JP2002356294A - 乗客コンベアの踏段 - Google Patents
乗客コンベアの踏段Info
- Publication number
- JP2002356294A JP2002356294A JP2001202780A JP2001202780A JP2002356294A JP 2002356294 A JP2002356294 A JP 2002356294A JP 2001202780 A JP2001202780 A JP 2001202780A JP 2001202780 A JP2001202780 A JP 2001202780A JP 2002356294 A JP2002356294 A JP 2002356294A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tread
- skirt guard
- passenger
- brush body
- plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Escalators And Moving Walkways (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】踏段とスカートガード間における清掃、異物侵
入防止、安全性の向上を図り得る乗客コンベアの踏段構
成を提供する。 【構成】乗客が立つ踏板１Ａを備えた乗客コンベアの踏
段１において、踏板１Ａの側端部に、踏板１Ａの側端と
隣接するスカートガード３との相対間隔を閉じる方向に
伸びる刷毛体６と、この刷毛体６を植立し、踏板１Ａに
固設される踏板片４を備えた踏段構成とした。
入防止、安全性の向上を図り得る乗客コンベアの踏段構
成を提供する。 【構成】乗客が立つ踏板１Ａを備えた乗客コンベアの踏
段１において、踏板１Ａの側端部に、踏板１Ａの側端と
隣接するスカートガード３との相対間隔を閉じる方向に
伸びる刷毛体６と、この刷毛体６を植立し、踏板１Ａに
固設される踏板片４を備えた踏段構成とした。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、エスカレーターや動く
歩道等の乗客コンベア用踏段に係り、特に踏段とこれに
隣接するスカートガードとの相対間隔を閉じる踏板片を
備えた踏段構成に関する。
歩道等の乗客コンベア用踏段に係り、特に踏段とこれに
隣接するスカートガードとの相対間隔を閉じる踏板片を
備えた踏段構成に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に、乗客コンベアの踏段には清掃目
的や異物侵入防止目的の装置を装備する実例はなく、こ
れに類する発明例としては、特開昭４９−１１２３８４
号公報に示されている単なる刷毛体による蹴上げ板清掃
方法や特開平２−２６５８９４号公報に開示された踏段
とスカートガード間において踏段側から剛性板を突出さ
せてすき間への異物の侵入を防ぐ方法などがあるもの
の、踏段とスカートガード間において、スカートガード
を清掃したり、すき間から異物が侵入するのを防ぐとと
もに安全増しも図らんとする多目的の方法は存在しなか
った。
的や異物侵入防止目的の装置を装備する実例はなく、こ
れに類する発明例としては、特開昭４９−１１２３８４
号公報に示されている単なる刷毛体による蹴上げ板清掃
方法や特開平２−２６５８９４号公報に開示された踏段
とスカートガード間において踏段側から剛性板を突出さ
せてすき間への異物の侵入を防ぐ方法などがあるもの
の、踏段とスカートガード間において、スカートガード
を清掃したり、すき間から異物が侵入するのを防ぐとと
もに安全増しも図らんとする多目的の方法は存在しなか
った。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】最近の清潔指向の一策
として乗客コンベアの美観、特に踏段に隣接して相当広
い面積を占めるスカートガードの表面の汚れ防止目的か
らの自動的清掃手段が求められている。また、踏段とス
カートガード間のすき間に切符や定期券などの異物が侵
入して機器の故障を招いたり、侵入物を紛失するトラブ
ルもあって前記すき間の閉塞手段が求められている。さ
らに、前記すき間への靴先の挟まれ事故を低減する安全
手段が求められている。これらのことから、清掃、異物
侵入防止及び安全増しという多面的な対応手段が必要と
されており、これら要望に応えるために、特に従来例の
後者における剛性板によるスカートガード表面の損傷防
止が課題となっていた。
として乗客コンベアの美観、特に踏段に隣接して相当広
い面積を占めるスカートガードの表面の汚れ防止目的か
らの自動的清掃手段が求められている。また、踏段とス
カートガード間のすき間に切符や定期券などの異物が侵
入して機器の故障を招いたり、侵入物を紛失するトラブ
ルもあって前記すき間の閉塞手段が求められている。さ
らに、前記すき間への靴先の挟まれ事故を低減する安全
手段が求められている。これらのことから、清掃、異物
侵入防止及び安全増しという多面的な対応手段が必要と
されており、これら要望に応えるために、特に従来例の
後者における剛性板によるスカートガード表面の損傷防
止が課題となっていた。
【０００４】本発明の目的とするところは、踏段とスカ
ートガード間における清掃、異物侵入防止、安全性の向
上を図り得る乗客コンベアの踏段構成を提供することに
ある。
ートガード間における清掃、異物侵入防止、安全性の向
上を図り得る乗客コンベアの踏段構成を提供することに
ある。
【０００５】
【課題と解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、乗客が立つ踏板と、この踏板の後面の蹴
上げ板で構成され、無端状に連結されて移動する乗客コ
ンベアの踏段において、前記踏板の側端部に、前記踏板
の側端と隣接するスカートガードとの相対間隔を閉じる
方向に伸びる刷毛体と、この刷毛体を植立し、前記踏板
に固設される踏板片を設けたことを特徴とする。
成するために、乗客が立つ踏板と、この踏板の後面の蹴
上げ板で構成され、無端状に連結されて移動する乗客コ
ンベアの踏段において、前記踏板の側端部に、前記踏板
の側端と隣接するスカートガードとの相対間隔を閉じる
方向に伸びる刷毛体と、この刷毛体を植立し、前記踏板
に固設される踏板片を設けたことを特徴とする。
【０００６】
【作用】本発明による乗客コンベアの踏段は、上記のよ
うに踏板側端部に設けられた刷毛体が、この踏板と隣接
するスカートガードとの相対間隔を閉じる方向に伸びて
スカートガード面に接触する刷毛体により、スカートガ
ード面の清掃、異物の侵入防止、靴の挟まれ防止に寄与
することができる。
うに踏板側端部に設けられた刷毛体が、この踏板と隣接
するスカートガードとの相対間隔を閉じる方向に伸びて
スカートガード面に接触する刷毛体により、スカートガ
ード面の清掃、異物の侵入防止、靴の挟まれ防止に寄与
することができる。
【０００７】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面によって説明する。図１は、無端状に連結されて移動
する多数の踏段１の一部を斜視的に示したもので、この
踏段１は、その移動路において案内レールに支えられた
状態で奥行きＬが４００ｍｍ程度の踏板１Ａと、この踏
板１Ａの前端部及び側端部に固設された注意喚起用の異
色注意帯１Ｂ及び１Ｃ、さらに高さＨが２００ｍｍ程度
の蹴上げ板１Ｄを備えている。そして、踏板１Ａの両側
端部には、注意帯１Ｃと蹴上げ板１Ｄと５ｍｍ程度のす
き間Ｇを空けて隣接する固定体であるスカートガード３
を備えている。
面によって説明する。図１は、無端状に連結されて移動
する多数の踏段１の一部を斜視的に示したもので、この
踏段１は、その移動路において案内レールに支えられた
状態で奥行きＬが４００ｍｍ程度の踏板１Ａと、この踏
板１Ａの前端部及び側端部に固設された注意喚起用の異
色注意帯１Ｂ及び１Ｃ、さらに高さＨが２００ｍｍ程度
の蹴上げ板１Ｄを備えている。そして、踏板１Ａの両側
端部には、注意帯１Ｃと蹴上げ板１Ｄと５ｍｍ程度のす
き間Ｇを空けて隣接する固定体であるスカートガード３
を備えている。
【０００８】この場合、上記構成の不具合点として、踏
段１の両側にあって相当広い面積を有するスカートガー
ド３の表面が乗客の靴の接触や機械の油分の付着による
汚れやすき間Ｇへの切符や定期券の侵入とこれに伴う機
器故障、乗客所持物の紛失、靴先の侵入による人身事故
の発生が課題とされてきた訳であるが、本発明では、図
２に詳述した構成の改善施策を付加してある。
段１の両側にあって相当広い面積を有するスカートガー
ド３の表面が乗客の靴の接触や機械の油分の付着による
汚れやすき間Ｇへの切符や定期券の侵入とこれに伴う機
器故障、乗客所持物の紛失、靴先の侵入による人身事故
の発生が課題とされてきた訳であるが、本発明では、図
２に詳述した構成の改善施策を付加してある。
【０００９】すなわち、本発明の踏段１の両側端部に
は、板厚ｔ１の側片４ａ、板厚ｔ２の頂片４ｂ、これら
より薄い板厚の側片４ｃ、取付片４ｄからなる奥行きＬ
の踏板片４を踏板１Ａと注意帯１Ｃに対してビス５で固
設する一方、この踏板片４の側片４ａには、踏板１Ａの
側端と隣接するスカートガードとの相対間隔を閉じる方
向に伸びる柔軟材でなる刷毛体６を植立して設けてい
る。この場合、踏段１とスカートガード３との本来のす
き間Ｇが側片４ａの板厚ｔ１だけ減じられて靴先の侵入
阻止に効果を発揮することに加え、残りの間隔ｍ分が刷
毛体６により閉じられて切符や定期券の侵入阻止、刷毛
体６の接触によるスカートガード３表面の清掃を自動的
に行う構成となっている。また、踏板片４の頂片４ｂ
（板厚ｔ２）の段差により、乗客がスカートガード３側
に近寄った場合に違和感を与えるとともに物理的に挟ま
れ事故を防止する作用を持たせている。さらに、刷毛体
６は柔軟材であるので、特に従来例の後者によるスカー
トガード３表面の損傷が免れる効果がある。
は、板厚ｔ１の側片４ａ、板厚ｔ２の頂片４ｂ、これら
より薄い板厚の側片４ｃ、取付片４ｄからなる奥行きＬ
の踏板片４を踏板１Ａと注意帯１Ｃに対してビス５で固
設する一方、この踏板片４の側片４ａには、踏板１Ａの
側端と隣接するスカートガードとの相対間隔を閉じる方
向に伸びる柔軟材でなる刷毛体６を植立して設けてい
る。この場合、踏段１とスカートガード３との本来のす
き間Ｇが側片４ａの板厚ｔ１だけ減じられて靴先の侵入
阻止に効果を発揮することに加え、残りの間隔ｍ分が刷
毛体６により閉じられて切符や定期券の侵入阻止、刷毛
体６の接触によるスカートガード３表面の清掃を自動的
に行う構成となっている。また、踏板片４の頂片４ｂ
（板厚ｔ２）の段差により、乗客がスカートガード３側
に近寄った場合に違和感を与えるとともに物理的に挟ま
れ事故を防止する作用を持たせている。さらに、刷毛体
６は柔軟材であるので、特に従来例の後者によるスカー
トガード３表面の損傷が免れる効果がある。
【００１０】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による乗客
コンベアの踏段構成によれば、踏段とスカートガード間
における清掃、異物侵入阻止、安全性の向上を図り得る
踏段構成を提供することができる。
コンベアの踏段構成によれば、踏段とスカートガード間
における清掃、異物侵入阻止、安全性の向上を図り得る
踏段構成を提供することができる。
【図１】本発明の一実施例による清掃装置を有する踏段
の斜視図。
の斜視図。
【図２】図１のＩ−Ｉ線に沿う断面図。
１…踏段、１Ａ…踏板、１Ｂ，１Ｃ…注意帯、１Ｄ…蹴
上げ板 ２…案内レール、３…スカートガード、４…踏板片、６
…刷毛体
上げ板 ２…案内レール、３…スカートガード、４…踏板片、６
…刷毛体
Claims (1)
- 【請求項１】乗客が立つ踏板と、この踏板の後面の蹴上
げ板で構成され、無端状に連結されて移動する乗客コン
ベアの踏段において、前記踏板の側端部に、前記踏板側
端と隣接するスカートガードとの相対間隔を閉じる方向
に伸びる刷毛体と、この刷毛体を植立し、前記踏板に固
設される踏板片を設けたことを特徴とする乗客コンベア
の踏段。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001202780A JP2002356294A (ja) | 2001-05-30 | 2001-05-30 | 乗客コンベアの踏段 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001202780A JP2002356294A (ja) | 2001-05-30 | 2001-05-30 | 乗客コンベアの踏段 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002356294A true JP2002356294A (ja) | 2002-12-10 |
Family
ID=19039523
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001202780A Pending JP2002356294A (ja) | 2001-05-30 | 2001-05-30 | 乗客コンベアの踏段 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002356294A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1659086A1 (de) * | 2004-11-18 | 2006-05-24 | Inventio Ag | Fahrtreppe bzw. Fahrsteig mit integrirten Stufenbürsten |
| US7264105B2 (en) | 2004-11-18 | 2007-09-04 | Inventio Ag | Escalator with step brushes, step of such an escalator, and method of modernizing an escalator |
| JP2008044720A (ja) * | 2006-08-16 | 2008-02-28 | Mitsubishi Electric Corp | エスカレーターのステップ |
| CN103771242A (zh) * | 2012-10-24 | 2014-05-07 | 通力股份公司 | 自动扶梯及其裙板和梯级 |
| JP2015044676A (ja) * | 2013-08-28 | 2015-03-12 | 東芝エレベータ株式会社 | 乗客コンベアの油飛散抑制機構 |
| CN105151974A (zh) * | 2015-08-26 | 2015-12-16 | 安徽振达刷业有限公司 | 一种自动手扶梯用的毛刷 |
| WO2020148835A1 (ja) * | 2019-01-16 | 2020-07-23 | 三菱電機株式会社 | 乗客コンベアの清掃装置及び乗客コンベアの清掃方法 |
-
2001
- 2001-05-30 JP JP2001202780A patent/JP2002356294A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1659086A1 (de) * | 2004-11-18 | 2006-05-24 | Inventio Ag | Fahrtreppe bzw. Fahrsteig mit integrirten Stufenbürsten |
| US7264105B2 (en) | 2004-11-18 | 2007-09-04 | Inventio Ag | Escalator with step brushes, step of such an escalator, and method of modernizing an escalator |
| AU2005234647B2 (en) * | 2004-11-18 | 2011-05-12 | Inventio Ag | Escalator with step brushes, step of such an escalator, and method of modernizing an escalator |
| AU2005234647B9 (en) * | 2004-11-18 | 2011-10-06 | Inventio Ag | Escalator with step brushes, step of such an escalator, and method of modernizing an escalator |
| JP2008044720A (ja) * | 2006-08-16 | 2008-02-28 | Mitsubishi Electric Corp | エスカレーターのステップ |
| CN103771242A (zh) * | 2012-10-24 | 2014-05-07 | 通力股份公司 | 自动扶梯及其裙板和梯级 |
| JP2015044676A (ja) * | 2013-08-28 | 2015-03-12 | 東芝エレベータ株式会社 | 乗客コンベアの油飛散抑制機構 |
| CN105151974A (zh) * | 2015-08-26 | 2015-12-16 | 安徽振达刷业有限公司 | 一种自动手扶梯用的毛刷 |
| WO2020148835A1 (ja) * | 2019-01-16 | 2020-07-23 | 三菱電機株式会社 | 乗客コンベアの清掃装置及び乗客コンベアの清掃方法 |
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