートガード10の隙間に挟まれないときは、ブラシ8とブラシ9がスカートガード10と所定の隙間δを有するように取り付けられているため、接触することがなく、ブラシ8、9の擦り音による騒音の問題も発生しない。
また、ステップは、踏板2とライザ3とアングル4を組み合わせた組立形でも、一体となっている一体形のどちらでも同様の効果を奏する。
また、個々のブラシ8およびブラシ9の取り付け角度θY1、θZ1、θZ2、θX2は、1つのステップの側面5に対して各々すべてが一定でなく、例えば1度ずつ徐々に変化する場合も同様の効果を奏する。さらに、ブラシ8およびブラシ9の線径についても、1つのステップの側面5に対して一定でなく、例えば円錐形状に取付面側からスカートガード側にかけて変化する場合も同様の効果を奏する。
実施の形態3.
図12に本発明の実施の形態3によるエスカレーターのステップの斜視図を示す。この
図12に示すように、踏板2とライザ3の裏面に取り付けされたホルダ17に、ブラシ8が、図3に示すようにX軸とZ軸で定まる面に対するY軸回りの角度θY1(0°<θY1<90°)、図4に示すようにX軸とY軸で定まる面に対するZ軸回りの角度θZ1(0°<θZ1<90°)を有する方向に植毛され、ブラシ9が、図5に示すようにX軸とY軸で定まる面に対するZ軸回りの角度θZ2(0°<θZ2<90°)、図6に示すようにY軸とZ軸で定まる面に対するX軸回りの角度θX2(0°<θX2<90°)を有する方向に植毛されている。また、これらのブラシは、スカートガード10と所定の隙間δを有するように取り付けられている。
このような構成によれば、例えば、エスカレーターがダウン運転の場合で、図7に示すように、ステップの側面5のライザ部分6が矢印に示す方向(ステップ移動方法)に移動しているとき、乗客の衣類11や履物12(図7には衣類11を例として記載)などがステップの側面5のライザ部分6とスカートガード10の隙間に挟まれそうになると、ステップの側面5のライザ部分6に取り付けられたブラシ8(図7(a))がブラシ8a(図7(b))のように変形することにより、ステップの側面5のライザ部分6とスカートガード10との隙間δがゼロとなり、乗客の衣類11や履物12がステップの側面5のライザ部分6とスカートガード10の隙間に挟まれない。さらに、ブラシ8aがスカートガード10に接触し、擦り音が発生することより、乗客に対して注意喚起もできる。
また、例えば、エスカレーターがアップ運転の場合で、図8に示すように、ステップの側面5の踏板部分7が矢印に示す方向(ステップ移動方法)に移動しているとき、乗客の衣類11や履物12(図8には履物12を例として記載)などがステップの側面5の踏板部分7とスカートガード10の隙間に挟まれそうになると、ステップの側面5の踏板部分7に取り付けられたブラシ9(図8(a))がブラシ9a(図8(b))のように変形することにより、ステップの側面5の踏板部分7とスカートガード10との隙間δがゼロとなり、乗客の衣類11や履物12がステップの側面5の踏板部分7とスカートガード10の隙間に挟まれない。さらに、ブラシ9aがスカートガード10に接触し、すり音が発生することにより、乗客に対して注意喚起もできる。
また、乗客の衣類や履物などがステップの側面5とスカートガード10の隙間に挟まれず、エスカレーターが通常通り運転されているときは、ステップの側面5のライザ部分6に取り付けられたブラシ8と踏板部分8に取り付けたブラシ9がスカートガード10と接触することはないため、擦り音による騒音の問題も発生しない。さらに、通常、スカートガード10の摩擦係数を低減するために塗布されている低摩擦剤が早期に剥がれた場合メンテナンスが別途必要となる問題も発生しない。
このようにステップの側面5のライザ部分6に傾斜角度θY1、θZ1を有するブラシ8と、踏板部分7に傾斜角度θZ2、θX2を有するブラシ9が取り付けられることにより、ステップの側面5とスカートガード10の隙間に乗客の衣類や履物などが挟まれないようにすることが可能となる。さらに、衣類11や履物12がステップの側面5とスカートガード10の隙間に挟まれないときは、ブラシ8とブラシ9がスカートガード10と所定の隙間δを有するように取り付けられているため、接触することがなく、ブラシ8、9の擦り音による騒音の問題も発生しない。
また、ステップは、踏板2とライザ3とアングル4を組み合わせた組立形でも、一体となっている一体形のどちらの場合でも同様の効果を奏する。
また、個々のブラシ8およびブラシ9の取り付け角度θY1、θZ1、θZ2、θX2は、1つのステップの側面5に対して各々すべてが一定でなく、例えば1度ずつ徐々に変化する場合も同様の効果を奏する。さらに、ブラシ8およびブラシ9の線径についても、1つのステップの側面5に対して一定でなく、例えば円錐形状に取付面側からスカートガード側にかけて変化する場合も同様の効果を奏する。
実施の形態4.
図13に本発明の実施の形態4によるエスカレーターのステップの斜視図を示す。図13に示すように、ステップの側面5に取り付けたホルダ18のライザ側の面にブラシ8が、図3に示すようにX軸とZ軸で定まる面に対するY軸回りの角度θY1(0°<θY1<90°)、図4に示すようにX軸とY軸で定まる面に対するZ軸回りの角度θZ1(0°<θZ1<90°)を有する方向に植毛され、ブラシ9が、図5に示すようにX軸とY軸で定まる面に対するZ軸回りの角度θZ2(0°<θZ2<90°)、図6に示すようにY軸とZ軸で定まる面に対するX軸回りの角度θX2(0°<θX2<90°)を有する方向に植毛されている。また、これらのブラシは、スカートガード10と所定の隙間δを有するように取り付けられている。また、ブラシ8およびブラシ9は、ホルダ18を介してステップの側面5に取り付けられているが、踏板2のクリートおよびライザ3のクリートに直接取り付けても良い。
このような構成によれば、例えば、エスカレーターがダウン運転の場合で、図7に示すように、ステップの側面5のライザ部分6が矢印に示す方向(ステップ移動方法)に移動しているとき、乗客の衣類11や履物12(図7には衣類11を例として記載)などがステップの側面5のライザ部分6とスカートガード10の隙間に挟まれそうになると、ステップの側面5のライザ部分6に取り付けられたブラシ8(図7(a))がブラシ8a(図7(b))のように変形することにより、ステップの側面5のライザ部分6とスカートガード10との隙間δがゼロとなり、乗客の衣類11や履物12がステップの側面5のライザ部分6とスカートガード10の隙間に挟まれない。さらに、ブラシ8aがスカートガード10に接触し、擦り音が発生することより、乗客に対して注意喚起もできる。
また、例えば、エスカレーターがアップ運転の場合で、図8に示すように、ステップの側面5の踏板部分7が矢印に示す方向(ステップ移動方法)に移動しているとき、乗客の衣類11や履物12(図8には履物12を例として記載)などがステップの側面5の踏板部分7とスカートガード10の隙間に挟まれそうになると、ステップの側面5の踏板部分7に取り付けられたブラシ9(図8(a))がブラシ9a(図8(b))のように変形することにより、ステップの側面5の踏板部分7とスカートガード10との隙間δがゼロとなり、乗客の衣類11や履物12がステップの側面5の踏板部分7とスカートガード10の隙間に挟まれない。さらに、ブラシ9aがスカートガード10に接触し、すり音が発生することにより、乗客に対して注意喚起もできる。
また、乗客の衣類や履物などがステップの側面5とスカートガード10の隙間に挟まれず、エスカレーターが通常通り運転されているときは、ステップの側面5のライザ部分6に取り付けられたブラシ8と踏板部分8に取り付けたブラシ9がスカートガード10と接触することはないため、擦り音による騒音の問題も発生しない。さらに、通常、スカートガード10の摩擦係数を低減するために塗布されている低摩擦剤が早期に剥がれた場合メンテナンスが別途必要となる問題も発生しない。
このようにステップの側面5のライザ部分6に傾斜角度θY1、θZ1を有するブラシ8と、踏板部分7に傾斜角度θZ2、θX2を有するブラシ9が取り付けられることにより、ステップの側面5とスカートガード10の隙間に乗客の衣類や履物などが挟まれないようにすることが可能となる。さらに、衣類11や履物12がステップの側面5とスカートガード10の隙間に挟まれないときは、ブラシ8とブラシ9がスカートガード10と所定の隙間δを有するように取り付けられているため、接触することがなく、ブラシ8、9の擦り音による騒音の問題も発生しない。
また、ステップは、踏板2とライザ3とアングル4を組み合わせた組立形でも、一体となっている一体形のどちらの場合でも同様の効果を奏する。
また、個々のブラシ8およびブラシ9の取り付け角度θY1、θZ1、θZ2、θX2は、1つのステップの側面5に対して各々すべてが一定でなく、例えば1度ずつ徐々に変化する場合も同様の効果を奏する。さらに、ブラシ8およびブラシ9の線径についても、1つのステップの側面5に対して一定でなく、例えば円錐形状に取付面側からスカートガード側にかけて変化する場合も同様の効果を奏する。
実施の形態5.
図14に本発明の実施の形態5によるエスカレーターのステップの斜視図を示す。図14に示すように、ステップの側面5を塞ぐために取り付けた板19(取り付け部品は図示しない)の全面に(その一部を図示する)ブラシ8が、図3に示すようにX軸とZ軸で定まる面に対するY軸回りの角度θY1(0°<θY1<90°)、図4に示すようにX軸とY軸で定まる面に対するZ軸回りの角度θZ1(0°<θZ1<90°)を有する方向に植毛されている。また、これらのブラシは、スカートガード10と所定の隙間δを有するように取り付けられている。
このような構成によれば、例えば、エスカレーターがダウン運転の場合で、図7に示すように、ステップの側面5のライザ部分6が矢印に示す方向(ステップ移動方法)に移動しているとき、乗客の衣類11や履物12(図7には衣類11を例として記載)などがステップの側面5のライザ部分6とスカートガード10の隙間に挟まれそうになると、ステップの側面5のライザ部分6に取り付けられたブラシ8(図7(a))がブラシ8a(図7(b))のように変形することにより、ステップの側面5のライザ部分6とスカートガード10との隙間δがゼロとなり、乗客の衣類11や履物12がステップの側面5のライザ部分6とスカートガード10の隙間に挟まれない。さらに、ブラシ8aがスカートガード10に接触し、擦り音が発生することより、乗客に対して注意喚起もできる。
また、乗客の衣類や履物などがステップの側面5とスカートガード10の隙間に挟まれず、エスカレーターが通常通り運転されているときは、ブラシ8とがスカートガード10と接触することはないため、擦り音による騒音の問題も発生しない。さらに、通常、スカートガード10の摩擦係数を低減するために塗布されている低摩擦剤が早期に剥がれた場合メンテナンスが別途必要となる問題も発生しない。
このようにステップの側面5の取り付け板19に傾斜角度θY1、θZ1を有するブラシ8が取り付けられることにより、ステップの側面5とスカートガード10の隙間に乗客の衣類や履物などが挟まれないようにすることが可能となる。さらに、衣類11や履物12がステップの側面5とスカートガード10の隙間に挟まれないときは、ブラシ8がスカートガード10と所定の隙間δを有するように取り付けられているため、接触することがなく、ブラシ8の擦り音による騒音の問題も発生しない。
また、ステップは、踏板2とライザ3とアングル4を組み合わせた組立形でも、一体となっている一体形のどちらの場合でも同様の効果を奏する。
また、個々のブラシ8の取り付け角度θY1、θZ1は、1つのステップの側面5に対して各々すべてが一定でなく、例えば1度ずつ徐々に変化する場合も同様の効果を奏する。さらに、ブラシ8の線径についても、1つのステップの側面5に対して一定でなく、例えば円錐形状に取付面側からスカートガード側にかけて変化する場合も同様の効果を奏する。
本発明の実施の形態1によるエスカレーターのステップを示す斜視図である。 本発明の実施の形態1によるエスカレーターのステップの拡大図である。 本発明の実施の形態1によるエスカレーターのステップの側面のライザ部分をステップ側面側から見た拡大図である。 本発明の実施の形態1によるエスカレーターのステップの側面のライザ部分を踏板側から見た拡大図である。 本発明の実施の形態1によるエスカレーターのステップの側面の踏板部分を踏板側から見た拡大図である。 本発明の実施の形態1によるエスカレーターのステップの側面の踏板部分をライザ側から見た拡大図である。 本発明の実施の形態1によるエスカレーターがダウン運転のときの効果を示す図である。 本発明の実施の形態1によるエスカレーターがアップ運転のときの効果を示す図である。 本発明の実施の形態2によるエスカレーターのステップを示す斜視図である。 本発明の実施の形態2によるエスカレーターのステップの踏板の端部のクリートの形状をライザ側から見た拡大図である。 本発明の実施の形態2によるエスカレーターのステップのライザの端部のクリートの形状を踏板側から見た拡大図である。 本発明の実施の形態3によるエスカレーターのステップを示す斜視図である。 本発明の実施の形態4によるエスカレーターのステップを示す斜視図である。 本発明の実施の形態5によるエスカレーターのステップを示す斜視図である。
符号の説明
1 ステップ、2 踏板、3 ライザ、4 アングル、5 ステップの側面、6 ライザ部分、7 踏板部分、8 ブラシ、9 ブラシ、10 スカートガード、11 衣類、12 履物、13 クリート、14 端部のクリート、15 クリート、16 端部のクリート、17 ホルダ、18 ホルダ、19 板。

Claims (4)

  1. 踏板とライザとアングルから構成され、前記踏板の側面と前記ライザの側面がスカートガードに相対して走行するエスカレーターのステップにおいて、前記踏板の側面および前記ライザの側面にブラシを取り付け、かつ前記ブラシ先端とスカートガードの間に所定の隙間を確保したことを特徴とするエスカレーターのステップ。
  2. 前記ブラシは、前記ライザの側面に傾斜角度を有するように取り付けたことを特徴とする請求項1に記載のエスカレーターのステップ。
  3. 前記ライザの1つの側面に対する前記ブラシの取り付け傾斜角度が、一定であるか、または徐々に変化することを特徴とする請求項2に記載のエスカレーターのステップ。
  4. 前記ライザの1つの側面に対する前記ブラシの線径が一定であるか、または徐々に変化することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のエスカレーターのステップ。
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