JP2009190895A - 乗客輸送体の保護設備 - Google Patents

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JP2009190895A
JP2009190895A JP2008058640A JP2008058640A JP2009190895A JP 2009190895 A JP2009190895 A JP 2009190895A JP 2008058640 A JP2008058640 A JP 2008058640A JP 2008058640 A JP2008058640 A JP 2008058640A JP 2009190895 A JP2009190895 A JP 2009190895A
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JP2008058640A
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Keiichi Kinoshita
桂一 木下
Yoshiaki Kaneko
義昭 金子
Yukio Kotani
幸生 小谷
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Nissin Co Ltd
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Nissin Co Ltd
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Abstract

【課題】 上昇方向に移動する乗客が移動手すりと固定体との間で形成される楔状空間に頭部が挟まれない保護体構造とする一方、欄干デッキ上のよじ登りを防止する閉塞体構成として安全性の向上に好適な保護設備を提供する。
【解決手段】 移動すり1Bと固定体2とが水平間隔mを有して交差する楔状空間Qに、固定体2にその上端部3Aが固定され、かつその下端部3Bが移動手すり1Bよりも下方に位置する垂直辺3Cを有する保護体3を設ける一方、その垂直辺3Cと欄干1Eの間には斜面6Aと垂直辺6Bから成る略コ字形の閉塞体6を設け、これら保護体3と閉塞体6によって保護設備を構成した。
【選択図】図3

Description

本発明は、エスカレーター等の傾斜型乗客輸送体に係り、特に移動手すりと近接して楔状空間を形成する固定体との間に設けられる保護設備の構成に関する。
一般に、乗客輸送体(以下、エスカレーターと称す)の両側上端部に設けられ、上昇方向に移動する移動手すりと、この移動手すりに近接する建屋天井等の固定体(障害物)で形成される楔状空間には、アクリル樹脂製の「三角ガード板」と通称される保護体が設けられ、移動手すりの外側で発生する頭部の挟まれ事故を防止する手段が知られている。
特開平10−139346号公報
特許文献1に開示された保護体の構造は、楔状空間を下部乗降口から見て手前(下階床)側が揺動式、その奥(上階床)側が固定式であるが、特に乗客の頭部挟まれに直接関与する固定式の保護体において、保護体の下端部と移動手すり(上面)間のすき間に頭部が挟まれる(移動手すりを乗り越えた頭部が保護体の下端部のさらに下側にもぐり込む)、さらに幼児童が下階床面から欄干デッキ上に登り、移動手すりに沿って上昇して、ついには固定部に衝突して落下するという問題があり、その解決が望まれていた。
本発明は、かかる問題点を解消するためになされたものであり、エスカレーターによって上昇方向に移動する乗客が移動手すりと固定体との間で形成される楔状空間に頭部が挟まれない構造とする一方、欄干デッキ上をよじ登る事故を防止するに好適な保護設備を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、高低差のある上下階床間に傾斜して設置されるエスカレーターと、このエスカレーターの両側上端部に設けられた移動手すりと、この移動手すりの案内路として立設された欄干パネル、欄干デッキ等がら成る欄干と、この移動手すりとの間に水平間隔を有して近接する建屋天井等の固定体とで形成される楔状空間に略三角状の保護体を備えたものにおいて、前記保護体を、前記固定体に対してその上端部が固定され、かつその下端部が前記移動手すりの上面より下方に位置する垂直辺とで形成される略三角状の保護体と、この保護体の下端部と前記欄干パネルとの間の水平間隔を塞ぐように前記欄干デッキに立設された閉塞体とで構成される保護設備としたのである。
上記の構成は、保護体を構成する垂直辺によって移動手すりを乗り越えて身を乗り出した乗客(頭)が楔状空間に侵入することを物理的に防止し、かつ閉塞体によって移動手すりに掴まって欄干デッキ上をよじ登る乗客が固定体に衝突して落下する事故を阻止する。このように保護体と閉塞体で構成される保護設備によって人身事故を防止するものである。
本発明によれば、楔状空間に乗客の身体が挟まれるのを防止でき、かつ欄干デッキのよじ登り防止に優れたエスカレーターの保護設備を提供することができる。
以下、本発明に係る保護体の一実施の形態を図1〜図3に示すエスカレーターに基づいて説明する。
図1は、下階床から上階床に向けて上昇するエスカレーター1と、近接する固定体2(例えば建屋天井部や隣接エスカレーターの底面部)と交差する楔状空間の保護設備である保護体3の取合いを重点に示した要部側面図、図2は図1のA−A線に沿う断面図、図3はこれら図面構成を鳥瞰した斜視図である。図に示すようにエスカレーター1は、高低差のある上下階床間に傾斜して設置され、乗客を輸送する踏段1Aと、この踏段1Aの両側上端部に設けられた左右一対の移動手すり1Bと、この移動手すり1Bの案内路を形成する欄干パネル1C、欄干デッキ1D等からなる欄干1Eを備えている。そして、移動手すり1Bとの間に水平間隔mを空けて位置し、移動手すり1Bとは傾斜角度が異なる固定体2との間の楔状空間Qには、その上端部3Aが固定体2に対して金具4を介してビス5で固定される保護体3が設けられている。また、保護体3は、その下端部3Bが移動手すり1Bの上面よりも下側への重なりnを有する垂直辺3Cを有している。また、垂直辺3Cと欄干パネル1Cの間には、水平間隔mなるすき間を閉じる斜辺6Aと垂直辺6Bを有する略コ字形の閉塞体6が欄干デッキ1Dに対して金具6a、ビス6bで固定的に配置されている。さらに、本発明を構成する保護設備のうち保護体3は垂直辺3Cに対する衝突物(乗客の頭部等)の衝撃を柔らげる保護部3Eを備えて楔状空間Qの垂直面を閉じる一方、閉塞体6の斜辺6Aと垂直辺6Bで水平間隔mを閉じて欄干デッキ1D上でのよじ登りを阻止するほか、この保護体3の前方(下階床から見て手前側)には揺動自由な保護体7を備えている。
ここで、上記保護体3の更なる改善策として下端部3Bと閉塞体6をビス等によって接合することにより取付け強度を高めることも考えられる。
なお、上記一実施の形態の説明に用いた保護体3および閉塞体6で成る保護設備は、エスカレーター1と同様に乗客輸送体である動く歩道にも適用でき、かつその材質や色調は、必要に応じて任意に選択することができる。
本発明の一実施形態のエスカレーターと保護設備の関係を示す要部側面図。 図1のA−A線に沿う断面図である。 図1,図2の構成を鳥瞰した斜視図。
符号の説明
1・・・エスカレーター(乗客輸送体)、1B・・・移動手すり、1C・・・欄干パネル1D・・・欄干デッキ、1E・・・欄干、2・・・固定体、3・・・保護体 3A・・・上端部、3B・・・下端部、3C・・・垂直辺、6・・・閉塞体 6A・・・斜辺、6B・・・垂直辺、Q・・・楔状空間

Claims (1)

  1. 高低差のある上下階床間に傾斜して設置される乗客輸送体と、この乗客輸送体の両側上端部に設けられた移動手すりと、この移動手すりの案内路として立設された欄干パネル、欄干デッキ等から成る欄干と、この移動手すりとの間に水平間隔を有して近接する建屋天井等の固定体とで形成される楔状空間に略三角状の保護体を備えたものにおいて、前記保護体を、前記固定体に対してその上端部が固定され、かつその下端部が前記移動手すりの上面より下方に位置する垂直辺とで形成される略三角状の保護体と、この保護体の下端部と前記欄干パネルとの間の水平間隔を塞ぐように前記欄干デッキに立設された閉塞体とで構成したことを特徴とする乗客輸送体の保護設備。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102602790A (zh) * 2011-11-30 2012-07-25 江南嘉捷电梯股份有限公司 自动扶梯或自动人行道的防爬装置

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