JP2003073065A - 乗客コンベアの踏板 - Google Patents
乗客コンベアの踏板Info
- Publication number
- JP2003073065A JP2003073065A JP2001310680A JP2001310680A JP2003073065A JP 2003073065 A JP2003073065 A JP 2003073065A JP 2001310680 A JP2001310680 A JP 2001310680A JP 2001310680 A JP2001310680 A JP 2001310680A JP 2003073065 A JP2003073065 A JP 2003073065A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steps
- passenger conveyor
- tread
- skirt guard
- brush body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明は、乗客が乗る踏板とスカートガード間
における安全性の向上、異物の侵入を防止し得る乗客コ
ンベアの踏板構成を提供する。 【解決手段】踏板１Ａの両側端部に、この踏板１Ａの奥
行き方向に点在するように固設され、この踏板１Ａの上
面より上方に高さｈだけ延設された刷毛体５を設けたの
である。
における安全性の向上、異物の侵入を防止し得る乗客コ
ンベアの踏板構成を提供する。 【解決手段】踏板１Ａの両側端部に、この踏板１Ａの奥
行き方向に点在するように固設され、この踏板１Ａの上
面より上方に高さｈだけ延設された刷毛体５を設けたの
である。
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、エスカレーターや
電動道路等の乗客コンベアの踏板構成に関する。 【０００２】 【従来の技術】従来、乗客コンベアの踏段と、スカート
ガードとの間のすき間に異物が侵入するのを防止する装
置を設ける例としては、特公昭５９−５５１４号公報に
開示されたような注意色着色の側方クリートによる注意
喚起方法や特開平２−２６５８９４号公報に開示されて
いる踏段とスカートガード間において蹴上げ板から後続
踏段側に剛性板を突出させて後部すき間への異物（靴な
ど）の侵入を防ぐ方法などがあるものの、踏段とスカー
トガードとのすき間に対して踏段の真上方向から落下す
る異物（定期券など）の侵入防止とスカートガード側へ
の接近防止を兼務する多目的の方法は存在しなかった。 【０００３】 【発明が解決しようとする課題】最近、公共交通手段の
発展とともに従来にも増して乗客コンベアの安全性の強
化策と切符、定期券および搭乗券等の異物の機械内部へ
の侵入（紛失）防止策が求められている。この種要望
は、公共性の強い用途ほど重要視され、安全性が高く、
異物の侵入もない真に乗客保護を志向した施策が必要と
なっている。 【０００４】本発明の目的は、乗客が乗る踏板とスカー
トガード間における安全性の向上、異物の侵入を防止し
得る乗客コンベアの踏板構成を提供することにある。 【０００５】 【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、踏板の両側端部に、この踏板の奥行き方向
に点在するように固設され、この踏板上面よりも上方に
延設された刷毛体を設けたことを特徴とする。 【０００６】上記構成により、刷毛体の存在によって、
踏板とスカートガードとの間のすき間部分に目視的、物
理的に近寄り難くして安全性を向上させる一方、切符や
搭乗券などの異物が侵入しないように作用する多目的の
効果を発揮することができる。 【０００７】 【発明の実施の形態】以下、本発明の形態を図１および
図２に示すエスカレーターに基づいて説明する。 【０００８】図１は、多数連結されて循環移動する踏段
１の要部を斜視的に示した断面図、図２は図１のＭ−Ｍ
線に沿う断面図である。図において、エスカレーターの
場合の踏段１は、その移動路において、案内レール２に
支えられた状態で奥行きＬが４００ｍｍ程度の踏板１Ａ
と、この踏板１Ａの前端部および両側端部に固設された
注意喚起用の異色注意帯１Ｂおよび１Ｃ、さらに高さＨ
が２００ｍｍ程度の蹴上げ板１Ｄを備えている。この場
合、異色注意帯１Ｂは隣接する蹴上げ板１Ｄとの間のす
き間（図示省略）に、上昇運転時に稀に発生する蹴上げ
板１Ｄに接触した衣服や靴先の矢印Ｘ方向への引き込み
事故を防止するために黄色等の注意色を施して視覚訴及
により乗客の接近を防止する構成となっている。また、
異色注意帯１Ｃは、踏板１Ａの側端に隣接して立設され
たスカートガード３とのすき間Ｇに、下降運転時に多発
するスカートガード３に接触した衣服や靴の矢印Ｙ方向
への引き込み事故を防止するために黄色等の注意色を施
して視覚訴及により乗客の接近を防止する構成となって
いる。 【０００９】ここで、エスカレーターが特に公共色の強
い駅や空港に設置された場合には、多発する矢印Ｙ方向
への引き込み事故の低減、それにすき間Ｇへの切符、定
期券および搭乗券等の異物が侵入する事態が深刻視され
貴重品の紛失、機器故障等原因排除が望まれるに至った
訳であるが、本発明では図２に詳しく示す構成の改善施
策を付加してある。 【００１０】すなわち、本発明の踏板１Ａの両側端部に
は、奥行きＬ方向に点在するように固設され、踏板１Ａ
の上方に高さｈだけ延設された刷毛体５を植立して設け
ている。この場合、刷毛体５はその高さｈの存在感によ
り、ここに近接する乗客に視覚的違和感を与えて接近を
防止する効果と、この刷毛体５により衣服や靴などがす
き間Ｇに侵入するのを物理的に阻止する安全効果を有す
る。また、矢印Ｚのように踏板１Ａの真上方向から落下
してきた切符、定期券および搭乗券等の異物Ｓを受け止
め、すき間Ｇに侵入するのを防止する効果も発揮する。 【００１１】なお、例示の刷毛体５は、図示のように先
端をほうき状に広げないで直立させても類似的効果を奏
するが、その色調は踏板１Ａとは異色として色調的注意
喚起効果を持たせるのが望ましい。また、上記では蹴上
げ板１Ｄを備えたエスカレーターの踏段１について説明
したが、踏板１Ａだけの電動道路の場合も同様の構成で
類似的効果を奏すものである。 【００１２】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
乗客が乗る踏板とスカートガード間における安全性の向
上、異物の侵入を防止し得る乗客コンベアの踏板構成を
提供できる。
電動道路等の乗客コンベアの踏板構成に関する。 【０００２】 【従来の技術】従来、乗客コンベアの踏段と、スカート
ガードとの間のすき間に異物が侵入するのを防止する装
置を設ける例としては、特公昭５９−５５１４号公報に
開示されたような注意色着色の側方クリートによる注意
喚起方法や特開平２−２６５８９４号公報に開示されて
いる踏段とスカートガード間において蹴上げ板から後続
踏段側に剛性板を突出させて後部すき間への異物（靴な
ど）の侵入を防ぐ方法などがあるものの、踏段とスカー
トガードとのすき間に対して踏段の真上方向から落下す
る異物（定期券など）の侵入防止とスカートガード側へ
の接近防止を兼務する多目的の方法は存在しなかった。 【０００３】 【発明が解決しようとする課題】最近、公共交通手段の
発展とともに従来にも増して乗客コンベアの安全性の強
化策と切符、定期券および搭乗券等の異物の機械内部へ
の侵入（紛失）防止策が求められている。この種要望
は、公共性の強い用途ほど重要視され、安全性が高く、
異物の侵入もない真に乗客保護を志向した施策が必要と
なっている。 【０００４】本発明の目的は、乗客が乗る踏板とスカー
トガード間における安全性の向上、異物の侵入を防止し
得る乗客コンベアの踏板構成を提供することにある。 【０００５】 【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、踏板の両側端部に、この踏板の奥行き方向
に点在するように固設され、この踏板上面よりも上方に
延設された刷毛体を設けたことを特徴とする。 【０００６】上記構成により、刷毛体の存在によって、
踏板とスカートガードとの間のすき間部分に目視的、物
理的に近寄り難くして安全性を向上させる一方、切符や
搭乗券などの異物が侵入しないように作用する多目的の
効果を発揮することができる。 【０００７】 【発明の実施の形態】以下、本発明の形態を図１および
図２に示すエスカレーターに基づいて説明する。 【０００８】図１は、多数連結されて循環移動する踏段
１の要部を斜視的に示した断面図、図２は図１のＭ−Ｍ
線に沿う断面図である。図において、エスカレーターの
場合の踏段１は、その移動路において、案内レール２に
支えられた状態で奥行きＬが４００ｍｍ程度の踏板１Ａ
と、この踏板１Ａの前端部および両側端部に固設された
注意喚起用の異色注意帯１Ｂおよび１Ｃ、さらに高さＨ
が２００ｍｍ程度の蹴上げ板１Ｄを備えている。この場
合、異色注意帯１Ｂは隣接する蹴上げ板１Ｄとの間のす
き間（図示省略）に、上昇運転時に稀に発生する蹴上げ
板１Ｄに接触した衣服や靴先の矢印Ｘ方向への引き込み
事故を防止するために黄色等の注意色を施して視覚訴及
により乗客の接近を防止する構成となっている。また、
異色注意帯１Ｃは、踏板１Ａの側端に隣接して立設され
たスカートガード３とのすき間Ｇに、下降運転時に多発
するスカートガード３に接触した衣服や靴の矢印Ｙ方向
への引き込み事故を防止するために黄色等の注意色を施
して視覚訴及により乗客の接近を防止する構成となって
いる。 【０００９】ここで、エスカレーターが特に公共色の強
い駅や空港に設置された場合には、多発する矢印Ｙ方向
への引き込み事故の低減、それにすき間Ｇへの切符、定
期券および搭乗券等の異物が侵入する事態が深刻視され
貴重品の紛失、機器故障等原因排除が望まれるに至った
訳であるが、本発明では図２に詳しく示す構成の改善施
策を付加してある。 【００１０】すなわち、本発明の踏板１Ａの両側端部に
は、奥行きＬ方向に点在するように固設され、踏板１Ａ
の上方に高さｈだけ延設された刷毛体５を植立して設け
ている。この場合、刷毛体５はその高さｈの存在感によ
り、ここに近接する乗客に視覚的違和感を与えて接近を
防止する効果と、この刷毛体５により衣服や靴などがす
き間Ｇに侵入するのを物理的に阻止する安全効果を有す
る。また、矢印Ｚのように踏板１Ａの真上方向から落下
してきた切符、定期券および搭乗券等の異物Ｓを受け止
め、すき間Ｇに侵入するのを防止する効果も発揮する。 【００１１】なお、例示の刷毛体５は、図示のように先
端をほうき状に広げないで直立させても類似的効果を奏
するが、その色調は踏板１Ａとは異色として色調的注意
喚起効果を持たせるのが望ましい。また、上記では蹴上
げ板１Ｄを備えたエスカレーターの踏段１について説明
したが、踏板１Ａだけの電動道路の場合も同様の構成で
類似的効果を奏すものである。 【００１２】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
乗客が乗る踏板とスカートガード間における安全性の向
上、異物の侵入を防止し得る乗客コンベアの踏板構成を
提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明による乗客コンベアの要部を示す斜視断
面図。 【図２】図１のＭ−Ｍ線に沿う断面図。 【符号の説明】 １…踏段、１Ａ…踏板、１Ｂ， １Ｃ…注意帯、１Ｄ…
蹴上げ板 ３…スカートガード、５…刷毛体 【図】◎図１◎図２
面図。 【図２】図１のＭ−Ｍ線に沿う断面図。 【符号の説明】 １…踏段、１Ａ…踏板、１Ｂ， １Ｃ…注意帯、１Ｄ…
蹴上げ板 ３…スカートガード、５…刷毛体 【図】◎図１◎図２
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項１】乗客が立つ踏板が多数連結されて循環移動
し、この踏板の両側に立設されたスカートガードを備え
た乗客コンベアにおいて、前記踏板の両側端部に、前記
踏板の奥行き方向に点在するように固設され、前記踏板
よりも上方に延設された刷毛体を設けたことを特徴とす
る乗客コンベアの踏板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001310680A JP2003073065A (ja) | 2001-08-31 | 2001-08-31 | 乗客コンベアの踏板 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001310680A JP2003073065A (ja) | 2001-08-31 | 2001-08-31 | 乗客コンベアの踏板 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003073065A true JP2003073065A (ja) | 2003-03-12 |
Family
ID=19129612
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001310680A Pending JP2003073065A (ja) | 2001-08-31 | 2001-08-31 | 乗客コンベアの踏板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003073065A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1659086A1 (de) * | 2004-11-18 | 2006-05-24 | Inventio Ag | Fahrtreppe bzw. Fahrsteig mit integrirten Stufenbürsten |
| EP1659085A1 (de) * | 2004-11-18 | 2006-05-24 | Inventio Ag | Fahrtreppe mit Setzstufenbürsten, Stufe einer solchen Fahrtreppe sowie Verfahren um eine Fahrtreppe zu modernisieren |
| US7264105B2 (en) | 2004-11-18 | 2007-09-04 | Inventio Ag | Escalator with step brushes, step of such an escalator, and method of modernizing an escalator |
| CN103979393A (zh) * | 2014-05-27 | 2014-08-13 | 张宏 | 带裙板照明的裙板防夹装置 |
-
2001
- 2001-08-31 JP JP2001310680A patent/JP2003073065A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1659086A1 (de) * | 2004-11-18 | 2006-05-24 | Inventio Ag | Fahrtreppe bzw. Fahrsteig mit integrirten Stufenbürsten |
| EP1659085A1 (de) * | 2004-11-18 | 2006-05-24 | Inventio Ag | Fahrtreppe mit Setzstufenbürsten, Stufe einer solchen Fahrtreppe sowie Verfahren um eine Fahrtreppe zu modernisieren |
| US7204361B2 (en) | 2004-11-18 | 2007-04-17 | Inventio Ag | Escalator with riser brushes, step of such an escalator and method of modernizing an escalator |
| US7264105B2 (en) | 2004-11-18 | 2007-09-04 | Inventio Ag | Escalator with step brushes, step of such an escalator, and method of modernizing an escalator |
| CN100450914C (zh) * | 2004-11-18 | 2009-01-14 | 因温特奥股份公司 | 具有起步面刷的自动扶梯、梯阶和对自动扶梯改造的方法 |
| KR101225802B1 (ko) | 2004-11-18 | 2013-01-23 | 인벤티오 아게 | 스텝 브러쉬를 지닌 에스컬레이터, 그러한 에스컬레이터의스텝 및 에스컬레이터를 현대화 하는 방법 |
| CN103979393A (zh) * | 2014-05-27 | 2014-08-13 | 张宏 | 带裙板照明的裙板防夹装置 |
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