JP2555108B2 - 乗客コンベアの安全設備 - Google Patents

乗客コンベアの安全設備

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JP2555108B2 JP62292091A JP29209187A JP2555108B2 JP 2555108 B2 JP2555108 B2 JP 2555108B2 JP 62292091 A JP62292091 A JP 62292091A JP 29209187 A JP29209187 A JP 29209187A JP 2555108 B2 JP2555108 B2 JP 2555108B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はエスタカレーターは勿論、緩傾斜路走行の電
動道路を含めた乗客コンベアの安全設備に係り、特に乗
客コンベアと建屋天井等で形成される三角交差部の安全
増しに好適な安全設備に関する。
〔従来の技術〕
傾斜して設置される乗客コンベア例えばエスカレータ
ーには、人身事故や機器故障に備えて多数の安全装置を
装備していることは周知の通りであり、比較的安全性の
高い設備として評価されている。しかしながら、エスカ
レーターが設置される建屋との取合部において動くエス
カレーターと固定物である建屋とが接近している場合に
乗客の頭部衝突とこれ伴う転倒あるいは転落等の重大事
故が散見され、その解決が望まれている。このような頭
部衝突等の事故は、エスカレーターの普及に伴つて利用
に際しての注意不足、いたずらなど利用者側の問題や設
備スペースの縮少によるエスカレーターへの障害物の接
近に起因するものと認識され、例えば実開昭51−66992
号公報に開示された安全設備などが広く普及している。
この公知例に示された安全設備は、第5図のように踏
段1(図示せず)上の乗客Mが、手すり2と欄干3から
大きく身をのり出した場合に危険な建屋天井等の側下面
Tが近いことを警告するために略三角形の三角部警告体
4をチエン5で吊下げ、乗客Mがこれに接触した時に身
を引くよう注意喚起するものである。なお、この三角部
警告体4は手すり2の外縁と建屋天井等の側下面Tとの
間隔Wが500ミリメートル以上あれば不要とされている
が間隔がこれ以下、特に第5図のようにエスカレーター
の外側いつぱいに建屋天井等の側下面Tが接近した時
(間隔waが概ね200ミリメートル以下)に最も危険な狭
角を形成することになる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記従来技術は、三角交差部における人身事故の殆ど
を防止し得たものと評価されている。しかし、万一、乗
客Mが第5図のように欄干3の下方まで深く頭を下げた
状態でいて無意識のうちに三角部警告体4を外側に押し
のけた場合には、手すり2と建屋天井等の側下面Tとの
間で、ハツチングを施した円Zのように狭まれ、頭部を
圧迫する結果となる。この現象は、三角部警告体4がチ
エン5による吊下げ設置となつていて左右に揺動可能な
ことに起因すると言える。
なお、上記従来技術以外にも注意灯の点滅による警
告、音声装置での警告なども知られているが安全上の決
め手になる方式とは言えず、採用に至つていない実情で
ある。
本発明の目的は、三角交差部の最も狭角となる危険部
分に人体進入防止用の安全設備を設け、重大事故に進展
しない乗客コンベアの安全設備を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的は、無端状に連結されて移動する複数の踏段
と、この踏段の両側に立設され前記踏段と同期して移動
する手すりを案内する欄干パネルとを有する乗客コンベ
アを建屋の上下階に跨って設置し、この乗客コンベアの
傾斜部と建屋天井によって形成される三角交叉部に前記
建屋天井に三角部警告体を揺動可能に取付けてなる乗客
コンベアの安全設備において、前記三角部警告体の上側
に隣接して前記欄干パネルの外側に立設する人体侵入防
止体を設けると共に、この人体侵入防止体の上側に隣接
して前記建屋天井に三角部侵入防止体を取付けることに
より達成される。
〔作用〕
上記構成とすることにより、乗客コンベアの傾斜部と
建屋天井との三角交叉部において、乗客が頭を欄干パネ
ルの外側に突出して三角部警告体を押しのけて通過して
も、その上側には人体侵入防止体が立設しているのでそ
れに接触して乗客は突出した頭を強制的に引き起こされ
る。引き起こしても欄干パネルの外側に頭がある場合に
は、その上側にある三角部侵入防止体によって欄干パネ
ルの内側に戻されることになり、三角交差部での人身事
故を防止するものである。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を第1図から第4図により説
明する。
エスカレーター本体は、無端状に連結されて移動する
踏段1、これと同期移動する手すり2、この手すり2の
走行を案内支持するために設けられた欄干3、これを構
成する欄干パネル3a、外デツキカバー3b等を備えてお
り、このエスカレーターに接近した別のエスカレーター
の底部あるいは建屋天井等の側下面Tの角Taには、下部
乗降口6側に三角部警告体7がチエン8等の揺動可能な
取付手段によつて吊下げられ、これの後部には側下面T
と手すり2の交点(点k)から三角部警告体7側に向け
て延びる三角部進入防止体9が取付金具10により取付け
られている。そして、この交点kと三角部警告体7の前
部との間で、少なくても三角部進入防止体9の前方の外
デツキカバー3b上には、欄干パネル3aとエスカレーター
の外縁との間を塞ぐように人体進入防止体11が金具11
a、ビス11b等により固設されている。ここで、三角部警
告体7と三角部進入防止体9はどちらも建屋天井等の下
面に沿う上面と手すり2の傾斜に沿つた下面を有する略
三角形(三角部警告体7は前部に丸みのある保護部7aを
有する台形)であり、これら各々の長さLaは200〜500ミ
リメートル程度(高さhaを頭部の直径以上とするのが理
想)、間隔Lbは100〜200ミリメートル程度、長さLcは1,
000ミリメートル程度という寸法関係にして取付けてあ
る。さらに、人体進入防止体11は、手すり2の下面と数
センチメートルの間隔hbをあけて外デツキカバー3bの幅
相当で直立しており、例えば、第5図で述べた状態の頭
部Maが三角部警告体7を押しのけて通過した時に、矢印
A(第2図)のようにそれを押上げたり、進入を阻止す
る働きをする。一方、この頭部Maを欄干パネル3aの内側
に戻さないまま三角部警告板7と人体進入防止体11の両
方を通過して狭角に至らんとした場合には、三角部進入
防止体9により、矢印B(第2図)のように頭部Maの進
入を理想的に阻止する構成となつている。
なお、この三角部進入防止体9の取付部には、頭部Ma
が衝突した時のシヨツク緩和策として第4図のようにエ
スカレーターの進行方向に揺動(第4図の符号l)で
き、幅方向(第4図の符号C)には動きの少ない蝶番式
あるいはばねの取付金具10を用いている。
ところで、三角部警告体7と三角部侵入防止体9の下
端は手すり2よりも下方にあり、また人体侵入防止体11
の上端は第2図に示すように、三角部警告体7と三角部
侵入防止体9の下端よりも上方に位置し、人体の欄干パ
ネル内側への誘導をし易くしている。
上記のように三角部警告体7、三角部進入防止体9及
び人体進入防止体11で構成される安全設備を設けたこと
により狭角での人身事故は防止される。なお、前記警告
体と両防止体の取付手段は欄干形態や建屋天井等の形態
により異なり、それぞれに最適の構造が採用されるもの
である。
上記実施例は、エスカレーターの安全設備についてで
あるが、傾斜して設置される電動道路の三角交叉部につ
いても適用できる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、乗客コンベアと周囲の固定物との間
で形成される三角交叉部での人身事故を防止し得る乗客
コンベアの安全設備を提供できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す下部乗降口付近の斜視
図、第2図は第1図の要部の側面図、第3図は第2図の
I−I線に沿う断面図、第4図は第2図要部単品の側面
図、第5図は従来例と実用状態を説明する断面図であ
る。 1……踏段、2……手すり、3……欄干、3a……欄干パ
ネル、3b……外デツキカバー、T……建屋天井等、7…
…三角部警告体、9……三角部進入防止体、11……人体
進入防止体。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金子 達也 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所デザイン研究所内 (72)発明者 木村 俊彦 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所デザイン研究所内 (56)参考文献 実開 平1−45681(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】無端状に連結されて移動する複数の踏段
    と、この踏段の両側に立設され前記踏段と同期して移動
    する手すりを案内する欄干パネルとを有する乗客コンベ
    アを建屋の上下階に跨って設置し、この乗客コンベアの
    傾斜部と建屋天井によって形成される三角交叉部に前記
    建屋天井に三角部警告体を揺動可能に取付けてなる乗客
    コンベアの安全設備において、前記三角部警告体の上側
    に隣接して前記欄干パネルの外側に立設する人体侵入防
    止体を設けると共に、この人体侵入防止体の上側に隣接
    して前記建屋天井に三角部侵入防止体を取付けたことを
    特徴とする乗客コンベアの安全設備。
JP62292091A 1987-11-20 1987-11-20 乗客コンベアの安全設備 Expired - Fee Related JP2555108B2 (ja)

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